WACATE2013冬 おーい、磯野ー!論文書こうぜー! #wacate2013w

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WACATE2013冬にて講義をした論文投稿に関する資料です。

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論文投稿のために2013 年 12 月 15 日(日) WACATE 2013 冬

WACATE 実行委員会 朱峰錦司

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+お品書き

論文の種類

査読

論文を書くメリット

論文の構成

執筆のポイント

テストに関する会議

投稿のために

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+論文の種類 - 投稿形式 -

研究会 研究成果の経過報告の場

参加者からアドバイスをもらい今後の方向性を決定する

口頭講演会議 1 週間前後の期間で開催される会議での口頭講演を行う

JaSST や SQiP はこれに該当 査読はおおむね 1 回

ハイレベルなものは 2 回以上のものもある 併設ワークショップがあるものも多い

本会議より査読ハードルは低め

論文誌 学会から発行される論文誌に掲載される

口頭講演会議でも予稿集はあるが、論文誌には該当しない 査読が 2 回以上発生

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+論文の種類 - 投稿内容 -

学術論文 アプローチ/手法の新規性を重視

経験論文 以下の項目を重視

手法の現実的な適用のための工夫 手法の評価結果

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+査読 - 査読の流れ -

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+査読 - 査読結果 -

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種別 説明

採択 おっけー☆( CV :ローラ)

条件付き採択

この部分直したら採択しましょう

再判定 この部分直したらもう 1 回検討(=査読)しましょう

不採択 次回頑張りましょう

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+論文を書くメリット

取り組みを体系立てて整理する機会となる 一般的な論文の構成が整理に適している

取り組みの早期段階から意識することでより有用

取り組みに対して客観的な評価を得られる 査読者コメント 口頭講演での質疑

懇親会での意見交換

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+論文の構成

背景

目的

アプローチ

手法の詳細

手法の評価結果

関連研究

まとめと今後の課題

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+執筆のポイント( 1/3 )

目的の設定 最後まで一貫した目的設定が重要

勢いで取り組みを行っていると、案外「そもそも何を改善したかったんだっけ」が置き去りになることも ex) 品質向上が目的だったはずが、評価では工数削減効果のグ

ラフを一生懸命書いている

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+執筆のポイント( 2/3 )

仮説の設定と評価方法の検討 目的とともに仮説をあらかじめたてることが重要

どうなると目的が達成したと言えるのか? 工数削減 すり抜けバグの減少

仮説の評価のために「何を測定するか」を早期に決めていないと手遅れになることも ex.) 日付ごとの検出バグ件数が必要なのに工程間のバグ件数し

かわからない… orz

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+執筆のポイント( 3/3 )

関連研究自分の課題は他の人も課題に感じていることが多い

まずは他の人がどうやっているのかを調べよう 調べ方についてはまた別の機会に

その上で、自分はどのような工夫をしたのかを明確に 巨人の肩に乗ろう

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+小演習

リスクベースドテストをやる目的は何ですか?

リスクベースドテストの適用効果をどのように評価しますか? どのような効果仮説が考えられますか? その仮説の妥当性を示すために何を測定しますか?

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+小演習の回答例

目的 リリース後バグを増やさずにテスト工数を減らすこと

仮説 過去開発と比べてリリース後バグ数(密度)の増加なし 過去開発と比べてテスト工数の減少

テスト分析の増加工数 リスク分析作業が増えるはず

テスト設計の減少工数 テストケース数(密度)で比較

テスト実行の減少工数 テストケース数(密度)で比較

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+テストに関する会議( 1/5 )

権威あるソフトウェア工学に関する会議( 1/2 )権威があるっぽい機関の協賛会議を紹介

IEEE computer society ACM SIGSOFT

Special Interest Group on Software Engineering ICSE

International Conference on Software Engineering ソフトウェア工学分野の世界最高峰会議

名高い企業も協賛 併設ワークショップも豊富

テスト関連のものとして AST がある Automation of Software Testing

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+(参考) ICSE勉強会

情報処理学会 SIGSE の若手主催の勉強会

その年の ICSE で発表された論文全てを輪読 1 本 3〜4 分の LT 形式 目的/手法概要/評価結果/採択のポイントにしぼって紹介

興味のある論文があれば各自手法の詳細等を調査

ICSE’13 勉強会 http://qwik.jp/se-reading/9.html 全国各地をテレビ会議システムでつないで開催

東京工業大学 大学関係者だけでなく、 NTT 、日立、富士通、 IBM などの企業メンバーも紹介者

として参加 聴講のみの参加も可

名古屋大学 大阪大学 九州大学

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+テストに関する会議( 2/5 )

権威あるソフトウェア工学に関する会議( 2/2 ) ASE

International Conference on Automated Software Engineering 自動化技術に特化したトップレベル会議

ICST International Conference on Software Testing, Verification and Validation テスト・検証技術に特化したトップレベル会議

辰巳敬三氏も数回参加されている ISSRE

International Symposium on Software Reliability Engineering ソフトウェアの信頼性に特化したトップレベル会議 2011 年は広島で開催し、 WACATE メンバも視察参加

ISSTA International Symposium on Software Testing and Analysis ソフトウェアのテストおよび分析に特化した会議

投稿論文を見ると数式とかがすごい2013/12/15WACATE 2013 冬

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+テストに関する会議( 3/5 )

その他のテストに関する国際会議 STAREast

テストに関する著名人が多数 2013 年は西康晴氏なども参加 2014 年は Lee Copeland氏などが参加予定

EuroSTAR ヨーロッパ最大級のテストに関する会議

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+テストに関する会議( 4/5 )

国内の会議( 1/2 ) 学術寄り

たくさんある 情報処理学会の会議

SIGSE (ソフトウェア工学研究会) 2ヶ月に 1 回開催される研究会

SIGSE ウィンターワークショップ 毎年冬に(主に温泉地で)開催される会議

SES (ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム) 毎年夏に開催される会議

2013 年は SQiP と併設開催 日本国内では最高峰のソフトウェア工学に関する会議

情報処理学会 全国大会 毎年春に開催される情報処理学会最大のイベント

ソフトウェアシンポジウム 毎年夏に開催される会議 ワークショップも充実

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+テストに関する会議( 5/5 )

国内の会議( 2/2 )産業寄り

JaSST ソフトウェアテストシンポジウム

テストに関する国内最大級の会議 学術論文/経験論文/経験発表の 3 種類の投稿形式 日本各地で開催

東京、関西、東海、北海道、九州、新潟、東北、四国 SQiP

ソフトウェア品質シンポジウム JaSST と並んで国内最大級の会議 併設チュートリアル等も充実

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+投稿のために - 上司にどう説明する? -

組織のプレゼンス向上につながる広報活動のひとつになる

日立ではテスト設計コンテスト@ JaSST優勝に関するプレスリリースを出している http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/topics/jasst/

情報の扱いには注意が必要 あらかじめ特許申請をしてから発表

投稿すると公知となるため、投稿後の特許申請はまず不可能 お客様データなどはマスキング

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+投稿のために - どこに出す? -

何事もまずは軽めのところから 査読ハードルの低い研究会

SIGSE JaSST の経験発表枠

地方 JaSSTへの投稿も選択肢 旅行も論文執筆の重要なモチベーションのひとつ

最終的には国際会議に!世界へ通用する人材へ!

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+投稿のために - まずは相談を -

親切な研究機関の先生ざっくばらんな相談契約を結んだうえでの共同研究

先生も共同研究の実績が欲しかったりするとかしないとか…

親切な投稿経験のあるベテランの人

親切な査読をやってそうな人 投稿予定ではない会議の査読者にしましょう

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If not now, then when?

If not you, then who?

皆さんが次の投稿者です!

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+おーい、○○ー!論文書こうぜー!

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