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脳卒中のリハビリテーション評価──評価の注意点とピットフォール

12 Vol.26 No.1 2017.1

はじめに

 脳卒中患者の障害はさまざまあるが,運動機能の障害はその中核であり,リハビリテーション(以下リハ)の介入対象としても最も重要なものである.その評価は,日常診療における治療選択・計画,予後の予測,効果の検証とフィードバック,職種間の情報共有,そして臨床研究における帰結尺度,治療開発,国際比較,病態解明等に必須のものである.本稿では,脳卒中の運動機能の評価について概観したうえで代表的評価法をいくつか紹介し,さらには実際の評価にあたっての注意点について

概説する.

脳卒中の運動機能評価法の分類

 運動機能の評価方法は,いくつもの視点で分類が可能である(表1).部位,機能,時期,国際生活機能分類(ICF)や国際障害分類(ICIDH)におけるレベル,使用場面・用途,さらには評価法の構成や特徴というような切り口での分類が可能である.評価法の使用推奨もある程度の分類をして整理したうえで行うような試みもある 1).これらの分類の中では ICFまたは ICIDHに基づいて分類

運動機能の評価

大高洋平 1)

がん リハビリテーション 評価 リスク管理脳血管障害 片麻痺 機能障害 尺度

Evaluation of motor function in patients with stroke.1)Yohei Otaka MD PhD 慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室

内容のポイントQ&A

脳卒中の運動機能評価法の分類は?多種多様な評価法が存在するが,それらを分類することである程度整理して考えることが可能である.

近年では ICF に基づいた分類がよく用いられる.

代表的な総合的評価法は?心身機能・身体構造(機能障害)の代表的な総合評価法としては,National Institutes of Health

Stroke Scale,Japan Stroke Scale,Stroke Impairment Assessment Set,Fugl-Meyer Assessment等があり,前者 2 つは主に急性期において重症度判定に,後者 2 つはリハビリテーションの中での機能の評価に用いられる.

運動機能を評価する際の留意点は?まず患者の状態,治療目的にあわせて,適切な評価法を選択することが大切である.評価を施行する段

階では,脳卒中の特有の運動パターンや代償運動,施行時の姿勢や課題の順番等に配慮が必要である.また,評価の設定条件をしっかり統制しておくことが必要である.

Q1

Q2

Q3