ZGZEZQ 1 年(平成29年) 月 (第3種郵便物認可) 未来...

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とりっこエコ活カーニバル 来月 26 日、倉吉未来中心 「とっとり環境イニシアティブプラン」の取り組み ■「とっとり自然環境館」でエネルギ ー教室などを開催 鳥取県は温室効果ガスの削減な どを目指した実行計画「とっとり 環境イニシアティブプラン」に基づ き、NPOや地域・企業などと連携し た取り組みを続けている。その活動の 一部を紹介する。 とっとり自然環境館(米子市)は、 再生可能エネルギーの利用体験を通じ て資源の大切さを楽しく学ぶ体験教室 を毎月第4土曜日に行っている。対象 は小学生とその保護者。参加は無料で、 事前申し込みが必要。日程は次の通り。 日=地中熱利用のエネルギー 教室とエコツアー▽ 日=バイオ ■実践・参加‼エコ活動に取り組む団 体を支援 マスの活用(発電・熱利用)と料理体 験▽1月 日=温度差エネルギーの活 用方法と工作教室 問い合わせは同館のホームページ、 または0859-21-8533 環境に関する啓発活動や環境学習の 取り組みを行う団体の活動を支援する ため、5万円を上限(補助率2分の1) に補助金を交付している。団体の環境 活動をPRするチラシやリーフレット などの作成費用のほか、環境関連施設 視察のバス代や入館料、セミナーなど の参加料が対象で、取り組み団体を広 く募集している。 ■環境学習会に講師を派遣 自治会や町内会、公民館で開催する 環境学習会に無料で講師を派遣する。 講師は県が登録するとっとり環境教育 ・学習アドバイザーで、地球温暖化、 ごみとリサイクル、再生可能エネルギ ーなど環境に関するさまざまなテーマ に対応する。講師は、鳥取県地球温暖 ■始めよう!こどもエコクラブ ■鳥取県環境白書 化防止活動推進センターが紹介する。 こどもエコクラブは、幼児(3歳) から高校生まで誰でも参加できる全国 的な環境活動のクラブ。地域のサーク ルや学校、保育所などで、自然観察・ 調査やリサイクル活動などに取り組む 仲間が集まれば登録でき、登録すると 活動に役立つキットが全国事務局から 送られるほか、賠償責任保険の対象に なる。県は1万人の参加を目指して登 録を呼びかけている。 県は条例に基づき鳥取県の環境の状 況や施策などをまとめた「環境白書」 を毎年作成し、公表している。県ホー ムページで、1972年度版から確認する ことができる。 未来の〝水素社会〟体感 使 パネルや映像などを通して、地球 温暖化や水素エネルギーの活用法 を説明する学習施設 ■問い合わせ 電話0857(26)7205 県環境立県推進課 家庭用燃料電池と太陽光発電、蓄電 池を備えたスマートハウス。燃料電 池車から電気を給電できる 見学者を募集 鳥取すいそ学びうむ は 見学者を広く募集している 要予約 開館は午前9時半~午後4時半で 休館日が毎 週火・水曜日と祝日 申し込みは電話08016457129鳥取県水素エネルギ ー推進コンソーシアム事務局 水素エネルギー 燃焼時にC 排出しない 究極のエネルギー とい われ C 削減の切り札とされる 多 様な1次エネルギー源から製造で き 気体や液体にして貯蔵 輸送が可 能 エネルギー効率が高く 災害など 非常時にも対応でき 将来の2次エ ネルギーの中心的役割を担うと期待 されている 大手自動車メーカーは 相次いで水素を燃料とする燃料電池 車 FCV を開発している 楽しみながら環境について考え、実践するき っかけにしてもらおうと 鳥取県は 日倉 吉市駄経寺町の倉吉未来中心でとっとり環境ま つり とりっこエコ活カーニバル 新日本海新 聞社共催 を開催する 「家事えもん」でおなじみの松 橋周太呂さんのトークショー、e co実験パフォーマーらんま先生 によるサイエンスショーをはじ め、エコアイデアコンテストの入 賞作品や環境関連の展示などの催 しがある。体験・飲食コーナーも 設けられる。 午前 時~午後4時。入場無料。 松橋周太呂 さん 2017年度号 〈保存版〉 とっとり次世代エネルギーパーク シールラリー 使 使 調 2台目冷蔵庫もうケッコ ーですキャンペーン のチ ラシ 西 使 使 調 2017 年 ( 平成29年 ) 10 26 日 木曜日 ( 第3種郵便物認可 ) 2017 年 ( 平成29年 ) 10 26 日 木曜日 ( 第3種郵便物認可 )

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とりっこエコ活カーニバル来月26 日、倉吉未来中心

「とっとり環境イニシアティブプラン」の取り組み

■「とっとり自然環境館」でエネルギー教室などを開催

鳥取県は温室効果ガスの削減などを目指した実行計画「とっとり

環境イニシアティブプラン」に基づき、NPOや地域・企業などと連携した取り組みを続けている。その活動の一部を紹介する。

とっとり自然環境館(米子市)は、再生可能エネルギーの利用体験を通じて資源の大切さを楽しく学ぶ体験教室

を毎月第4土曜日に行っている。対象

は小学生とその保護者。参加は無料で、事前申し込みが必要。日程は次の通り。

月 日=地中熱利用のエネルギー教室とエコツアー▽ 月 日=バイオ

■実践・参加‼エコ活動に取り組む団

体を支援

マスの活用(発電・熱利用)と料理体験▽1月 日=温度差エネルギーの活

用方法と工作教室問い合わせは同館のホームページ、

または0859-21-8533

環境に関する啓発活動や環境学習の

取り組みを行う団体の活動を支援する

ため、5万円を上限(補助率2分の1)に補助金を交付している。団体の環境

活動をPRするチラシやリーフレット

などの作成費用のほか、環境関連施設視察のバス代や入館料、セミナーなどの参加料が対象で、取り組み団体を広く募集している。

■環境学習会に講師を派遣

自治会や町内会、公民館で開催する環境学習会に無料で講師を派遣する。

講師は県が登録するとっとり環境教育

・学習アドバイザーで、地球温暖化、ごみとリサイクル、再生可能エネルギーなど環境に関するさまざまなテーマに対応する。講師は、鳥取県地球温暖

■始めよう!こどもエコクラブ

■鳥取県環境白書

化防止活動推進センターが紹介する。

こどもエコクラブは、幼児(3歳)から高校生まで誰でも参加できる全国的な環境活動のクラブ。地域のサーク

ルや学校、保育所などで、自然観察・

調査やリサイクル活動などに取り組む

仲間が集まれば登録でき、登録すると

活動に役立つキットが全国事務局から送られるほか、賠償責任保険の対象になる。県は1万人の参加を目指して登

録を呼びかけている。

県は条例に基づき鳥取県の環境の状況や施策などをまとめた「環境白書」を毎年作成し、公表している。県ホームページで、1972年度版から確認することができる。

太陽光発電の利用体験を

通じて資源の大切さを学

ぶ子どもたち

米子市の

とっとり自然環境館

未来の〝水素社会〟体感太陽光発電を使って水を分解し、水素を製造

するスマート水素ステーション。燃料電池車

に水素を充塡することもできる

パネルや映像などを通して、地球温暖化や水素エネルギーの活用法を説明する学習施設

■問い合わせ

電話0857(26)7205 県環境立県推進課

家庭用燃料電池と太陽光発電、蓄電池を備えたスマートハウス。燃料電池車から電気を給電できる

見学者を募集鳥取すいそ学びうむ は

見学者を広く募集している要予約 開館は午前9時半~午後4時半で 休館日が毎

週火・水曜日と祝日申し込みは電話08016457129鳥取県水素エネルギ

ー推進コンソーシアム事務局

水素エネルギー燃焼時にC を

排出しない 究極のエネルギー といわれ C 削減の切り札とされる 多様な1次エネルギー源から製造で

き 気体や液体にして貯蔵 輸送が可能 エネルギー効率が高く 災害など

非常時にも対応でき 将来の2次エネルギーの中心的役割を担うと期待

されている 大手自動車メーカーは相次いで水素を燃料とする燃料電池車 FCV を開発している

楽しみながら環境について考え、実践するき

っかけにしてもらおうと 鳥取県は 月 日 倉

吉市駄経寺町の倉吉未来中心でとっとり環境ま

つり とりっこエコ活カーニバル 新日本海新

聞社共催 を開催する

「家事えもん」でおなじみの松

橋周太呂さんのトークショー、e

co実験パフォーマーらんま先生

によるサイエンスショーをはじ

め、エコアイデアコンテストの入

賞作品や環境関連の展示などの催

しがある。体験・飲食コーナーも

設けられる。

午前 時~午後4時。入場無料。松橋周太呂さん

鳥取県は緑豊かな環境を全国にアピー

ルし、自ら行動する県民運動「グリーン

ウェイブ」を掲げ、さまざまな環境活動

を展開している。今号では水素エネルギ

ーの実証・学習拠点「鳥取すいそ学びう

む」や「エコアイデアコンテスト201

7」の入賞作品などを紹介する。

2017年度号

〈保存版〉

鳥取すいそ学びうむ

水素ステーションなど整備

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豪華プレゼントも

とっとり次世代エネルギーパークシールラリー

鳥取県は省エネ促進

の一環として、古い冷

蔵庫を処分した家庭に

県産牛肉と鶏肉のセッ

トを贈る「2台目冷蔵

庫もうケッコーですキ

ャンペーン」を展開し

ている。先着200人

に鳥取和牛と鳥取地ど

りピヨのセット(5千

円相当)を贈る。

日必着(200人に

達し次第終了する)。

8月1日時点で複数

台の冷蔵庫を使用して

いる家庭が対象。使用

していたことが分かる

写真と、引き取り業者

などから交付された家

電リサイクル券の写し

を応募用紙に添付して

県環境立県推進課に提

出する。

新しい冷蔵庫を購入

しても消費電力の大き

い旧型を併用する割合

が高い県特有の傾向を

踏まえ、冷蔵庫の集約

を促進する。

県地球温暖化防止活

動推進センターによる

と、県内で冷蔵庫を複

数所有する世帯は

で、全国平均の

%を

大きく上回る。経済産

業省の調査(2009

年)によると、家電の

消費電力量は

時間働

き続ける冷蔵庫が

2%でトップを占めて

いる。

2台目冷蔵庫もうケッコーですキャンペーン のチラシ

2台目冷蔵庫もうケッコーですキャンペーン

再生可能エネルギーに触れて学ぼうと、鳥

取県は「とっとり次世代エネルギーパーク」

シールラリーを行っている。シールを2個集

めると、抽選で

人に鳥取和牛(500㌘)

が当たる。来年1月

日締め切り。

鳥取ガス東郷太陽光発電所(鳥取市)やソ

フトバンク鳥取米子ソーラーパーク(米子市)

など

施設に設置してあるシールを2個集め

て専用応募はがきに貼付。県東中西部6施設

にある応募ボックスに投函するか、

円切手

を貼って県環境立県推進課に郵送する。

次世代エネルギーパークは太陽光などの再

生可能エネルギーを中心としたエネルギーに

ついて理解を深めるための発電・体験施設で

国が認定する

鳥取県は2013年に認定を

受け

太陽光や風力

水力など

施設で構成さ

れている

水素エネルギーを使っ

た〝未来の暮らし〞を体

感しよう―。鳥取市五反

田町の「鳥取すいそ学び

うむ(とっとり水素学習

館)」は環境にやさしく、

快適な暮らしを支える水

素エネルギーについて楽

しく学べる拠点。水素を

つくる「スマート水素ス

テーション」(SHS)、

水素で走る燃料電池車

(FCV)、水素で電力

や給湯を賄う「スマート

ハウス」を全国で初めて

一体整備している。

鳥取県と鳥取ガス(鳥

取市)、積水ハウス(大

阪市)、本田技研工業(東

京都)の4者による共同

プロジェクト。鳥取ガス

グループの敷地(約1千

平方㍍)に整備、4月に

オープンした。

SHSは出力

㌗の太

陽光パネルで発電した電

気で水を分解し、水素を

製造・供給する施設。再

生可能エネルギー由来の

SHSは日本海側では初

の試みだ。水素を1日1

・5㌔製造し、気体で約

㌔貯蔵する。製造され

た水素は、県と鳥取ガス

が導入したFCV2台の

燃料として

充じゅう

塡てん

され

る。ス

マートハウスには、

エネファーム(家庭用燃

料電池)、太陽光発電、

蓄電池を設置する。省エ

ネと創エネにより、エネ

ルギーの年間消費量をお

おむねゼロにするネット

・ゼロ・エネルギー・ハ

ウス(Zゼ

Eッ

Hチ

)だ。

また、教育機能として、

電気自動車(EV)やF

CVから充給電可能なシ

ステムを搭載した「V2

H科学実験室」をスマー

トハウスのガレージに整

備した。

スマートハウスでは水

素で熱と電気を併給する

とともに、EVやFCV

を活用して充給電するこ

とにより、床暖房などを

使え、省エネ効果も得ら

れる。

そのほか、学習施設で

は映像やパネルなどを通

して地球温暖化や水素エ

ネルギーの活用法などを

解説。自転車をこいで発

生させた電気で水を分解

して取り出した水素を、

再び電気に変えて小型無

人機ドローンを飛ばす体

験もできる。

県環境立県推進課は

「太陽光発電で製造され

た水素の利活用のみでモ

ビリティや住宅などのエ

ネルギーを賄うことがで

き、特に鳥取のような寒

冷地では水素燃料電池に

より、床暖房など温かく

快適な暮らしが実現でき

る」と水素の魅力を強調

する。

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2017年 (平成29年 )10月26日 木曜日 ( 第3種郵便物認可 )2017年 (平成29年 )10月26日 木曜日 ( 第3種郵便物認可 )