WebSphere Application Server V6.1 Application Server...

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1 WebSphere Application Server V6.1 Application Server Toolkit (AST) V6.1 Application Server Toolkit (AST) V6.1 Application Server Toolkit (AST) V6.1 Application Server Toolkit (AST) V6.1 Application Server Toolkit (AST) V6.1 Application Server Toolkit (AST) V6.1 Application Server Toolkit (AST) V6.1 Application Server Toolkit (AST) V6.1 WebSphere

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WebSphere Application Server V6.1

Application Server Toolkit (AST) V6.1Application Server Toolkit (AST) V6.1Application Server Toolkit (AST) V6.1Application Server Toolkit (AST) V6.1Application Server Toolkit (AST) V6.1Application Server Toolkit (AST) V6.1Application Server Toolkit (AST) V6.1Application Server Toolkit (AST) V6.1日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業WebSphereテクニカルセールス黒川 敦

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Disclaimer

� この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けておりません。� 当資料は、資料内で説明されている製品の使用を保証するものではありません。� 資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は2006年7月現在の情報であり、製品の新しいリリース、PTFなどによって動作、仕様が変わる可能性があるのでご注意下さい。� 今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認ください。また、当資料に記載された製品名または会社名はそれぞれの各社の商標または登録商標です。

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アジェンダアジェンダアジェンダアジェンダ

� Overview- Web Tools Platform (WTP)

� AST V6.1の新機能

� WAS V6.1における開発ツールのポジショニング

� AST V6.1使用時の注意点

� まとめ

このセクションでは、AST V6.1の概要を紹介します。

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OverviewOverviewOverviewOverview

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� Application Server Toolkit V6.0- J2EETM アプリケーションのアセンブルとWAS V6.0 ランタイムへのデプロイ� *.war, *.jar, *.ear の作成 /デプロイメント・ディスクリプター(配置記述子)の編集

� Application Server Toolkit V6.1- アプリケーションの開発・アセンブル� Eclipse Web Tools Platform (WTP) 1.0 ベース� ポートレット(JSR168)開発� SIPサーブレット(JSR116)開発- Automation Tool

� Eclipse ベースの Jython エディター- WebSphere Rapid Deployment (WRD)

� WAS V6.1 ランタイムへのデプロイメント

Application Server Toolkit V6.0 とととと V6.1

*ASTはWASテスト環境を含みませんので、ご注意ください。Application Server Toolkit V6.0 は、 HTML や JSP、サーブレット、JavaBeans など個々の J2EE 成果物をアセンブルし、デプロイメント・ディスクリプター(配置記述子)の編集を行うことができました。また、作成したエンタープライズ・アプリケーションやWebアプリケーションを、WebSphere Application Server

(WAS) に配置することも可能でした。しかし、開発作業そのもの、つまりコーディングを行うことを目的としておらず、WAS V6.0へのアセンブルとデプロイ専用のツールでした。Application Server Toolkit V6.1 では大幅に機能が拡張され、HTML や JSP、サーブレット、JavaBeans、EJB の開発も行うことができるようになりました。また、ポートレット(JSR168)開発、SIPサーブレット(JSR116)開発もサポートします。Automation Toolでは、WAS のスクリプト・ベース・管理ツールである wsadmin 用のJythonを開発、テスト、デバッグすることができます。このことにより、J2EEアプリケーション開発から、アプリケーション・アーカイブのアセンブル、配置、実行までを、WebSphere

Application Server V6.1 と同梱の AST だけで行うことも可能になりました。注意点としては、ASTはWASテスト環境を含んでおりません。アプリケーションのテスト・実行のためには別途WAS V6.1が必要となります。

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プラットフォームアーキテクチャープラットフォームアーキテクチャープラットフォームアーキテクチャープラットフォームアーキテクチャー

� AST V6.1 は以下の技術がベースとなっています。- Eclipse 3.1.2- Web Tools Platform (WTP) 1.0.2- Test and Performance Tools Project (TPTP)- Graphical Editor Framework (GEF)- Eclipse Modeling Framework (EMF)- IBM Java 5 SDKRational Application

Developer and Web

Developer

WebSphere Application

Server Toolkit (AST)

Eclipse: Base & WTP

AST V6.1 は以下の技術がベースとなっています。Eclipse 3.1.2

Web Tools Platform (WTP) 1.0.2

Test and Performance Tools Project (TPTP)

Graphical Editor Framework (GEF)

Eclipse Modeling Framework (EMF)

IBM Java 5 SDK

WAS V6.1における開発ツールのポジショニングはP16から説明します。

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Web Tools Platform (WTP)とはとはとはとは

� WTPとは?- Eclipseベースのプロジェクト- J2EE/Webアプリケーションの開発ツールを提供� プロジェクトの目的- Eclipseプラットフォーム上のシンプルな開発、デプロイ、テスト機能を提供� ステータス- 2005年12月 1.0 リリース- 2006年6月 1.5 リリース- AST V6.1はWTP 1.0.2 ベースです。

WTP(Web Tools Platform)はEclipseベースのプロジェクトの一つです。J2EE/Webアプリケーション開発機能を提供します。WTPは1.5がリリースされています。AST V6.1は現在のところ1.0.2ベースです。

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Web Tools Platform::::詳細詳細詳細詳細

�様々なベンダーのDBに対し、接続と操作をサポート�SQL スクラップブックデータ・ツール �J2EE コンポーネントの開発・管理のためのソース・エディターとウィザード-JSP, サーブレット, EJB, デプロイメント・ディスクリプターJ2EE ツール �Web サービス・ウィザード, WSDL エディター, Web サービス・エクスプローラー, WS-I テスト・ツールWeb サービス・ツール �XML, DTD, XSD を作成するエディターとウィザードXML ツール �HTML, CSS, JavaScript, etc を作成するエディターとウィザード�組み込みのWeb ブラウザーと TCP/IP モニターWeb ツール �IDE 内で J2EE サーバー環境を管理�アプリケーションのデプロイとテストのために、ランタイム環境にアクセス�アプリケーション・サーバー・ベンダーはプラグインを開発することで、サーバー・ツールを自社サーバーに対応可能サーバー・ツール 説明ツール

AST V6.1 の J2EE アプリケーション開発機能は、AST のベースとなっている Eclipse プロジェクトの、Web Tools Platform (WTP) 1.0 によって実装されています。(参考: AST 6.1 では Eclipse 3.1.2 がベースとなっています。)サーバー・ツールでは、作成した J2EE アプリケーションをリモートのWAS に対してデプロイし、テストやデバッグを行うことが可能です。Web ツールではウィザードとソース・エディターを使用して、HTML や CSS, JavaScript などのWeb コンポーネントを作成することができます。ただし、HTML の作成に使用できるのはテキストエディターのみで、Rational Web Developer やその上位の製品群でサポートされている「ページデザイナー」を使用した、GUI による作成を行うことはできません。J2EE ツールでは、J2EE コンポーネントのうちWeb ツールでサポートされるものを除いた部分、即ちJava のコードを主に扱うところの開発をサポートします。サーブレット、JSP、EJB の開発と、それらを適切に配置、稼動させるためのデプロイメント・ディスクリプターの作成・編集を行うことができます。また、Webサービス・ツールでは、ウィサードを用いてサーブレット、JavaBeans、EJB (ステートレス・セッションBean) をラッピングし、Web サービス化することが可能です。XML とデータベースを取り扱うための、XML ツールやデータ・ツールも内蔵されています。

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AST V6.1AST V6.1AST V6.1AST V6.1のののの新機能新機能新機能新機能

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AST V6.1機能機能機能機能:アプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーション作成作成作成作成

� WAS V6.1上のアプリケーションを作成するためのウィザードやエディター- Webサービス、ポートレット、SIP サーブレット 、EJBを含む� Annotation-based Programingをサポート (XDoclet スタイル)- 開発者が編集・メンテナンスするソースの数を最小化- ソース・コードにメタデータ・タグを記述する� SIP サーブレットの開発�ポートレットの開発� アプリケーションアセンブル- J2EE & WebSphere拡張デプロイメント記述子のエディター

AST V6.1 のアプリケーション作成機能を説明します。WTPの機能に加え、様々な機能がWAS V6.1用に最適化されています。・WAS V6.1上のアプリケーションを作成するためのウィザードやエディター新規に追加されたポートレット、SIP サーブレット開発なども含みます。・Annotation-based Programingをサポート (XDoclet スタイル) ・SIP サーブレットの開発・ポートレットの開発・アプリケーションアセンブルJ2EE & WebSphere拡張デプロイメント記述子のGUIエディターやウィザードが付属します。

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AST V6.1機能機能機能機能:デプロイデプロイデプロイデプロイ & テストテストテストテスト

� WebSphere Rapid Deployment (WRD)- WAS V6.1に対しての簡易なアプリケーションデプロイ�WAS NDのクラスター環境には対応していない

�単体テスト環境との協調- WAS V6.1へのアプリケーションデプロイ機能(ローカル/リモート)�ASTにはWASのテスト環境は付属しない- WAS V6.1用のデバッガー、ホットメソッドリプレース- EJBやWebサービスを簡単にテストするための単体テストクライアント�ユニバーサル・テスト・クライアント、Webサービス・テスト・クライアント- Enhanced EAR

AST V6.1 のWAS V6.1に対するデプロイ・テスト機能を説明します。・WebSphere Rapid Deployment (WRD)

WAS V6.1に対してアプリケーションのインストールや更新を簡略化する機能です。WAS V6.1用に最適化されています。WAS NDのクラスター環境には対応していません。単体のWASサーバー用の機能です。・WAS V6.1へのアプリケーションデプロイ機能(ローカル/リモート)ASTにはWASのテスト環境は付属しませんのでご注意ください・WAS V6.1用のデバッガー、ホットメソッドリプレース・EJBやWebサービスを簡単にテストするための単体テストクライアントユニバーサル・テスト・クライアント、Webサービス・テスト・クライアント・Enhanced EARアプリケーション特有の情報(リソース定義など)を、アプリケーション自体に持たせたEAR

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AST V6.1機能機能機能機能:Automation Tool

� Application Server Toolkit V6.1 用のプラグイン

� wsadmin スクリプトの開発、メインテナンスのためのツールを提供- Eclipse ベースの Jython エディター� コンテンツ・アシストが利用できる- wsadmin Jythonスクリプトのテスト、デバッグが可能

Automation Tool とは、WAS のスクリプト・ベース管理ツールである wsadmin で実行するスクリプトの開発、テスト、デバッグを行うことができる機能です。Eclipse ベースの Jython エディターであり、Java 開発ツールと同様の、コンテンツ・アシストを使用したコーディングも可能になっています。

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AST 6.1機能機能機能機能:Annotation-based Programming

� WRDを構成する概念の1つ� ソース・コードにメタデータ・タグを記述する(XDoclet スタイル)- メタデータを元に、アプリケーション実行に必要なファイルやコードが生成される

� デプロイメント・ディスクリプター� ホーム/リモート・インターフェース

� 2つのコンポーネントで構成- タグ- プロセシング・ビルダー*J2EE 5.0には未対応タグ

SampleSessionBean.java

これまではRational 開発ツール群でサポート

Annotation-based Programming はWebSphere Rapid Deployment (WRD) を構成する概念の1つであり、その実体はEclipse プラグインです。Java のソースコードに直接、メタデータ (Annotation) を記述することで実現される機能です。これまではRational 開発ツール群でサポートされていました。Annotationは「タグ」を使用して記述します。ソースコードに記述されたタグによって、アプリケーションの実行に必要な他の情報が提供されます。タグが提供する情報は「プロセシング・ビルダー」によって処理されます。その結果、デプロイメント・ディスクリプター (配置記述子) が更新されたり、その他の必要なファイルが生成されたりします。画面はタグの記述例です。これはSampleSessionというStateless Session BeanのBeanファイル、「SampleSessionBean.java」です。Beanファイルの情報、およびホーム・インターフェースとリモート・インターフェースのファイルの情報が記述されています。Annotation-based Programmingをサポートするように設定した場合、Session Beanを作成すると、デフォルトで画面のようなタグが追加されたファイルが作成されます。この機能はXDocletベースであり、J2EE 5.0の仕様に対応しているわけではありませんので、ご注意ください。

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AST 6.1機能機能機能機能:SIPアプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーションのののの開発開発開発開発

� ASTがSIPアプリケーションの作成をサポート- SIP サーブレットのスケルトンをウィザードで生成doInvite, doByeなどSIPサーブレットのメソッド選択可能

①SIPプロジェクトの作成 ② SIPサーブレットの作成 ③ 作成されたSIPサーブレットAST (Application Server Toolkit)を使用するとSIPサーブレットアプリケーションが作成可能です。Webサーブレットと同様にウイザードで追加するメソッドを選択することができます。

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AST 6.1機能機能機能機能:ポートレットポートレットポートレットポートレット開発開発開発開発

� JSR 168 準拠のポートレット開発が可能� 以下のツールをサポート- 作成ウィザード

� ポートレット・プロジェクト� ポートレット- ポートレット・デプロイメント・ディスクリプタ (portlet.xml) を管理するためのエディター- ポートレットWAR ファイルのインポートが可能 ポートレット・プロジェクト作成ウィザードにより、空のポートレットを作成してプロジェクトに追加

ポートレット開発ツールでは、JSR 168 に準拠したポートレットの開発をサポートします。新規ポートレット・プロジェクト・ウィザードでポートレット・プロジェクトを作成し、新規ポートレット・ウイザードで空のポートレットを自動生成し、ポートレット・プロジェクトに追加します。生成した空のポートレットに対してコードを追加し、ポートレットを完成させます。ASTにはページデザイナーの機能がありませんので、基本的には手作業の開発になります。

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WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1におけるにおけるにおけるにおける開発開発開発開発ツールツールツールツールののののポジショニングポジショニングポジショニングポジショニング

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開発開発開発開発ツールツールツールツールののののポジショニングポジショニングポジショニングポジショニング

� Rational Application Developer (RAD) とWeb Developer (RWD)はエンタープライズ・アプリケーションを、効率よく開発するための機能を豊富に備えた統合開発環境です。

� ASTはWAS用のアプリケーション作成、デプロイ機能があります。機能はRADより少なくなります。- ASTはWAS V6.1に同梱� Rational開発プラットフォームと

ASTはともにEclipseベースであり、ASTはWTPベースです。

Rational Application Developer and Web

Developer *V6.0のののの名称名称名称名称UML可視化(クラス図、シーケンス図)グラフィックなWebページ開発 (ページデザイナー)

WASテスト環境付属コード分析、コンポーネントテストプロファイラー(ランタイム分析)WebSphere Application Server Toolkit

(AST)

WebSphere Application Server application 作成, アセンブル デプロイメント & 単体テストEclipse: Base & WTPベースフレームワークWeb Tool Project

ここからはWAS V6.1における開発ツールのポジショニングを紹介します。ベースになるのはEclipseとWTPです。基本的なJ2EE/Webアプリケーション開発機能を提供します。ASTはそれに加えてWAS用のアプリケーション作成、デプロイ機能があります。機能はRational開発プラットフォーム「Rational Application Developer (RAD)」「Rational Web Developer (RWD)」より少なくなります。その上位に位置するのがRAD、RWDで、エンタープライズ・アプリケーションを、効率よく開発するための機能を豊富に備えた統合開発環境です。現時点ではV6.0ですが、WAS V6.1に対応した次期Rational開発プラットフォームは2006年後半の出荷予定です。名称や機能はV6.0時点のものですので、次期Rational開発プラットフォームでは変更される可能性があります。

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AST V6.1 ののののライセンスライセンスライセンスライセンスとととと機能機能機能機能

� AST V6.1 はツールですが、WAS V6.1 の製品の一つです。� WAS V6.1のアプリケーションの開発者に対して、AST V6.1のライセンスは無制限に提供できます。� ASTはあくまでもWASの一部ですので、他の用途に使用できません。� ASTにはWASのテスト環境は組み込まれていません。- ローカルでのテストには、WAS開発者版ライセンスをご利用ください。

AST V6.1はWAS V6.1に同梱しているツールです。WAS V6.1用のアプリケーションの開発者に対して無制限に提供できます。しかしながら、ASTはあくまでもWASの一部ですので、他の用途に使用できません。ASTにはWASのテスト環境は組み込まれていません。ローカルでのテストには、WAS開発者版ライセンスをご利用ください。

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WTPととととAST V6.1のののの比較比較比較比較

� ASTはWTPベースです。� ASTはWTPに加えて、WASアプリケーション用の開発機能を提供- サーバーツール- SIP 開発ツール, Jython (wsadmin) ツール� WTPだけでもWAS用の開発ができますが、ASTに比べ機能が不足- サーバーの配置・起動をwsadmin経由で行うので、パフォーマンスが遅い

�ASTはWRDにより効率的なデプロイ・実行が可能です- EJBやWebサービス開発・テスト機能の不足�ASTはユニバーサル・テスト・クライアントやWebサービス・テスト・クライアントが付属- デプロイメント・ディスクリプター(配置記述子)の作成機能�ASTではWebSphere拡張バインディングの作成や妥当性検査が充実しています

� WAS V6.1開発にはWTPよりもAST V6.1の方が機能が充実- 次期Rational開発プラットフォームが出荷された後には、そちらも選択肢にこのページではWTPとAST V6.1の比較をします。ASTはWTPベースです。ASTはWTPにWASアプリケーション用の開発機能を提供します。WTPだけでもWAS用の開発ができますが、ASTに比べて以下の機能が特に不足しています。・サーバーの配置・起動をwsadmin経由で行うので、パフォーマンスが遅い・EJBやWebサービス開発・テスト機能の不足・デプロイメント・ディスクリプター(配置記述子)の作成機能の不足WAS V6.1開発にはWTPよりもAST V6.1の方が機能が充実していますので、是非ともASTの利用をご検討ください。尚、次期Rational開発プラットフォームが出荷された後はそちらも選択肢となります。

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RADととととAST V6.1のののの比較比較比較比較 *RADははははV6.0相当相当相当相当でででで比較比較比較比較� RADはASTを拡張しています- RADはすべてのASTの機能を含みます。� RADは拡張版のIDEとしてデザインされています- ASTはWASのIDEとして制限されています� RADは以下のような追加機能を含みます- グラフィカルなWeb開発ツール(ページデザイナーなど)- UML可視化(クラス図、シーケンス図)- 高度なランタイム分析、妥当性検査、コードレビュー- 複数のサーバーの開発をサポート (WAS, WebLogic, Tomcat)

�RADの次期バージョンではWAS V5.1, V6.0 & V6.1のテスト環境が含まれる予定�次期Rational開発プラットフォームは2006年後半の出荷予定です。- AST V6.1で開発したアプリケーションは、次期Rational開発プラットフォームにインポート可能

このページではRADとAST V6.1の比較をします。尚、RADはV6.0相当で比較します。名称や機能はV6.0時点のものですので、次期Rational開発プラットフォームでは変更される可能性があります。RADはすべてのASTの機能を含みます。AST V6.1はWAS V6.1用の開発に制限されていますが、RADは様々なサーバーに対応しています。RADはASTに比べ、以下の追加機能があります。・グラフィカルなWeb開発ツール(ページデザイナーなど)・UML可視化(クラス図、シーケンス図)・高度なランタイム分析、妥当性検査、コードレビュー・複数のサーバーの開発をサポート (WAS, BEA, Tomcat)

RADの次期バージョンではWAS V5.1, V6.0 ,V6.1のテスト環境が含まれる予定です。WebLogic,

Tomcatのテスト環境そのものは含まれていません。WAS V6.1に対応した次期Rational開発プラットフォームは2006年後半の出荷予定です。AST V6.1で開発したアプリケーションは次期Rational開発プラットフォームにインポート可能です。

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AST V6.1使用時使用時使用時使用時のののの注意点注意点注意点注意点

� PK27580: Projects are corrupted when using double-byte character set systems- 日本語環境でJ2EEプロジェクト(動的Webプロジェクトなど)が壊れる

�AST V6.1 Fix Pack 1 (V6.1.0.1)の適用http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24012846

� TechNote: Generating deployment code might fail when using parameterized generic types

http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg21239845- J2SE 5.0のgenericsタイプを使用した場合、EJB Deployコマンドが失敗する� EJBのソースファイルを含んで、EJB Deployコマンドを使用する必要があります。

AST V6.1を開発するに当たって、現時点で報告されているいくつか注意点があります。・PK27580: Projects are corrupted when using double-byte character set systems日本語環境でJ2EEプロジェクト(動的Webプロジェクトなど)が壊れるAST V6.1 Fix Pack 1 (V6.1.0.1)の適用することで解決します。Fixは次のページで紹介するRational

Product Updaterから適用可能です。http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24012846・TechNote: Generating deployment code might fail when using parameterized generic types

http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg21239845

J2SE 5.0のgenericsタイプを使用した場合、EJB Deployコマンドが失敗するEJBのソースファイルを含んで、EJB Deployコマンドを使用する必要があります。これはASTに限らず、WASの管理コンソールでデプロイコードを作成する際も該当しますので、ご注意ください。

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� オンライン、オフラインで適用可能� Rational Product Updaterは便利- ネットワークにつないでいる場合、自動検出可能- クリーンアップ機能搭載(以前の累積Fixを削除し、Disk容量の空きを増やす)Rational Product Updater によるによるによるによるFix Pack適用適用適用適用

AST V6.1のFixの適用はオンライン、オフラインで適用可能です。適用の際には、Rational Product Updaterを使用します。非常に便利な機能であり、ネットワークにつないでいる場合、自動検出をしてくれます。表示された項目を選択して、適用することが可能です。クリーンアップ機能が搭載されおり、以前の累積Fixを削除し、Disk容量の空きを増やすことができます。その際には、以前のfixにロールバックできなくなりますので、注意してください。検出の際には、最新のFixが表示されるので、以前のものを適用したい場合は、別途ダウンロードして、手動でインストールする必要があります。

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まとめまとめまとめまとめ

� AST V6.1はWAS V6.1用の開発・テスト・デプロイを支援- Java, J2EE, EJBや SIPサーブレット開発用のウィザード- コードアシストによる充実したエディター、妥当性検査- WAS V6.1に対してのデプロイ機能- Automation Toolkit

� ベースEclipse 3.1.2- Web Tools Platform (WTP) 1.0.2