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3M TM スコッチキャスト TM 発泡シーラーキット 4416 /4416-S 管路止水システム Electrical Solutions Performance Innovation Through

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3MTM スコッチキャストTM 発泡シーラーキット 4416/4416-S管路止水システム

ElectricalSolutions PerformanceInnovationThrough

発泡力を持つレジンが、ケーブルの隙間や管路内壁に密着することで水やガスを封止できます。

● 発泡力と密着力による止水効果。

● 特別な工具は不要。キットだけで短時間の施工が可能。

● ケーブル管路の止水。● マンホール管路の止水。● 床下から電気室への

湿気浸入阻止。● 照明ポール内の

湿気浸入阻止。● 小動物の侵入阻止。

7~10倍に発泡します。

主な特長

主な用途

発泡ポリウレタンレジンの基礎特性 耐水圧試験結果項 目 試験方法 数 値

ゲルタイム 3M法 3~4分

タックフリータイム 3M法 20分

密 度 ASTM D 1622 0.1g/cm3

引裂き強さ ASTM C 273 0.64MPa

圧縮強さ ASTM D 1621 0.74MPa

吸水量 JIS K-7209 0.03g/cm2

膨張率 − 7~10倍(3~65℃において)

印加水圧 0.098MPa(水頭10m)

試験管路 亜鉛メッキ処理鋼管

ケーブル CVT150mm2

試験時間 72時間

試験結果 漏水なし※ケーブルは1条。

マンホール管路の止水処理 多数本のケーブルが入った管路の止水

ネズミ、ヘビなどの侵入防止床下から電気室への湿気浸入防止

高い止水力 簡単な施工 幅広い用途1 2 3

施工手順

管路内壁、ケーブルのクリーニング

ナイロンチュ―ブの挿入

奥側ウレタンフォームのケーブル巻きつけ及び挿入

レジンの混合および注入

前部ウレタンフォームの挿入

発泡・硬化

● 管路内壁、及びケーブルについている汚れをブラシで洗い落とします。その後ウエス等でできるだけきれいに拭きとります。

● 60mm残すようにナイロンチューブを、管路上部のスポンジの間に差し込みます。

● ナイロンチューブから溢れてくるレジンを受けるためのポリ袋等を取り付けます。

● ケーブルを束ねた上からウレタンフォームを巻きつけます。管路内径より少し大き目に巻きます。

● 巻きつけたウレタンフォームをナイロンチューブで管路15cm奥に押し込みます。

● レジンパック先端部のノズルをナイロンチューブにしっかりと挿入し、レジンパックを握りしめてレジンを全量注入します。

● 注入後すみやかにレジンパックをナイロンチューブから外します。

● ケーブルが一本の場合、奥側と同様にケーブルを束ね、ウレタンフォームを大き目に巻いて管手前側に詰めます。

● ケーブルが複数本の場合には、ケーブル間の隙間に小さく切ったウレタンフォームを詰め込みます。必要に応じてドライバー等でケーブル間の離隔を取りながら作業を進めます。

● レジンが発泡し、余分なレジンはナイロンチューブから排出されます。

管路口から水が流れ出ている場合は、管路口から220mm以上のところにウエスを詰めて仮止水してください。

特にシリコン系のケーブル潤滑剤などを使用した場合は、確実に拭きとってください。潤滑剤が残っていると接着が不十分になり、水漏れの原因となります。また洗浄後、クリーナー成分や水分が乾燥していることを確認した後に次の手順に進んでください。

発泡したレジンが隙間から洩れ出てくる場合がありますので、十分に隙間を埋めてください。

レジン の 混 合 等 の 取 扱 い に つ い て は、No.4411発泡レジンに添付の説明書をよく読んでから行ってください。

仕切り部が破れレジンが漏れ出る場合がありますので、梱包テープ等を仕切り部に貼り付け補強することを推奨します。

ケーブル同士が密着した状態ですと、レジンがケーブル間に充填されない可能性があります。

発泡したレジンが隙間から洩れ出てくる場合がありますので、十分に隙間を埋めてください。

レジンと管路・ケーブルとの密着性を損なわないよう、硬化するまでケーブルを動かさないよう注意してください。

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重要

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レジン(セパレートパック)の混合方法

解体方法

内部仕切り①をはがす

ウレタンフォーム除去

金属パイプ打込み①

混合

金属パイプ手配

金属パイプ打込み②

内部仕切り②をはがして注入

金属パイプ加工

ケーブル・レジン除去

● レジンはⒶⒷⒸの三部分に仕切られたセパレートパックに入ってます。

●ノズルを上向きに持ち、Ⓑの両側をつまみ、両手の親指を押し込むようにしてⒶの方向へ仕切りをはがします。

● ラジオペンチ等を用いて、手前側のウレタンフォームを取り去ります。

● 管路壁面沿いに金属パイプを打込みます。● 金属パイプを回転させながら引き抜き、

中に詰まったレジンを細棒で突き出します。

パイプにレジンが詰まったままですと、パイプの入りが悪くなります。

● ⒶとⒷを手をもむように袋の中で混合します。

● 四隅のレジンは指でしぼりだし、よく混合してください。

● 混合不足の場合、 所定の発泡倍率が確保できない可能性がありますので、必ず下記の混合時間を参考に作業ください。

● 混合開始と同時にⒶ、 Ⓑの反応が始まりますので、混合後はすみやかに注入作業に移ってください。

● 管路壁とケーブル間の隙間よりも小さい外径の金属パイプを用意します。

● 上図のように、順次穴をあけていきます。● ケーブル間のレジンを竹べら等でかき出

します。

● ⒶⒷの混合が終わったら、ノズルをやや上に向け、Ⓑの両側をつまみ、Ⓒ方向へ仕切り②をはがします。

● 仕切り②をはがしたら、速やかにノズルの先をナイロンチューブに差し込み、しぼりながらダクト内等に注入してください。※仕切りをはがすとすぐにレジンがノズルから出

てきます。

● 金属パイプを400mm程度に、また片端が斜面になるように切断します。

● ケーブルを抜き取った後、バールのようなものでレジンをきれいに取り去ります。

必ずⒷからⒶ方向へあけてください。Ⓐ方向から行うとパックが破れることがあります。

仕切り部が破れ、レジンが漏れ出る場合がありますので、梱包テープ等を仕切り部に貼り付け、補強することを推奨します。

レジンは30℃以下で保管してください。30℃以上になった場合には、水等で冷却させた後に、混合してください。

必ずⒷからⒸ方向へあけてください。Ⓒ方向から行うとパックが破れることがあります。

400mm

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重要

注意

注意

注意

注意

1

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レジン混合時間: 10℃以下 ………120秒11〜20℃ ………80秒21〜30℃ ………50秒

※レジンは混合後3〜4分で7〜10倍に発泡します。

A

C

B

仕切り2

仕切り1

A

CB

仕切り2

型 番 キット内容物 備 考

4416

発泡レジン(Bサイズ 192g入)…… 4袋

ウレタンフォーム ………………… 10本

レジン注入用チューブ …………… 4本

ブラシ ……………………………… 1本

作業説明書 ………………………… 1通

100φのダクトの場合4ヶ所できます。

型 番 キット内容物 備 考

4416-S

発泡レジン(Aサイズ 96g入)…… 4袋

ウレタンフォーム ………………… 10本

レジン注入用チューブ …………… 4本

ブラシ ……………………………… 1本

作業説明書 ………………………… 1通

75φのダクトの場合4ヶ所できます。

型 番 サイズ 備 考

4411Aサイズ( 96g)

1箱4袋入りBサイズ(192g)

3MTM スコッチキャストTM 発泡シーラーキット●発泡シーラーキット

●ミニ発泡シーラーキット

●セパレートパック入り3MTM スコッチキャストTM 発泡レジン 4411

必要レジン量

D …………………………… ダクト内径(cm)

d1 ……………………… ケーブル外径(cm)

d2 …………………… 2本目のケーブル外径

dn …………………… n 本目のケーブル外径

上記の数式によって得られた数値が

1 以下の場合……………………………… 1袋

1.1〜2.0 ………………………………… 2袋

2.1〜3.0 ………………………………… 3袋

(1)管路にケーブルが入っている場合(Bサイズ使用時)必要袋数=0.012×(D2−d1

2−d22……dn

2)

(2)ボックスなどを処理する場合

必要量(g) =

V1 = 充填したいものの体積V2 = 内容物の体積

(V1−V2)×1.1

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AサイズBサイズ

通信・電力マーケット事業部http://www.mmm.co.jp/telecom/

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2013年11月現在