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ONYX® 製品をご購入いただき ありがとうございます。正しいインストールとセットアップを行うためには、このマニュアルを最後まで読み、後で参照できるように安全な場所に保管してください。

この使用説明書と本文で記載されているソフトウェアは、使用許諾契約に基づいて保護されており、Onyx Graphics, Inc. に著作権が帰属します。 この使用説明書の中の情報およびソフトウェアに関する全ての掲載文章、またはヘルプ システムの内容は、予告なしに変更することがあります。 Onyx Graphics, Inc. の文書による明確な許可なしに、この使用説明書またはソフトウェアのいかなる部分も、どのような目的、手段(電子的、機械的、光学的複写、録音など)であろうと、複製、転送、転写、読み出し可能システムへの保管、またはいかなる形式による他の言語への翻訳も行うことはできません。

Onyx Graphics 社は、本文またはその他の文書の内容に関する特許、特許出願、著作権、商標、およびその他の知的所有権を保有しています。 Onyx Graphics, Inc. の文書による使用許諾契約が提供されていない限り、この使用説明書またはその他の文書を所有しているという事実だけでは、これらの特許、著作権、商標、またはその他の知的所有権に対するいかなる使用許諾も得られません。

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言語設定言語設定をするには [ファイル > 一般設定...] をクリックし、言語オプションで言語を変更します。

サポート情報プログラムの詳細は、オンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10) をご覧ください。トラブルシューティングのヒントについては、サービス センター (www.onyxgfx.com/service) をご覧ください。

最小システム必要条件

オペレーティング システム• Windows XP Pro® 32/64 ビットおよび最新サービス パック

• Windows Vista® Business/Enterprise 32/64 ビットおよび最新サービス パック

• Windows 7® Professional、Enterprise、および Ultimate、32/64 ビットおよび最新サービス パック

CPU• Intel Core 2 Duo、Pentium IV 3+ GHz • AMD Phenom、Athlon X2、Athlon 64/Opteron 2+ GHz• 複数の RIP を使用している場合は Dual-Core CPU または Single-Core

CPU

ストレージ• 50 GB のハード ディスク容量 (SATA を推奨)

• 1 CPU につき2 GB の RAM (特に ProductionHouse にとって必要)

ビデオ• 1280 x 1024 および 16 ビット以上の表示画面

ハードウェア• セキュリティ キーを取り付けるための USB ポート (単独使用)• DVD-ROM ドライブ

アンチウィルス ソフトONYX ステーションでリアルタイム スキャンを実行するいくつかのタイプのアンチウィルス ソフトウェア (Symantec/Norton Anti-Virus や McA-fee Anti-Virus を含む) には、RIP 時間が遅くなる、プリンタ設定を保存できない、カラー デバイス読取りが Media Manager に受け入れられないといったソフトウェア実行上の問題を引き起こす可能性があります。

この問題を解決するには、アンチウィルスのコントロールパネル (Symantec/Norton の場合は、Real Time Scanner の下) へ移動して ONYX フォルダのすべてのスキャンを無効にしてください。

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効率よくサポートを受けられるように、ソフトウェアを起動しコンピュータの傍からお問い合わせください。 電子メールでお問い合わせいただく場合は、連絡先、キー番号、問題についての簡単な説明をお書きください。

ONYX RIP を Mac 上で実行する場合の最新の最適条件および最低限の条件または情報については、サービス センター (www.onyxgfx.com/service) にアクセスしてください。

はじめに

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このマニュアルの使用法このマニュアルは、Onyxソフトウェアの様々なオプションを理解する上で役に立ちます。ですが、この製品は内容構成が複雑なため、ソフトウェアが備えている全てのオプションについてはこの本では十分に説明していません。

特定のトピックがこのガイドで見つからない場合は、オンライン ヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10) およびサービス センター (www.onyxgfx.com/service) をご覧ください。

このマニュアルで説明されているオプションの中には、ご使用のソフトウェア パッケージではご利用できない場合があります。 ハードウェア キーの承認を調べると、どのアプリケーションおよびオプションが使用できるかを確認することができます。

ハードウェア キーの承認を調べるには:

1. ソフトウェアを作動します。

2. ファイル メニューから [ファイル > 表示 > ハードウェア キー] を選択し、[ハードウェア キー] ダイアログ(図 i を参照)を表示します。

どのオプションおよびアプリケーションがご使用のソフトウェア パッケージに含まれているかについては、お近くの販売代理店にお問い合わせください。

マニュアル上のアイコンこのマニュアルはアイコンを使用し、重要な情報をより早く検索できるようになっています。 これらのアイコンはページの左側に表示され、その目的についても説明しています。

矢印アイコン(上)は、ステップや指示を示します。

クイック ヒント1. 画像をグラフィック アプリケーションに保存する際に ICC プロファイルを埋め込みます。 これにより、より優れたカラーを得ることができます。

2. 処理を早くするには、ファイルをローカル システムにコピーします。

3. .eps ファイルを保存する際は、プリンタ フォントおよびスクリーン フォントがファイルに含まれていることを確認してください。

4. プリンタを常に良好な状態に保つため、毎日作動してください。 ウォームアップ ジョブを印刷して、インクが多すぎたり少なすぎたりする範囲がないことを確認します。

5. 最新のプリンタ動作情報を入手するために、ご使用のメディアを再調整します。

このアイコンを使用すると、情報やヘルプに関する他のソースへと移動します。

このアイコンは重要なアドバイス、ヒント、アイディアを表示します。

このアイコンは警告、注意、重要な情報を表示します。

図 i — ハードウェア キーの承認

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目次

ユーザー ガイドRIP-Queue のナビゲーション 1

第 1 章: セットアップと印刷

目的  2

ソフトウェアのインストール  2

プリンタのインストール  3

プリンタの設定  3

メディアの設定  4

画像を開く  4

画像の印刷  5仮想プリンタ - 6ジョブの状況 - 6

輪郭カットの設定  6

クイック セットの使用  7新しいクイック セットの作成 - 7クイック セットの詳細設定オプション - 10クイック セットの管理 - 13

ホット フォルダを使用  14ホット フォルダのトラブルシューティング - 15

iv 目次

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第 2 章: Preflight目的  16

Preflight とは?  16

画像を Preflight で開く  16

基本的なジョブ オプションの変更  17

[プリンタとメディア] タブ  18

[プレビューとサイズ] タブ  18画像のクロップ - 18XY軸原点およびサイズ値を使用したクロップ - 19画像の回転 - 19

タイル設定タブ  19タイルの有効化 - 20タイルで印刷 - 20タイルの調整 - 20タイルのオーバーラップ - 20[ウェルダー用オーバーラップ] の設定 - 21

カラーコレクションタブ  21原色レベル - 21カラー / グレイ レベル - 22白 / 黒リミット - 23カラー置換 - 24スポット(特色)レイヤツール- 24フィルタ - 25

[印刷] タブ 25プリンタの設定 - 25ワークフロー オプションの設定 - 25マーク オプション - 27出力オプション - 28

プリンタの管理  29

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上級ガイド

第 3 章: Media Manager目的  32

Media Managerとは?  32

新Media Manager  33

第 4 章: ワークフロー および ハードウェア キー

目的  34

ONYX ワークフローとは?  34オリジナル画像ファイル - 35クイック セットが設定を適用 - 35設定が適用された画像がジョブとなります - 35ジョブの処理 - 35印刷準備の完了 - 36ジョブの印刷 - 36ジョブの再印刷 - 36

ハードウェア キー  37ハードウェア キーのアップデート - 37

第 5 章: 印刷およびジョブ管理

目的  38

いつジョブが印刷されるか?  38保留 - 38メディア - 38用紙サイズ - 39プリンタ オンライン - 39トリガー - 40

どのようにジョブが印刷されるか?  38ジョブオプション - 40プリンタ設定 - 40

vi 目次

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配置方法  41ベストフィット - 41メディアの節約 - 42ジョブのグループ化 - 42ジョブを個別に印刷 - 42Fotoba & Dicus カッター マーク - 42

印刷の中止  44

ジョブの再印刷  44

ジョブ管理  45サイズの変更(倍率) - 45メディアの変更 - 45[保留]状態の変更 - 46部数の変更 - 46ワークフロー オプションの変更 - 47マーク オプションの変更 - 47

ジョブの操作  47ジョブの表示 - 47ジョブの順序を変更 - 47ジョブを Preflight に送信 - 48ジョブの再印刷 - 48印刷するタイルを選択 - 48ジョブのプリンタ設定の変更 - 48ジョブを別のプリンタにコピー - 49ジョブの削除 - 49

第 6 章: 仮想プリンタおよび他のシステム

目的  50

仮想プリンタの使用  50別の Windows システムからの印刷 - 50Mac OSX(10.2.8 以前)からの印刷 - 51Windows 印刷を使用して Mac OSX(10.3.x 以上)から印刷 -52

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UNIXにプリントサービスを利用して Mac OSX(10.3.x 以上)から印刷 - 54UNIXにプリントサービスのインストール - 55

ウェブ ポータル(HTTP アクセス)を使用  56ウェブ ポータル ポートの変更 - 57ウェブ ポータルを使用してジョブを送信 - 57

第 7 章: プリンタの管理

目的  58

プリンタの設定  58プリンタ ポートの設定 - 58プリンタ プールの使用 - 60メディアの管理 - 61用紙サイズの管理 - 62プリンタ名の変更 - 62ベースフォルダの変更 - 63インク計算 - 64

プリンタの管理  65プリンタをアクティブにする - 65プリンタを非アクティブにする - 65プリンタの削除 - 66PrnInst の作成 - 66プリンタの複製 - 66

第 8 章: プルーフ

目的  68

プルーフとは?  68

プルーフの基本  68

プルーフを行う前に  69プリンタガモットの比較 - 69プルーフ用プリンタの設定 - 72

viii 目次

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プルーフの印刷 - 72

プルーフの検証  74許容誤差チャート - 74照合ストリップ - 75

第 9 章: カラー マネージメントおよび ICC プロファイル

目的  76

カラー マネージメントとは?  76

ICC プロファイルとは?  76

色理論 76RGB - 76CMYK - 77デバイス 依存の色空間 - 77デバイス に依存しない色空間 - 77ICC プロファイル - 78入力プロファイル - 79出力プロファイル - 79レンダリング インテント - 79L*a*b* 画像ファイル - 80埋め込みプロファイル - 81カラー マッチング テーブル - 81

カラー マネージメント オプション  81クイックセットでのカラーマネージメントオプションの設定 - 82Preflightでのカラー マネージメント オプションの設定 - 82ICC プロファイルの設定 - 82カスタム カラー マネージメント設定の保存 - 84

第 10 章: 輪郭カット

目的  86

輪郭カットとは?  86

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輪郭カットの使い方  86

カット用にファイルを準備  87Illustrator でのカット パスの定義 - 87

輪郭カット用のクイック セットの作成  88

輪郭カットのワークフロー  89同じデバイスで印刷とカットを行う - 89いずれかのプリンタで印刷した後にI-Cut デジタル ダイ カッターでカット- 89いずれかのプリンタで印刷した後に個別のカッターでカット- 90

CUT-Server の使用  91CUT-Server とは? - 91CUT-Serverの使い方- 91CUT-Server の設定 - 91CUT-Serverを介してナビゲートする - 91カット ファイルの追加におけるワークフロー オプション - 92カッター設定の追加 - 93カッティング ワークフロー - 93レイヤー設定 - 94初期(アプリケーション )設定- 96

第 11 章: レイアウト フロントエンド

目的  100

レイアウト フロントエンドとは?  100

レイアウト フロントエンドの使用  100アプリケーション設定 - 101[画像ツール] タブ - 101[ページ ツール] タブ - 102[画像] タブ - 103プリンタおよびメディア オプション - 103ジョブ - 103

x 目次

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X10ワークフロー製品のユーザー ガイド

RIP-Queue のナビゲーションメイン RIP-Queue ウィンドウは、5 つの主要領域に分かれています:

• プリンタ領域(1 を参照)

• 印刷準備完了ジョブ領域(2 を参照)

• バッファ ジョブ領域(3 を参照)

• 情報領域(4 を参照)

• コンソール(5 を参照)

各領域はプリンタ、ジョブ、ソフトウェアの状況に関連した情報を提供します。各領域を右クリックすると、様々な設定を修正することができます。

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セットアップと印刷

目的この章では、ソフトウェアのインストールおよび印刷の基本について説明します。 この章を完了すると、次のことができるようになります:

• ソフトウェアおよびプリンタのインストール

• プリンタの設定

• 画像の印刷

• 輪郭カットの設定

• クイック セットの使用

• ホット フォルダの使用

ソフトウェアのインストール

ソフトウェアをインストールするには:

1. 管理者権限によってコンピュータにログオンします。

2. ハードウェア キーをコンピュータにプラグインします。

3. プログラム ディスクを DVD ドライブに挿入します。 [インストール] ウィンドウが開いたら、インストールされる場所を確認して [次へ] をクリックします。

4. 使用許可契約を読み、[同意]を選択してから [インストール] をクリックします。これでインストールが開始します(図 1 を参照)。

5. 以前のインストールが検出された場合は、プリンタ設定を以前のインストールからインポートすることもできます (図 2)。

最新のインストールの設定のみがインポートされます。たとえば 6.5 と 7.3.2 の両方が同じシステムにインストールされている場合は、7.3.2 インストールの設定のみが対象となります。以前の設定のインポートを選択すると、下記の事項が新しいインストールへ自動的に移動されます。

• プリンタのアクティビティ状態

• プリンタのメディアおよびモード

• カスタム プリンタの用紙サイズ

• プリンタ ポートの設定

• プリンタのクイック セット

次の事項は、以前のインストールからインポートされません。

• カスタム PPD の場所

2 セットアップと印刷 - ユーザ ガイド

1これらの目的については、他の章やオンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue) でより詳細に説明されています。

ソフトウェアのインストールが自動的に開始しない場合は、DVD ドライブを参照してダブルクリックします。

図 1 — インストール画面

図 2 — 設定のインポート

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• ベース フォルダへの変更 (入力フォルダおよびワークフォルダの場所)• PrintMetryx アカウントの設定

• PostScript RIP の設定 (jaws.cfg)• プリンタ配置の設定

6. インストールが完了したら、[終了] をクリックしてインストールを終了します。

プリンタのインストールハードウェアキーがどのプリンタを使用できるか特定します。 希望するプリンタが使用できない場合は、キー アップデートについてお近くの販売代理店までお問い合わせください。 ソフトウェアのインストールは 1 回のみですが、追加のプリンタやメディアは何回でもインストールができます。 [プリンタのインストール] ダイアログは、インストールの終了時に [オプションを表示] をクリックすると開きます。プリンタを後でインストールする場合は、プログラム ディスクを DVD ドライブに挿入すると、[プリンタのインストール] ダイアログが自動的に開きます。

プリンタをインストールするには:

1. [プリンタのインストール] ダイアログで、インストールしたいプリンタとメディアを選択し、 [インストール] をクリックします。

2. インストールが完了したら、[終了] をクリックします。プログラムは自動的に開きます。

プリンタの設定プリンタをインストールまたは追加するたびに、[プリンタの設定] ダイアログが表示されます。このダイアログは、プリンタの有効な設定オプションのみを表示します。プリンタが使用するポートの種類が分からない場合は、プリンタの製造元かネットワーク管理者に問い合わせてください。プリンタを再設定する必要がある場合は、メイン ツールバーの [プリンタの設定] をクリックして、[プリンタの設定] ダイアログを開きます。

多くの種類のポートを利用できますが、もっとも一般的なポートは TCP/IP 、USB 、Firewire です。

TCP/IP プリンタを設定するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログで、[デバイス] タブをクリックします。 設定したいプリンタを選択し、[ポートの設定] をクリックします。これで [プリンタ ポートの設定] ダイアログが開きます。

2. TCP/IP を選択し、 [設定] をクリックします (図 3 を参照)。3. IP アドレスを入力し、 [データ タイプ ] を Port9100 に変更しま

す。 Port9100 は、最も一般的に使用されるポートです。 他のポートの種類に関する情報については、オンラインヘルプ (http://help.onyxfx.

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プリンタがインストールされていないと、ONYX製品を開くたびに [プリンタのインストール] ダイアログが表示されます。

図 3 — プリンタ ポートの設定: TCP/IP

新しいメディア プロファイルをダウンロードするには、http://www.onyxgfx.com/pdc にアクセスしてください。

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図 6 — 画像を開く

com/x10/rip-queue) をご覧ください。

4. [テスト ] をクリックして、 IP アドレスが有効であることを確認します。 [OK] をクリックして終了します。

USB プリンタを設定するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログで、[デバイス] タブをクリックします。 設定したいプリンタを選択し、[ポートの設定] をクリックします。これで [プリンタ ポートの設定] ダイアログが開きます。

2. [USB プリンタ] を選択し、[設定] をクリックします。

3. USB デバイスを利用可能なオプションから選択し、[OK] をクリックします(図 4 を参照)。

Firewire プリンタを設定するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログで [デバイス] タブをクリックします。 設定したいプリンタを選択し、[ポートの設定] をクリックします。これで [プリンタ ポートの設定] ダイアログが開きます。

2. [Firewire プリンタ] を選択し、[設定] をクリックします。

3. Firewire デバイスを利用可能なオプションから選択し、[OK] をクリックします (図 4 を参照)。

メディアの設定プリンタの設定を終えたら、プログラムのメディア設定が現在プリンタに入っているメディアと一致していることを確認します。

メディアを設定するには:

1. まだプリンタにメディアが入っていない場合は、ご使用のプリンタの指示に従ってメディアをプリンタに入れます。

2. プログラム上でプリンタ領域のプリンタを選択します(左上の隅)。 メディアおよび設定はプリンタの右側に表示されます。

3. プログラムの情報がメディアと一致していれば、印刷準備が整います。 そうでない場合は、メイン画面の右側にある[変更] をクリックします。 これで[メディアと配置の変更] ダイアログが開きます(図 5 を参照)。

4. ドロップダウン矢印を利用して、使用したいメディアおよびページ サイズのオプションと一致するオプションを選択します。 [設定] をクリックして配置オプションを設定します。

5 [OK] をクリックして設定を完了します。

画像を開く画像を開くにはいくつかの方法があります。

RIP-Queue を使用して画像を開くには:

1. ツールバーの [開く] をクリックするか、[ファイル > 開く] をクリックしま

4 セットアップと印刷 - ユーザ ガイド

図 5 - メディアと配置の変更

図 4 — プリンタ ポートの設定: USB または Firewire

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す。これで [開く] のダイアログが表示されます。

2. ダイアログの右側(図 6 を参照)で、ドロップダウン メニューから使用したいプリンタを選択します。 すでにクイック セットを作成している場合は、クイック セットを選択します。 そうでない場合は、この設定はデフォルトのままにします。

3. 画像のプレビューを見るには、[Preflight で開く] のオプションをチェックします。

4. ダイアログ(図 7 を参照)で画像を参照して選択し、[開く] をクリックします。 画像が開き、プログラム ウィンドウの印刷準備完了ジョブ領域へと移動します。

Preflight を使用して画像を開くには:

1. ツールバーの [開く] をクリックするか、[ファイル > 開く] をクリックします。 これで [開く] のダイアログが表示されます。

2. ダイアログの右側(図 6 を参照)で、ドロップダウン メニューから使用したいプリンタを選択します。 すでにクイック セットを作成している場合は、クイック セットを選択します。 そうでない場合は、この設定はデフォルトのままにします。

3. 前回のジョブに使用した設定を適用したい場合は、[設定を適用] オプションをチェックします。

4. ダイアログの右側(図 7 を参照)で画像を参照して選択し、[開く] をクリックします。 これで画像が Preflight で開き、 この時点から画像を修正・編集することができます。

Preflight での画像の修正が終了したら、[ファイル > 送信] をクリックして修正画像を RIP-Queue に送信することができます。

画像の印刷画像を RIP-Queue で開きプリンタを設定したら、印刷の準備は完了です。

印刷は簡単です - 印刷したい画像をクリックし、ウィンドウの印刷準備完了ジョブ領域にドラッグするだけです。 しかし、ジョブのメディア設定がプリンタのメディア設定と一致しない場合は、ジョブは印刷されません。 メディアが一致しない場合は、プリンタもしくはジョブのメディアの種類が一致するまで、ジョブは [メディアの待機中] のままになります。

ジョブのメディアを変更するには:

1. 印刷準備完了ジョブ領域のジョブを選択します。 これでジョブについての情報が右側のジョブ情報領域に表示されます。

2. [変更] をクリックします。 これで [ジョブ プロパティ] ダイアログが開きます(図 8 を参照)。

3. 現在プリンタに入っているメディアと一致するように、メディアの設定名、メディア、ページ サイズを変更します。 このメディアがジョブのメディア設定と一致していることを確認します。

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Preflight により画像の編集・修正が可能となります。 詳細についてはPreflight の章を参照してください。

図 7 - 画像を開く

変更を行ったら、印刷をする前にジョブを再処理する必要がありますので注意してください。

図 8 — ジョブ プロパティ

効率的なワークフローを作成する手助けとして、RIP-Queue はジョブが処理された後に自動的にそのジョブを印刷します。

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4. [OK] をクリックします。 

ジョブのメディアとプリンタが一致したら、画像の印刷準備は完了です。 ジョブが自動的に印刷されない場合は、メディアが一致しているか再確認をしてください。 一致している場合は、プリンタを選択した後、画面の右側にある [今すぐ印刷] のボタンをクリックします。

仮想プリンタ仮想プリンタを使用すると、RIP-Queue に印刷することもできます。 仮想プリンタとは、Windows プリンタとして使用される RIP-Queue プリンタのことです。 プリンタをインストールする際、RIP-Queue はあらゆるアプリケーションが使用できる仮想プリンタを自動的に作成します。 これによりグラフィック デザイン プログラム、ワード プロセッサー、インターネット ブラウザといった他のアプリケーションから RIP-Queue に印刷することができるようになります。 仮想プリンタを使用するには、アプリケーションの [ファイル > 印刷] をクリックし、RIP-Queue 仮想プリンタを選択します(図 9 を参照)。

ジョブの状況

ウィンドウのプリンタ情報領域にあるアイコンは、印刷の状態を示します。ジョブの状況には 次の3 種類があります: オンライン、オフライン、保留。

• オンライン - 緑の球によって表示されます(図 10 を参照)。紫色のボタンをクリックすると、プリンタをオフラインにします。

• オフライン - 赤い球によって表示されます(図 11 を参照)。紫色のボタンをクリックすると、プリンタをオンラインにします。

• 保留 - 手のイラストによって表示されます(図 12 を参照)。保留の状態は、何かが印刷を妨げていることを示しています。多くの場合、不適切なメディア設定や [オペレータを待機中] による保留が原因です。保留が [メディアを待機中] である場合は、メディア設定を変更します。そうでない場合は [今すぐ印刷] のボタンをクリックします。

輪郭カットの設定

輪郭カットを設定するには:

1. Adobe® Illustrator® や CorelDRAW®. といったベクトル ベースのドローイングプログラムでカット パスを作成します。

2. カッター パス プレフィックスを使用して特定カッターのマークを設定する特別なクイック セットを作成します。これにより、画像にあるカット パスからカット ファイルが作成され、バーコードおよびレジストレーションマークを使用した印刷が設定されます。

6 セットアップと印刷 - ユーザ ガイド

図 10 — オンライン

図 11 — オフライン

図 12 — 保留

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プリンタのメディアを変更する 際は、必ず RIP-Queue のメディア設定も変更してください。 これを行うことにより、不適切なメディアによって生じる印刷の問題を回避することができます。

図 9 — 仮想プリンタ

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詳細は、このガイドの「輪郭カット」の章およびオンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue) をご覧ください。

クイック セットの使用クイック セットは、特定の設定を自動的にジョブに適用するツールです。クイック セットを使用することは、クッキーの型抜きを使用するのと似ています。クッキーの型抜は、特定の形のクッキーを効率よく作成します。ナイフだけを使用して完全な星型のクッキーを作るのに長時間かかるのと同様、全てのジョブ設定やオプションを画像ごとに設定するには膨大な時間がかかります。何より重要なことは、様々なクイック セットを使用すると、色々なクッキーの型抜きを使用して色々な形のクッキーを作るのと同様に、様々な設定やオプションを様々なジョブに適用することができるということです(図 13 を参照)。

クイック セットを作成してジョブに適用すると、各ジョブは最初から適切に設定されます。画像を開く際にどのクイック セットを適用するか選択します。 特定の設定を修正する必要がある場合は、RIP-Queue または Preflight で修正を行うことができます。 設定を何も修正する必要がない場合は、続行して印刷します。 クイック セットを上手く利用すると、生産性が飛躍的に向上します。

新しいクイック セットの作成

新しいクイック セットを作成するには:

1. プログラムでプリンタを選択し、[プリンタの設定] をクリックします。 これで [プリンタの設定] ダイアログが開きます。

2. [クイック セット] タブをクリックし、次に [新規] をクリックします(図 14 を参照)。 これで [クイック セットの編集] ダイアログが開きます。

3. このクイック セットに使用したいオプションを設定します。 詳細設定オプションを設定したい場合は、[詳細設定...] をクリックします。

4. [OK] をクリックします。

クイック セットのオプション編集

[クイック セットの編集] ダイアログでは、ワークフローのニーズに合うように、クイック セットを設定することができます(図 15 を参照)。このダイアログでは、次のオプションを設定することができます:

• クイック セット名 - このオプションでは、クイック セットの名前を設定します。 設定を正確に表すような名前を使用してください。

• メディアと用紙サイズ ー このオプションでは、プリンタの現在のメディアとページ サイズを自動的にジョブに割り当てます。このオプションを使用しない場合は、[クイック セットの編集] ダイ

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図 14 — 新規のクイック セット

図 15 — クイック セットの編集

図 13 — クッキーの型抜きとクイックセット

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アログで独自の設定をすることができます。設定がプリンタと一致していることを確認してください。

• 印刷モード - 印刷モードは モードを作成する設定のあらかじめ定義されたグループから成っています。

• カラーマネージメント- ジョブが使用するプロファイルを設定することができます。ドロップダウンリストから選択するか、[プロファイルの変更] をクリックして独自に設定します。

• サイズ変更規則 — このオプションにより、印刷画像のサイズを決定します。ソース画像から、幅、高さ、基になるピクセル、または倍率を選択できます。ソース画像には、画像ファイルが指定するサイズ (サイズの係数) が保持されます。幅により、各ジョブの標準幅が設定されます。高さにより、各ジョブの標準高さが設定されます。基になるピクセルにより、画像がピクセル単位でサイズ処理されます。倍率では以前のあらゆる設定が考慮され、画像はその係数で拡大 (または縮小) されます。画像が用紙サイズより大きい場合は、自動的に縮小されます。

• メディアオプション — このボタンをクリックすると、メディアのためにメディア固有のプリンタオプションが開きます。ご使用のプリンタにこのようなオプションが装備されている場合は、[メディア オプション] ボタンが [メディア設定名] オプションの隣に表示されます。

• カッターオプションカッターの選択 — ドロップダウン リストは、RIP-Queue (図 16) でサポートされるすべてのカッター、およびカッター ファミリの名前で構成されています。[プリンタ] オプションは、オンボード カッターが装備されたプリンタで使用します。このオプションを選択すると、RIP-Queue は画像を印刷してからすぐにカット コマンドをデバイスへ送信します。カット ファイルは生成されません。他のすべての選択では、カット ファイルが CUT-Server に生成されます。CUT-Server は、カット データを管理して指定されたカッティング デバイスへ送信するために使用します。詳細は、オンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/cutserver) をご覧ください。

カッターパスプレフィックスを使用 — スポットカラー(特色)がカットパスとして解釈されるためには、PostScriptファイル内のスポットカラーの名前が[カッターパスプレフィックスを使用]オプションで定義されている必要があります。[カッターパスプレフィックスを使用]フィールドに入力された名前には、PostScriptファイル内のスポットカラーの名前と同じプレフィックスが必要です。たとえば CutContour が [カッターパスプレフィックスを使用] フィールドに入力された場合は、CutContour1、CutContour2などの名前のスポットカラーがカットパスへ変換されます。しかし、1CutContour、2CutContour のような名前のスポット カラーは変

8 セットアップと印刷 - ユーザ ガイド

サイズ変更規則は、メディア ページのサイズに制限されます。画像がページのサイズに合わない場合、タイル表示を有効にしていない限り、画像はページサイズに合うよう縮小されます。タイル表示の詳細については、オンラインヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue) をご覧ください。

図 16 — カッターの選択

プロファイルの詳細は、オンラインヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/mediamanager) をご覧ください。

[メディア オプション] ボタンがアクティブになるのは、[プリンタからメディアと用紙サイズを取得] オプションがアクティブでない場合のみです。

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換されません。

カットパスに PDF トリムボックスを追加 — このオプションは PDF ファイルの場合のみ機能し、PDFの境界にしたがって画像の周囲にカット パスを作成します。

タイル出力のカットパスの生成— このオプションは、各タイルの外側エッジの周囲にカット パスを生成します。

• 画像オプションこのグループのコントロールを使用すると、クイックセットを使用して処理したすべての画像をどう印刷するかを RIP-Queue に指示するデフォルトのパラメータを設定できます (図 17 を参照)。コピー数 — コピー数は印刷部数を決定します。コピー数が PostScript ファイルにより指定されるようにするには、このオプションを「自動」に設定します。 反転 — このオプションを指定すると、元の画像ファイルを上下左右の反転画像として印刷することができます。このオプションは、通常はバックリットメディアで印刷する場合に使用します。

回転 — 適切なオプションをクリックして、画像を0º, 90º, 180º, 270º に回転することができます。画像を回転してとメディアを最大限に使うことで、ネストが効率よくできます。

• オペレータの指示この見出しの下のコントロールを使用すると、RIP-Queue にオペレータとの対話を待つかどうかを伝えるデフォルトと、各ジョブに結合されるデフォルト オペレータ名を設定することができます (図 18 を参照)。オペレータを保留 — このオプションを設定すると、オペレータがジョブの印刷を選択するまで印刷が停止します。

デフォルト オペレータ名 — これは各ジョブに付いたユーザ名です。様々なシステムからジョブを送信している別々のユーザが多数いる場合は、各システムでデフォルト オペレータ名を設定することを検討してください。

• PrintMetryxこのオプションは、PrintMetryxのサインアップをして有効になっている場合のみ表示されます (図 19)。PrintMetrix を有効にすると、コントロールは [キーワード] ボタンのみになり、このボタンをクリックすると PrintMetryx 内で設定したキーワードが表示されます。ここでは、積極的に使用するキーワードのみを選択できます。またPrintMetryx 内のキーワードを追加/変更できます。詳細nいついては、PrintMetryx オンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/printmetryx) をご覧ください。

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図 17—画像オプション

図 18—オペレータの指示

図 19—PrintMetryx

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クイック セットの詳細設定オプション[クイックセットの詳細設定] オプションでは、特別な状況やワークフローにおいて修正が必要な設定を操作することができます。 これらのオプションにアクセスするには、[クイック セットの編集] ダイアログで [詳細設定] をクリックします。

出力

[クイックセットの詳細設定 ] オプションの [出力 ] タブは、RIP-Queue がどのようにジョブを処理するかを操作します(図 20 を参照)。次のオプションを設定することができます:

• 出力- このオプションでは、どのタイプで画像出力を処理するかが特定でき、 カラー、グレイスケール、色分解から選ぶことができます。

• 回転 - このオプションは、画像を 90 度 ずつ回転させることができます。

• 画像 - このオプションでは印刷したい部数の数、反転印刷(元のファイルの鏡像)を設定することができます。

• 処理 — このグループのオプションにより、処理の設定が決定します。プログラムを「印刷段階で画像処理を実行する」、「インターポレーションで処理する」、「印刷段階で回転の処理をする」、および「インク使用料を計算」に設定できます。これらのオプションによりワークフローが向上し、効率化に役立ちます。 [ビット深度] コンボ・ボックスを使用すると、使用する処理方式を選択できます。多くの場合は 8 ビット処理により良好な画像が得られますが、16 ビット処理を大きな画像で行うと、大きな領域で単色の階調変化が生じるので目に見えて良くなります。16 ビット処理は、処理速度を大幅に低下させるので注意してください。

処理方法を選択するには: 1. [クイック セットの編集] をクリックします。[クイック セットの編集] ダイア

ログで、[詳細] をクリックします。[出力] タブが表示されます (図 20)。2. [処理] オプション グループの下で、[ビットの濃度] コンボ ボックスが表

示されます (図 21)。使用する処理方法をドロップダウンメニューから選択し、[OK]をクリックします。

タイル

[タイル] タブでは1 つのジョブを 2 つ、またはそれ以上に分離します(図 22 を参照)。主としてメディアよりも大きな画像を印刷する場合、または表示およびマウントを目的とする場合に使用します。このオプションは、クイック セットで各画像を同じ方法で並べて表示したい場合にのみ使用します。詳細は、オンライン ヘルプ (http://help.on-yxgfx.com/x10/rip-queue) をご覧ください。

10 セットアップと印刷 - ユーザ ガイド

図 20—出力オプション

図 21—[ビットの濃度] コンボ ボックス

処理の影響を受けるのはラスター(ピクセルベース)画像のみです。

図 22 — タイル表示オプション

クイック セット詳細設定オプションの詳細については、プログラムのヘルプ ファイルを参照してください。

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マーク

マークとは、画像が印刷された後にカット、測定、結合する時の補助をする特別なラインです(図 23 を参照)。 [マーク] タブでは様々な種類のマークやラベル印刷を設定することができます。詳細は、オンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue) をご覧ください。

クロップマーク

[クロップマーク] オプションでは、各画像において印刷されない領域を事前に定めます(図 24 を参照)。このオプションは、クイック セットにおいて各画像を同じ方法でクロップしたい場合にのみ使用します。

ポストスクリプト ハーフトーン

[ポストスクリプト ハーフトーン] オプションでは、ハーフトーンスクリーンがどのように処理されるかを設定します(図 25 を参照)。 これらのオプションは、ハーフトーン ドット パターンを使用したポストスクリプト 画像にのみ適用されます。 詳細は、オンラインヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue) をご覧ください。

ポストスクリプト ファイル

[ポストスクリプト ファイル] タブは、ポストスクリプト ファイルに関連するファイル名および分版オプションを操作します(図 21 を参照)。ポストスクリプト ファイルを使用しない場合は、これらのオプションは使われません。

• ファイル名の選択 - このオプションでは、RIP-Queue において画像のファイル名、またはファイルに使用されているタイトルを画像の名前として使用するかを設定します。 • カッターパス プレフィックスを使用 - このオプションは、輪郭カット用に準備された ポストスクリプト ファイルのスポット チャンネル名のプレフィックスを定めます。 詳細は、オンラインヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue) をご覧ください。

• 分版 - このオプションでは、RIP-Queue がどのように分版を処理・印刷するかを設定します。画像が適切に処理されるには、これらのオプションをしっかりと設定する必要があります。このオプションは、クイック セットが分版したポストスクリプト ファイルを毎回同じオプションで使用する場合にのみ使用します。

• 分版を自動検出 - このオプションは、ポストスクリプト の分版ファイル設定を自動的に検出します。

ポストスクリプト

[ポストスクリプト] タブは、ポストスクリプト ファイルに関連するジョブ オプションを操作します(図 27 を参照)。 ポストスクリプト ファイルを使

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図 24 — クロップ オプション

図 25 — PostScriptハーフトーン オプション

図 26 — PostScriptファイル オプション

図 23 — マーク オプション

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用しない場合は、これらのオプションは使用されません。

• 用紙サイズ - ポストスクリプト ファイルはバウンディングボックスと呼ばれる要素を使用します。これは画像の特定長方形領域です。通常はバウンディングボックスは画像と同じサイズですが、余白用により大きめの枠、またはクロップ用に小さめの枠を使用する画像もあります。バウンディングボックスによって定義された領域を印刷するには、[バウンディングボックスのみ使用] のオプションを選択します。

• 警告レベル - フォントがない時にプログラムにジョブを中止させたい場合、このオプションを使用します。このオプションを無効にすると、ジョブは代用フォントで処理されます。 • 二段階プロセス - このオプションは、ポストスクリプト ファイルをラスター画像に変換します。 さらにラスター画像を修正することができます。 [ピクセルの複製] オプションは、より低い解像度の画像を処理し、適切な出力解像度に達するようにピクセルをコピーします。

• アンチエイリアス - このオプションは、画像のギザギザに見える領域を滑らかにします。 これにより低い解像度の画像の見栄えが良くなります(図 28 を参照)。 • 特色の置換 - このオプションにより、カラー マッチング テーブルで定義された特色の仕様を適用することができます。またこのテーブルにより、グラフィック作成プログラムで作成した色をプリンタと共有することができます。 • デフォルトのPostScript設定を無効 - ほとんどの画像がデフォルト設定で正しく処理されますが、希望する出力を得るために、デフォルト設定を無効にする設定が必要になることがあります。このオプションを使用すると、特定のクイック セットの設定を製品全体のデフォルト設定や動作を変更せずに変えることができます。RIP エンジンの様々なオプションを有効にしたり変更して、画像をどう処理するかを定義できます (図 29)。Post-Script RIP オプションの詳細は、オンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue)、もしくはサービスセンター(www.onyxgfx.com/service)をご覧ください。

ワークフロー

[ワークフロー] タブはどのように画像、およびジョブを処理するかを設定します(図 29 を参照)。 詳細につきましては、オンラインヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue) をご覧ください。

ディスプレイ

[ディスプレイ] タブでは、ジョブのカラー ディスプレイ設定を行うこと

12 セットアップと印刷 - ユーザ ガイド12

2つ以上の複製ファクターを使用すると処理時間が大幅に減少しますが、画像が劣る恐れがあります。

図 28 — アンチエイリアス化(左にアンチエイリアスを適用)

図 29 — ワークフロー オプション

図 27—PostScript オプション

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ができます(図 30 を参照)。 これらのオプションは、プログラムが色情報をどのように表示するかを変更する場合に使用します。

• カラー表示 - これらのオプションは、サンプル ポイント値に使用する表示を設定します。 カラーコレクションツールの表示には影響を与えません。

• カラーコレクションツールの表示 - このオプションではCMYK値(0-255)、またはパーセンテージ (0-100) のどちらを使用するかを特定します。 これが Preflight の [原色カーブ] および [カラー置換] ダイアログのデフォルト設定になります。

カラーコレクション

[カラーコレクション] タブは特定のクイック セットを使用して、色補正フィルターを全てのジョブに割り当てます(図 31 を参照)。 [インポート] をクリックして、別のフィルタを追加します。 詳細は、オンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue) をご覧ください。

クイック セットの管理クイック セットの管理を行うと、プリンタ設定が変更されます。 このためクイック セットの変更中は、プログラムはジョブを処理・印刷することができません。クイック セットの管理を開始する前に、ジョブの処理や印刷を行っていないことを確認してください。

クイック セットを編集するには:

1. メイン ウィンドウのプリンタ領域で、クイック セットを使用して修正したいプリンタを選択します。

2. ツールバーの [クイック セットの編集] をクリックします。これで [クイック セットの編集] ダイアログが開きます。

3. 修正したいクイック セットを選択し、[編集] をクリックします。

4. クイック セット オプションを修正します。

クイック セットの名前を変更するには:

1. メイン ウィンドウのプリンタ領域で、クイック セットを使用して名前を変更したい プリンタを選択します。

2. ツールバーの [プリンタの設定] をクリックします。これで [プリンタの設定] ダイアログが開きます(図 32 を参照)。

3. [クイック セット] タブで名前を変更したいクイック セットを選択し、[編集] をクリックします。

4. クイック セットの名前を変更します。 デフォルトのクイック セットの名前は変更できません。

クイック セットをコピーするには:

1. メイン ウィンドウのプリンタ領域で、クイック セットを使用してコピーし

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図 31 — カラーコレクション オプション

図 30 — ディスプレイ オプション

この方法でクイック セットを編集しても、処理・印刷を妨げることはありません。

図 32 — プリンタ設定ダイアログ

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104 レイアウトフロントエンド - ユーザ ガイド

たいプリンタを選択します。

2. ツールバーの [プリンタの設定] をクリックします。 これで [プリンタの設定] ダイアログが開きます(図 33 を参照)。

3. [クイック セット] タブでコピーしたいクイック セットを選択し、[コピー] をクリックします。 同じ名前と特定の番号が付いた新しいクイック セットがクイック セットのリストに表示されます。 名前を変更するには [編集] をクリックします。

クイック セットを削除するには:

1. メイン ウィンドウのプリンタ領域で、クイック セットを使用して削除したいプリンタを選択します。

2. ツールバーの [プリンタの設定] をクリックします。 これで [プリンタの設定] ダイアログが開きます(図 33 を参照)。

3. [クイック セット] タブで削除したいクイック セットを選択し、[削除] をクリックします。 デフォルトのクイック セットを削除することはできません。

クイック セットをエクスポートするには:

1. メイン ウィンドウのプリンタ領域で、クイック セットを使用してエクスポートしたいプリンタを選択します。

2. ツールバーの [プリンタの設定] をクリックします。 これで [プリンタの設定] ダイアログが開きます(図 33 を参照)。

3. [クイック セット] タブでエクスポートしたいクイック セットを選択し、[エクスポート] をクリックします。

4. クイック セットを保存したい場所を参照し、クイック セットに名前を付けて [保存] をクリックします。

クイック セットをインポートするには:

1. メイン ウィンドウのプリンタ領域で、クイック セットを使用してインポートしたいプリンタを選択します。

2. ツールバーの [プリンタの設定] をクリックします。 これで [プリンタの設定] ダイアログが開きます(図 32 を参照)。

3. [クイック セット] タブで[インポート] をクリックします。

4. インポートしたいクイック セットを参照し、[開く] をクリックします。

ホット フォルダを使用ホット フォルダは、クイック セットのオプションをジョブに自動的に割り当てる特別なフォルダです。作成した各クイック セットには、それに対応するホット フォルダが自動的に作成されます。プログラムが実行すると、RIP-Queue は常に画像ファイルのホット フォルダを監視します。画像がホット フォルダに入れられると、そのホット フォルダと関連したクイック セット オプションを使用して、プログラムは画像をホット フォルダから取り出し、処理・印刷されるキューに画像を入れます。

ホット フォルダは、プログラム ファイルの入力フォルダにあります。 RIP-Queue は自動的に入力フォルダを共有するので、あらゆるネットワー

図 33 — ホット フォルダ

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ク システム(Windows、Mac、Linux など)から画像ファイルをホット フォルダにコピーすることができます。 RIP-Queue は次にそのホット フォルダのクイック セット プロパティを使用して、各画像を処理・印刷します。

画像をホット フォルダにドロップするには:

1. 画像が入っているフォルダを開きます。

2. 画像を右クリックして [コピー] を選択することにより、コピーします。

3. プログラム ファイルで [入力フォルダ] を見つけ、使用したいプリンタを選択します。これでそのプリンタに関連したホット フォルダーが開きます(図 33 を参照)。

4. 使用したいホット フォルダに画像ファイルを直接貼り付けます。画像が RIP-Queue に表示され、そのホット フォルダのクイックセット プロパティに従って処理が開始します。

情報フォルダはホット フォルダではありません。 プリンタ設定を含む特別な RIP-Queue フォルダです。

ホット フォルダのトラブルシューティングRIP-Queue がホット フォルダにドロップされた画像を自動的に処理しない場合は、次の事項を確認します:

• ハードウェア キーによってホット フォルダが有効にされていますか? [ハードウェア キー] ダイアログ(ファイル > 表示 > ハードウェア キー)を使用してハードウェア キーを調べ、ホット フォルダがキー ツリーにおいて有効になっていることを確認します。そうでない場合は、アップデートについてお近くの販売代理店にお問い合わせください。

• 画像は有効な(サポートされている)画像ファイルですか? [ファイル > 開く] を使用して、RIP-Queue で開いてみてください。

• RIP-Queue が実行されていますか? ホット フォルダは、RIP-Queue アプリケーションが実行されている時にのみアクティブになります。

• 画像が読み取り専用になっていませんか? RIP-Queue は読み取り専用の画像を処理することはできません。

ファイルから読み取り専用の制限を取り除くには: 1. Windows エクスプローラで画像ファイルを選択します。

2. ファイルを右クリックします。

3. [プロパティ] を選択します。

4. [読み込み専用チェックボックス] のチェックを解除します。

ファイルを情報フォルダにコピーしたり、すでに情報フォルダ内にあるファイルを修正したりすると、RIP-Queue にエラーが発生する恐れがあります。

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2Preflight を所有していない場合は、キー アップデートについてお近くの販売代理店にお問い合わせください。

16 Preflight — ユーザ ガイド

Preflight

16

目的この章では、Preflight の基本的な使用について説明します。この章を完了すると、次のことが理解できるようになります:

• Preflight で画像を開く

• 基本的なジョブ オプションを修正する

• カラーコレクションを使用して色を調整する

• 画像設定を修正する

• プリンタ マネージャを使用する

Preflight とは?Preflight を使用すると、ジョブが RIP-Queue で印刷される前にジョブを確認・修正することができます。 Preflight はジョブの処理・印刷に必要なステップではありませんが、ジョブを修正する必要がある場合には便利なツールです。また Preflight では画像をスキャナー、またはデジタルカメラから直接インポートし、カラーコレクションおよび ICC プロファイルのプレビューを見ることもできます。

画像を Preflight で開く次のいずれかの方法を使用して、画像をPreflight に入れることができます:

• Preflight で [ファイル > 開く]• RIP-Queue で [ファイル > 開く]• Preflight にインポートする

• RIP-Queue のPreflight ボタンを使用

Preflight で [ファイル > 開く] を使用して画像を開くには:

1. ファイル メニューから [開く] を選択します。 これで [開く] のダイアログが表示されます。

2. 画像を参照して選択します。

3. [プリンタ] ドロップダウン メニューからプリンタを選びます。

4. [クイック セット] ドロップダウン メニューからクイック セットを選択します。

5. [開く] をクリックします。

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RIP-Queue で [ファイル > 開く] を使用して画像を開くには

1. ファイル メニューから [ファイル > 開く] をクリックします。これで [開く] のダイアログが表示されます。

2. 画像を参照して選択します。

3. [プリンタ] ドロップダウン メニューからプリンタを選びます。

4. [クイック セット] ドロップダウン メニューからクイック セットを選びます。

5. ダイアログの左下の [Preflight で開く] オプションをクリックします。

6. [開く] をクリックします。

ジョブが Preflight で開かれ、RIP-Queue ウィンドウの印刷準備完了ジョブ領域に [使用中] のステータスと共に表示されます。 Preflight からジョブを送信すると、RIP-Queue はそのジョブを処理・印刷します。

画像を Preflight にインポートして開くには

1. ファイル メニューから [ファイル > Twain32 > ソースの選択] をクリックします。 これで [ソースの選択] ダイアログが開きます。

2. 使用したいデバイスを選択し、[選択] をクリックします。 これがデフォルトのソースとなります。 別のデバイスを選択すると、これを変更することができます。

3. [ファイル > Twain32 > 取得] をクリックして、[Twain の取得] ダイアログを表示させます。

4. 画像を参照して選択します。

5. [プリンタ] ドロップダウン メニューからプリンタを選びます。

6. [クイック セット] ドロップダウン メニューからクイック セットを選びます。

7. [開く] をクリックします。

RIP-Queue で Preflight ボタンを使用して画像を開くには

1. RIP-Queue のジョブを選択します。

2. プログラム ウィンドウ右側の Preflight をクリックします。

RIP-Queue はジョブをジョブの設定と共に Preflight に送信します。 ジョブが印刷準備完了ジョブ領域に [使用中] のステータスと共に表示されます。 Preflight からジョブを送信すると、RIP-Queue はそのジョブを処理・印刷します。

基本的なジョブ オプションの変更Preflight では、Preflight ウィンドウ上部に並んでいるタブを使用することにより、ジョブの様々な特性を変更することができます。 これらのタブは、プリンタとメディア、プレビューおよびサイズ、タイル設定、カラーコレクション、印刷となります。ジョブの変更を終えたら、[印刷] タブ > [送信] をクリックし、ジョブを印刷します。

デバイスがリストにない場合は、デバイスの Twain ドライバを再インストールします。 詳細については、デバイスのユーザ マニュアルを参照してください。

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[プリンタとメディア] タブ[プリンタとメディア] タブは、メディアおよびモードを設定する際に使用します(図 1 を参照)。 どのプリンタを使用するかやジョブについての基本情報を見ることができます。

ジョブのメディアを変更するには:

1. [プリンタとメディア] タブをクリックします。

2. ドロップダウン矢印を使用して、[メディア設定とメディア名] を変更します。

モードを設定するには:

1. [プリンタとメディア] タブをクリックします。

2. ドロップダウン矢印を使用して [印刷モード]、[カラーマネージメント] を設定します。

ジョブの[カラー マネージメント] 設定により、プログラムが ICC プロファイルをジョブに適用するかどうかを操作することができます。また該当する場合は、プログラムがどの ICC プロファイルをそれぞれの色空間に適用するかということも選択できます。 詳細は、オンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/preflight) をご覧ください。

カラーマネージメント オプションを設定するには:

1. [プリンタとメディア] タブを選択します。

2. [印刷モード] の下にある、ワークフローに最適なカラー マネージメント オプションを選びます。

3. プロファイルの設定をカスタマイズしたい場合は、[プロファイルの変更] をクリックします。 これで [ICC プロファイル設定] のダイアログが開きます(図 2 を参照)。 使用したい入力プロファイル、出力プロファイル、レンダリングインテントを選択し、[OK] をクリックします。

[プレビューとサイズ] タブ[プレビューとサイズ] タブでは、ジョブのクロップ、サイズ変更、回転ができます。

画像のクロップ画像のクロップでは、画像から印刷したい部分を長方形で選択します。 長方形に含まれない部分は印刷されません。 マウスを使って、または原点やサイズ値を使用してクロップすることができます。

マウスを使用して画像をクロップするには:

1. [プレビューとサイズ] タブで、カーソルを画像の端に置きます。 カーソルが2 本の両矢印が付いたラインに変化します。

図 2 — ICC プロファイル設定

18 Preflight — ユーザ ガイド

図 1—プリンタおよびメディア タブ

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2. 点線をクリックし、印刷したい領域が定まるまでドラッグします。 ボックス内をクリックして別の場所にドラッグすると、印刷領域を移動することができます。

3. [適用] をクリックします。

XY軸原点およびサイズ値を使用したクロップXY軸原点およびサイズ値を使用して画像をクロップすると、画像の正確な幅や高さ、倍率を特定することができます(図 3 を参照)。各値は特定のサイズにロックすることができます。 値をロックするには、各値の横にあるチェックボックスをクリックします。 サイズ値を使用して画像を拡大・縮小することもできます。

XY軸原点およびサイズ値を使用して画像をクロップするには:

1. [プレビューとサイズ] タブで、固定したい値を全てロックします。

2. 修正したい値を適切なボックスに入力します。

ジョブのサイズを変更するには:

1. [プレビューとサイズ] タブを選択します。

2. [最大印刷領域] を選択するには、下矢印をクリックして希望するサイズを選択します。[最大印刷領域] により、ジョブに割り当てられる印刷可能領域が決定します。通常、これはプリンタにセットされるメディアの用紙サイズになります。

3. [OK] をクリックします。

4. 画像の幅、高さ、倍率を変更します。 どれか 1 つの値を変更すると、他の値も画像の比率を保つために変化します。 いずれかの値をロックしたい場合は、値の横にある [ロック ボックス] にチェックを入れます。

画像の回転[プレビューとサイズ] タブの [画像設定] 領域を利用して、画像を90 度ずつ回転することができます。 画像を回転するには、使用したい回転の度数を選択して [適用] をクリックします。 [反転] を選択して画像を反転させることもできます(図 4 を参照)。

タイル設定タブPreflight の [タイル設定] タブでは、タイル表示のオプションを設定することができます。 タイル表示ではジョブを 2 つ以上のピースに分けるため、用紙サイズよりも大きい画像の印刷や表示、またはマウントを目的とする場合に、画像を 2 つの特定のサイズに分割することができます。

ページ サイズよりも大きい画像を作成したい場合は、[タイル表示] タブの [タイル表示] を有効にします。 詳細については、この章の [タイル表示] セクションを参照してください。

図 4 — 画像の回転または反転

図 3 — XY軸原点およびサイズ値を使用したクロップ

値のチェックボックスをロック・ 解除することによって生じる様々な効果を試してみてください。一度に 1 つ以上のボックスをロックすることができます。

ファイルのサイズによっては、画像の回転・反転に数分かかることがあります。

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タイルの有効化タイルを有効にするには [タイル設定] タブを選択し、[タイル使用を有効にする] オプションをチェックします。 このオプションをアクティブにすると、画像をどんな幅にでも選ぶことができます。タイル使用を無効にすると、Preflight においては画像は 1 枚のタイルに制限され、最大幅はジョブで選択された [最大印刷領域] と同一になります。 [幅] および [高さ] フィールドに値を入力、もしくは下矢印を使用することにより、[デフォルト タイル] 領域のタイル幅、および高さを設定することができます。

タイルで印刷タイル表示が有効にされ、出力がプリンタの最大印刷幅または高さを超える場合は、プログラムは自動的に画像をタイルに分割します。 各タイルは個別のピースとしてみなされるので、あらゆるタイルを印刷または再印刷することができます。 [タイルを個々のジョブとして送信]の チェックボックスをクリックすると、タイルを個別に処理することもできます。

特定のタイルを印刷するには:

1. タイルを有効にして設定を終えたら、[印刷] タブで [タイル設定] をクリックします。 これで [タイル] のダイアログが開きます。

2. 印刷したいタイルを選択し、[OK] をクリックします(図 5 を参照)。デフォルトでは全てのタイルは印刷されるように選択されています。

タイルの調整プリンタの最大用紙サイズよりも大きなサイズの印刷を選ぶと、画像プレビューにおいて画像内に点線のタイルが表示されます。これらの線を調整して、様々なサイズのタイルを作成することができます。 1 つのタイルを調整すると、同じ行または列のタイル全てに適用されます。

カスタム タイルを作成するには:

1. [タイル設定] タブでタイルを有効にし、調整したいタイルをクリックします。

2. [カスタム タイル] 領域(図 6 を参照)で、タイルの新しい[幅] および[高さ] の値を入力します。 また画像のタイル線をクリックし、別の場所にドラッグすることもできます。

調整をキャンセルしたい場合は、[タイル設定] タブの下にある [すべてのタイルをリセット] をクリックします。 これにより、全てのタイルが [デフォルト タイル] にリストされているデフォルト値に戻されます。

タイルのオーバーラップタイルを接続している別のタイルと重ねることができます。 これにより、タイルの接続部に画像の繰り返し部分を加えることができるの

20 Preflight — ユーザ ガイド

図 5 — [タイル表示] ダイアログ

タイル線を変更すると、同じ行または列のすべてのタイルに適用されることに注意してください。

図 6 — カスタム タイル

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21

で、印刷されるタイルをしっかり揃えることが容易になります。

オーバーラップには次の特徴があります:

• 全てのタイルに適用する

• 縦、横にも同様に機能する

• 画像が印刷される際に適用される

• 画像に 1 つ以上のタイルがある場合にのみ利用できる

• タイルのサイズには影響を与えない - タイルはオーバーラップ の中心から次のオーバーラップの中心までとして測定される。

オーバーラップを設定するには:

1. [タイル設定] タブで [オーバーラップ] オプションを選択します(図 7 を参照)。

2. オーバーラップ値を入力、または上下矢印を使用して値を設定します。

オーバーラップはタイルの両側に向かって均等に分割されます。オーバーラップを 1 インチに設定すると、タイル内側のそれぞれの縁は隣接しているタイルの半インチの部分を印刷します。 外側の縁にはオーバーラップがありません。

[ウェルダー用オーバーラップ] の設定ウェルダーとは、タイルが結びつくプロセスを指します。 これは結合したいメディアの一部にインクがあると、インクが接着剤による接着の妨げとなる場合があるからです。 [ウェルダー用オーバーラップ]オプションは重なる領域の小さな部分を空白として確保し、この領域にはインクを一切置きません。 これにより、連結用接着剤を使用する表面をきれいな状態に保ちます。

[タイル表示] タブの[オーバーラップ] オプションを選択して、[ウェルダー用オーバーラップ] をアクティブにすることができます。

カラーコレクション タブ[カラーコレクション] タブでは、複数のツールを使用して画像の色を調整することができます: 原色レベル、カラー / グレイ レベル、白 / 黒リミット、カラー置換、スポット レイヤー。 また色補正フィルターを適用したり、異なる色補正オプションを表示することもできます。

原色レベル[原色レベル] ツールでは、それぞれの原色チャンネルが使用する彩度の量を変更することができます。 このツールにアクセスするには[カラーコレクション] タブの[ツール] をクリックし、[原色レベル] を選択します。

図 7 — 重なり

[重なり]は、重なりが最低半インチに設定されている場合にのみ可能です。

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彩度の調整

彩度スライダーを左右に動かすことにより、それぞれの原色チャンネルの彩度を調整することができます(図 8 を参照)。このツールは極端に高い値や低い値ではなく、中間域の値を変更します。 これにより通常の値に沿った滑らかなカーブが作成されます。 それぞれの彩度の値を変更すると、プレビューの画像にも変更が反映されます。

原色カーブ

[原色カーブ] ツールでは、印刷されるインクの量を特定のレベルで変更することができます。 [カラー レベル] ツールと異なる点は、[カラー カーブ] ではハイライトやシャドウといった色の特定領域を変更できるところです。 一方 [カラー レベル] では、効果が色の全範囲に対して均等に与えられます。 このツールを開くには [カラーコレクション] タブの] [原色カーブ] をクリックします(図 9 を参照)。 このツールは、それぞれの原色のカーブを表示します。 CMYK 色補正カーブの 2 本の軸は、入力および出力カラー濃度を表します。 X 軸は入力濃度を、Y 軸は出力濃度を表しています。 これらの値はカーソルの位置に基づき、それぞれ前と後の値としてカーブ ウィンドウの上に表示されています。

原色カーブを修正するには:

1. [チャンネルの編集] ウィンドウで、修正したい色をそれぞれマークします。同時に複数の色を修正、または個々の色を修正することができます(図 9 を参照)。

2. カーブ ウィンドウをクリック&ドラッグし、独自のカーブを作成します。設定に応じて複数の種類のカーブを作成することができます。 原色カーブの詳細は、オンラインヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/pre-flight) をご覧ください。

カラー / グレイ レベル[カラー / グレイ レベル] ツールでは、画像のコントラスト、明るさ、彩度、ならびにグレイのハイライト、ミッドトーン、シャドウを変更することで、画像の色構成を調整することができます。 このツールを開くには [カラーコレクション] タブの [ツール] をクリックし、[カラー / グレイレベル] を選択します(図 10 を参照)。

カラー レベル

[カラー レベル] では、画像の全色の特性を修正することができます。 これらの調整はテレビの調整と似ています。実際の色を変更するのではなく、色を明るくしたり暗くしたりします。調整には次の 3 種類があります: コントラスト、明るさ、彩度。

22 Preflight — ユーザ ガイド

カラー置換には[原色カーブ] ツールを使用しないでください。

図 9 — 原色カーブ

[カラー / グレイ レベル] は、カラー サンプルの K 値のみを変更します。 K が存在しない場合は、このツールは何の効果ももたらしません。

図 8 — 彩度

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• コントラスト - 画像のコントラストを調整することにより、暗い部分はより暗く、明るい部分はより明るくなります。 コントラストを上げると、暗い値と明るい値の差が大きくなります。 逆にコントラストを下げると、この差は小さくなります。 • 明るさ - 画像の全色におけるKの量を変更することにより、画像の明るさを調整します。 明るさを上げると K の量は減少し、明るさを下げるとKの量は増加します。

• 彩度 - 画像にどれくらいの色が存在するかを調整します。 彩度を上げると画像により多くの色を加え、彩度を下げると色の量が減少します。 このツールは画像のKの量に影響を与えることはありません。

カラー レベルを修正するには:

1. [カラーコレクション] タブの [ツール > カラー / グレイ レベル] をクリックします。 これで [カラー / グレイ レベル] ツールが開きます(図 10 を参照)。

2. [カラー レベル] 領域でそれぞれの値をクリックし、希望する値までドラッグするか、値ボックスに値を入力します。

グレイ レベル

グレイ レベル は、画像の K レベルを次の 3 つの範囲で修正します: ハイライト、ミッドトーン、シャドウ(画像の K の量を変更)。

値を上げると黒の量が増え、値を下げると黒の量が減ります。

• ハイライト - 画像の明るいトーンにある黒の量を調整します。

• ミッドトーン - 画像の中間トーンにある黒の量を調整します。

• シャドウ - 画像の暗いトーンにある黒の量を調整します。

白 / 黒リミット[白 / 黒リミット] ツールは、コントラストを導入せずに画像をクリーンにすることができます。このツールは主にスキャンされた画像をクリーンにするために開発されました。 画像がスキャンされると、白黒の値は真の白および黒としては表現されません。 白 / 黒リミットを設定するとこの問題が解決され、他の色についてもバランスを取ることができます。 白 / 黒リミットはインクではなく平均的な色の値の明るさを調整するので、このツールでは CMYK ではなく RGB 値を使用します。

カラー リミット

[カラー リミット] ツールは、選択されたカラー範囲から自動的に白 / 黒リミットを設定します(図 11 を参照)。このツールを開くには [カラーコレクション] タブの [ツール] をクリックし、[白 / 黒リミット] をクリックします。 [カラー リミット] オプションを選択して [A] ボタンをクリック

図 10 — カラー / グレイ レベル

図 11 — カラー リミット

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します。 これでカラー リミットが自動的に設定されます。また、値をボックスに入力、もしくは上矢印・下矢印を使用してカラー リミットを調整することもできます。

[A] ボタンをクリックすると、画像の全 RGB の平均値が取られ、画像の全ピクセルにおいて 5% の白と黒の点が移動します。 これはピクセルの中でもっとも明るい 5% が白に設定され、ピクセルの中でもっとも暗い 5% が黒に設定されることにより、ガンマ領域を 10% も効率的に減少させます。

白リミット

白リミットは、画像の中で白をもっともよく表現しているピクセルを選択することにより、画像の白い点を手動で設定します(図 12 を参照)。このツールを開くには [カラーコレクション] タブの [ツール] をクリックし、[白 / 黒リミット] をクリックします。 [白リミット] オプションを選択し、 [サンプル] ボタンをクリックします。カーソルで画像のもっとも明るい箇所、またはもっとも明るくしたい色をクリックします。これにより、選択した色と同等、またはそれよりも明るい全ての色を白に変更します。 白リミットは R、G、B ボックスに値を入力、もしくは上矢印・下矢印を使用して変更することができます。

黒リミット

黒リミットは、画像の中で黒をもっともよく表現しているピクセルを選択することにより、画像の黒い点を手動で設定します(図 13 を参照)。このツールを開くには [カラーコレクション] タブの [ツール] をクリックし、[白 / 黒リミット] をクリックします。 [黒リミット] オプションを選択して [サンプル] ボタンをクリックします。 カーソルで画像のもっとも暗い箇所、またはもっとも暗くしたい色をクリックします。 これにより、選択した色と同等、またはそれよりも暗い全ての色を黒に変更します。 黒リミットは R、G、B ボックスに値を入力、もしくは上矢印・下矢印を使用して変更することができます。

カラー置換[カラー置換] ツールでは、1 つの色を他の色と置き換えることにより、ジョブの色を変更することができます(図 14 を参照)。 このツールを開くには、[カラーコレクション] タブの [ツール] をクリックし、[カラー置換] をクリックします。 詳細は、オンラインヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/preflight) をご覧ください。

スポット(特色)レイヤ ツールスポット(特色)レイヤツールでは、ホワイトインクといった特殊インクを使用できます。このツールをノックアウトに使用することもできま

24 Preflight — ユーザ ガイド

カラー リミット、黒リミット、白リミットは、追加的なツールです。これらのツールを一緒に使用すると、画像が意図しているよりも暗く、あるいは明るくなる可能性があります。

図 12 — 白リミット

図 13 — 黒リミット

図 14 — カラー置換

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す。[色補正] タブの [ツール] をクリックしてから [スポット(特色)レイヤツール] をクリックすると、このツールが開きます。詳細は、オンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/preflight) をご覧ください。

フィルタ色補正フィルタは、ジョブの色を修正するファイルです。 フィルタを色ガラスの板と考えてください。 画像の上に乗せると、画像の色が変化します。

ジョブに適用できる色補正フィルタは 1 つですが、フィルタには複数のフィルタを含むことができます。各フィルターには 1 つ以上の色補正ツールがあります。何もない場合は空のフィルターです。

フィルターを作成するには:

1. [ファイル > フィルタマネージャ] をクリックします(図 15 を参照)。

2. [新規] をクリックします。

3. フィルタの名前を入力します。

4. [閉じる] をクリックします。

[印刷] タブ

プリンタの設定[プリンタの設定] ではワークフロー、マーク、出力オプションを設定することができます。 これらのオプションは、プログラムがどのようにジョブを処理・印刷するかを設定します。これらのオプションにアクセスするには [印刷] タブを選択し、[プリンタの設定] をクリックします。

ワークフロー オプションの設定[ワークフロー] オプションでは、次のワークフロー オプションを設定することができます(図 16 を参照):

処理後

• ソース画像の削除- このオプションではソース画像を処理後に削除します。 これはジョブを削除するものではないので、ジョブを再印刷することもできます。 けれども、ジョブを再処理することはできません。

印刷後

• スペースが利用可能な場合はジョブを保存 - このオプションは、印刷されたジョブを再使用ジョブ領域に移動させます。 新

図 16 — ワークフロー オプション

図 15 — フィルターマネージャー

Preflight でジョブが最初に開かれる際には、空のフィルターが自動的に作成されます。

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たなジョブの処理に追加のハードディスクの空き容量を得る必要があれば、これらのジョブは削除されます。

• ジョブをバッファエリアで無期限に保存 - このオプションは、ジョブを 再使用ジョブ領域(バッファエリア)に移動させます。 追加のハードディスク容量が必要となっても、保存されたジョブは削除されません。

• ジョブの削除 - このオプションは、ジョブが印刷された後に自動的にジョブを削除します。 削除されたジョブを再取得、復元、再印刷することはできません。

ジョブの作成

• 処理する前に画像をプレビュー - このオプションはジョブを印刷する前に、自動的にプレビューを作成します。 • 画像のコピーを作成 - このオプションは画像の場所を参照する代わりに、ソース ファイルをワーク フォルダにコピーします。 極めて大きなファイルを処理する場合は、このオプションを無効にすることをお勧めします。

• プルーフを自動的に作成 - このオプションはジョブのコピーをプルーフとして自動的に別のプリンタに送信します。 この機能を使用するには、ハードウェア キーにプルーフ ワークフロー機能が備わっている必要があり、またプルーフ用プリンタを設定する必要があります。この機能がない場合は、販売代理店までお問い合せください。

処理 / 印刷オプション

• 再処理 - このオプションは、ジョブが印刷されるたびにジョブを再処理します。

• 印刷 - このオプションは、再処理なしにジョブを印刷します。

オペレータ

• オペレータに保留 - このオプションはオペレータがジョブを印刷することを選ぶまで、ジョブの印刷を停止します。 各ジョブはプログラムの印刷準備完了ジョブ領域に、 [保留] の状態と共に表示されます。 ジョブを選択して [保留] アイコンをクリックすると、ジョブを印刷することができます。

• デフォルトのオペレータ名 - このオプションでは、ユーザ名をジョブごとに設定することができます。 RIP-Queue は、キューのユーザ列にユーザ名を表示します。 複数のユーザが様々なシステムからジョブを送信している場合は、この機能によってそれぞれのジョブがどこから送信されているかを知る手助けとなります。

26 Preflight — ユーザ ガイド

色校正の詳細は、オンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/preflight) をご覧ください。

図 17 — マーク オプション

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マーク オプションマークとは画像と共に印刷され、最終出力の裁断または測定を行う際の補助となる特別な線です。 [マーク] オプションでは、[印刷ラベル] オプションも設定することができます(図 17 を参照)。

レジストレーションマーク

レジストレーションマークは、画像の各隅に十字線を印刷します。 これは画像をカットする際に、画像が各側でまっすぐになっていることを確認する場合に役立ちます。

ドットタイルのオーバーラップ

ドットタイルのオーバーラップは、画像を重ねてタイル表示をする場合に使用します。これらのマークはオーバーラップの開始地点と終了地点を示すので、タイルの組み合せが容易になります。タイルを結合する際は、特定タイルの [ドットタイルのオーバーラップ]が、隣接するタイルの対応しているマークを覆います。

ゼロ線のタイルマーク

ゼロ線のタイルマークは、内部が白くなっている黒い十字線をタイルのオーバーラップ領域の中央に印刷します(図 18 を参照)。

クロップ マーク

クロップ マークは 1/4 インチの直角マークで、画像の各隅の縁に配置されます。 この領域は“レジストレーションマーク”によっても使用されているので、“レジストレーションマーク”をすでに使用している場合は、クロップ マークは何の効果もありません(図 19 を参照)。

囲み罫のクロップマーク

囲み罫のクロップマークは、画像全体の境界に印刷される実線(幅 1 ピクセル)です。アウトラインのクロップマークはクロップマークと同じ領域を使用するので、このオプションを使用している場合はクロップマークは何の効果もありません(図 20 を参照)。

ラベル印刷

ラベル印刷オプションでは、印刷された画像の最後にジョブ情報を印刷することができます。 たとえば、いつジョブが処理・印刷されたか、どの種類のインク、メディア、メディア設定、解像度が使用されたか、あるいはファイル名についての情報などをラベル印刷に含めることができます。 デフォルト設定の 7.5 ポイントではなく、22.5 ポイントのフォントを使用してラベルを印刷するには、[ラージテキストの使用] をチェ

図 18 — ゼロラインのタイル マーク

図 19 — クロップ マーク

図 20 — アウトラインのクロップマーク

ラベル印刷機能と輪郭カット機能の詳細は、オンライン ヘルプ ( http://help.onyxgfx.com/x10/preflight) をご覧ください。

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ックします。

輪郭カット パス

[タイルの囲み罫(カットパス)の作成] チェックボックスを有効にして、境界の周辺または画像を切り取ります。 [オーバーラップを切り取る] オプションは、オーバーラップを使用して画像をタイル表示している場合は、ゼロ線タイル マークを切り取ります。 これらの機能は、輪郭カット デバイスを使用している際にのみ適用されます。

出力オプション[出力] タブはRIP-Queue がどのようにジョブを処理するかを設定します。このタブは 3 つのセクションに分けられています: 出力、画像、処理(図 21 を参照)。

出力

[出力] セクションでは、RIP-Queue が処理する画像出力の種類を特定します。 次の全オプションを設定することができます:

• カラー - デフォルトであるこのオプションは、カラーの出力を作成します。

• グレイスケール - このオプションはプリンタの黒チャンネルのみを使用して、白黒の出力を作成します。

• 分版 - このオプションは、各カラー チャンネルを白黒で表現したものを作成します。 初期のカラー設定が CMYK の場合、分版は 4 つの画像を印刷します。メディアを CMYKOG で設定した場合、分版は 6 つの画像を印刷します。

イメージ

[イメージ] セクションでは、ジョブを元のファイルを反転して印刷することができます。 このオプションは、通常はバックライトまたは透明なメディアに印刷する場合に使用します。

処理

[処理] セクションでは、画像がどのように処理されるかを操作することができます。

• 印刷段階で画像処理を実行する(RIP&印刷オンザフライ) - このオプションでは、データをプリンタに送信している間に画像を処理することができます。 このオプションを無効にすると、画像は最初に処理されてからプリンタに送られます。 この機能が有効になっている時は、[ジョブを個別に印刷] の配置方法を使用します。

28 Preflight — ユーザ ガイド

グレイスケールで印刷すると、斑点が付いたような画像が印刷される可能性があります。 これを解決するには、画像エディター プログラムを使用して画像をグレイスケールに変換し、[カラー出力] オプションを使用して印刷します。

オプションの処理は、ラスター画像を修正する場合にのみ可能です。

図 21—出力オプション

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• インターポレーションで処理する - このオプションは、解像度が低い画像のギザギザした縁を滑らかにします。 このオプションは高解像度の画像に悪い影響を与えることはありませんが、処理時間が長くなります。

• 印刷段階で回転処理をする - このオプションはメディアを節約し、ジョブをベストフィットさせるために画像を自動的に回転させます。

• インク使用量を計算 -このオプションはジョブに使用されるインクの量を計算します。

• [ビット深度] コンボ ボックスでは、使用する処理方式を選択できます。多くの場合は 8 ビット処理により良好な画像が得られますが、16 ビット処理を大きな画像で行うと大きな領域で単色のグラデーションが生じるので目に見えて良くなります。様々な処理方式の詳細は、このガイドの「クイック セットの編集」セクションとオンライン ヘルプ (http://help.onyxgfx.com/x10/preflight) をご覧ください。

プリンタの管理Preflight は直接プリンタに印刷しないため、Preflight がプリンタを使用する際は、プリンタ マネージャを使用して RIP-Queue プリンタを追加・削除します。 [ファイル > プリンタ マネージャ] をクリックして [プリンタ マネージャ] を開きます(図 22 を参照)。

プリンタをインストールする際は、RIP-Queue は自動的にプリンタを Preflight に追加します。 [プリンタ マネージャ] を使用して、RIP-Queue プリンタをリモート システムから追加するか、もしくは以前に削除したプリンタを再度追加します。

プリンタを追加するには:

1. [プリンタ マネージャ] で [接続] をクリックします。 これで [プリンタを参照] のダイアログが開きます。

2. 追加したいプリンタの入力フォルダを参照してそのプリンタの名前を選択し、[追加] をクリックします(図 23 を参照)。

プリンタを削除するには:

1. [プリンタ マネージーャ] で [削除] をクリックします。 これでプリンタが削除されます。

2. [閉じる] をクリックします。

プリンタを Preflight から削除しても、そのプリンタは RIP-Queue から削除されることはありません。ですが、プリンタを RIP-Queue から削除すると Preflight のプリンタも削除されます。

図 23 — プリンタを参照

プリンタの追加は、プリンタをインストールするということではありません。 プリンタをインストールする方法については、第 1 章を参照してください。

図 22 — プリンタ マネージャー

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上級ガイド

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目的この章では新X10 Media Managerについて簡潔に説明します。この章を完了すると、次のことが理解できるようになります:

• Media Managerの概要

• Media Managerの目的

Media Managerとは?Media Managerは、プリンティングワークフローで使用するメディアおよびモードの作成、修正、分析、そして管理をする一式のツールです。

Media Managerは、システムにインクおよびメディアの設定、キャリブレーション、プロファイル管理を操作させることにより、一定の高品質を保ちます。 これは単に一定のカラーを得るための簡単なソリューションではありません 。 出力管理において完全な操作を行うことができるということです。

出力には2つの主要機能「キャリブレーション」および「プロファイリング」を使ってコントロールできます:

• キャリブレーションは使用プリンタで一貫した出力をするために、メディア、インク、解像度、およびドットパターンの組み合わせを同調させる処理です。

• プロファイリングは高品質プリントを確実にするために、ターゲット出力濃度と色を構築します。

ですが、最初の設定には時間がかかる場合があります。改善されたデフォルト設定では、簡単に素早く優れたカラーを保持することができます。

Media Managerにより、次の機能を操作することができます:

• メディアの管理 - 新しいメディアを作成し、既存のメディアを修正します。

• モードの管理 - インクの種類、プリンタ、メディアの設定をします。

• プリンタ機能の設定 - 追加したインクカラーが使用できるだけでなく、ドットパターンや解像度の使用を調整します。

さらにMedia Managerにより、プロファイリングを介してカラーの完全な調整を行うことができます。プロファイリングはプロファイルの作成をするにあたり、4つの基本的なステップを行うことが必要です。これらのステップはインク制限、 キャリブレーションで設定します。

32 Media Manager - 上級ガイド

Media Manager

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使用メディアのインクリミットおよびIICCプロファイル

• インク制限 — 確実に適切な量のインクがメディアに使用されるようにし、インクの組み合わせによる彩度が過度になることを防ぎます。

• キャリブレーション   — 使用プリンタに対して正確なインク濃度を定 義します。

• インクリミット  — 4色の組み合せでの過度な彩度を防ぎます。

• ICC プロファイル — 各メディア、解像度、ドットパターンの組み合わせに対して、特定カラー情報を使用、もしくは作成します。

Media Managerは次の事項をサポートすることにより、さらに出力制御をします:

• プレス プルーフのスクリーンを作成 - カラー プルーフおよびドット シミュレーションのために、スクリーンのドット パターンをカスタマイズします。

• ICC プロファイルのインポートおよびエクスポート - 他のアプリケーションの ICC プロファイルを使用するか、または以前に作成した ICC プロファイルをインポート・エクスポートします。

• カラー測定デバイスを使用 - サポートされているカラー測定デバイスの広範囲にわたるリストから選択します。 • 測定データの表示 -スペクトルまたは測色プロットとして、1つ以上のパッチの測定値を表示します(ステータス T 濃度、スペクトル、L*a*b*, L*c*h*)。

新Media Managerこれまではプロファイリングには多くの時間とマテリアルを消費しがちでした。Media Manager X10でのワークフローでは、デバイスの適切なデフォルト設定、新機能のインク制限をソフトウェアに追加することで時間とマテリアルの無駄が減り、またプロファイルの作成中でも常にプリンタ設定にアクセスすることができます。X10のMedia Managerでは全ての上級者用設定が自動となっていますが、手動で設定の変更をすることができます。これは、ブラックダイヤモンドを使って確認できます(図2)。プロファイルの作成のほとんどのステップは、[印刷、読み取り、次へ]と進むのと同様に簡単です。X10のMedia Managerは、オンラインヘルプ(http://help.onygfx.com/x10/mediamanager)を改善しただけでなく、段階的なヘルプ(ヒント)も改善しています。

ご使用のONYX製品にMedia Managerがない場合は、キーアップデートについてお近くの販売代理店にお問い合せください。RIP-QueueのツールバーにあるMedia ManagerをクリックしてMedia Managerを開くことができます。

インク濃度はある領域でのインクの濃さを指します。 これは、解像度、ドット パターン、インク制限の影響を受けます。

図 1 — メディア マネージャー

図 2 — ブラックダイヤモンドアイコン

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ワークフローおよび ハードウェア キー目的この章では画像がどのように印刷されるかについて、またハードウェア キーについて説明します。 この章を完了すると、次のことが理解できるようになります:

• ONYX ワークフロー

• ハードウェア キー

ONYX ワークフローとは?ワークフローとは、画像が元のファイルから印刷されるジョブへと変換するプロセスを指します。 RIP-Queue は様々な方法を使用してこれらの結果を出すので、最終結果が印刷された画像であっても、実際のワークフローはプリンタの種類、希望する出力、そして画像自体によって異なります。

もっとも基本的なワークフローは、画像をRIP-Queue で開いて印刷する方法です(図 1 を参照)。 当然ながら、画像がどのように印刷準備完了になるかについての実際のプロセスはより複雑です。

画像を印刷する前に、画像がどのように印刷されるべきかについて特定の情報を RIP-Queue に送信する必要があります。次の事項は考慮する必要がある質問です:

• どのサイズで画像を印刷するべきか

• 最終出力の解像度はどれくらいにするべきか?• プリンタはどの種類のメディアを使用するか?• 画像は ICC プロファイルを使用するべきか?

このような類の質問(ジョブ設定)は、どのように画像を印刷するかを決定するものとなります。 いったん画像のジョブ設定を行うと、RIP-Queue はその画像を処理してプリンタに送信することができます(図 2 を参照)。

次の事項は、基本的なワークフロー プロセスにおける各ステップの説明です。これらのステップおよびその他のトピックにつきましては、このマニュアルガイドブックならびにオンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue)で、詳細を説明しています。

34 ワークフローおよびハードウェア キー — 上級ガイド

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図 1 — シンプルなワークフロー

図 2 — 複雑なワークフロー

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オリジナル画像ファイル元の画像ファイルはただの画像ファイルであり、RIP-Queue の設定が関連していません(図 3 を参照)。 RIP-Queue が画像ファイルを使用できるようにするには、先にこれらの設定を定める必要があります。 これらの設定はクイック セットを使用して適用することができます。

クイック セットが設定を適用基本的なワークフローではクイック セットがジョブ設定を適用しますが、希望する場合はこれらのオプションを手動で変更することができます(図 4 を参照)。たとえ画像が一般的なデフォルトのクイック セットであっても、ジョブが RIP-Queue に入るたびにクイック セットが画像に適用されます。様々な種類の画像を様々な方法で処理する必要があるので、それぞれのニーズに合ったクイック セットを作成することができます。

設定が適用された画像がジョブとなりますクイック セットが適用されると、画像ファイルはジョブとなります(図 5 を参照)。 ジョブとは、画像を印刷するために必要な RIP-Queue 設定が組み合わさった画像です。 設定をジョブに適用すると、画像自体は変更されませんが、ジョブは変更されます。 画像がジョブとなると RIP-Queue に移され、そこで処理を受ける準備が完了します。

ジョブ設定のいずれかを変更する必要がある場合は、ここがもっとも効率的に行える段階です。 処理された後にジョブを変更することもできますが、変更を有効にするにはジョブを再処理する必要があります。

ジョブの処理ジョブ設定は、各ジョブがどのように処理されるかを確定するものとなります(図 6 を参照)。 ジョブの処理には、ジョブ設定や元のソース ファイルに応じて数分かかります。 たとえば 2 インチ × 3 インチの画像の場合はわずか数秒の処理時間ですが、200 インチ×300 インチの画像の処理にはもっと長い時間がかかります。

リッピング

ジョブが処理される方法をリッピング (RIPPING) と呼びます。RIP は頭字語であり、raster image processing(ラスター画像処理)またはras-ter image processor(ラスター画像プロセッサー)を意味します。画像を構成するドットの集まりであるラスター データは、プリンタに送信されるデータの種類です。 ジョブが処理される際に元の画像が読み込まれ、出力データ(処理されるデータ)はジョブの設定に従って作成されます。

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図 4 — クイック セット

図 5 — ジョブ設定が適用された画像

図 6 — ジョブの処理

処理されたラスター データは元のラスター データと異なるため、ラスター ファイルをリッピングする必要があることは変わりません。

図 3 — 元の画像ファイル

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ポストスクリプト ファイル

ポストスクリプト ファイル (*.ps、*.eps、*.pdf)はピクセルやドットで構成されていないので、ラスター ファイルとは異なります。 どのようにラスター データを作成するかについて説明する指示のセットです。ポストスクリプト ファイルが処理されると、指示が最初に読まれます。 これを解釈と呼びます。 ファイルが解釈されたら、RIP-Queue はラスター データ レンダリングを作成します。

印刷準備の完了RIP-Queue がジョブを処理すると、印刷準備が完了します(図 7 を参照)。 ワークフローのこの時点では、まだジョブ設定を変更することができますが、メディア、用紙サイズ、解像度と同様、ジョブ設定の中には変更を有効にするためにジョブを再処理しなければならないものもあります。 部数といった他のジョブ設定については、再処理なしに変更することができます。

ジョブの印刷デフォルトでは、画像は受信した順序で印刷されます(図 8 を参照)。 そのため、前のジョブが完了するまでジョブを印刷することはできません。 設定によっては他のジョブの準備が完了するまで、または印刷を手動で開始するまでジョブを保留することもできます。メディアの限定されたパーセンテージが効率的に使われる時、またはタイムアウト値が過ぎた時に、印刷を自動に開始するようにプリンタを設定することができます。

ジョブの再印刷RIP-Queue がジョブを印刷すると、ファイルはキューのバッファ ジョブ領域に移行します(図 9 を参照)。 この領域にあるジョブはいつでも再印刷することができます。またジョブを修正・再処理をしてから印刷することもできます。

処理されたデータは印刷されたファイル用に作成されたものなので、同じ処理データを使用してジョブをいつでも再印刷できます。 RIP-Queue が処理データを作成すると、元のソース画像がないジョブでも印刷することができます。 ですが、処理をできるのは元のソース画像があるジョブのみです。

36 ワークフローおよびハードウェア キー — 上級ガイド

図 7 — 印刷準備完了

図 8 — 印刷

図 9 — 再印刷

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ハードウェア キーハードウェア キーは実際の機能、ならびにプログラムで使用できる機能を特定します。 キーはソフトウェアに付随する物理的プラグです(図 10 を参照)。 キーにはどのオプション、プリンタ、使用可能な範囲を正確に指定するといった情報が含まれています。

ハードウェア キーのアップデートキーが使用したいオプションまたはプリンタがリストにない場合は、販売代理店からキー アップデート ファイルを入手することができます。キー アップデートは、承認をハードウェア キーに追加する小さなファイルです。

キーをアップデートするには:

1. Windows スタート メニューから [キーの内容] を選び、[WinKey] を実行します。

2. [ファイル > アップデート] をクリックします。

3. [キー アップデート ファイル(拡張子は *.key)]をブラウズします。

4. [キー アップデート ファイル] を選択して、[開く] をクリックします。

キー アップデートで新しいオプションまたは仕様を追加する場合は、これらのオプションまたは仕様を有効にするために、ソフトウェアの再インストールが必要となる場合があります。 キー アップデートが追加のプリンタの承認を加えるだけの場合は、新しいプリンタをインストールする必要があります。

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図 10 — ハードウェア キー

ハードウェア キー承認の情報については、このマニュアルの指示を参照してください。

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目的この章では印刷について説明します。 この章を完了すると、次のことが理解できるようになります:

• どのようにジョブが印刷されるか

• 配置方法

• ジョブの管理

いつジョブが印刷されるか?RIP-Queue は特定の条件が満たされた際に、自動的にジョブを印刷するようデザインされています。 これらの条件として、適切なメディアを使用していること、プリンタがオンラインになっていること、現在印刷が行われていないこと、全ての保留がオフになっていることの確認があります。いずれかの条件が満たされていないと、ジョブは印刷されません。

保留RIP-Queue は保留されているジョブは印刷しません。 【保留】ではジョブを印刷する前にジョブを確認することができます。 確認・修正を終えたら、【保留】を解除することができます。

ジョブの [保留] ステータスを変更するには:

1. 印刷準備完了ジョブ領域のジョブを1つ、またはそれ以上選択します。

2. [保留] ボタン(手のアイコン)をクリックします。これで[保留] が解除され、他の全ての条件が満たされていれば画像は印刷されます。

メディアどのジョブもメディアに関連しています。メディアは出力プロファイルおよびプリンタ設定を操作するために、プリンタ自体と共にもっとも重要なジョブ設定となります。

どのプリンタもメディアに関連しています。プリンタに関連したメディアは、プリンタに物理的に入れられたメディアを意味します。ソフトウェアは自動的に印刷をするので、RIP-Queue で指定されるメディアが実際にプリンタに入っているメディアと一致していることを確認してください。これを行わないと、ジョブが不適切なメディアに印刷される恐れがあります。

38 印刷およびジョブ管理 - 上級ガイド

印刷およびジョブ管理5

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ジョブのメディアとプリンタのメディアが一致しないと、RIP-Queue はジョブを印刷しません。 ジョブは [メディアを待機中] の状態になります(図 1 を参照)。 メディアが一致するように変更すると、ジョブは印刷されます。

プリンタのメディアを変更するには:

1. プログラム ウィンドウの [プリンタ リスト] 領域のプリンタを選択します。

2. 画面右側にあるプリンタ情報領域の [変更] をクリックします。これで、[メディアと配置の変更] のダイアログが開きます(図 2 を参照)。

3. ドロップダウン メニューを使用して、現在プリンタに入っているメディアを選択します。

4. [OK] をクリックします。

ジョブのメディアを変更するには:

1. ジョブ リストのジョブを選択して、RIP-Queue ウィンドウのジョブ情報領域にジョブ設定を表示させます。

2. 画面右側の [変更] をクリックします。 これで [ジョブのプロパティ] のダイアログが開きます(図 3 を参照)。

3. メディア設定名およびメディアを、現在プリンタに入っているメディアと一致するように変更します。

4. [OK] をクリックします。

用紙サイズ各画像は特定の用紙サイズに基づいて処理されるので、用紙サイズが現在プリンタにロードされている用紙サイズと同一、またはそれよりも小さい場合は、ジョブは印刷されません。

ジョブの最大印刷可能領域は、プリンタのメディアの用紙サイズと同じである必要はありませんが、ジョブの幅と高さはページにフィットする必要があります。 タイル表示を利用すると、画像を小さなピースに分けることで、用紙サイズよりも大きな画像を印刷することができます。 タイル表示の詳細については、Preflight の章の [タイル表示] セクション、もしくはオンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/ preflight )をご覧ください。

プリンタ オンラインRIP-Queue がジョブを印刷するには、プリンタがオンラインになっている必要があります。 プリンタ情報領域の緑のアイコンはプリンタがオンラインになっていることを示し、赤いアイコンはオフラインになっていることを示しています。 黄色のアイコンは、プリンタが現在印刷中であることを示します。 印刷が完了すると、オンラインの状態になります。 緑または赤いアイコンの横にある化[オンライン / オフライン] ボタンを使用して、プリンタの状態を変更します。

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図 1 メディアを待機中

プリンタまたはジョブのメディアを変更すると、[メディアを待機中] による保留が設定されます。 保留を解除して印刷します。

図 2 — メディアと配置の変更

図 3 — ジョブ プロパティ

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トリガートリガーとは、ジョブに印刷することを認める方法のことです。 印刷開始トリガーには、「手動」 と 「自動」 の 2 種類があります。

• 手動トリガー - このオプションでは、プリンタ情報領域の [今すぐ印刷] のボタンを押すまで印刷を遅延します。

• 自動トリガー - このオプションは、使用されるメディアの割合、またはタイムアウト設定に基づき、自動的に印刷を行います。 また [今すぐ印刷] のボタンを使用すると、あらゆる遅延を無効にすることができます。

トリガー方法を変更するには:

1. トリガー方法を変更したいプリンタを選択します。

2. 画面の右下にあるプリンタ情報領域の [変更] をクリックします。 これで [メディアと配置の変更] ダイアログが開きます(図 2 を参照)。

3. [設定] をクリックします。 これで [配置方法] ダイアログが開きます(図 4 を参照)。

4. [自動的に印刷を開始] オプションをチェック、またはチェック解除します。

5. [OK] をクリックします。

どのようにジョブが印刷されるか?ジョブがどのように印刷されるかを操作する基準には、2 つのセットがあります: ジョブ オプションおよびプリンタ設定。

ジョブ オプションジョブ オプションは、各ジョブ特有の設定を操作します。 これには解像度、メディア、用紙サイズ、タイル表示、マーク、その他の設定が含まれます。

ジョブ オプションは、どの時点でジョブがメディアに印刷をするかや、どの時点でジョブが他のジョブとネスト化、およびグループ化するかということについて影響を与えることはありません。

プリンタ設定プリンタ設定は、集合的にジョブに適用される設定を操作します。 たとえば、どの時点でジョブがメディアに印刷をするか、ネスト化またはグループ化するか、あるいはカッターマークを付けて印刷するかなどを操作します。 主なプリンタ設定は、現在プリンタにあるメディア、現在プリンタにある用紙サイズ、そして配置となります。

プリンタ設定にアクセスするには:

1. プリンタを選択します。

2. [変更] をクリックして、[メディアと配置の変更] ダイアログを開きます。

40 印刷およびジョブ管理 - 上級ガイド

図 4 — 配置方法

ジョブ オプションの詳細については[ジョブの管理] の章の[ジョブ オプション] セクション、もしくはオンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue)をご覧ください。

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メディアの設定名、メディア、用紙サイズは常に現在プリンタにあるインク、およびメディアと一致する必要があります。 [配置] オプションはジョブの配置、およびグループ化(ネスト化)を操作します。これらは 4 つの配置オプションから選ぶことができます。

• ベストフィット

• メディアの節約

• ジョブのグループ化

• ジョブを個別に印刷

• Fotoba カッター マーク

[配置] オプションには、選択した [配置] オプション特定の他の設定も含まれます。 これらの設定は、ジョブの配置およびジョブのグループ化を操作します。

配置特定のオプションを変更をするには:

1. プリンタを選択します。

2. [変更] をクリックして、[メディアと配置の変更] ダイアログを開きます。 3. [配置] 設定を選びます。

4. [設定] をクリックします。 これで [配置方法] ダイアログが開きます(図 4 を参照)。

5. 変更したいオプションを修正し、[OK] をクリックします。

RIP-Queue は各 [配置] 設定を維持するために、毎回配置特定のオプションを再設定することなく、[配置] 設定を切り替えることができます。[配置] 設定および配置特定のオプションは、プリンタの特定でもあります。つまり、あるプリンタの配置または配置特定のオプションのを変更しても、他のプリンタにはこれらの設定は変更されません。

配置方法それぞれの配置方法は、種々のアルゴリズムやオプションを使って、様々な状況に対応するワークフロー ソリューションを提供します。各オプションの主な違いは、スピードと未使用のメディアです。一般に印刷を早くする必要がある場合は、ジョブを少なくすることと未使用のメディアを持つことです。ですが、複数のジョブを処理して印刷準備が完了になるまで印刷を遅らせても問題がない場合は、RIP-Queue がより多くのメディアを効率的に使用できるように編成します。

ベストフィットベストフィットの配置方法は多くのメディアを節約しますが、リップが最も遅いオプションとなる場合があります。ベストフィットは可能なかぎりメディアを効率的に使用するために、自動的にジョブを配置します。RIP-Queueは必要な場合はジョブを再配列をしたり、回転をしたり

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します。RIP-Queueに新しいジョブが入るたびに、この配置方法は既存ジョブとともに新しいジョブを効率よくフィットさせるために全ネストを再配列します。メディアを効率的に節約したい場合、また最初は内側、最初は外側といった厳密な優先順位でジョブを印刷する必要がない場合に、この「ベストフィット」を使用します。

メディアの節約メディアの節約は、配置をより良くするために画像を回転することはありません。[メディアの節約] はまた、横の行にあるもっとも大きな画像がその行で許容される最大の高さになるという、行ベースのシステムで印刷を行います。 RIP-Queue は必要な際にジョブを再編成します。 [メディアの節約] 方法は、新しいジョブが RIP-Queue に入るたびに、新しいジョブが既存のジョブにフィットするよう全ネストを再編成します。メディアの節約をしたい時やジョブを優先して印刷する必要がない場合に、[メディアの節約] を使用します。

ジョブのグループ化[ジョブのグループ化] 配置の方法は、より多くのメディアを使用するようジョブを横に並べて配置しますが、[メディアの節約] のようにジョブの順序を再編成することはありません。メディアの節約をしたい時やジョブを優先して印刷をする必要がある場合に、[ジョブのグループ化] を使用します。

ジョブを個別に印刷[ジョブを個別に印刷] の配置方法は、1 回につき 1 つのジョブのみを印刷します。 メディアを節約せずにジョブを優先して印刷をする必要がある場合に、[ジョブを個別に印刷] を使用します。

Fotoba & Dicus カッター マークFotoba &Dicus カッター マークを付けて画像を印刷する場合は、[Fotoba &Dicus カッター マーク] の方法を使用します。 この方法はできるだけ多くのメディアを節約しますが、カッター マークを入れるために画像間にスペースが生じます。Fotoba &Dicus カッター マークを付けて画像を印刷する必要がある場合に、このオプションを使用します。

配置オプションの変更

それぞれの方法には、様々な配置オプションがあります。

配置特定のオプションを変更するには:

1. プリンタを選択します。

2. [変更] をクリックして、[メディアと配置の変更] ダイアログを開きます。

42 印刷およびジョブ管理- 上級ガイド

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3. [配置] 設定を選びます。

4. [設定] をクリックします。 これで [配置方法] のダイアログが開きます

(図 4 を参照)。

5. 変更したいオプションを修正し、[OK] をクリックします。

それぞれの方法で使用できるオプションを次で説明します。

印刷のトリガー

印刷のトリガーはRIP-Queueがジョブをプリンタに送る際に制御します。デフォルトオプションで「時間指定で印刷を開始」、「領域指定で印刷を開始」、または「自動的に印刷を開始」を選択することができます。

• 時間指定で印刷を開始 - このオプションは、印刷をする前に指 定時間まで待機するよう RIP-Queue に指示します。 • 領域指定で印刷を開始 - このオプションは、印刷をする前にメディア の指定範囲を読み込むまで待機するよう RIP-Queueに指示します。

• 自動的に印刷を開始 - このオプションは、ジョブが処理された らすぐに自動的に印刷するよう RIP-Queue を設定します。

行揃え

【行揃え】 設定は、プリンタがメディアのどこに画像を配置するかを特定します。同時に複数の画像を印刷する方法を使用している場合は、 【行揃え】は画像のグループに適用されます。

オフセット

オフセット設定は、印刷されるジョブの左、または上に余白を追加します。同時に複数の画像を印刷する方法を使用している場合は、オフセットは画像のグループに適用されます。

印刷とじしろ

印刷とじしろは、サイズととじしろの位置を定めるものです。とじしろは印刷が終わる前に、メディアに乗る各インクをヘッドに置くことで安定した色を作る手助けをします。

タイルを1つおきに反転

このオプションは、画像を1つおきに180度反転して並べます。

一度に複数行を印刷

このオプションによりRIP-Queue が複数行をプリンタに送信し、1 つのグループとして印刷します。

コピー間のスペース

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時間指定と領域指定での印刷開始は、[今すぐ印刷]ボタンをクリックすると無効となります。

全ての配置方法に同じオプションがあるわけではありません。たとえば「印刷ジョブを個々に配置」の方法を使用する場合は、全てのオプションが使用できるわけではありません。

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RIP-Queue が画像ごとの間隔をどれだけ設けるかを決めるために、間隔スペースの数値を設定します。

印刷前にキャッシュする割合

このオプションは処理された情報がプリンタに送られる時に設定できます。 0 % に設定される時は、情報は処理されるのと同じくらいに早くプリンタに送信されます。 100 % に設定される時は、画像全てが処理されるまで情報はプリンタに送られません。

カッター マークの濃さ

値を選択して、カッター マークの濃さを設定します(1 はもっとも明薄く、4 はもっとも濃くなります)。

印刷の中止

印刷を中止するには:

1. ジョブが印刷をしているプリンタを選択します。

2. RIP-Queue ウィンドウのプリンタ情報領域の [中止] ボタンをクリックします。

ジョブの印刷を中止すると、プリンタは自動的にオフラインの状態になります。プリンタをオンラインに戻すには、[オンライン / オフライン] ボタンをクリックします。 印刷を中止すると、印刷されているジョブはバッファ領域に送られます。

ジョブの再印刷RIP-Queue がジョブの印刷を終えると、ジョブをバッファ ジョブ領域に送ります。ジョブがアーカイブ ジョブの場合は、削除するまでバッファ領域に残ります。 ジョブが再使用可能なジョブの場合は、新しいジョブを処理するために十分なハードドライブの空き容量がないと、RIP-Queue は自動的にそのジョブを削除します。アーカイブ ジョブと再使用可能なジョブは、両方とも再印刷することができます。クイック セットは、ジョブがアーカイブ ジョブになるか、または再使用可能ジョブになるかを操作します。

ジョブを再印刷するには:

1. バッファ ジョブ領域のジョブをクリックして、印刷準備完了ジョブ領域までドラッグします。

2. ジョブを再処理するかを尋ねるダイアログが表示されます。 ジョブに何らかの変更を行い再処理が必要となる場合を除いては、[No] をクリックします。 ジョブが印刷準備完了ジョブ領域に表示され、選択したトリガー方法に従って印刷されます。

44 印刷およびジョブ管理 - 上級ガイド

ジョブを中止しても、プリンタが印刷を停止するまで数分かかることがあります。

クイックセットおよびPreflightの詳細につきましては、クイックセットセクションの第1章『セットアップ及び印刷』と第2章の『Preflight』をご覧いただくか、もしくはオンラインヘルプをご覧ください。(http://help.onyxgfx.com/x10/ rip-queue)

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ジョブ管理ジョブ管理とは、RIP-Queue でジョブを修正するプロセスを指します。 クイック セットや Preflight を使用しないと、RIP-Queue から設定できないオプションが多数あります。 ソフトウェアに Preflight がない場合は、キー アップデートについて販売代理店までお問い合せください。

次のオプションは RIP-Queue から直接修正することができます:

• サイズ(倍率)

• メディア

• コピー数

• ワークフロー オプション

• マーク オプション

サイズの変更(倍率)ジョブを開く際に、RIP-Queue はそのジョブサイズをウィンドウのバッファ ジョブ領域(左下)に表示します(図 5 を参照)。 このサイズは自動的にサイズを変更するクイックセットを使わないかぎり、画像のソース ファイルによって特定されます。 またRIP-Queue で画像を開いた後、画像のサイズをRIP-Queueを使って変更することもできます。

RIP-Queue からジョブサイズを変更するには:

1. RIP-Queue のジョブを選択します。

2. ジョブ情報領域の [変更] をクリックします。 これで [ジョブのプロパティ] のダイアログが開きます(図 6 を参照)。

3. [基本プロパティ] タブで拡大ボックスに値を入力するか、上矢印または下矢印を使用して値を変更します。 新しいジョブ サイズが拡大値ボックスの下に表示されます。

4. [OK] をクリックします。

ジョブの倍率を変更すると、倍率値は 1 にリセットされます。たとえば、10 インチ × 10 インチのジョブの倍率を 2 の値に変更すると、RIP-Queue はジョブを新しいサイズ(20 インチ × 20 インチ)で再処理をし、新しいサイズを 1 の倍率値として設定します。ジョブを元のサイズに戻すには、0.5 の倍率値を入力します。

画像の正確な寸法を指定したい場合は、RIP-Queue で画像を開く前にクイック セットを設定して画像の高さや幅を決める必要がありますが、Preflight でも画像を編集することができます。

メディアの変更メディアは画面のジョブ情報領域に表示されています(図 5 を参照)。メディア設定は2 つのパート 「メディア名」 および 「メディアの設定」 か

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図 5 — バッファ ジョブ領域

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46 印刷およびジョブ管理 - 上級ガイド

ら成っています。 メディア名は、メディア自身の名前を指します。 メディアの設定(括弧内に示された部分)には、プリンタのメディアまたはインク設定が表示されます。 ジョブのメディアがプリンタのメディアと一致していないと、印刷することはできません。

ジョブのメディアを変更するには:

1. 変更したいジョブを選択します。

2. ジョブ情報領域の [変更] をクリックします。 これで [ジョブのプロパティ] ダイアログが開きます(図 6 を参照)。

3. [基本プロパティ] タブで、使用したいメディアの設定名をドロップダウン メニューから選択します。

4. 使用したいメディア名を選択します。 使用したいメディア名がリストに表示されない場合は、ご使用のメディアの設定では使用できないか、もしくはプリンタをインストールした際にインストールされていない可能性があります。

5. [OK] をクリックします。

ジョブのメディアを変更すると、RIP-Queue は自動的にジョブを再処理します。 再処理をすることにより、正確なキャリブレーションおよびプロファイルが確実にメディアに関係します。

[保留] 状態の変更[保留] 状態は、ジョブを印刷するかどうかを確定します。ジョブが保留状態にあると、保留が解除されるまで印刷はされません。

ジョブの[保留] 状態を変更するには:

1. 印刷準備完了ジョブ領域のジョブを選択します。

2. [保留] ボタン(手のアイコン)をクリックします。 これで [保留] が解除され、他の全ての条件が満たされていれば画像が印刷されます。

部数の変更RIP-Queue はジョブ情報ダイアログ(図 6 を参照)の [基本プロパティ] タブ、または画面の印刷準備完了ジョブ領域の [部数] 列に部数を表示します。

ジョブの部数を変更するには:

1. 変更したいジョブを選択します。

2. ジョブ情報領域の [変更] をクリックします。 これで [ジョブ プロパティ] のダイアログが開きます(図 6 を参照)。

3. [基本プロパティ] タブで、印刷したい部数を [コピー数] 値ボックスに入力するか、もしくは上矢印や下矢印を使用します。

4. [OK] をクリックします。

図 6 — ジョブ プロパティ ダイアログ

メディアのインストールの詳細につきましては、第1章『セットアップ及び印刷』の「プリンタのインストール」の項をご覧いただくか、もしくはオンラインヘルプ をご覧ください。(http://help.on-yxgfx.com/x10/ rip-queue)

1 つのジョブに入力できる最大部数は 9999 です。部数を変更しても再処理は必要ありません。

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図 7 — ワークフロー オプション

図 8 — マーク オプション

ワークフロー オプションの変更ワークフロー オプションでは、RIP-Queue がどのようにジョブを処理するかを操作することができます。これらのオプションは [ジョブ プロパティ] ダイアログの [ワークフロー] タブで見ることができます(図 7 を参照)。ワークフロー オプションの詳細については、Preflight の章の [ワークフロー オプションの設定] セクション、もしくはオンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/preflight)をご覧ください。

マーク オプションの変更マークとは画像と共に印刷され、最終出力のカットまたは測定を行う際の補助となる特別な線です。 [ジョブ プロパティ] ダイアログの[マーク] タブでは、これらのマークを設定することができます(図 8 を参照)。マーク オプションの詳細については、Preflight の章の[マーク オプション] セクション、またはオンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/preflight)をご覧ください。

ジョブの操作ジョブの操作はワークフローをより効率的に管理する手助けとなります。 RIP-Queue のジョブは、次の方法で操作することができます:

• ジョブの表示

• ジョブの順序を変更

• ジョブを Preflight に送信

• ジョブの再印刷

• 印刷するタイルを選択

• ジョブのプリンタ設定を変更

• ジョブを別のプリンタにコピー

• ジョブの削除

ジョブの表示[ジョブ表示の対象] ドロップダウン ボックスを使用して、ジョブが画面の印刷準備完了ジョブ領域でどのように表示されるかを操作することができます(図 9 を参照)。 全てのジョブ、または特定のプリンタに関連するジョブのみを表示することができます。

ジョブの順序を変更画面の印刷準備完了ジョブ領域の左側にある矢印ボタンは、ジョブが印刷される順序を操作します(図 10 を参照)。 ジョブを選択し、上矢印や下矢印を使いキューでの位置を変更することで、ジョブの順

図 9 — オプション用にジョブを表示

図 10 — ジョブの順序

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変更することができます。 [メディアの節約] を使用している場合は、RIP-Queue はジョブの順序を無視します。 ジョブは最初にプリンタ別、次に順序通りに編成されています。各プリンタのジョブの順序のみを変更することもできます。

ジョブを Preflight に送信ジョブを Preflight に送信するには、ジョブを選択してメイン ツールバーの [Preflight] をクリックするか、画面のジョブ情報領域の [Pre-flight] をクリックします。ジョブが Preflight に入ると、[使用中] のステータスが表示されます。 Preflight から送信されるまで、変更、処理、印刷を行うことはできません。

ジョブの再印刷

ジョブを再印刷するには:

1. 画面のバッファ領域のジョブを選択します。

2. ジョブを印刷準備完了ジョブ領域にドラッグするか、ジョブを右クリックして [処理 / 印刷] を選びます。

3. ジョブの再処理を行うか尋ねられたら、プリンタまたはジョブ オプションを変更していない限りは [No] をクリックします。

印刷するタイルを選択

印刷したいタイルを選択するには:

1. ジョブを右クリックして、右クリック メニューを開きます。

2. [編集 > タイル] を選びます。 これで [タイル対象] のダイアログが開きます。

3. 印刷したいタイルを選択します(図 11 を参照)。

4. [OK] をクリックします。

ジョブのプリンタ設定の変更

ジョブのプリンタ設定を変更するには:

1. ジョブを右クリックして、右クリック メニューを開きます。

2. [編集 > プリンタ設定]を選びます。 これで [プリンタ設定] のダイアログが開きます(図 12 を参照)。

3. 変更したいプリンタ設定を修正します。

4. [OK] をクリックします。

プリンタ設定を変更すると、ジョブのカラー品質に影響を与える可能性があります。

48 印刷およびジョブ管理 - 上級ガイド

図 11 — タイル

図 12 — プリンタ設定

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図 13 — ジョブ オプションのコピー

図 14 — ジョブの削除

ジョブを別のプリンタにコピー

ジョブを別のプリンタにコピーするには:

1. ジョブを右クリックして、右クリック メニューを開きます。

2. [コピー] を選択します。 これで [ジョブを次の場所にコピー] ダイアログが開きます。(図 13 を参照)

3. ジョブをコピーしたい先のプリンタを選択します。

4. [OK] をクリックします。

ジョブを削除

ジョブを削除するには:

1. 削除したいジョブを選択します。

2. キーボードの Delete キーを押すか、ジョブ リストの左側の[削除] ボタンをクリックします。すると、警告ダイアログが表示されます(図 14 を参照)。

3. [はい] をクリックしてジョブを削除します。

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仮想プリンタおよび他のシステム目的この章では仮想プリンタ、他のオペレーティング システムを使用した印刷、ウェブ印刷について説明します。 この章を完了すると、次のことができるようになります:

• 仮想プリンタの使用

• Windows オペレーティング システム以外での印刷設定

• ウェブ ポータルを使用しての印刷

仮想プリンタの使用仮想プリンタとは、Windows プリンタとして使用されるRIP-Queue プリンタです(図 1 を参照)。 RIP-Queue プリンタをインストールすると、RIP-Queue はそのデバイス用に自動的に Windows プリンタを Windows オペレーティング システムに作成します。 ジョブをその Windows プリンタに印刷すると、ジョブはRIP-Queue に送信され処理と印刷が行われます。

あらゆるアプリケーション(グラフィック デザイン プログラム、ワード プロセッサ、インターネット ブラウザなど)を使用して、仮想プリンタに印刷をすることができます。 アプリケーションで [ファイル > 印刷] と選ぶだけで、そのアプリケーションは画像を RIP-Queue へと送信します。

いったんRIP-Queue が仮想プリンタを作成すると、プリンタがネットワークで自動的に共有されます。 これはWindows でも Macintosh でも、ネットワーク上のコンピュータがあらゆるアプリケーションから仮想プリンタに印刷できることを意味します。

別の Windows システムからの印刷

仮想プリンタを Windows システムに追加するには:

1. Windows スタート メニューから [設定 > プリンタ > プリンタの追加] とアクセスします。

2. [ネットワーク プリンタを追加] を選び、RIP-Queue システムを参照します。

3. プリンタをインストールします。

いったん仮想プリンタをプリンタリストに追加すると、ファイル メニューから [印刷] を選択することにより、あらゆるアプリケーションから直接 RIP-Queue に印刷することができます。 [プリンタ] ダイアログで適

50 仮想プリンタおよび他のシステム - 上級ガイド

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仮想プリンタを使用するには、ハードウェア キーでホット フォルダが有効になっている必要があります。

図 1 — 仮想プリンタ

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切な向き、カラー オプション、ページ サイズを選んでいることを確認してください(図 2 を参照)。

プリンタ特定の設定といった仮想プリンタの追加オプションを設定するには、[詳細設定] をクリックします。 これで [詳細設定オプション] のダイアログが開きます(図 3 を参照)。 [詳細設定オプション] ダイアログでは、次のオプションを変更することができます:

• 用紙サイズ

• コピー数

• 解像度

• 拡大 / 縮小

• TrueType フォントの処理

• プリンタオプション

[詳細設定オプション] ダイアログのオプションには、仮想プリンタに印刷する際に何の効果も与えないものもあります。 たとえば、RIP-Queue は画像に対してハーフトーンの作成を操作するので、[詳細設定オプション] ダイアログの [ハーフトーン カラー調整] は、印刷される画像の色に何の影響も及ぼしません。

全てのプリンタ オプション(用紙サイズ、ドット パターン、ホット フォルダ設定など)は、PPD(プリンタ プロファイルの説明)に基づいています。 PPD はプリンタオプションや機能について記述する、小さなファイルです。

メディアやホット フォルダといった PPD によって統制される設定の中には、RIP-Queue にあるプリンタを修正する際に変更できるものもあります。新しいメディアのインストールやクイック セットを変更してプリンタを変更、もしくは他の同様のタスクを実行するたびに、RIP-Queue は PPD ファイルを自動的に更新します。とはいえ、ほとんどのプログラムは起動時にプリンタ情報を PPD ファイルから取得します。これはプリンタ情報を変更する場合、これらの変更を有効にするために現在印刷しているプログラムを再起動する必要があるからです。

Mac OSX(10.2.8 以前)からの印刷

OSX が備わった Macintosh から印刷するには:

1. Windows/Macintosh 接続機能があることを確認します(Windows2000 Server や PCMacLAN など)。

2. Mac が RIP-Queue Mac PPD フォルダ (ONYX Graphics\Production House\server\PPD\Mac) にアクセスできない場合は、PPD を RIP-Queue Mac PPD フォルダ から Mac のハード ドライブにコピーします。

3. Mac 上で [印刷センター] を開き、[プリンタ リスト] のダイアログを開きます(図 4 を参照)。このアプリケーションは、ハード ドライブの OSX と同じ場所で見つけることができます(アプリケーション > ユーティリティ)。

51

図 2 — プリンタ ダイアログ

クイック セットと相反する設定を行った場合は、詳細設定オプションが優先されます。

図 3 — プリンタ詳細設定オプション

図 4 — プリンタ リスト

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4. [プリンタ リスト] ダイアログで [追加] をクリックし、第 2 の [プリンタ リスト] のダイアログを表示します。

5. ドロップダウン メニューを使いMac 接続パッケージが使用するプロトコルを選択し、プリンタを共有します(通常は AppleTalk)。

6. リストから適切なプリンタを選択します(図 5 を参照)。

7. [プリンタ モデル] ドロップダウン メニューを使い ONYX Graphics を選択し、インストールしたいプリンタ名と一致するモデル名を選びます。ONYX Graphics や適切なモデル名が表示されない場合は、 [その他] を選択します。次にRIP-Queue Mac PPD フォルダ(またはコピーした場合は Mac のハード ドライブ)から PPDS をブラウズし、プリンタに適切なPPD を [ファイルを選ぶ] ダイアログから選択します(図 6 を参照)。

8. 適切なプリンタ名と PPD を選択したことを確認して、[追加] をクリックします。

Windows 印刷を使用して Mac OSX(10.3.x 以上)から印刷Windows 印刷を使用して、OSX から ONYX 仮想プリンタに印刷する上で3 つの主なステップがあります。

• ネットワークの設定

• 仮想プリンタの共有名を確定

• プリンタを Mac OSX に追加

ネットワークの設定

OSX マシンと ONYX Graphics ソフトウェアが入っている PC が通信を行うことが必要となります。 ネットワークの設定で、ネットワーク全体の通信を確立します。

ネットワークを設定するには: 1. OSX および PC マシン双方の IP アドレスを調べます(詳細について

は[IP アドレスの検出] セクションを参照してください)。

2. [スタート > プログラム > アクセサリ > コマンド プロンプト] をクリックして、コマンド プロンプトを開きます。

3. OSX マシンと PC 間で通信がある場合は、PCからの ping を確認します。 これを行うには、[コマンド プロンプト] ウィンドウで次のように入力します: ping <IP address of OSX machine> とし、 [Enter] を押します。また [スタート > 実行] をクリックして [コマンド プロンプト] を開くこともできます。 [実行] ダイアログで次のように入力します: cmd とし、 [OK] をクリックします。

IP アドレスの検出

IP(インターネット プロトコル)アドレスは、0 ~ 255 までのドットで分けられた 4 つの小数から成っています(例:62.223.175.65)。ネットワークに接続すると、PC/Mac は自動的に固有の IP アドレスを発行する場合が

52 仮想プリンタおよび他のシステム - 上級ガイド

P i n g ユーティリティは、コンピュータが作動しているか、あるいはネットワーク接続が保たれているかを確認するためにシステム管理者が使用するツールです。小さな情報パケットがネットワークを介して IP アドレスに送信されます。 パケットを送信したコンピュータは応答を待ちます。 接続が良好であれば、リターン パケットが送信されます。PC と Mac OSX 間に接続がない場合は、ネットワーク管理者に尋ねてください。

図 5 — プリンタの選択

図 6 — PPD の選択

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あります。

PC IP アドレスを検出するには:

1. [コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます([スタート > プログラム > アクセサリ > コマンド プロンプト])。

2. 次に ipconfig と入力します。

3. [Enter] を押し、IP アドレスと明記された出力セクションを見つけます。

Mac OSX IP アドレスを検出するには:

1. Apple メニューをプルダウンして [システム環境設定] を選択します。

2. [ネットワーク] を選びます。

3. [表示] ドロップダウン リストから、使用しているネットワーク インターフェイスを選択します。

4. [TCP/IP] タブをクリックします。

5. [IP アドレス] ラインを見つけます。

仮想プリンタ共有名の確定

共有名を作成すると、Mac で作業している際に容易に仮想プリンタを認識することができます。

共有名を確定するには: 1. スタート メニューから [設定 > プリンタおよびファックス] を選択します。

2. [ONYX 仮想プリンタ] を右クリックし、[共有] を選択します。

3. [仮想プリンタ プロパティ] ダイアログで [共有名] フィールドを見つけ、12 文字以下の名前に変更します。次に [共有名] フィールドに記された名前を記録します。

4. [OK] をクリックして変更を許可し、ダイアログを終了します。

プリンタを Mac OSX に追加

OSX/Windows 印刷プロセスの最終ステップとして、プリンタを Mac OSX に追加します。

プリンタを Mac OSX に追加するには:

1. PC 上で、ONYX Graphics\Production House\Server\PPD\Mac にある PPD をコピーします。

2. PPD を Mac のどこかに貼り付けます。 これを行うには Mac ハード ドライブへと進み、[ライブラリー > プリンタ > PPD > コンテンツ > リソース >] を選び、適切なフォルダの言語を選択します(たとえば、英語なら En.LPROJ を選びます)。

3. Mac 上で] [プリンタ ユーティリティ] を開きます。 これを行うには、ファインダーを使用して [進む > ユーティリティ > プリンタ設定ユーティリティ] を選択します。

4. プリンタを追加します。

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共有名はスペースも含めて 12 文字以下でなければなりません。

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5. 最初のドロップダウンから [Windows 印刷] を選択します。

6. 次のドロップダウン リストから [ネットワーク環境] を選択します。

7. どの ONYX RIP マシンがメンバーであるか、[ドメイン] または [ワークグループ] を選択します(図 7 を参照)。

8. ONYX RIP が存在している PC の名前を選択します。

9. 利用できる仮想プリンタのリストが表示されたら、使用したいプリンタを選択して [選ぶ] をクリックします。

10. [プリンタ モデル] ドロップダウン リストから、[その他] を選びます。次にPPD の配置・修正を行ったフォルダに行きます(ステップ 1 および 2 でコピー・貼り付けした PPD です)。

11. [追加] をクリックします(図 8 を参照)。

これでPC と Mac OSX の通信が確立され、Windows 印刷がインストールされると共に、仮想プリンタの共有名の作成もされます。またMac OSX にプリンタの追加が行われたので、OSX マシンを介して ONYX Workflow ソフトウェアに印刷することができます。

UNIX 印刷サービスを利用して Mac OSX(10.3.x 以上)から印刷UNIX 印刷サービスを利用して OSX から ONYX 仮想プリンタに印刷するには、4 つの主なステップがあります。

• ネットワークの設定

• UNIX 印刷サービスをインストール

• 仮想プリンタの共有名を確定

• プリンタを Mac OSX に追加

ネットワークの設定

OSX マシンと ONYX Graphics ソフトウェアが入っている PC が通信を行うことが必要となります。 ネットワークの設定で、ネットワーク全体の通信を確立します。

ネットワークを設定するには: 1. OSX および PC マシン双方の IP アドレスを調べます(詳細について

は [IP アドレスの検出] セクションを参照してください)。

2. [スタート > プログラム > アクセサリ > コマンド プロンプト] をクリックして、コマンド プロンプトを開きます。

3. OSX マシンと PC 間で通信がある場合は、PCからの ping を確認します。 これを行うには [コマンド プロンプト] ウィンドウで次のように入力します: ping <IP address of OSX machine> として、 [En-ter] を押します。また [スタート > 実行] をクリックしても[コマンド プロンプト] を開くこともできます。 [実行] のダイアログで cmd として入力し、 [OK] をクリックします。

54 仮想プリンタおよび他のシステム - 上級ガイド

図 7 — Windows 印刷

図 8 — 追加

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UNIX印刷サービスのインストール

UNIX印刷サービスをインストールするには: 1. スタート メニューから [設定 > コントロール パネル > プログラムの追加と削

除] を選択します。これで [プログラムの追加 / 削除] のダイアログが開きます。

2. [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします(ダイアログの左端にあります)。 これで [Windows コンポーネント] のダイアログが開きます。

3. [その他のネットワーク ファイルと印刷サービス] までスクロールします。チェックボックスをクリックしてこの設定をアクティブにし、[詳細] をクリックします。これで [他のネットワークファイルと印刷サービス] のダイアログが開きます。

4. [UNIX印刷サービス] をアクティブにして、[OK] をクリックします。

5. [Windows コンポーネント] ダイアログで、[次へ] をクリックして変更を設定します。

6. スタート メニューから [設定 > コントロール パネル > 管理者ツール > サービス] を選択します。 これで [サービス] ダイアログが開きます(図 9 を参照)。

7. スクロールして [TCP/IP 印刷サーバ] を見つけ、ダブルクリックします。 これで [TCP/IP 印刷サーバ プロパティ] のダイアログが開きます(図 10 を参照)。

8. [スタートアップの種類] ドロップダウン リストから、[自動] を選びます。

9. [開始] をクリックして、UNIX印刷サービスを開始します。 TCP/IP 印刷サーバの状態およびスタートアップの種類が、[開始済み] および [自動] に変化したことに注意します。

仮想プリンタ共有名の確定

共有名を作成すると、Mac で作業している際に容易に仮想プリンタを認識することができます。

共有名を確定するには: 1. スタート メニューから [設定 > プリンタおよびファックス] を選択します。

2. [ONYX 仮想プリンタ] を右クリックして、[共有] を選択します。

3. [仮想プリンタ プロパティ] ダイアログで [共有名] フィールドを見つけ、12 文字以下の名前に変更します。次に [共有名] フィールドに記された名前を記録します。

4. [OK] をクリックして変更を許可し、ダイアログを終了します。

プリンタを Mac OSX に追加

OSX/UNIX印刷サービス プロセスの最終ステップとして、プリンタを Mac OSX に追加します。

55

共有名はスペースも含めて 12 文字以下でなければなりません。

図 10 — TCP/IP 印刷サーバ プロパティ

図 9 — 「サービス」ダイアログ

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プリンタを Mac OSX に追加するには:

1. PC 上で、ONYX Graphics\Production House\Server\PPD\Mac にある PPD をコピーします。

2. PPD を Mac のどこかに貼り付けます。 これを行うには Mac ハード ドライブへと進み、[ライブラリ >プリンタ > PPD > コンテンツ > リソース] を選び、フォルダ用に適切な言語を選択します(例えば英語用にEn.LPROJ を選ぶ)。

3. Mac 上で [プリンタ ユーティリティ] を開きます。 これを行うには、ファインダーを使用して [進む > ユーティリティ > プリンタ設定ユーティリティ] を選択します。

4. 新しいプリンタを追加します。

5. [プリンタ モデル] ドロップダウン リストで [その他] を選び、PPD を配置したフォルダに行きます(ステップ 1 および 2 でコピー・貼り付けした PPD です)。

6. LPR をプリンタ ポートとして選択します。

7. Queue には、仮想プリンタの [共有名] を選びます。 希望すれば共有名を変更することもできます。

これでPC と Mac OSX の通信が確立され、UNIX印刷サービスがインストールされると共に、仮想プリンタ用の共有名が確定されてMac OSX にプリンタの追加が行われたので、OSX マシンを介して ONYX Workflow ソフトウェアに印刷することができます。

ウェブ ポータル(HTTP アクセス)を使用ウェブ ポータルを使用すると、ウェブ ブラウザを介してローカル ネットワークのリモート コンピュータからジョブを RIP-Queue に送信することができます。 これにはMac から画像を送信しての印刷が含まれます。 ウェブ ポータルではアクティブ ジョブ(RIP-Queue ウィンドウの印刷準備完了ジョブ領域に相当)、および非アクティブ ジョブ(RIP-Queue ウィンドウのバッファ領域に相当)を確認することができ、コピー数、倍率、保留、マークといったジョブ オプションを操作することもできます。

ウェブ ポータルを起動するには:

1. RIP-Queue を開きます。 ウィンドウの右下に、「Starting HTTP service on port 80」というメッセージが RIP-Queue コンソールに表示されます(図 11 を参照)。

2. [インターネット ブラウザ] を開きます。

3. ブラウザのアドレス バーで、http:// の後に RIP-Queue を実行しているマシンの名前を入力します。 例えば、http://Katherine2 と入力します。 RIP-Queue のポート番号を変更した場合は、マシンの名前の後にコロンを入れてからポート番号を入力します(例:http://Kather-ine:8080 または http://Katherine:1300)。

4. Enter を押します。 これで [ウェブ ポータル] が開きます(図 12 を参照)。

56 仮想プリンタおよび他のシステム - 上級ガイド

ウェブ ポータルを使用するには、そのオプションがソフトウェアに含まれている必要があります。 キー アップデートについて販売代理店までお問い合わせください。

図 12 - ウェブ ポータル

図 11 — RIP-Queue コンソール

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ウェブ ポータル ポートの変更ウェブ ポータルはデフォルトでポート 80 を使用しますが、サービスが既にこのポートを使用している場合は、RIP-Queue にRIP-Queue コンソールのエラーが表示されます。 この問題を解決するには、RIP-Queue の一般設定でポート番号を変更します。

RIP-Queue ウェブ ポータル ポートを変更するには:

1. RIP-Queue でファイル メニューから [一般設定] を選択し、[一般設定] ダイアログを開きます。

2. [一般設定] ダイアログで、新しいポート番号を [ポート] フィールドに入力します (例:8080 または 1300)。

3. [OK] をクリックします。

ウェブ ポータルを使用してジョブを送信

ウェブ ポータルを使用してジョブを送信するには:

1. ウェブ ポータルで[新しいジョブを送信] 領域の [参照] をクリックします。これで [ファイルを選ぶ] のダイアログが開きます(図 13 を参照)。

2. 送信したいファイルを参照し、[開く] をクリックします。

3. ウェブ ポータルで使用したいプリンタと画像に、適用したいクイック セットを選択します。

4. [新しいジョブを送信] をクリックします。

5. RIP-Queue が画像の処理を終えた後、[ウェブ ポータル] ページの [ホーム] をクリックしてページを更新します。更新されたアクティブジョブが表示されます。 画像のサイズによっては、ジョブがアクティブ リストに表示されるまで数分かかることがあります。

新しく送信されたジョブがアクティブ ジョブ リストに表示されない場合は、画像についての情報を得るために RIP-Queue コンソール(RIP-Queue ウィンドウの右下)を確認します。

ウェブ ポータルを使用して一旦ジョブを RIP-Queue に送信したら、ジョブ名をクリックして [ジョブの編集] ダイアログを開くことができます(図 14 を参照)。 このダイアログでは保留、コピー数、倍率といったジョブ オプションを変更することができます。

ジョブ名の横にあるボックスにチェックを入れ、ジョブを削除、移動、保留、無効化(印刷せずにジョブをバッファ領域に移動)することにより、ジョブを操作することができます。

インターネット ツールバーの [更新] をクリックすると、ウェブ ポータルで行った最後のアクションを繰り返します。 アクティブ ジョブ リストを更新するには、ウェブ ポータル ページの [ホーム] をクリックします(ブラウザのツールバーではありません)。

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図 13 — ファイルの選択

図 14 — ジョブの編集

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プリンタの管理

目的この章ではプリンタの設定、ならびに管理について説明します。 この章を完了すると、次のことができるようになります:

• プリンタの設定する

• RIP-Queue プリンタの管理

プリンタの設定プリンタの設定では、どのプリンタにも使用したいオプションを設定することができます。プリンタ ポート、フォルダの設定、他のオプションが設定できます。

[プリンタの設定] ダイアログでは、クイック セットやメディアといった、プリンタの多くの項目を変える操作ができます(図 1 を参照)。 また RIP-Queue がどのようにデータをプリンタに送信するかを設定することもできます。

[プリンタの設定] ダイアログには、次の3 通りの方法でアクセスすることができます:

• RIP-Queue のプリンタを選択して、ツールバーの [プリンタの設定] をクリックする。

• RIP-Queue のプリンタを選択して、セットアップ メニューから [プリンタの設定] を選ぶ。

• プリンタ管理からプリンタを選択して、[設定] をクリックする。

いずれの方法を使用しても、同じ [プリンタの設定] ダイアログが同じオプションおよび機能を備えて表示されます。

プリンタ ポートの設定プリンタ ポートは、RIP-Queue がプリンタと通信する方法です。

プリンタのプリンタ ポートを変更するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログの [デバイス] タブを選択します。

2. 設定したいプリンタをプリンタ リストから選択します。

3. [ポートの設定] をクリックして、[プリンタ ポートの設定] ダイアログを表示します(図 2 を参照)。

4. [プリンタ ポートの設定] ダイアログでプリンタポートを選び、[設定] をクリックしてポート オプションを変更します。

58 プリンタの管理 - 上級ガイド

7

図 1 — プリンタの設定

図 2 — プリンタ ポートの設定

Windows Vista をご利用の方へ : ご使用のプリンタを管理する上でトラブルが起きましたら、P. 99 の Windows Vista 情報をご覧ください。

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プリンタに応じて、次のあらゆる種類のポートを使用することができます:

• TCP/IP • USB • Firewire• LPT• SCSI• VideoNet• VPT• 印刷の転送

• Windows プリンタ ドライバに印刷

• ファイルに印刷

次のポートは実在のプリンタ ポートではありませんが、ジョブの送信やプリンタへの出力における代用方法となります。

• 印刷の転送

• Windowsプリンタドライバに印刷

• ファイルに印刷

印刷の転送

このポートは印刷ジョブを他のRIP-Queue システムに送信します。 これにより、別のシステムがプリンタにデータを送信する間に、1つのシステムを使ってデータを処理することができます。

印刷の転送を使用するには:

1. [プリンタ ポートの設定] ダイアログの [印刷の転送ポート] (Print Forward-ing) を選択して、[設定] をクリックします。 これで、[印刷サーバを参照] のダイアログが開きます(図 3 を参照)。

2. 希望する RIP-Queue プリンタの入力フォルダを参照します。 これが印刷が転送されるプリンタとなります。多くの場合、これはネットワーク上の CONNECTINPUT と呼ばれる共有フォルダ内にあります。

3. 希望する入力フォルダを選択します。 通常はプリンタと同じ名前です。「これは有効な印刷サーバ フォルダです」というテキストが [印刷サーバを参照] のダイアログの下部に表示され、[OK] ボタンが有効になります。

4. [印刷サーバを参照] のダイアログと [プリンタの設定] のダイアログ両方の [OK] をクリックします。

印刷の転送がリストに表示されない場合は、プリンタドライバが印刷転送をサポートしていないか、またはハードウェア キーで印刷転送が利用できないかのどちらかです。ハードウェア キーに印刷転送がない場合は、キー アップデートについて販売代理店までお問い合わせください。

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プリンタ ポートの詳細について学習するには、オンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/ rip-queue)をご覧ください

図 3 — 印刷サーバを参照

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60 プリンタの管理 - 上級ガイド

Windows プリンタ ドライバに印刷

[Windows プリンタ ドライバに印刷] は、プリンターポートを持つ特定のプリンタ、もしくはRIP-Queue がサポートしてない可能性のあるプリンタを使用する場合に選ぶことができます。

[Windows プリンタ ドライバに印刷] を使用するには:

1. [プリンタ ポートの設定] ダイアログの [Windows プリンタ ドライバ ポートに印刷] を選択します。

2. [設定] をクリックします。 これで [他のプリンタを選択] のダイアログが開き、利用可能な全ての Windows プリンタがリストされます(図 4 を参照)。

3. RIP-Queue プリンタと一致する Windows プリンタを選びます。 [参照] をクリックすると、ネットワーク プリンタも参照することができます。

4. [他のプリンタを選択] のダイアログと [プリンタの設定] のダイアログ両方の [OK] をクリックします。

ファイルに印刷

RIP-Queue と直接通信できないプリンタもありますが、この場合は出力ファイルを使用して画像データを取得します。また、トラブルシューティングのために [ファイルに印刷] オプションを使用することもできます。

[ファイルに印刷] ポートを使用するには:

1. [プリンタ ポートを設定] ダイアログの [ポート] リストの [ファイルに出力] ポートを選択します。

2. [設定] をクリックします。これで [印刷ファイルを選択] のダイアログが開きます(図 5 を参照)。 [プリンタ ポート] ダイアログに [ファイルに印刷] が表示されない場合は、ご使用のプリンタはこのオプションをサポートしていません。

3. 出力ファイルを保存したい場所を選びます。

4. 出力ファイルの名前を入力します。 デフォルトで示されているもの以外のファイル拡張子を使用したい場合は、[ファイルの種類] ドロップダウン メニューから適切な拡張子を選びます。

5. [保存] をクリックします。 RIP-Queue は、自動的に出力ファイルをプレイスフォルダとして作成します。 ソフトウェアはプリンタがジョブを印刷するまで実際のプリンタ出力を保存しません。

6. [OK] をクリックします。

プリンタ プールの使用プリンタ プールとは、2 台以上の実際のプリンタが備わった RIP-Queue プリンタです。プリンタ プールは、大量のジョブを印刷する際に効率的なツールです。2 台のプリンタがプリンタ プールとして設定されると、各プリンタには同じメディアが入れられ、RIP-Queue は自動的にジョブを準備が整った最初のプリンタに送信します。

図 4 — 他のプリンタの選択

プリンタ ドライバがこのオプションをサポートしていないと、[Windows プリンタに印刷] がリストに表示されません。

図 5 - ファイルに出力

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それぞれの物理プリンタに異なるメディアを入れることもできます。これにより、プリンタのメディアを変更するために待機する必要はなく、新たなジョブを(プリンタ プールとして機能している)同じプリンタに送信することができます。[プリンタの設定] ダイアログのプリンタの列には、RIP-Queue プリンタに関連した物理プリンタが表示されます。物理プリンタの数を増やすには、[物理プリンタの台数] フィールドの数字を変更します。

メディアの管理[プリンタの設定] ダイアログの [メディア] タブを使用して、メディアのインポートや削除を行ったり、メディア固有のオプションを変更したりします。

メディア固有のオプションを変更

メディア オプションはそのメディアを使用する際に、どのようにプリンタを機能させるかを操作する固有の設定です。 これらの設定はパスの数、パスの方向、ヘッド温度などを操作することができます。

メディア固有のオプションを変更するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログの [メディア] タブを選択します。 2. ドロップダウン メニューから適切な [メディアの種類](メディア設定)を

選択します。

3. リストから適切なメディアを選択します。

4. [オプション] をクリックして、[プリンタ オプション] のダイアログを表示します(図 6 を参照)。

5. メディア固有のオプションを変更します。

6. [OK] をクリックします。

オプション ボタンが無効、または [プリンタの設定] ダイアログの [メディア] タブにオプションボタンが表示されない場合は、ご使用のプリンタはソフトウェアが操作するメディア固有のオプションをサポートしていません。ジョブがどのように印刷されるかを修正するために、物理プリンタのオプションを変更します。 プリンタのメディア固有のオプションを変更すると、そのメディアに関連したプロファイルのカラー品質に影響を及ぼします。メディア固有のオプションを大幅に変更した場合は、メディアを再プロファイルする必要があります。

メディアをインポートするには:

1. [プリンタの設定] ダイアログの [メディア] タブで、[インポート] をクリックします。これで [メディア ライブラリを開く] のダイアログが表示されます。

2. インポートしたいメディアがあるメディア ライブラリー (.oml) ファイルを参照してメディアを選択し、[開く] をクリックします。 これで [メディアのインポート] のダイアログが表示されます。

3. [メディアのインポート] ダイアログで、インポートしたいメディアの横にあるチェックボックスにチェックを入れ、[インポート] をクリックします。

キー認証が不十分だと、物理プリンタの数を増やすことはできません。 キー アップデートについては、販売代理店までお問い合わせください。

図 6 — プリンタ オプション

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62 プリンタの管理 - 上級ガイド

メディアを削除するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログの [メディア] タブに行きます。

2. ドロップダウン メニューから [メディアの種類](メディア設定)を選択します。

3. 削除したいメディアを選択し、[削除] をクリックします。

用紙サイズの管理[プリンタの設定] ダイアログの [用紙サイズ] タブには、プリンタに使用できる用紙サイズが表示されます(図 7 を参照)。 このタブを使用して用紙サイズの追加、編集、削除をすることができます。カスタムまたは標準用紙サイズのみ編集することができます。

用紙サイズを追加するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログの [用紙サイズ] タブの [追加] をクリックします。 これで [用紙サイズの追加] のダイアログが開きます(図 8 を参照)。

2. [ロール] または [シート] を用紙サイズの種類として選びます。

3. RIP-Queue が用紙サイズに使用する測定単位(ポンドヤード法またはメートル法)を選びます。

4. [標準用紙サイズ] リストで、追加したいサイズを選択します。用紙サイズの幅と高さを定義したい場合は、[カスタム] を選ぶかリストから定義済みのサイズを選びます。 定義済みのサイズを選ぶ場合は、用紙の両側の余白を指定します。

5. 用紙サイズの名前を入力します。

6. [OK] をクリックします。

用紙サイズを編集するには:

1. 編集したい用紙サイズを選択し、[プリンタの設定] ダイアログの[用紙サイズ] タブの [編集] をクリックします。 これで [用紙サイズの編集 / 追加] のダイアログが開きます(図 8 を参照)。

2. 用紙サイズのオプションを変更します。

3. [OK] をクリックします。

用紙サイズを削除するには:

1. 削除したい用紙サイズを選択します。

2. [削除] をクリックします。

プリンタ名の変更プリンタを識別する際に便利なように、プリンタ名を変更することができます。

図 7 — 用紙 サイズ

図 8 — 用紙サイズの追加

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プリンタ名を変更するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログの [プロパティ] タブに行きます。

2. プリンタの新しい名前を [プリンタ名] フィールドに入力します。

3. [OK] をクリックします。

ベース フォルダの変更RIP-Queue は 2 つの特別なフォルダを使用してジョブを管理します:

• 入力フォルダ

• ワーク フォルダ

入力フォルダ

RIP-Queue は入力フォルダを使用して、新たな画像ファイルを受信します。また、各クイック セットのホット フォルダも含んでいます。入力フォルダ、またはクイック セットを表すサブ フォルダに画像をコピーすることで、画像を自動的に RIP-Queue に送信することができます。RIP-Queue が実行されている時は、画像を自動的に入力フォルダ(およびホット フォルダ)から処理、印刷、アーカイブのために保存されるワーク フォルダに移動します。

ワーク フォルダ

ワーク フォルダとは、RIP-Queue が画像ファイルを処理、印刷、アーカイブするために保存する場所のことです。 またRIP-Queue はワーク フォルダを使用して、プリンタの状態を調整するシステム ファイルも保持します。

ベース フォルダと呼ばれるもう 1 つのフォルダは、入力フォルダとワーク フォルダ両方の母体となるディレクトリです。 ベース フォルダはデフォルトでは RIP-Queue プログラムフォルダです。ベース フォルダを別のハード ドライブに変更することにより、入力フォルダおよびワークフォルダの画像やジョブ ファイルへのアクセスを高速化する方法もあります。

ベース フォルダを変更するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログの [プロパティ] タブを選択します。

2. [プロパティ] タブのベース フォルダの場所で、[変更] をクリックします。 これで [フォルダを参照] のダイアログが開きます(図 9 を参照)。

3. ベース フォルダとして使用したいフォルダを参照するか、もしくは[新規フォルダー] をクリックして新しいフォルダを作成します。

4. 使用したいフォルダを選択します。

5. [OK] をクリックします。

入力フォルダやワーク フォルダは大きなファイルを多数含むことができるので、ベース フォルダの変更には数分かかることがあります。

ホット フォルダの詳細については、[セットアップおよび印刷] の章の [ホット フォルダを使用] セクション、またはもしくはオンラインヘルプをご覧ください。(http://help.onyxgfx.com/x10/ rip-queue)

図 9 — フォルダの参照

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インク計算[プリンタの設定] ダイアログの [インクを計算] タブを使用してレポート単位(コスト / 単位)を定義し、必要があれば補正係数(インク ドロップ量)を調整します。 解像度とインクの種類のそれぞれの組合せの定義ができ、報告値もインク チャンネルごとに調整することができます。

レポート単位の定義

レポート単位を設定する前にカートリッジの容量を定め、それをカートリッジのコストで割ります。 コスト / 量 = 測定された量でのカスタム単位

レポート単位を定義するには:

1. [プリンタの設定] ダイアログの [インクを計算] タブで、使用したい解像度およびインクの種類を選択します(図 10 を参照)。

2. ドロップダウン メニューから [レポート単位] を選択します。

3. コスト / 単位を計算します。 (例:コストが $239.99 の 680ml カートリッジ = 0.35/ml)

4. フィールドをクリックしてコストを入力することにより、各インク チャンネルのコスト / 単位を入力します。

補正係数の調整

各プリンタには、ドロップごとのインク使用量を定めるデフォルトのファクターが組み込まれています。 デフォルトは 1 に設定されており、理想的な作業環境におけるデバイスの既知変数を考慮に入れています。 デフォルトのファクターを使用してジョブを印刷する際は、報告された値はプリンタ製造元の仕様に基づいたインク計算を示しており、データを報告する RIP-Queue によって内部で解釈されます。

報告されるデータはプリンタのバリエーションや作業環境を考慮に入れないので、ユーザの条件をさらに正確に反映するよう独自に細かく調整することができます。 補正係数に微調整を加えることは、RIP-Queue から報告された値と他の既知数値を比較し、新しい補正係数を見つけることになります。

報告されたデータが、既知のデータと異なった場合の補正率を微調整する簡単な例を紹介します。 どの場合も既知のファクター (X) を報告されたファクター (Y) で割ると、ユーザ特定の補正係数が得られます。

• プリンタは、どのくらいのインクが使用されているかを既知数値 (X) として報告します。 RIP-Queue 上で、既知数値を印刷ジョブによる使用量の報告 (Y) と比較します。 • 既知の量 (X) の新しいインク カートリッジを取り付け、空になるま

64 プリンタの管理 - 上級ガイド

図 10 — インクを計算

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で印刷を続けます。 Rip-Queue 上でジョブ ログを印刷し、そのインク カートリッジで全てのジョブを印刷するのに使用したインクの量を足して、インク総量の報告 (Y) を計算します。

• 印刷前と印刷後のインク カートリッジの重さを物理的に測定します。 質量を容積に変換して、正確な既知の消費量 (X) を得ます。 RIP-Queue 上でその値を印刷ジョブによる使用量の報告 (Y) と比較します。

プリンタの管理プリンタ管理を使用して、次のタスクを実行します:

• プリンタを設定する

• プリンタをアクティブにする

• プリンタを非アクティブにする

• プリンタを削除する

• PRNINST を作成する

• プリンタを複製する

プリンタ管理を開くには、ファイル メニューから [プリンタの管理] を選びます(図 11 を参照)。 RIP-Queue でプリンタを管理する前に、処理・印刷を行っているジョブがないことを確認してください。 プリンタの管理オプションは、RIP-Queue の設定に影響を与えるので、プリンタ管理にアクセスすると全ての処理・印刷が停止します。

プリンタをアクティブにする[プリンタの管理] ダイアログの [プリンタ] リストには、システムにインストールされたプリンタが全て表示されます。 アクティブなプリンタは、プリンタ名の横にあるボックスにチェックが付いています。プログラムに基づいた確実なプリンタの数のみ起動させることができます。 RIP-Queue は [プリンタの管理] ダイアログの下方、ならびに[ハードウェア キー] ダイアログにアクティブにできるプリンタの数を表示します(図 12 を参照)。 この数を増やすには、キー アップデートが必要となりますので、お近くの販売代理店にお問い合せください。

プリンタを非アクティブにする[プリンタの管理]のプリンタを非アクティブにするには、プリンタ名の横にあるチェックボックスのマークを外します。プリンタを非アクティブにすると、RIP-Queue はプリンタ ポートの設定、クイック セット、そのプリンタに割り当てられたジョブを保持します。ですが、プリンタは RIP-Queue ウィンドウの [プリンタ] リストには表示されません。 プリンタを再度アクティブにすると、RIP-Queue は全ての設定とジョブを

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図 12 — ハードウェア キー

すべてのプリンタに対してアクティブ プリンタの承認が十分でない場合は、プリンタを非アクティブにする必要がある場合があります。

図 11 — プリンタ管理

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プリンタが非アクティブになった時の状態に戻します。

プリンタの削除プリンタをシステムから永久的に削除したい場合は、プリンタ管理でプリンタを選択し、[削除] をクリックします。

PrnInst の作成PrnInst とは、RIP-Queue のプリンタ インストール ファイルです。 PrnInst ファイルには、プロファイル ライブラリ情報(メディアとプロファイル)、クイック セット、システム ファイル(.dll など)といった、RIP-Queue にプリンタをインストールする際に必要な全てのファイルが含まれています。

次のような場合に [PrnInst を作成] 機能を使用します:

• プリンタ設定のバックアップ

• メディア プロファイルのバックアップ

• 別の RIP-Queue システムにプリンタのコピーをインストールする

• カスタムのプリンタ インストールを配布

PrnInst を作成するには:

1. RIP-Queue でファイル メニューから [プリンタ の管理] を選択します。 これで [プリンタ の管理] のダイアログが開きます(図 11 を参照)。

2. [プリンタの管理] ダイアログで、PRNINST を作成したいプリンタを選択します。

3. [PrnInst を作成] をクリックします。 これで [PRNINST オプション] のダイアログが開きます。

4. [PRNINST オプション] ダイアログで希望するオプションの横にあるチェックボックスにチェックを入れ、新しい [PrnInst] ファイルに含めたいオプションを選択します。 [次へ] をクリックし、[名前を付けて保存] ダイアログを開きます。

5. [名前を付けて保存] ダイアログで新しい PrnInst ファイルの名前を [ファイル名] フィールドに入力し、[保存] をクリックします。

プリンタの複製[複製] オプションを使用して、既存のプリンタと全く同じコピーである新しいプリンタを作成します。 このオプションは、同じ種類のプリンタが 1 つ以上ある場合に便利です。

プリンタの複製は、プリンタのプールとは異なります。 プールされたプリンタは同じプロファイル ライブラリやクイック セットを共有するので、メディアもしくはプロファイルを追加・変更するたびに、プリンタ プール内の全てのプリンタに適用されます。

複製されるプリンタは完全に個別なプリンタであり、それぞれのプロファイル ライブラリとクイック セットは固有のものとなります。 複製プリ

66 プリンタの管理 - 上級ガイド

プリンタを削除すると、そのプリンタに関連した全てのジョブも削除されます。

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ンタのメディア、プロファイル、もしくはクイック セットのいずれかを追加・変更すると、これらのプリンタは同一ではなくなります。

プリンタを複製するには:

1. プリンタの管理で複製したいプリンタを右クリックし、オプションのリストを表示します。

2. オプションのリストから [複製] を選びます。

RIP-Queue がプリンタを複製したら、プリンタ名の横にあるチェックボックスにチェック マークが入っていることを確かめ、新しいプリンタがアクティブになっていることを確認します。 プリンタの複製には数分かかることがあります。

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8 プルーフ

目的この章ではプルーフを設定する方法について説明します。 この章を完了すると、次のことができるようになります:

• プリンタガモットの比較

• プリンタのプルーフの設定

• プルーフの検証

プルーフとは?プルーフとは、あるプリンタの出力を他のデバイスでシミュレートするプロセスを指します。 この概念は、印刷の準備に多大な労力とコストがかかる商業的なオフセット印刷のように、従来の印刷業界で昔から使用されている方法に基づいています。 これらの業界では、低コストの小さなプリンタを使用するか、印刷機で画像の色を作る方法をシミュレートしています。

プルーフの基本プルーフを印刷する主な目的の1つには、最終出力がどのようになるかということを知ることにあります。 プルーフを使用すると、最終版を印刷せずに画像の問題点が分かる手助けとなります。 プレス プルーフ(正確なコピー)が必要となる段階では、プレス プルーフはカラー再現技術を使い最終的に用いるメディアに画像を印刷することを意味します。 これには時間とコストがかかります。 多くの場合、プルーフをシミュレートするだけで十分です。 シミュレーション プルーフは最終出力の正確なコピーを作成することはできませんが、最終出力を表現するものとなります。

シミュレーション プルーフが各状況において適切なものとみなした場合、プルーフは最終出力と正確に一致しないものであり、元の画像には及ばないということを理解することが重要です。画像をプルーフする場合は、 RIP-Queueには最低 2 台のアクティブ プリンタが必要となります。1 台は最終出力用プリンタとして、もう 1 台はプルーフ用プリンタとして機能します。最終出力用プリンタは、最終画像を印刷するプリンタです。プルーフ用プリンタは、画像のプルーフを行うプリンタです。これにより、最終出力用プリンタのインクやメディアを使用せずに、画像の表現性を確認することができます。

68 プルーフ - 上級ガイド

プルーフを使用するには、ハードウェア キーでこの機能が有効になっている必要があります。 キー アップデートについて販売代理店までお問い合わせください。

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画像をしっかりとプルーフするには、下記の条件を満たしている必要があります:

• プルーフ用プリンタは、最終出力用プリンタのカラーと可能な限り一致していること。 これはプルーフのガモットと最終出力ガモットにおける互換性によって左右されます。 一般に、プルーフ メディアのガモットは最終出力メディアのガモットを完全に包括している必要があります。 最終出力メディアのガモットがプルーフ メディアのガモットを超える場合は、プルーフ用プリンタは正確なカラー再現を行うことはできません。 • 出力用プリンタとプルーフ用プリンタの両方に、正確なプロファイルが必要。

• 両方のプリンタの整備と調整を定期的に行い、ターゲット濃度が正確であるように確保する。

• 照合ストリップや許容誤差チャートを使用して、プルーフ用プリンタのキャリブレーションが適切であるようにする。

プルーフを行う前に画像のプルーフを行う前に、プルーフ用プリンタが出力用プリンタのカラーを再現できることを確認し、RIP-Queue でどのプリンタをプルーフ用プリンタとして使用するかを決めます。 次のセクションでは、プルーフ プロセスをどのように設定するかについて説明します:

• プリンタガモットの比較

• プルーフ用プリンタの設定

プリンタガモットの比較プルーフ プロセスの最初のステップは、プルーフ用メディアが最終出力メディアのガモットを完全に包括しているかを確認することです。 これはプルーフ用プリンタが最終出力用プリンタのカラーを正確に再現できることを確実にします。 プルーフのガモットを最終出力ガモットと比較するには、メディア アナライザー ツールを使用します。

Media Analyzer ツール

メディア アナライザー ツールを使用すると、同時に2 つのガモットを視覚的に比較することができます(図 1 を参照)。 ツールには [左の設定]、[右の設定]、そして 2 つまでの領域のワイヤ フレーム表現を大まかに L*a*b* に配置する中央の [ガモットデータビュー] があります。 これにより、プルーフのガモットが完全に最終出力ガモットを包括しているかを確認することができます。 プルーフのガモットが最終出力ガモットをカバーしない場合は、希望のカラーを正確に再現することはできません。

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図 1 — メディア アナライザー ツール

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Media Analyzer ツールを開くには:

1. ONYX Graphics\ProductionHouse\preflight ディレクトリにある [Media Analyzer フォルダ] を参照します。

2. MediaAnalyzer.exe をダブルクリックします。

Media Amalyzer ツールは [Measure(測定)] をクリックして測定デバイスから、もしくは[ICC Import] をクリックし、 ICC プロファイルの情報をインポートしてガモットの設定をすることができます。 ICC プロファイルは、.PrnLib ファイルまたは .PrnInst ファイルから直接ロードすることができます。 [保存] をクリックするとガモット設定を保存し、後で確認することもできます。 [ロード] をクリックすると、以前保存したガモット設定を開くことができます。

[Media Analyzer] ウィンドウの下にあるオプションを使い、どのデータを [ガモットデータビュー] に表示するかを操作します。各スライダー コントロールを使用すると、軸に沿ってガモットビューを回転することができます。L* 軸は [ガモットデータ ビュー] で垂直に伸びており、a* 軸と b* 軸は両方とも水平に伸びています。多くの場合、様々な色調を表示するのに L* スライダーを動かし、 L* 軸に沿ってビューを回転させます。 というのは、Media Amalyzerは 3 次元透視図を備えているので、ガモットの一部と自分により近い L*a*b* 軸は、図の中央からより遠くに見えます。

Media Analyzer ツールを使用して ICC プロファイルを分析し、プルーフ用プリンタと出力用プリンタのカラーガモットを比較します。

プルーフ用プリンタ

最初にプルーフ用プリンタの範囲を表示します。

ガモットを表示するには:

1. ONYX Graphics > ProductionHouse > Preflight ディレクトリを参照し、MediaAnalyzer.exe をダブルクリックして、メディアア ナライザーを起動します。これで [MediaAnalyzer] ウィンドウが表示されます (図 1 を参照)。

2. [Media Analyzer] ウィンドウで [左の設定] セクションの [ICC Import] をクリックし、[ファイルを開く] のダイアログを表示させます(図 2 を参照)。

3. [開く] のダイアログで、ONYX Graphics > ProductionHouse > Common Folder を参照します。このフォルダには、関連した .Prn-Lib ファイルと共にインストールされた全てのプリンタがリストされています(図 3 を参照)。

4. プルーフ用プリンタの PrnLib を選択し(プルーフを印刷するプリンタ)、[開く] をクリックします。 これで [プロファイルの選択] のダイアログが開きます。

5. 希望するプロファイルを選択し、[OK] をクリックします。 MediaAna-lyzer ツールには、プルーフ用プロファイルのガモットを表す赤いワイヤフレームが表示されます(図 4 を参照)。

70 プルーフ - 上級ガイド

範囲を上から見るには a* スライダーを 85 に、範囲を下から見るには a* スライダーを 265 に設定します。

図 2 — 開く

図 3 — 共通フォルダ

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[プロファイルの選択] ダイアログには、選択された .PrnLib ファイル用のプリンタ プロファイルのリストが表示されます。 リストの各項目は個別のプリンタ プロファイルを表し、次の形式が使用されます: MediaConfig~Resolution~PatternID~Name。PatternID は、このプロファイルがどのドット パターンを対象にして作成されたかを示します。 パターン ID は次の通りです:

• 0 = FDRP • 1 = FDRP ライン • 2 = FDRP プラス • 3 = ディザ法

• 4 = スクリーン • 5 = ストキャスティック • 6 = コントーン • 7 = スムース スクリーン

最終出力用プリンタ

次にプルーフを行いたいメディアのガモットを表示します:

ガモットを表示するには:

1. [Media Analyzer] ウィンドウで、[右の設定] セクションの[ICC インポート] をクリックします。これで [開く]のダイアログが表示されます。

2. [ファイルを開く] のダイアログで、ONYX Graphics > Production-House > Common Folder を参照します。 このフォルダには、関連した.PrnLib ファイルと共にインストールされた全てのプリンタがリストされています。

3. 最終出力用プリンタの PrnLib を選択し(プルーフしたいプリンタ)、[開く] をクリックします。 これで [プロファイルの選択] のダイアログが開きます。

4. 希望するプロファイルを選択し、[OK] をクリックします。 Media Ana-lyzer ツールには、最終出力用プロファイルのガモットを表す青いワイヤフレームが表示されます(図 4 を参照)。

ガモットデータの確認

Media Analyzer ツールが両方のガモットワイヤフレームを表示したら、[左および右の報告] ウィンドウを確認します(図 5 を参照)。 プルーフのガモットのガモットボリューム値は、通常はプルーフされるメディアのガモットと同等、またはそれ以上の大きさである必要があります。

L* スライダーを使ってガモットを回転し、青のガモット (プルーフされる) が完全に赤のガモット(プルーフを行う) 内であるようにします。 プルーフされる青のガモットが、プルーフを行う赤のガモットから出ていないか注意してください。 これはプルーフを行うメディアが、正確にこれらのカラーを再現できないことを示します。

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図 4 — 範囲ワイヤフレーム

図 5 — 範囲報告

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予想される適切な設定をすることで、プルーフを行うメディアの制限を理解することが重要です。場合によっては、 最終出力ガモットがプルーフのガモットに入らない部分が生じても差し支えがないということもあるかもしれません。これは、その時の状況や予測によって全く異なります。一般にプルーフ プロセスは、プルーフが正確な複写にならなくても、予想した出力を理解する手助けとなるようにデザインされています。

いったんプルーフ用プリンタおよび選択されたメディアが、どのように最終出力用プリンタとメディアのカラーを再現するかを決めたら、プルーフ用プリンタを設定する必要があります。

プルーフ用プリンタの設定プリンタをプルーフ用に設定する際は、最終出力用プリンタを選択し、どのプリンタと設定をプルーフ用に使用するか指定します。

プルーフ用プリンタを設定するには:

1. RIP-Queue で、最終出力に使用したいプリンタを選択します。

2. [プルーフの設定] をクリックします。 これで [プルーフ作成設定] ダイアログが開きます(図 6 を参照)。

3. [プリンタ] ドロップダウン メニューを使用して、プルーフに使うプリンタを選択します。

4. プルーフ用プリンタに希望するクイック セットを選択します。

5. プルーフの [最大幅] および [最大高さ] を設定します。 これは実際の幅や高さを設定するのではなく、プルーフにおけるサイズの制限を設定するだけです。 プルーフの実際の出力は、元のジョブと比例します。

6. 複数のページから成る文書の全ページを印刷したい場合は、[すべてのページをプルーフ] を有効にします。 最初のページのプルーフのみを印刷する場合は、このオプションを無効にします。

7. ドロップダウン メニューを使用して、希望するレンダリング インテントを選択します。

8. [純色相] 領域を使用して、どの色を [ICC] ワークフローから除外するか選択します。

プリンタの設定を終えると必要なセットアップが完了し、プルーフの印刷をする準備が整います。

プルーフの印刷次のいずれかの方法を使用してプルーフを印刷することができます:

• RIP-Queueで選択したジョブから

• Preflight から

• クイック セットを自動的に使用

72 プルーフ - 上級ガイド

図 6 — プルーフの設定

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RIP-Queueで選択したジョブからプルーフを印刷をするには:

1. RIP-Queue ウィンドウの印刷準備完了ジョブ領域、またはバッファ領域から希望するジョブを選択します。

2. 選択したジョブを右クリックし、[プルーフ] を選択します。

3. RIP-Queue が新しいジョブを印刷準備完了ジョブ領域に作成し、ジョブ名に「 -Proof」 を付けます。RIP-Queue はまた保留状態が解除されるまで、元のジョブを保留状態にします(図 7 を参照)。

クイック セットおよびメディア配置の設定によっては、通常のジョブのようにプルーフ画像をプレビュー、リップ、印刷というふうになります。

他のジョブと同様にプルーフを管理することができますが、Preflight でプルーフ ジョブを開いたり、カラー マネージメントやカラーコレクション設定を編集する必要はありません。これを行うと、他のプリンタで出力のプルーフを真似る意味がなくなってしまいます。とは言っても、Preflight にある元のジョブのカラー マネージメントやサイズなどを変更することはできます。

Preflight からのプルーフ

Preflight で変更したどの画像もプルーフ用に送信することができます。これにより画像のカラー フィルタ、もしくはクロップといった変更が適用でき、最終出力用プリンタで処理する前にこれらの変更をプルーフ用プリンタに送信するとことができます。

Preflight からプルーフを印刷するには:

1. RIP-Queue の印刷準備完了ジョブ領域のジョブを右クリックし、[編集 > Preflight のジョブ] を選択することで、Preflight にある希望するジョブを開きます。 他の方法を使用してジョブを Preflight で開いた場合、ジョブをプルーフとして送信するオプションはありません。

2. Preflight のツールを使用して必要なクロップ、編集、もしくはカラーの変更を行います。 ここではプルーフを行う前に元の画像を変更しているので、この時点では色の変更を行うことができます。ですが、プルーフ画像を Preflight で開かないということと、カラーを修正しないことが重要となります。

3. 希望する変更を行ったら、Preflight の [印刷] タブをクリックします(図 8 を参照)。

4. [プルーフを送信] をクリックします。 RIP-Queue が新しいジョブを印刷準備完了ジョブ領域に作成し、ジョブ名に 「-Proof」 を付けます。 RIP-Queue はまた保留状態が解除されるまで元のジョブを保留にします(図 7 を参照)。

クイック セットおよびメディア配置の設定によっては、通常のジョブのようにプルーフをプレビュー、リップ、印刷とすることができます。

プルーフが準備完了となったら、結果を検討します。必要に応じて元画像のカラーを改めて編集し、別のプルーフを送信することができます。 希望する結果が得られるまでこれを行います。

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図 7 — プルーフ

プルーフ用に選択したジョブが、本来最終出力用プリンタに印刷するよう設定されていることを確認します。

図 8 — Preflight からのプルーフ

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74 プルーフ - 上級ガイド

図 9 — クイック セットを使用したプルーフ

図10 — 許容誤差チャート

クイック セットを使用した自動プルーフ

プルーフ ファイルを自動的にプルーフ用プリンタに送信するよう、最終出力用プリンタのクイック セットを作成することができます。 最終出力を印刷する前に定期的にプルーフを印刷する場合は、このオプションを使用します。

クイック セットを使用してプルーフを印刷するには: 1. RIP-Queue にある最終出力用プリンタを選択します。

2. [クイック セットの編集] をクリックします。 これで [クイック セットの編集] のウィンドウが開きます。

3. 設定したいクイック セットを選択し、[編集] をクリックします。これで [クイック セットの編集] のダイアログが開きます。

4. [詳細] をクリックします。 これで [クイック セットの編集 - 詳細オプション] のダイアログが開きます(図 9 を参照)。

5. [ワークフロー] タブで [プルーフを自動的に作成] のチェックボックスを有効にします。

6. [OK] をクリックします。

このクイック セットを画像に適用するたびに、RIP-Queue は新しいジョブを印刷準備完了ジョブ領域に作成し、ジョブ名に「-Proof」を付けます。 RIP-Queue はまた保留状態が解除されるまで、元のジョブを保留にします。

プルーフの検証プルーフ用プリンタを正確に保つには、プルーフ用メディアを適切にキャリブレーションすることが重要です。けれども環境的な要因やプリンタの磨耗により、キャリブレーションは変化しがちです。つまり、正確さを失うということです。

プルーフ用プリンタのキャリブレーションが正確なカラーを生成し、確実にすることが重要です。メディアのキャリブレーション・プルーフを行った直後に許容誤差チャート(ONYX Graphics\Production House\Samples フォルダに配置)をプルーフ用プリンタに印刷すると、正確な基準点を得ることができます。 プルーフを印刷する際は、各プルーフの下部に印刷される照合ストリップを許容誤差チャートと照らし合わせ、プルーフ用プリンタが正確な出力を生成していることを確認することができます。 使用する各メディア、インク、解像度、ドット パターンに対して、許容誤差チャートを印刷する必要があります。

許容誤差チャート許容誤差チャートは、照合ストリップと一致する明るさや彩度、色相の違いといった複数のパッチのセットを表示します(図 10 を参照)。これはプルーフ用プリンタの出力が正確であることを確認する手助けとなります。

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許容誤差チャートのストリップを封筒に入れて保管すると色が褪せることがありません。

図 11 — ストリップ 1

図 12 — ストリップ 3

図 13 — ストリップ 4

許容誤差チャートを印刷するには:

1. RIP-Queue のファイル メニューから [開く] を選択します。 これで [開く] のダイアログが表示されます。

2. ONYX Graphics\ProductionHouse\Samples ディレクトリを参照します。

3. VisualToleranceChart.tif 名のファイルを選択します。

4. [開く] のダイアログで[プリンタ] ドロップダウン メニューを使用して、プルーフ用プリンタを選択します。

5. [クイック セット] ドロップダウン メニューを使用して、[すべてのプロファイルをオフ] のクイック セットを選択します。 [すべてのプロファイルをオフ] のクイック セットがない場合は、ジョブを Preflight で開き、プロファイルの選択をそこで設定します。

6. [開く] をクリックします。 画像がプリンタおよびクイック セット設定に従って処理・印刷されます。

許容誤差チャートを印刷したら、それを白い線に沿って帯状に切り、紙用の穴あけ器を使用して白い円で示された個所に穴を開けます。穴の周辺に白い境界がないことを確認してください。メディアを再キャリブレーションするたびに、新しい許容誤差チャートを印刷します。

照合ストリップ許容誤差チャートを印刷したら、それを各プルーフの下方に印刷される照合ストリップと比較することで、メディアのキャリブレーションの正確さを点検することができます。

プルーフ用メディアのキャリブレーションを検証するには:

1. 許容誤差チャートのストリップ 1 を使用して、パッチの V の文字が付いた穴を照合ストリップの最初のパッチの上に置きます。色が同一であることを確認してください(図 11 を参照)。 このステップを繰り返し、照合ストリップの一致するパッチとともに許容誤差チャートのストリップ1と2の各パッチセットを比較します。

2. 照合ストリップがマーカー (V) が付いたパッチと合わない場合は、セット内の別のパッチを使用して、プルーフが許容誤差内であるか(より明るい / 暗い、彩度不足 / 彩度過多、異なった色相)を確認します。

3. 許容誤差チャートの 3 のパッチ セットを使用して、V とマークされたパッチにもっとも近い穴を、照合ストリップ上の対応するパッチの上に置きます。色が同一であることを確認してください(図 12 を参照)。照合パッチは、許容誤差チャートのパッチの対応する最も濃い部分と一致している必要があります。

4. 照合ストリップの最後の 4 つのパッチが、許容誤差チャートのストリップ 4 で対応するパッチのカラー範囲内であることを確認します(図 13 を参照)。たとえば照合ストリップの最後の黄色いパッチを、許容誤差チャートの 4 の全ての黄色いパッチと比較します。照合パッチは、V とマークされたパッチと一致する必要があります。

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カラー マネージメントおよびICCプロファイル目的この章ではカラー マネージメント、および ICC プロファイルについて説明します。この章を完了すると、次の項目について理解できるようになります:

• カラー マネージメントおよび色理論

• ICC プロファイル

• カラー マネージメント オプション

• プロファイルおよびキャリブレーション用語

カラー マネージメントとは?カラー マネージメントは、カラースペース(色空間)およびプロファイルを使用することで、RIP-Queue の画像の特性を設定します。 カラー マネージメントを理解して適切に使用することは、高品質のカラー出力を得ることに役立ちます。

ICC プロファイルとは?ICC(国際カラー 協会)は、画像処理業界におけるカラー マネージメントの基準を設定しています。 ICC プロファイルは、あるデバイスに対して他のデバイスがどのようにカラーを作成したか、またどのようにそのカラーを実行・再現されるべきかについて知らせます。 簡単に言えば、ICC プロファイルは正確なカラーを確実にする手助けとなります。

色理論色理論は、希望する結果を得るために色を組み合わせる際の、一連の基本的な規則です。というのは、色は加色法(RGB)と減色法 (CMYK)を使って形成されるので、色を説明するために2つの異なる定義、もしくはカラースペース(色空間)が開発されました。

RGBRGB カラーは光スペクトルに基づき、カラーをRGB表記に分類します。つまり、全ての色はR(赤)、G(緑)、B(青)によって定義されます。テレビ

76 カラー マネジメントおよび ICC プロファイル — 上級ガイド

9

カラー マネージメントの理論についてよく知らない場合は、この章の [色理論] セクションをお読みください。 [色理論] について理解している場合は、[カラー マネージメント オプション] に進みます。

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やコンピュータのモニターのように光を放つデバイスは、この方法で機能しています。モニターをオフにすると、R、G、B のいずれも存在しないので黒になります。これは RGB% = 0,0,0 として表記されます。白い画面ならば、赤、緑、青のソースが最大限に明るい RGB% = 100,100,100 として表記されます。その他の色は、RGB のそれぞれ異なる量を組み合わせることで作成されます。純粋に白い光は全ての光の色から成る完全なスペクトルによって構成されていますが、RGB でも一般的な基準を満たすには十分です。RGB は全ての色を加えると白が得られるので、加色の理論と呼ばれています。

CMYKCMYK カラーは着色剤に基づいており、色を取り去って白を得るので、減色の理論と呼ばれています。C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を使用して色を作成します。 理論では、C、M、Y を同量で組み合わせると K(ブラック)が作成されますが、実際には泥のような茶色になります。このためK は純粋な黒や他の濃い色を作るために加えられます。K はまたインクがC、M、Yほど高くはないので経済的でもあります。

RGB 色空間は CMYK のように着色剤ではなく光によって定義されているので、一般的に RGB デバイスははるかに広いカラーガモットを持っています。これはモニター上の色は実際に印刷されるものと異なるので、問題が生じることがあります。

デバイス依存の色空間RGB と CMYKがデバイス依存の色空間と呼ばれているのは、これらの空間に定められている色は、本来、色が定義されるデバイスに依存しているからです。デバイスとはプリンタ、スキャナー、モニター、または色が作成されるデバイスのことを言います。たとえばテレビのショールームでは、それぞれのテレビが同じ番組を映しても色がわずかに異なっています。これは、それぞれが固有の RGB 色空間を持っているからです。同様にプリンタにもプリンタによってわずかに異なる固有の CMYK 色空間があります。

デバイス依存の色空間に存在する色には互換性がないため、直接的なプロセスによって他のデバイス依存の色空間に正確に変更することはできません(図 1 および 2 を参照)。通訳者のように、RGB と CMYK の両方に通信できる何かが必要です。

デバイスに依存しない色空間1976 年、数学的な色空間が通訳者として使用できるように作成されたのが L*a*b* です。この色空間は、現在では2つのデバイスに依存しない色空間を解釈する際に使われている標準的な方法です。

77

カラーガモットは、可能なカラー範囲を指します。 たとえばカラープリンタには、白黒のプリンタより大きなガモットが存在します。これは、カラー プリンタにはより多くのカラー オプションがあるためです。

図 1 および 2 — デバイス依存の色空間

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L*a*b* はどんな色空間にも依存しないので、デバイスに依存しない色空間と呼ばれています。

L*a*b* 色空間には、L*、a*、b* という 3 つの異なるコンポーネントがあります。 L* は明るさの値で、 0(明るさなし)から 100(最大の明るさ)までの範囲となります。 a* は赤から緑への値を特定し、+128(赤)から -128(緑)までの範囲です。b* は黄色から青への値を特定し、+128(黄)から -128(青)までの範囲となります。

L*a*b* 空間は固定された基準なので、定義された値はどれも正確なものとなります。L*a*b*: 65, 5, -110 とすると、L*a*b* 互換のプログラムまたはデバイスにより、最初に設定された「濃い青」を正確に理解することができます。 これとは対照的に、実際の CMYK および RGB 色空間を正確に測定することはできません。 一度 L*a*b* 値が定義されると、L*a*b* 空間の領域内では正確さが保証されます。特定の色のソースやターゲットは、ほとんど RGB、 または CMYK となります。 それぞれのデバイス依存の空間は異なるので、解釈(言い換え)がL*a*b* 空間で起きる前に、その特異性と領域制限をを考慮する必要があります。これはプロファイルで行われます(図 3 を参照)。

プロファイルは ICC プロファイル、ICM プロファイル、またはカラー マネージメント プロファイルとして呼ばれ、.icc または .icm の拡張子が付いています。 RIP-Queue は両方の形式をサポートしており、両方の形式がRIP-Queue 内で交換して使われる場合があります。

ICC プロファイルICC プロファイルは、特定のデバイス依存の色空間を L*a*b* 標準に配置します。 プロファイルはまた逆の方法で L*a*b* をデバイス依存の空間に配置します。たとえば画像をスキャンした場合、元の(スキャナーの)色空間は RGB です。プロファイルを画像に適用すると、RGB データは L*a*b* 色空間に正しく変換されます。次に別のプロファイルを適用すると、画像を印刷するために L*a*b* 値は CMYK へと正確に変換されます(図 3 を参照)。各プロファイルが正確な場合は、印刷された画像の色は元の画像の色と一致します。

プロファイルは作成された色空間と関連していることに注意することが重要となります。これはプロファイル自体もデバイスに依存していることを意味します。 そのため、あるプリンタにプロファイルを作成した場合、それを別のプリンタで使用しても正確でない場合があります。

ICC プロファイルを適用してデバイス依存の色空間を L*a*b* に転換するか、L*a*b* をデバイス依存の色空間に転換します。つまり、ほとんどのICC プロファイルを入力プロファイルまたは出力プロファイルのいずれかとして使用することができます。 入力プロファイルと出力プロファイルの唯一の違いは、どのようにプロファイルを使用

78 カラー マネジメントおよび ICC プロファイル — 上級ガイド

図 3 — L*a*b* およびプロファイル

一貫性を確実に保つため、L*a*b* 色空間は調整された明るさ、または色温度で表示する必要があります。 5000° K (D50) ライトボックスを 6500° K (D65) モニタの画像と一致させようとすると、異なった色が表示されます。 ワークフローの各ステップと同じ値であれば、あらゆる明るさの値を使用することができます。

入力ソースの範囲が出力ソースのガモットと大幅に異なる場合は、正確に一致することが不可能ですので注意してください。

L*a*b* 色空間は理論上のものであるので、ガモット制限はありません。 RGB と CMYK はそれぞれガモットが制限されており、それぞれのガモットは異なります。

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するかです。けれどもプロファイルはデバイスに依存しているので、入力プロファイルを RIP-Queue 出力プロファイルとして(また逆も同様)使用すると、印刷される画像の色が変化するという好ましくない原因になるということに注意してください。

入力プロファイルは画像のデバイス依存の色空間を L*a*b* に転換し、出力プロファイルはL*a*b* を出力デバイスまたはファイルをデバイス依存の色空間に転換します(図 4 を参照)。 RIP-Queue の出力は印刷される画像なので、出力プロファイルはプリンタ内にあるメディア用のデフォルトの ICC プロファイルとなります。

入力プロファイルプロファイルはデバイスに依存しているので、適切な入力プロファイルを CMYK と RGB 色空間の両方に選択する必要があります。 RIP-Queue はまた画像(ラスター データ)、およびベクターオブジェクト(PostScript データ)に個別のプロファイルをあてることも可能です。 ある種類にはプロファイルを選び、別の種類にはプロファイルを選ばないといったことも可能です。

出力プロファイルRIP-Queue で使用される出力プロファイルは、使用しているプリンタ、メディア、ドット パターン、解像度の組み合わせのためのデフォルトプリンタの ICC プロファイルです。

レンダリング インテント[ICC プロファイル設定] ダイアログで、出力プロファイルのレンダリング インテントを選択することもできます。 レンダリング インテントは、プロファイルがどのように適用され、色がどのように特定のガモットから別のガモットへと配置されるか(プリンタガモットで達成できない画像内でどのようにプロファイルが色を配置するか)を操作します。 プリンタはガモット、白色点、他のバリアブル(可変)ファクターを考慮に入れる必要があるので、レンダリング インテントは1つのプロファイルを別の状況で使用されることを可能にします。

レンダリング インテントは、画像(ラスター データ)とベクター オブジェクト(PostScript データ)の両方で選ぶことができます。また、次のオプションからも選ぶこともできます : 知覚(画像)、彩度(グラフィックス)、相対的な色域を維持、絶対的な色域を維持、ポスター カラー。これらのオプションを選ぶには、画像またはベクターのいずれかの下矢印をクリックします。

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図 4 — L*a*b* およびプロファイルを使用した転換

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• 知覚(画像) - 画像に好みの色をつけます。画像の全ての色を調整し、出力プロファイルのガモットに入らない色を操作します。どの色もわずかに変化しますが、色同士の関係は変わらないので、全体的に画像は好みの仕上がりとなります。これは画像のデフォルト設定です。

• 彩度(グラフィックス) - 最も安定した色調を与えます。可能な限りの最も明るい彩度には、全ての色とスケールを必要とします。これはベクター (PostScript) データをはっきりした明るい色で印刷したいというような、色のインパクトが色の正確さよりも重要な時に最適です。

• 相対的な色域を維持 - 最終出力のメディアでの色をシミュレートせずにプルーフを行いたい場合に使用します。 プリンタの範囲内で色を正確に再現しますが、ガモット外の色に関しては正確に表現しません。これはガモット外の最終的な色は再現されないので、変ったカラー パターンが生じる可能性があります。この設定は、出力メディアの色を白色点として使用します。プルーフを取る際は画像のみをプルーフし、使用されるメディアは最終メディアと同じであると想定します。 • 絶対的な色域を維持 - 最終出力のメディアでの色をシミュレートしてプルーフを行いたい場合に使用します。プリンタの範囲内の全ての色を正確に再現しますが、ガモット外の色についてはプリンタの範囲内に収まるように調整されます。この設定は入力プロファイルの白色点をシミュレートします。プルーフに関しては、画像とメディアの両方をプルーフします。

• ポスター カラー - CMYK カラー ワークフローが改善された ONYX Graphics, Inc. のレンダリング インテントは、入力 CMYK ガモットを出力 CMYK ガモットに直接配置することで、色相および相対彩度を維持します。出力ガモットが入力ガモットよりも大きい場合は、出力はソース画像よりも色彩豊かになります。 このレンダリング インテントを CMYK ソース ワークフローと共に使用します。 このレンダリング インテントを RGB ソース ワークフローと共に使用すると、知覚レンダリング インテントと同じ結果になります。

L*a*b* 画像ファイルほとんどの画像は正しく処理されるために入力プロファイルを必要としますが、 L*a*b* ファイル (L*a*b* 色空間による画像ファイル)は入力プロファイルを使用しません。L*a*b* ファイルはRGB、または CMYK からの初期転換を避け正確な色を保障するので、L*a*b* ファイルを使用することを強く推奨します。RIP-Queueは L*a*b* TIFF と PSD ファイルの両方をサポートします。

80 カラー マネジメントおよび ICC プロファイル — 上級ガイド

プルーフの詳細につきましては大8章の『プルーフ』をご覧いただくか、もしくはオンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/mediamanager)をご覧ください。

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画像に埋め込みプロファイルが含まれている場合でも、埋め込みプロファイルを上書きして別の入力プロファイルを代わりに使用することができます。

[プリンタおよびメディア ] タブをクリックし、[プロファイルの変更] をクリックしても、Preflight から [ICC プロファイル設定] ダイアログにアクセスすることができます。

埋め込みプロファイル画像の入力プロファイルは、その発信元のソフトウェアまたはデバイスの出力プロファイルと一致しなければならないので、多くのプログラムは埋め込みプロファイルを使用して、プロファイルのアプリケーションを容易にしています。アプリケーションがプロファイルを埋め込むと、自動的にプロファイルを画像と組み合わせます。可能な場合は、画像を最も正確に解釈することができる、画像が包括された埋め込みプロファイルを使用してください。

たとえば Photoshop で画像を作成し、埋め込みプロファイルを適用して TIFF ファイルとして保存した場合、Photoshop は他のアプリケーションの入力プロファイルとして使用されるTIFF ファイルに、プロファイルを符号化(コード化)します。その画像を RIP-Queue に入れると、プロファイルは自動的に使用可能となります。

埋め込みプロファイルは、[ICC プロファイル設定] ダイアログに [画像の埋め込みプロファイル] として表示されます。 RIP-Queue は、プロファイルの実際の名前は表示しません。そのため、元の画像ファイルをエクスポートまたは保存する前に、正しいプロファイルが定められていることを常に確認する必要があります。

カラー マッチング テーブルカラー マッチング テーブルとは、指定プロセス(特色)カラーの入力と出力の対照表です。たとえば、SPOTCOLOR Yellow C と呼ばれるカスタム定義の色を使用する ポストスクリプト ファイルがあるとすると、RIP-Queue は画像を処理・印刷する際に、その色に関連した特定のL*a*b* 値を使用することができます。

カラー マッチング テーブルは、指定プロセスカラーと共にポストスクリプト ファイルを使用する際にのみ適用します。 ポストスクリプト ファイルがカラー マッチング テーブルにリストされている指定プロセス カラーを持っている場合は、RIP-Queue はベクター入力プロファイルを無視し、プロセス カラーのL*a*b* 値およびプリンタのデフォルト出力プロファイルを使用して、出力カラー値を直接計算します。 カラーマッチングテーブルの詳細につきましては、オンラインヘルプ(http://help.onyxgfx.com/x10/mediamanager)を参照してください。

カラー マネージメント オプション色の調整を行う設定は極めて多いので、RIP-Queue はカラー設定の管理を容易にするために、これらの設定をカラー マネジメント オプションにまとめています。

Preflight またはクイック セットのカラー マネージメント オプションを選択すると、入力や出力 ICC プロファイルといった個別の設定を選

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択する必要はなくなります。これは、カラー マネージメント オプションを選択すると、これらのオプションがユーザのために自動的に設定されるからです。個別のプロファイルを変更したい場合は、[クイック セットの編集] から [プロファイルの変更] をクリックして [ICC プロファイル設定] ダイアログを開きます。

クイック セットでのカラー マネージメント オプションの設定将来的に特定のカラー マネージメント オプションを画像に対して使用したい場合は、クイック セットを編集してそのカラー マネージメント オプションを選択します。

クイック セットのカラー マネージメント オプションにアクセスするには:

1. クイック セットを使い、変更したいプリンタを選択します。

2. ツールバーの [クイック セットの編集] をクリックします。これで [クイック セットの編集] メニューが開きます。

3. 変更したいクイック セットを選択し、[編集] をクリックします。 これで、[クイック セットの編集] ダイアログが開きます(図 5 を参照)。

4. 使用したいカラー マネージメント オプションを選択します。

5. [ICC プロファイル設定] のダイアログを使って個々のプロファイルを選択したい場合は、[プロファイルの変更] をクリックします。

Preflight でのカラー マネージメント オプションの設定1 つの画像に対して特定のカラー マネージメント オプションを指定したい場合は、Preflight 内の画像を開き、カラー マネージメント オプションを変更します。 ジョブのカラー マネージメント オプションを変更すると、再印刷する前にジョブを再処理する必要があります。

Preflight のカラー マネージメント オプションを変更するには:

1. Preflight 内の画像を開きます。

2. [プリンタとメディア] タブをクリックします。

3. [印刷モード] 領域の [カラー マネージメント] オプションを変更します

(図 6 を参照)。

4. [ICC プロファイル設定] ダイアログを使用して個々のプロファイルを選択したい場合は、[プロファイルの変更] をクリックします。

ICC プロファイルの設定[ICC プロファイルの設定] ダイアログを使用して、画像の個々のプロファイル、ならびに特定の色空間のベクトルの様相を設定します(図 7 を参照)。作業している画像の種類により、異なるオプションが [ICC プロファイルの設定] ダイアログに表示されます。 たとえばRGB 画像で作業をしている場合、RIP-Queue は CMYK オプションを無効にします。ジョブが CMYK 画像ならば、RGB オプションを無

82 カラー マネジメントおよび ICC プロファイル — 上級ガイド

図 6 — 印刷モード領域

図 7 — ICC プロファイル設定

図 5 — クイック セットの編集

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TIFF および PSD ファイルを使用する際は、[利用可能な場合は埋め込みプロファイルを使用する] オプションを無効にしないよう強く推奨します。

図 8 — 純色相

図 9 — レンダリング インテント

効にします。 PostScript ファイルには一般に 1 つ以上のデータ タイプが含まれているので、PostScript ファイルで作業をしている場合、RIP-Queue は RGB と CMYK セクションの両方を有効にします。ですが、ポストスクリプト ファイルで作業をしていると、画像にそのような色空間要素が存在しない場合は、1 つまたは両方のセクション(RGB または CMYK)は無効にできます。L*a*b* データで作業をしている場合は、RIP-Queue は CMYK と RGB 入力プロファイル選択の両方を無効にします。クイック セットを作成・編集している際は、RIP-Queue は全てのオプションを有効にします。

出力プロファイルおよび [ICC プロファイル設定] ダイアログのレンダリング インテントを設定することもできます。下記のタブならびにオプションを使用して、レンダリング インテント と同様に画像の入力および出力プロファイルを設定します:

[プロファイル] タブ

[プロファイル] タブを使用して、次のオプションを設定することができます(図 7 を参照):

• CMYK 画像• CMYK ベクター• RGB 画像• RGB ベクター• カスタム画像 - このオプションはCMYK、または RGB 以外のどんな画像形式(例:CMYKOG や CMYKRB)にもプロファイルを適用します。

• 利用可能な時は埋め込みプロファイルを使用 - このオプションを無効にすると、RIP-Queue は埋め込みプロファイルを無視します。 • プルーフ - このオプションにより、特定の色空間またはデバイスのシミュレートが可能となります。 • 純色相 - プロファイルなしに主要プロセス カラーで印刷をしたい場合は、[純色相](色の付いた正方形があるボタン - 図 8 を参照)をクリックします。 純色相を使用すると、[純色相] ダイアログでチェックボックスが選択されたもの以外の全ての色にプロファイルが適用されます。

[レンダリング インテント] タブ

[レンダリング インテント] タブでは、使用したいレンダリング インテントを選択することができます(図 9 を参照)。 ポストスクリプト ファイルまたはクイック セットで作業をしている場合は、画像とベクター の両方にレンダリング インテントを選ぶことができます。 レンダリン

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グ インテントの情報については、この章の [色理論] セクションの[レンダリング インテント] 情報を参照してください。

[プルーフ] オプションは、[プロファイル] タブの [ICC のプルーフ] オプションが選択されていないと無効になります。 プルーフにより、レンダリング インテントを別のプリンタで印刷したようにシミュレートすることができます。

[出力] タブ

[出力] タブにより、RIP-Queue がどのように画像を出力するかを設定することができます(図 10 を参照)。

• 出力 - [出力] ドロップダウン リストを使い、画像に使用したい出力プロファイルを選択します。 • 高度な黒生成 - [出力] タブの [高度な黒生成] をクリックして、[高度な黒生成] ダイアログにアクセスします。 このダイアログには、GCR とグレイ バランス オプションの両方があります。 ドロップダウン メニューを使用して、データ タイプの GCR テーブルおよびグレイ バランス プロファイルを追加します。 GCR オプションに関しては [GCR を選択]、[デフォルト GCR]、[カスタム GCR] を選択することができます。 [グレイ バランス] オプションでは、[グレイ バランスを選択] および [デフォルトのグレイ バランス] を選択することができます(図 11 を参照)。

• スポット(特色)チャンネル置換 —このオプションにより、定義済みの特色がある色分版ファイルを、どんなプリンタ空間にも印刷することができます(図 12 を参照)。たとえば CMYKSS ファイルの特色は、ファイルが CMYK プリンタに正しく印刷されるように、CMYK に変換することができます。このオプションにより、特色チャンネルがないプリンタでも、特色のワークフロー用にデザインされたファイルを印刷することができます。

特色置換ツールを使用するには:

1. [出力] タブで [スポット チャンネルの置換] をクリックします。 2. [スポット チャンネルの置換] ダイアログで定義したい特色を選択し、[

編集] をクリックします。 これで [スポット チャンネルの置換の編集] のダイアログが開きます。

3. 希望する色空間を選択します。

4. 完了したら、[OK] をクリックします。

カスタム カラー マネージメント設定の保存カスタム カラー マネージメント設定を、将来使用するために保存することができます。クイック セットの設定でのみしか保存できませんが、これらの設定は Preflight でも使用することができます。

84 カラー マネジメントおよび ICC プロファイル — 上級ガイド

GCR(グレイ コンポーネント置換)とは、もっとも優先度が低いカラーと同等であるグレイ コンポーネントを削除し、黒分版 の黒インクと置き換えるプロセスを指します。

グレイ バランスは C M Y のレベルを調整して、バランスの取れたグレイを作成します。ICC プロファイルはこれを自動的に行うので、ICC プロファイルを使用していない場合にのみこのオプションを使用します。

図 11 — 高度な黒生成

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図 10 — 出力

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図 12 — スポット チャンネルの置換

図 13 — カラー マネージメント設定を保存

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カスタム カラー マネージメント設定を保存するには:

1 変更したいプリンタを選択し、ツールバーの [クイック セットの編集] をクリックします。 これで [クイック セットの編集] のダイアログが開きます。

2. カスタム カラー マネージメント設定を保存するクイック セットを選択し、[編集] をクリックします。 これで [クイック セットの編集] のダイアログが開きます。

3. [クイック セットの編集] ダイアログの [カラーマネージメント] 領域で [プロファイルの変更] をクリックし、希望通りのプロファイル設定を調整します。 [OK] をクリックして変更を受諾し、[クイック セットの編集] のダイアログに戻ります。

4. プロファイルを変更したら、[クイック セットの編集] ダイアログの [カラーマネージメント] 領域にある [プロファイルの変更] のプルダウン矢印をクリックして、メニューを表示します。 [名前を付けて保存] を選択し、[カラー マネージメント設定を保存] のダイアログを表示させます(図 13 を参照)。

5. カスタム カラーマネージメント設定の名前を入力して、[OK] をクリックします。 カスタム カラー マネージメント設定を保存すると、これらの設定を変更・削除することができます。

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輪郭カット

目的この章では輪郭カットの詳細について説明します。 この章を完了すると、次のことができるようになります:

• 輪郭カットのファイルを準備する

• 輪郭カットのクイック セットを変更する

• 輪郭カット ワークフローを使用する

• CUT-Server を設定する

輪郭カットとは?輪郭カットは、画像を印刷した後に特別なデバイスを使用してその画像を部分的にカットする機能です。これを行うには、カット パスとして機能する特別な特色のあるファイルを準備します。次にRIP-Queue を使用してジョブを印刷します。 RIP-Queue が印刷を完了すると、カット用デバイスは イメージのどの部分をカットするかを特定するために、カット パス を使います。

輪郭カットの使い方輪郭カット機能を使用するには、画像ファイルを適切に準備する必要があります。輪郭カットを設定するには 次の3 つのステップを踏みます。

1. Adobe® Illustrator® や CorelDRAW® といった、ベクターベースのドローイ ング プログラムでカットパスを作成します。

2. カッター パス プレフィックスを使用する、特別なクイック セットを作成します。 これは画像のカット パスからカット ファイルを作成します。

3. カット ワークフローを特定し、それに応じてプリンタ設定オプションを変更します。バーコードやレジストレーションマークが付いたファイルを印刷するには、設定オプシ

ョンを変更する必要があります。 装置に応じて、3 つのカット ワークフローのうちの 1 つを使用することができます:

• 同じデバイスで印刷およびカット - このワークフローは RIP-Queue を使用して印刷とカットを行います。 • いずれかのプリンタで印刷してから I-Cut® デジタル ダイ カッターを使用 - このワークフローは RIP-Queue を使って印刷し、I-Cut アプリケーションを使用してカットします。

• いずれかのプリンタで印刷してから個別のカッターを使用 - このワ

86 輪郭カット - 上級ガイド

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プルーフ機能を使用するには、ハードウェア キーで輪郭カットが有効になっている必要があります。 キー アップデートについて販売代理店までお問い合わせください。

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ークフローは RIP-Queue を使って印刷し、CUT-Server を使用してカットします。

カット用にファイルを準備輪郭カット プロセスの最初のステップは、輪郭カット用にファイルを準備することです。ファイルを準備するには、まずベクターベースのドローイング プログラムで カット パスを定義する必要があります。カット パスは状況によって簡単だったり複雑だったりします。

カット パスを作成したら、特色を割り当てます。この特色(特に色ではなく名前)は、カッターのソフトウェアが画像のどこをカッターで切り取るかを特定するものであり、ファイルの準備において最も重要な部分です。

この特色に割り当てる名前は、RIP-Queue で割り当てられたプレフィックスと一致する固有のプレフィックスを持つ必要があります(どこにプレフィックスを設定するかについては、次のセクション [輪郭カットのクイック セットの変更] を参照してください)。 RIP-Queue では、カットパスの特色のデフォルトのプレフィックスは CutContour です。 プレフィックスを特定したら、CutContour1 といった名前を固有の識別子に加えます。

RIP-Queue がファイルを処理・印刷する際、特別な名前がついた特色のパスは、画像の残りの部分とは一緒に印刷されません。 RIP-Queue が特色をカットパスとして処理し、カットデバイス用に個別のカット スクリプト ファイルを作成します。

Illustrator でのカットパスの定義下記のステップは Adobe Illustrator における特有のものですが、多くのドローイング プログラムでも同様のステップを踏み、同じ結果を得ることができます。 カット パスの作成において最も重要なことは、CutContour と名付けたス、特色を作成し、そのカラーをカット パスに適用することです。

Adobe Illustrator でカット パスを定義するには:

1. Adobe Illustrator でファイルを開きます。

2. 新しいレイヤーを作成して(ウィンドウ > レイヤー > 新規レイヤー)、そのレイヤーを選択します。 複雑なアートワークではカット パスの構成要素に新しいレイヤーを作成しますが、簡単なアートワークでは必ずしも必要ではありません。 レイヤーの作成に関するヘルプについては、Adobe Illustrator のヘルプを参照してください。

3. ボックス / 楕円、ペン、または鉛筆ツールを使用してカット パスを描き

ます。 全てのパスは閉じてください。

特色の割り当て

RIP-Queue にカット パスを認識させるには、固有の特色をパスに割り当てる必要があります。

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ドローイング プログラムで特色を作成する上でヘルプが必要な場合は、プログラムのヘルプ ファイルを参照してください。

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Adobe Illustrator で特色をカットパスに割り当てるには:

1. [スウォッチ パレット] を開きます(図 1 を参照)。 スウォッチ パレットが表示されていない場合は、ウィンドウ メニューから [スウォッチ] を選択します。

2. スウォッチ パレット右上の隅にある矢印をクリックしてオプションメニューを表示し、[新規スウォッチ] を選び [新規スウォッチ] ダイアログを表示するか、[スウォッチ] ツールバーの [新規スウォッチ] アイコンをクリックします。

3. [新規スウォッチ] ダイアログで、スウォッチの名前として ”CutContour” と入力します。ここで入力するものは全て RIP-Queue で入力するものと一致する必要があります。

4. [カラー タイプ] ドロップダウン メニューから [スポット カラー] を選択します(図 2 を参照)。

5. スライダーバーを使用して CMYK カラーを作成します。これは色を名付けるだけであり、色は重要ではありません。

6. [OK] をクリックして [新規スウォッチ] のダイアログを閉じます。

7. カット パスを選択し、新しいスウォッチ カラーをこれらのパスに割り当てます。

ファイルの保存

カット パスを定義し、そのカット パスに特色を割り当てたら、ファイルを .EPS 形式で保存します。

輪郭カット用にクイックセットを作成輪郭カット ファイルを印刷する前に、既存のクイック セットを修正するか、輪郭カット ファイル用に新しいクイック セットを作成する必要があります。 輪郭カットに特別なクイック セットを使用すると、[タイルのアウトライン カット パス] や[オーバーラップを切り取る] といった追加オプションを含むことができます。

輪郭カットに新しいクイック セットを作成するには:

1. プリンタの設定 > 新規をクリック、もしくはクイックセットの編集 > 編集をクリックして「クイックセットの編集」ダイアログを開きます(図 3)。新しいクイックセットを作成するには「プリンタの設定」を、既存のクイックセットを編集するには「クイックセットの編集」を使用します。

2. 「カッターの選択」ドロップダウンメニューから使用するカッターを選びます。使用するカッターがない場合は、[Generic Cutter]を選択します。

3. 使用したい他のクイックセットのオプションを設定し、「詳細」をクリックして詳細オプションダイアログを開きます。

4. 「PostScriptファイル」タブ(図 4)を選び、「カッターパスプレフィックスを使用」を有効にします。プレフィックスは「特色をカットパスに割り当てる」(上記参照)のステップ3で入力したプレフィックスと一致する必要があります。一致しない場合は、カットパスを作成することができません。これを避けるには、デフォルト設定(輪郭カット)のままにしておくことをお勧めします。

5. 「マーク」タブを選び、追加のオプションを選択します。「タイルのアウトラ

88 輪郭カット - 上級ガイド

図 1 — スウォッチ パレット

図 2 — 新規スウォッチ

図 3 — クイック セットの編集

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Adobe Illustrator で特色をカットパスに割り当てるには:

1. [スウォッチ パレット] を開きます(図 1 を参照)。 スウォッチ パレットが表示されていない場合は、ウィンドウ メニューから [スウォッチ] を選択します。

2. スウォッチ パレット右上の隅にある矢印をクリックしてオプションメニューを表示し、[新規スウォッチ] を選び [新規スウォッチ] ダイアログを表示するか、[スウォッチ] ツールバーの [新規スウォッチ] アイコンをクリックします。

3. [新規スウォッチ] ダイアログで、スウォッチの名前として ”CutContour” と入力します。ここで入力するものは全て RIP-Queue で入力するものと一致する必要があります。

4. [カラー タイプ] ドロップダウン メニューから [スポット カラー] を選択します(図 2 を参照)。

5. スライダーバーを使用して CMYK カラーを作成します。これは色を名付けるだけであり、色は重要ではありません。

6. [OK] をクリックして [新規スウォッチ] のダイアログを閉じます。

7. カット パスを選択し、新しいスウォッチ カラーをこれらのパスに割り当てます。

ファイルの保存

カット パスを定義し、そのカット パスに特色を割り当てたら、ファイルを .EPS 形式で保存します。

輪郭カット用にクイックセットを作成輪郭カット ファイルを印刷する前に、既存のクイック セットを修正するか、輪郭カット ファイル用に新しいクイック セットを作成する必要があります。 輪郭カットに特別なクイック セットを使用すると、[タイルのアウトライン カット パス] や[オーバーラップを切り取る] といった追加オプションを含むことができます。

輪郭カットに新しいクイック セットを作成するには:

1. プリンタの設定 > 新規をクリック、もしくはクイックセットの編集 > 編集をクリックして「クイックセットの編集」ダイアログを開きます(図 3)。新しいクイックセットを作成するには「プリンタの設定」を、既存のクイックセットを編集するには「クイックセットの編集」を使用します。

2. 「カッターの選択」ドロップダウンメニューから使用するカッターを選びます。使用するカッターがない場合は、[Generic Cutter]を選択します。

3. 使用したい他のクイックセットのオプションを設定し、「詳細」をクリックして詳細オプションダイアログを開きます。

4. 「PostScriptファイル」タブ(図 4)を選び、「カッターパスプレフィックスを使用」を有効にします。プレフィックスは「特色をカットパスに割り当てる」(上記参照)のステップ3で入力したプレフィックスと一致する必要があります。一致しない場合は、カットパスを作成することができません。これを避けるには、デフォルト設定(輪郭カット)のままにしておくことをお勧めします。

5. 「マーク」タブを選び、追加のオプションを選択します。「タイルのアウトラ

イン カットパスの作成」を選択、もしくは「オーバーラップを切り取る」を使用します。

• タイルのアウトラインカット パスの作成 - このオプションは、埋め込みカット ラインがない写真の複数のコピーを作成する場合、またはタイル表示画像の縁の周辺を切り取る際に便利です。

• オーバーラップを切り取る - このオプションは、オーバーラップの中央にカット ラインを置くように RIP-Queue を設定します。

輪郭カットのワークフロー持っている装置の種類に応じ、ワークフローは 次の3 種類のカテゴリの 1 つに該当します:

• 同じデバイスで印刷およびカットを行う。

• いずれかのプリンタで印刷してから、I-Cut デジタル ダイ カッタ ーでカットする。

• いずれかのプリンタで印刷してから個別のカッターでカットする。

同じデバイスで印刷およびカットを行う

プリンタおよびカッターとして機能するデバイスは多くあります。

ジョブを同じデバイスで印刷およびカットをするには:

1. プリンタの設定 > 新規をクリック、もしくはクイックセットの編集 > 編集をクリックして「クイックセットの編集」ダイアログを開きます(図 1)。新しいクイックセットを作成するには「プリンタの設定」を、既存のクイックセットを編集するには「クイックセットの編集」を使用します。

2. 「輪郭カット」ドロップダウンメニューで「By Printer」(図 5)を選択します。

3. 「OK」をクリックします。

4. ファイルを開き、使用する輪郭カットのクイックセットを適用しま

す。RIPQueueが画像を印刷し、自動的に画像をカットします

いずれかのプリンタで印刷してから I-Cut デジタルダイ カッターでカットする

このワークフローでは、いずれかのプリンタで印刷してから I-Cut デジタル ダイ カッターを使用します。画像を印刷して I-Cut デジタル ダイ カッターでカットする際に、ソフトウェアは自動的にカッターが対応するカット ファイルを検出し、使用するバーコードを印刷します。

いずれかのププリンタで印刷、およびI-Cutデジタルダイカッターを使ってカットするには:

1. 以前のワークフローにおいては1から4までのステップに従いますが、ステップ2では「By Printer」の代わりに「I-Cut」(図 6)を選択します。

89

[カッター パス プレフィックス] フィールドのテキストは、カットパスの特色に割り当てられたプレフィックスと一致する必要があります(大文字 / 小文字の区別、スペースを含む)。 このフィールドがカットパスの特色に割り当てられたプレフィックスと一致しないと、RIP-Queue はその特色をカット パスとして認識しません。

図 5 — [プリンタ別] オプション

図 4 — PostScriptタブ

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このワークフロには、CUT-serverが必要となります。ご使用のONYXにCUT-serverがない場合は、アップデートについてお近くの販売代理店にお問合せください。

図 8 — Generic Cutter

2. いったんRIP-Queueが印刷を終えると、カッティングテーブルに印刷物を置きます。

3. I-Cutアプリケーションで、オプション > ファイルの場所を選択します。

4. ご使用のネットワークを参照し、共有ホットフォルダ(プリンタ名\cutter\I-Cut)を選択します。

5. カット処理を開始します。カッターは画像にあるバーコードを自動的に読み取り、対応するカットスクリプトファイルを見つけます。

いずれかのプリンタで印刷した後に個別のカッターでカットするこのワークフローでは、ジョブをいずれかのプリンタで印刷してからどのカット デバイスでもカットすることができます。

いずれかのプリンタで印刷してから個別のカッターでカットするには:

1. RIP-Queue でプリンタを選択し、[変更] をクリックします。

2. 「メディアと配置の変更」 ダイアログ(図 7)で、[設定] をクリックします。

3. 「全般」タブを選び、上のオフセットを2インチ(5.08cm)に設定します。これはメディアを前後に移動する場合に、カッターに必要な余分のマージンを追加します。

4. [OK]をクリックします。

5. プリンタの設定 > 新規をクリック、もしくはクイックセットの編集をクリック > 編集をクリックして 「クイックセットの編集」 ダイアログを開きます (図 3)。新しいクイックセットを作成するには 「プリンタの設定」 を、既存のクイックセットを編集するには 「クイックセットの編集」 を使用します。「輪郭カット」 ドロップダウンメニューから使用するカッターを選びます。使用するカッターがリストにない場合は、「Generic Cutter」を選択します。

6. OKをクリックします。 7. ファイルを開き、設定した輪郭カットのクイックセットを適用します

8. いったん RIP-Queue が印刷を終えたら、CUT-Server を使って印刷し た画像をカットします。

カッター設定の変更ジョブを右クリックして、または「ジョブ設定」を選んで印刷ジョブにカッターの割り当てを変更することができます。ジョブ設定ダイアログで新規カッターを選択、もしくは「なし」を選んでカッターマークをオフにすることができます。

カッターを割り当てジョブをネストする

「ジョブをネスト」が可能になる場合は、同じカッターの割り当てがされているジョブのみネストされます。これは特定のカッターを対象とするジョブが、デバイスに対して正確なマークを印刷することを確実にします。

90 輪郭カット - 上級ガイド

図 6 — I-Cut オプション

図 7— メディアと配置の変更

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CUT-Server の使用

CUT-Server とは?CUT-Server は、カット情報を特定のカッターに送信する ONYX アプリケーションです。 RIP-Queue は、グラフィックス アプリケーションで定義したカット パスからCUT-Server にカット情報を作成します。

CUT-Server の使い方CUT-ServerはRIP-Queueの「配置方法」ダイアログでリストされた特定のカッターで動作します。ですが、多くのカットデバイスと動作する標準カッターオプションもあります。

CUT-Server の設定いったん新しいアプリケーションをインストールするために実行ファイルを動作したら、デスクトップのアイコンをダブルクリック、もしくはスタートメニューから「CUT-Server」を選択してCUT-Serverを起動します。

CUT-Serverを介してナビゲートする

• プレビューウインドウ(画面中央)は、現在選択されているカットファイルのワイヤーアウトラインを表示します。プレビューウィンドウ(図 9)の上部にあるズームボタンを使って、拡大/縮小ができます。

• カッターエリア(画面の左側)は、現在CUT-Serverで使用されている全てのカッターとカットファイルを表示します。現在取り組んでいるファイルを選択してカッターエリアを使用することができます。各カッターに対してウィンドウは別々に開きます

• 「カットファイルツール」エリアは画面の右側にあります。カットファイルを回転させるのに、「カットファイルツール」を使用することができます。ご使用のカッター設定を選び、カットレイヤーを設定します

• ツールバー(画面の上部)はカットファイルを開くことができ、設定の修正および他の基本的な操作を実行することができます。最初にアプリケーションを開始すると、CUT-Serverが「カッターの追加」ダイアログ(図 10)を表示します。

カッターの追加および設定をするには:

1. ツールバーにある 「カッターの管理」ボタンをクリックします。

2. 入力フィールドで利用可能なカッターリストから使用するカッターを選択します。使用するカッターが利用できない場合は、「Generic Cutter」を選択します。このカッターはどのカッターとでも動作し、ベタ出力を提供します。

3. 使用カッターに表示名を入力し、OKをクリックします。

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図 10 — 「カッターを追加」ダイアログ

図 9 — Cut-Serverホームスクリーン

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4. 「カッターの管理」ダイアログで、右下にある [設定] ボタンをクリックます。

5. 「ポートの設定」で、使用するポートを選択します。「設定」をクリックしてポートを設定します。

6. 自動転送を有効/無効にします。自動転送を有効にした場合は、カットジョブがQueueに届くとすぐに自動的にカットされます。いったんカットされると、ジョブはアーカイブされます。

7. デバイス設定エリアでは、使用する設定に追加、削除、設定ができます。これらの設定は、使用するカッターにカッター圧や速度といった特

定の設定をすることができます(図11)。

カット ファイルの追加におけるワークフロー オプションジョブリストにカットファイルを追加するためのワークフローオプションがいくつかあります。これらの方法を使ってカットファイルを追加する際は、ファイルは適切なデバイスの見出しの下に表示されます。設定されていないカッターのカットファイルを追加する場合は、特定のカッターを追加するようにメッセージで指示されます。カットジョブは使用カッターをジョブリストで表示します。通常、カットファイルはCUT-Server.に自動的に追加されます。カットパスのある画像がRIP-Queueで作成される場合は、RIP-Queueはカットファイルを自動的に適切なCUT-Serverフォルダに置きます。画像の印刷が終わったらCUT-Serverを開くことができ、設定を確認して「今すぐカット」をクリックします。

カッター ホット フォルダ

これはもっとも一般的なワークフローです。いったんRIP-Queueが画像を処理したら、RIP-Queueはカットファイルを作成してカッター用にホットフォルダに保存します。CUT-Serverはカッターホットフォルダを自動的に認識しますので、ジョブはCUT-Serverのジョブリストで表示されます。

カット ファイルを手動で開く

カットファイルを手動で開くには、ツールバーで「開く」をクリックしてカットファイルを参照します。認識されるカットファイルのファイル拡張子は「.xml」です。使用するカットファイルがネットワーク、または他の場所で保存されている場合にこのオプションを使用します。正確さを確実にするには、すべての設定を確認することに注意してください。

バーコードのスキャン

1. 「バーコードをスキャン」を使って CUT-Server にカットファイルをインポートするには、メインツールバーにある「バーコードをスキャン」ボタンをクリックします。

2. [フィールドにバーコードを入力、またはバーコードリーダーでバーコー

92 輪郭カット - 上級ガイド

各カッターは設定が異なりますので、使用カッターのポート設定とデバイス設定をするにはユーザマニュアルガイドブックを参照してください。

RIP-Queueでのカットパスの詳細につきましては、RIP-Queueのオンラインヘルプをご覧ください。 (http://help.onyxgfx.com/x10/rip-queue.)

バーコードを使用するには、ジョブが関連するバーコードで作成されている必要があります。

図 11 — カッター設定の編集

図 12 — バーコードをスキャン

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ドをスキャンしてバーコードを入力します。

3. [OKをクリックします。

ドラッグ アンド ドロップ

カットファイルをCUT-Serverにドラッグ&ドロップすることができます。これをするには、ファイルを選びアプリケーションにファイルをドラッグ&ドロップします。。

カスタム ホット フォルダ

CUT-Serverがネットワークフォルダ、またはもう1つの場所を認識できるように、カスタムホットフォルダを作成することができます。これを行うには、メインツールバーで「アプリケーションの設定」をクリックします。ジョブ > 追加をクリックし、アプリケーションの設定ダイアログで参照します。

アーカイブ(保存)

CUT-Serverでのアーカイブでは、古いカットファイルを保存することができます。しばらくするとカッター領域が古いカットファイルで混みあったようになります。アーカイブを使用することで、カットファイルを削除せずにこの領域をクリアにすることができます。

カットをした後アーカイブにカットファイルを自動的に送るには、初期設定 > ジョブ >カット後にジョブをアーカイブをクリックします。

アーカイブのダイアログ(図13)を開くには、メインツールバーにある「アーカイブ」をクリックします。このダイアログは関連したカットファイル名によって、使用する各カッターをリストします。ファイルを選び「ファイルを復元」をクリックすると、カットファイルの復元および再使用ができます。アーカイブをクリアにしたい場合は、削除したいファイルをハイライトし「ファイルの削除」をクリックします。

カッター設定の追加 カッターの設定では、使用するカッターのナイフ圧や速度といった設定を定義します。ツール領域にある「カッターの設定」ドロップダウンメニューを使って、使用したいカッター設定を選択します。

カッティングワークフロー

いったんカッターをインストールしたら、使用するカットファイルをジョブリストに追加することができます。

カットジョブをカッターに送信するには:

1. CUT-Server ウィンドウでは、プレビュー領域でカットパスを表示するためにジョブリストから希望するカットジョブをハイライトします。

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図 13 — アーカイブ

図 14 — カッター設定の追加

カッターパネルにある「カッターの設定」をクリックして、他のカッター設定を作成することができます。

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2. カットパスを調べたい場合は、ズームツールとパンツールを使用します。プレビューをリセットするには、ズームドロップダウンメニューを使い「Window に合わせる」を選択します

3. カッターにプリンタをロードします。回転を変更する場合は、正しい向きを確認するためにプレビューをチェックします。

4. 「今すぐカット」をクリックします。

レイヤー設定

使用しているカッターが複数のレイヤーカットをサポートしている場合、カットファイルツールセクションでリストされている各レイヤーは、レイヤー自身のカッター設定の選択ができます。これは、たとえば全ての同じカットジョブリスト内で、浅いキスカットでいくつかのパスをカットすることができたり、メディアを介して他のパスを同時にカットすることができます。

たとえ使用しているカッターが複数のレイヤーカットをサポートしていない場合でも、CUT-Server は異なる設定で個々のレイヤーをカットする方法を提供します。カッター設定の選択をして、使用したいカッター設定の選択以外の全てのレイヤーを非選択状態にし、カットします。そしてカッター設定を変更し、設定を適用したいレイヤーを選んで再度カットをします。

自動レイヤー作成

各カットジョブには、少なくとも1つのレイヤーがあります。元のソースファイルや RIP-Queue アプリケーションの設定によりますが、カットジョブは自動的に生成された複数のレイヤーを持つことがあります。

レイヤーに特定のカッター設定の選択を自動的にしたい場合は、カットレイヤーとしてカッター設定に同じ名前をつけます。例えば「輪郭カット1」という名前のカッター設定は、カットレイヤーに対して「輪郭カット1」という名前で自動的に選択されます。カットレイヤー名と一致するカッター設定の選択がない場合は、デフォルトのカッター設定がレイヤーに対して選択されます。

各レイヤーのカッター設定の選択は、手動で変更することができます。X10では、レイヤーに名前をつける機能が向上しています。以前はカットレイヤーの名前は、1から9までの番号でカッタープレフィックス(例::輪郭カット)を持つ必要がありました。X10では、レイヤーはより説明的な名前でプレフィックスに追加することができます。(例)輪郭カットキスカット、輪郭カットスルーカット、輪郭カットパーフォレーション

手動でレイヤー作成

次の手順で新カットレイヤーを手動で作成することができます。

94 輪郭カット - 上級ガイド

図 15 — レイヤーセクション

図 16 — レイヤー情報パネル

カットレイヤーおよび設定の変更は、自動的に保存されません。レイヤーおよび設定の変更を確実に保存するには、ファイルメニューから「保存」を選びます。

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1. カットファイルツールパネルの下方にある「新レイヤーを追加」をクリックします(図 17)。

2.レイヤーに名前をつけ、OKをクリックします。

3. 新レイヤーに「カッター設定」の選択を作成します

4. 新レイヤーにカットパスを追加します。

カットパスおよびレイヤーの管理

パスを選択し、レイヤー情報パネルにドラッグしてカットパスをレイヤーに移動することができます(図 16)。またパスの上で右クリックをしてレイヤーを割り当てることもできます。

パスがどのレイヤーに割り当てられるかを見るには、パスをクリックします。パスを割り当てたレイヤー情報パネルをハイライトします。またレイヤー情報パネルをクリックして、どのカットパスがレイヤーに割り当てられたかを見ることもできます。

レイヤーはレイヤー情報パネルにあるチェックボックスを使って有効、および無効にすることができます。

レイヤー名の変更

次の手順でカットレイヤーの名前を変更することができます。

1. 名前を変更したいレイヤーに、「レイヤー情報パネル」を選択します。

2. カットファイルツールパネルの下方にある「選択したレイヤーの名前を変更」ボタンをクリックします(図 17)。

3. レイヤーに新しい名前をつけ、OKをクリックします。

レイヤーの再編成

カット操作によっては、特定の順序で実行する必要があります。例えば、カットを通してキスカットが最初に行われなければなりません。次の手順でカットレイヤーの順序を変更することができます。

1. 移動したいレイヤーのレイヤー情報パネルを選択します。

2. カットファイルツールパネルの下方にある 「レイヤーを上に移動」ボタン、もしくは「レイヤーを下に移動」ボタンをクリックします(図1 7)。

レイヤーの削除

次の手順でカットレイヤーを削除することができます。1. 異なるレイヤーを保持するために、希望するカットパスを移動します。

2. 削除したいレイヤーの「レイヤー情報パネル」を選択します。

3. カットファイルツールパネルの下方にある「選択したレイヤーを削除」をクリックします(図 17)。

4. OKをクリックします。

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図 17 — 新規レイヤーの追加

少なくとも1つの有効なカットパスがある場合に、レイヤーは有効となります。

カットレイヤーが削除される際に、レイヤーが割り当てられた全てのカットパスは同様に削除されます。

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104 レイアウトフロントエンド - ユーザ ガイド

初期(アプリケーション)設定

アプリケーション設定は、アピアランス、およびアプリケーション機能をカスタマイズすることができます(図 18を参照)。プレファレンスを設定するには、メインスクリーンツールバーの「初期設定」をクリックし、修正したいオプションを選択します。アピアランス、カッター、ジョブ、ショートカット等を選ぶことができます。またアプリケーション情報を見るためにバージョン情報を選択することもできます。

アピアランスの変更

[表示] はアプリケーション設定で表示される最初のダイアログです (図 11 を参照)。これらの設定を使用してプログラムの一般的な表示を変更します。

• ルーラーを使用- このオプションは、ルーラーをプレビュー画面の上部および左側に表示します。

• ツールバー ボタンにテキストを表示 - このオプションは、ツールバー アイコンの下にテキストを表示します。

• カットファイルを削除する際に警告を表示 - このオプションはカットファイルを削除する時に、確認のために警告メッセージとして表示します。

• プレビューに給紙方向を表示 - このオプションは、プレビュー画面の上に給紙方向を示す矢印を表示します。カット ジョブを回転した場合、これはメディアの向きを示します。

• カット パスをアニメート - このオプションは、カット パスをアニメートされた点線として表示します。

• オペレーティングシステムのボタンおよびコントロールを使用 - このオプションは、ボタンとコントロールでご使用のオペレーティングシステムのデフォルトオプションに変えることができます。

• デフォルトのフォントサイズを使用 - このオプションは、ユーザ インターフェイスのフォント サイズを表示します。フォントサイズをデフォルトから変更するには、このオプションを選択しないでください。フォント サイズは、画像のフォントを調整することはありません。

• 言語 - このオプションは、ユーザー インターフェイスの現在の言語を表示します。ドロップダウン メニューを使用して、希望する言語を選択します。変更を有効にするため、プログラムを再起動するよう促されます。

• 単位 - このオプションは、測定の単位を表示します。

図 18 — アピアランス

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カッターの管理

カッターオプションを使って使用するカッターを管理することができます。カッターオプションにアクセスするには、メインツールバーで「初期設定」をクリックし、「カッター」をクリックします(図 19)。カッターウィンドウのデバイス管理セクションでカッターデバイスリストが表示されます。

• カッターの追加 - 新しいカッターを追加したい場合は、[カッターを追加] ボタンをクリックします。

• カッターの削除 - カッターをリストから削除したい場合は、デバイスを選択して [カッターを削除] をクリックします。

• カッターの設定 - カッターをリストから設定したい場合は、デバイスを選択して [設定] をクリックします。

カッターウィンドウのアプリケーション設定で、「カットパスを分類」と「カットパスを開く」のチェックボックスが表示されます

• カット パスの分類 - このオプションはデフォルトで有効にされており、カット中にメディアのカッティングの調整を低減する論理的な方法でカットパスの分類をすることにより、精密さと効率性を向上させます。

• オープンカットパスを許可 - このオプションはカッターがオープンパスをそのまま残し、カッターの開始点に戻らないようにします。これはカットパスを作成する時に、エラーのマージンを作ります。

ジョブの管理

[アプリケーション設定] のダイアログ左側の [ジョブ] アイコンを選択して、[ジョブのオプション]を開きます(図 20 を参照)。これらの設定を使用してアーカイブ オプション、およびホット フォルダを設定します。

ラジオボタンは、カット後にどのようにジョブが処理されるかを操作します。

アーカイブオプション• カット後にジョブに対して何もしない - このオプションは、ファイルを手動で削除するまで ジョブ リストのジョブをそのままにします。ジョブを選択して右クリックメニューの [削除]、またはツールバーの [削除アイコン] を選択すると、ジョブリストのファイルを削除することができます。

• カット後にジョブをアーカイブ - これはジョブを自動的にアーカイブ リストに移動します。ジョブを選択し右クリックメニューの [アーカイブ] を選択すると、ジョブ リストのジョブを手動でアーカイブすることができます。ツールバーの [アーカイブ] アイコンを使用して、アーカイブされたジョブを復元または削除します。

図 19 — カッター

図 20 — ジョブ

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104 レイアウトフロントエンド - ユーザ ガイド

• カット後にジョブを削除 - これはカット後にジョブをリストから削除します。

ホットフォルダCUT-Server は自動的に ONYX ホット フォルダを認識し、カット ファイルを対象となるカッターのジョブ リストに表示します。CUT-Server はネットワーク、または他のロケーションから[カスタム ホット フォルダ]のリストを表示します。

チェックボックスを使用してアクティブ ホット フォルダを有効にします。

• 追加 - カスタム ホット フォルダを追加したい場合は、[追加] をクリックして場所を参照します。ホット フォルダは無制限に追加することができ、また定義済みホット フォルダ内のカット ジョブは全てジョブ リストに表示されます。

• 編集 - リストのホット フォルダを編集したい場合は、エントリーを選択して [編集] をクリックします。これで新しい場所を参照することができます。

• 削除 - リストのホット フォルダを削除したい場合は、エントリーを選択して [削除] をクリックします。

ショートカットの表示

[アプリケーション設定] ダイアログ左側の [ショートカット] アイコンを選択し、ショートカット キー ストロークを表示します(図 21 を参照)。これらは表示されるのみで、編集することはできません。

バージョン情報の表示

[アプリケーション設定] のダイアログ左側の [バージョン情報] を選択して、CUT-Server 情報を表示します。図 21 — ショートカット

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レイアウト フロントエンド目的この章ではレイアウト フロントエンドについて紹介します。 この章を完了すると、次のことが理解できるようになります:

• レイアウト フロントエンドの目的

• レイアウト フロントエンドの機能

フロントエンドとは?レイアウト フロントエンドは、複数の画像を即座に直接操作することができます(図 1)。複数のアプリケーションで 1 回につき 1 つの画像を修正・印刷する代わりに、レイアウトを使用すると 1 つのアプリケーションを使用してあらゆる数の画像を開き、修正、編成、印刷することができます。 RIP-Queue とは異なりレイアウトはクイック セットを使用しないので、画像が RIP-Queue に送信される前にのみ使用が可能です。これによりメディアの画像の編成をカスタマイズし、簡単なツールを使って画像の修正ならびにプリンタとメディア設定の選択をした後に、各画像を個々に Preflight に送るよりも早くネストを RIP-Queue に送信することができます。印刷ボタンをクリックするとネストは処理され、RIP-Queue に送信されてから単一の画像として印刷されます。画像はそれぞれの修正後ではなく、印刷段階でのみ処理されるので変更は即座に反映されます。

またレイアウトにはタイルのオーバーラップ、複数ジョブ、画像の裁ち切り、簡単なカラー コレクションおよびバリアブルデータといった、いくつかの新しい機能があります。

レイアウトは画像をどのようにメディアに配置したいかを編成することができるので、フラットベッド プリンタには特に役に立ちます。可能な限りメディアを節約、タイルのオーバーラップ、基本修正、バリアブルデータを使用する際には、レイアウトを使用する必要があります。 クイック セットで処理されるジョブには、レイアウトを使用しないでください。

レイアウト フロントエンドの使用レイアウト フロントエンドは、扱いやすくシンプルにデザインされています。次のセクションでは基本機能について説明します。特定オプションの詳細については、オンラインヘルプをご覧ください(http://help.onyxgfx.com/x10/layout)。

100 レイアウト フロントエンド - 上級ガイド

11レイアウト フロントエンドを所有していない場合は、キー アップデートについて販売代理店までお問い合わせください。

図 1 — レイアウト フロントエンド

ネストとは、印刷用に 1 つのユニットとしてまとめられたジョブのグループです。

[タイルを重ねる] は、多くの画像周辺の白い境界を透明にすることにより、ほとんどののメディアを節約することができます。 これにより、タイルを重ねてメディアを節約することができます。たとえば、図 1 のボトルを見てください。

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アプリケーション設定アプリケーション設定(図 2 を参照)は、メイン ツールバーの [アプリケーション設定] ボタンをクリックしてアクセスすることができます。アプリケーション設定は、次のオプションを操作します:

• アピアランス - このオプションはプログラム、カット パス カラー、測定単位、言語設定の基本的な表示を操作します。

• 品質オプション - このオプションでは印刷前の画像処理の速度、および品質を設定します。このオプションは最終印刷物の品質にも影響を与えます。

• 画像オプション -このオプションは画像の処理や印刷オプションの調整をすることができます。

• カッター - このオプションはカッターを管理します。カッターを追加、削除、設定することができます。

• ショートカット- このオプションは、レイアウト フロントエンドで使用されるショートカット キーを表示することができます。

• バージョン情報 - このオプションは、アプリケーションの情報について表示します。

[画像ツール] タブ[画像ツール] タブ(図 3 を参照)は、サイズ、タイル表示、カラーマネージメントといったジョブ設定を操作します。 [画像ツール] タブのいずれかオプションにアクセスするには、タブをクリックしてから適切なオプションを選択します。これらのオプションの多くは、Preflight の章で説明されています。また、オンラインヘルプをご覧いただくこともできます (http://help.onyxgfx.com/x10/layout)。

• サイズ クロップ - このオプションでは画像の幅、高さ、倍率、向きを設定します。 [画像のクロップ] ボタンをクリックすると、画像をクロップすることもできます。 • タイル - このオプションは自動、または手動設定で画像のタイルおよびタイルのオーバーラップを設定します。

• カラーマネージメント - このオプションは画像カラーコレクションツールを使用して、画像の色を修正します。画像カラーコレクションツール(図 4 を参照)を開くには、画像を選択して [基本調整] ボタンをクリックします。適切な色をクリックして画像を調整します。それぞれの色ごとのプレビュー ウィンドウでは、その色をもっと追加した場合に画像がどのように見えるかを表示します。画像の下部に沿って配置されている適切なボタンを使用すると、明るさ、コントラスト、彩度を修正することができます。

• カラー置換 -このオプションは、1 つの色を選択し、それを別

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図 4 — 画像の色補正

図 2 — アプリケーション設定

図 3 — [画像ツール] タブ

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の色に変更することができます(図 5 を参照)。

• カット パス - このオプションは自動的にカット パスを作成します。

• ラベル - このオプションは、どの情報をラベルに表示するかを操作します。またラベルの場所、および外観も操作します。

• マーク - このオプションでは画像と共に印刷されるマークを設定します。

• 画像ブリード - このオプションは、裁ち切りの画像を印刷することが可能となり、カラー、複製、ラップ、ミラーから選ぶことができます。画像ブリードはカット画像に滑らかな縁を残します。

• バリアブルデータ - このオプションでは、テンプレート画像を作成して、画像の特定の部分を画像から画像に修正することができます。それぞれの画像を個々に修正する代わりに、バリアブルデータはデータを表計算シートからインポートすることができます。その後、レイアウト フロントエンドは自動的に適切なデータを事前に定義されたフィールドに挿入します。このオプションは通常、価格の広告、名刺、ネーム プレートといった類似した項目を印刷する際に使用されます。 • パッケージテンプレート -このオプションは自動的にメディア上にある画像の再寸法、複製、配列をするテンプレートの使用や作成ができます。[画像を開く]を選び、ドロップダウンメニューを使ってテンプレートを選択、または新規テンプレートを作成するために「テンプレートマネージャ」をクリックします。これはテンプレートを開いた画像に適用します。

[ページ ツール] タブ[ページ ツール] タブ(図 6 を参照)は、最初の画像レイアウトおよびカッター マークを操作します。 [ページ ツール] タブのいずれかのオプションにアクセスするには、タブをクリックしてから適切な機能オプションを選択します。

• 設定 -このオプションでジョブに名前をつけることができ、画像にウォーターマークを適用することができます。

• レイアウト — このオプションでは、それぞれの画像間の縦横のスペースを設定することができます。また画像を自動的に配置し、オフセットを追加することもできます。画像を手動で配置するには、画像をクリックして特定の場所までドラッグします。

• カッターマーク - このオプションにより輪郭カット用にバーコードを画像に配置して、使用するカッターマークの種類およびサイズを特定することができます。またカッターマークを手動で画像に配置

し、メディアの使用および効率性を最大限にすることができます。

102 レイアウト フロントエンド - 上級ガイド

図 5 — カラー置換

図 6 — ページ ツール タブ

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[画像] タブ[画像] タブ(図 7 を参照)は、現在のネストのジョブを表示します。各画像は関連したタイルと共にリストされます。各画像の横にある [印刷] オプションを選択、または選択解除することにより、印刷したい画像やタイルを選択することができます。画像を選択解除をしてもジョブで使用できますが、表示または印刷されることはありません。これにより特定のタイルのみ、または ポストスクリプト ファイルでは特定のページのみを印刷することができます。画像を選択して削除を押すと、画像を削除することができます。

プリンタおよびメディア オプションアプリケーション ウィンドウ下部の [プリンタおよびメディア オプション] セクション(図 8 を参照)には、プリンタならびにメディア設定が表示されます。ドロップダウン矢印を使用して設定を選択します。これらの設定は、RIP-Queue の設定と一致している必要があります。

• プリンタ - このオプションは、使用したいプリンタを選択することができます。すでに RIP-Queue にインストールされたプリンタは、レイアウト フロントエンドで自動的に使用可能となります。

• カッター - このオプションにより、使用したいカッターを選択することができます。[アプリケーション設定 > カッター > カッターの追加] と進み、カッターを追加することができます。 • メディアグループ - このオプションにより、使用したいメディアの設定を選択することができます。

• メディア - このオプションにより、使用したいメディアを選択することができます。

• モード - このオプションはモードを設定します。

• 用紙サイズ - このオプションは用紙サイズを設定します。

• 印刷ボタン - このオプションは、印刷およびカットを操作します。設定に応じて印刷、カット、印刷およびカットのいずれかが可能となります。

ジョブレイアウトはジョブを使用して画像を編成します。ジョブとは、印刷用に 1 つのユニットとしてまとめられた画像のグループです。アプリケーション ウィンドウ下部を右クリックすると、ジョブの作成、削除、名前の変更ができます(図 9 を参照)。また緑の「+」をクリックしてジョブの追加、あるいはジョブを選び赤の「X」をクリックしてジョブを削除することもできます。ジョブ間で切り替えるには、表示したいジョブをクリックします。

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図 7 — 画像タブ

図 8 — プリンタおよびメディア オプション

図 9 — ジョブ

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104 レイアウトフロントエンド - ユーザ ガイド

さらにアプリケーションの左上のコーナーで「ジョブを保存」をクリックして、ジョブの保存をすることもできます。ジョブを保存したい場所を参照します。後で保存したジョブを再度開く場合は、「ジョブを開く」をクリックします。

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Windows Vista および Windows 7ユーザの皆様へ

仮想プリンタで設定を調整できるように、下記の設定が適用されていることを確認してください。

UAC (ユーザ アカウント コントロール)状態

管理者特権 アプリケーションおよび仮想プリンタへの影響

オフ はい アプリケーションは正常に動作します。仮想プリンタ設定にアクセスできます。

オフ いいえ アプリケーションのアイコンを右クリックして「管理者として実行・・・」を選択する必要があります。アプリケーションが正常に動作し、仮想プリンタへの変更をすることができます。UAC状態は仮想プリンタ設定へのアクセスには影響することはありません。このアクションが管理者特権とプリンタ設定へのアクセス権を与えない場合は、いったんログオフをして管理者アカウントで再ログインをするか、もしくはUACをオンにします。

オン はい アプリケーションは正常に動作します。仮想プリンタ設定にアクセスできます。右クリックをして「管理者として実行・・・」を選択すると、このアクションをキャンセルまたは許可するかを尋ねる警告が表示されます。「許可」を選択します。

オン いいえ アプリケーションのアイコンを右クリックして、「管理者として実行・・・」を選択します。ダイアログが開き、管理者特権とともにユーザアカウントが表示されます。希望するアカウントを選び、パスワードを入力します。アプリケーションが正常に動作し、仮想プリンタへの変更が可能になります。UAC状態は仮想プリンタ設定へのアクセスには影響することことはありません。

* 仮想プリンタにおける調整可能な設定には、次の事項が含まれています:用紙サイズの追加/削除/編集、メディアの追加/削除/名前の変更、キーワードの追加/削除/編集、プリンタ名の変更、プリンタのアクティブ/非アクティブ、クイックセットの追加/削除/名前の変更、モードの追加/削除/名前の変更