設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

107
GraduateSchoolofSiertce&Techno TakamitsuSAKAl Feb.1998 00ノ 00ノ 00ノ 01 0:は じめに . . 注∞ /mrm/o1/ol: D口 :.R.と Design ldea Repositoryの 略。 早稲田大学大学院理工学研究科建設工学部門建 築学専門分野建築計画部門渡辺仁史研究室にて 行 われている3D建 CAD。 情報ネッ トワー ク・ データベース等の研究の多 くが属 す るゼ ミ 若 しくは部署或いは概念 である。 尚、 Repositoryと は「貯蔵庫」の意の他に、 「相談できるひと」という意味もある。 thesis for rraster degree Ш

description

1998年度,修士論文,酒井隆満

Transcript of 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Page 1: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

GraduateSchoolofSiertce&Techno!ogy,WasedaUniversity

TakamitsuSAKAl Feb.1998

00ノ00ノ00ノ01

0:は じめに````ヽ、.

`ヽ、、、、、、

.

注∞/mrm/o1/ol:D口 :.R.と は

Design ldea Repositoryの 略。

早稲田大学大学院理工学研究科建設工学部門建

築学専門分野建築計画部門渡辺仁史研究室にて

行われている3D建築 CAD。 情報ネッ トワー

ク・データベース等の研究の多くが属するゼミ

若 しくは部署或いは概念である。

尚、Repositoryと は「貯蔵庫」の意の他に、「相談できるひと」という意味もある。

thesis for rraster degree

.0

●コ

Ш

一〓

00

Page 2: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

01100100101

5:今後の展望

6:おわりに

Takamitsu SAKAI

はじめに

Cotents

研究背景・ 目的・方法

2.1:背景日早大CAAD教育‐

2.2:目 的

2.3:方法

既往研究・活動 ‐情報ネットワークと建築CAD‐

3.1:情報ネットワーク ロ建築 CADに対する既往取り組み

3.1.1:設計技能・資格に関する―例・・・

アメリカ・カナダにおける建築家登録試験前面電子化

3.1.2:大手ゼネコンにおける開発―例

竹中工務店 Sysc‐T3.1.3:情報ネットワーク上の建築データベースの例

紙のカタログからHyper Catalogへの発展

建材ロインフォメーションロサービスシステム (KISS)

3.2:建築 CAD・ オブジェクト指向

……W:red CAAD¨ …

4.1:システムについて

4.1.1:システム概要

4.1.2:利用の様子

4.2:実装方法

4.2.1:建築CADのデータを分析する

4.2.2:建築のCADデータから情報ネットワークヘ

4.2.3:情報ネットワークから建築 CADヘ4.2.4:その他開発情報

.一“口 国

いくをr

【目∽o二

Page 3: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

01100100102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb. 1ee8

7:Append:x7.1:CALSノECノEDIの発展 (USA)7.2:CALS EC/ED:0発 展(Japan)

7.3:Malaysia&Singapore RepOrts

7.4:GDLのコマンドリスト (アルファベット順)

8:参考・引用文献・URL

.一“口 国

いく

メヽ 】口∽o〓

Page 4: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

02101ЮO101

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. lee8

.一“口 国

くいく

メヽ ¨〓∽o二

2:研究背景・目的 口方法

2.1:背景日早大 CAAD教育‐

初めから3D建築cADを使うことで積極的に三次元で考えていく。

早大CAAD教育の最大の特徴であるといってよい。また近年の情報ネット

ワークの進化に関しては作品のweb公開などにはじまり課題の中ででも積

極的に応用している。そういった一連の研究の中で設計教育としてのコラ

ボレーションを情報ネットワークと3D建築cADの両者を組み合わせる

ことで実践した研究がある。

同研究 (設計製図における「学生相互啓発」支援環境について)ではこ

れまでの早稲田大学のcAAD教育から成果や問題を分析しそれらを活用・

解決する方法論としで情報ネットワークを活用した学生達が相互啓発し設

計能力を高めていける建築学習支援システムを、実際に授業を受けた学生

達の報告を元に提案したのだが、その研究結果のなかから今回の研究上興

味深い点が見られる。

1.従来は3Dのデータといっても形状と色と簡単な構成を

扱うだけの レベルが、情報ネッ トワークと3D建築 CADを環境 としたコラボ レーシ ョンを通 じて学生自らが積極的に

状況に応 じた建築的な属性データを扱えるようになつた。

同研究にてはじめて学部生の授業としては導入されたGRAPHISOFT

(導入当時ヴァージヨン5.0)は レイヤーに加え、フロアという通常のレイ

ヤー機能よりも上位概念のレイヤーに相当する機能を持ち、複数の人数の

モデリングを統合、管理しやすい。また、作り込みの割にファイルサイズ

カⅥ さヽくなるよう設計されており、ネットワーク上での協同作業に向いて

いる。データをどう制御するかという機能が柔軟にあるので若干`貫れが必

要だったが複数の人間がつくったデータをまとめていくのに便利だという

報告がまずあり、本格的なモデリングに際して次のような報告へとなって

いった。

Page 5: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

02101100102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. leeE

学生報告にみられる3DCAD上における建築的属性利用ログルニプモデリングでの報告

まず、位置の基準となる主要な部分をモデリングする。ここでは構造体をなすコンクリー トの壁を始めに立ち上げ、以降のモデリン

グの基準とした。図面から寸法を読んで主要

中心線を描き、これをもとに壁 (図 02/01/00/

02/01)を作っていく。また画面上の z=0の標

高を決め、それに対する相対的な高さによっ

てォブジェクトを管理する。

モデリングをいくつかの部分に分けて進めていく (図 02/01/00/02/02)。 フ

ロアを使い分ける事によって前の段階のモデルを参照 して作業

でき、かつ元データとはフロアで分けられているのでデータが

混在 したり、ずれてしまったりということがない。また次の段

階でモデルを統合するときには、不要なフロアごと削除 してフ

ロア単位で元データに結合すればよい。フロア、レイヤを用い

る事によって同じデータ上で作業をすすめることができ、それ

によって部品を出力して結合するような方法と違い座標のズレ

を生じることなく結合できる。

最終的に各部分のデータをネット上で受け渡しして、ベースの

データに読み込むことによって一つのデータにする。

ものによっては、ライブラリファイルの状態 (図 02/01/00/02/03)で 保存

しておくことがある。これは家具のように独立

したものや、反復 して用いられているものなど

が挙げられるが、繰 り返し部分などまとまった

単位として保存できるのでファイルサイズが小

さくなるので、ネッ ト上でやり取りするのに都

合がよい。

図02/01rOo/o2/03:

ライブラリフアイル状態の例

|::|:||11111:::::::1::11::1111

図02/01rOoro2/01:

壁の作成

図02/01/00/02/02:

作成分担部分例

.一“口 国

いくをr 】調∽o二

Page 6: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb. lee'

図02/01/00/03/01:

基本的な流れ

02101100103

第 2回 れ 合 い

1つの何lelこまとめる

オフラインでの集合

web、 電子メール、日「Pを

利用した意見交換・協同作業

Page 7: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

0210110W04

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb 1998

thesis for master degree

2.情報ネットワークをより3D建築 CAD上での設計作業

(Design Stage)の 中に取り入れることで一層の可能性が

みられた。

企画や設計計画においても情報の共有ができないだろうかと考え、各

自が自分の作ったモデルのファイルをFTPサ ーバに置き、メンバーがダ

ウンロードできるようにする一方、自分が描いているイメージを端的に

表した画像などをwwwサーバに置き、メンバーが閲覧できるようにし

た。

ネットワークを使った協同作業が単なる話し合い (オ フライン)の補

完でなくなり、直に建築空間を互いに自由にみることができ、より質の

高い作業を進めることができた。これは2D画像や3D情報を手元で操

作できるからという利点の他に各自が時間をとれるときに思う存分作業

できるという利点もあったからだと考えられる。

図02J01/m/o4/01

図02/01/m/o4/02

図02/01/00r04/03:

共有空間のディテールを

居住者の視点から検討している例

.Oca 国

くいく

Fヽ 】ヨ∽o〓

図02r0170oρ4r03

Page 8: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

02102100101

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

2.2:目 的

本研究では、これまでの早大cAAD教育で見て取れた2つのポイント

1.建築的な属性データの利用による効果

2.積極的に 3D建築 CADにおける設計作業 (Design

Stage)で情報ネ ッ トワークか ら画像 イメージを得 る効果

に着目し、

設計者に対し3D建築cAD上での作業状況に対応した画像を広大な情報

ネットワークから探しだし随時提示していくことで、従来と違った設計支

援環境を提案することを目的とするc

.0“口 国

いく

Fヽ 】目∽o二

Page 9: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

02103100101

図02/03/01/m/ol:

研究分類分け概要図

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

2.3:方法

r WOr

fdDisffiptoma !I

J

Word>\,/ff*\t\t

--.JJC

Panl:属性概念を持つた 3D建築 CADの利用に関する

研究

当研究室でもcAAD教育を通じて上記のようなcADを利用している。

(GRAPHISOFTを利用した実験が、被験者である学生自ら属性概念を充

分に意識している。)ま た同研究に際し本学以外の機関とも交流を持つに

至っている。これらを通じ属性概念を持った3D建築cADの利用実態を

まとめる。(2.1、 3.2参照)

Pan2:属性概念を持つた 3D建築 CADの記述言語に関す

る研究

上記特性をもった最も代表的な言語としてGDLと いうものがある。こ

れはもちろん前述のデータ共有に関する研究でも属性概念を取り扱って

.Oc口 四

いく

メヽ

『ヨ∽o二

ターネ

ット

Vttk2r

エ ー 尭

Page 10: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

02103100102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

お りそ うした規格 IFC(IAI)、 STEPの 内部構造について研究する。

(4.2、 3.2参照 )

Pan3:属性概念 を持 つた 3D建築 CADか らの「word」 の

発信

Partl、 Part2を 基に上図のエージェントに如何に「wOrd」 を送るかを提

起する。その際積極的にArchitecture Repository、 dbNET、 Digital diploma

Databaseの ノウハウを取り込む。(4.21参照)

.つ“口 国

くいく

Fヽ 】〓∽〇二

Page 11: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb 1998

thesis for rraster degree

Юイーー■

Юイーー■

Ю●lJ

A=V

.0●口 国

いく

メヽ 】轟∽o二

3:既往研究・活動口情報ネットワークと建築CAD‐

3.1:情報ネットワークと建築CADへの既往取り組み例

3.1.1:設計技能・ 資格に関す る一例・・・

アメ リカ・カナダにおける建築家登録試験前面電子化

アメリカ・カナダにおける建築家登録試験(Architect Registration

Examination)の 事務局である建築家登録委員会の全国評議会 NCARB

(National Council of Architectural Registration Board)で は、 1997年 2月

より建築家登録に関するすべての試験を全面的に電子化した。

これまではアメリカ・カナダにおいて建築家登録試験を受験しようとする

人は、自分が建築家として登録したい州に赴き、その州のコンベンション

センターで年に一回、四日間連続で開催される登録試験を受験する必要が

あった。

最初の二日間で学科 6科 目をマークシート形式にて受験し、あとの二日間

で製図試験 3科目を一日12時間かけて受験しなければならなかった。

こう言った試験制度では、受験者が在住している州から登録したい州まで

かなり距離がある場合、その移動に日数がかかるといった問題や、試験期

間中は事実上、日常業務がストップしてしまうといった問題、そして将来

に向けて従来の紙による図面の作成からCADに よるデザイン・製図スキル

が必携になっていくであろうと予測され、また現在でもcADに よる製図

は多くの設計事務所で既に導入されており、こう言った時代の流れに対応

した形でのこの登録試験の全面電子かがスタートした。

NCAR」 の委員会、及びカナダの州別資格協会は、公衆衛生・安全性及び福

祉を保護するために、重要な手段として建築家の登録を実施してる。個人

であれば誰でも建築家登録の申請が出来る。建築家として登録されるため

には、認定された教育機関における適切な今日行くと実務におけるIDPプ

Page 12: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03101101102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. tees

thesis for master degree

ログラムの実施を経て試験の基準を満たし、万人に対して建築のサー

ビスを提供できることを申請者は実証しなければならない。そこで、

NCARBと カナダの建築協会委員会が共同開発 した建築家登録試験

(A.R.Eぅ は、受験者が設計・建築/建設に要求される様々な仕事を提供す

る能力・技術。知識を評価するためのものである。

A.R.E.は NCARBが提供している唯一の試験で、建築家登録に課せられ

る資格試験として55の各州会員及びカナダの各州で採用されている。

NCARBは、建築/建設に関わる特定の分野における能力を評価するこ

とに加えて、設計・建設過程には称するほかの業務をまとめなければな

らない建築家の責務を認識しているため、A.R.E試験においては受験者

の測定可能な作業能力だけではなく、多数の専門業者の仕事をまとめ

る技量をも評価する目的で作成されている。つまり、全体を統括する

建築業務を反映することがこの試験の目的である。

この登録試験は下記のような構成で成り立っている。

TAKING THE MULTIPLE― CHOICE DEVISIONS

(学科 ;4枝選択 )

PRE― DESIGN

GENERAL STRUCTURES

LATERAL FORCES

MECHANICAL&ELECTRICAL SYSTEM

MATERIALS&METHODS

CONSTRUCTION DOCUMENT&SERVICES

TAKING THE GRAPHIC DECISIONS(製 図 ;NCRABオ リジナリレcAD

を使用 )

SITE PLANNING

BUILDING PLANNING

BJrLDING TECINOLOGγ

A.R.E.の全面電子化に際し、NCARBは受験概要を下記のように変更し

た。

.一“口 国

いくをF 】目∽o〓

Page 13: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Юイーー■

Юイーー■

Юn4J

AHU

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

1.こ れまで受験者が登録 したい

州に出向かなければ受験できな

かったが、これからは全国214ケ

所の試験センターの中の最寄 り

のセンターにて受験することが

可能になる。

2.月 曜日から土曜日までの州六

日間、いつでも受験することが出

来るようになる。

3.た だし、一度受験 して不合格

だった科 目についてはその後

六ヶ月間受験することが出来な

4.試験問題は随時組み替えられ、

10人の受験者がいれば10通 りの

問題が存在する。

5.学科 /製図両試験とも完全

ペーパレス化し、学科は完全にコンピュータによる採点を実施、製図は

現段階ではコンピュータによる評価のあと、試験官による評価を行って

いるが将来的に製図に関しても完全にコンピュータによる評価を実施す

る予定である。

NCARBが A.R.E.の 完全電子かを実施したことにより、登録希望者にとっ

ては時間的・距離的な優遇が与えられるが、同時に製図試験を受験するに

当たって、CADを使用した製図スキルが必携条件となった。これからは

CADシステムを有効に使いこなせ無ければ建築家としての登録を希望す

ることすらできなくなってきた。

欧米では、建築/建設業界へ建築家として就職しようとするときに「な

んのCADが使えるか ?」 という条件が必携項目になっている。

日本においてもこうした世界の動向を見極め、情報化に対して敏感にア

ンテナを張り巡らし、柔軟に対応していく時期に来ているのではないだ

ろうか。

図03/01/01r03/01:

NCARB試験用画面.0“口 国

いく

メヽ “口∽oE

Page 14: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

031101102101

trs3/0u02lo1lo1 |

SISC-T: SyintesizedInformation & inter-face System forConstruction ofTakenaka

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb 1998

3.2.1:大手ゼネコンにおける開発―例

竹中工務店 Sysc口T

同取り組みは「CADに よる業務プロセスの改革」を目標に「一

元管理と情報共有による新しい建築設計の在り方」を観点に社内で

既存に使用していたCADシステム他と情報ネットワークネット

ワークを合わせてひとつのシステムとしていく試みである。以下順

を追って開発背景も含めて紹介する。

1.同社での情報化社会に対す る考え方・ 判断 :

社会、顧客ニーズが急速に変化していく中で、建築主の要望に応

えて充分満足のいく最良の作品を造り続けていく為にはこの変化に

柔軟に対応していく必要があり、建設業は情報の作成、保有、加工、

伝達を主幹業務とする情報産業と認識している。その情報量の多い

企業が次世代に生き残っていき、ランクの上位に位置づけされる事

になると判断。

その為には各部門内及び部門間の業務プロセス・情報の流れを抜

本的に見直し、顧客ニーズに迅速かつ効率的に対応できるようにし

て行く必要があると考えている。

2.同社の考える従来の CADシ ステムの問題点

部署や職能の違いにより様々なCADが導入されており、協業や

運動を行うには各CAD間でのデータ変換に膨大な手間を要してし

まう事が多く、相互のデータを効率的に利用出来る状況には無かっ

た。

設計各職能あるいは施工段階で各々独立して運用され、設計段階

で入力した事を施工段階で再度入力したり、変更等の意志伝達が不

十分で作業が手戻りになる、あるいは再入力の際入カミスが発生す

る等、精度・効率にの面からしても決して十分に抗力を発揮してい

るとはいえない状態にあった。

CADは専任の操作者の道具との認識が強く、担当者自身はほと

んど使っておらず、現状のシステムについても問題意識が希薄で

.0に口 国

いく

Fヽ 】目∽o〓

Page 15: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03101102102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. lee8

露轟中記ll{デ…1量 琳六 `協重曲 L)

F*EIT ' H.T

triltf -rir rF (rE Li!;' c?' rr.r- -g

あった。

既存の各システムはそれ毎に豊富な機能を有していても、実際

の業務の流れにあわせて利用できないため普及しにくい状態で

あった。初期情報投入量が多く求められ、実際の業務では担当者

の思考過程にあわせて情報量が増大していくという調頃から乖離

して、川上では労が多い割には担当者自身にとって比較的メリッ

トが少ないという問題点があった。

3.一貫 CADシ ステムの構築

このような問題点を解決するために同社は3年前に課題解決

チームを設置し、主として図面情報を中心とし、出来るだけ設計

者の思考過程に合わせた情報の投入によって次のフェーズの検討

が容易に出来、担当者にメリットを還元できるよう、また川上の

データが川下で極力利用できるシステムとして構築してきた。

昨年末時点でソフト開発に関してはほぼ初期の目的を達し、C

ADが最も得意なデータベースの活用による精度の向上、再発防

止、標準化はもちろんのこと、プロジェクトに関わる全ての担当

図03/01702/02/01:

Sysc‐Tの概念におけ

る業務の流れとデータ

の流れ

書=壼

絆■

:ライカ11テ ,■ :

1.r― ド〕

饉む口 。

颯4轟壁=目

11‐ 1,卜・,・―キリ,

7′911■ 3ョフ〕

襲"費

晏軍目

昇■7・…3tl同

〔7●'コ

r111〕

.一“口 国

いく

Fヽ

『J∽o〓

Page 16: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03Ю lЮ2101

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Fcb 1998

者がネットワークを通してプロジェクトデータベースにアクセスし、最新

情報のフィードバックフィードフォワードをくり返しながら、共同で平行

して業務を進めることが出来、品質の向上、コス トの低減を目指 した効率

的な業務推進が可能になった。

4.CADに よつて検討の道具が増加

CAD恐怖症の人はCADの導入によって鉛筆、トレーシングペー

パー、模型による検討を制約されるのではないかと誤解する人がいる。し

かしCADはあくまで手段が増えたと歓迎すべき事。類似建築物検索、モ

デル建物の加工等、短時間に検討できる可能性が増えた。

但しスタディが終わって次のフェーズに移行するときはCADに よる

データ伝達が義務づけられる。

CADに より設・構・備の重ねあわせが瞬時に出来るようになり、総合

図チェックが容易となった。

5.ステップ毎の最小限の決まりごとの重視と、建築主、

設計、構造、設備、施工、協力業者のイコールパー トナー

シップによる作品造り

今迄各セクションのもやるべき事をしていなかった事の反省から始ま

る。

フラットな組織によるリアルタイムの情報共有からは、今までとかくあ

りがちだった各セクションの勝手や、検討不足、練り込み不足による変更

が許されず、対等な情報の開示の元の協業の徹底が要求される。当然検討

を加えていく過程で、納得ずくでよりよいものにしていくための変更は勝

手な変更では無い。

最近医療の世界で注目を集めているインフォームドコンセプトの例でも

あるように、建築主から協力業者まで全員納得づくで作品づくりに取り組

む事が必要である。

6.S:SC‐ 丁 (建築生産情報共有システム)プロジ ェク ト

チーム設置

同社では開発してきたプログラムをより完成されたものにするための

フォローと共に、今まで述べてきた情報化社会に対応すべく、完成した一

.0“口 国

いく

Fヽ 】目∽o二

Page 17: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03101Ю2104

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

貫CADシステムを利用して従来の直列型の組織から、プロジェクト

データベースをもとに並列型のフラツトな業務運営の検証を目的とし

て、東京、大阪にプロジェクトチームを設置 し2年間で検証する事に

した。

6.考察

`大枠として現在の企業の多くが結論として掲げているものとの差異

はないともいえるが「建設業」=「情報産業」と考え、建築cADの も

つデータに着日し更にシステムとして自社で実行しつつあるのは興味

深い。

実際には同社が問題点として認識している事項は、「他の産業の話

題」として片づけてしまう傾向も水面下で見え隠れするこの業界の中

で、認識し、解決を試み、更にSysc Tと いう具体的な解決戦術を編

みだしているのは大いに評価すべきである。

断っておくSN社 も同レベルの開発・研究はなされている。ただ他

社では各部門が未だバラバラに研究開発し、二部門間で相互作業がで

きるかどうかといった段階なので、具体的な名称を全体に対して与

え、取り組んでいる点で若干リードしているともいえる。

しかし現実には概念としてのSysc‐Tの徹底を優先しているのはい

いのだが、解説する方によってかなりの差が出てしまっている。社内

全体に行き渡っている証拠とも言えるが、本当に情報が流れているか

といえばまだまだ研究開発の余地もあるのだろう。

同社に限らず「建設業」=「情報産業」と考えたとき、前述の全体

的な動きと合わせて、その今後の動向は注目に値すべきである。更に

言えば注目のサイクルも流れの加速化に伴って短くなってきていると

も言える。

.0“口 国

いく

たr ¨ヨ∽o二

Page 18: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

ЮЮイーー■

Ю■lJ

AHU

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamdtsu SAKAI Feb. 1"8

hesis for master degree

3.1.1:情報ネッ トワーク上の建築データベースの例

紙のカタログからHyper Catalogへの発展

コンピュータやネットワークの普及によって一番ドラステイックな変革を

遂げようとしているのは、建材屋部材カタログを発給する建材業界ではな

いか。

今まで、カタログといえば分厚い冊子をさすものだった。どこの設計事務

所や工務店にも描く建材メーカーなどのカタログが棚にひしめき合い、重

たく、かさばり探しづらいものというイメージが定着していた。

このカタログがインターネットを介することにより、スマートに、より使

いやすく、より大衆に開放されたものとして生まれ変わろうとしている。

97年に入ってから、大手建材メーカーが、バーチャルショウルーム (仮

想ショールーム)を続々とオープンさせている。

インターネット上で興味のある製品を検索すれば、その製品の型番。金額・

写真に限らず、製品を実際に使用した際の雰囲気をイメージ写真で検討し

たり、QTVRのムービーなどンでその部屋を歩き回るような体験すること

が出来たり、現在の在庫情報を知ることが出来たり、設計者向けにDXFや

DWGな どの中間データをダウンロードすることが出来るようになっている

サイトもオープンした。

特記すべき項目は、これまでの設計事務所や工務店向けのみだったカタロ

グとは違い、その対象を一般に広く公表していることである。

一般消費者がこのハイパーカタログから建材製品の情報を知ることによ

り、業者任せだったこれまでの家作りから製品についての知識を得てより

良い家作りを検討することが出来る。

これは建材メーカがその価格だけではなく、製品の内容をもっと知っても

らおうとメーカ独自に開始されたものだが、それは業界内でのよい形での

製品競走を期待できるということでもある。

しかしこのようなハイパーカタログのはその作成に莫大な費用と人員が必

要になることもあり、現在は大手の建材メーカーだけがインターネット上

0“口 国

いく

Fヽ 】ヨ∽o〓

Page 19: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

0311011031102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

にハイパーカタログを発表している状況になっている。

こうしたハイパーカタログの作成にかかる費用は、結局製品にフイード

バックされてしまう可能性もあり、設備投資がままならない中堅の建材は

メーカー対応に苦慮しているという現状もあげておけなければならない。

将来的にはKISS(建材インフォメーションサービスシステム)の ような一

貫したデータフォームのハイパーカタログシステムが各建材メーカのデー

タを集約し、総合カタログを形作っていくことが期待されている。

V出,●わメヽ',■ =■ 'ル

・ 4■■.

角〔博FFな“■)・゛Ⅲ■(1船

"メ=・ |:●

グ,卜 ● =rヽ a場落ぅ'ュ セ1■ .

:ytt」 いn,ィコい|し ゞ | : ::: |

¨:

grF'●・・ドIP()が tXし ,います。

中`二′ヤ響哺轟■tl.ir

0“口 m

いく

Fヽ 一目∽o〓

一一一一一一一一一一一一一¨一一一一一一一一一

図03/01/03r02r01:

各種建築データベースの画面

Page 20: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

ЮЮイ11■

Ю0lJ

AHU

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

建材・インフオメーションロサー ビスシステム (KISS)

課題 :

[建材業界 /住宅業界の課題→住宅コスト1/3削減 (国内外価格差是

正)]

1.非効率な流通の是正

2.取引慣行 (材エー式)の是正

3.品 目数の削減

4.情報の標準化による非効率的な情報化投資の削除。

目的 :

1.ユ ーザーヘの情報提供機能の向上

・消費者/建築主から工務店などのプロユーザーまでが簡単に建材情報を

入手 し、欲しいものを広範な選択肢の中から容易に選別できるシステム。

・高品質の建材が手に入り、豊かな生活を提供するシステム。

2.建材産業の効率化 /ス テータスの向上

。上記データベースの活用から受発注までを関連づけることにより、生産。

流通の合理化を推奨し、コス トダウンをはかる。

建材産業においては、住宅・建物などに使用される建築材両にかかわるコ

スト低減と業界全体の情報化が重要な課題となっている。この課題に取り

組むべく建材cALS構築に向けて下記の諸問題の解決を目指 してこのプロ

ジェクトがスタートした。

是正すべ き問題点

1.建築に関与する多 くの業務に見られる非効率な業務の合理化

2.流通に関わるコス トの適正化

。少量・多頻度を要求する輪配送コスト増の是正

。多品種の品揃えに起因する在庫コスト、製造コス ト増の是正

・流通の多層化に伴うコスト増の是正

3.不明瞭な商取引慣行の是正

・非文書取引、材エー式の価格体系の改革

4.利用者への建材製品情報提供不足による材料選択幅の狭少化の是正

5.情報化への対応

.一“口 国

いくをr

【目∽o二

Page 21: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03Ю lЮ3104

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

近年の情報技術の革新により、コンピュータネットワークを活用して、企

業間の取り引きや企業同氏の連携。協力が行えるようになってきた。こうし

たあらゆる経済活動において、電子情報技術の導入を進めることにより、

従来の産業経済活動を大幅に改革し、様々な産業分野の生産性・効率Lの向

上を実現することが可能になっている。

一方豊かな国民生活の実現という観点から、内外価格差是正に向けた取り

組みが求められている。建材産業は約20兆円規模を誇る我が国有数の企業

の一つである。しかし産業構成として中小企業も多く、情報化への対応は

遅れている。

一方、大企業の情報化に対する投資額は相当なものになっているが、それ

は各企業ごとの情報化であり、現状では多端末化による業務の煩雑さ、重

複投資によるコス トアップを招いているといえる。また、データのフォー

マットは各社ごとに違っていることが多く、一元性がないため情報化にお

いて建材産業の業務効率化を妨げている。

KiSSの目的と目標

1.製品技術情報デー タフォーマ ッ ト策定及びナ ビゲー シ ョ

ンシステムの開発 と実証実験

建材情報提供機能を向上させるために、インターネットを利用した建材

の製品技術情報データベースを構築する。このために製品技術情報の共有

化されたデータフォーマットの策定とナビゲーションシステムの開発を行

い、その実要請を実証実験している。このデータベースの有効性は言うま

でもなくその内容と、効率のよい検索と、データ作成の容易さが重要な要

素になる。

そのため実証事件では、建材製品の情報公開に必要な業界共通の項目を洗

い出し、検索方法や情報の掲載方法などの実験内容をKISSの ホームベージ

で広く公開し、一般の方からの意見を募つている。

このデータベースにより多種多様な建材製品の技術情報を一元的にとらえ、

客観的に製品情報を提供できるようになる。具体的には、従来の企業別カ

タログから目的の製品を選択する作業が効率化され、利用者自らがカタロ

グ情報を管理する作業からも開放される。

.Oc口 国

いく

Fヽ 一コ∽o二

Page 22: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

ЮЮイ11■

Ю0lJ

AHV

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

for master degree

また、個別の情報のメンテナンスは各企業の担当者によって行われるため、

その内容は保証される。

一方、建材メーカーにとってもカタログ作成に関わるコス ト削減につな

がってくる。

さらに製品の販売宣伝活動にコス トをかけられない中小企業も、このデー

タベースに登録することで容易に販売宣伝活動を行うことが出来る。

利用者にとっては、製品選択の幅が拡大することが予想され、従来の流通

に変化をもたらす効果も期待することが出来る。

2.CAD‐ 各企業サーバ結合システム と 卜ED:システムの構築

CAD業務の効率化

CAD業務においては、その効率化に必要な情報を整理し、共通化したデー

タフォーマットを策定します。また、各企業間で利用可能なcAD用データ

ベースを構築し、cAD業務の効率化を目指します。この実証実験が業種間

の情報化促進を促すインセンティブとなることを期待している。

I―EDI(多端末化現象解消に向けて)

現行のEDIのシステムで多端末化を強いられている利用者はその操作の煩

雑さから開放され、メーカーは無駄な等式無くなリコストダウンにつなが

る。同時に企業間高度電子商取引実現の引き金になることが期待される。

現在の進捗状況

KISS推進協議会では、1997年 9月 に公開実証実験の公募を行い、11月

27日 に実証実験を終了した。実験参加者は一般から広く公募され、業界関

係者、一般購買者あわせて215名が参加した。

実験参加企業は、一般購買者向け、業務担当者向けの実験に合計92社が

参加し、様々な角度で実験を行った。

実験内容は主にインターフェースの簡便さを重視し、色。柄・デザインなど

の選択方法や、検索のやり直しの手順、施工擦れ医者新のサイズなど様々

な事件項目で利用しやすい環境を研究している。

現在は開発の最終段階には言っており、98年春の本格稼働を目指し、実用

化に向けて最終調整を行っている。

.一に日 四

いく

≧r 】目∽o二

Page 23: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03Ю2100101

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. lee8

.つo口 四

くいく

メヽ

『轟∽o〓

3.2:建築CAD・ オブジェク ト指向

三次元化が急速に進み始めた建築系 CAD

今年になって米国、日本などで発表された建築系cADの新製品は、オ

ブジェクト指向と3次元化という二枚看板を立てている製品が目につく

(図 A)。 例えば、米Autodeskの Arch■ectural Desktop、 ベントレー・シス

テムズのMicrOStatiOn TriFρ rmaグ ラフイソフトジャバンの

GRAPHISOFT6.0、 NECの NcadArcな どである。

どれもが実際の建築物を構成するオブジェクト(柱や壁、建具など)を

最小単位に据え、それを組み合わせながら建物″)3次元モデルを構築して

いく設計手法を提案している。(図 B)

これまでも、こ

っしたコンセプト

をもつcADがいく

つかあった。 しか

し、最終成果物で

ある2次元図面の

作 図機 能が貧弱

だつたりする一方、

建物を3次元化す

ると膨大なデータ

量になり、ハイエ

ン ドの ワー クス

テーションなどで

ないと処理 しきれ

なっかた りした。

また、操作手順や

設計の流れ方など

図03/02/m/01/ol:主な建築系CAD製品の動向

Page 24: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03Ю lЮO102

図03/02/00/02ノ

01 :

オブジエクト指

向の CADと非

オブジエクト指

向の CADのち

力`い

Graduate School of Sience

Takamitsu SAKAI& Technology , Waseda University

Feb. 1998

thesis for naster degree

:::1:::::1111:

が、通常の二次元

CADと 比べて自

由度が少なかった

ことも、ユーザー

に受け入れられに

くかった理由の一

つに挙 げ られよ

う。コンセプトは

良かったが、時期

尚早であった。

各社のオ ブ

ジエク ト指向

米Autodeskが 98

年 5月 に発表し

た 、 建 築 専 用

AutoCADア フリ

ケ ー シ ョ ン

「Architectural

DesktOp(以 下 ADTに略 )」 。AutOCAD Rli lベ ニスに、建築車 用オブジェ

ク ト (壁、窓、 ドア、階段、屋根、スペース)を加 え、3次元的に設計 を支

援する素地を作った。これらは「振る舞い (ビヘイビア)」 をもたせたォブ

ジェクトで、例えば壁の中に窓を挿入すると自動的に開口処理をして窓が埋

め込まれる。窓の大きさや位置が変更されても、その都度開口処理が施され

るようになった。

日本のオートデスクは、ADTの出荷についてはノーコメントの立場を表明し

ており日本での発売のめどは立ってぃなしゞ:と いうのも、欧米の建築仕様に

合わせたcADに、日本独自の設計手法を盛り込むには時間がかかりそうだか

らだ。こうした機能不足を補うかのように、構造計画研究所や兼松エレクト

ニクスは、ADTを ベースにしたり′ドオンソフトをA/E/C SYSTEMS JA―

PAN'98で参考出品した。これらのソフトは、Auto(准 Dア プリケーションベ

ンダーの方向性を示した。 ~

.0に口 四

くいく≧″ 】調∽o二

Page 25: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03Ю2ЮO103

Graduate School ofSience & TechnologyTakamitsu SAKAI

, Waseda University

Feb. l99E

ベントレー・システムズは、建築用の3次元CADIMicroSta■ on TriFOrma」

を99年 1月 に日本市場に投入した。米国の出荷から待つこと2年。大物

ニユーカマーを選択肢の一つに加えられるようになるのだ。TriFOrmaも

インテリジェントな部材オブジェクトを使って、3次元設計するためのソ

フト。ベースとなるMicrOStatiOnがソリッドモデリングカーネル

「Paras01id」 をサポートしていたことを受けて、ソリッドならではのモデ

リング機能をアピールしている。また、レンダリングやアニメーション

作成機能も備え、建築ユーザー好みのつけを押さえている。

グラフイソフトジャパンが98年 8月 に発表したGRAPHISOFT6.0も オ

ブジェクト指向の建築用3次元CADだ。同製品は3次ソしモデリング機能

を中心に開発を進められてきた。しかし、新バージョンでは2次元図面

の作図機能強化を図り、設計実務で使えるような足場を固めた。これに

よつて、親近感を増すユーザーが増′みっ

エーアンドエーが販売する「Minic`ヽ |も 以前からオブジェクト指向

をうたっていた製|■ ,現行バージ =`′ MhiCAD7では、2次元図形や3

次元図形を個別に扱うことができるレベルのオブジェクト指向で、部材

オブジェクトにビヘイビアをもたせた格好にはなっていない。しかし、

新バージョンでは、上記の製品達と同しようなインテリジェント性のあ

る部材オブジェクトをサポートする。

インター フ平―ス と部材オブジェク トの完成度

グラフイソフトジャパンが 98年 11月 に出荷を開始 しだした

図03/02/00/03/01:

GRAPHiSoFT6.0の操作画面

図03/02/mノ03/02:

Sto甫es機能を使つた建物モデル

Page 26: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology ,

Takamitsu SAKAIWaseda University

Feb. 1998

03Ю2ЮO104

「GRAPHISOFT6.0」 (図 o3/02/00/03/01)は、オブジェクト指向cAD

の特徴をよく表している 3次元CADであり、完成度の高いインター

フェースを持っている。

操作画面上には、平面図や立面図、パース図などのウインドウをい

くつか表示させられる。平面図上で壁に窓を描き加えたとしよう。平

面上で作図された窓オブジェクトは、立面図やパース図などの画面上

でもす ぐに反映される。これは、どの画面上で作図してもかまわな

い。つまり、平面図上で窓オブジェクトの位置を決め、立面図上で窓

の高さを入力し、パース図で最終的な位置決めできるのだ。もちろ

ん、パース図上だけで作図することも可能である。

こうした作図段階で便利なコマンドもいくつか盛り込まれている。

例えば、「重力 (Gravity)」 と呼ばれる機能がそれだ。部材オブジェク

トの位置を決めるときに、端点や中点、他のオブジェクトの参照点な

どを自動的に表示してくれるスマートカーソル機能を使う手もある。

しかし、「柱や壁は必ず床に接している」といった常識を適用できる

ようにしたのが"重力"だ。これを使うとスラブや地面に、柱や壁な

どが必ず密着するようになり、面倒な位置あわせが不必要になる。

このほか、非常に便利だと感じられた機能にStOried(階 )と いう機

能がある (図 o3/02/00/03/02)。 1階い 2`面図をある程度描いた後、

このコマンドを実行すると、1階にかかれているすべての図形を2階

へ、さらに3階へと、レイヤーをコピーするょぅに重ねられる。基本

的な部屋割りとか建具、階段などを作成した後に、一気に増殖できる

のだ。 ‐ ‐

また、6.0で1ま

2次元図面の作図機能を強化 t´ た点も触れずにはい

られない。Patch(パ ッチ)と 呼ばれる"透明なシール"を作成するコ

マンドが追加になっている。これ慮部材オブジェクトゃ3次元モデル

自体に影響を与えない形一つまリパース画面上に線分としてあらわれ

たり、レンダリングしたときにゴミのょ三ぅに残ってしまわないよう

に、詳細図などに必要な図形を描き力1え られるようにしたコマンド

だ。これによって、不得手としていた詳細な2次元図面をかけるよう

になった。

.つ“口 国

くいく

メヽ

【口∽o二

Page 27: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03102100105

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

GRAPHISOFT6.0があらかじめ持っている部材オブジェク トには、壁

(直線や円弧など5種類 )、 柱 (角 )、 スラブ、屋根、ドア、窓、階段 (図

E)、 建具、家具類 (机や椅子、給排水、樹木など)、 照明のlo種類があ

る。これに、日本独自の仕様として「通り芯」が追加される。

これらのオブジェクトは自分がどういう振る舞いをすればいいのか、

属性情報がある程度たくわえられているため、オブジェクト同士を組み

合わせながら作図 (モ デリング)するときに非常に役に立つ。例えば、

窓やドアは壁の中でしか存在しないオブジェクトなので、離れた位置に

カーソルを持ってきても、壁の内部でしか、移動・変形などの操作を加

えられない。

こうした属性情報に一部は、オブジェクトのデータを見ることで理解

できる。部材オブジェクトの中にある細かい設定項目は、ユーザーが専

用のカスタマイズ言語「GDL」 を使って編集できる。基本的にBasic程

度のプログラミング知識が必要なようだが、ユーザーガイドも製品に添

付されており、比較的優しい言語なので、ベージをめくりながらでもカ

スタマイズできる。GDLを使ってオリジナルの部材オブジェクトを作る

もよし、面倒ならライブラリ集を買うという選択肢もある。

オブジェクトCADの普及とデータ共有新技術「lFC」

完成が長らく待たれた新しいデータ共有技術 IFC(Industry Founda‐

tion Classes)が とうとうユーザーの手に届くところにやってくる。米国

の A/E/C SYSTEMS'98内 で行われたデモンス トレーションを大 きく超

える規模の実証実験が、9がつ 9~ 11日 に開催 された展示会 A/E/C

SYSTEMSJAPAN'98の IAIブースで行われた。

この実証実験に参加 したのは11の企業と1つの大学で、2つ のグルー

プに分かれて実験が行われた。Aグループでは意匠系CADに加 え、構造

計算 と積算 ソフトが参加。Bグループも中心は意匠系CADだが、空調設

備 と火災報知器設備、プレゼンテーションソフトなどバラエテイに富ん

だソフトが参加 している。両グループとも建築設計上の正当性 を失わな

いように、五反地設計事務所 (東京江東区)の協力を得て、正確な3次

元モデルをベースに実験を行った。

今回使用 したのはIFCl.5と 呼ばれるバージ ョンで、1997年 に規格化

.一”口 国

いくをr “■∽O〓

Page 28: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03102100106

図03/02r00/06/01:

Aグループについて

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb 1998

thesis for master degree

されたものだ。まだ生まれたて間もない段階のバージョンなので、基

本的な部材オブジェクトしか扱えない。利用された主なオブジェクト

は、壁、柱、部屋 (ス ペース)、 梁、屋根、開回、窓、 ドアの8種類。

これに加えて、日本独自の「通り芯」をグリッドラインというオブジェ

クトに置き換えて使用 している。

実験の結果からいうと、満足すべき内容に仕上がったと言えよう。

しかし、結果よりも賞賛しなければならないことがある。それは、実

証実験のためにライバル関係にあった各CADベンダーの技術者が集ま

り、お互いに綿密な情報交換の場を持つことで、各cADが独りよがり

のデータ交換インタフェースを持つことを抑制できる。そのことの方

が、最終的にはユーザーヘのメリットになる。自社の手の内をある程

度見せることを臆さず、今回の実験に参加 した企業に素直に拍手を送

りたい。後はこの努力を実際の製品にうまく生かし、本来のメリット

を享受すべきユーザーに還元することを望む。

Aグループは初の3階建てのビルに挑戦

Aグループは、3階建てのビルディングをお題に実験を行った。全

Page 29: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03102100107

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb 1998

世界レベルで見て、IFCのでもで複数階を対象にしたものは、実は今回

が初めて。構造上、また、意匠設計を構造計算、積算という設計の上流

階に主眼を置き、各ソフトがIFCデータを順番に手渡しする様子を再現

した。これは、ちょうど実際の設計業務に則した流れになっており、そ

の有効性を十分に理解できる。

まず、「GRAPHISOFT 6.0」 で、基本となる建物モデルを読み込むと

ころか ら始 まる。同ソフ トで壁 (間 仕切 り)と 窓を追加 した後、

「NcadArc」 へ引き継がれる。NcadArcで は梁とスラプを追加して、構造

計算ソフト町Modder/J‐CASS」 へ手渡される。この段階で、ほとんど

の部材オブジェクトの追加が終了し、後はデータの修正作業に入る。

J‐Modeler/」 CASSでは、やってきたIFCデータを解析して、構造上問

題のある柱のサイズを変更する。変更した結果を積算ソフト「Estimate

core」 へ渡される。Esumate coreでは、柱の数を集計して、使用される

コンクリートや鉄筋などの量を計算。この時点で、初めてDXFではな

かなか実現しないデータ連携の強みを実感できたことだろう。柱を柱と

して捉えてない限り、構造計算ソフトや積算ソフトでデータを利用でき

ないからだ。

次 は「Gaudi」 の出番だ。Gaudiは 、adpack―ADTや稲妻などと同じよ

うに、AutoCAD Architectural Desktop(ADTに 略)をベースに開発 さ

れたプロ トタイプソフ トだ。Gaudiで は通 り芯 と壁、ドアのオブジェク

トを追加。最後の「MALTSCAD‐ 3D」 は、Gaudiか ら出力 されたデータ

を使 って壁オブジェク トに外壁 タイルのテクスチャを貼 り付 ける。その

結果 をレンダリングする。

Bグループは応用分野の広さを重視

Bグループは、円弧壁などを使った1階建てに小さな銀行をモチーフ

に実験を行った。縦につながるAグループとは違い、意匠を中心に空調

設備、火災報知器設備、プレゼンテーション (静上画、動画)と横に広

がっているのが特徴だ。意匠系 cADが生成した IFCデータを基点に幅

広いソフトが利用できることを示している。

最初は「adpack― ADT」 が基本データを読み込む。adpack‐ADTも 、

Gaudiと 同様にADTをベースに開発されたアプリケーションで、プロト

タイプ版だ。adpack―ADTでは、部屋 (ス ペース)に区域を決めてから、

.一“口 国

くいくたr

【〓∽〇二

Page 30: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

03102100108

図03r02/00/08:

Bグループについ

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

is for master degree

壁、開口、屋根を作成。これをPersOnalBLDへ IFCデータとして渡す。

personalBLDで は、通り芯と柱、ドア、窓、天丼、梁などの部材を一

気に作成してしまう。ここで注目して欲しいのだが、PersOnalBLDは 実

は2次元CADな のだ。しかし内部的には3次元情報を格納できるデータ

構造になっているため、IFCの オブジェクトデニタをきちんと認識して

いる。たとえ、インターフェースは2次元CADであっても、内部的に3

次元情報を持つことができれば、IFCに 十分対応できることを示した良

いケースではないだろう

か 。

personalBLDで 作成した

IFCデータを、火災報知器

設備設計を担当するIBDS、

パ ー ス 図 を作 成 す る

MicroGDS/piranesi、 空調

設備設計の稲妻、3次元CG

アニメーションを作成する

MicrOStation TriFormaの 4

ソフトが共有する。ここで

注目したいのが、設備設計

のソフトと連携できた点

だ。設備系 CADからすれ

ば、意匠系のCADで生成さ

れた"生きたデータ"を活

用することは有意義だ。た

だし、IFCl.5で は設備に関

する項目が決められていな

いため、設備系CADで作成

したIFCデータを他のソフ

トで使うことができない。

この点に関しては、IFCの

次ベージョン以降に期待す

る。

Page 31: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04101101101

図04r01701rolrol:

システム概要図

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamil5u SAKAI Feb. leeE

4:‐…‐Wired CAAD‐…‐

4.1:システムについて

4.1由1:システム概要

Part3

ヽWord′ りヽ

fdDisgliptoma 11

I

ヽ1

J

ヽ、 、 鶴 瞳 _“ r″

´

前章などでも触れたが、 現在建築cADの ひとつの課題としてデータ

(特に3Dデータ)の共有化が各方面からのニーズもあり重要な課題に

なっている。単に図形や物体が共有化されても本来その図形・物体が

もっていた「かたち」以外の情報が失われてしまう。そこで属性という

考え方でCAD上で作られた全ての情報を共有していこうという流れがあ

る。

当然ソフトウエアであるからプログラム言語で記述されてお り、それ

.0“口 国

いく

Fヽ 】調∽o二

ターネ

ット

Щ r

エ ー 尭

Page 32: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04101101102

注04/01701102r01:

「W:red CAAD」 0名称について :

インターネット対応の建

築 CADと いってもいいの

だが、それだと「ホーム

ベージがつくれる」、

「ホームベージが見れる」

類いのソフ トウエアと混

同する恐れがあった。今

回はソフ トウエア自身が

情報ネットワークとやり

とりできるのであって、

この能力は従来のソフト

では代用できない機能で

ある。そこで「Wired

CAAD」 となったのであ

る。

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. lees

にともない個々の属性そのものも「wOrd」 (単語。言葉)で記述されてい

る。

一方、インターネットにより代表される情報ネットワークは現在多種多

様なものがある。しかしいづれも「wOrd」 をもとに関連性をもっている。

本システムでは、情報ネットワークそのものを直接 3 D CADの イン

ターフェースに取り込む研究の一環として、情報ネットワークを設計作業

に有用な情報(ア イデア)の宝庫となるような検索のための新しい仕組み

を3 D CADに 内在するwOrdに着目することで現実化している。

一連のシステムの全体の流れ 。関係を図解すると図 04/01/01/01/01

のようになる

Panl:属性概念を持つた3D建築CADの利用に関する研

当研究室でもCAAD教育を通じて上記のようなCADを利

用している。また同研究に際し本学以外の機関とも交流を

持つに至つている。これらを通じ属性概念を持つた3D建築CADの利用実態をまとめ参考にする。(3.2参照)

Part2:属性概念を持つた3D建築CADの記述言語に関す

る研究

上記特性をもつた最も代表的な言語としてGDLと いうもの

がある。これはもちろん前述のデータ共有に関する研究で

も属性概念を取り扱つておりそうした規格 :FC(:Al)、

STEPの内部構造について研究する。(3.2参照)

Part3:属性概念を持つた3D建築CADか らの「word」 の

発信

Partl、 Part2を基に上国のエージェントに如何に「word」

を送るかを提起する。その際積極的にArchnecture

RepOsitory、 dbNET、 D:gital diploma Database Oノ ウ

ハウを取り込んでいる。(4.2.1参照)

.一ca 国

いく

Fヽ 】目∽o〓

Page 33: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04101102101

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. lee'

thesis for master degree

4.1.2:利用の様子

詳細ウインドウ イメージ関連画像

二次元画像

現在位置表示パ レット

図04r01/02/01/01:

作業ウインドウ :

左から作業ツー′レ レヾット、真ん中上詳細ウインドウ、二次元画像、平面図、

右にインターネットを介して得られたイメージ関連画像、そして右はじに平面

図の現在位置表示パレットである。

作業ツールパレット

.●に日 四

いく

メヽ 】コ∽o〓

Page 34: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04101102102

図04r01/02/02/

02:

1ノ100の縮尺で

作業していると

CIraduate School of Sience&5 Technology,Waseda University

Takalnitsu SAKAI Fcb. 1998

thesis for master degree

図04/01/02/02/

01:

1ノ1000の縮尺

で作業している

とき

利用の様子の一例として、wired cAADに おいて、1/1oooの図面デイ

テールで`鳥蹴的な作業をしていた状態から、1/1oOの図面デイテールで

街角が見れるスケールでの作業に移ったときそれに応じて参照用のイ

メージを提示している。

Page 35: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101Ю l

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

4.2:実装方法

4.2.1:建築 CADのデータを分析する

今回ベースになっている3D建築cADソ フ トは前述でも取 り上げ

た「GRAPttISOFT6.0」 (海外では「ArchiCAD6.0」 という名称になっ

ている)であるが、これを採用 した最大の理由はその建築設計を中

心 とした柔軟なソフトウエア設計があったからである。その実際の

特徴は前章「3.2建築cAD。 オブジェクト指向」を前提として話

しを進めたい。テクニカルな情報を求めて本論後半部分のみ参照す

る場合で、GRAPHISOFTを 使ったことがない場合はその点は留意 さ

れたい。

「3.2建築cAD。 オブジェクト指向」では「建築的なオブジェク

ト指向」のユーザー (設計者)サ イドに近いところで解説がなされ

ていた。それをもう少しソフトウエアの内部よりで考えようとした

ときこθ)GRAPHISOFTに は GDL(Geometric Description Language)

というプログラム言語をもっている。プログラム言語というとソフ

トウエアを開発するときに耳にする「c++」 などを連想する人が多

かもしれないが、どちらかというとMacromedia社 のオーサリングソ

フトDirectorと Director上 で稼動するLingoと いう言語、この2者の

関係 は、GRAPHISOFTと GDLの 関係 に近 い と思 って もらって良い

だ ろ う。ただ しあ くまで も似 てい るのは関係 だけでそ もそ もソフ ト

ウエ アの 目的か ら違 っているので GRAPHISOFT上 で動 くLingo=

GDLの ような解釈 は正 しくない。

尚、「開発」という観点から補足 してお くとGRAPHISOFT上 で も

C++な どを使って開発する環境はある。もし興味をもたれた方がた

のなら「API」・「SDK」 といったのもあるとだけここでは記しておく。

しかし日経CGで絶賛された「オブジェクト指向」の裏にある特徴的

な思想はGDLに あってそこを上手く利用できないのであれば他のソ

フトウエア上で開発するのとなんら変わりないかもしれないとだけ

.●“口 国

くいくをr 】目∽o〓

Page 36: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. leeE

thesis for master degree

述べておく。

もう少し「GDLは何をやっているのか」という具体的な点に触れ

てみたい。ソフトウエアに付随するマニュアルからみるかぎり、

‐―「家具とか木とか車とかの作り置き」をわざわざプログラム言語

GDLで書くことで多少なりとも柔軟性があるパーツになる一―

このように解釈するだろう。決して間違いでない。パーツと一口で

いっても建築空間に存在するもの全部が対象となってくるので、

パーツの柔軟性一つ取っても技術的な観点だけでも話はつきない。

ここでは本題から逸れるので避けるが、もしwwwの環境があるなら

ばGDLや ArchiCADで検索をかけてみていただきたい。全部見切れ

ないほどの情報が日々更新されている。

単に3D形態を記述する言語はいくらでもあり、それぞれメリッ

トがあるわけだが、ここでは簡単に「GDLの書き方」つまり表現上

の特徴を述べておく。

従来3Dの データの中身は、

「座標 xl,yl,zlか ら座標 x2,y2,z2を 結んで .… それらを面として表現

して,¨ 中身は空洞じゃなくて,¨色はR10%G50%B40%で .¨ テクスチヤ

はPIcToolで ..」

というのが延々と続いていた。がGDLの場合、

「ここから△x,△ y,△ z離れたところに5Mの柱を仕上げ5番のタイ

プで建てろ」といった具合で書いているわけである。(蛇足だが両者

ともこのような日本語で書いているわけでない。違いがはっきりす

るようにこのように簡単に書いたわけである。)

つまり「方言が建築的なプログラム言語」でありそれ故、建築的な

属性を取り扱うことができるプログラム言語となっているわけであ

る。(上の例だと「5番のタイプで」とかいったところが該当。最近

では「柱を」程度の指示は他でも多少の差があってもできる。)

いままで仮にGARAPHISOFTを 使っていたとしても「建築を作る

ために属性概念を使う」だったところを、本論では「建築を知るた

めに属性概念を使う」となっているといってよい。

.コ“口 国

いくをr 】目∽o〓

Page 37: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101103

Graduate School of Sience 2貶 Tcchnology,Wascda University

Takamitsu SAKAI Fcb.1998

thesis for master degree

「属性どうしの関係性

を読み解 く作業」これ

を「設計者が建築cAD

上での作業」と連動し

て実行 しているので

ある。

以下実例として部屋

の状態を調べだすと

ころ

zone hunter

と、季節と図面の縮尺

(1/100の 図面か 1/

500の 図面かという

意味の縮尺)を読み解

く機能を付加 した樹

Season & Scale tree

を紹介する。

図04/02/01/03/01

Zone Hunterを

プログラムの中身

を見るために開い

てみた時のメイン

画面。表になつて

いるのは

Zone Hunterで

取り扱つている各

種パラメタ (建築

空間と関係 した属

性)

.一“口 国

くいく

Fヽ 一調∽o〓

卜・

ハ X方角

Y前ソ・―ン名

ゾーン番号

レターサイズ :rrnl

測定面積 im21

外周

穴の外周

外周壁の長さ

すせての角の数

すべてのヽこみ角の数

外周里の裏面領域

ドア●組み合わせ帽

ドアの裏面積

志の3■み合わせ幅

忠の表面積

フロアレペル

サプフロアの厚き

高さ

1000

1000くアーン名〉

`r■番号 )

2000.00

0

0

0

0

0

0000

0000

0100

0

0

BE+ROM,IJ'IAME AbC

RI]OHJ'IUI'IEER Abc

RoolrsrzE #Rorlr-AREA )4R0$1_PER|M 5.?Roft1JroLESJRt,t i.fR00|'1-WALLSJRm h?R0$1JoRl{ERtt .:!R00NJ0],ICAVES .!E

ROS,I-WALLS_$JRF #R00M-D00RS-WrD l.cROO,I-DOMS_SURF ,4Rofi{-wtNDS_WrD 8...i

R{]0I1-WTNDSJURF #R0S4JASELEV ['iR00I1JL-THICK i.iR0ft1-JIEIGHT E ?

+ norTE

i num

i fbori fbor-fi area

i ceil-i box-U

ir/3 fontiupe

i Pm-Box

3 cn-:n3 Bpots

国 ゾ→名の表示

国 ゾ■番号の表示

図 床引フ・ 0表示

Abc 床州フ・

図 ■,7o表示

図 天丼高の表示

図 ル」の表示

と 角度

Ab● フオント

リ ・・ン,イフ・国 "rり 名の表示

国 中,心点の表示

あり

あり

あり

く麻引フ・ 〉

あり

なし

あり

0.00

MSゴ シック

6

なし

なし

SPREAT 版臓鵬術出術艤艤版艤脳

= FLR」I FLR_C

e WT_WD

廉_下地

球_仕上

巾ホ

■高

肇_下地

里_仕上

三井_下地

三井_仕上

廻り撮

備考

床断誅け

書器ダル

せっ器買ダ:囁

1000

木日地

"l曝コげ ョンヘ・ ¨

金属製下地

和饉

廻録直付型飾り _

上がりIE

S』 1酬

e WLJ

= WL_EC: ‖

C: r

RD_W3 0THERS

Page 38: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

04102101104Takamitsu SAKAI Feb 1998

thesis for master degree

以下Zone_Hunterコ アスクリプト

!Zone Hunter

define sり le nidestyld:fOnwpe,R00叱 LSIZE,1,1

mu12 A /1000ノ 牡_/1000

style ideЫりle

― eques<‖ Henght o亀茎yleHノideS71e‖ ,Shighり

ff1=agqugs("Zone_caI4of", " ", caf,nulflle, catcode)

Znallle=R00M NAMEif cn zllthen Zname〓 catname !***dsplay categOry Nalne as Zone llallle

if catcode="O BGF‖ then Zna■ le=‖ 合計面積‖ !***prilnts‖ BGF‖ to the sttunp

area fomL=[[‖ !***fomat as set in the Preferences

...=request(‖ Arettdimellslon‖ ギ‖,area fO・‐・〕

room area=str(area fOrlll)ROOM AREA)

lin forlll―l:‖

nTfequest cLinea_dimesion‖ ノ‖lin fOran)

roolll height=山r(■l fom,R00M_HEIGHT)room pmIIl=str tlin fOnll,R00M_PERIM)

fot:m = lin_formgosub 1001

lin_unit = unit

form: area_fonn

gos'nb 1002

.一ca m

いく≧r 】調∽oE

!***Unit tings

Page 39: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101Ю5

w_roona = (stw (Zname)) * flame

w_roonu = (stw EOOM_NUMBER)+3) *

w_floor = (stw (floor_f)+3) * floor

w_rooar = (stw (room_area)+3) * atrPJa

w_peri = (stw (roomjerim)+3) f peri

w_roohe = (stw (room_height)+3) x ceil_s

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. leeE

area umt=umt

room area=‖ A:‖ +rooIIl area+area ttumt i***compostte smgs

rooIIl helght=‖ H:“ +rooln hoght+lin unlt

room perim=‖ P:“ +room pen□ 1+lin unit

!***width of the suttls_o if■ ot displayed

num

man len = rnar( (w_roona, w_roonu, w_peri, w_rooar, w_roohe, w_floor) !xxx width of

the stamp

marc_h = - (name + num + floo'r + rea+ peri + ceil-s) x shight !x*x heightof the stamp

vlen: - shight

ro€ wadd2 -malc_lenlZ, vlen - max_hD

if name then

Text2 O,-vlefl,7name

endif

if num then

fl=fl*1

vlen:vlen + shight

Te:ft2 Z,-vlen, ROOM NUMBER

endif

if floor then

$=rl*1

vlen =vlen + shight

Text2 2,-vlen, floor fendif

if area then

.一“口 国

いく

Fヽ

【調∽o〓

Page 40: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102Ю lЮ6

fl=ll*1

vlen:vlen + shight

Text2 2, -vlen, room area

peri then

fl=t1*1

vlen:vlen + shight

Text2 2,-vlen, roomjef,im

ceil_s then

tl=ll*1.

vlen:vlen + shight

Text2 2,-vlen, room_height

= vlen+shight

hotspot2 g,5hight

hotspot2 max len, shight

hotspot2 0, max_h + shight

hotspot2 ma:r_len, man_h + shight

hotspot2 max lenlZ,max_hD + shight

hspots then

hotspot2 ma:r lenl2, shight

hotspot2 mair._lenD, max_h + shight

hotspot2 0, ma:c_hlZ + shight

hotspot2 max len, max hD + shight

box;rr and n then

pen Pen_Box

line2 0 ,0,0, -vlen

line2 max len ,0, man_len , -vlen

for i=0 to n

line2 O,-ixshight, max len, -i*shight

next i

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1ee8

thesis for master degree

.一“口 国

くいくをr 】目∽O〓

Page 41: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101107

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. lee8

thesis for master degree

!***0 01 strat***

!vl〓 "‖

!v2=‖‖

1

!■ =REQUEST(HZOne_categOry‖ )‖

‖,vl,v2)

,

!chl=OPEN(“ TEXT“ ,vl+v2)‖ SEPARATOR=:¥げ ,MODE=WO‖ )

1

!ch2=OPEN(‖TEXTH,v2+vl,HSEPARATOR=:¥ザ,MODE=WO‖ )

!■ =REQUEST(HInternal id‖ ,H‖ ,vl)

,

!chl=OPEN(‖TEXT‖ノzOllelist01"+vl,‖ SEPARATOR=:¥ピ ,MODE=WOn),

!ch2=OPEN(“TEXT‖ ,Hzonelist02H+vl,‖ SEPARATOR=1¥ピ ,MODE=WO‖ )

chl=OPEN(‖ TEXT“ ,Hzo■ elist01‖ +GLOB_ID,‖ SEPARATOR=:¥ピ ,MODE=WO“ )

ch2=OPEN(‖ TEXTH,‖ zo■elist02‖ +GLOBゴ D,‖ SEPARATOR=:¥ピ ,MODE=WO‖ )

OUTUTchl,1,0,‖ ROOM NAME‖ ,R00M NAMEOUTUT chl,1,0)‖ R00M_CORNERS‖ ,R00M_CORNERSOUTUT chl)2,0,“ ROOM_CONCAVES“ 〕R00M CONCAVESOUTPUT chl,3,0,‖R00M_WALLS_SURF",R00M_WALLS_SURF

OUTUTchl,4,0,“R00M_DOORS_SURF“ ,ROOM DOORS」 URFOUTUTchl)5,0,‖R00M_ⅥIINDS_SURF‖ ,R00M WINDS_SURFOUTPUT chl,6,0,‖R00M_BASELEY‖ ,R00M_BASELEYOUTUT chl,7,0,“ R00M_HEIGHT‖ ,ROOM_HEIGHT

.0”口 国

くいく

Fヽ 一目∽o二

Page 42: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

0410211)l108

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI

roo叱shape=::::

ifR00M_CONCAVESく >0山en gOto 9990001

ifR00M_CORNERS<>4 then gOt0 9990011

room shape=‖ re_le‖ +‖il+1lsquareli+‖ ‖

+‖ shape“

goto 9990100

9990011:

if R00M_CORNERS<>5 then gOt0 9990012

rooLshape=‖ pentago■‖+‖

‖+‖shape‖

gOt0 999oloo

9990012:

if R00M CORNERS<>6 then got0 9990013

rooLshape=‖ hexagon‖ +‖‖+'icombl'十

ii‖+“ shape‖

goto 9990100

9990013:

if R00M CORNERSく >7 then gOt0 9990014

roo叩hape=‖ hep9on‖ +“ '1+"shape::

goto 9990100

9990014:

if R00M CORNERS<>8 then gOt0 9990015

roolll shape=‖ OctagOn‖ +‖::+l:ocLopusHキ ::::+::shapel:

goto 9990100

9990015:

r0011L Shape=‖ PolygOnal‖

goto 9990100

9990001:

ifR00M CONCAVESく >ROOM_CORNERS then goto 9990002

Feb 1998

.つに日 国

いく≧F 】調∽o〓

Page 43: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101109

Graduatc School of Sienceだ しTechnology,Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb.1998

thesis for master degree

room shape〓 ‖star‖ +‖

‖+‖ aSteroidea‖ +‖

H

got0 999oloo

rooll_shape=‖ collvex"+“ “+“ hollow‖ +‖‖+‖pOlygonal‖

goto 9990100

9990100:

OUTUT ch2,1,0,room sha2pe

CLOSE chl

CLOSE ch2

!***0 01 end***

end

1001: !*** Linear unit strings

if strstr (form, "m") then uldt: " m"

if strstr (form, "cm") then unit = " cfll"

if strstr (form, "tttm") then unit = " .mm"

if strstr (forn, "i") or strstr (form, "f") then unif, = ""

1002: !* * * Area unit strings

if strstr (form, "sqm") then unit : " frZ"

if strstr (form, "sqcm") then unit = " cm2"

if strstr (form, "sqmm") then unit = " mm?"

if strstr (form, "sqmm") then unit = " mtn2"

if strstr (form, "sqf") then unit = " sq ff,"

if strstf (form, "sqi") then unit - " sq inch"

rehrnr

DJt. Zone_Hunter 72 t) A F =7

.Oca m

いく

Fヽ 一目∽o二

Page 44: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101110

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. lee8

thesis for master degree

図04/02r01ノ

10r01(上の

図)

図04/02/01/

10/02

(下の図)

1&S由じ

をプログラ

ムの中身を

見るために

開いてみた

時のメイン

画面。表に

なつている

のは

― &Qttb図04/02/01ノ

10/01で取り

扱つている

各種パラメ

タ (建築空

間と関係し

た属性)

図04/02/01ノ

10/02では3

Dワ イヤー

フレームが

見えている

がこのほか

縮尺に応じ

た図面表記

を2Dでは

見せる。

.●●口 国

いく」F ¨目∽o〓

▲▼

‘▼

▲,

▲▼

‘▼

▲,

▲▼

さ,

▲7

▲▼

▲▼

撃:早 綸高

臓早 幹の高さ

騨:: 幹の直径

語: 業の形 {5/4ノ 5)

図 シダム1=YO=NΔ 業の角度

撃:早 業の‖オ

』: 業の牧欺

騨:早 機の長さ(D=無 )

と 機の角度

噛 幹の材料

8。。01‐004005出4。.。05003。。4。。Om54

Page 45: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

04102101111Takamitsu SAKAI

以下、Season&scale treeコ ア2Dスクリプト

!Season&Scale tree

!***taka3 001 startl***

"eenЯ

me="‖

if C>8000山 en gOt0 999o010

if C<1700 then gOt0 999ooll

treenЯ me=‖ tree wood‖

gOt0 999oo20

9990010:

treenanle〓 "giganttc big tree wood powerful stror="

goto 9990020

9990011:

treenallle=Hshrub thicket low short tree wood weak poor‖

gOt0 999oo20

9990020:

season=‖ “

if K>20 then goto 999oo21

season="winter cold ■ovember december jalluary‖

gOt0 999oo30

9990021:

red=‖‖

green〓 ‖‖

blue="‖

!n=H“

!red=REQ(“Red_of lllaterial M)

!green=REQ(‖ Green of material M⊃

REQUEST(“Rgb_Of matmal‖ ,SYMB_MAT,red)green,blue)

Fcb 1998

.Oca 国

いく

Fヽ 】轟∽o〓

Page 46: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

04102101112Takamitsu SAKAI

!REQUEST(‖ Rgb Of matmal",SYMB_MAT,red,green,

if red>=green then gOt0 999oo22

if redく green then goto 9990023

9990022:

season=‖ fall autuini september‖

goto 9990030

9990023:

season〓‖sPang sul■Iler hoげ

:

gOt0 999oo30

if GLOB_SCALEく 200 then gOt0 999oo01

FRAGMEhlT2 5,0

FRAGMENT2 6,0

vl〓‖‖

vl=‖tree 3D‖ +GLOB ID

chl=open(HTEXT‖ ,vl,‖ SEPARATOR=:¥ザ ,MODE=WO‖ )

Outtut Chl,1,0,treenallle,season)“ broad“ ,“widell

close chl

9990001:

FRAGM呻 4,0

FRAGMENT2 1,0

if GLOB」 CALE<50 then goto 9990003

Feb.1"8

.0付口 国

いく

メヽ 一ヨ∽o〓

Page 47: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

04102101113Takamitsu SAKAI

vl=‖‖

vl=‖ tree 3D‖ +GLOB ID

chl=open(“ TEXT‖ ,vl,‖ SEPARATOR=[¥ぜ ,MODE=WO‖ )

。uりut Chl,1,0,treenalne,seaso■

close chl

goto 9990002

9990003:

vl=ntree 3D‖ +GLOB ID

chl=open(HTEXT‖ ,vl)‖SEPARATOR=:¥ピ ,MODE〓 WO‖ )

Oulput Chl,1,0,treename,seaso■ ,Hdaa■ e‖ ,‖ subde"

dose chl

!***taka3 001 endl***

Feb 1998

.0“口 国

くいくをr 】調∽o〓

以上、Season&scale treeコ ア2Dスクリプト

Page 48: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101114

賜「

下、 Season & scale tree

!Season & Scale tree

!***taka3 001 startl***

if A <200 then gOt0 9990001

9990001:

!***餞逮口6 001 endl***

ung=0.3

if s=0」hen 30

e=e*0.5

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

コア3Dスクリプト

,**********************

material s

cone d,e,e*0.8,90,90

1**********************

if pく =o then 30

addz d

!************** 1,N

addz―d/3

v‐nd(360)

Wヨmd(D

cone pノ4,e*0.4,e*0.2,90,90

addz pノ4

v―rnd(360)

w_‐nd(r)

STE

.Oca m

いく

Fヽ 】調∽o〓

Page 49: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101115

rotz v

r07Wcone p/3,e*0.2,e*0.1,90,90

2:

de1 6

3:

!************** H

!************** 2.N

v=■nd(360)

w―rnd(r)

rotz v

roty w

cone p/2)e*0.8,e*0.4,90,90

!**************2.1.N

addz P/2

addz― pノ6

H劇 (360)

W=■■はd(r)

rotz v

rOり W

cone p/3,e*0.2,e*0.1,90,90

de1 3

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

!**************2.N

v―rlld(360)

w―rnd(り

.一“口 国

いく

メヽ 】口∽o〓

Page 50: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101116

rotz v

rOW W

cone pr4,e*0.4)e*0.2,90,90

addz pメ4

v―d(360)

w―rlld(r)

rotz v

rOty w

co■epメ4,e*0.2)e*0.1,90,90

5:

de1 8

l*xxx****x*)xx**

v+nd(360)

1y::6d(1)

rof,z v

foty w

co■ep2)e*0.8,e*0.4,90,90

addz P/2

!************** NH

addz―p/6

v―rnd(360)

W鋼 ←)

Graduate School of Sience&Technology,Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb.1998

thesis for master degree

.Oca 国

いく

Fヽ 一目∽o〓

Page 51: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101117

rotz v

rOり W

cone p/4,e*0.4,e*0.2,90,90

addz Pメ4

vttnd(360)

w―rnd(r)

rotz v

rOげ W

cone pノ4,e*0.2,e*0.1,90,90

Graduate School of Sienceだ貶Technology,Waseda I」 niversity

Takamitsu SAKAI Feb 1998

1**************

de1 6

1************ネ *

vflld(360)

w_I‖d③

rotz v

rOty w

H

NH

cone P/4)e*0.4,e*0.2,90,90

addz P/4

輌 (360)

W判md(0

.Oca 国

いくをr 】調∽oE

Page 52: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101118

cone p/4,e*0.2,e*0.1)90,90

8:

!************** H

Hnd(360)

w―Hld(r)

rotz v

rOty w

cone pメ4,e*0.4,e*0.2,90,90

addz P/4

vttd(360)

wttndo

rotz v

rOty w

cone pノ4,e*0.2,e*0.1,90,90

30:

,**********************

60:

material m

del top

addz d

muly bノ a

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. leeE

.0に日 国

いくをr 一調∽o〓

Page 53: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101119

1*********************************** Ll T

addz l.5348*(c― d)/4.9171

for Y:1 to kx0.7 steP

z+nd(3.3822)

n:asn(z/3.485)

l=md(180)

m=rnd(360)

x=3.485xcos(n)

x:x*aJS.79

x:x-O.M*a15.29

if x<jlZ then 110

z:z*(c-d)14.9L71

rotz m

addx xaddzz

roty 90-n

if ung<>0 then

sto+nd(ung)

addz -sto

endif

rotzlrotr( igosub 500

de1 6

if ung<>O then del

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Fcb 1998

thesis for master degree

.0“口 国

いく

Fヽ 一目∽o二

Page 54: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101120

110:

nexty

!*********************************** L2T

for y-lto k*0.25s岬 1

Z―l■ld(-1.31(56)

n―asi(zノ 1.3642)

1-rnd(180)

m―rrld(360)

x=1.3642*cos(■)

x〓x*a/5.29

x―x+1.2808*a/5.29

Z=Z*(C―d)/4.9171

rotz ln

addx x

addz z

rOy 9o_■

if ungく >o then

StO~8:ld(ung)

addz―sto

endif

rotz l

rotx l

go測b500

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

de1 6

if ungく >O then del

.一“口 国

くいくをr 】調∽o〓

Page 55: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102Ю 121

if s<>0 then 140

lx*xxxx**x******x*x******r(***x****** L3Tdel top

addz d+ 6.2559 * (c-d)/4 .9 l7 |

for Y=l to k*0.05 stEP 1

z:rnd(-O.2183)

z=z-6.0376

n=acs(zl6.2559)

l:rnd(180)

m=md(360)

x:6.2559*sin(n)

x:x*a15.29

z=z*(c-d)14.9171

rotz,m

addx x

addzz

if ung<>O then

sto=rnd(ung)

addz -sw

endif

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

.0”口 国

いく

≧r 嘱調∽o〓

Page 56: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102101122

gosub 500

de1 6

if ungく >0山en del

next y

140:

end

500:

1*************************

mulx j/0.2

muly j/o.2

if hく >l then 510

q=義1くrndO.99))

goto(530+10*q)

510:

r gtt thel1 550

if g-4山 en 540

530:

poly 3,

0,0.1,

0.0866,-0.05,

-0.0866,-0.05

goto 560

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1ee8

thesis for master degree

。つ“口 国

いく

Fヽ

【目∽o二

Page 57: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda Univu sity

04102101123Takamitsu SAKAI Feb 1998

thesis for master degree

540:

poly 4,

0,0.1,

0.1,0,

0,-0.1,

-0.1,0

goto 560

550:

poly 5,

0,0.1,

0.0951,0.0309,

0.0588,-0.0809,

-0.0588,-0.0809)

-0.0951,0.0309

retum

以上、Season&scale treeコ ア3Dスクリプト

ここではこれ ら 2つのタイプのコア部分だけ紹介 した。

細かな表記に関してはソフトのマニュラルではないので解説は控えておく。

m 山

.0“口 国

いくをr 】目∽o二

Page 58: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102102101

・ Part2●

Takamitsu SAKAI Feb 1998

thesis for master degree

4.2.2:建築 CADのデータか ら情報ネ ッ トワークヘ

図04/02/02/01/01に おいてPart2、 Part3は本来開発過程上の区分け

であったが、論文執筆時点でGDLに て直接wOrld.wideoweb(www)や

File Tranfer Protocol(FTP)が 実行 で きない。 そ こでそれ を補完 す るた

めにPerlと いうソフトウエアで情報ネットワークとの直接的送受信部分

を新規 に作成 し (Net lnterface)、 GDLに て GRAPHISOFTと Net lnterface

● ● ● ● 0● ● ● ● ● ● 00000● ● ● ● 000

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

Part3 ・●

: ■■■ 日~`ラ

rく`

〔WOrCレ(D1ヽ

● ●

0 0● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

図04r02r02/01701:

システム概要図2

点線部が将来簡潔に一体化

できる。

のデータのやり取りをテキストファイルを中間生成物として行っている。

ただし本論でその可能陛と重要性を述べているこの新機能などについて、

先日GRAPHISOFTの 本国 (ハ ンガリー)開発チームや現地の大学研究機

関と幅広 くディスカッションをした結果。良好な対応が充分期待できそ

うなので、遠くないかなり近い将来4.2.1、 4.2.2、 4.2.3で分けて解説し

ている部分がより簡潔に統合される可能性がある。

.一“口 国

いく

Fヽ 】目∽o〓

ターネット

吸r

エ ー 尭

Page 59: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102102Ю2

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Fcb. 1998

thesis for master degree

4.2.1において解析過程の一例として挙げたコアスクリプトの中でも既に

何回か登場しているが、ここでPerlと GDLの窓口となっている部分の

GDL側 の解説として、GDLにおけるファイル1/0の一部分 (通常の場合

はこれでほぼすむ)の解説を付記する。

GDLにおけるファイルvO・ ・・テキスト拡張名

以下は、ファイル1/0操作の例として挙げられるテキス ト拡張名のサンプルである。

このタイプの他の拡張名は、GraphisO■ その他より提供されている。

テキスト拡張名では、OPEN、 INPUT、 およびouTPuTコ マンドのパラメータリスト上の文

字列が解釈される。「Graphiso■ Data F01der」 という名前のフォルダがユーザー定義のファイル

として

GRAPⅢSOFTと ともに存在すると仮定しる(こ のフォルダの名前は、拡張名リソースで定義さ

れているので、ローカライズできる)。このようなフォルダが存在していない場合、拡張名によう

て作成される。フォルダにはサブフォルダを作成し、そこから既存のファイルを検索できる。テ

キストのファイルは、読み取りと書き込みが可能である。

1)チヤンネル=OPEN(filteLfilename,paramstring)

フイルタ:拡張名を指定している。テキスト拡張名の場合、"TEXT"と指定している。

ファイル名 :開かれるファイルの名前

バラメータ文字列 :拡張名およびオープニングのモードの特定の区切り文字ファイルを開く。書

き込みを行うファイルが存在しない場合、そのファイルが作成される。読み取りを行うファイル

が存在しない場合、エラーメッセージが表示される。

戻り値は正の整数で、これで特定のファイルを識別している。この値が、ファイルの参照番号と

なる。

パラメータ文字列には、以下の情報を入力できる。

。SEPARATOR=引用符(")の 間のキーワードの後に、(読み取りと書き取り両方の)テ キストフアイ

ルで欄の区切り文字として使う文字を書Jり 当てることができる。特殊な場合として、タプ(")と 改

行(")がありる。

・MODE=キ ーワードの後、オープニングのモードを入力している。オープニングのモードは、以

.0“口

いく卜

【“∽o二

Page 60: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

041070703

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb 1998

下の 3通 りである。

RO(読み取り専用)

WA(書 き込み専用)フ ァイルの最後に追加。

WO(書き込み専用)フ ァイルに上書きします。保存されたデータはすべて失われる

読み取り専用ファイルと書き込み専用ファイルを同時に開くことはできない。

SEPARATORと MODE.の 間には、常にカンマ(,)を入れる。

存在 しないキーワー ドを使った場合、区切 り文字が間違っている場合、パラメータ文字列が空の場

合には、拡張名はデフォル トで設定される。

SEPARATOR =:',MODE =RO.

例 :

chl =OPEN ("丁 EXT","filel","SEPARATOR■ '3:,

MODE=RO==)

ch2 =OPEN (!'TEXT==,“ file2=',"")

ch3 =OPEN (!'丁 EXT","file3",WSEPARA丁OR■ 'I,

MODE=W011)

21n=:NPUT(lhannelぶ 罐DR』:D,field:D,va口 LVa口与.・・D

レコードID:列の数(数字または文字列)

フィールドID:夕1の 中にある欄の数

コマンドは、チャネル値で識別されたファイルの開始位置から、パラメータとして割り当てられた

数の値を読み取とる。パラメータリストには、少なくとも1個の値が存在 している必要がある。読

み取られた値は、関数によってシーケンスのパラメータに代入される。値は、値に定義されたパラ

メータに関わらず数値または文字列タイプをとることができる。ファイルの値の位置に、数式また

は文字列式を入れることができる。各式には、GDL算術関数コールと同様に、数字または文字列の

定数が使われる。各式は、入力処理の間に評価される。例:テ キストファイルに以下の式を入れる。

(区切り文字は',')1.23,1'2","aaa",2率 SIN(45)+1,S(沢 (3)戻 り値は、読み取った値の個数となる。ファ

イルの最後まで達すると、 1と なる。

列と欄の数は、正の整数である必要がある。正の整数以外では、エラーメッセージが表示される。

列と欄の数が間違っている場合には、入力は実行されない。(■ =0)

列と欄が識別されると、パラメータと同じ個数の値が開始位置から入力される。値よりもパラメー

.つ“口 m

いく

Fヽ 】目∽o〓

Page 61: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102Ю704Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

夕の個数が多い場合、対応する値のないパラメータは、0に設定される。

空の欄(2つの区切り文字の間に何もない場合)では、パラメータは0に設定される。

例 :

nr =INPUT (chl,1,1,vl,v2,v3)

!最初の列の最初の欄から3個の値を入力します。

PRINT nr,vl,v2,v3

31 0UTPUT Channe:メ eco■洲Dョfield:D,eXpr [,exp鳥 ."]

レコー ドID:可狽ネ場合、出力された値の後に新しい列が続 く。

フィールドID:必要のない場合、この値は使われない。

指定された位置からチャンネル値によって識別されたファイルに、定義済の式と同じ個数の値を出

力する。少なくとも1個の式が必要である。出力値のタイプは、式のタイプと同様である。

テキス ト拡張名では、OUTPuTはオープニングのモードに従って指定された式を連続した位置に入

れる。このとき、各式の間にはファイルのオープニング時に指定された区切り文字を使い、上書き

するか、またはファイルに追加する。この場合、指定位置は解釈されない。

レコー ドIDは、出力で新しい列を指定するために使う。

レコー ドIDが使用できる場合、出力値の後に新しい列が続きる。使用できない場合、最後の値の後

に区切 り文字を入力する。

string =::Date:19.01,1996=:

a =1 .5

0UttPUT ch2,1,0,string

!文字列の後に新しい列が続く文字列の後に新しい列が続く

OUTPUT ch2,0,0,a,a +1,a +2

1a+2の後、区切り文字が続く。新しい列なし。

41 CLOSE channel

ファイルのクローズは、チヤンネル値で識別される。

例 :

GDLオブジェクトは“fl・ ファイリレの内容を "f2‖ および"f3"フ ァイルにコピーする。

また、‖fl"に舞 gみされたすべての値を"fZ"と "f3"の別々の列に書き込む。

chl 却 PEN (!'TEXT!!,:lfl:',='MODE=roli)

ch2 =OPEN (° TEXT° ,"f2=',='SEPARATOR■1=,MODE〓

悧o=')

ch3 =OPEN (!=TEXT=','lf3'!,liSEPARATOR=・・,MODE=Ⅵ o:')

.一“口 国

いく

メヽ 一口∽o〓

Page 62: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102102Ю5

Graduate School of Sience dtt Technology,Waseda University

Takamitsu SAKAI Fcb. 1998

thesis for master degree

i =1

1:

n =INPU丁 (chl,i,1,Varl,var2,var3,var4)

I F n く>-1 丁HEN

OUTPUT ch2,1,0,varl,var2,var3,var4

0UTPUtt ch3,1,0,varl,var2,var3,var4

i =i +1

GOT0 1

ELSE

GO丁0 2

ENDIF

2:

CLOSE chl

CLOSE ch2

CLOSE ch3

END

次にPenと GDLの窓口となっている部分のGDL側の解説として、Perl

におけるファイル1/0の部分と情報ネットワーク (イ ンターネット)へ

の送受信部分のコアスクリプトを紹介する。

perlにおけるファイル1/0&イ ンターネット送受信コアスク

リプト (Mac Per:の場合)

use FileHondle;

use HTTP::Request;

require LWP: :UserAgent;

############################

#

# Ma■ n routine

#

SOUT_FILE_NAME = :=result,html==;

SfileNum = '001:;

#¨ ― ――――――…―――――――― ―――――――――――――――――――――――――― ――― parse arguments form data

SSEARCH_WORD = =Windowi;

。つ“口 国

いくをF ¨目∽o〓

Page 63: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102102106

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. lee8

thesis for master degree

#---------- do the seqrch

close STDERR;

$uq - new LlllP: :UserAgent;

$seorchURl = "http: //imoge, oltovisto. com,/cgi -bin/avncgi?do=3&verb=no&oshope=r8oonepp=1&oprertsO&query= " ;

$seorchURl . : $SEARCH-WORD. "&ophoto:on&ocolor=on " ;

my $request = HTTP::Request->new(GET => $seorchURL);

$uo->timeout( 360 );$uo->ogent( 'Mozi11o,/3.04 (Mocintosh; I; PPC)' );

mY $res = $uo->request( $request );my @result = split( /YxOo./, $res->content );

#---------- print out the result$outFH = r€vv FileHondte( "> $0UT-FILE-NAME" );$i.mogeFH = r€w FileHondle;

foreoch my $li.ne ( @result ) {if ( $li.ne - n,http://imoge.oltovisto. com:8877/inoge/, ) {

chomp $li.ne;$line : m, .+o href=1[,r>]+)>.+img src=([^ys]+)ys, ;

$outFH->print( $1, "Yt", $2, "Yn" );

$seorchURL = $2;

my $request = HTTP::Request->new(GET => $seorchURl);my $res = $uq->request( $request );

$imogeFH->open( "> $fileNum" );$fileNumr+;

$imogeFH->print( $res->content ) ;

$imogeFH->close;

]]

$outFH->close();

.●“口 国

いく

Fヽ

【J∽o二

Page 64: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102102107

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

尚、ここで取り上げたPerlス クリプト (Net lnterface)は Pictureを 探

すエンジンとしてAltavistaを呼び出すタイプのものである。

.一“口 国

いくをF ¨目∽o〓

Page 65: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102Ю3Ю l

Graduate School of Sience & Technology , Waseda lJniversityTakamitsu SAKAI Feb 1998

4.2.3:情報ネッ トワークか ら建築 CADヘPictureを 3D建築 cAD上での作業過程中に入 り込ませる最後の段階

としてNet lnterfaceが ダウンロー ドしてきた Pictureを GRAPHISOFT上

で表示 させる仕組みをやはりGDLで整える。これにより作業中に表示で

きるばかりでなく、元来GDLかパーツ作成の用途があったため、図面上

のどこでも好きなところにPictureを 配することができるというメリット

も生まれてくる。

Picture‐importerコ アスク リプ ト

!キ***Picture_Importer_12jpgs十 ***

picture2 !!001.jpg::, 1.o, 1.5, 5

add2 1.0,0

p■ cture2 =1002.]pgil, 1,0, 1.5, 5

add2 1.0,0

picture2 ::003.jpgi', 1.o, 1.5, 5

add2 1.0,0

picture2 :1004.jpg!!, 1,o, 1.5, 5

add2 1.0,0

picture2 :=005。 jpg:', 1.0, 1.5, 5

addZ l,0,0

p■ cture2 ==006.]pg:1, 1・ 0, 1.5, 5

add2 1.0,0

de1 6

add2 0,1.5

p■ cture2 :1007.]pgi!, 1・ 0, 1.5, 5

add2 1.0,0

p■ cture2 ::008.]pgil, 1,0, 1.5, 5

add2 1.0,0

p■ cture2 =:009.]pg'', 1・ 0, 1.5, 5

add2 1.0,0

p■ cture2 =]010,]pgil, 1,o, 1.5, 5

add2 1.0,0

p■ cture2 ==011.]pg:1, 1・ 0, 1.5, 5

add2 1.0,0

p■ cture2 ==012.]pg:1, 1・ 0, 1.5, 5

odd2 1,0,0

.0“口 国

いく

メヽ 】目∽o〓

de1 7

Page 66: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04107脚01

グローバル変数のリス トグローバル変数を使って、モデルの特定の値を保存できる。これによって、G DLマ クロの環境についての

GRAPHISOFT上 の情報を呼び出すことができる。たとえば、壁に適合するように窓を定義する場合、壁の

パラメータを呼び出すことが可能である。グローバル変数は、マクロコールが行われている間は、スタッ

クされない。

一般環境情報

GLOB SCRItt TYPE T~ 現在のスクリプトのタイプ

1-特性スクリプト、2-2Dス クリプト、3… 3Dスクリプト、4-未使用、5¨ 値リストスクリプト、1-マスタースクリプト

GLOB CONTEXT表示状況

1-ライプラリ部品エディタ、2-平面図、3-3Dピュー、4-断面/立面、5-設定ダイアログ、6-リ スト

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for maste degree

4.2。4:その他開発情報

GDLで読み解くことができる建築的属性及びその関係性のうちプログ

ラムコード (ス クリプト)そのものを追わなくても、比較的直接呼び

出すことが可能なものの一覧をあげておく。但し、従来はごく一部の

パワーユーザーでしか使っていなかった部分ではあり、真価を発揮さ

せるためにはGDL全体的な理解が必要にはなるだろう。しかし空間構

成的な創造力がものをいうプログラム言語なのでプログラム初心者だ

からといって恐れることは全くなく、逆に一般的な開発言語のパワー

ユーザーだからといってGDL S痰えるわけではない。

1996年に早稲田大学建築学科渡辺研究室で行った委託研究として

GDLに よる日本用のパーツ集開発があったが、このとき最終的に使い

物になったか否かと、プログラム経験の量・質は一切関係なかったと

いう事実がある。残念なことにこのとき参加者が作成したGDLに よる

パーツ (ラ イプラリ部品)は存在するが、同委託研究を何らかの研究

論文としてまとめ記録を残していないので、当時の様子は最後まで流

れを見ていた数人が内情を知るのみとなっている。

.Oca 国

いく≧r 中調∽o〓

Page 67: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102104102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1ee8

thesis famasterdegree

GLO口_SCALE A製ロスケール

現在のウィンドウに基づく

GLOB_NORTH DlR U~ 投影の北方向

「太陽」ダイアログでの設定に従ったデフォル ト プロジェク ト座標系が基準

GLOB DRAWING BGD PEN図面の背景色のベン番号

現在のウィンドウの背景色に最も合う現在のパレット内のペン

フ ロア情報

GLOB HSTORY ELEV B配 置フロアの立面図

配置フロアはオブジェクトを配置するフロア

GLOB HSTORY HEIGHT Q 配置フロアの高さ

配置フロアはオブジェクトを配置するフロア

GLOB CSTORY ELEV Q~ 現在のフロアの立面図

現在のフロアは「平面図」ウィンドウに侮ヲされているフロア

GLOB CSTORY HttGHT R~ 現在のフロアの高さ

現在のフロアは「平面図」ウィンドウに侮ヲされているフロア

GLOB CH STORY DIST S~ 配置フロアを基準にした現在のフロアの位置

現在のフロアは「平面図」ウィンドウに侮ヲされているフロア

フライスルー情報

GLOB FRAME NR Nアニメーションの現在のフレーム番号

アニメーションのみに有効、0は静止画像

GLO■ FIRST_FRAME o_フ ライスルーの最初のフレームインデックスインデックス

アニメーションのみに有効、0は静止画像

GLOB LAST FRAME Pフ ライスルーの最後のフレームインデックスインデックス

アニメーションのみに有効、0は静止画像

GLOB EYEPOS_XK~ 現在のカメラの位置(x)

アニメーションと静止画像のパース投影のみで有効

GLOB EYEPOS Y L~ 現在のカメラの位置(リ

アニメーションと静止画像のパース投影のみで有効

.Oca 国

いく

Fヽ 】ヨ∽o〓

Page 68: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

0410704103

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

for m口曲r dgree

GLOB_EYPOS Z M″ 現在の カメラの位置oアニメーシ ョンと静止画像のパース投影のみで有効

GLOB TARGPOS_XN~ 現在の視点の位置 o)アニメーシ ョンと静止画像のパース投影のみで有効

GLOB_TARGPOS_YO~ 現在の視点の位置 c)アニメーシ ョンと静止画像のパース投影のみで有効

GLOB_TARGPOS_ZP―現在の視点の位置 ((z)

アニメーシ ョンと静止画像のパース投影のみで有効

一般要素バ ラメータ

GLOB_LAYER要素の レイヤー

要素が割 り当てられるレイヤーの名前

GLOB_D要素のユーザー ID

設定ダイアログボックスで設定されている D

GLOB_MD要 素の内部 ID

プログラムで生成される任意の内部 D← ―ザーによる制御は不可 )

GLOB_ELEVATION亀 要素のベース立面図

プロジェク ト原点が基準 ((現在の設定に従った ドア、窓、下枠の高さを除 く

一般要素パラメーターリスティング専用

GLOB_ELEM T″ E要素の タイプ

1オブジェクト、2-ラ ンブ、3窓、牛 ドア、5-壁、6柱、7スラブ、8屋根、9塗りつぶし、10-メ ッシュ

オブジェクト、ランブ、 ドア、窓のパラメータ

SYMB_LIN― Eラ イプラリ部品の線種

2Dシ ンポルのデフォル ト線種 として適用

SYMB_FΠ Iラ イプラリ部品の塗 りつぶ しタイプ

断面 ノ立面ウイン ドウ内の ライプラリ部品の カッ H脚 にヽ適用

SYMB_FILL PENラ イプラリ部品の塗 りつぶ し部分のベ ン番号

断面 ノ立面ウイン ドウ内の ライプラリ部 品の カッ H卸 |ヽこ適用

.一“日 国

いくをr 】〓∽o二

Page 69: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

04102104104

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

fm master degree

SYMB_FBGD_PENラ イプラリ部駒 塗 りつぶし部分の背詢 ベン番号

断面 ノ立面ウィン ドウ内のライプラリ部品のカッロ脚 にヽ適用

SYMB_SECyr PEN断面内のライプラリ部品のベン番号

断面 ノ立面ウイン ドウのライプラリ部品のカット楓ハの輪郭に適用

SYMB― PIN Lラ イプラリ部品のデフォル トベン番号ベン番号

3Dウィンドウ内のすべてのエッジと断面ノ立面ウインドウのビユー内のエッジに適用

SYMB_MAT Lラ イプラリ部品のデフォル ト材料

SYMB_POSメ X~ ライプラリ部品の位置①

プロジエク ト原点が基準 ((ベース となる壁の 開始点を基準に した ドア、窓を除 く)

SYMB POSttY Y″ ライプラリ部品の位置o)

プロジェク ト原点が基準 ((ベース となる壁の開始点を基準に した ドア、窓を除 く)

SYMB POS_ZZ― ライプラリ部品の位置 cz)

プロジェク ト原点が基準 ((ベース となる里の 開始点を基準に した ドア、窓を除 く)

オブジェクト、ランプのパラメータ

SYMB_ROTANGLE W″ ライプラリ部品の回転角度

現在のアンカーポイン トを中心にして「設定」ダイアログから実行される数字データによる回転

SYMB_MIRRORED V~ ライプラリ部品の ミラー化

0-ミ ラーなし、1ミ ラー化 ((ミ ラーは現在のアンカーポイン トを中心にして実行)ポイン トを中心にして実行 )

オ ブ ジ ェ ク ト、 ラ ン ブ 、 ド ア 、 窓 の パ ラ メ ー タ ーリ ス テ ィ ン グ 専 用

SYMB_A_S7Fライプラリ部品の図回用長さノ幅

オブジェタ トノランプの横長さ、窓 ノドアの開口幅(固定バ ラメータ)

SYMB_B_Si′ Hラ イプラリ部品の図面用幅 ′高さ

オブジェク トノランプの縦長さ、窓 ノドアの開日高(固定バ ラメータ)

オブジェクト、ランプのパラメーターリスティング専用

SYMB_Z SI′ Hラ イプラリ部品の図回用高さ

最初のユーザー バラメータが― yz形式で指定されている場合は、公称高 さに使用され、それ以外の場合は 0

.●ca 国

いく≧r

【J∽o〓

Page 70: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

041070405Takamitsu SAKAI Feb.1998

fm naster degree

窓とドアのパラメータ

WIDQREVEAL ON窓 ノドアの抱きを有効化

0の場合は抱 きをオフ、1の場合は抱 きをオン

WDO_SILL K_窓 /ド アの下枠

曲線壁の場合は公称サイズの開口側角での半径方向に一致

WDO_RIGII「 JAMB B~ 窓 ノドアの左側の抱き

「抱きの設定」ダイアログボックスで設定されているとお リボックスで設定 されているとお り

WDO_LEFT JAMB窓 ノドアの右側の抱き

「抱きの設定Jダイアログボックスで設定されているとお リボックスで設定 されているとお り

WIDO」IШБ Dm C― 窓 ノドアの下枠 ノ敷居の深さ

「抱きの設定Jダイアログボックスで設定されているとお リボックスで設定 されているとお り

WDO_HEAD_DmD― 窓 ノドアの上額縁の深さ

「抱きの設定Jダイアログボックスで設定 されているとお リボックスで設定 されているとお り

WDO_REVEAL SDEE― 抱きは開口部の反対側

1の場合は「はいJOの場合は 「いいえ」。要素を配置するときの窓のデフォル トは 0、 ドアの

デフォルトは 1

WIDO_FRAME lIICKNS F-2Dに おける窓 ノドアの枠の厚 さ

2D樹 の ドア と窓をミラーし、さらにこの値によって自動的に再配置

WDO_POSI「 ION H~ ドア ノ窓の オフセ ッ ト

開回部の軸 と塁の 開始点での法線ベク トルによる角度またはそれ らの間の距離

WDO_ORIEN「ATЮN窓 ノドアの開口部の方向

左 ノ右 ―効果的に動作す るのは ドア と窓がローカル標準に従 って作成されている場合のみ

WDO_MARKER TX「 窓 ノドアのマーカー テキス ト

「 ドア と窓の設定 Jダイアログの 「 ドア と窓の寸法設定 Jサブダイアログで設定 されているとお り

WDO_SUBFL THICKNSS下 張 り床の厚さ ((下枠の修正 )

「 ドアと窓の設定 Jダイアログの「 ドアと窓の寸法設定 Jサブダイアログで設定 されているとお り

WIDO PREFⅨ 窓 ノドアの下枠の高 さのプレフィクス

「ドアと窓の設定」ダイアログの「ドアと窓の寸法設定」サブダイアログで設定されているとおり

WDO_CUSTOM MARKER窓ノドアのカスタムマーカー スイッチ

自動寸法設定を行わない場合に 1-のパラメータを2Dスクリプ トで使用可能 Par wDO_ORIG DIST R_壁 の終点ら

ローカル原点までの距離

曲線壁の中心点からのローカル原点までの距離。直線壁の場合は 0

.一“口 国

いくをr 】轟∽o二

Page 71: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

0410ν脚06

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. leeE

rlesis for naster degree

ランプの パ ラメー タ ーリステ ィング専 用

LIQザ_N照明をオン0の場合は光をオフ、1の場合は光をオン。「ランプの設定 Jダイアログ ボックスで設定 されているとお り(固定バ

ラメータ)

LIGHT RED照 明の告ャ要素としての赤

「ランプの設定Jダイアログボックスで設定されているとおり ((固定バラメータ)

LIGHT_GREEN照明の告ャ要素としての緑

「ランプの設定Jダイアログボックスで設定されているとおり((固定バ ラメータ)

LIGI「_BLUE照明の告 要素としての青

「ランプの設定Jダイアログボックスで設定されているとおり ((固定バ ラメータ)

LIGHT NINSrY照明の輝度

「ランプの設定Jダイアログボックスで設定されているとおり ((固定バラメータ)

壁のパラメータードア ′窓のみに使用可能

par w組ムRESOLJ″ 曲り 3D解像度

3Dのみで有効

WALL THICKNIS C壁の厚 さ

傾斜壁の場合 :開口側の軸から見た壁の厚 さ(ローカル z軸)

WALL INCL壁面の勾配

傾斜壁の 2つの楓ハで告ャされる角度。一般の直線壁の場合は 0

WALL IEIGIrr D_壁 の高 さ

WALL MAT A C_開 回部の反対側の塁の材料

同じ壁に配置された開口部ごとに異なる場合がある

WALL雌 _BL開 口側の壁の材料

同じ壁に配置された開口部ごとに異なる場合がある

WALL MAT EDGEI_壁の縁の材料

WALL LINE TYPE塁 り線種

平面図ウィン ドウでの輪郭のみに適用

WALL FttT A― 壁の塗 りつぶ しタイプ

塗 りつぶ しインデックス ー複合国「の場合はその値が負になる

WALL FΠ T_PIN L塁の塗 りつぶ し部分のベン番号

WALL∞ MPS NAM曜勤 複合構造

.一“口 国

いくをr 】ヨ∽o〓

Page 72: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102104107

Graduate School of Sicnce t&Technology,Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

for master degree

複合構造の名前

WALL SKINS NUMBER複合壁の外板数

1~ 8の範囲.単一塗 りつぶしの場合は 0

WALL SKINS PARAMS複 合壁の外板のパラメータ

6つのカラムがある配列。塗 りつぶ し、厚さ、ベン、塗 りつぶしのベン、塗 りつぶし背景のベン、コアの状態。

大で 8行まで

WALL SECr PEN■断面内の壁の輪郭のベン番号

平面図ウィン ドウと断面 ノ立面ウイン ドウでの壁のカットmplの輪郭に適用

WALL VIEW」 EN 3Dピュー上の壁の輪郭のベン番号

3Dウ ィン ドウ内のすべてのエ ッジと断面 ノ立面ウイン ドウ内の可視エ ッジに適用

WALL FBGD_PEN壁の塗 りつぶし部分の背景のベン番号

WALL DIREC■ ON里り方向

直線壁の場合は基準線の方向、曲線壁の場合は円弧の弦の方向

WALL_POSI「ION壁の絶対座標

プロジェク ト原点を基準にした壁の開始点の位置

壁のパラメーターリスティング専用WALL HN引 田 A基準線側の壁の 長 さ

wAT■_LNGTH B基 準線の反対側の 壁の 長 さ

WALL SIIRFA呻 基準線側の壁の 表 面

WALL SIIRFACE B基 準線の反対側の 壁の 表面

wAT■ _EDGE SIIRF壁 の縁の表面

WALL VOLUME壁 の 体積

WALL D00R製 壁の ドア数

WALL WINDS NR壁 の窓数

WALL HOTtt NR空 の 開口部の数

WALL D00RttStIRF壁 の ドアの 表面

WALL WINDs SIJRF壁 の 窓の表 面

WALL HOTItt SI「RF壁の空の 開 回部の 表面

WALL WINDS WD壁 の窓の結合幅

。つ“口 国

くいく≧r 】調∽o〓

Page 73: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

041070408Takamitsu SAKAI Feb 1998

for master degree

WALL D00RS_WD壁 の ドアの結合幅

WALLrOLUMNS NR壁 の 柱数

柱のパラメーターリスティング専用COLU_CORE芯 ノベニヤの特性

互換性を確保 :CPS(COlum ProperLles)フ ァイルの特性スクリプ トのみで有効

COLU_HEIGHT柱の高 さ

COLU VENEER WIDm柱 の薄板の厚 さ

COLU_MAT柱の材料

注 :壁の ラップによつて、対象 となる壁の材料に柱の材料を置換

COLU_LIN― E柱の線種

平面図ウィン ドウでの輪郭のみに適用

COLU COttFLL柱 の芯の塗 りつぶ し

COLU VENEER」 LL柱の薄板の塗 りつぶ し

COLU∫ ECr PEN断面内の柱の輪郭のベン番号

平面図ウィンドウと断面ノ立面ウインドウでのカット楓J10輪郭に適用

COLU_― HN 3Dピ ュー上の柱のベ ン番号

3Dウ ィン ドウ内のすべ てのエ ッジ と断面 ノ立面 ウ イン ドウでの可 視エ ッジに適用

COLU_CORE FLL_PEN柱 の芯の塗 りつぶ し部分の ベ ン番号

COLU_CORE FBGD」 園 柱の芯の塗 りつぶ し部分の 背 景のベ ン番号

COLU VENEER_FLL_PEN柱 のベ ニヤ の塗 りつぶ し部分の ベ ン番 号

COLU― ER_FBGD」 EN柱のベ ニヤ の塗 りつぶ し部分の背景の ベ ン番号

COLU CORE SIJRF柱 の芯の表面

COLU CORE VOL柱 の芯の体積

COLU VENEER_SIJRF柱 のベ ニヤの表面

COLU_VENEER VOL柱 のベ ニヤの体積

.つに口 国

いく

≧r ¨ヨ∽o〓

Page 74: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

04102104109

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degnee

スラプのパラメーターリスティング専用SLAB THICKNISス ラプの厚さ

SLAB_MAT TOPス ラプの上面の材料

SLAB_MAT EDGEス ラプの縁の材料

SLAB_MAT BOTrス ラプの下面の材料

SLAB_LINETYPEス ラプの線種

SLAB_FILLス ラプの塗 りつぶ し

塗 りつぶ しインデックス ー複合国「の場合 はその値が負になる

SLAB_FLL PENス ラプの塗 りつぶ し部分のベン番号

SLAB_FLLBGD_PENス ラプの塗 りつぶ し部分の背景のベン番号

SLAB_COMPS_NAMEス ラプの複合構造

複合構造の名前

SLAB_SKIblS blUMBER複 合スラプの外板数

1~ 8の範囲。単一塗 りつぶ しの場合は 0

SLAB_SKINS PARAMS複合スラプの外板のパ ラメータ

6つのカラムがある配列 .塗 りつぶ し、厚 さ、ベン、塗 りつぶ しのベン、塗 りつぶ し背景のベン、塗 りつぶ しの

ベン、塗 りつぶ し背景のベン、コアの状態 。最大 8行まで

SLAB_SECr PEN断 面内のスラプの輪郭のベン番号

平面図ウィンドウと断面ノ立面ウインドウでのカット表面の輪郭に適用SLAB_WEW PENス ラプのベ ン番号

3Dウィンドウ内のすべてのエッジと断面ノ立面ウインドウ内の可視エッジに適用

SLABttTOP SURFス ラプの上面

SLAB_BOT SIIRFス ラプの 下面

SLAB EDG■ StlRFス ラプの縁の表面

SLAB_HRWEttRス ラプの周 囲長

SLAB VOLUMEス ラプの 体 積

SLAB_SECMEN「 S NRス ラプのセ グメ ン ト数

SLAB_HOTい NRス ラプの 開 口部数

SlAB HOLS AREAス ラプの開口部の 面 積

。つ“口 国

いく

≧r

【目∽o〓

Page 75: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

041070410

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. tee8

for master degree

SLAB_HOT応_PRMスラプの 開 回部 の外周

屋根のパラメーターリスティング専用R00F Ⅷ ICKNSS屋 根の厚 さ

R00F ANGLE屋 根の 勾配

R00F ⅣLT」TOP屋根の 上面の材料

R00F MAT EDGE屋 根の緑の 材料

R00F_MAT B倒 町 屋根の 卜山の材料

R00F_LIN― E屋根の線種

平面図ウィン ドウでの輪郭のみに適用

R00F_FLL屋根の塗 りつぶし

塗 りつぶ しインデックス.複合国「の場合はその値が負になる

R00F_FLL PIN屋 根の塗 りつぶ し部分のベン番号

R00F FBGD_HN屋根の塗 りつぶ し部分の背景のベン番号

R00F_COMPS NAME屋根の複合構造

複合構造の名前

R00F SK… MBER複合屋根の外板数

1~ 8の範囲。単一塗 りつぶしの場合は 0

R00F SKINS PARAMS複合屋根の外板のパラメータ

6つのカラムがある配列。塗りつぶし、厚さ、ベン、塗りつぶしのベン、塗りつぶし背景のベン、コアの状態。最大

で8行まで

R00F_SECr PEN断面内の屋根の輪郭のベン番号

平面図ウィンドウと断面ノ立面ウインドウでの壁のカッH即 のヽ輪郭に適用

R00F_WEW INビ ュー上の屋根 の ベ ン番号

3Dウィンドウ内のすべてのエッジと断面ノ立面ウインドウでのビユー内のエッジに適用

RO曖_30TrOM strRF酔の下面

R00F TOP SIJRF屋 根の」L面

R00F EDGE StIRF屋根の縁の 表面

R00F PERIME「 ER屋根の周囲長

R00FttVOLUME層 鮒慇Э鯖

.一“口 国

いく

≧r

『目∽o二

Page 76: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience&Tech■ ology

Takamitsu SAKAI

, Waseda University

Feb. 1998

04102104111 thesis fo'r master degnee

R00F SECMEN「 S blR屋根のセグメン ト数

R00F HOTFS NR屋 根の 開口部数

R00F_HOLES AREA屋 根の開口部の面積

R00F_H08_PRM屋 根の開口部の 周囲長

塗 りつぶ しのパラメーターリスティング専用FΠ I LIbl― E塗 りつぶ しの線種

FLL FILL塗 りつぶ し部分の塗 りつぶ しタイプ

FILL FΠ I PEN塗 りつぶ し部分の 塗 りつぶ しのベ ン番号

FILL PEN塗 りつぶ しのベ ン番号

FLttFBGD」 EN塗 りつぶ し部分の 塗 りつぶ しの背景の ベ ン番 号

FLLStJRF塗 りつぶ しの面積

FLL PERIMEl■民 塗 りつ ぶ しの周 囲長

FLL SECMEN「 NR塗 りつぶ しの線分 数

FTII HOHБ NR塗 りつぶ しの 開口部数

FLL HOLБ PRM塗 りつぶ しの 開 口部の 周囲の長 さ

FΠI HOLS AREA塗 りつぶ しの 開 口部の 面積

メッシュのパラメーターリスティング専用MБ H」TⅥンEメ ッシュのタイプ

1閉じている本体、2-上面 &エッジ、3-上面のみ

MttH_BASE OFFSETベースレベルに対する下面のオフセ ッ ト

MヽH US回嘔DGE PENメ ッシュのユーザー定義破風のベ ン番号

MESH_TR旧 〕GE PENメ ッシュの三角形分割エ ッジのベン番号

MESLSECr PIN断 面内のメ ッシュの輪郭のベン番号

平面図ウイン ドウと断面 ノ立面ウィン ドウでの壁のカッ ト楓ハの輪郭に適用

MいH VIEW PENピ ュー上の輪郭のベン番号

3Dウ ィンドウ内のすべてのエッジと断面ノ立面ウイントウ内の可視エッジに適用

.●“口 国

いく

Fヽ 】轟∽o二

Page 77: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

041021041鯰

MSH ⅣhT_TOPメ ッシュの上面の材料

MttH MAT EDGEメ ッシュのエ ッジの材料

MttH_MAT BOTrメ ッシュの下面の材料

呻 _LIN― Eメ ッシユの線種

平面図ウィン ドウでの輪郭のみに適用

MttH_FLLメ ッシュの塗 りつぶ しタイプ

MESH_FΠ I PENメ ッシュの塗 りつぶ し部分のベン番号

MESH_FBGD」ENメ ッシュの塗 りつぶ し部分の背景のベン番号

MESH_BOTrOM SIIRFメ ッシユの下面

MБ H_TOP StJRFメ ッシュの上面

MESH_IDGE SURFメ ッシュの端の表面

MSH_PERIMEERメ ッシュの周囲の長 さ

MttH_VOLUMEメ ッシュの体積

MttH ttGⅣ¨ NRメ ッシュのセグメン ト数

MESH_HOTIR IIRメ ッシユの開口部数

MESH_HOT tt AREAメ ッシュの開口部の面積

MSH_HOT罫 こPRMメ ッシュの開回部の周囲の長 さ

フリーユーザークローパル変数GLOB USER lS

GLOB USER 2T

CLOB USER 3U

GLOB USER 4V

GLOB USm 5 W

GLOB USttt 6 X

GLOB US□t7Y

GLOB USIIこ 8Z

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

for master degree

.一に口 国

いくをr 一〓∽o〓

Page 78: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

040210413

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb l"8

for maser degree

GLOB USER 9G―

GLOB_USER 101-1~ 10のフ リー グローバル変数 は デフ ォル ト値 に初期 fヒ

GLOB USER ll

GLOB USER 12

GLOB USER 13

GLOB USER 14

GLOB USER 15

GLOB USER 16

GLOB USER 17

GLOB USER 18

GLOB USER 19

GLOB_USER 2011~ 20のフ リー ユ ーザ ー グローバル変数 はデ フ ォル ト文

.つに日 国

いくをr 】〓∽o一】ロ

Page 79: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

040210414

Graduate School of Sience`%Tcchnology,Waseda l」 niversity

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

特殊関数

R E Q oommetetstring)

この関数はプログラムの現在の状態を問い合わせ る。「問い合わせ」のパ ラメータは文字列である。GDLイ ン

タプリタは数値で答える。「問い合わせ」の内容が理解できない ときには、答えは負の数になる。

「問い合わせ Jのリス ト:

“GDL Vesion“

GDLコ ンパイラノインタプリタのパージ ヨン番号cGRAPHISOFrのパー

ジ ヨン と同 じではない )

‖PrOgmm‖

プログ ラムのコー ド(1:GRAPHISOFr、 2:LoPCAD、 など)

‖Serid numbデ :

キープ ラグのシリアル番号‖Model Size"

現在の3Dデータ国「のパイト単位のサイズ‖Red of コ田田記rセ■1【une"

"Geen of mttdalllame‖

"Bl■e of¨ al namdi

与えられた材料のカラー成分を0~ 1の RGB値で定義。

“Redゴren index‖

“Green of⊇ ell index‖

‖Bl■e OF⊇m indeX“

与えられたベンのカラー成分を 0~ 1の RGB値で定義。‖Pen ol_RGB rgb"

与えられたカラーに最も近いベンのインデックスを定義.定数rg

およびbは、0から1ま での値となる。

REQUEST(queStiOn namelname lindeX,Varl I,var21… …])

第 1バラメータは質問の文字列を表し、質問がある場合には第 2バ ラメータで質問の対象を表す。バラメータ

は、文字列式でも数式でもかまわない。たとえば、質問を‖Rgbp磐コは口"と してその対象を材質の名前とし

たり、‖Rgb_●frm“ としてその対象をベンのインデックスとすることができる。他のパラメータは、戻り値∈

え)を格納するための変数名である。関数の戻り値は答えの番号である。質問の形式が間違っている場合や存在

しない名前を指定した場合には、値は 0になる。

REQUEST(HN8EEle_● f program‖ ,“

moprogm-3me)

指定した変数にたとえば "ArchiCAD"、 "toPCAD"、 などのようなプログラムの名前を返す。

REQUEST(“ Name_of macro‖ ,"mimynanle)

REQUEST(“ Name_of mmュ ‖,‖ ",mainmame)

これらの関数呼び出しを実行した後、mynme変数にはマクロ名力Чt入される。これに対し、maimameにはメ

インマクロの名前が代入される。メインマタロがない場合には、空の文字列が代入される。

REQUEST(“ ID_of main‖ ,‖

‖,idstnng)

平面図に指定されたライプラリ部品に対して、ツールの設定ダイアログボックスに設定した識別子をidsting

変数に返す。その他の場合には、空の文字列を返す。

REQUEST(“ Name_ol_plan“ ノ“・narlle)

指定された変数で現在のプロジエク トの名前を返す。

.つ”口 国

いく≧r 】目∽o〓

Page 80: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

Graduate School of Sience&Technology,Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb.1"8

thesis for master degree

REQUEST(・ StO現だ,… ,1■dex,stor7name)

インデックスとstognme変数で現在のフロアのインデックスと名前を返す。

REQUEST(mlntemal_id"=mmtid)

id変数でライプラリ部品の内部 Dを返す 。

REQUEST(“ Line田「_dimension“ ,‖・,forma“ Lr)

REQUEST("Angul町 _dimensionm,“ “,formats■ )

REQUEST(“ Ang■1"_lcng山_dimensio■“ノ“,formatstr)

REQUEST(“ R3dial_dimelドユon‖ ,H‖ 漁,rmatstr)

REQUEST(‖ Level_dimension‖ ="",formatstr)

REQUEST(“ Elevttion_dimens10■・,“

‖,formatstr)

REQUEST(‖ WindOw_doo「 _dimension‖ ll ll,formatstr)

REQUEST(・ Sill_heighLdimensio■ ‖メ“,formatsr)

REQUEST(“ Area_dimension"="‖ ,formatstr)

これ らの要求によって、GRAPHISOFrの オプシヨンノ環境設定 ノ寸法ダイアログ

ボックスに設定された寸法フォーマットを知ることができる。フォーマッ ト文字列

が返され、団眠 o関数の第 1バ ラメータとして使われる。

例 :

fomat=“ "

num率0.55

REQUEST(mAngullr_dimension",… ,forlnat)!‖ %.2dd“

TEXT2 0,0,STR(fomat,ユ um)160.55。

REQUEST(“ Clean_intersections‖ ,・ “istate)

「オプシヨン」メニユーの「Clean lnters“餞onsJ機狽フ状態を返す。オンの

場合は 1、 オフの場合は0を返す。

REQUEST(“ ZOne_categOry‖ デ‖,name,code)

ソーンの場合は、現在のプーンカテゴリの名前とコード文字列を返す。

REQUEST(・ ZOne_relamo■ smi“ “,Catnam e,code,ュameinr[,

c卿■“une2,code2,■ me2,ar21)

指定された変数で、プーンカテゴリ名、ソーンカテゴリコー ド、ソーン名、およびこの要求に関連するライプラ

リ部品のソーンの数を返返す。 ドアと窓の場合は、2つまでのソーンが対象になる。この要求の戻 り値は、検出

された値の数に一致。つまり、どのプーンにもライプラリ部品がない場合は、0が返される。

REQUEST(・ ZOne_c● 1■ s_aream,“ “,area)

面積変数で、現在のソーンに配置されている柱の総面積を返します。有効になるのはZone S― Psの場合だけ

04102104115

.ρ“口 国

いく」F 】目∽o〓

Page 81: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

04102Ю416

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1ee8

thesis for master degree

REQUEST(・ CuStOm_3utO」 abel‖ ,‖ “,naEEle)

名前変数で、ライプラリ部品のカスタム自動ラベルの名前を返します。存在しない場合は、空の文字列を返す。

REQUEST(“ Rgb_。 f matedal“ ,nagne,r,g,b)

REQUEST(‖ Rgb_。 1_pen‖ ,penindex,r,g,b)

REQUEST(‖Pen Of RGB‖ ,mr g b“ ,penindex)

REQ o関数と同じように、(1回の呼出しだけで)、 材料とベンの告ャ要素 r、 g、 もの値または値 r、 g、 bに対応するベンのインデックスを指定済みの変数に返す。

REQUEST(“ HCighLof sげ le‖ ,nam e,■ eigit)

メートル単位で測定されたスタイル名の高さを指定済みの変数に返す。

REQUEST(‖ N8EEle_● f material‖ ,index・ name)

指定された変数で、インデックス付きの材料の名前を返す。

REQUEST(‖ Nanle_o■ fill・ ,index,naEEle)

名前変数で、インデックス付きの塗 りつぶしの名前を返す。

REQUEST(・ Name_of line_typem,lndex,name)

名前変数で、インデックス付きの線の名前を返す。

REQUEST(mName_o■ style・ lindex,nane)

指定された変数で、インデックス付 きのスタイルの名前を返す。

インデックスく0の場合は、GDLスクリプ トまたは NIIASTER_GDLフ ァイルで定義されている材料、塗 りつぶ

し、線種、またはスタイルを参照。インデックス鋤 の要求コールでは、変数でデフォル ト材料または線種の名

前が返される。塗 りつぶしとスタイルの場合は空の文字列が返される。

要求の戻り値は検出された値の数に一致。エラーがなけれは 1、 インデックスが不正であれば 0が返される。

REQUEST(extensioLname,Pa― Eleter_Smng,vl,v2.… _)

問題が上記のいずれかに該当しない場合は、REQUE3T O関数によって、拡張固有名として使用。この拡張名が

Add Onsフ ォルダにある場合は、指定されている変数名と同じ数の値を取得するために使用。バラメータ文字列

は拡張名によって解釈される。

IND(MATERIAL,name_string)

IND(FILL,■ ame_string)

IND(LINE_TYPE,ェ aElle_stnng)

IND(STYLE,name_stting)

この関数は、材質、塗りつぶし、線タイブ、またはスタイル属性の現在のインデックスを戻す。結果の数値は、

主に関数のマクロヘの変換に使われる。マクロの属性は、マタロ呼び出し時と同じである必要がある。一時的な

定義の場合、結果は負の値となる。グローバル定義の場合、正の値となります詳 しくはGRAPHISOFTリ ファレ

ンスマニユアルの材料、塗りつぶし、および線種を参照 )。

第 8章の「スタリプ ト内属性定義」も関連している項目。

.一“口 国

いくをr ¨ヨ∽o〓

Page 82: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

05100100101

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb 1998

5:今後の展望

考察

前章でも少し述べたが

現在ある試作品では残念

ながら完全にシームレス

に一連の動作は実行され

ず、適宜簡単な指示 (ダ

ブルクリックなど)をす

ることで検索・収集する。

面白いことにこれが最大

の問題になるかと思えば

そうでは無かった。むし

ろ完全自動化されるより

現在のままの方がいいと

いう声もあるくらいだっ

図05/00100/01/01: た。これは被験者のハードウエア環境も影響しているようで、大きな保存

試作初期段階画面 領域と高速なネットワークを両方持っている場合は自動化を望む傾向が強

い。ただこの点に関しては昨今のハードウエアの高速化 。高機能化・コス

トダウンを見ているかぎり問題ないだろう。むしろシステムの特性とメ

リットデメリットをしっかり認識できるか否かで

積極的になるか否か力覇Jれるようだ。(認識度と積極性が比例)

もう少し細かく見てみると

3D建築cADを 日常で使っているか、更には建築的な属性を多く扱え

るcADを使った経験がどの程度あるかで評価に関しては差異がでてくる

ようだ。やはり両方の観点について熟知している被験者になればなるほど

納得したうえで使いこなせるので期待も大きく、実際自分なりのDesign

Stageの 分析方法など考えはじめている。発想のためのイメージをどのタ

イミングで如何に探させるか健闘しているところをみると、イメージ支援

というレベルの狙いまでくんでいるといえる。

いずれか一方の観点しかなじみのないひとの場合、画像ががダウンロー

ドされるという点で評価する傾向にある。(当然前述の学生達はこの点も

0“口 口

くいくをr 】目∽O〓

Page 83: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

05ЮⅣ00102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakalnitsu SAKAI Feb 1998

thesis for master degree

評価している。)彼らの

場合CADは使った経験

があるので、実は自分

の欲しいとする画像を

見つけだすことがとて

も大変だということを

知っているからだとい

うことだ。ただ常に思

い通りの画像が手に入

るわけではないのでそ

の点は若干不満だった

ようだ。

最後にいずれのもの

図 05/00rm/o2/01: もなじみがない。つまりCAD自体あまり使わないひとだと3D建築cAD

GRAPHiSOF「 本社 の操作により建物以外のデータが日で見て変わってゆくのにはかなり興

にてその 1 味をもった様子だ。「CADの操作がわからない」ということで避けている

ひとなど、操作の意味を提示されるイメージから逆に推測して学習する

などの可能性も見受けられた。

尚、授業での運用を考えると現在の試作タイプだと建築cAD室のセキュ

リテ イーと合 わない可能性があ る。これは母体 となるGRAPHISOFTに問

題があるわけでなく。単に画像データを意識しない間に大量にダウン

ロードできてしまうので、HDの容量を超えてしまう恐れがあるためであ

る。最初のうちはそういった基本的なファイル管理能力があるメンバー

ということで基本製図2当 りで導入というのがいいだろう。もっとも

ベースとなる建築cAD室の環境が変わってくれば一年生から導入という

のも大変興味深い。

展望

先日一連のcAAD教育研究の成果の一環とでもいうべきなのか、今回

.0“口 回

いく

Fヽ ¨目∽o〓

Page 84: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

05ЮW00103

図05/00/00r03/01:

GRAPHISOFT本社

にてその2

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

母体として使ったGRAPHISOFTの本国の開発。経営陣、そして大学研

究機関と積極的な交流・ディスカッションを行う機会を得た。その席

でまだ開発途中であったこのシステムも紹介したところ大変興味をも

ち、前章までで「・・ 。とならば可能」といってきた部分が一挙に進

展する可能性がでてきた。もちろんこれだけいい手ごたえを得られた

のは、このシステムのアイデアもさることながら研究教育機関として

の我々に対する評価が予想以上に高かったというものある。この論文

を学内提出した後、更に

動きがあるのはまちがい

ないとだけここでは述べ

ておく。

「設計をしているだけで

同時に作業に関係した画

像を探 してきてくれる。

しかもこちらが設計して

いる内容を把握している

ので特別な指示はいらな

い、故に新しいcADだ。」

という解釈は充分にでき

る。しかし、真に新しい。

従来にない部分といえば

「設計とは結果が表に出ることで自分の周りとコミュニケーションがと

れる」だったのが、「設計行為がそのまま、あたかも声を出して放して

いる会話のように、リアルタイムに伝わる」貝口ち「設計の結果でなく

設計の過程そのものが周囲とのコミュニケーシヨンの場となる」わけ

である。近い将来3 DcADでの創作行為で見知らぬ土地の見知らぬひ

とと会話が出来るのだろうか。もしできるなら創る行為ゆえき会話で

はできない交流ができるのだろうか。

Page 85: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

06100100101

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

Feb 1998Takamitsu SAKAI

6:おわりに

Spec:al Thanks

Takeshi K:MURA

★十★

Hisaoki OBA

Nobuyuk:SEKIGUCHl

Youhe:KIMURA

図06/mrm/o1/ol:

Postcard

画面四隅はハンガリーでのディスカッションの様子。

.一“口 国

いく

 ¨目∽o〓

Page 86: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07101100101

Graduate School of Siencc t&Technology,Wasoda Univcrsity

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

7 : Appendix

Oca m

くいく≧r 】調∽o〓

7.1:CALS/ECノEDlの発展 (USA)

CALSと はある言葉の頭文字である。CALSの意味合いはこれまで四回も変化してきた。

・Computer Alded Logislc Suport コンピュータ運用による後方支援 (1985)

。Computer― alded Acquisilon and Lo9isiC Supportコ ンピュータによる調達と後方支援 (1989)。Conlnuous Acquisition and Life― cycle Suppo咸 継続的な調達とライフサイクルサポー ト (1993)O Commerece At Light speed 高速商取]|(1995)

CALSは 、当所アメリカ国防総省が軍の必要性から誕生 した言葉であった。。

CALS誕生の大きなきっかけとなったのは、1983年 3月 からレーガン政権下で推進されたSD!(戦力防衛

構想)で あった。SDIと は、コンピュータを駆使 し、ハイテク技術とミサイルを組み合わせた防衛網で、

対ソ連邦用に開発されたシステムであった。結果として東西冷戦を終結させたのはこのSD:に 大きな功績

があると言える。初期のCALSの言葉の中にLogislc(兵靖、後方支援)と いたものが入っていることか

ら軍事戦力の一つであったことが伺える。

SD:は ハイテク技術をふんだんに駆使 しなければ実現 しないものであった。多岐にわたって高度化 し、複

雑化した部分や部品やシステムを開発 していくはめには、データベースを共有し、同時進行的に開発 を進

めていかなければならなかったのである。この手法は『コンカレン ト・エンジエアリングJと呼ばれ、コ

ンピュータからネットワーク上でやり取りをし、データを共有させようとしましたが、当初はうまく行か

なかった。デジタル化されたデータが、個々の使用コンピュータの違いによリネットワーク上でやりとり

しても読めないという事故が続発 したからである。個々から情報の交換における標準的な企画を作り上げ

ることの必要性が生まれた。そしてこのシステムが今日のCALSの 思想のベースとなっている。

さらにSDIでは、攻撃によリー部が破壊されたとしてもなお使用が可能なネットワークシステムの構想や

それを保証する手法が必要になってきた。ネットワークに耐破壊性を持たせる研究は、現在のインター

ネットの礎を築くものとなりました。

~嘲 輸`農鵜轟鑽 驚

Page 87: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

‖ЮlЮO102

Graduate School of Sience`と Tcchnology,Waseda Univcrsity

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

当初軍事産業から成り立ってきたCALSの概念は、その後1993年 にゴア副大統領が打ち出した『情報スー

パーハイウェイ構想・全米情報基盤構想 NI(Nalond:nformatbn:nfrastructure旭 によって一気に産業界ヘ

と流れ出していきました。この N‖ の5原貝1は 、

1.N::へ の民間投資を促進する。

2.競争を促進確保する

3.消費者。サービス提供者に N‖ のオープンアクセスを提供する。

4.情報に打ち手「持つもの」と「持たざるもの」が生じるのを避けるために『ユニバーサルサービス (日 本

で言うところの電話サービス)Jを確保する。

5.情報通信分野の技術。至上の変化に柔軟に対応する規制の枠組みを作る。

となっている。

アメリカでは、このインフラの構築によりCALSの浸透が素早く行われた。1994年 からはCALSは新しく

より身近な概念「光速商取引」に変化した。

これはCALSの 中でも特にコンピュータ通信を利用した調達や電子入札などの取り引きである電子商法

(Electronic Commerce)の面に重点が置かれはじめたという背景を持っている。

現在のCALSの概念のゴールとしては

1事務・技術情報データのネットワークを介してやり取りを可能にする。2全産業に対して、共通のデータを共有し、産業ごとのクローズドなやり取りではなく、全産業におけるグ

ローバルなデータ交換・電子商取了kEC}・ 電子入札を可能にする標準規格を規定する。

発展を遂げる CALSIECノEDlシステム

1994年 9月 に「CALS法」が、連邦議会を通過した。これは1997年 1月 よりすべてのアメリカ政府調達を

電子取引で行うというもので、この法律の名は「連邦調達効率化法」とう。翌 10月 にクリン トン大統領に

よって署名がなされ、実際に1997年 1月 よリアメリカ政府はそのすべての調達に関 して電子かを適用させ

た。

この調達・入札に関する情報は、米商務省が97年 1月 より発行しているインターネット上の日刊新聞

CBDetに よって見ることが出来る。

これにより実際にCALSに適合した世界中の企業が、米政府調達の電子入札に参加できるというメリット

が生 じたが、同時に情報化を取り入れていかなければならないという状態になっていきつつある。

.一に日 国

くいく≧r ¨調∽o二

Page 88: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07101100Ю3

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. leeE

thesis for master degree

電子入札については、日本でも数々の取り組みがなされていますが、一番の懸案事項はそのセキュリ

ティに関する問題だと思われる。インターネット上では決済の「はんこ」という概念がない。

そこでアメリカでは、建設に限らず全産業において、取り扱う金額や責任法の問題解決のために、CCR(Central cOntractor Registralon)中 央積負業登録システムによって事前に (CCRでは98年 3月 を登録の

リミットとしています)企業を登録し、その登録番号と政府が給付するCAGE Code(暗号)によって

企業とその品質を管理していこうというスタイルをとっている。

これによって、どんな企業でも、登録をしておかなければ米政府が調達する電子入札に参加できなくな

ると予想される。

電子入札においては、その関連書類やCADにより作成された図面、見積書すべて電子メールにて米政府

の調達管理下へ送付し、その担当者はそのデータのみを検討して発注先を決定する。したがってここに

は「系列」や「談合」と言った仕組みが介入することはまずあり得ない。そしてどんな中小企業でも

チャンスは均等に与えられる。ただし責任問題の分担もはっきりしている。

政府管轄の Small Buigness Adm:面 stralonの サイ トでは、CALSに基づいたECや EDlシ ステムの導入

の方法や電子入札に参加するためにはどうすれば・よいかなど、中小企業向けのベージを解説 している。

ここでは EC/ED!と は何かという基本的な情報から、電子データ交換や電子入札を開始するために必要

な機材 (コ ンピュータ 。モデムなど)と 、ED:な らばANSI X12に 適合 したソフ トウェアと政府がVANを用意 していることなどのインフォメーション、匡Cに関 しては、政府調達の入札に参加 したいときには

必ずCCRに登録が必要なことが記されている。いずれのインフォメーションにもこの問題に対してわか

らないことがあるときには、コーディネータによるカウンセリングを受けることを進めている。

民間啓蒙団体のElectronic Commerece Resorce Cente〈 ECRC)で は、全米 16ケ 所のインフォメーショ

ンセンターにより随時情報を発信し、セミナーやカウンセリングを定期的に開催し、主に中小企業向け

の啓蒙活動を精力的に行っている。

政κ:普締J,I●I薦t''7F21),,1,1l lttb'1'レ :":″ィ臀 "職 J.■1ヨ、ぃ 1

翔勝1際寄ぞЦγ■サγf薔``∵

:RC'イ ンγ十メーヽナコン島り)

F■IP■,ww.肛憾いに331iいけ

.一●口 国

いく≧r ¨調∽o二

Page 89: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07101Ю0104

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI 1998

米政府はこのCALS/EC/ED!を 浸透させるためにさまざまな活動を行っています。現在はまだ米政府が

イニシアチプをもってこのシステムを推進していますが、近い将来アメリカにおいては全産業的に電子

発注制度が浸透 していくであろう。

実際に民間団体としては N7~「 AMER!CAが海外調達の場としてこの C8D Netを 利用して調達情報を発信

している。

Nl~「 は年間 1億円に上る物質を海外から調達している。NTT調達部門のサイ トでは、調達に対 して入札

を行いたいときに必要な資格や書類・入札の方式などを分かりやすく紹介 している。

Ⅲl・ ‐ヽⅢⅢ ⅢⅢⅢ〉い・・"ヽ■|

犠嶽熱嶽漱無藤発彙彙丼籍,す1搬 摯#ザ3鷲1螢甕ミ

`:γ

・・・ 常↑・・・ ドれ.●.・ ′^●

翻 鰍 轟林1姜

(11を ,ヽI`

",o米“

轟 ■諄、 ゎ薗

r.t*.\ t.) rTt:irlril.?<l{lft M : : riS$!a fmBl t}xitrn(rf H4girF{r{rnl

崚 〕J11■ tべ

「S・ らCC(へ黛黒十々な■

OttKM情報タヤ1.ネ ■11'r,ま す

風閥の書療機関で´ι,助“,薦藪面 赫 1場厳嗜ぐ 口も■^

ム′イークで 4・,ゆツCは

'本お〕|力 NのインW゛

`Wン1′ ン金

`夕・・ヤ島Ⅲ、そ●●,“,10や 数でふ∵ムジ¨ざ■にお1,`熙ヤ肛〕

91:警雰 夕軍継I1411,レ :オ意警彦揺お1浦 ギ:1言与Fンヽ

い :″●・●●せ。●■●●ぶ胡囃

につ 1ヽで の情報サイ ト日本においても、現

在進行 している数々

の推進活動を通 じて、

近い将来、電子商取

引や電子入札と言っ

たことが全産業を対

象に導入されていく

ことであろう。建設

省が6月 に発表 した

『建設CALS/ECア ク

ションプログラム』

などはこういった海

外の動向を強く意識

したものと考えられ

る。

静鰊t=:Ⅲ…島■1‐

::■1 1

革糊 お騨警琴lttl■■|ャ・ `

'ユ

ウ ・・・ :・ ■`..,,.■ _‐ …■・, 、、‐

.0に日 国

いく卜

 ¨〓∽o〓

:鰊|1榊|

=:聯 =

「1ふウ肇響tく■0お ′ト

,1僣障です.こ●,卜 綸場織鮮鷲争凛熟す↓薇P,い ■・|.鱗

艤め織●・ct■ .訛“tlいレれキ,こ 入力今ム

=341‐澤測 It姜醸

1整■力おう11=I.彙蕉賭

暴漱十お■■■幸沐ナ

=le力0,“熱

永=で

お申蹴

`け

jばか■ま管ヽ .

Page 90: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

御101ЮO105

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakalnitsu SAKAI

thesis for master degree

SIII劇 ,鰺■siR彙 8 Adtttiヽ 3ヽ,vttm

i助帯の中1燎華向;1サ インですⅢ

武ミ'鍮

籠晨み01■,i「 :こ tl

llま ,ゃす :縮介しヽ います.

: tミ(lF著・・●7",slttmtヽ 小t率ぉノ

酔 I」― Y■ イト,・ 鮮ヽ壽D,勒 如 軸 h『魏情llIが■り0+.滋凛 y● Ffl始すふキ●IIは付,秘群か、手緯も11どう寸44,`マ 1鴫綸寸ふメリ,■ }け・ ・t.こ tt`ヽ Ⅲl■711】 を動〕もう主1・ る方11継鱒ホザイドP′ ″彙ttt f t.ょ う.|

い 内 純

m¨“

繊蹴浅 ヽヽ し・

3劇 B、滅

"■

議巌メゝnmirj:彙翡熙童喩

薇が溜"‐

ドでlacARS螂 ●基礎や導入力婆あカウ,ttド ン″●どを幡キじす11● サ,

師 イツ"W.軸饉Q"勲嗜聟なり鰊口酔

瀬rtt

■■■■■■

‐―‥‥‥●■

I■■一一■■■■

|■■■■■彗難鐵 ::饉:蕪■■:

:]lllI尋

11:]I[lillll:lilhttp.rr― w蝙4森盤

“…

照伽臓

「mp"州燿.Oal、ぉ`.崩

砕J螂蘭菌摯螂 枷麟〕

.Oca 国

いくをr 】嵐∽o二

Page 91: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

‖Ю2100Ю l

Graduatc School of Sience&Technology,Waseda University

Takami"u SAKAI Feb 1998

.一ca 国

いく≧

 】〓∽o二

7.2:CALS EC/EDi O発展(Japan)

最近すっかリー般化したこの「CALS/EC」 という言葉だが、アメリカに遅れること7、 8年、日本におけ

る高度情報化社会へのシフトはその方構成が具体的に見えてきたという感がある。

CALS/ECが社会に注目されている理由としては、この長引く不況を乗り切るための一つの手段としてと

らえられていることと規制緩和への対応があげらる。それは基本的に、BRP(ビジネスプロセスリエンジ

ニアリング)を 先進的な電子技術を活用 しながら解決できないかという問題意識から出発 している。そし

て、いままでの日本の商習慣である系列取引やグループ内の開鎖的な取引慣行だけにとらわれず、新たな

企業関係を構築することを目指 している。

背景としては、米国において日本よりも早い1988年に不況が現れた。そして必然的に日本よりも早く高

度情報化社会へと移行していったのである。その時、日本ではパブル経済のまっただ中で、ビジネスにお

ける情報イし、ダウンサイジングなどを考慮する時間はなかった。そして日本においても1991年ごろに不

興に突入し、これまでに例をみない長期にわたる不況の波がやってきた。

この不況の影響で、日本の設備投資は大幅にダウンした。特にその中でも情報化投資の大幅ダウンは日本

の不況の特色とも言える。

94年から本格的にCALS/ECへ の取り組みが始まった。通商産業省が日本の新産業インフラ整備を検討

し、95年に「企業間高度電子商取引推進事業」を提唱 した。その中から情報化に向けた新 しい活動を支

援するために数々の外郭団体や民間団体が協力しあい、21世紀に向けた産業構造改革、経営改革のため

に研究開発・を続けている。

日本の産業界がCALS/ECに期待することは、情報の標準化・共有化を図ることによって、不要なコス ト

を削減 し、企業内のリエンジニアリングを促進させ、一つの企業体だけではなく、建築 /建設産業界、ひ

いては日本の全産業を網羅した大きな共有体を形作ることだと言える。

特に建築/建設界においては、情報の標準化・共有化ということが大きなテーマとなっている。現在の建

築 /建設 CADソ フ トウェアは、建築物のライフサイクルのあらゆる局面で著 しい進化を遂げてきました

`縮

llim

il夕撃キ絆女露■(,警硼

υoか 夕受機に隣十おCA〕螂イメー「

/1鸞普[からFLEま で

Page 92: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

‖102ЮO102

Graduate School of Sience 8と Tech■ology,Waseda University

TakaIIlitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

が、まだ製図道具としての域を超えていない。すなわち、図面作成機としての機能は達成しているが、そ

れはまだ「メディア」にはなっていない。

しかし、CADシ ステムが建築生産のあらゆる局面にインフラとしていき渡るにつれて、これまでの「入

力→処理→出力」のサイクルを続ける連鎖的作業を何とかしてそのプロセスを短縮したい、と言う要求が

強くなってきた。

これまでのシステム化は、そのほとんどが局所的な効率化を目指したものであり、導入されたそれぞれの

部門の成果品を効率良く作成することには役立ってきたが、その生家品は大半が「紙」にプリントされた

もので、CADや構造計算システムを使用していて設計図書は「紙」、経理システムを使用していても試算

表や決算書は「紙」というように局所的なシステム化は「紙」の情報によってそれぞれの業務プロセスを

遂げてきた。

要するにあるプロセスで作成された情報は、次のプロセスヘの入力になっており、入力→処理→出力→入

力→処理→出力・・・というプロセスが連綿と続いているのが現状である。しかも、出力と入力の間は、

人間が介在 して解釈をしないとつながっていかない。

個々のプロセスに介在する既存システムは、自工程の責務である成果品を作ることに対して最適化された

システムだが、他工程のシステムのことはほとんど考慮されていないのである。従って、そのままでは他

のシステムで活用できる入力情報とはなりえないのである。

また、現在の業務プロセスが「人」と「紙」の情報インターフェースそのものも、情報化に対するビジネ

スルールもあいまいで情報システムで扱える水準に達していない。

建設における生産プロセスは、プロジェクトごとに生産プロセスの担い手が替わるオープンな生産システ

ムなので、企業内組織間でのルールや標準化が必需対策となってくるが、それにとどまらず、全産業に渡

る全企業間・国家間にまたがる情報の標準化・共有化が必要である。

ここでは21世紀の共生の時代に向けた情報の標準化・共有化という大きなテーマの元、日本における電子

データ交換・電子商取引のルールを研究・開発している数々の団体の中から下記の4団体にスポットを当て

て、その活動概要とその目標、現在の活動内容などを分かりやすく紹介する。

轟』AC購 重X暉轡i t独

象物 ライツサイタル全体をサポ十ト

.一に日 m

いくをr ¨目∽〇二

Page 93: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

御Ю3ЮO101

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. l99E

.Oca m

いく≧r ¨ヨ∽o二

7.3: Malaysia & Singapore ReportsMSC Multimedeia Super Corr:dor(Malaysia)

マレーシアの首都クアラルンプールから来るまで南ヘー時間のところには、広大なヤシ林に覆われた穏

やかな丘陵地帯が広がっている。この縦50キ ロの、横 15キ ロの地帯を先端テクノロジーを集結したイン

テリジェントシティに作り替えるというのが現在、マレーシアが国運をかけて推進 しているマルチメディ

ア・スーパー・コリドー(MSC)で ある。

マルチメディア環境を整えるために高速。大容量の光通信ケーブルを張り巡らし、世界から先端企業、

研究機関などを誘致する予定である。それによって遠隔医療、遠隔教育など次世代テクノロジー開発の拠

点としていく。先端技術を駆使 した行政都市も新設する。

このMSCプロジェクトをす新するためにマレーシア政府は国際顧問委員会を設置 した。97年 4月 の委

員会名簿には下記のようなそうそうたるメンバーが顔をそろえている。

ゲイツ。米マイクロソフト会長

ガースナー・米 iBM会長

エリツン・米オラクル会長

マクネリー・米サン・マイクロシステムズ会長

プラット・米ヒューレットパ ソヽカード会長

バークスデール・米元ネッ トスケープ会長

ファイファー・米コンパック会長

ピエラー。米シーメンス会長

出井伸之。日ツニー会長

孫I霧・日ソフトバンク社長

マレーシアという東南アジアの一国のプロジェクトのためにこれだけのメンバーが集結 したことは驚 く

べきことである。これは自あの有力者 50人のナンバー2に も選ばれたマハティール首相の果敢なセール

スの賜物と言わなければならない。

このビッグブロジェク トは今年に入り急加速している。そのわけは来年マレーシアで開催される英連邦競

技大会 (コ モンウェルス・ゲーム)と APEC会議の開催である。1998年 という年は、マレーシアにとっ

てこのプロジェク トの成果を世界中に知らしめる絶好の舞台が用意されているわけである。

かつてマレーシアは、スズやゴムなどの一次参品の輸出を行う途上国だった。マレー、インド、中国系な

どそれぞれの民族文化を融合しして成り立つ多民族国家のマレーシアは、経済格差に端を発する民族衝突

などもおこっていた。

こうした時代を乗り越え、80年代後半には自ら外資規制の緩和策を打ち出し、日本からの直接投資を急

増させた。マハティール首相はマレーシアを含む東南アジア経済の地位向上をばねに、欧米先進国支配の

国際秩序の修正を長期目標としている。

1991年には、2020年までにマレーシアを先進国入りさせるという長期ビジョン「ワワサン2020」 をか

かげた。しかし近年は労働力の不足、ASEAN諸国の追い上げなどで海外からの直接投資に陰りが見え始

め、労働集約が他産業主体の経済構造を脱するために情報通信産業主体の経済構造への転身を果たすべく

MSCが誕生した。現在は新空港「クアラルンプール国際航空(ML:A)」 、「クアラルンプール都市センター

(KLCC)」 の建設が進められている。

今年4月 にマハティール首相が来日し、アジアの情報化とMSC構想についての講演を行った。その中で

首相は、「デジタル新時代へ向け、私たちが先手を打とうとしているのは、西洋だけが電脳空間を選挙す

る恐れがあるからだ」と述べた。これは欧米によるいわゆる「サイバー植民地」に対する抵抗を意味して

いる。まさに、産業高度化という目の前の課題と、先進国の産業独占阻止という政治的意思を合せ持つ構

想がMSCであると言える。

Page 94: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07103100102

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

MSCによつて生み出されるもの

総額 20億 ドルを投じ、5ギガビッ トから10ギガビットの高速かつ大容量の光通信ケーブル網を張り巡 ら

し、情報通信関連、ソフ トウェア開発、情報通信ネットワークを活用するサービス産業などを誘致する。こ

のマルチメディア関連の事業、研究開発の拠点となるのがサイバージャヤと呼ばれる地区で、5月 17日 、

盛大に起工式が行われた。この誘致により、世界の iTl:nfOrmalon Tecnolog勁 産業を結集しようというのが

マレーシアのねらいで、企業によっては98年後半にも業務開始を想定 しているところもあるようである。

こうした情報産業だけではなく、製造・金融などの様々な産業を取り込んで、2020年には参加企業を500

社にすることが目標となっている。

また、企業だけではなく、大学や研究開発施設も建設が予定されている。

MSC構想推進のために設立されたマルチメディア開発公社の担当者は次のように見通しを立てている。

「2000年までに有力企業50社 を誘致し、7つの基幹応用分野を立ち上げる予定である。その7分野とは1.行政のベーパレス化

2.遠隔医療

3遠隔教育

4.多目的カード (電子マネーやクレジットカー ド、身分証明書の:Dか ―どなどを一枚のカー ドにしたも

の)の開発と利用

5.研究開発

6.世界を結んだ製造業支援のための通信網

7.国境を越えたマーケティングセンター

である。」

MSCに有力企業を誘致するために、マレーシア政府は大胆な優遇施策をとっている。MSCに進出しようとする情報通信分野の先端企業には「MSC資格」が与えられ、様々な優遇措置が受けられる。(政府は、その基準として「マルチメディアを含む情報官錬成品の供給気候または技術移転に前向きなサービス提供企業

で、かつ従業員数の15%以上が知的労働者であること」などを定めている)

優遇とは、法人税・所得税が減税されるだけでなく、外国人技術者の雇用の制限がない。また、100%外国

資本の現地法人も認可されている。インターネット環境の自由の保証、すなわち「無検閲」の方針も示され

ている。

また、マレーシアの弱点でもあった多民族国家もアジア全体の縮図のように格好のマーケティングの舞台

となることだろう。そしてアジア民族 を包括して開発、製造拠点、販売拠点とを結ぶ中心地 (ハ ブ)と なる

のにふさわしいのである。

この MSCに参カロを表明 している企業は、SunMicrosystems、 NCR、 オラクル、HP、 ブリティッシュテレ

コム、シーメンス、ロイターなど多数の先端企業があり、今やマルチメディア開発公社にはMSC資格を取

得 しようと各国企業の担当者が押し寄せている。現在、このプロジェクトのインフォメーションを行ってい

るインターネットのサイ トでは、今年一月からのオープンアクセス件数が80万件に迫る勢いである。

日本企業も積極的に参加を表明している。すでに、Nl~r、 宮士通、三菱商事、NEC、 シャープなどが参加

を決定している。このうちNT丁 は、サイバージャヤの国策デベロッパーであるサイバービュー社に資本参

加 (株式の15%)を したほか、サイバージャヤ内に大研究所を設立し、電子政府、遠隔医療、多目的 !C

カー ド導入などの各種マルチメディア応用プロジェク トに参加 していくということである。MSCは 、規制

の多い日本よりも開発された先端技術をすぐに活躍できる場として認識されているようである。

MSC内 に新行政都市として建設されるのがプトラジャヤである。新首都の建設によって、現在の首都であ

るクアラルンプールは商業都市に特化されることになる。プトラジャヤからは、いっさいの「紙」が無く

なるかもしれない。

そのわけは、新首都が政府への申請手続きなどをすべて電子化したペーパーレス政府の実験場となるから

.つに日 国

いく

メヽ 】目∽o〓

Page 95: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07103100103

Graduate School of Sience&Tcch■ ology,Wascda U」 versity

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

である。プ トラジャヤの最終的な完成は2005年ですが、来年中に首都府が移転 し、マハティール首相自

らが住人となる。法的な整備も抜かりなく、マルチメディア産業で生まれた資産を保護する法律やコン

ピュータ犯罪に対応した法律など「サイバー法」の整備を進めている。個人の通信に進入するハッカーに

懲役刑を科すコンピュータ犯罪法や、コンピュータ上で電子サインによる決済を認めるデジタル署名法、コンピュータ通信を利用した尭聖サービスや遠隔医療を推進する電子行政法、通信医療法など6つの法案

を用意しており、すでに5月 はじめにデジタル署名法がサイバー法第一号として可決された。

MSCの南端に位置する新空港「クアラルンプール国際空港 (KL:A)」 も現在急ビッチで建設が進められ

ている。この新空港は、その規模やハイテク施設も特筆すべきものがあるが、その空港の設計を手がけて

いるのは「共生の思想」を追及してきた建築家の黒川紀章氏で、彼の思想に基づいた自然とハイテクの調

和が試みられている。マレーシアのみにとどまらず、今アジアでは各国で新空港の建設や増設ラッシュが始まっている。21世

紀、世界のどこよりも進んだ都市が、アジアに出現するかもしれない。

S:ngapore‐ one lT2000 00RENET(Singapore)Mscプロジェク トを邁進するマレーシアに対 し、シンガポールは1996年 に「シンガポール・ ワン」と

いうプロジェクトを発表した。

これは家庭 。オフィス・学校・政府機関を広帯域通信網で結び、広範なマルチメディアサービスを提供す

る構想である。

この抗争に対し、97年の 1月 には NEC、 マイクロソフ ト、ヤフー、バルームバーグ、SunMicrosystems

など海外 14社 が参加を決定した。そして4月 には新にシンガポール・ワンに技術協力を行う内外 17社。研

究機関名が発表された。この発表の日はマレーシアのマハティール首相がMScへ の進出内定企業を発表

した日でもあり、両国の企業誘致合戦を物語っている。

情報通信産業においては、数年前までシンガポールはマレーシアの一歩先をいっていた。1980年には

「情報技術を開発・推進することによって国民生活を向上させるための部門」として国家コンピュータ庁

(NCB)が設立された。92ね んにはこのNCBが国家情報基al・整備計画「lT2000」 を打ち上げている。この

構想は、アメリカの情報ハイウェイ構想のベースにもなったといわれる先駆的な構想だった。この長期構想の中核としてシンガポール・ワンは位置づけられている。

シンガポールが情報化志向を強めてきた背景には、これまで貿易や金融の自由化によって海外企業を誘

致して経済を発展させてきた反面、賃金の上昇による競争率の低下は避けることの出来ない懸案事項とな

り、このまま経済成長を続けるためには情報産業分野の優位を保っていくことしかないということがあ

る。

lT2000の構想とは、15年ですべての家庭、オフィス、学校、向上を結ぶネットワークを構築、世界最先

端の承保国家を目指すというものである。

既にシンガポールでは、80年代末までに:SDN(総合サービスデジタル通信網)が全土をカバーした。

シンガポール・テレコムは94年 9月 に電話回線を100%デ ジタル化した。光ファイバー網は、既に全土の

60%を カバーしている。97年内にも敷設率90%に達する予定である。

lT2000で重視されているアプリケーション分野では、小売り、ディス トリビューター、建設・不動産、

教育・ トレーニング、財務サービス、政府、医療・健康、情幸晨産業、製造、メディア・出版・情報サービス、

.一”口 国

いく

メヽ 】コ∽o〓

Page 96: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07103100104

Graduate School of Sience dtt Tech■ ology,Waseda University

Taka】nitsu SAKAI Feb. 1998

旅行、娯楽、輸送の 11項 目に分類されて

いるが、その中でも教育、建設、医療の参

項目が優先されている。

教育分野では、既に95年に小、中、高校

にコンピュータ導入資金として交付する額

をこれまでの倍増 (総額4000万 シンガ

ポール ドル・32億円)と した。NCBの担

当者は「中学校では、LANで接続したパソ

コンを教師と生徒が持ち、教師がネット

ワークを通して様々なマルチメディア教材

を引きだして授業で使用したり、各生徒と

インタラクティブに質問や問題をやり取り

できるようにシステムの構築を進めてい

る。ここで大切なのは、教材のデータベー

イ3酵1熙翔Eヽ 看ヽ密F)

ス化である。既に教科書や参考文献はもち |

ろん、スライドやビデオなどの画像教材も

すべてデジタル化されて、どこからでも自

由にとりだせるようなデータベースの構築 :■1が始まっている。」と語っている。

建築の現場でも、コンピュータの活用が進

んでいる。シンガポールでビルを建築する

際には、それが建築基準に適合するかどうか政府機関の認証が必要になるが、従来はこの承認作業に最低

3週間、設計の変更が必要な場合は6~ 9ヶ 月もかかっていた。この承認機関の大幅な削減を目標に、

CORЁ NET(建築・不動産ネットワーク)と いう、建設・不動産会社と政府機関を結ぶネットワークが構築

されている。これはインターネット上で既に公開されており、政府から様々なインフォメーションや、

:S09000を 取得した建設会社の一覧を公開して広くアピールしている。

医療分野では、コンピュータネットワークを駆使 した遠隔医療に力が注がれている。

医療機関の不十分な山間部や遠隔地において、医療制度を充実させるために開発が行われている。

一般者向けには「シンガタッチ」と呼ばれるキヨスク型のメディアシステムが登場 した。現在は、空港、

バスターミナル、国立図書館など主要公共施設に限られているが、これにより様々なオンラインサービス

を受けることが出来る。

シンガポール・ヮンに参加する企業は、ビデオ・御・デマンドや電子商取引などに関する技術開発のために、

1億 シンガポール ドル (80億円)を越える投資を決めている。パナツニック・シンガポール研究所は、国際

標準に基づいたvDOシステムのシンガポール・ワン向けのアプリケーションを開発する予定である。すで

に300世帯で家庭から学校へのカリキュラム・デジタル図書館。電子商取引・行政サービスなどにアクセスす

る実験が開始されており、年末にはこの数を5000世帯を拡大するということである。

これまでシンガポールは経済開発庁が企業代表者などの使節団を組織 して中国、オース トラリア、イギリ

スなどで技術者の採用活動を行ってきたが、マレーシアがMscを掲げて適進する中、今後は人材確保の

競争も激 しさを増してくるかもしれない。

しかし、もともと情報通信分野の発展は、国境を意識しないものであって、相互にネットワーク・インフ

ラが整備 されてこそ成り立つものである。一国だけが先行しても周辺国が立ち遅れていては国境を越えた

ネットワークビジネスの発展は望めないであろう。シンガポールとマレーシアは、互いに情報通信分野を

発展させていくことによって競争だけではなく、相互に利益を教授 していくことであろう。

.●“口 国

くいく

Fヽ 一〓∽o一『〓

Page 97: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

‖104100101

ABS Ix)

ACS(x)ADDADD2ADDXADDYADDZANDARCARC2ARMCARMEASNIx)

ATN(x)

BASEBINARYBINARYPROPBLOCKBODYBPRISM

BREAKPOI NTBRICKBWALL

Takamitsu SAKAI

dx, dy, dz

X'Ydxdydz

r, alpha, betax, y, r, alpha, betat1, t 2, l, h, d, alphal,rl,r2,h,d

mode [, sectlonl

arb,cstatus

topmat, botmat, sldemat,n, h, radius,xl, yl, masklr... xtr, yn, maskn

erpresslonarbrc

leftmat, rightmat, sldemat,helght, x 1, x 2, x 3, x 4 rt, radius,mask 1 , mask 2, mask 3, mask 4,n,

xbeg 1, lower 1, xend 1, upper 1, framevls 1,

xbeg n, lower n, xend n, upper n, framevls n,m,

al,bl,ol,dl,

am,bm,cm,dmmacro_name_string I.parameteLllstl

macЮ_name=str:ng PARAMETERS Iname l=Value l,ノ

Graduate School of Sience & Technology , Waseda University

7.4:GDLのコマンドリス ト (アルファベッ ト順)

.0“口 m

くいくをF 】J∽o〓

Page 98: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

御104100102

C:RCLECIRCLE

CLOSE00MPONENTCONEC00NS

C00RCOS(X)CPRISM

CR00F

CSLAB

CUTPLANE

CUTPLANE

CUTPOLY

CUTENDCUTPOLYA

CUTENDCUTSHAPE

namen=valuenlr2x, y, t

channelcomponent_name_strlng, quantity, unlt_strlng

h, r 1, 12, alpha 1, alpha2n, m, mask,

r11 ,y11 ,211 ,...xln,y1n,zln,x21, y 21, 221,. . . x 2n, y 2n, z2n,x 31 , y 31 , 231 ,. . . x 3 m, y 3 m, z 3 m,

x41 ,y41 ,241 ,...x4m,y4m,24mwrap, vert 1, vert 2, verl3, vert 4

topmat, botmat, sldemat,n, h, x 1, y1, mask1 r... xD, yn, mask n

topmat, botmat, sldemat,n,

x 1, y 1, x2, y 2, helght, angle,thickness,xl, y1, alpha1, mask1,...,x n, y n, alpha n,

topmat, botmat, sidematn, h, x 1 ry 1 rzl rmask1 r,. . X tr, y n rzn,

Jx, y, z [, sldellstatementsGUTEND

anglestatementsGUTEND

nrstatusrd,x 1 ,y 1 ,...x tr,y tr,

l,xrYrzlstatements

n,status,d,x 1 ,y 1 ,mask 1 ,...x n ,y r ,mask n

I,X,Y,7lstatements

d

statements

Graduate School of Sience&Tcchnology,Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

mask n

mask n

.つ“口 国

いく

Fヽ 】目∽o〓

Page 99: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07104100103

Graduate School of Sience&Tech■ ology,Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

DEFINE F:LLA

DIMDO

statements

WH:L』: oondition

DRAWINGDRAWING2DRAWING3EDGE vertl,veE2,pgonl,pgon2,status

DEFINE LINE TYPE name spacing,n,:en l,...:en n

DEFINE MATERIAL name type,ml,m2,… ,mnDEFINE STVLE name font」 fam‖y,slze,anchor9 facecode

DEF:NE STYLE name PLO¬ MAKER,slze,anchor,slant

DEFINE SttE name pLOTTER,size,anchor9 siant

DEFINE TEXTURE name,filename,x,y,mask,ang:eDEL nDELTOPDESCRIPTOR string

left mat, rlghtmat,sldemat,helght,x 1 ,x 2,x 3 ,x 4 ,t,mask 1 ,mask 2,mask 3,mask 4,n,

xbeg l,lower 1,xend l,upper l,framevls 1,

rbeg n,lower n,xend n rupper n,framevis n,m,

a1rb1,c1,d1,

amrbmrcmrdm

name patl, pat 2, paB, pat4, patS, pat6, pat7, pat8,

spaclng,angle,n,treq 1,dir l,offsetx l,offsety 1,m 1,len 11 ,...len m1

freq n,dlr n,otfsetx n,offsety n,m n,len nl ,...len nm

name patl, pat2, pat3, pat4, patS, pat6, pat7, pat8,

spaclngx,spaci ngy,angle, n,

f reql, doffsetl, d I rl, offsetxl, offsetyl, m 1,

lenl1,...lenml,

freqn,doffsetn,dlrn,offsetxn,offsetyn, mn,

lennlr...lennm

Va‖ [dim」 1,Var2 1dim_1lldim_21,…

.つに日 国

いく

Fヽ

『調∽o二

Page 100: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

ELBOW ‖,alpha,r2ELuPS h,『

ENDEXITEXOREXP

(X)

0710410W04

EX¬RUDEF:LL

F:LL

FORFPRISM

FRAFRAGMENT2ALLFRAGMENT2GET (n)GOSUB labelGOTO labe:HOTSPOT2 x,y

ステー トメント

[ELSEステー トメント

ENDIFIND (F:LL,name_str:ng)

lND (LINE=WPE,name string)lND (MATER:AL nameFtring)lND (STYLE,name_string)

lND (TEXTURE,name=string)

lNPUT (channei,record:D,fleld:D,van[,var2,...l

lNT は)

LETLGT

(X〕

red,green,biue,shadow,

radlus,alpha,beta,angfa‖ o■ ,

d:stl,dist2,dlstfalloff

n, dx, dy, dz, mask, x1, yl, sl, . . . xn, yn, snIndex

name_strlngvarnam = Inltlal_value TO end_value ISTEP step_valuel

topmat, botmatsldemat, hlllmat,n,thlckness, angle, hill_helght,xl,y1,maskl,

,'n ,, n ,mask n

, use_current_attrl butes_flagplane_index, use_current_attributes_flag

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. leeE

thesis for naster degree

(X)

IF

IF

IF

IF

IF

condcondcond*E,F{F

GOSUBGOTOTHENTHENTHEN

:abel

label

label

ステー トメン ト[ELSEステー トメン ト1

.Oca m

くいくをr

【ヨ∽o一「〓

L:GHT

Page 101: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07104100105

MULMUL2MULXMULYMULZNEXTNOTNSPNTROPENOR

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1ee8

LIN_ xl,yl,zl,x2,ya Z2LINE TYPE index日NE」円PE name=stringuNE2 xl,yl,x2,y2LOG (対MASS topmat,botmat,sidematn,m,mask,h,

Xl ,yl ,21 ,Sl ,

xn,yn,zn,sn,xn+1,yn+1,zn+1,sn+1,

xn+m,yn+m,=口+m,sn+mMATER:AL :ndexMATER:AL name_stringMAX (xl,X2,...,Xn)MESH a,b,m,n,mask,211,212… .21m,Z21,222,… .z2m,… .znmMIN (xl,x2,...,Xn)MODMODELSOLIDMODELSURFACEMODEEWiRE

mx,my,m=X,y

mx

mymz

varnam

(X)

()

(■lteL‖ :ename,paramstttng)

OUTPUT channel, rccoldlD, fleldlD, exprl [, expr2,...lPEN n

PGON n, lvect, status, edgel, edge2, ...., edgenPI

PICTURE fllename, a, b, maskPICTURE2 expresslon,a,b,maskPIPG filename, a, b, mask, n, lvect, status, edgel, edge4 . . . edgenPLANE n, xl, y1,21,... xn, yn,znPLANE_ n, x1, y1, 21, maskl, . . . rtr, yn, zn, maskn

.つ“口 国

いく

Fヽ 一調∽o〓

Page 102: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07104100106

POLY2 B

POSl■ONPRINTPRISMPRISMPROJECT2PUTPYRAMIDRAD:uSRECTRECT2

Graduatc School of Sience dtt Technology,Waseda University

Takamitsu SAKAI Feb 1998

thesis for master degree

POLY n, xl, y1, . .. xn, yn

POLY n, x1, yl, maskl... xtr, yn, maskn

POLY2 n, frameflll, x1, y1, .... xn, yn

POLY2_ n, frameflll, xl, yl, maskl, .... xtr, yn, masknPOLY2_A n,frameflll,flllpen,

x 1 ,y 1 ,mask 1 ,...,x n ,y tr ,mask n

n,framefill,flllpen,flllbkgdpen,x 1 ,y 1 ,mask 1 ,...,x h ,y r ,mask n

posltion_keyword

[expression] [, expresslonl...n, h, xl, yl, . . . xn, ynn, h, xl, yl, masklr... xtr, yn, maskn

prolcode, angle, method

expresslon [, expresslon | . . .

n, h, mask, xl, yl, sl, . . . xn, yn, snrmln, rmax

3rbxl, y1, x1y2

REF DESCR:PTOR codeREPEAT

statements

REF COMPONENT

UNT:L

REQ

code l,num_exprl

condition(parameter_strlng)

REQUEST tqueStiOn_name,name lindeX,Varl[,var2,....1)

RESOL nRETURNREVOLVE n,a:pha,『nask,xl,yl,sl,...xn,yn,snRND (χ )

ROT x,y,2,a:phaROT2 a:phazROTX alphaxROTY aiphay

ROTZ aiphazRULED n,mask,

u1, vl, s1, . . . un, vn, sn,xlr y1, 21, . .. xn, yn, zn

indername_string

SET LINE TYPE :ndex

SET LINE TYPE name_stJng

SET F:LL

SET F:LL

。つ“口 国

いく

メヽ 】■∽o〓

Page 103: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

07104100107

SET MATER:ALSET MATERIALSET STYESET STYESGNSHADOWAUTOSHADOWOFFSHADOWONSIN (x)SLAB n,h,xl,yl,21,...xn,yn,znSLAB_ n,h,xl,yl,21,maSkl,...xn,yn,zn,mask nSPHERE 『SPLINE2 n,status,xl,yl,angle l,..口 ,xn,yn,angle nSPLINE2 A n,status,

xl,yl,angie l,ienPrev l,lenNext l ,

Жn,yn,angle n,lenPrev n,lenNext n

SPL:T

SPRISM

TANTEVETEXTTEXTTOLERTUBE

SQRSTRSTRSTRLENSTRSTRSTRSUBSWSTVLESTYLESURFACE3DSWEEP

(strlng,format,var 1 [,var 2,...rvar n l)topmat, botmat,sldemat,

n,x b,y b,x e,y e,h,angle,xl,y1,mask1r...x n ,y n ,mask n

(x)

(numerlc_expresslon, len, frac)(formatstrlng, numeric_expresslon)

(string_exp)(strl ng_expl,strlng_exp2)(strlng_exp, begpos, nu mchars)

(string_expresslon)indexname_string

0n, m, alpha, scale, mask,

u1 rv1 rs1 r... unrvnrs[,x 1 , y 1 ,21, . . . x m , y m , z mffF

(x)

xryrzrurv

d, 0, erpresslonX, y, string

dn, m, mask,

ul rw1 rs1 r... utrrwnrsn,x 1, y 1 r21, angle 1, . .. x fi , y ffi , zm, angle m

Graduate School of Sience&Technology,Waseda Ulliversity

Takamitsu SAKAI Feb. 1998

sis for master degree

Indexname_strlng

indexname_slring

(Ж)

Oc口 口

いく≧r

【〓∽〇二

Page 104: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

‖104100Ю8

TUBEA

USEVALUESVECTVERTVOLUME3DWALL「00LE

WHILE

ENDWlllLE

XFORM

XWALL

nrmrmask,u 1 rw1 rs 1 r...u tr rw n rs n,x 1 ry 1 ,21 r...x r,y m,z m

(n)

name,val 1 [rval 2 r...rval n IX,Y,Zl,YrZ

0n,status,

x 1 ry 1 ,mask 1 ,...x lr ,y h ,mask n

[,X,Y,Zlcondltlon DO

statements

a 11 , a12 r a 13, a14,a21 , aU2, a23, a24,a 31 , a32, a ilil , a 34

lettmat, rightmat,sldevmat,sidehmat,helght,x 1 ,x 2,x 3 ,x 4 ,y 1 ,y 2,y 3,y 4,t,radlus,reservedlrreselved2,mask 1,mask 2,mask 3,mask 4,n,

xbeg l,lower 1,xend l,upper l,framevis 1,

xbeg n,lower n,xend n,upper n,framevis n,

m,

al ,bl ,cl ,dl ,

am,bm,cm,dm

Graduate School of Sience & Technology , Waseda UniversityTakamitsu SAKAI Feb. 1998

thesis for master degree

.Oc口 国

いく≧r 】目∽o〓

Page 105: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD

GraduateSchoolofSierlce&Technology,wasedauniversity

TakamitsuSAKAlFd● 1998

thesis for master degree

.0

●J

一〓

00

8:参考 口引用文献・uRLA/E/C SYSTEMS」APAN知っていますか 7こ こまで来ている建築 /建設の情報化 ‐海外の動向 。国内の動向―

~ A/E/C SYSTEMS」APAN`97特 男り企画展より~

1997.08、 A/E/C SYSttEMS」 APAN組織委員会事務局

日本建築学会・情報システム委員会

第 20回 情報システム利用技術シンポジウム論文集

情報ネッ トワークを活用 した共創設計教育システム

~その試みと現在までの報告~

1997.12、 早稲田大学 酒井隆満・木村謙・渡辺仁史 。他

日本建築学会・情報システム委員会

第 20回 情報システム利用技術シンポジウム論文集

―上での建築情報データベースの構築

1997.12、 早稲田大学 木村謙・酒井隆満・渡辺仁史 。他

日本建築学会・情報システム委員会

第 21回情報システム利用技術シンポジウム論文集

設計製図における「学生相互啓発」支援環境につぃて199812、 早稲田大学 酒井隆満・木村謙・渡辺仁史 。他

日本建築学会 0情報システム委員会第21回情報システム利用技術シンポジウム論文集デザインエレメント/プログラム理解におけるデジタル環境の役割1998.12、 早稲田大学 木村謙・酒井隆満・渡辺仁史・他

第26回建設情報システム研究会講演予稿集特別講演 3、 建設業における今後の企業経営と情報化1998.02、 清水建設 (株)近藤―彦

GRAPH:SOFT 6.O GDLリ ファレンスマニュアル

1998.12、 Graphisoft R&D Rt. 、

関連情報サイ ト

NCARBホームベージ

http://_.ncarb.org/

AIA(The American lnstitute of Architect)oNLINE

http://… .aia.org/

社団法人日本建材産業協会 (FECMi)の KISS推進協議会のホームベージhttp://_.ikiSS.orip/

dbNETホ ームベージ

http://_.dbnet.gr.jp

以上、敬称略、年代順。注1:本文中で紹介してあるURLな どは省略。注2:各製品名、ブランド名、ファイルフォーマット名等は一般に各社の商標又1ま登録商標。

Page 106: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD
Page 107: 設計状況に則した画像検索ネットワークシステムの提案Wired CAAD