環境分析と市場機会の発見 I マクロ環境分析

10
環環環環環環環環環環環環 1

Transcript of 環境分析と市場機会の発見 I マクロ環境分析

Page 1: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

環境分析と市場機会の発見

1

Page 2: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

2

なぜ「環境分析」が必要?

Page 3: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

3

ビジネスは必ず周囲の環境に影響を受ける。

環境を把握し、自社の強みを活かせる市場機会を発見

して

マーケティング戦略につなげられる洞察力と柔軟性を

備えた

企業だけが競争優位を獲得して生き残ることができる

Page 4: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

4

警 告1CAUTION #1

環境分析では、「狙い」を定めてはいけません。最初から「こんなデータが欲しい」「○○に関する数値があれば、すぐにも答えが出せる」と、ピンポイントで好都合な情報ばかりを集めようとすると、かえって非効率で、偏った分析になります。

Page 5: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

5

そうではなく、まずは関連があると思われる情報やデータを一通り揃えて、何度も目を通してみること。様々な分野や側面からの情報を通覧することでビジネスの現状を取り巻く市場環境の現状・トレンドの全体像が見えてきます。

Page 6: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

6

警 告2CAUTION #2

データは、必ず数値化して裏付けをとること。たとえば、経済トレンドに関する情報をまとめる際に、「アベノミクスで景気が回復しており消費が活発になっている」などは風説の域を出ておらず、「データ」とは言えない。• 「アベノミクス」とは、具体的にどのような政策を指しており、法律や制度にはどのような変化が何年何月から加えられたのか?因果関係を論証できるか?

• 「景気が回復」とは、具体的にどのような経済指標に現れているのか?GDP?消費者動向指数?全国十把一絡げの数値で十分か?「消費が活発に」も同様。

Page 7: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

外部環境分析

7

 マクロ環境分析 顧客分析 競合分析

Page 8: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

マクロ環境分析「マクロ環境」とは、企業がコントロールできない環境要因であり、かつ、ビジネスに影響をおよぼすものを指す。具体的には…

経済的要因( GDP、経済成長率、個人消費、可処分所得増加率、産業別の構造変化など各種指数)

政治的要因(消費税、 TPP、輸出入関税率、被災地復興特別法案、国または自治体による補助金制度、 etc.)

Page 9: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

マクロ環境分析「マクロ環境」とは、企業がコントロールできない環境要因であり、かつ、ビジネスに影響をおよぼすものを指す。具体的には…

社会的要因(ライフスタイルの変化、流行、世情・風俗、消費動向、新技術、

自然環境、時事問題、 etc.)科学技術・テクノロジー要因(現在、そして数年先に利用が可能な技術、 ITCによる効率化、品種改良、インターネットによる流通・マーケティングの変化)

Page 10: 環境分析と市場機会の発見 I   マクロ環境分析

10

警 告3CAUTION #3

分析は、ピンポイントではなく通覧して行うこと。データを分析する際には、どこか一つを取り上げて考えるのではなく、全体を通して見た時にどのようなパターン、トレンドがみえるかに注意して分析を進めること。その際、特にリスク要因を見逃さないように。