札幌水道ビジョン後半期の見直し
札 幌 市 水 道 局
資 料 水-3
作 成 水 道 局 総 務 部
提 出 令和元年7月 30 日
『札幌⽔道ビジョン』後半期の⾒直し
札幌市営企業調査審議会⽔道部会令和元(2019)年7⽉30⽇
札幌市⽔道局1
1札幌⽔道ビジョンの位置付け•(計画期間は平成27(2015) 6(2024)年度の10年間)•「札幌市まちづくり戦略ビジョン」の⽔道に関する個別計画•厚⽣労働省が策定を求めている地域⽔道ビジョン
… 2015(H27)
2016(H28)
2017(H29)
2018(H30)
2019(R元)
2020(R2)
2021(R3)
2022(R4)
2023(R5)
2024(R6)
…
⽔道事業ビジョン
新⽔道ビジョン(厚⽣労働省) 個別計画
札幌市まちづくり戦略ビジョン
札幌⽔道ビジョン2
2札幌⽔道ビジョンの計画体系•構想編と施策編の2部構成
構想編…⽔道事業の基本理念や⽬標、事業展開の考え⽅施策編…計画期間中に重点的に取り組む主要事業や財政収⽀⾒通し
•財政収⽀⾒通しは、社会経済情勢の影響による変動が⼤きいことを踏まえ前半5年間のみ掲載
2015(H27)
2016(H28)
2017(H29)
2018(H30)
2019(R元)
2020(R2)
2021(R3)
2022(R4)
2023(R5)
2024(R6)
構想編
基本理念 ⽬ 標 基本⽅針
財政収⽀・事業費10年間の具体的な取組や⽬標施
策編
札幌⽔道ビジョン
3
3後半期の⾒直し•構想編の基本理念や考え⽅は変えずに維持していく•施策編について、ビジョン後半の財政収⽀や事業費を⽰すとともに各事業の具体的な取組の内容を⾒直す
2015(H27)
2016(H28)
2017(H29)
2018(H30)
2019(R元)
2020(R2)
2021(R3)
2022(R4)
2023(R5)
2024(R6)
構想編
基本理念 ⽬ 標 基本⽅針
札幌⽔道ビジョン
⾒直し部分
10年間の具体的な取組や⽬標財政収⽀・事業費
施策編
4
4⾒直しのスケジュール審議会⽔道部会
審議会⽔道部会
議会(建設委員)
素案の策定
改定版の公表
2019.7
2019.11 122019.12 1
2020.35
⾒直しの概要
6
•近年の実績を踏まえ、⽔需要予測の⾒直しを⾏い、ビジョンの後半となる令和2(2020)年度以降の財政収⽀の⾒通しを策定⽔需要予測前回の統計と⽐べ、ピークは平成27(2015)年度から令和2(2020)
年度にずれ、⼀⽇最⼤給⽔量は⼩幅であるが減少している。
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0
200
400
600
800
1000
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200
400
600
800
1000
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1400
1600
1800
2000
2200
1日最大給水量(千 /日)
人口(千人)
給水人口 1日最大給水量 近似曲線
実績 予測
給水人口(左軸)
1日最大給水量(右軸)
1⽔需要予測の⾒直し
2主要事業の取組内容の⾒直し① 災害対策の強化北海道胆振東部地震における課題や教訓を踏まえ、庁舎へ
の⾮常⽤発電機を導⼊するほか、耐震化に関わる事業の⾒直しを⾏う。
② お客さまサービスの向上「利⽤者の視点に⽴った事業展開」のもと、電話受付セン
ターの機能改善により対応品質の向上を図るほか、冬期間でも正確な検針が可能となる無線式メーターの設置地域の拡⼤を進める。
③ 取組の進捗に合わせた⾒直しビジョン前半の評価や各取組の進捗状況、情勢の変化に合
わせて、各種事業の取組内容やスケジュール、指標を⾒直す。8
災害対策の強化配⽔管の更新
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〇⽬ 的
〇事業期間
管の腐⾷による漏⽔を未然に防⽌して健全性を確保
平成25年度(2013年)から約80年間ですべての配⽔枝線を更新する。
※更新の際には耐震性の⾼い⽔道管を⽤いている
平成25年度(2013 6年度(2024年)《第1期更新事業期間》
災害対策の強化配⽔管の更新 [液状化対策]
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清⽥区の⼀部地区など、液状化の可能性がある緊急性の⾼い地域の配⽔管の更新を前倒し、耐震化させる。
〇北海道胆振東部地震による被害清⽥区の⾥塚地区などでは液状化の影響により⽔道管が
抜け出して漏⽔し、⼀部地域で3⽇間断⽔になるなど、市
〇被害をふまえて
※対象管路:配水枝線のうち、漏水した際の影響が大きい管路
(管⼝径200 350mm)
〇予定事業期間令和2年度(2020年) 6年度(2024年)
災害対策の強化配⽔管の更新 [対象管路の⾒直し]
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腐⾷による漏⽔を予防するための管路更新
液状化対策など緊急性の⾼い地域における管路更新
見直し(案)これまでの更新事業
腐⾷対策のための更新に加えて、液状化対策など緊急性の⾼い地域における耐震性の⾼い管を⽤いた更新も事業の対象として進める。
腐⾷による漏⽔を予防するための管路更新
災害対策の強化
・北海道胆振東部地震で発⽣した停電(ブラックアウト)で、⾮常⽤発電機が整備されていない庁舎では、全ての電気設備が使⽤不可能となった。・電⼒は、業務継続に不可⽋な業務資源であり、商⽤電源が断たれた状態でも業務継続を可能にするために、⾮常⽤発電機を整備する。
業務継続計画の推進 [⾮常⽤発電機の整備]
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図 ⾮常⽤発電機イメージ
2019(R1)
2020(R2)
・資材センター・⼭本緊急資材庫
・北部⽔道センターなど
表 整備スケジュール
お客さまサービスの向上
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電話受付センターの機能改善◆ 現状の課題・応答率(着信数のうちオペレータが対応できた割合)の低さ・利⽤者からの問い合わせに対する応対内容が不均⼀・過去の利⽤者からの対応履歴が管理できていない
◆ 取組内容・外部庁舎での業務実施によるオペレータの確保・利⽤者の問い合わせに迅速に回答するためのFAQの整備・利⽤者の対応履歴を⼀元的に管理するためのシステムの導⼊
お客さまサービスの向上!
今後のスケジュール令和元年12⽉から⽔道局本局庁舎外での業務を開始し、オペレータの確
保を図ることで、応答率の改善を図ります。また、次年度以降にシステムの構築を⾏い、現状の課題の解決を進めていきます。その他、最新の技術や先進的なサービスの調査・検討を進め、さらなる
応対品質の向上につなげていきます。
お客さまサービスの向上無線式メーターの設置地域の拡⼤
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積雪等でメーターの指針値を確認できない場合、⽔量を推定して概算請求を⾏い、雪解け後の検針で料⾦の過不⾜を精算しており、利⽤者にとってわかりにくい料⾦請求となっているのが実情
正確で効率的な検針が可能に!
積雪時も検針可能な、無線式メーターの設置地域を全市に拡⼤していく・清⽥・南・⼿稲の3区を先⾏して令和2年度から5年間で導⼊・他の6区※は令和7年度から導⼊ ※厚別区は既に導⼊済み
(メーターボックス内)発信機
専⽤受信機と検針端末
○地下式メーターメーターボックスの蓋を開けて⽬視により指針値を確認
○無線式メーター無線通信により専⽤受信機で指針値を確認
主な事業の進捗豊平川⽔道⽔源⽔質保全事業 [主要事業1]
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取水堰導水路
放流調整池
藻南橋
①
②
③
④
豊平川白川浄水場
支流
バイパス導水路 全長 約10km
豊平川
取水堰H29~R2
放水口H30~R2
定山渓地区 白川取水口
その3工区(1.2㎞)H28~R1
その2工区(3.3km)H26~R1
その1工区(5.1km)H26~R1
掘削方向掘削方向
放流調整池
白川浄水場
整備済
整備中
未整備
水管橋H24~27
地中接合
導⽔路⼯事等の進捗状況
取水堰施工状況 掘削完了状況(その3工区)
シールドマシン
主な事業の進捗豊平川⽔道⽔源⽔質保全事業 [主要事業1]
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地中接合
今後の予定放流調整池関連施設 概要図
※放流調整池の役割水圧を調整し、ヒ素を一定程度除去する
導水路(その1工区)(完成)
接合井(未発注) 斜面管路(工事中)
放流調整池(未発注)
至 取水堰
豊平川
インクライン(資材運搬用昇降設備)
放流調整池建設予定地
放水口(工事中)
主な事業の進捗⽩川浄⽔場改修事業 [主要事業4]1 改修の進め⽅第1期改修事業既存浄⽔場の改修時に低下する供給能⼒を補うため、新浄⽔場を建設する。⾃然流下をより有効に活⽤できるよう取⽔導⽔施設を上流に移設する。
第2期改修事業既存浄⽔場の改修を進める。
H27 H28 H29 H30 H31(R1)
H32(R2)
H33(R3)
H34(R4)
H35(R5)
H36(R6)
H37(R7)
新浄⽔場の整備
新取⽔導⽔施設の整備
2 進捗令和元年度の取組新浄⽔場・新取⽔導⽔施設の実施設計の発注事業⽤地の取得 など
スケジュール
調 査 ・ 設 計 第⼀期改修事
業計画の策定
⽔需要の動
向を踏まえ
た再検討
設 計 ・ 施 ⼯
設 計 ・ 施 ⼯
令和元年度事業計画を策定予定
調 査 ・ 設 計
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