Web制作者のためのWebマーケティング用語と計算式

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Webマーケティング用語と計算式⍫ㇱ㕏ੱ

2012年6月8日Knock! Knock! 勉強会

１）制作者がWebマーケティング？

２）用語 / 計算式を理解する

３） “演習問題”を読みといてみよう

本日のお題

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１）制作者がWebマーケティング？

制作者がWebマーケティング？

何のためのWebサイト？

オーナーに「利益」をもたらすため


「利益」ってなに？

・世間体・売上 / 収益・お問い合わせ獲得（リードナーチャリング）・サポートコスト削減・ブランディング etc...


Webサイトは「利益」を達成するための「手段」

それも「手段」の“ひとつ”にすぎない

Web制作の仕事はより良い「手段」を提供すること


カッコ良さ・更新しやすさetc...は、「手段」のため手段

「利益」に貢献できる「手段」の条件


・「利益」が何かを理解する・「手段」の意図や使われ方を理解する

つまり、マーティングのなかでWebサイトが果たす役割を理解する

だから、マーケティング（特にWebマーケティング）を知ろう


２）用語 / 計算式を理解する

“用語”は“共通言語”

用語 / 計算式を理解する

正確な意思疎通のために、正しい用語の理解を


主にアクセス解析で使う用語

ヒット数


ウェブサーバーに対して要求された全ファイル（HTML,CSS,JPEG etc...）の合計。システム管理者がウェブサーバーや回線への負荷を確認・把握するのに有効。マーケティングにはあまり用いられない。

ページビュー数（PV）


1つのユニークなURLで判別できるページを、ユーザーが訪問した回数の合計。

セッション数（訪問数）


サイトを訪問したユーザーが、サイト内を閲覧し、離脱するまでの一連の行動をまとめたもの。細かい仕様はツールによるが、一般にブラウザを閉じた場合や、サイト内での最後のリクエストから30分以上動きがない場合にセッションが切れる。

ユニークユーザー数（ユーザー数）


サイト内の特定ページを訪問した人数。

離脱


ユーザーがそのサイトにおいて、最終閲覧ページとして、ブラウザを閉じたり、別のサイトに移動すること。一般的にはPV数で計測。

直帰


ユーザーが最初に訪れたページから、サイト内の別のページに遷移せず、そのサイトから離脱した状態。一般的にはセッション数で計測。

コンバージョン


Webサイト上で最終的に得られる成果。フォームからのお問い合わせ・資料請求・注文（ネットショップ）など。一般的にコンバージョンとなるページ（サンクスページなど）のセッション数で測定。


離脱率

ユーザーがそのサイトにおいて、最終閲覧ページとして、ブラウザを閉じたり、別のサイトに移動した割合。

離脱率＝　　　　　　　　× 100離脱したPV数当該ページのPV数

直帰率


ユーザーが最初に訪れたページから、サイト内の別のページに遷移せず、そのサイトから離脱した割合。

直帰率＝　　　　　　　　　　　× 100直帰したセッション数入り口ページとなったセッション数


主に広告効果測定

インプレッション数（表示回数）


広告がどの程度表示されたかを表す数値。

例）あるページのPV数が10,000で、広告Aと広告Bがどちらか一方を均等の割合で表示したとすると、広告A・広告Bのインプレッション数は、それぞれ5,000。

CTR（クリック率）


広告が表示された回数（インプレッション数）のうち、クリックされた割合。クリック率が高い＝ユーザーの反応がいいと解釈可能。

クリック率＝　　　　　　　　× 100広告のクリック数広告のインプレッション数

CPC（クリック単価）


広告がクリックされた時の、１回あたりの単価。サイト訪問者獲得単価とも考えられる。

CPC ＝広告掲載料金クリック数

CVR（コンバージョン率）


サイトへの訪問者数に対する、コンバージョン数の割合。※ 訪問者数は、一般的にはセッション数だが、コンバージョンの達成要件により変化する

CVR ＝　　　　　　　　× 100コンバージョン数訪問者数

CTC（Click To Conversion）


広告がクリックされた回数に対するコンバージョン数の割合。一般的に、CTCが大きいほど効果が高いと判断される。

CTC ＝　　　　　　　　 × 100コンバージョン数広告のクリック数

CPA（顧客獲得単価）


１件のコンバージョンを獲得するのにかかるコスト。広告手法や媒体の効果比較に有用。

CPA ＝広告費コンバージョン数

ROI（投資収益率）


投下した広告費に対して、得られる利益の割合。広告の費用対効果指標のひとつ。

ROI ＝　　　　　　　 × 100利益－広告費広告費

ROAS（Return On Advertising Spend）


投下した広告費に対して、得られた売上の割合。広告の費用対効果指標のひとつ。

ROAI ＝　　　 × 100売上額広告費


理解…できました？繰り返し復習しましょうね

まとめ

・制作者こそマーケティング思考を持とう・ “用語”は“共通言語”、正しく理解・数字 / 計算への苦手意識は慣れで克服

参考図書

JWDA初級ウェブ解析士検定テキスト発売日 : 2012年4月1日価格 : 4,200円

初級Web解析士は、本日のセッションのようなWebマーケティングの基礎を身につける講座です

本日はありがとうございました

ご連絡・ご質問など下記までお願いしますE-mail : [email protected] / Twitter : yabecchy

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