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Technical Information 統合生産制御システム CENTUM VP システム概説(HMI 編) TI 33J01A11-01JA 2015. 3 初版(YK) 2017. 3 5 版(YK) TI 33J01A11-01JA [Release 6]

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TechnicalInformation

統合生産制御システムCENTUM VPシステム概説(HMI 編)

TI 33J01A11-01JA2015. 3 初版(YK)2017. 3 5 版(YK)

TI 33J01A11-01JA

[Release 6]

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TI 33J01A11-01JA

i

はじめにCENTUM VPは、プラントの運転制御を行う「統合生産制御システム」です。石油精製、化学、鉄鋼、食品、電力など、幅広い分野に利用できます。本書(システム概説(HMI編))はCENTUM VPのHMI(Human Machine Interface)であるHIS(Human Interface Station)を平易に解説した資料です。本書を読まれる前にシステム概説(全般編)でCENTUM VPの概要を理解いただいた後に、本書をお読みください。その後、一般仕様書(General Specifications)などの詳細資料へと読み進んでください。

■ 関連ドキュメントTI 33J01A10-01JA CENTUM VP システム概説(全般編)TI 33J01A12-01JA CENTUM VP システム概説(FCS 編)TI 32S01B10-01 安全計装システム ProSafe-RS システム概説

■ 本書をお読みいただきたい方・ CENTUM VP の導入検討および導入実施を担当される計装、電気、およびコンピュータ関係

のエンジニア

■ 図の表記について本書に記載の図は、説明の都合上、強調や簡略化、または一部を省略していることがあります。

■ 商標・ CENTUM、ProSafe、Vnet/IP、および Exaopc は、横河電機株式会社の登録商標です。・ その他、本文中に使われている会社名・商品名は、各社の登録商標または商標です。・ 本文中の各社の登録商標または商標には、TM、® マークは表示しておりません。

2015.03.26-00All Rights Reserved. Copyright © 2015, Yokogawa Electric Corporation

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目次 -1

TI 33J01A11-01JA

統合生産制御システムCENTUM VPシステム概説(HMI 編)

TI 33J01A11-01JA 5 版

目 次

2017.03.20-00

1. CENTUM VP HIS 概要 .............................................................................1-11.1 エルゴノミクスデザインコンセプト...............................................................1-11.2 マルチモニタ対応 .............................................................................................1-11.3 高速データ更新 .................................................................................................1-11.4 操作性の継承.....................................................................................................1-21.5 統合型アラーム管理(CAMS for HIS) .............................................................1-21.6 リモート操作監視機能 .....................................................................................1-2

2. ハードウェア ..........................................................................................2-12.1 オペレーションキーボード ..............................................................................2-2

3. 操作監視機能 ..........................................................................................3-13.1 操作監視機能全般 .............................................................................................3-2

3.1.1 画面構成.......................................................................................................................3-23.1.2 システムメッセージバナー.....................................................................................3-33.1.3 ブラウザバー..............................................................................................................3-33.1.4 HIS デスクトップ領域..............................................................................................3-4

3.2 操作監視ウィンドウ .........................................................................................3-53.2.1 グラフィックビュー(グラフィック属性).........................................................3-53.2.2 グラフィックビュー(コントロール属性).........................................................3-63.2.3 フェースプレートビュー(計器図)......................................................................3-73.2.4 トレンドビュー..........................................................................................................3-93.2.5 チューニングビュー................................................................................................3-123.2.6 CAMSforHIS メッセージモニタ..........................................................................3-13

3.3 操作監視支援機能 ...........................................................................................3-163.3.1 帳票機能.....................................................................................................................3-163.3.2 リモート操作監視サーバ機能...............................................................................3-193.3.3 CENTUMデスクトップ...........................................................................................3-193.3.4 セキュリティ............................................................................................................3-203.3.5 HIS ユーティリティ.................................................................................................3-24

3.4 システム管理ウィンドウ................................................................................3-263.4.1 システム状態一覧表示ビュー...............................................................................3-263.4.2 システムアラームビュー.......................................................................................3-273.4.3 FCS 状態表示ビュー................................................................................................3-283.4.4 HIS 状態表示ビュー.................................................................................................3-293.4.5 HIS 設定ウィンドウ.................................................................................................3-30

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TI 33J01A11-01JA

1. CENTUM VP HIS 概要 1-1

1. CENTUM VP HIS概要歴代のCENTUMで磨き上げられた画面や操作性に加え、直感的でわかりやすい操作監視環境を提供します。多様な表示形態が操業のさまざまな局面に柔軟に対応し、運転効率の向上に貢献します。人間工学や知識工学に基づいた見やすくわかりやすいグラフィック画面の実現を支援するサービスを提供します。これにより、運転員の正確で素早い意思決定、運転効率の向上に貢献します。

F010001.ai

図 HIS画面例

1.1 エルゴノミクスデザインコンセプトCENTUM VP の HIS は、エルゴノミクスの視点から考案したデザインコンセプト「シンプル&直感的」を取り入れています。デザインコンセプトに基づくアイコンや情報の配置、ユニバーサルカラーデザインの採用などにより、ストレスや疲れなど、オペレータの肉体的、精神的な負担の少ない、快適な操作監視環境を提供します。

1.2 マルチモニタ対応1 モニタ内には、複数のウィンドウを組み合わせて表示することができます。また、HIS 1 台あたり 4 モニタまで対応可能で、モニタ間の表示内容はボタン 1 つで切り替えられます。

1.3 高速データ更新独自のデータ収集機能により、高速な表示更新(1 秒)を実現します。圧力制御、流量制御など、測定値を監視しながらの手動操作時に必要不可欠なパフォーマンスを提供します。

2016.06.30-00

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TI 33J01A11-01JA

1-21. CENTUM VP HIS 概要

1.4 操作性の継承タッチ操作や 8 ループ同時操作、64 個のファンクションキーなど、従来の HMI と同様の 操作性を実現しています。また、統合型アラーム管理やウィンドウ展開など、CENTUM の進化に伴い、操作性に変化が発生する場合、操作性を継承するための機能を用意して います。

1.5 統合型アラーム管理(CAMS for HIS)最新のアラーム管理手法(*1)に基づいた、アラーム統合管理機能を提供します。必要 なアラームを必要な人に、最適なタイミングで通知するため、プラントの安定稼働、運 転品質向上に寄与します。

*1: EEMUA(Engineering Equipment and Materials Users Association)No.191 など。

1.6 リモート操作監視機能遠隔地からも、プラントを操作監視できます。中央操作室から離れた事務所のコンピュータなどから、HIS と同じ運転画面で操作監視できます。

2016.06.30-00

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TI 33J01A11-01JA

2. ハードウェア 2-1

2. ハードウェアデスクトップ形HISは、マイクロソフト社Windowsを搭載したコンピュータとオペレーションキーボードで構成されます。デスクトップ形HISの操作監視機能は、マウス操作と専用オペレーションキーボードによるワンタッチ操作で、シンプルな操作監視環境を実現しています。また、HIS1台で最大4台のモニタに対応します。これにより、1 台の HIS で表示する情報量を増やせます。また、ワイドサイズのモニタにも対応します。

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

2-22. ハードウェア

2.1 オペレーションキーボードオペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラットキーを採用しています。オペレーションキーボードには、デスクトップ形 HIS で使用可能な 8 ループ同時操作用オペレーションキーボードと、シングルループ操作用オペレーションキーボードがあります。

F020101.ai

モード切り替えスイッチ8ループ調節キー

(タッチセンサ付き) 操作確認キー

データ入力キー

ファンクションキー(64個)

図 8ループ同時操作用オペレーションキーボード(デスクトップ形HIS用)

F020102.ai

モード切り替えスイッチ 調節キー 操作確認キー

データ入力キー

ファンクションキー(64個)

図 シングルループ操作用オペレーションキーボード(デスクトップ形HIS用)

2016.06.30-00

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-1

3. 操作監視機能本章では、操作監視機能の代表的な機能について記します。操作監視機能の全体構成を以下に記します。

F030001.ai

操作監視機能

共通機能

操作監視ウィンドウ

システムメッセージバナー

プラント階層

プリントスクリーン機能

ウィンドウ階層操作画面モードブラウザバー

パネルセット

関連ビルダ呼び出し

サーキュレート機能

グラフィックビューグラフィック属性コントロール属性オーバビュー属性

フェースプレートビュー(計器図)トレンドビューチューニングビューCAMS for HISメッセージモニタビューオペガイドビュープロセスアラームビューメッセージモニタウィンドウヘルプウィンドウ

ショートカットキー

制御状態表示ウィンドウ

操作監視支援機能帳票機能リモート操作監視CENTUMデスクトップセキュリティプロセスレポートビュー

ラインプリンタ出力拡張アラームフィルタヒストリカルメッセージ統合音声メッセージ複数モニタ機能FCSデータ設定/収集機能オープンインタフェースリモートデスクトップ機能

ヒストリカルメッセージレポートウィンドウ

システムメンテナンス機能システム状態一覧表示ビュー

FCS状態表示ビューHIS状態表示ビュー

システムアラームビュー

BCV状態表示ビューHIS設定ウィンドウ時刻設定ダイアログヘルプウィンドウ

制御ドローイングビュー

ロジックチャートビューSFCビュー

シーケンステーブルビュー

Device Viewer

図 操作監視機能の構成

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3-23. 操作監視機能

3.1 操作監視機能全般本節では、操作監視機能の全般に関わる以下の機能について、記します。

・ 画面構成・ システムメッセージバナー・ ブラウザバー・ HISデスクトップ領域

3.1.1 画面構成HIS の画面は、システムメッセージバナー、ブラウザバー、HIS デスクトップ領域で構成されます。

FI4002 FI4002

XXXXXX XXXXXX

IM500CW RE 11RM

102030405060708090100

ME IFRMGPUMP

ME IFRMGPUMP

FM001

AC1400

TI1501

PM2000

FM002

AM401

A

B

CPELMPS

Tank B trame Procese A trame Geaotine trame

レディ

Tank A trame

?Copy

2009/03/23 19:06

TESTUSER

◆ FCS0101 Batch Manager Ready◆ FCS0101 RIGHT Control◆ FCS0101 RIGHT Manual Reset Start17 00

NAME

名前入力

一覧表示トレンド プラント

検索

TG0701TG0801GR0003GR0004GR0005TG0901GR0006GR0007

?

ウィンドウ名入力

Call

デフォルトステーション情報(I)

ビュー

コメントアドレス /SYSTEM/.AL

Process Alarm

お気に入り  favorite-1    MYPJT1PP

SYSTEM

PRODUCT

.AL

.OG

.SO.SH.SA.SF FCS0101.SF FCS0102

.PR

2009/03/23 19:06

F030101.ai

システムメッセージバナー

プラウザバー HISデスクトップ領域

図 画面構成

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-3

3.1.2 システムメッセージバナーシステムメッセージバナーは、プラントの稼動状態を示します。アラーム発生状況を示す他、ボタン操作によってメッセージ関連の操作監視ウィンドウを呼び出せます。システムメッセージバナーは、常に画面の上部に表示され、他のウィンドウの下になることはありません。

F030102.ai

メッセージ表示領域 日付時刻表示領域 YOKOGAWAシンボルマーク

システム状態アイコン表示領域拡張アラームフィルタ名表示領域

ユーザ情報表示領域

?Copy

511 6

2009/03/23 14:35

TESTUSER

■ PIC100 Inlet A pressure LO■ FIC100 Tank B flow rate LL◆ FCS0101 IOM Fail FI01 NODE 01 SLOT 01

AF01

図 システムメッセージバナー

3.1.3 ブラウザバーブラウザバーは、各種操作監視ウィンドウを呼び出す際に使用します。操作監視ウィンドウやプラントの階層構成をツリー形式で一覧表示できるため、システム全体を容易に把握できます。また、ブラウザバーを操作しない時は、画面の端に最小化表示できます。

NAME

名前入力

一覧表示トレンド プラント

検索

TG0701TG0801GR0003GR0004GR0005TG0901GR0006GR0007

?

ウィンドウ名入力

Call

デフォルトステーション情報(I)

ビュー

コメントアドレス /SYSTEM/.AL

Process Alarm

お気に入り  favorite-1    MYPJT1PP

SYSTEM

PRODUCT

.AL

.OG

.SO.SH.SA.SF FCS0101.SF FCS0102

.PR

F030103.ai

最小化ボタン更新ボタン ピンボタン

一般表示ツールボックス

プリセットメニューツールボックス

ツールボタンツールボックス

ウィンドウ表示履歴ツールボックス

名前入力ツールボックス

ツールボックス

図 ブラウザバー

2015.03.26-00

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3-43. 操作監視機能

3.1.4 HISデスクトップ領域HIS デスクトップ領域は各種操作監視ウィンドウを表示します。HIS デスクトップ領域は、ビュー、フレーム、コンテナウィンドウで構成されます。

F030104.ai

マイ コンピュータ

マイ ドキュメント

マイ ネットワーク

ごみ箱

Internet

Explorer

Windows デスクトップ

ブラウザバー

コンテナウィンドウ

システムメッセージバナー

フレーム(タブ)

ビュー

図 HISデスクトップ領域

■ ビューグラフィックやトレンド、チューニングなど、従来の CENTUM の操作監視ウィンドウの大部分がビューとして扱われます。

■ フレームフレームは、複数のビューを機能や目的でまとめるための枠組みです。1 フレームにつき、最大4つのビューを配置できます。また、複数のフレームを呼び出した場合、タブが並んで表示されます。タブをクリックすることにより、フレームを前面に表示できます。

Tank B trame Procese A trame Geaotine trameTank A trame

?Copy

2009/03/23 14:35

TESTUSER

◆ FCS0101 Batch Manager Ready◆ FCS0101 RIGHT Control◆ FCS0101 RIGHT Manual Reset Start17 00

一覧表示トレンド プラント

TG0701TG0801GR0003GR0004GR0005TG0901GR0006GR0007

ビュー

F030105.ai

タブ

図 タブ表示

■ コンテナウィンドウコンテナウィンドウは、HIS の画面表示の再外郭部分で、フレームを表示する「台紙」となる部分です。

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-5

3.2 操作監視ウィンドウ本節では、プロセスの運転や監視のために用意された、以下の操作監視ウィンドウについて記します。

・ グラフィックビュー・ フェースプレートビュー(計器図)・ トレンドビュー・ チューニングビュー・ CAMS for HISメッセージモニタビュー

3.2.1 グラフィックビュー(グラフィック属性)グラフィックビューは、豊富な作画オブジェクトにより、プラントを視覚的にわかりやすく見せるビューです。プラント状態をグラフィカルに表示し、直感的な操作監視ができます。またグラフィックビュー上から、様々なウィンドウを呼び出せます。

F030201.ai

GR0001 Distillation column

LICA48.9

FIC45.7 %

FIC25.4 %

LICA38.9 ℃

RC-1023.4 %

TRC49.2 ℃

FIC41.4 TDT

53.8 ℃

TDA37.5 ℃ 51.3 ℃

PAC

Distillation column Tank1FIC100

TIC301

100.0

0.0

AUTNR

FIC100

100.0

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

PV M3/H 70.0

AUTNR

SV M3/H 50.0MV % 65.0

Columnflow

FIC100

TIC301

レディ

図 グラフィックビュー(グラフィック属性)

2015.03.26-00

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3-63. 操作監視機能

3.2.2 グラフィックビュー(コントロール属性)グラフィックビュー(コントロール属性)は、機能ブロックの状態を計器図で表示します。計器図は 2 種類のサイズがあり、大きいサイズの計器は、最大 8 個、小さいサイズの計器は、最大 16 個並べて表示できます。異なるサイズの計器を混在させることもできます。

LIC301

10.0

0.0

AUTNR

LIC303

10.0

0.0

AUTNR

LIC202

10.0

0.0

AUTNR

LIC204

10.0

0.0

AUTNR

10.0

0.0

LIC100

PV M 7.3

AUTNR

SV M 5.0MV % 65.1

タンクA

100.0

0.0

AIC100

PV % 72.1SV % 63.0MV % 40.0

AUTNR

撹拌機A

100.0

0.0

AIC101

PV % 72.1SV % 63.0MV % 40.0

AUTNR

攪拌機C

100.0

0.0

AJC100

PV % 72.1SV % 63.0MV % 40.0

AUTNR

撹拌機BLIC302

10.0

0.0

AUTNR

LIC304

10.0

0.0

AUTNR

LIC203

10.0

0.0

AUTNR

LIC201

10.0

0.0

AUTNR

レディ

GR0001 Distillation column

F030202.ai

図 グラフィックビュー(コントロール属性)

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-7

3.2.3 フェースプレートビュー(計器図)フェースプレートビューは、機能ブロック、接点入力などの状態やデータをコンパクトかつグラフィカルに表示します。

0.0

PV % 40.0

AUTNR

図 PVI形 指示ブロック

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

PV値

計器図目盛

測定値(PV)

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

釜内液レベル1LI-1001

図 ALM-R形 代表アラームブロック

SV 1

AUTNR

代表アラーム処理対象

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

タンク102設備異常

1AL-1102

0.0

FV % 0.0

MANOOP

NRIMAN

SV 100.0MV 2

図 MC-2形 2位置式電動機操作ブロック

OPE.MARK

フィードバック入力目盛100.0

オペレーションマーク/コメント

操作出力値(MV)計器図ラベル

アンサーバック値

操作禁止枠REVERS

DIRECT

STOP

MV値

SV値

フィードバック入力値

設定値(SV)指針フィードバック入力上限警報設定値

フィードバック入力下限警報設定値

フィードバック入力値(FV)

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

P201起動停止1MC-1201

F030203.ai

図 SIO-12形 1入力2出力  スイッチ計器ブロック

PV 2

MV 2

MANNR

操作出力値

操作禁止枠

アンサーバック値(PV)

計器図ラベル

アンサーバック値

操作出力値(MV)

STOP

START

PAUSE

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

V102開閉指令2XV-0921

NR

PV ℃ 33.1SV ℃ 33.1MV % 33.1

OPN

CLS

T301ジャケット温度制御

AUTNR AOFCAL

IMAN

ST

運転中

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

1TIC-1301

出力値置針

出力値置針

開閉マーク

タグ名

操作出力値(MV)指針

操作出力リミット値バー

測定値(PV)

開閉マーク

タグコメントタグマーク

ブロックモードアラームステータス

データアイテム名

MV値

計器図目盛

計器図目盛下下限警報設定値(赤)

上上限警報設定値(赤)

下限警報設定値(緑)設定値(SV)指針

上限警報設定値(緑)

SV値

PV値

CASマークCMPマークセルフチューニングマークブロックステータスキャリブレーション状態アラーム抑制状態

工業単位記号

オペレーションマーク/コメント

図 PID形 調節ブロック 図 MLD形 手動操作ブロック

MV % 30.0

MANNR

OPE.MARK

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

MV値

計器図目盛

オペレーションマーク/コメント

出力値置針

出力値置針

操作出力値(MV)指針

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

流量調節弁1MLD-100

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3-83. 操作監視機能

STIME 1000 300

AUTNR

図 TM形 タイマブロック

タイマ設定値タイマ経過時間

RUN

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

T311反応時間1TM-1311

図 PBS5C形 拡張形  5押ボタンスイッチブロック

MANNR

計器図ラベル

操作禁止枠

START

END

SUSPEND

RESTART

PAUSE

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

P200低圧ポンプ

2P-1200

MANNR

図 BSI形 工程表示ブロック

OPE.MARK

計器図ラベル

オペレーションマーク/コメント

工程名

目盛上限値

目盛下限値

工程操作スイッチ

状態表示部

操作禁止枠

1

16

START

HALT

STOP

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

工程進捗表示2BSI-1001

反応缶A 加熱工程

0

2

1

SW 2

図 SW-33形 3対1接点  3回路切換スイッチブロック

3

操作スイッチ位置(SW)

計器図ラベル

スイッチ位置

タグ名

タグコメントタグマーク

流路選択スイッチ

1SW-1001

F030204.ai

図 HAS3C形 拡張形操作  ステーションブロック

1FC-1102

PV % 60.0SV % 60.0MV % 50.0

F102出口流量調節弁

MANNR

OPE.MARK

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

MV値

SV値

PV値

計器図ラベル

操作禁止枠

オペレーションマーク/コメント

計器図目盛

設定値(SV)指針

操作出力値(MV)指針

測定値(PV)

ENDSTART

END

SUSPEND

RESTART

PAUSE

タグ名

タグコメントタグマーク

ブロックモード/ブロックステータスアラームステータス

2015.03.26-00

Page 19: TI 33J01A11-01JA...TI 33J01A11-01JA 2. ハードウェア 2-2 2.1 オペレーションキーボード オペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラッ

TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-9

3.2.4 トレンドビュートレンドビューは、さまざまなプロセスデータの時間による変化をグラフ表示します。このプロセスデータの時系列変化を、トレンドデータと呼びます。トレンドビューは、最大 8 または 16 点のトレンドデータを複数のトレンド表示モードから選択して表示できます。また、異なる収集周期のトレンドデータを 1 枚のトレンドビューに表示できます。さらに、クリップボード機能により、トレンドデータを汎用アプリケーションで再利用できます。

1

2

E030205.ai

TG1001 Block:10 Group:01

13:342009/03/23

● 1 FIC001. PV Inlet flow 72.1 M3/h 0.0 100.0● 2 FIC002. PV Outlet flow 53.3 M3/h 0.0 100.0 ● 3 LIC100. PV Level 3.8 M 0.0 100.0 ● 4 TIC100. PV Temp A 25.7 DEGC 0.0 100.0 ● 5 TIC200. PV Temp B 14.1 DEGC 0.0 100.0 ● 6 ● 7 ● 8

□ □□□□□□□

タグ名

13:36 13:38 13:402009/03/23

13:42 13:44

82.3

62.3

42.3

22.3

2.3

VP.100CIF

102.3

タグコメント データ値 工業単位 下限値 上限値

収集中 00:12:00 100%

i

図 トレンドビュー

2015.11.27-00

Page 20: TI 33J01A11-01JA...TI 33J01A11-01JA 2. ハードウェア 2-2 2.1 オペレーションキーボード オペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラッ

TI 33J01A11-01JA

3-103. 操作監視機能

■ トレンド表示モードトレンドデータの表示モードは、グラフ上に 8 または 16 ペンのデータを表示する通常表示と、ペン毎またはデータの種類ごとにならべて表示するタイルトレンド表示があります。タイルトレンド表示は、3 種類の表示モード(ペン分割表示、アナログ/ディスクリート分割表示、トレンド/参照パターン分割表示)から選択できます。

・ ペン分割表示

F030206.ai

13:01 2009/03/23

13:00

A001.PV1 A001.PV2 A001.PV3 A002.PV3 SW01.PV1 SW01.PV1

50.00

0.00

150.00 100.00

50.00

0.00

13:02 13:03 13:04 2009/03/23

13:05

TG0201 Block:02 Group:01

図 ペン分割表示

・ アナログ/ディスクリート分割表示

F030207.ai

13:01 2009/03/23

13:00

A001.PV1 A001.PV2 A001.PV3 A002.PV3 SW01.PV1 SW01.PV1

0.00

10.00

20.00

30.00

40.00

50.00

60.00

70.00

80.00

90.00

13:02 13:03 13:04 2009/03/23

13:05

TG0201 Block:02 Group:01

図 アナログ/ディスクリート分割表示

・ トレンド/参照パターン分割表示

F030208.ai

参照パターン

トレンドデータ

TG0201 Block:02 Group:01

20:29 20:302009/03/23

10:25 10:262009/03/23

10:27 10:28 10:292009/03/23

10:30

20:31 20:32 20:332009/03/23

20:34

● 1 FC05.SV 480.0 KL/h 0.0 500.0● 2 FC05.MV 191.0 % 0.0 100.0 ● 3 FC05. PV 142.5 KL/h 0.0 500.0

□ □□

タグ名

500.0400.0300.0200.0100.0

0.0

500.0400.0300.0200.0100.0

0.0

タグコメント データ値 工業単位 下限値 上限値

● 1 BL01.SV 480.0 KL/h 0.0 500.0● 3 FC01.MV 195.5 KL/h 0.0 500.0 ● 4 FC02. PV 146.6 KL/h 0.0 500.0

□ □□

タグ名 タグコメント データ値 工業単位 下限値 上限値

図 トレンド/参照パターン分割表示

2015.11.27-00

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-11

■ クリップボードコピートレンドビューに表示されているグラフのイメージや数値データを Windows のコピー&ペースト操作により、表計算ソフトなどのアプリケーションで簡単に再利用できます。

・ トレンドビューイメージのクリップボードコピー トレンドビューの表示イメージをコピーします。ウィンドウ枠を除いた表示内容を

コピーします。・ トレンドデータのクリップボードコピー トレンドビューに表示されているトレンドデータ値をコピーします。クリップボー

ドにコピーしたデータは、表計算ソフトなどに取り込んで利用できます。コピーできる情報は以下のとおりです。・各トレンドペンのデータ点数・タグ名 . データアイテム・タグコメント・下限値・上限値・小数点桁数・工業単位 ・各サンプルデータの日付時刻・データ値・データステータス

2015.03.26-00

Page 22: TI 33J01A11-01JA...TI 33J01A11-01JA 2. ハードウェア 2-2 2.1 オペレーションキーボード オペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラッ

TI 33J01A11-01JA

3-123. 操作監視機能

3.2.5 チューニングビューチューニングビューは、1 計器のチューニングパラメータとチューニングトレンドを表示します。チューニングトレンドの時間軸、データ軸の表示倍率を変更できます。

FIC100 TUN Tank inlet flow

レディ

14:02 14:03 14:04 14:05 14:06

FIC100 Tank inlet flow

SH : 100.0 HH = 100.0 MH = 100.0SL : 0.0 PH = 100.0 ML = 0.0PV = 63.2 M3/H PL = 0.0 P = 100.0SV = 30.0 M3/H LL = 0.0 I = 20.0MV = 20.1 % VL = 100.0 D = 0.0DV : 33.2 DL = 100.0 GW = 0.0SUM : 0 SVH = 100.0 DB = 0.0

100.0

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

FIC100

MANNR

PV M3/H 63.2SV M3/H 30.0MV % 20.1

MODE = MAN ALRM : NR

CAL

Tankinlet flow

F030209.ai

100%00:07

RAW

図 チューニングビュー

2015.03.26-00

Page 23: TI 33J01A11-01JA...TI 33J01A11-01JA 2. ハードウェア 2-2 2.1 オペレーションキーボード オペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラッ

TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-13

3.2.6 CAMS for HISメッセージモニタCAMS for HIS(Consolidated Alarm Management Software for HIS:統合型アラーム管理ソフトウェア)メッセージモニタは、操作監視に関するアラーム&イベントを集約して表示します。また、フィルタ条件を設定することで、必要なアラーム&イベントだけを選択表示します。さらに、アラーム&イベントの対応に必要な詳細情報も併せて表示できます。

F030210.ai

Shelving領域

A&Eブラウザ 領域

A&Eメッセージ一覧領域

詳細情報領域

ダイナミックフィルタ領域

フィルタ領域

図 CAMS for HISメッセージモニタ

■ アラーム&イベントの集約CAMS for HIS メッセージモニタは、CENTUM VP のプロセスアラーム、システムアラーム、オペガイドメッセージを集約し 1 画面に表示します。また、安全計装システム ProSafe-RS、ネットワークベース生産システム STARDOM、統合機器管理パッケージ(PRM)のアラーム&イベントも集約して表示できます。

2015.03.26-00

Page 24: TI 33J01A11-01JA...TI 33J01A11-01JA 2. ハードウェア 2-2 2.1 オペレーションキーボード オペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラッ

TI 33J01A11-01JA

3-143. 操作監視機能

■ 必要なアラーム&イベントのみ表示多くのアラーム&イベントが発生した状況においても、必要なアラーム & イベントのみを選択表示し、効率よいアラーム監視を実現するための機能を用意しています。

・ フィルタリング(絞り込み)/ソーティング(並べ替え) アラームメッセージに含まれる識別子をキーにして、アラームメッセージのフィル

タリング(絞り込み)やソーティング(並べ替え)が行えます。プロセスアラームフィルタやシステムアラームフィルタなど、基本的なフィルタはデフォルトで用意されています。ユーザ毎に固有のフィルタを定義できるのはもちろん、一時的なフィルタを自由に作成することもできます。

・ Eclipsing(畳み込み) 同じタグから繰り返し発生しているアラームメッセージを、1行にまとめて表示で

きます。表示されているアラームメッセージ数を視覚的に減らし、重要アラームに容易かつ確実にたどり着けます。

・ Shelving(棚上げ) 優先度の低いアラームをあらかじめ用意しておいた棚に一時的に退避させることが

できます。個別に手動で棚上げする他、条件に合致したアラームを自動的に棚上げしたりすることが可能です。

・ Load Shedding(高負荷時の自動表示制限) 突発的なトラブルなどによって短時間に多数のアラームが発生した場合、あらかじめ

指定していたフィルタを自動的に有効にし、監視負荷を軽減させることができます。・ Suppression(抑制) この機能は、あらかじめ定義したアラームグループやステーション単位でメッセー

ジを抑制します。

■ アラームの取捨選択と付加価値情報の付加アラームの取捨選択に用いる各種識別子を定義できます。また、アラームを受信する人が役割に応じて、迅速かつ正確に対処できるよう、アラームに対して各種付加価値情報を定義できます。

・ 必要なアラームだけを通知するための識別子例 監視の目的 (Safety:安全、Environment:環境、Financial:経済)

・ 必要な人だけに通知するための識別子例 対象のユーザまたはユーザグループ

・ 最適なタイミングで通知するための識別子例 対応までに許容される時間(Urgent:緊急、Quick:迅速、Routine:通常) 影響度(Very Large、Large、Medium、Small) アラームの優先度(Critical、High、Medium、Low、Logging、Reference)

・ 付加価値情報の例 アラームの発生原因 役割毎の対処ガイダンス 前回の対処手順

2015.11.27-00

Page 25: TI 33J01A11-01JA...TI 33J01A11-01JA 2. ハードウェア 2-2 2.1 オペレーションキーボード オペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラッ

TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-15

■ アラーム設定値管理機能アラーム設定値とは、プロセスアラーム発生のトリガとなるしきい値のことです。具体的には、機能ブロックの HH や PH などのデータアイテムに設定されている値です。プラントの運転に実際に使用されているアラーム設定値が適切でない場合、プロセスアラームが多発したり、重要な異常の検知が遅れたりするなどの問題が発生します。プラントを安全に運転するためには、適切なアラーム設定値を設定し、管理していくことが大切です。

CAMS for HIS には、アラーム設定値の管理を支援するために次のような機能があります。・ エンジニアがエンジニアリングの際に設定したアラーム設定値をマスタとして管理

する。・ マスタとプラントの運転に使用されているアラーム設定値(カレント)を比較し、差

分がある場合は表示する。・ 必要に応じて、マスタのアラーム設定値をカレントに書き込む。・ 必要に応じて、カレントのアラーム設定値をマスタに反映する。

F030211.ai

CAMS for HISアラームビルダ

アラーム設定値差分ウィンドウ

ダウンロード

アラーム設定値のマスタを定義する

アラーム設定値のマスタを取得

アラーム設定値のカレントを取得

アラーム設定値のマスタ

アラーム設定値のマスタ

アラーム設定値の差分検出の結果を保存する

アラーム設定値のカレントの値をマスタに反映する

アラーム設定値のマスタの値をカレントに書き込む

HISENG FCS

アラーム設定値のマスタとカレントの値を比較し、差分がある場合に表示する

アラーム設定値の差分検出の結果

アラーム設定値のカレント

図 CAMS for HISのアラーム設定値管理

アラーム設定値のマスタは、CAMS for HIS アラームビルダで定義します。アラーム設定値のマスタを定義して HIS にダウンロードすると、アラーム設定値差分ウィンドウでカレントとの差分を検出できるようになります。

■ 長期データ保管対応CENTUM VP R5 から、CAMS for HIS ヒストリカルデータを、長期データ保管できるようになりました。保管された長期データは、CAMS for HIS ヒストリカルビューワから参照できます。

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3-163. 操作監視機能

3.3 操作監視支援機能本節では、操作監視を支援する以下の機能について記します。

・ 帳票機能・ リモート操作監視サーバ機能・ CENTUMデスクトップ・ セキュリティ

3.3.1 帳票機能帳票機能により日報や月報などの帳票を作成できます。ツールとして Microsoft Excel を利用します。帳票の定義は、日報や月報などの帳票ひな形を利用できます。また、ユーザがはじめから定義することもできます。帳票への読み込み可能なデータを以下に示します。

・ 締切データ(平均値、合計値、最大値、最小値など)・ ヒストリカルトレンドデータ・ ヒストリカルアラームイベントメッセージ・ タグ情報・ プロセスデータ(瞬時値)・ バッチデータ

日報用の帳票ひな形の例を以下に示します。必要なタグ名やプロセスデータを設定することで日報のフォーマットを作成できます。

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-17XXXXXX 日報 操業日:yy/mm/dd

温度1 温度2 温度3 流量1 流量2 流量3 処理量 処理量

TIC100 TIC200 TIC300 FIC100 FIC200 FIC300 FIC400 FIC500

PV PV PV PV PV PV SUM SUM

m3/h m3/h m3/h m3 m3

00:00 00.0 00.0 00.0

℃ ℃ ℃

00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

01:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

02:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

03:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

04:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

05:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

06:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

07:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

08:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

09:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

10:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

11:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

12:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

13:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

14:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

15:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

16:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

17:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

18:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

19:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

20:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

21:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

22:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

23:00 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

最大値 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0

00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0

00000.0

00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00

00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00

00:00:00

00:00:00

00000.0

00000.0 00000.0最小値

最大値発生時刻

最小値発生時刻

F030301.ai

平均値 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00.0 00000.0 00000.0

000.0 000.0 000.0 00000.0 00000.0合計値

図 日報ひな形例

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3-183. 操作監視機能

■ 印字起動印字の起動方法を示します。

・ 定周期/指定時刻の自動印字・ シーケンスメッセージ受信時の自動印字・ オペレーションキーボード上のファンクションキーによる手動印字・ グラフィックウィンドウ上のボタンクリックによる手動印字・ Microsoft Excel からの手動印字・ アプリケーションプログラム(Visual Basic による)からの印字起動

■ 他コンピュータによる帳票印字ネットワークに接続された他のコンピュータで Microsoft Excel による帳票印字が可能です。

2015.03.26-00

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-19

3.3.2 リモート操作監視サーバ機能リモート操作監視サーバ機能により、プラントの操作監視や、エンジニアリングが遠隔地のコンピュータから行えます。計器室から離れたコンピュータからでも、一部の機能を除き HIS と同様の画面を表示して、操作監視ができます。

クライアント側コンピュータ現場

CENTUMVP

制御バス

計器室

事務棟

Ethernet

F030302.ai

クライアント側コンピュータ

イントラネット

リモート操作監視サーバ

LICA48.9

FIC45.7 %

FIC25.4 %

LICA38.9 ℃

RC-1023.4 %

TRC49.2 ℃

FIC41.4 %

TDT53.8 ℃

TDA37.5 ℃ 51.3 ℃

PAC

Distillation column

100.0

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

Reactorflow

AUTNRPV     M3/H       55.3SV     M3/H       50.0 65.1

FIC200

FIC001

GR001 Distilation Column .AL Process Alarm

?Copy

2008/03/03 14:35

TESTUSER

◆ FCS0101 Batch Manager Ready◆ FCS0101 RIGHT Control◆ FCS0101 RIGHT Manual Reset Start17 00

NAME

名前入力

一覧表示トレンド プラント

検索

TG0701TG0801GR0003GR0004GR0005TG0901GR0006GR0007

?

ウィンドウ名入力

Call

デフォルトステーション情報(I)

ビュー

コメントアドレス /SYSTEM/.AL

Process Alarm

お気に入り  favorite-1    MYPJT1PP

SYSTEM

PRODUCT

.AL

.OG

.SO.SH.SA.SF FCS0101.SF FCS0102

.PR

03/31/2008 19:06

レディ

FI4002 FI4002

XXXXXX XXXXXX

IM500CW RE 11RM

102030405060708090100

ME IFRMGPUMP

ME IFRMGPUMP

FM001

AC1400

TI1501

PM2000

FM002

AM401

A

B

CPELMPS

Tank B trame Procese A trame Geaotine trame

レディ

Tank A trame

?Copy

2008/03/03 14:35

TESTUSER

◆ FCS0101 Batch Manager Ready◆ FCS0101 RIGHT Control◆ FCS0101 RIGHT Manual Reset Start17 00

NAME

名前入力

一覧表示トレンド プラント

検索

TG0701TG0801GR0003GR0004GR0005TG0901GR0006GR0007

?

ウィンドウ名入力

Call

デフォルトステーション情報(I)

ビュー

コメントアドレス /SYSTEM/.AL

Process Alarm

お気に入り  favorite-1    MYPJT1PP

SYSTEM

PRODUCT

.AL

.OG

.SO.SH.SA.SF FCS0101.SF FCS0102

.PR

03/31/2008 19:06

図 リモート操作監視構成例

なお、リモート操作監視サーバ機能を利用する場合でも、リアルタイム性や信頼性などを考慮し、制御バスに直結する通常の HIS を必ず設置します。

3.3.3 CENTUMデスクトップCENTUM デスクトップは、CENTUM の HIS 操作に特化したデスクトップです。Windows の標準機能から操作監視に不要な機能を抑制し、最適なオペレーション環境を提供します。

■ 抑制項目・デスクトップ上のすべてのアイコン(マイコンピュータ、ごみ箱など)を非表示とし

ます。・スタートメニューの不要な項目(エクスプローラ、シャットダウンなど)を非表示と

します。

2015.11.27-00

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TI 33J01A11-01JA

3-203. 操作監視機能

3.3.4 セキュリティCENTUM VP のセキュリティ機能は、従来からある CENTUM 固有のセキュリティ機能と、Windows のセキュリティ機能を利用した IT セキュリティ機能の2種類に分類されます。

■ CENTUM固有のセキュリティ機能誤操作などによるトラブルの防止やシステムの安全を確保するため、オペレータの操作監視の範囲や、操作の許可を限定する機能です。また、運転中のオペレータに関係のないアラームの抑制もできます。

● セキュリティ機能の概要オペレータがユーザインすると、操作監視の範囲と権限が特定されます。また、機能ブロックごと、ウィンドウごとにセキュリティを定義できます。さらに、自動ユーザアウトなど、高度なセキュリティを設定できます。操作監視機能では、オペレータは3つの属性を持ちます。

・ ユーザ名 ユーザを認識するための属性です。・ ユーザグループ 操作監視の範囲を決める属性です。・ 役割区分 操作監視の権限を決める属性です。

以下にセキュリティの流れを示します。

操作監視範囲のチェック

ユーザ名チェック

操作監視権限のチェック

誤操作

操作履歴

・機能ブロックの操作監視・ウィンドウの操作監視・受信メッセージの 操作監視

F030303.ai

オペレータ

ユーザイン

ユーザグループ 役割区分

誤操作 誤操作

図 セキュリティチェック概要

● ユーザ名オペレータの識別のためにユーザ名を利用します。操作監視機能のユーザインは、ユーザ名とパスワードを指定します。各種操作記録には、ユーザ名が記録されます。

● ユーザグループユーザグループにより、ユーザを操作監視の範囲ごとにグループ化できます。ユーザグループごとに、FCS の監視範囲、FCS の操作範囲、ウィンドウの表示範囲を定義できます。操作監視範囲は、ステーション名やドローイング名などを指定します。たとえば、複数のプラントをプラント 1 の担当グループ、プラント 2 の担当グループというようにユーザグループを定義できます。

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Page 31: TI 33J01A11-01JA...TI 33J01A11-01JA 2. ハードウェア 2-2 2.1 オペレーションキーボード オペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラッ

TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-21

● 役割区分一般オペレータやシニアオペレータ、メンテナンス要員などの役割分担により、役割区分を定義できます。役割区分は、S1、S2、S3 の 3 種類あります。役割区分により操作監視やメンテナンス(定義内容の変更)できる範囲が異なります。S1、S2、S3 の順に操作監視できる範囲が広くなります。また、デフォルトで用意されている役割区分(S1、S2、S3)のほかに、ユーザ設定も可能です。

表 役割区分

役割区分 監視 操作 メンテナンスS1 ○ × ×

S2 ○ ○ ×

S3 ○ ○ ○

U1~U7 ユーザ設定

○:可、×:不可

● 機能ブロックごとのセキュリティ機能ブロックごとに、属性(確認操作の有/無、アラーム処理レベル、機能制約レベル、タグ重要度)を設定できます。また、オペレーションマークにより、一時的に操作可否を変更できます。重要な機能ブロックへのデータ入力操作に対しては、確認操作をつけるなど、誤操作防止に役立ちます。

・ 確認操作の有無 機能ブロック操作時の確認操作の有無を設定します。・ アラーム処理レベル アラームの点滅動作や再警告の有無など、アラーム動作を設定します。・ 機能制約レベル SV、MV、アラーム設定値など、機能ブロックのデータアイテムに対する操作監視の

権限を設定します。・ タグ重要度 機能ブロックの重要度を表すタグマークを設定します。

表 タグ重要度

タグ重要度 タグマーク重要タグ

一般タグ

補助タグ 1

補助タグ 2

● ウィンドウごとのセキュリティウィンドウ/ビューごとに、操作および監視の権限を設定できます。グラフィックビューの場合は、計器図の割り付け変更、アラームブリンキングの確認を禁止できます。トレンドビューの場合は、トレンドペンの割り付け変更、バッチトレンドの開始操作および停止操作を禁止できます。また、HIS 設定ウィンドウからのファンクションキー割り付けの変更を禁止できます。

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Page 32: TI 33J01A11-01JA...TI 33J01A11-01JA 2. ハードウェア 2-2 2.1 オペレーションキーボード オペレーションキーボードは、ワンタッチ操作を基本とする機能的なキー配列のフラッ

TI 33J01A11-01JA

3-223. 操作監視機能

● 高度なセキュリティパスワードの漏洩や不正アクセスなどを防止する目的で、高度なセキュリティ機能を用意しています。

・ ユーザロックアウト ユーザ名およびパスワードを一定回数以上誤入力した場合、システムアラームを発

生させ、該当ユーザをロックアウトできます。・ パスワード有効期限 パスワードの有効期限を設定できます。有効期限切れが近づくとオペレータに通知

し、パスワードの変更を促します。・ 前回パスワードの使用禁止 パスワード変更時、前回と同じパスワードの使用を禁止できます。・ 自動ユーザアウト マウスやキーボードなどの無操作状態が一定時間継続すると、自動的にユーザアウ

トするように設定できます。

■ ITセキュリティ機能CENTUM VP でセキュリティ強化のために用意した機能です。Windows の機能を利用して、CENTUM VP の IT 環境を要塞化(*1)します。たとえば、Windows のユーザやグループに対するアクセスコントロール機能を使って、CENTUM VP のツールの使用やファイルフォルダなどへのアクセスをコントロールします。この結果、オペレータ用の Windows ユーザでコンピュータにログインした場合は、オペレータ用のウィンドウ/ビューとツールは使用できますが、エンジニアリング用のツールを起動できない、というようなセキュリティ対策を実施できます。また、Windows Firewall や DCOM の設定を行い、通信の種類や通信ポート番号を制限しています。

*1: セキュリティ用語では、脅威に備えるためにセキュリティを強化することを、要塞化といいます。

● ITセキュリティ設定CENTUM VP では、Windows のセキュリティ機能を利用した「IT セキュリティ設定」をサポートしています。IT セキュリティを設定することにより、コンピュータを要塞化して脅威に備えます。当社システム製品の IT セキュリティでは、脅威を次のように分類します。

(1) ネットワーク越しの攻撃(2) コンピュータコンポーネント(*1)を操作しての直接攻撃(3) コンピュータコンポーネント(*1)や重要データの盗難

*1: HIS や ENG のように、Windows コンピュータをべースとして用いる横河システム製品を、ここでは「コンピュータコンポーネント」と表記します。

これらの脅威に対して、システム構成や運用に従って柔軟に対応できるように、セキュリティ対策として次の3つのモデルを提供します。

表 セキュリティモデル

モデル 特長従来モデル セキュリティを強化しないモデル。旧来製品との連携を優先したモデル。

標準モデル 当該システムの運用や他システムとの連携を重視して、上記 (1) および (2) の脅威に対抗できるようにしたモデル。

強固モデル 上記 (1) ~ (3) の脅威すべてに対してセキュリティ対策を行うモデル。

CENTUM VP では、上記のモデルに対応するセキュリティ設定を自動的に行うためのツールを用意しています。

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-23表 ITセキュリティバージョンとセキュリティモデル

従来モデル 標準モデル 強固モデルIT セキュリティバージョン 1.0 ○ ○ ×(*1)IT セキュリティバージョン 2.0

(CENTUM VP R6.04 以降で対応) ×(*2) ○ ×(*1)

○: ツールで設定可 ×: ツールで設定不可

*1: 強固モデルの設定に関しては、当社営業窓口へお問い合わせください。*2: 従来モデルを適用したい場合は、IT セキュリティバージョン 1.0 を選択してください。

● Windows認証モードCENTUM 固有のセキュリティ機能と IT セキュリティ機能が一体化したものとして、

「Windows 認証モード」があります。従来の CENTUM では、Windows のアカウントとは無関係に、CENTUM の操作監視機能の中だけで有効な「ユーザ」を定義し、それに対するアクセス制限を行っていました。(CENTUM 認証モード)CENTUM VP で新たに加わった「Windows 認証モード」を用いることにより、Windows のアカウントと操作監視のユーザが一本化され、Windows のユーザ管理の枠組みの中でセキュリティを確保できるようになります。このため、Windows ドメイン管理を用いて、ユーザを一括して管理できる仕組みを活用でき、利便性が格段に向上します。

● シングルサインオンWindows 認証モードでは、1 度のユーザ認証で HIS を利用可能にするため、以下の 2 つの方法を提供します。

・ Windows タイプシングルサインオン 作業者が HIS の利用を開始するときに、作業者自身の Windows アカウントでログオ

ンすると、自動的に HIS にユーザインした状態まで進みます。その作業者が HIS の利用を終了するときには Windows からログオフする使い方です。

・ HIS タイプシングルサインオン コンピュータを起動すると、自動的に Windows にログオンし、必要最低限の権限

(OFFUSER)で HIS を起動し、ユーザアウトした状態になります。ここから、操作監視作業のために、ユーザインダイアログを使って、必要な権限のあるユーザにユーザインします。

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TI 33J01A11-01JA

3-243. 操作監視機能

3.3.5 HISユーティリティHIS ユーティリティでは、HIS を起動するユーザやセキュリティなど、HIS の操作環境を設定します。ここでは、HIS ユーティリティで設定できる項目について説明します。

F030309.ai

OK キャンセル

設定

HISユーティリティ

ユーザ環境設定

ユーザ 操作 セキュリティ HIS-TSE OPCCAMS for HIS

設定の反映にはログオフ/ログオンが必要です

図 HISユーティリティ ユーザタブシート

HIS ユーティリティのウィンドウでは、設定する項目がタブシートごとに分かれています。各タブシートの設定内容を以下に示します。

● ユーザタブシートユーザタブシートでは、ユーザの追加 / 削除 / 変更を行うことができます。また、ユーザごとに、次の項目を設定します。

・ 自動ログオンの有効 / 無効 (*1)・ CENTUM デスクトップの有効 / 無効・ HIS 起動の有効 / 無効

*1: CENTUM 認証モードの場合のみ。

● 操作タブシート操作タブシートでは、オペレーションキーボードの使用やマウス操作などの設定ができます。

・ オペレーションキーボードの設定・ マウスによる INC/DEC 操作モード・ トレンド収集ペン割り付けの可否

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3. 操作監視機能 3-25

● セキュリティタブシートセキュリティタブシートでは、HIS のセキュリティポリシーについて設定します。

● CAMS for HISタブシートCAMS for HIS タブシートでは、統合型アラーム管理に固有の項目について設定します。

● HIS-TSEタブシートHIS-TSE タブシートでは、リモート操作監視サーバ機能に固有の項目について設定します。このタブは、リモート操作監視サーバ機能ライセンスが有効化されているときに、表示されます。

● OPCタブシートOPC タブシートでは、Exaopc OPC インタフェースパッケージ(HIS 搭載用)の固有の項目について設定します。

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3-263. 操作監視機能

3.4 システム管理ウィンドウCENTUM VP には、稼動中のシステムの異常を表示したり、操作環境をユーザが使いやすいものにカスタマイズしたりするためのウィンドウがあります。ここでは、それらについて説明します。

3.4.1 システム状態一覧表示ビューシステム状態一覧表示ビューは、ドメイン(*1)内にあるすべてのステーションや通信機器について、その稼動状態を一覧表示するものです。ここでは、システム状態一覧表示ビューの概要について、説明します。

*1: ドメインとは、1 系統の制御バスで結ばれるステーションの範囲です。ここで制御バスは V ネットまたは Vnet/IP を指します。

F030401.ai

.SO System Status Overview

レディ

FCS0101 FCS0103FCS0102 FCS0104 FCS0105 FCS0106

MYPJT Domain : 01 V net1 V net2

liaF

liaF

HIS0121 HIS0122 HIS0123 HIS0124

FCS

IOM FCS

ACG0109 BCVL0111ACG0110 BCVL0112

図 システム状態一覧表示ビュー

システム状態一覧表示ビューは、ドメイン内のステーションや通信機器の稼動状態を、アイコンで分かりやすく表示します。ここから、システムメンテナンスに使用できるウィンドウを呼び出すこともできます。

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3. 操作監視機能 3-27

3.4.2 システムアラームビューシステムアラームビューは、システムのハードウェアの異常(FCS Fail やモジュールの異常など)や通信の異常などを通知するシステムアラームメッセージを一覧表示するウィンドウです (*1)。

*1: CAMS for HIS を有効にしている場合は、システムアラームビューは CAMS for HIS メッセージモニタのビューになります。

F030402.ai

26/77範囲:すべて

1 0823 01/14 03:20:01 Printer EPSON MJ-930C Offline 2 0502 01/14 02:31:02 DataBase Equalize Complete 3 0510 01/14 02:30:57 Data Base Download from YOKOGAWA File = ClsDef.odb 4 0510 01/14 02:30:57 Data Base Download from YOKOGAWA File = TrDspAssign.odb 5 0510 01/14 02:30:57 Data Base Download from YOKOGAWA File = TrAssign.odb 6 0502 01/14 02:29:33 DataBase Equalize Complete 7 0510 01/14 02:29:23 Data Base Download from YOKOGAWA File = ClsMng.odb 8 0510 01/14 02:29:23 Data Base Download from YOKOGAWA File = TrDef.odb 9 0823 01/12 09:50:03 Printer EPSON MJ-930C Offline 10 0502 01/12 09:28:46 DataBase Equalize Complete 11 0510 01/12 09:28:37 Data Base Download from YOKOGAWA File = OGAR010101.odb 12 0510 01/12 09:28:37 Data Base Download from YOKOGAWA File = SDAR010101.odb 13 0510 01/12 09:28:37 Data Base Download from YOKOGAWA File = Inst0357.odb 14 0510 01/12 09:28:37 Data Base Download from YOKOGAWA File = TFAR010101.odb 15 0510 01/12 09:28:37 Data Base Download from YOKOGAWA File = TFFCS0101.odb 16 0471 01/12 09:28:28 FCS0101 Online Download Complete 17 0502 01/09 06:29:46 DataBase Equalize Complete 18 0510 01/09 06:29:41 Data Base Download from YOKOGAWA File = OPSBL1.dsp 19 0510 01/09 06:29:41 Data Base Download from YOKOGAWA File = UTSW1.dsp 20 0510 01/09 06:29:41 Data Base Download from YOKOGAWA File = OPSFC1.dsp 21 0510 01/09 06:29:41 Data Base Download from YOKOGAWA File = SFCSW1.dsp 22 0510 01/09 06:29:41 Data Base Download from YOKOGAWA File = OGAR010101.odb 23 0510 01/09 06:29:41 Data Base Download from YOKOGAWA File = SDAR010101.odb 24 0510 01/09 06:29:41 Data Base Download from YOKOGAWA File = Inst0357.odb 25 0510 01/09 06:29:40 Data Base Download from YOKOGAWA File = TFAR010101.odb 26 0510 01/09 06:29:40 Data Base Download from YOKOGAWA File = TFFCS0101.odb

.SA System Alarm Message

レディ

HELP

図 システムアラームビュー

システムアラームビューは、システムアラームメッセージを、最新のものから順に表示するウィンドウです。アラーム発生時には、アラーム音を発生すると共にシステムメッセージバナーのボタン、オペレーションキーボードのキーの LED が点滅して、オペレータに知らせます。

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TI 33J01A11-01JA

3-283. 操作監視機能

3.4.3 FCS状態表示ビューFCS 状態表示ビューは、FCS のハードウェア構成とその稼動状態を一覧表示するものです。

F030403.ai

01

PSU PSU

FCS0101Distillation column AStation No : 1 Type : AFV40D

Revision : R6.01.00Generation : 03/26/2015 8:30

CPU Idle Time : 58secComm Load Ave : 0% Cur : 0%Test Mode : OFFControlStatus : RUN

Comm I/O : ON

TEMP CPU ( L, R ) FCU Battery ( L, R )Battery ( L, R )HKURDY ( L, R )

.SF FCS0101 Station Status Display

レディ

MAN

UPC

UPC

USP

USP

Not ReadyStand-ByControlHard ReadyMaintenance

MYPJT Domain : 01 Vnet/IP1 Vnet/IP2

FCS

IOM FCS

12

1 2

COM

PSU

COM02

COM

PSU PSU

COM03

COM

PSU PSU

COM04

COM

PSU PSU

COM05

COM

PSU PSU

COM06

COM

PSU PSU

COM07

COM

PSU PSU

COM08

PSU

COM09

COM

PSU PSU

COM10

COM

PSU PSU

COM11

COM

PSU PSU

COM12

COM

PSU PSU

COM13

COM

PSU PSU

COM14

COM

PSU PSU

1 CPU_CB 2 NODE_CB 3 TB_CB 4 TB_CB 5 NODE_CB 6 TB_CB 7 TB_CB 8 CB0201 9 NODE_CB HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

 HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

 HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

 HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

 HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

 HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

 HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

 HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

 HKBus TEMP FAN PSU R PSU L TB_PSU R TB_PSU L

図 FFCS-V状態表示ビュー(キャビネット付)

FCS 状態表示ビューには、FCS のステーション情報や、ハードウェア構成などが表示されます。ハードウェアや通信バスの状態が正常かどうか、などを色によって識別できるため、システムの稼動状態を一目で把握できます。また、表示中の制御ステーションを起動または停止できます。

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-29

3.4.4 HIS状態表示ビューHIS 状態表示ビューは、HIS の稼動状態や、各種の設定などを一覧表示する ものです。

F030404.ai

HIS0164 PlantA

Station No : 64 Type : LPCKIT

Revision : R5.01.00

ID No : 0021C010031 TEMP Air In Air OutFAN Door ( D1 D2 D3 )DISK STATUS HDD1 HDD2

.SF HIS0164 HIS Status Display

レディ

MYPJT Domain : 01 Vnet/IP1 Vnet/IP2

FCS

IOM FCS

PCI 1 IDE 2 USB 3 SMBus 4 Audio 5 VGA 6 V net 7 RAS 8 RS232-C 9 VGA 10 Ethernet

COM 1 2 3 UPS 4 Opkb 5 Touch1 6 Touch2

Parallel 1 Printer1

図 HIS状態表示ビュー(ソリッドスタイルコンソール形HISの例)

HIS 状態表示ビューには、HIS のステーション情報や、ハードウェア構成などが表示されます。ハードウェアの正常/異常を色によって識別できるため、HIS の稼動状態を一目で把握できます。また、制御バスの有効/無効を切り替えたりすることができます。

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TI 33J01A11-01JA

3-303. 操作監視機能

3.4.5 HIS設定ウィンドウHIS 設定ウィンドウは、自ステーションのステーション情報や動作設定を表示したり、変更したりするためのウィンドウです。

F030405.ai

.SH HIS Setup

ヘルプ適用(A)キャンセルOK

ディスプレイ アラームウインドウ展開ブラウザバー

プリセットメニューブザーマルチメディア トレンド 長期データ 帳票OPC外部記録計 プロセス管理 複数モニタ

ファンクションキーオペレーションマーク

イコライズプリンタステーション

(コンピュータの再起動が必要です)タグ監視点数(T) 100000

印刷(P)

Project :MYPJTStation Name :HIS0164 Type :PC (PC) Address :01-64 Comment :OS:Windows 7 (6.1.7601:Service Pack 1)OPKB Revision : Port :

ショートカットキーを有効にする(F)(HISの再起動が必要です)

ファイル(F)

図 HIS設定ウィンドウのステーションタブシート

HIS 設定ウィンドウでは、設定する項目がタブシートごとに分かれています。各タブシートの設定内容を以下に示します。

● ステーションタブシートステーションタブシートには、プロジェクト名やステーション情報、OS 情報などが表示されます。また、次の項目を設定できます。

・ ショートカットキー 有効 / 無効・ タグ監視点数

● プリンタタブシートメッセージの印刷や、ハードコピーの出力に関する項目を設定します。

● ブザータブシートブザーの音量、音色、音源などを設定します。

●ディスプレイタブシート操作監視ウィンドウに関する項目を設定します。

● ウインドウ展開タブシートシステムメッセージバナーから呼び出されるウィンドウや、アラームやメッセージが発生したときに呼び出されるウィンドウについて、そのウィンドウの種類や呼び出し動作に関する項目を設定します。

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TI 33J01A11-01JA

3. 操作監視機能 3-31

● アラームタブシートアラームの表示や確認操作に関する項目を設定します。

●プリセットメニュータブシート簡単に呼び出せるようにしたい機能や、その呼び出しに関する項目を設定します。

●イコライズタブシートイコライズに関する項目を設定し、またイコライズ実行を指示します。

● ファンクションキータブシートファンクションキーの割り付けに関する項目を設定します。

● オペレーションマークタブシートオペレーションマークのラベル(文字列)と色の割り付け変更に関する項目を設定します。

● マルチメディアタブシートマルチメディアの再生に関する項目を設定します。

● ブラウザバータブシートブラウザバーの表示に関する項目を設定します。

● トレンドタブシートトレンド表示に関する項目を設定します。

● 長期データタブシート長期データ保管に関する項目を設定します。このタブシートは、長期データ保管パッケージが有効な場合に表示されます。

● 外部記録計タブシートCENTUM VP システムに接続された記録計に関する項目を設定します。このタブシートは、記録計出力パッケージが有効な場合に表示されます。

● OPCタブシートExaopc OPC インタフェースパッケージ(HIS 搭載用)に関する項目を設定します。このタブシートは、Exaopc OPC インタフェースパッケージ(HIS 搭載用)が有効な場合に表示されます。

● 帳票タブシート帳票に関する項目を設定します。このタブシートは、帳票パッケージが有効な場合に表示されます。

● プロセス管理タブシートプロセス管理に関する項目を設定します。このタブシートは、VP Batch(バッチ管理パッケージ)が有効な場合に表示されます。

● 複数モニタタブシート複数モニタに関する項目を設定します。このタブシートは、複数モニタパッケージが有効な場合に表示されます。

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TI 33J01A11-01JA

i

Technical Information 改訂情報資料名称 : 統合生産制御システム CENTUM VP システム概説(HMI 編)

資料番号 : TI 33J01A11-01JA

2017年3月/5版3.3.4 IT セキュリティ機能を R6.04 で変更3.4.1 システム状態一覧表示ビューの図中の誤記を訂正3.4.3 FCS 状態表示ビューの図中の誤記を訂正

2016年6月/4版1.1 エルゴノミクスデザインコンセプトを追加1.6 リモート操作監視機能を訂正(PDA を削除)2.1 オペレーションキーボードを訂正(防塵を削除)

2015年11月/3版3.2.4 16 ペンを追加3.2.6 Suppression(抑制)を追加

2015年8月/2版2.1 オペレーションキーボード [ 防滴を削除 ]

2015年3月/初版新規発行

2017.03.20-00

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著作者 横河電機株式会社発行者 横河電機株式会社 〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32

記載内容は、お断りなく変更することがあります。