人に歴史あり 旭に歴史あり · 2017. 2. 6. · (1)第44号 旭窓会報...

(1)第44号 2016年(平成28年)9月30日 旭窓 第44号 目次 65周年記念イベント 会長・実行委員長あいさつ 事務局報告・予決算(案) 運営賛助金・寄付金芳名録 4~5 同期会 OB・OG会 がんばる同窓生 福盛訓之さん 8~9 広告 10 ~ 11 母校報告 12 ~ 14 顧問会・幹事会・異業種交流会・PTA総会 15 65周年記念イベント・旭窓会総会案内 16 発 行 大阪府立旭高等学校同窓会 大阪市旭区高殿5641 発行人 上坂 一夫 編集人 矢田千鶴子 題 字 吉田 秀穂

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  • 旭 窓 会 報(1)第44号 2016年(平成28年)9月30日

    人に歴史あり

       旭に歴史あり

    旭窓 第44号 目次65周年記念イベント 1会長・実行委員長あいさつ 2事務局報告・予決算(案) 3運営賛助金・寄付金芳名録 4~5同期会 6OB・OG会 7

    がんばる同窓生 福盛訓之さん 8~9広告 10 ~ 11母校報告 12 ~ 14顧問会・幹事会・異業種交流会 ・PTA総会 1565周年記念イベント・旭窓会総会案内 16

    発 行 大阪府立旭高等学校同窓会    大阪市旭区高殿5−6−41発行人 上坂 一夫編集人 矢田千鶴子題 字 吉田 秀穂

  • 旭 窓 会 報2016年(平成28年)9月30日 第44号(2) 

    会員のみな様、日ごろより旭窓会の活

    動にご理解・ご協力を賜り、ありがとう

    ございます。

     

    会長の上坂一夫です。普通科17期生で

    サッカー部です。今後ともよろしくお願

    い申し上げます。

     

    本年4月に、熊本県を中心とする大き

    な地震により、甚大な被害が発生しまし

    た。被害の大きかった熊本県に在住され

    ている旭窓会会員は、7名おられます。

    うち、5名の方は、ご家族・家屋ともに

    無事、あるいは大阪への避難が確認でき

    ています。残る2名の方は、以前からで

    すが、行方が判明していない状況です。

     

    旭窓会としても、このたびの震災に対

    して日本赤十字社を通じて、10万円の義

    援金を寄贈させていただきました。一日

    も早い復興と、連絡の取れていない会員

    の無事をお祈り申し上げます。

     

    母校旭高等学校は、本年65周年を迎え

    ます。創立イベント開催に向け、最終調

    整に入り、今まさにあわただしい毎日を

    過ごしています。詳細の報告は、実行委

    員長や本紙「旭窓」に任せて、私からは、

    ひと言だけです。

    創立65周年記念イベントに参加して盛

    り上げましょう!

    遊びに来てください!

     

    創立65周年記念イベント実行にむけ

    て事務局は全力で取り組んでいます。そ

    の取り組みの1つとして今回のイベン

    ト開催をきっかけに、旭窓会のホーム

    ページ・メールマガジン・フェイスブッ

    クの活性化と充実を図りました。若い世

    代の会員が手軽にアクセスできる媒体

    の充実は、次世代の旭窓会活動の活性化

    にとっても、大きな役割を担うものと考

    えております。また、お手元にお届けす

    る同窓会紙「旭窓」は、会員間の多面的

    なコミュニケーションを図るとともに、

    同窓会の住所録の発刊が困難なこの時

    世に住所変更をフォローする大切な媒

    体です。

     

    最後に、同期会活動を盛んにするこ

    と、旭窓会の組織強化を図ること、母

    校支援を充実させること等、旭窓会事

    務局として取り組むべき課題について

    も、周年記念イベントの準備をすすめ、

    当日運営の実行で、培ったスキル・ノウ

    ハウと深まった会員間の絆を原動力と

    して、取り組んでまいります。今後とも、

    惜しまぬご支援・ご協力をお願いする

    次第です。

     

    11月20日(日)、いよいよ、大阪府立

    旭高等学校創立65周年記念イベントが、

    大阪ビジネスパークツイン21アトリウ

    ムにおいて開催する運びとなりました。

     

    60周年イベントの時は、初めてのこ

    とでもあり、右も左もわからない状態

    で、開催を危ぶんだこともありました。

    しかし、多くの同窓生の人たちにご指導・

    ご協力をいただいて、開催することが

    できました。その時の安堵感・達成感は、

    昨日のことのように思い出されます。当

    時の会長として、改めて、ご指導・ご

    協力くださいました各位にお礼申し上

    げるものです。ありがとうございました。

     

    65周年では、前回を教訓として3年

    前から準備をはじめ、万全の態勢で臨

    んでいます。

     

    4月23日に開催した拡大顧問会や6

    月25日に開催した異業種交流会で、

    『キックオフ』宣言をいたしました。7

    月30日の幹事会では、企画の大筋を説

    明し賛同していただきました。

     

    後は、11月20日の当日に、たくさん

    の同窓生の方々、在校生の方々や保護

    者の方々、旭高校にすすみたい、孫子を

    旭高校に進学させたいと思う方をはじ

    めとする地域の方々に来ていただいて、

    イベントを盛り上げるだけです。

     

    どうぞ、気軽に参加していただいて、

    同級生・先輩・後輩、在校生と交流を

    深めていただき、楽しいひと時を共有

    していただければ幸いです。

     

    では、当日11月20日、お待ちしてお

    ります。

    3年前から準備をすすめてきた

        創立65周年記念イベント

    旭窓会会長上坂 一夫

    (17期)

    創立65周年記念イベント実行委員会委員長

    副会長 高津 兆雄     (20期)

    創立65周年記念イベントで

         絆を深めましょう!

  • 旭 窓 会 報(3)第44号 2016年(平成28年)9月30日

     

    旭窓会は毎月原則第1土曜日に

    旭高校で事務局会議を開催してい

    ます。

     

    昨年の総会以降は、通常の事務

    局会議に加えて、旭高校65周年記

    念イベントの実行委員会を兼ねて

    開催計画を検討してきました。

     

    高津副会長を委員長とする実行

    委員会では、役員に全体運営&当

    日運営・ステージ・ブース(出展・

    出店)・渉外等々の担当を振り分

    け準備をすすめています。60周年

    の振り返りから学校側との連携も

    強めた取り組みにしています。

     

    ステージでは、卒業生と学校側

    に出場者の募集や出演依頼、ブー

    スでは、展示や販売を同期会やク

    ラブOB会、異業種交流会参加者

    に出展を働きかけました。

     

    4月23日に65周年記念イベント

    キックオフ会を兼ねた拡大顧問会

    を、6月25日には同じく異業種交

    流会を開催し、協力と支援を要請

    しました(詳細は15面)。

     

    7月30日の幹事会で最終案を確

    認しました。成功にむけてラスト

    スパートをかけています。

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    65周年

    記念イベントにむけて

    旭窓会事務局

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    住所変更・ご提案・ご要望・ご意見 メール下さい。http://kyokusoukai.info/index.php《Eメール》[email protected]

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  • 旭 窓 会 報2016年(平成28年)9月30日 第44号(4)

    11期生会 �

    春の集い

     

    風薫る5月22日

    (日)、11期生恒例

    の〝春の集い〟を

    ホテル京阪京橋

    で、安永先生のご

    臨席を賜り開催し

    ました。古希を迎

    える今年は、過去

    最高の45名が旧交

    を温めました。

     

    久しぶりの参加

    者や関東方面からの参加者もあり、会食をし

    ながら昔話に花が咲きあっという間に2時間

    が過ぎました。全員で校歌を歌った後、次回

    の再会と健康を大阪締めで祈念して、なごり

    を惜しみながら帰途につきました。

     

    毎年、春に食事会、秋に一泊旅行を開催し

    ております。案内状ご希望の方は、左記へ連

    絡ください。

    滝本TEL

    06

    6951

    5601

    福井(阪上)TEL075

    861

    0815

    16期同期会 �

    16期生同期会を開催しました

     

    5月21日、あべのルシアス「あべのダイ

    ナー」で開催の同期会には、中山勝也先生と

    上坂一夫旭窓会会長を招いて、約80名の16期

    生が集まりました。

     

    大井(山本)博子さん労作の旭高校近辺の

    風景を背景に、松本周三君と山口(伊藤)敬

    子さんのデュエット、田浦誠二君が独唱。や

    はり主役は各テーブルや通路での会話です。

    にぎやかでしたね。つまらなさそうにしてい

    る人は一人もいません。「○○君、○○さん

    も来たらいいの

    にねえ」同じ会

    場での二次会も

    多くの方が参加

    しました。おも

    しろかったのは、

    一人の同窓生が

    来賓の先生と間

    違われたこと。

     

    テニス、ハイ

    キング、カラオ

    ケ、落語鑑賞な

    どのクラブ活動

    (?)や毎年恒例

    の新年会への参加を呼びかけ、古稀の同窓会

    での再会を約束してお開きとなりました。

    17期 �

    旭かわず会

     

    普通科17期生は、

    年2~3回皆で集まっ

    てゴルフを楽しんでい

    ます。4年前の還暦同

    窓会をキッカケに、正

    式に「旭かわず会」を発

    足。今までに8回開催

    しました。

     

    旭かわず会の意味は

    というと、17期だけに、17文字の文化「俳句」に

    ちなんで、芭蕉の「古池やかわず飛び込む池の

    音」から名付けました。

     

    腕前からしてボールが飛び込んでも、それ

    も風情と感じています。前回の8回目から二

    宮先生にも参加いただき、今年10月には9回

    目を実施します。

     

    女性も加わり、輪が広がっていますが、今度

    は他の学年やクラブOB会を含めた旭窓ゴル

    フコンペができたらいいなあと思っています。

    37期同期会 �

    5年ぶりの再会

     

    2015年11月29日(日)、クロス・ウェー

    ブ梅田で37期同期会を開催しました。5年前

    にはじめて同期会を開催し、ぜひともの声に

    再び開催したもので、恩師を含め約90名が参

    加し盛大な会でした。

     

    今回は(株)同窓会ネット全面協力の下、

    22期生でもある内田勝久先生の乾杯の発声

    後、旧交を温めました。参加者2名という寂

    しいクラスもありましたが、5年前と変わら

    ぬ仲間との語らいにあっという間に時間は過

    ぎ、最後は全員で校

    歌を斉唱。5年後の

    2020年、東京オ

    リンピックの年に再

    開を約束して、各々、

    2次会・3次会へと

    流れていきました。

     

    次回はさらに多く

    の参加で同期のつな

    がりが広がることを

    願っています。お越

    しいただいた方、あ

    りがとうございまし

    た。

    37期 

    川端修一・小杉了一・迫園浩二

    同期会

    開催

    盛んになる

    ✿ 5期生  喜寿のお祝いを贈呈します 旭窓会では数え年で、喜寿を迎えられる期の方が11月20日に開催する旭窓会総会に出席されると、記念品を贈呈してみんなでお祝いをしています。今年は、5期生の方たちです。記念イベント・総会にこぞってご参集・ご出席をお待ちしております。 同時に、12期が古希、22期が還暦です。記念イベント・総会にご参集・ご出席ください。満年齢でお祝い同期会をしている例もありますが、旭窓会は数え年でご案内いたします。お間違えのないように。

    ✿ 12期生のみなさん   集まりませんか 12期のみなさん、旭窓会総会および懇親会に出席して、古希を祝い旧交を温めませんか。懇親会では12期特別席をつくる予定です。出席される方は、総会用返信はがき通信欄に「12期生」と明記してください。� 12期理事・幹事 矢田千鶴子

    ✿ 4期生 満で喜寿を迎えたお祝いを兼ねた4期生の同期会を以下のとおり開催します。◇日時 10月23日(日)    13時から16時まで◇場所 ホテル�アウィーナ大阪(天王寺)◇会費 9,000円 出欠は10月19日までに4期生同期会幹事 上田博一・木下新二・神能忠弘・横山信夫・東澄子・袖岡(小林)京子・長谷(佐藤)房代・橋角(森長)弘而・柴田(山田)豊子・梅沢(渡辺)香代

    ✿ 21期生(昭和50年卒)  還暦同窓会のお知らせ久しぶりの学年同窓会で、干支を一回りしたお祝いをしましょう。�◇日時 11月6日(日)13時30分から◇場所 ホテルニューオータニ大阪18階    スカイラウンジ「フォーシーズンズ」◇会費 6,500円21期生還暦同窓会発起人 的場久美子・谷口俊夫・坂本渉仁・村田憲彦・栄藤美佐江・山木真澄・隠岐忠・松本常裕

    同 期 会 案 内

  • 旭 窓 会 報(5)第44号 2016年(平成28年)9月30日

    軟式庭球部 �

    OB会24~26期で開催

     

    5月21日、昨年10月に引き続き軟式庭球部

    のOB会を開催しました。

     

    24~26期総勢14名が、12時から15時までの

    3時間、硬式テニスや軟式テニスに汗を流し

    ました。その後の懇親会では、秋にもOB会

    を開催することを約束しました。

     

    年2回ほどOB会を開催したいと思ってい

    ます。より多くのOB・OGの参加する会に

    したいのですが、24期から26期以外の方の連

    絡先が分かりません。この記事を目にした

    OB・OGの方、ぜひ、左記へご連絡いただ

    けたら幸いです。

    26期 

    江崎  

       yuzu361202@

    docomo.ne.jp

    26期 

    今中久美子

       kumiko-petit@

    ezweb.ne.jp

    バスケットボール部OB会 �

    現役生デザインの応援用横断幕を寄贈

     

    2015年

    9月27日(日)

    旭高校におい

    て高津兆雄旭

    窓会副会長

    (前会長)、根

    来理典男子バ

    スケットボー

    ル部顧問、浅

    尾啓史女子バ

    スケットボー

    ル部顧問を来

    賓に迎えて、

    旭籠会定時総

    会・懇親会を

    開催しました。

     

    総会に先立ち、体育館

    で現役生の練習を見学

    し、16期の堂上(旧姓)

    姉妹による現役時代を彷

    彿とさせるような息の

    合った始球式からOB・

    OGと現役生の交流戦

    (もちろん若い人たちだ

    けですが)、景品付きフ

    リースロー大会などを実

    施しました。

     

    久しぶりにバスケット

    ボールに触れて、しばし

    高校時代のバスケットマ

    ンに戻った気持ちに浸れ

    るひと時でした。気持ち

    は高校生当時に戻れても

    体は思い通りにはなりま

    せん。フリースローが届

    かない方も楽しんでおら

    れるように見受けられま

    した。

     

    フリースロー2投とも

    みごとに決められる先輩

    もおられ、カッコいいも

     

    私たちブリーゼ

    は、この旭高校65周

    年記念で結成5年に

    なります。今のメン

    バーは24期、41期、48

    期生と、その知り合

    いの方たちで、13名

    に増えました。

     

    5年前、旭窓に紹

    介されたおかげで、

    旭籠会総会で合唱す

    るご縁も結べました。

     

    今年1月には、「大

    阪府合唱連盟」のコ

    ンクールに初めて出場いたしました。「銅賞」

    をいただきました。6月には、同じく合唱連盟

    の「合唱祭」に参加しました。8月7日「城東区

    民合唱祭」に出演。

     

    そして11月20日の「旭高校65周年記念イベ

    ント」に参加させていただきます。メンバー皆

    で楽しみにしています。

     

    これからも、長く続けていけるようにがん

    ばります

    ! !

    24期 

    近藤 

    悦子

    んだと感心しました。

     

    今年は現役生のデザイン原案による試合等

    応援用の横断幕を寄贈しました。男子は力強

    い「旭と狼」を、女子は華麗な「百花繚乱」

    をモチーフにした横断幕です。受け取ったと

    きの現役生のにこやかな表情は忘れられませ

    ん。現役生の喜ぶ姿はOBOGにとってうれ

    しいものです。試合時、他校と同様に横断幕

    が掲げられ、応援に来られた方々もどこに集

    まればよいのか一目でわかります。集合して

    の応援は必ず現役生たちの励みになると思わ

    れます。

     

    現役生も参加した総会では、高津旭窓会副

    会長からは日ごろのOB会活動に感謝の辞と

    旭高校65周年記念事業を開催し交流を深め盛

    大に盛り上げる協力をお願いする旨のあいさ

    つをいただきました。

     

    会計報告、活動報告を全会一致で承認され

    ました。出席者には議案のほか旭籠会員3名

    の寄稿が掲載された「しおり」を配りました。

     

    旭籠会定時総会のご案内

      

    ・と 

    き 

    11月20日(日)

           

    16時から17時まで

      

    ・ところ 

    OBPツイン21

           

    アトリウム4階会議室

     

    総会の様子などの旭籠会の活動や現役生の

    試合結果などをFacebook

    で紹介しております。

    旭籠会 

    Facebook https://ja-jp.facebook.

    com/kyokuroukai

    旭籠会(バスケットボール部OB・OG会)

    永尾和成

    バレーボール部OB会 �

    現役活躍にOBが一助貢献

     

    バレーボール部のOB会は、校内合宿時代

    にこわもての先輩が帽子で集めたカンパが原

    点。その後、相互親睦と現役生への援助を目的

    として設立し30余年。毎年9月最終日曜日に

    総会を開いていま

    す。総会時には、クラ

    ブ援助金を、近年で

    は近畿大会出場時に

    は激励金を贈呈して

    います。総会懇親会

    で、他校顧問を務め

    るOB会員との会話

    から、和歌山県で合

    宿ができるようにな

    りました。現役の活

    躍にOBが貢献できたかと思っています。

    バレーボール部OB会 

    居相・小杉

    OB・OG会

    ブリーゼの活動

  • 旭 窓 会 報2016年(平成28年)9月30日 第44号(6)

     今年3月のある深夜、20期の川島は、た

    またま「名将の条件」というテレビ番組を

    見た。紹介されていたのは、旭高等学校38

    期生の福盛訓之だった。「異業種交流会で

    出会ったこともあり、60周年記念イベント

    でもブースを出展していた福盛さんだ」と

    川島は、番組に引き込まれた。番組中、「志

    を高くもて」と語っていたのが印象的だっ

    たという。

    (文中敬称略)

     

    現在、関西圏を中心に約230校の塾を

    展開しておられますが、最初は、塾生3人

    だったとか。

    ――大学入学後、塾で講師のアルバイト

    をして貯めた50万円で開業しました。

    1993年3月、19歳、大学2年生直前で

    した。今から思うと、若気の至りです。

     

    大阪市内で裏路地の、6坪で月額

    44︐500円の狭い物件を借りました。

    開業の熱意が近所の内装業者に伝わり材料

    費だけで施工してもらい、廃業したソロバ

    ン塾の椅子と机を譲ってもらっての開業で

    す。手づくりのチラシを5万枚配りました。

    情熱だけでした。

     

    入塾してきたのは、いわゆる早い段階で

    落ちこぼれた子たちで、5教科500点満

    点で50点以下、平均1桁という生徒たちで

    した。

     

    3人の塾生は、志望公立校に合格しました。

    ――彼らは、自分はできないと思い込んで

    いました。学習指導以前にまずは良好な信

    頼関係を構築することに力をいれました。

     

    ささいな変化や成長を見逃さずに誉めた

    り、雑談で彼らの心を掴んだり、小学校3

    ~4年生の問題を中学3年生の問題と称し

    てやらせもしました。そうしてやればでき

    るという〝小さな成功体験〟を持たせまし

    た。すると、テキストや宿題を持ってくる

    ようになりました。彼らの目標である、公

    立高校に合格しました。

     

    自分の可能性を信じ、コツコツ努力すれ

    ば偏差値20台の子どもたちが公立高校に入

    学できるという経験は私にとっても視野が

    広がる貴重な経験となりました。

     

    就職することなく、会社を設立されてい

    ます。

    ――若い先生が熱心に教えてくれると評判

    になり、2年後には、塾生が約200人と

    増えました。1996年、22歳の時に新教

    育総合研究株式会社を設立し、代表取締役

    に就任しました。その後も順調に生徒数は

    増えていきました。

     

    塾を起業されたのは、情熱といわれまし

    たが、原体験があるのですか。

    ――中学時代の塾の先生のおかげです。小

    学校時代の成績は優秀でした。ところが、

    地元の中学校は荒れていて、みるみる無気

    力になりました。

     

    中2の時、これではだめだと考え、自分

    の意志で個人塾に行くようになりました。

     

    塾の先生の説明はよくわかりました。で

    きるとほめてくださるのです。勉強をする

    ようになり、旭高校に合格することができ

    ました。

     

    学校が機能不全に陥っていても塾が優れ

    ていれば救われる子もいるということを、

    身を持って体験しました。

     

    起業前には、複数の塾でアルバイトをさ

    れていました。

    ――はい、大手や個人塾など3社掛け持ち

    で働きました。各社週2日ずつ受け持ち週

    6日教えていました。

     

    私は、アルバイトの身ではありましたが

    膨大な時間をかけて予習をし授業に臨んで

    いたので、数千人在籍していた大手塾の講

    師陣の中でわずか半年ほどでアンケート

    での支持率第1位となりました。大手塾で

    あってもたった勤続半年ほどの学生が№1

    になれるのはおかしい、もっと世の中に必

    要とされるよい塾が創れるはずだと考え起

    業することにしました。先にも言いました

    が、大学2年生になる年の3月です。その

    後、約10年間、ガムシャラでした。

     

    順調に事業をのばされたのですね。

    ――28歳ころには、京都大学に合格する生

    徒が出ました。そのころにはどのような学

    力層の子どもにも対応できる指導クオリ

    ティに自信がありました。

     

    学生時代に塾をはじめて約10年間、塾の

    先生としてがんばってきました。

     

    しかし、教室が増え生徒が増え、教える

    講師が増えるとともに、指導対象が変わり

    ました。生徒を指導することから社員(講

    師)を指導することに…です。優秀な社員

    の確保と育成への苦労がはじまりました。

     

    およそ3年間の充電期間があります。

    ――事業が拡大するにしたがって社員の育

    成や管理が困難になり、経営者としての勉

    強も必要になってきました。30歳までの3

    年間、北海道から沖縄まで、いろんな人に

    あいました。繁盛している塾も反対も…。

    また異業種であっても成功している社長を

    訪ねて行って教えを乞いました。ガムシャ

    ラでしたね。

     

    3年間ほどの経営に関する武者修行の結

    果、1︐000枚ほどの名刺が手元に残り

    ました。また学習のための交通費だけでも

    3︐000万円は使ったでしょう。睡眠時間

    はほぼ毎日3時間、3年間で読んだ本は、

    がんばる同窓生

    福盛 訓之 さん(38期)原体験は中学時代の塾

  • 旭 窓 会 報(7)第44号 2016年(平成28年)9月30日

    800冊を超えていました。

     

    膨大なあらゆる情報をインプットしてい

    きました。ある時、こうすれば経営が上手

    くいくというのが自然と見えてくるように

    なりました。

     

    今日、多教室展開が成功しているのは経

    営に関して一心不乱に学んだ成果だと考え

    ています。

     

    成果を導いたのは何でしょう。

    ――経営理念、哲学を高めたことだと考え

    ています。京セラ創業者の稲盛和夫氏の人

    生の成果は「考え方×熱意×能力」という

    方程式に共感をもっています。

     

    考え方に負の要素があれば人生は実らな

    い、謙虚に・素直に・感謝の気持ちをもち

    明るく前向きに行動していくことが大切だ

    という教えです。

     

    また、そうありたいという強い願望をも

    つこと、誰にも負けない努力をすることも

    常に意識して実践しています。

     

    相当、ストレスがあったのではありませ

    んか。

    ――会社(塾)を経営し、社員(講師)を

    教育するのは、ストレスではありませんで

    した。困難を克服していく過程すらも楽し

    む思考が身についています。私心なく世の

    ため、社員のためという『善良な高い志』

    があればこそ普通の人であれば苦労で逃げ

    出したいと思うようなことであっても向き

    合っていけます。

     

    理念を高めていき従業員満足・顧客満足

    に気づかれます。

    ――あるとき、顧客(生徒)第一の実現の

    ためには従業員満足度が高まることが大前

    提であると気づきました。会社や仕事内容

    に誇りを持てるようになると、安定・安心

    が生まれます。社員第一が従業員満足につ

    ながり、顧客満足につながります。

     

    目標を明示して、翌年までには実現しま

    す。そのために、会社の理念や目標を共有

    化する社長通信と「フィロソフィ手帳」と

    いう小冊子を発刊しています。社員旅行も

    懇親会も全額会社負担で実施し、全員参加

    を原則としベクトルを揃える努力をしてい

    ます。社員の心と生活を共に豊かにするこ

    とを重要視しています。

     

    また、社員を理解するために社員アン

    ケートを実施しています。不満は少なく、

    離職率も同業他社の1/4くらいです。こ

    れも、フィロソフィ浸透の成果です。

     

    従業員満足で人材が育成できます。

    ――人材育成の過程で学んだのが、語弊を

    恐れずにいうと、〝できの悪い生徒に向き

    あう〟ことでした。18、19の時だから彼ら

    に向きあうことができました。大変な正義

    感があったのですね。情熱でしょうか。 

     

    自信を失わせることはしない、と決めて

    いました。中1のことができるようになる

    と、中3のことができるようになります。

    子どもたちの居場所をつくる努力をしてい

    ます。

     

    成績を上げるには時間がかかりますがや

    ればできるのです。単に点数をあげる方法

    はありますが、卒塾してから成績が落ちる

    ようでは困ります。自信を持たせあきらめ

    ずに考え抜く習慣の育成に力を入れていま

    す。

     

    顧客満足(成績向上)とよき講師を育成

    するのは、福盛さんのリーダーシップで

    しょうか。

    ――私自身、浅学菲才の身ながら若くして

    多くの受賞を拝受しました。決して天才タ

    イプではなく目の前にあることをド真剣に

    真面目に率先垂範で取り組んでいくリー

    ダータイプでしょうか。

     

    現在、約230の教室に、アルバイトを

    含めて約2︐300人の社員がいます。生徒

    は、約11︐000人です。社員を、〝食わ

    す〟という事実があります。働かないとい

    けません。どうするか、実践していきます。

    そうするうちに、私自身の人格が形成され

    てきました。秘していますが、心の中には

    今も強い闘魂があります。リーダーシップ

    が信念を培ったのでしょう。

      

    紺綬褒章をはじめとして多くの感謝状

    をいただいておられます。企業としての

    CSR(社会貢献活動)での受章ですか。

    ――いいえ、福盛個人としての受章です。

    会社のお金は会社や社員の将来の発展のた

    めのもの。このように考えているので使っ

    ておらず、私個人の収入から社会貢献活動

    をしています。経営者として様々なことを

    経験し向き合う中で今となっては、世のた

    め、人のため、社会に役立つことこそ

    人間として最高の行為と考えるように

    なってきました。

      

    最後に母校の後輩へひと言お願いし

    ます。

    ――第1に、私心に満ちたものではな

    く利他の心で高い目標と大きな志を

    持って欲しい。2つ目は、絶対に成し

    遂げる!という強い願望を心に抱き続

    けてください。3つ目は、誰にも負け

    ない努力をすること。思うだけでは空

    想に終わります。

     

    しんどいこと、ゆうてる…と思われ

    るかもしれません。目指す山の高さは

    人それぞれ自由ですが1度きりの人生

    なので実りあるものになって欲しいと

    願っています。

     

    勉強一辺倒ではなかった母校旭を愛

    してます。多感な時期に色々なことを

    思い考えることができた高校時代。同時代

    を過ごした同級生、先輩後輩や先生方に感

    謝しております。

     取材を終えて

     取材に同行した川島は、「旭のOBにす

    ばらしい人物、すばらしい会社があるこ

    とを、旭窓会の皆さんに知っていただきた

    かった。60周年記念イベントのキャッチフ

    レーズ『人に歴史あり 旭に歴史あり』を

    思い出してほしい。旭の歴史はこれからも

    紡ぎ続けていく。旭の卒業生であることに

    誇りを持っている」と語る。

     65周年記念イベントでも、ブース出展を

    予定している福盛。彼と直接話をしたい方、

    聞きたい方は、OBPツイン21・アトリウ

    ムへご参集ください。

  • 旭 窓 会 報2016年(平成28年)9月30日 第44号(8)

    代表取締役 中 西 芳 樹( 3 8 期 生 )

    TEL 06-6996-5821 FAX 06-6996-5824

    〒570-0041 守口市東郷通3-1-28

    大東鋼材株式会社

    国産 有機 無農薬無添加食品 専門店

    大阪市旭区森小路2-10-9Tel & Fax 06-6952-2591定 休 日 土曜日

    本庄 良治 (19期生)

    ゆうき倶楽部

    米国ニューオリンズ市名誉市民賞受賞店

    SINCE 1970 おかげさまで 46周年/30才までの方はライブチャージ無料だよ!!URL:http://www.newsuntory5.jp

    ジャズライブパブ

    ニューサントリー5ファイブ森   美 典(6期)

    大阪市北区曽根崎2-10-15(曽根崎センタービル5F)TEL.06(6312)8912FAX.06(6314)0267

    阪急 富国生命

    曽根崎署

    旭屋書店

    1F 千房みずほ信託BK梅田OSホテル

    旧花月

     堂

     筋

    お初天神通り

    曽根崎センタービル5Fニューサントリー5

    茶と歴史の館

    文禄堤薩摩英国館大阪府守口市本町2丁目4-15TEL&FAX :06-7181-4175営業時間:火~金 11:00 ~ 19:00     土・日 11:00 ~ 17:00定休日 :月曜日、年末年始、お盆京阪電鉄  守口市駅東出口③より徒歩3分地下鉄谷町線 守口駅3番出口より徒歩2分

    田中 京子(9期生)   旧姓:小西

    2階:ギャラリー・セミナー会場1階:ティールーム・ショップ

    会長 小森嘉之(17期)

    天株式会社 辻川新聞舗

    事   務   所 大阪市鶴見区鶴見 2-3-17       TEL 6930-1588       FAX 6930-1641

    鶴見町販売所 大阪市鶴見区鶴見 2-4-19       TEL 6912-7349       FAX 6913-6264

    結婚のお世話を22年!

    高槻市在住 旧姓 寺西

    0 7 2 - 6 9 4 - 7 8 2 [email protected]

    仲人士 中 尾 弘 子(7期生)

    facebook参加

    日本仲人協会北大阪本部長

    みずほパートナーズ法律事務所

    弁護士 岩﨑 利晴(23期生)

    大阪市北区堂島1丁目1番25号 新山本ビル5階TEL 06-6442-0167 FAX 06-6442-0703

    E-mail [email protected]

    辻本 麻貴(25期生)(旧姓 田中)

    2名様~70名様まで、ご宴会承ります。

    http://www.heihachitei.com/

    ㈹06-6930-3773

    同窓会特別割引有り!

    ㈱ 平八亭

  • 旭 窓 会 報(9)第44号 2016年(平成28年)9月30日

    通産省認定日本バンケット事業協同組合(株)パーティープロダクション

    ジュン     (松 田 とよ子)            (14期生)

    代表取締役 中 山 かおる

    〒543-0012 大阪市天王寺区空堀町4-17-602    代表 TEL(06)6762-5233       FAX(06)6765-7668       URL http://partyjun.com

       

    心のふれ愛 大切に……   あなたの旅をクリエイトする

        6951-5601☎(06)    6953-3086FAX(06)6954-2107〒535-0011 大阪市旭区今市2丁目2番19号

    代表 滝本伸幸(11期生)

    コスモス観光社

    畳・襖・木製建具内装工事一式

    ㈱小池商店代表取締役 小 池   元(18期生)

    T 06-6951-5969 / F 06-6951-5966http://www.koikeshoten.com

    大阪市旭区高殿4-18-17

    大型自転車専門チェーン

    前取締役会長 下 田   進 (12期)〒534-0011 大阪市都島区高倉町3-11-4TEL 06-6923-2611 FAX 06-6922-1798

    記念イベントの盛況をお祈りします

    七期生 島 巻 聖 三

    旭高校創立65周年

    医院長 高 津 兆 雄    (20期・副会長)

    日本歯周病学会専門医日本歯科人間ドック学会認定医

    高津歯科医院

    大阪市旭区生江2-6-5TEL 06-6922-2103

    オーナー 青 野   茂(24期)

    〒535-0031 大阪市旭区高殿2-2-12TEL(06)6923-2785FAX(06)6921-2747

    セブンイレブン大阪高殿2丁目店

    〒538-0053 大阪市鶴見区鶴見5-4-23

    TEL 06-6911-7400/FAX 06-6911-7778

    ★テント金具は・・・

    取締役会長 島 巻 聖 三         (7期生)

    URL:http: / /www.yamaten.com

    本  社〒541-0056大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪センタービル10FTEL 06-6245-3940(代表) FAX 06-6245-3950携帯番号 H.P 090-1484-4072E-Mail [email protected]

    代表取締役社長 宮 脇 広 之(20期・副会長)

    株式会社 エムハウス

    M.HOUSE CO.,LTD.

    健康で快適・安全な生活環境の創造と提供建 物 総 合 管 理

    有限会社アサヒビルメンテナンスセンター

    代表取締役 村 田 和 廣(14期生)

    〒535-0011 大阪市旭区今市2-18-24 TEL. 06-6952-4471 FAX. 06-6952-6918

    〒520-0047大阪市北区西天満4-3-25梅田プラザビル別館7階

    西島佳男法律事務所電話 06(6360)7077

    弁護士 小見山 道有(普9期生)

  • 旭 窓 会 報2016年(平成28年)9月30日 第44号(10)

    が拍手や声援を送っていました。これが

    旭高校のいいところです。毎年好評の応

    援合戦、今年も各団が趣向を凝らし、こ

    れまで練習してきたことを6分間に凝縮

    して発表しました。各団の演技が終わる

    ごとに大きな拍手が沸き起こり、それぞ

    れの団員はやりきった表情を浮かべてい

    ました。今後、9月には文化祭があり、

    10月には2年生が台湾への修学旅行に行

    きます。

     

    そして、11月には旭高校創立65周年記

    念イベントが旭窓会の皆さまによって行

    われます。学校といたしましても協力さ

    せていただく所存です。京橋TWIN21

    のアトリウムにおいて、旭高校卒業生の

    団結とパフォーマンスを見せていただき、

    現役生がパワーをもらうとともに、現在

    の旭高校の紹介もしっかりさせていただ

    いて、未来の旭高生の心をつかみたいと

    思います。

     

    最後に、旭窓会及び会員の皆さまのま

    すますのご発展を祈念いたしますととも

    に、本校に対しまして変わらぬご支援を

    賜りますようお願いいたします。

    旭窓会の皆さまへ

     2016年進路状況は、大学合格者数は延べ601名となりました。主な大学合格先は表のとおりです。短期大学・専門学校も多岐にわたり進学しています。

    大学合格合計 601

    国公立大学 合計3(現役:1 既卒:2)京都教育 1奈良教育 1鳥取 1

    私立大学 合計(現役:551 既卒:47)関西 33関西学院 4同志社 3立命館 14京都産業 14近畿 123甲南 4龍谷 40

    摂南 108大阪経済 41関西外国語 24京都女子 4同志社女子 3甲南女子 6神戸女学院 3武庫川女子 4

    看護専門学校(現役のみ)16大阪医療センター附属大阪済生会中津大阪済生会野江関西医科大学附属パナソニック健康保険組合立松下

    など その他専門学校

    2016年度入試 合格状況

     

    はじめまして。4月にこの伝統ある旭

    高校の校長として赴任いたしました横山

    強でございます。

     

    大阪府立高校の教員から大阪府教育委

    員会事務局に入り、大阪府府民文化部私

    学・大学課(現在の教育庁私学課)を経て、

    平成26、27年の2年間は大阪府立刀根山

    支援学校という病弱特別支援学校の校長

    として勤務いたしました。

     

    旭窓会の皆さまには日ごろより本校の

    教育活動にご理解・ご協力を賜りまして

    誠にありがとうございます。また、様々

    な場面でご支援いただいておりますこと

    に重ねてお礼申しあげます。ありがとう

    ございます。

     

    さて、旭窓会の皆さまとお会いしまし

    たのは4月に事務局会議、顧問会(イベ

    ントキックオフ)のときでした。まず、

    事務局会議では上坂会長はじめとして役

    員の方々が堅実に、そして熱く会を運営

    されている様子を感じました。また、顧

    問会(イベントキックオフ)のときには

    参加されている年齢の異なる方々がとて

    も活発に議論され、同期及びクラブの同

    窓の結びつきがとても強く、その集合体

    として積極的に活動されている姿が印象

    に残りました。

     

    皆さまが在籍されていたころと比べて

    今の旭高校はどのように映っているで

    しょうか。過去に「旭高校は自由」とい

    うフレーズだけが流布し、しかしその「自

    由」のとらえ方は様々で近隣との関係が

    難しくなった時期もあったと聞いていま

    す。近年、本校は原点に戻り、「自主自律、

    協調友愛」の校訓のもと、教職員が一丸

    となって生徒を指導し、生徒たちは楽し

    く学校生活を送っています。そうなると

    地域からの信頼も得られるようになり、

    旭区役所や近隣の学校との連携も進んで

    います。しかし、教育理念にあります、「真

    理と正義を愛し、社会的責任を自覚し、

    国際理解と協調の精神ならびに人間尊重

    の精神を重んずる、平和で民主的な国家、

    社会の成員たるにふさわしい人物を育成

    する」をさらに高めていくためには、もっ

    と外部の力をお借りして社会を身近に感

    じながら実現していくものと考えており

    ます。旭窓会は組織としても、個々の会

    員の方々も本校にとって心強い存在であ

    ります。

     

    生徒たちが自らの将来を考えるとき、

    身近で具体的なモデルとして浮かぶのが

    旭窓会の皆さまです。様々な仕事で活躍

    され、また素敵な家庭を築かれている姿

    を自らに重ね、よいイメージを持つこと

    ができますが、それに満足せずに旭窓会

    の先輩諸氏を越えていってもらいたいと

    思います。

     

    学校ではすでに6月に体育祭が終わり

    ました。競技では転倒したランナーが悔

    しくて残念そうな表情を浮かべながらも

    最後まで諦めずに走る姿が印象的でした。

    競技ですから順位はつきますが、たとえ

    最下位であってもその一生懸命な姿に皆

    ・第1回 2016年10月29日(土)午後・第2回 2016年11月12日(土)午後・第3回 2016年12月17日(土)午後

    2016年度

    大阪府立旭高等学校校 長

    横山 強 氏

  • 旭 窓 会 報(11)第44号 2016年(平成28年)9月30日 

    8月5日、「YELL 

    ~おおさかから

    くまもとへ~」と題して、旭高校の生徒

    有志が主催し、旭区青少年育成推進会議

    後援のもと、熊本応援企画を千林ふれあ

    い館(物産展と熊本支援募金)と旭区民

    センター(映画と座談会)で開催しました。

    くまモンも来阪しましたよ。

     

    きっかけは、熊本地震の約2週間前の

    春休みに旭高校の生徒が熊本県立菊池高

    校を訪れたことです。運命的なものを感

    じた生徒たちが、熊本や旭区の地元の方

    たちの協力を得て開催にこぎつけました。

    熊本県物産展

    千林ふれあい館

     

    8月5日10時から16時まで、千林ふれ

    あい館で熊本物産展と募金をおこないま

    した。

    熊本県立菊池高校生と対談

    旭区民センター

     

    同日、旭区民センターでは15時30分か

    ら19時10分まで、映画「うつくしいひと」

    上演と旭・菊池両校生によるトークショー

    をおこないました。

    くまもとへYELL

    クラブ活動報告

     �

    旭区民センターで「うつくしいひと」上映会と菊池高生・

    旭高校生のトークショー

     千林ふれあい館で熊本物産展と支援募金

     

    各クラブの部員は、一丸となってがん

    ばっています。旭高校後輩の活躍に注目

    し、応援をお願いいたします。

    バレーボール部

     

    3回戦は接戦でし

    たが、予選ベスト16

    で、近畿大会に3年

    連続で出場が決まり

    ました。

    6月 

    近畿大会予

    選2回戦

    藤井寺工科

    高校戦2対

    1、3回戦都

    島工業高校

    戦2対1、4

    回戦大商学

    園高校戦2

    対1、5回戦

    精華高校戦

    1対2

    7月 

    近畿大会決

    勝戦洛南高

    校戦0対2

    男子硬式テニス部

     

    5月、新チーム体制になり、苦しい時も

    ありましたが、何とか結果が出せるように

    なりました。

    5月 

    大阪高等学校春季テニス大会団

    体戦1回戦常翔啓光学園高校0

    対3敗退。シングルス0対1、ダ

    ブルス0対1

    6月 

    学区テニストーナメントシング

    ル3年生ベ

    スト16、2年

    生ベスト8

    7月 

    サマーテニ

    ストーナメ

    ント予選ブ

    ロックシン

    グルス1年

    生優勝

    女子硬式テニス部

    4月 

    春季大会個人戦ダブルス3年生

    ペア本戦出場ベスト64

    6月 

    学区テニストーナメント個人戦

    シングルス2年生本戦出場ベス

    ト16

    放送部

     

    平成28年第63回NHK杯全国高校放送

    コンテスト大阪大会アナウンス部門・朗読

    部門に計8名出場し、TV・ラジオドラマ

    部門3作品を出品。うち両部門の5名が予

    選を通過、決勝大会に出場し健闘しました。

     

    校内活動では、合唱コンクール(校内行

    事)主催・旭サウンド(お昼の校内放送)・

    体育祭・文化祭・オープンスクールなど校

    内行事の放送・映像・進行(司会)や式関連・

    地域活動参加・民間メディア研修にも参加

    協力しています。

    吹奏楽部

     

    今春3月、旭区民センターで第26回ド

    リームコンサートを開催。

     

    吹奏楽コンクールに向けて合宿やルミ

    ナリエホールでの直前練習を重ねてきま

    した。

    7月 

    大阪府吹奏楽コンクール北部地

    区予選銀賞

  • 旭 窓 会 報2016年(平成28年)9月30日 第44号(12)

    18歳の選挙

    重視する課題から判断して投票すると

    いう模擬体験をしました。それらを通じ

    て、若者が様ざまな課題を多角的にとら

    えて自分なりに考え判断できるように

    する「主権者教育」の重要性がうたわれ

    て、高校現場では多様な取り組みがおこ

    なわれています。

    課題研究授業における

    18歳選挙権デビュー講座 

     

    昨年と今年の2回、母校国際教養科3

    年生を対象におこなわれた2つの取り

    組みを紹介します。

    ■2015年11月 

    課題研究授業

     

    2015年11月は、「課題研究」授業

    として国際教養科3年生36人が、大阪府

    知事選の「模擬府知事選」をおこない、

    「演説会」を開催し、模擬投票をしまし

    た。半年かけて授業をしてきた集大成で

    す。

     「演説会」を実施するにあたり、生徒

    たちが3人の候補者の選挙事務所を訪

    れたり電話を掛けるなどして取材しま

    した。

     

    19日、「演説会」をおこない、放課後

    に模擬投票しました。模擬投票前におこ

    なった「演説会」では、3人の生徒が候

    補者になりきり取材を基に草稿を練り、

    府の庁舎が2ヶ所に分散している問題

    や借金問題など6つの課題についての

    考えを述べました。質疑も活発にかわさ

    れました。生徒たちが取材し、政策発表

    をするので、言葉づかいもわかりやすく

    政策も理解できたようです。

     

    投票結果は、11月26日の授業で発表さ

    れました。生徒たちの結果は?ご想像に

    お任せします。

    ■2016年5月

       

    18歳選挙権デビュー講座

     

    今年も参

    院選前に、

    国際教養科

    3年生の「課

    題研究」授

    業で「18歳

    選挙権デ

    ビュー講座」

    を開講し、

    4ヶ月かけ

    て「主権者

    教育」に取り組みました。

     

    グループでの調査・発表のほか生徒た

    ちは実在の8政党とコンタクトをとり、

    訪問や電話取材し、参議院選挙比例区の

    「模擬投票」をおこないました。今回は

    各党の政策をもとに判断できるよう政

    策にちなんだ架空の政党名をつけて模

    擬投票をおこないました。

     

    授業では、大阪府選挙管理委員会か

    ら、投票率や選挙制度についてレク

    チャーを受けました。また、若者への投

    票率向上への「提言づくり」では、「コ

    ンサートチケット当選確率倍増」案など

    高校生らしい意見も出ていました。

     

    投票結果は選挙後の7月14日の授業

    で発表されました。

      〝自ら考え、行動する 

    旭高校〟顕在

    を示した在校生の取り組み報告でした。

     

    旭高校で

    は、選挙権が

    満18歳以上に

    引き下げられ

    ることから

    2015年11

    月に模擬知事

    選を課題研究

    授業として、

    2016年度

    に「18歳選挙

    権デビュー講座」が、それぞれ国際教養

    科3年生対象に同じく課題研究の授業

    の一環として、おこなわれました。

    18歳の選挙

     

    そもそも、2014年施行の改正国民

    投票法で国民投票年齢が満18歳以上に

    なったことを受け、公職選挙法が改正さ

    れ選挙権を持つのが満18歳以上になり

    ました。

     

    同法は2015年6月に成立。全有

    権者の約2%である満18歳以上の約

    240万人があらたに有権者となり、国

    政選挙では今年7月の参議院選挙には

    じめて適用されました。

     

    総務省の発表によると、参院選での投

    票率は18歳51・17%、19歳39・66%平均

    45・45%でした。選挙前の調査では、行く・

    行くつもりが約60%とありましたが、全

    世代平均54・70%より9ポイント以上低

    い結果でした。

     

    ちなみに、選挙年齢のデータがある世

    界192ヶ国で18歳以上に選挙権があ

    る国は92%です。21歳、25歳という国も

    少数ですがあります。

    全国各地で主権者教育や模擬投票

     〝18歳〟の選挙権では、全国各地の高

    校での、「主権者教育」の話や「模擬投票」

    の取り組みが新聞やテレビで報道され

    ました。

     

    文部科学省と総務省では、高校生が政

    治や選挙について、公民科やホームルー

    ムで学べるように、基礎知識を学ぶよう

    に高校生向

    けの教材も

    つくりまし

    た。

     

    民主政治

    では話し合

    うことが重

    要であると

    学び、模擬

    選挙では政

    策や自分の

    国際教養科3年生

    2015年11月と2016年7月

    主権者教育と模擬投票

  • 旭 窓 会 報(13)第44号 2016年(平成28年)9月30日

     

    拡大顧問会でキックオフ

     

    4月23日

    (土)、旭窓会館

    で旭高校創立65

    周年記念イベン

    トのキックオフ

    を兼ねた拡大顧

    問会を開催しま

    した。来賓に、4月着

    任の横山強校長を迎

    え、3期から44期、国

    際教養科21期までの計

    37人の参加がありまし

    た。

     

    横山校長は、「記念

    イベントには学校とし

    て積極的に協力してい

    く。未来の旭高校生を

    招くイベントとしても

    …」のあいさつ、上坂

    会長からは、実行委員

    会の進捗状況、ステー

    ジ・ブース・コーナー

    を報告し協力・支援・

    参加を依頼しました。

     

    案内ポスター・チラ

    シは、60周年同様現役生のデザイン案を

    基に、参加者から意見を求め、最終的に

    は校内理事の柴田先生と上坂会長に一

    任しました。「旭窓」表紙を飾っています。

     

    また、今回の特徴としては、OB会な

    どとして利用できる小会議室を準備し

    ています。現在、利用申し込みのある

    のが野球部とバスケットボール部です。

    ただ、部屋の狭いのが難点です。

     

    異業種交流会で出展呼びかけ

     

    6月25日、ホテルニューオータニ大阪

    で異業種交流会を開

    催。普通科3期から

    45期までと国際教養

    科15期の自営業から

    医師や弁護士と多彩

    な参加がありました。

     

    会長からは、65周

    年記念イベントの進

    捗状況報告の後、ブー

    スへの出展・出店協

    力依頼と「旭窓」へ

    65周年記念イベントへキックオフ

    拡大顧問会・幹事会・異業種交流会・PTA総会

    の広告掲載協力依頼をしました。

     

    広告掲載方法の質問には、若い会員が

    サポートを申し出るなど、和やかに懇談

    はすすみました。

     

    幹事会で周年記念イベントと

     

    総会議案確認

     

    7月30日(土)、旭窓会館で幹事会を

    開催。今年度の総会議案の確認と65周年

    記念イベントの進捗状況の報告をおこ

    ないました。

     

    来賓の横山強学校長は、日ごろの母校・

    在校生への支援への感謝と、65周年記念

    イベントは在校生・教職員・PTAが参

    加協力するとあいさつしました。

     

    会長から、旭窓会の現状と65周年のプ

    ログラム・出演者・出展者等の進捗状況

    を報告。総会議案でもある2015年

    度決算(案)と2016年度予算(案)

    を小林会計担当から提案し承認されま

    した。加えて、来年度から幹事会を6月

    に繰り上げて開催することになり、それ

    に伴って会計年度を5月末とする旨の

    規約改正提案を総会ですることになり

    ました。

     

    65周年の成功と盛況を祈念して散会

    しました。

     

    PTA総会で協力依頼

     

    6月17日(金)、旭高校の国際交流協

    議会とPTA総会に来賓として上坂会

    長が出席しました。総会の祝辞を述べた

    後、11月に開催予定の旭高校65周年記念

    吉田秀穂(2期生)さんの

          

    個展のご案内

     「旭窓」の題字の作者でもある、

    吉田秋穂さん(2期)の個展が開催

    されます。お近くにおいでの時には

    お立ちよりくださるよう、ご案内い

    たします。

    ◇と 

    き 

    2016年11月8日(火)から

    11月13日(日)

    ◇ところ 

    リーガロイヤルホテル

    イベントへの支援と協力を訴え、参加案

    内の協力をお願いしました。

     

    60周年記念イベントでは、事前の調整

    不足で在校生やPTAとの連携が今1

    つだった反省を踏まえたものです。記念

    イベントは、卒業生だけのものではない

    ので、PTA役員に開催内容の説明をお

    こない、在校生・卒業生・教職員が一体

    となって開催を要請したものです。

    旭高校PTA総会で65周年記念イベントへの協力を要請する上坂会長

  • 旭 窓 会 報2016年(平成28年)9月30日 第44号(14)

    旭窓会総会のご案内

    と き:2016年11月20日(日)ところ:ホテルニューオータニ大阪    (2F宴会場)次 第:開  場 17:15    総会開会 17:30    懇 親 会 18:00会 費:6,000円

    大阪ビジネスパークツイン21アトリウム 2016年11月20日(日)11:00 ~ 15:00

    65周年も多彩の演目がそろっています。7月30日現在で確定している出演者や出展を案内します。なお、出場者や出展者で複数及び団体の場合は代表者の名前のみとしています。ご了承ください。ステージで司会進行するのは、放送部OB北本隆雄さん(59期)と在校生です。

    創立65周年記念イベント大阪府立旭高等学校

    お待ちしています