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- 20 - (3)保存のための修理を主とした現状変更 項目 現状変更 復原改修工事前の現状 創建時の状況 背面出入り口 の保存と附属 家の撤去 西側出入り口廻りは渡り棟の上家内に あったが、その構えは外部的であり、 創建当初の設計にこの上屋があったか 否か疑われる点もあり、また附属家の 存在は、この出入り口廻りを直接外部 から見られないようにするものとする 点や、さらにこれが大部分解体されて いる点など、全面的に附属家を撤去し て、出入り口廻りをより良い状態で保 存することとした。 大正12 年(?)便所棟をれ んが造2階建に増改築し、 渡り棟中央部及び渡り廊下 にも木造2階を上げ、本館 正面階段踊り場から連絡、 別館への渡り廊下並びに便 所として使われていた。さ らに渡り廊下北側に木造給 湯所などが増築されていた が、新庁舎建設に伴い大部 分が解体された。 背面の1階及び地階からの 出入り口を覆うれんが造平 家建の渡り棟とこれに続い て西方にのびるれんが造平 家建の渡り廊下及び便所棟 があった。また渡り廊下南 側に、棟を東西軸から南に 振った吹抜の木造平家建1 棟があった。 外壁れんが積 み、石積み等の 保存修理 凍害や配管貫通等の損傷のれんがはけ ずり取って入れ替えた。石積み目地の 隙間やれんがのクラックはプラスチッ ク充填材で埋めた。石材の小損傷や摩 耗はそのままとした。汚染部は稀塩酸 洗いとし、新材はステイン等で古味つ けを施した。軒蛇腹の損傷部は積み直 しを行った。 外部は凍害などによるわず かな損傷があった。軒蛇腹 はすが漏り等による凍害が 甚だしく、谷部分などは数 次にわたる修繕が行われて いた。 現状と変わらない。 外部窓廻りの 保存修理 窓枠は、地階分は枠建具とも全面的に 新調、1、2階は在来枠建具を補修、 オイルペンキ塗り、下枠はアルミ皿板 包みとし、枠周囲のれんがとの間隙は コーキング材を充填した。 地階窓は腐朽が多かった が、1、2階窓枠材はおお むね健全であり、建具は近 年の入れ替えでさらに健全 であった。 木枠、木製建具、ガラス入 り、木部オイルペンキ塗り であったと見られる。 内部窓廻りの 保存修理 化粧枠等は全部そのままとし、二重ガ ラス戸は1箇所のみ(長官室南側窓) サンプルとして開閉可能とし、他はガ ラス戸を内蔵したまま、化粧枠を固定 した。枠木部はすべて塗装替えした。 窓枠内側に開閉式の化粧竪 枠があり、この中に二重ガ ラス窓が柴折にたたみ込ま れている。上枠は化粧枠で ブラインド又はカーテンボ ックスを兼ねる。化粧枠材 の狂い等で二重窓の開閉も 困難なものが多く近年は実 用されていなかった。 不詳。 外部出入り口 廻りの保存修 脇玄関出入り口は、青木材で新調、西 側中央出入口は雨雪に曝されるので、 特に旧形にならってスチールドアと し、他はすべて在来の枠建具を補修し、 塗装替えした。金具類は新品とした。 地階出入り口枠建具は青木 材オイルペンキ塗り、1、 2階はたも材ワニス塗り、 附属金具類は近年の製品に ほとんど取り替えられてい た。 不詳。 内部出入り口 廻りの保存修 すべて一旦取り外し、補修の上再使用、 吊り木も復原した。 形式の変わっているものは旧形になら って新調した。金具類は新品とした。 翼棟廊下と室境の出入り口は、鉄筋コ ンクリート造となったため、枠幅を増 した。木摺の床上端からかき取り新材 で被覆した。旧塗装は全部塗り替えた。 ベイウィンド仕切りガラス戸は、現文 書館展示室については復原した。 枠建具とも、地下出入り口 は青木材オイルペンキ塗 り、1、2階はたも材ワニ ス塗り、附属金具類は近年 の製品がほとんどであっ た。欄間ガラス戸の中には 換気扇取付のため形の変わ っていたものもあり、また 道民室等特別な用途の部分 は、形の異なる新建具に換 えられていた。ベイウィン ド境のガラス戸は皆無で欄 間のみが残っていた。出入 り口扉はつり元を変え外開 きとなっていた。木製靴摺 は摩耗が甚だしかった。 不詳。 内壁(1、2階) の保存修理 腰部分は一旦撤去し、羽目板に新材を 補足再用し、塗装は全部塗り替えた。 壁は全部表面を剥離し、プラスターで 塗り替えた。 明治44 年、すべての木部造 作と漆喰塗りを施したが、 漆喰壁はその後数次にわた って剥離し、塗り重ねが行 われていた。 腰壁とも現状と大差のなか ったものと推測される。

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(3)保存のための修理を主とした現状変更 項目 現状変更 復原改修工事前の現状 創建時の状況

背面出入り口の保存と附属家の撤去

西側出入り口廻りは渡り棟の上家内にあったが、その構えは外部的であり、創建当初の設計にこの上屋があったか否か疑われる点もあり、また附属家の存在は、この出入り口廻りを直接外部から見られないようにするものとする点や、さらにこれが大部分解体されている点など、全面的に附属家を撤去して、出入り口廻りをより良い状態で保存することとした。

大正 12 年(?)便所棟をれんが造2階建に増改築し、渡り棟中央部及び渡り廊下にも木造2階を上げ、本館正面階段踊り場から連絡、別館への渡り廊下並びに便所として使われていた。さらに渡り廊下北側に木造給湯所などが増築されていたが、新庁舎建設に伴い大部分が解体された。

背面の1階及び地階からの出入り口を覆うれんが造平家建の渡り棟とこれに続いて西方にのびるれんが造平家建の渡り廊下及び便所棟があった。また渡り廊下南側に、棟を東西軸から南に振った吹抜の木造平家建1棟があった。

外壁れんが積み、石積み等の保存修理

凍害や配管貫通等の損傷のれんがはけずり取って入れ替えた。石積み目地の隙間やれんがのクラックはプラスチック充填材で埋めた。石材の小損傷や摩耗はそのままとした。汚染部は稀塩酸洗いとし、新材はステイン等で古味つけを施した。軒蛇腹の損傷部は積み直しを行った。

外部は凍害などによるわずかな損傷があった。軒蛇腹はすが漏り等による凍害が甚だしく、谷部分などは数次にわたる修繕が行われていた。

現状と変わらない。

外部窓廻りの保存修理

窓枠は、地階分は枠建具とも全面的に新調、1、2階は在来枠建具を補修、オイルペンキ塗り、下枠はアルミ皿板包みとし、枠周囲のれんがとの間隙はコーキング材を充填した。

地階窓は腐朽が多かったが、1、2階窓枠材はおおむね健全であり、建具は近年の入れ替えでさらに健全であった。

木枠、木製建具、ガラス入り、木部オイルペンキ塗りであったと見られる。

内部窓廻りの保存修理

化粧枠等は全部そのままとし、二重ガラス戸は1箇所のみ(長官室南側窓)サンプルとして開閉可能とし、他はガラス戸を内蔵したまま、化粧枠を固定した。枠木部はすべて塗装替えした。

窓枠内側に開閉式の化粧竪枠があり、この中に二重ガラス窓が柴折にたたみ込まれている。上枠は化粧枠でブラインド又はカーテンボックスを兼ねる。化粧枠材の狂い等で二重窓の開閉も困難なものが多く近年は実用されていなかった。

不詳。

外部出入り口廻りの保存修理

脇玄関出入り口は、青木材で新調、西側中央出入口は雨雪に曝されるので、特に旧形にならってスチールドアとし、他はすべて在来の枠建具を補修し、塗装替えした。金具類は新品とした。

地階出入り口枠建具は青木材オイルペンキ塗り、1、2階はたも材ワニス塗り、附属金具類は近年の製品にほとんど取り替えられていた。

不詳。

内部出入り口廻りの保存修理

すべて一旦取り外し、補修の上再使用、吊り木も復原した。 形式の変わっているものは旧形にならって新調した。金具類は新品とした。翼棟廊下と室境の出入り口は、鉄筋コンクリート造となったため、枠幅を増した。木摺の床上端からかき取り新材で被覆した。旧塗装は全部塗り替えた。ベイウィンド仕切りガラス戸は、現文書館展示室については復原した。

枠建具とも、地下出入り口は青木材オイルペンキ塗り、1、2階はたも材ワニス塗り、附属金具類は近年の製品がほとんどであった。欄間ガラス戸の中には換気扇取付のため形の変わっていたものもあり、また道民室等特別な用途の部分は、形の異なる新建具に換えられていた。ベイウィンド境のガラス戸は皆無で欄間のみが残っていた。出入り口扉はつり元を変え外開きとなっていた。木製靴摺は摩耗が甚だしかった。

不詳。

内壁(1、2階)の保存修理

腰部分は一旦撤去し、羽目板に新材を補足再用し、塗装は全部塗り替えた。壁は全部表面を剥離し、プラスターで塗り替えた。

明治 44 年、すべての木部造作と漆喰塗りを施したが、漆喰壁はその後数次にわたって剥離し、塗り重ねが行われていた。

腰壁とも現状と大差のなかったものと推測される。

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項目 現状変更 復原改修工事前の現状 創建時の状況

天井(1、2階)の保存修理

翼棟廊下は構造変更により新材となったが、他はすべて在来品を補修塗り替えし再用した。2階天井では、シーリング上に保温を目的としてグラスウール 25mmを敷き詰めた。

明治 44 年オーストリア国ワンダリッヒ社製メタルシーリング張りとした。

木摺漆喰又は打揚板張りと推測される。

床仕上げ(1、2階)の変更

構造変更により、すべてモザイクパーケット張りとした。

明治 44 年の青木二重板張り床は摩耗損傷甚だしく、ホール廻り等はこの上にフローリングブロックが張り重ねられていた。

板張りと推測される。

階段造作の保存修理

一旦撤去、補修の上再用した。段板鼻の摩耗はかき取り埋木の上、新品ノンスリップを取り付け、踏面、蹴込みともリノリウム張りとした。親柱の摩耗した彫刻等はそのままとし、すべて塗装替えを行った。1階正面階段前の三連アーチと支柱は、アーチ縁部分の彫刻は補修し、鋳鉄支柱は塗装替えした。

明治 44 年造の親柱彫刻などに摩耗の甚だしいものがあった。段板は、近年リノリウムで被覆されていた。

不詳。

(4)附帯設備の改良による現状変更 項目 現状変更 復原改修工事前の現状 創建時の状況

給湯室、手洗所等の新設(地階、1階、2階の改修)

地階に給湯室男女手洗所及び配管シャフトを設置し、改修した。2階は給湯室、男女及び貴賓用手洗所、塔屋への階段室として改修した。1階は配管シャフトを設けた。改修は床構造内部仕上げの全体、窓廻りに及んだ。

地階は公務補室、1階は事務室、2階は2室に分割され部長室に使われていた。便所は西側附属家に設けられていた。

地階は小使室及び給湯室、2階は参事官室、1階は高等官食堂に使われていた。

暖房機械室の新設(屋外地下)

熱源は新庁舎汽缶から供給。交換装置やポンプ室として、本館西側地下に地下渡り廊下に接して鉄筋コンクリート造機械室 45 ㎡を建設した。

暖房汽缶室は、本館西側に別棟として、大正 12 年頃建築されたが、昭和 42 年、新庁舎内に総合汽缶室が設けられたため撤去。

暖房汽缶室は地階にあった。

暖冷房設備 各主要室はファンコイルユニット、手洗所等は温水ラジエーター暖房とし、ファンコイルユニットには、夏季、井水を通し冷房に当てることとし、配管器具類とも全部新設した。

蒸気直接暖房であり、ラジエーターは2細柱、5細柱などであった。

蒸気直接暖房であった。ラジエーター等不詳。

融雪装置(軒先) すが漏り防止のため、軒先部分をれんが壁内面の位置で断熱間仕切りで遮断し、内部を保温ブースとして温水ラジエーターを設備した。

軒先は緩勾配となっていて、氷堤が生じやすく、すが漏りが多かった。

衛生設備 給湯室、事務所に、給排水、給湯、排水の設備を完備することとし、配管、器具類とも全部新設した。

給湯、便所設備は西側附属家内に設けられていた。食堂厨房、理髪等の給排水設備のほか、主要な事務室には洗面器が設備されていたが、いずれも近年設置されたものであった。

地階には井戸ポンプ、湯沸かし釜などの設備があったものと考えられる。別棟の便所は汲み取り式であった。

電灯照明設備 主要室にシャンデリアを復原したが照度不十分のため天井直付けアクリカバー付き水銀灯照明器具を分散配置した。ホール階段室、玄関ポーチ等は水銀灯シャンデリアとした。書庫は積層書架に蛍光灯を配置し、閲覧室は主要室同様の直付け水銀灯照明とした。地階各室は蛍光灯照明とした。配管配線器具とも全部新設した。

シャンデリア等旧照明設備はいっさい失われ、露出配管により蛍光灯照明が設けられていた。

創建時は、ガス灯。1、2年後、電灯照明となったものと考えられる。

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資料2

復原改修後の各室の利用状況

復原改修後

平成

10年

平成

14年

現在

展示

、閲

覧等

道民

に開

放し

てい

る室

凡例

政庁

舎と

して

専ら

道が

利用

する

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資料3 赤れんが庁舎の利用状況

3-1 赤れんが庁舎利用状況(機能別)

室名等 室数 面積(㎡) 備考

公用財産

共用会議室 3 528.04 1・2号会議室(224.35 ㎡×2)、

共用会議室(79.34 ㎡×1)

展示室等 6 766.06 北海道の歴史ギャラリー、樺太関

係資料館、観光情報センター、赤

れんが北方領土館、国際交流・道

産品展示室、売店等

法制文書課書庫等 5 832.73 書庫、マイクロフィルム撮影室

記念室、その他 - 1,612.64 記念室、廊下、トイレ、機械室等

公共用財産

道立文書館 6 1,264.85 事務室、展示室、閲覧室、製本・

解読室、書庫等

計 5,004.32

3-2 赤れんが庁舎利用状況(階別、主要室)

階 室 名 ( )内は道の所管部 面積(㎡)

1階

文書館事務室 (総務部) 224.35

文書館展示室 (総務部) 224.35

文書館閲覧室 (総務部) 224.35

文書館書庫 (総務部) 224.35

文書館解読・製本室 (総務部) 79.34

5号会議室 (総務部) 79.34

赤れんが売店(公募) (総務部) 52.76

2階

樺太関係資料館 (保健福祉部) 224.35

北海道の歴史ギャラリー (環境生活部) 224.35

1号会議室 (総務部) 224.35

2号会議室 (総務部) 224.35

国際交流・道産品展示室 (総合政策部) 79.34

赤れんが北方領土館 (総務部) 79.34

観光情報センター (経済部) 79.34

記念室 (総務部) 110.75

地階

1号書庫 (総務部) 224.35

2号書庫 (総務部) 224.35

4号書庫 (総務部) 224.35

6号書庫 (総務部) 79.34

8号書庫 (総務部) 79.34

マイクロ室・特殊資料庫 (総務部) 224.35

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3-3 赤れんが庁舎入館者数及び文書館閲覧室利用者数

年度 人数(人) 備考 年度 人数(人) 備考

赤れんが

入館者数

H21 363,074 無料 文書館

閲覧室

利用者数

H21 2,903 無料

H22 391,724 H22 2,815

H23 317,284 H23 2,582

H24 397,373 H24 2,368

H25 408,542 H25 2,073

3-4 赤れんが庁舎を活用した文化発信の取り組み

開 催 日 内 容 入場者数

平成 24 年度文化発信拠点づくり事業 計 6,387名

1 平成 24年7月1日~ 平成 24年7月8日

「存在の美学-第2回伊達市噴火湾文化研究所同人展-」札幌展

4,770名

2 平成 24年7月 13日 カルチャーナイト 676名

3 平成 24年7月 16日 「赤れんが庁舎・北海道の歴史画への招待」 105名

4 平成 24年7月 17日 赤れんがPMFアンサンブルコンサート 300名

5 平成 24年7月 28日 札幌こどもミュージカル 100名

6 平成 24年 12月 22日 Xmasコンサート(ジャズ演奏・ゴスペルコーラスによるコンサート)

130名

7 平成 25年2月2日 アートパフォーマンス in赤れんが(フルートアンサンブルコンサート、峰延東傘踊り)

81名

8 平成 25年2月9日 アートパフォーマンス in赤れんが(バロック音楽コンサート、北見風雪太鼓)

100名

9 平成 25年2月 23日 アートパフォーマンス in赤れんが(クラシックギターコンサート、ジャズダンスパフォーマンス)

125名

平成 25 年度文化発信拠点づくり事業 計 6,977名

1 平成 25年7月 19日 カルチャーナイト 582名

2 平成 25年7月 21日 道庁赤れんがPMFアンサンブル演奏会 200名

3 平成 25年8月 10日 アートパフォーマンス in赤れんが(ブルースハープコンサート、ギター・バレーによるコンサート)

287名

4 平成 25年9月7日 アートパフォーマンス in赤れんが(クラリネットコンサート、ミニオペラコンサート)

214名

5 平成25年10月25日~平成 25年 11月5日

北海道を描く(絵画展・文化対談) 3,417名

6 平成 25年 11月1日 アートパフォーマンス in赤れんが「源氏物語へのいざない」

185名

7 平成 25年 11月9日 アートパフォーマンス in赤れんが(トランペットコンサート、フルート・パーカッションによるコンサート)

116名

8 平成 25年 12月 21日 アートパフォーマンス in赤れんが(ギター・ボーカルによるジャズコンサート、サックス・ギターによるジャズコンサート)

276名

9 平成 26年3月8日~ 平成 26年3月 12日

総領事の視線・北海道写真展(駐札幌大韓民国総領事の写真展)

1,700名

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平成 26 年度文化発信拠点づくり事業

1 平成 26年7月 18日 カルチャーナイト

2 平成 26年 10月 12日 アートパフォーマンス in赤れんが(コンサート(能登谷安紀子 ヴァイオリン・藪田建吾 ギター))

3 平成26年11月2日~ 平成 26年 11月9日

赤れんが美術館(若手美術家による展覧会(武田浩志 毛内やすはる 吉成翔子))

4 平成 26年 11月 22日 アートパフォーマンス in赤れんが(コンサート(COTOHA 声楽とピアノ))

5 平成 26年 11月 23日 アートパフォーマンス in赤れんが(コンサート(ニューチャレンジ ダンス・松本幸夫 ギター))

6 平成 26年 12月 14日 アートパフォーマンス in赤れんが(コンサート(トリオアンジュエ ヴァイオリンとピアノ))

7 平成 26年 12月 21日 アートパフォーマンス in赤れんが(コンサート(白戸達也 Esperanza打楽器アンサンブル・酒本廣継 トロンボーン)

8 平成 27年1月 11日 アートパフォーマンス in赤れんが(ダンス(あーとだんす・さっぽろ 能藤玲子創作舞踏団 宮脇誠モダンダンスアート Modern Dance SRD))

9 平成 27年1月 24日 アートパフォーマンス in 赤れんが(コンサート(ウィンドアンサンブル・ポロゴ 木管五重奏))

10 平成 27年1月 25日 アートパフォーマンス in赤れんが(コンサート(F.C.N(北の創作仲間) 詩の朗読と音楽・澤田真希 ジャズヴォーカル))

11 平成 27年 2月 15日 アートパフォーマンス in赤れんが(ダンス(男香ル))

12 平成 27年 3月 1日 アートパフォーマンス in赤れんが(ダンス+演劇(鳥坊主))

その他(道主催以外の文化関連事業)

1 平成26年7月19日~ 平成 26年 9月 28日

札幌国際芸術祭 2014 赤れんが特別展示「伊福部昭・掛川源一郎」展

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3-5(参考)赤れんが庁舎前庭のイベント実施状況(平成 26 年度)

開 催 日 内 容 / 主催・後援等

1 平成 26年5月 21日~22日 たきかわ菜の花まつりのPR・特産品販売/滝川市

2 平成 26年5月 21日~23日 「北のめぐみ愛食フェア2014」/道農政部

3 平成 26年5月 22日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

4 平成 26年6月5日~6日 産直ときしらず祭り/根室市

5 平成 26年6月6日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

6 平成 26年6月7日~8日 YOSAKOIソーラン祭り/道経済部

7 平成 26年6月 18日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

8 平成 26年6月 18日~19日 喜茂別町特産品販売PR/喜茂別町 陸別町特産品販売PR/陸別町

9 平成 26年6月 18~19日 「北のめぐみ愛食フェア2014」/道農政部

10 平成 26年6月 24日 道警音楽隊「赤れんがコンサート」/道警本部

11 平成 26年7月5日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

12 平成 26年7月7日 「赤れんがガイアナイト2014」/道環境生活部

13 平成 26年7月 16日~17日 「北のめぐみ愛食フェア2014」/道農政部

14 平成 26年7月 16日~18日 占冠村特産品販売PR/占冠村

15 平成 26年7月 17日 高速道阿寒IC開通に向けた観光PR・産直フェア/釧路市

16 平成 26年7月 18日 つきがたイベント委員会「夏まつりPR」/月形町 沼田町特産品販売PR/沼田町

17 平成 26年 7月 23日 道警音楽隊「赤れんがコンサート」/道警本部

18 平成 26年8月 22日 道警音楽隊「赤れんがコンサート」/道警本部

19 平成 26年8月 30日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

20 平成 26年8月 31日 「2014北海道マラソン」/道環境生活部

21 平成 26年9月1日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

22 平成 26年9月2日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

23 平成 26年9月6日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

24 平成 26年9月 17日 道警音楽隊「赤れんがコンサート」/道警本部

25 平成 26年9月 22日~23日 道北観光連盟特産品販売・観光PR/道北観光連盟

26 平成 26年9月 23日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

27 平成 26年9月 24~25日 根室さんま直送市/根室市

28 平成 26年9月 24~26日 「北のめぐみ愛食フェア2014」/道農政部

29 平成 26年9月 28日 赤れんがアーティスト/道環境生活部

30 平成 26年 10月5日 蘭越町特産品販売PR/蘭越町

31 平成 26年 10月 11日 「農業・農村フェスタ in赤れんが」/道農政部

32 平成26年10月15日~16日 とれたて石狩市 in赤れんが/石狩市 留萌振興局フェア/留萌振興局及び管内市町村

33 平成26年10月15日~16日 「北のめぐみ愛食フェア2014」/道農政部

34 平成 26年 10月 18日 「道民森づくりネットワークの集い」/道水産林務部

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資料4 主な劣化状況

外部 屋根スレート

広範囲で割れが確認されているほか、地上に多くのスレート破片が落下している。

外部 屋根板金

谷部分等で使用されている板金も広範囲で捲れ等の劣化が確認されている。

部分的に腐食等も確認されている。

外部 八角塔設置金物

八角塔屋上出入り口ハッチの錆発生が確認されている。 棟設置の金物の固定劣化不良が確認されている。

外部 基礎石積み

基礎石は札幌硬石だが、広範囲で石自体の表層剥離の劣化が確認されている。 また表層剥離している部分のほとんどで表面の変色が進行している。

外部 外壁れんが積み

部分的にエフロレッセンスの発生が確認されているほか、れんがの補修を行っている箇所も確認されている。 全体に汚濁等も進行している状況にあり、特に雨だれ部分での汚濁が顕著である。 れんが自体の部分的な目地破損も確認されている。

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外部 煙突れんが積み

屋根に設置されている煙突、換気塔の広範囲で、れんがのひび割れ、剥落が確認されている。

劣化の中で一番危険性、緊急性が高い。

外部 軒天井、水切り石

外部軒天井部では一部漏水跡が確認されている。 水切り石では部分的に凍害による剥離劣化が確認されている。

外部 窓周りレリーフ

外部窓周りのレリーフ及び水切り石の石部分での凍害による浮き等の劣化が発生している。

外部 外部建具

木製建具は復原改修時に在来枠建具に塗装したものであるが、ほとんどの塗装が劣化し剥がれている。また上げ下げの分銅ロープが切れ開閉しにくい箇所が見られる。

内部 床

部分的にフローリングの剥がれや絨毯の摩耗などが確認されている。

内部 腰パネル

腰パネルが設置されているが、廊下の一部で張り方向を誤って修復している箇所が確認されている。

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内部 壁漆喰、漏水

壁の漆喰仕上げ部では多少の汚濁が見られるものの比較的良好である。

ただし記念室の仕上げ布クロス及び下地漆喰が漏水により広範囲で破損している。

内部 天井、漏水

天井のほとんどが鋼板製のシーリング天井となっており、一部に垂れはあるものの大きな劣化は確認されていない。

内部 天井設置照明器具

復原改修時のシャンデリア、水銀灯照明と後年次に設置された蛍光灯等があるが、大きな劣化は確認されていない。

内部 内部建具

建具(ドア類)の開閉状態は良好であるが、部分的に部材の欠損、傷等が確認されている。その他多くの建具で鏡板押さえの狂いによる隙間発生が確認されている。

内部 窓膳板塗装

紫外線により窓の膳板の劣化が進行している。 場所により異なるが、特に日光に長時間さらされている部位の劣化が著しい。

内部 カーテン類

記念室の窓に設置されているドレープカーテンは、ほとんどが大きく破れているなど劣化が確認されている。

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資料5 復原改修工事報告書における構造強度の検討

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赤れんが庁舎修復等方針検討委員会設置要綱

(目的)

第1条 北海道庁旧本庁舎(以下「赤れんが庁舎」という。)の修復、改修等を行うに

当たり、重要文化財建造物としての適切な保存、活用に必要な整備内容について、

専門的な立場からの意見を聞くため、赤れんが庁舎修復等方針検討委員会(以下「委

員会」という。)を設置する。

(所掌事務)

第2条 委員会は、次の事項について、出席者が意見交換を行うものとする。

(1) 赤れんが庁舎の修復、改修工事の方法に係る事項

(2) 赤れんが庁舎の耐震性に係る事項

(3) 赤れんが庁舎のバリアフリー化に係る事項

(4) その他赤れんが庁舎の保存・活用に必要な事項

(構成)

第3条 委員会は、有識者等の中から総務部長が協力を依頼し構成するものとする。

(設置期間)

第4条 委員会の設置期間は、委員が協力依頼を受けた日から平成27年3月31日

までとする。

(委員長等)

第5条 委員会には、委員長及び副委員長を置くものとする。

2 委員長及び副委員長は、委員の互選により定める。

3 委員長は、委員会を代表し、会務を総理する。

4 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときにはその職務を代理する。

(オブザーバー)

第6条 委員会には、オブザーバーを置くことができる。

(会議)

第7条 委員会は、総務部長が必要に応じて招集する。

(庶務)

第8条 委員会の庶務は、総務部総務課ファシリティマネジメントグループにおいて

処理する。

(その他)

第9条 この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、総務部長

が別に定める。

附 則

この要綱は、平成26年10月10日から施行する。

参考資料1

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委員

氏 名 所 属 等

委員 臼井うすい

栄三えいぞう

北海道教育大学芸術・スポーツビジネス専攻長・教授

北海道文化審議会会長

委員 角かど

幸ゆき

博ひろ

北海道大学名誉教授

NPO法人歴史的地域資産研究機構代表理事

委員 菊地きくち

優まさる

北海道大学大学院工学研究院建築都市空間デザイン部門空

間防災分野教授

委員 木村きむら

勉つとむ

長岡造形大学造形学部建築・環境デザイン学科教授

文化審議会文化財分科会第二専門調査会委員

委員 坂井さかい

文あや

北海道大学大学院工学研究院空間性能システム部門建築シ

ステム分野准教授、北海道景観審議会会長

委員 佐藤さとう

克之かつゆき

北翔大学大学院人間福祉学研究科教授、北海道福祉のまち

づくり賞審査委員長

オブザーバー

氏 名 所 属 等

豊城とよき

浩ひろ

行ゆき

文化庁文化財部参事官(建造物担当)付修理指導部門主任文化財調査

官(併)文化財管理指導官

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保存修理工事及び設備工事の検討

種別 項目 工事概要・修理方針等

直接

仮設

工事

足場

周囲に外部足場を設置し、屋根面より八角塔・換気塔の足場を設け、軒先解体に伴

い外部足場と本体屋根との間に仮屋根を設ける。室内では壁等の修理に合わせ内部

足場を設ける。

荷揚設備 上段足場に荷揚げステージを設け、リフトを設置する。

仮設建物 監督員詰所・現場事務所・作業員休憩所・作業小屋・倉庫等の組立式仮設ハウスを

設ける。

周囲境界柵、

出入口 工事区域を定めて境界柵を設置し、搬入経路を定め出入口を設ける。

屋根

葺替

工事

スレート葺替

天然スレート葺は下地材を含め全面を葺き直す。スレート材は選別のうえ良質なもの

は再用する。

既存材は宮城県雄勝町産であるが現在入手が困難であるため、補足するスレート材

は海外産(カナダ産など)とする。

従来の仕様(天然スレート幅 180×長 300×厚 6mm以上、葺足 100mm3枚重・平頭ス

テンレス釘#14長 38mm尻2箇所止・下地葺アスファルトルーフィング 22kg/1巻2枚重)

に倣い施工する。

また大棟には点検補修用として丸環が設置されているが、屋根面に作業足場の設置

用の金具を新たに設ける。

なお葺材撤去後に野地板等の木部が腐朽する個所は、必要範囲を解体して修理を

行う。

銅板葺葺替

軒下端・鼻隠部・平葺・差込銅板・谷葺・屋根窓・障泥板包・換気孔・煙突の雪割部・

腰回部の銅板をすべて葺き直す。

従来の仕様(厚 0.4mm軒先は長尺、谷は 1000×2000mm、他は定尺(600×400mm)

下地葺アスファルトルーフィング 22kg/1巻)に倣い施工するが、葺材撤去後に雨漏り

により野地板等の木部が腐朽する個所は修理を行うとともに、板金工事等において改

善策を講じる。

外壁

補修

工事

外壁れんが補修

劣化が著しいれんがは表面を掻落してレンガタイル(既存のれんがに倣い作製)を張

る。目地は欠失する個所を含め、モルタルを詰め従来に倣い平目地で仕上げる。また

れんがの亀裂部には樹脂モルタルを充填する。

換気塔・煙突

れんが補修

外壁れんが補修と同様とするが、れんがが欠失、割損する個所では新規れんがで補

修する。また躯体との間に浮きがないか確認し、支障がある場合はピンニング等の処

置を行う。

外壁洗浄 エフロレッセンスや雨染み等の汚れを除去するため、ブラシ掛けや高圧洗浄により換

気塔・煙突を含め外壁の全面を洗浄する。

外壁石材補修 部分的に割損する石材や表面剥離が著しいものは、劣化部分を掻落しモルタルで

擬石補修を行い、表面剥離が浅い個所では劣化部分を除去し含侵強化剤を塗布す

参考資料2

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る。また欠損する目地には従来に倣いモルタルを詰め、石材の亀裂部には樹脂モルタ

ルを充填する。

背面玄関石段

補修 段石、葛石、縁石等は一旦取り外し、地業のうえ据え直し、れんが敷を復旧する。

棟飾り・避雷針

復旧

現在保管されている棟飾り・避雷針を復旧し、補足する部材は従来(鋳造アルミ製)

に倣い作製する。

なお棟への固定方法をより強固なものに改善するとともに、部材同士の緊結など脱

落防止策を講じる。

室内

補修

工事

漆喰壁塗直し

漆喰塗が剥落している個所、下地との間に浮きが生じ剥落の危険性がある個所は、

健全な塗装まで掻落し、プラスターで塗り直す(昭和 43年の復原改修工事では既存の

漆喰壁を残し、修理の必要な個所はプラスターで補修)。

漆喰天井塗直し

車寄の漆喰天井は蛇腹漆喰及び中心飾を残し、平面の漆喰を塗り直す。仕様は従

来に倣い復旧することとするが、落下防止を考慮し必要があれば下地で対策を講じ

る。また天井蛇腹及び中心飾(プラスター製)についても取付き状況を確認し、現状で

のピンニング補修又は取外しての復旧など検討のうえ対処する。

漆喰壁・天井

亀裂補修

周囲に浮きが生じていない亀裂は、帯状に寒冷紗を張りパテ処理にて平滑に整え、

従来に倣いアクリルエマルジョン内部用塗料を塗る。仕上の塗装は周囲と色が調和す

るよう塗料を調合する。

内部塗装塗直し

内部は、塗膜劣化の著しい窓台について従来に倣いワニスで塗り直す。また鉄製防

火戸は錆の発生個所を部分的に塗り直す。

漆喰の壁・天井で以前の修理で塗られた塗装が剥がれている範囲や雨染みなどの

汚れが著しい範囲は、従来に倣いアクリルエマルジョン内部用塗料で塗る。

壁クロス直し 記念室は既存クロス撤去後プラスター補修を施し、類似の既製品ですべて張り替え

る。

建具

補修

工事

木製建具補修

扉は框と鏡板との間に隙間が生じるものは埋木を施す。窓を含め開閉を確認し、支

障のあるものは一旦取外して建込の調整を行う。また戸締まり金具などで欠失するもの

は従来品に倣って作製し補い、利きが悪いものは整備し調整を行う。

鉄製建具補修 防火扉で開閉に支障のあるものは一旦取外し、肘壺金具の調整を行う。

外部塗装塗直し

外部に面する木製の建具及び額縁、屋根窓はすべてオイルペイントで塗り直す。旧

塗膜が健全な範囲は残し、重ね塗りとする。また地下階窓の鉄格子は完全に錆を落と

し、錆止めのうえすべてオイルペイントで塗り直す。各ペンキの色調は既存に倣い塗料

を調合する。

その他

工事

床カーペット

敷替え

記念室及び廊下のカーペットは従来の仕様(既製品(フェルト 8mm敷込みのうえ毛足

7mmカットパイル毛 100%程度))ですべて取り替える。

床フローリング

補修

各室のモザイクパーケットで欠失する個所は既存の同材(幅 60×長 90×厚 8mm楢

材)で張り込み、周囲と同調するよう色付けを施す(ウレタン樹脂塗り)。

床ビニールタイル

貼直し

ビニールタイルに劣化等の破損が生じている室は、支障のない限り従来に倣い

(300mm角、厚 2mm塩化ビニール系タイル張り)全面を張り直す。

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窓カーテン

取替え

カーテン及びレースは類似の既製品ですべて取り替える(地階(既存程度)、1,2階

(ケースメント程度)、展示室(ドレープ程度)、記念室厚地、館長室(高級カーテン))。

南北バルコニー

防水

南北の脇玄関2階のバルコニー床の防水(カネボーゴーレックス防水工)をやり直

す。

種別 項目 設備機器改修(更新)内容

電機

設備

工事

受変電設備 受変電設備一式

発電設備 発電設備一式

構内配電線路 構内配電線路一式

電力設備 照明設備・コンセント設備・動力設備一式

通信情報設備 自動火災報知設備・電話設備・拡声設備一式

構内通信線路 構内通信線路一式(電話、自火報、警報線、インターホン、テレビ、光)

避雷設備 避雷設備一式

ヒーティング設備 ヒーティング設備一式

(建築工事) 電気設備工事に伴う建築工事

機械

設備

工事

冷暖房設備

凝縮水ポンプ

熱交換器

密閉式膨張タンク

空調設備

送風機類

ファンコイルユニット

コンベクター

電気ヒーター

換気設備 送風機類

空調機器付属 自動制御盤

冷暖房設備 ダクト類

給湯熱源

付属機器

熱交換器

密閉式膨張タンク

排水設備 排水ポンプ

消火設備 屋内消化栓箱

衛生器具類 陶器類

配管 (空調・衛生)

(建築工事) 機械設備工事に伴う建築工事

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バリアフリー化工事の検討

1-1.段差解消機① 1-2.段差解消機② 1-3.段差解消機③

概要

・南脇玄関に段差解消機を設置する。

・車椅子使用者及び介助者は段差解消機により南脇玄関地階へアクセスする。

・一般利用者(車椅子使用者及び介助者以外)は正面玄関階段を利用する。

・背面(西)玄関又は南脇玄関に段差解消機を設置する。

・車椅子使用者及び介助者は段差解消機により玄関1階へアクセスする。

・一般利用者は正面玄関階段を利用する。

・正面(東)玄関に段差解消機を設置する。

・車椅子使用者及び介助者は段差解消機により正面玄関1階へアクセスする。

・一般利用者は正面玄関階段を利用する。

イメージ

長所

・現状の建物の構造にほとんど影響を与えることのない仮設構造物として設置することが可能である。

・段差解消機本体を脇玄関地階床に設置するため、見え掛かりが少なく、外観・景観上も影響が微少である。

・現状の建物の構造にほとんど影響を与えることのない仮設構造物として設置することが可能である。

・1階から入るため、通常のアクセス方法に近い印象を与え、抵抗感が少ない。

・現状の建物の構造にほとんど影響を与えることのない仮設構造物として設置することが可能である。

・車椅子使用者、一般利用者ともに同一玄関から入るため、抵抗感が極めて少ない。

・車寄せに設置するため上屋が不要である。

課題・問題点

・管理上、警備員等の立ち会いのもとに利用すること、また利用の都度連絡することが必要と考えられ、誰もが気軽に利用できる印象を与えない。

・地階から入ることになるため、通常の方法とは著しく異なる印象を与える。

・冬季の降雪を考慮して上屋を設置する場合、意匠の工夫など景観上の配慮が必要である。

・建具の自動扉化又は常時開放が必要である(望ましい)。

・管理上、警備員等の立ち会いのもとに利用すること、また利用の都度連絡することが必要と考えられ、誰もが気軽に利用できる印象を与えない。

・南面の外観に影響を及ぼす。また冬季の降雪を考慮して上屋を設置する場合、意匠の工夫など景観上の配慮が必要である。

・建具の自動扉化又は常時開放が必要である(望ましい)。

・管理上、警備員等の立ち会いのもとに利用することが必要である。

・利用者動線が交錯することにより、階段における昇降の安全性が低下する。

・遠望では目立たないと思われるが、正面玄関に近接すると設備の存在が目立つ。

・建具の自動扉化又は常時開放が必要である(望ましい)。

参考資料3

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2-1.スロープ① 2-2.スロープ② 2-3.スロープ③

概要

・南脇玄関に、地階へアクセスするスロープを設置する。

・車椅子使用者はスロープにより地階へアクセスする。

・一般利用者も利用可能である。

・南脇玄関に、1階へアクセスするスロープを設置する。

・車椅子使用者はスロープにより1階へアクセスする。

・一般利用者も利用可能である。

・背面(西)玄関に、1階へアクセスするスロープを設置する。

・車椅子使用者はスロープにより1階へアクセスする。

・一般利用者も利用可能である。

イメージ

長所

・見え掛かりが少なく、外観上・景観上も影響が微少である。

・設置するスロープの長さが10メートル強程度で済む。

・一般利用者も利用可能であるため、車椅子使用者の抵抗感が少ない。

・一般利用者も利用可能であるため、車椅子使用者の抵抗感が少ない。

・現状の建物の構造にほとんど影響を与えることのない仮設構造物として設置することが可能である。

・一般利用者も利用可能であるため、車椅子使用者の抵抗感が少ない。

・正面の外観には影響がない。 ・現状の建物の構造にほとんど影響を与えることのない仮設構造物として設置することが可能である。

課題・問題点

・土地(史跡)の掘削・改変、また脇玄関の地階に降りる階段の一部(昭和43年に復原された部位)の撤去が必要となる。

・地階から入ることになるため、通常の方法と異なる印象を与える。

・冬季の降雪を考慮して上屋を設置する場合、意匠の工夫など景観上の配慮が必要である。

・建具の自動扉化又は常時開放が必要である(望ましい)。

・40メートル程度の長大なスロープ設置が必要となり、南面の外観に影響を及ぼす。

・冬季の降雪を考慮して上屋を設置する場合、意匠の工夫など景観上の配慮が必要である。

・建具の自動扉化又は常時開放が必要である(望ましい)。

・40メートル程度の長大なスロープ設置が必要となり、西面の外観に影響を及ぼす。

・冬季の降雪を考慮して上屋を設置する場合、意匠の工夫など景観上の配慮が必要である。

・建具の自動扉化又は常時開放が必要である(望ましい)。

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3.外部エレベーター 4.附属家整備

概要

・南脇玄関に1階及び2階へアクセスするエレベーターを設置する。

・車椅子使用者はエレベーターにより1階又は2階へアクセスする。

・一般利用者もエレベーター利用が可能である。

・1階、2階間の移動にもエレベーター利用が可能。

・西側玄関前に附属家を整備し、内部において1階へアクセスするスロープ又は段差解消機を設置する。

・車椅子使用者はスロープ又は段差解消機により、一般利用者はスロープ、階段により1階へアクセスする。

イメージ

長所

・一般利用者も利用可能であるため、車椅子使用者の抵抗感が少ない。

・1基のエレベーターにより外部、1階、2階間の移動が可能となり、建物内部に与える影響は比較的少ない。

・附属家の整備に合わせて1階へのアクセス処理が可能となり、外観にスロープや段差解消機が見えない。

・収納設備や厨房設備など、赤れんが庁舎の利活用に必要となる新たな付属機能を附属家に整備することが可能である。

課題・問題点

・エレベーターの基礎設置のための土地(史跡)の掘削・改変、また脇玄関の2階ポーチの手摺りの一部(昭和43年に復原された部位)の撤去が必要である。

・冬季の利用を考慮すると、上屋の設置並びにポーチ及びバルコニー部分を覆う風除室の設置等が不可欠と考えられ、バルコニーの改変が必要になる恐れがある。

・正面からは比較的目立たないと考えられるが、南面の外観には大きな影響を及ぼす。

・建具の自動扉化又は常時開放が必要である(望ましい)。

・地階への移動には利用できない。(地階へアクセスできるように設備を設置する場合は、土地(史跡)の掘削・改変、既存建物の現状変更が必要となる。)

・昭和 43年復原改修時において当該附属家を復原しないこととした経緯があり、附属家整備の意義をあらためて整理する必要がある。

・附属家整備のための土地(史跡)の掘削・改変が必要である。

・既存の地下通路及び機械室に配慮した構造とする必要がある。

・附属家を復原するとした場合、そのための史料が少ない。

・規模により、道庁敷地内の構内交通に影響が生じる恐れがある。

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5-1.内部エレベーター① 5-2.内部エレベーター② 5-3.内部エレベーター③

概要

・大室内(1階は文書館事務室)に油圧式エレベーターを設置する。

・車椅子使用者、一般利用者ともにエレベーターにより地階、1階、2階間を移動する。

・小室内(1階は5号会議室)に油圧式エレベーターを設置する。

・車椅子使用者、一般利用者ともにエレベーターにより地階、1階、2階間を移動する。

・翼棟廊下に油圧式エレベーターを設置する。

・車椅子使用者、一般利用者ともにエレベーターにより地階、1階、2階間を移動する。

イメージ

長所

・既存の利用者動線や避難経路に与える影響が少ない。

・エレベーター設置部以外の部分について一体的な室利用が可能であり、既存機能に大きな影響を及ぼさない。

・既存の利用者動線や避難経路に与える影響が少ない。

・既存の利用者動線に与える影響が少ない。

課題・問題点

・既存の1階RC床版・モザイクパーケット(S43)、1階天井メタルシーリング・シンダーコンクリート防火層(M44)、2階軽量コンクリート床版・モザイクパーケット(S43)の一部撤去が必要となる。

合わせて1階及び2階床版の構造補強が必要となることも考えられる。

・エレベーター設置のため、地階床の構造補強が必要となる。

・エレベーターシャフトにより縦穴が新たに形成されるため、防火安全性の検討が必要となる。

・既存の1階RC床版及び小梁・モザイクパーケット(S43)、1階天井プラスター塗・シンダーコンクリート防火層(M44)、2階軽量コンクリート床版・モザイクパーケット(S43)の一部撤去が必要となる。

合わせて地階天井小梁及び1階床版の構造補強が必要となるほか、2階床版の補強が必要となることも考えられる。

・エレベーター設置のため、地階床の構造補強が必要となる。

・エレベーターシャフトにより縦穴が新たに形成されるため、防火安全性の検討が必要となる。

・既存の1階RC床版・モザイクパーケット(S43)、1階天井プラスター・下地(S44)、2階RC床版・モザイクパーケット(S43)の一部撤去が必要となる。

合わせて1階及び2階床版の構造補強が必要となることも考えられる。

・エレベーター設置のため、地階床の構造補強が必要となる。

・脇玄関からの採光が遮断される、廊下が暗くなる。

・エレベーターシャフトにより縦穴が新たに形成されるため、防火安全性の検討が必要となる。

・地階及び1階南側玄関の避難経路としての機能が失われるため、代替措置等の検討が必要となる。

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構造補強工事の検討

PC鋼棒補強工法 基礎免震工法

概要図

補強原理 れんが壁のPC鋼棒を通し、圧縮力を

導入して、摩擦によるせん断耐力上昇

建物基礎下に、免震アイソレータを設置

し、地震力の入力を大幅に低減

準拠 学会論文、構造実験結果、RC耐震診

断基準、れんが設計基準

免震構造基準、日本建築センター評定

又は文化財委員会承認

構造安全性 ○安全確保水準:建物は倒壊しない

1次診断 目標値Is=0.8相当

◎機能維持水準:震度Ⅴ程度に低減

非構造部材も含めて被害を軽減

基礎 △コンクリート基礎に削孔しPC鋼棒定

△れんが基礎をRC基礎で補強:存置

コンクリート基礎は撤去

れんが △れんが壁内に削孔しPC鋼棒挿入 ○現状のまま

水平補強 △木製床の追加補強必要

他は現状のまま

○現状のまま

八角塔 ×大規模な補強必要 △小規模な補強必要

煙突等 ×大規模な補強必要 △小規模な補強必要

外構 ○内部から基礎補強を行えば現状のま

×免震ピット構築のため四周を掘削し擁

壁が必要になる

内装材 △脱落のおそれのある部材の補強必

○ほぼ現状のまま

工事エリア

B1F全体:床の全面撤去必要

屋根:屋根材の撤去、素屋根必要

B1F全体:床の全面撤去必要

外構全周:免震ピット構築工事必要

屋根:八角塔・煙突の補強必要

修理工事との

関連

屋根修理と兼用可能 免震ピット工事と屋根工事の並行は難し

い。

工事工期 9か月程度(補強のみ) 18か月程度(補強のみ)

維持管理 △PC鋼棒の点検、再緊張の必要性 △免震装置定期的維持管理

外観 ○現状のまま ○現状のまま、エキスパンション有

内観 ○現状のまま ○現状のまま

可逆性 △れんが壁内に挿入、PC鋼棒残る

八角塔・煙突等に大規模な補強

△基礎の改変

八角塔・煙突等に小規模な補強

史跡 ○内部からの工事ならば影響なし △免震ピット構築による掘削

免震ピットの構築

免震装置設置

基礎梁 PS 補強

免震エキスパンションの構築

屋根一部解体

PS 導入作業

基礎部掘削

コア開け、PS 定着

B1 階書庫

一時全面撤去

参考資料4