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コンテナの回収がしやすいワイドな荷室が好評なパワーゲート付き冷凍冷蔵車。 今後の事業展開に意欲的な蕨野ご夫妻と、 お嬢様の加奈さん。 玉子パックは破損しない ようコンテナ詰めして荷室 に格納される。 玉子を満載しての運転は、慎重その もの。急の付く操作は禁物である。 車体もハンドルも軽く運転 しやすいと話されるドライ バーの塩月裕長様。 田園地帯の高台にある鶏舎は、ウインドレスの ため側に近づいても鶏の声が聞こないほど 静かである。 担当して6年になります。 環境意識が高いお客様で、 ハイブリッド車も評価 していただいています。 今後も親切応対で、ご満足 いただけるようにいた します。 蕨野鶏卵有限会社 住所:〒876-0125 大分県佐伯市弥生大字江良2735番地 TEL:0972-46-2542 代表者:代表取締役 蕨野秋蔵 取材対応者:専務取締役 蕨野陽一 創業:1963(昭和38)年6月 従業員数:16人 ハイブリッド車保有台数:1台 燃費アップ コスト意識 アップ PR効果で 業務拡大 荷主企業に 好アピール ドライバー不足 解消 運転がラク 社員の士気 アップ 環境貢献で イメージアップ 毎日出荷する玉子は、約6トン。 と、大 規 模 な 経 営 につ いて ご紹介くださった 専務取締役  蕨野陽一様 「10万羽の鶏を飼っているので年中休みなしです。毎日8万~ 9万個の鶏卵を生産しています。」と、穏やかに話すのは、大分県 佐伯市弥生で養鶏業を営む蕨野鶏卵有限会社の専務取締役 蕨野陽一様(以下、同社、専務)である。専務の奥様 蕨野美晴様 によると、同社は、20年前から鶏舎に野鳥が入るのが防げる ウインドレス鶏舎を採用している。2013年の夏は、猛暑だったが、 窓のない鶏舎の壁に水を流す暑さ対策により、鶏の被害はなかった そうだ。なお、餌やり、水やりはすべてコンピュータ制御で、産み 落とされた卵は、ベルトコンベアで別棟の作業場へ運ばれ、 洗浄、殺菌、検査の後、パック詰めされ10~15℃に保たれた 冷凍冷蔵車で、大分県内のスーパーへ出荷している。 2013年6月から日野デュトロ ハイブリッドの冷凍冷蔵車に 乗っているドライバーの塩月裕長様にお聞きすると、午前10時頃 3,000~4,000パックを積んで出発し、10数軒の納品先を回り 100~150kmほど走行して夕方に帰社するパターンで、燃費は 他のディーゼル車との比較で12~22%ほど良い数値が出て いるとのことである。 エンジン音が静かなので、他の会社のドラ イバーから納品先スーパーの駐車場で質問されたこともあり、 環境にやさしく燃費の良いハイブリッド車に対する周囲の視線を 感じるという。また、 発進が滑らかなのが、ショックを嫌う鶏卵の 配送にはありがたいそうだ。 発進、加速時にモーターがエンジンを アシストする日野デュトロ ハイブリッドの特性が、取り扱いに 注意を要する商品の配送に好適なことをあらためて知ることに なった取材であった。 「オートマチック(AMT)で、娘も運転できそうだ。 そんな気持ちも手伝って購入を決めました。」          蕨野専務談 10年乗るならハイブリッドにしたい。 環境問題に心を寄せる奥様が周囲を動かした。 九州日野自動車 大分支店 平野 聖さん まさる

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Page 1: web DUTRO-HV Vol4 3 九州 蕨野鶏卵(有)様‚³ンテナの回収がしやすいワイドな荷室が好評なパワーゲート付き冷凍冷蔵車。今後の事業展開に意欲的な蕨野ご夫妻と、

コンテナの回収がしやすいワイドな荷室が好評なパワーゲート付き冷凍冷蔵車。

今後の事業展開に意欲的な蕨野ご夫妻と、お嬢様の加奈さん。

玉子パックは破損しないようコンテナ詰めして荷室に格納される。

玉子を満載しての運転は、慎重そのもの。急の付く操作は禁物である。

車体もハンドルも軽く運転しやすいと話されるドライバーの塩月裕長様。

田園地帯の高台にある鶏舎は、ウインドレスのため側に近づいても鶏の声が聞こないほど静かである。

担当して6年になります。環境意識が高いお客様で、ハイブリッド車も評価していただいています。今後も親切応対で、ご満足いただけるようにいたします。

蕨野鶏卵有限会社住所:〒876-0125 大分県佐伯市弥生大字江良2735番地TEL:0972-46-2542代表者:代表取締役 蕨野秋蔵取材対応者:専務取締役 蕨野陽一創業:1963(昭和38)年6月従業員数:16人 ハイブリッド車保有台数:1台

燃費アップ コスト意識アップ

PR効果で業務拡大

荷主企業に好アピール

ドライバー不足解消 運転がラク 社員の士気

アップ環境貢献でイメージアップ

毎日出荷する玉子は、約6トン。と、大規模な経営についてご紹介くださった

専務取締役 蕨野陽一様

 「10万羽の鶏を飼っているので年中休みなしです。毎日8万~

9万個の鶏卵を生産しています。」と、穏やかに話すのは、大分県

佐伯市弥生で養鶏業を営む蕨野鶏卵有限会社の専務取締役

蕨野陽一様(以下、同社、専務)である。専務の奥様 蕨野美晴様

によると、同社は、20年前から鶏舎に野鳥が入るのが防げる

ウインドレス鶏舎を採用している。2013年の夏は、猛暑だったが、

窓のない鶏舎の壁に水を流す暑さ対策により、鶏の被害はなかった

そうだ。なお、餌やり、水やりはすべてコンピュータ制御で、産み

落とされた卵は、ベルトコンベアで別棟の作業場へ運ばれ、

洗浄、殺菌、検査の後、パック詰めされ10~15℃に保たれた

冷凍冷蔵車で、大分県内のスーパーへ出荷している。

 2013年6月から日野デュトロ ハイブリッドの冷凍冷蔵車に

乗っているドライバーの塩月裕長様にお聞きすると、午前10時頃

3,000~4,000パックを積んで出発し、10数軒の納品先を回り

100~150kmほど走行して夕方に帰社するパターンで、燃費は

他のディーゼル車との比較で12~22%ほど良い数値が出て

いるとのことである。エンジン音が静かなので、他の会社のドラ

イバーから納品先スーパーの駐車場で質問されたこともあり、

環境にやさしく燃費の良いハイブリッド車に対する周囲の視線を

感じるという。また、発進が滑らかなのが、ショックを嫌う鶏卵の

配送にはありがたいそうだ。発進、加速時にモーターがエンジンを

アシストする日野デュトロ ハイブリッドの特性が、取り扱いに

注意を要する商品の配送に好適なことをあらためて知ることに

なった取材であった。

「オートマチック(AMT)で、娘も運転できそうだ。 そんな気持ちも手伝って購入を決めました。」         蕨野専務談

10年乗るならハイブリッドにしたい。環境問題に心を寄せる奥様が周囲を動かした。

九州日野自動車 大分支店

平野 聖さんまさる