実践！WordPressの企業サイト向け統合プラグイン

"WP SiteManager"を使いこなす

井村 圭介2013.05.17

井村 圭介K E I S U K E I M U R A

フリーランスのWebデザイナー/エンジニア。WordPressが大好きです。@imura_design

WP SiteManagerとは

ナビゲーションやユーザーエージェントごとのテーマの切り替え、キャッシュなどの、WordPressでWebサイトを作るときによく使う機能をまとめたプラグイン

公式ドキュメント■公式ドキュメントhttp://www.wp-sitemanager.com/

■プラグイン公式ディレクトリhttp://wordpress.org/extend/plugins/wp-sitemanager/

■facebookページhttp://www.facebook.com/wp.sitemanager

WP SiteManagerの開発者

primestrategy jim912

日本語ドキュメントも充実！

WP SiteManagerのモジュール•サイトマップ表示•パンくずナビ表示•ページナビ（ページャー）表示•サブナビ表示•メタキーワード、ディスクリプション設定•デバイス判定とテーマ切り替え機能•ページキャッシュ機能•（OGPも実装するかも！？）

@gatespace_k

WP SiteManagerのインストール

•管理画面にメニューができる•デバイスとキャッシュ用のテーブルができる

■プラグイン公式ディレクトリhttp://wordpress.org/extend/plugins/wp-sitemanager/

サイトマップの機能

•カテゴリー（カスタムタクソノミー）のアーカイブを表示•出力階層の制限•デフォルトのスタイルシートもある！•特定ページの除外

「サイトマップ」から設定

サイトマップを表示する

1.サイトマップ用の固定ページを作成2.コンテンツに[sitemap]を記述

パンくずナビを表示する1.表示したいテンプレートにコードを書く。

<?php  

if(  class_exists(  'WP_SiteManager_bread_crumb'  )  ){

       WP_SiteManager_bread_crumb::bread_crumb();

}

?>

<?php

if(  class_exists(  ‘WP_SiteManager_bread_crumb’  )  ){

       WP_SiteManager_bread_crumb::bread_crumb(

               ‘navi_element=nav&elm_id=bread-­‐crumb’

       );

}

?>

パンくずナビのパラメータの指定：方法1

<?php

$args  =  array(

       ‘navi_element’  =>  ‘nav’,

       ‘elm_id’  =>  ‘bread-­‐crumb’

);

if(  class_exists(  ‘WP_SiteManager_bread_crumb’  )  ){

       WP_SiteManager_bread_crumb::bread_crumb(  $args  );

}

?>

パンくずナビのパラメータの指定：方法2

ページナビを表示する1.表示したいテンプレートにコードを書く。

<?php  

if  (  class_exists(  'WP_SiteManager_page_navi'  )  )  {

       WP_SiteManager_page_navi::page_navi();

}

?>

•show_adjacent 前後ページへのリンクを表示するかどうか。デフォルトはtrue（表示）•show_boundary最初と最後のページへのリンクを表示するかどうか。デフォルトはtrue（表示）

ページナビのよく使うパラメータ

サブナビの機能

•ホームの表示の設定•投稿・アーカイブページの表示の設定•固定ページの表示の設定

ウィジェットの「サブナビ」から設定

サブナビを表示する1.テーマのウィジェットを有効化2.「外観」→「ウィジェット」から「サブナビ」を追加3.表示したいテンプレートにコードを書く

<?php  

dynamic_sidebar(  ‘primary-­‐widget-­‐area’  );

?>

メタ情報の設定

•サイト全体のディスクリプション・キーワード•ページ、投稿ごとのディスクリプション・キーワード•抜粋をディスクリプションとして出力

「SEO & SMO」から設定

メタ情報を表示する

1.プラグインを有効化すると勝手に出ます！

※wp_head()はちゃんと書いてね。

デバイス判定によるテーマの切り替え

■レスポンシブウェブデザインと比較して

•自由度の高いデザイン、コーディングがしやすい•高速化に特化した設計が可能•データベースがひとつなのでコンテンツを一元管理•テンプレートを複数管理する必要がある•コンテンツのコーディングに工夫が必要

デバイス判定の設定

•デバイスグループの追加•デバイスの追加「キーワード」にマッチさせたい正規表現文字列を入力

•デバイスグループごとにテーマを切り替え

「デバイス判定」から設定ユーザーエージェントを判断してテーマを切り替えます

自由度が高い！

WP SiteManagerのキャッシュ

■ファイルキャッシュやリバースプロキシと比較して

•デバイスごとにキャッシュを切り分けられる•ページごとにキャッシュの制御がしやすい•データベースにアクセスするのでサーバに負荷がかかる•同様の理由でキャッシュページの閲覧は微妙に遅い•実装がめんどくさい　←SiteManagerありがとう！

キャッシュ機能を有効にする

1.wp-config.phpに↓を記述。

define('WP_CACHE',  true);

キャッシュの設定「キャッシュ」から設定

•有効期限の設定•キャッシュしないページの設定•キャッシュのクリア

※ログイン中はキャッシュが表示されない！

apply_filters

apply_filters_ref_array

フィルターフックを使ったカスタマイズ

http://www.prime-strategy.co.jp/wp/2429/

でソースを検索

■参考になるスライド

フィルターフックを使ったカスタマイズ

値 フィルター 新しい値

フィルターフックを使ったカスタマイズ<?php

function  custom_bread_crumb(  $bread_crumb_arr  ){

  if(  is_category()  ||  is_single()  ){

    array_shift(  $bread_crumb_arr  );

  }

  return  $bread_crumb_arr;

}

add_filter(  'bread_crumb_arr',  'custom_bread_crumb'  );

?>

ありがとうございました。