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srm-27012c 公共空間におけるプライベートスペースの確保と活用意義 ~木製椅子の提案~ 指導教員:南川茂樹 准教授 過密地では自分の空間に否応なく他人が侵入する。人はその時我慢を強いられ、 ストレスとなる。さらに都会では騒音、視覚的な多量の情報に包まれる。 私は今回、それらの刺激をある程度遮断し、プライベート空間の確保が可能とな る木製の椅子を提案する。疲れた時にすぐ一時的な非難が可能となるよう、駅な どの公共空間に多数設置する。 岡村 琳夏 Okamura Kirari 杉製椅子(W975 × D975 × H1350)mm ×1点

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srm-27012c公共空間におけるプライベートスペースの確保と活用意義 ~木製椅子の提案~指導教員:南川茂樹 准教授

過密地では自分の空間に否応なく他人が侵入する。人はその時我慢を強いられ、ストレスとなる。さらに都会では騒音、視覚的な多量の情報に包まれる。私は今回、それらの刺激をある程度遮断し、プライベート空間の確保が可能となる木製の椅子を提案する。疲れた時にすぐ一時的な非難が可能となるよう、駅などの公共空間に多数設置する。

岡村 琳夏Okamura Kirari杉製椅子(W975 × D975 × H1350)mm ×1点

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occultic_girlアニメーションによる鬱病の表現についての研究指導教員:中西俊介 准教授

日本に約 800 万人いる鬱病について知ってもらうきっかけとしてのアニメーション。代わり映えのない日々の暮らしの中で少女は何を思い、何に苦しんだのか。前編後編の 2部構成。QRコードで Youtube チャンネルに飛ぶことができる。

奥川 大生Okugawa Hiroki

パネル(W500×D5×H500)mm ×1点 パネル (W210 ×D5×H297)mm ×1 点アニメーション(8分) ×2点

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ConnectNPO法人「だっぴ」の活動支援のための提案指導教員:難波久美子 教授

NPO法人「だっぴ」の活動メンバーである大学生を対象に、所属意識の向上やメンバー間の交流が図られることを目的としたテキスタイルによる提案です。人数や壁面サイズに合わせて可変できるようになっています。様々な色、模様のパーツが組み合わされ連結し可視化されることで、一人ひとりの個性によって形成されている集団の特徴を表現しています。

織田 翔子Oda Shoko

テキスタイルピース一式(W110×H100)mm ×40 点紙ピース一式(W80×H75)mm ×40 点説明パネル一式(W297×H420)mm ×4点

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組子技法の可能性の研究指導教員:南川茂樹 准教授

一般的に組子をよく見かけるのは旅館の襖などで、その使い方は限られている。組子はとても技術がいるがそれによって生み出される模様の美しさや、透け感などをどうにか他に活かせないかと考え、現代アイテムに組子を取り入れた扇風機と、コード収納ボックスの 2点を制作した。

碇金 真梨奈Ikarigane Marina

組子の扇風機(W263×D89×H234)mm ×1点 組子のコード収納ボックス(W246×D114×H95)mm ×1点

組子の扇風機・コード収納ボックス ~現代アイテムに組子を取り入れた作品~

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joint benchファスナーを用いた可変式ベンチの研究指導教員:島田清徳 准教授

野外のイベントをより楽しく演出することを目的とした可変式のベンチを制作しました。ファスナーを用いたパーツを組み変えることで、様々なバリエーションに展開でき、1 人で座ることもパーツをつなぎ合わせて複数人で座ることも可能となっています。

大塚 桃子Otsuka Momokoベンチ(W420×D420×H420)mm ×7点

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むぎゅっち触覚でたのしむ新たな知育玩具の提案指導教員:難波久美子 教授

糸を使って装飾を施すことができる刺繍には思わず触りたくなるような魅力がある。一方で、3歳を過ぎた子どもは感覚刺激に敏感で、意識して感覚器官を使うことで、知性や情緒が発達する。そこで、感覚器官のひとつである「触覚」に焦点を当て、触り心地を楽しめる刺繍を用いた知育玩具を提案する。

岡 朋果Oka Tomoka

知育玩具(W430×H700)mm ×1点     (W400×H700)mm ×2点

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旅じゃありませんか、誰だって人間の生涯は性的欲求を喚起する見せ方と背徳感についての研究指導教員:中西俊介 准教授

江戸時代の春画人形や雑誌の袋とじを糸口に全てを見せず、あえて隠すことで購入者の脳内イメージを喚起させている。そのような構造を作品に取り入れ、男性、女性をターゲットとしたフィギュアやアダルトVRに代わる新たなジャンルの確立、日本人独自の性的嗜好を明確にすることを目的とする。

河原 杏美Kawahara Ami

アクリルボックス(W168×D261×H135)mm  ×3点

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Shijima和の空間を感じるテキスタイルの研究指導教員:島田清徳 准教授

日本独自の和文化に触れる機会が少なくなった現代の日本人が、和を感じられる様なテキスタイルを制作しました。外の光を取り入れつつ、空間を間仕切る日本独特の建具、障子に着想を得ています。日本の風土に合い、生活に取り入れられてきた木材と、布を組み合わせ、インスタレーション作品に落とし込むことで「和」の魅力を感じて頂ければと思います。

栗本 真衣 Kurimoto Mai

テキスタイル(W900×H8000)mm ×3点  (W900×H7000)mm ×2点設置サイズ (W4500×D3000×H3500)mm  

 

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diminuendoパイナップルの魅力を凝縮させたミニチュア化について指導教員:作元朋子 講師

セラミックの焼くと縮む性質を活かして型取ったものを焼成し、それをさらに型取って焼成、を繰り返す。元のパイナップルにあった鋭さはなくなり、丸みを帯びた、けれども特徴的な形は残したままミニチュアサイズの花器となった。最後に残ったものだけではなく、少しずつ情報が減って緩くなっていく輪郭、だんだんと小さくなっていく過程に魅力を感じる。

小橋 みのりKobashi Minori磁器(H115×φ98~H13×φ11)mm ×23 点

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nuiato手縫いによるテキスタイル表現の研究指導教員:難波久美子 教授

この作品は、京都の山科疏水・疏水公園を中心とした地域をモチーフに制作しました。オパール加工を用いることでモチーフの街を表現しつつ、手縫いの跡が見えるようにし、縫いの大きさ、混色の違いを変化させることで手縫いならではのテキスタイル表現を目指しました。

佐々本 瑞穂Sasamoto Mizuhoパネル(W610×D24×H610、W530×D24×H530、W455×D24×H455) mm ×1点

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砂漠に落ちてる1つのオレンジ陶器と香りを融合さする研究指導教員:真世土マウ 准教授

無機物である陶器と、みずみずしさを連想させる香りは対極にある存在だと感じた。そこで、この対極にある2つの素材を融合させることにより、目に見えるものと、目に見えないものとの間に生じるギャップを頭の中で楽しんでもらえる作品ができるのではないかと考え、陶器と香りによる新たな表現方法を模索した。

菖蒲谷 将 Shobutani Tasuku陶壁(W2700×D270×H35)×1点

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湯ねるぎっしゅばあば入浴のデザイン研究~日常の束の間の極楽を求めて~指導教員:吉原直彦 教授

銭湯には様々な人がいる。その中でも常連のおばあちゃんたちは慣れた様子で交互浴をしたり、熱湯や電気風呂に長時間浸かったりしている。そのしわしわでありながらも力強い佇まいこそ、銭湯のお湯の持つエネルギーを体現している。そんな、極楽を感じて癒されているおばあちゃんに惹かれ、これを制作した。

菅野 沙耶Sugano Saya平面作品(W5460×D30×H1810)mm ×1点

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ねこ土の質感を活かした造形物の研究指導教員:真世土マウ 准教授

私は猫が好きで、猫を題材に彫塑を制作したいと考えた。猫を題材に彫刻作品をつくる作家は多く存在するが、その多くは表情や動きで個性を出している。本研究ではそれに加え、土の質感を変化させることで猫の個性を出す作品を制作する。土の質感と猫の表情がリンクするような造形物を目指した。

武本 牧子Takemoto Makiko

彫塑(W160×D320×H150)mm ×1点 彫塑(W580×D160×H105)mm ×1点 彫塑(W630×D210×H105)mm ×1点 彫塑(W430×D190×H255)mm ×1点

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山路を登りながら

Aida no Akariセラミック製品におけるデザインと工芸の間について指導教員:作元朋子 講師

セラミック製品は大量生産が可能な一方で、職人の手で作ることにより工芸品特有の個体差(個性)を生み出すことが可能である。本研究では大量生産の特徴と工芸品の個体差を兼ね備えた作品を提案・研究し、照明の機能をもつ製品の制作を行った。

田邉 由梨Tanabe Yuri間接照明(W345×D220×H460)mm ×5点

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Ceratexテキスタイル技法を用いたセラミック作品の研究指導教員:真世土マウ 准教授

これまでに様々な素材の特徴や技法を学んできた経験から、異なる素材の組み合わせにより新しい表現方法が生まれ、作品の幅が広がるのではないかと考察した。テキスタイルとセラミックの対照的な二つの素材に着目し、テキスタイルの柔らかい素材の質感や技法を取り入れた、セラミックの新しい表現技法を生み出し、その技法を用いて制作を行った。

寺内 聖子Terauchi Shoko

セラミックオブジェ(W180×D130×H60)mm ×1点          (W150×D60×H130)mm ×1点          (W150×D150×H60)mm ×1点          (W150×D50×H60)mm ×1点

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Prof ile knitting偶然性を許容した即興性のある表現の研究指導教員:吉原直彦 教授

様々な方法で即興的に横顔を描いてきたが、その中でもより自身の精神状態における無意識的な偶然性が生じる方法は、横顔を糸として捉え服を編んでいくことだった。即興的に描かれた洋服のイメージが次第にほつれていき、それを構成していた横顔のような曲線が物質として蓄積されていく様子を表現した。

長友 真昭Nagatomo Masaaki

平面作品(W1190×D1000×H5200)mm ×5点 立体作品(W1000×D1000×H10,H70,H200,H400)mm ×各 1点

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四季を切り取る着物に若者を惹きつけるためのディスプレイの研究指導教員:南川茂樹 准教授

時代とともに暮らしの環境が変わり、今では影が薄くなってしまった着物。この状況を打開するには着物のスタイルを現代に見合うように変え、若者の目に付きやすくする事だと考える。これより、現代の若者が重要視する「フォトジェニック」に着物を結びつけ、とあるショップに併設する四季の “和服を着て撮りたくなる” フォトスペースを提案した。

西尾 藍子Nishio Aikoミニチュア(W376×H350×D350)mm ×4点

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HAKATA to U博多織を現代風にアレンジしたテキスタイルの提案指導教員:島田清徳 准教授

博多織をより親しみやすいものにするため、柄や色味を現代風にアレンジしたプリントテキスタイルを研究しました。気軽に手に入り、暮らしの中で博多織を感じることのできるアイテムとして部屋着に着目し、ステテコとその他4種類のリラクシングパンツを制作しました。もともと献上物であった由来を大切にし、贈り物としても使えるパッケージを考え、若い女性へ向けたステテコブランドに展開しました。

西川 紗世Nishikawa Sayo

ステテコ(女性用Mサイズ) ×9点 4種類のリラクシングパンツ(女性用Mサイズ) ×8点 (各 2点ずつ)パッケージ(W105×D300×H70)mm ×5点 パネル(W300×H700)mm ×10 点 カタログ冊子 ×1点

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えんぎのまち 鈴成商店街縁起物とその個性の研究ーえんぎのまちのデザイン指導教員:吉原直彦 教授

古来、縁起物は様々な逸話や人々のユーモアが込められ、福を願う人々の心に寄り添ってきました。本研究では架空の神社「鈴成神社」とその門前町商店街「鈴成商店街」に伝わる物語を構想し、そこにまつわる縁起物や個性的な店舗をデザインしました。

平井 美空Hirai Misora

桐板(W1820×D400×H300)mm ×2点 ペーパークラフト ×10 点

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foldesk一人暮らしの学生に向けた家具について指導教員:南川茂樹 准教授

一人暮らしの学生にとって、部屋のスペースは貴重なものである。限られたスペースを有効に活用するため、複数の機能を持った家具を制作した。foldesk はテーブルとソファーの機能を持っていて、食事や勉強をする時にはテーブルの状態で、テレビを見たりくつろいだりする時にはソファーの状態で使うことができる。

松岡 孝承Matsuoka Kosuke家具(W821×D520×H630)mm ×1点

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木製カトラリー身体の延長としてのカトラリーの形状デザインの研究指導教員:南川茂樹 准教授

私たちの日常生活で一番身近に普及しているのはステンレス製のカトラリーであるが、感触面では木製のものに劣る。そこで木製に特化して、多数制作することで、木目や掬い角、形状、柄の太さ等微妙な違いで使用感の変化を導き出し、その人その人に合うカトラリーを見つけ出すことを目的とし制作した。

水川 みらいMizukawa Mirai木製カトラリー(W35×D30×H180)mm ×50 点

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春めく異素材と糸を組み合わせた織表現の研究指導教員:難波久美子 教授

以前から透明フィルムと糸を組み合わせた織表現を探求してきた中で、透け感、光沢、布のハリなどの表現の幅広さに惹かれ、この素材を制作に多く用いてきた。その中で、能装束の長絹 (ちょうけん ) に薄く透けている部分があることから、フィルムを用いた織表現の特徴とリンクしている部分があると考え、伝統ある能装束の形に落とし込んだ。

渡辺 結衣Watanabe Yui

長絹(W1860×H1100)mm ×1点