Workshop Design #1・2 ワークショップのつくり方「全体を分化させていく」
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Transcript of Workshop Design #1・2 ワークショップのつくり方「全体を分化させていく」
Workshop Design
Keio SFC 2014
井庭 崇(Takashi Iba)慶應義塾大学 総合政策学部 准教授[email protected] takashiiba
© Takashi Iba, 2014
2014年4月7日
#1・2
ワークショップをつくる
Workshop Design
ワークショップをつくるいきいきとした創造的な
Dialogue Workshop with the Presentation Patterns
プレゼンテーションについての 対話ワークショップ
ワークショップ体験
慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)
総合政策学部 1年生 約450人
学びの対話ワークショップ
環境情報学部 1年生 約450人
Ver. 0.50Presentation Patterns Project
創造的プレゼンテーションのパターン・ランゲージプレゼンテーション・パターン
A Pattern Language for Creative Presentations
1. メインメッセージ
2. 心に響くプレゼント
3. 成功のイメージ
4. ストーリーライン
5. ことば探し
6. 図のチカラ
7. メリハリ
8. 驚きの展開
9. はてなの扉
10. ぶんび両道
11. 適切な情報量
12. 魅力のちょい足し
13. イメージの架け橋
14. リアリティの演出15. 参加の場づくり
16. 細部へのこだわり
17. 表現のいいとこどり
18. 不快感の撲滅
19. スキマをつくる
20. きっかけスイッチ
21. テイクホームギフト
22. 場の仕上げ
23. 成功のリマインド
24. 自信感の構築
25. キャスト魂26. 最善努力
27. ひとりひとりに
28. “世界”への導き
29. 即興のデザイン
30. 終わりが始まり
31. 独自性の追求
32. 魅せ方の美学
33. 生き方の創造
0. 創造的プレゼンテーション
プレゼンテーション・パターン創造的プレゼンテーションのパターン・ランゲージ
イメージの架け橋
リアリティの演出
参加の場づくり
細部へのこだわり
表現のいいとこどり
不快感の撲滅
スキマをつくる
きっかけスイッチ
テイクホームギフト
場の仕上げ
成功のリマインド
自信感の構築
キャスト魂
最善努力
ひとりひとりに
“世界”への導き
即興のデザイン
終わりが始まり
創造的プレゼンテーションのパターン・ランゲージプレゼンテーション・パターン
A Pattern Language for Creative Presentations
創造的プレゼンテーション
メインメッセージ
心に響くプレゼント
成功のイメージ
ストーリーテリング
ことば探し
図のチカラ
メリハリ
驚きの展開
はてなの扉
ぶんび両道
適切な情報量
魅力のちょい足し
独自性の追求
魅せ方の美学
生き方の創造
名前経験あり → パターン名を で囲む
取り入れたい → パターン名の横に を書く
【準備】自分が「経験したことがあるパターン」(具体的事例が 思い出せるもの)をすべて「丸」で囲む。
Dialogue Workshop with the Presentation Patterns
プレゼンテーションについての 対話ワークショップ
+ 未経験のもののなかで、「これから取り入れたいと思うパターン」を選んで、「☆」印をつける。
イメージの架け橋
リアリティの演出
参加の場づくり
細部へのこだわり
表現のいいとこどり
不快感の撲滅
スキマをつくる
きっかけスイッチ
テイクホームギフト
場の仕上げ
成功のリマインド
自信感の構築
キャスト魂
最善努力
ひとりひとりに
“世界”への導き
即興のデザイン
終わりが始まり
13
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創造的プレゼンテーションのパターン・ランゲージプレゼンテーション・パターン
A Pattern Language for Creative Presentations
創造的プレゼンテーション
メインメッセージ
心に響くプレゼント
成功のイメージ
ストーリーライン
ことば探し
図のチカラ
メリハリ
驚きの展開
はてなの扉
ぶんび両道
適切な情報量
魅力のちょい足し
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
独自性の追求
魅せ方の美学
生き方の創造
31
32
33
名前 名前
※「プレゼンテーション」 =広い意味での表現・発表
イメージの架け橋
リアリティの演出
参加の場づくり
細部へのこだわり
表現のいいとこどり
不快感の撲滅
スキマをつくる
きっかけスイッチ
テイクホームギフト
場の仕上げ
成功のリマインド
自信感の構築
キャスト魂
最善努力
ひとりひとりに
“世界”への導き
即興のデザイン
終わりが始まり
創造的プレゼンテーションのパターン・ランゲージプレゼンテーション・パターン
A Pattern Language for Creative Presentations
創造的プレゼンテーション
メインメッセージ
心に響くプレゼント
成功のイメージ
ストーリーテリング
ことば探し
図のチカラ
メリハリ
驚きの展開
はてなの扉
ぶんび両道
適切な情報量
魅力のちょい足し
独自性の追求
魅せ方の美学
生き方の創造
名前経験あり → パターン名を で囲む
取り入れたい → パターン名の横に を書く
No.
Creative Presentation
創造的プレゼンテーション
プレゼンテーションとは、単なる “伝達 ” ではなく、“創造 ” の営みである。
小説をつくり出す行為と、小説を読みとる行為とは、与える者と受ける者との関係にあるのではない。それらは人間の行為として、両者とも同じ方向を向いているものである。ー大江 健三郎
発見の旅というのは、まだ見ぬ景色を探すということではない。見る目を養う、ということなのだ。ー マルセル・プルースト
どんな時代においても、人間の最高の幸福は、新しい発見に参加することであった。 ー ユーリイ・ガガーリン
No.0
No.
Main Message
メインメッセージ
今、最も伝えたいことは何だろうか?
No.1
No.
Touching Gift
心に響くプレゼント
プレゼンテーションは、聞き手へのプレゼント。
No.2
僕には映画を見せたい相手がいる。 ー 宮崎 駿
作家なら、きっと意中の読者がいるはずで、仕事にかかっている間は寝ても覚めても「彼/彼女がこれを読んだらどう思うだろうか」と気を揉まずにはいられない。ー スティーヴン・キング
その時の「誰か」というのは不特定多数ではなく、顔の見える明確なターゲットです。あの人を笑顔にするため、あの人を喜ばせるためにものを書こう、つくろうと思う。ー 小山 薫堂
Image of Success
成功のイメージ
プレゼンテーションによって聞き手がどうなることが理想なのか。そのイメージを持つ。
No.3
世界を変えると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変える。ースティーブ・ジョブズ
目的と方向性がない場合、努力と勇気だけでは不十分である。ージョン・F・ケネディ
自分の心に描く夢の実現に向かって努力する時、ふだんなら思いもよらぬ、成功が得られる。空中に楼閣を建てても無駄骨には終わらない。楼閣は空中に建てるものだ。さあ、その下に土台を建てよう。 ー ヘンリー・ソロー
Dramatic Modulation
メリハリ
変化に富むリズムで、時間展開をデザインする。
No.7
雄弁も長たらしくなると退屈する。ー ブレーズ・パスカル
テンポがくずれ、音のバランスが狂うと、甘い音楽も不快なもの。 ー ウィリアム・シェイクスピア
音楽にせよ小説にせよ、いちばん基礎にあるものはリズムだ。自然で心地よい、そして確実なリズムがそこになければ、人は文章を読み進んではくれないだろう。ー 村上 春樹
Unexpected Evolution
驚きの展開
ときには、聞き手の予想の外側へ。
No.8
興味のなくなるところ、記憶もまたなくなる。 ー ヨハン・ゲーテ
驚きは知ることの始まりである。ー プラトン
サプライズとは、ただ驚かせるだけではありません。サプライズをしたあとの「あと味」が非常に大切。ただ悔しがらせたりするのではなく、幸せな気持ちが残るような「サプライズ&ハピネス」の精神が必要なのだと思います。 ー 小山 薫堂
Doors of Mystery
はてなの扉
次々と謎が解決していく爽快感を。
No.9
虹だって十五分も続いたら、人はもう見むかない。ー ヨハン・ゲーテ
私にとって「面白い小説」とは、最初の一行を読んだら、次の行も読みたくなり、その行を読んだらまた次の行も読みたくなり・・・という風につながっていって、気がついたときには最後の行まで読んでいた ――― そんな小説のことだ。 ー 保坂 和志
まずストーリィがちゃんとあって、どうなるんだろうという展開がある。エッセィなら、読者はどこでも、これは明日読もうって本を閉じちゃうんですけれど、小説はきりが良いところに来ても、「そのときだった」とかって書いてあると、そこでやめられませんよね(笑)。先を読まずにいられない。 ー 森 博嗣
Participation Driver
参加の場づくり
聞き手とともにつくり上げるプレゼンテーション。
No.15
「参加(participation)」という言葉は、どんな意味だろうか? 実は、二つの意味がある。早く用いられたのは、「分かち合う」という意味だった。……二つ目の意味は、「参加する」というもので、人を何かに加わらせることだ。……こうした考え方からは、対象と主体との分離は生まれてこない。ー デヴィッド・ボーム
聞いただけなら忘れてしまう。教えてもらえば覚えられる。関わらせてくれたなら学ぶことができる ー ベンジャミン・フランクリン
Quality in Details
細部へのこだわり
全体のクオリティは細部に宿る。
No.16
良好は偉大の最大の敵である。偉大だといえるまでになるものがめったにないのは、そのためでもある。ージェームズ・C・コリンズ
自分が書いた文章を読みなおすと、単語について、文節、文章、そしてもっと大きいかたまりとしての文章について、これはこのままにしておいてはならない、と感じられるところが眼につく。少なくとも、違和感がある。そこでその点をいじってみる。そこから、書きなおしの作業が始まるのだ。ー大江 健三郎
素晴らしいことというのは衝動ではなく、小さなことの積み重ねから生まれるのだ。ーヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
DINOSAUR
グッド グレート
Significant Void
スキマをつくる
意味のある省略をする。
No.19
『空』は完全な『無』と概念的に混同されやすいが、実際には無限の可能性を蔵している。ー鈴木 大拙
なるべく多くの人に共感してもらうために、詞の世界に “ のりしろ ” をつくるのがポイントです。自分のことだけを歌ったり、主人公やストーリーを必要以上に決め込むような内容は、受け入れられません。人称やシチュエーションをはっきり限定せず、演出を聞き手にまかせます。ー小室 哲哉
人から押しつけられた意見よりも、自分で思いついた意見のほうを、われわれは、はるかに大切にするものである。とすると、人に自分の意見を押しつけようとするのは、そもそも間違いだと言える。ー デール・カーネギー
Activation Switch
きっかけスイッチ
次の行動に移すためのきっかけづくり。
No.20
心とは、満たすべき器ではない。着火を待つ炎だ。ー プルタルコス
人を動かす唯一の方法は、みずから模範を示すことです。ー アルベルト・アインシュタイン
できると考え始めたとき、人は驚くべき力を発揮する。ー ノーマン・ビンセント・ピール
Take-Home Gift
テイクホームギフト
自分の考え・アイデアが自然に広まる「お土産」をつくる。
No.21
必要なのは、世界に自分のアイデアを広めたいという思いだ。ー スティーブ・ジョブズ
与えることは最高の喜びなのだ。他人に喜びを運ぶ人は、それによって、自分自身の喜びと満足を得る。ー ウォルト・ディズニー
与えることと受けることは結局同じことで、その人が開かれた生き方をしているか閉じた生き方をしているかによる。ー ヘンリー・ミラー
Invitation to the World
“ 世界 ” への導き
徹底した世界観が聞き手の感動を生む。
No.28
物語を作るというのは、自分の部屋を作ることに似ています。部屋をこしらえて、そこに人を呼び、座り心地のいい椅子に座らせ、おいしい飲み物を出し、その場所を相手にすっかり気に入らせてしまう。そこがまるで自分だけのために用意された場所であるように、相手に感じさせてしまう。それが優れた正しい物語のあり方だと考えます。ー 村上 春樹
エンターテイメントっていうのは、観ているうちになんかいつの間にかこう壁が狭くなっててね、立ち止まって「うーん」って考えてね、「そうか、俺はこれでは駄目だ」とかね(笑)、そういうのが理想だと思うんです。なんかこう……入口の間口が広くて、敷居も低いんだけど、入っていったら出口がちょっと高くなってたっていう。ー 宮崎 駿
Improvised Presentation
即興のデザイン
「即興」と「行き当たりばったり」は、まったく違う。
No.29
イメージの架け橋
リアリティの演出
参加の場づくり
細部へのこだわり
表現のいいとこどり
不快感の撲滅
スキマをつくる
きっかけスイッチ
テイクホームギフト
場の仕上げ
成功のリマインド
自信感の構築
キャスト魂
最善努力
ひとりひとりに
“世界”への導き
即興のデザイン
終わりが始まり
創造的プレゼンテーションのパターン・ランゲージプレゼンテーション・パターン
A Pattern Language for Creative Presentations
創造的プレゼンテーション
メインメッセージ
心に響くプレゼント
成功のイメージ
ストーリーテリング
ことば探し
図のチカラ
メリハリ
驚きの展開
はてなの扉
ぶんび両道
適切な情報量
魅力のちょい足し
独自性の追求
魅せ方の美学
生き方の創造
名前経験あり → パターン名を で囲む
取り入れたい → パターン名の横に を書く
自分が「取り入れたいパターン」を、すでに経験している人を探す。見つけたら、その人の経験談を聞く。
逆に、自分の「経験したパターン」を取り入れたい人がいたら、その人に、経験談を話す。
Dialogue Workshop with the Presentation Patterns
プレゼンテーションについての 対話ワークショップ
ルール:知らない人と話す
イメージの架け橋
リアリティの演出
参加の場づくり
細部へのこだわり
表現のいいとこどり
不快感の撲滅
スキマをつくる
きっかけスイッチ
テイクホームギフト
場の仕上げ
成功のリマインド
自信感の構築
キャスト魂
最善努力
ひとりひとりに
“世界”への導き
即興のデザイン
終わりが始まり
創造的プレゼンテーションのパターン・ランゲージプレゼンテーション・パターン
A Pattern Language for Creative Presentations
創造的プレゼンテーション
メインメッセージ
心に響くプレゼント
成功のイメージ
ストーリーテリング
ことば探し
図のチカラ
メリハリ
驚きの展開
はてなの扉
ぶんび両道
適切な情報量
魅力のちょい足し
独自性の追求
魅せ方の美学
生き方の創造
名前経験あり → パターン名を で囲む
取り入れたい → パターン名の横に を書く
0" 5" 10" 15" 20" 25" 30" 35" 40" 45" 50" 55" 60"
創造的プレゼンテーション
メインメッセージ
心に響くプレゼント
成功のイメージ
メリハリ
驚きの展開
はてなの扉
参加の場づくり
細部へのこだわり
スキマをつくる
きっかけスイッチ
テイクホームギフト
“世界”への導き
即興のデザイン
各パターンの経験者人数@Workshop Design 2014
Dialogue Workshop with the Presentation Patterns
プレゼンテーションについての 対話ワークショップ
解剖・分析
ワークショップをつくるいきいきとした創造的な
ワークショップのつくり方
部分を足していく
ワークショップのつくり方
全体を分化させていく
ワークショップのつくり方
ワークショップのつくり方
「いきいきとしたワークショップ」を ひとつの「まとまり」(全体: whole)
としてイメージする
全体を分化させていく
「いきいきとしたワークショップ」を ひとつの「まとまり」(全体: whole)
としてイメージする
ワークショップのつくり方
そのワークショップにおける 「中心的なこと」(strong center)
は何かを考える
全体を分化させていく
ワークショップのつくり方
「いきいきとしたワークショップ」を ひとつの「まとまり」(全体: whole)
としてイメージする
そのワークショップにおける 「中心的なこと」(strong center)
は何かを考える
その「中心的なこと」を 支えるもの・ことを考える
全体を分化させていく
ワークショップのつくり方
「いきいきとしたワークショップ」を ひとつの「まとまり」(全体: whole)
としてイメージする
そのワークショップにおける 「中心的なこと」(strong center)
は何かを考える
その「中心的なこと」を 支えるもの・ことを考える
それぞれのこと・もののなかで 大切なことを詰めていく全体を分化させていく
全体を分化させていく
ワークショップのつくり方
全体を分化させていく
ワークショップのつくり方
やるべきことをこの通りにやるときに、 どうやったら、盛り上がるか?
いきいきとしたワークショップを 具体的にどう実践するか?
部分を足していく
ワークショップのつくり方プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
全体を分化させていく
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
Autopoiesis
Wholeness
Francisco VarelaHumberto Maturana
Niklas LuhmannChristopher!Alexander
Autopoietic systems
「部分」は「全体」により導かれ、「全体」からつくり出される
「全体」が「部分」からつくり出されるのではありません。
花は花びらからつくられるのではありません。花びらは花における位置とその役割によってつくり出されているのです。
これは、私たちがこれまで慣れ親しんできたものごとの概念とは、全く異なります。この新しい概念では、「全体」が常に存在し、まず、構造としての「全体性」から考えていくのです。
全体性は部分でできており、「『部分』は『全体性』からつくり出される」―――この一見矛盾する(安易に表現されるために、矛盾したように見えるだけなのですが)論理こそが、「全体性」の本質を根源的に表現している、と言えるのです。「全体性」を理解するためには、まず「部分」と「全体」がこのような全一的関係によって作用するという概念を持たなければなりません。
『ザ・ネイチャー・オブ・オーダー:建築の美学と世界の本質 ― 生命の現象』(クリストファー・アレグザンダー, 鹿島出版会, 2013)
Christopher Alexander, The Nature of Order, BOOK ONE: The Phenomenon of Life, The Center for Environmental Structure, 2002
1. スケールの段階性(Levels Of Scale) 2. 力強いセンター(Strong Centers) 3. 境界(Boundaries) 4. 交互反復(Alternating Repetition) 5. 正の空間(Positive Spaces) 6. 良い形(Good Shape) 7. 局所的に現れるシンメトリー(Local Symmetries) 8. 深い相互結合と両義性(Deep Interlock and Ambiguity) 9. 対比(Contrast) 10. 段階的変容(Gradients) 11. 粗っぽさ(Roughness) 12. 共鳴(Echoes) 13. 空(くう)(The Void) 14. 簡潔さと静謐さ(Simplicity and Inner Calm) 15. 不可分であること(Not-Separateness)
15の基本特性
『ザ・ネイチャー・オブ・オーダー:建築の美学と世界の本質 ― 生命の現象』(クリストファー・アレグザンダー, 鹿島出版会, 2013)
Christopher Alexander, The Nature of Order, BOOK ONE: The Phenomenon of Life, The Center for Environmental Structure, 2002
Levels Of Scale Boundaries
1. スケールの段階性 3. 境界Strong Centers
2. 力強いセンター
Alternating Repetition Good Shape
4. 交互反復 6. 良い形Positive Spaces
5. 正の空間
Local Symmetries Contrast
7. 局所的に現れるシンメトリー 9. 対比Deep Interlock and Ambiguity
8. 深い相互結合と両義性
Gradients Echoes
10. 段階的変容 12. 共鳴Roughness
11. 粗っぽさ
Not-SeparatenessThe Void
13. 空(くう)Simplicity and Inner Calm
14. 簡潔さと静謐さ 15. 不可分であること
パターン・ランゲージRealityリアリティ プラス
Pattern Languages
創造的な未来をつくるための言語
中埜
博
Nakano H
iroshi
江渡浩一郎
Eto Koichiro
中西泰人
Nakanishi Yasuto
竹中平蔵
Takenaka H
eizō
羽生田栄一
Eiiti Hanyuda
井庭
崇﹇編著﹈
Iba Takashi
パターン・ランゲージ
定価(本体 2,400円+税)
創造的な社会へ応急処置的な社会から、
中埜 博 江渡浩一郎 中西泰人竹中平蔵 羽生田栄一
井庭 崇
パターン・ランゲージによって、私たちはどのような未来をつくることができるのか?気鋭の社会学者・井庭崇が、中埜博、江渡浩一郎、中西泰人、竹中平蔵、羽生田栄一という各界のフロントランナーを迎え、徹底討論。
読者のリアリティに、新たな知をプラスする
﹇編著﹈
パターン・ランゲージ
!!
『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』(井庭 崇 編著, 中埜博,
江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一,
慶應義塾大学出版会, 2013)p.327
15の基本特性のイメージ
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
Strong Centers
2. 力強いセンター
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
Alternating Repetition
4. 交互反復
Local Symmetries
7. 局所的に現れるシンメトリー
Roughness
11. 粗っぽさ
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
Deep Interlock and Ambiguity
8. 深い相互結合と両義性
Echoes
12. 共鳴
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
Boundaries
3. 境界
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
Contrast
9. 対比
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
The Void
13. 空(くう)
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
Deep Interlock and Ambiguity
8. 深い相互結合と両義性
Positive Spaces
5. 正の空間
Levels Of Scale
1. スケールの段階性
プレゼンテーションについての 対話ワークショップの場合
Not-Separateness
15. 不可分であること
Levels Of Scale Boundaries
1. スケールの段階性 3. 境界Strong Centers
2. 力強いセンター
Alternating Repetition Good Shape
4. 交互反復 6. 良い形Positive Spaces
5. 正の空間
Local Symmetries Contrast
7. 局所的に現れるシンメトリー 9. 対比Deep Interlock and Ambiguity
8. 深い相互結合と両義性
Gradients Echoes
10. 段階的変容 12. 共鳴Roughness
11. 粗っぽさ
Not-SeparatenessThe Void
13. 空(くう)Simplicity and Inner Calm
14. 簡潔さと静謐さ 15. 不可分であること
15の基本特性
全体を分化させていく
ワークショップのつくり方
第1回 イントロダクション (4/7) 第2回 ワークショプと設計意図 (4/7) !第3回 ゲスト・ファシリテーターによるワークショップ実践 (4/14) 第4回 ゲスト・ファシリテーターによるワークショップ解説 (4/14) !第5回 ワークショップの設計 (4/21) 第6回 振り返りと評価の設計 (4/21) !第7回 プロトタイプ・ワークショップの実践(1) (4/28) 第8回 プロトタイプ・ワークショップの実践(2) (4/28) !第9回 ワークショップ・ファシリテーション実践(1) (5/12) 第10回 ワークショップ・ファシリテーション実践(2) (5/12) !第11回 ワークショップ・ファシリテーション実践(3) (5/19) 第12回 ワークショップ・ファシリテーション実践(4) (5/19) !第13回 ワークショップ・ファシリテーション実践(5) (5/26) 第14回 振り返りと総括 (5/26)
Workshop Design 2014
パターン・ランゲージは、いきいきとした「質」を生み出す創造の言語。 ! 過去の成功に潜む共通パターンを言語化する。
!パターンには、「デザインの知」(問題発見+問題解決の知)が記述される。 ・どのような状況(Context)のときに ・どのような問題(Problem)が生じやすく ・それをどのように解決すればよいのか(Solution)
状況
問題
解決
問題発見(Problem Finding)
問題解決(Problem Solving)
デザイン (design)
ContextProblemSolution
ContextProblemSolution
ContextProblemSolution
ContextProblemSolution
ContextProblemSolutionContext
ProblemSolution
ContextProblemSolution
ContextProblemSolution
ContextProblemSolution
ContextProblemSolution
pattern
patternpattern
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
パターン・ランゲージ
Pattern Name
Problem
Solution
Context Forces
ConsequenceActions
この状況において
これらの力が働くので
そこで
その結果
例えば
POSITIVE
NEGATIVE
Image
(Pattern Nameの案)
Pattern Writing Sheet井庭 崇(Takashi Iba) 作の「Pattern Writing Sheet」は、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。ライセンスについての詳細は、http://creativecommons.jp/licenses/ をご参照ください。営利利用をご希望の方は、メールにて事前のご相談をお願いします。なお、非営利の活用・実践事例もぜひご報告いただければと思います。 【連絡先】 [email protected]
Ver.0.90
Takashi Iba, 2014
Subject
3
5
7 4-1 4-2
1
2-1
6-1
2-2
6-2
何の分野・行為における「いきいきとした質」を実現するためのパターンを書きたいのか?
それ(Solution)をしないと、どのような問題が生じてしまうのだろうか?
なぜその問題(Problem)が生じてしまうのだろうか?その背後にはどのような「力」が働いているのだろうか?
この問題(Problem)が生じるのは、どのような状況(文脈)だろうか?
このパターンの本質を「象徴的」かつ「端的」に表す名前をつける。原則として「名詞+名詞」か「形容・限定する言葉+名詞」の造語。共通言語として使えそうか、実際に口に出して確かめる。
それをより具体的に言うと、例えば…
その結果、どうなるのだろうか?+:問題が解決されるポジティブな結果(いきいきした状態)ー:副作用として生じるネガティブな結果(他のパターンへ)
このパターンにはどのような要素があり、どのような動きを含んでいるのか、図や絵で描く。
パターン名の決定!
パターンの本質をイメージで捉える。
その分野・行為において、とても大切だと思うこと、こだわり、秘訣は何だろうか?
自分の後輩・新人にどうしても伝えたいと思うことは何か? そのひとつをここに書く。
パターンの本質を表す言葉をつくる。
フォース(力)とは、変えることができない法則や傾向のこと。相異なる方向性の複数のフォースが働いているために問題が生じる。
つまり、それを抽象的に言うと…
状況(文脈)が変われば、問題は生じなくなる。問題が生じるのはどういうときなのかを特定する。
イメージもパターン名の参考にする。
with Instructions
パターン・ランゲージRealityリアリティ プラス
Pattern Languages
創造的な未来をつくるための言語
中埜
博
Nakano H
iroshi
江渡浩一郎
Eto Koichiro
中西泰人
Nakanishi Yasuto
竹中平蔵
Takenaka H
eizō
羽生田栄一
Eiiti Hanyuda
井庭
崇﹇編著﹈
Iba Takashi
パターン・ランゲージ
定価(本体 2,400円+税)
創造的な社会へ応急処置的な社会から、
中埜 博 江渡浩一郎 中西泰人竹中平蔵 羽生田栄一
井庭 崇
パターン・ランゲージによって、私たちはどのような未来をつくることができるのか?気鋭の社会学者・井庭崇が、中埜博、江渡浩一郎、中西泰人、竹中平蔵、羽生田栄一という各界のフロントランナーを迎え、徹底討論。
読者のリアリティに、新たな知をプラスする
﹇編著﹈
パターン・ランゲージ
!!
『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』(井庭 崇 編著, 中埜博, 江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一, 慶應義塾大学出版会, 2013)p.327
『ザ・ネイチャー・オブ・オーダー:建築の美学と世界の本質 ― 生命の現象』(クリストファー・アレグザンダー, 鹿島出版会, 2013)
『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法』(井庭 崇 編著, 宮台 真司. 熊坂 賢次, 公文 俊平, 慶應義塾大学出版会, 2011)