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さくらとエンジニアの幸せな未来を実現するための組織づくり @Developers Summit 2016 KANSAI #devsumi

セッション【A-3】エンジニアの教育と成長についての課題と、組織で行っていること

2016/9/14 さくらインターネット株式会社 執行役員 技術本部 副本部長 江草 陽太

(C) Copyright 1996-2016 SAKURA Internet Inc

執行役員 技術本部 副本部長

江草 陽太

自己紹介

【所属等】

さくらインターネット株式会社 新卒入社2年目

【開発案件】

• さくらの専用サーバ • さくらのVPS

API/DB/制御システム担当

• さくらのIoT Platform α 設計・開発 ソフトウエア/インフラ/組み込みエンジニア 新卒/中途採用 etc…

【その他】 • ICTトラブルシューティングコンテスト実行委員 • Home NOC Operators’ Group (AS59105) • JANOG38 実行委員 (ORG)

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@chibiegg

自己紹介

【経歴】

• ロボカップジュニア (中学・高校)

• 大阪大学工学部電子情報工学科情報通信工学専攻

• 個人事業主

• NHK大学ロボコン

• 大阪大学大学院工学研究科中退

• SECCON CTF 2014 国内4位

【専門】

• システム設計/コーディング

• Webアプリケーション

• NW/SC/DBスペシャリスト

• 回路設計/組み込み開発

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本日のアジェンダ

1. 当社、サービスのご紹介

2. 当社の現状と課題、社会背景について

3. 変化し始めたさくら、その取り組み

4. まとめ

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本日のアジェンダ

1. 当社、サービスのご紹介

2. 当社の現状と課題、社会背景について

3. 変化し始めたさくら、その取り組み

4. まとめ

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さくらインターネットのご紹介

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インターネットインフラの提供を事業ドメインとして、

大阪、東京、北海道の3都市に5つのデータセンターを展開

1996年12月に現社長の田中邦裕が、 舞鶴高専在学中に学内ベンチャーとして創業。

1999年8月に株式会社を設立。10月には、 第1号となるデータセンターを本町に開設。

2005年10月に東京証券取引所 マザーズ市場に上場。

2011年11月、北海道石狩市に国内最大級の郊外型大規模データセンターを開設。

石狩データセンター開設 2011

東証マザーズ上場 2005

さくらインターネット創業 1996

・最初のデータセンター開設 1999

・株式会社を設立

2015年11月に東京証券取引市場第一部に市場変更。

東証一部に市場変更 2015

商 号 さくらインターネット株式会社

本 社 所 在 地 大阪市中央区南本町一丁目8番14号

設 立 年 月 日 1999年8月17日 (サービス開始は1996年12月23日)

上 場 年 月 日

2005年10月12日(マザーズ)

2015年11月27日(東証一部へ市場変更)

資 本 金 8億9,530万円

従 業 員 数 339名(連結) (※2016年3月末)

会社概要

さくらインターネット石狩データセンター

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東京ドーム約1個分の敷地面積(51,448㎡)

札幌から車で20~30分とアクセスも容易

さくらインターネット石狩データセンター

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最終完成イメージ

計5棟、最大6,800ラック規模

サービスラインアップ

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データセンターにまつわるすべてのサービスを提供

新たに開発中のサービス

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Arukas さくらのIoT Platform α 高火力コンピューティング

各拠点の風景

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大 阪 本 社

さくらブランチ 東京支社 さくらガレージ

石狩データセンター

さくらに集う仲間たち

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UXデザイン

アプリ ケーション

ビジネス推進

ハードウェア ミドルウェア

さくらが使用する多様な技術

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…等々

本日のアジェンダ

1. 当社、サービスのご紹介

2. 当社の現状と課題、社会背景について

3. 変化し始めたさくら、その取り組み

4. まとめ

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当社の現状と課題

会社規模が大きくなるにつれ、いくつかの問題が表面化してきた

1. 部門間のコミュニケーションがスムーズに進み

づらい

2. 会議の増加

3. ルールの増加、複雑化、形骸化

4. 社員の成長を支援する仕組みが未整備

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エンジニア育成に関するこれまでの課題

スキルを持った人員を即戦力として採用。

業務の必要に迫られる形で学ぶ以外に、計画的、組織的に

エンジニアの成長を支える仕組みがなかった

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長期的に技術力を強みとし、いわゆる技術的負債を発生さ

せないためには、技術のトレンドへ追随していくことが必

要だが、それを推進できていなかった

課題1

課題2

社会背景

第4次産業革命

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モノがつながり

ソフトウェアで制御され

高度に自動化される世界

IoT、機械学習、ロボット技術

等による、大きなイノベーションが実現する

本日のアジェンダ

1. 当社、サービスのご紹介

2. 当社の現状と課題、社会背景について

3. 変化し始めたさくら、その取り組み

4. まとめ

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当社の取組み

1.X理論⇒Y理論ベースへの転換

•自主性を尊重する経営手法へシフトしていきま

2.組織、ルールの大幅な変更

•技術本部を中心とした組織変更を実施

•勤怠ルールの変更

•多様性の重視

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新組織イメージ

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PD … プロデューサー GM … グループマネージャー

本部 キャリア

プロジェクト 業務 GM GM GM

PD

グ ル ー プ

評価

育成

採用

グ ル ー プ

評価

育成

採用

グ ル ー プ

評価

育成

採用

新組織のポイント

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Point.1

複数チーム、プロジェクトに参加できるようになった

これまで課題であったデザインに力をいれるべく、新たにUXデザイングループが組織化された

Point.3

Point.2

エンジニアの成長とキャリアパスを支えることが役割の

GM(グループマネージャー)と呼ばれる役割が新設された

GM(グループマネージャ)という新たな役割

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これに対応するため、業務の推進を担うPD(プロデューサー)と

連携し、人材の育成を促進していくことに特化した

GM(グループマネージャ)という役割を新設した

これまで、業務を推進する管理者が同時にエンジニアのキャリアデザインや成長を促す役割も同時に担っていた

しかし、どうしても後者がおざなりになりがちになってしまう、という課題を抱えていた

ルールを大幅に変更

多様な働き方への対応

在宅勤務への取り組み

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Y理論をベースに、より簡略化 1. タイムカードの押し忘れ、電車遅延の手続き

大幅に簡略化して、業務効率の向上にもつなげる

2. 定時の最大30分前に退出してOKな制度

3. 当日申請で、働く時間を自由に決められる制度

4. 裁量権限の大幅アップ(稟議など)少額な備品を買うのに

事前承認は不要

本日のアジェンダ

1. 当社、サービスのご紹介

2. 当社の現状と課題、社会背景について

3. 変化し始めたさくら、その取り組み

4. まとめ

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まとめ

• さくらインターネット創業20周年の節目の年を迎え、これまで

の延長線ではない、劇的な変化を始めている

• 成長意欲のあるエンジニアが成長しやすい、働きやすさにこだ

わった組織変更、ルール作り

• 社外の環境の変化に適応できる、より柔軟な組織へ

• エンジニアの幸せな未来を実現することにこだわりを持ち、社

外にも良い影響を与えられるような存在になっていきたい

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さいごに ~さくらがめざすもの~

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ご清聴ありがとうございました

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