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empowered quality of life healthy, liveable cities overcoming barriers family support 糖尿病を克服する

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empowered

quality of life

healthy, liveable cities

overcoming barriers

familysupport

糖尿病を克服する

より多くの糖尿病患者さんのより良 い人生を実現する。

糖尿病を克服する。この壮大な目標のために、

私たちは、日々革新的な製剤の開発を続けています。

そして、これまで多くの患者さんが抱える課題に応えてきました。

しかし、製剤だけで糖尿病のすべての課題を解決できないことも事実です。

患者さんの心理的・社会的な課題も解決していかなければ、

本当の意味で糖尿病を克服することにはつながらない。

そんな想いから、私たちは Changing Diabetes®という活動に

取り組んでいます。

糖尿病とともに生きる人たちが、糖尿病にしばられることなく、

何も犠牲にすることなく、もっと自由に、もっと自分らしく、

そして、笑顔で生活を送れるように。

血糖コントロールとQOL(Quality of life)の向上を両輪に

私たちはこれからも糖尿病とともに生きる人たちを支えてまいります。

いつか、糖尿病を完治する治療法ができる、その日を信じて。

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大原 慎人日本 1型糖尿病

夢は2つあります。1つ目は、プロの選手になってツール・ド・フランスに出て勝ちたいです。2つ目は、他の糖尿病の人たちにも「大丈夫、ちゃんと生活できるんだから」って勇気づけられる自転車の選手になることです。

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糖尿病の課題糖尿病は、もはや患者さん本人だけの課題ではなく、社会で取り組む課題であるといえます。

世界で増加の一途をたどっている糖尿病患者数。日本でも、糖尿病治療における心理的ケアが不足していることや、糖尿病の重症化による医療財政圧迫が、大きな課題となっています。糖尿病は、いまや患者さん本人だけではなく、家族、そして社会全体で取り組まなければならない課題なのです。

My father had diabetes, so whenI started experiencing the symptoms, I visited my doctor. It’s better to know-if it’s not managed well it can progress.

父が糖尿病を患っていたので、兆候を感じた時にすぐに病院に行きました。きちんと管理しないと、進行してしまう病気だと知っていたからです。

HUW BEVANイギリス 2型糖尿病

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糖尿病は身近な病気

日本人の約5人に1人1)が糖尿病の可能性があります。糖尿病予備軍を含めると糖尿病患者数は、日本全国で合計 2,050万人 1)。実に日本人の約5人に1人が、糖尿病の疑いがあることになります。

糖尿病が強く疑われる人(糖尿病患者)  950万人1)

糖尿病の可能性を否定できない人(糖尿病予備軍) 1,100万人1)

糖尿病患者と糖尿病予備軍を併せて  2,050万人1)

1) 厚生労働省 2012年国民健康・栄養調査結果より

糖尿病治療の継続は難しい

約7人に1人1)は、糖尿病治療を中断しています。これまで糖尿病治療を受けたことがある患者さんのうち、「現在は受けていない」と回答した患者さんの割合は、13.5%1)でした。

糖尿病の優先課題は、重症化の予防

糖尿病患者さんの医療費の約40%2)は、糖尿病腎症による透析医療費です。糖尿病が重症化し合併症を伴うと医療費が増大し、地域の財源にも影響を及ぼすといわれています。

糖尿病腎症を原疾患とする透析患者数(2014年) 11万 8,000人3)

透析にかかる医療費(年間 / 糖尿病患者のみ) 7,080億円 6)

糖尿病にかかる医療費(年間) 1兆 2,196億円 5)

糖尿病患者の医療費に占める透析医療費の割合  36.7%2)

※ 人工透析にかかる医療費を月50万円 4)(年 600万円)と仮定した場合の数値です。

2) 3)4)5)より算出  3) 日本透析医学会:図説 わが国の慢性透析療法の現況 2014年 12月 31日現在 , 2015より4)日本腎臓学会 ほか:腎不全治療選択とその実際 2016年版 , 2016より5) 平成26年度 国民医療費の概況(厚生労働省)( http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/14/dl/data.pdf)より6) 3)4)より算出

患者さんの心理的側面からのサポートも重要

医療従事者と患者さんとの間には認識の相違があります。糖尿病患者さんの約3人に1人7)が不安を抱えているにもかかわらず、医療従事者からは心理的状態について診療の中で聞かれていないことがわかりました。

「患者に糖尿病が生活に与える影響を尋ねる」と回答した医療従事者の割合 37.3%8)

医療従事者から「不安やうつ状態があるか」と尋ねられた患者の割合 15.9%7)

7) Nicolucci A, et al. Diabet Med 2013;30:767-77 Supporting information Table S2より8) Holt RIG, et al. Diabet Med 2013;30:789-98 Supporting information Table S2より  ※ 7)8)ともに日本の数値

糖尿病について不安なのは患者さんだけではない

患者さんの家族の約3人に1人9)も糖尿病が原因で不安を抱えています。糖尿病患者さんの家族もまた、糖尿病と向き合い、患者さん本人を支えることに対して漠然とした不安を感じていることが明らかになりました。9) Kovacs Burns K, et al. Diabet Med 2013;30:778–88 Supporting information Table 2より ※ 日本の数値

糖尿病は薬だけでは解決されない

患者さんの約3人に1人7)は糖尿病が原因で不安を抱えています。糖尿病の血糖コントロールの悪化による合併症や重症化のリスクなど、患者さんの約3人に1人7)は心理的な不安を抱えています。

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糖尿病を発症しても、適切な食事・運動・薬物療法を行うことで、健康な人と変わりのない生活の質(QOL)を得ることができます。そのためには血糖コントロールとQOLの向上を両輪とした、糖尿病の治療目標の達成が重要です。糖尿病の重症化を予防することで、患者さん本人が自分らしく豊かな人生を送ることができるのはもちろん、家族や友人、また同時に地域も豊かになっていくと考えます。

国や学会の視点政府や関係学会でも、糖尿病治療目標の達成を重要視し、さまざまな活動を展開しています。

2016年3月24日、国と学会が連携協定を締結

糖尿病性腎症重症化予防のためのプログラムを速やかに策定するため、日本医師会、日本糖尿病対策推進会議及び厚生労働省は「糖尿病性腎症重症化予防に係る連携協定」を締結しました。※ 厚生労働省プレスリリースより

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糖尿病学会の考え方と目標糖尿病学会が定義する糖尿病の最上位の治療目標は、「健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)の維持、健康な人と変わらない寿命の確保」です。この目標を達成するために、糖尿病の重症化を防ぐことが重要で、重症化予防のためには日々の血糖コントロールが重要であることが明記されています。

国の考え方と目標国の健康戦略である『健康日本21(第二次)』が「すべての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会の実現」を目指す中で、「生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底」が定められています。そこでの優先疾患として「がん」「循環器疾患」「糖尿病」「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の4つの疾患が掲げられており、糖尿病もそのうちの1つに数えられています。糖尿病は、患者さん本人の生活の質への影響と医療経済への影響が大きいことから、糖尿病対策の具体的な目標の第1項目に糖尿病腎症による年間新規透析導入患者数の減少が定められています。

糖尿病治療の目標

健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)の維持、健康な人と変わらない寿命の確保

糖尿病細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)および動脈硬化性疾患(冠動脈疾患、脳血管障害、抹消動脈疾患)の

発症、進展の阻止

血糖、体重、血圧、血清脂質の良好なコントロール状態の維持

健康寿命の延伸・健康格差の縮小

生活の質の向上・社会環境の質の向上

糖尿病及びその合併症を抑制三次予防:合併症による臓器障害の予防・生命予後の改善・糖尿病腎症による年間新規透析導入患者数の減少

二次予防:重症化予防・治療継続者の割合の増加 ・血糖コントロール指標におけるコントロール不良者の割合の減少

一次予防:発症予防・糖尿病有病者の増加抑制

※ 「健康日本21(第二次 )の推進に関する参考資料」 5をもとに作図

※ 「糖尿病治療ガイド」2014-2015、P24「糖尿病治療の目標」をもとに作図

糖尿病の目標設定の考え方

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私は、ノボ ノルディスクに勤務して25年以上になります。その間、世界中で糖尿病患者数が驚異的に増加し、不十分な治療が患者さんの生活に深刻な影響を与えている状況を目の当たりにしてきました。私にとって、“より多くの糖尿病患者さんのより良い人生を実現する”ことは、もはや仕事というより人生の一部です。

“I have been working with Novo Nordisk for more than 25

years and I have seen at close hand the alarming rise in number

of people with diabetes around the world and the serious

impact poorly treated diabetes have on people’s lives.

For me, helping people with diabetes to live better lives is

no longer just a job - it has become a part of my life.”

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社代表取締役社長

オーレ ムルスコウ ベック

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ノボ ノルディスクにおける糖尿病ケアの歴史ノボ ノルディスクは90年以上にわたり、糖尿病患者さんのニーズに寄り添ってきました。 ※ 記載されている製剤の発売年は、グローバルで発売された年です。

作用時間の長い中間型イソフェンインスリン(NPH)の開発に世界で初めて成功しました。

注射回数を劇的に減らす

短時間で作用が発現する超速効型インスリンアナログ製剤の発売により、それまでは食事の30分前に注射をしていましたが、患者さんの生活に合わせた治療ができるようになりました。

北欧初のインスリン製剤インスリン レオを発売し、1型糖尿病の治療方法を変えました。

死を待つしかなかった1型糖尿病の治療にインスリン製剤を提供

1950年

2000年

1999

1923

1985

1946

製剤の純度を高めたモノコンポーネント(MC)インスリンにより、不純物によるアレルギーや注射部位の硬結等の問題を改善しました。

注射によるアレルギーの問題を改善1973

治療に不可欠な運動療法と糖尿病の正しい知識を広めるために、第1回糖尿病ウォークラリーが日本で開催されました。現在でも全国約50ヵ所で開催されています。

糖尿病の認知向上のための活動1992

国際糖尿病連合、糖尿病専門医と患者団体で構成される国際諮問委員会と共同で、糖尿病の心理社会的支援をすすめていくことを目的とした研究プログラムDAWNTMを始めました。

糖尿病の心理社会的側面に光を当てる2001

それまでの糖尿病治療にはない作用機序で、体重増加抑制や低血糖のリスクの低減などのニーズに応えることのできる世界初のヒトGLP-1アナログ製剤を発売しました。

新たな作用機序による新しい形の糖尿病治療を提供2009

作用時間や低血糖のリスクの低減に加え、注射タイミングの柔軟性といった特徴をもつ持効型溶解インスリンアナログ製剤の発売により、多様な治療のニーズに応えられるようになりました。

インスリン治療上の制約をさらに低減2013

自己注射の負担をペン型インスリン注入器で大きく改善

食直前注射が可能に

発展途上国における糖尿病の教育やケアの支援などのプロジェクトに持続的に資金を提供するため、世界糖尿病財団を設立しました。

2002世界中の患者さんに適切な糖尿病治療を

糖尿病患者さんが前向きに糖尿病と向き合うことを応援するために、世界で初めての糖尿病患者さんだけのスポーツチーム チーム ノボ ノルディスクを結成しました。

2012糖尿病患者さんの夢を応援

ペン型インスリン注入器ノボペン®を世界で初めて発売したことで、以前は1回の注射に手間と時間を要していましたが、簡便に自己注射を行えるようになりました。

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ノボ ノルディスクのChanging Diabetes®の活動

患者さんの心理的な課題、社会やコミュニティにおける課題も解決していかなければ、本当の意味で、糖尿病を克服することにはつながりません。ノボ ノルディスクは、さまざまな活動を通して、製品だけでは達成することのできない課題にも積極的に、そして継続的に取り組み、糖尿病とともに生きる人々に寄りそっていきます。

糖尿病の子どもたちの可能性を広げ、より良い未来へ

地域の人たちとともに糖尿病と向き合っていく

思い出のサマーキャンプ スケッチコンクール

歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー

糖尿病のお子さんを対象にしたサマーキャンプ(小児糖尿病生活指導講習会)は、 1963年から全国で開催されています。 絵を通じて観察力をあげ、血糖コントロールに活かしてほしいという願いから、2001年より毎年キャンプ参加者を対象に「思い出のサマーキャンプスケッチコンクール」(後援:公益社団法人日本糖尿病協会)を主催。

ノボ ノルディスクは、子どもたちが糖尿病と向き合い、夢に向かって前向きに生きていくことを応援しています。

1992年より日本糖尿病協会や医療機関、各地域の行政や企業等のご協力のもと、患者さんやその家族・友人を対象にした『歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー』を企画・運営しています。ウォークラリーでは糖尿病に関する講演やゲームなども行われ、良好な血糖コントロールのために必要な知識や、糖尿病治療に欠かせない運動療法について学ぶことができます。

ノボ ノルディスクは、糖尿病患者さんだけでなく、糖尿病患者さんとともに運動に取り組むことで、地域全体で健康になることを目指します。

ノボ ノルディスクは薬の開発にとどまらず、患者さんが糖尿病を克服し、より良い生活を送るためのさまざまな活動に取り組んでいます。

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夢の実現の中で糖尿病を諦める理由にしない

患者さんのより良い生活を実現するために

チーム ノボ ノルディスクチーム ノボ ノルディスクは、100人以上のメンバー全員が糖尿病患者から構成されている、世界初のスポーツチームです。彼らは糖尿病を発症しても自分の夢を諦めませんでした。夢の実現のため糖尿病をコントロールし、プロの舞台で活躍しています。彼らの夢は、インスリンが発見されて100年目にあたる2021年までに、世界最高峰のレース ツール・ド・フランスに出場することです。

ノボ ノルディスクは、チームと一緒に、糖尿病とともに生きる人たちが自分の夢を実現できるよう、それぞれの人生の目標に向けて糖尿病を克服していくことを応援しています。

ノボ ノルディスクは、糖尿病重症化予防や、心理社会的な側面に焦点をあてた世界的な研究DAWN2TM調査から得られたQOLの課題等をテーマにした勉強会を開催しています。また、糖尿病患者さんのQOLを測る医療従事者向けアプリ「糖尿病QOL質問表」(DTR-QOL:Diabetes Therapy Related QOL)を提供しています。糖尿病が生活に与えている影響を確認でき、医療従事者と患者さんのコミュニケーションツールとして活用されています。

ノボ ノルディスクは、すべての患者さんのより良いQOL向上を目指します。

勉強会の開催

APP Storeから で検索糖尿病QOL

actions thatdrive change

思い出のサマーキャンプスケッチコンクール

歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー

チーム ノボ ノルディスク

Changing Diabetes®フォーラム10

糖尿病とともに生きる人たちが、もっと自分らしく、ずっと笑顔でくらせるように。

私たちはこれからも、糖尿病に関わるすべての人たちを支え続けます。いつか、糖尿病を完治する治療法ができる、その日を信じて。

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1明治安田生命ビルTEL.03-6266-1000www.club-dm.jp

ノボ ノルディスクは変革を推進し、糖尿病やその他の深刻な慢性疾患の克服に取り組んでいます。ノボ ノルディスクは世界に展開するヘルスケア企業として、90年以上にわたり糖尿病ケアの革新をリードしてきました。この受け継がれた伝統によって得た経験と可能性により私たちは、血友病や成長障害、そして肥満など、糖尿病以外の深刻な慢性疾患を抱える方々をサポートしています。デンマークを本拠とし、製品を180ヵ国以上に届けています。

031-001011-006 (2016年10月作成)