TERAS V3 オープントレーサビリティツールプラットフォーム～高品質 ...

TERAS V3 オープントレーサビリティツールプラットフォーム～高品質開発のためのトレーサビリティマネジメント～

Tool Environment for Reliable and Accountable Software

一般社団法人TERAS

2014/11/19

TERASとは

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Open Traceability Tool Platform

一般社団法人TERAS紹介

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• 一般社団法人TERAS(Tool Environment for Reliable and Accountable Software) • 経済産業省平成23年度産業技術実用化開発事業費補助金（組込みシステム基盤開発事業）に採択され、開発費用の3分の2を国の助成

（平成23～25年度）を受け開発を実施するとともに、TERASトレーサビリティツールの普及に向けた活動を行っています。

概要 • 設立平成23年4月7日

• 理事長鶴保征城

• 会員数特別会員5社／正会員5社／学術会員7名（技術委員長：高田広章）＋2団体／賛助会員4団体・実証評価会員111社 2014年3月現在

実証評価会員111社の内訳

実績 • TERAS Ver.2を実証評価会員向けにリリース（Ver.3を開発中）

• TERAS成果発表会やESEC、ET等への展示やセミナー等を通じて、普及活動を実施

• 他団体との連携フランス原子力・代替エネルギー庁システム技術研究所（LIST）

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会（CSAJ）パッケージソフトウェア品質認証制度

一般社団法人実践的プロジェクトマネジメント推進協会（PPMA） EPM-Xツール（定量的計測）との連携

独立行政法人情報処理推進機構（IPA） TERASを活用した評価（レポートあり： http://sec.ipa.go.jp/reports/20130215-2.html ）

産業技術総合研究所

TIDAコンソーシアム

など

事例タイトル講演者

－ロボット分野における適用事例－「電動車椅子ロボット開発へのＴＥＲＡＳ活用」

産業技術総合研究所中坊嘉宏様

－鉄道分野における適用事例－「トレーサビリティを用いた成果物の品質向上とその評価」

産業技術総合研究所田口研治様

－情報通信分野における適用事例－「ソフトウェア要求分析から詳細設計までシームレスにつなぐ開発プロセス」

三菱スペース・ソフトウエア株式会社藤原啓一様

－ロボット分野における適用事例－「ロボットの安全のためのトレーサビリティ」

産業技術総合研究所水口大知様

http://www.teras.or.jp/?page_id=303 ※ TERASホームページから講演資料をダウンロード可能

TERAS事例紹介

http://sec.ipa.go.jp/reports/20130215-2.html








http://www.teras.or.jp/?page_id=303

http://www.teras.or.jp/?page_id=303

背景ソフトウェア産業を取り巻く環境 ①

トレーサビリティの必要性～規格～文書記述

ISO 26262 : 2011(E) Functional safety Part2 Management of functional safety Annex B: Examples for evaluating a safety culture

- 貧弱な安全文化の指標例：説明責任（アカウンタビリティ）が追跡可能ではない。 - 良好な安全文化の指標例：機能安全に関わる意思決定の説明責任の追跡可能を保証するプロセスである。

AutomotiveSPICE ENG.4 ソフトウェア要件分析 Level 1

参照元の要件とソフトウェア要件との間でトレーサビリティを作成しているか

IEEE Standard for Software Verification and Validation (IEEE Std 1012 - 2004) 5.4.1 アクティビティ：コンセプトV&V (プロセス：開発）

・獲得要求とシステム要件とのトレーサビリティを検証する

・システム要件とソフトウェア要件とのトレーサビリティを開始する

ESPR SYP2 システム・アーキテクチャ設計 SYP2.2 システム・アーキテクチャ設計の確認 2.2.1 システム・アーキテクチャ設計書の内部確認

・システムを構成する機能ブロックの分割が適切であり、システム要求で求められる事項が実現可能かどうか（トレーサビリティの確認）。・システム要求やテスト仕様との対応（トレーサビリティ）が取れているか。

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背景ソフトウェア産業を取り巻く環境 ②

トレーサビリティの必要性～事例～

JR東日本や東京メトロなどの8都県662駅自動改札機と窓口処理機で同一のプログラム・ミスで不具合再発

①2007/10/12 「自動改札機起動せず260万人に影響」

中央コンピュータからのデータをICカードに書き込むプログラムにミス

②2007/10/18 「PASMO-Suica 65駅の窓口処理機で異常発生」

10月12日の自動改札機と同一のプログラム・ミス

みずほ銀行が大規模システム障害 2011年3月14日、義援金振り込み集中をきっかけに、店舗でのサービス停止、ATMの取引停止などを連発。銀行統合によるシステム統合時の人為的プログラム・ミスと、人手作業に依存するシステム運用管理が原因。


トレーサビリティが解決する課題

①機能安全、情報技術セキュリティ、パッケージソフトウェア品質等の規格認証

②開発コスト（＋品質、納期：QCD） → 運用コスト → オフショア開発の管理 → 見積もり根拠として活用等


機能安全に必要なトレーサビリティ要件

7

過去

要件

設計

実装単体テスト

結合テスト

システムテスト

プロセス規定

要件

設計

実装単体テスト

結合テスト

システムテスト

開発成果物

TERAS第1回成果報告会「機能安全に必要なトレーサビリティとは」 TERAS技術委員会ヴィッツ森川聡久 http://www.teras.or.jp/?page_id=303

プロセストレーサビリティ

要件トレーサビリティ

変更記録変更管理

構成管理

復元

最新

変更管理構成管理トレーサビリティ

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トレーサビリティツールの課題

8

１．様々なツールで成果物を作成している２．様々なツールで成果物を管理している３．顧客が使うツール、自社が使うツール、協力会社が使うツールがバラバラ

■様々なツール開発力向上のためには今後も新しい技術（ツール）に対応する必要がある。トレーサビリティのために進化を止めるわけにはいかない。


TERASの特徴

9

１．様々なツールで成果物を作成している２．様々なツールで成果物を管理している３．顧客が使うツール、自社が使うツール、協力会社が使うツールがバラバラ

トレーサビリティ管理


TERASの目指す姿

Cloud

ALM ALM(Application Lifecycle Management)

TERAS提供予定

Traceability Repository TERAS-TRA

OSLC (Open Services for Lifecycle Collaboration)

OSLC

REST

REST (Representational State Transfer)

Traceability Plug-in

XXXX Plug-in

XXXX Plug-in

XXXX Plug-in

オープン/サードベンダー提供予定

Version Control Repository Subversion

オープン提供サードベンダー提供予定

MATLAB/Simulink EA

ZIPC

MS Office Bug Tracking Repository Trac

Empirical Project Monitor Repository IPA

Microsoft®

Office

OSLC TRA OSLC SCM OSLC CM OSLC EM

既存資産や既存環境をそのまま活用


TERAS機能紹介; TERASへ登録

例）成果物取り込みのイメージ

Power Pointの場合はテキストボックスの行単位，および図形のテキスト単位で取り込まれます

Wordの場合は章立ての単位で取り込まれます

Excelの場合は行，列，セル，図形のテキスト単位で取り込まれます

※ 行単位取り込みのイメージ

PDFの場合はユーザ指定の正規表現に従って項目を抽出します


TERAS機能紹介; TERASへ登録


TERAS機能紹介; Enterprise Architecture連携

s tm プリセットデータ

モデル

要素

要素

要素

ダイアグラム要素

要素

アドオンメニューから登録


TERAS機能紹介; MATLAB/Simulink連携

14

System、Block、Line の階層構造を取り込みます

名称が付与されていない Line は取り込み対象外とします

取り込み要素は設定ファイルで絞り込み可能です

ｍdlファイルも取り込み可能です

対応バージョン

MATLAB 2008b ／ Simulinkバージョン7.2

他のバージョンでも基本構造が変わらないものは取り込み可能です

System1

SubSystem1

Line2

Block1

Block2

Block3

Block4

Line1

System1

Block1

SubSystem1

Block2

SubSystem1

Block3

Block4

Line1

Line2

System、Block、 Line の

構造を取り込み


TERAS機能紹介; タグベースリンク（自動リンク）

付与されている管理ID・タグ

自動でリンクを生成


TERAS機能紹介; トレーサビリティ確認

影響項目の一覧を作成

指定した要素に対応する上流・下流の要素を検索表示

この改造は他の製品にも影響が



17

何が足りないか一目でわかる

カバレッジ不足の最新状況を表示

カバレッジ状況一覧を１クリックで作成



18

影響範囲検索の結果をCSV出力

形式指定

CSVを雛形にスタート


TERAS機能紹介; ソースコード取り込み

19

ソースコード ⇔ 設計書間のトレーサビリティ確保

設計書やテスト設計書等とソースコードをトレース可能

ソースコードの関数単位等で厳密な検証が可能となり、安全説明に役立つ

不具合発生時の影響範囲分析などが詳細に可能

テキストファイルであればトレース可能なため、トレース対象の文書が増える

例えば、XMLやHTML、テキストで書いた仕様書等

サンプルソースコード


TERAS機能紹介; CM連携（Trac,Redmine）

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Trac/Redmine(チケット)がトレーサビリティ対象となる

トレーサビリティ

要件カバレッジ

影響範囲検索

Trac/Redmine モデル

TERAS

リポジトリ

要求仕様書, 設計書…

MATLAB/Simulink, EA, Visio等

チケットが取り込めるようになる


トレーサビリティイノベーション（起承転結）

21

仕様を変更したら、膨大なテスト費用の見積もりに。。。仕様を変更されて、膨大な工数が必要なのに。。。



22

そのためにトレーサビリティをとる！



23

トレーサビリティをとるのが面倒


TERAS Traceability Repository


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レビューのIT化

レビュー時にTERASでトレーサビリティをとる。


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