ポスター「科研費申請書の教科書 ~ 作成に意味はあったのか?」

1
京都大学 学術研究支援室 山本 祐輔・柘原 岳人 科研費申請書の教科書 - 作成の意味はあったのか? Before-After形式で直し方を具体的に解説! 本は薄いが内容は厚い! 伝わる・ウケる技術を凝縮! 独創的って言葉を使わずにアピールしろ って言うけど… こう思う研究者は多い。 可読性 理解 容易性 審査員 ウケ 締切間近から書き始めることも多い忙し い研究者がパッと読めるよう、テキスト 量に拘りました。その薄さ、約1ミリ! 採択確率を上げるエッセンスを整理し30 数ページの冊子に凝縮。科研費申請攻略 の前提、文書技術、審査ポイントがサ クッと確認できます。 技術論だけ押さえても、具体的にどう活 かすかが大事。本教科書では申請書の サンプルを用い、悪い申請書を良い申請 書に修正する様子を提示し通す技術を 解説しています。 研究者のスキル開発 URAの普及・定着 研究課題を強調しました 真に使える教材が必要! 研究や教育に忙しい研究者は、 研究に関係ない本を読む時間を 確保するのは難しい。左の例の ような分厚い本なら尚更のこと 忙しい研究者学習時間なし 科研費関連の書籍は仕組み論に 関するものが多い。書き方技術 論もあるが、具体的にどうした らよいかを学ぶ教材が少ない 具体的かつ生きた教材が乏しい URA 華々しく大学に導入されたURAで あるが、現場の研究者の印象は 「URAって何?」「また似たよう な組織作ってる」。パンフレット を片手に説明し回っても、URAの 必要性は伝わらない。 「よく分からない」存在であるURA URAシステム機能するには、研究者に認知してもらうことは必須。 学内の研究者が興味を持てる形で、URAの存在を知らしめる ブランティング戦略が必要 認知度UP施策が必要! 間接的認知度UP!! 工夫を凝らした教科書設計によ り、多くの研究者が手にとって 参考にしてくれた模様。結果、 教科書のサンプルとよく似た申 請書が大量に増えたパクリ事例多数!良い意味で! 特効薬として学内浸透! 発行前 発行後 10倍以上! 「科研費の教科書ってのがあると聞 いたんですが」という問い合わせが 殺到! 科研費というバーゲンセール スに乗じて、申請書支援のURAとい う役割を認知させることに成功。 研究者からの問い合わせが殺到 口コミ相伝されていたコツ が分かりやすくまとめられ ていて好感を持ちました。 若手研究者X サンプルを増やして欲し 。大型研究費バージョ にも期待します。 Y教授 「あの教科書ってURA作らしいね。 良かったよ」といった声を研究者 から頂くことが多くなった。早く も次期バージョンを求める声も。 教科書は研究者からニーズを引き 出す交流のツールにもなった。 教科書に対する賞賛の声・要望も! 書き方は バラバラ 教科書発行前 発行後 = 書き方に 統一感 教科書を作成する過程でURA自 身のスキルUPに貢献。バラバラ だった申請書強化アドバイス方 針も統一された。 URAによる申請書強化も強化! アドバイス方針の統一 URA自身のスキルもUP RA-P13

Transcript of ポスター「科研費申請書の教科書 ~ 作成に意味はあったのか?」

                 

   京都大学  学術研究支援室 山本  祐輔・柘原  岳人

科研費申請書の教科書 - 作成の意味はあったのか?

Before-After形式で直し方を具体的に解説!

本は薄いが内容は厚い!  伝わる・ウケる技術を凝縮!

独創的って言葉を使わずにアピールしろ って言うけど… こう思う研究者は多い。

可読性

理解容易性

審査員ウケ

締切間近から書き始めることも多い忙しい研究者がパッと読めるよう、テキスト量に拘りました。その薄さ、約1ミリ! 採択確率を上げるエッセンスを整理し30数ページの冊子に凝縮。科研費申請攻略の前提、文書技術、審査ポイントがサクッと確認できます。

技術論だけ押さえても、具体的にどう活 かすかが大事。本教科書では申請書の サンプルを用い、悪い申請書を良い申請 書に修正する様子を提示し通す技術を 解説しています。

研究者のスキル開発 URAの普及・定着

研究課題を強調しました

真に使える教材が必要!

研究や教育に忙しい研究者は、研究に関係ない本を読む時間を確保するのは難しい。左の例のような分厚い本なら尚更のこと

忙しい研究者に学習時間なし

科研費関連の書籍は仕組み論に関するものが多い。書き方技術論もあるが、具体的にどうしたらよいかを学ぶ教材が少ない

具体的かつ生きた教材が乏しい

URA     華々しく大学に導入されたURAであるが、現場の研究者の印象は「URAって何?」「また似たような組織作ってる」。パンフレットを片手に説明し回っても、URAの必要性は伝わらない。

「よく分からない」存在であるURA  

URAシステム機能するには、研究者に認知してもらうことは必須。 学内の研究者が興味を持てる形で、URAの存在を知らしめる ブランティング戦略が必要

認知度UP施策が必要!

間接的に認知度UP!!

工夫を凝らした教科書設計によ り、多くの研究者が手にとって 参考にしてくれた模様。結果、 教科書のサンプルとよく似た申 請書が大量に増えた。

パクリ事例多数!良い意味で!

特効薬として学内に浸透!

発行前 発行後

10倍以上!「科研費の教科書ってのがあると聞いたんですが」という問い合わせが殺到! 科研費というバーゲンセールスに乗じて、申請書支援のURAという役割を認知させることに成功。

研究者からの問い合わせが殺到

口コミ相伝されていたコツが分かりやすくまとめられていて好感を持ちました。

若手研究者X

サンプルを増やして欲しい。大型研究費バージョンにも期待します。

Y教授

「あの教科書ってURA作らしいね。良かったよ」といった声を研究者 から頂くことが多くなった。早く も次期バージョンを求める声も。 教科書は研究者からニーズを引き 出す交流のツールにもなった。

教科書に対する賞賛の声・要望も!

書き方はバラバラ

教科書発行前

発行後

=書き方に統一感

教科書を作成する過程でURA自 身のスキルUPに貢献。バラバラだった申請書強化アドバイス方 針も統一された。

URAによる申請書強化も強化!

アドバイス方針の統一

URA自身のスキルもUP

RA-P13