印刷メディア産業の動向

1, はじめに；2, 印刷同関連業；3, 印刷教育と人財；4, まとめ（2018年度；第1報、第2報、第3報９月予定）

国際印刷大学校

木下堯博

www.media-igu.com

２０１８－７－１０ 木下 1

２０１８－７－１０ 木下 2

（上）印刷雑誌２０１６年４月号；（中）２０１６年１０月号広告から（下）同窓会誌（2014年12月）クラス会報告2014年12月6日銀座木曽路

１、はじめに

（上）

（中）

（下）

1954年 宮気、角田、（山岡、小関）川俣、国司、松本、大野各先生 2000年

日本印刷学会中部支部５０周年記念講演；１９９７年３月２９日ホテルナゴヤキャスル

「デジタル導入と将来展望」；下記は同記念誌（１９９６年）から抜粋１９４６年設立、１９５６年４月から中部支部理事、１９６８年西部支部理事、２０１５年中部支部廃部（７０年間）,２０１７年国際印刷情報メディア学会設立。

２０１８－７－１０ 木下 3

２０１８－７－１０ 木下 4

2018 年６月更新

-お知らせ-

NEW 千葉大学画像工学（印刷・写真・画像応用など）同窓会

中部支部発足記念セミナー・総会案内→こちら、記念セミナー要旨→こちら、PPT→こちら

印刷メディア産業の動向（第２報）－人財確保と育成・定着－

印刷センター2018 年 6 月号原稿→こちら

印刷メディア産業の動向（第１報）－労働生産性とリカレント教育－

印刷雑誌 2018 年 7 月号原稿→こちら

国際印刷大学校研究報告第 18 巻（2018 年 3 月）電子ブック→こちら

国際印刷大学校研究報告第 18 巻（2018 年 3 月刊行）予定について→こちら

page2018 Open Event セミナー２月７日の案内→こちら

印刷メディア産業の動向 １）PIA Flash Report から読み解く米国の印刷事情 竹原悟 ＰＰＴ→こちら

２）技術進化と印刷業の対応 若生彦治 ＰＰＴ→こちら ３）印刷メディア産業と人財育成 木下堯博 要旨→こちら:ＰＰＴ→こちら

木下堯博:印刷メディア教育の進展（第 1 報～第 7 報）2017 年論文集→こちら

印刷メディア教育の進展（第６報）～人生百年時代と人財育成～（印刷センター２０１７年１２月号）掲載誌→こちら

印刷メディア教育の進展（第５報）－本木昌造１４２回忌と印刷メディア教育機関―（印刷ジャーナル２０１７年１０月５日号）掲載誌→こちら

印刷メディア教育 の進展（第４報）－印刷産業の発展と人財育成―（印刷情報 2017 年 9 月号）掲載誌→こちら

印刷メディア教育の進展（第３報）―オープンイノベーション活動と IoT への対応―（印刷教育研究 No.31、2017 年 7 月）掲載誌→こちら

印刷改善活動と IoT 推進（学外講座、2017 年 5 月 24 日）PDF 64P→74P へ変更

国際印刷大学校HP 2018年6,7月更新

平成２９年（２０１７年） 工業統計速報（２０１８年２月）

２０１８－７－１０ 木下5

２、印刷同関連業

２０１５ ２０１６

確報(2018-5-31) 出荷額 5,107,389 （-4.7％）全産業(製造業) 経常利益70(23)兆円;設備投資40(14)兆円設備投資抑制的、成長の期待への弱さがあり（2015年） 日本政策投資銀行（2017年）

印刷・同関連出荷額（１９９０～２０１２年）

１９９１年（８兆９千億円）→２０１６年（５兆５５４億円）予想→２０２０年４兆８千億円

２０１８－７－１０ 木下 6

デジタル化の進展,洋紙の需要が減少,紙の生産量2000年1900万トン→2017年1400万トン日本製紙３工場で８台の抄紙機停止（2018年5月29日、日経）

２０１８－７－１０ 木下 7

289,107,683

284,968,753 288,727,639

292,092,130

305,139,989

90,667,21091,554,445 88,394,666

90,148,88592,288,871

6,044,642

5,548,8775,481,652 5,420,686

5,415,918

2,580,827 2,514,577 2,407,098 2,421,402 2,377,280

y = 4E+06x - 8E+09R² = 0.6367

y = 183776x - 3E+08R² = 0.0382

y = -138564x + 3E+08R² = 0.6886

y = -50027x + 1E+08R² = 0.8718

0

1,000,000

2,000,000

3,000,000

4,000,000

5,000,000

6,000,000

7,000,000

0

50,000,000

100,000,000

150,000,000

200,000,000

250,000,000

300,000,000

350,000,000

2010 2011 2012 2013 2014

図１ 製造品出荷額（上）と付加価値額（下）（単位；百万円）

製造業出荷額 製造業付加価値額 印刷同関連出荷額 印刷同関連付加価値

線形 (製造業出荷額) 線形 (製造業付加価値額) 線形 (印刷同関連出荷額) 線形 (印刷同関連付加価値)

製造業と印刷・同関連業の出荷額

国税庁（平成30年3月発表）平成28年度会社標本調査 欠損法人利益法人97万社；欠損法人168万社（63,5%);出版印刷業(75,8%) 1位 繊維工業２位、飲食業３位

２０１８－７－１０ 木下 8

1990年～2012年ＧＤＰと印刷出荷額（百万円）

1991年(1.8%); 2017年(0.93%)；2020年（0.8％）（印刷出荷額/GDP）

アジア９ヶ国人口、GDPと印刷市場の相関係数γ( IGU研究報告VoL.17から)GDP(γ＝0,98), 人口(γ＝0,72)

２０１８－７－１０ 木下 9

日、米、中GDP成長率（IMF;GDP推定；2018年日5,167; 米20,412 ; 中14,092, 単位；10億USドル）

IT利用による事業変革 米＞日（IT Solution Frontier (2016-04)2035年に向け縮小する日本経済：2021年よりマイナス成長（国際貿易と投資112号、2018∸5）

都道府県別・Ｈ２７印刷・同関連業出荷額と前年比

２０１８－７－１０ 木下 10

ものづくり・商業・サービス革新補助金（H26補正）第1位東京41件、第2位大阪37件、第3位京都12件、第4位埼玉⒑件、第5位山形8件、第5位愛知8件、第5位広島8件、第8位神奈川7件、第9位福岡6件、第9位兵庫6件

順 都道府県 推計人口 増減率

位 など （人） (%)

1 東京都 13742906 1.68

2 神奈川県 9161139 0.38

3 大阪府 8831642 -0.09

4 愛知県 7526911 0.59

5 埼玉県 7307579 0.56

6 千葉県 6255876 0.53

7 兵庫県 5502987 -0.57

8 北海道 5348102 -0.62

9 福岡県 5110338 0.17

10 静岡県 3672471 -0.75

11 茨城県 2896675 -0.7

12 広島県 2830069 -0.49

13 京都府 2599313 -0.42

14 宮城県 2322424 -0.49

15 新潟県 2266121 -1.66

16 長野県 2076377 -1.07

17 岐阜県 2010698 -1.04

18 栃木県 1961963 -0.62

19 群馬県 1958409 -0.75

20 岡山県 1908447 -0.68

統計年月日 2017年10月1日

２０１８－７－１０ 木下 11

東京都から千葉県（６位）までの人口とそれに該当する印刷出荷額の順位相関係数＝0,78 となった。

２０１７年度東海３県の主要集客施設第１位；ナガシマリゾート1530万人、第２位；刈谷ハイウエイオアシス884万人、第３位；中部国際空港セントレア614万人、名古屋城11位190万人、TV塔58位30万人

印刷・同関連業出荷額と百貨店売上高（印刷白書２０１７から）

２０１８－７－１０ 木下 12

drupa Global Trends Report (5 th , April 2018 ) Seven Continental ; Asia↑, Europa ↓

Commercial ↓,Publishing↓,Package↑, Functional↑名古屋丸栄 2018年6月末 閉店 9兆円→６兆円

２０１８－７－１０ 木下 13

本木昌造１２０回忌、博物館建設のための主たる調査（１９９５年から２０年間）

３、印刷教育と人財

　　２０１５年～２０１７年　木下堯博：印 刷メディア産業と人財育成に関する主たる論文（研究報告、各印刷メディア系雑誌及び新聞）　　　　　　

表１ ２０１５年論文 主題；新しい印刷メディア系専門職大学の創設へ

番号 各論文 サブタイトル一覧 発表誌と発表月号

1 第１報 文部科学省の職業教育を行う高等教育機関の制度化 印刷教育研究会会報　No.118 (2015年5月11日）＊１

2 第２報 印刷メディア教育の６０年（１９５６年～２０１５年） 印刷界　2015年 6月号　＊２

3 第３報 職業教育を行う高等教育機関と大学設置基準 印刷界　2015年７月号　＊３

4 第４報 印刷及び関連産業界の出荷額と人材需要予測 印刷雑誌　2016年5月号

5 研報 印刷産業発展のための人材育成 国際印刷大学校研究報告第１５巻（2015年3月）

6 研報 ＭＤＣ印刷改善活動（巻頭言） 　同　上

7 報告 本木昌造140回忌；世界の印刷博物館の調査研究（1995~2015年） 印刷ジャーナル(2015年10月25日号)

8 報告 印刷産業発展のための人財育成(60PPT) page2015(２０１５年２月４日）

表２ ２０１６年論文 主題；印刷メディアによる地域活性化

番号 各論文 サブタイトル一覧 発表誌と発表月号

9 第１報 日本印刷学会中部支部での初期の活動から 印刷雑誌2016年8月号

10 第２報 仮称「国際印刷情報メディア学会」の設立準備会など 印刷センター2016年8月号

11 第３報 熊本地震による風評被害払拭と九州地区の印刷文化観光 印刷雑誌2016年10月号

12 第４報 印刷メディアの国際学術文化交流とインバウンド拡大事業 印刷情報2016年10月号

13 第５報 本木昌造１４１回忌とインバウンドによる印刷メディアの領域拡大 印刷ジャーナル(2016年10月10日号)　＊４

14 第６報 印刷メディア産業発展のための新学会設立 印刷センター2016年11月号

15 第７報 インバウンドと新たな印刷人財戦略 印刷情報2016年12月号

16 研報 印刷産業に於ける個人情報保護の重要性（巻頭言） 国際印刷大学校研究報告第１６巻（2016年3月）

17 研報 インターンシップ制度の印刷企業への導入研究 　同　上

18 研報 印刷教育研究会創立３０周年記念に寄せて 印刷教育研究会会報No.30(2016年11月16日）

19 報告 印刷産業に於ける個人情報保護１０年のあゆみ(162PPT) page2016(２０１６年２月５日）

表3 ２０１７年論文 主題；印刷メディア教育の進展

番号 各論文 サブタイトル一覧 発表誌と発表月号

20 第１報 国際印刷情報メディア学会の設立 印刷雑誌2017年5月号

21 第２報 国際印刷情報メディア学会への期待 印刷センター2017年6月号

22 第３報 オープンイノベーション活動とIoPTへの対応 印刷教育研究No.31(2017年7月14日）

23 第４報 印刷産業の発展と人財育成 印刷情報2017年9月号

24 第５報 本木昌造１４２回忌と印刷メディア教育 印刷ジャーナル（2017年10月5日号)

25 第６報 人生百年時代と人財育成 印刷センター2017年12月号

26 第７報 職業訓練に関する教育を中心として 国際印刷大学校研究報告第18巻（2018年3月）

27 研報 シンギュラリテイ大学と国際印刷大学校 国際印刷大学校研究報告第18卷 (2018年3月）

28 研報 印刷人財育成の現状と課題 国際印刷大学校研究報告第17巻（2017年3月）

29 研報 国際印刷情報メディア学会の設立（巻頭言） 　同　上

30 発表 印刷改善活動とIoPTへの推進（学外講座,74PPT） （株）加藤文明社印刷所（2017年5月24日）

31 報告 印刷メディア産業発展へのステップ（設立記念講演要旨） 国際印刷情報メディア学会設立（2017年1月25日）

32 報告 印刷人財育成の現状と課題(41PPT) page2017(２０１７年２月８日）

　　　　　　　　　(２０１８年３月３１日現在）

＊１　富士精版印刷株式会社社内報「富士」168号（2015）に転載 　　　　　　　　

＊２　印刷教育研究会会報　No.119（2015）に転載

＊３　同上　No.120（2015）に転載

＊４　同上　No.126(2016)に転載

２０１８－７－１０ 木下 14

専門職大学2019年4月開講、ファッション、PC,医療・福祉

表4　２０１１年～２０１８年主たる印刷関連活動内容

番号 期日 事項 活動

1 2011年3月11日 東日本大震災（東北地方）、印刷情報誌に２０回連載 印刷支援センターの設置、３県の支援活動

2 2012年5月 胆管癌発生（大阪市）、印刷工場内VOC除去 産業医科大学と調査、drupa2012で報告

3 2013年11月21日 第17回MDC印刷改善活動（韓国、安山市） MDC Report Vol.5 刊行(日韓 ２ヶ国語）

4 2014年8月27日 国際印刷環境フォーラム（ソウル、KINTEX会場） 資料集第３巻刊行（ソウル市で刊行）

5 2015年2月5日 インターンシップの印刷企業導入（京都市） 日本印刷学会研究発表会及びpage2015で発表

6 2015年9月2日 本木昌造140回忌（長崎市）120回忌から毎年参加 博物館建設のための20年間内外調査結果発表

7 2016年4月11日 熊本大地震（熊本県、大分県）, 熊日新聞博物館など 熊本、大分地区印刷企業支援活動

8 2017年1月25日 国際印刷情報メディア学会設立（名古屋市） 名古屋市工業研究所に事務局設置

9 2017年5月24日 学外講座；（株）加藤文明社印刷所（東京都） 印刷改善活動とIoTの推進

10 2018年～ 印刷メディア産業のV字回復への活動 調査研究、研究発表及び論文掲載

２０１８－７－１０ 木下 15

（株）CEC名古屋 デープラーニング画像処理（株）アイワット(innovation We Are Thinking)； SFA（Sales Force Automation) 受賞

改正個人情報保護法（2017年改正）5,000件以下の個人情報も対象になる。

２０１８－７－１０ 木下 16

国際環境フォーラム（ソウル市 KINTEX会場）２０１４年８月２７日

2018年6月4,5日 世界デジタルサミット（総務省・日経）シングラァリティへの挑戦

2018年6月13日、経済産業省 衛星からのビックデータ活用事例

国立社会保障・人口問題研究所の日本の将来推計人口から図1　 総数,年齢３区分(0～14歳,15～64歳,65歳以上)別総人口及び年齢構造係数:出生中位(死亡中位)推計

126,532

110,028

88,077

15,587 11,833 8,975

75,782

58,877

45,291 35,163

39,318 33,810

y = -814.47x + 131093

R² = 0.9923

y = -135.29x + 15618R² = 0.9893

y = -680.78x + 78454

R² = 0.9905

y = 1.6023x + 37021R² = 0.0002

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

(201

5)(2

016)

(201

7)(2

018)

(201

9)(2

020)

(202

1)(2

022)

(202

3)(2

024)

(202

5)(2

026)

(202

7)(2

028)

(202

9)(2

030)

(203

1)(2

032)

(203

3)(2

034)

(203

5)(2

036)

(203

7)(2

038)

(203

9)(2

040)

(204

1)(2

042)

(204

3)(2

044)

(204

5)(2

046)

(204

7)(2

048)

(204

9)(2

050)

(205

1)(2

052)

(205

3)(2

054)

(205

5)(2

056)

(205

7)(2

058)

(205

9)(2

060)

(206

1)(2

062)

(206

3)(2

064)

(206

5)

平

成27

28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77

上から総人口、１５～６４歳、６５歳以上、０～１４歳人口（２０１５～２０６５年）、単位１，０００人

（左２０１７年、中央２０４１年、右２０６５年の各年次予想人口）

総 数 0～14歳 15～64歳 65歳以上

線形 (総 数) 線形 (0～14歳) 線形 (15～64歳) 線形 (65歳以上)

２０１８－７－１０ 木下 17

表１ 50年後の人口予想と一次式の値年齢別 2015 2040 2065總人口 127,095 110,919 88,0760～14歳 15,945 11,936 8,975

(%) 12,5 10,8 10,215～64歳 77,282 59,777 45,291

(%) 60,8 53,9 51,465歳以上 33,868 39,206 33,810

(%) 26,7 35,3 38,4（千人）

表２近似一次方程式から勾配（a)と切片(b)

近似一次方程式 a b R2総人口 -814.5 131,093 0,9923

15～64歳 -680.8 77,282 0.9905

２０１８－７－１０ 木下 18

総務省(2018-5-4)発表；2018年4月1日０～１４歳人口１５５３万人（１９５４年２９８９万人から連続減少）

一次式から２０１８年算出→１５５４万人

１９８０年(７，４) ２．２９ １．５２ １．３１ 15歳/65歳

人手不足の構造的課題（中央大学阿部氏）

常陽地域研究センター２０１７年１２月１５日 有効求人数など

２０１８－７－１０ 木下 19

テクノスマイル社（愛知県） K-Move活用 東国大学校と提携卒業生を日本で採用外国人就業者数；東京5,1%,愛知3,3%,群馬2,9%,三重,静岡2,6%,岐阜2,5%)

高度外国人材活躍企業（50社）経済産業省；愛知県企業（株）FUJI インターンシップで採用活動

人材不足に対する政策（2018-5-8) 自民政務調査会 ①賃金・生産性向上,②外国人材受け入れ拡大 など オフショア―開発が前提

人手不足TDB調査 愛知50.8％、東京50.7＆、大阪47.1％ 大阪商工会議所人手不足の提言（2018-6-22)

２０１８－７－１０ 木下 20

新しい経済政策パッケージ（平成29年12月8日閣議決定）2017-12-09 発表元：内閣府

http://www3.keizaireport.com/m.php?RID=328107&a

田中；大学教育の需要（日労研、2017‐⒑）

中小企業白書・小規模企業白書（500頁）2018年度版 生産性向上2017年度版 人材確保

IT導入補助金（H29 補正）労働生産性向上マーケッテイング分野へのAI活用（福博印刷(株)）

印刷メディア産業の動向（第１報）～労働生産性とリカレント教育～

印刷雑誌２０１８年７月号

この労働生産性を高めるためにはデジタル技術やAIなど必要とする技術のリカレント教育が必要であり、文部科学省では産官学を挙げて取り組みを開始した。

• enPiT(Education Network for Practical Information Technologies)は社会人の学び直しの推進を図るため、産学連携による課題解決型の実践的な教育の推進により、大学に於いて情報技術人材の育成機能強化を目指している。

• そのためには短期の体系的プログラム、大学院レベルの内容、現場の業務に即、展開できる実践的実習と基礎的理論、土日や夜間及びe-Learningにより、社会人に対応し、希望者には共同研究への参加・博士課程への進学の確保など社会人に対応可能なシステムが構築されている。

２０１８－７－１０ 木下 21

ものづくり白書（2018）；産業界が求める人材と高等教育のあり方；１、ビジョン・政策立案力、２、部下の育成能力、３、リーダーシップ日本の生産性の弱点→１時間当たり労働生産性４６ドル（OECD20 ケ国中、２０位）（Economic Trends 2018 -6-8 )

IoT,AI,ロボットを中心としたプログラムを構築している北九州市立大学以外にビックデー

タビジネスの早稲田大学、情報セキュリティを中心とした情報セキュリティ大学院大学、

IoT 組み込みの名古屋大学、OpenIoT 教育の東洋大学の５ブロックでの開講となる。

２０１８－７－１０ 木下 22

名古屋大学と岐阜大学；運営法人統合（愛知県経済の現状と見通し2018/5 ）

学部、学科はそのままで、管理運営部門の共通化で合理化し、人員予算を研究教育強化に配分する。

印刷メディア産業の動向（第２報）～人財確保と育成・定着～印刷センター２０１８年６月号

１９８５年に印刷課程を有する職業訓練所、高校、短大、大学が相互にカリキュラム、施設・

設備、教育方法など更に、海外との交流のための研究機関として印刷教育研究会（事務局；

東京都立工芸高校グラフックアーツ科）が設立され、日印産連とも交流し、活発な印刷担当

教員の交流が行われてきた。

しかし、３０数年を経過し、情報社会が急テンポに進展していく中、埋没していった。

従って、従来まで高校や大学の印刷課程から採用していた企業は他の学科や印刷にやや関

連する学科から採用せざるを得なくなってきた。

しかし、海外では印刷課程は拡大していて、アメリカ、ヨーロッパ、アジアでは

印刷教育研究が拡大、進展している。

これらの関係から、近くの韓国（釜慶大学校、東国大学校、仁川職業訓練大学、ソウル工業

高校）、台湾（中国文化大学）、中国（北京印刷学院）の印刷課程から採用する印刷企業もあ

る。又、海外からの技能研修生をベトナム、カンボジャア、タイなどの印刷及び関連学科の

学生、生徒を採用するケースもある。

２０１８－７－１０ 木下 23

2018年3月 大学等卒業者就職状況 98% (2018.4.1)過去最高2018年6月日~4日 JaGra全国大会（福岡市）300名以上参加（愛知11名）

千葉大学工学部改組（２０１７年４月から）

２０１８－７－１０ 木下 24

東洋経済 本当に強い大学特集 大学総合順位東大１位、千葉大１８位 （企業役員数低い）

2018年3月 画像科学科卒業生就職 B=3/20; M=5/32 印刷・関連15%

Printing & Publishing Journals in WorldIARIGAI ; Advances Printing Science & Technology； Mainz Uni. ; Gutenberg-Jahr Buch Vol.93(2018)

• 1, Advanced Imaging

• 2, American Ink Maker

• 3, American Printer

• 4, Deutscher Drucker

• 5, Digital Demand

• 6, Digital Imaging

• 7, Druckspiegel

• 8, Electronic Imaging

• 9, Flexo

• 10, GATF World

• 11, Graphic Arts Monthly

• 12, Gravure

• 13, High Volume Printer

• 14, Image Reports & Tech

• 15, Ink World

• 16, J. Imaging Sci. & Tech.

• 17,J. Printing Sci. Technol.

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２０１８－７－１０ 木下 25特開2004‐185907 導電感光性ペースト

２０１８－７－１０ 木下 26

Welcome to the 44th International IARIGAI ConferenceAdvances in Printing and Media Technology - From Printing to Manufacturing

Fribourg , Switzerland, 10-13 September 2017

世界経済フォーラム（WEF)の国際競争力指標（2016＝17年）第１位Swiss→２,Sing→;3,USA→;4,Holl↑;5,Ger↓;6,Swed↑;7,Eng↑.:8,Jap↓;9,Hong↓:10.Fin↓

２０１８－７－１０ 木下 27

国際印刷大学校研究報告第１８巻（２０１８年３月）

第１９卷（2019年刊行）編集会議 客員教授・賛助会員研究報告中心１、北米の印刷事情 フォーム印刷 No.395（（2018年４月）経済調査センターアンケート調査（２０１７年）今後の経営課題1,価格(44%); 2,生産性向上・競争(33%); 3,営業担当能力(30%);4,営業担当採用(28%): 5, 生産担当採用・福利厚生・景気・WF (25%)

２、AIによる雇用、AI活用４次元企業３、経済産業省 政策特集印刷業の新たなビジネスモデルに挑戦（株）ニシカワ

２０１８－７－１０ 木下 28

品質管理３６５日 第６集（２０１５年）富士精版印刷（株）（大阪市）

主たる事故内容

On Press (KOMORI,2018-04) 日本紙工（株）九州事業部印刷不良品月平均履歴

２０１３年（30万円・15.5件）→２０１７年（16.8万円・9.5件）５Sと印刷機の計画的な点検と修繕

論文；デジタル時代の印刷トラブル対策（国際印刷大学校研究報告第１６巻）

２０１８－７－１０ 木下 29

４、まとめ１、印刷同関連産業のV字回復に対応。(GDP, Population, Digital）

２、印刷教育機関の復活。

３、海外の印刷メディア系中等・高等教育機関

との連携。

４、AI,IoT,ロボット及びSFA,Pマークの印刷メディア産業

への導入。

５、印刷企業でのインターンシップ制度の確立、教育投資

が生産性や賃金を高める。

６、大学での印刷メディア研究教育機能維持、

世界の需要構造の変化に対応。

IGAS2018 ;July26~31(2018), K-Print; Aug29~Sept.1 (2018),

Print18 ;Sept30~Oct02(2018)

千葉大学画像工学同窓会中部支部の発展を祈念しています。

ご清聴有難うございました。

kinoaki@mpd.biglobe.ne.jp

２０１８－７－１０ 木下 30