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「続」超入門!!SOAって何だ!?- ビジネスプロセス管理編 -
Oracle Direct Seminar
日本オラクル株式会社
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Agenda
• SOAとビジネスプロセス管理の関係
• ビジネスプロセス管理の流れ
• Oracle BPM Suiteでのビジネスプロセス管理
・SQL Serverからの移行アセスメント・MySQLからの移行相談・PostgreSQLからの移行相談・Accessからの移行アセスメント・Application Server 移行相談・Oracle Database バージョンアップ支援・Oracle Developer/2000 Webアップグレード相談・パフォーマンス・クリニック・Oracle Database 構成相談・Oracle Database 高可用性診断・システム連携アセスメント
Oracle Directの無償技術サービス
http://www.oracle.com/lang/jp/direct/services.html
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SOAとビジネスプロセス管理の関係
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Service Oriented Architectureとは?
• アプリケーションの機能を独立したサービスとして部品化し、それらを必要に応じて組み合わせていくことにより新たなアプリケーションを構築する考え方
サービスの組み合わせで新しいアプリケーションを構築
アプリケーションA アプリケーションB アプリケーションC アプリケーションD
サービスに分解 サービスに分解 サービスに分解
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Business Process Management
(ビジネスプロセス管理)とは?
設計
実装
監視
評価
• 組織をまたがる業務プロセスや、システムおよびアプリケーションをモデリングし、自動化し、管理し、最適化するためのソフトウェアおよび戦略のこと
• BPRのように長期的、抜本的改善ではなく、短期的かつ継続的な改善を図る
実行
Plan
DoCheck
Action
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SOAとBPMは相互に密に関係している
BPM人を中心としたモデリング
人の作業を洗い出し、効率化できる部分、プロセスのみなおしを行う
SOAシステムを中心としたモデリング
システムの持つ機能を『部品化』しプロセスに沿っていれかえる
システムがないと自動化による効率化が図れない
システムが部品化されていないとプロセスの変更を迅速に行うことができない
ビジネスプロセスがないと単なるシステム間連携になってしまう
実務と連動しないと部品化の粒度がはっきりせず非効率
• どちらも背景にあるのは
『ビジネスモデルの変化にどう対応していくか』
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(参考)ビジネスプロセス管理のための2つのアプローチ
• IT組織の中のインテグレーションに関心を持つユーザが対象
• ほとんどIT部門によって独占的に実施され、管理される
• 現場担当者またはプロセスの中心にいる組織の中のプロセスに関心を持つユーザが対象
• 現場担当者とIT部門の両方が実装と管理をする
システム統合が中心の BPM(例:Oracle BPEL PM)
人間が中心の BPM(例:Oracle BPM Suite)
Gartner
“Integration-focused BPM”
市場のこのセクタは、システム間のフローに集中する傾向がある。Integrationブローカーは従来からアプリケーション間のプロセスフローを処理してきた
“Pure-play BPM”
Pure-play BPM ソフトウェア市場は、人と人との間をサポートする技術に最も近いところに位置する
Forrester
“Integration-centric BPMS”
企業の中や企業の間で、部門間をつなげるビジネスプロセスをサポートするような、アプリケーションやシステムを統合することに焦点を合わせている
一方で、この分野のツールは必要に応じて人との対話も可能だが、Integration-Centric BPMSは、システムレベルの統合や編成を第一に焦点を合わせている
“Human-centric BPMS”
Integration-Centric BPMSとは根本的に違い、人間の活動を自動化することに焦点を合わせている。
Human-Centric BPMS は、クレーム処理、ローン承認、買掛
金、ラインの自動配備、コールセンターの対話などのようなトランザクションを自動化するが、処理ボリュームはIntegration-Centric BPMS によって定期的に処理されるような、1日あたり数百万のトランザクションには達しない。
Bruce Silver
“System-centric BPM”メッセージを配信し、異なるソフトウェア間のアクティビティを統合することに焦点を置いているビジネスプロセス
例外ハンドリングに人が関与することはほとんど無く、基本的な承認を処理する
“Human-centric BPM”
組織内の様々なユーザや役割の間のやりとりに深く依存するビジネスプロセス
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Rigorous
Modeling
Business BPM
IT BPM
and
Service Orchestration
BPM関連製品のポジショニング
• プロセス担当者• Six Sigma、Lean
• メソドロジー• 階層的なモデル• プロセスの資産化
• 業務ユーザー• ヒューマン・セントリック• コラボレーション• 頻繁なプロセス改変
• Apps統合、AIA
• BPEL
• ハイパフォーマンス STP
• BPAによるラウンド・トリップ
BPA
BPM
SOA
上流からのモデリング
業務プロセスから入るBPM
IT中心のBPMとSOA
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ビジネスプロセス管理の流れ
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ビジネスプロセス管理の流れ
Step 1
戦略立案 ビジネスプロセスの設
計
ビジネスプロセスの実
装
ビジネスプロセスの実
行
ビジネスプロセスの監
視
ビジネスプロセスの評
価
Step 2 Step 3 Step 4 Step 5 Step 6
経営者/ビジネスコンサルタント
戦略立案、KPIの設定 業務プロセスの可視化、プロセスの再設計
ITによるプロセスの実装
ビジネスアナリスト/業務責任者 ITアーキテクト/システムエンジニア
業務担当者/情報システム部門
新規プロセスでの作業 プロセスの監視 課題の洗い出し、プロセスの評価
業務責任者 ビジネスアナリスト/ビジネスコンサルタント
ビジネスサイド
ITサイド
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Step1. 戦略立案
• 経営戦略に基づく事業戦略を主体として立案• SWOT(Strength, Weakness, Opportunity, Threat)
• 3C(Customer, Competitor, Company)
• PPM
• どの手法であっても、自社の状態(内環境)と外環境との相互の関係から分析を実施していく
※戦略立案のための各手法の詳細は専門書籍をご参照ください
• 最終的な目標はKPI(Key Performance Indicator)を設定すること• ビジネスプロセスを再構築するにあたっての目標値とする
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Step2. ビジネスプロセスの設計
• ビジネスプロセスの設計で実施する主な作業は2つ
• 既存のプロセス(As-Isモデル)の可視化
• シミュレーションによるAs-Isの分析とTo-Beの策定
プロセス可視化の例:注文管理業務
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プロセスを構成する各作業(アクティビティ)は意味のわかる単位でまとめる
• ビジネスプロセス全体のボトルネックを分析することが目的• 単純に作業を洗い出すだけだと粒度が細かくなりすぎてしまう
ex.アカウント担当営業の受注作業• 注文を受領する
• 注文内容を入力する
• 注文内容を確認する
・・・
• 誰がみても意味のわかる単位を最小粒度とする• 注文を受領する
• 注文内容を入力する
• 注文内容を確認する
• 注文の登録
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Step2. ビジネスプロセスの設計 ~ シミュレーション ~
シミュレーションの例:注文管理業務
• 各業務担当者のアサイン数、作業時間などをパラメータとしてシミュレーションを実施
• As-Isの分析:現在のビジネスプロセスのボトルネックを洗い出す• To-Beの策定:プロセスの効率化の実施とKPIの達成を確認する
シミュレーションの例:リソース情報の設定
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シミュレーションの実施にはプロセスKPIを用いる
• ビジネスKPI
• 企業業績のパフォーマンス
ex.在庫回転率、納期遵守率
• プロセスKPI
• プロセスの構成要素のパフォーマンス
ex.製造リードタイム、発送リードタイム
• システムKPI
• システムのパフォーマンス
ex.レスポンスタイム、CPU使用率
因果関係
因果関係
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効率化のセオリーは自動化・並列化・単純化
• 前提:人が介入するところに問題が発生しやすい
• パフォーマンスボトルネック
• 処理エラー
• 自動化:ハンドオフの作業をみなおす• 業務間、部門間でのデータ受け渡し作業(ハンドオフ)を自動化する
• 並列化:時系列でない作業をみなおす• ボトルネック箇所のうち、時系列処理でないものを並列化する
• 単純化:処理が難解な作業をみなおす• 入力処理などのインターフェースが難解なものを単純化する
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• 業務担当者が実行エンジンを介して業務実行できる環境を構築
① 標準化:ルールに従った作業割り当てにより、手順ミスを提言できる
② 管理化:プロセス全体の管理により、各部門の状況や実行ログの管理ができる
③ 自動化:利用する画面が最適化され、作業が効率化される
Step3. ビジネスプロセスの実装
プロセス実装の例:画面フロー開発、画面開発
Enterprise Server
実行エンジン
業務画面
実行エンジンに配布
業務担当者
画面フロー 画面開発
実行エンジンを利用するメリット
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既存システムをいかに効率よく利用できるかが実装ステップでのポイント
• 既存機能がサービス化されていることで、ビジネスプロセス実装のためのシステム構築・変更・追加が柔軟に実施できる
販売
カ
スタマサ
ービス
入金
• どうすれば IT 部門から課題や戦略が見えるようになるのか?
•概念モデルと実装プロセスがかけ離れてしまう
• プロセスの改善とコスト削減の方法が不明確
•要求が明確ではない• ビジネス部門からの頻繁な変更依頼
受注
ERPの更新
GLの更新
請求書の印刷
受注完了
IT部門によるシステムの部品化モデル化されたビジネスプロセスの実装
BPMに基づくアプローチ SOAに基づくアプローチ
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Step4. ビジネスプロセスの実行
プロセスの開始 プロセスの実行
仕事の一覧(ワークリス
ト)
• 業務担当者が実行エンジンを介して業務を実行
• 業務担当者:ワークスペースを用いて各種担当業務を実施
• 情報システム部門:安定稼動するインフラを構築 ex.可用性、パフォーマンス
プロセス実行の例:ワークスペース画面
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ダッシュボードの表示
プロセスの進捗を赤い矢印と旗で表示
いつ・誰が・何を行ったかという情報が履歴に残る
Step5. ビジネスプロセスの監視
• プロセスが期待したとおりに実行されているか、効率化されているか確認
• 観点1:プロセスの実行状態を監視
ビジネスプロセスが想定した手順どおりに進んでいるか
各処理に入力ミス、作業遅延が発生していないかプロセス監視の例:ワークスペース画面
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問題のプロセスを特定
• 観点2: KPIは達成されているか
平均作業時間、平均処理時間などのKPIが達成されているか
達成されていない場合にボトルネックとなっている処理はどこか
Step5. ビジネスプロセスの監視
プロセス監視の例:BAM画面
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BAMとBIは収集対象が異なるため、測定したいものも異なる
BAM : Business Activity Monitoring BI : Business Intelligence
プロセス内をリアルタイムに流れるデータ対象データ 複数ソースから収集された蓄積データ
リアルタイム参照間隔 定期的
プロセスKPIの測定監視目的 ビジネスKPIの測定
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Step6. プロセスの評価
【評価パラメータ例】
• 実行情報• BIやBAMのデータ
• 財務情報• 企業のステータスデータ
• 市場情報• 外環境のデータ
・・・
その他様々な情報が関与
【評価ツール例】
• QC7つ道具• パレート図、チャート図など
• 新QC7つ道具• 親和図法、連関図法など
・・・
その他固有の手法にて評価実施
次の”Plan”へと展開し、継続改善を図る
※評価ツールの各手法の詳細は専門書籍をご参照ください
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Oracle BPM Suiteでのビジネスプロセス管理
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Oracle BPM による BPM ライフサイクル
ダッシュボードの活用、プロセスの履歴と傾向を分析
プロセスのモデル化、シミュレーション、文書化
業務部門のIT担当者
プロセス開発とシステム統合
プロセス開発者
業務担当者とのやり取り業務担当者
業務責任者
プロセスの実行と管理
企業システムやデータベース
Designer Studio
Enterprise
• ひとつのツールでビジネスプロセス管理における全Stepを実現
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Oracle BPM Suite 11g
オラクルが提供するBPMソリューション全体アーキテクチャー
SCA統合実行環境ポリシー管理
Optimized binding
HumanWorkflow (+AMX, AG,
Orgn)
Business Rules
Oracle Service Bus
JCAベース共通接続基盤
Repository
管理コンソール+BPMNスクリーン
BAM
Mediator
ワークスペース MS Office
BPMNプロセスモデルの共有/同期
BPA
BPMN 2.0, BPEL
エンドユーザ・オペレーション画面ブラウザ経由で業務ユーザのプロセス・カスタマイズを可能に
プロセス・コンポーサー
プロセス分析
Proc Cubes
統合開発ツールJDeveloperBPM Studio
プロセス・ポータル(WebCenter)
BPEL BPMN
統合メタデータ管理
Oracle BPM Suite 11gではパフォーマンスの向上、管理作業の効率化を実現するためにBPM、及びその周辺コンポーネントの実行環境を統合化
プロセス・コア・エンジン
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メタデータの共有 共通リポジトリ
業務分析/リエンジニアリングモデリングツール
システム実装/開発開発ツール
自動生成/同期
意思疎通の正確性確保
モデリング・ツール⇔開発ツール間での情報伝達を自動化
課題 : 業務部門とシステム部門間におけるコミュニケーション齟齬
解決策 : モデリングツールと開発ツールの成果物自動共有、変更自動反映
価値 : 手戻りの予防による、プロジェクト遅延リスクの最小化
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課題 : 簡単なプロセス変更であっても、迅速に対応できない
解決策 : 専門知識を必要としないプロセス変更画面の提供
価値 : 業務プロセス/意思決定フロー変更の迅速化
業務ユーザによるプロセス変更を可能にするプロセス・コンポーサー
ブラウザからのアクセス
プロセス変更例
• 承認フローへの承認者追加
• タスクの臨時割当
• 承認フローの変更
• タスクの委任
• 他
直感的な操作によるプロセス変更
業務プロセスの変化対応力
業務ユーザのカスタマイズを可能にするGUI
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課題 : ログ情報が散在している為、障害原因追求に多くの時間を要する
解決策 : ログ情報の統合と、統合管理画面の提供
価値 : 障害復旧時間の最小化と、原因追及に要する労力の軽減
プロセス
ヒューマンワークフロー
メディエータ
ビジネスルール
外部サービス
プロセス管理画面へのドリルダウン
システム構成部品を横断する一貫したログ追跡統合管理ツール:Oracle Enterprise Manager
システム構成コンポーネント
を横断したトラッキング
各コンポネント管理画面へのドリル・ダウン(例:BPM)
プロセス管理画面
6.障害原因追求に要する作業コスト
直感的なトラッキングを可能にする統合管理機能
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まとめ
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まとめ
• BPMとは事業戦略にあわせて柔軟にビジネスプロセスを管理していくことです
• システムがSOA化されていると、BPMの実装を迅速に行うことができます
• Oracle BPM SuiteによりBPMのPDCAサイクルの活動を全てを包含して実施することができます
設計
実装
監視
評価
実行
Plan
DoCheck
Action
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0120-155-096
※月曜~金曜 9:00~12:00、13:00~18:00
(祝日および年末年始除く)
システムの検討・構築から運用まで、ITプロジェクト全般の相談窓口としてご支援いたします。
システム構成やライセンス/購入方法などお気軽にお問い合わせ下さい。
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以上の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以上の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。
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