Schoo web campus 新サービスはいかにして立ち上がるのか?

Post on 05-Jul-2015

3.210 views 4 download

Transcript of Schoo web campus 新サービスはいかにして立ち上がるのか?

2013年4月22日 株式会社ウェルセルフ 代表取締役 南 章行

CtoCサービス「ココナラ」 立ちあげ時のリアルな体験から学ぶ 新サービスはいかにして立ち上がるのか?

自己紹介

代表経歴(1)

99年~ 三井住友銀行 04年~ アドバンテッジパートナーズ 12年~ ウェルセルフ創業

代表経歴(2)

99年  慶應義塾大学経済学部卒 09年  Univ. of Oxford MBA 修了 09年~ NPO法人ブラストビート 09年~ NPO法人二枚目の名刺 

ココナラとは

ココナラとは

モノを売らない  フリーマーケット

ココナラとは

売るのは、  知識・経験・スキルなど、  みんなの「得意」

ココナラとは

誰でも出品  誰でも購入

ココナラとは

どんな「得意」も  500円

ココナラとは

ココナラは、  知識・スキルの個人間  ワンコインマーケット

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

ココナラで人気のサービス

全19ジャンル  約6,500種類のサービス

ココナラで人気のサービス

リアルで会わない  オンラインで完結する  サービスのみ

ココナラで人気のサービス

やり取りは全て  1対1で  非公開  匿名も可能

デモ

ココナラの実績

ココナラの実績

2012年7月3日  サービスイン

ココナラの実績

登録ユーザー数  49,000人

ココナラの実績

取引実績数 23,000件/9ヶ月  

ココナラの実績

ユーザーからの声

ユーザーからの声

“簡単に自分の持っている  知識を活かせる”  (出品者)

ユーザーからの声

“ココナラがきっかけで  仕事を受注できた”  (出品者)

ユーザーからの声

“聞きにくいことを  しがらみなく聞ける”  (購入者)

ユーザーからの声

“検索では得にくい  自分だけの情報が得られる”  (購入者)

ユーザーからの声

購入者の価格満足度  97%  

ココナラの目指す社会

ココナラの目指す社会

一人ひとりが  『自分のストーリー』を  生きていく世の中を  つくる  

ココナラの目指す社会

商いを、日常に  

ココナラの目指す社会

お互いの生活を  よくするために、  生活に役立つものを交換し、  感謝し合う  

ココナラの目指す社会

あなたが提供する  「得意」は、  あなたが生きてきた  ストーリーそのもの  

未来をデザインするWebサービス誰もが自分の得意を活かして商いをする社会。私たちはココナラを通じて一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくります。

ありがとうございました

ココナラの作り方

タイムライン

アイデア検討開始: 2011年10月 開発開始: 2012年1月 β版オープン: 2012年4月 公式オープン: 2012年7月

ココナラの作り方(1):アイデアの着想

【ココナラの作り方(1):アイデアの着想】

1) 新明(開発担当)のアイデア

2) ある管理栄養士さんとの出会い(きっかけ)

3) 経験とビジョン

ココナラの作り方(1):アイデアの着想

ココナラの作り方(1):アイデアの着想

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

【ココナラの作り方(2):コンセプト固め】 •   アンケートを実施(2日で作成・2日で70人から回収)

–  目的:コンセプトが受け入れられるか確認すること

–  ポイント:なるべくリアルにプロダクトを想像させる

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

ココナラの作り方(2):コンセプト固め

•   検証開始1週間で固めたコンセプトであったが、今から見ても殆ど変更はない

•   「サービスのビジョン」と「ユーザーのセルフゴール」をマッチさせようとする視点がよかった –  欲しいファンクションの本質は? –  得たいエモーションは? –  結果、どんなセルフイメージが欲しい?

ココナラの作り方(3):プランの検証

【ココナラの作り方(3):プランの検証】 1) 本当に価値があるサービスか

2) 投資を受けられるか

3) 自分たちで実現可能か

ココナラの作り方(3):プランの検証

ココナラの作り方(3):プランの検証

1) 本当に価値があるサービスか

–   「あったらいいね」が本当かを”MVP”(→掲示板でのやり取り)で検証

–   相談が持つ本質的なバリューの理解 (インタビュー、座談会)

–   他社サービスの検証 (AllAbout、mixi、まぐまぐ)

–   ビジネスコンセプトのブラッシュアップ (言葉にしていく)

ココナラの作り方(3):プランの検証

2) 投資を受けられるか

–   元VCや起業家をめぐった •   魅力的な市場か? •   適切なタイミングか? •   どのような立ちあげ戦略を取るべきか?・・・等

ココナラの作り方(3):プランの検証

3) 自分たちで実現可能か

–   今後直面するイシューを洗い出し、それぞれについての経験者にヒアリング •   どれくらいの工数や人員で開発ができるのか •   どれくらい顧客対応にリソースが必要か •   どうやったらサービス提供者を集められるのか •   どうやったらキャズムを超えるだけのPR活動ができるのか

•   どうしたらシナジーのある事業会社と組めるのか・・・等

ココナラの作り方(3):プランの検証

•   ビジョンと本質的なビジネスコンセプトは自分たちで考えるが、その先の答えは外にあることが多い –  ユーザー –  投資家 –  競合 –  他社事例

•   フットワークとスピード!

ココナラの作り方(4):β版の開発と仮説検証

【ココナラの作り方(4)β版の開発と仮説検証】

•   β版の目的は実際のユーザーを通しての「仮説検証」 –  どんな仮説を検証したいのか –  どうやったら検証されたと判断できるのか

•   β版は最初から全部作りなおすつもりで

•   MVPを試し続けるリーンスタートアップの日々

ココナラの作り方(4):β版の開発と仮説検証

ココナラの立ちあげ方

ココナラの立ちあげ方(1):立ちあげの方法

【ココナラの立ちあげ方(1):立ちあげの方法】

1) ビジネスコンセプトが良いことが大前提 –   ココナラの場合は「500円」

2) よい出品者を事前に集めた(マーケットプレイスは最初の空気感が肝心)

3) 事前にイベント等を通じて”語り部”を作った –   ライフネット流ストーリーマーケティング

ココナラの立ちあげ方(1):立ちあげの方法

ココナラの立ちあげ方(2):ストーリーマーケティング

【ココナラの立ちあげ方(2)ストーリーマーケティング】 ■意識 •   中身が見えないサービスが拡めるには語り部が必要 •   イベントに多く出て、毎回3人のファンを作り、語り部を作る

■施策 •   顔が見える、正直である(業績数字などをできるだけ開示する) •   出品者向けにより丁寧な業績開示(動画での挨拶なども) •   行脚(どんなテーマでも依頼があれば何かしら喋りに行く)

■結果 •   共感を軸に獲得したユーザーは質が高く、そうしたユーザーが醸成する空気感がサイトの質の維持に大きく貢献した

•   あらゆる施策の効果は3ヶ月後に現れる⇒TVなどのマスメディアから引き合いがくるようになった

ココナラが生まれるまで:まとめ

新サービスを作る上で必要なこと

1) サービスを形作る全ての要素が、一貫したストーリーのように調和していること

2) 最初のユーザー(自分でもよい)と、そのベネフィットを特定できていること

3) 誰に対してもオープンであること(アイデアには価値がない)

ありがとうございました