Siebel データベース アップグレードガイド...

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Siebel データベース データベース データベース データベース アップグレードガイド アップグレードガイド アップグレードガイド アップグレードガイド バージョン 8.1 2010 04 B58175-01

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Siebel データベースデータベースデータベースデータベースアップグレードガイドアップグレードガイドアップグレードガイドアップグレードガイド

バージョン 8.12010 年 04 月

B58175-01

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に従うものとします。著作権、特許権およびその他の知的財産権と工業所有権に関する法律により保護されています。

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き、このプログラムのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイル等は禁止されています。

このドキュメントの情報は、予告なしに変更される場合があります。オラクル社およびその関連会社は、このドキュメ

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製品のモジュールとオプション。このマニュアルには、オプションの(場合によってはライセンスを未購入の)モジュー

ルの説明が含まれています。Siebel のサンプルデータベースには、これらのオプションのモジュールに関連するデータ

も含まれています。その結果、実際のソフトウェアの実装がこのマニュアルの説明と異なる場合があります。購入した

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このプログラムは、核、航空、大量輸送、医療あるいはその他の本質的に危険を伴うアプリケーションで使用されるこ

とを意図しておりません。このプログラムをかかる目的で使用する際、上述のアプリケーションを安全に使用するため

に、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。

万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切責任を負い

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が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

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目次目次目次目次

Siebel データベースアップグレードガイド 1

第第第第 1 章章章章 : 新機能新機能新機能新機能

第第第第 2 章章章章 : Siebel データベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについて

Siebel データベースアップグレードトピックの構成 13

Siebel データベースアップグレードトピックの適用について 14

Siebel データベースアップグレードトピックに使用される用語について 15

Siebel データベースアップグレードトピックのファイルパスとコマンドについて 16

第第第第 3 章章章章 : Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要

データベース環境について 19

Siebel データベースのアップグレードの概要 19

第第第第 4 章章章章 : Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法

Siebel データベースのアップグレード実行のロードマップ 23

Siebel データベースのアップグレード計画プロセス 25

Siebel 開発環境のアップグレードプロセス 26

Siebel テスト環境のアップグレードプロセス 34

Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニングプロセス 39

Siebel 本番環境のアップグレードプロセス 43

第第第第 5 章章章章 : Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作

アップグレードフロー 52

サポートされる Siebel アップグレードパスについて 53

Siebel アップグレード環境について 54

Siebel データベースのアップグレードプロセスについて 56

Siebel データベース設定ユーティリティについて 60

Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルについて 65

Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて 68

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 3

Page 4: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

目次目次目次目次 �

Siebel データベースアップグレードのログファイルについて 71

Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて 74

Siebel 開発環境のアップグレードフローの例 84

Siebel Repository のマージについて 90

Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承について 95

Siebel マージ後ユーティリティについて 98

Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて 102

データベース設定ユーティリティについて 112

Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングについて 112

第第第第 6 章章章章 : Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画

アップグレードフロー 120

Siebel アップグレード計画のリソースについて 121

Siebel データベースのアップグレードを行うためのベストプラクティスについて 123

Siebel アップグレードの新機能および要件について 126

Siebel 環境における RDBMS のアップグレードについて 127

Siebel ユーザーインターフェイスの変更について 128

Siebel 環境におけるデータベースソート順について 129

Siebel パーティモデルについて 130

Siebel HTML 添付ファイルのベーステーブルへの移行について 134

Siebel 複数言語環境のアップグレート計画 134

Siebel Unicode サポートのアップグレード計画 136

Siebel RC2 または AES 暗号化のアップグレード計画 138

Siebel Web テンプレートファイルとスタイルシートのアップグレード計画 138

Siebel アクセス制御のアップグレード計画 140

第第第第 7 章章章章 : Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画

アップグレードフロー 144

Siebel 7.5.x のリリースレベルの判断 145

Siebel アドレスデータ移行のためのアップグレード計画 146

Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画 148

Siebel Marketing のアップグレード計画 149

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.14

Page 5: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

目次目次目次目次 �

Siebel ワークフローデザイナーのアップグレード計画 155

Siebel 環境でのハンドヘルドデバイスのアップグレード計画 159

Siebel 環境での Resonate Central Dispatch のアップグレード計画 160

Siebel 文字列翻訳のアップグレード計画 160

Siebel Configurator のアップグレード計画 161

Siebel Personalization のアップグレード計画 161

Siebel Pricer およびオーダー管理のアップグレード計画 162

アップグレード計画: Siebel アプリケーションの追加変更 163

第第第第 8 章章章章 : Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備

アップグレードフロー 166

Siebel データベース接続の確認 167

Siebel テーブルとビューのアップグレードの準備 167

Siebel カスタムインデックスのアップグレードの準備 168

Siebel インターフェイステーブルデータのエクスポート 169

不要な Siebel Repository のアーカイブ 169

Siebel ドックオブジェクトと可視性ルールの保持 170

Siebel データベースの AIX メモリ割り当てセグメントスペースの保護 170

複数言語アップグレードの準備 171

第第第第 9 章章章章 : Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備

Siebel アップグレードのための IBM DB2 クライアントの確認 173

Siebel アップグレードのための IBM DB2 ソート順の確認 174

Siebel アップグレードのための IBM DB2 パラメータの設定 175

Siebel アップグレードのための IBM DB2 許可の確認 176

Siebel アップグレードのための IBM DB2 インスタンスオーナー許可の確認 177

Siebel アップグレードのための IBM DB2 一時テーブルスペースとバッファプールの作成 177

Siebel アップグレードのための IBM DB2 のカスタムテーブルスペース要件の分析 178

Siebel アップグレードのための DB2 アプリケーション開発クライアントの確認 180

Siebel アップグレードにおいて切り捨ての対象になる IBM DB2 Long カラムの識別 181

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 5

Page 6: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

目次目次目次目次 �

第第第第 10 章章章章 : Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備

Siebel アップグレードのための Oracle データベースソート順の確認 183

Siebel アップグレードのための Oracle データベース設定パラメータの設定 184

Siebel アップグレードにおける Oracle データベース複数 CPU パラメータの確認 186

Siebel アップグレードのための Oracle データベース ODBC 定義の確認 186

第第第第 11 章章章章 : Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Microsoft SQL Serverデータベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備

Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server ソート順の確認 189

Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server 一時スペースサイズの設定 190

Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server 設定パラメータの設定 191

Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server クラスタ化インデックスの再構築 192

第第第第 12 章章章章 : Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備

アップグレードフロー 194

Siebel ワークフロープロセスのアップグレードの準備 195

カスタマイズされた Siebel シードデータのアップグレードの準備 196

Siebel 世帯データの移行 198

Siebel Marketing のキャンペーン状況値のセットアップ 200

Siebel マーケティングセグメントの説明の保持 202

Siebel モバイルユーザーデータのアップグレードの準備 203

アップグレード時の Siebel S_SRC_PAYMENT.TYPE_CD の値の設定 204

Siebel アドレスデータのアップグレードの準備 205

カスタム拡張カラムからの Siebel アドレスデータの移行 206

Siebel テリトリー管理ルールのアップグレードの準備 213

Siebel カスタマイズ可能製品データのアップグレードの準備 214

第第第第 13 章章章章 : Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード

アップグレードフロー 216

Siebel Repository の名前の変更 217

Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更 218

Siebel データベース設定ウィザードの実行準備 219

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.16

Page 7: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

目次目次目次目次 �

Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行 223

UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行 227

Siebel アップグレードウィザードの起動 231

Siebel レポジトリファイルの移動 234

Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行 235

Siebel 追加のスキーマ変更の適用 240

Siebel アップグレードのための SQL ファイルの再生成 241

Siebel アップグレードにおける廃止されたインデックスの識別と削除 242

開発環境以外の Siebel アップグレードの準備 243

アップグレードにおける新しい Siebel ライセンスキーのインストール 244

第第第第 14 章章章章 : Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認

アップグレードフロー 246

ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要 247

Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認 249

Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ 253

第第第第 15 章章章章 : Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行

アップグレードフロー 256

レポジトリマージの準備 257

アップグレード動作を継承する Siebel Repository オブジェクトの設定 257

レポジトリマージ用の Siebel Tools の設定 258

Siebel Repository のマージの実行 260

Siebel Repository マージログファイルの確認 263

EIM の一時的なカラムの生成 265

Siebel Repository オブジェクトプロパティの競合の確認 266

Siebel Repository 定義ファイルの再生成 268

Siebel テキストフィールドのラベル配置の設定 270

新しい Siebel 環境への UI ファイルのコピー 271

不要な Siebel レポジトリファイルの削除 273

Siebel Repository オブジェクトの標準 UI への移行 273

Siebel マージ後ユーティリティの実行 278

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 7

Page 8: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

目次目次目次目次 �

第第第第 16 章章章章 : マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の Siebel 開発タスク開発タスク開発タスク開発タスク

アップグレードフロー 282

Siebel Repository から削除されたオブジェクトの確認 283

Siebel Repository で廃止されたオブジェクトの確認 284

Siebel シンボリック文字列モデルへのアップグレード 285

Siebel マージ後の IBM DB2 8KB テーブルスペースおよびバッファの削除 286

Siebel Enterprise Application Integration(EAI)の更新 286

第第第第 17 章章章章 : Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレードデータベースおよびファイルシステムのアップグレードデータベースおよびファイルシステムのアップグレードデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク後のタスク後のタスク後のタスク

アップグレードフロー 288

Siebel データベースにおけるスキーマのカスタマイズの再適用 289

Siebel データベースにおける無効な EIM テーブルカラムの確認 290

Siebel データベースにおけるドックオブジェクトおよびルール定義の確認 290

Siebel アップグレード後のアップグレードした Oracle RDBMS の確認 292

Siebel アップグレード後の Oracle データベースパラメータの設定 293

Siebel ファイルシステムの添付ファイルの更新 293

第第第第 18 章章章章 : Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認

アップグレードフロー 298

マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング 299

Siebel Business Address アプレットの設定の確認 300

Siebel グリッドベースアプレットの確認 301

Siebel UI ナビゲーションの確認 303

Siebel マルチバリューグループシャトルアプレットの確認 304

Siebel UI リッチテキストコントロールの修正 307

新しい Siebel UI 集合カテゴリーの確認 308

正しく表示するための可視性フィルターの変更 309

カテゴリーとタイプの Siebel チャートビューへの割り当て 310

カテゴリーとタイプの Siebel エクスプローラビューへの割り当て 311

アクセスできない Siebel 詳細ビューへのナビゲーションの設定 312

廃止された Siebel UI フィールドの削除 314

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.18

Page 9: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

目次目次目次目次 �

カスタムレイアウト組み込みにより影響を受けた Siebel UI オブジェクトの確認 315

Siebel UI の必須フィールドの確認 316

Siebel Web テンプレート項目への項目識別子の割り当て 316

第第第第 19 章章章章 : Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク

アップグレードフロー 321

Siebel での組織上の上下関係図の作成 322

Siebel グローバルタイムゾーンサポートのセットアップ 323

Siebel ERM 承認ビジネスプロセスのワークフローのアップグレード 323

Siebel ERM のカスタマイズされたマイクロサイトページとグループニュースページのアップグレード 325

Siebel Training のコース期間情報の移行 326

Siebel Training LOV の開始フィールドのアップグレード 327

Siebel Training のテスト状況の更新 328

Siebel Training のクラスとセッション時間の確認 329

Siebel Marketing での権限のアップグレード 330

Siebel Marketing のキャンペーンデータの確認 331

名前が変更された Siebel Marketing のフィールドの確認 332

Siebel Marketing での地域の表示 332

Siebel Marketing でのプログラムフローチャートアイコンの変更 333

Siebel Marketing でのデフォルトのキャンペーン実行オプションの設定 334

Siebel Marketing でのプログラムとキャンペーンの活動プランのアップグレード 334

Siebel Marketing でのニュースレターオファータイプのアップグレード 335

Siebel Marketing での Universal Inbox の設定 335

Siebel マーケティング購入オーダーの表示設定 336

Siebel Purchase Orders のアップグレード 337

Siebel 資産ベースのオーダーの設定 338

Siebel アドレスデータの確認 340

Siebel 属性価格設定のアップグレード 341

Siebel Pricer での総割引の確認 342

Siebel 着信ワークフローのアップグレード 343

Siebel Financial Services での破産状況フィールドへのデータの移行 343

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 9

Page 10: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

目次目次目次目次 �

レポジトリマージ後の Universal Customer Master(UCM)のアップグレード手順 344

Siebel Pharma での臨床試験出張レポートデータの移行 347

第第第第 20 章章章章 : Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング

アップグレードフロー 350

Siebel Upgrade Tuner の起動および停止 351

Siebel Upgrade Tuner を使用した並行スレッドの管理 353

Siebel Upgrade Tuner を使用した影響のない SQL コマンドの管理 356

Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送 359

Siebel Upgrade Tuner の変更のロールバック 362

付録付録付録付録 A : Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス

廃止された Siebel Marketing のデータ 365

廃止された Siebel Marketing のビジネスオブジェクト 372

廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー 373

付録付録付録付録 B : Siebel アップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブル

Siebel 7.8 での重要なスキーマの変更 381

索引索引索引索引

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.110

Page 11: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

1 新機能新機能新機能新機能

Siebel データベースアップグレードガイド、バージョンデータベースアップグレードガイド、バージョンデータベースアップグレードガイド、バージョンデータベースアップグレードガイド、バージョン 8.1 で説明する新機能で説明する新機能で説明する新機能で説明する新機能表 1 に、リリース 8.1 のソフトウェアをサポートするためにこのバージョンのマニュアルに記載されている変更内

容を示します。

表 1 Siebel データベースアップグレードガイド、バージョン 8.1 で説明する新機能

トピックトピックトピックトピック 説明説明説明説明

第 3 章「Siebel データベースのアップ

グレードプロセスの概要」

新しい章です。 Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要を

グラフィカルに説明しています。

34 ページの「サーバーのアップグレー

ド」

新しい説明です。テスト環境のアップグレードを実行したマシンと同じ

マシンを使用している場合、テスト環境に新しい Siebel Server ソフト

ウェアをインストールする必要はありません。

37 ページの「本稼動の準備モードでの

アップグレードユーティリティの実行」

新しい説明です。このトピックは、Siebel バージョン 7.5.3 から 8.1へのアップグレードのみに関連します。 たとえば、Siebel バージョン

7.7 から 8.1 へのアップグレードの場合、このステップは実行しませ

ん。

58 ページの「アップグレードタスクの

実行(開発環境)」

データベース設定ユーティリティでは、upgrep モードと upgphysモードの両方が 1 つのステップとして実行されることを明確にするため

に、新しい説明が追加されました。

62 ページの「テスト環境のアップグ

レード」

新しい説明です。このトピックは、バージョン 7.5.3 からバージョン

8.1 へのアップグレードのみに関連します。 たとえば、バージョン 7.7から 8.1 へのアップグレードの場合、このステップは実行しません。

67 ページの「アップグレードドライバ

のファイルおよび SQL スクリプトの検

索方法」

このトピックは、ドライバファイルの場所を明確にするために改訂され

ました。

149 ページの「Siebel Marketing の

アップグレード計画」

このトピックは、Marketing Server との関連で改訂され、Marketing Server と Oracle Business Intelligence Enterprise Edition がどの

ように連動しているかを説明しています。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 11

Page 12: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

新機能新機能新機能新機能 �

225 ページの「Windows 上の

S_LST_OF_VAL テーブルからの、標

準で提供されていない言語の削除」

229 ページの「UNIX 上の

S_LST_OF_VAL テーブルからの、標

準で提供されていない言語の削除」

新しい手順です。 データベースシステムで提供されていない言語が原因

で設定操作に失敗した場合は、この手順で問題を解決します。

236 ページの「CIAI のアップグレー

ドに関する問題(DB2 使用の場合)」

新しい概要トピックです。 大文字と小文字およびアクセント記号を同一

視する検索機能を使用するには、データベーススキーマレベルに対する

特定の変更が必要です。

表 1 Siebel データベースアップグレードガイド、バージョン 8.1 で説明する新機能

トピックトピックトピックトピック 説明説明説明説明

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.112

Page 13: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

2 Siebel データベースアップグレードデータベースアップグレードデータベースアップグレードデータベースアップグレードトピックについてトピックについてトピックについてトピックについて

この章では、このマニュアルの使用方法について説明します。 次のトピックが含まれています。

� 13 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックの構成」

� 14 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックの適用について」

� 15 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックに使用される用語について」

� 16 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックのファイルパスとコマンドについて」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードトピックの構成データベースアップグレードトピックの構成データベースアップグレードトピックの構成データベースアップグレードトピックの構成アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

アップグレードプロセスは、第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」のロードマップおよびプロセ

ストピックで説明しています。これらのトピックでは、アップグレードの完了に必要なステップのチェックリストを、実

行すべき順序で提供します。各ステップには、そのステップの実行方法を説明するトピックへのリンクが含まれていま

す。『Siebel データベースアップグレードガイド』の他の章は、アップグレードの主要な段階に従って構成されています。

備考:備考:備考:備考: これらの章のトピックは、アップグレード中に実行する順序に沿わない場合があります。

章のトピックの順序は次のとおりです。

� 章のすべてのトピックのリスト

� ロードマップトピックロードマップトピックロードマップトピックロードマップトピック: ロードマップは、番号付きのプロセスのリストです。 たとえば、「アップグレード実行

のロードマップ」には、Siebel 環境をアップグレードするために必要なすべてのプロセスがリストされます。

� プロセストピックプロセストピックプロセストピックプロセストピック:プロセストピックには、番号付きのタスクのリストがあります。 たとえば、「開発環境の

アップグレードプロセス」には、単一の Siebel 環境をアップグレードするために必要なタスクがリストされま

す。 これらのトピックは、「... プロセス」という名前です。

� 概念トピック概念トピック概念トピック概念トピック:概念トピックでは、タスクのグループを実行するために必要な重要なコンセプトについて説明し

ます。アップグレードの各部分の機能概要を確認するには、概念トピックを参照してください。 これらのトピッ

クは、通常「...について」という名前です。 概念トピックは、「...プロセス」や「...のロードマップ」ではありません。

� タスクトピックタスクトピックタスクトピックタスクトピック:タスクトピックは、アップグレードプロセス内で各ステップを実行する方法を説明し、通常は

手順が含まれています。 タスクトピックは、たとえば、「ファイルシステムの添付ファイルの更新」です。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

14 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックの適用について」

15 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックに使用される用語について」

16 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックのファイルパスとコマンドについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 13

Page 14: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについて � Siebel データベースアップグレードトピックの

適用について

Siebel データベースアップグレードトピックの適用データベースアップグレードトピックの適用データベースアップグレードトピックの適用データベースアップグレードトピックの適用についてについてについてについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このマニュアルのトピックの適用については、各トピックの 初に示されています。表 2 に、適用カテゴリーとそ

の意味を示します。

各トピックでは、関連するカテゴリーのみがリストされます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック54 ページの「Siebel アップグレード環境について」

13 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックの構成」

15 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックに使用される用語について」

16 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックのファイルパスとコマンドについて」

表 2 トピックの適用カテゴリー

適用カテゴリー適用カテゴリー適用カテゴリー適用カテゴリー 意味意味意味意味

アップグレード トピックが適用されるアップグレードを示します。次に例を示します。

アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。インストール

に対してサポートされている Siebel リリースについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

環境 トピックが適用される Siebel 環境を示します。

たとえば、「環境環境環境環境: 開発環境のみ」は、このトピックの適用対象は開発環境の

アップグレードのみであることを意味します。

データベース トピックが適用されるデータベースを示します。

たとえば、「データベースデータベースデータベースデータベース: IBM DB2 のみ」は、このトピックの適用対象は

IBM DB2 データベースのみであることを意味します。

プラットフォーム トピックが適用されるオペレーティングシステムプラットフォームを示しま

す。

たとえば、「プラットフォームプラットフォームプラットフォームプラットフォーム: Windows のみ」は、このトピックの適用対

象は Windows プラットフォームのみであることを意味します。

Windows および UNIX は、Enterprise Server プラットフォームを指しま

す(そのいずれかをすべての顧客が使用します)。IBM z/OS は、IBM DB2 for z/OS ユーザーが使用するデータベースプラットフォームを指します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.114

Page 15: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについて � Siebel データベースアップグレードトピックに

使用される用語について

Siebel データベースアップグレードトピックに使用データベースアップグレードトピックに使用データベースアップグレードトピックに使用データベースアップグレードトピックに使用される用語についてされる用語についてされる用語についてされる用語についてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

このマニュアルはいくつかの命名規則に従っています。

� サポートされるすべての Siebel リリースは、特定の Siebel Business Applications リリースにアップグレー

ドできるアップグレードパスを示します。 アップグレードの適用については、Oracle Technology Networkの「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

� 現在のリリースとは、Siebel Business Applications の現在の出荷リリースを意味します。

� Siebel CRM 8.x は、Siebel CRM 8 のすべてのバージョン(リリース 8.0 など)を示します。 Siebel CRM 8.x で示されるリリース番号については、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」のアップグレードトピックを参照してください。

� Siebel 7.x は、Siebel 7 のすべてのバージョン(リリース 7.0.4、7.5.3 など)を示します。Siebel 7.x で

示されるリリース番号については、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」のアップグレードトピックを参照してください。

� Siebel 7.0.x は、現在のリリースへのアップグレードでサポートされているリリース 7.5 より前の、Siebel 7のすべてのバージョンを示します。 リリース 7.0.x で示されるリリース番号については、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」のアップグレードトピックを参

照してください。

� Siebel 6.x は、現在のリリースへのアップグレードでサポートされている Siebel 2000 のすべてのバージョ

ンを示します。 Siebel 6.x で示されるリリース番号については、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」のアップグレードトピックを参照してください。

� 「Windows」という用語は、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」に記載されている、このリリースでサポートされているすべての Microsoft Windows オペレーティングシステムを指します。

� 「UNIX」という用語は、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」に記載されている、このリリースでサポートされているすべての UNIX オペレーティ

ングシステムを指します。

� 「IBM z/OS」という用語は、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」に記載されている、このリリースでサポートされていて一括して z/OS と呼ばれる

IBM メインフレームオペレーティングシステムを指します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

13 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックの構成」

14 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックの適用について」

16 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックのファイルパスとコマンドについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 15

Page 16: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについて � Siebel データベースアップグレードトピックの

ファイルパスとコマンドについて

Siebel データベースアップグレードトピックのデータベースアップグレードトピックのデータベースアップグレードトピックのデータベースアップグレードトピックのファイルパスとコマンドについてファイルパスとコマンドについてファイルパスとコマンドについてファイルパスとコマンドについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

『Siebel データベースアップグレードガイド』全体を通じて、Windows パスと UNIX パスの両方に対し、環境変

数とパスのプレースホルダが使用されています。UNIX コマンドは Korn シェルで入力する必要があります。

Windows コマンドは、Windows の[コマンド プロンプト]ウィンドウで入力してください。

Windows パスパスパスパス『Siebel データベースアップグレードガイド』のトピックでは、ファイルシステムの場所を次のパス規則によって指

定します。

� SIEBEL_ROOT は、Siebel Server のインストールディレクトリの絶対パスです。Siebel Server のインス

トール時には、インストールプログラムにより、インストールディレクトリへのパスの指定を求められます。続

いて、そのパスの siebsrvr という名前のサブディレクトリに Siebel Server がインストールされます。 たと

えば、Siebel CRM 8.0 のインストールディレクトリとして C:¥sba80 を指定した場合、SIEBEL_ROOT は

C:¥sba80¥siebsrvrとなります。

� DBSRVR_ROOT は、Siebel Server 上の Siebel データベース設定ユーティリティへの絶対パスです。

Siebel データベースサーバーのインストール時には、インストールスクリプトにより、Siebel Server のイン

ストールディレクトリへのパスの指定を求められます。続いて、同じレベルの dbsrvr という名前のサブディレ

クトリに Siebel データベースサーバーファイルがインストールされます。 たとえば、SIEBEL_ROOT が

C:¥sba8¥siebsrvrの場合、DBSRVR_ROOT は C:¥sba80¥dbsrvrとなります。

� このマニュアル全体を通じて、例ではパス C:¥と C:¥sba80を使用します。

UNIX パスパスパスパス『Siebel データベースアップグレードガイド』のトピックでは、ファイルシステムの場所を、次の環境変数とパス規

則によって指定します。

� SIEBEL_ROOT は、Siebel Server のインストールディレクトリの絶対パスを定義する環境変数です。

Siebel Server のインストール時には、インストールスクリプトにより、インストールディレクトリへのパス

の指定を求められます。続いて、そのパスの siebsrvr という名前のサブディレクトリに Siebel Server がイ

ンストールされます。 たとえば、Siebel CRM 8.x のインストールディレクトリとして /usr/siebelを指定し

た場合、$SIEBEL_ROOT は /usr/siebel/sba80/siebsrvrとなります。

� SIEBEL_ROOT および、アップグレードの実行に必要なその他の環境変数の定義は、/siebsrvr/

siebenv.shにあります。Siebel Server のインストールスクリプトによって、このシェルスクリプトの環境

変数定義が設定されます。このファイルを編集または削除しないでください。

ヒント:ヒント:ヒント:ヒント: コマンドラインプロシージャを実行する前に、まず source コマンドで siebenv.csh を読み込みま

す。これにより、コマンドの実行に必要な環境変数が更新されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.116

Page 17: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについて � Siebel データベースアップグレードトピックの

ファイルパスとコマンドについて

� DBSRVR_ROOT は、『Siebel データベースアップグレードガイド』で使用されるパス規則です。これは環境

変数ではなく、siebenv.cshおよび siebenv.shファイルでは定義されていません。

DBSRVR_ROOT は、Siebel Server 上の Siebel データベースサーバーファイルへの絶対パスです。Siebelデータベースサーバーのインストール時には、インストールスクリプトにより、Siebel Server のインストー

ルディレクトリの指定を求められます。続いて、同じレベルの dbsrvr という名前のサブディレクトリに

Siebel データベースサーバーファイルがインストールされます。 たとえば、$SIEBEL_ROOT が /usr/

siebel/sba8x/siebsrvrの場合、DBSRVR_ROOT は /usr/siebel/sba8x/dbsrvrとなります。

� このマニュアル全体を通じて、例ではパス /usr/siebelと /usr/siebel/sba8xを使用します。

� UNIX スクリプトは C シェルまたは Korn シェルで実行します。.ksh スクリプトを Bourne シェルで実行しな

いでください。

パスの移動パスの移動パスの移動パスの移動指定されたディレクトリに移動する必要がある場合は、次のように実行します。

� Windows: [コマンド プロンプト]ウィンドウを開き、cd コマンドを使用して、指定されたディレクトリを

現在のディレクトリにします。ディレクトリの移動には、Windows エクスプローラを使用しないでください。

cd コマンドのヘルプを参照するには、[コマンド プロンプト]ウィンドウで「help」と入力し、Enter キーを

押します。

� UNIX: シェルウィンドウで、指定されたディレクトリを現在のディレクトリにします。

コマンドの実行コマンドの実行コマンドの実行コマンドの実行コマンドを実行する必要がある場合は、特に明記されていない限り、次のように実行します。

� Windows: [コマンド プロンプト]ウィンドウで、現在のディレクトリが正しいことを確認し、コマンドを入

力します。[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]ウィンドウからコマンドを入力して実行しな

いでください。

� UNIX: シェルウィンドウで、現在のディレクトリが正しいことを確認し、source コマンドで siebenv スクリ

プトを読み込んでからコマンドを入力します。

UNIX オペレーティングシステムのすべてのバージョンでは大文字と小文字を区別しているため、UNIX で Siebel Business Applications を実行する場合は、製品で特に明記されていない限り、すべてのファイル名、ディレクト

リ名、パス名、パラメータ、フラグ、およびコマンドラインコマンドは小文字で扱います。

現在 Windows を使用していて、将来 UNIX 環境に切り替えたり、UNIX サーバーを導入したりする可能性がある

場合は、すべての名前を後で変更しないで済むように、小文字で扱う必要があります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

13 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックの構成」

14 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックの適用について」

15 ページの「Siebel データベースアップグレードトピックに使用される用語について」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 17

Page 18: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについてデータベースアップグレードトピックについて � Siebel データベースアップグレードトピックの

ファイルパスとコマンドについて

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.118

Page 19: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

3 Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードプロセスの概要プロセスの概要プロセスの概要プロセスの概要

この章では、Siebel 開発データベース環境のアップグレードプロセスの概要について説明します。 次のトピックが

含まれています。

� 19 ページの「データベース環境について」

� 19 ページの「Siebel データベースのアップグレードの概要」

データベース環境についてデータベース環境についてデータベース環境についてデータベース環境についてデータベース環境は次の 3 つに分類できます。

� 開発

� テスト

� 本番

開発環境では、開発者が Siebel Tools を使用して Siebel アプリケーションをカスタマイズし、そのカスタマイズ

が Siebel レポジトリファイル(SRF)にコンパイルされます。 テスト環境では、インストールして完全にアップグ

レードされた開発環境に対して品質保証プロセスを実行します。 終段階である本番環境は実際のビジネス環境で、

自社の Siebel Enterprise がすべて含まれます。

Siebel データベースのアップグレードの概要データベースのアップグレードの概要データベースのアップグレードの概要データベースのアップグレードの概要ある Siebel Business Applications リリースから別のリリースに Siebel データベースをアップグレードするに

は、この章で説明する一般的なタスクフローに従う必要があります。 ただし、ここで説明するのは一般的なタスクフ

ローで、個別の詳細は含まれていません。 各タスク分野に関連する固有のタスクについては、この章に相互参照とし

て示している章とトピックを参照してください。

この章で示す例は、開発環境での例です。 開発環境がある場合は、他の環境をアップグレードする前にその開発環境

をアップグレードする必要があります。これによって、新しいリリースにカスタマイズがマージされます。マージさ

れたレポジトリファイルとデータベーススキーマファイルが作成され、テスト環境のアップグレードと本番環境の

アップグレードへの入力になります。

図 1 に、開発環境をアップグレードするための一般的なタスクフローを示します。 このマニュアルの各章には、アッ

プグレードに関するタスクを説明する(概要説明ではなく)ために、この図が記載されています。この図では、該当

のタスクが強調表示され、そのタスクがアップグレードプロセスのどの段階にあるかが示されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 19

Page 20: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要 � Siebel データベースのアップグレードの概要

第第第第 1 段階:段階:段階:段階: インフラストラクチャのアップグレードインフラストラクチャのアップグレードインフラストラクチャのアップグレードインフラストラクチャのアップグレード第 1 段階については、次の各章で説明します。

� 第 2 章「Siebel データベースアップグレードトピックについて」: この章では、このマニュアルの構成について

説明します。 また、特定の環境またはアップグレードシナリオに対するトピックの適用についても説明します。 さらに、このマニュアルで使用する用語の概要、および Siebel データベースのアップグレード時に使用する

ファイルパスとコマンドについても説明します。

� 第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」: この章では、各環境における Siebel データベー

スのアップグレードの概要について説明します。 概要説明には、該当するトピックへのハイパーリンクが含まれ

ています。

図 1 アップグレードのタスクフロー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.120

Page 21: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要 � Siebel データベースのアップグレードの概要

インフラストラクチャをアップグレードするときは、 初に、My Oracle Support を参照して、インストールシナ

リオに適用可能な「Bulletins」や「Alerts」を確認します。 さらに、すべての Siebel Server ソフトウェアとその

他のサーバー関連ソフトウェア、サードパーティ製のインフラストラクチャソフトウェア、および RDBMS をアッ

プグレードします。

「Alerts」には主要な製品動作や重要な変更リクエストが記載されているため、多くの場合、早急に対応する必要が

あります。 通常、「Alert」には、問題に関する説明や現象、および推奨アクション(回避策、または保守リリースや

修正パックの適用など)が記載されています。

「Bulletins」には、Siebel Business Applications の実装、設定、および使用に関連する特定のトピックについ

て、詳細で順を追った情報が記載されています。

ベストプラクティスについては、124 ページの「アップグレード計画のベストプラクティス」を参照してください。 特定のタスクについては、26 ページの「Siebel 開発環境のアップグレードプロセス」を参照してください。

第第第第 2 段階:段階:段階:段階: アップグレード前のタスクの実行アップグレード前のタスクの実行アップグレード前のタスクの実行アップグレード前のタスクの実行第 2 段階については、第 8 章「Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備」で説明します。この

章では、Siebel データベースのアップグレードの準備について説明します。

アップグレード前のタスクには、Siebel データベース接続の確認、処理待ちのワークフローがないことの確認、

Siebel テーブルとオブジェクトの準備、データベースの準備(Siebel Server の停止を含む)、および Siebel Gateway Name Server が起動して実行中であることの確認が含まれます。

第第第第 3 段階:段階:段階:段階: データとスキーマのアップグレードデータとスキーマのアップグレードデータとスキーマのアップグレードデータとスキーマのアップグレードこの段階では、開発データベースのバックアップ、Siebel Tools の新規バージョンのインストール、既存の Siebel Repository の名前変更を行い、データベース設定ウィザードとアップグレードウィザードを実行します。

データベース設定ウィザードは、実行するアップグレードプロセスに関する情報を収集し、収集した全データをマス

ターアップグレードファイルに格納します。 SQL ジェネレータは、これらのデータから SQL ファイルを作成しま

す。

アップグレードウィザードは、マスターアップグレードファイルから生成されたこれらの SQL ファイルを、アップ

グレードの実行時に実行します。

Siebel Tools については、『Using Siebel Tools』を参照してください。

データベーススキーマのアップグレードについては、30 ページの「Siebel データベーススキーマのアップグレード

(upgrep)」を参照してください。 このトピックは、プロセストピック 26 ページの「Siebel 開発環境のアップグ

レードプロセス」の一部です。このプロセストピックでは、アップグレードプロセスについて詳細に説明していま

す。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 21

Page 22: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要データベースのアップグレードプロセスの概要 � Siebel データベースのアップグレードの概要

第第第第 4 段階:段階:段階:段階: レポジトリのマージの実行レポジトリのマージの実行レポジトリのマージの実行レポジトリのマージの実行レポジトリのマージは、Siebel Tools で準備して実行します。 レポジトリテーブルには、Siebel アプリケーション

の構築に使用するオブジェクトの定義がスキーマ定義とともに格納されます。 レポジトリのマージプロセスでは、

Prior Customer Repository(以前のリリースのレポジトリ)、New Siebel Repository(現在の Siebel リリー

スの未変更のレポジトリ)、および Prior Siebel Repository(以前のリリースの未変更の Siebel Repository)を

比較して以前のカスタマイズを保持し、その内容を 4 番目のレポジトリである New Customer Repository に

マージします。

レポジトリのマージ、およびレポジトリのマージ前の全タスクについては、第 15 章「Siebel Repository のマージ

の実行」を参照してください。

第第第第 5 段階:段階:段階:段階: マージ後のタスクの実行マージ後のタスクの実行マージ後のタスクの実行マージ後のタスクの実行レポジトリのマージが正常に終了した後は、マージ後ユーティリティを実行して、New Customer Repository の

オブジェクトを修正します。 このユーティリティは、以前の UI カスタマイズの問題を特定するのに役立ちます。 マージ後ユーティリティについては、278 ページの「Siebel マージ後ユーティリティの実行」を参照してください。

さらに、Siebel ユーザーインターフェイスをレビューして、マージ後に問題が発生していないことを確認します。 また、Siebel Repository から削除されたオブジェクトの確認、新しいリリースで廃止されたオブジェクトの確認

なども行います。詳しくは、297 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの確認」および第 16 章「マージ後の

Siebel 開発タスク」を参照してください。

第第第第 6 段階:段階:段階:段階: アップグレード後のタスクの実行アップグレード後のタスクの実行アップグレード後のタスクの実行アップグレード後のタスクの実行アップグレードプロセスのこの段階では、以前のスキーマのカスタマイズを再適用し、データベース環境の検証や確

認作業を行います。 詳しくは、第 17 章「Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク」

を参照してください。

さらに、Siebel Business Applications の新しいライセンスキーのインストール、ワークフローのアクティブ化と

展開、および Siebel Business Applications の起動と実行に関連するタスクを実行します。 詳しくは、第 19 章

「Siebel Business Applications のアップグレード後のタスク」を参照してください。

第第第第 7 段階:段階:段階:段階: 本稼動アップグレードの準備本稼動アップグレードの準備本稼動アップグレードの準備本稼動アップグレードの準備備考:備考:備考:備考: この段階を適用できるのは、Siebel Business Applications バージョン 7.5.3 からバージョン 8.1 への

アップグレードのみです。 たとえば、バージョン 7.7 から 8.1 へのアップグレードの場合は、このステップを実行

する必要はありません。

これは、開発環境のアップグレードの 終段階です。 この段階では、新しい SRF ファイルを作成し、必要に応じて

レポジトリ定義ファイルを再生成します。

新しい SRF ファイルの作成については、『Developing and Deploying Siebel Business Applications』を参照

してください。

レポジトリ定義ファイルについては、268 ページの「Siebel Repository 定義ファイルの再生成」を参照してくださ

い。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.122

Page 23: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

4 Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードの実行方法の実行方法の実行方法の実行方法

この章では、Siebel データベースをアップグレードするプロセスについて説明します。 次のトピックが含まれてい

ます。

� 23 ページの「Siebel データベースのアップグレード実行のロードマップ」

� 25 ページの「Siebel データベースのアップグレード計画プロセス」

� 26 ページの「Siebel 開発環境のアップグレードプロセス」

� 34 ページの「Siebel テスト環境のアップグレードプロセス」

� 39 ページの「Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニングプロセス」

� 43 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードプロセス」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 2 章「Siebel データベースアップグレードトピックについて」

第 3 章「Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要」

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

Siebel データベースのアップグレード実行のローデータベースのアップグレード実行のローデータベースのアップグレード実行のローデータベースのアップグレード実行のロードマップドマップドマップドマップアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

次に示すロードマップのいずれかを使用して、Siebel データベースのアップグレードの手順を実行します。

各ロードマップは、プロセスのグループによって構成されています。各プロセスは、番号付きのタスクのリストに

よって構成されます。 1 つのプロセスのタスクを完了したら、ロードマップの次のプロセスに進みます。 ロードマッ

プのすべてのプロセスを完了すると、アップグレードが完了します。

インストールされているデータベースのリリースによっては、1 つのプロセスのすべてのタスクを実行する必要がな

い場合もあります。タスクを開始する前に、タスクの開始時に適用される情報をチェックし、アップグレードに適用

されるタスクを確認してください。

アップグレードを実行するには、次のいずれかのロードマップを選択します。

� 24 ページの「Siebel 6.x からのアップグレードのロードマップ」

� 24 ページの「IBM DB2 for z/OS 上の Siebel 7.5.3 からのアップグレードのロードマップ」

� 24 ページの「Siebel 7.5.3 からのアップグレードのロードマップ(開発環境がある場合)」

� 25 ページの「Siebel 7.5.3 からのアップグレードのロードマップ(開発環境がない場合)」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 23

Page 24: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel データベースのアップグレード実行のロード

マップ

Siebel 6.x からのアップグレードのロードマップからのアップグレードのロードマップからのアップグレードのロードマップからのアップグレードのロードマップSiebel Business Applications のバージョン 6.x からバージョン 8.1 へのアップグレードは、直接サポートされて

いません。 アップグレードするには、次の 2 つの手順を実行します。 初に、現在のリリースを Siebel BusinessApplications の中間バージョンにアップグレードします。次に、そのバージョンから任意の 8.x リリースにアップ

グレードします。 詳しくは、My Oracle Support の 552997.1(ドキュメント ID)を参照してください。

Siebel 6.x からアップグレードする場合は、 初に Siebel 7.7 にアップグレードする必要があります。次に、

Siebel 7.7 から現在のリリースにアップグレードします。 Siebel 6.x から Siebel 7.7 にアップグレードするには、

新の Siebel 7.7 バージョンの『Siebel データベースアップグレードガイド』を参照してください。

サポートされているアップグレードパスについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

IBM DB2 for z/OS 上の上の上の上の Siebel 7.5.3 からのアップグレードのロードマップからのアップグレードのロードマップからのアップグレードのロードマップからのアップグレードのロードマップIBM DB2 for z/OS 上の Siebel 7.x のアップグレードについては、『Siebel Database Upgrade Guide for DB2 for z/OS』を参照してください。

『Siebel Database Upgrade Guide for DB2 for z/OS』に記載されている一部のタスクについては、このガイド

(『Siebel データベースアップグレードガイド』)も参照する必要があります。このガイドでは、このようなタスクの

説明の 初に、IBM z/OS プラットフォームに適用されるタスクであることを示します。 次に例を示します。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

IBM z/OS が適用可能なプラットフォームとして記載されていない限り、そのタスクを実行しないでください。

タスクを実行した後は、『Siebel Database Upgrade Guide for DB2 for z/OS』を参照し、次のアップグレード

手順を実行してください。

Siebel 7.5.3 からのアップグレードのロードマップ(開発環境がある場合)からのアップグレードのロードマップ(開発環境がある場合)からのアップグレードのロードマップ(開発環境がある場合)からのアップグレードのロードマップ(開発環境がある場合)アップグレードに開発環境が含まれる場合は、次に示すロードマップをこの順序で実行してください。

1 25 ページの「Siebel データベースのアップグレード計画プロセス」

2 26 ページの「Siebel 開発環境のアップグレードプロセス」

3 34 ページの「Siebel テスト環境のアップグレードプロセス」

4 39 ページの「Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニングプロセス」

5 43 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードプロセス」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.124

Page 25: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel データベースのアップグレード計画プロセス

Siebel 7.5.3 からのアップグレードのロードマップ(開発環境がない場合)からのアップグレードのロードマップ(開発環境がない場合)からのアップグレードのロードマップ(開発環境がない場合)からのアップグレードのロードマップ(開発環境がない場合)アップグレードに開発環境が含まれない場合は、次に示すロードマップをこの順序で実行してください。

開発環境なしのアップグレードとは、次の条件が真であることを意味します。

� カスタマイズされていない、標準バージョンの Siebel アプリケーションを実行している。

� Siebel Tools を使用した Siebel Repository のオブジェクトや論理スキーマ定義の作成、または変更を行って

いない。

� Siebel データベースの物理スキーマを変更していない。

これらの基準を満たすアップグレードの場合は、次のプロセスを、この順序で実行してください。

1 25 ページの「Siebel データベースのアップグレード計画プロセス」

2 243 ページの「開発環境以外の Siebel アップグレードの準備」

3 テスト環境のアップグレードを実行します。 34 ページの「Siebel テスト環境のアップグレードプロセス」を参

照してください。

4 39 ページの「Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニングプロセス」

5 本番環境をアップグレードします。 43 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードプロセス」を参照してくだ

さい。

Siebel データベースのアップグレード計画プロセスデータベースのアップグレード計画プロセスデータベースのアップグレード計画プロセスデータベースのアップグレード計画プロセスアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。このトピックは、IBM z/OS には適用されません。

このプロセスはロードマップの一部です。 23 ページの「Siebel データベースのアップグレード実行のロードマップ」

を参照してください。

アップグレードを計画するには、次のトピックを参照してください。

1 第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

2 第 6 章「Siebel データベースと UI のアップグレード計画」

3 Unicode を移行する計画の場合は、136 ページの「Siebel Unicode サポートのアップグレード計画」を参照し

てください。

4 第 7 章「Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画」

5 付録 A「Siebel Marketing アップグレードリファレンス」

6 付録 B「Siebel アップグレードで変更または導入されるテーブル」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 25

Page 26: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 開発環境のアップグレードプロセス

リモートアップグレード計画リモートアップグレード計画リモートアップグレード計画リモートアップグレード計画Siebel モバイル Web クライアントを使用しているリモートユーザーに対してアップグレードを展開する方法につ

いては、次のリソースを参照してください。

� Siebel Packager を使用して、リモートインストールのための言語パックを作成します。 『Siebel Business Applications への移行』を参照してください。

� Siebel Anywhere を使用して、展開用のインストールキットを作成します。 『Siebel Anywhere Administration Guide』を参照してください。

� Siebel Remote データベーステンプレートを生成します。 『Siebel Remote and Replication Manager 管理ガイド』を参照してください。

� モバイル Web クライアント用のデータベース抽出をセットアップします。 『Siebel Remote and Replication Manager 管理ガイド』を参照してください。

Siebel 開発環境のアップグレードプロセス開発環境のアップグレードプロセス開発環境のアップグレードプロセス開発環境のアップグレードプロセスアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。このトピックは、IBM z/OS には適用されません。

このプロセスはロードマップの一部です。 23 ページの「Siebel データベースのアップグレード実行のロードマップ」

を参照してください。

ここでは、Siebel 開発環境を現在のリリースにアップグレードするために必要な手順を説明します。このトピック

を印刷して、アップグレード実行のチェックリストとして使用してください。

このトピックは複数のセクションに分かれ、各セクションには番号付きの手順のリストが含まれています。各セク

ションをそれぞれの順序で実行してください。

注意:注意:注意:注意: IBM z/OS 上の開発環境をアップグレードする場合は、このトピックを使用しないでください。代わりに、

『Siebel Database Upgrade Guide for DB2 for z/OS』を参照してください。

My Oracle Support でのでのでのでの Bulletins とととと Alerts の検索の検索の検索の検索

1 アップグレードに関する公開済みで 新の「Bulletins」と「Alerts」については、My Oracle Support を参

照してください。 詳しくは、121 ページの「Siebel アップグレード計画のリソースについて」を参照してくださ

い。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.126

Page 27: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 開発環境のアップグレードプロセス

サーバーのアップグレードサーバーのアップグレードサーバーのアップグレードサーバーのアップグレードアップグレードに必要なすべての保守リリース、修正パック、および簡易修正パッチがあることを確認します。 これ

らの要件については、My Oracle Support の「Siebel Maintenance Release Guide」で説明されています。

注意:注意:注意:注意: Siebel Enterprise のアップグレードの一部として新しい Siebel データベースをインストールしないでくだ

さい。

次の手順を実行するには、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を参照して

ください。

1 Gateway Name Server、Siebel Server、および Siebel Web Server Extension(SWSE)をアップグ

レードします。

これらの Siebel Enterprise コンポーネントのアップグレードについては、使用しているオペレーティングシ

ステム用の『Siebel インストールガイド』を参照してください。

2 アップグレードの実行に使用する Siebel Server に、Siebel データベースサーバーファイルをインストールし

ます。インストールする必要があるのは、アップグレードするデータベースタイプに必要なデータベースサー

バーファイルのみです。

3 現在導入している言語と、新しい言語を導入する場合はその言語の、言語パックをインストールします。

4 Siebel Server などの Enterprise コンポーネントの設定をカスタマイズしている場合は、スクリプトを実行

して、アップグレードした Siebel Enterprise に設定パラメータを移行できます。 『Siebel Business Applications への移行』を参照してください。

サードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレード

1 サードパーティソフトウェアは、Oracle の Siebel ソフトウェアやインストールされている他のソフトウェア

との依存関係から、必要に応じてアップグレードします。たとえば、次のソフトウェアをアップグレードする必

要があります。

� オペレーティングシステムソフトウェア。一部のデータベースアップグレードでは、AIX または Windowsの新しいバージョンが必要になります。

RDBMS のアップグレードのアップグレードのアップグレードのアップグレード

1 必要な場合は、RDBMS バージョンをアップグレードします。 アップグレードを実行するには、ベンダーのマ

ニュアルを参照してください。

� サポートされている RDBMS システムについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

� アップグレードプロセスに対する RDBMS のアップグレードの影響については、127 ページの「Siebel 環境における RDBMS のアップグレードについて」を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 27

Page 28: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 開発環境のアップグレードプロセス

Siebel データベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクこれらの手順は、すべてのデータベースタイプに適用されます。

1 RDBMS の設定ガイドラインを確認します。使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストー

ルガイド』を参照してください。

2 ワークフローモニターエージェントとワークフローアクションエージェントによって、すべての保留要求が処理

されたことを確認します。

3 Siebel Server を停止します。ただし、Siebel Gateway Name Server は実行されていることを確認しま

す。

備考:備考:備考:備考: Gateway Name Server が実行されていない場合、データベース設定ウィザードは先に進みません。

4 第 8 章「Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備」のタスクを実行します。

IBM DB2 のアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスク

1 第 9 章「Siebel アップグレードのための IBM DB2 データベースの準備」のタスクを実行します。

2 runstats を Tools テーブルに適用し、クラスタ化されていないテーブルまたはクラスタ化が 90% 未満のテー

ブルを再編成し、それらのテーブルに対して runstats を再実行します。 これによって、パフォーマンスが向上

し、アップグレードの完了後に実行する必要があるタスクの数が減ります。

Oracle データベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスク

1 第 10 章「Siebel アップグレードのための Oracle データベースの準備」のタスクを実行します。

2 Siebel データベースで Oracle の Analyze コマンドを実行します。インデックスが著しく断片化されている

と、アップグレードに失敗する可能性があります。

MS SQL Server のアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスク

1 第 11 章「Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server データベースの準備」のタスクを実行しま

す。

2 Microsoft SQL Server の統計を実行します。これによって、アップグレードのパフォーマンスが向上します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.128

Page 29: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 開発環境のアップグレードプロセス

アプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスク

1 My Oracle Support の「Bulletin 477519.1」(ドキュメント ID)のタスクを実行します。 このドキュメント

は、以前は「Siebel Technical Note 521」として発行されていました。次の表に、「Bulletin」のタスクの適

用条件を示します。

2 次の表に示す、My Oracle Support の「Bulletin」のタスクを実行します。

3 第 12 章「Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備」のタスクを実行します。

開発者によるアップグレードの準備開発者によるアップグレードの準備開発者によるアップグレードの準備開発者によるアップグレードの準備

1 開発用データベースのバックアップを作成します。

2 すべての開発者がそれぞれのプロジェクトをチェックし、すべてのプロジェクトのロックが解除されていること

を確認します。

3 すべての開発者がデータベースへの接続を切断していることを確認します。アップグレード時には、アップグ

レードを実行するアカウントのみが接続を開いている必要があります。

4 開発ワークステーションに、新しい Siebel Tools およびライセンスキーをインストールします。

備考:備考:備考:備考: Siebel Tools の旧バージョンを、少なくとも 1 つ残しておきます。レポジトリマージの前にレポジトリ

操作を実行するために、必要になります。

残りのすべてのタスクは、特に指定されていない限り、新しい Siebel Tools を使用して実行します。

項目項目項目項目 環境環境環境環境

S_VIEW_WTMPL_IT.ITEM_NUM のレコード

の検索と訂正

開発、テスト、本番

マルチバリューグループ(MVG)アプレットと

関連付けリストアプレットの更新

開発のみ

アプレット Web テンプレート項目内の名前のな

いコントロールの更新

開発のみ

タイトルタイトルタイトルタイトル 環境環境環境環境

477254.1(ドキュメント ID)。 このドキュメントは、以前は

「Siebel Technical Note 481.1」として発行されていまし

た。

開発のみ

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 29

Page 30: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 開発環境のアップグレードプロセス

Siebel データベーススキーマのアップグレード(データベーススキーマのアップグレード(データベーススキーマのアップグレード(データベーススキーマのアップグレード(upgrep))))

1 217 ページの「Siebel Repository の名前の変更」

2 (オプション)218 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更」。

3 データベース設定ウィザードを実行します。

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

次の設定を選択します。

� アップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプション:::: Siebel データベーススキーマのアップグレード (upgrep)

� 環境の種類環境の種類環境の種類環境の種類:::: 開発

4 生成された SQL ファイルを My Oracle Support の「Bulletins」や「Alerts」、および My Oracle Supportの「Siebel Release Notes」の該当するバージョンで指示されるとおりに編集します。

5 231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」に従って、アップグレードを再開します。

6 アップグレードログを確認してエラーを解決します。

� 247 ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」

� 249 ページの「Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認」

7 アップグレードに許容できないエラーが含まれている場合は、次の手順に従ってください。

a データベースのバックアップを回復します。

b エラーを訂正します。

c データベース設定ウィザードで誤った情報を入力したためにエラーが発生した場合は、241 ページの

「Siebel アップグレードのための SQL ファイルの再生成」を参照してください。

d データベース設定ウィザードを再実行します。

8 アップグレードされたデータベースのバックアップを作成します。

レポジトリマージの準備レポジトリマージの準備レポジトリマージの準備レポジトリマージの準備

1 273 ページの「Siebel Repository オブジェクトの標準 UI への移行」を参照してください。

2 コピーされたオブジェクトの Upgrade Ancestor プロパティを設定します。 257 ページの「アップグレード動

作を継承する Siebel Repository オブジェクトの設定」を参照してください。

3 258 ページの「レポジトリマージ用の Siebel Tools の設定」を参照してください。

4 (IBM DB2 および Microsoft SQL のみ)Siebel データベースでデータベース統計を実行します。Siebel 7.0.x または 7.5.x からアップグレードしている場合は、特に S_SYM_STR および S_SYM_STR_INTL で統

計を実行します。

Siebel データベースで統計を実行すると、マージのパフォーマンスが向上します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.130

Page 31: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 開発環境のアップグレードプロセス

レポジトリマージの実行レポジトリマージの実行レポジトリマージの実行レポジトリマージの実行Siebel Tools のアップグレード済みのバージョンを使用して、次のタスクを実行します。

1 260 ページの「Siebel Repository のマージの実行」

2 263 ページの「Siebel Repository マージログファイルの確認」

3 レポジトリマージに許容できないエラーが含まれている場合は、次の手順に従ってください。

a アップグレード済みのデータベースのバックアップを回復します。

b エラーを訂正します。

c レポジトリマージを再度実行します。

4 278 ページの「Siebel マージ後ユーティリティの実行」

5 265 ページの「EIM の一時的なカラムの生成」

6 (オプション)New Customer Repository で大文字小文字を同一視するクエリーを設定します。 235 ページ

の「Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行」を参照してください。

7 Siebel Tools の設定をリセットします。 258 ページの「レポジトリマージ用の Siebel Tools の設定」を参照し

てください。

8 Siebel データベースのバックアップを作成します。

カスタムデータベーススキーマのアップグレード(カスタムデータベーススキーマのアップグレード(カスタムデータベーススキーマのアップグレード(カスタムデータベーススキーマのアップグレード(upgphys))))1 データベース設定ウィザードを実行します。

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

次の設定を選択します。

� アップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプション:::: カスタムデータベーススキーマのアップグレード (upgphys)

� 環境の種類環境の種類環境の種類環境の種類:::: 開発

2 231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」に従って、アップグレードウィザードを実行します。

3 アップグレードログファイルを確認してエラーを解決します。

� 247 ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」

� 249 ページの「Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認」

4 アップグレードに許容できないエラーが含まれている場合は、次の手順に従ってください。

a レポジトリマージの後で作成したデータベースのバックアップを回復します。

b エラーを訂正します。

c バックアップの後からの手順を繰り返します。

5 253 ページの「Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ」

6 アップグレードされたデータベースのバックアップを作成します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 31

Page 32: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 開発環境のアップグレードプロセス

開発者のローカルデータベースの初期化と抽出開発者のローカルデータベースの初期化と抽出開発者のローカルデータベースの初期化と抽出開発者のローカルデータベースの初期化と抽出

1 開発用のマシンに Siebel Tools の新しいリリースをインストールします。

2 開発用のマシンでローカルデータベースを初期化し、抽出します。 詳しくは、『Developing and Deploying Siebel Business Applications』を参照してください。

ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認

1 266 ページの「Siebel Repository オブジェクトプロパティの競合の確認」

2 次に進む前に、UI のアップグレードに関する次のトピックを確認してください。

� 95 ページの「Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承について」

� 98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

� ICL アップグレードのみ: 102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプショ

ンについて」

3 ICL アップグレードを実行して[ラベルを上部に配置]を選択した場合は、カスケードスタイルシートを改訂し

ます。 270 ページの「Siebel テキストフィールドのラベル配置の設定」を参照してください。

4 UI のテストに使用する新しい SRF ファイルを作成します。SRF ファイルの作成については、『Developing and Deploying Siebel Business Applications』を参照してください。

5 以前のリリースでスタイルシートまたは Web テンプレートファイルをカスタマイズした場合は、必要に応じて

それらのカスタマイズを新しいリリースに再実装します。

新しいリリースの UI を十分に確認してから、これらのファイルにカスタマイズを再実装してください。

6 第 18 章「Siebel ユーザーインターフェイスの確認」のタスクを実行します。

7 マージ後ユーティリティでは、特定のタイプのフローベースアプレットはグリッドベースのアプレットに変換さ

れません。たとえば、カスタムフォームアプレットはグリッドベースのアプレットに変換されません。 『Configuring Siebel Business Applications』のアプレットのレイアウトの編集方法に関する説明を参照し、

必要に応じて残りのフローベースアプレットを変換します。

マージ後の開発タスクマージ後の開発タスクマージ後の開発タスクマージ後の開発タスク

1 第 16 章「マージ後の Siebel 開発タスク」のタスクを実行します。

2 ビジネスコンポーネントおよび結合の競合がある場合は、それを解決します。

3 273 ページの「不要な Siebel レポジトリファイルの削除」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.132

Page 33: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 開発環境のアップグレードプロセス

データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク

1 第 17 章「Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク」のタスクを実行します。

2 アップグレード専用のデータベースパラメータおよびデータベースサーバーパラメータを本番環境の推奨設定に

戻します。パラメータの推奨設定については、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インス

トールガイド』を参照してください。

3 アップグレード前にインターフェイステーブルからデータをエクスポートした場合は、データベースを確認し、

必要に応じてデータをインポートします。 『Siebel Enterprise Integration Manager Administration Guide』を参照してください。

4 138 ページの「Siebel RC2 または AES 暗号化のアップグレード計画」

5 Siebel Remote データベーステンプレートファイルを生成します。 『Siebel Remote and Replication Manager 管理ガイド』を参照してください。

6 データベース統計を実行します。

備考:備考:備考:備考: 以上でアップグレードは完了です。後続のトピックでは、設定と検証のタスクについて説明します。

アプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスク

1 244 ページの「アップグレードにおける新しい Siebel ライセンスキーのインストール」

2 必要であれば、[個人]と[組織]のマージの結果を確認します。必要に応じて、設定を変更します。適用条件

や詳しい説明については、130 ページの「Siebel パーティモデルについて」を参照してください。

3 第 19 章「Siebel Business Applications のアップグレード後のタスク」のタスクを実行します。

4 統合されたアプリケーションのインターフェイスの機能を確認します。

5 ワークフローをアクティブ化して展開します。

6 Siebel EAI を使用してサードパーティアプリケーションとの間でデータを転送するための統合を設定した場合

は、それらの統合が正しく設定されていることを確認してください。EAI については、『Overview: Siebel Enterprise Application Integration』を参照してください。

7 EIM を使用してバッチ処理のジョブを設定した場合は、EIM が正しく設定されていることを確認してください。

EIM については、『Siebel Enterprise Integration Manager Administration Guide』を参照してください。

システムテストシステムテストシステムテストシステムテスト

1 使用可能なテストデータを使用して、ユニットテストを実行します。次の領域でアプリケーションの操作を検証

します。

� ユーザーインターフェイス

� データインターフェイス

� 移行されたデータの整合性

� ワークフローの機能

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 33

Page 34: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel テスト環境のアップグレードプロセス

テスト環境への移行の準備テスト環境への移行の準備テスト環境への移行の準備テスト環境への移行の準備

1 新しい SRF ファイルを作成します。SRF ファイルの作成については、『Developing and Deploying Siebel Business Applications』を参照してください。

2 upgphys の実行後にレポジトリを修正した場合は、レポジトリ定義ファイルを再生成する必要があります。 268 ページの「Siebel Repository 定義ファイルの再生成」を参照してください。

Siebel テスト環境のアップグレードプロセステスト環境のアップグレードプロセステスト環境のアップグレードプロセステスト環境のアップグレードプロセスアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。このトピックは、IBM z/OS には適用されません。

このプロセスはロードマップの一部です。 23 ページの「Siebel データベースのアップグレード実行のロードマップ」

を参照してください。

ここでは、テスト環境を現在のリリースにアップグレードするために必要な手順を説明します。このトピックを印刷

して、アップグレード実行のチェックリストとして使用してください。

このトピックは複数のセクションに分かれ、各セクションには番号付きの手順のリストが含まれています。各セク

ションをそれぞれの順序で実行してください。

注意:注意:注意:注意: IBM z/OS 上のテスト環境をアップグレードする場合は、このトピックを使用しないでください。代わりに、

『Siebel Database Upgrade Guide for DB2 for z/OS』を参照してください。

My Oracle Support でのでのでのでの Bulletins とととと Alerts の検索の検索の検索の検索

1 アップグレードに関する公開済みで 新の「Bulletins」と「Alerts」については、My Oracle Support を参

照してください。 詳しくは、121 ページの「Siebel アップグレード計画のリソースについて」を参照してくださ

い。

サーバーのアップグレードサーバーのアップグレードサーバーのアップグレードサーバーのアップグレードアップグレードに必要なすべての保守リリース、修正パック、および簡易修正パッチがあることを確認します。 これ

らの要件については、My Oracle Support の「Siebel Maintenance Release Guide」で説明されています。

注意:注意:注意:注意: Siebel Enterprise のアップグレードの一部として新しい Siebel データベースをインストールしないでくだ

さい。

次の手順を実行するには、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を参照して

ください。

1 Gateway Name Server、Siebel Server、および Siebel Web Server Extension(SWSE)をアップグ

レードします。

これらの Siebel Enterprise コンポーネントのアップグレードについては、使用しているオペレーティングシ

ステム用の『Siebel インストールガイド』を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.134

Page 35: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel テスト環境のアップグレードプロセス

2 アップグレードの実行に使用する Siebel Server に、Siebel データベースサーバーファイルをインストールし

ます。インストールする必要があるのは、アップグレードするデータベースタイプに必要なデータベースサー

バーファイルのみです。

備考:備考:備考:備考: 新しい Siebel Server ソフトウェアをインストールする必要があるのは、テスト環境のアップグレード

を実行したマシンとは別のマシンを使用している場合のみです。 テスト環境のアップグレードと同じ Siebel Server インストールを使用している場合は、既存のファイルを利用できます。

3 現在導入している言語と、新しい言語を導入する場合はその言語の、言語パックをインストールします。

4 Siebel Server などの Enterprise コンポーネントの設定をカスタマイズしている場合は、スクリプトを実行

して、アップグレードした Siebel Enterprise に設定パラメータを移行できます。 『Siebel Business Applications への移行』を参照してください。

サードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレード

1 サードパーティソフトウェアは、Oracle の Siebel ソフトウェアやインストールされている他のソフトウェア

との依存関係から、必要に応じてアップグレードします。たとえば、次のソフトウェアをアップグレードする必

要があります。

� オペレーティングシステムソフトウェア。一部のデータベースアップグレードでは、AIX または Windowsの新しいバージョンが必要になります。

RDBMS のアップグレードのアップグレードのアップグレードのアップグレード

1 必要な場合は、RDBMS バージョンをアップグレードします。 アップグレードを実行するには、ベンダーのマ

ニュアルを参照してください。

� サポートされている RDBMS システムについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

� アップグレードプロセスに対する RDBMS のアップグレードの影響については、127 ページの「Siebel 環境における RDBMS のアップグレードについて」を参照してください。

Siebel データベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクこれらの手順は、すべてのデータベースタイプに適用されます。

1 RDBMS の設定ガイドラインを確認します。使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストー

ルガイド』を参照してください。

2 ワークフローモニターエージェントとワークフローアクションエージェントによって、すべての保留要求が処理

されたことを確認します。

3 第 8 章「Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備」のタスクを実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 35

Page 36: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel テスト環境のアップグレードプロセス

IBM DB2 のアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスク

1 第 9 章「Siebel アップグレードのための IBM DB2 データベースの準備」のタスクを実行します。

2 現在の環境で runstats が 新であること、およびクラスタ化インデックスを持つテーブルがクラスタ化されて

いないことを確認します。 可能な場合は、アップグレードの前に、クラスタ化されていないテーブルまたはク

ラスタ化が 90% 未満のテーブルを再編成します。

システムが 適な状態になるように、アップグレード前にテーブルの保守を積極的に実行する必要があります。 レポジトリテーブルについても同様に保守を実行してください。

Oracle データベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスク

1 第 10 章「Siebel アップグレードのための Oracle データベースの準備」のタスクを実行します。

2 Siebel データベースで Oracle の Analyze コマンドを実行します。インデックスが著しく断片化されている

と、アップグレードに失敗する可能性があります。

Microsoft SQL Server のアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスク

1 第 11 章「Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server データベースの準備」のタスクを実行します。

2 Microsoft SQL Server の統計を実行します。これによって、アップグレードのパフォーマンスが向上します。

アプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスク

1 My Oracle Support の「Bulletin 477519.1」(ドキュメント ID)のタスクを実行します。 このドキュメント

は、以前は「Siebel Technical Note 521」として発行されていました。次の表に、「Bulletin」のタスクの適

用条件を示します。

2 第 12 章「Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備」のタスクを実行します。

項目項目項目項目 環境環境環境環境

S_VIEW_WTMPL_IT.ITEM_NUM のレコード

の検索と訂正

開発、テスト、本番

マルチバリューグループ(MVG)アプレットと

関連付けリストアプレットの更新

開発のみ

アプレット Web テンプレート項目内の名前のな

いコントロールの更新

開発のみ

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.136

Page 37: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel テスト環境のアップグレードプロセス

Siebel データベースのアップグレードの準備データベースのアップグレードの準備データベースのアップグレードの準備データベースのアップグレードの準備

1 My Oracle Support の「Bulletin 477772.1」(ドキュメント ID)を参照してください。 このドキュメント

は、以前は「Siebel Technical Note 586」として発行されており、Siebel データベースと Siebel Serverをテスト環境でセットアップする方法を説明しています。

2 Siebel Server と Siebel Gateway Name Server を停止します。

3 すべてのデータベース接続を終了します。データベース接続は、アップグレードを実行するアカウントのみに

よって開かれている必要があります。

4 次のアプリケーションファイルを環境にコピーします。

� カスタム SRF ファイル。

� レポートファイル。

� カスタム Web テンプレートおよびスタイルシート。 271 ページの「新しい Siebel 環境への UI ファイルの

コピー」を参照してください。

5 custrep.dat および schema.ddl ファイルを環境にコピーします。234 ページの「Siebel レポジトリファイル

の移動」を参照してください。

開発環境の upgphys の実行後に Siebel Repository を変更した場合は、schema.ddl および custrep.datファイルを再生成する必要があります。 268 ページの「Siebel Repository 定義ファイルの再生成」を参照して

ください。

6 テストデータベースが現在の本番データベースのコピーであるか、または本番データベースと同じトポロジおよ

びサイズであることを確認します。

これは、本番環境のアップグレードを実行する前にアップグレードの効果的なチューニングを行うために必要です。

7 テスト環境データベースのバックアップをとります(RDBMS のアップグレードの一部としてデータベースを

バックアップする場合は、この手順を無視してください)。

アップグレードのチューニングを行うには、このデータベースを回復してアップグレードのテストを実行します。

本稼動の準備モードでのアップグレードユーティリティの実行本稼動の準備モードでのアップグレードユーティリティの実行本稼動の準備モードでのアップグレードユーティリティの実行本稼動の準備モードでのアップグレードユーティリティの実行 備考:備考:備考:備考: このトピックが適用できるのは、Siebel Business Applications バージョン 7.5.3 からバージョン 8.1 へ

のアップグレードのみです。 たとえば、バージョン 7.7 から 8.1 へのアップグレードの場合は、このステップを実行

する必要はなく、38 ページの「Siebel データベースのアップグレード(upgrep および upgphys)」に進んでください。

1 (オプション)218 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更」。

2 データベース設定ウィザードを実行します。

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

次の設定を選択します。

� アップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプション: 本稼働アップグレードの準備

� 環境の種類環境の種類環境の種類環境の種類: テスト

3 242 ページの「Siebel アップグレードにおける廃止されたインデックスの識別と削除」の説明を確認して、適用

する場合はその手順を実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 37

Page 38: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel テスト環境のアップグレードプロセス

Siebel データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(upgrep およびおよびおよびおよび upgphys))))1 データベース設定ウィザードを実行します。

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

次の設定を選択します。

� アップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプション: Siebel データベーススキーマのアップグレード (upgrep & upgphys)

� 環境の種類環境の種類環境の種類環境の種類: テスト

2 アップグレードシナリオに固有の手順については、My Oracle Support の「Alert 475427.1」(ドキュメン

ト ID)を参照してください。 このドキュメントは、以前は「Siebel Alert 1322」として発行されていました。

3 231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」に従って、アップグレードを再開します。

4 アップグレードログを確認してエラーを解決します。

� 247 ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」

� 249 ページの「Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認」

5 アップグレードに許容できないエラーが含まれている場合は、次の手順に従ってください。

a データベースのバックアップを回復します。

b エラーを訂正します。

c データベース設定ウィザードで誤った情報を入力したためにエラーが発生した場合は、241 ページの

「Siebel アップグレードのための SQL ファイルの再生成」を参照してください。

d データベース設定ウィザードを再実行します。

6 253 ページの「Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ」

7 244 ページの「アップグレードにおける新しい Siebel ライセンスキーのインストール」

8 アップグレードされたデータベースのバックアップを作成します。

データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク

1 第 17 章「Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク」のタスクを実行します。

2 アップグレード専用のデータベースパラメータおよびデータベースサーバーパラメータを本番環境の推奨設定に

戻します。パラメータの推奨設定については、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インス

トールガイド』を参照してください。

3 アップグレード前にインターフェイステーブルからデータをエクスポートした場合は、データベースを確認し、

必要に応じてデータをインポートします。

4 138 ページの「Siebel RC2 または AES 暗号化のアップグレード計画」

5 Siebel Remote データベーステンプレートファイルを生成します。 『Siebel Remote and Replication Manager 管理ガイド』を参照してください。

6 データベース統計を実行します。

備考:備考:備考:備考: 以上でアップグレードは完了です。後続のトピックでは、設定と検証のタスクについて説明します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.138

Page 39: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニン

グプロセス

アプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスク

1 第 19 章「Siebel Business Applications のアップグレード後のタスク」のタスクを実行します。

2 統合されたアプリケーションのインターフェイスの機能を確認します。

3 ワークフローをアクティブ化して展開します。

4 Siebel EAI を使用してサードパーティアプリケーションとの間でデータを転送するための統合を設定した場合

は、それらの統合が正しく設定されていることを確認してください。EAI については、『Overview: Siebel Enterprise Application Integration』を参照してください。

5 EIM を使用してバッチ処理のジョブを設定した場合は、EIM が正しく設定されていることを確認してください。

EIM については、『Siebel Enterprise Integration Manager Administration Guide』を参照してください。

6 以前のリリースでスタイルシートまたは Web テンプレートファイルをカスタマイズした場合は、必要に応じて

それらのカスタマイズを新しいリリースに再実装します。

新しいリリースの UI を十分に確認してから、これらのファイルにカスタマイズを再実装してください。

システムテストシステムテストシステムテストシステムテスト

1 使用可能なテストデータを使用して、ユニットテストを実行します。次の領域でアプリケーションの操作を検証

します。

� ユーザーインターフェイス

� データインターフェイス

� 移行されたデータの整合性

� ワークフローの機能

Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニアップグレードパフォーマンスのチューニアップグレードパフォーマンスのチューニアップグレードパフォーマンスのチューニングプロセスングプロセスングプロセスングプロセスアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。このトピックは、IBM z/OS には適用されません。

備考:備考:備考:備考: このプロセスはオプションです。

このプロセスはロードマップの一部です。 23 ページの「Siebel データベースのアップグレード実行のロードマップ」

を参照してください。

アップグレードパフォーマンスをチューニングするために、このプロセスによってテスト環境でアップグレードのテ

ストを実行します。アップグレードパフォーマンスを向上させることで、本番環境のアップグレードを実行する際の

ダウンタイムを短縮できます。このプロセスの手順によって、標準のパフォーマンスチューニングを行うことができ

ます。 高可用性チューニングなど、より高度なチューニングを行う必要がある場合は、Oracle アドバンストカスタ

マサービスの営業員までお問い合わせください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 39

Page 40: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニン

グプロセス

このプロセスでは、追加のスキーマ変更の機能をテストすることもできます。この機能によって、本番データベース

をオフラインにせずに本番データベースのアップグレードの一部を実行できます。それによって、本番データベース

のアップグレードに必要なダウンタイムが短縮されます。追加のスキーマ変更の機能をテストし、アプリケーション

の操作に悪影響が及んでいないことを確認します。

このプロセスはテスト環境で実行します。本番環境では実行しないでください。

このプロセスを実行する前に、アップグレード計画およびパフォーマンスのチューニングに関する次のリソースを確

認してください。

� 68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて」

� My Oracle Support の「の「の「の「Bulletin 478308.1」(ドキュメント」(ドキュメント」(ドキュメント」(ドキュメント ID))))。 このドキュメントは、以前は

「Siebel Technical Note 616」として発行されていました。この「Bulletin」には、アップグレード時の本番

環境のダウンタイムを 小限にする方法が記載されています。 後続の手順は、主に「Bulletin 478308.1」(ド

キュメント ID)に記載されているベースラインのベストプラクティスで使用するためのものです。

� 第 20 章「Siebel アップグレードファイルのチューニング」: この章には、Upgrade Tuner の使用方法につい

ての詳細が記載されています。

UNIX をご使用の場合をご使用の場合をご使用の場合をご使用の場合: Upgrade Tuner を実行するには、Windows ホストに Siebel Server をインストールす

る必要があります。 Windows 版 Siebel Server の入手方法については、取引先マネージャまたは Oracle グローバ

ルカスタマサポートにお問い合わせください。

注意:注意:注意:注意: このトピックは、IBM z/OS 上でのアップグレードパフォーマンスのチューニングでは使用しないでくださ

い。代わりに、『Siebel Database Upgrade Guide for DB2 for z/OS』を参照してください。

ターゲットデータベースのセットアップターゲットデータベースのセットアップターゲットデータベースのセットアップターゲットデータベースのセットアップ

1 アップグレードされたテストデータベースのバックアップを作成してから、削除します。

これによって、本番環境に移行する必要のあるシードデータおよびメタデータの変更を保持できます。このデー

タベースは、 終テストデータベース終テストデータベース終テストデータベース終テストデータベースと呼ばれます。

2 テスト環境で、本番データベースの 新のバックアップをインストールします。

まだアップグレードされていないこのデータベースは、ターゲットデータベースターゲットデータベースターゲットデータベースターゲットデータベースと呼ばれます。このデータベース

を使用して、アップグレードパフォーマンスのチューニングの一部としてアップグレードのテストを実行します。

3 ターゲットデータベースへの ODBC 接続を定義します。

4 ターゲットデータベースおよび RDBMS サーバーが、 適のアップグレードパフォーマンスを得られるように

設定されていることを確認します。

� 第 9 章「Siebel アップグレードのための IBM DB2 データベースの準備」

� 第 10 章「Siebel アップグレードのための Oracle データベースの準備」

� 第 11 章「Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server データベースの準備」

5 167 ページの「Siebel テーブルとビューのアップグレードの準備」

6 ターゲットデータベースで統計を実行します。これによって、クエリーのパフォーマンスが 適化されます。

7 UNIX をご使用の場合:をご使用の場合:をご使用の場合:をご使用の場合: 170 ページの「Siebel データベースの AIX メモリ割り当てセグメントスペースの保護」

8 第 12 章「Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備」のタスクを実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.140

Page 41: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニン

グプロセス

追加のスキーマ変更のテスト追加のスキーマ変更のテスト追加のスキーマ変更のテスト追加のスキーマ変更のテスト本番環境の本番データベースで追加のスキーマ変更を実行しない場合は、このトピックの手順を実行する必要はあり

ません。

ターゲットデータベースで次の手順を実行します。

1 68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて」を確認します。

2 (オプション)218 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更」。

3 テスト環境で、データベース設定ウィザードを実行します。

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

4 追加のスキーマ変更の適用モードを選択します。

追加のスキーマ変更の適用モードでは、ターゲットデータベースをオフラインにせずに実行できる変更が識別さ

れます。

Windows: アップグレードウィザードを起動するかどうかを確認するメッセージは表示されません。代わり

に、アップグレードウィザードが自動的に起動され、schema.additive.sqlスクリプトが作成されます。

アップグレードウィザードでは、ターゲットデータベースに対してスクリプトは実行されません。

5 UNIX: Siebel アップグレードウィザードを実行します。

231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」を参照してください。

入力ファイルとして master_additive_gen.ucfを指定します。

アップグレードウィザードによって schema.additive.sqlスクリプトが生成されます。アップグレードウィ

ザードでは、ターゲットデータベースに対してスクリプトは実行されません。

6 ターゲットデータベースに対して SQL スクリプトを実行します。

240 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用」を参照してください。

7 すべてのアプリケーションの操作を十分に確認します。追加のスキーマ変更を適用したことによってアプリケー

ションの操作に悪影響が及んでいないことを確認します。

8 追加のスキーマ変更を適用したことによってアプリケーションの操作に悪影響が生じた場合は、次の手順に従っ

てください。

a 問題の原因の特定および是正措置に関する問い合わせについては、My Oracle Support でサービスリクエス

ト(SR)を作成してください。 または、グローバルカスタマサポートに直接電話をかけて、サービスリクエ

ストを作成したり、現在の SR の状況を更新できます。グローバルカスタマサポートの電話番号は以前と同じ

で、My Oracle Support に記載されています。

b ターゲットデータベースのバックアップを回復してから、引き続きアップグレードチューニングを行います。

c 本番環境のアップグレードでは、追加のスキーマ変更機能は使用しないでください。

9 アプリケーションが正常に機能している場合は、引き続きアップグレードチューニングを行います。本番環境の

アップグレードでは、追加のスキーマ変更の機能を使用できます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 41

Page 42: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニン

グプロセス

ターゲットデータベースのアップグレード(ターゲットデータベースのアップグレード(ターゲットデータベースのアップグレード(ターゲットデータベースのアップグレード(upgrep およびおよびおよびおよび upgphys))))1 (オプション)218 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更」。

2 テスト環境で、データベース設定ウィザードを実行します。

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

次の設定を選択します。

� アップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプション: Siebel データベーススキーマのアップグレード (upgrep & upgphys)

� 環境の種類環境の種類環境の種類環境の種類: 本番

3 テスト環境で、Siebel アップグレードウィザードを実行します。

231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」を参照してください。

データベースのアップグレードにかかる時間を確認します。

4 アップグレードログファイルにエラーがないことを確認します。

� 247 ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」

� 249 ページの「Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認」

5 アップグレードでエラーが発生し、正常に完了しなかった場合、またはパフォーマンスに悪影響を及ぼした場合

は、エラーを修正してアップグレードを再実行します。

6 253 ページの「Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ」

アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング

1 アップグレードパフォーマンスを評価します。特に、アップグレードの完了に要する時間を評価する必要があり

ます。

2 次のいずれかの方法を実行します。

� アップグレードに必要な時間が許容可能である場合、これ以上のチューニングは必要ありません。「 終テ

ストデータベースの回復」の手順を実行します。

� アップグレードに必要な時間が長すぎる場合は、このトピックの残りの手順を実行して、引き続きアップグ

レードパフォーマンスのチューニングを行います。

� アップグレードに必要な時間が長すぎる場合で、これ以上チューニングできない場合は、Oracle アドバン

ストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、高度なチューニングの実行方法について Oracle のアプリ

ケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

3 ターゲットデータベースおよび RDBMS サーバーの設定を十分に確認します。アップグレードパフォーマンス

をさらに向上させるために、必要に応じて設定を調整します。

4 Upgrade Tuner を実行し、アップグレードファイルをチューニングします。

� UNIX をご使用の場合をご使用の場合をご使用の場合をご使用の場合: 359 ページの「Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送」

� 351 ページの「Siebel Upgrade Tuner の起動および停止」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.142

Page 43: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 本番環境のアップグレードプロセス

� 353 ページの「Siebel Upgrade Tuner を使用した並行スレッドの管理」

� 356 ページの「Siebel Upgrade Tuner を使用した影響のない SQL コマンドの管理」

Upgrade Tuner の以前のセッションで行った変更をロールバックする場合は、362 ページの「Siebel Upgrade Tuner の変更のロールバック」を参照してください。

ターゲットデータベースの回復ターゲットデータベースの回復ターゲットデータベースの回復ターゲットデータベースの回復アップグレード環境またはアップグレードファイルを変更した場合は、アップグレードを再実行してパフォーマンス

が向上したかどうかを確認するために、次の手順を実行します。

1 テスト環境で、ターゲットデータベースのバックアップを回復します。

これによって、ターゲットデータベースをアップグレードされていない元の状態に戻し、新たにアップグレード

のテストを実行できます。

2 必要に応じて、テスト環境で追加のスキーマ変更を再適用します。

3 新たにアップグレードのテストを実行し、アップグレードのパフォーマンスを評価します。

4 アップグレードパフォーマンスが許容できる範囲になるまで、チューニングプロセスを繰り返し、アップグレー

ドのテストを実行します。

終テストデータベースの回復終テストデータベースの回復終テストデータベースの回復終テストデータベースの回復次の手順は、アップグレードパフォーマンスのチューニングが完了した場合のみ実行してください。

1 テスト環境で、ターゲットデータベースを削除します。

2 テスト環境で、 終テストデータベースのバックアップを回復します。

Siebel 本番環境のアップグレードプロセス本番環境のアップグレードプロセス本番環境のアップグレードプロセス本番環境のアップグレードプロセスアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 本番環境。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。このトピックは、IBM z/OS には適用されません。

このプロセスを実行するには、本番環境内から本番データベースに対し ODBC コマンドを実行できる必要がありま

す。 詳しくは、56 ページの「Siebel データベースのアップグレードプロセスについて」を参照してください。 テスト

環境内で ODBC コマンドを実行する方法については、My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成し

てください。

このプロセスはロードマップの一部です。 23 ページの「Siebel データベースのアップグレード実行のロードマップ」

を参照してください。

ここでは、テスト環境から本番環境に移行するために必要なタスクについて説明します。このトピックを印刷して、

アップグレード実行のチェックリストとして使用してください。このトピックは複数のセクションに分かれ、各セク

ションには番号付きの手順が含まれています。各手順をそれぞれの順序で実行してください。

注意:注意:注意:注意: IBM z/OS 上の本番環境をアップグレードする場合は、このトピックを使用しないでください。代わりに、

『Siebel Database Upgrade Guide for DB2 for z/OS』を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 43

Page 44: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 本番環境のアップグレードプロセス

My Oracle Support でのでのでのでの Bulletins とととと Alerts の検索の検索の検索の検索

1 アップグレードに関する公開済みで 新の「Bulletins」と「Alerts」については、My Oracle Support を参

照してください。 詳しくは、121 ページの「Siebel アップグレード計画のリソースについて」を参照してください。

サーバーのアップグレードサーバーのアップグレードサーバーのアップグレードサーバーのアップグレードアップグレードに必要なすべての保守リリース、修正パック、および簡易修正パッチがあることを確認します。 これ

らの要件については、My Oracle Support の「Siebel Maintenance Release Guide」で説明されています。

注意:注意:注意:注意: Siebel Enterprise のアップグレードの一部として新しい Siebel データベースをインストールしないでくだ

さい。

次の手順を実行するには、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を参照して

ください。

1 Gateway Name Server、Siebel Server、および Siebel Web Server Extension(SWSE)をアップグ

レードします。

これらの Siebel Enterprise コンポーネントのアップグレードについては、使用しているオペレーティングシ

ステム用の『Siebel インストールガイド』を参照してください。

2 アップグレードの実行使用する Siebel Server に、Siebel データベースサーバーファイルをインストールしま

す。インストールする必要があるのは、アップグレードするデータベースタイプに必要なデータベースサーバー

ファイルのみです。

3 現在導入している言語と、新しい言語を導入する場合はその言語の、言語パックをインストールします。

4 Siebel Server などの Enterprise コンポーネントの設定をカスタマイズしている場合は、スクリプトを実行

して、アップグレードした Siebel Enterprise に設定パラメータを移行できます。 『Siebel Business Applications への移行』を参照してください。

サードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレードサードパーティソフトウェアのアップグレード

1 サードパーティソフトウェアは、Oracle の Siebel ソフトウェアやインストールされている他のソフトウェア

との依存関係から、必要に応じてアップグレードします。たとえば、次のソフトウェアをアップグレードする必

要があります。

� オペレーティングシステムソフトウェア。一部のデータベースアップグレードでは、AIX または Windowsの新しいバージョンが必要になります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.144

Page 45: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 本番環境のアップグレードプロセス

追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用これらの手順はオプションです。これらの手順は、テスト環境で追加のスキーマ変更の機能を十分にテストし、アプ

リケーションに悪影響が及ばないことを確認してからのみ実行してください。

本番データベースで次の手順を実行します。本番データベースをオフラインにする必要はありません。これらの手順

は、本番環境の upgrep を実行する前であれば、いつでも実行できます。

追加のスキーマ変更を適用した後にデータベース統計を実行する必要はありません。スキーマ変更によって、アップ

グレード前のリリースのパフォーマンスが影響されることはありません。

1 68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて」を確認します。

2 本番データベースの 新のバックアップがあること、およびトランザクションがログに記録されていることを確

認します。

追加のスキーマ変更を適用する際に問題が発生した場合は、本番データベースを回復する必要があります。

3 (オプション)218 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更」。

4 本番環境で、データベース設定ウィザードを起動します。

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

5 追加のスキーマ変更の適用モードを選択します。

追加のスキーマ変更の適用モードでは、本番データベースをオフラインにせずに実行できる変更が識別されま

す。

Windows: アップグレードウィザードを起動するかどうかを確認するメッセージは表示されません。代わり

に、アップグレードウィザードが自動的に起動され、schema.additive.sqlスクリプトが作成されます。

アップグレードウィザードでは、本番データベースに対してスクリプトは実行されません。

6 UNIX: Siebel アップグレードウィザードを実行します。

231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」を参照してください。

入力ファイルとして master_additive_gen.ucfを指定します。

アップグレードウィザードによって schema.additive.sqlスクリプトが生成されます。アップグレードウィ

ザードでは、本番データベースに対してスクリプトは実行されません。

7 本番データベースに対して SQL スクリプトを実行します。

240 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用」を参照してください。

8 すべてのアプリケーションの操作を十分に確認します。追加のスキーマ変更を適用したことによって、アプリ

ケーションの機能に悪影響が及んでいないことを確認します。

9 追加のスキーマ変更を適用したことによってアプリケーションの操作に悪影響が生じた場合は、次の手順に従っ

てください。

a 問題の原因の特定および解決方法について、Oracle グローバルサポートにお問い合わせください。

b 必要な場合は、本番データベースのバックアップを回復します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 45

Page 46: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 本番環境のアップグレードプロセス

RDBMS のアップグレードのアップグレードのアップグレードのアップグレード

1 必要な場合は、RDBMS バージョンをアップグレードします。 アップグレードを実行するには、ベンダーのマ

ニュアルを参照してください。

� サポートされている RDBMS システムについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

� アップグレードプロセスに対する RDBMS のアップグレードの影響については、127 ページの「Siebel 環境における RDBMS のアップグレードについて」を参照してください。

Siebel データベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクこれらの手順は、すべてのデータベースタイプに適用されます。

1 RDBMS の設定ガイドラインを確認します。使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストー

ルガイド』を参照してください。

2 ワークフローモニターエージェントとワークフローアクションエージェントによって、すべての保留要求が処理

されたことを確認します。

3 Siebel Server と Siebel Gateway Name Server を停止します。

4 Siebel Gateway Name Server が実行中であることを確認します。

5 すべての Siebel Server を停止します。

6 すべてのデータベース接続を終了します。アップグレードを実行するアカウントのみがデータベース接続を開い

ている必要があります。

7 第 8 章「Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備」のタスクを実行します。

IBM DB2 のアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスク

1 第 9 章「Siebel アップグレードのための IBM DB2 データベースの準備」のタスクを実行します。

2 現在の環境で runstats が 新であること、およびクラスタ化インデックスを持つテーブルがクラスタ化されて

いないことを確認します。 可能な場合は、アップグレードの前に、クラスタ化されていないテーブルを再編成

します。

Oracle データベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスクデータベースのアップグレード前のタスク

1 第 10 章「Siebel アップグレードのための Oracle データベースの準備」のタスクを実行します。

2 Siebel データベースで Oracle の Analyze コマンドを実行します。インデックスが著しく断片化されている

と、アップグレードに失敗する可能性があります。

Microsoft SQL Server のアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスク

1 第 11 章「Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server データベースの準備」のタスクを実行します。

2 Microsoft SQL Server の統計を実行します。これによって、アップグレードのパフォーマンスが向上します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.146

Page 47: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 本番環境のアップグレードプロセス

アプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスクアプリケーションデータのアップグレード前のタスク

1 My Oracle Support の「Bulletin 477519.1」(ドキュメント ID)のタスクを実行します。 このドキュメント

は、以前は「Siebel Technical Note 521」として発行されていました。次の表に、「Bulletin」のタスクの適

用条件を示します。

2 第 12 章「Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備」のタスクを実行します。

UI のアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスクのアップグレード前のタスク

1 次のアプリケーションファイルを環境にコピーします。

� カスタム SRF ファイル。

� レポートファイル。

� カスタム Web テンプレートおよびスタイルシート。 271 ページの「新しい Siebel 環境への UI ファイルの

コピー」を参照してください。

Siebel データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(upgrep およびおよびおよびおよび upgphys))))本番環境では、アップグレードの upgrep および upgphys の部分は実行しません。代わりに、このトピックの番

号付の手順によって次の処理を行います。

� テスト環境で、データベース設定ウィザードを実行します。

� ユーティリティでは、テスト環境ではなく本番環境のための情報を入力します。たとえば、本番環境の ODBC接続を入力します。

この情報によって、本番テストデータベースではなく、本番データベースに対して実行されるようにドライバ

ファイルが設定されます。 また、このドライバファイルは、テスト環境アップグレード用に生成したアップグ

レード SQL ファイルを使用するようにも設定されます。

� アップグレードウィザードを実行します。アップグレードウィザードは、テスト環境の SQL ファイルを使用し

て、本番環境のデータベースをアップグレードします。

このアプローチには、次のような利点があります。

� 本番環境のアップグレード SQL ファイルを生成して、カスタマイズをテスト環境からその SQL ファイルに手

動で移行する必要がありません。

� テスト環境で Siebel Upgrade Tuner により加えられた SQL ファイルへの変更が失われません。

� データベース設定ウィザードを、本稼動の準備モードで再度実行する必要がありません。

項目項目項目項目 環境環境環境環境

S_VIEW_WTMPL_IT.ITEM_NUM のレコード

の検索と訂正

開発、テスト、本番

マルチバリューグループ(MVG)アプレットと

関連付けリストアプレットの更新

開発のみ

アプレット Web テンプレート項目内の名前のな

いコントロールの更新

開発のみ

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 47

Page 48: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 本番環境のアップグレードプロセス

� 一部の例外を除いて、My Oracle Support の「Siebel Release Notes」または My Oracle Support の「Alerts」で必要とされているデータベース関連の設定タスクを再度実行する必要がありません。

ネットワーク設定が原因でテスト環境の内部から本番環境のデータベースへの ODBC 接続を作成できない場合は、

Oracle グローバルカスタマサポートに連絡して、本番環境アップグレードを完了するためのサポートを受けてくだ

さい。

1 本番環境のデータベースの現在のバックアップがあることを確認します。

2 テスト環境をアップグレードするときに使用した Siebel Server で、本番環境に接続するための ODBC を作

成します。

3 DBSRVR_ROOT¥common(UNIXの場合 : DBSRVR_ROOT/common)に移動し、sqlgen.usg ファイルが存在し

ていることを確認します。

このファイルには、SQL ジェネレータが実行されたときの記録があります。データベース設定ウィザードを実

行するときにこのファイルが存在する場合、SQL コマンドは生成されません。

注意:注意:注意:注意: このファイルが存在しない場合は、データベース設定ウィザードを実行しないでください。テストデー

タベースをアップグレードしたときに使用した SQL ファイルが上書きされます。 アップグレードを進める方法

は、Oracle グローバルカスタマサポートにお問い合わせください。

データベース設定ウィザードを、本稼動の準備モードで実行する必要はありません。

4 (オプション)218 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更」。

5 データベース設定ウィザードを実行します。

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

a ユーティリティを実行するときに、次の設定を選択します。

❏ アップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプションアップグレードオプション:::: Siebel データベーススキーマのアップグレード (upgrep & upgphys)

❏ 環境の種類環境の種類環境の種類環境の種類:::: 本番

b テスト環境ではなく本番環境のための情報を入力します。

c 本番データベースに接続するための ODBC 名を入力します。

d Siebel アップグレードウィザードを実行するかどうかのプロンプトが表示されたら、[いいえ]と答えて終了

します。

これで、マスター UCF ファイルが本番環境の設定にアップグレードされます。Siebel アップグレード

ウィザードを実行すると、本番環境データベースで SQL コマンドが実行されます。

6 テスト環境で、アップグレードを実行するための SQL スクリプトが上書きされていないことを確認します。こ

れは、更新日時によって確認できます。スクリプトが上書きされた場合は、次の手順に進まず、 Oracle アドバ

ンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポー

トを受けてください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.148

Page 49: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 本番環境のアップグレードプロセス

7 本番データベースのアップグレードを実行します。 231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」を

参照してください。

Siebel アップグレードウィザードは、テスト環境用に生成された SQL コマンドを使用して、本番環境をアッ

プグレードします。Upgrade Tuner を使用して SQL コマンドを改訂した場合、その変更も含まれます。

8 アップグレードログを確認してエラーを解決します。

� 247 ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」

� 249 ページの「Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認」

9 アップグレードに許容できないエラーが含まれている場合は、次の手順に従ってください。

a データベースのバックアップを回復します。

b エラーを訂正します。

c Siebel アップグレードウィザードを再実行します。

10 253 ページの「Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ」

11 244 ページの「アップグレードにおける新しい Siebel ライセンスキーのインストール」

12 Siebel アプリケーション配置マネージャを使用して、テスト環境から本番環境へ、LOV や権限などの管理デー

タを移行します。 『Siebel Business Applications への移行』を参照してください。

13 アップグレードされた本番環境データベースのバックアップを作成します。

データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク

1 第 17 章「Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク」のタスクを実行します。

2 アップグレード専用のデータベースパラメータおよびデータベースサーバーパラメータを本番環境の推奨設定に

戻します。パラメータの推奨設定については、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インス

トールガイド』を参照してください。

3 アップグレード前にインターフェイステーブルからデータをエクスポートした場合は、データベースを確認し、

必要に応じてデータをインポートします。

4 138 ページの「Siebel RC2 または AES 暗号化のアップグレード計画」

5 Siebel Remote データベーステンプレートファイルを生成します。 『Siebel Remote and Replication Manager 管理ガイド』を参照してください。

6 データベース統計を実行します。

備考:備考:備考:備考: 以上でアップグレードは完了です。後続のトピックでは、設定と検証のタスクについて説明します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 49

Page 50: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法データベースのアップグレードの実行方法 � Siebel 本番環境のアップグレードプロセス

アプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスクアプリケーション設定のアップグレード後のタスク

1 必要であれば、[個人]と[組織]のマージの結果を確認します。必要に応じて、設定を変更します。適用条件

や詳しい説明については、130 ページの「Siebel パーティモデルについて」を参照してください。

2 第 19 章「Siebel Business Applications のアップグレード後のタスク」のタスクを実行します。

3 統合されたアプリケーションのインターフェイスの機能を確認します。

4 ワークフローをアクティブ化して展開します。

5 Siebel EAI を使用してサードパーティアプリケーションとの間でデータを転送するための統合を設定した場合

は、それらの統合が正しく設定されていることを確認してください。EAI については、『Overview: Siebel Enterprise Application Integration』を参照してください。

6 EIM を使用してバッチ処理のジョブを設定した場合は、EIM が正しく設定されていることを確認してください。

EIM については、『Siebel Enterprise Integration Manager Administration Guide』を参照してくださ

い。

7 以前のリリースでスタイルシートまたは Web テンプレートファイルをカスタマイズした場合は、必要に応じて

それらのカスタマイズを新しいリリースに再実装します。

システムテストシステムテストシステムテストシステムテスト

1 使用可能なテストデータを使用して、ユニットテストを実行します。次の領域でアプリケーションの操作を検証

します。

� ユーザーインターフェイス

� データインターフェイス

� 移行されたデータの整合性

� ワークフローの機能

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.150

Page 51: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

5 Siebel データベースアップグレードのデータベースアップグレードのデータベースアップグレードのデータベースアップグレードの動作動作動作動作

この章では、Siebel データベースアップグレードの概要について説明します。 次のトピックが含まれています。

� 52 ページの「アップグレードフロー」

� 53 ページの「サポートされる Siebel アップグレードパスについて」

� 54 ページの「Siebel アップグレード環境について」

� 56 ページの「Siebel データベースのアップグレードプロセスについて」

� 60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

� 65 ページの「Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルについて」

� 68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて」

� 71 ページの「Siebel データベースアップグレードのログファイルについて」

� 74 ページの「Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて」

� 84 ページの「Siebel 開発環境のアップグレードフローの例」

� 90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

� 95 ページの「Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承について」

� 98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

� 102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

� 112 ページの「データベース設定ユーティリティについて」

� 112 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングについて」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 2 章「Siebel データベースアップグレードトピックについて」

第 3 章「Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 51

Page 52: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 2 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 1 段階に属しま

す。この段階では、情報を収集してインフラストラクチャをアップグレードします。

図 2 アップグレードフローの第 1 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.152

Page 53: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � サポートされる Siebel アップグレードパスについて

サポートされるサポートされるサポートされるサポートされる Siebel アップグレードパスについてアップグレードパスについてアップグレードパスについてアップグレードパスについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

サポートされるアップグレードパスについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

『Siebel データベースアップグレードガイド』には、次の特殊なアップグレードパスまたはインフラストラクチャの

変更についての説明はありません。 Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートが必要な場合は、

Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員にお問い合わせください。

� 特に記載がない限り、Siebel 6.x から Siebel 7.7 以降への直接のアップグレードはサポートされていません。

初に Siebel 6.x から Siebel 7.7 にアップグレードする必要があります。

ただし、Siebel Financial Services の Siebel 6.2.1 からは、IBM z/OS プラットフォームの Siebel Industry Applications の Siebel 7.8 または 8.0 への直接のアップグレードがサポートされています。この

アップグレードを実行するには、『Siebel Database Upgrade Guide for DB2 for z/OS』を参照してくださ

い。

備考:備考:備考:備考: Siebel Business Applications のバージョン 6.x からバージョン 8.1 へのアップグレードは、直接サ

ポートされていません。 アップグレードするには、次の 2 つの手順を実行します。 初に、現在のリリースを

Siebel Business Applications の中間バージョンにアップグレードします。次に、そのバージョンから

Siebel Business Applications のバージョン 8.1 にアップグレードします。

Siebel 6.x から Siebel 7.7 にアップグレードするには、Siebel Bookshelf にある 新の Siebel 7.7 バー

ジョンの『Siebel データベースアップグレードガイド』を参照してください。

� アップグレード時のデータベースプラットフォームタイプの変更(たとえば、Oracle8i から IBM DB2 へ)。

� アップグレード時のオペレーティングシステムの変更(たとえば、Windows から UNIX へ)。

� Unicode への移行。

� Oracle の Siebel Industry Solutions アプリケーションまたは Siebel Financial Services から Siebel Business Applications への移行。

企業で SAP を使用し、Siebel Enterprise Application Integration(EAI)製品を実装している場合のアッ

プグレード手順については、『Siebel Connector for SAP R/3』を参照してください。

� ある基本言語から別の基本言語へのアップグレード。それに代わる方法としては、既存の基本言語をアップグ

レードしてから、必要な言語の言語パックをインストールします。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

54 ページの「Siebel アップグレード環境について」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 53

Page 54: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel アップグレード環境について

Siebel アップグレード環境についてアップグレード環境についてアップグレード環境についてアップグレード環境についてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

『Siebel データベースアップグレードガイド』では、次の 3 つの環境をアップグレードする方法を説明しています。

� 開発環境

� テスト環境

� 本番環境

開発環境開発環境開発環境開発環境開発環境には、次の Oracle モジュールが含まれます。

� Siebel Server

� Web サーバーと Siebel Web Server Extension

� Siebel Gateway Name Server

� Siebel Server にインストールされた Siebel データベースサーバーファイル

� RDBMS サーバーと Siebel データベース

� サポートされている Windows 環境を実行するワークステーションにインストールされた、Siebel Tools。 これには、開発者のモバイル Web クライアントを実行しているローカルデータベースも含まれます。

� 新しくコンパイルされた SRF ファイルの基本機能を確認するための、Siebel アプリケーションとテストデータ

開発環境では、開発者が Siebel Tools を使用して Siebel アプリケーションをカスタマイズします。開発環境の

アップグレードでは、これらのカスタマイズが新しいリリースにマージされます。マージされたレポジトリとスキー

マ定義は、テスト環境のアップグレードと本番環境のアップグレードへの入力となります。

テスト環境テスト環境テスト環境テスト環境テスト環境には、次の Oracle モジュールが含まれます。

� Siebel Enterprise(少なくとも 1 つの Siebel Server、RDBMS サーバー、Siebel データベースを含む)

� Siebel Web Server Extension がインストールされた Web サーバー

� Siebel Gateway Name Server

� Siebel Server にインストールされた Siebel データベースサーバーファイル

� 現在本番環境にインストールされているすべての Siebel アプリケーション

� 本番環境にインストールされている Siebel データベースのコピー

テスト環境では次のプロセスを実行します。

� アップグレードされたリリースを配布する前に、その機能とパフォーマンスをテストおよび検証します。

� アップグレードプロセスのチューニングを行い、本番環境のアップグレードに要する時間を 小限に抑えます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.154

Page 55: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel アップグレード環境について

Oracle では、テスト環境データベースに対するアップグレードスクリプトの動作を分析する、アップグレード

チューニングアプリケーションを提供します。 Upgrade Tuner では、本番環境の Siebel データベースに対するス

クリプトの実行方法をチューニングできます。スクリプトをチューニングすると、本番環境のアップグレードを実行

する時間を大きく削減できます。そのため、テスト環境データベースには、本番データベースと同じデータ量と構造

が必要になります。

本番環境本番環境本番環境本番環境本番環境とは、実際のビジネス環境であり、内部および外部のユーザーがアプリケーションを操作して実際のビジネ

スデータを生成します。本番環境には、自社の Siebel Enterprises がすべて含まれます。

アップグレードプロセスでは、すべての本番環境データベースが、開発環境データベースやテスト環境データベース

とは完全に別であると想定しています。

Oracle では、テスト環境から本番環境への移行を支援する、次のようなツールを提供しています。

� Siebel アプリケーション配置マネージャ(アプリケーション配置マネージャ(アプリケーション配置マネージャ(アプリケーション配置マネージャ(ADM)))): このモジュールは、変数リスト(LOV)などの管理デー

タをテスト環境から本番環境に移行します。詳しくは、『Siebel Application Deployment Manager Guide』を参照してください。

� Siebel Packager: このアプリケーションは、Siebel Anywhere で使用するインストールパッケージを作

成します。詳しくは、『Siebel Business Applications への移行』を参照してください。

� Siebel Anywhere: このアプリケーションは、リモートユーザーの配布キットを構築します。詳しくは、

『Siebel Anywhere Administration Guide』を参照してください。

環境のマッピング環境のマッピング環境のマッピング環境のマッピング実際の環境は、前述の環境より多いことも少ないこともあります。表 3 に、実際の環境を『Siebel データベース

アップグレードガイド』で使用している環境にマッピングする際の推奨パターンを示します。

表 3 アップグレードプロセスへの実際の環境のマッピング

環境の説明環境の説明環境の説明環境の説明 推奨するアップグレード推奨するアップグレード推奨するアップグレード推奨するアップグレード

この環境の特徴は次のとおりです。

� 主に、Siebel Tools での開発に使用されます。

� Siebel データベースは、本番データベースのサブセットです。

� テクニカルサポートやトレーニングには使用されません。開発者は、

通常、モバイル Web クライアントとしてインストールされます。

開発環境のアップグレード

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 55

Page 56: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベースのアップグレードプロセスについて

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

53 ページの「サポートされる Siebel アップグレードパスについて」

Siebel データベースのアップグレードプロセスにデータベースのアップグレードプロセスにデータベースのアップグレードプロセスにデータベースのアップグレードプロセスについてついてついてついてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

新しいリリースへのアップグレードには、次の 2 つの側面があります。

� 環境をアップグレードする順序

� 各環境内でのアップグレードプロセスのフロー

環境のアップグレード順序環境のアップグレード順序環境のアップグレード順序環境のアップグレード順序開発環境がある場合は、他の環境をアップグレードする前にそれをアップグレードする必要があります。これによっ

て、新しいリリースにカスタマイズがマージされます。マージされたレポジトリファイルとデータベーススキーマ

ファイルが作成され、テスト環境のアップグレードと本番環境のアップグレードへの入力になります。

開発環境がない場合、つまり、レポジトリをカスタマイズしていない場合、レポジトリのマージは必要ありません。

新しいリリースに含まれるレポジトリとスキーマ定義のファイルは、テスト環境と本番環境のアップグレードに使用

できます。

この環境の特徴は次のとおりです。

� 配置する前のカスタマイズのテストに使用されます。

� 本番環境のアップグレードに要する時間を 小限に抑えるために、

アップグレードに使用するSQLファイルのチューニングを行います。

� テスト環境以外にも複数の上位環境が存在することがあります。上位

環境の例には、製品管理グループ、テクニカルサポート、および品質

保証で使用される環境があります。

テスト環境のアップグレード

ローカルとリモートのユーザーの両方が、実際のビジネストランザクショ

ンのために使用します。 本番環境のアップグレード

表 3 アップグレードプロセスへの実際の環境のマッピング

環境の説明環境の説明環境の説明環境の説明 推奨するアップグレード推奨するアップグレード推奨するアップグレード推奨するアップグレード

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.156

Page 57: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベースのアップグレードプロセスについて

環境内のアップグレードのフロー環境内のアップグレードのフロー環境内のアップグレードのフロー環境内のアップグレードのフロー図 3 に、アップグレードプロセスの基本的なフローを示します。このフローは、開発環境とテスト環境のアップグ

レードに適用されます。このフローは、いくつかの配置手順を加えて、本番環境のアップグレードにも使用します。

インフラストラクチャのアップグレードインフラストラクチャのアップグレードインフラストラクチャのアップグレードインフラストラクチャのアップグレード

初に、システム要件と実装要件を満たすために、ハードウェアとソフトウェアをアップグレードします。これに

は、Siebel Enterprise を新しいリリースにアップグレードすることも含まれます。 この操作によって、Siebel Server をアップグレードし、レポジトリのマージおよび Siebel データベースのアップグレードに必要なプログラ

ム、スクリプト、入力ファイル、およびその他のファイルを準備します。インフラストラクチャのアップグレード方

法については、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を参照してください。

アップグレード前のタスクの実行アップグレード前のタスクの実行アップグレード前のタスクの実行アップグレード前のタスクの実行この段階では、アップグレードのために Siebel データベースを準備し、データベース接続の終了、処理待ちのワー

クフロータスクのクリア、およびカスタマイズされたトリガーの無効化などのタスクも実行します。

図 3 アップグレードプロセスのフロー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 57

Page 58: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベースのアップグレードプロセスについて

アップグレードタスクの実行(開発環境)アップグレードタスクの実行(開発環境)アップグレードタスクの実行(開発環境)アップグレードタスクの実行(開発環境)この段階では、新しいリリースにカスタマイズがマージされます。また、開発環境データベースをアップグレード

し、さらに次のタスクを実行します。

� アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備: 移行のためのテストデータを準備します。

� データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(upgrep)))): upgrep モードでデータベース設定ウィザードを実行します。 このウィザードは、Siebel データベーススキーマの基本アップグレードを実行し、レポジトリをロードしてレポ

ジトリのマージの準備を行います。 データベース設定ユーティリティでは、upgrep モードと upgphys モード

の両方が 1 つのステップとして実行されます。

� レポジトリのマージレポジトリのマージレポジトリのマージレポジトリのマージ: Siebel Tools を使用して、既存のレポジトリを新しいリリースのレポジトリにマージし

ます。マージ後ユーティリティによって、フォームアプレットがアップグレードされ、アプレットとビューが正

しく設定されていることが確認されます。

� マージ後ユーティリティの実行マージ後ユーティリティの実行マージ後ユーティリティの実行マージ後ユーティリティの実行: Siebel Tools を使用して、マージされたレポジトリを検査する一連のユー

ティリティを実行します。このユーティリティは、カスタマイズ部分を分析し、新しいリリースのユーザーイン

ターフェイスに準拠するために必要な変更を適用します。

� データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(upgphys)))): upgphys モードでデータベース設定ユーティリティを実行し

ます。 Siebel データベースをさらにアップグレードし、レポジトリのマージ結果の変更を適用してデータベー

スのアップグレードを完了します。

データベース設定ユーティリティは、テスト環境アップグレードと本番環境アップグレードの入力に使用され

る、顧客のレポジトリ定義ファイルと論理スキーマ定義ファイルも生成します。

備考:備考:備考:備考: 同期プロセスでは、Siebel Repository に含まれていない Siebel スキーマ内のカスタムカラムは削除さ

れませんが、Siebel Repositoryに含まれていないSiebelスキーマ内のカスタムインデックスは削除されます。

アップグレードタスクの実行(テスト環境)アップグレードタスクの実行(テスト環境)アップグレードタスクの実行(テスト環境)アップグレードタスクの実行(テスト環境)この段階では、テスト環境の Siebel データベースを新しいリリースにアップグレードし、さらに次のタスクを実行

します。

� アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備: 移行のためにアプリケーションデータを準備するタスクです。

� データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(upgrep)))): upgrep モードでデータベース設定ユーティリティを実行しま

す。 これによって、Siebel データベーススキーマの基本アップグレードを実行します。

� このユーティリティは、upgrep モードでユーティリティを実行する前に、本稼動の準備モードで実行しま

す。本稼動の準備モードでは、アップグレードされた開発環境データベーススキーマを確認し、入力ファイ

ルを作成します。 upgrep モードでは、これらのファイルを使用し、Siebel データベースに対してスキー

マ変更を実行します。

� upgrep モードでは、開発環境のアップグレードからレポジトリおよびスキーマ定義ファイルをインポート

します。 これらのファイルを使用して、Siebel データベースをアップグレードします。

� upgphys の部分は自動的に実行されます。S_APP_VER のスキーマバージョンの更新など、テーブルデー

タに対して管理上の変更を加えます。スキーマ変更は行いません。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.158

Page 59: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベースのアップグレードプロセスについて

アップグレードタスクの実行(本番環境)アップグレードタスクの実行(本番環境)アップグレードタスクの実行(本番環境)アップグレードタスクの実行(本番環境)この段階では、本番環境の Siebel データベースを新しいリリースにアップグレードし、さらに次のタスクを実行し

ます。

� 追加のスキーマ変更: このステップはオプションで、本番環境で実行します。データベース設定ユーティリティ

のこのモードは、データベースをオフラインにせずに実行できます。このモードは、アプリケーションの操作に影

響しないスキーマ変更を実行します。これによって、アップグレードを実行する際に本番データベースをオフライ

ンにする時間を短縮できます。アップグレードチューニングのプロセスチェックリストでは、追加のスキーマ変更

のテストも行います。これによって、追加のスキーマ変更は、本番環境での実行前にテスト環境で確認できます。

� アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備アプリケーションデータの準備: 移行のために本番データベースのアプリケーションデータを準備するタスク

です。

� データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(データベースのアップグレード(upgrep)))): テスト環境では、upgrep モードでデータベースサーバー設定

ユーティリティを起動し、本番環境の設定情報を入力します。 これには、本番環境の Siebel データベースに接

続するための ODBC の定義が含まれます。

このステップによって、ウィザードはテストデータベースをアップグレードする SQL を使用して、本番データ

ベースをアップグレードします。

テストデータベースをアップグレードするために生成された SQL が保存され、新しい SQL は生成されません。

この SQL は、Upgrade Tuner を使用するように調整され、本稼動の準備モードにより改訂されています。本

番データベースをアップグレードする前に、この 2 つの手順を繰り返す必要はありません。

upgphys モードでデータベース設定ユーティリティを実行する必要はありません。upgphys のステップは、

本番環境の upgrep に含まれています。

アップグレード後のタスクの実行アップグレード後のタスクの実行アップグレード後のタスクの実行アップグレード後のタスクの実行この段階では環境をセットアップし、アプリケーションを設定し、次のようにシステムをテストします。

� 環境のセットアップ環境のセットアップ環境のセットアップ環境のセットアップ : アップグレード後の環境をセットアップします。これには、開発者のデータベースの抽

出とデータベース統計の実行などが含まれます。

� アプリケーション管理アプリケーション管理アプリケーション管理アプリケーション管理: アプリケーションをセットアップして、ユーザーアクセスとビューや画面の可視性な

どをセットアップします。

� アプリケーションの設定アプリケーションの設定アプリケーションの設定アプリケーションの設定: 特定のアプリケーションにデータを移行するなど、テストのためにアプリケーショ

ンを準備します。

� システムのテストシステムのテストシステムのテストシステムのテスト: システムをテストします。開発環境のアップグレードでは、基本ユニットのテストを実行

してアプリケーションの操作を確認します。テスト環境のアップグレードでは、完全な回帰系列テストと負荷テ

ストを実行して、システムが本稼動に耐えることを確認します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて」

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

65 ページの「Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

112 ページの「データベース設定ユーティリティについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 59

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベース設定ユーティリティについて

Siebel データベース設定ユーティリティについてデータベース設定ユーティリティについてデータベース設定ユーティリティについてデータベース設定ユーティリティについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース設定ユーティリティは、Siebel データベース設定ウィザードの一部です。データベースサーバー設定

ユーティリティでは、次の操作を実行するための情報がインタラクティブに収集されます。

� Siebel データベースのインストールデータベースのインストールデータベースのインストールデータベースのインストール: Siebel アプリケーションを初めてインストールする際、ウィザードに

よって RDBMS 内に Siebel データベースがセットアップされます。また、Siebel データベースサーバーのイ

ンストール時に言語を追加することもできます。

� Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード: ウィザードを使用して、Siebel データベースを、開発環境、テスト

環境、または本番環境の新しいリリースにアップグレードします。

� Siebel Repository のインポートまたはエクスポート: ウィザードを使用して、レポジトリ全体を、同じス

キーマ定義を持つデータベース環境の間で移動します。インストールされている言語を Tools レポジトリに追

加するためのウィザードもあります。

� 追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用: 新しいリリースへのアップグレードの際に、ウィザードを使用して SQL スクリプ

トを生成します。このスクリプトには、本番データベースをオフラインにせずに実行できるスキーマ変更が含ま

れています。これにより、アップグレードに必要な本番データベースのダウンタイムが短縮されます。

� Siebel Repository の移行 : ウィザードを使用して、データベース間でレポジトリを移行し、ターゲットデー

タベースのスキーマと移行したレポジトリのスキーマ定義を同期させます。

� データベースユーティリティの実行データベースユーティリティの実行データベースユーティリティの実行データベースユーティリティの実行: 一連のウィザードを使用して、次の操作を実行します。

� データベースのスキーマと Siebel Repository のスキーマ定義を同期させます。

� Siebel データベースにライセンスキーを追加します(MSSQL のみ)。

� 既存の時間管理機能を UTC に変換します。

� 既存の変数リスト(LOV)を多言語変数リスト(MLOV)に変換します。

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベース設定ウィザードから[データベースのアップグレード]機能を実行すると、アップグレード環境(開発

環境または本番環境)およびアップグレードの段階(upgrep または upgphys)を指定するためのメッセージが

ウィザードに表示されます。次に、アップグレードに必要な情報の入力を求めるメッセージが表示されます。

情報が収集および確認されると、ウィザードによってアップグレード設定ファイルが作成され、そのファイルを使用

してデータベースのアップグレードに必要な SQL スクリプトを設定するドライバが呼び出されます。

データベース設定ウィザードを終了した後に、アップグレードウィザードを実行します。アップグレードウィザード

では、アップグレードのステップが含まれている state ファイルが開かれます。これらのステップでは、データ

ベース設定ウィザードの実行後に作成された SQL スクリプトが実行されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.160

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベース設定ユーティリティについて

開発環境、テスト環境、および本番環境をアップグレードするには、表 4 に示すように、データベース設定ウィ

ザード(およびアップグレードウィザード)を複数回実行する必要があります。

図 4 に、データベース設定ウィザード(およびアップグレードウィザード)が Siebel Tools によるレポジトリの

マージと連携して環境をアップグレードする方法を示します。

表 4 データベース設定ユーティリティのモード

アップグレードステップアップグレードステップアップグレードステップアップグレードステップ 選択する環境の種類選択する環境の種類選択する環境の種類選択する環境の種類

選択するアップグレード選択するアップグレード選択するアップグレード選択するアップグレード

オプションオプションオプションオプション

開発環境の upgrep 開発 upgrep

開発環境の upgphys 開発 upgphys

テスト環境の本稼動の準備 本番 本稼動の準備

テスト環境の upgrep および upgphys 本番 upgrep および upgphys

追加のスキーマ変更の適用 本番 追加のスキーマ変更の適用

本番環境の upgrep および upgphys 本番 upgrep および upgphys

図 4 アップグレードフロー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 61

Page 62: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベース設定ユーティリティについて

開発環境のアップグレード開発環境のアップグレード開発環境のアップグレード開発環境のアップグレード開発環境のアップグレードでは、このユーティリティを 2 回、それぞれ次の各モードで実行します。

� upgrep: このモードでは、次の変更が行われます。

� インターフェイステーブルとデータベーストリガーを削除します。

� NULL から NOT NULL に変更する必要があるカラムを生成します。

� 新しいテーブルを作成します。既存のテーブルをマージします。

� インデックス作成を準備します。ユニークキー違反がないことを確認します。

� インデックスを作成します。

� シードデータをインポートします。

� バージョン x.x の Prior Customer Repository、New Siebel Repository、および New Customer Repository をインポートします。

� レポジトリオブジェクトを変更し、レポジトリマージの準備を行います。

� プライマリ子外部キー参照を更新します。

� その他のファイル操作を実行します。

� upgphys: このモードでは、次の変更が行われます。

� Siebel データベーススキーマを、マージされたレポジトリの論理スキーマ定義と同期します。

� 共通テーブルを複製します。

� レポジトリオブジェクト定義をファイル custrep.dat にエクスポートします。

� 論理スキーマ定義をファイル schema.ddl にエクスポートします。

これらの 2 つのファイルは、テスト環境アップグレードと本番環境アップグレードで入力ファイルとして

使用されます。

� New Customer Repository の名前を Siebel Repository に変更します。

� S_APP_VER のスキーマのバージョンを更新します。

テスト環境のアップグレードテスト環境のアップグレードテスト環境のアップグレードテスト環境のアップグレードテスト環境のアップグレードでは、このユーティリティを 3 回実行します。

� 本稼動の準備本稼動の準備本稼動の準備本稼動の準備:

備考:備考:備考:備考: このトピックが適用できるのは、Siebel Business Applications リリース 7.5.3 からリリース 8.1 へ

のアップグレードのみです。 たとえば、リリース 7.7 から 8.1 へのアップグレードの場合は、このステップを

実行する必要はありません。

テストデータベースで次の処理を実行します。

� 開発環境データベースを検査して、共通テーブルを複製したりデータベース統合のサポートをセットアップ

したりする SQL を生成します。

テスト環境では、このアップグレード手順を実行する前に、開発環境データベースへの ODBC 接続を定義

する必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.162

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベース設定ユーティリティについて

� レポジトリスキーマと物理データベーススキーマを比較します。物理スキーマに存在してレポジトリスキー

マに存在しないインデックスを示すファイルを生成します。 これらのインデックスを削除するかどうかは

ユーザーが決定できます。

� upgrep: このモードでは、次の変更が行われます。

� インターフェイステーブルとデータベーストリガーを削除します。

� NULL から NOT NULL に変更する必要があるカラムを生成します。

� 開発環境アップグレードで生成された custrep.dat ファイルと schema.ddl ファイルを使用し、新しい

テーブルを作成して既存のテーブルとマージします。

� インデックス作成を準備します。ユニークキー違反がないことを確認します。

� インデックスを作成します。

� シードデータをインポートします。

� プライマリ子外部キー参照を更新します。

� その他のファイル操作を実行します。

� upgphys の部分は自動的に実行されます。S_APP_VER のスキーマバージョンの更新など、テーブルデー

タに対して管理上の変更を加えます。スキーマ変更は行いません。

� アップグレードのチューニングアップグレードのチューニングアップグレードのチューニングアップグレードのチューニング: これらの手順はオプションです。ログ解析ユーティリティを使用すると、

アップグレード用に生成された SQL をチューニングできます。ログ解析によって、使用されない SQL コマン

ドや並行して実行可能な SQL コマンドが識別されます。それによって、本番データベースのアップグレードに

必要な時間が短縮されます。

また、追加のスキーマ変更スクリプトをテストして、アプリケーションの操作に悪影響を及ぼさないことを確認

できます。追加のスキーマ変更によって、スキーマのアップグレードの一部は、データベースをオフラインにせ

ずに実行できます。これにより、本番データベースのダウンタイムが短縮されます。

本番環境のアップグレード本番環境のアップグレード本番環境のアップグレード本番環境のアップグレードアプリケーションのテストおよびアップグレード用の SQL コマンドのチューニングが完了した後は、本番環境の

アップグレードを行います。本番環境のアップグレードでは、テスト環境で生成された SQL コマンドを使用しま

す。 テスト環境で次の手順を実行し、本番環境の Siebel データベースをアップグレードします。

� 本番環境の Siebel データベースへの ODBC 接続を定義します。

� 追加のスキーマ変更の適用: このステップはオプションで、本番環境で実行します。データベース設定ユー

ティリティのこのモードは、データベースをオフラインにせずに実行できます。このモードでは、アプリケー

ションの操作に影響しないスキーマ変更を実行します。これによって、アップグレードを実行する際に本番デー

タベースをオフラインにする時間を短縮できます。

� 本稼動の準備本稼動の準備本稼動の準備本稼動の準備: このステップは必須ではありません。テスト環境のアップグレードの一部として、すでに実行

されています。必要な変更は、アップグレード用の SQL コマンドにすでに加えられています。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 63

Page 64: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベース設定ユーティリティについて

� upgrep: テスト環境で、データベース設定ユーティリティを実行します。テスト環境ではなく本番環境のた

めの情報(新しい ODBC 定義など)を入力します。

データベース設定ユーティリティによって、本番環境の情報がアップグレード設定ファイルに反映され、ファイ

ルが更新されます。以前にユーティリティを実行した際に設定したロックファイルにより、新しい SQL の生成

が防止されます。これによって、修正およびチューニング済みの SQL が保持されます。

アップグレードウィザードを実行すると、本番環境に関する情報が設定ファイルから読み取られ、テスト環境の

SQL コマンドを使用して本番環境の Siebel データベースがアップグレードされます。

upgrep のステップによって、テスト環境で実行されたときと同じ変更が適用されます。ここでは、本番環境の

アップグレードにおける upgphys 部分も自動的に実行されます。

アップグレード設定ファイルとアップグレード設定ファイルとアップグレード設定ファイルとアップグレード設定ファイルと SQL ファイルの作成方法ファイルの作成方法ファイルの作成方法ファイルの作成方法データベースサーバー設定ユーティリティを実行すると、次のアクションが実行されます。

� 設定情報を収集します。

� マスターアップグレード設定ファイル(UCF)を作成します。このファイルによって、データベースサーバー

設定ユーティリティで入力した情報が環境変数にマップされます。

� この入力情報を SQL ジェネレータに転送します。SQL ジェネレータは、必要なコマンドにより SQL ファイル

を作成または生成します。SQL ジェネレータは、アップグレードに必要なすべての SQL コマンドを含む中間

XML ファイルから、これらのコマンドを抽出します。

� アップグレードウィザードの起動を求めるプロンプトが表示されます。

場合によっては、アップグレードウィザードを実行する前に、「Bulletins」、「Alerts」、または My Oracle Support の「Siebel Release Notes」の要件に従って、生成された SQL ファイルを修正する必要がありま

す。この場合は、アップグレードウィザードの実行を求めるプロンプトに、[いいえ]と答えます。次に、SQLファイルを編集し、手動でアップグレードウィザードを起動します。

マスター設定ファイルの検索方法マスター設定ファイルの検索方法マスター設定ファイルの検索方法マスター設定ファイルの検索方法マスターアップグレード設定ファイルは、次の場所に格納されています。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin

マスターアップグレード設定ファイルでは、次の命名規則を使用します。

master_UPGRADEOPTION_ENVIRONMENT_VERSION.ucf

ここで、各項目は次のようになります。

� UPGRADEOPTIONは、実行するアップグレードプロセスです。

� upgrep は、Siebel データベーススキーマのアップグレードを示します。

� upgphys は、カスタムデータベーススキーマのアップグレードを示します。

� prepare_for_production_upgrade は、本稼動アップグレードの準備を示します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.164

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルに

ついて

� ENVIRONMENTは、アップグレードする環境です。

� 開発環境のアップグレード = dev

� 本番環境のアップグレード = prod

� VERSIONは、アップグレードする元のバージョンです。

たとえば、リリース 7.0.4 からアップグレードする場合、開発環境の upgrep によって生成されるマスター設定

ファイルは、次のようになります。

master_upgrep_dev_704.ucf

本稼動の準備モードで生成されるマスター設定ファイルは、次のようになります。

master_prepare_for_production_upgrade.ucf

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて」

65 ページの「Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルについて」

Siebel アップグレードウィザードおよびドライバアップグレードウィザードおよびドライバアップグレードウィザードおよびドライバアップグレードウィザードおよびドライバファイルについてファイルについてファイルについてファイルについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

アップグレードは、アップグレードウィザードによって実行されます。データベースサーバー設定ユーティリティに

よって収集された情報を使用して、コマンドや SQL スクリプトが実行されます。これらのコマンドおよび SQL ス

クリプトは、ドライバファイルに格納されています。ドライバファイルは ASCII テキスト形式で、ステップごとに

編成されています。アップグレードウィザードでは、ドライバファイルに記載されているステップが読み込まれ、各

ステップに含まれるコマンドが実行されます。

ドライバファイルでは、ステップは空白行によって区切られており、各ステップの 初には、File Execute Entry番号が記述されています。各ステップの重要部分は、実行されるコマンドまたはスクリプトです。 SQL スクリプト

が指定されている場合は、アップグレードウィザードの実行前に、そのスクリプトによって Siebel データベースに

どのような変更が加えられるかを確認できます。

ドライバファイルは、主要なアップグレード操作ごとに用意されています。次にドライバファイルの例を示します。

� driver_upgrep_dev_81.ucf

� driver_upgphys_dev_81.ucf

� driver_upgrep_prod_81.ucf

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 65

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルに

ついて

次に、ドライバファイルの抜粋を示します。このファイルは、Oracle データベース上で Siebel CRM 8.x の開発環

境の upgrep を制御します。この抜粋には 3 つのステップが含まれています。

[Sql File Entry 0]

Type = DbSql

File Name = rename_existing_repositories.sql

Use Table Owner = 1

Use System Admin = 0

IgnoreAllDDLErrors = 0

IgnoreAllDMLErrors = 0

Argument 0 = $SiebelVersion

Title = Verify Repository Name

Title Message Num = 0

Estimated Disk Space = 0

Backup Db = 0

Parallelizable Item = 0

Prompt User For Status = 0

[File Execute Entry 1]

Type = FileExecute

File Name = $SiebelRoot¥bin¥odbcsql

Check Return Code = 1

Return Code Compliance = 0

16 Bit App = 0

Command Line = /s "$ODBCDataSource" /u $TableOwner /p $TablePassword /separator / /a /c rem /l $SiebelLogDir/dropif-db.log $DbsrvrRoot/$DatabasePlatform/dropif-db.sql /v

Number of 10 Second Wait Loops = 2000

Return Code = 0

Title = Drop interface tables

Title Message Num = 0

Estimated Disk Space = 0

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.166

Page 67: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルに

ついて

Backup Db = 0

Parallelizable Item = 0

Prompt User For Status = 0

[File Execute Entry 2]

Type = FileExecute

File Name = $SiebelRoot¥bin¥odbcsql

Check Return Code = 1

Return Code Compliance = 0

16 Bit App = 0

Command Line = /s "$ODBCDataSource" /u $TableOwner /p $TablePassword /separator / /a /c rem /l $SiebelLogDir/trigdrop-db.log $DbsrvrRoot/$DatabasePlatform/trigdrop-db.sql /v

Number of 10 Second Wait Loops = 2000

Return Code = 0

Title = Drop triggers

Title Message Num = 0

Estimated Disk Space = 0

Backup Db = 0

Parallelizable Item = 0

Prompt User For Status = 0

アップグレードドライバのファイルおよびアップグレードドライバのファイルおよびアップグレードドライバのファイルおよびアップグレードドライバのファイルおよび SQL スクリプトの検索方法スクリプトの検索方法スクリプトの検索方法スクリプトの検索方法ドライバファイルは、次の場所に格納されています。

Windows: DBSRVR_ROOT¥PLATFORM¥UPGRADE¥VERSION

UNIX: DBSRVR_ROOT/bin/PLATFORM/UPGRADE/VERSION

ここで、各項目は次のようになります。

� PLATFORMは、データベースタイプ(ORACLE など)です。

� VERSIONは、アップグレードする元のバージョン(V8.1 など)です。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 67

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて

たとえば、Siebel 7.7 をアップグレードする場合、開発環境の upgrep 用のドライバファイルは、次のようになり

ます。

driver_upgrep_dev_77.ucf

アップグレード用に生成または設定される SQL スクリプトのほとんどは、ドライバファイルと同じディレクトリに

格納されます。 残りの SQL スクリプトは、¥PLATFORM ディレクトリに格納されます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

56 ページの「Siebel データベースのアップグレードプロセスについて」

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

84 ページの「Siebel 開発環境のアップグレードフローの例」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて追加のスキーマ変更の適用モードについて追加のスキーマ変更の適用モードについて追加のスキーマ変更の適用モードについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

すべてのデータベース。すべてのデータベース。すべてのデータベース。すべてのデータベース。このトピックは、サポートされるすべてのデータベースに適用されます。

Windows およびおよびおよびおよび UNIX のみ。のみ。のみ。のみ。このトピックは、IBM z/OS プラットフォームには適用されません。

Siebel CRM 8.0 では、追加のスキーマ変更の適用モードはデータベースサーバー設定ユーティリティの一部とな

ります。追加のスキーマ変更モードは、本番データベースのアップグレードに必要なダウンタイムを削減することを

目的としています。

追加のスキーマ変更では、SQL スクリプトが生成されます。実際の本番データベースをオフラインにする前に、本

番環境のデータベースでこのスクリプトを実行し、本番環境の upgrep を実行します。このスクリプトによって、

通常は本番環境の upgrep の一部であるアップグレードステップのいくつかが実行されます。これによって、デー

タベースがオフラインのときに実行しなければならない upgrep のステップを減らし、データベースのダウンタイ

ムを削減できます。

この SQL スクリプトの実行はオプションです。実行しなかった場合、この SQL スクリプトに含まれるステップは、

通常の本番環境の upgrep で実行されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.168

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて

変更の種類変更の種類変更の種類変更の種類追加のスキーマ変更では、新しいリリースをサポートするために次のタイプのスキーマ変更が加えられます。これら

の変更が、データの整合性および正規化に悪影響を及ぼすことはありません。

� 新しいテーブルが作成されます。

� 既存のテーブルにカラムが追加されます。このカラムは Null として指定するか、Null ではない場合はデフォル

ト値を指定する必要があります。

� 新しいテーブルに対して一意ではないインデックスが作成されます。

� numeric 型カラムまたは varchar 型カラムのカラムサイズが大きく設定されます。ピックリストの基本カラ

ム以外のカラムである必要があります。また、行サイズの合計は、データページのサイズ未満である必要があり

ます。

� NOT NULL カラムが NULL カラムに修正されます。

� データ型が char から varchar に修正されます。

追加のスキーマ変更の実装追加のスキーマ変更の実装追加のスキーマ変更の実装追加のスキーマ変更の実装追加のスキーマ変更スクリプトは、データベースサーバー設定ユーティリティを起動し、[追加のスキーマ変更の適

用]を選択して生成します。他のアップグレードモードと同様に、環境情報の入力を求められます。

入力した内容を確認して確定すると、ウィザードによって platform¥driver_additive_gen.ucfファイルに情

報が生成されます。ここで、platformは、データベースタイプ(DB2、MSSQL、Oracle)です。

アップグレードウィザードによって次のステップが実行されます。

� master_additive_gen.ucf ファイルが読み取られ、環境情報およびドライバファイルの名前が取得されます。

� driver_additive_gen.ucfファイルが読み取られ、そのファイルに含まれる ddlimp2 コマンドが実行され

ます。

� ddlimp2 コマンドによって、次のステップが実行されます。

� schema.ddlファイルからテーブルやインデックスを読み取ります。

� 指定されたデータベースとの接続を確立し、既存のスキーマおよびインデックスを読み取ります。

� データベースをオンラインにした状態で実行できるアップグレードスキーマ変更を識別します。

� これらのアップグレード変更を schema.additive.sqlスクリプトに書き込みます。

� すべての操作を schema.additive.logに書き込みます。

このアップグレードウィザードでは、データベースに対して schema.additive.sqlは実行されません。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 69

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて

追加のスキーマ変更モードの使用方法追加のスキーマ変更モードの使用方法追加のスキーマ変更モードの使用方法追加のスキーマ変更モードの使用方法追加のスキーマ変更モードを実行するには、次のワークフローに従います。

1 テスト環境で、すべての開発テストおよびアップグレードテストを完了します。 終的な schema.ddlファイ

ルを確定する必要があります。

2 アップグレードパフォーマンスのチューニングプロセスチェックリストの一部として、テスト環境のデータベー

スをアップグレードされていない元の状態に復元します。

3 データベースサーバー設定ユーティリティを、追加のスキーマ変更の適用モードで実行し、

schema.additive.sqlスクリプトを生成します。

4 Windows: アップグレードウィザードを起動するかどうかを確認するメッセージは表示されません。代わり

に、アップグレードウィザードが自動的に起動され、schema.additive.sqlスクリプトが作成されます。

アップグレードウィザードでは、データベースに対してスクリプトは実行されません。

5 UNIX: データベースサーバー設定ユーティリティが終了した後、アップグレードウィザードを実行して、

schema.additive.sqlスクリプトを生成します。アップグレードウィザードでは、データベースに対してス

クリプトは実行されません。

6 schema.additive.logファイルを確認します。スクリプトが正常に作成されたことを確認します。

7 schema.additive.sqlスクリプトを確認します。実行された変更がカスタマイズと矛盾していないことを確

認します。必要に応じて、スクリプトを編集します。

8 SQL エディタを使用して、schema.additive.sqlスクリプトをデータベースに適用します。

9 アプリケーションが正常に機能することを確認します。必要な場合は、schema.additive.sqlを修正して

データベースに再適用します。

10 アップグレードパフォーマンスのチューニングプロセスチェックリストに含まれている作業の残りを実行しま

す。 39 ページの「Siebel アップグレードパフォーマンスのチューニングプロセス」を参照してください。

11 本番データベースをアップグレードする準備ができたら、本番環境の upgrep を実行する前に、本番データ

ベースに対して schema.additive.sqlスクリプトを実行します。

12 その後にデータベース統計を実行する必要はありません。スキーマの変更は、アップグレード前のアプリケー

ション機能を 適化するのには役立ちません。

このワークフローのステップは、アップグレードのチューニングおよび本番環境のアップグレードプロセスに使用す

るチェックリストに含まれています。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

56 ページの「Siebel データベースのアップグレードプロセスについて」

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.170

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベースアップグレードのログファイルについて

Siebel データベースアップグレードのログファイルデータベースアップグレードのログファイルデータベースアップグレードのログファイルデータベースアップグレードのログファイルについてについてについてについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。IBM z/OS には適用されません。

アップグレードウィザードによって、アップグレードプロセス(開発環境の upgrep や upgphys など)に関する

詳細な情報がログファイルに書き込まれます。これらのファイルには、アップグレードステップに関する詳細な情報

とすべてのエラーが記載されています。ログ解析ユーティリティでは、これらのログファイルが分析され、要約され

ます。

アップグレードウィザードのログファイルアップグレードウィザードのログファイルアップグレードウィザードのログファイルアップグレードウィザードのログファイルアップグレードウィザードによって、各プロセスに関するログファイルが次のディレクトリに書き込まれます。

Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥PROCESS

UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/PROCESS

ここで、PROCESSは、デフォルトで UPGRADEOPTION_ENVIRONMENT_VERSIONとなります。

たとえば、Siebel 8.1 の開発環境の upgrep に関するログファイルが、次の場所に表示されます。

Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥upgrep_dev_81

UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/upgrep_dev_81

データベースサーバー設定ユーティリティの[ログの出力先ディレクトリ]画面では、ログファイル用に、異なる

ディレクトリを選択できます。

logディレクトリの各サブディレクトリには、次のファイルが含まれています。

� output: このサブディレクトリには、アップグレードウィザードのログファイルが含まれています。

� upgwiz.log(UNIX では、srvrupgwiz.log): プロセスのアップグレードウィザードログ。このログに

は、アップグレードウィザードの実行に関する詳細な情報が記載されます。プロセスを複数回実行した場合

は、ログ名の番号が upgwiz2.logまたは srvrupgwiz2.logのように増加します。

� Windows のみ。 upgwizn(nnn)という名前のログファイルは無視してかまいません。たとえば、

upgwiz1(001).log、upgwiz1(002).logなどのファイルです。

� Windows のみ。sw_cfg_xxx という名前のログファイルは無視してかまいません(これらのファイルは、

log ディレクトリに配置されています)。

� UNIX のみ。 srvrupgwizn_nnnという名前のログファイルは無視してかまいません。たとえば、

srvrupgwiz1_01.log、srvrupgwiz1_02.logなどのファイルです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 71

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベースアップグレードのログファイルについて

� siebel.logという名前のログファイルは無視してかまいません。

ヒント:ヒント:ヒント:ヒント: 各アップグレードプロセス(開発環境の upgrep など)のドライバファイルは、

¥dbsrvr¥platform¥upgrade¥versionにあります。 ドライバファイルの例には、

driver_upgrep_dev_77.ucf などがあります。アップグレードウィザードによってドライバファイルのス

テップが実行されます。ステップで ddlimp または dataimp などのユーティリティが呼び出された場合は、コ

マンド構文の /l オプションによってログファイルの名前が指定されます。 ログの出力先を変更していない限り、

$SiebelLogDirは ¥siebsrvr¥log¥processです。

� state: このサブディレクトリには、state.log ファイルが含まれています。

� state.log: state.log ファイルは、アップグレードプロセスの各ステップ、およびそのステップが正常に

完了したかどうかを示します。

output および state ログファイルディレクトリは、正しく完了したプロセスの後続の実行により自動的に

アーカイブされます(後続のログディレクトリの名前には、_1、_2などが付加されます)。ディスクス

ペースを保持するには、ログディレクトリを定期的に削除するか、別の場所に保存してください。

� summary : このサブディレクトリは、ログ解析ユーティリティによって生成されます。 ログ解析ユーティリ

ティでは、アップグレードを要約するレポートである summary.htmlが生成されます。 summary.htmlファ

イルには、summaryサブディレクトリの html ページへのリンクが含まれています。

� Summary.html: このファイルは、ログ解析ユーティリティによって作成されます。 このファイルには、

outputディレクトリにあるログファイルが要約されています。このファイルを使用して、すべてのアップグ

レードステップが正常に完了していることを確認し、エラーが発生したかどうかを判断します。

� Summary.txt: ログ解析ユーティリティによって作成されるテキストファイルです。このファイルには、

summary.htmlと同じ情報が記載されます。

備考:備考:備考:備考: 使用しているマシンにブラウザがインストールされていない場合は、summary.htmlの代わりに

summary.txtを確認してください。

� Summary.xml: 本番環境のアップグレード中にログ解析ユーティリティによって作成されるファイルです。

Siebel Upgrade Tuner は、このファイルを使用してテーブル作成とインデックス作成を並行処理し、行に影

響を与えない SQL を無効にします(開発環境のアップグレードでは、summary.xmlファイルは作成されませ

ん)。

� upgtuner_ftp_get.txt((((UNIX のみ)のみ)のみ)のみ): 本番環境のアップグレード中にログ解析ユーティリティによって

作成されるファイルです。このファイルを使用して、UNIX マシンからのアップグレードスクリプトを

Windows マシンの一時ディレクトリに転送し、アップグレードのチューニングを実行できます(開発環境の

アップグレードでは、upgtuner_ftp_get.txt ファイルは作成されません)。

� upgtuner_ftp_put.txt((((UNIX のみ)のみ)のみ)のみ): 本番環境のアップグレード中にログ解析ユーティリティによって

作成されるファイルです。本番環境のアップグレードスクリプトをチューニングした後は、このファイルを使用

して、チューニングしたアップグレードスクリプトを Windows マシンの一時ディレクトリから UNIX 環境に

再転送できます(開発環境のアップグレードでは、upgtuner_ftp_put.txt ファイルは作成されません)。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.172

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel データベースアップグレードのログファイルについて

ログ解析ユーティリティログ解析ユーティリティログ解析ユーティリティログ解析ユーティリティ各アップグレードプロセスについて、ログ解析ユーティリティでは、siebsrvr¥log¥processにあるログファイ

ルを分析します。その後、これらのログファイルは要約され、複数のレポートとして提供されます。ログ解析レポー

トによって、次の情報が提供されます。

パラメータレポートパラメータレポートパラメータレポートパラメータレポート

パラメータレポートには、アップグレードプロセスに必要な時間の合計が示されます。また、アップグレードプロセ

スで使用された環境変数や入力ファイルも示されます。このレポートを使用して、アップグレードが正しくセット

アップされたことを確認してください。

ステップステップステップステップ / エラーの概要エラーの概要エラーの概要エラーの概要

ステップ / エラーの概要には、アップグレードプロセスの各ステップおよびそのステップが正常に完了したかどうか

が示されます。また、各ステップについて、詳細なステップ概要へのリンクも記載されます。

ステップの詳細な概要には、アップグレードウィザードによって返されたエラー、SQL スクリプト、およびドライ

バファイルによって呼び出された ddlimp や dataimp など、アップグレードユーティリティによって返されたエ

ラーなどが示されます。

Oracle データベースおよび IBM DB2 の場合、ステップの詳細な概要には、修正が必要な許容されないエラーのみ

が示されます。重要でないエラーは示されません。

MSSQL の場合、ステップの詳細な概要には、重要でないエラーを含むすべてのエラーが示されます。各データベー

スタイプに関する重要でないエラーを示すエラーファイル(errors.xlsおよび errors.rtf )が提供されます。

summary.htmlファイルにエラーがある場合は、そのファイルとエラーファイルを比較して、重要でないエラーか

どうかを判断する必要があります。

実績レポート実績レポート実績レポート実績レポート

実績レポートにより、 長実行 SQL スクリプトのリストおよび 0 行を返す SQL スクリプトのリストが提供されま

す。これらのリストには、各スクリプトへのリンクが含まれています。Upgrade Tuner はこの情報を入力として使

用し、アップグレードパフォーマンスのチューニングに役立てます。

また、このレポートによって、アップグレードプロセスで実行された DDL コマンドの 2 つのリストが提供されま

す。DDL の概要には、ddlimp ユーティリティによって作成、変更、または削除されたテーブルのリストが示され

ます。ネイティブ DDL の概要には、SQL スクリプトによって作成、変更、または削除されたテーブルのリストお

よび各スクリプトへのリンクが含まれます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 73

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて

Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて大文字小文字同一視ウィザードについて大文字小文字同一視ウィザードについて大文字小文字同一視ウィザードについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

Siebel CRM 8.0 ではクエリー機能が強化され、すべての適切なテキストカラムに対して、大文字小文字およびア

クセントを同一視する(CIAI)クエリーを直接サポートするインデックスを設定できます。CIAI ウィザードでは、

レポジトリで CIAI カラムと CIAI インデックスが定義され、指定したカラムを CIAI クエリー対応のカラムとして

設定します。また、このウィザードでは、これらのカラムの Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

強化された CIAI 機能によって、クエリーの効果とパフォーマンスが向上します。CIAI ウィザードの実行は、オプ

ションです。

CIAI ウィザードは、開発環境のアップグレードの際に、upgrep の後およびレポジトリマージの前に実行します。

CIAI ウィザードの処理内容の概要ウィザードの処理内容の概要ウィザードの処理内容の概要ウィザードの処理内容の概要CIAI ウィザードでは、レポジトリで次の機能が実行され、CIAI クエリーに対応するようにカラムが設定されます。 レポジトリを Siebel データベースと同期するまで、Siebel データベースにはカラムまたはインデックスは作成さ

れません。 CIAI クエリーに対して設定するカラムは、「ベースカラム」といいます。

� 入力ファイルを使用した場合は、すべてのレコードの構文が検証されます。

� 指定したすべてのテーブルおよびカラムが CIAI 設定に適切であることが検証されます。

� 適切なベースカラムそれぞれに、新しい CIAI カラムが定義されます。CIAI カラムには、ベースカラムのデー

タを大文字にしたものが設定されます。

� インデックス付け方法に Single または Copy All を選択した場合は、ウィザードによって、CIAI カラムに対

するインデックスが定義されます。

� インデックス付け方法に Copy All を選択した場合は、ベースカラムをキーに持つすべてのインデックスのコ

ピーが定義されます。新しいインデックスは、ベースカラムではなく CIAI カラムを参照します。

� ベースカラムに対する Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

� CIAI クエリーをサポートするために、フラグが設定され、レポジトリでは他の設定操作が実行されます。

CIAI ウィザードを特別なモードで実行すること、インデックスが定義されていないカラムに対して、Default Insensitivity プロパティを設定することもできます。

CIAI クエリー拡張機能の 大の目的は、大文字小文字同一視検索に使用できるインデックスを提供することです。

データベースでは、レコード検索のためにテーブルのスキャンを実行する必要はありません。この拡張機能により、

データベースでは、大文字小文字を同一視する検索をより迅速に実行することが可能になります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.174

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて

たとえば、S_CONTACT で、LAST_NAME カラムを CIAI クエリー対応カラムに設定するとします。CIAI ウィ

ザードでは、LAST_NAME_CI というカラムが定義されます。この場合、Smith という名前を検索すると、オブ

ジェクトマネージャによって次のようなクエリー(IBM DB2)が作成されます。

SELECT column list FROM S_CONTACT

WHERE LAST_NAME_CI indicates SMITH

データベースでは、LAST_NAME_CI の CIAI インデックスを使用してレコードが検索されます。

Force Case が設定されているカラムでは、データベースのデータはすべて同じケースになります。CIAI カラムま

たはインデックスは必要ありません。オブジェクトマネージャでは、ベースカラムで定義済みのインデックスを使用

してレコードが取得されます。

CIAI カラムおよびインデックスのデータベースへの実装方法カラムおよびインデックスのデータベースへの実装方法カラムおよびインデックスのデータベースへの実装方法カラムおよびインデックスのデータベースへの実装方法開発環境のアップグレードでは、レポジトリスキーマ定義を物理データベースに適用します。レポジトリの CIAI カラムおよびインデックスが物理データベースでどのように実装されるかは、データベースタイプによって異なりま

す。たとえば、Microsoft SQL では、CIAI カラムは計算カラムとして実装されます。 一方、Oracle データベース

では、CIAI カラムは関数ベースのインデックスとして実装されます。また、IBM DB2 では、CIAI カラムは、ス

キーマカラムとして実装されます。

CIAI ウィザードのモードウィザードのモードウィザードのモードウィザードのモードCIAI ウィザードは、次の 2 つのいずれかのモードで実行できます。

� 指定したカラムの設定: 入力ファイルを使用したり、手動でファイルを選択することによって、CIAI クエリー

対応に設定するカラムを指定できます。

� 入力ファイルの使用入力ファイルの使用入力ファイルの使用入力ファイルの使用: ウィザードによって入力ファイルが読み込まれ、ファイル内のカラムが CIAI クエ

リー対応に設定されます。入力ファイルを使用すると、ウィザードで使用される設定オプションを制御でき

ます。Oracle では、推奨される入力ファイルを提供しています。これらのファイルには、検索でよく使用

されるカラムが含まれています。大量のカラムを有効にする場合、またはデフォルト以外のメソッドやイン

デックス付け方法を使用する場合は、入力ファイルを使用してください。

� カラムの手動選択カラムの手動選択カラムの手動選択カラムの手動選択: Tools の Object Explorer を使用すると、特定のカラムを手動で選択し、CIAI クエ

リー対応に設定できます。ウィザードでは、デフォルトの設定を使用して、これらのカラムが設定されま

す。設定オプションを変更する場合は、設定文字列をテキストファイルにエクスポートして編集した後、そ

のファイルを入力ファイルとして使用してウィザードを実行します。

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� インデックスのないカラムに対するクエリーの構築方法の指定インデックスのないカラムに対するクエリーの構築方法の指定インデックスのないカラムに対するクエリーの構築方法の指定インデックスのないカラムに対するクエリーの構築方法の指定: CIAI ウィザードでは、インデックスがすでに

定義されているカラムに対してのみ、CIAI カラムおよびインデックスが定義されます。しかし、インデックス

がないカラムで他のすべての適格条件を満たしているカラムについては、CIAI ウィザードを特別なモードで実

行することによって、それらのカラムの Default Insensitivity プロパティを None から DB Case & Accentに変更できます。その場合、クエリーでは、比較を行う前にカラムの値が大文字に変換されます。これによっ

て、大文字小文字およびアクセントを同一視する検索が可能になります。

たとえば、S_CONTACT の LAST_NAME カラムに対するインデックスが定義されていないとします。CIAIウィザードを実行して、Default Insensitivity を DB Case & Accent に設定します。この場合、Smith とい

う名前を検索すると、オブジェクトマネージャでは、次のようなクエリー(IBM DB2)が使用されます。

SELECT column list FROM S_CONTACT

WHERE UPPER(LAST_NAME) LIKE UPPER(Smith)

入力ファイルの形式入力ファイルの形式入力ファイルの形式入力ファイルの形式適切なテーブルカラムを設定する場合、CIAI ウィザードでは、カンマ区切りの csv ファイルを入力として使用でき

ます。ファイルの各行は、CIAI クエリー対応に設定する 1 つのカラムを定義する 1 つのレコードとなります。

レコードの形式は、次のとおりです。

<テーブル名 >,<カラム名 >,<メソッド >,<インデックス付け方法 >,<オペレーション >

次のレコードの例では、レコード内のフィールドについて説明します。

S_CONTACT,EMAIL_ADDR,Database,Copy All,On

レコードの 初の 2 項目(テーブル名とカラム名)のみが必須項目です。項目が省略されているレコードについて

は、CIAI ウィザードによってそれらの項目にデフォルト値が挿入されます。

レコードの項目を省略する場合でも、項目を区切るカンマは必ず記述する必要があります。次にインデックス付け方

法の項目が省略されているレコードの例を示します。

S_CONTACT,EMAIL_ADDR,Database,,On

CIAI ウィザードでは、非正規化カラムに対して特別な処理は実行されません。非正規化カラムに対して CIAI クエ

リーを設定するには、そのカラムを入力ファイルに含める必要があります。

Oracle では、Siebel Business Applications および Siebel Industry Applications 用に推奨入力ファイルを提

供しています。入力ファイルの拡張子は .csv で、次のディレクトリに配置されています。

Windows: Tools_Install_dir¥objects

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適格条件適格条件適格条件適格条件CIAI ウィザードは、入力ファイルまたは手動で選択したカラムのすべてのレコードが次の適格条件を満たしている

ことを確認します。

� テーブルとカラムが、レポジトリに存在している必要があります。

� カラムが有効で、指定されたテーブルに所属している必要があります。

� テーブルタイプが、CIAI 設定をサポートしている必要があります。

� カラムの機能タイプが、CIAI 設定をサポートしている必要があります。

� カラムの物理タイプが、CIAI 設定をサポートしている必要があります。

� カラムに対して 1 つまたは複数のインデックスがすでに定義されている必要があります。インデックスが定義

されていないカラムが、他のすべての適格条件を満たしている場合、そのカラムはウィザードで受け入れられま

すが、CIAI カラムまたはカラムに対する CIAI インデックスは作成されません。ウィザードによって、

Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

テーブル名テーブル名テーブル名テーブル名 - サポートされているテーブルタイプサポートされているテーブルタイプサポートされているテーブルタイプサポートされているテーブルタイプ表 5 に、CIAI クエリー対応に設定できるテーブルタイプを示します。

表 5 サポートされているテーブルタイプ

テーブルタイプテーブルタイプテーブルタイプテーブルタイプ

CIAI クエリー対応としてクエリー対応としてクエリー対応としてクエリー対応として

の設定の設定の設定の設定

Data (Intersection) 可

Data (Private) 可

Data (Public) 可

Database View 不可

Dictionary 不可

Extension 可

Extension (Siebel) 可

External 不可

Interface 不可

Log 不可

Repository 不可

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カラム名カラム名カラム名カラム名 - サポートされているカラムの機能タイプサポートされているカラムの機能タイプサポートされているカラムの機能タイプサポートされているカラムの機能タイプ表 6 に、CIAI クエリー対応に設定できるカラムの機能タイプを示します。

カラム名カラム名カラム名カラム名 - サポートされているカラムの物理タイプサポートされているカラムの物理タイプサポートされているカラムの物理タイプサポートされているカラムの物理タイプ表 7 に、CIAI クエリー対応に設定できるカラムの物理タイプを示します。

表 6 サポートされているカラムの機能タイプ

カラムの機能タイプカラムの機能タイプカラムの機能タイプカラムの機能タイプ CIAI クエリー対応としての設定クエリー対応としての設定クエリー対応としての設定クエリー対応としての設定

Data (Private) 可

Data (Public) 可

Denormalized 可

Extension 可

External 不可

IFMGR: Exists 不可

IFMGR: FKey 不可

IFMGR: Status 不可

IFMGR: ROW_ID 不可

System 不可

表 7 サポートされているカラムの物理タイプ

物理タイプ物理タイプ物理タイプ物理タイプ

DB 値値値値 マッピング先マッピング先マッピング先マッピング先

CIAI クエリー対応としてのクエリー対応としてのクエリー対応としてのクエリー対応としての

設定設定設定設定

C Char 可

D Date 不可

N Number 不可

S Time Stamp 不可

T Date Time 不可

U UTC Date Time 不可

V Varchar 可

X Text 可

L CLOB 可

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ウィザードでは、Text と CLOB は有効なタイプとして受け入れられます。ただし、これらの 2 つのタイプについて

は、ウィザードで CIAI カラムまたは CIAI インデックスは作成されません。ウィザードによって、Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

メソッドとインデックス付け方法メソッドとインデックス付け方法メソッドとインデックス付け方法メソッドとインデックス付け方法CIAI ウィザードのメソッドとインデックス付け方法によって、ウィザードがカラムに対して CIAI クエリーをどの

ように設定するるかが決定されます。

次の 2 つのメソッドがあります。

� Force Case:::: Force Case メソッドでは、CIAI カラムまたはインデックスは作成されません。Force Caseメソッドは、Force Case プロパティが設定されているカラムに対して使用します。

Force Case プロパティが設定されていると、カラムのデータは、データベースに書き込まれる前に同じケース

(FirstUpper、lower、upper)に設定されます。ベースカラムのすべてのデータのケースが同じになるため、

そのベースカラムとインデックスは、大文字小文字を同一視するクエリーに使用できます。CIAI カラムおよび

インデックスは必要ありません。

Force Case が FirstUpper、Lower、または Upper に設定されている場合、CIAI ウィザードは、カラムに対

して Force Case が設定されているものとみなします。 Force Case が none または is null に設定されている

場合は、Force Case が設定されていないものとみなします。

� Database:::: Database メソッドでは、ベースカラムに対して CIAI カラムが定義され、インデックスを作成

するためにインデックス付け方法が使用されます。表 8 に示すインデックス付け方法によって、CIAI カラムに

対してインデックスがどのように定義されるかが決定されます。

複数のカラムがキーとして指定されているインデックスの場合は、ウィザードによって、CIAI 対応にするカラ

ムの 初のキーに対して、インデックスのコピーが定義されます。コピーでは、キーはベースカラムではなく

CIAI カラムを参照します。ウィザードでは、CIAI 対応のその他の各キーに対して、レポジトリからインデッ

クスのコピーが削除され、キーがその他の CIAI カラムを参照するように再定義されます。

表 8 Database メソッドで使用されるインデックス付け方法

インデックス付けインデックス付けインデックス付けインデックス付け

方法方法方法方法 説明説明説明説明

None ウィザードで新しいカラムまたはインデックスは定義されません。ウィザードによっ

て、Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

Single ウィザードによって新しい CIAI カラムが定義され、そのカラムに対する単一のイン

デックスが定義されます。ベースカラムが属しているすべてのインデックスに対して、

CIAI カラムを参照する別のインデックスは作成されません。ウィザードによって、

Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

Copy All ウィザードによって、新しい CIAI カラムとそのカラムに対する CIAI インデックスが

定義されます。また、ベースカラムが属しているすべてのインデックスのコピーも定

義されます。コピーは、ベースカラムではなく CIAI カラムを参照します。ウィザード

によって、Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

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次に例を示します。

� S_CONTACT テーブルには、ベースカラム A と、LAST_NAME および FST_NAME という 2 つのカラム

がキーとして指定されているインデックス A があります。

� CIAI クエリーに対して LAST_NAME カラムを選択し、Copy All インデックス付け方法を指定します。

� CIAI ウィザードによって、LAST_NAME_CI というカラムとこの新しいカラムに対する CIAI インデック

スが定義されます。

� また、ウィザードでは、インデックス A をコピーし、LAST_NAME_CI と FST_NAME をキーとして指定

することで、ベースカラム A に対するインデックス B が定義されます。

� 次に、CIAI クエリーに対して FST_NAME カラムを選択します。

� FST_NAME を CIAI クエリー対応のカラムとして設定する際は、ウィザードによってレポジトリで次の処

理が行われます。

❏ FST_NAME_CI という新しいカラムが定義されます。

❏ ベースカラム A に対するインデックス B が削除され、LAST_NAME_CI および FST_NAME_CI をキーとして指定したインデックスが再定義されます。

オペレーションオペレーションオペレーションオペレーション - CIAI 設定の無効化設定の無効化設定の無効化設定の無効化設定構文のオペレーションフィールドは、CIAI ウィザードによって作成されたカラムおよびインデックスを有効に

するかどうかを制御します。使用可能な設定は、On と Off です。デフォルトは On です。

オペレーションフィールドは、カラムの CIAI 設定を非アクティブ化するために使用します。 カラムに対して CIAIウィザードを実行し、オペレーションを Off に指定した場合、ウィザードでは次の処理が行われます。

� ベースカラムに対して作成された CIAI カラムが無効になります。

� CIAI カラムに対して作成された CIAI インデックスが無効になります。

� 関連する CIAI インデックスが、ベースカラムが属するインデックスに対して無効に設定されます。

CIAI ウィザードで、レポジトリから CIAI カラムまたは CIAI インデックスが削除されることはありません。

オペレーションを Off に指定することによって、カラムの Default Insensitivity プロパティを DB Case & Accent から None に設定することはできません。

CIAI ウィザードのデフォルト設定ウィザードのデフォルト設定ウィザードのデフォルト設定ウィザードのデフォルト設定CIAI ウィザードで必須の入力は、テーブル名とカラム名のみです。他のフィールドを省略した場合、CIAI ウィ

ザードではデフォルト設定が使用されます。

メソッドメソッドメソッドメソッド

CIAI ウィザードでは、メソッドに対して次のデフォルト設定が使用されます。

� レポジトリで、カラムに対して Force Case プロパティが設定されている場合、ウィザードでは、Force Caseメソッドが使用されます。

� Force Case プロパティが設定されていない場合、ウィザードでは、Database メソッドが使用されます。

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インデックス付け方法インデックス付け方法インデックス付け方法インデックス付け方法

ウィザードでは、インデックス付け方法に対して次のデフォルト設定が使用されます。

� メソッドが Force Case の場合は、ウィザードによってインデックス付け方法が None に設定されます。

� メソッドが Database であり、ベースカラムに対してインデックスが定義されていない場合は、ウィザードに

よってインデックス付け方法が None に設定されます。

� メソッドが Database であり、ベースカラムに対してインデックスが定義されている場合、ウィザードでは

Copy All インデックス付け方法が使用されます。

インデックス付け方法として None が使用されている場合、ウィザードで新しいカラムまたはインデックスは定義

されません。ウィザードによって、Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

この設定では、ウィザードのデフォルトの動作は次のようになります。

� Force Case プロパティがカラムに対して設定されている場合、ウィザードでカラムまたはインデックスは定義

されません。

� カラムにインデックスが定義されていない場合、ウィザードでカラムまたはインデックスは定義されません。

いずれの場合も、ウィザードではカラムが適格条件を満たしているものとみなされますが、カラムまたはインデック

スは定義されません。これらのデフォルトの動作により暗黙の適格要件が定義されます。

オペレーションオペレーションオペレーションオペレーション

オペレーションを省略した場合は、メソッドやインデックス付け方法にかかわらず、ウィザードによってオペレー

ションが On に設定されます。

CIAI ウィザードの複数回実行ウィザードの複数回実行ウィザードの複数回実行ウィザードの複数回実行CIAI ウィザードは何度でも実行できます。通常は、カラムの CIAI 設定を調整するためにウィザードを複数回実行

します。 カラムを設定するために CIAI ウィザードを一度実行した後は、追加タスクを実行するために再度実行でき

ます。表 9 に、CIAI ウィザードを再度実行する際に行うことができる操作を示します。

表 9 CIAI ウィザードの複数回実行

タスクタスクタスクタスク CIAI ウィザードの実行方法ウィザードの実行方法ウィザードの実行方法ウィザードの実行方法

CIAI クエリーをサポートするように

新しいカラムを設定する

入力ファイルを使用するか、または手動でファイルを選択できます。

指定したカラムの CIAI 設定を無効に

する

必要なカラムが指定されている入力ファイルを使用して CIAI ウィザー

ドを実行します。 各カラムについて、オペレーションを Off に指定しま

す。

CIAI ウィザードを実行し、インデッ

クスがなく適格条件を満たすカラムに

対して、Default Insensitivity プロ

パティを None から DB Case & Accent に変更する

大文字小文字同一視メニュー(ツール、ユーティリティ、大文字小文字

同一視の順に移動)から CIAI ウィザードを実行して、インデックスさ

れていないすべてのカラムに適用するモードを選択します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 81

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて

カラムおよびインデックスの命名規則カラムおよびインデックスの命名規則カラムおよびインデックスの命名規則カラムおよびインデックスの命名規則CIAI ウィザードでは、CIAI カラム名および CIAI インデックス名を作成する際に、EIM ウィザードと同じ命名規

則が使用されます。ウィザードによって使用される命名規則は固定されており、変更できません。

カラム名カラム名カラム名カラム名

ウィザードでは、親カラム名の後に _CI を追加することによって CIAI カラム名が定義されます。 たとえば、親カラ

ムが LAST_NAME である場合、CIAI カラムは、LAST_NAME_CI になります。

インデックス名インデックス名インデックス名インデックス名

ウィザードでは、次に示すように、ベーステーブル名に文字列を追加することによって CIAI インデックス名が定義

されます。

base table Name_C#

ここで、

# は、1 から始まり、一意の名前を作成するために増加する整数です。

たとえば、S_CON_ADDR テーブルに対して CIAI インデックスを作成した場合は、S_CON_ADDR_C1 のよう

になります。

すでに設定されているカラムのメソッ

ドを Force Case から Database に変

更する

入力ファイルを使用するか、または手動でファイルを選択できます。

すでに設定されているカラムのメソッ

ドを Database から Force Case に変

更する

必要なカラムが指定されている入力ファイルを使用して CIAI ウィザー

ドを実行します。 各カラムに対し、オペレーションを Off に指定しま

す。 これにより、CIAI カラムおよび CIAI インデックスが非アクティブ

化されます。ベースカラムに Force Case プロパティが設定されている

ことを確認します。

すでに設定されているカラムのイン

デックス付け方法を Single から

Copy All に変更する

この変更を指定する入力ファイルを使用して CIAI ウィザードを実行し

ます。

すでに設定されているカラムのイン

デックス付け方法を Copy All から

Single に変更する

必要なカラムが指定されている入力ファイルを使用して CIAI ウィザー

ドを実行します。 各カラムに対し、オペレーションを Off に指定しま

す。 これにより、CIAI カラムおよび CIAI インデックスが非アクティブ

化されます。

次に、Database メソッドと Single インデックス付け方法を指定し

て、CIAI ウィザードを同じベースカラムに対して実行します。これに

より、CIAI カラムに対するインデックスがアクティブ化されます。

表 9 CIAI ウィザードの複数回実行

タスクタスクタスクタスク CIAI ウィザードの実行方法ウィザードの実行方法ウィザードの実行方法ウィザードの実行方法

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.182

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて

名前の切り捨て名前の切り捨て名前の切り捨て名前の切り捨て

カラム名およびインデックス名のデフォルトの長さは、30 文字です。 DB2 データベースの条件を満たすために、名

前の長さを 18 文字に制限できます。その場合は、CIAI を実行する前に、[ツール]、[表示]、[オプション]、[デー

タベース]の順に移動し、スキーマオブジェクト名を 18 文字に制限するオプションを選択します。

CIAI カラム名またはインデックス名が 大長を超えた場合は、ウィザードによって、(インデックス用の)カラム

のベース名またはテーブルのベース名の文字が次の方針で切り捨てられます。

� アンダースコアを左から 1 つずつ削除します。

� 母音を右から 1 つずつ削除します。

� 文字(英数字など)を右から 1 つずつ削除します。

ウィザードでは、プレフィックスまたはポストフィックスは切り捨てられません。

カラム名およびインデックス名の一意性カラム名およびインデックス名の一意性カラム名およびインデックス名の一意性カラム名およびインデックス名の一意性

カラム名またはインデックス名を切り捨てた場合は、名前が一意ではなくなることがあります。このような場合は、

ウィザードによって、切り捨てられたカラム名またはインデックス名のベースカラム名またはベーステーブル名の右

端の文字が切り捨てられます。切り捨てられた文字は、1 から始まる整数で置き換えられます。

この変更を行っても一意の名前にならない場合は、この整数がウィザードによって増加されます。整数が 2 桁以上

になる場合は、桁を追加するために名前が切り捨てられます。 このプロセスにより、全体の文字列の長さが維持され

ます。

エラーのレポートエラーのレポートエラーのレポートエラーのレポートCIAI ウィザードのペインには、エラーがレポートされます。表示されるエラーには、カラムと問題の原因を特定す

るために役立つ情報が記載されています。

エラーがレポートされた場合は、次のいずれかを行うことができます。

� エラーを修正してウィザードを再実行します。

� エラーを無視します。

ウィザードによってカラムが設定される際、エラーがあるカラムはスキップされます。

ウィザードにエラーがレポートされた場合は、参照用にそのエラーをテキストファイルにエクスポートできます。通

常発生するエラーの種類は次のとおりです。

� 入力ファイルの構文エラー入力ファイルの構文エラー入力ファイルの構文エラー入力ファイルの構文エラー:::: 句読点や設定オプションを不適切に使用した場合などに発生するエラーです。

� テーブルおよびカラムの適格性の問題テーブルおよびカラムの適格性の問題テーブルおよびカラムの適格性の問題テーブルおよびカラムの適格性の問題:::: ウィザードによってサポートされていないタイプのテーブルやカラム

を選択した場合に発生するエラーです。

� プロジェクトがロックされていない場合プロジェクトがロックされていない場合プロジェクトがロックされていない場合プロジェクトがロックされていない場合:::: ウィザードを実行する前に、設定するテーブルをロックする必要が

あります。ロックする必要のあるプロジェクトのリストは、ウィザードに表示されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 83

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 開発環境のアップグレードフローの例

Siebel 開発環境のアップグレードフローの例開発環境のアップグレードフローの例開発環境のアップグレードフローの例開発環境のアップグレードフローの例アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

ここでは、一般的な開発環境のアップグレードにおけるステップのフローを説明します。これらのステップは、実際

のドライバファイルから抽出されたものです。アップグレードウィザードでは、アップグレードを実行するために、

ドライバファイルに記載されているステップが読み込まれ、各ステップに含まれているコマンドが実行されます。

この例で使用しているドライバファイルの種類は次のとおりです。

� アップグレード : Siebel Industry Application(SIA)7.7 から Siebel SIA 7.8 へ

� 環境: 開発

� アップグレードモード: upgrep

� データベース: Oracle

� 複数言語: いいえ

表 10 に、ドライバファイルに記載されているステップを示します。重要なステップは太字で示しています。

この表の「スクリプトまたは入力ファイル」列には、各ステップで実行される SQL ファイルまたは入力ファイルを

示します。「コメント」列には、SQL ファイルまたは入力ファイルの処理内容の簡単な説明を示します。

アップグレードに使用される SQL ファイルおよび SQL ファイルの内容は、アップグレードモードおよびデータ

ベースによって異なります。

表 10 開発環境の upgrep におけるステップの例

ステップステップステップステップ スクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイル コメントコメントコメントコメント

データベースの照合順の特定 なし データベースのソート順が特定さ

れます。

レポジトリ名の確認 rename_existing_repositories.sql Siebel Repository の名前が

Prior Customer Repository に変

更されます。

インターフェイステーブルの削除 dropif-db.sql すべての EIM テーブルが削除され

ます。

データベーストリガーの削除 trigdrop-db.sql 動的に作成されたすべてのトリ

ガーが削除されます。

データベースレベルの関数およ

びプロシージャの削除 drop_db_func_proc.sql 為替レート関数 exrate が削除され

ます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.184

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 開発環境のアップグレードフローの例

テーブル作成の準備テーブル作成の準備テーブル作成の準備テーブル作成の準備 pret.sql 指定したテーブルが削除されます。

テーブルへのカラムの追加などの

DDL 操作が実行されます。日付形

式の修正などの DML 操作が実行さ

れます。

SIA 用の一時テーブルの作成 � ddlimp ユーティリティ

� ddl_temp_sia.ctl を入力として

使用

入力ファイルで、作成または更新

するテーブルの構造を指定します。

これらのテーブルは、データの移

行およびその他の DML 変更を行う

ために使用されます。

SIA 用のテーブル作成の準備 pret_sia.sql 指定したテーブルが削除されます。

テーブルへのカラムの追加などの

DDL 操作が実行されます。日付形

式の修正などの DML 操作が実行さ

れます。

テーブルの作成および更新テーブルの作成および更新テーブルの作成および更新テーブルの作成および更新 � ddlimp ユーティリティ

� ddl.ctl を入力として使用

ddl.ctl ファイルで、作成または更

新するテーブルの構造を指定しま

す。

ストアドプロシージャ用の一時

テーブルの作成

� ddlimp ユーティリティ

� ddlsptbl.ctl を入力として使用

入力ファイルで、作成または更新

する一時テーブルの構造を指定し

ます。

FINS 用の世帯データの移行 Household_Mig_Fins.sql 指定した一時テーブルが作成され

て生成されます。次に、それらの

テーブルにデータが移行され、

DML 操作が実行されます。データ

がプライマリテーブルに戻されま

す。一時テーブルが削除されます。

インデックス作成の準備インデックス作成の準備インデックス作成の準備インデックス作成の準備 preschem.sql DML 操作が実行されます。テーブ

ル間でデータが移動されます。指

定した条件に基づいて既存の

フィールドのデータが変更されま

す。

SIA 用のインデックス作成の準

preschem_sia.sql preschem.sql と同じです。

インデックスの作成インデックスの作成インデックスの作成インデックスの作成 � ddlimp ユーティリティ

� ddl.ctl を入力として使用

入力ファイルで、作成するイン

デックスの構造を指定します。

古いライセンスキーの削除 delappkey.sql S_APP_KEY から Siebel ライセ

ンスキーが削除されます。

表 10 開発環境の upgrep におけるステップの例

ステップステップステップステップ スクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイル コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 85

Page 86: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 開発環境のアップグレードフローの例

シードデータのインポートシードデータのインポートシードデータのインポートシードデータのインポート � dataimp ユーティリティ

� seedupg0.inp を入力として使用

� seedupg1.inp を入力として使用

� seedupg_locale.inp を入力とし

て使用

シードデータがインポートされる

前に、dataimp によって既存の

シードデータが削除されます。

seedupg* ファイルには、変更し

たシードデータや指定した条件を満

たすシードデータの削除を防止する

ためのフィルタが含まれており、

dataimp によって使用されます。

変更されていないシードデータの

終更新日(LAST_UPD)は、

1980-01-01 となっています。

LAST_UPD がこの日付よりも新し

いレコードは dataimp によって削

除されません。

シードデータのインポート後の

データアップグレード

upg_data_afterseed.sql UTC 時間に変換していない顧客に

ついては、S_SYS_PREF の UTC値が False に設定されます。UTC時間に変換済みのユーザーについ

ては、スクリプトによって何も行

われません。

SIA 用のシードデータのイン

ポート後のデータアップグレード

upg_data_afterseed_sia.sql なし。

DB 用のコードページのシステム

属性の設定

set_codepage.sql S_SYS_PREF にデータベースの

コードページが設定されます。

DB 用の Unicode コードページ

のシステム属性の設定

set_unicode.sql S_SYS_PREF の Unicode コード

ページが UTF-8 に設定されます。

バージョンコンポーネント情報

の更新

upd_upgcomp.sql S_UPG_COMP の製品リリースレ

ベルが更新されます。srf ファイル

の場所も更新されます。

S_UPG_COMP には、アプリケー

ション実行可能ファイルのバー

ジョン情報が格納されます。

Oracle 固有の DDL コマンドの

実行

ddlora.sql ドッキングオブジェクト、レポジ

トリオブジェクト、およびシード

オブジェクトのデフォルト保存パ

ラメータなど、Oracle 固有の

DDL 情報が作成されます。

表 10 開発環境の upgrep におけるステップの例

ステップステップステップステップ スクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイル コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.186

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 開発環境のアップグレードフローの例

共通参照先レポジトリのイン共通参照先レポジトリのイン共通参照先レポジトリのイン共通参照先レポジトリのイン

ポートポートポートポート

� repimexp ユーティリティ

� 標準の Siebel Repository を入力

として使用

標準の Siebel Repository が

S_REPOSITORY にインポートさ

れます。たとえば、Siebel 7.5.3からアップグレードする場合は、

このコマンドによって、標準の

Siebel 7.5.3 レポジトリがイン

ポートされます。

EIM カラムおよびインデックス

の名前の変更

rmv_anc_eim_proc_col_ind.sql Prior Customer Repository およ

び共通参照先レポジトリ(標準の

Siebel Repository)から、EIM処理カラムおよびインデックスが

削除されます。これにより、レポ

ジトリマージで間違った EIM カラ

ムが保持されることを防ぎます。

マージでは、新しいリリースに付

属している Siebel EIM カラムの

みが保持されます。

Siebel データベースのバージョ

ンの更新 � update_ver.sql

� seeduver.sql

update_ver.sql スクリプトに

よって、データベーススキーマの

新しいバージョン情報が記載され

た S_APP_VER_TEMP という一

時テーブルが作成されます。

seeduver.sql スクリプトによっ

て、S_APP_VER がこの情報で更

新されます。

New Siebel Repository のののの

インポートインポートインポートインポート � repimexp ユーティリティ

� New Siebel Repository のイン

ポート

New Siebel Repository が

S_REPOSITORY にインポートさ

れます。

S_APP_VER のスキーマバージョ

ン情報が修正されます。

New Customer Repository のインポートのインポートのインポートのインポート

� repimexp ユーティリティ

� New Customer Repository のイ

ンポート

New Customer Repository が

S_REPOSITORY にインポートさ

れます。

S_APP_VER のスキーマバージョ

ン情報が修正されます。

表 10 開発環境の upgrep におけるステップの例

ステップステップステップステップ スクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイル コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 87

Page 88: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 開発環境のアップグレードフローの例

データベースバージョンの復元 restore_ver.sql S_APP_VER_TEMP を使用して、

S_APP_VER のスキーマバージョ

ン情報が更新されます。

S_APP_VER_TEMP が削除されま

す。

SIA 用のレポジトリデータの

アップグレード

repos_upgrade_sia.sql なし。

レポジトリデータのアップグレポジトリデータのアップグレポジトリデータのアップグレポジトリデータのアップグ

レードレードレードレード

repos_upgrade.sql レポジトリレコードおよびその他

のテーブルに特定のレポジトリ関

連の変更が適用されます。

レポジトリのワークフロードメ

インの MLOV への設定

set_multilingual.sql なし。

表 10 開発環境の upgrep におけるステップの例

ステップステップステップステップ スクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイル コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.188

Page 89: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 開発環境のアップグレードフローの例

SQL パッケージのインストール � seeduver.sql

� ifstrg.sql

� ifindxstrg.sql

� pkgseq.sql

� pkgldel.sql

� trgreset.sql

� ddlseq.sql

� pkgvis.sql

� delete_dock_rules.sql

� seeduver.sql: S_APP_VER にバージョンが

正しく設定されていることが

確認されます。

� ifstrg.sql: EIM テーブルの保

存パラメータが設定されます。

� ifindxstrg.sql: EIM テー

ブルのインデックスの保存パ

ラメータが設定されます。

� pkgseq.sql: S_SEQUENCE テーブルの行

ID にサフィックスが追加され

ます。これにより、行 ID の一

意性が確保されます。

� pkgldel.sql: s_txn_log_del_proc が定義

されます。このプロシージャ

によって、

S_DOCK_TXN_LOG からト

ランザクションが定期的に削

除されます。また、

S_DOCK_TXN SET から行が

削除されます。これにより、

大量のロールバックセグメン

トが不要になります。

� trgreset.sql: S_TERR の

正規化されていない行の値が

正しいことが確認されます。

� ddlseq.sql: 指定したテー

ブルの順番が設定されます。

� pkgvis.sql: Oracle オプ

ティマイザーによる可視性

チェックの方法を変更する関

数が作成されます。

� delete_dock_rules.sql: 指定した条件を満たす Prior Customer Repository の

ルーティングルールが

S_DOC_VIS_RULE から削除

されます。ドッキングウィ

ザードを使用して、追加した

ルールの保持が試行されます。

表 10 開発環境の upgrep におけるステップの例

ステップステップステップステップ スクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイル コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 89

Page 90: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel Repository のマージについて

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

65 ページの「Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルについて」

Siebel Repository のマージについてのマージについてのマージについてのマージについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

レポジトリは、Siebel データベースのテーブル内にあります。これらのテーブルには、Siebel アプリケーションの

構築に使用するオブジェクトの定義が格納されます。また、Siebel のスキーマ定義も格納されます。Siebel Toolsの Object List Explorer でオブジェクトを表示する場合は、これらのテーブルのレコードが表示されます。

レポジトリのテーブルには、次の 2 つのタイプのレコードが含まれています。

� Siebel アプリケーション(ビジネスコンポーネント、アプレット、コントロール、およびそれらのリレーショ

ンシップ)を作成するためのオブジェクト定義。

� Siebel データベースのテーブルの定義(メタデータ)。 これらのレコードは、Siebel データベースの論理ス

キーマを定義します。 アップグレードプロセスの後半で、Siebel データベースの物理スキーマと、これらのレ

コードによって定義された論理スキーマを同期します。

レポジトリレコードには、レポジトリがどのレコードに所属するかを識別するレポジトリ ID が含まれます。レポジ

トリ ID は、レコードのユーザーインデックスの一部であり、複数のレポジトリが同じ一連のテーブルに格納できる

ようにします。

データベースレベルの関数およ

びプロシージャの作成

db_func_proc.sql 為替レート関数 exrate が作成され

るか、または置き換えられます。

ISS データのアップグレード upg_iss.sql Oracle の Siebel Product Configurator をサポートするテー

ブルに格納されているデータが更

新されます。

データテーブルへのプライマリデータテーブルへのプライマリデータテーブルへのプライマリデータテーブルへのプライマリ

子の設定子の設定子の設定子の設定

� gen_primary1.sql

� gen_primary2.sql

� gen_primary3.sql

� gen_primary4.sql

� gen_primary1.sql1: S_DOC_QUOTE のプライマ

リ子が設定されます。

� gen_primary2.sql: なし。

� gen_primary3.sql: S_LOY_PROMO のプライマ

リ子が設定されます。

� gen_primary4.sql: なし。

表 10 開発環境の upgrep におけるステップの例

ステップステップステップステップ スクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイルスクリプトまたは入力ファイル コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.190

Page 91: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel Repository のマージについて

Siebel Repository は、展開されている有効な Tools レポジトリです。このレポジトリは、アプリケーションのカ

スタマイズおよび展開用の SRF ファイルの作成に使用します。

開発環境の upgrep では、表 11 に示すように、3 つの追加レポジトリが Siebel データベースに追加されます。こ

れらのレポジトリは、レポジトリマージで必要になります。

レポジトリマージの処理内容レポジトリマージの処理内容レポジトリマージの処理内容レポジトリマージの処理内容レポジトリのマージプロセスでは、古いリリースのレポジトリ(Prior Customer Repository)と新しいリリース

のレポジトリ(New Siebel Repository)の違いが特定されます。次にマージプロセスによって、これらの違いが

New Customer Repository にマージされます。マージプロセスでは、Prior Customer Repository から顧客作

成オブジェクト、顧客削除オブジェクト、および顧客変更オブジェクトが検索されます。

顧客作成オブジェクト顧客作成オブジェクト顧客作成オブジェクト顧客作成オブジェクト

顧客作成オブジェクトとは、Prior Customer Repository で作成した画面、アプレット、ビジネスコンポーネント

などの 上位レベルのオブジェクトです。Prior Customer Repository に存在し、Prior Siebel Repository に存

在しないオブジェクトは、顧客作成オブジェクトです。マージプロセスでは、顧客作成オブジェクトがそのままの状

態で New Customer Repository にコピーされます。

表 11 開発データベースのレポジトリ

レポジトリ名レポジトリ名レポジトリ名レポジトリ名

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

時に追加される時に追加される時に追加される時に追加される

かどうかかどうかかどうかかどうか

Siebel Tools の名前の名前の名前の名前 説明説明説明説明

Prior Customer Repository

されない 以前のカスタ

マイズ

現在の Siebel Repository。これまでに行っ

た変更がすべて含まれています。データベー

スの初期アップグレードを実行する前に、こ

のレポジトリの名前を Prior Customer Repository に変更しました。

Prior V7.x Siebel Repository

される 以前の標準 インストールされたリリース(アップグレー

ド元のリリース)の標準の Siebel Repository。

アップグレード SQL スクリプトでは共通参照

先レポジトリと呼ばれます。

New Siebel Repository される 新規の標準 アップグレード先のリリースの Siebel Repository。このレポジトリは、新しいリ

リースを定義します。

New Customer Repository

される 新規のカスタ

マイズ

New Siebel Repository のもう 1 つのコ

ピー。Prior Customer Repository からの

カスタマイズは、このレポジトリにマージさ

れます。アップグレード後は、このレポジト

リが Siebel Repository となります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 91

Page 92: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel Repository のマージについて

顧客削除オブジェクト顧客削除オブジェクト顧客削除オブジェクト顧客削除オブジェクト

顧客削除オブジェクトとは、Prior Customer Repository から削除した 上位レベルのオブジェクトです。Prior Customer Repository に存在せず、Prior Siebel Repository に存在するオブジェクトは、顧客削除オブジェク

トです。

Prior Customer Repository から 上位レベルのオブジェクトを削除し、そのオブジェクトが New Customer Repository に存在する場合、マージプロセスでは、このオブジェクトは New Customer Repository から削除さ

れません。マージの後は、これらのオブジェクトを確認して、必要に応じて削除する必要があります。

Prior Customer Repository から 上位レベルのオブジェクトを削除し、そのオブジェクトが New Customer Repository で廃止されている(無効である)場合、そのオブジェクトは New Customer Repository に、無効な

状態で存在します。

顧客変更オブジェクト顧客変更オブジェクト顧客変更オブジェクト顧客変更オブジェクト

顧客変更オブジェクトの特徴は次のとおりです。

� 画面、アプレット、ビジネスコンポーネントなどの 上位レベルのオブジェクトです。

� オブジェクトは、Prior Siebel Repository および Prior Customer Repository に存在します(このオブ

ジェクトは顧客作成オブジェクトでも顧客削除オブジェクトでもありません)。

� Prior Customer Repository と Prior Siebel Repository とでは、オブジェクトのプロパティが異なります

(オブジェクトは変更されています)。

オブジェクトのプロパティが Prior Siebel Repository と New Siebel Repository との間でも異なる場合、

そのオブジェクトは新しいリリースでも変更されているため、競合が発生します。マージプロセスでは、この競

合がログに記録され、解決されます。マージの後は、これらの競合がどのように解決されたのかを確認し、必要

に応じて解決方法を変更する必要があります。

競合が発生しない顧客変更オブジェクトの場合は、マージプロセスによって、オブジェクトの変更が New Customer Repository にコピーされます。

いずれかの子オブジェクトを削除することで 上位レベルのオブジェクトを変更した場合、マージプロセスでは、

New Customer Repository の子オブジェクトは削除されません。マージの後は、子オブジェクトを確認し、必要

に応じて削除する必要があります。

アプレットの子オブジェクトの一部には例外があります。Prior Customer Repository からアプレットの次の子オ

ブジェクトを削除した場合、マージプロセスでは、New Customer Repository のアプレットからもこれらの子オ

ブジェクトが削除されます。

� コントロール

� リストカラム

� ページタブ

� チャート

� アプレット Web テンプレート項目

� ビュー Web テンプレート項目

たとえば、Prior Customer Repository のアプレット A からボタンを削除した場合を考えます。この場合は、

マージプロセスによって、New Customer Repository のアプレット A からこのボタンが削除されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.192

Page 93: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel Repository のマージについて

表 12 に、通常のマージにおいて顧客変更オブジェクトおよび顧客作成オブジェクトがどのように処理されるのかを

示します。各列には、レポジトリオブジェクトの状態として、次のいずれかを示します。

� 標準標準標準標準:::: Prior Standard Repository と New Siebel Repository の両方に存在し、顧客変更オブジェクトでは

ないオブジェクトです。

� 削除削除削除削除:::: Prior Customer Repository から削除したオブジェクト(顧客削除オブジェクト)です。

� カスタマイズカスタマイズカスタマイズカスタマイズ:::: Prior Customer Repository で変更したオブジェクト(顧客変更オブジェクト)です。

� 変更変更変更変更:::: 新しいリリース(New Siebel Repository)で変更されたオブジェクトです。

� 新規新規新規新規:::: Prior Customer Repository で作成したオブジェクト(顧客作成オブジェクト)または新しいリリース

(New Siebel Repository)の新規オブジェクトです。

� 無効無効無効無効:::: New Siebel Repository と New Customer Repository の両方に存在するが、新しいリリースでは無

効で使用されないオブジェクトです。つまり、廃止されたオブジェクトです。

初の 3 つの列は、3 つのレポジトリにおけるオブジェクトの状態を示します。マージプロセスでは、マージ時に

これらの状態が比較されます。「マージ後の New Customer Repository」列は、レポジトリのマージが完了し、

マージ後ユーティリティが実行された後のすべての 上位レベルのオブジェクトタイプの状態を示します。

表 12 マージによるレポジトリオブジェクトの処理

Prior Standard Repository((((PSR))))

Prior Customer Repository((((PCR))))

New Siebel Repository((((NSR))))

マージ後のマージ後のマージ後のマージ後のNew Customer Repository

標準 標準 標準 標準

標準 標準 変更 変更

標準 標準 標準/無効 標準/無効

標準 カスタマイズ カスタマイズ カスタマイズ

標準 カスタマイズ カスタマイズ/無効 カスタマイズ/無効

標準 カスタマイズ 変更(競合) 変更(競合)

なし 新規 新規 新規

なし なし 新規 新規

標準 削除 標準 標準

標準 削除 なし なし

標準 削除 なし なし

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 93

Page 94: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel Repository のマージについて

Upgrade Ancestor プロパティプロパティプロパティプロパティレポジトリオブジェクト同士をリンクすると、1 つのオブジェクトが別のオブジェクトのアップグレード動作を継承

できます。これは、オブジェクトのアップグレード参照先を指定して行います。次のオブジェクトタイプに対する

アップグレード参照先を指定できます。

� アプレット

� ビジネスコンポーネント

� 統合オブジェクト

� レポート

たとえば、Oracle の標準アプレット A をコピーしてアプレット B を作成し、アプレット B でアプレット A をアッ

プグレード参照先として指定したとします。New Siebel Repository でアプレット A に新しいボタンがある場合

を考えます。アプレット B はアプレット A の子孫であるため、マージプロセスでは、アプレット A とアプレット Bの両方に新しいボタンが追加されます。

アプレット A をアプレット B のアップグレード参照先として指定していない場合、アプレット B に新しいボタンは

追加されません。

マージ後ユーティリティマージ後ユーティリティマージ後ユーティリティマージ後ユーティリティマージ後ユーティリティは、レポジトリのマージが完了した後に実行します。このユーティリティでは、New Customer Repository のオブジェクトが変更されます。マージ後ユーティリティの目的は、マージの後でアプリ

ケーションおよび UI を確認する際に必要となる設定変更を軽減することです。

カスタムレイアウトの組み込みカスタムレイアウトの組み込みカスタムレイアウトの組み込みカスタムレイアウトの組み込みSiebel 7.x 以降からアップグレードする場合は、レポジトリのマージを実行する際に、カスタムレイアウトの組み

込み(ICL)を選択できます。ICL は、顧客変更 UI オブジェクトに対するマージ後の UI 再設定作業を軽減するた

めの機能です。

ICL マージは、通常マージに 2 つのステップが追加されたものです。1 つ目のステップは、マージの 後に実行さ

れ、画面、ビュー、およびアプレットに対する特別な処理が適用されます。2 つ目のステップは、マージ後ユーティ

リティの一部で、アップグレード元のリリースに類似した特殊な Web テンプレートファイルを提供します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

95 ページの「Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

266 ページの「Siebel Repository オブジェクトプロパティの競合の確認」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.194

Page 95: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承に

ついて

Siebel アップグレードにおけるアップグレード動アップグレードにおけるアップグレード動アップグレードにおけるアップグレード動アップグレードにおけるアップグレード動作の継承について作の継承について作の継承について作の継承についてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

オブジェクト同士をリンクすると、1 つのオブジェクトが別のオブジェクトのアップグレード動作を継承できます。

これは、オブジェクトのアップグレード参照先を指定して行います。

アップグレード参照先として標準オブジェクトを使用します。標準オブジェクト標準オブジェクト標準オブジェクト標準オブジェクトとは、Oracle によって提供されて

いるカスタマイズされていないレポジトリオブジェクトのことです。

一般的なカスタマイズ方法は、標準オブジェクトをコピーして新しいオブジェクトを作成してから、子孫子孫子孫子孫と呼ばれる

このコピーを変更することです。

次のオブジェクトタイプの子孫に対するアップグレード参照先を指定できます。

� アプレット

� ビジネスコンポーネント

� 統合オブジェクト

� レポート

Siebel Tools で、子孫の[Upgrade Ancestor]フィールドにアップグレード参照先を指定します。レポジトリの

マージ中に、子孫もアップグレード参照先と同じようにアップグレードされます(ICL マージでは、アプレットの

アップグレード参照先は無視されます)。

たとえば、標準アプレット A をコピーしてアプレット B を作成し、アプレット B でアプレット A をアップグレード

参照先として指定したとします。New Siebel Repository でアプレット A に新しいボタンがある場合を考えます。

通常マージでは、アプレット A とアプレット B の両方にこの新しいボタンが追加されます。

ICL マージでは、アプレット B には新しいボタンが追加されますが、アプレット A には追加されません。

� 通常マージでは、アプレット B はアプレット A の子孫であるため、アプレット B に新しいボタンが追加されま

す。

� ICL マージの部分では、アプレット A の Web テンプレート設定が Prior Customer Repository から New Customer Repository にコピーされます。この Web テンプレート設定には、新しいボタンが含まれていませ

ん。そのため、アプレット A から新しいボタンが削除されます。

� ICL マージの部分では、Upgrade Ancestor プロパティは無視されるため、この変更はアプレット B には反映

されません。したがって、アプレット B には新しいボタンが残ります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 95

Page 96: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承に

ついて

Upgrade Ancestor プロパティの制限事項プロパティの制限事項プロパティの制限事項プロパティの制限事項Upgrade Ancestor プロパティは、以下の条件においてアプリケーションのアップグレードの一部としてレポジト

リのマージ中にのみ考慮されます。

� New Siebel Repository でアップグレード参照先が無効の場合、その参照先は廃止されているためアップグ

レードの動作は子孫に反映されません。

New Siebel Repository で元のオブジェクトが廃止されている場合でも、子孫は廃止されません。

アップグレード参照先が New Siebel Repository に存在しない場合は、レポジトリのマージ中にエラーメッ

セージが表示され、マージログファイルに書き込まれます。これらは許容可能なエラーであり、マージが失敗し

たことを意味するものではありません。

� レポジトリのインポート中に、Upgrade Ancestor プロパティは考慮されません。ただし、インポートされた

オブジェクトにはアップグレード参照先を指定できます。Upgrade Ancestor プロパティは、次のアプリケー

ションのアップグレードが完了したときに考慮されます。

� アプリケーションのパッチを適用するとき、Upgrade Ancestor プロパティの設定は考慮されません。アップ

グレード参照先がパッチにより変更されても、子孫は変更されません。

� アップグレード参照先を指定する際は、慎重に行ってください。通常マージでは、アプレットに Upgrade Ancestor プロパティを設定すると、標準オブジェクトアプレットから子孫アプレットへとマージ問題が広がり

ます。

� オブジェクトにアップグレード参照先を指定すると、レポジトリのマージ速度が低下します。

アップグレード参照先のピックリストアップグレード参照先のピックリストアップグレード参照先のピックリストアップグレード参照先のピックリスト[Upgrade Ancestor]フィールドをクリックすると、ピックリストが表示されます。ピックリストの生成には、次

の基準が使用されます。

アプレットアプレットアプレットアプレット

� テーブルは、現在のアプレットのビジネスコンポーネントと同じです。

� クラスは、現在のアプレットのクラスと同じです。

� アップグレード参照先のプロパティが Null です。

� アプレットは標準オブジェクトです。

レポートレポートレポートレポート

� ビジネスコンポーネントは、現在のレポートのビジネスコンポーネントと同じです。

� クラスは、現在のレポートのクラスと同じです。

� アップグレード参照先のプロパティが Null です。

� レポートは標準オブジェクトです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.196

Page 97: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承に

ついて

ビジネスコンポーネントビジネスコンポーネントビジネスコンポーネントビジネスコンポーネント

� ビジネスコンポーネントは、現在のビジネスコンポーネントと同じです。

� クラスは、現在のビジネスコンポーネントと同じです。

� アップグレード参照先のプロパティが Null です。

� ビジネスコンポーネントは、標準オブジェクトです。

統合オブジェクト統合オブジェクト統合オブジェクト統合オブジェクト

� 基本オブジェクトタイプは、現在の基本オブジェクトタイプと同じです。

� ビジネスオブジェクトは、現在のビジネスオブジェクトと同じです。

� アップグレード参照先のプロパティが Null です。

� 統合オブジェクトは、標準オブジェクトです。

マージ後のオブジェクトへの変更の反映マージ後のオブジェクトへの変更の反映マージ後のオブジェクトへの変更の反映マージ後のオブジェクトへの変更の反映オブジェクトのアップグレード参照先を選択しない場合、アップグレード参照先への変更はレポジトリのマージ中に

子孫に反映されません。

Siebel Tools のオブジェクト比較と同期機能を使用すると、マージ後に手動で子孫に変更を反映できます。これら

の機能を使用すると、任意の 2 つのオブジェクトを比較して片方または両方のオブジェクトにその差異を反映でき

ます。 詳しくは、『Configuring Siebel Business Applications』を参照してください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 97

Page 98: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel マージ後ユーティリティについて

Siebel マージ後ユーティリティについてマージ後ユーティリティについてマージ後ユーティリティについてマージ後ユーティリティについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

レポジトリのマージが完了したら、マージ後ユーティリティを実行します。

マージ後ユーティリティでは、New Customer Repository のオブジェクトが修正されます。これらのユーティリ

ティは、主に Siebel 7.7 より前のリリースからのアップグレードにおける UI 設定問題を特定するために提供され

ています(Siebel 7.7 では、UI ナビゲーションが大幅に変更されました)。また、Siebel 7.7 以降のアップグレー

ドにおける UI カスタマイズの問題を特定することにも役立ちます。

マージ後ユーティリティはフレームワークとして実装されています。フレームワーク内の各ユーティリティはビジネ

スサービスであり、次の場所の reputility.xmlにリストされています。

Windows: SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥reputility.xml

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

マージ後ユーティリティには次のユーティリティがあります。

� CSSGridRepPatch: カスタマイズしたアプレットコントロールがグリッドベースのレイアウトに変換され

ます。

� CSSUINavUpgradeReposPrep: カスタマイズした画面が Siebel 7.7 の UI ナビゲーション方式に変換

されます。

� CSSMVGUpgradePatch77: カスタマイズした MVG のシャトル機能が有効になります。

� CSSUIUpgradeReports: カスタマイズした画面やビューが Siebel 7.7 の UI ナビゲーション方式に変換

される際に発生した、未解決の問題がリストされます。

� CSSWebTemplatePatch: ICL アップグレードにおいて、アップグレード元のリリースをサポートする

Web テンプレートが Siebel Tools にコピーされます。

� CSSWFRepPatch: ワークフローにおいて、ステップの子オブジェクトのステップ参照が行 ID の参照から

名前の参照に変更されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.198

Page 99: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel マージ後ユーティリティについて

CSSGridRepPatchSiebel 7.7 では、フォームアプレットのレイアウトが、フローベースではなくグリッドベースになっています。ア

プレットフォームの Web テンプレートには、Grid Property、Row Span、および Col Span プロパティが追加さ

れました。また、項目識別子の構文が xxyyy に変更されました。xx はコントロールが配置されているグリッドの

行、yyy はグリッドのカラムです。

通常マージ通常マージ通常マージ通常マージ: ユーティリティによって顧客作成アプレットと顧客変更アプレットの両方が特定され、それらのコン

トロールのプロパティが次のように調整されます。

� 既存のコントロールの位置を変更した場合は、このユーティリティによってコントロールが元の位置に戻されま

す。コントロールのその他のプロパティを変更した場合、これらの変更は保持されます。コントロールおよびラ

ベルを必要な位置に移動する必要があります。

� 新しく追加したコントロールは、マージ後には表示されません。このユーティリティでは、コントロールを表示

するために、コントロールをアプレットの左下に配置する項目識別子が割り当てられます。また、項目に対する

Grid Property、Row Span、および Col Span プロパティが作成されます。ラベルコントロールも作成され

ます。新しいコントロールおよびラベルを必要な位置に移動する必要があります。

� このユーティリティでは、変更されていないコントロールのプロパティ設定は変更されません。

ICL マージマージマージマージ:::: (Upgrade Behavior が Admin に設定されていないアプレットにのみ適用されます)Siebel 7.7より前のリリースからのアップグレードでは、Prior Customer Repository からコピーされたフォームアプレット

は、フローベースのまま保持され、正常に表示されます。このユーティリティでは、これらのアプレットはグリッド

ベースに変換されません。新しいコントロールおよび変更したコントロールは、正しい位置に表示されます。

Siebel 7.7 以降からのアップグレードでは、このユーティリティによる変更は行われません。

このユーティリティでは、reputility.logの「Invalid Applet Web Template Item Mapping Cleanup」セ

クションに出力が書き込まれます。

CSSUINavUpgradeReposPrepSiebel 7.7 では、ビューと画面を関連付けるための宣言モデルが導入されました。ナビゲーションのすべてのレベ

ルでビューと画面の関係を明示的に宣言する必要があります。これをサポートするために、画面およびビューに対し

て新しいオブジェクトプロパティがいくつか追加されました。

新しいナビゲーション方式は、通常マージと ICL マージの両方で、すべての画面およびビューに適用されます。こ

のユーティリティは、すべてのアップグレードにおいて、レポジトリのマージ後に実行されます。ただし、このユー

ティリティは、主に Siebel 7.7 より前のリリースからのアップグレードのために用意されたものです。

通常マージまたは ICL マージの完了後、画面およびビューの表示は次のようになります。

� 通常マージ:

� 変更していない画面は正常に表示されます。

� 顧客作成画面のビューは表示されません。

� 既存の画面に追加したビューは表示されません。

� ICL マージ:

� Upgrade Behavior プロパティが Admin に設定されている場合、変更していない画面は正常に表示され

ます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 99

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel マージ後ユーティリティについて

� Upgrade Behavior が Preserve または NULL に設定されている場合、変更していない画面のビューは表

示されません。

� 顧客作成画面のビューは表示されません。

� 既存の画面に追加したビューは、Upgrade Behavior の設定にかかわらず表示されません。

このユーティリティでは、すべての画面のビュー定義がスキャンされ、孤立したビューが検索されます。孤立した

ビューは、既存のカテゴリーにグループ分けされます。カテゴリーが存在しない場合は、ユーティリティによって作

成されます。これにより、孤立したビューが表示されます。

通常マージでは、顧客作成または顧客変更の画面やビューを確認し、ビューと画面が正しく関連付けられていること

を確認する必要があります。

ICL マージにおいても、これらの画面およびビューを確認する必要があります。また、Upgrade Behavior がPreserve または NULL に設定されているすべての画面およびビューを確認する必要があります。

このユーティリティでは、reputility.logの「User Interface Navigation Upgrade」セクションに出力が書

き込まれます。

CSSMVGUpgradePatch77Siebel 7.7 では、基盤となるビジネスコンポーネントと多対多の関係を持つ MVG アプレットは、デフォルトで

シャトルアプレットに設定されます。このユーティリティでは、New Customer Repository のこのような MVGアプレットがスキャンされ、シャトルアプレットとして表示されるように再設定されます。

� 通常マージ通常マージ通常マージ通常マージ:::: 顧客作成または顧客変更の MVG は、マージ後にシャトル化されません。このユーティリティで

は、これらの MVG がシャトルアプレットとして表示されるように再設定されます。

� ICL マージマージマージマージ:::: ICL マージの後、MVG はこのユーティリティによって次のように再設定されます。

� 顧客作成または顧客変更の MVG は、シャトル化されません。このユーティリティでは、これらの MVG が

シャトルアプレットとして表示されるように再設定されます。

� 変更していない MVG は、Upgrade Behavior が Preserve または NULL に設定されている場合、マージ

中に New Customer Repository にコピーされ、シャトル化された MVG を置き換えます。コピーされた

MVG は、シャトルアプレットとして設定されていない場合があります。このユーティリティでは、コピー

された MVG がシャトルアプレットとして表示されるように再設定されます。

� 変更していない MVG は、Upgrade Behavior が Admin に設定されている場合、New Customer Repository で非アクティブ化されないため、シャトルアプレットとして表示されます。

このユーティリティでは、reputility.logの「Multi Value Group Shuttle Applet Upgrade」セクションに

出力が書き込まれます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1100

Page 101: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel マージ後ユーティリティについて

CSSUIUpgradeReportsこのユーティリティでは、New Customer Repository は変更されません。代わりに、レポジトリ内の UI オブ

ジェクトがスキャンされ、CSSUINavUpgradeReposPrep ユーティリティによって解決されなかった問題がリス

トされます。

CSSUIUpgradeReports ユーティリティでは、reputility.logにレポートが書き込まれます。このレポートに

リストされた問題は手動で解決する必要があります。このレポートは、ログの「POST MERGE USER INTERFACE REPORTING UTILITY」セクションにあります。

このレポートは次のセクションに分かれています。

� 問題 1: ユーザープロパティの再設定が必要なリッチテキストコントロール(RTC)

� 問題 2: 名前の変更が必要な新しい集計カテゴリーレコード

� 問題 3: ビュー Web テンプレート項目 ID 1 内のアプレットが必要なビュー

� 問題 4: 集合タイプへの移行が必要なチャートビュー

� 問題 5: 集合タイプへの移行が必要なエクスプローラビュー

� 問題 6: 詳細ビューへのドリルダウンがない親アプレットのカテゴリー

CSSWebTemplatePatchこのユーティリティは、ICL マージの後に実行されます。通常マージの後には実行されません。このユーティリティ

では、マージの実行に使用した Siebel Tools のインストールディレクトリで次のステップが実行されます。

� 新しいリリース用の Web テンプレートファイルが webtemplから ¥temp¥webtemplに移動されます。

� Web テンプレートファイルが reppatch¥web_templatesのサブディレクトリから ¥webtemplにコピーさ

れます。

これらの Web テンプレートファイルは、アップグレード元のリリースの UI をサポートします。そのリリース

に含まれている Web テンプレートファイルに非常に類似していますが、同一ではありません。

たとえば、ICL オプションで 7.5.3 と、ラベルを上部に配置するオプションを選択した場合、このユーティリ

ティでは、reppatchの 753および TopLabelサブディレクトリから Web テンプレートファイルがコピーさ

れます。

このユーティリティでは、reputility.logの「Web Template PCL Patch Rule」セクションに出力が書き

込まれます。

CSSWFRepPatchこのユーティリティでは、ステップの子オブジェクトのワークフローステップ参照が行 ID の参照から名前の参照に

変更されます。これによって、Siebel 7.7 のワークフローをレポジトリに移行するプロセスが完了します。この

ユーティリティは、主に Siebel 7.7 より前のリリースからのアップグレードに影響を与えます。

このユーティリティでは、reputility.log への書き込みはありません。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 101

Page 102: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

マージ後ユーティリティとマージ後ユーティリティとマージ後ユーティリティとマージ後ユーティリティと Upgrade Behavior プロパティとの関係プロパティとの関係プロパティとの関係プロパティとの関係マージ後ユーティリティでは、Upgrade Behavior プロパティは無視されます。 ここでは、Upgrade Behavior の

設定ではなく、オブジェクトの特性に基づいて UI オブジェクトに変更が行われます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

95 ページの「Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承について」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグのカスタムレイアウトの組み込みアップグのカスタムレイアウトの組み込みアップグのカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについてレードオプションについてレードオプションについてレードオプションについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: ICL を使用する Siebel 7.x。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

新しいリリースでは、通常、既存の UI オブジェクトに対してさまざまな変更が加えられています。

� 画面レイアウトの変更

� ビューレイアウトの変更

� アプレットのコントロールの追加または削除

� アプレットのコントロールの移動

既存の画面、ビュー、およびアプレットを変更した場合は、新しいリリースでの変更により、レポジトリのマージ後

に UI レイアウトの設定を大幅に変更する必要があることがあります。ICL マージの目的は、マージ後の UI レイア

ウトの再設定作業を軽減することです。

カスタムレイアウトの組み込みの概要カスタムレイアウトの組み込みの概要カスタムレイアウトの組み込みの概要カスタムレイアウトの組み込みの概要Siebel 7.x 以降からアップグレードする場合は、レポジトリのマージを実行する際に、カスタムレイアウトの組み

込み(ICL)を選択できます。ICL マージでは、顧客変更画面、ビュー、およびアプレットは、その他のレポジトリ

オブジェクトとは別個に扱われます。

通常マージでは、Prior Customer Repository のオブジェクト(顧客変更オブジェクト)に対する変更が識別さ

れ、それらの変更が New Customer Repository の対応するオブジェクトにマージされます。たとえば、Prior Customer Repository のアプレット A にコントロールを追加した場合、通常マージでは、New Customer Repository のアプレット A に同じコントロールが追加されます。

一方、ICL マージでは、New Customer Repository の対応するオブジェクトに変更はマージされません。代わり

に、ICL マージプロセスによって、New Customer Repository の画面、アプレット、およびビューの設定が

Prior Customer Repository の設定で置き換えられます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1102

Page 103: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

たとえば、Prior Customer Repository のアプレット A にコントロールを追加したとします。 この場合は、マージ

プロセスによって、New Customer Repository のアプレット A の Web テンプレート設定が非アクティブ化さ

れ、Prior Customer Repository のアプレット A の Web テンプレート設定で置き換えられます。Prior Customer Repository からの Web テンプレート設定には、その新しいコントロールとコントロールの正しいレイ

アウトが含まれています。

また、マージが終了した後は、マージ後ユーティリティによって、アップグレード元のリリースに類似した新しい

Web テンプレートファイルがコピーされます。Web テンプレートファイルは、画面、ビュー、およびアプレットの

レイアウトを制御するページコンテナを提供します。コピーされた Web テンプレートファイルによって、古いリ

リースの UI に類似したレイアウトを新しいリリースの UI に適用できます。

ICL マージは、通常マージのプロセスにステップを 2 つ追加したものです。 これらの 2 つのステップは、「ICL 処

理」と呼ばれます。

� マージプロセスの終了時には、Prior Customer Repository の Screen、View、および Applet オブジェク

トタイプとそれらの固有の子オブジェクトが New Customer Repository にコピーされます。New Customer Repository の対応するオブジェクトは、これらによって置き換えられます。

� マージ後ユーティリティを実行すると、新しいリリースの Web テンプレートファイルのコピーが作成され、保

存されます。次に、アップグレード元のリリースに類似した新しいWebテンプレートファイルがコピーされます。

顧客作成画面、ビュー、およびアプレットには、ICL 処理は適用されません。これらの UI オブジェクトは、そのま

まの状態で New Customer Repository にコピーされます。これは、顧客作成アプレットのアップグレード参照先

に ICL オブジェクトアプレットが指定されている場合でも同様です。

ICL の使用の推奨の使用の推奨の使用の推奨の使用の推奨マージ後の UI クリーンアップ作業を大幅に軽減できる場合は、ICL を使用することを推奨します。ICL マージは、

顧客変更 UI オブジェクトを処理するためのものです。 顧客変更顧客変更顧客変更顧客変更 UI オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクトとは、標準の画面、ビュー、また

はアプレットを変更し、名前を変更せずに上書き保存したものです。 標準オブジェクトをコピーして画面、ビュー、

またはアプレットを作成し、別の名前で保存した場合は、「顧客作成 UI オブジェクト」と呼ばれます。

ICL を使用するかどうかを決める際は、次の点を考慮してください。

� ICL は、Siebel 7.x 以降からのアップグレードにのみ使用できます。

� UI のカスタマイズのほとんどが顧客変更オブジェクトの場合は、ICL の使用をお勧めします。ICL は、顧客変

更画面、ビュー、およびアプレットのレイアウトや内容を保持するための機能です。

� カスタマイズのほとんどが顧客作成 UI オブジェクトで、これらにアップグレード参照先が指定されている場

合、ICL はお勧めしません。これは、ICL では Upgrade Ancestor プロパティが無視されるためです。UI オブジェクトでは、新しいリリースでアップグレード参照先の設定が変更されている場合、それらの変更は子孫に

反映されません。

� 各リリースにおいて、Siebel Tools で Upgrade Behavior が Admin に設定されている画面、ビュー、およ

びアプレットには、ICL 処理は適用できません。ICL 処理が適用できない画面、ビュー、およびアプレットなど

の顧客変更オブジェクトが多い場合、ICL はお勧めしません。

� ICL は、1 アップグレードおきにのみ選択できます。カスタマイズが も多いアップグレードで ICL を選択し

てください。

ICL を使用したアップグレードの次のアップグレードでは、レポジトリのマージを実行する前に、インストール

したリリースに UI レイアウトを加える必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 103

Page 104: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

ICL が影響するが影響するが影響するが影響する UI オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト次のすべての条件を満たしている UI オブジェクトにのみ ICL 処理を適用できます。 すべての条件を満たしているオ

ブジェクトを「ICL オブジェクト」といいます。

このオブジェクトは、次の 上位レベルのオブジェクトタイプのいずれかである必要があります。 上位レベルの各

オブジェクトタイプとともに、ICL によって影響を受ける子オブジェクトも示します。

� 画面

� Screen View とすべての子オブジェクト

� ビュー

� View Web Template とすべての子オブジェクト

� アプレット

� Applet Web Template とすべての子オブジェクト

� Drilldown とすべての子オブジェクト

� 画面、ビュー、およびアプレットは、標準オブジェクトまたは顧客変更オブジェクトである必要があります(顧

客作成画面、ビュー、およびアプレットには通常のマージ処理が適用されます)。

� オブジェクトは、保持可能である必要があります。つまり、Upgrade Behavior プロパティが Admin に設定

されていない画面、ビュー、またはアプレットである必要があります。

要約すると、顧客変更画面、ビュー、アプレットと、変更していない標準の画面、ビュー、アプレットで保持可能な

ものには、ICL 処理を適用できます。

表 13 に、通常マージと ICL マージの比較を示します。各列には、レポジトリオブジェクトの状態として、次のいず

れかを示します。

� 標準標準標準標準:::: Prior Standard Repository と New Siebel Repository の両方に存在し、顧客変更オブジェクトでは

ないオブジェクトです。

� 削除削除削除削除:::: Prior Customer Repository から削除したオブジェクト(顧客削除オブジェクト)です。

� カスタマイズカスタマイズカスタマイズカスタマイズ: Prior Customer Repository で変更したオブジェクト(顧客変更オブジェクト)です。

� 変更変更変更変更:::: 新しいリリース(New Siebel Repository)で変更されたオブジェクトです。

� 新規新規新規新規:::: Prior Customer Repository で作成したオブジェクト(顧客作成オブジェクト)または新しいリリース

(New Siebel Repository)の新規オブジェクトです。

� 無効無効無効無効:::: New Siebel Repository と New Customer Repository の両方に存在するが、新しいリリースでは無

効で使用されないオブジェクトです。つまり、廃止されたオブジェクトです。

初の 3 つの列は、3 つのレポジトリにおけるオブジェクトの状態を示します。マージプロセスでは、マージ時に

これらの状態が比較されます。 後の 2 つの列は、マージが完了し、マージ後ユーティリティが実行された後のオ

ブジェクトの状態を示します。

「マージ後の New Customer Repository」列は、レポジトリのマージが完了した後のすべてのレポジトリオブ

ジェクトタイプの状態を示します。

「ICL マージ後の New Customer Repository」列は、ICL マージ後の画面、ビュー、アプレットなどの ICL オブ

ジェクトの状態を示します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1104

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

表 13 の例外は、次の項で説明します。

表の例外表の例外表の例外表の例外

表 13 の例外は次のとおりです。

1 ICL マージでは、Siebel 7.7 の UI ナビゲーションの変更は、Prior Customer Repository からコピーされ

た画面に適用されます。

2 あるオブジェクトが 3 つすべてのレポジトリで異なる場合は、競合が発生します。通常、マージプロセスでは、

New Siebel Repository を優先することで競合が解決されます。マージ後は、競合を確認して解決方法を変更

できます。

ICL 処理を適用できない処理を適用できない処理を適用できない処理を適用できない UI オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクトアプリケーションの管理と標準動作のサポートに必要な一部の画面、ビュー、およびアプレットには、ICL 処理を適

用できません。これには、[サーバー管理]および[リモート管理]の UI オブジェクトが含まれます。

また、新しいリリースで大幅に変更されているアプリケーションの画面、ビュー、およびアプレットも ICL 処理か

ら除外されます。これらの UI オブジェクトのレイアウトや機能は大幅に変更されているため、ICL 処理は実用的で

はありません。

表 13 マージによるレポジトリオブジェクトの処理

Prior Standard Repository((((PSR))))

Prior Customer Repository((((PCR))))

New Siebel Repository((((NSR))))

マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の New Customer Repository

ICLマージ後のマージ後のマージ後のマージ後のNew Customer Repository

標準 標準 標準 標準 標準

標準 標準 変更 変更 標準(PCR より)

105 ページの「表の例

外」の 1 を参照。

標準 標準 標準/無効 標準/無効 標準/無効

標準 カスタマイズ 標準 カスタマイズ カスタマイズ

標準 カスタマイズ 標準/無効 カスタマイズ/無効 カスタマイズ/無効

標準 カスタマイズ 変更 変更(競合)

105 ページの「表の例

外」の 2 を参照。

カスタマイズ

なし 新規 なし 新規 新規

なし なし 新規 新規 新規

標準 削除 標準 標準 標準

標準 削除 標準/無効 標準/無効 標準/無効

標準 削除 変更 変更 変更

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 105

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

近のリリースにおいて、ICL 処理から除外されているアプリケーション領域は次のとおりです。

� Siebel 7.7:::: Siebel Employee Relationship Management(ERM)および Siebel Marketing 用のアプ

レットおよびビュー。

� Siebel 7.8:::: [見積り]画面と[オーダー]画面のアプレットとビューおよび関連する顧客管理のアプレット

とビュー。

� Siebel 8.0:::: ほとんどのアプリケーションのホームページ画面。

Upgrade Behavior プロパティプロパティプロパティプロパティ

Siebel 7.7 では、Upgrade Behavior というオブジェクトプロパティによって UI オブジェクトが保持可能である

かどうかが決まるようになりました。

� このプロパティが Preserve に設定されている場合、その UI オブジェクトには ICL 処理を適用できます。

� このプロパティが Non-Preservable に設定されている場合、現在出荷されているリリースへのアップグレー

ドで、その UI オブジェクトには ICL 処理を適用できません。将来のリリースでは、設定が Preserve に変更さ

れる可能性があります。

� このプロパティが ADMIN に設定されている場合、その UI オブジェクトには、ICL 処理を一切適用できません。

Upgrade Behavior プロパティは、画面、ビュー、およびアプレットに対して定義されます。

各リリースにおいて、UI オブジェクトの Upgrade Behavior の値が Oracle によって設定されます。これらの値

は変更しないでください。

ICL Upgrade PathSiebel CRM 8.0 では、ICL Upgrade Path というオブジェクトプロパティによって、Upgrade Behavior で

Preserve が有効であることを示すリリースが制御されます。ICL Upgrade Path によって、ICL 処理の適用が特

定のリリースに制限されます。

ICL Upgrade Path の値は LOV から選択します。 選択肢は、7.5.3、7.7、および 8.0 です。ICL Upgrade Pathは、Upgrade Behavior プロパティと同様に、画面、ビュー、およびアプレットに対して定義されます。

Upgrade Behavior が Preserve に設定されていて、ICL Upgrade Path が Release X に設定されている場合は、

次のようになります。

� Siebel X より前のリリースからのアップグレードでは、オブジェクトに ICL 処理を適用できません。カスタマ

イズは保持されません。

� Siebel X 以降からのアップグレードでは、Preserve 設定が有効になり、オブジェクトに ICL 処理を適用でき

ます。カスタマイズは保持されます。

次に例を示します。

� Siebel 7.7 でアプレット A が再設計されたとします。

� アプレット A は大幅に変更されたため、以前のリリースからアップグレードする際にアプレット A のカスタマ

イズを保持することは実用的ではありません。したがって、Siebel 7.7 よりも前のリリースからのアップグ

レードでは、アプレット A に ICL 処理を適用できないようにする必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1106

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

� Siebel 7.8 および Siebel 8.0 では、アプレット A に重要な変更は行われませんでした。したがって、Siebel 7.7 以降からのアップグレードでは、アプレット A に ICL 処理を適用できます。

� Upgrade Behavior を Preserve、ICL Upgrade Path を 7.7 に設定すると、前述のアプレット A のアップ

グレード動作を実現できます。

現在出荷されているリリースでオブジェクトに ICL を適用できないようにする方法は 2 つあります。

� Upgrade Behavior プロパティを Non-Preservable に設定します。

� Upgrade Behavior プロパティを Preserve に設定して、ICL Upgrade Path を現在出荷されているリリース

に設定します。

各リリースにおいて、UI オブジェクトの ICL Upgrade Path の値が Oracle によって設定されます。これらの値は

変更しないでください。

ICL によるによるによるによる UI 全体への影響全体への影響全体への影響全体への影響基本的に、ICL マージでは、アップグレード元の Siebel リリースの UI レイアウトが保持されますが、新しい

Siebel リリースに含まれている重要な UI ナビゲーションの変更も適用されます。

画面画面画面画面

ビューと画面との関係は保持されます。Siebel 7.7 より前のリリースからのアップグレードでは、新しいナビゲー

ション方式が導入されます。マージ後にUIを確認するときに、すべてのビューが表示できることを確認してください。

ビュービュービュービュー

� アプレットとビューとの関係は保持されます。

� ビューのレイアウトは保持されます。

� [ヘルプ]、[ビュー情報]、[レコード情報]、[技術サポート]などのシステムページは保持されません。

アプレットアプレットアプレットアプレット

Prior Customer Repository の標準アプレットおよび顧客変更アプレットの Web テンプレートは保持されます。

� Web テンプレートがアプレットに使用されている場合は保持されます。 例外として、Siebel 7.7 より前のリ

リースからのアップグレードでは、マージ後ユーティリティによってシャトル化された MVG アプレットに対し

新しい Web テンプレートが提供されます。

� すべての Web テンプレート項目のプロパティは保持されます。

� すべてのコントロールタイプは保持されます。

� 表示されるコントロールは保持されます。

� New Siebel Repository からの新しいコントロールは追加または削除されません。 例外として、Siebel 7.7 より前のリリースからのアップグレードでは、MVG アプレットがシャトル化される際に新しいコント

ロールが追加されます。

� アプレット内のコントロールの位置は保持されます。

� アプレットのモード(アプレットが More モードと Less モードのどちらで表示されるか)は保持されます。

� 例外として、Siebel 7.7 より前のリリースからのアップグレードでは、多くのフローベースのフォームア

プレットがグリッドベースのアプレットに変換されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 107

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

� アプレットのドリルダウンとそれらの子オブジェクトは保持されます。

� ドリルダウンのプロパティは保持されます。

� ドリルダウンのあるカラムは保持されます。

� ドリルダウンの移動先ビューは保持されます。

次の機能は保持されません。

� アプレットレベルおよびアプリケーションレベルのメニュー。

� コントロールまたはリストカラムのプロパティ。たとえば、行の高さ、カラムの幅、キャプション、およびポッ

プアップアイコンは保持されません。

� Siebel 7.7 では、ピックアプレットと関連アプレットでインラインクエリーがサポートされるようになりまし

た。この機能は、ICL を選択するかどうかにかかわらず実装されます。

Siebel 7.7 よりも前の Siebel 7.x リリースからアップグレードする場合、ICL はアプレットのコントロールおよ

びレイアウトに次のように影響します。

� Siebel 7.7 では、添付アプレットに[新規ファイル]と[新規 URL]の 2 つのボタンが追加されました。ICLマージでは、これらのボタンはアプレットに追加されません。

� Siebel 7.7 の MVG ダイアログボックスでは、ダイアログボックスを閉じるボタンは[OK]ボタンのみです。

ICL マージを行った場合は、MVG ダイアログアプレットに[OK]ボタンと[取消]ボタンの両方が表示され

ます。

� Siebel 7.7 では、[クエリーアシスタント]と[簡易印刷]の 2 つの UI 機能が追加されました。ICL マージで

は、これらのボタンはアプレットに追加されません。アップグレードの完了後、必要に応じてこれらのボタンを

追加する必要があります。

� Siebel 7.7 のアプレットには、[新規]、[削除]、および[クエリー]という 3 つのデフォルトのボタンがあり

ます。ICL マージを選択した場合は、アプレットで既存のデフォルトボタンが保持されます。

� Siebel 7.7 では、アプレットから[リセット]ボタンが削除されています。ICL マージを選択した場合は、ア

プレットで[リセット]ボタンが保持されます。

ナビゲーションナビゲーションナビゲーションナビゲーション

アップグレードするリリースのナビゲーションへの変更は実装されます。これは、画面、ビュー、およびアプレット

のレイアウトに影響を与えることがあります。

たとえば、Siebel 7.7 では、新しいナビゲーション方式が導入されました。Siebel 7.7 より前のリリースからアッ

プグレードする場合は、ICL を選択しているかどうかに関係なく、アップグレード中にこのナビゲーション方式が実

装されます。親リストビューのタブは、7.0x および 7.5x のようにビューの中央近くの行には表示されません。タ

ブを表示するには、親リストアプレットのレコードを選択する必要があります。

削除および廃止されたオブジェクトの削除および廃止されたオブジェクトの削除および廃止されたオブジェクトの削除および廃止されたオブジェクトの ICL による処理による処理による処理による処理ICL マージでは、削除された UI オブジェクトは通常マージのときと同様に処理されます。Prior Customer Repository から削除した画面、ビュー、またはアプレットが New Siebel Repository に存在する場合、それらの

オブジェクトはマージ後の New Customer Repository に含まれます。これらのオブジェクトは、手動で確認し、

必要に応じて削除する必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1108

Page 109: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

通常マージでは、オブジェクトが New Siebel Repository で廃止されている(無効である)場合、そのオブジェ

クトはマージ後の New Customer Repository で無効になります。ICL マージでも同様です。また、ICL マージで

は、Prior Customer Repository の対応するオブジェクトによって次のオブジェクトタイプが置き換えられます。

置き換えられたオブジェクトタイプは無効に設定されます。

� アプレット切り替え

� コントロールと子オブジェクト

� ドリルダウンと子オブジェクト

� リストと子オブジェクト

� チャートと子オブジェクト

� ツリーと子オブジェクト

New Customer Repository で廃止されているその他の UI オブジェクトタイプは、通常マージのときと同様に処

理されます。

ICL と顧客作成と顧客作成と顧客作成と顧客作成 UI オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクトPrior Customer Repository で画面、ビュー、またはアプレットを作成した場合は、次のように処理されます。

� ICL マージステップでは、Upgrade Ancestor プロパティは無視されます。たとえば、新規アプレットで標準

アプレットがアップグレード参照先として指定されている場合を考えます。この場合、新規アプレットに対して

ICL 処理は適用されません。つまり、新規アプレットとそのすべての子オブジェクトは、そのままの状態で

New Customer Repository にコピーされます。New Customer Repository の UI オブジェクトは子オブ

ジェクトによって置き換えられません。

� ICL マージでは、マージ後ユーティリティによって、新しい Web テンプレートファイルが Tools インストー

ルディレクトリにコピーされます。これらのファイルによって新しいリリースのファイルが置き換えられ、顧客

作成オブジェクトのレンダリングに使用されます。

ICL とととと Upgrade Ancestor プロパティプロパティプロパティプロパティICL マージステップでは、Upgrade Ancestor プロパティは無視されます。顧客作成アプレットには、ICL 処理は適

用されません。たとえば、標準アプレット A をコピーしてアプレット B を作成し、アプレット B でアプレット A を

アップグレード参照先として指定したとします。New Siebel Repository でアプレット A に新しいボタンがある場

合を考えます。ICL マージでは、アプレット B には新しいボタンが表示されますが、アプレット A には表示されません。

� 通常マージでは、アプレット B はアプレット A の子孫であるため、アプレット B に新しいボタンが追加されます。

� ICL マージの部分では、アプレット A の Web テンプレート設定が Prior Customer Repository から New Customer Repository にコピーされます。この Web テンプレート設定には新しいボタンが含まれていませ

ん。そのため、アプレット A から新しいボタンが削除されます。

� ICL マージの部分では、Upgrade Ancestor プロパティは無視されるため、この変更はアプレット B には反映

されません。したがって、アプレット B には新しいボタンが残ります。

通常マージでは、アプレット A とアプレット B の両方にこの新しいボタンが表示されます。

ICL マージでは、通常マージの部分で非 ICL オブジェクトタイプ(ビジネスコンポーネントなど)のアップグレー

ド処理が通常どおり子孫に反映されます。そのため、ICL マージにおいても Upgrade Ancestor プロパティを使用

することをお勧めします。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 109

Page 110: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

ICL マージの動作マージの動作マージの動作マージの動作ICL マージは、通常マージに 2 つのステップが追加されたものです。

� 1 つ目のステップは、マージの 後に実行されます。

� 2 つ目のステップは、マージの完了後に実行するマージ後ユーティリティの一部です。

追加のマージステップ追加のマージステップ追加のマージステップ追加のマージステップ

通常マージの 後に実行される ICL マージステップでは、New Customer Repository の ICL オブジェクトに対

して次の変更が行われます。

� 新しいリリースの ICL オブジェクトが非アクティブ化され、名前に -UPG が追加されます。これらは読み取り

専用オブジェクトであり、削除できません。

� Prior Customer Repository の ICL オブジェクトが New Customer Repository にコピーされ、有効であ

ることが確認されます。

ICL マージステップでは、状態および問題点がマージログファイルに書き込まれます。

マージ後ユーティリティとグリッドベースアプレットマージ後ユーティリティとグリッドベースアプレットマージ後ユーティリティとグリッドベースアプレットマージ後ユーティリティとグリッドベースアプレット

2 つ目のステップは、ICL マージステップが完了し、マージが終了した後に実行されます。マージ後ユーティリティ

を実行した際に、次の ICL の追加変更が行われます。

� Siebel 7.7 では、New Siebel Repository の多くのフォームアプレットがフローベースからグリッドベース

に変更されました。ICL マージの後、New Customer Repository のグリッドベースアプレットの一部が

Prior Customer Repository のフローベースのフォームアプレットに置き換えられます。特に、Siebel 7.7よりも前のリリースからアップグレードする場合にこうなります。マージ後ユーティリティでは、置き換えられ

たフローベースのアプレットがグリッドベースに変換されます。

� マージの設定時、グリッドベースに変換されるフローベースのフォームアプレットで、フィールドラベルを上側

または左側に配置するように選択できます。Siebel 7.7 以降の標準 UI では、フィールドラベルは左側に配置

されます。

マージ後ユーティリティとマージ後ユーティリティとマージ後ユーティリティとマージ後ユーティリティと Web テンプレートファイルテンプレートファイルテンプレートファイルテンプレートファイル

マージ後ユーティリティでは、新しい Web テンプレートファイルがコピーされます。これらのファイルは、アップ

グレード元のリリースの Web テンプレートファイルに類似しています。これらは、画面、ビュー、およびアプレッ

トのレイアウトを保持するページコンテナおよび補助 Web テンプレートを提供します。また、ナビゲーションの変

更も実装します。アップグレード元のリリースの Web テンプレートファイルを編集した場合は、新しい Web テン

プレートファイルでカスタマイズを再実装する必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1110

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプ

ションについて

マージ後ユーティリティでは、Siebel Tools インストールディレクトリにある Web テンプレートファイルに次の

変更が行われます。

� 新しいリリース用の Web テンプレートファイルが webtemplから ¥temp¥webtemplに移動されます。

� Webテンプレートファイルがreppatch¥web_templatesのサブディレクトリから¥webtemplにコピーされます。

これらの Web テンプレートファイルは、アップグレード元のリリースの UI レイアウトをサポートします。そ

のリリースに含まれている Web テンプレートファイルに類似していますが、同一ではありません。たとえば、

ICL オプションで 7.5.3 と、ラベルを上部に配置するオプションを選択した場合、マージ後ユーティリティで

は、reppatchの 753および TopLabelサブディレクトリから Web テンプレートファイルがコピーされます。

マージ後ユーティリティによって、マージ後ユーティリティのログに状態および問題点が書き込まれます。

ICL とととと HTML スタイルシートスタイルシートスタイルシートスタイルシートマージ後ユーティリティでは、main.css と printmain.css の HTML スタイルシートの新しいバージョンはコピー

されません。Prior Customer Repository からコピーされたものを含むすべての UI オブジェクトのレンダリング

には、新しいリリース用のスタイルシートが使用されます。アップグレード元のリリースのスタイルシートをカスタ

マイズした場合は、新しいリリースのスタイルシートでカスタマイズを再実装する必要があります。

次の次の次の次の Siebel リリースで行われる処理リリースで行われる処理リリースで行われる処理リリースで行われる処理ICL マージは、1 アップグレードおきにのみ実行できます。たとえば、Siebel 7.x から Siebel 7.7 にアップグレード

する際に ICLマージを実行した場合、次のリリースへのアップグレードで ICLマージを実行することはお勧めしません。

次のリリースでは、レポジトリマージを実行する前に、レポジトリオブジェクトを標準 UI に復元する Siebel Toolsユーティリティを実行する必要があります。このユーティリティでは、レポジトリに対して次の変更を行います。

� Prior Customer Repository からコピーされた ICL オブジェクトを削除します。

� -UPG サフィックスのある ICL オブジェクトをアクティブ化し、このサフィックスを削除します。 これらの -UPG オブジェクトは、Prior Customer Repository(アップグレード元のリリースのレポジトリ)のオブ

ジェクトです。これにより、ICL の影響が破棄され、UI が現在のリリースにアップグレードされます。

Tools ユーティリティでは、前のアップグレード以降に変更した UI オブジェクトを識別するためのフィルタを定義

する方法が提供されています。前のアップグレード以降にオブジェクトを変更した場合、これに対応する -UPG オ

ブジェクトに置き換えられることはありません。これらの顧客変更オブジェクトは、必要に応じて、マージ後に手動

で再設定する必要があります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

95 ページの「Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

266 ページの「Siebel Repository オブジェクトプロパティの競合の確認」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 111

Page 112: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � データベース設定ユーティリティについて

データベース設定ユーティリティデータベース設定ユーティリティデータベース設定ユーティリティデータベース設定ユーティリティについてについてについてについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

アップグレードを実行する実行可能ファイルは、Siebel Server にあります。 Siebel データベースのアップグレー

ドには、アップグレード済みの任意の Siebel Server を使用できます。

Siebel データベースサーバーはサーバーではありません。Web サーバーや Siebel Server のようにビジネスデー

タの処理には関与しません。Siebel データベースサーバーは、アップグレードの実行可能ファイルに入力を提供す

るファイルとスクリプトのセットです。

高のパフォーマンスのためには、アップグレードの実行に使用する Siebel Server に、Siebel データベースサー

バーファイルをインストールします。インストールするためには、Siebel データベースサーバーを手動で選択する

必要があります。Siebel Server のインストール時に自動でインストールされるわけではありません。

Siebel データベースサーバーファイルは、Siebel Server と同じディレクトリレベルの dbsrvr ディレクトリにイ

ンストールされます。 たとえば、Siebel Server が C:¥sba80¥siebsrvr (Windows)にインストールされてい

る場合、Siebel データベースサーバーは C:¥sba80¥dbsrvrにインストールされます。インストールが必要な

Siebel データベースサーバーは、1 つのみです。

Siebel データベースサーバーのプロシージャおよびメンテナンススクリプトを編集して実行するには、

SIEBEL_ROOT(Windows)、$SIEBEL_ROOT(UNIX)にある Siebel Server の bin ディレクトリに対する読み

取り / 書き込みアクセス権が必要です。また、Siebel Server のログディレクトリと upgrade ディレクトリに対す

る読み取り / 書き込みアクセス権も必要です。

Siebel 本番環境のアップグレードファイルの本番環境のアップグレードファイルの本番環境のアップグレードファイルの本番環境のアップグレードファイルのチューニングについてチューニングについてチューニングについてチューニングについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

Upgrade Tuner を使用すると、Siebel データベースサーバー設定ユーティリティによって生成されたアップグ

レードファイルをチューニングできます。本番環境の upgrep ファイルをチューニングすることにより、本番環境

のアップグレードにおけるデータベースのダウンタイムを大幅に短縮できます。

Upgrade Tuner には、次の情報とオプションが表示されます。

� テーブル作成時間テーブル作成時間テーブル作成時間テーブル作成時間:::: 作成時間が長いテーブルは、並行スレッドに設定できます。

� インデックス作成時間インデックス作成時間インデックス作成時間インデックス作成時間:::: インデックス作成が並行スレッドで実行されるように設定できます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1112

Page 113: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングに

ついて

� 影響のない影響のない影響のない影響のない SQL コマンドコマンドコマンドコマンド:::: どのテーブル行にも影響しない SQL 文を確認し、無効化できます。

Siebel データベースのアップブレードに使用するスクリプトは、一般的なものです。 これらのスクリプトでは、

すべての Siebel アプリケーションの機能をサポートするように Siebel データベースが更新されます。このオ

プションによって、使用しているアプリケーションに不要な SQL 文を排除できます。

オペレーティングシステムとオペレーティングシステムとオペレーティングシステムとオペレーティングシステムと RDBMS のサポートのサポートのサポートのサポートUpgrade Tuner は、表 14 に示すオペレーティングシステムと RDBMS の組み合わせに対し、テーブルおよびイン

デックスの作成のための並行スレッドをサポートします。

Upgrade Tuner は、IBM z/OS ではサポートされていません。Upgrade Tuner は、表 15 に示すオペレーティン

グシステムと RDBMS の組み合わせに対し、影響のない SQL コマンドの非アクティブ化をサポートします。

Oracle の Siebel 製品でサポートされているオペレーティングシステムと RDBMS 製品のバージョンおよびリリー

スについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

Upgrade Tuner は Siebel Server の一部で、Microsoft Windows 上でのみ実行されます。UNIX では動作しま

せん。UNIX 用の本番環境のアップグレードファイルをチューニングするには、Windows プラットフォームにそれ

らのファイルをコピーし、チューニングを行ってから、UNIX プラットフォームにコピーし直す必要があります。

ファイルを移動するためのスクリプトが提供されています。

UNIX を使用していて、Windows 版 Siebel Server をお持ちでない場合は、取引先マネージャまたは Oracle グ

ローバルカスタマサポートから入手してください。

表 14 Upgrade Tuner によるテーブルおよびインデックス用の並行スレッドのサポート

OS Oracle データベースデータベースデータベースデータベース IBM DB2 Microsoft SQL

Windows 有 無 無

UNIX 有 無 無

表 15 Upgrade Tuner による影響のない SQL の非アクティブ化のサポート

OS Oracle データベースデータベースデータベースデータベース IBM DB2 Microsoft SQL

Windows 有 有 有

UNIX 有 有 有

z/OS 該当なし 無 該当なし

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 113

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングに

ついて

Upgrade Tuner の使用時の使用時の使用時の使用時Upgrade Tuner は、本番環境の upgrep を実行するアップグレードファイルをチューニングするために、テスト

環境で使用します。本番環境の upgphys を実行するアップグレードファイルをチューニングする必要はありませ

ん。また、開発環境の upgrep または upgphys を実行するアップグレードファイルをチューニングする必要もあ

りません。

Upgrade Tuner のモードのモードのモードのモードUpgrade Tuner を起動すると、次の 4 つのタブが表示されます。

� プロセス情報

� テーブル作成の並行処理

� インデックス作成の並行処理

� 影響のない SQL の非アクティブ化

プロセス情報タブプロセス情報タブプロセス情報タブプロセス情報タブ

このページには、Upgrade Tuner が使用している情報ソースが表示されます。ログ解析の summary.xml ファイ

ル、マスター .ucf ファイル、ドライバ .ucf ファイルなどが含まれます。

このページの情報は編集できません。この情報は、summary.xmlファイルから取得されます。

テーブル作成の並行処理タブおよびインデックス作成の並行処理タブテーブル作成の並行処理タブおよびインデックス作成の並行処理タブテーブル作成の並行処理タブおよびインデックス作成の並行処理タブテーブル作成の並行処理タブおよびインデックス作成の並行処理タブ

[テーブル作成の並行処理]ページと[インデックス作成の並行処理]ページのレイアウトは同じです。これらの

ページでは次の操作を行うことができます。

� [テーブル作成の並行処理]タブ[テーブル作成の並行処理]タブ[テーブル作成の並行処理]タブ[テーブル作成の並行処理]タブ:::: このページでは、テーブルの作成にかかる時間が表示され、テーブル作成を

並行スレッドで実行するように設定できます。並行スレッドにテーブル作成を追加しても、そのテーブルのイン

デックス作成はスレッドに追加されません。テーブル作成とインデックス作成は、アップグレードで別々のス

テップとして処理されます。

� [インデックス作成の並行処理]タブ[インデックス作成の並行処理]タブ[インデックス作成の並行処理]タブ[インデックス作成の並行処理]タブ:::: このページでは、テーブルのインデックスの作成にかかる時間が表示さ

れ、インデックス作成を並行スレッドで実行するように設定できます。

並行スレッドを作成することによって、テーブル作成およびインデックス作成にかかる合計時間を短縮し、アップグ

レードのパフォーマンスを向上させることができます。 大 9 個の並行スレッドを作成できます。各スレッドには、

大 10 個のテーブルまたはインデックスを追加できます。並行スレッドに割り当てられなかったテーブルやイン

デックスは Siebel スレッドで処理されます。

影響のない影響のない影響のない影響のない SQL の非アクティブ化タブの非アクティブ化タブの非アクティブ化タブの非アクティブ化タブ

このページでは、どのテーブル行(データ)にも影響しない SQL 文をアクティブ化または非アクティブ化できま

す。この機能によって、データに関係のない SQL 文が排除され、アップグレードのパフォーマンスが向上します。

このページには、RDBMS がネイティブで実行する SQL ファイルのみが表示されます。odbcsql を使用して実行さ

れる SQL ファイルは表示されません。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1114

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングに

ついて

Upgrade Tuner の実行に必要なファイルの実行に必要なファイルの実行に必要なファイルの実行に必要なファイルUpgrade Tuner を実行するには次のファイルが必要です。 これらのファイルは、Windows ホストと UNIX ホスト

の両方で同じ場所にあります。表 16 に、これらのファイルを示します。

Upgrade Tuner によるファイルの変更方法によるファイルの変更方法によるファイルの変更方法によるファイルの変更方法変更を保存すると、Upgrade Tuner によってアップグレードファイルが変更されます。これらのファイルは、デー

タベースをアップグレードするためにアップグレードウィザードによって使用されます。アップグレードファイルは

次のとおりです。

� 115 ページの「ドライバ設定ファイル」

� 116 ページの「Schema.ddl ファイル」

� 117 ページの「SQL ファイル」

ドライバ設定ファイルドライバ設定ファイルドライバ設定ファイルドライバ設定ファイル

並行スレッドを追加または削除し、変更を保存すると、Upgrade Tuner によって、driver_upgrep_81.ucfなど

のドライバ設定ファイルが変更されます。ドライバ設定ファイルは、一連のステップが記載されているテキストファ

イルです。これらのステップには、本番環境の upgrep を制御するコマンドが指定されています。データベースをアッ

プグレードするためにアップグレードウィザードを実行すると、ドライバ設定ファイルのステップが実行されます。

ドライバ設定ファイルのステップには、次のような操作を指定できます。

� ddlimp ユーティリティおよび schema.ddl を使用したスキーマの変更

� SQL スクリプトの実行によるスキーマおよびデータの変更

表 16 Upgrade Tuner の実行に必要なファイル

ファイルファイルファイルファイル Windows ホスト上の場所ホスト上の場所ホスト上の場所ホスト上の場所

summary.xml SIEBEL_ROOT¥log¥upgrep_prod_VERSION¥

たとえば、SIEBEL_ROOT¥log¥upgrep_prod_77¥summary.xmlとなります。

master_upgrep_prod

_VERSION.ucf

SIEBEL_ROOT¥bin¥

たとえば、 SIEBEL_ROOT¥bin¥master_upgrep_prod_77.ucfとなります。

schema*.ddl DBSRVR_ROOT¥DBPLATFORM¥

たとえば、DBSRVR_ROOT¥Oracle¥schema.ddl、schema_i1.ddl、

schema_t1.ddlとなります。

driver_upgrep_prod

_VERSION.ucf

DBSRVR_ROOT¥DBPLATFORM¥upgrade¥VERSION¥

たとえば、

DBSRVR_ROOT¥Oracle¥upgrade¥V7_7¥driver_upgrep_prod_77.ucfと

なります。

*.sql DBSRVR_ROOT¥DBPLATFORM¥upgrade¥VERSION¥

たとえば、DBSRVR_ROOT¥Oracle¥upgrade¥V7_7¥pret.sql、

preschm.sqlとなります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 115

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングに

ついて

Upgrade Tuner では、次のようにドライバ設定ファイルが管理されます。

� 初のセッションの後に変更を保存すると、Upgrade Tuner によってファイルのコピーが作成され、ファイル

名に .orig が追加されます。その後でファイルが変更されます。 たとえば、Upgrade Tuner によって

driver_upgrep_<リリースバージョン >.ucfが、driver_upgrep_<リリースバージョン >.ucf.origという

名前でコピーされます。 その後で、driver_upgrep_<リリースバージョン >.ucfが変更されます。

� 2 回目のセッションの後に変更を保存すると、Upgrade Tuner によってファイルのコピーが作成され、ファイ

ル名に .old が追加されます。その後でドライバファイルが変更されます。 たとえば、Upgrade Tuner によっ

て driver_upgrep_<リリースバージョン >.ucfが、driver_upgrep_<リリースバージョン >.ucf.oldとい

う名前でコピーされます。 その後で、driver_upgrep_<リリースバージョン >.ucfが変更されます。

� 3 回目以降のセッションの後に変更を保存すると、Upgrade Tuner によってドライバファイルが再度 .old に

保存され、その後でドライバファイルが更新されます。

このファイル管理戦略によって、前回までのファイルへの変更内容が保持されます。また、ファイルの元のバージョ

ンも保持されます。

Schema.ddl ファイルファイルファイルファイル

本番環境の upgrep の後でアップグレードウィザードを実行すると、ドライバファイルが読み込まれます。このド

ライバファイルには、ddlimp ユーティリティを呼び出すステップが含まれています。このユーティリティでは、

schema.ddl が入力として使用され、データベーススキーマがアップグレードされます。

Upgrade Tuner の[テーブル作成の並行処理]ページおよび[インデックス作成の並行処理]ページには、

schema.ddl ファイルのテーブルおよびインデックスの作成時間が表示されます。

並行スレッドを作成すると、Upgrade Tuner によって schema.ddl と同じ形式のスレッドファイルが作成されま

すが、このファイルには、スレッドでのテーブルまたはインデックスの作成ステップのみが含まれています。次に、

Upgrade Tuner によって、ドライバファイルにいくつかのステップが追加されます。これらのステップでは、

ddlimp ユーティリティを呼び出し、スレッドファイルを入力として指定します。

Upgrade Tuner では、次のように schema.ddl およびスレッドファイルが管理されます。

� 新しいスレッドを作成して[保存]、[終了]の順にクリックすると、Upgrade Tuner によって、新しいスレッ

ドに対する schema.ddl スレッドファイルが作成されます。

たとえば、並行スレッドがない状態で、テーブル作成用の 2 つの新しいスレッドを作成したとします。終了す

ると、Upgrade Tuner によって schema_t1.ddlおよび schema_t2.ddlファイルが作成されます。また、

Upgrade Tuner によって、スレッドファイルを実行するためのステップがドライバファイルに挿入されます。

t1 スレッドファイルには、並行スレッド 1 のテーブルのテーブル作成情報が記載されています。t2 スレッド

ファイルには、並行スレッド 2 の情報が記載されています(それ以降も同様です)。

� [インデックス作成の並行処理]ページで新しいスレッドを作成した場合、スレッドファイルの名前には、i1、i2 などが付けられます。たとえば、インデックス作成用の並行スレッド 1 の情報は、schema_i1.ddlファイ

ルに含まれています。

� Upgrade Tuner を実行して、あるスレッドに割り当てられているテーブルまたはインデックスを変更した場合

は、Upgrade Tuner によってそのスレッド用のスレッドファイルが更新されます。Upgrade Tuner によって

スレッドファイルの .orig ファイルまたは .old ファイルは作成されません。また、そのスレッドファイルを実

行するドライバファイルのステップは変更されません。

� スレッドファイルを作成する場合、Upgrade Tuner によってメインの schema.ddl ファイル(Siebel スレッ

ド)の内容は変更されません。スレッドファイルでは、schema.ddl の内容が複製されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1116

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングに

ついて

ドライバファイルで schema.ddl およびスレッドファイルのステップが実行される順序は次のとおりです。

� テーブルスレッドファイル(ddlimp はテーブル作成モード)、t1 から開始

� schema.ddl(ddlimp はテーブル作成モード)

� インデックススレッドファイル(ddlimp はインデックス作成モード)、i1 から開始

� インデックス作成モードの schema.ddl(ddlimp はインデックス作成モード)

テーブル作成とインデックス作成の両方において、まず並行スレッドが実行され、次に Siebel スレッド

(schema.ddl)が実行されます。

ヒント:ヒント:ヒント:ヒント: driver_upgrep_prod ucf ファイルでスレッドファイルのステップを検索するには、「schema_」をク

エリーします。

SQL ファイルファイルファイルファイル

影響のない SQL の非アクティブ化ページで変更を行うと、Upgrade Tuner によって SQL コマンドが含まれてい

る SQL ファイルが変更されます。SQL ファイルは、すでにドライバファイルのステップであるため、Upgrade Tuner によってドライバファイルは変更されません。

Upgrade Tuner では、次のように SQL ファイルが管理されます。

� SQL ファイルを初めて変更すると、Upgrade Tuner によって SQL ファイルのコピーが保存され、ファイル名

に .orig が追加されます。その後で、Upgrade Tuner によって SQL ファイルが更新されます。

� 次に SQL ファイルを変更すると、Upgrade Tuner によって SQL ファイルのコピーが保存され、ファイル名

に .old が追加されます。その後で、Upgrade Tuner によって SQL ファイルが更新されます。

� これ以降に SQL ファイルを変更すると、Upgrade Tuner によって SQL ファイルのコピーが再度 .old に保存

され、その後で SQL ファイルが更新されます。

このファイル管理戦略によって、前回までのファイルへの変更内容が保持されます。また、ファイルの元のバージョ

ンも保持されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 117

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Siebel データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作データベースアップグレードの動作 � Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングに

ついて

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1118

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6 Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップのアップのアップのアップグレード計画グレード計画グレード計画グレード計画

この章では、Siebel データベースのアップグレードを計画する時期について説明します。 次のトピックが含まれて

います。

� 120 ページの「アップグレードフロー」

� 121 ページの「Siebel アップグレード計画のリソースについて」

� 123 ページの「Siebel データベースのアップグレードを行うためのベストプラクティスについて」

� 126 ページの「Siebel アップグレードの新機能および要件について」

� 127 ページの「Siebel 環境における RDBMS のアップグレードについて」

� 128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

� 129 ページの「Siebel 環境におけるデータベースソート順について」

� 130 ページの「Siebel パーティモデルについて」

� 134 ページの「Siebel HTML 添付ファイルのベーステーブルへの移行について」

� 134 ページの「Siebel 複数言語環境のアップグレート計画」

� 136 ページの「Siebel Unicode サポートのアップグレード計画」

� 138 ページの「Siebel RC2 または AES 暗号化のアップグレード計画」

� 138 ページの「Siebel Web テンプレートファイルとスタイルシートのアップグレード計画」

� 140 ページの「Siebel アクセス制御のアップグレード計画」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 3 章「Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要」

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 119

Page 120: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 5 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 1 段階に属しま

す。 この段階では、情報を収集してインフラストラクチャをアップグレードします。

図 5 アップグレードフローの第 1 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1120

Page 121: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel アップグレード計画のリソースについて

Siebel アップグレード計画のリソースについてアップグレード計画のリソースについてアップグレード計画のリソースについてアップグレード計画のリソースについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

ここでは、アップグレードの実行に関する重要な文書とリソースのリストを示します。これらの文書とリソースは、

アップグレード計画プロセスの一部として確認してください。

製品マニュアル製品マニュアル製品マニュアル製品マニュアルOracle の Siebel 製品マニュアルは、一括して Siebel Bookshelf と呼ばれます。 Siebel Bookshelf は、Oracle Technology Network(OTN)および Oracle E-Delivery で利用できます。 ご使用のイントラネットまたはネッ

トワークの場所にローカルにインストールすることもできます。

Siebel のインストールおよび展開に関するマニュアルのインストールおよび展開に関するマニュアルのインストールおよび展開に関するマニュアルのインストールおよび展開に関するマニュアル次の文書は、Siebel アプリケーションのインストールまたは展開の際に使用するもので、Siebel Bookshelf に含

まれています。

� 『Siebel Deployment Planning Guide』

� 『Microsoft Windows 用 Siebel インストールガイド』

� 『UNIX 用 Siebel インストールガイド』

� 『Siebel Business Applications への移行』: 開発環境から本番環境へのカスタマイズの移行方法について説明

しています。

� 『Siebel システム管理ガイド』: Siebel Server の管理、保守、および拡張方法について説明しています。

� 『Siebel セキュリティガイド』

� 『Siebel Application Deployment Manager Guide』

� 『Siebel パフォーマンスチューニングガイド』

� 『Configuring Siebel Business Applications』: Siebel Tools での Siebel Business Applications の設定

について説明しています。

� 『Siebel Data Model Reference』(DMR): リリースの Siebel データベーススキーマについて詳しく説明し

ています。また、特定のタイプのスキーマ変更も示しています。アップグレードの計画時に DMR を使用して、

新しいリリースでのデータの格納方法を評価します。アップグレード元のリリース用とアップグレード後のリ

リース用の、両方の DMR の入手を検討してください。 DMR のオーダーについて Oracle のアプリケーション

エキスパートサービスのサポートが必要な場合は、Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員にお問い合

わせください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 121

Page 122: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel アップグレード計画のリソースについて

Oracle Technology Network このサイトから次の資料を入手できます。

� Siebel Bookshelf: Oracle の検索可能な Siebel 製品マニュアルの集まりです。

� Oracle Technology Network の「の「の「の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」」」」: この文書は、システム要件とサポートされるサードパーティ製品の 終リストです。

My Oracle Supportこのサイトでは、「Bulletins」(以前は「Siebel Technical Notes」として発行されていました)、修正パック、

「Release Notes」、「Maintenance Release Guides」、「Alerts」、「Technical Notes」などを検索してアクセス

できます。

� Release Notes: My Oracle Support の「Siebel Release Notes」には、『Siebel データベースアップ

グレードガイド』に含まれていない 新の情報が記載されています。

� My Oracle Support の「の「の「の「Siebel Maintenance Release Guide」」」」: 「Maintenance Release Guides」には、保守リリースでのアプリケーションの更新に関する重要な情報が記載されています。 該当する

My Oracle Support の「Siebel Maintenance Release Guide」を参照してください。

� Bulletins およびおよびおよびおよび Alerts: 「Bulletins」および「Alerts」には、特定のアップグレードの問題に関する重要

な情報が記載されています。 アップグレードの問題に関連する「Bulletins」は、My Oracle Support にあり

ます。

My Oracle Support の「Alert 477833.1」(ドキュメント ID)(以前は「Siebel Alert 1002」として発行さ

れていました)、および My Oracle Support の「Alert 478177.1」(ドキュメント ID)(以前は「Siebel Alert 1179」として発行されていました)は、マスター「Alerts」であり、すべてのアップグレードにおいて

特に重要です。 『Siebel データベースアップグレードガイド』には、全体を通じてこれらの「Alerts」および

「Bulletins」への参照が含まれています。

� トラブルシューティングトラブルシューティングトラブルシューティングトラブルシューティング: トラブルシューティングのマニュアルには、Oracle の Siebel アプリケーションの

アップグレードの一般的な問題(アップグレードプロセス中に発生したエラーメッセージなど)と意図しない動

作をトラブルシュートする方法が記載されています。 トラブルシューティングのマニュアルは、アップグレード

ログに記録されるエラーメッセージなど、さまざまなアップグレードの問題に対処しています。 詳しくは、My Oracle Support のトラブルシューティングの項を参照してください。

アドバンストカスタマサービスアドバンストカスタマサービスアドバンストカスタマサービスアドバンストカスタマサービスOracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートが必要な場合は、Oracle アドバンストカスタマサー

ビスの営業員にお問い合わせください。 アプリケーションエキスパートサービスは、詳細な実装計画と技術的なコン

サルティングサービスを提供するとともに、Siebel の展開に影響するような技術的な重大問題に対して、迅速な回

答と解決策を提供します。

次の領域に関する重要な情報については、Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員にご連絡ください。

� アップグレード中の、Siebel インダストリソリューションまたは Siebel Financial Services から Siebel Business Applications への移行。

� アップグレード中の、Unicode コードページサポートへの移行。

� アップグレード中の、オペレーティングシステムの種類の変更。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1122

Page 123: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel データベースのアップグレードを行うためのベ

ストプラクティスについて

Siebel データベースのアップグレードを行うためのデータベースのアップグレードを行うためのデータベースのアップグレードを行うためのデータベースのアップグレードを行うためのベストプラクティスについてベストプラクティスについてベストプラクティスについてベストプラクティスについてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックでは、アップグレードリソースの計画、アップグレードのスケジュールの見積り、およびデータ移行プ

ロセスの管理のためのベストプラクティスの概要を説明します。

アップグレードを計画するには、次の手順を実行します。

1 アップグレードパスを決定するアップグレードパスを決定するアップグレードパスを決定するアップグレードパスを決定する:::: 初に、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照して、主なリリースでサポートされているアップグレー

ドパスを決定します。現在出荷されているリリースに直接アップグレードできるか、 初に以前のリリースに

アップグレードする必要があるかを確認します。 次に、アップグレード先のリリースの My Oracle Support の「Siebel Maintenance Release Guide」を参照します。このマニュアルには、主なリリースから 新のメン

テナンスリリースへのアップグレードパスがリストされています。メンテナンスリリースには、多数の修正パッ

クがあり、新機能も含まれています。メンテナンスリリースの修正パックには、アップグレードプロセスに対す

る修正が含まれていることがあるため、アップグレードを開始する前に、 新のメンテナンスリリースをインス

トールする必要があります。

2 アップグレードの複雑さを評価するアップグレードの複雑さを評価するアップグレードの複雑さを評価するアップグレードの複雑さを評価する:::: 実装されている Oracle の Siebel モジュール、統合ポイントの数、イン

ターフェイスの数、スクリプトの総数、およびユーザーインターフェイススクリプトの数に基づいて、アップグ

レード作業の複雑さを判定します。

3 現在の現在の現在の現在の Siebel 環境を調査して既存の実装を評価する環境を調査して既存の実装を評価する環境を調査して既存の実装を評価する環境を調査して既存の実装を評価する:::: 現在の Siebel 環境を詳細に評価し、アップグレードに

よる実装への影響を判定します。現在のリリースのアーキテクチャと比較して、現在の実装を評価します。この

評価は、どの領域で新機能を利用してビジネス要件を満たすかを識別するのに役立ちます。

4 アップグレードの作業レベルの見積りアップグレードの作業レベルの見積りアップグレードの作業レベルの見積りアップグレードの作業レベルの見積り:::: アップグレードのそれぞれの局面に関する基準と費用を調べます。複

雑さの評価、現在の環境の評価、および新機能の確認の結果に基づいて、アップグレードに必要な作業を決定し

ます。これは、リソース、スケジュール、および費用の評価に役立ちます。

5 アップグレードチームを結成するアップグレードチームを結成するアップグレードチームを結成するアップグレードチームを結成する:::: Siebel 製品のアーキテクチャとパフォーマンス上のベストプラクティスを

理解している、部門の枠を超えたアップグレードチームを結成します。このチームには、技術面、ビジネス面、

および Siebel 固有のスキルにおける幅広い経験基盤を得るために、IT 担当者、経営陣、およびユーザーを含

めます。

6 インターフェイス移行タスクを確認するインターフェイス移行タスクを確認するインターフェイス移行タスクを確認するインターフェイス移行タスクを確認する:::: 変更されたアプレットおよびビューを移行するための作業を確認し

ます。この作業には、アプレットの Web テンプレート項目への関連付けと Web テンプレートコントロールへ

のマッピングも含まれます。

7 アップグレードのチューニングを計画するアップグレードのチューニングを計画するアップグレードのチューニングを計画するアップグレードのチューニングを計画する:::: 本番環境のアップグレードスクリプトをチューニングすることに

より、アップグレードの 終段階におけるダウンタイムを大幅に短縮できます。アップグレードのチューニング

の例には、データに影響しない SQL 文の排除、実行時間の長い SQL 文の並行処理、および、テーブル作成、

テーブル再構築、インデックス作成の並行処理などがあります。

8 データ移行タスクを識別するデータ移行タスクを識別するデータ移行タスクを識別するデータ移行タスクを識別する:::: アップグレード後に、手動で実行する必要があるデータ移行タスクおよびレポ

ジトリ設定タスクが発生する場合があります。これらのタスクには、多くの場合、以前のリリースで行ったカス

タマイズに関連するタスクが含まれます。

9 エンドユーザーのトレーニングを計画するエンドユーザーのトレーニングを計画するエンドユーザーのトレーニングを計画するエンドユーザーのトレーニングを計画する:::: 変更によるユーザーへの影響を分析し、エンドユーザー向けのト

レーニングと受け入れのための計画を作成します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 123

Page 124: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel データベースのアップグレードを行うためのベ

ストプラクティスについて

アプリケーションのアップグレードを成功させるためには、いくつかの重要な点があります。

� 現在の展開に対して行われているカスタマイズの詳細な理解

� エンタープライズ内のコンポーネントの分析と定義

� Oracle の Siebel ソフトウェアによって提供される新機能の使用方法の分析

� 業種に応じたベストプラクティスと、このガイドで説明するベストプラクティスの遵守

アップグレード計画プロセスでは、インフラストラクチャ、展開、およびトレーニング上の要件の概要をまとめた、

アップグレードプロジェクト全体のロードマップが作成されます。

このプロセスの結果を使用して、アップグレードされたアプリケーションの開発と展開に必要なスキルとリソースを

明確にしたプロジェクト計画を作成します。この計画は、リソース、時間、およびトレーニングの詳細な予算作成に

役立ちます。

アップグレード計画のベストプラクティスアップグレード計画のベストプラクティスアップグレード計画のベストプラクティスアップグレード計画のベストプラクティスアップグレードを計画する際に遵守すべき重要なベストプラクティスは、次のとおりです。

� アップグレードに関する、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」、My Oracle Support の「Siebel Release Notes」、My Oracle Support の

「Siebel Maintenance Release Guide」、および My Oracle Support の「Alerts」を参照して、アップグ

レードパスを確認します。

� 現在の実装について説明している関連マニュアル(要件のマニュアル、設計のマニュアル、アーキテクチャコン

テキスト図など)をすべて集めます。

� 変更管理プログラムを実装します。例としては、ユーザーに対するロールアウト日程の通知、トレーニングのス

ケジュール作成、ユーザーを機能拡張に適応させるための適切な時間的余裕の設定、および、エンドユーザーか

らプロジェクトチームへのフィードバックのためのプロセスの提供などがあります。

� ユーザー受け入れは、アップグレードの成功にとって非常に重要です。ユーザーが新しいバージョンのアプリ

ケーションに慣れることができるように、テスト環境へのアクセスを提供し、また、アップグレードされたアプ

リケーションについてのエンドユーザー向けトレーニングを実施します。

データベース計画のベストプラクティスデータベース計画のベストプラクティスデータベース計画のベストプラクティスデータベース計画のベストプラクティス データベースのアップグレードを計画する際に遵守する必要がある重要なベストプラクティスは、次のとおりです。

� テーブルに対して行ったカスタマイズによるアップグレードへの影響を分析します。アップグレード前にデータ

移行が必要かどうか決定します。アップグレード後にどのようなスキーマ変更が必要か決定します。アップグ

レードによって影響を受けるテーブルのリストについては、付録 B「Siebel アップグレードで変更または導入さ

れるテーブル」を参照してください。

� 計画内でデータベースレイアウトを検討します。アップグレード用の設定とパラメータは、OLTP に必要な設定

とパラメータとは異なるため、アップグレード用にデータベースとデータベースサーバーをチューニングする計

画を作成します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1124

Page 125: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel データベースのアップグレードを行うためのベ

ストプラクティスについて

� 以前のバージョンから複数の言語を移行する場合は、レポジトリのマージプロセスのための追加時間(1 週間か

ら 2 週間)を見込んでおきます。レポジトリに含まれる言語の数によっては、予測したマージ時間を上回る場

合もあります。また、インストール関連の追加タスクも計画しておく必要があります。

� IBM DB2 プラットフォームの場合は、本稼動前にテーブルスペースのサイズの拡張を検討します。カスタム

テーブルスペースにアップグレードされたテーブルを格納するための十分な容量があるかどうか確認します。 178 ページの「Siebel アップグレードのための IBM DB2 のカスタムテーブルスペース要件の分析」を参照して

ください。

本番データベースアップグレードのベストプラクティス本番データベースアップグレードのベストプラクティス本番データベースアップグレードのベストプラクティス本番データベースアップグレードのベストプラクティス本稼動の準備手順とアップグレードのチューニングプロセスの両方で、テスト環境でのアップグレードの実行に使用

した SQL スクリプトを変更します。これらのスクリプトは一般的に、ローカル要件に合わせてさらに変更します。

本番環境アップグレードを実行する場合は、テスト環境アップグレード用に生成および変更した SQL スクリプトを

使用することをお勧めします。これを考慮して、本番環境アップグレード用のアップグレードプロセスチェックリス

トの手順は、次のようになります。

� テスト環境で、データベースサーバー設定ユーティリティを実行します。

� このユーティリティでは、テスト環境ではなく本番環境のための情報を入力します。たとえば、本番環境の

ODBC 接続を入力します。

これによって、テスト環境のデータベースではなく、本番環境のデータベースに対して実行されるようにドライ

バファイルが設定されます。 また、このドライバファイルは、テスト環境アップグレード用に生成したアップグ

レード SQL ファイルを使用するようにも設定されます。

� アップグレードウィザードを実行します。アップグレードウィザードは、テスト環境の SQL ファイルを使用し

て、本番環境のデータベースをアップグレードします。

このアプローチには、次のような利点があります。

� 本番環境のアップグレード SQL ファイルを生成して、カスタマイズをテスト環境からその SQL ファイルに手

動で移行する必要がありません。

� テスト環境で Siebel Upgrade Tuner により加えられた SQL ファイルへの変更が失われません。

� データベースサーバー設定ユーティリティを、本稼動の準備モードで再度実行する必要はありません。

� 一部の例外を除いて、My Oracle Support の「Siebel Release Notes」または「Alerts」で必要とされてい

るデータベース関連の設定タスクを再度実行する必要がありません。

ネットワーク設定が原因でテスト環境の内部から本番環境のデータベースへの ODBC 接続を作成できず、本番環境

アップグレードを完了できない場合は、My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成してください。 または、グローバルカスタマサポートに直接電話をかけて、サービスリクエストを作成したり、現在の SR の状況を更

新できます。グローバルカスタマサポートの電話番号は以前と同じで、My Oracle Support に記載されています。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 125

Page 126: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel アップグレードの新機能および要件について

Siebel アップグレードの新機能および要件についてアップグレードの新機能および要件についてアップグレードの新機能および要件についてアップグレードの新機能および要件についてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

Siebel CRM 8.0 では、次のアップグレードの新機能が導入されています。

� データベースサーバー設定ユーティリティの機能拡張データベースサーバー設定ユーティリティの機能拡張データベースサーバー設定ユーティリティの機能拡張データベースサーバー設定ユーティリティの機能拡張: データベースサーバー設定ユーティリティは、

Windows と UNIX の両方で、InstallShield タイプのラッパーで実行されます。また、このユーティリティは

ローカルインストール環境を検出し、設定ページで要求される多くのフィールドに自動的に値を入力します。

� 追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更: データベースサーバー設定ユーティリティのこのモードを使用すると、本番データベー

スをオフラインにせずに本番データベースの一部のアップグレートを実行できます。これにより、アップグレー

ドに必要な本番データベースのダウンタイムが短縮されます。 68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用

モードについて」を参照してください。

� 複数言語アップグレード複数言語アップグレード複数言語アップグレード複数言語アップグレード: 以前のアップグレードプロセスでは、基本言語のみがアップグレードされていまし

た。そのため、展開している他のすべての言語は、手動でアップグレードする必要がありました。 Siebel CRM 8.0 のアップグレードプロセスでは、基本言語および展開しているすべての言語がアップグレードされます。 134 ページの「Siebel 複数言語環境のアップグレート計画」を参照してください。

� ICL アップグレードの機能拡張アップグレードの機能拡張アップグレードの機能拡張アップグレードの機能拡張: 新しいオブジェクトプロパティである ICL Upgrade Path には、Upgrade Behavior プロパティを適用するリリースを指定します。これによって、指定したリリースより前のリリースか

らアップグレードを行う場合は、オブジェクトが保持されないようになります。指定したリリース以降のアップ

グレードでは、オブジェクトは保持されます。 102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグ

レードオプションについて」

� カスタマイズされたワークフローのレポジトリのマージカスタマイズされたワークフローのレポジトリのマージカスタマイズされたワークフローのレポジトリのマージカスタマイズされたワークフローのレポジトリのマージ: レポジトリのマージプロセスでは、Prior Customer Repository のシードデータに含まれるワークフローへのカスタマイズが、New Customer Repository の関

連するワークフローにマージされます。マージロジックは、他のレポジトリオブジェクトの場合と同じです。 155 ページの「Siebel ワークフローデザイナーのアップグレード計画」

� 大文字小文字およびアクセント記号の同一視クエリーウィザード大文字小文字およびアクセント記号の同一視クエリーウィザード大文字小文字およびアクセント記号の同一視クエリーウィザード大文字小文字およびアクセント記号の同一視クエリーウィザード: Siebel Tools の新しいウィザードを使用す

ると、大文字小文字およびアクセント記号を同一視するクエリーをサポートするカラムを、レポジトリに設定で

きます。手動でカラムを選択するか、入力ファイルを使用してバッチモードでウィザードを実行することもでき

ます。ウィザードはレポジトリのマージ後に実行します。 74 ページの「Siebel 大文字小文字同一視ウィザード

について」

� ログ解析ユーティリティのレポート機能拡張ログ解析ユーティリティのレポート機能拡張ログ解析ユーティリティのレポート機能拡張ログ解析ユーティリティのレポート機能拡張: IBM DB2 および Oracle でのアップグレードの場合、重要でな

いエラーはログ解析概要レポートに記録されなくなりました。ログ解析時に、すべてのエラーは、重要でないエ

ラーが記載されているファイルと自動的に照合されます。エラーが重要でないものである場合、そのエラーは概

要レポートには記録されません。 71 ページの「Siebel データベースアップグレードのログファイルについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1126

Page 127: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel 環境における RDBMS のアップグレードにつ

いて

Siebel 7.8 では、次のアップグレードの新機能が導入されています。

� 複数バージョンのコンポーネントのプラットフォームをサポートしています。複数バージョンのコンポーネントのプラットフォームをサポートしています。複数バージョンのコンポーネントのプラットフォームをサポートしています。複数バージョンのコンポーネントのプラットフォームをサポートしています。Siebel Server および Siebel Web Server Extension の複数のバージョンを、同じマシンにインストールできます。Siebel Gateway Name Server の複数のバージョンをインストールすることはできません。

たとえば、Siebel 7.7 から現在のリリースにアップグレードします。現在のリリースで Siebel Server 全体をテ

ストして、本番環境にインストールする準備ができています。Siebel Server の Siebel 7.7 がインストールされ

ている本番マシンに、新しい Siebel Server をインストールできます。新しい Siebel Server をインストールす

る前に、本番マシンを停止したり、リリース7.7のSiebel Serverをアンインストールしたりする必要はありません。

したがって、Enterprise コンポーネントをインストールされているバージョンから新しいバージョンに移行す

る際のダウンタイムが削減されます。

同じコンポーネントの 2 つの異なるバージョンを 1 台のマシン上で実行することはできません。たとえば、前述の

シナリオでは、Siebel Serverのバージョン7.7と現在のリリースバージョンを同時に実行することはできません。

Siebel Gateway Name Server、Siebel Server、および Siebel Web Server Extension を含む Siebel Enterprise コンポーネントのインストール方法については、使用しているオペレーティングシステム用の

『Siebel インストールガイド』を参照してください。

� マージ後ユーティリティは複数回実行できます。マージ後ユーティリティは複数回実行できます。マージ後ユーティリティは複数回実行できます。マージ後ユーティリティは複数回実行できます。レポジトリのマージが完了すると、マージ後ユーティリティは

自動的に起動されなくなります。このユーティリティは手動で起動する必要があり、複数回実行できます。

マージ後ユーティリティが正常に完了しない場合でも、レポジトリマージの再実行が不要な場合があります。問

題によっては、マージ後ユーティリティを再実行するだけで済みます。

Siebel 環境における環境における環境における環境における RDBMS のアップグレードにのアップグレードにのアップグレードにのアップグレードについてついてついてついてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

現在インストールされている RDBMS のバージョンが新しいリリースでサポートされていない場合は、Siebel デー

タベースのアップグレードを実行する前に RDBMS をアップグレードする必要があります。サポートされている

RDBMS のバージョンについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

現在インストールされている RDBMS のバージョンが新しいリリースでサポートされている状態で、RDBMS をアッ

プグレードする場合は、Siebel データベースをアップグレードする前後に RDBMS をアップグレードできます。

次に、RDBMS アップグレード計画のガイドラインと要件を示します。

備考:備考:備考:備考: RDBMS をアップグレードする場合は、クライアントデータベース接続ソフトウェアもアップグレードして

ください。 Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を

参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 127

Page 128: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel ユーザーインターフェイスの変更について

Oracle データベースデータベースデータベースデータベース� Oracle RDBMS のアップグレード計画に関する情報については、My Oracle Support の「Alert 477966.1」

(以前は「Siebel Alert 1053」として発行されていました)を参照してください。Siebel データベースをアッ

プグレードしてから Oracle RDBMS をアップグレードする場合は、アップグレード後に Siebel データベース

スキーマを検証する必要があります。 292 ページの「Siebel アップグレード後のアップグレードした Oracle RDBMS の確認」を参照してください。

� Oracle Database 11g での開発、テスト、および本番のアップグレードは、CBO モードで実行してくださ

い。

� RDBMS から Oracle Database 10g へのアップグレードを計画している場合は、My Oracle Support の478028.1(ドキュメント ID)を参照してください。 このドキュメントは、以前は「Siebel Technical Note 582」として発行されていました。このドキュメントには、Oracle Database 10g をコストベースオプティ

マイザー(CBO)で使用するように設定する方法が説明されています。 Siebel データベースで Oracle のコス

トベース 適化を使用する場合は、データベースパラメータ設定に対する要件、およびテーブル、カラム、イン

デックスに関するオプティマイザーの統計作成に対する要件がいくつかあります。

� Oracle8i および Oracle9i でのアップグレードは、ルールベースオプティマイザー(RBO)モードで実行する

必要があります。 コストベースオプティマイザー(CBO)モードで実行している場合は、アップグレードの前

に RBO モードに変更する必要があります。 Oracle9i の場合は、アップグレードの後に CBO モードに戻す必要

があります。

� Oracle Database 10g でのアップグレードは、CBO モードで実行する必要があります。

IBM DB2� IBM DB2 RDBMS をアップグレードした後は、データベースのインスタンスをアップグレードする必要があり

ます。

� DB2 データベースには、データベースで定義されている 4KB、16KB、および 32KB のテーブルスペースがあ

ります。それ以外の場合は、アップグレードを完了できません。

Siebel ユーザーインターフェイスの変更についてユーザーインターフェイスの変更についてユーザーインターフェイスの変更についてユーザーインターフェイスの変更についてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.7 では、ユーザーインターフェイスにいくつかの重要な変更が加えられています。

� 新しいナビゲーション方式新しいナビゲーション方式新しいナビゲーション方式新しいナビゲーション方式:::: 主な改訂点は次のとおりです。

� [表示]メニューがリンクバーに置き換えられました。画面のタブをクリックすると、画面のタブの下にリ

ンクバーが表示され、その画面用のビューまたはビューリストが表示されます。

� 親リストアプレット内にある可視性フィルターメニューからも、アプレット内に表示されるデータをフィル

ターできるようになりました。

� タブを表示するには、親リストアプレット内のリンクをクリックします。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1128

Page 129: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel 環境におけるデータベースソート順について

� UI 設定の変更設定の変更設定の変更設定の変更:::: 以前のリリースでは、ビューとコントロールの配置は、レポジトリの設定と、実行時に適用さ

れるロジックに基づいていました。Siebel 7.7 では、ビューとコントロールの配置はレポジトリ内で宣言され

ます。実行時のロジックは適用されません。

� グリッドレイアウトアプレットの使用の拡張グリッドレイアウトアプレットの使用の拡張グリッドレイアウトアプレットの使用の拡張グリッドレイアウトアプレットの使用の拡張:::: 使用感を向上させるために、従業員固有のフォームアプレット

がグリッドベースレイアウトに変換されました。アップグレードでは、カスタムフォームベースのアプレットは

グリッドベースレイアウトに変換されません。

� MVG シャトルアプレットシャトルアプレットシャトルアプレットシャトルアプレット:::: MVG シャトルアプレットは、Siebel 7.5x で導入されました。Siebel 7.7 では、

MVG がデフォルトでシャトル化されています。

これらの機能拡張が行われているため、アップグレード後のユーザーインターフェイスの慎重な評価を計画してくだ

さい。アップグレードログユーティリティを使用すると、アップグレード中に発生したユーザーインターフェイス関

連の問題をすべてリスト表示できます。ユーザーインターフェイスについては、『Siebel Fundamentals』を参照

してください。

Siebel 環境におけるデータベースソート順について環境におけるデータベースソート順について環境におけるデータベースソート順について環境におけるデータベースソート順についてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

ソート順(照合順とも呼ばれます)は、データベースの 初のインストール中に指定され、クエリーの実行時にデー

タベースが文字データをソートする方法を定義します。ソート順のサポートは、データベースのコードページと、開

発環境と本番環境のどちらで使用されるかによって異なります。

� 開発環境開発環境開発環境開発環境: 開発データベースの場合は、非バイナリソート順を使用するデータベースの機能制限のため、バイ

ナリソート順を使用する必要があります。

� 本番環境本番環境本番環境本番環境: パフォーマンスが低下しないように、本番データベースでは、バイナリソート順を使用することを

強くお勧めします。

バイナリソート順の設定は、各データベースプラットフォーム固有の設定にします。データベースプラットフォーム

でサポートされている設定を確認するには、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 129

Page 130: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel パーティモデルについて

Siebel データベースのソート順に関する注意事項データベースのソート順に関する注意事項データベースのソート順に関する注意事項データベースのソート順に関する注意事項展開に非バイナリソート順を使用する必要がある場合は(たとえば、ローカル言語でバイナリソート順が使用されな

い場合)、特に開発環境のアップグレードに影響する機能の制限を考慮する必要があります。これらの制限を受け入

れられない場合は、データベースを再作成してバイナリソート順を使用することを検討してください。ただし、次の

注意事項に留意してください。

� Siebel Tools を使用して、非バイナリソート順が使用されるデータベース上に Siebel Repository ファイル

(SRF)を生成することはできません。

� 非バイナリソート順を使用するデータベース上では、レポジトリのマージを実行できません。

� 非バイナリソート順を使用するデータベースでは、バイナリソート順を使用するデータベースよりも実行速度が

低下する場合があります。

展開に適したソート順とコードページ要件を確認するには、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

Siebel パーティモデルについてパーティモデルについてパーティモデルについてパーティモデルについてアップグレード:アップグレード:アップグレード:アップグレード: Siebel 6.x 形式の世帯関係を保持している Siebel 7.x から Siebel Financial Services への

アップグレードに適用されます。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.x では、すべての個人および組織ユニットが保有されているパーティテーブル(S_PARTY)が導入され

ています。取引先、組織、社内部署、担当者、従業員、役割、および世帯はすべてパーティとみなされ、このテーブ

ルから参照できます。

以前にこれらのデータを格納していたテーブルのほとんどは引き続き使用されていますが、現在では、S_PARTYベーステーブルへの拡張テーブルとなっています。データは暗黙的な結合を通して、ビジネスコンポーネントにロー

ドされます。

さらに、Siebel 7.x では、単一個人テーブルと単一組織ユニットテーブルを使用しています。たとえば、従業員と

担当者は現在同じテーブル(S_CONTACT)に結合されています。同様に、内部組織ユニットと外部組織ユニット

は、現在同じテーブル(S_ORG_EXT)に結合されています。

S_PARTY テーブルは、パーティモデルまたは単一個人モデルのプライマリテーブルで、すべての Party ビジネス

コンポーネントのベーステーブルです。

いくつかの拡張テーブルでは、次のパーティモデルをサポートしています。

� S_USER は、Siebel ユーザー情報を格納します。

� S_EMP_PER は、ブランドオーナーのエージェントとみなされる、ブランドオーナーの従業員およびパート

ナーユーザーの属性を格納します。

� S_BU は、組織情報を格納します。

� S_CONTACT

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1130

Page 131: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel パーティモデルについて

� S_ORG_EXT

� S_POSTN

非個人パーティはそれぞれ、直接的または間接的に、従業員または担当者などの個人メンバーを持っています。

パーティモデルによりいくつかのテーブルは廃止されました。

� S_EMPLOYEE。このテーブルの機能は S_CONTACT にマージされました。

� S_ORG_INT。このテーブルの機能は S_ORG_EXT にマージされました。

� S_EMP_POSTN は S_PARTY_PER によって置き換えられました。

� S_EMPLOYEE_ATT

� S_ORG_INT_ATT

� S_POSTN_RPT_REL

図 6 は、Siebel 6.x から Siebel 7.x へのアップグレード時に発生するデータモデルへのパーティの変更を示して

います。

図 6 パーティモデルの変更

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 131

Page 132: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel パーティモデルについて

アップグレード中のパーティモデルの実装方法アップグレード中のパーティモデルの実装方法アップグレード中のパーティモデルの実装方法アップグレード中のパーティモデルの実装方法Siebel 7.x にアップグレードする場合は、アップグレードプロセスにより次のようにパーティモデルが実装されます。

データの移行データの移行データの移行データの移行

� 標準カラムの場合は、S_EMPLOYEE から S_CONTACT、S_USER、S_EMP_PER にデータを移行します。

� 標準カラムの場合は、S_ORG_INT から S_ORG_EXT、S_BU にデータを移行します。

� 以前の担当者、役割、従業員、アカウント、部署ごとに S_PARTY レコードを作成します。

ビジネスコンポーネント定義ビジネスコンポーネント定義ビジネスコンポーネント定義ビジネスコンポーネント定義

� プライマリテーブルとして S_PARTY を参照するためのビジネスコンポーネント定義(たとえば、Employee、Contact、Position、Account)を更新します。

� S_EMPLOYEE の標準およびカスタム結合を、S_CONTACT、S_USER、S_EMP_PER に変更します。

� S_ORG_INT の標準およびカスタム結合を、S_ORG_EXT に変更します。

� S_PARTY に対象変更されたビジネスコンポーネント上に作成されるカスタムフィールドの暗黙的な結合を設定

します。たとえば、[代替電話]カスタムフィールドが Contact ビジネスコンポーネント上に存在する場合は、

アップグレードにより次のアクションが開始されます。

� Contact ビジネスコンポーネントを S_PARTY に対象変更します。

� Contact ビジネスコンポーネントの S_PARTY から S_CONTACT への結合を定義します。

� [代替電話]フィールドの暗黙的な結合を設定します。

パーティモデルによるパーティモデルによるパーティモデルによるパーティモデルによる Siebel Financial Services の世帯データへの影響の世帯データへの影響の世帯データへの影響の世帯データへの影響Siebel 7.0.x では、パーティモデルにより世帯と Siebel Financial Services の次のエンティティとの関係が変更

されました。

関係は次のように変更されました。

� Siebel Financial Services 6.x では、これらのエンティティを直接世帯に関連付けることができました。

� Siebel Financial Services 7.0.x 以降は、これらのエンティティを直接世帯に関連付けることはできません。

代わりに、これらのエンティティは担当者に関連付けられます。エンティティを世帯に関連付けるには、このエ

ンティティに関連付けられている担当者を世帯に追加します。

Siebel Financial Services 6.x では、エンティティテーブルと世帯テーブル間で直接関係を実装するため、多対多

関係には共通テーブルが使用されていました。1 対多関係には外部キーが使用されていました。このような設計によ

り、担当者をエンティティに割り当てることはできましたが、このエンティティに割り当てられた世帯の一部とする

ことはできませんでした。これにより、データの整合性の問題が発生する可能性がありました。パーティモデルはこ

のような問題を解決します。

� ポリシー/口座 � サービスリクエスト

� 活動 � 商談

� 請求 � 会社

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1132

Page 133: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel パーティモデルについて

6.x での直接関係の設計を保持するのに必要なテーブルは、Siebel 7.x で保持されています。したがって、世帯と

エンティティ間の直接関係を保持するように選択できます。 ただし、これは推奨される方法ではありません。 6.x の

直接関係の設計を保持するには、Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプ

リケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

Siebel Financial Services 6.x の世帯データの移行方法の世帯データの移行方法の世帯データの移行方法の世帯データの移行方法Siebel 7.x へのアップグレード時に、S_CONTACT_REL での関係は S_PARTY_REL に移行されます。また、

S_PER_ORG_UNIT での関係は S_PARTY_PER に移行されます。

エンティティ間の関係を定義するときに、S_PARTY に書き込まれるレコードはありません。 代わりに、「PARTY(FIN)」および「Party Relationship To」ビジネスコンポーネントにより[関係階層]アプレットおよび隣接する

[関係者]リストアプレットに表示されている関係が作成されます。

� S_PARTY には、次のフィールドが含まれています。

� PAR_PARTY_ID:::: このフィールドは親エンティティを識別します。

� ROW_ ID

� NAME

� PARTY_TYPE_CD: これは、エンティティのタイプを識別します。

� S_PARTY_REL には、次のフィールドが含まれています。

� PARTY_ID: これは、関係(明示的な所有者)のあるエンティティを識別します。

� REL_PARTY_ID: これは、関係(暗黙的な所有者)のあるエンティティを識別します。

� REL_TYPE_CD: これは、関係のタイプを識別します。

S_PARTY_REL は、弁護士、会計士、役員メンバー、および権利者などのカスタム関係を定義する場合に使用でき

ます。次のエンティティ間で有効な関係を作成できます。

� 担当者と担当者 � 世帯と担当者

� 担当者と世帯 � 世帯と世帯

� 担当者と会社 � 世帯と会社

� 会社と担当者 � 会社と会社

� 会社と世帯

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 133

Page 134: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel HTML 添付ファイルのベーステーブルへの移

行について

Siebel HTML 添付ファイルのベーステーブルへの添付ファイルのベーステーブルへの添付ファイルのベーステーブルへの添付ファイルのベーステーブルへの移行について移行について移行について移行についてアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.7 へのアップグレードでは、データを S_WEB_CNTNT テーブルから S_CB_CNTNT_SET、S_CB_ASSET、および他のコンテンツベーステーブルに移行します。

Siebel 7 で導入された HTML 添付ファイルは、コンテンツベーステーブルにアップグレードされます。コンテンツ

データテーブルシステムにより、コンテンツをデータベースまたは Siebel ファイルシステムに格納できます。この

システムは、プレーンテキスト、マークアップ言語(たとえば SGML や XML)、およびイメージファイル(たとえ

ば GIF や JPEG)などのさまざまなタイプのコンテンツを格納できます。コンテンツの格納時には、コンテンツは

システムにより分割され、レンダリングされる前に再構築されます。

Siebel 複数言語環境のアップグレート計画複数言語環境のアップグレート計画複数言語環境のアップグレート計画複数言語環境のアップグレート計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel CRM 8.0 のアップグレードプロセスでは、プライマリ(基本)言語および展開しているすべての言語が

アップグレードされます。これは、Unicode 非対応データベースと Unicode 対応データベースの両方で、Siebel 7.x からのアップグレードに適用されます。

注意:注意:注意:注意: 各複数言語環境には、プライマリ言語、および二次言語として指定された言語(プライマリ言語以外の言語)

が含まれている必要があります。 たとえば、環境に、プライマリ言語として ENU、プライマリ言語以外の言語とし

て FRA と JPN が含まれているとします。 アップグレード時にプライマリ言語の ENU をプライマリ言語以外のいず

れかの言語に置き換える操作はサポートされていません。この操作を行うと、深刻なデータ破損が発生し、修復が非

常に困難になるためです。

開発および本番環境の upgrep プロセスでは、プライマリ言語および展開しているすべての言語に対して次の処理

が実行されます。

� (開発環境の upgrep)UI 文字列が Prior Standard Repository、New Customer Repository、および

New Siebel Repository にインポートされます。

� シードデータがデータベースにインポートされます。

� S_LST_OF_VAL テーブルで、SQL スクリプトにより、新しくインポートされたレコードがすべてアクティブ

化され、複数言語変数リスト(MLOV)をサポートするように設定されます。プライマリ言語の LOV は有効な

ままです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1134

Page 135: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel 複数言語環境のアップグレート計画

� Siebel 7.0.x からのアップグレードの場合は、SQL スクリプトにより、マーケティング要求作成プログラム

テーブル(S_SRC_DCP)、および要求作成 LOV または MLOV に必要な変更が加えられます。

特に記載がない限り、言語関連の手動タスクで、展開された言語をアップグレードする必要はありません。

検証検証検証検証

開発または本番環境の upgrep を開始する前に、展開しているすべての言語に対して新しいリリースの言語パック

をインストールしておく必要があります。

データベースサーバー設定ユーティリティでは、Siebel Server にインストールされている言語パックのステータ

スと S_LST_OF_VAL テーブルのレコードの言語 ID を比較して、展開されている言語を検証します。

S_LST_OF_VAL にある言語 ID に対応する言語が Siebel Server に展開されていない場合は、検証が失敗して

アップグレードを続行できません。

開発または本番環境の upgrep を開始する前に、Siebel Tools を使用して、S_LST_OF_VAL のレコードを確認す

る必要があります。 展開していない言語のレコードは削除するか、非アクティブ化してください。

詳しくは、ご使用のオペレーティングシステムに応じて、223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設

定ウィザードの実行」または 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」を参照して

ください。

注意:注意:注意:注意: 英語(U.S.)を展開しているかどうかに関係なく、S_LST_OF_VAL には言語名称が英語(U.S.)のレコー

ドが含まれます。 これらのレコードは非アクティブ化したり、削除しないでください。検証プロセスでは、これらの

レコードは無視されます。

制限事項制限事項制限事項制限事項

複数言語アップグレードを行う際には、次の制限があります。

� インストールしている言語を展開している必要があります。インストールしている言語を展開していない場合、

その言語はアップグレードされません。

展開されている言語とは、言語パックのインストール、UI 文字列の Siebel Repository へのインポート、シー

ドデータのデータベースへのインポート、S_LST_OF_VAL に追加されたシードデータレコードのアクティブ

化、および MLOV のレコード設定を行っている言語のことです。

� アップグレードする言語は選択できません。アップグレードウィザードは、展開されているすべての言語をアッ

プグレードします。

� アップグレード中に言語を追加したり削除することはできません。現在展開していない言語を追加する必要があ

る場合は、アップグレード後に追加してください。 新しい言語の追加については、『Siebel Global Deployment Guide』および使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を

参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 135

Page 136: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel Unicode サポートのアップグレード計画

Siebel Unicode サポートのアップグレード計画サポートのアップグレード計画サポートのアップグレード計画サポートのアップグレード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

西ヨーロッパ言語と日本語については、Oracle の Siebel アプリケーションは Unicode 非対応コードページと

Unicode コードページの両方をサポートしています。他のサポートされているすべての言語については、Siebel アプリケーションでは Unicode コードページのみサポートしています。

インストールで Siebel Email Response、フォローアップ、または同様の機能を使用する場合、特に別のシステム

でコンテンツが作成される場合は、Unicode を推奨します。

これは、Siebel アプリケーションでは内部的に Unicode を使用するためです。RDBMS で Unicode が使用されて

いない場合は、Siebel アプリケーションではコンテンツが Unicode からデータベースコードページに変換されま

す。データベースに Unicode コードページを使用することで、テキストのコンテンツで文字列変換の問題が発生す

るのを防ぎます。

Unicode に変換する前に、暗号化メソッドは RC2 または AES にする必要があります。

注意:注意:注意:注意: Unicode への移行は、既存のデータを Unicode データベースにインポートするよりも複雑です。移行が正

常に実行されない場合は、深刻なデータ破損や回復不能なデータ損失が発生することがあります。 このため、

Oracle のアドバンストカスタマサービスを必ず使用してください。 Unicode 移行を実行するには、Oracle アドバ

ンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを

受けてください。

サポートされている言語およびコードページについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

Unicode、および Siebel Business Applications のグローバル展開については、『Siebel Global Deployment Guide』を参照してください。

RC2 暗号化へのアップグレードについては、『Siebel セキュリティガイド』を参照してください。

Unicode への移行計画の注意事項への移行計画の注意事項への移行計画の注意事項への移行計画の注意事項Unicode への移行には、Oracle のアドバンストカスタマサービスのサポートが必要です。

アップグレードしたデータベースを Unicode 非対応コードページから Unicode に移行する場合は、Oracle アドバ

ンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを

受けてください。移行を行うには、データベースベンダー固有のユーティリティ、または Siebel ユーティリティを

使用できます。

アップグレードしたアプリケーションの Unicodeへの移行を計画している場合は、次の点を考慮する必要があります。

� データベースのサイズの拡張:データベースのサイズの拡張:データベースのサイズの拡張:データベースのサイズの拡張: Unicode に移行すると、データベースのサイズが大きくなります。に移行すると、データベースのサイズが大きくなります。に移行すると、データベースのサイズが大きくなります。に移行すると、データベースのサイズが大きくなります。このため、

Unicode に移行する前に、データベースに追加のスペースを割り当てる必要があります。 詳しくは、My OracleSupport でサービスリクエスト(SR)を作成してください。 Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に

問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けることもできます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1136

Page 137: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel Unicode サポートのアップグレード計画

� IBM DB2 のデータの切り捨て:のデータの切り捨て:のデータの切り捨て:のデータの切り捨て: Unicode に移行すると、に移行すると、に移行すると、に移行すると、DB2 データベース内の特定のデータが切り捨てデータベース内の特定のデータが切り捨てデータベース内の特定のデータが切り捨てデータベース内の特定のデータが切り捨て

られる可能性があります。られる可能性があります。られる可能性があります。られる可能性があります。これまで、varchar タイプの long カラムの 大長は 16,383 文字でした。しかし、

Unicode では、varchar タイプの long カラムの 大長は 16,350 文字です。Unicode への移行の間に、

varchar タイプで 16,350 文字を超える long カラムは切り捨てられます。これを回避するには、移行の前に、

切り捨てられる可能性があるデータを特定するタスクを実行し、適切に対応します。 詳しくは、My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成してください。 Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員

に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けることもできます。181ページの「Siebel アップグレードにおいて切り捨ての対象になる IBM DB2 Long カラムの識別」も参照してく

ださい。

� IBM DB2 カスタムテーブルスペース情報:カスタムテーブルスペース情報:カスタムテーブルスペース情報:カスタムテーブルスペース情報: アップグレードでは、アップグレードでは、アップグレードでは、アップグレードでは、DB2 データベース用のカスタムテーブルデータベース用のカスタムテーブルデータベース用のカスタムテーブルデータベース用のカスタムテーブル

スペース情報は保持されません。スペース情報は保持されません。スペース情報は保持されません。スペース情報は保持されません。 このため、Unicode コードページへの移行中に、再作成が必要なテーブルが

わかっていなければならないので、問題になります。カスタムテーブルスペースを処理するようにアップグレー

ドスクリプトを変更する必要があります。

カスタムテーブルスペースを処理するようにアップグレードスクリプトを変更する方法については、Oracle ア

ドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサ

ポートを受けてください。

� サードパーティ製品の統合:サードパーティ製品の統合:サードパーティ製品の統合:サードパーティ製品の統合: Unicode への移行により、サードパーティ製のシステムとの統合に影響が出るへの移行により、サードパーティ製のシステムとの統合に影響が出るへの移行により、サードパーティ製のシステムとの統合に影響が出るへの移行により、サードパーティ製のシステムとの統合に影響が出る

場合があります。場合があります。場合があります。場合があります。 詳しくは、My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成してください。 Oracleアドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスの

サポートを受けることもできます。

� ハンドヘルドおよびワイヤレスのサポート:ハンドヘルドおよびワイヤレスのサポート:ハンドヘルドおよびワイヤレスのサポート:ハンドヘルドおよびワイヤレスのサポート: ハンドヘルドおよびワイヤレスアプリケーションプラットフォーハンドヘルドおよびワイヤレスアプリケーションプラットフォーハンドヘルドおよびワイヤレスアプリケーションプラットフォーハンドヘルドおよびワイヤレスアプリケーションプラットフォー

ムには、ムには、ムには、ムには、Unicode をサポートしていないものがあります。をサポートしていないものがあります。をサポートしていないものがあります。をサポートしていないものがあります。詳しくは、My Oracle Support でサービスリクエ

スト(SR)を作成してください。 Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle の

アプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けることもできます。

� 環境コードページ環境コードページ環境コードページ環境コードページ: 開発環境で Unicode 非対応コードページを使用し、後に本番環境で Unicode に移行する

ことはできません。

サポートされているサポートされているサポートされているサポートされている Unicode のタイプのタイプのタイプのタイプ現在のリリースでは、2 つのタイプの Unicode をサポートしています。

� UTF-8: UTF-8 は、西ヨーロッパ言語に同じエンコーディングを使用します。西ヨーロッパ言語では 1 バイ

トを占め、日本語などの、一部のアジア圏の言語では 大 3 バイトを占めます。

� UCS-2:::: UCS-2 は、IBM DB2 および Microsoft SQL Server データベース用にサポートされています。

UCS-2 は、西ヨーロッパ言語で 1 対 1 のマッピングを行いません。すべての言語で 2 バイトを占めます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 137

Page 138: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel RC2 または AES 暗号化のアップグレード計画

Siebel RC2 またはまたはまたはまたは AES 暗号化のアップグレード暗号化のアップグレード暗号化のアップグレード暗号化のアップグレード計画計画計画計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.7 では、安全なアプリケーションのための政府標準である、AES 暗号化メソッドが導入されています。

Siebel Business Applications では、RC2 データ暗号化も引き続きサポートされます。

デフォルト暗号化メソッド(標準 Encryptor)はサポートされなくなりました。標準 Encryptor を使用していた

データは、現在のリリースのアプリケーションでは読み込むことができません。使用する暗号化メソッドは RC2 ま

たは AES にアップグレードする必要があります。

暗号化アップグレードユーティリティを使用して、暗号化されていないデータ、および標準 Encryptor を使って暗

号化されたデータを RC2 または AES 暗号化メソッドに変換します。より強力な暗号化にアップグレードする場合

は、たとえば、RC2 56 ビットから RC2 128 ビット暗号化などへアップグレードする場合でも、暗号化アップグ

レードユーティリティを実行する必要があります。RC2 128 ビットまたは AES 暗号化へのアップグレードには、

Siebel Strong Encryption Pack が必要です。

暗号化メソッドをアップグレードするには、『Siebel セキュリティガイド』を参照してください。

Siebel Web テンプレートファイルとスタイルテンプレートファイルとスタイルテンプレートファイルとスタイルテンプレートファイルとスタイルシートのアップグレード計画シートのアップグレード計画シートのアップグレード計画シートのアップグレード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

Web テンプレートファイルを使用すると、ビュー、アプレット、およびコントロールなどのユーザーインターフェ

イスのレイアウトおよびフォーマットを容易に定義できます。Siebel Server の Siebel Web エンジンでは、Webテンプレートファイルを使用して Web ページを作成します。この Web ページが Web サーバーに転送されます。

Web テンプレートファイルには、Siebel タグが点在した通常の HTML、WML、または XML タグが含まれていま

す。 Siebel タグは先頭に「swe」が付き、コントロールやデータなどの UI オブジェクトのプレースホルダが含まれ

ています。HTML フォーマットのタグは、カスケードスタイルシート(main.css)で定義されています。

Siebel Server または Siebel Tools の新しいリリースをインストールすると、新規の Web テンプレートファイル

と新規のスタイルシートファイルのセットが作成されます。アップグレードプロセスは、既存のファイルを使用しま

せん。Web テンプレートファイルまたはスタイルシートファイルを手動でカスタマイズした場合は、それらのカス

タマイズを新しい Web テンプレートファイルおよびスタイルシートファイルに再実装するかどうかを評価する必要

があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1138

Page 139: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel Web テンプレートファイルとスタイルシート

のアップグレード計画

次のカスタマイズ再実装のための計画ガイドラインに従ってください。

� Siebel Tools レポジトリのオブジェクト定義に関する UI 問題をまず解決します。この解決の間に、Web テン

プレートファイルのカスタマイズを実装する新しい UI の領域を確認します。

� Web テンプレートファイルの既存のカスタマイズを評価し、再実装するカスタマイズを決定します。新しいリ

リースでの UI の変更により、いくつかのカスタマイズが廃止されています。

� それぞれのカスタマイズについて再実装が必要な理由を記録します。これを参照することで、カスタマイズの問

題を後で評価するのに役立ちます。

� Web テンプレートファイルとスタイルシートファイルのバージョンを管理するため、公式の変更管理を使用し

ます。この変更管理により、開発者へのファイルの配布を順序立てて管理できます。

� アプレットには、通常、アプレットモードごとに個別の Web テンプレートファイルがあります。アプレットの

すべてのモードの Web テンプレートファイルを同時にカスタマイズします。これによって、UI の単一テスト

パスでアプレット機能を検証できます。

� 個々の Web テンプレートファイルは、通常、複数の画面、ビュー、またはアプレットで使用されます。各

Web テンプレートファイルを使用するすべての UI オブジェクトにおいて、正しくカスタマイズされているこ

とを検証する正式なテストプランを設定します。これによって、カスタマイズの検証にかかる時間を短縮し、

UI に対する意図しない変更を防ぐことができます。

� スタイルシートのカスタマイズを 2 つのパスで再実装します。 初のパスでは、UI の使用感に関する問題に必

要な変更のみ実装します。2 番目のパスでは、Web テンプレートのカスタマイズが完了した後に、残りのスタ

イルシートのカスタマイズを実装します。これによって、UI 機能の問題を解決するために必要な時間を短縮で

きます。

カスタマイズが完了した後は、Web テンプレートファイルとスタイルシートファイルを環境の Siebel Server にコ

ピーする必要があります。これらのファイルは、リモートサイトに送信されたアップグレードキットにも含まれてい

ます。

Web テンプレートファイルには .swtファイル拡張子があり、Siebel Tools および Siebel Server のインストー

ルで webtemplディレクトリに配置されます。

スタイルシートファイルは、次の Siebel Tools および Siebel Server のインストールディレクトリにあります

(パスは Windows の場合)。

Siebel Tools: ¥public¥lang¥files¥main.css

Siebel Server: SIEBEL_ROOT¥webmaster¥files¥lang¥main.css

ここで、lang は、enuなどのインストール言語です。

これらのファイルにカスタマイズを再実装し、新しい環境にコピーする手順については、第 4 章「Siebel データ

ベースのアップグレードの実行方法」のアップグレードプロセスのトピックで説明されています。

Web テンプレートファイルおよびスタイルシートファイルの機能については、『Configuring Siebel Business Applications』を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 139

Page 140: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel アクセス制御のアップグレード計画

Siebel アクセス制御のアップグレード計画アクセス制御のアップグレード計画アクセス制御のアップグレード計画アクセス制御のアップグレード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.5 では、アクセス制御が大幅に変更されました。アクセス制御とは、Siebel Business Applications 内

の画面、ビュー、およびデータの可視性を制御するすべてのメカニズムを指します。アクセス制御には、役割、権

限、組織、およびアクセスグループが含まれますが、それだけに限定されません。

Siebel Business Applications においてアクセス制御を実装するには、Siebel 管理者が、個人とリソース

(ビューや機能を含む、データよりもさらに一般的な用語)の間に関係を作成します。これらの関係またはポリシー

は認証情報です。個人とリソースはどちらも、管理を容易にするために、グループ化し、階層に配置できます。

顧客やチャネルパートナーなどの外部ユーザーには、データの可視性およびアプリケーションの機能を制御するさま

ざまなアクセスレベルを割り当てることができます。アクセスポリシーを計画する場合は、次のことを考慮します。

� アクセス制御ポリシーの複雑さ(1 つのデータ項目またはデータ項目のグループには 1 人または多数のユー

ザーまたはグループがアクセスできますが、すべてがアクセスすることはできません)。

� マスターデータ(製品などの、静的な参照用データ)および顧客データ(商談などの、アプリケーションユー

ザーによって作成および管理されるデータ)を含む、Siebel Business Applications によって配布されるコン

テンツ量。

� データにアクセスするユーザーおよびエンティティ数。また、ユーザー(パートナー、競合会社、ブラウザ、顧

客)間の関係における複雑さについても考慮します。

アクセス制御については、『Siebel セキュリティガイド』を参照してください。

個人、世帯、およびサービスリクエストの可視性個人、世帯、およびサービスリクエストの可視性個人、世帯、およびサービスリクエストの可視性個人、世帯、およびサービスリクエストの可視性Siebel 7.5 からは、個人、世帯、およびサービスリクエストを複数の組織に表示できるようになりました。これら

はビジネスユニットと呼ばれています。Siebel 7.5 では、これをサポートする次の新しいテーブルが導入されてい

ます。

� S_CONTACT_BU

� S_ORG_GROUP_BU

� S_SRV_REQ_BU

Siebel 7.7 へのアップグレードにより、S_CONTACT_BU、S_ORG_GROUP_BU、および S_SRV_REQ_BUテーブルに、S_CONTACT、S_ORG_GROUP、および S_SRV_REQ テーブルの各レコードに対して 1 つずつ、

レコードが生成されます。アップグレード後、担当者、世帯、およびサービスリクエストは、アップグレード前に属

していたビジネスユニットから引き続き表示できます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1140

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Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel アクセス制御のアップグレード計画

アクセスグループおよびユーザーリスト属性アクセスグループおよびユーザーリスト属性アクセスグループおよびユーザーリスト属性アクセスグループおよびユーザーリスト属性Siebel 7.5 では、アクセスグループ属性とユーザーリスト属性をそれぞれ保持するために、2 つの新しい Siebel拡張テーブルが S_PARTY、S_PARTY_GROUP、および S_USERLIST テーブルに追加されました。

Siebel 7.7 へのアップグレードにより、既存の S_PARTY アクセスグループおよびユーザーリストレコードに対

し、S_PARTY_GROUP および S_USERLIST テーブルにレコードが追加されます。

複数の組織の表示をサポートするため、アップグレードにより対応する共通テーブルレコードも

S_PARTY_GRP_BU および S_USERLIST_BU テーブルに追加されます。

My Oracle Support の「Bulletin 476479.1」(ドキュメント ID)(以前は「Siebel Technical Note 312」とし

て発行されていました)に、アクセス制御の実装に関するガイダンスとベストプラクティスについての説明がありま

す。 この「Bulletin」には、Siebel CRM 7 で実装されたアクセスグループのアクセス制御メカニズムの基本的な情

報が記載されており、移行に関する注意事項および Siebel Business Applications でアクセスグループのアクセ

スを展開するための手順の概要が説明されています。

アクセス制御については、『Siebel セキュリティガイド』を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 141

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Siebel データベースとデータベースとデータベースとデータベースと UI のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 � Siebel アクセス制御のアップグレード計画

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1142

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7 Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアプリケーションの計画アプリケーションの計画アプリケーションの計画アプリケーションの計画

この章では、Siebel Business Applications に関する情報、および Siebel データベースをアップグレードする際

に注意する必要がある問題について説明します。 次のトピックが含まれています。

� 144 ページの「アップグレードフロー」

� 145 ページの「Siebel 7.5.x のリリースレベルの判断」

� 146 ページの「Siebel アドレスデータ移行のためのアップグレード計画」

� 148 ページの「Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画」

� 149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

� 155 ページの「Siebel ワークフローデザイナーのアップグレード計画」

� 159 ページの「Siebel 環境でのハンドヘルドデバイスのアップグレード計画」

� 160 ページの「Siebel 環境での Resonate Central Dispatch のアップグレード計画」

� 160 ページの「Siebel 文字列翻訳のアップグレード計画」

� 161 ページの「Siebel Configurator のアップグレード計画」

� 161 ページの「Siebel Personalization のアップグレード計画」

� 162 ページの「Siebel Pricer およびオーダー管理のアップグレード計画」

� 163 ページの「アップグレード計画: Siebel アプリケーションの追加変更」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 143

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 7 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 1 段階に属しま

す。 この段階では、情報を収集してインフラストラクチャをアップグレードします。

図 7 アップグレードフローの第 1 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1144

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel 7.5.x のリリースレベルの判断

Siebel 7.5.x のリリースレベルの判断のリリースレベルの判断のリリースレベルの判断のリリースレベルの判断アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

エンタープライズを新しいリリースにアップグレードする前に、7.5.x のリリースレベルを判断します。

データベースサーバー設定ユーティリティを実行してアップグレードを行う場合は、アップグレード元のリリースを

選択するように求められます。 選択肢は、7.5.2、7.5.2.200、および 7.5.3 です。

7.5.x の誤ったリリースレベルを選択すると、レポジトリマージは正常に完了しますが、UI の設定に問題が発生す

る場合があります。

インストールされているリリースのリリースレベルは、エンタープライズインストール全体のディレクトリ内にある

base.txt ファイルに含まれています。

注意:注意:注意:注意: エンタープライズコンポーネントを新しいリリースにアップグレードする前に、次のタスクを実行してくだ

さい。新しいリリースをインストールすると、古いリリースの base.txt ファイルが置き換えられます。

リリースレベルの判断リリースレベルの判断リリースレベルの判断リリースレベルの判断7.5.x のリリースレベルを識別するには、次のタスクを実行します。

リリースレベルを判断するにはリリースレベルを判断するにはリリースレベルを判断するにはリリースレベルを判断するには

1 アップグレードの実行に使用する Siebel Server がインストールされているマシン上で、Siebel Server のイ

ンストールディレクトリ siebsrvr を検索します。

2 siebsrvr ディレクトリで、base.txt を開いて、リリースレベルを書き留めます。

たとえば、次の base.txt 文字列では、リリースレベルは 7.5.3 です。

7.5.3 SIA [XXXXX] LANG_INDEPENDENT full release

3 データベースサーバー設定ユーティリティを実行して Siebel データベースをアップグレードする際に参照でき

る場所に、7.5.x のリリースレベルを保管します。

レポジトリ更新のインストールの確認レポジトリ更新のインストールの確認レポジトリ更新のインストールの確認レポジトリ更新のインストールの確認リリースレベルが 7.5.2.200 または 7.5.3 である場合は、このタスクを実行します。

7.5.2.200+ および 7.5.3 メンテナンスリリースには、手動でインストールする必要があるレポジトリ更新が含ま

れていました。この更新がインストールされていることを確認します。 更新がインストールされていない場合は、

My Oracle Support の 546768.1(ドキュメント ID)「Maintenance Release Guide for Siebel 7.5.3」を参

照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 145

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel アドレスデータ移行のためのアップグ

レード計画

レポジトリ更新のインストールの確認レポジトリ更新のインストールの確認レポジトリ更新のインストールの確認レポジトリ更新のインストールの確認

1 Siebel Tools を開きます。

2 Object Explorer で、[Applet]を選択します。

3 「Account Team Mvg Applet」をクエリーして、このアプレットを選択します。

4 Object Explorer で、[Applet]の子オブジェクトの[Control]を選択します。

5 [Control]リストを有効にして、「*shuttle」をクエリーします。

6 次のコントロールがクエリーから返されることを確認します。

� Add - Shuttle

� AddAll - Shuttle

� Remove - Shuttle

� RemoveAll - Shuttle

� LabelSelected - Shuttle

7 次のアクションのいずれかを選択します。

� すべてのコントロールが存在する場合、レポジトリ更新はインストールされています。追加アクションは必

要ありません。

� すべてのコントロールが存在しない場合、レポジトリ更新はインストールされていません。 My Oracle Support の「Maintenance Release Guide for Siebel 7.5.3」を参照して、更新をインストールしま

す。

� 一部のコントロールが存在し、他のコントロールが存在しない場合は、My Oracle Support でサービスリ

クエスト(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、

Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

Siebel アドレスデータ移行のためのアップグレードアドレスデータ移行のためのアップグレードアドレスデータ移行のためのアップグレードアドレスデータ移行のためのアップグレード計画計画計画計画アップグレード::::

� Siebel Business Applications 8.1.x から Siebel SIA 8.1.x へ

� Siebel Financial Services 7.0.x から Siebel Industry Applications(SIA)8.0.x へ

� Siebel Business Applications 8.0.x から Siebel SIA 8.0.x へ

� Siebel Financial Services 6.2.1(IBM z/OS プラットフォーム上)から Siebel SIA 8.0.x(IBM z/OS プ

ラットフォーム上)へ

備考:備考:備考:備考: このトピックは、Siebel Business Applications(HOR)をより新しいリリースにアップグレードする場

合には適用されません。

Siebel 7.7(および Siebel 7.5 SIA)ではアドレス情報の格納方法が変わりました。アドレス移行が正しく処理さ

れるようにいくつかのタスクを実行する必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1146

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel アドレスデータ移行のためのアップグ

レード計画

以前のリリース以前のリリース以前のリリース以前のリリース以前のリリースでは、アドレスデータは次のように格納されていました。

� 人とアドレスの関係は 1 対多で、テーブル S_ADDR_PER に格納されていました。

� 取引先とアドレスの関係は 1 対多で、S_ADDR_ORG に格納されていました。

� 両方のテーブルに、カラム ADDR_NAME が含まれていました。ADDR_NAME は、アドレステーブルの他の

属性に基づいて計算された値です。

� S_ADDR_PER のユーザーキーには PER_ID および ADDR_NAME が含まれていました。

Siebel 7.7Siebel 7.7 では、人とアドレスの関係と取引先とアドレスの関係は多対多で、アドレス情報は S_ADDR_PER に格

納されます。アドレスと担当者、およびアドレスと組織の関係は、S_CON_ADDR に格納されます。

アップグレードプロセスはアドレスデータのストレージを次のように改訂しました。

� データを S_ADDR_PER および S_ADDR_ORG から S_CON_ADDR に挿入します。

� データを S_ADDR_ORG から S_ADDR_PER に移行します。テーブル S_ADDR_ORG は廃止されました。

� S_ADDR_PER.PER_ID を NULL に設定します。S_ADDR_PER.PER_ID は、ユーザーキーの一部としては

使用されなくなりましたが、物理キーの一部として引き続き使用されます。

� S_ADDR_PER のアドレスの一意性は ADDR_NAME にのみ適用されます。

� テーブル S_CON_ADDR は、S_ADDR_PER に格納されているデータ、および S_ORG_EXT または

S_CONTACT にそれぞれ格納されている取引先または担当者データの共通テーブルになります。

アドレスデータを保持する方法アドレスデータを保持する方法アドレスデータを保持する方法アドレスデータを保持する方法PER_ID は S_ADDR_PER のユーザーキーの一部ではなくなったため、ADDR_NAME はすべてのレコードに対し

て一意である必要があります。

S_ADDR_ORG および S_ADDR_PER 内のレコードが同じ ADDR_NAME を持つ可能性があります。同じ

ADDR_NAME を持つ場合は、レコードの 1 つに対して ADDR_NAME が保持され、アップグレードプロセスでは、

その他のレコードに対して ADDR_NAME に ROW_ID が追加されます。これにより、レコードは削除されず、両

テーブルのすべてのレコードが保持されます。

アドレス移行の管理方法アドレス移行の管理方法アドレス移行の管理方法アドレス移行の管理方法アドレスデータを移行するには、次のタスクを実行する必要があります。

� データベースをアップグレードする前に、スクリプトを実行して、S_ADDR_PER および S_ADDR_ORG 間

で同じ ROW_ID を持つレコードを識別する必要があります。重複する行 ID は排除する必要があります。

� S_ADDR_PER および S_ADDR_ORG のカスタム拡張カラム内のアドレスデータを移行するためのアップグ

レードスクリプトを変更するかどうかを判断する必要があります。新しいスキーマを確認して、カスタムカラム

が標準カラムにマップできるかどうかを決定します。一致する標準カラムが存在しない場合は、ターゲットテー

ブルで新しいカラムを作成します。データベースの upgrep 中、この新しいカラムの作成は、データベース

サーバー設定ユーティリティの実行後かつアップグレードウィザードの実行前に行います。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 147

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画

� アップグレードが完了した後は、S_ADDR_PER のレコードを確認して、重複レコードおよび無効になったレ

コードを削除します。

アドレス移行を管理するには、34 ページの「Siebel テスト環境のアップグレードプロセス」の手順に従ってくださ

い。アドレス移行タスクのそれぞれが、このプロセスの 1 ステップとして記載されています。各ステップで、タス

クを実行する手順を示しています。

Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画 アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.7 の ERM では、ワークフロー、Siebel Training、マイクロサイト管理、およびグループニュースに重要

な変更が加えられています。

ワークフローワークフローワークフローワークフローSiebel 7.5.3 では、承認ビジネスプロセスのワークフローがサンプルデータベースに含まれていました。これらの

ワークフローをアクティブ化するか、または承認ステップを含むワークフローを作成していた場合は、ワークフロー

を手動でアップグレードする必要があります。

Siebel Training以前のリリースでは、Siebel Training コースを含む製品カタログのタイプは[購入中]でした。Siebel 7.7 では、

[トレーニング]と呼ばれる新しいカタログタイプが提供されています。Siebel Training 製品とその他の種類の製

品の両方が含まれるカタログがある場合は、Siebel Training 製品だけが含まれるようにそれらのカタログを修正し

ます。これにより、アップグレード時にトレーニング以外の製品がトレーニングカタログに移動されるのを防ぐこと

ができます。

マイクロサイトおよびグループニュースマイクロサイトおよびグループニュースマイクロサイトおよびグループニュースマイクロサイトおよびグループニュースカスタマイズしたマイクロサイトまたは[グループニュース]ページセクションを作成している場合は、関連付けら

れているビジネスコンポーネントとアプレット定義を修正する必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1148

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Marketing のアップグレード計画

Siebel Marketing のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.7 では、Siebel Marketing にアーキテクチャ上の次の 3 つの変更が加えられています。

� 階層の簡略化階層の簡略化階層の簡略化階層の簡略化: プログラムオカレンスとキャンペーンオカレンスが削除されました。これにより、Siebel Marketing の階層が簡略化されています。

� ビジネスオブジェクトのマージビジネスオブジェクトのマージビジネスオブジェクトのマージビジネスオブジェクトのマージ: 以前のリリースでは、類似したキャンペーン機能をサポートする DBM Campaign と Campaign という 2 つのビジネスオブジェクトがありました。Siebel 7.7 では、すべてのキャ

ンペーン管理機能が Campaign ビジネスオブジェクトにマージされています。

� Marketing Server およびおよびおよびおよび Oracle Business Intelligence Enterprise Edition: Siebel 7.7 より

前のリリースでは、Siebel Marketing Server はスタンドアロンのエンティティでした。 Siebel 7.7 の導入に

ともない、Siebel Marketing Server は、Oracle Business Intelligence Server(OBIEE)プラット

フォーム内で実行されるサブシステムの集まりになりました。 Marketing Server は OBIEE 内で実行されます

が、ライセンスは製品ごとに提供されます。 OBIEE が Siebel Marketing Server に置き換えられることはあ

りませんが、Siebel Marketing Server は OBIEE と連動して、セグメント化やリストのエクスポートなどの

機能を実行します。 詳しくは、『Siebel Marketing Installation and Administration Guide』を参照してく

ださい。

階層の簡略化階層の簡略化階層の簡略化階層の簡略化キャンペーンオカレンス階層が簡素化されました。 以前のナビゲーションパスは、[プログラムプラン]、[キャン

ペーンプラン]、キャンペーンオカレンスの順でした。 新しいナビゲーションパスは、[プログラム]、[キャンペー

ン]、[キャンペーンの段階 ( 複数 )]の順です。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 149

Page 150: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Marketing のアップグレード計画

アップグレード時には、キャンペーンオカレンスに関連付けられていたオブジェクトの親が、廃止されないキャン

ペーンに変更されます。図 8 に示すように、子オブジェクトの親が、キャンペーンオカレンスからキャンペーンに

変更されます。

図 8 Siebel Marketing の関係モデル

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1150

Page 151: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Marketing のアップグレード計画

ビジネスオブジェクトのマージビジネスオブジェクトのマージビジネスオブジェクトのマージビジネスオブジェクトのマージ以前のリリースでは、キャンペーン機能は DBM Campaign と Campaign という 2 つのビジネスオブジェクトに

よって処理されていました。これらのオブジェクトは類似した機能を共有していましたが、ビューや子オブジェクト

など、関連要素の多くは共有されていませんでした。 アップグレードにより、すべてのキャンペーン機能とビューが

Campaign という 1 つのビジネスオブジェクトにマージされます。

アップグレード時には、キャンペーン計画とキャンペーンをマージするために次の変更が行われます。

� 以前のリリースの Campaign Plan が、Campaign に変換されます。

� Campaign Plan の子だったキャンペーンオカレンスは廃止されます。

� 以前の各オカレンスに対して、新しい「ロード」レコードが作成されます。

廃止されるキャンペーンオカレンスに関連付けられていた子オブジェクトの親が、廃止されないキャンペーンに変更

されます。

Marketing Server およびおよびおよびおよび Oracle Business Intelligence Enterprise EditionSiebel 7.7 の導入にともない、Siebel Server の Data Dictionary Manager および Marketing Server コン

ポーネントが廃止されます。以前のリリースでは、Marketing Server コンポーネントグループによってセグメン

ト化とリストのエクスポートが実行されていました。 セグメント化およびリストのエクスポートは、Oracle Business Intelligence Web Presentation Services サーバー内のサブシステムによって処理されます。

このサーバーコンポーネントの廃止により、一連のビジネスコンポーネントとその他のオブジェクトも廃止されま

す。それらのオブジェクトはレポジトリ内に残りますが、アプリケーションには使用されません。

List Import Service Manager、Marketing AOM(SMObjMgr)、eMarketing AOM(eMarketObjMgr)、ま

たは eEvents AOM(eEventsObjMgr)は、アップグレードによって廃止されません。これらは新しいアプリケー

ションでも使用されます。

付録 A「Siebel Marketing アップグレードリファレンス」には、廃止された次のタイプの、アイテムのリストがあ

ります。

� サーバーコンポーネント

� ビジネスオブジェクトおよびビジネスコンポーネント

� 画面およびビュー

� 廃止されたデータ

Siebel Marketing のカスタマイズの概要のカスタマイズの概要のカスタマイズの概要のカスタマイズの概要Siebel 7.7 には、カスタムレイアウトの組み込み(ICL)機能が含まれています。アップグレードウィザードでこ

の機能を選択すると、カスタマイズしたビューおよびアプレットのレイアウトが、新機能およびスキーマ変更と矛盾

することなく保持されます。

Siebel Marketing ではユーザーインターフェイスの大幅な変更が行われているため、Siebel Marketing のビュー

およびアプレットは ICL のサポートから除外されています(Siebel Tools レポジトリ内で、Siebel Marketing オ

ブジェクトの Upgrade Behavior プロパティが ADMIN に設定されています)。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 151

Page 152: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Marketing のアップグレード計画

したがって、レポジトリのアップグレード時に Siebel Marketing のビューおよびアプレットのカスタマイズは保

持されません。アップグレード実行時に ICL モードを選択すると、Siebel Marketing のビューおよびアプレット

を除くその他のビューおよびアプレットが、ICL によって保持されます。

Siebel Marketing に対するデータベースの変更の概要に対するデータベースの変更の概要に対するデータベースの変更の概要に対するデータベースの変更の概要152 ページの表 17 に、Siebel Marketing に適用される Siebel データベースの変更の概要を示します。

表 17 Siebel 7.7 の Siebel Marketing に対するデータベースの変更の概要

アップグレードステップアップグレードステップアップグレードステップアップグレードステップ 説明説明説明説明

S_SRC および S_SRC_REL の更新 マーケティング計画戦術が、親マーケティングプランを示

すのに、S_SRC_REL の代わりに、

S_SRC.MKTG_PLAN_ID を使用するように更新します。

S_SRC の更新 キャンペーンおよびプログラム用の[状況]値

(STATUS_CD)を更新します。

キャンペーン計画とスタンドアロンのキャンペーンが同じ

CAMP_TYPE_CD を使用するように更新します。

SUB_TYPE が Marketing_Campaign で、アップグレー

ドスクリプトに指定されている他の条件を満たしている場

合は、CAMP_TYPE_CD を Campaign に設定します。

S_SRC.RESPNSE_TYPE の値を更新します。

S_DD_CAMP_WAVE および

S_CAMP_LD_WAVE への挿入

それぞれのキャンペーンオカレンスに対してロードレコー

ドを作成します。ロード番号は実行日に基づいて割り当て

られます。

それぞれのスタンドアロンのキャンペーンに対してキャン

ペーン段階のロードを 1 つ作成します。

キャンペーン段階のロードの状況を、元のキャンペーンオ

カレンスの対応する実行状況に設定します。

S_CAMP_WAVE_DCP への挿入 キャンペーン段階のロードレコード(アップグレード前の

オカレンス)のオファー履歴を記録します。

S_CAMP_CON のインデックス変更と更新 キャンペーン ID、担当者 ID、ロード番号、およびトーク

ン番号を使用するようにユーザーキーを変更します。

キャンペーンオカレンスがロードレコードに変更される際

に、S_CAMP_CON がキャンペーン担当者用の適切な

ロード番号に更新されます。

S_SRC_COST の更新 TYPE_CD を固定経費およびユニットあたりの経費のため

の新しい値に更新します。

S_SRC_GOAL の更新 目標タイプコード(GOAL_TYPE_CD)を更新します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1152

Page 153: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Marketing のアップグレード計画

S_EVT_ACT の更新 活動の親をキャンペーンオカレンスからキャンペーンに変

更します。

活動の親をプログラムオカレンスからプログラムに変更し

ます。

ステージ用の S_SRC の更新 ステージレコード用の、"STAGE" に設定された

CAMP_TYPE_CD を更新します。

S_OPTY_SRC の更新 商談の親をキャンペーンオカレンスからキャンペーンに変

更します。

S_SRC_DCP の更新 オファーの親をキャンペーンオカレンスからキャンペーン

に変更します。

S_ORDER の更新 オーダーの親をキャンペーンオカレンスからキャンペーン

に変更します。

S_CS_PATH_SRC の更新 SmartScripts の親をキャンペーンオカレンスからキャン

ペーンに変更します。

S_SRC_POSTN の更新 チームメンバーの親をキャンペーンオカレンスからキャン

ペーンに変更します。

S_COMMUNICATION の更新 応答の親をキャンペーンオカレンスからキャンペーンに変

更します。

S_CAMP_SKILL の更新 割り当てスキルの親をキャンペーンオカレンスからキャン

ペーンに変更します。

S_QTA_PLAN の更新 目標計画の親をキャンペーンオカレンスからキャンペーン

に変更します。

S_PROD_INT_SRC および S_PROD_LN_SRC の

更新

関連製品および製品ラインの親をキャンペーンオカレンス

からキャンペーンに変更します。

S_CALL_LST の更新 内部リストの親をキャンペーンオカレンスからキャンペー

ンに変更します。

S_SRC_GOAL(キャンペーン計画用)への挿入 S_SRC の財務モデラーのカラム([売上]、[情報数]、

[応答率]、[変換率]、[セールスごとの平均収入]、[平均

貢献マージン]、[ROI 金額])に基づいて、[目標]の実

際値と予測値を更新します。

表 17 Siebel 7.7 の Siebel Marketing に対するデータベースの変更の概要

アップグレードステップアップグレードステップアップグレードステップアップグレードステップ 説明説明説明説明

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 153

Page 154: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Marketing のアップグレード計画

Marketing データの移行方法の概要データの移行方法の概要データの移行方法の概要データの移行方法の概要154 ページの表 18 に、Siebel Marketing のデータがどのように移行されるかを示します。

Siebel 7.7 で廃止されたデータのリストは、付録 A「Siebel Marketing アップグレードリファレンス」を参照して

ください。

表 18 Siebel 7.7 の Siebel Marketing のデータ移行

データデータデータデータ

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

による影響による影響による影響による影響

廃止された廃止された廃止された廃止された

テーブルテーブルテーブルテーブル

廃止された廃止された廃止された廃止された

ビジネスビジネスビジネスビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント コメントコメントコメントコメント

マーケティング

プラン

保持 なし なし なし。

プログラムプラン 保持 なし なし なし。

ステージプラン 保持 なし なし なし。

キャンペーン計画 保持 なし なし キャンペーン計画はキャンペーンに

変換されています。

キャンペーン履歴 保持 なし なし S_CAMP_CON 上のインデックス

は、キャンペーンおよびキャンペー

ンロードの履歴を保持するように変

更されています。

スタンドアロン

キャンペーン

(プログラムに関

連付けられていな

いキャンペーン)

保持 該当なし 該当なし なし。

応答履歴 保持 該当なし 該当なし なし。

リスト 保持 該当なし 該当なし なし。

オファー(Eニュースレターオ

ファーを除く)

E ニュースレ

ター以外のすべ

てのオファータ

イプは保持

廃止されたオブ

ジェクトの表を

参照

廃止されたオブ

ジェクトの表を

参照

なし。

セグメント プログラム内の

使用履歴は保持

セグメント基準

は廃止されまし

た。

S_CALL_LST_CRIT

S_CALL_LST_DTL

S_CALL_LST_QRY

Segment Detail-DD

Segment Expression

Campaign Segment Allocation

Segment Campaign Allocation

セグメントは、Siebel 7.7 のセグ

メントデザイナーで再構築する必要

があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1154

Page 155: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel ワークフローデザイナーのアップグ

レード計画

Siebel ワークフローデザイナーのアップグレードワークフローデザイナーのアップグレードワークフローデザイナーのアップグレードワークフローデザイナーのアップグレード計画計画計画計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.7 および Siebel 8.0 では、ワークフローのアップグレード方法に重要な変更が加えられています。この

トピックを確認して、この変更によってアップグレードにどのような影響があるかを判断してください。

Siebel 7.7 での変更での変更での変更での変更Siebel 7.7 では、ワークフロープロセスデザイナーが Siebel Tools に移動されています。ワークフローコンポー

ネントおよび定義は、Siebel Tools のオブジェクトとして定義され、レポジトリに格納されます。

アップグレードスクリプトにより、ワークフローがメイン Siebel データベースからレポジトリに移行されます。開

発環境またはテスト環境のアップグレードを実行する前に、環境に本番環境のワークフローがすべて含まれているこ

とを確認してください。

アップグレード時には、すべてのワークフロー定義が次のようにレポジトリにコピーまたは移動されます。

� シードワークフローシードワークフローシードワークフローシードワークフロー: 古いシードワークフローは、新しいシードワークフローによって上書きされます。デ

フォルトの状況は[無効]です。

� 顧客ワークフロー、状況[非活動中]顧客ワークフロー、状況[非活動中]顧客ワークフロー、状況[非活動中]顧客ワークフロー、状況[非活動中]: これらのワークフローは、レポジトリ内のワークフロー定義に変換され

ます。状況は設定されません。

� 顧客ワークフロー、状況[進行中]顧客ワークフロー、状況[進行中]顧客ワークフロー、状況[進行中]顧客ワークフロー、状況[進行中]: これらのワークフローは、レポジトリ内のワークフロー定義に変換されま

す。状況は[進行中]のまま変わりません。

� 顧客ワークフロー、状況[有効]顧客ワークフロー、状況[有効]顧客ワークフロー、状況[有効]顧客ワークフロー、状況[有効]: これらのワークフローは、レポジトリ内のワークフロー定義に変換されま

す。状況は[完了]に変更されます。 これらのワークフロー定義は、メイン Siebel データベースにコピーされ

ません。つまり、アップグレード後は、展開されているワークフローがなくなります。アップグレード後に、

シードワークフローおよび顧客ワークフローを手動で展開する必要があります。

アップグレード時に、ワークフロー操作によって呼び出されるカスタマイズされたビジネスサービススクリプトは自

動的に移行されます。

レポジトリのワークフローを使用できるようにするには、ワークフローを展開してアクティブ化する必要がありま

す。ワークフローポリシーオブジェクトおよびポリシープログラムデータは、正常にアップグレードされます。デー

タが変更されたり失われたりすることはありません。データベーストリガーはアップグレードされません。アップグ

レード後に、データベーストリガーを再生成する必要があります。

ワークフローの展開方法については、『Siebel Business Process Framework: Workflow ガイド』を参照して

ください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 155

Page 156: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel ワークフローデザイナーのアップグ

レード計画

スキーマの変更スキーマの変更スキーマの変更スキーマの変更

ワークフロー定義を含むメイン Siebel データベーステーブルが変更されました。新しいテーブルには、展開済みの

ワークフローのワークフロー定義が含まれます。状況が[非活動中]または[進行中]のワークフローの定義は、レ

ポジトリ内に置かれます。テーブルは次のように命名されます。

� ワークフロー情報を含む Siebel データベーステーブルは、名前が「S_WFA」で始まります。

� ワークフロー情報を含むレポジトリテーブルは、名前が「S_WFR」で始まります。

� Siebel 7.7 より前のリリースのワークフロー情報を含む Siebel データベーステーブルは、名前が「S_WF_」で始まります(「WF」の後のアンダースコアに注意してください)。Siebel 7.7 へのアップグレード後は、こ

れらのテーブルは廃止され、アプリケーションによって参照されなくなります。

Siebel CRM 8.x での変更での変更での変更での変更Siebel CRM 8.x では、レポジトリのマージプロセスにより、シードデータに含まれるワークフローに対して加えた

カスタマイズが保持されます。シードデータに含まれるワークフローは、Siebel リリースに付属している

Workflow Process オブジェクトおよびすべての子オブジェクトです。

シードデータに含まれる顧客変更ワークフローをマージするため、レポジトリの通常のマージに特別なマージ前およ

びマージ後のステップが追加されています。

1 ワークフローのマージ前ワークフローのマージ前ワークフローのマージ前ワークフローのマージ前:::: レポジトリのマージを開始すると、このステップが実行され、Prior Customer Repository のシードデータに含まれる顧客変更ワークフローがレポジトリのマージ用に準備されます。

2 レポジトリのマージレポジトリのマージレポジトリのマージレポジトリのマージ:::: ワークフローのマージ前ステップが完了したら、メインのレポジトリのマージが実行さ

れます。レポジトリのマージでは、Prior Customer Repository のシードデータに含まれるワークフローに加

えられた変更が識別されます。次に、New Customer Repository の対応するシードデータに含まれるワーク

フローに変更がコピーされます。

3 ワークフローのマージ後ワークフローのマージ後ワークフローのマージ後ワークフローのマージ後:::: メインのレポジトリのマージが完了したら、ワークフローのマージ後ステップが実

行され、New Customer Repository にワークフローのバージョンが設定されます。

レポジトリのマージの実行時、[Merge Repositories]ダイアログボックスのステータスバーに、レポジトリの

マージを構成する 3 つの部分がすべて表示されます。

ワークフローのマージステップは、次のように、レポジトリのマージのフロー全体に組み込まれます。

� レポジトリのマージ開始

� ワークフローのマージ前ステップ

� メインのレポジトリのマージ

� ワークフローのマージ後ステップ

� ICL マージステップ(ICL マージの場合)

� マージの終了

� マージ後ユーティリティの実行

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1156

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel ワークフローデザイナーのアップグ

レード計画

ワークフローのマージ前ステップワークフローのマージ前ステップワークフローのマージ前ステップワークフローのマージ前ステップ

レポジトリのマージを開始すると、ワークフローのマージ前ステップが実行され、シードデータに含まれる顧客変更

ワークフローがレポジトリのマージ用に準備されます。

ワークフローが Prior Customer Repository と New Siebel Repository の両方に存在し、Prior Customer Repository のバージョン番号が 0 より大きい場合、ワークフローは顧客によって変更されています。

このようなワークフローでは、マージ前プロセスによって、次のように変更されます。

� Prior Customer Repositoryのシードデータに含まれる顧客変更ワークフローのバージョン0が削除されます。

� Prior Customer Repository で、シードデータに含まれる顧客変更ワークフローの 新バージョンがコピーさ

れて、そのコピーのバージョンが 0 に設定されます。

新バージョンのワークフローは、バージョン番号が も大きく、[状況]は[完了]です。これは、バージョ

ン n のワークフローと呼ばれます。

� コピーの状況が[完了]に設定されます。

マージプロセスでは、レポジトリ間で比較されるワークフローは、同じ名前を持ち、バージョン 0 であり、[状況]

が[完了]である必要があるため、ワークフローのマージ前ステップによって、Prior Customer Repository に

バージョン n のバージョン 0 のコピーが作成されます。

レポジトリのマージレポジトリのマージレポジトリのマージレポジトリのマージ

メインのレポジトリのマージでは、Prior Customer Repository、Prior Siebel Repository、および New Siebel Repository のワークフローが比較されます。

� シードデータに含まれる顧客変更ワークフローシードデータに含まれる顧客変更ワークフローシードデータに含まれる顧客変更ワークフローシードデータに含まれる顧客変更ワークフロー:::: レポジトリのマージでは、Prior Customer Repository の

ワークフローのバージョン 0 に対する変更が、New Customer Repository の同じワークフローにコピーされ

ます。また、マージでは、ワークフローのバージョン1からnがNew Customer Repositoryにコピーされます。

比較される 3 つのレポジトリすべてでワークフローのオブジェクト属性が異なる場合は例外です。これは、オ

ブジェクトが顧客によって変更されており、さらに新しいリリースでも変更されていることを意味します。この

場合は、マージの競合が発生します。

レポジトリのマージでは、ワークフローの属性の競合は、他のオブジェクトの場合と同様に処理されます。通常、

マージプロセスでは、New Siebel Repository を優先することでマージの競合が解決されます。ワークフロー

関連の属性の競合は、Siebel Tools の[アプリケーションアップグレード属性リスト]画面で確認できます。

いずれかの子オブジェクトを削除することでシードデータに含まれるワークフローを変更した場合、マージプロ

セスでは、New Customer Repository の子オブジェクトは削除されません。マージ後に、子オブジェクトを

確認し、必要に応じて削除する必要があります。

� 変更されていないシードデータに含まれるワークフロー変更されていないシードデータに含まれるワークフロー変更されていないシードデータに含まれるワークフロー変更されていないシードデータに含まれるワークフロー:::: ワークフローが Prior Customer Repository と

New Siebel Repository の両方に存在し、Prior Customer Repository の も大きいバージョンレベルが 0である場合、ワークフローは変更されていません。

マージ後、New Customer Repository のシードデータに含まれるワークフローは、新しいリリースに付属し

ているワークフローになります。

� 顧客作成ワークフロー顧客作成ワークフロー顧客作成ワークフロー顧客作成ワークフロー:::: ワークフローが Prior Customer Repository に存在し、Prior Siebel Repositoryに存在しない場合、ワークフローは顧客によって作成されています。レポジトリのマージでは、すべてのバー

ジョンの顧客作成ワークフローが New Customer Repository にコピーされます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 157

Page 158: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel ワークフローデザイナーのアップグ

レード計画

� 顧客削除ワークフロー顧客削除ワークフロー顧客削除ワークフロー顧客削除ワークフロー:::: ワークフローが Prior Siebel Repository に存在し、Prior Customer Repositoryに存在しない場合、ワークフローは顧客によって削除されています。レポジトリのマージでは、New Customer Repository からワークフローは削除されません。マージ後に、これらのワークフローを確認し、

必要に応じて削除する必要があります。

� シードデータに含まれる廃止されたワークフローシードデータに含まれる廃止されたワークフローシードデータに含まれる廃止されたワークフローシードデータに含まれる廃止されたワークフロー:::: ワークフローが Prior Siebel Repository に存在し、New Siebel Repository に存在しない場合、そのワークフローは廃止されています。レポジトリのマージでは、

シードデータに含まれる廃止されたワークフローは、顧客によって変更されていない限り、Prior Customer Repository から New Customer Repository にコピーされません。マージ後に、顧客によって変更され、廃

止されたワークフローを確認し、必要に応じて削除する必要があります。

ワークフローのマージ後ステップワークフローのマージ後ステップワークフローのマージ後ステップワークフローのマージ後ステップ

ワークフローのマージ後ステップは、メインのレポジトリのマージが完了した後に実行されます。このステップで

は、シードデータに含まれる顧客変更ワークフローに次の処理が行われます。

� ワークフローのバージョンが 0 から n+1 に変更され、n+1 バージョンのワークフローの状況が[進行中]に

設定されます。

たとえば、Prior Customer Repository の顧客変更ワークフロー A の 新バージョンが 3 である場合、New Customer Repository のマージされたバージョンはバージョン 4 で、[状況]は[進行中]になります。

� バージョン 0 のワークフローが、New Siebel Repository から New Customer Repository にコピーされ

ます。これによって、新しいリリースに付属しているバージョン 0 のシードデータに含まれるワークフローが

再度有効になります。

マージ後の顧客変更ワークフローの状況マージ後の顧客変更ワークフローの状況マージ後の顧客変更ワークフローの状況マージ後の顧客変更ワークフローの状況

レポジトリ全体のマージが完了した後、シードデータに含まれる顧客変更ワークフローは、New Customer Repository で次のようになります。

� バージョンバージョンバージョンバージョン 0:::: 新しいリリースに付属していたシードデータに含まれるワークフローです。

� バージョンバージョンバージョンバージョン 1 ~~~~ n:::: Prior Customer Repository からそのままコピーされたバージョンです。

� バージョンバージョンバージョンバージョン n+1:::: 新しくマージされたワークフローのバージョンです。新しいリリースに付属していたシード

データに含まれるワークフローと、Prior Customer Repository のバージョン n に含まれていた変更の組み

合わせです。

ログログログログ

ワークフローのマージ前およびマージ後のステップワークフローのマージ前およびマージ後のステップワークフローのマージ前およびマージ後のステップワークフローのマージ前およびマージ後のステップ:::: ワークフローのマージ前およびマージ後のステップではどち

らも、次のログファイルに書き込みが行われます。

Tools_install_dir¥bin¥merge0_ver.txt

ここで、

Tools_install_dirは、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

マージプロセスを実行するたびに、merge0_ver.txtファイル名に付く番号が merge1_ver.txtのように増加し

ます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1158

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel 環境でのハンドヘルドデバイスのアッ

プグレード計画

ログファイルにエラー IDS_ERR_DEV_MRG_PREMERGE_FAILED が含まれる場合は、マージ前ステップで、1つまたは複数のバージョン 0 のシードデータに含まれるワークフローを削除できなかったことを意味します。この

場合は、メインのマージプロセスで、シードデータに含まれる顧客変更ワークフローを New Customer Repository にマージできなくなります。そのため、カスタマイズをこれらのワークフローに手動で再実装する必要

があります。レポジトリのマージを再度実行する必要はありません。

ログファイルにマージ後のエラーが含まれる場合は、My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成す

るか、または Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキス

パートサービスのサポートを受けてください。

メインのレポジトリのマージメインのレポジトリのマージメインのレポジトリのマージメインのレポジトリのマージ:::: メインのレポジトリのマージでは、ワークフロー関連のメッセージが、標準マージ

ログファイル merge0.txt に書き込まれます。 このログファイルにワークフロー関連のエラーが含まれる場合は、

My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービス

の営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

メインのレポジトリのマージのログファイルは、ワークフローのマージ前およびマージ後のステップのログファイル

と同じディレクトリにあります。

Siebel 環境でのハンドヘルドデバイスのアップグ環境でのハンドヘルドデバイスのアップグ環境でのハンドヘルドデバイスのアップグ環境でのハンドヘルドデバイスのアップグレード計画レード計画レード計画レード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.7 では、ハンドヘルドデバイスのデバイスオペレーティングシステムのサポート、サードパーティ製品の

サポート、およびアプリケーション設定の管理が変更されています。アップグレードを実行する前に、ハンドヘルド

デバイスが Siebel 7.7 でサポートされる OS を実行していることを確認してください。また、サードパーティ製の

ソフトウェアが正しいバージョンであることも確認してください。

アップグレード後は、ハンドヘルドデバイス関連のアプリケーション設定の変更を、ハンドヘルドデバイスの管理画

面で入力する必要があります。

サポートされるデバイスサポートされるデバイスサポートされるデバイスサポートされるデバイス OS2002 バージョンの Pocket PC オペレーティングシステムは、Siebel 7.7 からサポートされなくなりました。

Pocket PC 2002 を実行しているデバイスは、Pocket PC 2003 にアップグレードする必要があります。サポート

されるハンドヘルドデバイスとオペレーティングシステムについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

Active Sync のサポートのサポートのサポートのサポートサードパーティ製品の Active Sync を Siebel 7.7 に使用するには、バージョンが 3.7.1 以降である必要がありま

す。 サポートされるサードパーティ製品については、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 159

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel 環境での Resonate Central Dispatch のアップグレード計画

ハンドヘルドデバイスの管理ハンドヘルドデバイスの管理ハンドヘルドデバイスの管理ハンドヘルドデバイスの管理Siebel 7.7 では、ハンドヘルドデバイスの管理画面が導入されています。Siebel Sales、Siebel Service、

Siebel ePharma、または Siebel eConsumer アプリケーションの .cfg ファイルの PDA 部分を変更している場

合は、アップグレード前に次のタスクを実行します。

� 変更済みの .cfg ファイルに新しい名前を付けて保存し、アップグレード時に上書きされないようにする。

� アップグレードの実行後に[管理 - モバイル]画面に移動し、保存しておいた .cfg ファイルから変更を入力す

る。この画面の使用方法は、使用しているアプリケーション向けのハンドヘルドガイドを参照してください。

ハンドヘルドアプリケーションのアップグレードハンドヘルドアプリケーションのアップグレードハンドヘルドアプリケーションのアップグレードハンドヘルドアプリケーションのアップグレードハンドヘルドアプリケーションは、自動的にアップグレードされません。ユーザーがアプリケーションをアンインス

トールし、現在のリリースをインストールする必要があります。

Siebel 環境での環境での環境での環境での Resonate Central Dispatchのアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Resonate Central Dispatch のサポートは、Siebel 7.7 で中止されました。Resonate Central Dispatch は、

Siebel Web Server Extension に含まれる負荷分散モジュールに置き換えられています。また、Oracle では、い

くつかのサードパーティ製 HTTPロードバランサーにSiebel Web Server Extensionでの使用を認定しています。

負荷分散モジュールについては、『Siebel Deployment Planning Guide』を参照してください。 サポートされて

いる HTTP ロードバランサーについては、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。

負荷分散の設定については、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を参照し

てください。

Siebel 文字列翻訳のアップグレード計画文字列翻訳のアップグレード計画文字列翻訳のアップグレード計画文字列翻訳のアップグレード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.7 ではデータ移行 SQL を生成する新しい方法が導入されました。 Siebel アップグレードスクリプトは、

Siebel アップグレードプロセスの言語に基づいて適切に作成されます。

備考:備考:備考:備考: 意図しない結果の発生を防ぐためには、以前のリリースの基本言語と同じ言語でアップグレードを実行する

必要があります。

データベース設定ウィザードが起動すると、sqlgen ユーティリティによって、upgfile.xml ファイルに格納された

情報に基づいて Siebel アップグレードスクリプトが生成されます。 データベース設定ウィザードが完了すると、

SQL スクリプトが生成され、upgfile.xml のプレースホルダは dbsrvr/<LANG>/upglocale.<LANG> ファイル

に格納されている言語固有の値に置換されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1160

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Configurator のアップグレード計画

次の例にあるロケールファイルは、upglocale.fra(FRA ベースのインストール)です。 upgfile.xml には、次の文

が含まれています。

update S_DOC_QUOTE

set QUOTE_SUB_TYPE_CD = &apos;<XTL_STRING>Private</XTL_STRING>&apos;

where QUOTE_TYPE = &apos;<XTL_STRING>Template</XTL_STRING>&apos;

プレースホルダの '<XTL_STRING>Private</XTL_STRING>'と '<XTL_STRING>Template</XTL_STRING>'

は、アップグレード時に sqlgen ユーティリティによって置換される値です。 XTL_STRING の値は、sqlgen ユー

ティリティが、dbsrvr/FRA の下にある upglocale.fra ファイルから Private と Template に一致する文字列とし

て特定した文字列に基づいて置換されます。 たとえば、FRA 基本言語では、Template = Modèle および Private = Privé… に設定されます。

注意:注意:注意:注意: 以前の Siebel リリースで文字列マッピングを変更した場合は、標準のアップグレードスクリプトを適切に変

更するために、Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキ

スパートサービスのサポートを受けてください。 そうしないと、以前のリリースからの Siebel アプリケーション

データが新しい Siebel リリースのデータモデルに移行できない場合があります。

Siebel Configurator のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

Siebel 7.7 では、設定セッションを高対話性モードで実行するように、Siebel Configurator モデルのユーザープ

ロパティを設定できます。 この機能により、パフォーマンスが改善されます。この機能は、従業員アプリケーション

など、高対話性モードで展開される Oracle の Siebel アプリケーションでの使用を目的としています。

Siebel Configurator モデルの高対話性モードでの展開方法については、My Oracle Support の「Bulletin 477610.1」(ドキュメント ID)を参照してください。 このドキュメントは、以前は「Siebel Technical Note 500」として発行されていました。

高対話性アプリケーションをホストするブラウザは、一定の要件を満たしている必要があります。この要件について

は、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」に説明が

あります。高対話性モードについては、『Siebel Deployment Planning Guide』を参照してください。Siebel Configurator モデルを高対話性モードで展開する場合は、ユーザーが適切なブラウザを所有しているかどうかの確

認をアップグレード計画に含めてください。

Siebel Personalization のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画のアップグレード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

Siebel 7.7 では、ユーザーのプライマリ役割に基づいたアクセス制御は、プライマリ権限名に基づいたアクセスに

置き換えられました。[管理-パーソナライゼーション]画面でアプレットの条件式を定義している場合は、アップ

グレード後にこれらの条件式を確認して、プライマリ権限名を使用していることを確認することを検討してくださ

い。アクセス制御については、『Siebel セキュリティガイド』を参照してください。パーソナライゼーションの管理

については、『Siebel パーソナライゼーション管理ガイド』を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 161

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � Siebel Pricer およびオーダー管理のアップグ

レード計画

Siebel Pricer およびオーダー管理のアップグおよびオーダー管理のアップグおよびオーダー管理のアップグおよびオーダー管理のアップグレード計画レード計画レード計画レード計画アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、および 7.7.x。

Siebel 7.8 では、価格設定を管理するための新しいアーキテクチャが導入されています。Pricer 機能と関連付けら

れたデータは、表 19 に示すようにアップグレードされます。

内部または外部アプリケーション統合用の Pricer API ユーザープロパティも廃止されました。アップグレード後、

価格設定手順、シグナル、変数マップ、およびオーダー管理インフラストラクチャのその他の機能を使用して、統合

を再実装する必要があります。

新しい Pricer アーキテクチャ、アプリケーションの統合、およびオーダー管理インフラストラクチャについては、

『価格設定管理ガイド』および『Siebel Order Management Infrastructure ガイド』を参照してください。

Siebel 7.x の価格設定モデルを再実装する方法を示すシナリオについては、My Oracle Support の「Bulletin 473908.1」(ドキュメント ID)を参照してください。 このドキュメントは、以前は「Siebel Technical Note 639」として発行されていました。

表 19 Pricer 機能のアップグレード方法

機能機能機能機能 アップグレード方法アップグレード方法アップグレード方法アップグレード方法

価格リストおよび原価リスト 価格リストの一部として自動的にアップグレードされます。

カスタマイズ可能製品の価格設定 価格リストの一部として自動的にアップグレードされます。

(対象製品に基づいた)サービス

価格設定

価格リストの一部として自動的にアップグレードされます。

量販割引 自動的にアップグレードされます。

属性価格設定 属性の調整として自動的にアップグレードされます。

価格設定モデル

� 集合係数

� バンドル係数

� 単一係数

� マトリックス係数

� スクリプトベース

自動的にはアップグレードされません。価格設定プロシー

ジャとして、再設計して再実装する必要があります。

バンドル係数定義は総割引および総割引順序にアップグ

レードされます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1162

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Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � アップグレード計画: Siebel アプリケーショ

ンの追加変更

アップグレード計画:アップグレード計画:アップグレード計画:アップグレード計画: Siebel アプリケーションのアプリケーションのアプリケーションのアプリケーションの追加変更追加変更追加変更追加変更アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

表 20 に、アプリケーションの追加変更を示します。これらの変更を確認し、アップグレードを開始する前に必要な

変更を行います。

My Oracle Support の「Bulletin 477759.1」(ドキュメント ID)(以前は「Siebel Technical Note 511」とし

て発行されていました)に、廃止された Siebel Repository のアプリケーションオブジェクトがリストされていま

す。推奨アクションがある場合は、オブジェクトごとに示されています。アップグレード前にこのリストを確認し、

新しいリリースで廃止されたオブジェクトを使用しているカスタマイズがあるかどうかを判断してください。

表 20 アプリケーションの追加変更

影響を受けるアプリケー影響を受けるアプリケー影響を受けるアプリケー影響を受けるアプリケー

ションまたはビューションまたはビューションまたはビューションまたはビュー

適用される適用される適用される適用される

アップグレーアップグレーアップグレーアップグレー

ド対象のリド対象のリド対象のリド対象のリ

リースリースリースリース 説明説明説明説明

Siebel Service Siebel 7.7以前

Siebel 7.8 では、Siebel Service アプリケーションのレポジトリオ

ブジェクトは無効(Inactive プロパティが True)に設定されます。

以前のリリースでは、このオブジェクトは有効になっていました。

テーブル

S_PRSP_CONTACT を

使用しているアプリケー

ション

Siebel 7.7以前

Siebel 7.8 では、カラム S_PRSP_CONTACT.OU_ID は、Oracleの Siebel アプリケーションによって使用されます。以前のリリース

では、このカラムは使用されていませんでした。データをこのカラム

に格納している場合は、アップグレードを開始する前にデータを別の

カラムに移動します。

eCalendar 詳細ビュー Siebel 7.5以前

Siebel 7.7 では、HI ガントチャートアプレットは使用されなくなり

ました。このアプレットは、カレンダーガントチャート AX アプレッ

トに置き換えられました。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 163

Page 164: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画アップグレードのためのアプリケーションの計画 � アップグレード計画: Siebel アプリケーショ

ンの追加変更

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1164

Page 165: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

8 Siebel アップグレードのための基本的アップグレードのための基本的アップグレードのための基本的アップグレードのための基本的なデータベースの準備なデータベースの準備なデータベースの準備なデータベースの準備

この章では、Siebel データベースアップグレードの初期の準備作業について説明します。 次のトピックが含まれて

います。

� 166 ページの「アップグレードフロー」

� 167 ページの「Siebel データベース接続の確認」

� 167 ページの「Siebel テーブルとビューのアップグレードの準備」

� 168 ページの「Siebel カスタムインデックスのアップグレードの準備」

� 169 ページの「Siebel インターフェイステーブルデータのエクスポート」

� 169 ページの「不要な Siebel Repository のアーカイブ」

� 170 ページの「Siebel ドックオブジェクトと可視性ルールの保持」

� 170 ページの「Siebel データベースの AIX メモリ割り当てセグメントスペースの保護」

� 171 ページの「複数言語アップグレードの準備」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 3 章「Siebel データベースのアップグレードプロセスの概要」

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 165

Page 166: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備 � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 9 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 2 段階に属しま

す。 この段階では、Siebel データベースのアップグレードを準備する基本タスクを実行します。

図 9 アップグレードフローの第 2 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1166

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Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備 � Siebel データベース接続の確認

Siebel データベース接続の確認データベース接続の確認データベース接続の確認データベース接続の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

テスト環境から、開発環境および本番環境にあるそれぞれの Siebel データベースへの ODBC 接続が可能である必

要があります。テスト環境において、これらの ODBC 接続が定義できることを確認してください。

テスト環境から前述のデータベースに接続できない場合は、My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を

作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーション

エキスパートサービスのサポートを受けてください。

本番環境において、開発環境またはテスト環境の Siebel データベースへの ODBC 接続を定義する必要はありません。

Siebel テーブルとビューのアップグレードの準備テーブルとビューのアップグレードの準備テーブルとビューのアップグレードの準備テーブルとビューのアップグレードの準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

テーブルとビューのアップグレードの準備をするにはテーブルとビューのアップグレードの準備をするにはテーブルとビューのアップグレードの準備をするにはテーブルとビューのアップグレードの準備をするには

1 一時テーブルと Siebel 以外のテーブルをドロップします。

アップグレードプロセス中に、Siebel テーブルによって許容されないデータタイプを持つカラムが検出された

場合、アップグレードは失敗します。

2 カスタマイズされたトリガーを無効にします。

それらのトリガーは、アップグレード後に再作成する必要があります。

3 Siebel テーブルに定義されたデータベースビューをドロップします。

それらのビューは、アップグレード後に再作成する必要があります。

4 保持するインターフェイステーブルデータをエクスポートします。

インターフェイステーブルはドロップしてもアップグレード時に再作成されます。アップグレード後に、データ

をインポートできます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 167

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Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備 � Siebel カスタムインデックスのアップグ

レードの準備

Siebel カスタムインデックスのアップグレードのカスタムインデックスのアップグレードのカスタムインデックスのアップグレードのカスタムインデックスのアップグレードの準備準備準備準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

カスタムインデックスのアップグレードを準備する際には、次のガイドラインを考慮してください。

� 廃止されたテーブル上の拡張カラムに対するカスタムインデックス廃止されたテーブル上の拡張カラムに対するカスタムインデックス廃止されたテーブル上の拡張カラムに対するカスタムインデックス廃止されたテーブル上の拡張カラムに対するカスタムインデックス : 廃止されたテーブル上の拡張カラムを使

用するカスタムインデックスを作成していた場合は、Siebel データベースをアップグレードする前に、データ

を新しい拡張カラムに移行する必要があります。 サポートが必要な場合は、My Oracle Support でサービスリ

クエスト(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、

Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

� Siebel Tools を使用して定義されていないカスタムインデックスを使用して定義されていないカスタムインデックスを使用して定義されていないカスタムインデックスを使用して定義されていないカスタムインデックス: Siebel Tools を使用しないで作成された

カスタムインデックスは、Siebel Repository のスキーマ定義には含まれていません。これらのインデックス

は、データベースのアップグレード時にドロップされます。これらのインデックスを保存するには、Siebel Tools を使用して、Siebel Repository に追加します。

� インターフェイステーブル上のカスタムインデックスインターフェイステーブル上のカスタムインデックスインターフェイステーブル上のカスタムインデックスインターフェイステーブル上のカスタムインデックス: インターフェイステーブル上のカスタムインデックス

は、アップグレード時に再作成されません。それらのインデックスは、アップグレードの完了後に再作成する必

要があります。

� ベーステーブル上のカスタムインデックスベーステーブル上のカスタムインデックスベーステーブル上のカスタムインデックスベーステーブル上のカスタムインデックス : Siebel 7.x アップグレードでは、ベーステーブル上のカスタムイ

ンデックスは自動的に削除されて、再作成されます。

� カスタムインデックスは、スキーマの変更に合わせて変更が必要になる場合がありますカスタムインデックスは、スキーマの変更に合わせて変更が必要になる場合がありますカスタムインデックスは、スキーマの変更に合わせて変更が必要になる場合がありますカスタムインデックスは、スキーマの変更に合わせて変更が必要になる場合があります: カスタムインデック

スを新しいリリースに適用できるかどうか再確認してください。新しいリリースでは、スキーマの変更によって

不要となるカスタムインデックスもあります。

カスタムインデックスについては、『Configuring Siebel Business Applications』を参照してください。 各リ

リースでのスキーマ変更については、『Siebel Data Model Reference』を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1168

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Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備 � Siebel インターフェイステーブルデータ

のエクスポート

Siebel インターフェイステーブルデータのエクスインターフェイステーブルデータのエクスインターフェイステーブルデータのエクスインターフェイステーブルデータのエクスポートポートポートポートアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

アップグレードプロセスの実行時には、インターフェイステーブルがドロップされて、再作成されます。インター

フェイステーブル内のデータを保持するには、RDBMS に適したツールを使用して、アップグレード前にデータを

エクスポートし、アップグレードの完了後にそのデータをインポートします。

アップグレード時に、インターフェイステーブル上のすべてのカスタムインデックスが、論理スキーマと物理スキー

マの両方からドロップされます。

不要な不要な不要な不要な Siebel Repository のアーカイブのアーカイブのアーカイブのアーカイブアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

ある環境で、upgrep モードでデータベースサーバー設定ユーティリティを初めて実行する場合は、事前にこのタス

クを実行します。

upgrep モードのスクリプトは、Siebel Repository のみが存在する場合に有効です。レポジトリが複数ある場合は、

それらのレポジトリをエクスポートしてファイルにアーカイブした後に、データベースから削除する必要があります。

アップグレードによってデータベースのスキーマが変更されるため、ほとんどの場合、アーカイブしたレポジトリを

アップグレードしたデータベースにインポートすることはできません。アーカイブしたレポジトリにアクセスできる

ようにするには、レポジトリのエクスポート元のデータベースと同じスキーマを持つデータベースにレポジトリをイ

ンポートする必要があります。

不要なレポジトリをアーカイブするには不要なレポジトリをアーカイブするには不要なレポジトリをアーカイブするには不要なレポジトリをアーカイブするには

1 すべてのレポジトリをエクスポートします。

2 エクスポートしたレポジトリファイルを安全な場所に格納します。

3 Siebel データベースで、Siebel Repository 以外のすべてのレポジトリを削除します。

レポジトリのエクスポートおよび削除については、『Using Siebel Tools』のレポジトリの管理に関する章を参照し

てください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 169

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Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備 � Siebel ドックオブジェクトと可視性ルー

ルの保持

Siebel ドックオブジェクトと可視性ルールの保持ドックオブジェクトと可視性ルールの保持ドックオブジェクトと可視性ルールの保持ドックオブジェクトと可視性ルールの保持アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

変更された可視性ルールは、開発環境のアップグレード時にドロップされます。ドックオブジェクトの可視性ルール

の変更を手動で記録して、アップグレードの完了後に変更の再適用が必要かどうかを評価できるようにします。

ドッキングウィザードを使用して作成されたドックオブジェクトと可視性ルールは、アップグレード後に無効になら

ない限り、保存されます。ドッキングウィザードで行った変更を手動で記録して、アップグレードの完了後に変更の

再適用が必要かどうかを評価できるようにします。

ドックオブジェクトの定義を変更するには、Oracle アドバンストカスタマサービスによるサポートが必要です。 Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートが必要な場合は、Oracle アドバンストカスタマサー

ビスの営業員にお問い合わせください。

Siebel データベースのデータベースのデータベースのデータベースの AIX メモリ割り当てセグメメモリ割り当てセグメメモリ割り当てセグメメモリ割り当てセグメントスペースの保護ントスペースの保護ントスペースの保護ントスペースの保護アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。(例外: このトピックは Microsoft SQL Server には適用されません)。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: UNIX のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

AIX 上でアップグレードを実行する前に、アップグレードに使用する AIX マシンで次の環境変数を設定します。

setenv LDR_CNTRL LOADPUBLIC@MAXDATA=0x60000000

これにより、Siebel データベースサーバーと Siebel Server の両方がインストールされたマシンに発生する可能性

がある、メモリ割り当てセグメントスペースの不足を防止できます。アップグレードが正常に終了した後で、このパ

ラメータを元の値にリセットします。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1170

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Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備 � 複数言語アップグレードの準備

複数言語アップグレードの準備複数言語アップグレードの準備複数言語アップグレードの準備複数言語アップグレードの準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel CRM 8.0 のアップグレードプロセスでは、プライマリ(基本)言語および展開しているすべての言語が

アップグレードされます。

データベースサーバー設定ユーティリティでは、Siebel ファイルシステムにインストールされている言語パックの

ステータスと S_LST_OF_VAL テーブルのレコードの言語 ID を比較して、展開されている言語を検証します。

S_LST_OF_VAL にある言語 ID に対応する言語が Siebel ファイルシステムに展開されていない場合は、検証が失

敗してアップグレードを続行できません。

upgrep を実行する前に、Siebel Tools を使用して S_LST_OF_VAL 内の、展開されていない言語のレコードは削

除または非アクティブ化する必要があります。

複数言語アップグレードを準備するには複数言語アップグレードを準備するには複数言語アップグレードを準備するには複数言語アップグレードを準備するには

1 展開されている言語のリストを作成します。

展開されている言語とは、言語パックのインストール、UI 文字列の Siebel Repository へのインポート、シー

ドデータのデータベースへのインポート、S_LST_OF_VAL に追加されたシードデータレコードのアクティブ

化、および MLOV のレコード設定を行っている言語のことです。

2 Siebel Tools で、[Screens]、[System Administration]、[List Of Values]の順に移動します。

3 [Language Name]フィールドを確認し、現在展開されていない言語が表示されていないことを確認します。

英語がインストールされていなくても、レコードによっては Language Name が英語(U.S.)である場合が

あります。そのようなシステムレコードは無視してもかまいません。

4 対応する言語パックがないレコードには、それらのレコードが存在する理由を調査して、次のアクションのいず

れかを行います。

� 不要なレコードであれば削除します。

� 必要なレコードであるかどうか不明な場合は、[有効]フィールドのチェックマークを外します。 これに

よってそのレコードは非アクティブ化され、データベースサーバー設定ユーティリティが行う妥当性チェッ

クの対象から外されます。

注意:注意:注意:注意: 英語(U.S.)を展開していない場合であっても、Language Name が英語(U.S.)であるレコードは

非アクティブ化したり削除したりしないでください。それらのレコードは、システムに必要となります。検証プ

ロセスでは、それらのレコードは無視されます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

134 ページの「Siebel 複数言語環境のアップグレート計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 171

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Siebel アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備アップグレードのための基本的なデータベースの準備 � 複数言語アップグレードの準備

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1172

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9 Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備

この章では、IBM DB2 データベースにおける Siebel データベースアップグレードの初期の準備作業について説明

します。 次のトピックが含まれています。

� 173 ページの「Siebel アップグレードのための IBM DB2 クライアントの確認」

� 174 ページの「Siebel アップグレードのための IBM DB2 ソート順の確認」

� 175 ページの「Siebel アップグレードのための IBM DB2 パラメータの設定」

� 176 ページの「Siebel アップグレードのための IBM DB2 許可の確認」

� 177 ページの「Siebel アップグレードのための IBM DB2 インスタンスオーナー許可の確認」

� 177 ページの「Siebel アップグレードのための IBM DB2 一時テーブルスペースとバッファプールの作成」

� 178 ページの「Siebel アップグレードのための IBM DB2 のカスタムテーブルスペース要件の分析」

� 180 ページの「Siebel アップグレードのための DB2 アプリケーション開発クライアントの確認」

� 181 ページの「Siebel アップグレードにおいて切り捨ての対象になる IBM DB2 Long カラムの識別」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 クライクライクライクライアントの確認アントの確認アントの確認アントの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。このトピックは、64 ビットの DB2 RDBMS にのみ適用されます。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel Server は、32 ビットの DB2 クライアントのみサポートしています。Siebel Server に 64 ビットの DB2クライアントがインストールされていないことを確認します。64 ビットの DB2 クライアントがインストールされ

ている場合は、32 ビットのクライアントに置き換えてください。

IBM では、64 ビットの DB2 8.x および 9.x RDBMS を使用する 32 ビットの DB2 クライアントをサポートして

います。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 173

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Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための IBM DB2 ソート順の確認

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 ソートソートソートソート順の確認順の確認順の確認順の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

バイナリソート順は開発環境のアップグレードに必要であり、本番環境のアップグレードでも強く推奨されています。

ソート順はデータベースの作成時に指定されます。Identity ソート順を使用して IBM DB2 開発データベースが作成さ

れていない場合は、オプション COLLATE USING IDENTITYを使用して、データベースを再作成する必要があります。

ソート順が正しいのにエラーがまだ発生する場合は、Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせ

て、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けて詳細な分析を行ってください。

Identity ソート順を使用してデータベースが作成されていることを確認するにはソート順を使用してデータベースが作成されていることを確認するにはソート順を使用してデータベースが作成されていることを確認するにはソート順を使用してデータベースが作成されていることを確認するには

1 Siebel データベースに次のクエリーを実行します。

select count (*) from SIEBEL.S_APP_VER where '$' > '/'

2 結果を確認します。

� ソート順が正しい場合、結果は次のようになります。

1--------------0(1) record selected.

� ソート順が正しくない場合は、次のオプションを使用してデータベースを再作成する必要があります。

COLLATE USING IDENTITY

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

129 ページの「Siebel 環境におけるデータベースソート順について」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1174

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Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための IBMDB2 パラメータの設定

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 パラパラパラパラメータの設定メータの設定メータの設定メータの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

IBM DB2 データベースをアップグレードする前に、データベースサーバーが次の設定基準に一致または満たしてい

るかどうかを確認してください。

� DMS テーブルスペースには、少なくとも 25% のフリーページが必要です。

� ファイルシステムには十分な空き領域を割り当てて、DMS テーブルスペースの増大に対応できるようにしま

す。

� DB2 プラットフォーム用の Siebel テーブルスペースは、システム管理テーブルスペース(SMS)ではなく、

データベース管理テーブルスペース(DMS)である必要があります。

� テーブルスペースが 大容量限界に近づいていないことを確認します。この確認を行うには、データベースに接

続して、次のコマンドを実行します。

db2 list tablespaces show detail

次の各表に、データベースマネージャとデータベースに対するアップグレード固有の設定を示します。次の方針に

従ってパラメータを設定します。

� 使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』に記載されている推奨事項に従っ

てパラメータを設定します。推奨事項は、RDBMS の設定に関する章で説明されています。

� アップグレードを実行するためには、次の表に示す設定パラメータを変更します。

� アップグレード後に、設定パラメータの値を使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストー

ルガイド』に記載されている値にリセットします。

DB2 データベースマネージャの設定データベースマネージャの設定データベースマネージャの設定データベースマネージャの設定表 21 のアップグレード設定カラムは、特にアップグレードパフォーマンスを 適化するための、設定パラメータの

設定に関するガイドラインを示します。各 DB2 インスタンスに対してこれらのパラメータを設定します。

表 21 DB2 データベースマネージャの設定パラメータ

パラメータパラメータパラメータパラメータ 説明説明説明説明 アップグレード設定アップグレード設定アップグレード設定アップグレード設定

SHEAPTHRES ソートヒープしきい値(4 KB)

SHEAPTHRESまたは SORTHEAPを

リセットする場合は、インスタンス

の再バインドを推奨します。

SORTHEAP用に割り当てられている値を 2 倍に

します。 176 ページの表 22 を参照してくださ

い。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 175

Page 176: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための IBM DB2 許可の確認

DB2 データベース設定パラメータデータベース設定パラメータデータベース設定パラメータデータベース設定パラメータ表 22 のアップグレード設定カラムは、特にアップグレードパフォーマンスを 適化するための、設定パラメータの

設定に関するガイドラインを示します。各 DB2 インスタンスに対してこれらのパラメータを設定します。

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 許可の許可の許可の許可の確認確認確認確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: UNIX のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

AIX または Solaris プラットフォーム上で IBM DB2 を動作させている場合は、Siebel データベースのアップグ

レードを実行する前に、次の処理を実行します。

表 22 DB2 データベース設定パラメータ

パラメータパラメータパラメータパラメータ 説明説明説明説明 アップグレード設定アップグレード設定アップグレード設定アップグレード設定

SORTHEAP ソートリストヒープ(4 KB) 20000-40000推奨サイズ。推奨サイズは、データベース

サーバーマシンのメモリ容量と、データのサイズに応じ

て増減できます。

20000 の設定では、SORTHEAPを 大 80 MB まで増加

できます。

MAXLOCKS アプリケーションあたりの

ロックリストの率

5

CHNGPGS_THRESH 変更ページのしきい値 5

LOGRETAIN 順次または循環ログファイル NO

このパラメータを YESに設定すると、ログファイルが

アーカイブされます。ログファイルが含まれるファイル

システムが満杯にならないように、これらのログファイ

ルは定期的に移動したりアーカイブする必要があります。

LOGFILSIZ ログファイルサイズ(4 KB) 開発環境:

8000-16000

SOFTMAX トリガーバッファプールフ

ラッシュ

50

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1176

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Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための IBMDB2 インスタンスオーナー許可の確認

DB2 の許可を確認するにはの許可を確認するにはの許可を確認するにはの許可を確認するには

1 インスタンスのホームディレクトリに移動します。

2 次のコマンドを使用して、ディレクトリ sqllib/function/routine/sqlprocにグループの書き込み権限

があることを確認します。

ls -ld sqllib/function/routine/sqlproc

3 グループの書き込み権限を承認するには、次のコマンドを入力します。

chmod g+w sqllib/function/routine/sqlproc

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 インスインスインスインスタンスオーナー許可の確認タンスオーナー許可の確認タンスオーナー許可の確認タンスオーナー許可の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: UNIX のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

AIX または Solaris プラットフォーム上で IBM DB2 を動作させている場合は、Siebel データベースインスタンス

オーナーが、分離ユーザーのプライマリグループに属していることを確認します。 インスタンスオーナーがこのグ

ループに属していないと、Siebel データベースのアップグレード時にエラーが発生します。

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 一時一時一時一時テーブルスペースとバッファプールの作成テーブルスペースとバッファプールの作成テーブルスペースとバッファプールの作成テーブルスペースとバッファプールの作成アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

使用する RDBMS が IBM DB2 の場合は、ソートや他の SQL 処理に 16KB および 32KB の一時テーブルスペース

を使用できることを確認してください。16KB および 32KB の一時テーブルスペースには、専用バッファプールが

必要です。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 177

Page 178: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための IBM DB2 のカスタムテーブルスペース要件の分析

16KB 一時テーブルスペースを作成するには一時テーブルスペースを作成するには一時テーブルスペースを作成するには一時テーブルスペースを作成するには

1 16KB ページを少なくとも 5000 ページ使用して 16KB バッファプールを作成します。

2 16KB 一時テーブルスペースを、2 GB の記憶域まで拡張できるシステム管理スペース(SMS)として作成します。

32KB 一時テーブルスペースを作成するには一時テーブルスペースを作成するには一時テーブルスペースを作成するには一時テーブルスペースを作成するには

1 32KB ページを少なくとも 1000 ページ使用して 32KB バッファプールを作成します。

2 32KB 一時テーブルスペースを、2GB の記憶域まで拡張できる SMS として作成します。

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 のカスのカスのカスのカスタムテーブルスペース要件の分析タムテーブルスペース要件の分析タムテーブルスペース要件の分析タムテーブルスペース要件の分析アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel テーブルとインデックスを保持する 4 つの標準データベース管理領域テーブルスペース(DMS)がありま

す。これは、テーブル用の 4KB、16KB、32KB テーブルスペースと、インデックスを保持するためのテーブルス

ペースです。アップグレードプロセスでは、必要に応じてこれらのスペース間でテーブルを移動します。

その他のテーブルスペースに Siebel テーブルを配置している場合、アップグレードプロセスではこれらのテーブルが

アップグレード中にテーブルスペースサイズより大きくなる場合でもこれらのテーブルを移動しません。アップグレー

ド後、これらのテーブルのいずれかのページサイズが、現在のテーブルスペースページサイズよりも大きくなると予想

される場合は、アップグレード後にそのテーブルスペースに収まらず、アップグレード処理が正常に終了しません。

Oracle では、テーブルのサイズが増大することで大きいテーブルスペースへの移動が必要になるかどうかを確認す

る、サイズ設定ユーティリティを提供しています。

データベースをアップグレードする前に、このユーティリティを実行してください。サイズ設定ユーティリティに

よって問題が報告された場合は、アップグレード処理を進める前に、これらの問題を解決する必要があります。

DB2 のテーブルスペース要件を分析するにはのテーブルスペース要件を分析するにはのテーブルスペース要件を分析するにはのテーブルスペース要件を分析するには

1 次のディレクトリに移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin

2 次のコマンドラインを入力します。

tblsize /U TABLEOWNER /P PASSWORD /C ODBC_DATASOURCE /F DDL_FILE

/B DEFAULT_TABLESPACE /X DEFAULT_INDEXSPACE /K 16K_TABLESPACE /V 32K_TABLESPACE

/Q REPORT_FILENAME /L LOG_FILENAME

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1178

Page 179: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための IBMDB2 のカスタムテーブルスペース要件の分析

ここで、各項目は次のようになります。

� TABLEOWNER = テーブルオーナー

� PASSWORD = テーブルオーナーのパスワード

� ODBC_DATASOURCE = データベースのデータソース

� DDL_FILE = DDL ファイルの絶対パス(このファイルは ddl.ctlと呼ばれ、dbsrvr/db2udbディレク

トリにあります)

� DEFAULT_TABLESPACE = 4KB ページ標準 Siebel テーブルスペースの名前

� DEFAULT_INDEXSPACE = 標準 Siebel インデックススペースの名前

� 16K_TABLESPACE = 16KB ページ標準 Siebel テーブルスペースの名前

� 32K_TABLESPACE = 32KB ページ標準 Siebel テーブルスペースの名前

� REPORT_FILENAME = ユーティリティで生成されるレポートの名前

� LOG_FILENAME = ログファイルの名前(デフォルト名は custtbl.log)

例:

tblsize /U siebel /P siebel /C ssia /F d:/sea77/dbsrvr/db2udb/ddl.ctl /B siebel_4k /X siebel_idx /K siebel_16k /V siebel_32k /Q d:/sea77/dbsrvr/db2udb/report.txt /L $SIEBEL_ROOT/log/tblsize.log

3 ユーティリティで生成されたレポートを確認して、アップグレード後の予想テーブルページサイズが実際のカス

タムテーブルページサイズよりも大きいかどうかを確認します。

次に、このユーティリティで生成されるレポートの例を示します。

Table Name = S_EVT_ACT

Custom Tablespace Id = 5

Custom Tablespace Name = CUST_TBS_EVT_ACT

Custom Tablespace Pagesize = 4096

Estimated Table Pagesize (postupgrade) = 5067

Status = Does not fit in its custom tablespace

4 「Status: Does not fit in its custom tablespace」と示された各テーブルに対して、アップグレー

ド後の予想テーブルスペースページサイズよりも大きいカスタムテーブルスペースを作成する必要があります。

5 ddlmoveを実行して、テーブルを古いテーブルスペースから新しいテーブルスペースに移動します。

ddlmoveは、テーブルを 1 つのテーブルスペースから別のテーブルスペースに移動するためのユーティリティ

です。このユーティリティは次のディレクトリにあります。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 179

Page 180: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための DB2アプリケーション開発クライアントの確認

6 ddlmoveを実行するには、次のように引数を指定します。

ddlmove /U TABLEOWNER /P TABLE_PASSWORD /C ODBC_DATASOURCE /E STOP_ON_DDL_ERROR

/G GRANTEE /B TABLESPACE /X INDEX_TABLESPACE /M TABLE_NAME /L LOG_FILENAME

/Z UCS2_DATABASE

ここで、各項目は次のようになります。

� TABLEOWNER = データベースのテーブルオーナー(必須)

� TABLE_PASSWORD = データベースのテーブルオーナーのパスワード(必須)

� ODBC_DATASOURCE = データベースのデータソース(デフォルト環境変数:SIEBEL_DATA_SOURCE)

� STOP_ON_DDL_ERROR = DDL エラー発生時停止(デフォルト: Y)

� GRANTEE = テーブルの被認可者

� TABLESPACE = テーブル移動先のテーブルスペースの名前

� INDEX_TABLESPACE = テーブル移動先のインデックススペースの名前

� TABLE_NAME = Support などのテーブル名(デフォルト: N)

� LOG_FILENAME = ログファイルの名前(デフォルト名は ddlmove.log)

� UCS2_DATABASE = (デフォルト: N)

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための DB2 アプリケーアプリケーアプリケーアプリケーション開発クライアントの確認ション開発クライアントの確認ション開発クライアントの確認ション開発クライアントの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

IBM DB2 アプリケーション開発クライアントは RDBMS サーバーにインストールされている必要があります。表

23 に、必要な DB2 アプリケーション開発クライアントコンポーネントのリストを示します。

表 23 DB2 アプリケーション開発クライアントコンポーネント

プラットプラットプラットプラット

フォームフォームフォームフォーム DB2 アプリケーション開発クライアントコンポーネントアプリケーション開発クライアントコンポーネントアプリケーション開発クライアントコンポーネントアプリケーション開発クライアントコンポーネント

Windows DB2 アプリケーション開発クライアント

AIX Application Development Tools(ADT)

ADT Sample Programs

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1180

Page 181: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードにおいて切り

捨ての対象になる IBM DB2 Long カラムの識別

アプリケーション開発クライアントのインストールについては、関連する IBM のマニュアルを参照してください。

Siebel アップグレードにおいて切り捨ての対象にアップグレードにおいて切り捨ての対象にアップグレードにおいて切り捨ての対象にアップグレードにおいて切り捨ての対象になるなるなるなる IBM DB2 Long カラムの識別カラムの識別カラムの識別カラムの識別アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、VARCHAR 型の IBM DB2 LONG カラムの 大長が、16383 から 16350 に縮小されています。

アップグレード時に、16,350 を超える VARCHAR 型の LONG カラムは切り捨てられます。

トランザクション処理(txnproc)またはトランザクションルーティング(txnroute)の失敗の原因になる場合

があるデータ切り捨てエラーを防止するために、次の手順を実行して、対象になるカラムを識別し、これらのカラム

内のデータを減らします。

注意:注意:注意:注意: 次のタスクで指定する 大長を超える VARCHAR 型の LONG カラムのデータを切り捨てない場合は、デー

タが切り捨てられましたというエラーメッセージが表示され、トランザクション処理とトランザクションルーティン

グに失敗する場合があります。

HP Application Development Tools for HP-UX

Solaris Application Development Tools(ADT)

ADT Sample Programs

表 23 DB2 アプリケーション開発クライアントコンポーネント

プラットプラットプラットプラット

フォームフォームフォームフォーム DB2 アプリケーション開発クライアントコンポーネントアプリケーション開発クライアントコンポーネントアプリケーション開発クライアントコンポーネントアプリケーション開発クライアントコンポーネント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 181

Page 182: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための IBM DB2 データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードにおいて切り

捨ての対象になる IBM DB2 Long カラムの識別

LONG VARCHAR 型カラムの長さを識別して縮小するには型カラムの長さを識別して縮小するには型カラムの長さを識別して縮小するには型カラムの長さを識別して縮小するには

1 いずれかのシェルで、スクリプト chk16350.bat(Windows)または chk16350.ksh(UNIX)を開き、展

開に適した次のパラメータを編集します。

SRC_USR = ソースデータベースのユーザー名

SRC_PSWD = ソースデータベースのパスワード

SRC_TBLO = ソースデータベースのテーブルオーナー

SRC_TBLO_PSWD = ソースデータベースのテーブルオーナーパスワード

SRC_ODBC = ソースデータベースの ODBC データソース名(値「CHANGE_ME」を編集)

SRC_REPOSITORY_NAME = ソースデータベースのレポジトリ名

DBSRVR_ROOT = Siebel Server 上の Siebel データベースサーバーファイルをインストールしたディレク

トリ。 例: C:¥sba80¥dbsrvr(Windows)。 値「CHANGE_ME」を編集します。

SIEBEL_ROOT = Siebel Server をインストールしたディレクトリ。 例: C:¥sba80¥siebsrvr(Windows)。 値「CHANGE_ME」を編集します。

VALID_RESULTS_DIR = 出力ファイルを生成するディレクトリ(値「CHANGE_ME」を編集)。これは既存

のディレクトリになっている必要があります。

このスクリプトによって次の 2 つのファイルが生成されます。

� long_trunc_cols.rpt: このレポートによって、16,350 文字より長いすべての long varchar 型カラ

ムが識別されます。

� update_trunc.sql: この SQL ファイルによって、識別されたカラムを 16,350 文字に切り捨てる更新

ステートメントが生成されます。

2 次のいずれかの方法を使用して、これらのカラム内のデータを減らします。

� 手動で long_trunc_cols.rptレポートに含まれているカラムを確認して、識別されている各カラムのサ

イズを手動で縮小します。

� DB2 Command Line Processor を使用して、update_trunc.sqlを実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1182

Page 183: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

10 Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのOracle データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備

この章では、Oracle データベースにおける Siebel データベースアップグレードの初期の準備作業について説明し

ます。 次のトピックが含まれています。

� 183 ページの「Siebel アップグレードのための Oracle データベースソート順の確認」

� 184 ページの「Siebel アップグレードのための Oracle データベース設定パラメータの設定」

� 186 ページの「Siebel アップグレードにおける Oracle データベース複数 CPU パラメータの確認」

� 186 ページの「Siebel アップグレードのための Oracle データベース ODBC 定義の確認」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データデータデータデータベースソート順の確認ベースソート順の確認ベースソート順の確認ベースソート順の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: Oracle のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

NLS_SORT パラメータによってクエリーの戻り値のソート順が決定されます。レポジトリのマージを含む開発環境

のアップグレード用に、NLS_SORT を BINARY に設定する必要があります。また、Siebel Tools を使用して SRFファイルをコンパイルする場合も、BINARY に設定する必要があります。

この設定は、テスト環境のアップグレードおよび本番環境のアップグレードのために強く推奨します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 183

Page 184: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための Oracleデータベース設定パラメータの設定

データベースがバイナリソート順を使用していることを確認するにはデータベースがバイナリソート順を使用していることを確認するにはデータベースがバイナリソート順を使用していることを確認するにはデータベースがバイナリソート順を使用していることを確認するには

1 SQLPlus を実行して Oracle データベースに接続します。

2 次のクエリーを実行します。

SQL> SELECT * FROM NLS_DATABASE_PARAMETERS;

3 返されたパラメータで、NLS_SORTを検索して、その値が BINARYであることを確認します。

� NLS_SORTに、BINARYの値が設定されている場合は、ソート順がバイナリなので、必要なアクションはあ

りません。

� NLS_SORTが BINARY以外の場合は、値をリセットして BINARY とします。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

129 ページの「Siebel 環境におけるデータベースソート順について」

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データデータデータデータベース設定パラメータの設定ベース設定パラメータの設定ベース設定パラメータの設定ベース設定パラメータの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: Oracle のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

ここでは、Oracle RDBMS に対するアップグレード固有の設定を示します。次の方針に従ってパラメータを設定します。

� Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照し、

サポートされている Oracle のバージョンと必要なパッチを確認します。 必要に応じて、Oracle のツールとマ

ニュアルに掲載されている手順を使用して、Oracle データベースおよびクライアントソフトウェアを、サポー

トされているバージョンにアップグレードします。

� My Oracle Support の「Bulletin 478028.1」(ドキュメント ID)に記載されている推奨事項に従ってパラ

メータを設定します。

「Bulletin 478028.1」(ドキュメント ID)は、以前は「Siebel Technical Note 582」として発行されていま

した。

� 使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』に記載されている推奨事項に従っ

て、追加のパラメータを設定します。推奨事項は、RDBMS の設定に関する章で説明されています。

� 次のトピックの説明に従い、データベースとパラメータを設定します。

� アップグレード後に、設定パラメータの値を、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストー

ルガイド』、および My Oracle Support の「Bulletin 478028.1」(ドキュメント ID)に記載されている値に

リセットします。 このドキュメントは、以前は「Siebel Technical Note 582」として発行されていました。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1184

Page 185: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための Oracleデータベース設定パラメータの設定

一般的な設定一般的な設定一般的な設定一般的な設定Oracle データベースをアップグレードする前に、次のタスクを完了します。

� Oracle クライアントと Oracle データベースサーバーが、同じリリースレベルであることを確認します。

� UNIX のみのみのみのみ: Siebel Server 上に Oracle 64 ビットクライアントをインストールしている場合は、

$ORACLE_HOME/lib の代わりに $ORACLE_HOME/lib32 が、LIBPATH (AIX)、SHLB_PATH (HP-UX)、LD_LIBRARY_PATH(Solaris)に含まれていることを確認してください。

� pctincrease: アップグレードでは、アプリケーションテーブルとインデックスが含まれるテーブルスペース

の pctincreaseを十分に高い値に設定し、多数のエクステントが作成されないようにします。

� pctfree: サイズの大きいテーブルの一部の pctfreeを高い値(30 以上)で再構築してください。テーブル

サイズはインストールしている Siebel アプリケーションによって異なります。たとえば、Siebel Financial Services をアップグレードする場合、S_ASSET はサイズの大きいテーブルの 1 つであり、S_ADDR_ORGはまったく使用されません。

pctfreeの値は、アップグレードを実行する前に大きくする必要があります。これは、アップグレード時に多

くの新しいカラムがこれらのテーブルに追加されるためです。アップグレード時にデータが新しいカラムに移行

されると、連結行によって、アップグレードパフォーマンスが低下する場合があります。

� DB_CACHE_SIZE: このパラメータを 394264576 以上に設定してください。

� SORT_AREA_SIZE: このパラメータを 1524288 以上に設定してください。これによって、レポジトリ

マージの実行に必要な時間が大幅に減少します。

� DBA は、次のようなその他の init.oraパラメータも確認する必要があります。

� sort_area_retained size

� log_buffers

� UNDO_MANAGEMENT((((Oracle 10g 以降)以降)以降)以降): レポジトリマージの前に、UNDO_MANAGEMENT = MANUAL を設定します。これにより、自動 Undo 管理(AUM)が無効になります。AUM は、必要に応じて、

レポジトリマージの後で有効に戻すことができます。 AUM のアップグレードへの影響については、My Oracle Support の「Alert 477025.1」を参照してください。 このドキュメントは、以前は「Siebel Alert 848」と

して発行されていました。

� ロールバックセグメントロールバックセグメントロールバックセグメントロールバックセグメント: 大きいロールバックセグメントを 1 つだけオンラインにして、 大トランザクショ

ンに対応できるように適切にサイズ設定していることを確認します。他のロールバックセグメントはすべてオフ

ラインにします。

アップグレードによって、Siebel 7.x の実装に含まれる一部の 大テーブルが 40% 増大することがあります。

顧客調査では、複数言語に関連するレポジトリマージには 1 GB ほどのロールバックセグメントが必要であるこ

とが示されています。

クエリーオプティマイザー設定クエリーオプティマイザー設定クエリーオプティマイザー設定クエリーオプティマイザー設定アップグレードでは、My Oracle Support の「Bulletin 478028.1」(ドキュメント ID)に記載されているクエ

リーオプティマイザー設定を使用します。

このドキュメントは、以前は「Siebel Technical Note 582」および「Siebel Alert 1011」として発行されてい

ました。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 185

Page 186: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードにおける Oracleデータベース複数 CPU パラメータの確認

Siebel アップグレードにおけるアップグレードにおけるアップグレードにおけるアップグレードにおける Oracle データデータデータデータベース複数ベース複数ベース複数ベース複数 CPU パラメータの確認パラメータの確認パラメータの確認パラメータの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: Oracle のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

複数の CPU を使用する場合は、次のパラメータが正しく設定されていることを確認してください。設定について

は、Oracle のマニュアルを参照してください。

� parallel_max_servers:複数の複数の複数の複数の CPU を使用できるようにするには、を使用できるようにするには、を使用できるようにするには、を使用できるようにするには、1 より大きい値に設定する必要があより大きい値に設定する必要があより大きい値に設定する必要があより大きい値に設定する必要があ

ります。ります。ります。ります。

� parallel_min_servers

� _db_block_lru_latches

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データデータデータデータベースベースベースベース ODBC 定義の確認定義の確認定義の確認定義の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: Oracle のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel Server のインストール時には、インストーラにより、指定した Oracle データベースの ODBC 定義が作成

されます。

テスト環境および本番環境をアップグレードする場合は、開発環境データベースに接続するための ODBC 定義を手

動で作成する必要があります。

Windows 上で上で上で上で ODBC 定義を確認または編集するには定義を確認または編集するには定義を確認または編集するには定義を確認または編集するには

1 レジストリエディタ(regedit)を起動します。

注意:注意:注意:注意: レジストリを編集すると、オペレーティングシステムに悪影響を及ぼすことがあります。regedit の正

しい使用方法を理解しておく必要があります。

2 次の場所に移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥ODBC¥ODBC.INI¥ODBC_Name

ここで、

ODBC_Name は、Oracle データベースの ODBC 名です。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1186

Page 187: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための Oracleデータベース ODBC 定義の確認

3 データ表示ペインで、次のエントリが存在することを確認します。

これらのエントリが存在しない場合は、データ表示ペインを右クリックして、[新規]、[ストリング値]の順に

選択して追加します。

4 ODBC_Name から離れて、また戻ります。2 つの新しいエントリが存在していて、正しいことを確認します。

5 レジストリエディタを閉じて、再起動します。

UNIX 上で上で上で上で ODBC 定義を確認または編集するには定義を確認または編集するには定義を確認または編集するには定義を確認または編集するには

1 Siebel Server インストールディレクトリの次のファイルに移動します。

$SIEBEL_ROOT/sys/.odbc.ini

2 .odbc.ini ファイルを開いて、次の 2 つのエントリを追加します。

ColumnsAsChar=1

ColumnSizeAsCharacter=1

3 ファイルを保存します。

4 この .odbc.ini ファイルを使用しているすべての処理を停止して、再起動します。

名前 タイプ データ

ColumnsAsChar REG_SZ 1

ColumnSizeAsCharacter REG_SZ 1

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 187

Page 188: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Oracle データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレードのための Oracleデータベース ODBC 定義の確認

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1188

Page 189: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

11 Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのMicrosoft SQL Server データベースデータベースデータベースデータベースの準備の準備の準備の準備

この章では、Microsoft SQL Server データベースにおける Siebel データベースアップグレードの初期の準備作業

について説明します。 次のトピックが含まれています。

� 189 ページの「Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server ソート順の確認」

� 190 ページの「Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server 一時スペースサイズの設定」

� 191 ページの「Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server 設定パラメータの設定」

� 192 ページの「Siebel アップグレードのための Microsoft SQL Server クラスタ化インデックスの再構築」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Microsoft SQL Server ソート順の確認ソート順の確認ソート順の確認ソート順の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: MS SQL Server のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

マスターデータベースおよびデータベースインスタンスのソート順が同じであることを確認します。これにより、

ソート順が合わないためにレポジトリマージが失敗することを避けます。

バイナリソート順は開発環境のアップグレードに必要であり、本番環境のアップグレードでも強く推奨されていま

す。

Microsoft SQL Server をインストールすると、データベースインスタンスの照合メソッドはデフォルトで辞書並

べ替え順に設定されます。以降に作成するデータベースは、この設定を継承します。

データベースを作成した場合は、このソート順を継承するか、別に指定できます。ソート順は、Microsoft SQL Server レベルでバイナリに設定し、このソート順を新たに作成するデータベースで継承することを推奨します。

マスターデータベースのソート順を変更するには、インスタンスの再構築が必要です。データベース照合の設定手順

については、Microsoft のマニュアルを参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 189

Page 190: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Microsoft SQL Server データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレー

ドのための Microsoft SQL Server 一時スペースサイズの設定

バイナリ照合順を使用してデータベースが作成されていることを確認するにはバイナリ照合順を使用してデータベースが作成されていることを確認するにはバイナリ照合順を使用してデータベースが作成されていることを確認するにはバイナリ照合順を使用してデータベースが作成されていることを確認するには

1 [Query Analyzer]ウィンドウで、次のコマンドを入力します。

sp_helpsort

このコマンドによって、ソート順の説明が提供されます。

2 ソート順の説明を確認して、バイナリソート順を検証します。たとえば、次のように入力します。

Latin1_General_BIN

バイナリ照合順を使用して Microsoft SQL Server データベースが作成されていない場合は、データベースを

再構築して、データを再ロードする必要があります。詳細な手順については、Microsoft のマニュアルを参照し

てください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

129 ページの「Siebel 環境におけるデータベースソート順について」

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Microsoft SQL Server 一時スペースサイズの設定一時スペースサイズの設定一時スペースサイズの設定一時スペースサイズの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: MS SQL Server のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

クエリーの実行に必要な一時スペースとしてMicrosoft SQL Serverが使用するデータベースのサイズを設定します。

TEMPDB スペースを設定するにはスペースを設定するにはスペースを設定するにはスペースを設定するには

1 TEMPDBを、Siebel データベース内の 大テーブルと同じ大きさにするか、Siebel データベースの半分のサイ

ズにします。

2 TEMPDBによって使用されるファイルが、自動的な増大に対応できるように設定されていることを確認します。

この設定によって、SQL サーバーでは、アップグレード処理に応じて一時データベースが拡張されます。 MAXSIZE は、 大テーブルのサイズに設定するか、Siebel データベースのサイズの半分に設定できます。

3 パフォーマンス向上のために、TEMPDBを別のドライブに配置することも検討してください。

4 TEMPDBに対し、dbcc shrinkdatabaseを実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1190

Page 191: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Microsoft SQL Server データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレー

ドのための Microsoft SQL Server 設定パラメータの設定

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Microsoft SQL Server 設定パラメータの設定設定パラメータの設定設定パラメータの設定設定パラメータの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: MS SQL Server のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

ここでは、Microsoft SQL RDBMS に対するアップグレード固有の設定を示します。次の方針に従ってパラメータ

を設定します。

� 使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』に記載されている推奨事項に従っ

てパラメータを設定します。推奨事項は、RDBMS の設定に関する章で説明されています。

� アップグレードを実行するためには、表 24 に示す設定パラメータを変更します。

� アップグレード後に、設定パラメータの値を使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストー

ルガイド』に記載されている値にリセットします。

表 24 に、Microsoft SQL Server データベースパラメータのアップグレード設定を示します。この表にないパラ

メータについては、デフォルトの設定をそのまま使用することをお勧めします。

この表の多くのパラメータは、テフォルトの設定です。

Siebel データベースの場合は、次の各オプションを ON(有効)にします。

� truncate log on chkpt:::: アップグレード用にのみ、このオプションを ON(有効)に設定します。 また、

アップグレードのみのために、Siebel データベースに対して alterコマンドを実行し、set recovery

simpleを指定します。

� torn page detection

� auto create statistics

� auto update statistics

表 24 Microsoft SQL 設定パラメータ

パラメータパラメータパラメータパラメータ 設定設定設定設定

大並列度 1

並列処理のコストしきい値 5

FILL FACTOR(%) 90

インデックス領域(KB) 0

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 191

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Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Microsoft SQL Server データベースの準備データベースの準備データベースの準備データベースの準備 � Siebel アップグレー

ドのための Microsoft SQL Server クラスタ化インデックスの再構築

� Database size:::: Autogrowthパラメータを 25% から 50% の間に設定して、データベースファイルサイ

ズを大きくします。このように設定しないと、アップグレードパフォーマンスが低下し、アップグレードに影響

する場合があります。

� アップグレード後の本番環境に対する推奨設定の詳細なリストは、使用しているオペレーティングシステム用の

『Siebel インストールガイド』の RDBMS の設定に関する章を参照してください。

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための Microsoft SQL Server クラスタ化インデックスの再構築クラスタ化インデックスの再構築クラスタ化インデックスの再構築クラスタ化インデックスの再構築アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: MS SQL Server のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

頻繁に使用する大きいテーブルがある場合は(S_EVT_ACT、S_CONTACT、S_OPTY、S_OPTY_POSTN、S_ORG_EXT

など)、Microsoft SQL Server の create indexコマンドを drop_existing句で使用して、高い FILL FACTOR(60% ~ 70%)で大きいテーブルを再構築します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1192

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12 Siebel アプリケーションデータのアプリケーションデータのアプリケーションデータのアプリケーションデータのアップグレードの準備アップグレードの準備アップグレードの準備アップグレードの準備

この章では、Siebel データベースの Siebel アプリケーションデータのアップグレードを準備するためのガイドラ

インを示します。 次のトピックが含まれています。

� 194 ページの「アップグレードフロー」

� 195 ページの「Siebel ワークフロープロセスのアップグレードの準備」

� 196 ページの「カスタマイズされた Siebel シードデータのアップグレードの準備」

� 198 ページの「Siebel 世帯データの移行」

� 200 ページの「Siebel Marketing のキャンペーン状況値のセットアップ」

� 202 ページの「Siebel マーケティングセグメントの説明の保持」

� 203 ページの「Siebel モバイルユーザーデータのアップグレードの準備」

� 204 ページの「アップグレード時の Siebel S_SRC_PAYMENT.TYPE_CD の値の設定」

� 205 ページの「Siebel アドレスデータのアップグレードの準備」

� 206 ページの「カスタム拡張カラムからの Siebel アドレスデータの移行」

� 213 ページの「Siebel テリトリー管理ルールのアップグレードの準備」

� 214 ページの「Siebel カスタマイズ可能製品データのアップグレードの準備」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 193

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Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 10 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 2 段階に属しま

す。 この段階では、Siebel アプリケーションデータのアップグレードを準備する基本タスクを実行します。

図 10 アップグレードフローの第 2 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1194

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Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel ワークフロープロセスのアップグレード

の準備

Siebel ワークフロープロセスのアップグレードのワークフロープロセスのアップグレードのワークフロープロセスのアップグレードのワークフロープロセスのアップグレードの準備準備準備準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このタスクでは、ワークフローのアップグレードの準備をします。

Siebel 7.7 では、ワークフロー管理に対して次のような変更が行われました。

� アップグレードによって、カスタムワークフローは、Siebel Repository の S_WF_* テーブルから

S_WFR_* テーブルに移行します。また、アップグレードによってシードワークフローも更新されれます。

� テーブル S_WF_PROP_VAL および S_WF_STEP_INST に、ワークフロープロセスインスタンスが格納され

なくなりました。ワークフロープロセスインスタンスは、S_WFA_INST_LOG、S_WFA_INSTP_Log、およ

び S_WFA_STPRP_LOG に格納されます。

Siebel 7.7 より前のリリースからのアップグレードより前のリリースからのアップグレードより前のリリースからのアップグレードより前のリリースからのアップグレードSiebel 7.7.x より前のリリースからアップグレードする前に、次のタスクを実行してください。

ワークフロープロセスのアップグレードの準備ワークフロープロセスのアップグレードの準備ワークフロープロセスのアップグレードの準備ワークフロープロセスのアップグレードの準備

1 開発環境開発環境開発環境開発環境: 本番データベースのすべてのカスタマイズされたワークフローおよびシードワークフローが、開発

環境の Siebel データベースに存在することを確認します。

本番環境のワークフローが存在しない場合は、Siebel Tools レポジトリに移行されません。その場合は、デー

タベースツールを使用して、手動で移行する必要があります。

Oracle では、本番データベースと開発データベース間でワークフローデータを移行するためのスクリプトと入

力ファイルを提供しています。 My Oracle Support の「Alert 477668.1」を参照してください。 このドキュ

メントは、以前は「Siebel Alert 1016」として発行されていました。

2 すべての環境すべての環境すべての環境すべての環境: 行列待ちのワークフローまたは実行中のワークフローが存在しないことを確認します。

3 すべての環境すべての環境すべての環境すべての環境: S_WF_PROP_VAL および S_WF_STEP_INST を削除します。

これらのテーブルの削除については、『Siebel Business Process Framework: Workflow ガイド』のワー

クフロープロセスインスタンスの削除に関するトピックを参照してください。

すべてのリリースからのアップグレードすべてのリリースからのアップグレードすべてのリリースからのアップグレードすべてのリリースからのアップグレードすべてのアップグレードで、次のタスクを実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 195

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Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタマイズされた Siebel シードデータの

アップグレードの準備

ワークフロープロセスのアップグレードの準備ワークフロープロセスのアップグレードの準備ワークフロープロセスのアップグレードの準備ワークフロープロセスのアップグレードの準備

1 すべてのワークフロープロセスを非アクティブ化します。

これにより、古いワークフローに関連したランタイムイベントアクションは適切にクリーンアップされます。

2 状況が「行列待ち」のすべてのタスクが、S_SRM_REQUEST テーブルから削除されていることを確認しま

す。

アップグレードプロセスでは、これらのテーブルをクリアしません。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

155 ページの「Siebel ワークフローデザイナーのアップグレード計画」

カスタマイズされたカスタマイズされたカスタマイズされたカスタマイズされた Siebel シードデータのアップシードデータのアップシードデータのアップシードデータのアップグレードの準備グレードの準備グレードの準備グレードの準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

変更されたシードデータは、アップグレード後のシードデータがアプリケーションの正常な実行に不可欠な場合でも

アップグレードされません。ただし、次の場合を除きます。

� GUI または EIM を使用してシードデータを変更した場合は、レポジトリのマージによって、他のレポジトリオ

ブジェクトと同じロジックによって変更が保持されます。

� Siebel CRM 8.0 では、レポジトリのマージプロセスによって、Prior Customer Repository のシードデータ

に含まれるワークフローへのカスタマイズが New Customer Repository のワークフローにマージされます。

アップグレードを開始する前に、シードデータの変更を保持する必要があるかどうか評価してください。実情に応じ

て、変更の破棄も検討してください。アプリケーションの操作の妨げにならない変更は、アップグレード後に再実装

できます。

シードデータは、Siebel データベーステーブル内でリリースの一部として提供されているレコードです。シード

データによって、Siebel アプリケーションの実行に必要な情報が提供されます。シードデータの例には、変数リス

ト(LOV)の値の定義、各権限に対するビューのデフォルトマッピング、定義済みクエリーなどがあります。

リリースで提供されているシードデータレコードの ROW_ID 値は、0(ゼロ)から始まります。また、レコードの

LAST_UPD の値には、デフォルトで 1980_01_01 が設定されています。この LAST_UPD フィールドには、レ

コードが 後に更新された日付が格納されます。

シードデータレコードを変更した場合は、LAST_UPD の値が、1980_01_01 から変更が行われた日付に変わりま

す。新しいシードデータレコードを追加した場合、ROW_ID は 0 から開始せず、LAST_UPD の値はレコードの作

成日になります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1196

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Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタマイズされた Siebel シードデータの

アップグレードの準備

アップグレードの upgrep 部分を実行すると、dataimp ユーティリティによって、シードデータレコードが次のよ

うにアップグレードされます。

1 ROW_ID が 0 から開始しているレコードについて、dataimp は、LAST_UPD の値が 1980_01_01 である

シードデータレコードを消去します(スクリプトで阻止された場合は除きます)。

2 dataimp は、これらのレコードを、リリースのシードデータファイルに含まれるレコードに置き換えます。新

しいレコードの LAST_UPD の値は 1980_01_01 になります。

3 LAST_UPD の値が 1980_01_01 より後の日付の場合、dataimp はレコードの消去および置き換えを行いま

せん。代わりに、このような各レコードについては、ログファイルにエラーを書き込みます。このエラーは重要

なものではなく、これによってアップグレードが失敗することはありません。

作成されたエラーエントリを使用して、変更されなかったシードデータレコードを確認してください。

変更済みのシードデータレコードの変更を破棄したい場合は、LAST_UPD の値を 1980-01-01 に修正します。こ

うすることで、dataimp によってこれらのレコードが新しいリリース内のレコードに置き換えられます。作成した

シードデータレコードは、アップグレードプロセスで保持されます。

シードデータの変更を破棄するにはシードデータの変更を破棄するにはシードデータの変更を破棄するにはシードデータの変更を破棄するには

1 Siebel Tools で、Table オブジェクトを選択します。

2 リストアプレットの[シードフィルタ]カラムで、「*」を検索します。

シードデータを含むテーブルの一覧が返されます。

3 次のいずれかのスクリプトを使用して、これらのテーブルに含まれるカスタマイズされたシードデータレコード

の LAST_UPD を 1980-01-01 に設定します。各スクリプトの tablename は、シードデータを含むテーブル

の名前です。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

71 ページの「Siebel データベースアップグレードのログファイルについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

155 ページの「Siebel ワークフローデザイナーのアップグレード計画」

データベースデータベースデータベースデータベース スクリプトスクリプトスクリプトスクリプト

Oracle UPDATE tablename SET LAST_UPD = TO_DATE('1980-01-01', 'YYYY-MM-DD') WHERE ROW_ID LIKE '0%' AND LAST_UPD > TO_DATE('1980-01-01', 'YYYY-MM-DD')

IBM DB2UDBおよび z/OS 対

応 IBM DB2

UPDATE tablename SET LAST_UPD = TIMESTAMP('1980-01-01-00.00.00') WHERE ROW_ID LIKE '0%' AND LAST_UPD > TIMESTAMP('1980-01-01-00.00.00')

Microsoft MS SQL

UPDATE tablename SET LAST_UPD = CONVERT(DATETIME,'1980-01-01') WHERE ROW_ID LIKE '0%' AND LAST_UPD > CONVERT(DATETIME,'1980-01-01')

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 197

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Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel 世帯データの移行

Siebel 世帯データの移行世帯データの移行世帯データの移行世帯データの移行アップグレード:アップグレード:アップグレード:アップグレード: Siebel 6.x 形式の世帯関係を保持しているリリース 7.x からの Siebel Financial Services の

アップグレードに適用されます。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.0.x ではパーティモデルが導入されました。これにより、活動やクレームなどの世帯とエンティティの関

係を処理する方法が変更されました。

世帯データを移行する次の 2 つのオプションがあります。

� 世帯関係のパーティモデルへの移行(推奨)

� Siebel 6.x 形式の世帯関係の保持

世帯関係のパーティモデルへの移行世帯関係のパーティモデルへの移行世帯関係のパーティモデルへの移行世帯関係のパーティモデルへの移行世帯データの整合性を確認し、パーティモデルへの世帯データの移行をサポートするには、世帯確認スクリプト

(HH_MIG_populate.sql)を実行する必要があります。

このスクリプトでは、アップグレード後も、少なくともアップグレード前と同じ数のエンティティが世帯に属してい

ることを確認します。

世帯確認スクリプトは、次の前提に従います。

� 1 つの世帯に少なくとも 1 人の担当者がいること。

� ポリシー/口座のプライマリ担当者が、このポリシー/口座に関連付けられている担当者であること。

� 請求のプライマリ担当者が、この請求に関連付けられている担当者であること。

� 商談のプライマリ担当者が、この商談に関連付けられている担当者であること。

� 企業のプライマリ担当者が、この企業に関連付けられている担当者であること。

スクリプトによって、一時テーブルにデータ TEMP_HH_OBJ_MIGを読み込み、出力ファイルに基づいてレポートが

生成されます。出力は ROW ID 形式になっています。スクリプトでは、1 つのエンティティに関連付けられている

すべての世帯が、そのエンティティに関連付けられている担当者を含んでいることを確認します。

出力がない場合は、データの整合性が維持されていることを意味し、アクションの必要はありません。出力がある場

合は、担当者と世帯との関係を調べる必要があります。

世帯関係の処理に Siebel 6.x の方法を維持したい場合は、世帯確認スクリプトを実行しないでください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1198

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Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel 世帯データの移行

世帯確認スクリプトを実行するには世帯確認スクリプトを実行するには世帯確認スクリプトを実行するには世帯確認スクリプトを実行するには

1 次のコマンドを入力します。

� Windows:

odbcsql /U Tableowner /P Password /S ODBCDataSource /a /c REM /separator / /O OutputFileLocation¥HH_Mig_populate.txt /L LogFileLocation¥HH_Mig_populate.log ScriptLocation¥HH_Mig_populate.sql /v y

� UNIX:

odbcsql /U Tableowner /P Password /S ODBCDataSource /a /c REM /separator / /O

OutputFileLocation/HH_Mig_populate.txt

/L LogFileLocation/HH_Mig_populate.log ScriptLocation/HH_Mig_populate.sql /v

ここで、各項目は次のようになります。

Tableowner = テーブルオーナー

Password = テーブルオーナーパスワード

ODBCDataSource = データベースのデータソース

OutputFileLocation = 出力ファイルの場所

❏ Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥HH_Mig_populate.txt

❏ UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/HH_Mig_populate.txt

LogFileLocation = ログファイルの場所

❏ Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥HH_Mig_populate.log

❏ UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/HH_Mig_populate.log

ScriptLocation = スクリプトの場所

❏ Windows: DBSRVR_ROOT¥database_platform¥HH_Mig_populate.sql

❏ UNIX: DBSRVR_ROOT/database_platform/HH_Mig_populate.sql

Windows の例:

odbcsql /U Tableowner /P Password /S ODBCDataSource /a /c REM /separator / /O C:¥sea7xx¥siebsrvr¥Log¥HH_Mig_populate.txt /L C:¥sea7xx¥siebsrvr¥Log¥HH_Mig_populate.log C:¥sea7xx¥dbsrvr¥DB2UDB¥HH_Mig_populate.sql /v y

2 出力があった場合は、一時テーブルを確認して、各担当者に対して次の内容をチェックします。必要に応じて修

正してください。

� 担当者は正しいが世帯が正しくない。

� 担当者は正しくないが世帯は正しい。

� 担当者も世帯も正しくない。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 199

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Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel Marketing のキャンペーン状況値の

セットアップ

世帯関係の世帯関係の世帯関係の世帯関係の Siebel 6.x フォームの保持フォームの保持フォームの保持フォームの保持世帯関係の処理には、Siebel 6.x のスタイルを保持するオプションがあります。 ただし、これは推奨しません。新

しい世帯設計にアップグレードしない場合は、次のようにします。

� 一時テーブル TEMP_HH_OBJ_MIGがデータベースに存在しないことを確認します。

� HH_Mig_populate.sqlスクリプトは実行しません。

� アップグレードを実行する前に、Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle の

アプリケーションエキスパートサービスのサポートを受け、次のようにします。

� 世帯関係の Siebel 6.x 形式のサポートに必要なビジネスコンポーネントが新しいリリースに存在している

ことを確認する。

� 世帯関係の Siebel 6.x 形式をサポートするこれらのビジネスコンポーネントを修正する手順を取得する。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

130 ページの「Siebel パーティモデルについて」

Siebel Marketing のキャンペーン状況値のセットのキャンペーン状況値のセットのキャンペーン状況値のセットのキャンペーン状況値のセットアップアップアップアップアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このステップはオプションであり、アップグレード処理に必須ではありませんが、履歴値を Siebel 7.7 で使用され

る値と等しくすることにより、プログラムとキャンペーンのレポート作成を簡素化します。

データベースのアップグレードプロセスには、次のアプレットの[状況]の標準値が必要です。このプロセスでは、

標準値を使用して、アップグレード中に新しいキャンペーンモデルにレコードを変換します。

� Campaigns(ビジネスコンポーネントは Campaign)

� Campaign Plans(ビジネスコンポーネントは DBM Campaign)

� Campaign Occurrences(ビジネスコンポーネントは Campaign Occurrences)

これらのオブジェクトの[状況]フィールドをカスタマイズしている場合は、アップグレードを実行する前に、既存

のすべてのレコードの[状況](S_SRC.STATUS_CD)を標準値に変換します。

[状況]の値が標準値でないキャンペーンレコードがある場合は、アップグレード時に[キャンペーン段階のロード]

レコードが作成されず、そのキャンペーンレコードは開始されたキャンペーンレコードとして[キャンペーンエー

ジェント]ビューに表示されません。

オプションで、次のコンポーネントの状況値も移行できます。

� Program(ビジネスコンポーネントは Program Container)

� Stage(ビジネスコンポーネントは Program (DBM))

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1200

Page 201: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel Marketing のキャンペーン状況値の

セットアップ

表 25 に、各オブジェクトの[状況]の標準値を示します。

表 26 に、[状況]値を含むレコードを検索するための検索条件のリストを示します。オブジェクト名には、Siebel 7.5 の用語が使用されます。

表 25 状況の標準値

オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト [状況]の標準値[状況]の標準値[状況]の標準値[状況]の標準値

Program Plan 計画済み

有効

完了

Stage Plan 計画済み

有効

完了

Campaign Plan 計画済み

有効

完了

Campaign 計画済み

有効

完了

Campaign Occurrences 保留中

有効

終了

マニュアル

エラー

取消

表 26 レコード検索用の検索条件

オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト ビジネスビジネスビジネスビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント

ベースベースベースベース

テーブルテーブルテーブルテーブル 検索条件検索条件検索条件検索条件

Program Plan Program Container

S_SRC WHERE SUB_TYPE = 'MARKETING_CAMPAIGN' AND CAMP_TYPE_CD = 'PROGRAM CONTAINER'

Stage Plan Program (DBM) S_SRC WHERE SUB_TYPE = 'MARKETING_CAMPAIGN' AND CAMP_TYPE_CD = 'PROGRAM'

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 201

Page 202: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel マーケティングセグメントの説明の保持

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel マーケティングセグメントの説明の保持マーケティングセグメントの説明の保持マーケティングセグメントの説明の保持マーケティングセグメントの説明の保持アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel Marketing の以前のリリースから Siebel 7.7 以降にアップグレードする際は、データベースのアップグ

レードにともない、すべてのセグメントレコード(S_CALL_LST.DESC_TEXT)の[説明]フィールドが「使用不

可:以前のリリースのセグメント」という文字列で上書きされます。セグメントの説明を保持する場合は、アップグ

レードを実行する前に、既存の説明を別のテキスト拡張カラムに移行します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Campaigns Campaign S_SRC WHERE SUB_TYPE = 'MARKETING_CAMPAIGN' AND CAMP_TYPE_CD IS NULL AND CUST_TRGT_METH_CD IS NULL AND TMPL_ID IS NULL

Campaign Plans

DBM Campaign S_SRC WHERE SUB_TYPE = 'MARKETING_CAMPAIGN' AND CAMP_TYPE_CD IS NULL AND CUST_TRGT_METH_CD IS NOT NULL

Campaigns(オカレンス)

Campaign Occurrences

S_SRC WHERE SUB_TYPE = 'MARKETING_CAMPAIGN' AND CAMP_TYPE_CD IS NULL AND CUST_TRGT_METH_CD IS NULL

表 26 レコード検索用の検索条件

オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト ビジネスビジネスビジネスビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント

ベースベースベースベース

テーブルテーブルテーブルテーブル 検索条件検索条件検索条件検索条件

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1202

Page 203: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel モバイルユーザーデータのアップグレー

ドの準備

Siebel モバイルユーザーデータのアップグレードモバイルユーザーデータのアップグレードモバイルユーザーデータのアップグレードモバイルユーザーデータのアップグレードの準備の準備の準備の準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、主に開発環境でモバイル Web クライアントを実行している開発者と本番環境のエンドユーザーに適

用されます。このトピックがテスト環境に適用されるのは、モバイル Web クライアントユーザーがいる場合のみです。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

同期化した後、モバイルユーザーは、アップグレードが完了するまで、ローカルデータベースへの変更を行わないよ

うにする必要があります。アップグレード中に行った変更は、アップグレード後の再初期化時に失われます。

開発環境または本番環境のアップグレード開始前に、次の手順を実行します。これらの手順については、『Siebel Remote and Replication Manager 管理ガイド』および『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

モバイルユーザーのデータベースアップグレードを準備するにはモバイルユーザーのデータベースアップグレードを準備するにはモバイルユーザーのデータベースアップグレードを準備するにはモバイルユーザーのデータベースアップグレードを準備するには

1 モバイルユーザーの部分的同期を実行して、すべてのトランザクションをサーバーデータベースに送信します。

2 次のように、モバイル Web クライアントが同期され、すべての変更が次のようにサーバーデータベースにマー

ジされていることを確認します。

a モバイルユーザーの同期受信箱と送信箱にトランザクションファイルが残っていないことを確認します。各

ユーザーの同期受信箱は、Siebel Server 上にあります。

Windows: SIEBEL_ROOT¥docking¥MOBILEUSERNAME

UNIX: $SIEBEL_ROOT/docking/MOBILEUSERNAME

トランザクションファイルは、number.dx の形式で保存され、たとえば、00000023.dxのようになります。

b モバイルユーザーの[リモート状況]ビューを確認し、挿入で競合が発生していれば解決します。

c Call Center などの Siebel Business Application に、Siebel 管理者としてログオンします。 [管理 - サー

バー]画面の[タスク]ビューを使用して、それぞれの Transaction Merger タスクが完了したことを確認

します。

d ワークフローモニターエージェントとワークフローアクションエージェントによって、すべての保留要求が

処理されたことを確認します。Workflow Manager が完了している場合、S_ESCL_REQテーブルには行が

存在しません。

3 モバイル Web クライアントとデータベースサーバーが同期しないように、すべての Siebel Server 上の

Siebel Remote コンポーネントを停止または無効化します。

4 『Siebel システム管理ガイド』で説明されているように、対象になるアプリケーションオブジェクトマネージャ

を停止して、すべての Web クライアントを Siebel Server から切断します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 203

Page 204: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � アップグレード時の Siebel S_SRC_PAYMENT.TYPE_CD の値の設定

5 Siebel 7.5x 以前からのアップグレード以前からのアップグレード以前からのアップグレード以前からのアップグレード: 専用 Web クライアントが Siebel データベースサーバーから切断

されていることを確認します。

この確認方法は、データベースによって異なります。たとえば、Oracle RDBMS では、プライマリリスナーを

停止します。ただし、どのような RDBMS タイプでも、データベースを制限モードで起動する必要があります。

詳しくは、RDBMS ベンダーが提供するマニュアルを参照してください。

アップグレード時のアップグレード時のアップグレード時のアップグレード時の Siebel S_SRC_PAYMENT.TYPE_CD の値の設定の値の設定の値の設定の値の設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

すべての環境:すべての環境:すべての環境:すべての環境: このトピックは、すべての Siebel 環境に適用されます。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.5 では、S_SRC_PAYMENT.TYPE_CD が必須の(NOT NULL)カラムになりました。TYPE_CD が

Null の場合は、アップグレード中に、値が Paymentに設定されます。

Paymentは、所属組織から外部組織への支払いであることを示しています。たとえば、これは顧客に対するマーケ

ティング資金の支払いを示します。

アップグレード前に、TYPE_CD が null であるレコードを確認します。アップグレードで、TYPE_CD の値を

Paymentに設定しない場合は、TYPE_CD の値を設定します。

TYPE_CD の値を設定するにはの値を設定するにはの値を設定するにはの値を設定するには

1 S_SRC_PAYMENT で、TYPE_CD が null であるレコードについてクエリーを実行します。

2 目的のレコードに、Siebel EIM を使用して、TYPE_CD の値に設定します。

フィールドの LOV の値を使用します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1204

Page 205: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel アドレスデータのアップグレードの準備

Siebel アドレスデータのアップグレードの準備アドレスデータのアップグレードの準備アドレスデータのアップグレードの準備アドレスデータのアップグレードの準備アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード:

� Siebel Business Applications 8.1.x から Siebel SIA 8.1.x へ

� Siebel Financial Services 7.0.x から Siebel Industry Applications(SIA)8.0.x へ

� Siebel Business Applications 8.0.x から Siebel SIA 8.0.x へ

� Siebel Financial Services 6.2.1(IBM z/OS プラットフォーム上)から Siebel SIA 8.0.x(IBM z/OS プ

ラットフォーム上)へ

備考:備考:備考:備考: このトピックは、Siebel Business Applications(HOR)をより新しいリリースにアップグレードする場

合には適用されません。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、アドレス情報の格納方法が変わりました。変更されたストレージスキーマを準備するには、テーブ

ルS_ADDR_PERおよびS_ADDR_ORG内に同じROW IDを持つレコードがないことを確認する必要があります。

注意:注意:注意:注意: これらのテーブルには重複する ROW ID がないようにします。重複する ROW ID があると、アップグレー

ドは失敗します。

アドレスデータのアップグレードを準備するにはアドレスデータのアップグレードを準備するにはアドレスデータのアップグレードを準備するにはアドレスデータのアップグレードを準備するには

1 Siebel データベースに対して、rpt_dup_addr_rowids.sqlを実行します。スクリプトは次のディレクトリ

にあります。

Windows: DBSRVR_ROOT¥database_platform

UNIX: DBSRVR_ROOT/database_platform

ここで、

database_platform は、データベースタイプ(DB2 など)です。

2 スクリプトにより生成された出力を確認します。

3 重複する ROW ID を持つレコードが出力に含まれている場合は、EIM またはアプリケーションを使用して不要

なレコードを削除します。

4 すべての重複する ROW ID を処理した後は、スクリプトを再度実行して、重複がないことを確認します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

146 ページの「Siebel アドレスデータ移行のためのアップグレード計画」

206 ページの「カスタム拡張カラムからの Siebel アドレスデータの移行」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 205

Page 206: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタム拡張カラムからの Siebel アドレス

データの移行

カスタム拡張カラムからのカスタム拡張カラムからのカスタム拡張カラムからのカスタム拡張カラムからの Siebel アドレスデータアドレスデータアドレスデータアドレスデータの移行の移行の移行の移行アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード:

� Siebel Business Applications 8.1.x から Siebel SIA 8.1.x へ

� Siebel Financial Services 7.0.x から Siebel Industry Applications(SIA)8.0.x へ

� Siebel Business Applications 8.0.x から Siebel SIA 8.0.x へ

� Siebel Financial Services 6.2.1(IBM z/OS プラットフォーム上)から Siebel SIA 8.0.x(IBM z/OS プ

ラットフォーム上)へ

環境:環境:環境:環境: 開発およびテスト。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

備考:備考:備考:備考: このトピックは、Siebel Business Applications(HOR)をより新しいリリースにアップグレードする場

合には適用されません。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

アドレステーブル S_ADDR_ORG にカスタム拡張カラムがある場合は、アップグレード中にデータが消失しないよ

うに、アップグレードスクリプトを手動で編集する必要があります。 次のタスクを実行し、Oracle のアプリケー

ションエキスパートサービスのサポートが必要な場合は、Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員にお問い

合わせください。

前提条件前提条件前提条件前提条件: upgrep モードでデータベースサーバー設定ユーティリティを実行する必要があります。実行すると、こ

の手順に必要なファイルが作成されます。アップグレードウィザードを実行する前に、この手順を実行してください。

カスタム拡張カラムからアドレスデータを移行するにはカスタム拡張カラムからアドレスデータを移行するにはカスタム拡張カラムからアドレスデータを移行するにはカスタム拡張カラムからアドレスデータを移行するには

1 開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ: ddl.ctl ファイルをテキストエディタで開きます。

Siebel データベースサーバーインストールでのこのファイルへのパスを次に示します。

Windows: DBSRVR_ROOT¥database_platform

UNIX: DBSRVR_ROOT/database_platform

ここで、

database_platform は、データベースタイプ(DB2 など)です。

2 開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ: S_ADDR_PER および S_ADDR_ORG から、アドレスと担当者や取引先を

関連付ける属性のカスタム拡張カラムを S_CON_ADDR の定義に追加します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1206

Page 207: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタム拡張カラムからの Siebel アドレス

データの移行

ファイルの例:

[Object nnn]

Type = Table

Name = S_CON_ADDR

Space = USERSPACE1

Column 1 = ROW_ID VARCHAR(15) OTNULL

Column 2 = CREATED TIMESTAMP NOTNULL DEFAULT %NOW%

Column 3 = CREATED_BY VARCHAR(15) NOTNULL

Column 4 = LAST_UPD TIMESTAMP NOTNULL DEFAULT %NOW%

Column 5 = LAST_UPD_BY VARCHAR(15) NOTNULL

Column 6 = DCKING_NUM NUMERIC(22,7) DEFAULT 0

... ... ...

Column 46 = RURAL_ROUTE_NUM VARCHAR(10)

Column 47 = START_DT TIMESTAMP

Column 48 = X_CUSTOM_EXTENSION_COLUMN1 VARCHAR(15)

Column 49 = X_CUSTOM_EXTENSION_COLUMN2 VARCHAR(15)

3 開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ: ddl.ctl ファイルで、前のステップの説明と同様に、S_ADDR_ORG から

S_ADDR_PER 定義にアドレスの属性のカスタム拡張カラムを追加します(S_ADDR_PER に対応するカラム

が存在しない場合)。

4 開発環境およびテスト環境のアップグレード開発環境およびテスト環境のアップグレード開発環境およびテスト環境のアップグレード開発環境およびテスト環境のアップグレード: 前の手順で ddl.ctl ファイルの S_CON_ADDR の定義にカスタ

ム拡張カラムが追加されている場合は、ファイル preschm_sia.sql で、S_CON_ADDR に対するカスタム

拡張カラムを移行スクリプトに追加します。

Siebel データベースサーバーインストールでのこのファイルへのパスを次に示します。

Windows: DBSRVR_ROOT¥database_platform¥upgrade¥version

UNIX: DBSRVR_ROOT/database_platform/upgrade/version

スクリプトの例(この例は、S_ADDR_PER から S_CON_ADDR への挿入を示しています。この例は、

S_ADDR_ORG から S_CON_ADDR に挿入されるカスタム拡張カラムにも適用されます ):

Insert into S_CON_ADDR

(ROW_ID

,CREATED

,CREATED_BY

,LAST_UPD

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 207

Page 208: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタム拡張カラムからの Siebel アドレス

データの移行

,LAST_UPD_BY

,MODIFICATION_NUM

,CONFLICT_ID

,ADDR_PER_ID

,ADDR_TYPE_CD

,CONTACT_ID

,EMAIL_ADDR

,FAX_PH_NUM

,PH_NUM

,ADDR_MAIL_CD

,END_DT

,START_DT

,ACTIVE_FLG

,X_CUSTOM_EXTENSION_COLUMN1

,X_CUSTOM_ EXTENSION_COLUMN2)

select

ROW_ID

,CREATED

,CREATED_BY

,LAST_UPD

,LAST_UPD_BY

,MODIFICATION_NUM

,CONFLICT_ID

,ROW_ID

,ADDR_TYPE_CD

,PER_ID

,EMAIL_ADDR

,FAX_PH_NUM

,PH_NUM

,ADDR_MAIL_CD

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1208

Page 209: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタム拡張カラムからの Siebel アドレス

データの移行

,END_DT

,START_DT

,case

when ACTIVE_FLG is null then 'Y'

else ACTIVE_FLG

end

,X_CUSTOM_ EXTENSION_COLUMN1

,X_CUSTOM_ EXTENSION_COLUMN2

from S_ADDR_PER APT

where not exists

(select 'x' from S_CON_ADDR CAD

where CAD.CONTACT_ID = APT.PER_ID

and CAD.ADDR_PER_ID = APT.ROW_ID

and CAD.CONFLICT_ID = APT.CONFLICT_ID

)

and not exists

(select 'x' from S_CON_ADDR CAD1

where CAD1.ROW_ID = APT.ROW_ID

)

and APT.PER_ID is not null

5 開発環境およびテスト環境のアップグレード開発環境およびテスト環境のアップグレード開発環境およびテスト環境のアップグレード開発環境およびテスト環境のアップグレード: ddl.ctl ファイルの S_ADDR_PER の定義にカスタム拡張カラ

ムが追加されている場合は、ファイル preschm_sia.sql で、S_ADDR_PER に対するカスタム拡張カラムを

移行スクリプトに追加します。

Siebel データベースサーバーインストールでのこのファイルへのパスを次に示します。

Windows: DBSRVR_ROOT¥database_platform¥upgrade¥version

UNIX: DBSRVR_ROOT/database_platform/upgrade/version

ファイルの例:

insert into S_ADDR_PER

(ROW_ID

,CREATED

,CREATED_BY

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 209

Page 210: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタム拡張カラムからの Siebel アドレス

データの移行

,LAST_UPD

,LAST_UPD_BY

,MODIFICATION_NUM

,CONFLICT_ID

,DISA_CLEANSE_FLG

,ADDR

,ADDR_NUM

,ADDR_TYPE_CD

,CITY

,COMMENTS

,COUNTRY

,COUNTY

,INTEGRATION_ID

,INTEGRATION2_ID

,INTEGRATION3_ID

,PROVINCE

,STATE

,ZIPCODE

,ADDR_NAME

,NAME_LOCK_FLG

,DESCRIPTOR

,EMAIL_ADDR

,FAX_PH_NUM

,PH_NUM

,ADDR_LINE_2

,ADDR_LINE_3

,DCKING_NUM

,LATITUDE

,LONGITUDE

,ACTIVE_FLG

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1210

Page 211: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタム拡張カラムからの Siebel アドレス

データの移行

,ADDR_MAIL_CD

,ADDR_SUB_CD

,END_DT

,RURAL_ROUTE_NUM

,START_DT

,X_CUSTOM_EXTENSION_COLUMN1

,X_CUSTOM_EXTENSION_COLUMN2

)

select

ROW_ID

,CREATED

,CREATED_BY

,LAST_UPD

,LAST_UPD_BY

,MODIFICATION_NUM

,CONFLICT_ID

,DISA_CLEANSE_FLG

,ADDR

,ADDR_NUM

,ADDR_TYPE_CD

,CITY

,COMMENTS

,COUNTRY

,COUNTY

,INTEGRATION_ID

,INTEGRATION2_ID

,INTEGRATION3_ID

,PROVINCE

,STATE

,ZIPCODE

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 211

Page 212: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � カスタム拡張カラムからの Siebel アドレス

データの移行

,case when ADDR_NAME = (select t.DUP_ADDR_NAME

from TMPTBL_ADDR t

where t.DUP_ADDR_NAME = S_ADDR_ORG.ADDR_NAME and t.MIN_ROW_ID <> S_ADDR_ORG.ROW_ID

)

then {fn concat({fn concat({fn rtrim({fn substring(ADDR_NAME,1,99-{fn length(ROW_ID)})})},':')},ROW_ID)}

else ADDR_NAME

end

,NAME_LOCK_FLG

,DESCRIPTOR

,EMAIL_ADDR

,FAX_PH_NUM

,PH_NUM

,ADDR_LINE_2

,ADDR_LINE_3

,DCKING_NUM

,LATITUDE

,LONGITUDE

,ACTIVE_FLG

,ADDR_MAIL_CD

,ADDR_SUB_CD

,END_DT

,RURAL_ROUTE_NUM

,START_DT

,X_CUSTOM_EXTENSION_COLUMN1

,X_CUSTOM_EXTENSION_COLUMN2

from S_ADDR_ORG

6 開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ: Siebel Tools で、前の手順で S_CON_ADDR および S_ADDR_PER に定義

されたカスタム拡張カラムを Prior Customer Repository に追加します。

Prior Customer Repository は、アップグレード前のリリースの Siebel Repository の名前が変更されたも

のであることに注意してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1212

Page 213: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel テリトリー管理ルールのアップグレード

の準備

7 開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ開発環境のアップグレードのみ: S_ADDR_PER に追加されたカスタム拡張カラムが表示されるように、アプ

リケーションを設定します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

146 ページの「Siebel アドレスデータ移行のためのアップグレード計画」

205 ページの「Siebel アドレスデータのアップグレードの準備」

Siebel テリトリー管理ルールのアップグレードのテリトリー管理ルールのアップグレードのテリトリー管理ルールのアップグレードのテリトリー管理ルールのアップグレードの準備準備準備準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.8.x。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

テリトリールールの管理は、Siebel 7.8 で導入された新機能です。Siebel 8.0 では、テリトリールール間で有効日

の範囲を重複して設定できません。有効日の範囲が重複している 2 つのルールの例を次に示します。

ルールルールルールルール 1

テリトリー: A100

取引先: XYZ Corp

発効日: 1/1/2006

失効日: 6/30/2006

ルールルールルールルール 2

テリトリー: A100

取引先: XYZ Corp

発効日: 4/1/2006

失効日:

有効日の範囲が重複しているルールを特定して、すべての重複が排除されるようにルールを修正する必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 213

Page 214: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備アプリケーションデータのアップグレードの準備 � Siebel カスタマイズ可能製品データのアップグ

レードの準備

テリトリールールのアップグレードを準備するにはテリトリールールのアップグレードを準備するにはテリトリールールのアップグレードを準備するにはテリトリールールのアップグレードを準備するには

1 データベースに対して、次のスクリプトを実行します。

Windows: DBSRVR_ROOT¥common¥TM_DupRuleCheck.sql

UNIX: DBSRVR_ROOT/common/TM_DupRuleCheck.sql

このスクリプトでは、有効日の範囲が重複しているテリトリールールのリストが返されます。

2 [テリトリー管理]で、ルールの有効日の範囲を修正して重複を解消します。

Siebel カスタマイズ可能製品データのアップグカスタマイズ可能製品データのアップグカスタマイズ可能製品データのアップグカスタマイズ可能製品データのアップグレードの準備レードの準備レードの準備レードの準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

ワークスペース内のカスタマイズ可能製品ワークスペース内のカスタマイズ可能製品ワークスペース内のカスタマイズ可能製品ワークスペース内のカスタマイズ可能製品アップグレードでは、ワークスペース内のまだリリースされていないカスタマイズ可能製品は移行されません。未リ

リースのカスタマイズ可能製品を移行する場合は、アップグレードの前にリリースする必要があります。これには、

コンポーネントを持つ製品と属性を持つ製品が含まれます。

クラス製品クラス製品クラス製品クラス製品オーダー可フラグがクラス製品に設定されていないことを確認します。このフラグが設定されていない場合、クラス

製品は、アップグレード後に見積りおよびオーダーで選択可能製品として表示されません。

アップグレードによって、クラス製品は製品や製品クラスに変換されます。アップグレードでは、製品の Product Class プロパティを「Product Class」に設定します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

161 ページの「Siebel Configurator のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1214

Page 215: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

13 Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード

この章では、Siebel データベースアップグレードを実行するためのガイドラインを示します。 次のトピックが含ま

れています。

� 216 ページの「アップグレードフロー」

� 217 ページの「Siebel Repository の名前の変更」

� 218 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更」

� 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの実行準備」

� 223 ページの「Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 227 ページの「UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行」

� 231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」

� 234 ページの「Siebel レポジトリファイルの移動」

� 235 ページの「Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行」

� 240 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用」

� 241 ページの「Siebel アップグレードのための SQL ファイルの再生成」

� 242 ページの「Siebel アップグレードにおける廃止されたインデックスの識別と削除」

� 243 ページの「開発環境以外の Siebel アップグレードの準備」

� 244 ページの「アップグレードにおける新しい Siebel ライセンスキーのインストール」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 215

Page 216: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 11 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 3 段階に属しま

す。この段階では、Siebel データベースに対してアップグレードタスクを実行します。これには、Siebel データ

ベース設定ユーティリティの実行、Siebel Tools の新規バージョンのインストール、Siebel Repository の名前の

変更が含まれます。

図 11 アップグレードフローの第 3 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1216

Page 217: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel Repository の名前の変更

Siebel Repository の名前の変更の名前の変更の名前の変更の名前の変更アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。(UNIX では本番環境も含む)

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

名前の矛盾を防止するために、アップグレードを実行する前に、既存の開発レポジトリの名前(Siebel Repository)を Prior Customer Repository に変更します。 アップグレード後は、新しい開発レポジトリに、

Siebel Repository という名前が指定されます。

レポジトリの名前を変更するときは、名前に接頭辞として文字を追加できます(スペースを除く)。 たとえば、「12-JUL-2007 Prior Customer Repository」という名前は指定できますが、「 12-JUL-2007 Prior Customer Repository」は先頭にスペースが入っているため指定できません。レポジトリ名には、文字を追加しないでください。

エラーが発生します。 たとえば、「Prior Customer Repository 12-JUL-2007」と指定するとエラーが発生します。

レポジトリの名前を変更するにはレポジトリの名前を変更するにはレポジトリの名前を変更するにはレポジトリの名前を変更するには

1 Siebel Tools を起動して、Siebel データベースに接続します。

アップグレードする Siebel リリースに対応する Siebel Tools のバージョンを使用してください。

2 .sif ファイルとしてアーカイブしたレポジトリオブジェクトをアプリケーションで使用する場合は、これらの

アーカイブファイルを再度レポジトリにインポートします。

これらのオブジェクトは、レポジトリに戻してチェックインしないと、アップグレードされません。チェックイン

する必要があるのは、アップグレードしたアプリケーションで将来必要となるアーカイブオブジェクトのみです。

3 [View]メニューから[Options]を選択します。

4 [Object Explorer]タブをクリックします。

Object Explorer の階層が表示されます。

5 リストでレポジトリを検索し、その横にあるボックスのチェックマークをオンにし、[OK]をクリックします。

これにより、レポジトリが表示されます。

6 Object Explorer の[Types]タブをクリックし、次に、[Repository]をクリックします。

7 [Repositories]リストビューで、既存のレポジトリにアップグレードプロセス用に予約されている名前が使用

されていないことを確認します。

� New Customer Repository

� New Siebel Repository

8 リストアプレットで現在の Siebel Repository を検索します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 217

Page 218: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel データベース設定ユーティリティの言語の変更

9 名前をクリックし、Prior Customer Repositoryに変更します。

レポジトリの名前を変更するときは、名前に接頭辞として文字を追加できます(ただし、スペースを先頭に追加

すると検証に失敗します)。

レポジトリ名には、文字を追加しないでください。エラーが発生します。

レポジトリ名の変更については、『Configuring Siebel Business Applications』を参照してください。

ヒント:ヒント:ヒント:ヒント: レポジトリ名の前に接頭辞として日付を追加します。

10 リストから移動して、レコードをデータベースにコミットします。

検証チェックに失敗した場合は、レポジトリ名の先頭にスペースがないことを確認します。

Siebel データベース設定ユーティリティの言語のデータベース設定ユーティリティの言語のデータベース設定ユーティリティの言語のデータベース設定ユーティリティの言語の変更変更変更変更アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

データベース設定ユーティリティは、Siebel Enterprise Server インストーラの実行時に選択した言語で起動され

ます。ユーティリティの実行言語は、必要に応じて、インストール時に選択した言語から変更できます。

データベース設定ユーティリティの言語を変更するには、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を参照してください。

データベース設定ユーティリティの言語リストに表示する言語を追加する場合は、 初に、データベースサーバーお

よび Siebel Server に該当する言語パックをインストールする必要があります。追加言語パックのインストールに

ついては、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を参照してください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1218

Page 219: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel データベース設定ウィザードの実行準備

Siebel データベース設定ウィザードの実行準備データベース設定ウィザードの実行準備データベース設定ウィザードの実行準備データベース設定ウィザードの実行準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このトピックを参照して、データベース設定ユーティリティの実行時に入力が必要な情報を確認してください。 ユー

ティリティを実行する前に、情報を収集して、その情報が正しいことを確認してください。

データベース設定ユーティリティは、実行するアップグレードプロセスに関する情報を収集する一連のウィザードで

す。このユーティリティでは、収集した情報をマスターアップグレードファイルに追加し、SQL ジェネレータを呼

び出します。SQL ジェネレータは、この情報を使用して、SQL ファイルを作成または生成します。

� 219 ページの表 27 に、ユーティリティによるアップグレードの実行に必要な情報を示します。

� 221 ページの表 28 に、本稼動の準備モードに固有の追加情報を示します。

� 222 ページの表 29 に、追加のスキーマ変更の適用モードに固有の追加情報を示します。

アップグレードウィザードは、データベース設定ウィザードの終了後に実行します。 アップグレードウィザードで

は、Siebel データベースに対して SQL ファイルが実行されます。

表 27 データベース設定ユーティリティに必要な情報

フィールド名またはメニューフィールド名またはメニューフィールド名またはメニューフィールド名またはメニュー 必要な情報必要な情報必要な情報必要な情報

Gateway Name Server アドレス Siebel Gateway Name Server のマシン名です。

Enterprise Server 名 Enterprise Server の名前です。

Siebel Server ディレクトリ Siebel Server がインストールされているディレクトリの絶対パスです。 UNIX の場合、文字列 $SIEBEL_ROOT は入力しないでください。

Siebel Database Server ディ

レクトリ

Siebel データベースサーバーがインストールされているディレクトリの絶対

パスです。例: C:¥sba80¥dbsrvr

RDBMS プラットフォーム RDBMS のタイプを選択します。

[Siebel データベースオペレー

ション]のメニュー

upgrep、upgphys、および本稼動の準備モードの場合は、[データベースの

アップグレード]を選択します。

追加のスキーマ変更の適用モードの場合は、[追加のスキーマ変更の適用]を

選択します。

メニューのその他の選択肢は、データベースのインストールまたは管理のた

めのものです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 219

Page 220: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel データベース設定ウィザードの実行準備

環境の種類 開発環境のアップグレードの場合は、[開発]を選択します。

テスト環境および本番環境のアップグレードの場合は、[プロダクション]を

選択します。

アップグレードオプション 次のいずれかを選択します。

� 開発環境:

� [Siebel データベーススキーマのアップグレード(upgrep)]

� [カスタムデータベーススキーマのアップグレード (upgphys)]

� 本番環境:

� [本稼動の準備]

� [Siebel データベーススキーマのアップグレード(upgrep + upgphys)]

Siebel インダストリアプリケー

ション

アップグレードするインダストリアプリケーションを選択します。

新しい Siebel インダストリアプリケーションリリースの一部として基本的

な Siebel Business Application へアップグレード済みの場合は、[Siebel Horizontal Application]を選択します。

Siebel の現在のバージョン アップグレードする元のアプリケーションバージョンを選択します。

データベースの符号化 データベースが Unicode コードページを使用しているかどうかを示します。

言語を選択 複数の言語パックがインストールされている場合にのみアップグレードしま

す。インストールされているプライマリ(基本)言語を選択します。 プライ

マリ言語は、アップグレードする Siebel データベースでデータ格納に使用

されている言語です。

ODBC データソース名 アップグレードする Siebel データベースに接続している ODBC 名を確認し

ます。正しくない場合は、正しい ODBC 名を入力します。

データベースのユーザー名および

データベースのパスワード

アップグレードする Siebel データベースの、Siebel 管理者のアカウント名

とパスワードです。

データベースのテーブルオーナー

およびデータベースのテーブル

オーナーパスワード

Siebel データベースのテーブルオーナーのアカウント名とパスワードです。

インデックステーブルスペース名

およびテーブルスペース名

Oracle および IBM DB2 のみ。インデックステーブルスペース名およびテー

ブルスペース名(DB2 の 4KB テーブルスペース名)です。

16K テーブルスペース名、32K テーブルスペース名

IBM DB2 のみ。16KB テーブルスペース名および 32KB テーブルスペース

名です。

データベースサーバーの OS RDBMS サーバーオペレーティングシステムのタイプを選択します。

表 27 データベース設定ユーティリティに必要な情報

フィールド名またはメニューフィールド名またはメニューフィールド名またはメニューフィールド名またはメニュー 必要な情報必要な情報必要な情報必要な情報

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1220

Page 221: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel データベース設定ウィザードの実行準備

本稼動の準備モードに必要な追加情報本稼動の準備モードに必要な追加情報本稼動の準備モードに必要な追加情報本稼動の準備モードに必要な追加情報備考:備考:備考:備考: このトピックを適用できるのは、Siebel Business Applications リリース 7.5.3 からバージョン 8.1 への

アップグレードのみです。 たとえば、バージョン 7.7 から 8.1 にアップグレードする場合、このステップは実行す

る必要がありません。

本番環境の upgrep および upgphys を実行する前に、本稼動の準備モードでデータベースサーバー設定ユーティ

リティを実行する必要があります。 表 28 に、本稼動の準備モードでデータベースサーバー設定ユーティリティを実

行する際に必要となる追加情報を示します。

開発環境では、いくつかの画面で Siebel データベースに関する情報が要求されますが、テスト環境や本番環境では

要求されません。

並列インデックス Oracle のみ。インデックス作成用の SQL コマンドに parallel および no logging の引数を含める場合は、並列インデックスを選択します。

これにより、インデックスは並列処理で作成されます。これには、複数の

CPU を持つ RDBMS サーバーが必要です。ご使用の RDBMS サーバーに並

列処理の設定がされているかどうかについては、DBA に確認してください。

ヒント:ヒント:ヒント:ヒント: Oracle Library での検索語句: parallel execution。

ここで並列インデックスを選択しても、複数のインデックスが並行して同時

に作成されるようにはなりません。これを行うには、Siebel Upgrade Tuner でインデックス作成用の並行スレッドを設定する必要があります。並

行スレッドの作成は、本番環境のアップグレードファイルのチューニング作

業で行います。第 20 章「Siebel アップグレードファイルのチューニング」

を参照してください。

セキュリティグループ ID / 権限

受領者

Siebel アプリケーションユーザーのセキュリティグループまたは権限受領者

の名前です。このユーザーには、Siebel アプリケーションテーブルに対す

る、選択、更新、挿入、および削除の各権限が必要です。デフォルトは

SSE_ROLE です。

ログの出力先ディレクトリ デフォルトをそのまま使用するか、ディレクトリ名を入力します。ディレク

トリが存在しない場合は作成されます。スペースやスラッシュなどの特殊文

字は使用しないでください。

表 28 本稼動の準備モードに必要な追加情報

画面の名前画面の名前画面の名前画面の名前 必要な情報必要な情報必要な情報必要な情報

開発データベース用 ODBC デー

タソース名

開発環境の Siebel データベースに接続するための ODBC 名です。開発環境を

使用せずにアップグレードする場合は、参照データベースの ODBC 名です。

開発データベースのデータベー

スユーザー名

開発環境の Siebel データベースの、Siebel 管理者のアカウント名とパス

ワードです。

表 27 データベース設定ユーティリティに必要な情報

フィールド名またはメニューフィールド名またはメニューフィールド名またはメニューフィールド名またはメニュー 必要な情報必要な情報必要な情報必要な情報

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 221

Page 222: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel データベース設定ウィザードの実行準備

追加のスキーマ変更の適用モードに必要な追加情報追加のスキーマ変更の適用モードに必要な追加情報追加のスキーマ変更の適用モードに必要な追加情報追加のスキーマ変更の適用モードに必要な追加情報データベース設定ユーティリティは、必要に応じて、追加のスキーマ変更の適用モードで実行できます。追加のス

キーマ変更では、schema.additive.sqlという SQL スクリプトが作成されます。このスクリプトには、データ

ベースがオンラインのときに実行できる本番環境の upgrep のスキーマ変更が含まれています。これによって、

データベースがオフラインのときに実行する upgrep に必要な時間を短縮できます。

表 29 に、追加のスキーマ変更の適用モードでデータベース設定ユーティリティを実行する際に必要となる追加情報

を示します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて」

開発データベースのデータベー

ステーブルオーナー

開発環境の Siebel データベースのテーブルオーナーの、アカウント名とパス

ワードです。

開発データベースのレポジトリ名 開発環境データベースの、アップグレードされた Siebel Tools レポジトリの

名前を入力します。通常、これは Siebel Repository です。

表 29 追加のスキーマ変更の適用モードに必要な追加情報

フィールド名フィールド名フィールド名フィールド名 必要な情報必要な情報必要な情報必要な情報

スキーマファイル schema.ddlファイルへの絶対パスです。パスが表示された場合は、

schema.ddlファイルが実際にそのディレクトリにあることを確認してください。

出力先ディレクトリ アップグレードウィザードによって生成された schema.additive.sqlファイ

ルが配置されるディレクトリへの絶対パスです。アップグレードウィザードに

よって、ログファイルもこのディレクトリに配置されます。

表 28 本稼動の準備モードに必要な追加情報

画面の名前画面の名前画面の名前画面の名前 必要な情報必要な情報必要な情報必要な情報

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1222

Page 223: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行

Windows 上での上での上での上での Siebel データベース設定ウィデータベース設定ウィデータベース設定ウィデータベース設定ウィザードの実行ザードの実行ザードの実行ザードの実行アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel データベースは、データベース設定ウィザードを実行してアップグレードします。このウィザードでは、情

報を収集してマスター設定ファイルを生成し、SQL ジェネレータを呼び出して SQL コマンドを作成します。 次に、

その設定ファイルと SQL コマンドを使用して、アップグレードウィザードでは、Siebel データベースをアップグ

レードします。

注意:注意:注意:注意: 標準で提供されていない言語をデータベースシステム内で展開している場合は、データベース設定ウィザー

ドを実行する前に、その言語を削除する必要があります。 提供されていない言語をシステムで展開しているかどうか

が明確でない場合は、224 ページの「Windows 上でデータベース設定ウィザードを実行するには」の 初のステッ

プを実行します。 提供されていない言語を展開している場合は、エラーメッセージが表示されます。 その場合、デー

タベース設定ウィザードを正常に実行するには、225 ページの「Windows 上の S_LST_OF_VAL テーブルのバック

アップを作成するには」、226 ページの「Windows 上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ

化するには」、および 226 ページの「新規作成したレコードを Windows 上のデータファイルからインポートするに

は」の手順を実行する必要があります。

前提条件前提条件前提条件前提条件::::

� データベース設定ウィザードに必要な情報を収集します。 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの

実行準備」を参照してください。

� 展開しているすべての言語に対して、新しいリリースの言語パックをインストールします。 134 ページの

「Siebel 複数言語環境のアップグレート計画」を参照してください。

備考:備考:備考:備考: このトピックでは、2 つの手順について説明します。 初の手順は、すべてのユーザーが実行する必要があ

ります。その結果によって、2 つ目の手順を実行するかどうかを決めます。 次の 2 つの箇条書きで、各手順とそれぞ

れの結果を説明します。

� 224 ページの「Windows 上でデータベース設定ウィザードを実行するには」の手順を実行します。すべての

ユーザーがこの手順を実行する必要があります。この手順を実行することによって、Siebel 製品に標準で提供

されていない言語が展開されているか、または削除する必要のある言語が意図せずにシステムにインストールさ

れているかどうかを確認できます。製品に標準で提供されている言語については、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。 標準で提

供されていない言語がシステムに存在すると、この手順は失敗し、現在のインストールが不完全であることを示

すエラーメッセージが表示されます。 また、エラーの原因となった言語のリストも表示されます。

標準で提供されている言語のみがシステムに導入されているにもかかわらずインストーラの警告が表示された場

合は、Siebel Tools を使用して、S_LST_OF_VAL データベーステーブルのレコードを確認する必要がありま

す。 詳しくは、171 ページの「複数言語アップグレードの準備」を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 223

Page 224: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行

� 225 ページの「Windows 上の S_LST_OF_VAL テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除」

注意:注意:注意:注意: この 3 つのステップは、システムで提供されていない言語が展開されていて、設定操作が失敗した場合

にのみ実行してください。

この手順を実行することによって、設定ユーティリティを実行して提供されている言語のデータをすべて検証

し、提供されていない言語のすべてのデータを無視することができます。データベース設定ウィザードが正常に

完了した後は、提供されていない言語のデータを手動で確認できます。

Windows 上でデータベース設定ウィザードを実行するには上でデータベース設定ウィザードを実行するには上でデータベース設定ウィザードを実行するには上でデータベース設定ウィザードを実行するには

1 Siebel Gateway Name Server 以外のサーバータスクがバックグラウンドで実行されていないことを確認し

ます。

確認するには、[スタート]、[設定]、[コントロール パネル]、[サービス]の順に移動します。

備考:備考:備考:備考: データベース設定ウィザードを実行するには、Siebel Gateway Name Server が実行されている必要

があります。

2 [スタート]、[プログラム]、[Siebel Enterprise Server Configuration]、[Database Server Configuration]の順に選択して、データベース設定ウィザードを起動します。

データベース設定ウィザードの 初の画面が表示されます。

3 各画面で要求される情報を入力し、[次へ]をクリックします。

4 すべての必要な情報を入力すると、入力した値の一覧が画面に表示されます。変更が必要な場合は、[戻る]を

クリックします。

5 アップグレードウィザードを起動するかどうかを確認する画面が表示された場合は、次のように操作します。

� 開発環境の開発環境の開発環境の開発環境の Upgrep モードモードモードモード: [いいえ]を選択します。アップグレードウィザードは起動しないでくださ

い。代わりに、upgrep プロセスのチェックリストに戻り、次のステップを実行します。

� 開発環境の Upgphys モード: [はい]を選択して、アップグレードウィザードを起動します。

� 本番環境の本番環境の本番環境の本番環境の Upgrep およびおよびおよびおよび Upgphys の複合モードの複合モードの複合モードの複合モード: [いいえ]を選択します。アップグレードウィ

ザードは起動しないでください。代わりに、upgrep プロセスのチェックリストに戻り、次のステップを実

行します。

� 追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更: メッセージは表示されません。アップグレードウィザードが自動的に起動され、

schema.additive.sqlスクリプトが作成されます。

� 本稼動の準備モード本稼動の準備モード本稼動の準備モード本稼動の準備モード: [はい]を選択して、アップグレードウィザードを起動します。

プロンプトが表示される直前に、ウィザードは SQL ジェネレータを呼び出して SQL スクリプトを作成または

生成します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1224

Page 225: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行

Windows 上の上の上の上の S_LST_OF_VAL テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除このタスクは、次の 3 つの手順で構成されています。

1 225 ページの「Windows 上の S_LST_OF_VAL テーブルのバックアップを作成するには」 この手順を実行する

と、廃止または提供されていない言語を削除する前に、元の S_LST_OF_VAL テーブルのバックアップを作成

できます。

2 226 ページの「Windows 上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには」 この手順

では、廃止または提供されていない言語を無効に設定できます。

3 226 ページの「新規作成したレコードを Windows 上のデータファイルからインポートするには」 また、この手

順では、S_LIST_OF_VAL テーブルをバックアップしたときに作成したデータファイルをインポートできま

す。 この手順は、追加の言語( 初のアップグレード時に使用不可またはスキップした言語)をアップグレード

する場合に必要です。 この手順は、複数の言語に対して 1 回実行することも、一度に 1 つの言語に対して実行

することもできます。

Windows 上の上の上の上の S_LST_OF_VAL テーブルのバックアップを作成するにはテーブルのバックアップを作成するにはテーブルのバックアップを作成するにはテーブルのバックアップを作成するには

1 Siebel Tools で、元の S_LST_OF_VAL テーブルのバックアップを作成します。

2 Windows の[コマンド プロンプト]で、..¥siebsrvr¥bin ディレクトリに移動します。

3 このディレクトリから、次のコマンドを実行して Siebel DATAEXP ユーティリティを実行します($ トークン

は環境を表す実際の値に置き換えます)。

dataexp /u $UserName /p $Password /c "$ODBCDataSource" /d $SiebelTableOwner /f $DataFileToExport.dat /l $LogFile.log

ユーティリティがデータベースに接続し、次のプロンプトが表示されます。

Connecting to the database...

Connected.

Exporting Tables

Enter table name:

4 「S_LST_OF_VAL」と入力し、Enter キーを押します。

アクションが完了すると、次のメッセージが表示されます。

Exporting Tables

Enter table name: S_LST_OF_VAL

Reading tables matching "S_LST_OF_VAL" ...

Exporting table S_LST_OF_VAL ... exported 30102 rows

Enter table name:

5 コマンドウィンドウを閉じ、ログファイルでエラーを確認して、データファイルが作成されたことを確認します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 225

Page 226: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Windows 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行

Windows 上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには

1 SQL をインタラクティブに実行できるデータベースクライアント(ネイティブクライアントの 1 つ、または

Siebel odbcsql)を使用してデータベースに接続し、次のクエリーを実行します。

update S_LST_OF_VAL set ACTIVE_FLG = 'N'

where LANG_ID not in ('ENU', '<lang_code1>', ..., '<lang_codeN>');

備考:備考:備考:備考: <lang_code*> トークンは、アップグレードする言語の実際のコード(FRA、DEU など)に置き換え

る必要があります。

注意:注意:注意:注意: ENU 言語を環境に展開していない場合でも、ENU レコードは非アクティブ化しないでください。 これ

は、S_LST_OF_VAL には、すべて ENU のシステムレコードがあるためです。

2 [コミット]を選択し(データベースクライアントが自動コミットモードでない場合)、次のクエリーを実行します。

delete from S_LST_OF_VAL where ACTIVE_FLG = 'N';

3 [コミット]を選択し、データベースクライアントを終了します。

新規作成したレコードを新規作成したレコードを新規作成したレコードを新規作成したレコードを Windows 上のデータファイルからインポートするには上のデータファイルからインポートするには上のデータファイルからインポートするには上のデータファイルからインポートするには

1 Siebel DATAIMP ユーティリティの入力ファイルとして使用するテキストファイルを作成します。

備考:備考:備考:備考: ファイルの内容は、次のようにフォーマットされている必要があります(<lang_code> トークンは環

境を表す実際の値に置き換えます)。

S_LST_OF_VAL

where LANG_ID in ('<lang_code1>', ..., '<lang_codeN>')

2 拡張子 .INP を指定してファイルを保存します。

3 Windows の[コマンド プロンプト]ウィンドウで、..¥siebsrvr¥bin ディレクトリに移動します。

4 ¥siebsrvr¥bin ディレクトリから、次のコマンドを実行して、Siebel DATAIMP ユーティリティを実行します

($ トークンは環境を表す実際の値に置き換えます)。

dataimp /u $UserName /p $Password /c "$ODBCDataSource" /d $SiebelTableOwner /f $DataFileName.dat /h Log /e N /i $InputFileName.inp /A 1

5 ログファイルでエラーを確認します。

6 SQL をインタラクティブに実行できるデータベースクライアントを使用してデータベースに接続し、インポー

トしたレコードが存在することを確認します。

たとえば、次のクエリーを実行します。

select count (LANG_ID), ACTIVE_FLG from S_LST_OF_VAL where LANG_ID = '<lang_code>' group by ACTIVE_FLG;

結果セットで有効なレコードと無効なレコードの両方が返された場合は、一部のレコードが非アクティブ化され

た理由を調査し、無効なこれらのレコードを再度アクティブ化するか、削除する必要があります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1226

Page 227: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行

UNIX 上での上での上での上での Siebel データベース設定ウィザードデータベース設定ウィザードデータベース設定ウィザードデータベース設定ウィザードの実行の実行の実行の実行 アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: UNIX のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel データベースは、データベース設定ウィザードを実行してアップグレードします。このウィザードでは、情

報を収集してマスター設定ファイルを生成し、SQL ジェネレータを呼び出して SQL コマンドを作成します。 その後

で、アップグレードウィザードを実行して、Siebel データベースをアップグレードします。

データベース設定ウィザードを実行する前に、展開しているすべての言語に対して新しいリリースの言語パックをイ

ンストールする必要があります。

前提条件前提条件前提条件前提条件:

� データベース設定ウィザードに必要な情報を収集します。 219 ページの「Siebel データベース設定ウィザードの

実行準備」を参照してください。

� 展開しているすべての言語に対して、新しいリリースの言語パックをインストールします。 134 ページの

「Siebel 複数言語環境のアップグレート計画」を参照してください。

備考:備考:備考:備考: このトピックでは、2 つの手順について説明します。 初の手順は、すべてのユーザーが実行する必要があ

ります。結果によって、2 つ目の手順を実行するかどうかを決めます。 次の 2 つの箇条書きで、各手順とそれぞれの

結果を説明します。

� 「UNIX 上でデータベース設定ウィザードを実行するには」の手順を実行します。すべてのユーザーがこの手順を

実行する必要があります。この手順を実行することによって、Siebel 製品に標準で提供されていない言語が展

開されているか、または削除する必要のある言語が意図せずにシステムにインストールされているかどうかを確

認できます。製品に標準で提供されている言語については、Oracle Technology Network の「Siebel System Requirements and Supported Platforms」を参照してください。 標準で提供されていない言語が

システムに存在すると、この手順は失敗し、現在のインストールが不完全であることを示すエラーメッセージが

表示されます。また、エラーの原因となった言語のリストも表示されます。

標準で提供されている言語のみがシステムに導入されているにもかかわらずインストーラの警告が表示された場

合は、Siebel Tools を使用して、S_LST_OF_VAL データベーステーブルのレコードを確認する必要がありま

す。 詳しくは、171 ページの「複数言語アップグレードの準備」を参照してください。

� 229 ページの「UNIX 上の S_LST_OF_VAL テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除」

注意:注意:注意:注意: この 3 つのステップは、システムで提供されていない言語が展開されていて、設定操作が失敗した場合

にのみ実行してください。

この手順を実行することによって、設定ユーティリティを実行して提供されている言語のデータをすべて検証

し、提供されていない言語のすべてのデータを無視することができます。データベース設定ウィザードが正常に

完了した後は、提供されていない言語のデータを手動で確認できます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 227

Page 228: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行

UNIX 上でデータベース設定ウィザードを実行するには上でデータベース設定ウィザードを実行するには上でデータベース設定ウィザードを実行するには上でデータベース設定ウィザードを実行するには

1 すべてのサーバーが停止していることを確認します。

� すべての Siebel Server を停止します。

� Siebel Gateway Name Server を停止します。

2 $SIEBEL_ROOT を現在のディレクトリにします。

3 siebsrvr ルートディレクトリ(< インストール場所 >/siebsrvr)の環境変数を、次のように設定します。

Korn シェル: . siebenv.sh

C シェル: source siebenv.csh

4 次の環境変数の値を確認して、設定が正しいことを確認してください。

� SIEBEL_ROOT: このパスの 後は、siebsrvrとする必要があります。たとえば、/usr/siebel/

sba80/siebsrvrとなります。

� LANGUAGE: データベース設定ウィザードを実行する言語です。 この変数の値は、言語識別文字列です。た

とえば、enuは英語の識別文字列です。

$SIEBEL_ROOTまたは $LANGUAGEの値が設定されていないか、正しくない場合は、先に進む前にそれらの値

を修正する必要があります。

5 データベース設定ウィザードを起動します。

$SIEBEL_ROOT/bin/ssincfgw -args MODE=LIVE MODEL_FILE=$SIEBEL_ROOT/admin/dbsrvr.scm

6 各画面で要求される情報を入力し、[次へ]をクリックします。

すべての必要な情報を入力すると、入力した値の一覧が画面に表示されます。

7 変更が必要な場合は、[戻る]をクリックします。

8 開発環境の upgrep モードまたは本番環境の upgrep および upgphys の複合モードを実行している場合は、

アップグレードウィザードを起動しないでください。代わりに、upgrep プロセスのチェックリストに戻り、次

のステップを実行します。

9 次のいずれかを実行している場合は、コマンドを入力してアップグレードウィザードを起動します。

� 開発環境の upgphys

� 追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更追加のスキーマ変更: アップグレードウィザードによって schema.additive.sqlスクリプトが作成され

ます。

� 本稼動の準備

10 データベース設定ウィザードが終了し、アップグレードウィザード(srvrupgwiz)を起動するためのメッセー

ジが表示されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1228

Page 229: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行

UNIX 上の上の上の上の S_LST_OF_VAL テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除テーブルからの、標準で提供されていない言語の削除このタスクは 3 つの手順で構成されており、次に示す順序で実行する必要があります。 手順は次のとおりです。

1 229 ページの「UNIX 上の S_LST_OF_VAL テーブルのバックアップを作成するには」 この手順を実行すると、

廃止または提供されていない言語を削除する前に、元の S_LST_OF_VAL テーブルのバックアップを作成でき

ます。

2 230 ページの「UNIX 上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには」 この手順で

は、廃止または提供されていない言語を無効に設定できます。

3 230 ページの「新規作成したレコードを UNIX 上のデータファイルからインポートするには」 また、この手順で

は、S_LIST_OF_VAL テーブルをバックアップしたときに作成したデータファイルをインポートできます。 この手順は、追加の言語( 初のアップグレード時に使用不可またはスキップした言語)をアップグレードする場

合に必要です。 この手順は、複数の言語に対して 1 回実行することも、一度に 1 つの言語に対して実行するこ

ともできます。

UNIX 上の上の上の上の S_LST_OF_VAL テーブルのバックアップを作成するにはテーブルのバックアップを作成するにはテーブルのバックアップを作成するにはテーブルのバックアップを作成するには

1 Siebel Tools で、元の S_LST_OF_VAL テーブルのバックアップを作成します。

2 ..¥siebsrvr¥bin ディレクトリに移動します。

3 このディレクトリから、次のコマンドを実行して Siebel DATAEXP ユーティリティを実行します($ トークン

は環境を表す実際の値に置き換えます)。

dataexp /u $UserName /p $Password /c "$ODBCDataSource" /d $SiebelTableOwner /f $DataFileToExport.dat /l $LogFile.log

ユーティリティがデータベースに接続し、次のプロンプトが表示されます。

Connecting to the database...

Connected.

Exporting Tables

Enter table name:

4 「S_LST_OF_VAL」と入力し、Enter キーを押します。

アクションが完了すると、次のメッセージが表示されます。

Exporting Tables

Enter table name: S_LST_OF_VAL

Reading tables matching "S_LST_OF_VAL" ...

Exporting table S_LST_OF_VAL ... exported 30102 rows

Enter table name:

5 ログファイルでエラーを確認して、データファイルが作成されたことを確認します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 229

Page 230: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � UNIX 上での Siebel データベース設定ウィザードの実行

UNIX 上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには上の不要または提供されていない言語のレコードを非アクティブ化するには

1 SQL をインタラクティブに実行できるデータベースクライアント(ネイティブクライアントの 1 つ、または

Siebel odbcsql)を使用してデータベースに接続し、次のクエリーを実行します。

update S_LST_OF_VAL set ACTIVE_FLG = 'N'

where LANG_ID not in ('ENU', '<lang_code1>', ..., '<lang_codeN>');

備考:備考:備考:備考: <lang_code*> トークンは、アップグレードする言語の実際のコード(FRA、DEU など)に置き換え

る必要があります。

ENU 言語を環境に展開していない場合でも、ENU レコードは非アクティブ化しないでください。 これは、

S_LST_OF_VAL テーブルには、すべて ENU のシステムレコードがあるためです。

2 [コミット]を選択し(データベースクライアントが自動コミットモードでない場合)、次のクエリーを実行します。

delete from S_LST_OF_VAL where ACTIVE_FLG = 'N';

3 [コミット]を選択し、データベースクライアントを終了します。

新規作成したレコードを新規作成したレコードを新規作成したレコードを新規作成したレコードを UNIX 上のデータファイルからインポートするには上のデータファイルからインポートするには上のデータファイルからインポートするには上のデータファイルからインポートするには

1 Siebel DATAIMP ユーティリティの入力ファイルとして使用するテキストファイルを作成します。

備考:備考:備考:備考: ファイルの内容は、次のようにフォーマットされている必要があります(<lang_code> トークンは環

境を表す実際の値に置き換えます)。

S_LST_OF_VAL

where LANG_ID in ('<lang_code1>', ..., '<lang_codeN>')

2 拡張子 .INP を指定してファイルを保存します。

3 ..¥siebsrvr¥bin ディレクトリに移動します。

4 ¥siebsrvr¥bin ディレクトリから、次のコマンドを実行して、Siebel DATAIMP ユーティリティを実行します

($ トークンは環境を表す実際の値に置き換えます)。

dataimp /u $UserName /p $Password /c "$ODBCDataSource" /d $SiebelTableOwner /f $DataFileName.dat /h Log /e N /i $InputFileName.inp /A 1

5 ログファイルでエラーを確認します。

6 SQL をインタラクティブに実行できるデータベースクライアントを使用してデータベースに接続し、インポー

トしたレコードが存在することを確認します。

たとえば、次のクエリーを実行します。

select count (LANG_ID), ACTIVE_FLG from S_LST_OF_VAL where LANG_ID = '<lang_code>' group by ACTIVE_FLG;

結果セットで有効なレコードと無効なレコードの両方が返された場合は、一部のレコードが非アクティブ化され

た理由を調査し、無効なこれらのレコードを再度アクティブ化するか、削除する必要があります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

231 ページの「Siebel アップグレードウィザードの起動」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1230

Page 231: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel アップグレードウィザードの起動

Siebel アップグレードウィザードの起動アップグレードウィザードの起動アップグレードウィザードの起動アップグレードウィザードの起動アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel アップグレードウィザードでは、Siebel データベースのアップグレードが実行されます。入力としてマス

ター設定ファイルが使用されます。このファイルには、環境情報とドライバファイル名が記載されています。アップ

グレードウィザードでは、ドライバファイルのステップが実行され、アップグレードが行われます。

アップグレードウィザードによってドライバファイルのステップが実行されると、state log ファイルにステップの

情報が書き込まれます。 state log ファイルは、/siebsrvr/LOG/process/stateにあります。process は、

upgrep_prod_752(7.5.2 からのアップグレード、upgrep プロセス、テスト環境または本番環境)のようなアッ

プグレードプロセスを示します。

アップグレードウィザードでエラーが発生し、アップグレードの途中で終了した場合は、エラーの修正後に再度実行

できます。その場合、アップグレードウィザードは state log ファイルを読み込み、正常に完了した 後のステップ

の後からアップグレードプロセスを再開します。

Windows 上でデータベース設定ユーティリティを実行した場合は、アップグレードウィザードを起動するかどうか

を確認するメッセージが表示されます。UNIX 上でデータベース設定ユーティリティを実行した場合は、アップグ

レードウィザードを手動で起動する必要があります。

アップグレードウィザード再起動の前提条件アップグレードウィザード再起動の前提条件アップグレードウィザード再起動の前提条件アップグレードウィザード再起動の前提条件

アップグレードウィザードがエラーによって停止した場合は、ウィザードを再起動する前に、次の前提条件を満たし

ていることを確認します。

� 該当するログファイルを注意深く調べて、その時点までのアップグレードが正しく終了していることを確認します。

� プロセスの 初から停止した時点までのログファイル一式を別のディレクトリにバックアップします。

このバックアップにより、ログファイルの完全な記録が維持され、以前のログファイルが上書きされてアップグ

レードの中断理由について正確な診断ができなくなるようなことを回避できます。

� 以前の未完了のスキーマアップグレードを続行する場合は、以前選択した[ログの出力先ディレクトリ]を変更

しないでください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 231

Page 232: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel アップグレードウィザードの起動

� 環境の問題によりアップグレードが再開できない場合は、前のベースバージョン(アップグレードする元のバー

ジョン)からデータベースを回復する必要があります。たとえば、テーブル作成がデータベースの問題(容量不

足やネットワークの問題)によって失敗した場合に環境の問題が発生することがあり、その後のアップグレード

手順が失敗する原因になります。

データベースを復元してアップグレードを再開する必要がある場合は、アップグレードログファイルを削除また

は保存します。アップグレードログファイルは、次のディレクトリに配置されています。

Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥PROCESS¥output

UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/PROCESS/output

また、state.logファイルも削除してください。このファイルは次のディレクトリにあります。

Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥PROCESS¥state

UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/PROCESS/state

アップグレードウィザードの起動アップグレードウィザードの起動アップグレードウィザードの起動アップグレードウィザードの起動次の手順に従って、アップグレードウィザードを起動します。アップグレードウィザードを停止する方法について

は、次のトピックを参照してください。

アップグレードウィザードを起動するにはアップグレードウィザードを起動するにはアップグレードウィザードを起動するにはアップグレードウィザードを起動するには

1 次のディレクトリに移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin

2 次のコマンドを入力します。

Windows: siebupg /m master_UPGRADEOPTION_ENVIRONMENT_VERSION.ucf

UNIX: srvrupgwiz /m master_UPGRADEOPTION_ENVIRONMENT_VERSION.ucf

ここで、

_UPGRADEOPTION_ENVIRONMENT_VERSIONは、アップグレードプロセス、アップグレード環境、およびアッ

プグレード元の Siebel リリースのデータが含まれるアップグレード設定ファイル名の一部です。 ファイルの場

所は、SIEBEL_ROOT¥bin(UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin)です。

ファイル名で Siebel リリースを示す部分には、次の番号を使用します。

� 703

� 704

� 752

� 77

� 782

� 80

� 81

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1232

Page 233: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel アップグレードウィザードの起動

表 30 に、Siebel 7.5.3 からアップグレードする場合に使用するファイル名の例を示します。

3 アップグレードを開始するには、[OK](Windows)をクリックするか[Enter](UNIX)をクリックします。

アップグレードプロセスの完了は、アップグレードウィザードによって通知されます。

Windows 上でのアップグレードウィザードの停止上でのアップグレードウィザードの停止上でのアップグレードウィザードの停止上でのアップグレードウィザードの停止エラーが発生し、アップグレードウィザードまたは呼び出されたユーティリティがハングしていることが明確でない

限り、アップグレードウィザードを停止しないでください。アップグレードウィザードまたはそのユーティリティに

よって発行された一部の SQL コマンドには、完了まで時間がかかるものがあります。

アップグレードウィザードがハングしているかどうか明確でない場合は、My Oracle Support でサービスリクエス

ト(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリ

ケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

アップグレードウィザードを停止すると、RDBMS にさまざまな影響を与えます。アップグレードウィザードを再

起動する前に、RDBMS のログファイルを確認してください。必要に応じて SQL コマンドを実行して、RDBMS ロ

グファイルにあるエラーを解決してください。

アップグレードウィザードを停止するには、次のいずれかを行います。

� ユーティリティを実行しているのとは別のコマンドウィンドウからアップグレードウィザードが起動されている場

合は、そのコマンドウィンドウを閉じます。これによってユーティリティが終了し、アップグレードも停止します。

� [アップグレードウィザード]ダイアログボックスで、[取消]をクリックします。

現在のアップグレード手順が完了すると、アップグレードウィザードは終了します。RDBMS で手順を完了す

る間、遅延が生じることがあります。

表 30 Siebel 7.5.3 からアップグレードする場合のファイル名の例

アップグレードモードアップグレードモードアップグレードモードアップグレードモード ファイル名ファイル名ファイル名ファイル名

開発環境の upgrep master_upgrep_dev_753.ucf

開発環境の upgphys master_upgphys_dev_753.ucf

追加のスキーマ変更 master_additive_gen.ucf

本稼動の準備 master_prepare_for_production_upgrade.ucf

本番環境の upgrep および

upgphysmaster_upgrep_prod_753.ucf

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 233

Page 234: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel レポジトリファイルの移動

UNIX 上でのアップグレードウィザードの停止上でのアップグレードウィザードの停止上でのアップグレードウィザードの停止上でのアップグレードウィザードの停止エラーが発生し、アップグレードウィザードまたは呼び出されたユーティリティがハングしていることが明確でない

限り、アップグレードウィザードを停止しないでください。アップグレードウィザードまたはそのユーティリティに

よって発行された一部の SQL コマンドには、完了まで時間がかかるものがあります。

アップグレードウィザードがハングしているかどうか明確でない場合は、My Oracle Support でサービスリクエス

ト(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリ

ケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

アップグレードウィザードを停止すると、RDBMS にさまざまな影響を与えます。アップグレードウィザードを再

起動する前に、RDBMS のログファイルを確認してください。必要に応じて SQL コマンドを実行して、RDBMS ロ

グファイルにあるエラーを解決してください。

UNIX 上でアップグレードウィザードを停止するには上でアップグレードウィザードを停止するには上でアップグレードウィザードを停止するには上でアップグレードウィザードを停止するには

1 アップグレードウィザードが子プロセスでユーティリティを開始している場合は、その子プロセスを停止します。

2 アップグレードウィザードを実行しているシェルを終了します。

3 アップグレードウィザードによって起動された独立した子プロセスをすべて検索し、停止します。

プロセスが終了した後は、発行された SQL コマンドを RDBMS が実行している間、遅延が生じることがあります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

65 ページの「Siebel アップグレードウィザードおよびドライバファイルについて」

Siebel レポジトリファイルの移動レポジトリファイルの移動レポジトリファイルの移動レポジトリファイルの移動アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発およびテスト。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

テスト環境のアップグレードを行う前に、アップグレードしたレポジトリ定義ファイル(schema.ddl および

custrep.dat)を開発環境からテスト環境にコピーする必要があります。

前提条件前提条件前提条件前提条件: 開発環境のアップグレードの完了後にレポジトリオブジェクトまたはスキーマの定義を変更した場合は、

schema.ddl および custrep.dat ファイルを再生成する必要があります。 268 ページの「Siebel Repository 定義

ファイルの再生成」を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1234

Page 235: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行

レポジトリファイルを移動するにはレポジトリファイルを移動するにはレポジトリファイルを移動するにはレポジトリファイルを移動するには

1 開発環境で、次のディレクトリに移動します。

Windows: DBSRVR_ROOT¥Platform

UNIX: DBSRVR_ROOT/Platform

ここで、

Platformは、DBSRVR_ROOT¥DB2UDBなどのデータベースプラットフォームです。

2 次のファイルをコピーします。

custrep.dat

schema.ddl

3 テスト環境で、これらのファイルを次の場所に置きます。

Windows: DBSRVR_ROOT¥Platform

UNIX: DBSRVR_ROOT/Platform

4 これらのファイルをコピーして、安全な場所に格納します。

Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行大文字小文字同一視ウィザードの実行大文字小文字同一視ウィザードの実行大文字小文字同一視ウィザードの実行アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 8.x。

環境:環境:環境:環境: 開発およびテスト。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel CRM 8.0 ではクエリー機能が強化され、すべての適切なテキストカラムに対して、大文字小文字およびア

クセントを同一視する(CIAI)クエリーを直接サポートするインデックスを設定できます。CIAI ウィザードでは、

レポジトリで CIAI カラムと CIAI インデックスが定義され、指定したカラムを CIAI クエリー対応のカラムとして

設定します。また、ウィザードでは、これらのカラムの Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accentに設定されます。

強化された CIAI 機能によって、クエリーの効果とパフォーマンスが向上します。CIAI ウィザードの実行は、オプ

ションです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 235

Page 236: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行

CIAI ウィザードの処理内容の概要ウィザードの処理内容の概要ウィザードの処理内容の概要ウィザードの処理内容の概要CIAI ウィザードでは、レポジトリで次の機能が実行され、CIAI クエリーに対応するようにカラムが設定されます。 レポジトリを Siebel データベースと同期するまで、Siebel データベースにはカラムまたはインデックスは作成さ

れません。 CIAI クエリー対応に設定するカラムは、「ベースカラム」といいます。

� 入力ファイルを使用した場合は、すべてのレコードの構文が検証されます。

� 指定したすべてのテーブルおよびカラムが CIAI 設定に適切であることが確認されます。

� 適切なベースカラムそれぞれに、新しい CIAI カラムが定義されます。CIAI カラムには、ベースカラムのデー

タを大文字にしたものが設定されます。

� インデックス付け方法に Single または Copy All を選択した場合は、ウィザードによって、CIAI カラムに対

するインデックスが定義されます。

� インデックス付け方法に Copy All を選択した場合は、ベースカラムをキーに持つすべてのインデックスのコ

ピーが定義されます。新しいインデックスは、ベースカラムではなく CIAI カラムを参照します。

� ベースカラムに対する Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に設定されます。

� CIAI クエリーをサポートするために、フラグが設定され、レポジトリでは他の設定操作が実行されます。

CIAI ウィザードを特別なモードで実行すること、インデックスが定義されていないカラムに対して、Default Insensitivity プロパティを設定することもできます。

CIAI クエリー拡張機能の 大の目的は、大文字小文字同一視検索に使用できるインデックスを提供することです。

データベースでは、レコード検索のためにテーブルのスキャンを実行する必要はありません。このため、データベー

スでは、大文字小文字同一視検索をより迅速に実行することが可能になります。

たとえば、S_CONTACT の LAST_NAME カラムを CIAI クエリー対応カラムに設定するとします。CIAI ウィザー

ドでは、LAST_NAME_CI というカラムが定義されます。この場合、Smith という名前を検索すると、オブジェク

トマネージャによって次のようなクエリー(IBM DB2)が作成されます。

SELECT column list FROM S_CONTACT

WHERE LAST_NAME_CI = SMITH

CIAI のアップグレードに関する問題(のアップグレードに関する問題(のアップグレードに関する問題(のアップグレードに関する問題(DB2 使用の場合)使用の場合)使用の場合)使用の場合) 大文字と小文字およびアクセント記号を同一視する検索機能を使用するには、データベーススキーマレベルを変更す

る必要があります(新しいカラム、インデックス、およびトリガー)。 ddlimp ユーティリティを DB2 データベース

で実行すると、CIAI のカラムとトリガーを含むテーブルは再作成されません。 この問題を解決するには、My Oracle Support の 553429.1(ドキュメント ID)を参照してください。

適切なレポジトリの選択適切なレポジトリの選択適切なレポジトリの選択適切なレポジトリの選択開発環境をアップグレードする場合は、Siebel Repository に対して CIAI ウィザードを実行します。 アップグレー

ドプロセスの後半で、このレポジトリは Prior Customer Repository という名前に変更されます。

開発環境のアップグレード(upgrep、merge、upgphys)が完了している場合は、Siebel Repository に対して

CIAI ウィザードを実行します。その後で、別の schema.ddl ファイルを生成し、それを使用してテスト環境と本

番環境をアップグレードする必要があります。通常は、アップグレードが完了した後にウィザードを実行し、大文字

小文字を同一視するクエリーに対応するようにカラムを再設定します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1236

Page 237: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行

入力ファイルを使用したウィザードの実行方法入力ファイルを使用したウィザードの実行方法入力ファイルを使用したウィザードの実行方法入力ファイルを使用したウィザードの実行方法Oracle は、Siebel Business Applications および Siebel Industry Applications 用に推奨入力ファイルを提供

しています。入力ファイルの拡張子は .csv で、次のディレクトリに配置されています。

Windows: Tools_Install_dir¥objects

これらのファイルは推奨ファイルとして提供されており、クエリーに頻繁に使用されるカラムが記載されています。

必要に応じて、これらのファイルを編集するか、または新しい入力ファイルを作成できます。

前提条件前提条件前提条件前提条件: CIAI ウィザードの処理内容、適格条件、および入力ファイルの編集方法については、74 ページの

「Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて」を参照してください。

入力ファイルを使用して入力ファイルを使用して入力ファイルを使用して入力ファイルを使用して CIAI ウィザードを実行するにはウィザードを実行するにはウィザードを実行するにはウィザードを実行するには

1 入力ファイルを開いて次のことを確認します。

� すべてのレコードの構文が正しい。

� テーブルおよびカラムが適切である。

� 指定された設定オプションが正しい。

� 設定オプションが省略されている場合は、デフォルトの設定が使用可能である。

2 Siebel Tools で、レポジトリを開きます。

3 入力ファイルに記載されているテーブルをロックします。

4 [ツール]メニューから、ユーティリティ、大文字小文字同一視の順に選択します。

CIAI ウィザードが表示されます。

5 このファイルに記載されているカラムを管理することを選択します。

6 [参照]をクリックします。

デフォルトの .csv 入力ファイルが格納されている tools¥objectsディレクトリが表示されます。

7 必要な .csv ファイルを選択し、[開く]をクリックします。

8 ウィザードで、[次へ]をクリックします。

CIAI ウィザードによって、ファイルの構文およびすべてのテーブルとカラムが適切であることが検証されま

す。ファイルにエラーまたは不適切な内容が含まれている場合は、エラーが含まれているレコードのリストが

ウィザードに表示されます。操作を続行した場合、エラーまたは不適切な内容が含まれているレコードはスキッ

プされます。

エラーがある場合は、表示されたリストをファイルにエクスポートし、入力ファイルのエラーを修正してから

CIAI ウィザードを再実行します。エラーのリストをテキストファイルにエクスポートするには、[エクスポー

ト]をクリックします。

エラーが無い場合は、[次へ]をクリックします。

ウィザードに、入力ファイルのレコードが表示されます。

9 設定が正しいことを確認します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 237

Page 238: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行

10 設定を変更する場合は、[エクスポート]をクリックします。

ウィザードによって、リストがテキストファイルに、入力ファイル形式でエクスポートされます。

11 テキストファイルを編集した後は、CIAI ウィザードを再実行し、編集したテキストファイルを入力ファイルに

指定します。

12 設定が正しい場合は、[次へ]をクリックします。

レポジトリのテーブルおよびインデックスに適用される変更がウィザードに表示されます。

13 これらの変更の記録を保存する場合は、[エクスポート]をクリックします。

ウィザードによって、これらの変更がテキストファイルに書き込まれます。

14[完了]をクリックします。

ウィザードによって、レポジトリのカラムが CIAI クエリーをサポートするように設定されます。

カラムの選択によるカラムの選択によるカラムの選択によるカラムの選択による CIAI ウィザードの実行ウィザードの実行ウィザードの実行ウィザードの実行この手順では、Object Explorer が Types モードに設定されていて、オブジェクトが階層的に表示されることを前

提としています。Object Explorer を Flat モードで表示しても、この手順を実行することができます。その場合

は、Column オブジェクトを選択して必要なカラムに移動します。

前提条件前提条件前提条件前提条件: CIAI ウィザードの処理内容、適格条件、および入力ファイルの編集方法については、74 ページの

「Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて」を参照してください。

カラムを選択してカラムを選択してカラムを選択してカラムを選択して CIAI ウィザードを実行するにはウィザードを実行するにはウィザードを実行するにはウィザードを実行するには

1 Siebel Tools で、レポジトリを開きます。

2 Siebel Tools の Object Explorer で、[テーブル]を選択します。

3 [テーブル]リストで、必要なテーブルをロックして強調表示します。

4 Object Explorer で、[テーブル]、[カラム]の順に選択します。

5 [カラム]リストで、必要なカラムを選択します。

6 強調表示されたカラムを右クリックし、ポップアップメニューから大文字小文字同一視を選択します。

CIAI ウィザードによって、選択されたカラムが適切であるかどうかが検証されます。不適切な内容を含むカラ

ムがあった場合は、ウィザードにそれらのリストが表示されます。操作を続行した場合、エラーが含まれている

レコードはスキップされます。

参照用に、エラーのリストをテキストファイルにエクスポートし、エラーを修正してから CIAI ウィザードを再

実行します。エラーリストをエクスポートするには、[エクスポート]をクリックします。

カラムに適用される設定がウィザードに表示されます。

7 設定が正しいことを確認します。

8 設定を変更する場合は、[エクスポート]をクリックします。

ウィザードによって、リストがテキストファイルに、入力ファイル形式でエクスポートされます。テキストファ

イルを編集した後は、CIAI ウィザードを実行し、編集したテキストファイルを入力ファイルに指定します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1238

Page 239: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel 大文字小文字同一視ウィザードの実行

9 設定が正しい場合は、[次へ]をクリックします。

ウィザードに、レポジトリのテーブルおよびインデックスに適用される変更が表示されます。

10 これらの変更の記録を保存する場合は、[エクスポート]をクリックします。

ウィザードによって、これらの変更がテキストファイルに書き込まれます。

11[完了]をクリックします。

ウィザードによって、レポジトリのカラムが CIAI クエリーをサポートするように設定されます。

インデックスが定義されていないカラムに対してインデックスが定義されていないカラムに対してインデックスが定義されていないカラムに対してインデックスが定義されていないカラムに対して CIAI を設定する方法を設定する方法を設定する方法を設定する方法カラムにインデックスが定義されていない場合、CIAI ウィザードによって新しいカラムまたはインデックスは作成

されません。

ただし、ウィザードを特別なモードで実行することにより、カラムの Default Insensitivity プロパティを DB Case & Accent に変更することはできます。レポジトリのすべての適切なカラムに対して、これらのステップが実

行されます。カラムを手動で選択することはできません。

前提条件前提条件前提条件前提条件: CIAI ウィザードの処理内容、適格条件、および入力ファイルの編集方法については、74 ページの

「Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて」を参照してください。

インデックスのないカラムを設定するにはインデックスのないカラムを設定するにはインデックスのないカラムを設定するにはインデックスのないカラムを設定するには

1 Siebel Tools で、レポジトリを開きます。

2 [ツール]メニューから、ユーティリティ、大文字小文字同一視の順に選択します。

CIAI ウィザードが表示されます。

3 インデックスされていないすべてのカラムに適用することを選択します。

4 [次へ]をクリックします。

ウィザードによって、CIAI の適格条件を満たしている、インデックスされていないカラムが検索されます。次

に、ロックする必要のあるテーブルのリストがウィザードに表示されます。

5 テーブルのリストをテキストファイルにエクスポートするには、[エクスポート]をクリックします。ウィザー

ドを終了します。

6 テキストファイルに記載されているすべてのテーブルをロックします。

7 CIAI ウィザードを再実行して、インデックスされていないすべてのカラムに適用することを選択します。

ウィザードによって、インデックスされていないカラムが検索され、それらのカラムに適用される設定がページ

に表示されます。

8 すべてのカラムに対して、method = Database and Index Strategy = None が示されていることを確認

してください。

インデックス付け方法が None に設定されていると、ウィザードによって CIAI カラムまたはインデックスは作

成されません。

[次へ]をクリックすると、ウィザードに、レポジトリに適用される変更を示すページが表示されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 239

Page 240: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel 追加のスキーマ変更の適用

9 すべてのカラムの Default Insensitivity プロパティが DB Case & Accent に変更されることを確認してくだ

さい。 [完了]をクリックします。

ウィザードによって、これらの変更がレポジトリに適用されます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

74 ページの「Siebel 大文字小文字同一視ウィザードについて」

268 ページの「Siebel Repository 定義ファイルの再生成」

Siebel 追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用追加のスキーマ変更の適用アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

すべてのデータベース。すべてのデータベース。すべてのデータベース。すべてのデータベース。このトピックは、サポートされるすべてのデータベースに適用されます。

Windows およびおよびおよびおよび UNIX のみ。のみ。のみ。のみ。このトピックは、IBM z/OS プラットフォームには適用されません。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel CRM 8.0 では、データベース設定ユーティリティを、追加のスキーマ変更の適用モードで実行できます。 このモードでは、Siebel データベースのスキーマを変更するための schema.additive.sqlスクリプトが生成され

ます。このスクリプトを適用する際に、データベースをオフラインにする必要はありません。

このスクリプトを本番データベースに適用することによって、本番データベースがオフラインのときに実行しなけれ

ばならないアップグレードのステップを減らすことができます。これにより、アップグレード時の本番データベース

のダウンタイムが短縮されます。

この機能を使用する場合は、まずテスト環境で、アップグレードチューニングの一環として機能をテストしてみるこ

とをお勧めします。そして、schema.additive.sqlがアプリケーションの動作に悪影響を及ぼさないことを確認

した後で、本番データベースにスクリプトを適用します。

Siebel の追加スキーマを適用するための前提条件

� schema.additive.sqlスクリプトを生成するには、データベース設定ユーティリティを追加のスキーマ変更

の適用モードで実行する必要があります。

� 追加のスキーマ変更の適用のログファイルで、エラーが発生せずに schema.additive.sqlが生成されたこ

とを確認する必要があります。

� スクリプトをテスト環境でテストする場合、テスト環境の Siebel データベースのスキーマは、本番環境の

Siebel データベースのスキーマと同じである必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1240

Page 241: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel アップグレードのための SQL ファイルの再生成

追加のスキーマ変更を適用するには追加のスキーマ変更を適用するには追加のスキーマ変更を適用するには追加のスキーマ変更を適用するには

1 schema.additive.sqlが配置されているディレクトリに移動します。

2 スクリプトを開いて、スキーマに不適切な変更が適用されることがないことを確認します。

3 本番環境のみ。本番環境で生成されたスクリプトとテスト環境で生成されたスクリプトを比較します。スクリプ

トが同じではない場合は、その原因を明らかにする必要があります。スクリプトの差異が重要でないと判断でき

ない場合は、追加のスキーマ変更を本番環境に適用しないでください。

4 任意の SQL エディタを使用し、Siebel データベースに対してスクリプトを実行します。

schema.additive.sqlは、何度でも実行できます。たとえば、スクリプトを一度実行してからスクリプトを

修正し、また実行できます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

68 ページの「Siebel 追加のスキーマ変更の適用モードについて」

Siebel アップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのためのアップグレードのための SQL ファイルのファイルのファイルのファイルの再生成再生成再生成再生成アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発およびテスト。

データベースサーバー設定ユーティリティで誤った情報を入力した場合は、不適切な SQL ファイルが生成されま

す。それらのファイルは使用しないでください。ユーティリティを再実行し、正しい情報を入力して SQL ファイル

を再生成する必要があります。

たとえば、非 Unicode のデータベースをアップグレードしているにもかかわらず、データベースサーバー設定ユー

ティリティを実行して Unicode データベースのアップグレードを指定してしまったとします。この場合、ユーティ

リティが生成する SQL は不適切であり、使用できません。SQL ファイルを再生成する必要があります。

データベースサーバー設定ユーティリティでは、SQL ファイルを生成する際に、SQL ファイルの再生成を防止する

ためのロックファイルが作成されます。SQL ファイルを再生成するには、このロックファイルを削除する必要があ

ります。

データベースサーバー設定ユーティリティを使用してデータベースサーバー設定ユーティリティを使用してデータベースサーバー設定ユーティリティを使用してデータベースサーバー設定ユーティリティを使用して SQL ファイルを再生成するにはファイルを再生成するにはファイルを再生成するにはファイルを再生成するには

1 SQL ファイルを再生成する必要があることを確認します。

通常は、データベースサーバー設定ユーティリティで誤った情報を入力した場合に再生成が必要になります。 ファイルを再生成する必要があるかどうか明確でない場合は、My Oracle Support でサービスリクエスト

(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプ

リケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

2 DBSRVR_ROOT¥common(UNIX の場合: DBSRVR_ROOT/common)に移動し、sqlgen.usg.ファイルが存在

することを確認します。

このファイルはロックファイルで、ユーティリティによって SQL ファイルが再生成されることを防止します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 241

Page 242: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � Siebel アップグレードにおける廃止されたインデックスの識別

と削除

3 sqlgen.usgファイルを削除します。

4 データベースサーバー設定ユーティリティを再実行します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

60 ページの「Siebel データベース設定ユーティリティについて」

Siebel アップグレードにおける廃止されたインアップグレードにおける廃止されたインアップグレードにおける廃止されたインアップグレードにおける廃止されたインデックスの識別と削除デックスの識別と削除デックスの識別と削除デックスの識別と削除アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このトピックは、Siebel データベースで廃止されて削除可能なインデックスを識別するために使用します。このト

ピックはオプションですが、廃止されたインデックスの削除により、データベースのパフォーマンスが改善されるた

め、使用することをお勧めします。

データベースサーバー設定ユーティリティを本稼動の準備モードで実行すると、廃止されたインデックスを識別する

ために、ユーティリティでは次のような処理が行われます。

� 開発環境のレポジトリスキーマ定義とテスト環境の Siebel データベースの物理スキーマ定義が比較されます。

� あるインデックスが、Siebel データベース物理スキーマ定義に含まれていて、レポジトリ論理スキーマ定義に

は含まれていない場合は、ユーティリティによって SQL drop 文が作成され、この文がそのインデックスに追

加されます。 この SQL 文は、gen_obs_idx.sql というファイルに格納されます。

この gen_obs_idx.sql ファイルは手動で確認する必要があります。 削除するインデックス(drop 文が含まれるが

create 文が後に続かないインデックス)が含まれている場合は、対応する SQL 文を obs_idx.sql という別の SQLファイルにコピーする必要があります。このファイルは、データベースサーバー設定ユーティリティにより upgrepモードで実行されます。

次に、アップグレードウィザードを実行すると、テーブルの再構築とデータ移行の間、廃止されたインデックスを含

むすべてのインデックスが保持されます。廃止されたインデックスファイルは、[Siebel インデックスの作成]手順

の中で実行されます。

前提条件前提条件前提条件前提条件: テスト環境の本稼動の準備モードでデータベースサーバー設定ユーティリティを実行する必要がありま

す。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1242

Page 243: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � 開発環境以外の Siebel アップグレードの準備

廃止されたインデックスを識別して削除するには廃止されたインデックスを識別して削除するには廃止されたインデックスを識別して削除するには廃止されたインデックスを識別して削除するには

1 次のファイルに移動します。

Windows: DBSRVR_ROOT¥platform¥gen_obs_idx.sql

UNIX: DBSRVR_ROOT/platform/gen_obs_idx.sql

ここで、platform は、データベースタイプ(DB2UDB など)です。

2 テキストエディタでファイルを開き、SQL 文を確認します。

この SQL 文は、Siebel データベースに含まれて開発環境レポジトリ論理スキーマ定義に含まれないインデッ

クスを削除します。

3 インデックスを削除する場合は、対応する SQL 文を次のファイルにコピーします。

Windows: DBSRVR_ROOT¥platform¥obs_idx.sql

UNIX: DBSRVR_ROOT/platform/obs_idx.sql

ここで、platform は、データベースタイプ(DB2UDB など)です。

このファイルは、データベース設定ウィザードを upgrep モードで実行するときに実行されます。

開発環境以外の開発環境以外の開発環境以外の開発環境以外の Siebel アップグレードの準備アップグレードの準備アップグレードの準備アップグレードの準備アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

インストールに開発環境が含まれない場合、Siebel Repository をマージする必要はありません。代わりに、

Siebel データベースサーバーのインストールに含まれているレポジトリとスキーマ定義ファイルを使用できます。

アップグレードを実行する前に、これらのファイルを移動して、名前を変更する必要があります。

開発環境以外のアップグレードを準備するには開発環境以外のアップグレードを準備するには開発環境以外のアップグレードを準備するには開発環境以外のアップグレードを準備するには

1 DBSRVR_ROOT¥common(UNIX の場合: DBSRVR_ROOT/common)に移動し、mstrep.datファイルを探しま

す。

2 mstrep.datファイルをコピーし、名前を custrep.datに変更します。

3 custrep.datファイルを DBSRVR_ROOT¥Platform(UNIX の場合: DBSRVR_ROOT/Platform)ディレク

トリに配置します。ここで、Platformは、データベースプラットフォーム(DBSRVR_ROOT¥©DB2UDBなど)

です。

4 Platformディレクトリで、ddl.ctlファイルをコピーして、同じディレクトリに貼り付けます。

5 このコピーの名前を schema.ddlに変更します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 243

Page 244: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード � アップグレードにおける新しい Siebel ライセンスキーのインス

トール

6 テスト環境で、Siebel データベースとは別の新しいデータベースを作成します。

新しいリリースの Siebel データベースを新しいデータベースにインストールします。新しいデータベースに

データを移行しないでください。

このデータベースは、参照データベースと呼ばれます。

7 この参照データベースの ODBC を定義します。

アップグレードにおける新しいアップグレードにおける新しいアップグレードにおける新しいアップグレードにおける新しい Siebel ライセンスライセンスライセンスライセンスキーのインストールキーのインストールキーのインストールキーのインストールアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

新しいリリースの Siebel Business Applications では、1 つ以上のライセンスキーを受け取ります。Siebel Business Applications の新しいリリースを有効にするには、アップグレードプロセスの次のステップで使用する

新しいライセンスキーをすべて追加する必要があります。

ライセンスキーのインストールについては、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガ

イド』を参照してください。

新しいライセンスキーを追加するには新しいライセンスキーを追加するには新しいライセンスキーを追加するには新しいライセンスキーを追加するには

1 新しいリリースの Siebel Tools を起動します。

2 Siebel 管理者としてデータベースサーバーに接続します。

3 新しいライセンスキーを追加します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1244

Page 245: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

14 Siebel アップグレードログファイルのアップグレードログファイルのアップグレードログファイルのアップグレードログファイルの確認確認確認確認

この章では、Siebel アップグレードログファイルのアクセス、確認、およびアーカイブについて説明します。 次の

トピックが含まれています。

� 246 ページの「アップグレードフロー」

� 247 ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」

� 249 ページの「Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認」

� 253 ページの「Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 245

Page 246: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 12 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 3 段階に属しま

す。 この段階では、Siebel アップグレード設定ユーティリティの実行時に生成されたログファイルを確認します。

図 12 アップグレードフローの第 3 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1246

Page 247: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの

概要

ログ解析ユーティリティを使用したログ解析ユーティリティを使用したログ解析ユーティリティを使用したログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログログログログファイルの概要ファイルの概要ファイルの概要ファイルの概要アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。IBM z/OS には適用されません。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

ログ解析ユーティリティを使用すると、アップグレードウィザードの実行時に作成されるログファイルを分析してま

とめることができます。

ログ解析ユーティリティは、検出内容を次の概要ファイルに書き込みます。

Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥PROCESS¥summary.html

UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/PROCESS/summary.html

ここで、

PROCESS は確認するアップグレードプロセスです(例: upgrep_dev_77)。

また、ログ解析ユーティリティは、summary.htmlと同じ情報を含む summary.txtファイルにも書き込みを行い

ます。ブラウザがない場合は、summary.txtファイルを使用します。

出力ファイルの書き込み後、ログ解析ユーティリティは summary.htmlを自動的に開きます。

表 31 に、ログ解析ユーティリティのコマンドライン構文を示します。

表 31 ログ解析ユーティリティのコマンドライン構文

フラグフラグフラグフラグ パラメータパラメータパラメータパラメータ 説明説明説明説明 コメントコメントコメントコメント

/s install_dir SIEBEL_ROOT($SIEBEL_ROOT)の親

ディレクトリへのフルパス。 たとえば、

SIEBEL_ROOT が C:¥sba80¥siebsrvrの

場合、install_dir は C:¥sba80となります。

パスは引用符で囲んでください。

必須

/g LANGUAGE_CODE アップグレードウィザードが実行された言

語。これはリソース言語と呼ばれ、通常は、

Siebel インストールウィザードが実行され

た言語です。たとえば、リソース言語が英語

の場合、言語コードは enu です。

必須

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 247

Page 248: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの

概要

ログ解析ユーティリティを実行するにはログ解析ユーティリティを実行するにはログ解析ユーティリティを実行するにはログ解析ユーティリティを実行するには

1 次のディレクトリに移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin

2 次のコマンドを実行します。表 31 の構文を使用します。

logparse /s install_dir /g LANGUAGE_CODE /r PROCESS /l LOGPARSE_FILENAME

/n MAX_NUMBER_SQL /t THRESHOLD_TIME /e MAX_NUMBER_ERRORS

Windows の例(アップグレードウィザードの言語は英語):

logparse /s C:¥sea7xx /g enu /r upgrep_dev_704 /l logparse.log /n 10 /t 00:00:10/e 10

3 ログ解析ログを確認して、ログ解析の実行時にエラーが発生していないことを確認します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin¥logparse.log

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin/logparse.log

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

71 ページの「Siebel データベースアップグレードのログファイルについて」

249 ページの「Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認」

/r PROCESS 概要ファイルを生成するスキーマプロセスの

名前(例: upgrep_dev_77)。

スキーマプロセス名を取得するには、

¥siebsrvr¥logを検索します。 ¥log のサブ

ディレクトリ名がスキーマプロセス名です。

必須

/l LOGPARSE_FILENAME ログ解析ログファイルの名前。 デフォルト

=logparse.log

/n MAX_NUMBER_SQL 概要に表示される 長実行の SQL の 大数。 デフォルト値 =10

/t THRESHOLD_TIME hh:mm:ss 形式の、 長実行 SQL の時間

のしきい値。

デフォルト値 =00:10:00

(デフォルトでは、10 分よ

り長く実行する SQL が表

示されます)

/e MAX_NUMBER_ERRORS 概要に表示されるエラーの 大数。 デフォルト =8

表 31 ログ解析ユーティリティのコマンドライン構文

フラグフラグフラグフラグ パラメータパラメータパラメータパラメータ 説明説明説明説明 コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1248

Page 249: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認

Siebel アップグレードログファイルでのエラーのアップグレードログファイルでのエラーのアップグレードログファイルでのエラーのアップグレードログファイルでのエラーの確認確認確認確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。IBM z/OS には適用されません。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

ログ解析ユーティリティを使用して、アップグレードウィザードの実行時に作成されるログファイルを確認すること

は、アップグレードプロセスが正常に完了したことを確認し、解決する必要があるエラーを識別するために推奨され

る方法です。

ログ解析ユーティリティは、検出内容を次の概要ファイルに書き込みます。

Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥process¥summary.html

UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/process/summary.html

ここで、

process は確認するアップグレードプロセスです(例: upgrep_dev_77)。

また、ログ解析ユーティリティは、summary.htmlと同じ情報を含む summary.txtファイルにも書き込みを行い

ます。ブラウザがない場合は、summary.txtファイルを使用します。

このトピックの手順では、summary.htmlファイルを確認する方法について説明します。

アップグレード環境の確認アップグレード環境の確認アップグレード環境の確認アップグレード環境の確認アップグレードステップのエラーを確認する前に、アップグレード環境が正しく設定されていることを確認します。

アップグレード環境を確認するにはアップグレード環境を確認するにはアップグレード環境を確認するにはアップグレード環境を確認するには

1 ブラウザで summary.htmlをまだ開いていない場合は、siebsrvr¥logに移動して、確認するアップグレー

ドプロセスのサブディレクトリを検索します。

2 目的のアップグレードプロセスディレクトリで、summary.htmlをクリックして、ブラウザでファイルを開き

ます。

3 summary.htmlホームページの[ログファイルのアップグレード/インストールのナビゲーションページ]で、

テーブルの[パラメータ]カラムを探し、[パラメータ]リンクをクリックします。

[パラメータ]ページが表示されます。

4 パラメータが正しいことを確認します。

ライセンスキーの値は暗号化されています。パラメータにエラーが見つかった場合は、エラーを修正し、必要に

応じてアップグレードプロセスを再び実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 249

Page 250: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認

アップグレードプロセスが正常に完了したかどうかの判断アップグレードプロセスが正常に完了したかどうかの判断アップグレードプロセスが正常に完了したかどうかの判断アップグレードプロセスが正常に完了したかどうかの判断アップグレードプロセスは一連のステップで構成されます。それぞれのステップが正常に完了する必要があります。

あるステップを完了できない場合、アップグレードウィザードは、state log ファイル

(siebsrvr¥log¥Process¥state¥state.log)でそのステップを不完全とマークして終了します。エラーを修

正して、アップグレードウィザードを再び実行する必要があります。アップグレードウィザードを再実行すると、

アップグレードウィザードは、state log ファイルを参照して、エラーが含まれる不完全なステップから再開しま

す。

エラーを識別するには、次の手順を使用します。

1 [状況]が[不完全]であるステップのエラーを解決します。

2 [状況]が[完了]であるすべてのステップを確認します。いずれかのステップに許容できないエラーが含まれ

ている場合は、エラーを解決します。

3 アップグレードウィザードを再起動するか、必要に応じて、データベースを回復してアップグレードプロセスを

再実行します。

エラーの解決方法に関する質問がある場合は、Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、

Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

アップグレードプロセスが正常に完了したかどうかを判断するにはアップグレードプロセスが正常に完了したかどうかを判断するにはアップグレードプロセスが正常に完了したかどうかを判断するにはアップグレードプロセスが正常に完了したかどうかを判断するには

1 ブラウザで summary.htmlをまだ開いていない場合は、siebsrvr¥logに移動して、確認するアップグレー

ドプロセスのサブディレクトリを検索します。

2 目的のアップグレードプロセスディレクトリで、summary.htmlをクリックして、ブラウザでファイルを開き

ます。

3 summary.htmlホームページの[ログファイルのアップグレード/インストールのナビゲーションページ]で、

テーブルの[ステップ/エラー]カラムを探し、[ステップ/エラー]リンクをクリックします。

[ステップ/エラーの概要]ページが表示されます。

4 [状況]カラムを検索し、すべてのステップの状況が[完了]になっていることを確認します。

すべてのステップの[状況]が[完了]の場合、アップグレードプロセスは正常に完了しています。

いずれかのステップの[状況]が[不完全]の場合、アップグレードプロセスは正常に完了していません。アッ

プグレードウィザードは、アップグレードプロセスのすべてのステップが完了する前に終了しています。エラー

を識別して修正する必要があります。

注意:注意:注意:注意: 場合によっては、ステップに許容できないエラーが含まれていても、アップグレードウィザードはその

ステップを完了できます。すべてのステップにおいて許容できないエラーが含まれていないことを確認する必要

があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1250

Page 251: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認

ステップに許容できないエラーが含まれているかどうかの判断ステップに許容できないエラーが含まれているかどうかの判断ステップに許容できないエラーが含まれているかどうかの判断ステップに許容できないエラーが含まれているかどうかの判断許容できないエラーには次の 2 つのタイプがあります。

� アップグレードウィザードは、エラーのためにステップを完了できず、終了しました。[ステップ/エラーの概

要]ページの[状況]フィールドを確認して、このようなエラーを検索することができます。ステップの[状

況]が[不完全]の場合、そのステップには許容できないエラーが含まれています。

� 許容できないエラーが発生しましたが、アップグレードウィザードはステップを完了できました。それぞれのス

テップの詳細情報を調査して、このようなエラーを検索することができます。

ステップに許容できないエラーが含まれているかどうかを判断するにはステップに許容できないエラーが含まれているかどうかを判断するにはステップに許容できないエラーが含まれているかどうかを判断するにはステップに許容できないエラーが含まれているかどうかを判断するには

1 ブラウザで summary.htmlをまだ開いていない場合は、siebsrvr¥logに移動して、確認するアップグレー

ドプロセスのサブディレクトリを検索します。

2 目的のアップグレードプロセスディレクトリで、summary.htmlをクリックして、ブラウザでファイルを開き

ます。

3 summary.htmlホームページの[ログファイルのアップグレード/インストールのナビゲーションページ]で、

テーブルの[ステップ/エラー]カラムを探し、[ステップ/エラー]リンクをクリックします。

[ステップ/エラーの概要]ページが表示されます。

4 [名前]カラムで、名前のリンクをクリックします。

そのステップの詳細情報が表示されます。もう 1 つの方法として、スライドバーを使用して、すべてのステッ

プの詳細情報リストを参照することもできます。

5 IBM DB2 および Oracle: それぞれのステップの詳細情報で、[エラー]項目を確認します。

[エラー]の値が「なし」の場合、そのステップでは許容できないエラーは発生していません。

テーブルに 1 つまたは複数のエラーがリストされている場合、そのエラーは許容できないエラーであり、修正

する必要があります。ログファイルへのリンクをクリックして、エラーに関する詳細情報を入手します。

6 MSSQL: それぞれのステップの詳細情報で、[エラー]項目を確認します。

[エラー]の値が「なし」の場合、そのステップではエラーは発生していません。

エラーがリストされているテーブルまたはテーブルへのリンクがある場合は、次の手順に従ってください。

a errors.xlsスプレッドシートを開きます。

Windows: DBSRVR_ROOT¥DATABASE_PLATFORM¥errors.xls

UNIX: DBSRVR_ROOT/DATABASE_PLATFORM/errors.xls

errors.rtf(Windows)または errors.txt(UNIX)ファイルが存在する場合は、これらのファイルの

いずれかを使用できます。これらのファイルには、errors.xlsと同じ内容が含まれています。errorsファイルには、修正する必要がない、重要でないエラーがリストされます。

b ログ解析ユーティリティの summary.htmlファイルにリストされているエラーと、エラーファイルに記載さ

れている許容可能なエラーのリストを比較します。

アップグレードウィザードによって生成されたログファイルは、errors ファイルに upgwiz1.log、

upgwiz2.log(ログファイルが追加されるごとに末尾の番号が増えます)として表示されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 251

Page 252: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � Siebel アップグレードログファイルでのエラーの確認

c errorsファイルに記載されているエラーを見つけた場合、そのエラーは許容可能なため、アクションは必要

ありません。

errorsファイルにリストされていないエラーを見つけた場合、そのエラーは許容できません。そのエラー

の原因になった条件を修正する必要があります。

7 許容できないエラーを解決するには、My Oracle Support の「477324.1」(ドキュメント ID)に移動しま

す。 このドキュメントには、一般的なエラーとその解決方法が示されています。 エラーがこのドキュメントに含

まれていない場合や解決できない場合は、Oracle グローバルカスタマサポートに連絡してください。アップグ

レードを進めないでください。

アップグレードパフォーマンスの確認アップグレードパフォーマンスの確認アップグレードパフォーマンスの確認アップグレードパフォーマンスの確認ログ解析概要ファイルによって、Upgrade Tuner がアップグレードスクリプトのパフォーマンスの分析に使用する

入力が提供されます。たとえば、概要ファイルでは、0 行を返した SQL コマンドに関する情報が Upgrade Tunerに提供されます。

Upgrade Tuner を使用して本番環境のアップグレードをチューニングする計画の場合は、概要ファイルのパフォー

マンス情報について理解しておいてください。

概要ファイルのアップグレードパフォーマンスを確認するには概要ファイルのアップグレードパフォーマンスを確認するには概要ファイルのアップグレードパフォーマンスを確認するには概要ファイルのアップグレードパフォーマンスを確認するには

1 ブラウザで summary.htmlをまだ開いていない場合は、siebsrvr¥logに移動して、確認するアップグレー

ドプロセスのサブディレクトリを検索します。

2 目的のアップグレードプロセスディレクトリで、summary.htmlをクリックして、ブラウザでファイルを開き

ます。

3 summary.htmlホームページの[ログファイルのアップグレード/インストールのナビゲーションページ]で、

次のカラムを探します。

� SQL のパフォーマンス情報

� DDL のパフォーマンス情報

4 これらのカラム内のリンクをクリックして、アップグレードプロセスに関するパフォーマンス情報を表示します。

[SQL のパフォーマンス情報]ページには、 長実行クエリーおよび SQL スクリプトに 0 行を返したクエリー

が表示されます。

[DDL のパフォーマンス情報]ページには、ddlimp ユーティリティおよび SQL スクリプトによって作成、変

更、および削除されたテーブルが表示されます。

どちらのページも、[純費用]カラムに、それぞれの操作の実行に必要な時間がリストされます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

71 ページの「Siebel データベースアップグレードのログファイルについて」

247 ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」

253 ページの「Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1252

Page 253: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ

Siebel アップグレードログファイルの手動アーカアップグレードログファイルの手動アーカアップグレードログファイルの手動アーカアップグレードログファイルの手動アーカイブイブイブイブアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。IBM z/OS には適用されません。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

インストールとアップグレードが完了した後は、SIEBEL_ROOT/log/PROCESS(Windows)ディレクトリに保存

されたログファイルを手動で保存およびアーカイブする必要があります。

デフォルトでは、アップグレードウィザードの後続の再試行で保持されるアップグレードログファイルは 9 個のみ

です。9 個のログファイルが作成された後に、アップグレードウィザードが再実行されると、 も早く作成されたロ

グファイルが上書きされ、必要に応じて残りのファイルもリサイクルされます(これは state.log ファイルには適

用されません)。

保持されるログファイルの数を、たとえば、20 個のログファイルを保持するように増やすには、

siebel_log_archive環境変数を 20 に再設定します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 253

Page 254: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認アップグレードログファイルの確認 � Siebel アップグレードログファイルの手動アーカイブ

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1254

Page 255: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

15 Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行

この章では、Siebel Repository のマージを実行するためのガイドラインを示します。 次のトピックが含まれてい

ます。

� 256 ページの「アップグレードフロー」

� 257 ページの「アップグレード動作を継承する Siebel Repository オブジェクトの設定」

� 258 ページの「レポジトリマージ用の Siebel Tools の設定」

� 260 ページの「Siebel Repository のマージの実行」

� 263 ページの「Siebel Repository マージログファイルの確認」

� 265 ページの「EIM の一時的なカラムの生成」

� 266 ページの「Siebel Repository オブジェクトプロパティの競合の確認」

� 268 ページの「Siebel Repository 定義ファイルの再生成」

� 270 ページの「Siebel テキストフィールドのラベル配置の設定」

� 271 ページの「新しい Siebel 環境への UI ファイルのコピー」

� 273 ページの「不要な Siebel レポジトリファイルの削除」

� 273 ページの「Siebel Repository オブジェクトの標準 UI への移行」

� 278 ページの「Siebel マージ後ユーティリティの実行」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 255

Page 256: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 13 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 4 段階に属しま

す。 この段階では Siebel Repository のマージおよび関連するすべてのタスクを実行します。

図 13 アップグレードフローの第 4 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1256

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � レポジトリマージの準備

レポジトリマージの準備レポジトリマージの準備レポジトリマージの準備レポジトリマージの準備すべてのアップグレード。すべてのアップグレード。すべてのアップグレード。すべてのアップグレード。このトピックは、すべてのアップグレードに適用されます。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

各レポジトリをマージして、アップグレードで使用するカスタマイズされた 1 つの 終的なレポジトリを作成する

プロセスは、処理に時間がかかり、リソースを集中的に使用します。 その結果、スペースの制約などの環境要因によ

り、マージに失敗する場合があります。 失敗した場合もマージプロセスは続行します。致命的なデータベースエラー

が発生した場合でも、エラーが検出されない可能性があります。

マージに失敗した場合は、データベース環境をマージ前の状態に戻し、マージを再度実行する必要があります。 また、別の予防策として、New Customer Repository をエクスポートして既存のワークフローを保存することをお

勧めします。

失敗したマージからの回復失敗したマージからの回復失敗したマージからの回復失敗したマージからの回復マージに失敗した場合に備えて、次の 2 つのタスクを実行してマージ前の環境を保存することをお勧めします。

1 データベース全体のバックアップの実行データベース全体のバックアップの実行データベース全体のバックアップの実行データベース全体のバックアップの実行: マージ前にデータベース全体をバックアップします。これにより、

マージに失敗した場合は、データベースをマージ前の状態に戻してマージ操作を再度実行できます。

2 New Customer Repository のエクスポートのエクスポートのエクスポートのエクスポート: マージ前に New Customer Repository をエクスポート

し、バックアップコピーを作成します。 マージに失敗した場合は、失敗したレポジトリを削除して、New Customer Repository のバックアップコピーをインポートします。 データベース設定ウィザードを使用したレ

ポジトリのエクスポートとインポートについては、『Using Siebel Tools』を参照してください。

備考:備考:備考:備考: New Customer Repository をエクスポートした場合は、S_MERGE_LOG、S_MERGE_LOG_OBJ、および S_MERGE_LOG_ATTR のマージログテーブルを切り捨てる必要があります。

アップグレード動作を継承するアップグレード動作を継承するアップグレード動作を継承するアップグレード動作を継承する Siebel Repository オブジェクトの設定オブジェクトの設定オブジェクトの設定オブジェクトの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、オブジェクト同士をリンクし、1 つのオブジェクトが別のオブジェクトのアップグレード動作を

継承できます。これは、オブジェクトのアップグレード参照先を指定して行います。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 257

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � レポジトリマージ用の Siebel Tools の設定

次のオブジェクトタイプに対するアップグレード参照先を指定できます。

� アプレット

� ビジネスコンポーネント

� 統合オブジェクト

� レポート

レポジトリマージを行う前に、作成した新しいオブジェクトを確認し、アップグレード参照先を指定するかどうかを

決定します。

アップグレード参照先を指定するにはアップグレード参照先を指定するにはアップグレード参照先を指定するにはアップグレード参照先を指定するには

1 Siebel Tools のオブジェクトに移動します。

2 [Upgrade Ancestor]フィールドをクリックします。

ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには、利用可能なアップグレード参照先が表示さ

れます。

3 アップグレード参照先を選択し、[Pick]をクリックします。

オブジェクトの子孫またはコピーを表示するにはオブジェクトの子孫またはコピーを表示するにはオブジェクトの子孫またはコピーを表示するにはオブジェクトの子孫またはコピーを表示するには

1 オブジェクトを右クリックします。

2 ピックリストから[View Descendants]を選択します。

ダイアログボックスが表示され、子孫が表示されます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

95 ページの「Siebel アップグレードにおけるアップグレード動作の継承について」

レポジトリマージ用のレポジトリマージ用のレポジトリマージ用のレポジトリマージ用の Siebel Tools の設定の設定の設定の設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

データベース:データベース:データベース:データベース: Oracle のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このトピックは、レポジトリマージの実行に使用する Siebel Tools インストールに適用されます。

レポジトリマージの実行前の作業レポジトリマージの実行前の作業レポジトリマージの実行前の作業レポジトリマージの実行前の作業RBO モードで開発環境のアップグレードを実行する場合は、次のタスクを実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1258

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � レポジトリマージ用の Siebel Tools の設定

レポジトリマージの前にレポジトリマージの前にレポジトリマージの前にレポジトリマージの前に Siebel Tools を設定するにはを設定するにはを設定するにはを設定するには

1 Siebel Tools を終了します。

2 Siebel Tools の設定ファイルに移動します。このファイルは次のディレクトリにあります。

install_dir¥bin¥lang¥tools.cfg

ここで、

� install_dir は、Siebel Tools のインストールディレクトリです。

� lang は、enu などの Siebel Tools でインストールされる言語です。

3 テキストエディタでファイルを開き、Oracle RDBMS への接続を制御するセクションを検索します。

ほとんどの場合、これは ServerDataSrc セクションです。

4 このセクションで、SqlStyle パラメータを SqlStyle = Oracle に設定します。

5 ファイルを保存して終了します。

6 Siebel Tools を再起動します。

レポジトリマージの実行後の作業レポジトリマージの実行後の作業レポジトリマージの実行後の作業レポジトリマージの実行後の作業次のタスクを実行して、SqlStyle パラメータをデフォルト(OracleCBO)に再設定します。

レポジトリマージの後にレポジトリマージの後にレポジトリマージの後にレポジトリマージの後に Siebel Tools を再設定するにはを再設定するにはを再設定するにはを再設定するには

1 Siebel Tools を終了します。

2 レポジトリマージの前に変更した Siebel Tools の設定ファイルに移動します。このファイルは次のディレクト

リにあります。

install_dir¥bin¥lang¥tools.cfg

ここで、各項目は次のようになります。

� install_dir は、Siebel Tools のインストールディレクトリです。

� lang は、enu などの Siebel Tools でインストールされる言語です。

3 テキストエディタでファイルを開き、変更した SqlStyle パラメータを含むセクションを検索します。

ほとんどの場合、これは ServerDataSrc セクションです。

4 このセクションで、SqlStyle パラメータをデフォルトの SqlStyle = OracleCBO に再設定します。

5 ファイルを保存して終了します。

6 Siebel Tools を再起動します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 259

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository のマージの実行

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行

アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。IBM z/OS には適用されません。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このタスクは、Prior Customer Repository(現在のレポジトリ)のカスタマイズを New Customer Repository(新しい Siebel リリースのレポジトリ)にマージします。

レポジトリマージを完了するには、通常、5 ~ 7 時間かかります。

前提条件:前提条件:前提条件:前提条件: マージを実行するワークステーションには、 小で 512 MB の RAM と、2 GB 以上の仮想メモリまたは

2 GB のページファイルが必要です。システムリソースの不足は、レポジトリマージの失敗の も一般的な要因で

す。レポジトリに大量のカスタマイズが含まれている場合は、追加メモリが必要になることがあります。

レポジトリをマージするにはレポジトリをマージするにはレポジトリをマージするにはレポジトリをマージするには

1 すべての Siebel Tools プロジェクトがチェックインされてロック解除されていることを確認してください。

2 すべてのレポジトリユーザーへのネットワーク接続を閉じて、Siebel Tools を終了します。

3 新しい Siebel リリースの tools.cfgファイルを開きます。このファイルは次のディレクトリにあります。

Tools_install_dir¥bin¥lang

ここで、

Tools_install_dirは Siebel Tools がインストールされるディレクトリで、langは enu などの言語です。

4 SIEBEL セクションを検索し、パラメータが表 32 に示すように設定されていることを確認します。

5 ファイルを保存して閉じます。

6 [コントロールパネル]、[システム]、[詳細設定]、[パフォーマンス設定]、[視覚効果]の順に移動します。

7 適なパフォーマンスを得るため、[適用]をクリックします。

8 次のコマンドラインオプションを使用して、新しい Siebel リリースで Siebel Tools を起動します。

Tools_install_dir¥bin¥siebdev/editseeddata

備考:備考:備考:備考: Siebel Tools の現在のインストールディレクトリの場所は、Tools_install_dir¥bin である必要があり

ます。これは、merge0.txt ファイルがそのパスの下に生成されるためです。

表 32 Siebel Tools 設定ファイルのアップグレード用パラメータ

パラメータパラメータパラメータパラメータ 値値値値

EnableToolsConstrain FALSE

SymStrPrefix X_

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1260

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository のマージの実行

9 [Tools]メニューから、[View]、[Options]、[Language Settings]の順に選択します。

10 言語モード設定が目的のモードに設定されていることを確認します。

この言語が、New Customer Repository からコンパイルされる SRF ファイルのユーザーインターフェイス

言語になります。また、マージ後ユーティリティで使用される言語にもなります。

11[File]メニューから[Open Repository]コマンドを選択して、Prior Customer Repository を開きます。

12[Tools]メニューから、[Upgrade]、[Upgrade Application]メニュー項目の順に選択します。

[Merge Repositories]ダイアログボックスが表示されます。

[Merge Repositories]ダイアログボックスには 4 つのオプションがあります。

� Merge: 指定したレポジトリをマージして、New Customer Repository を作成します。

� Cancel: レポジトリのマージを取り消し、[Merge Repositories]ダイアログボックスを終了します。

� Advanced : [Merge Options]ダイアログボックスを開きます。

13[Merge Repositories]ダイアログボックスで、次の表に示すレポジトリを選択します。

14[Advanced]をクリックします。

[Merge Options]ダイアログボックスが表示されます。

ドロップダウンリスト項目ドロップダウンリスト項目ドロップダウンリスト項目ドロップダウンリスト項目 選択する値選択する値選択する値選択する値

Prior Standard Repository

Prior x.x Siebel Repository(アップグレード元の

バージョンに応じて選択)

Prior Customized Repository

Prior Customer Repository

New Standard Repository

New Siebel Repository

New Customized Repository

New Customer Repository

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 261

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository のマージの実行

15[Merge Options]ダイアログボックスで、チェックボックスをオン/オフにしてマージオプションをアクティ

ブまたは非アクティブにします。

� Abort merge if more than x errors occur: 指定した数を超えるエラーが発生した場合にレポジ

トリのマージを自動的に中止するには、このオプションをアクティブにします。

注意:注意:注意:注意: 一般的なレポジトリのマージでは、些細なエラーが多数発生します。このオプションを選択する場

合は、エラーの数を大きい値に設定してください。そうすれば、些細なエラーが原因でレポジトリのマージ

が中止されるのを防ぐことができます。

� Incorporate Custom Layout: 以前のカスタマイズまたは変更されたフォーム、ビュー、および画

面上でのフィールドとボタンの配置を保持するには、このオプションをアクティブにします。以前のリリー

スとラベルの配置スタイルを選択してください。

[Prior Release]は、アップグレード元のリリースです。[Placement of Labels]は、フォームでのラ

ベルの配置場所を制御します。Siebel 7.7 では、フィールドのラベル配置が変更されました。縦方向のラ

ベル配置は上から中央に、フォントは太字から標準に、テキストアライメントは左から右に変更されていま

す。 Siebel 7.7 より前のリリースの外観と使い勝手を保持するには、[Placement of Labels]フィール

ドで[Label on Top]を選択します。

選択した後に、[OK]をクリックします。

[Upgrade Check List]ダイアログボックスが表示されます。

16[Upgrade Check List]ダイアログボックスで、各前提条件が満たされていることを確認します。前提条件が

満たされている場合は、すべてのチェックボックスをオンにし、[Continue]をクリックします。

注意:注意:注意:注意: チェックリストのすべての項目が完了しない場合は、アップグレードに失敗することがあります。

マージの完了後は、New Customer Repository のバックアップを作成するように要求するダイアログボック

スが表示されます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1262

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository マージログファイルの確認

Siebel Repository マージログファイルの確認マージログファイルの確認マージログファイルの確認マージログファイルの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

レポジトリマージが成功したかどうかを判断するには、マージログファイルを確認します。マージは、許容できない

エラーが発生せずに完了した場合は成功です。

� 許容可能なエラー許容可能なエラー許容可能なエラー許容可能なエラー: 元のオブジェクトがオブジェクト定義で指定されており、New Siebel Repository に表示

されていない場合は、マージエラーが発生します。これは許容可能なエラーで、無視してかまいません。

次に、マージログファイル merge0.txt内の許容可能なエラーの例を示します。

!!ERROR::CANNOT upgrade objects which have Briefing Tracking Profile Applet - Product marked as 'Upgrade Anc'

� 許容できないエラー許容できないエラー許容できないエラー許容できないエラー: 他のすべてのマージエラーは許容できないエラーで、マージが正常に行われなかったこ

とを意味します。

詳しくは、My Oracle Support の「477269.1」(ドキュメント ID)を参照してください。このドキュメント

は、以前は「Siebel Troubleshooting Steps 19」として発行されていました。

マージエラーは、Siebel Tools の[Upgrade Applications Objects List]ビューに表示されます。マージエラー

の詳細は、次のレポジトリマージログに記載されます。

Tools_install_dir¥bin¥merge0.txt

ここで、

Tools_install_dirは Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

マージプロセスを実行するたびに、merge0.txt ファイル名に付く番号が merge1.txt のように増加します。

終了したレポジトリのマージプロセスに[未完了]というフラグが付いている場合は、Siebel Tools の

[Screens]メニューに移動し、[Application Upgrader]メニュー項目を選択します。 失敗の も一般的な理由は

次のとおりです。

� エラー(!!ERROR)の数が、マージの開始時に Siebel Tools で定義済みの数を超えた。

� Siebel Tools ワークステーションでのローカルの問題(スケジュール設定した再起動など)により、マー

ジプロセスが終了した。

� RDBMS のエラーにより、プロセスが停止した。

� Siebel Tools がインストールされているワークステーションで、メモリの割り当ての問題が発生した。

� ネットワークに障害が発生した。

終了したレポジトリマージに[未完了]というフラグが付いている場合は、マージを再実行する必要があります

(260 ページの「Siebel Repository のマージの実行」を参照)。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 263

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository マージログファイルの確認

レポジトリマージが成功したかどうかを判断するにはレポジトリマージが成功したかどうかを判断するにはレポジトリマージが成功したかどうかを判断するにはレポジトリマージが成功したかどうかを判断するには

1 Siebel Tools で、[Screens]メニューから[Application Upgrader]、[Application Upgrade Object List]の順に選択します。

2 [Application Upgrades]リストで、マージのレコードを選択します。

3 [Status]カラムでエントリを確認します。

� Completed: これは、エラーが発生せずにマージが完了したことを意味します。

� Completed with Errors: これは、マージにエラーが含まれることを意味します。

[Status]カラムに[Completed]と表示される場合、追加アクションは必要ありません。マージは正常に終

了しました。

[Status]カラムに[Completed with Errors]と表示される場合は、エラーを確認してマージが正常に完了

したかどうかを判断する必要があります。エラーを確認するには、このタスクの残りの手順を完了します。

4 [Object Differences]リストで[Query]をクリックします。

5 [Status]フィールドに「ERROR::*」と入力します。

6 Enter キーを押してクエリーを実行します。

これにより、マージプロセスでエラーの発生したすべてのオブジェクトが表示されます。

7 マージログファイル merge0.txt を開きます。このファイルは次のディレクトリにあります。

Tools_install_dir¥bin

ここで、

Tools_install_dirは Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

複数のファイルがある場合は、merge1.txt などのファイル名に も大きい番号のあるファイルを開きます。

8 ファイル内のマージエラーを検索するには、「!!ERROR」という文字列を検索します。

情報メッセージは、「!!INFO」とマークされています。

9 [Object Differences]リストに表示されているオブジェクト、およびログファイルに表示されているエラー

を使用して、エラーを分析します。

� すべてのエラーが許容可能である場合、マージは成功です。

ただし、マージ操作を再実行するかどうかを判断する際は、許容可能なエラーの数を考慮することをお勧め

します。

� ログに許容できないエラーが含まれている場合、マージは失敗です。

10 マージに許容できないエラーがある場合は、My Oracle Support の「477269.1」(ドキュメント ID)に移動

します。 このドキュメントは、以前は「Siebel Troubleshooting Steps 19」として発行されていました。

このドキュメントでは、ログファイルに表示される多くのエラーメッセージの意味が説明されています。このド

キュメントを使用して、エラーを解決します。 すべてのエラーを解決できない合は、Oracle グローバルカスタ

マサポートに連絡してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1264

Page 265: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � EIM の一時的なカラムの生成

11 ワークフローのマージログファイルを開きます。

Tools_install_dir¥bin¥merge0_ver.txt

複数のファイルがある場合は、merge1_ver.txt などのファイル名に も大きい番号のあるファイルを開きま

す。このログファイルは、ワークフローのマージ前およびマージ後の手順により作成されます。

12 ログファイルを確認します。 ファイルにエラーがある場合は、My Oracle Support でサービスリクエスト

(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービスの営業員に問い合わせて、Oracle のアプ

リケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

My Oracle Support の「477269.1」(ドキュメント ID)。 このドキュメントは、以前は「Siebel Troubleshooting Steps 19」として発行されていました。

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

155 ページの「Siebel ワークフローデザイナーのアップグレード計画」

EIM の一時的なカラムの生成の一時的なカラムの生成の一時的なカラムの生成の一時的なカラムの生成アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

レポジトリのマージプロセスはカスタムマッピング用の EIM 処理カラムを保存しません。不足しているカスタム

EIM 処理カラムを再生成する必要があります。

EIM の一時的なカラムを生成するにはの一時的なカラムを生成するにはの一時的なカラムを生成するにはの一時的なカラムを生成するには

1 Siebel Tools で、[File]メニューから[Open Repository]、[New Customer Repository]の順に選択し

ます。

2 [Tools]メニューから、[Upgrade]、[Generate EIM Processing Columns]の順に選択します。

ダイアログボックスが表示されます。

3 ダイアログボックスで、[OK]をクリックして、カスタムマッピング用に EIM 処理カラムを生成します。

4 [Object Explorer]ウィンドウで[New Customer Repository]を選択し、[Comment]フィールドに

UpgEimColと表示されていることを確認します。

これは、EIM の一時的なカラムが正常に作成されたことを示しています。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 265

Page 266: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository オブジェクトプロパティの競合の確認

Siebel Repository オブジェクトプロパティの競合オブジェクトプロパティの競合オブジェクトプロパティの競合オブジェクトプロパティの競合の確認の確認の確認の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

レポジトリのマージ中にオブジェクトプロパティの競合を解決する方法を変更できます。

オブジェクトプロパティの競合の発生原因オブジェクトプロパティの競合の発生原因オブジェクトプロパティの競合の発生原因オブジェクトプロパティの競合の発生原因レポジトリマージでは、Prior Siebel Repository、Prior Customer Repository、および New Siebel Repository のレポジトリオブジェクトのプロパティが比較されます。3 つすべてのレポジトリでオブジェクトプロ

パティの値が異なる場合は、オブジェクトプロパティの競合が発生します。

また、あるオブジェクトプロパティの値を Prior Customer Repository で変更し、新しいリリース(New Siebel Repository)でもそのプロパティの値を変更した場合は、競合が発生します。

あるオブジェクトプロパティの値を Prior Customer Repository で変更し、新しいリリースでは変更していない

場合、オブジェクトプロパティの競合は発生しません。このとき、変更した値は、マージプロセスにより New Customer Repository に転送されます。

マージプロセスでは、オブジェクトの Standard Win プロパティの設定が参照され、オブジェクトプロパティの競

合が解決されます。レポジトリオブジェクトのおよそ 90% は、マージプロセスにより New Siebel Repository の

オブジェクトプロパティ値を使用して、競合が解決されます。

Standard Win プロパティの設定は変更しないでください。

Application Upgrade Attribute List ビュービュービュービューSiebel Tools の Application Upgrade Attribute List ビューを使用して、オブジェクトプロパティの競合の解決

方法を確認および変更できます。このビューの[Attribute Differences]リストには、次のカラムがあります。

� Object Name: オブジェクトの名前。

� Attribute: オブジェクトプロパティ名。

� Conflict: マージプロセスにより、マージ中にオブジェクトプロパティの競合が発生した場合にこのフィール

ドのチェックマークがオンになります。

� Resolution: マージプロセスで競合を解決するために使用されるプロパティ値を表示します。

� Standard Value: New Siebel Repository のプロパティ値が使用されています。この値は、[New Standard]カラムに表示されます。

� Custom Value: Prior Customer Repository のプロパティ値が使用されています。この値は、[Prior Customized]カラムに表示されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1266

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Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository オブジェクトプロパティの競合の確認

� Override: このカラムのチェックマークをオンにし、競合の解決方法を変更します。解決方法を上書きする

と、マージされたレポジトリのプロパティ値が変更されます。解決方法が[Standard Value]の場合は

[Custom Value]に、[Custom Value]の場合は[Standard Value]に切り替えられます。

[Override]カラムのチェックマークをオンにしても、[Resolution]カラムに表示される値は変更されませ

ん。これは、このカラムに表示される値が、マージされたレポジトリでは手動で上書きされていることを示しま

す。

� Prior Standard: Prior Siebel Repository のオブジェクトプロパティ値を表示します。

� Prior Customized: Prior Customer Repository のオブジェクトプロパティ値を表示します。

[Resolution]カラムでは、この値は「カスタム値」と呼ばれています。

� New Standard: New Siebel Repository のオブジェクトプロパティ値を表示します。[Resolution]カラ

ムでは、この値は「標準値」と呼ばれています。

前提条件前提条件前提条件前提条件: レポジトリマージに成功している必要があります。 263 ページの「Siebel Repository マージログファイ

ルの確認」を参照してください。

オブジェクトプロパティの競合を確認するにはオブジェクトプロパティの競合を確認するにはオブジェクトプロパティの競合を確認するにはオブジェクトプロパティの競合を確認するには

1 Siebel Tools で、[Screens]メニューから[Application Upgrader]、[Application Upgrade Attribute List]の順に選択します。

2 [Application Upgrades]リストで、成功したマージのレコードを選択します。

3 [Attribute Differences]リストで[Query]をクリックします。

4 [Attribute Differences]リストで、[Conflict]フィールドをクリックし、チェックマークを表示します。

5 Enter キーを押してクエリーを実行します。

クエリーにより、競合のあるすべてのオブジェクトプロパティが表示されます。

6 各レコードに対して、[Resolution]フィールドのエントリを確認します。

7 競合解決を変更するには、[Override]フィールドをクリックします。

チェックマークが表示されます。これにより、マージされたレポジトリのオブジェクトプロパティ値が変更され

ます。

次のオブジェクトプロパティでは、競合の上書きはしないようにしてください。競合を変更する前に、アップグ

レードしたアプリケーションでプロパティを視覚的に確認してください。

� 左、右、上、高さ、幅

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 267

Page 268: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository 定義ファイルの再生成

Siebel Repository 定義ファイルの再生成定義ファイルの再生成定義ファイルの再生成定義ファイルの再生成アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

開発環境のアップグレード(upgphys)後、テスト環境のアップグレード前に、レポジトリオブジェクトを変更し

た場合、schema.ddl ファイルと custrep.dat ファイルを再生成する必要があります。これらのファイルは

upgphys の実行中に作成されています。

� Schema.ddl: このファイルには、Siebel データベースの論理定義が含まれています。

� Custrep.dat: このファイルには、レポジトリオブジェクトの定義が含まれています。

これらのファイルは、テスト環境および本番環境のアップグレードへの入力として使用されます。これらのファイル

が作成された後にレポジトリでオブジェクト定義またはスキーマ定義を変更した場合は、これらのファイルを再生成

する必要があります。

schema.ddl ファイルの再生成ファイルの再生成ファイルの再生成ファイルの再生成次の手順に従って、schema.ddl ファイルを再生成します。

schema.ddl ファイルを再生成するにはファイルを再生成するにはファイルを再生成するにはファイルを再生成するには

1 Siebel データベースサーバーファイルがインストールされている Siebel Server で、次の場所に移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL ROOT/bin

2 次のコマンドを実行します。

ddldict /u DatabaseOwner /p Password /c "ODBCDataSource" /d TableOwner /f DBSRVR_ROOT¥DatabasePlatform¥schema.ddl /e y /a y /l SiebelLogDir¥sch_dict.log /n "Siebel Repository" /t dcir

ここで、各項目は次のようになります。

� DatabaseOwner は、Siebel データベース管理者のアカウント名です。

� Password は、Siebel データベース管理者のアカウントパスワードです。

� ODBCDataSource は、データベースに接続するための ODBC 名です。名前は引用符で囲んでください。

� TableOwner は、Siebel テーブルのオーナー名です。

� DBSRVR_ROOT は、Siebel データベースサーバーインストールディレクトリの絶対パスです。

� DatabasePlatform は、Oracle などのデータベースの Siebel データベースサーバーのディレクトリ名で

す。次の例では、Windows のパス構文を示します。UNIX システムでは、UNIX のパス構文を使用してく

ださい。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1268

Page 269: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository 定義ファイルの再生成

� SiebelLogdir は、出力ログを配置するディレクトリ(ログ出力ディレクトリ)へのパスです。次の例で

は、Windows のパス構文を示します。UNIX システムでは、UNIX のパス構文を使用してください。

3 コマンドが終了した後、出力ログファイルにエラーがないか確認します。 ログにエラーが示されている場合は、

My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービ

スの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

custrep.dat ファイルの再生成ファイルの再生成ファイルの再生成ファイルの再生成次の手順に従って、custrep.dat ファイルを再生成します。

custrep.dat ファイルを再生成するにはファイルを再生成するにはファイルを再生成するにはファイルを再生成するには

1 Siebel データベースサーバーファイルがインストールされている Siebel Server で、次の場所に移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL ROOT/bin

2 次のコマンドを実行します。

repimexp /a e /u DatabaseOwner /p Password /c "ODBCDataSource" /d TableOwner/r "Siebel Repository" /f DBSRVR_ROOT¥DatabasePlatform¥custrep.dat /l SiebelLogDir¥exprep.log

ここで、各項目は次のようになります。

� DatabaseOwner は、Siebel データベース管理者のアカウント名です。

� Password は、Siebel データベース管理者のアカウントパスワードです。

� ODBCDataSource は、データベースに接続するための ODBC 名です。名前は引用符で囲んでください。

� TableOwner は、Siebel テーブルのオーナー名です。

� DBSRVR_ROOT は、Siebel データベースサーバーインストールディレクトリの絶対パスです。次の例で

は、Windows のパス構文を示します。UNIX システムでは、UNIX のパス構文を使用してください。

� DatabasePlatformは、OracleなどのデータベースのSiebelデータベースサーバーのディレクトリ名です。

� SiebelLogdir は、出力ログを配置するディレクトリ(ログ出力ディレクトリ)へのパスです。次の例で

は、Windows のパス構文を示します。UNIX システムでは、UNIX のパス構文を使用してください。

3 コマンドが終了した後、出力ログファイルにエラーがないか確認します。 ログにエラーが示されている場合は、

My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成するか、または Oracle アドバンストカスタマサービ

スの営業員に問い合わせて、Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

56 ページの「Siebel データベースのアップグレードプロセスについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 269

Page 270: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel テキストフィールドのラベル配置の設定

Siebel テキストフィールドのラベル配置の設定テキストフィールドのラベル配置の設定テキストフィールドのラベル配置の設定テキストフィールドのラベル配置の設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: ICL を使用する Siebel 7.x。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、フォームでのフィールドのラベル配置が変更されました。縦方向のラベル配置は上から中央に、

フォントは太字から標準に、テキストアライメントは左から右に変更されています。

レポジトリマージに[カスタムレイアウトの組み込み](ICL)を選択しており、[ラベルを上部に配置]を選択した

場合、スタイルシート(main.css)を編集してラベル配置を設定し、前のリリースの外観と使い勝手を保持する必

要があります。

[簡易印刷]と[印刷プレビュー]が正しく表示されるようにするには、印刷プレビュースタイルシート

(printmain.css)も修正する必要があります。

main.css の修正の修正の修正の修正main.css を修正して、フィールドラベルが 7.7 より前のリリースの形式で表示されるようにします。

main.css を修正するにはを修正するにはを修正するにはを修正するには

1 テキストエディタを使用して、Siebel Tools インストールディレクトリにある main.css ファイルを開きます。

¥public¥<lang>¥files¥main.css

ここで、

lang は、enu などのインストール言語です。

2 mceLabel を検索します。

3 .mceLabel セクションで、次のように値を設定します。

� vertical-align : top

� text-align: left

� font-weight : bold

4 mceLabel2 を検索します。

5 .mceLabel セクションと同じ変更を、.mceLabel2 セクションでも行います。

6 ファイルを保存して終了します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1270

Page 271: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � 新しい Siebel 環境への UI ファイルのコピー

printmain.css の修正の修正の修正の修正printmain.css を修正して、[簡易印刷]と[印刷プレビュー]でフィールドラベルが 7.7 より前のリリースの形

式で表示されるようにします。

1 テキストエディタを使用して、Developer Web Client の printmain.css ファイルを開きます。

¥public¥lang¥files¥printmain.css

ここで、

lang は、enu などのインストール言語です。

2 mceLabel を検索します。

3 .mceLabel セクションで、次のように値を設定します。

� vertical-align : top

� text-align: left

� font-weight : bold

4 mceLabel2 を検索します。

5 .mceLabel セクションと同じ変更を、.mceLabel2 セクションでも行います。

6 ファイルを保存して終了します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

新しい新しい新しい新しい Siebel 環境への環境への環境への環境への UI ファイルのコピーファイルのコピーファイルのコピーファイルのコピーアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: ICL を使用する Siebel 7.x。Web テンプレートファイルまたはスタイルシートファイル

(main.css)を手動で変更した、ICL を使用しないアップグレードにも適用されます。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

ICL アップグレードアップグレードアップグレードアップグレードレポジトリマージ中にカスタムレイアウトの組み込み(ICL)を選択した場合は、Web テンプレートファイル

(.swt や .swe)の特別なセットが、レポジトリマージの実行に使用される Siebel Tools インストール場所の

webtemplディレクトリに自動的にコピーされます。たとえば、Siebel 7.5.3 を選択した場合、7.5.3 の外観と使

い勝手を提供する新しい Web テンプレートファイルが、webtemplディレクトリにコピーされています。

これらのファイルを、テスト環境および本番環境の Siebel Server にコピーする必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 271

Page 272: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � 新しい Siebel 環境への UI ファイルのコピー

カスタマイズされたカスタマイズされたカスタマイズされたカスタマイズされた Web テンプレートファイルテンプレートファイルテンプレートファイルテンプレートファイルSiebel Tools を使用して Web テンプレートの定義をカスタマイズした場合、これらの変更は Siebel Repositoryに格納されます。Siebel Tools は、Siebel Tools インストールディレクトリにある Web テンプレートファイルに

変更を行いません。

開発環境の Siebel Tools インストールディレクトリにある Web テンプレートファイルを手動でカスタマイズした

場合は、このファイルをテスト環境および本番環境の両方の Siebel Server にコピーする必要があります。

別の環境へのスタイルシートファイルのコピー別の環境へのスタイルシートファイルのコピー別の環境へのスタイルシートファイルのコピー別の環境へのスタイルシートファイルのコピーSiebel Tools を使用してテキストフィールドなどのレイアウトオブジェクトのプロパティをカスタマイズした場合、

これらの変更は Siebel Repository に格納されます。Siebel Tools は、Siebel Tools インストールディレクトリ

にあるスタイルシートファイル(main.css)に変更を行いません。

開発環境の Siebel Tools インストール場所にある main.css を手動でカスタマイズした場合は、このファイルをテ

スト環境および本番環境の両方の Siebel Server にコピーする必要があります。

次の場合にも、main.css を新しい環境にコピーする必要があります。

� ICL アップグレードを実行した場合

� [ラベルを上部に配置]を選択した場合

� スタイルシートを編集した場合(316 ページの「Siebel Web テンプレート項目への項目識別子の割り当て」を

参照)

ICL アップグレードを実行して[ラベルを上部に配置]を選択した場合、[簡易印刷]と[印刷プレビュー]のスタ

イルシート(printmain.css)も新しい環境にコピーする必要があります。

スタイルシートファイルを別の環境にコピーするにはスタイルシートファイルを別の環境にコピーするにはスタイルシートファイルを別の環境にコピーするにはスタイルシートファイルを別の環境にコピーするには

1 開発環境の Siebel Tools インストールディレクトリ(installdir)で、スタイルシートファイルを検索します。

installdir¥public¥lang¥files¥main.css and printmain.css

ここで、lang は enuなどのインストール言語です。

2 スタイルシートファイルを、テスト環境または本番環境の任意の Siebel Server の次の場所にコピーします。

Windows: SIEBEL_ROOT¥webmaster¥files¥lang

UNIX: $SIEBEL_ROOT/webmaster/files/lang

既存の main.cssおよび printmain.cssファイルを上書きしないように、新しいファイルをコピーする前に

既存のスタイルシートのファイル名を変更することを検討してください。

3 Web サーバーファイルを更新します。

これで、Web サーバーで新しいスタイルシートファイルを使用できるようになります。Web サーバーファイル

を更新するには、使用しているオペレーティングシステム用の『Siebel インストールガイド』を参照してくだ

さい。サーバーファイルは、URL とパスワードを使用するか、Web サーバーを停止して再起動することで更新

できます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1272

Page 273: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � 不要な Siebel レポジトリファイルの削除

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

138 ページの「Siebel Web テンプレートファイルとスタイルシートのアップグレード計画」

不要な不要な不要な不要な Siebel レポジトリファイルの削除レポジトリファイルの削除レポジトリファイルの削除レポジトリファイルの削除アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

レポジトリのアップグレードが確実に完了した後は、安全のために New Siebel Repository および Prior Customer Repository をエクスポートします。次のレポジトリを削除することもできます。

� Prior Standard Repository

� New Standard Repository

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

Siebel Repository オブジェクトの標準オブジェクトの標準オブジェクトの標準オブジェクトの標準 UI へのへのへのへの移行移行移行移行アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。前のアップグレードでカスタムレイアウトの組み込

み(ICL)を選択した場合は、このタスクを実行します。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

前のアップグレードで[カスタムレイアウトの組み込み](ICL)マージオプションを選択した場合、New Customer Repository の UI オブジェクトは非アクティブ化され、Prior Customer Repository からの UI オブ

ジェクトに置き換えられています。次のリリースにアップグレードする前に、標準 UI オブジェクトを再度アクティ

ブ化する必要があります。これは開発環境の upgrep の後、レポジトリマージの前に実行してください。

たとえば、Siebel 7.5 から Siebel 7.7 にアップグレードし、Siebel 7.5 の外観と使い勝手を保持するため ICLマージオプションを選択したとします。次に、Siebel 7.7 から 新の Siebel リリースにアップグレードします。

この場合、レポジトリマージを実行する前に、Siebel 7.7 の標準 UI オブジェクトをアクティブ化する必要があり

ます。これにより、UI が Siebel 7.7 に移行されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 273

Page 274: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository オブジェクトの標準 UI への移行

この移行により、UI は、ICL マージではなく通常のマージ後の状態に戻ります。 前のアップグレードからの Prior Customer Repository は、次のようになります。

� 顧客作成画面、ビュー、およびアプレットは保持されます。

� Prior Customer Repository で追加した UI コントロールは保持されますが、コントロールの配置は再設定が

必要となる場合があります。

� Prior Customer Repository で削除した UI コントロール、リストカラム、ページタブ、チャート、アプレッ

ト Web テンプレート項目、およびビュー Web テンプレート項目は、削除されたままです。

� Prior Customer Repository で顧客が変更し、それ以降もカスタマイズされた画面、ビュー、およびアプレッ

トは、標準 UI に移行されません。カスタマイズは保持されますが、新しいリリースの UI 標準に準拠するよう

オブジェクトのレイアウトを修正する必要がある場合もあります。

� Prior Customer Repository の標準オブジェクトで、それ以降も削除または変更されていないオブジェクト

は、標準 UI に移行されます。再設定は不要です。

� Prior Customer Repository の標準オブジェクトで、それ以降に変更されたオブジェクトは、標準 UI に移行

されません。カスタマイズは保持されますが、新しいリリースの UI に準拠するようオブジェクトのレイアウト

を修正する必要がある場合もあります。

標準 UI の移行では、定義済みロジックを使用してオブジェクトを選択し、次のように変更します。

� ICL オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト : これらは前のアップグレードで ICL 処理された画面、ビュー、アプレット、および子オブ

ジェクトです。 ICL マージによって、New Customer Repository の標準 UI オブジェクトは非アクティブ化さ

れ、Prior Customer Repository からの ICL オブジェクトに置き換えられています。 標準 UI に移行すると、

ICL オブジェクトが非アクティブ化されて削除され、対応する標準 UI オブジェクトがアクティブ化されます。

� 標準標準標準標準 UI オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト: これらは ICL マージ手順により非アクティブ化され、名前の末尾に -UPGが追加され

た UI オブジェクトです。これらのオブジェクトには、前のレポジトリマージからのコントロールの削除や追加

などのカスタマイズが含まれています。コントロールの配置などの一部の UI レイアウトに対するカスタマイズ

は含まれません。移行によって、これらのオブジェクトがアクティブになります。標準 UI オブジェクトは、

アップグレード元のリリースの ICL オブジェクトを置き換えます。標準 UI オブジェクトのレイアウトの中に

は、再設定が必要なものもあります。

遅延時間の使用によるアップグレード後のカスタマイズの識別遅延時間の使用によるアップグレード後のカスタマイズの識別遅延時間の使用によるアップグレード後のカスタマイズの識別遅延時間の使用によるアップグレード後のカスタマイズの識別前のアップグレード以降にカスタマイズした ICL オブジェクトは、標準 UI への移行に影響されません。これらの変

更は保持され、新しいリリースのレポジトリマージに含まれます。

Siebel Tools では、ICL オブジェクトの変更日時と該当する標準 UI オブジェクトを比較してこれらのカスタマイ

ズを識別します。変更日時が指定した遅延時間と異なる場合、Siebel Tools では ICL オブジェクトは変更されず、

次のレポジトリマージではカスタマイズされたオブジェクトとして扱われます。

たとえば、前の ICL レポジトリマージを完了するのに 3 日かかりました。これは、ICL オブジェクトとそれに対応す

る標準 UI オブジェクトの変更日時が、レポジトリマージの完了時まで 3 日以上は異ならないことを意味します。ICLオブジェクトを後で変更しました。この変更日時は、現在、対応する標準 UI オブジェクトとは 3 日以上異なります。

次に、Siebel Tools を使用してレポジトリを標準 UI に移行し、3 日間の遅延時間を使用します。ICL オブジェクト

の変更日時の比較が遅延時間よりも長いため、ICL オブジェクトは対応する標準 UI オブジェクトに置き換えられま

せん。ICL オブジェクトは、次のレポジトリマージではカスタマイズされたオブジェクトとして扱われます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1274

Page 275: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository オブジェクトの標準 UI への移行

デフォルトの遅延時間は 72 時間です。遅延時間は、24 ~ 120 時間の間で指定できます。このとき、次のガイドラ

インに従います。

� 遅延時間には、前のレポジトリマージにかかった時間よりも短い時間を設定しないでください。短い時間を設定

すると、マージ後にカスタマイズされなかったオブジェクトがカスタマイズされたオブジェクトとして扱われる

場合があります。

� また、前のレポジトリマージにかかった時間よりも極端に長い遅延時間を設定しないでください。長い時間を設

定すると、遅延時間が終了する前にカスタマイズが行われる危険性が増します。これらのカスタマイズは、次の

レポジトリマージ中に失われます。

レポジトリオブジェクトの変更方法レポジトリオブジェクトの変更方法レポジトリオブジェクトの変更方法レポジトリオブジェクトの変更方法移行プロセスでは、レポジトリの標準 UI オブジェクトと ICL オブジェクトの両方が配置されます。このプロセスで

は、次に、標準 UI オブジェクトと対応する ICL オブジェクトのどちらを変更するかが決定されます。

� ICL オブジェクトを削除し、対応する標準 UI オブジェクトをアクティブ化することで、UI オブジェクトを標

準に移行します。

� 標準 UI オブジェクトを削除し、対応する ICL オブジェクトを保持することで、カスタマイズされた ICL オブ

ジェクトを保持します。

276 ページの表 33 に、これらのオブジェクトの変更に使用されるロジックを示します。表の列の意味は次のとおり

です。

� ICL オブジェクトがあるかどうか:オブジェクトがあるかどうか:オブジェクトがあるかどうか:オブジェクトがあるかどうか: 「Yes」は、Siebel Tools が対応する ICL オブジェクトのある標準 UI オブジェクトを配置したことを意味します。「No」は、対応する ICL オブジェクトが Siebel Repository にない

ことを意味します。ほとんどの場合、これは、前のマージ中に Prior Customer Repository でオブジェクト

が無効化されているためです。その場合は、オブジェクトに -UPGが追加され、外観と使い勝手を保持する ICLオブジェクトは作成されません。

� 遅延時間内かどうか:遅延時間内かどうか:遅延時間内かどうか:遅延時間内かどうか: 「Yes」は、変更日時の比較結果が指定した遅延時間内であることを意味します。「No」は、変更日時の比較結果が指定した遅延時間内ではないことを意味し、レポジトリマージ後に ICL オブジェク

トを変更していることを意味します。

� Prior Siebel Repository の状況の状況の状況の状況: Siebel Tools は、Prior Siebel Repository における有効/無効の状

況をチェックします。これにより、Prior Siebel Repository で無効化されているオブジェクトがアクティブ

化されないようにします。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 275

Page 276: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository オブジェクトの標準 UI への移行

表では、Siebel Repository は現在の Siebel Repository を示します。

ログ出力ログ出力ログ出力ログ出力移行プロセスでは、レポジトリに対する変更を次のログファイルに書き込みます。

SIEBEL_ROOT¥log¥iclmigration.log

ログの先頭には、ICL 機能により影響を受けた 上位レベルのオブジェクトが表示されます。オブジェクトごとに、

すべての子オブジェクトに対して行われた操作がログに繰り返し表示されます。

表 33 レポジトリオブジェクトの変更に使用されるロジック

ICL オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト

があるかどうかがあるかどうかがあるかどうかがあるかどうか

遅延時間内か遅延時間内か遅延時間内か遅延時間内か

どうかどうかどうかどうか

Prior Siebel Repositoryの状況の状況の状況の状況

移行による移行による移行による移行によるSiebel Repositoryのオブジェクトの変更方法のオブジェクトの変更方法のオブジェクトの変更方法のオブジェクトの変更方法

Yes Yes 有効 � ICL オブジェクトを削除します。

� 対応する標準 UI オブジェクトの名前から -UPGサ

フィックスを削除します。

� Prior Customer Repository でオブジェクトの状況

を無効から有効に変更します。

� 読み取り専用制限を削除します。オブジェクトの削除

または変更ができます。

Yes Yes 無効 � ICL オブジェクトを削除します。

� 対応する標準 UI オブジェクトの名前から -UPGサ

フィックスを削除します。

� Prior Customer Repository では状況は無効から有

効には変更されません。

� 読み取り専用制限を削除します。オブジェクトの削除

または変更ができます。

Yes No 該当なし � ICL オブジェクトに対する変更は行われません(オブ

ジェクトは、レポジトリマージ後にカスタマイズされ

ています)。

� 対応する標準 UI オブジェクトと、このオブジェクト

の子オブジェクトを削除します。

No 該当なし 該当なし � オブジェクトの状況は無効から有効には変更されません。

� 読み取り専用制限を削除します。オブジェクトの削除

または変更ができます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1276

Page 277: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel Repository オブジェクトの標準 UI への移行

遅延時間の指定遅延時間の指定遅延時間の指定遅延時間の指定デフォルトの遅延時間は 72 時間です。この時間は、Siebel Tools の .cfg ファイルを編集して変更できます。 短

時間は 24 時間で、 長時間は 120 時間です。

� 前提条件前提条件前提条件前提条件: 新しいリリースで提供される Siebel Tools をインストールしておく必要があります。

遅延時間を指定するには遅延時間を指定するには遅延時間を指定するには遅延時間を指定するには

1 Siebel Tools のインストールディレクトリで、¥bin¥lang ディレクトリに移動します。ここで、lang は、

ENU などのインストール言語です。

2 テキストエディタを使用して tools.cfg を開き、[Siebel]セクションを探します。

3 次の変数をセクションの 後に追加します。

PriorICLMergeTimeLag = time

ここで、time は 24 以上 120 以下の整数です。

4 ファイルを保存します。

5 Siebel Tools を再起動します。

標準標準標準標準 UI への移行への移行への移行への移行Siebel Tools のメニューオプションは、ICL オブジェクトを標準 UI に移行します。UI のアップグレードを完了す

るには、 短で 3 時間かかります。

前提条件前提条件前提条件前提条件:

� 新しいリリースで提供される Siebel Tools をインストールしておく必要があります。

� 必要に応じて遅延時間を設定します。デフォルトは 72 時間です。

� アップグレードしたデータベースをバックアップしていることを確認します。

標準標準標準標準 UI に移行するにはに移行するにはに移行するにはに移行するには

1 Siebel Tools を起動します。

2 [Tools]メニューから[Upgrade]を選択して、[Migrate ICL Objects to Standard]を選択します。

3 [ICL Migration]ダイアログボックスで、次を選択して[Continue]をクリックします。

� Prior Customer Repository: Prior Customer Repository を選択します。これは、現在のリリー

スの Siebel Repository で、アップグレードの準備中に名前を変更したレポジトリです。

� Prior Standard Repository: Prior V7.X Siebel Repository を選択します。これは、現在インス

トールされているリリースの Prior Standard Repository です。このレポジトリは、新しいリリースで

データベースの upgrep を実行したときにロードされています。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 277

Page 278: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel マージ後ユーティリティの実行

4 [ICL Migration Warning]ダイアログボックスで、[Yes]をクリックして Prior Customer Repository を

バックアップしていることを確認します。

[ICL Migration Status]ダイアログボックスが表示されます。ここには、移行中のログエントリが表示され

ます。

移行中は、Siebel Tools で他の操作を行うことはできません。Siebel Tools を閉じることもできません。

移行が完了すると、ポップアップメッセージが表示されます。

5 移行を開始した後に取り消すには、次のようにします。

a [ICL Migration Status]ダイアログボックスで、[Cancel]をクリックします。

b 取り消しを確認するダイアログボックスで、[Yes]をクリックします。

移行を開始した後に取り消す場合、バックアップから保存した Prior Customer Repository を復元し、もう

一度移行を開始する必要があります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel マージ後ユーティリティの実行マージ後ユーティリティの実行マージ後ユーティリティの実行マージ後ユーティリティの実行アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

マージが正常に完了した後は、マージ後ユーティリティを実行します。これらのユーティリティは、マージされたレ

ポジトリのユーザーインターフェイスオブジェクトに対して次の変更を行います。

� 一部のフローベースのフォームアプレットをグリッドベースに変換します。

� Prior Customer Repository からの新規またはカスタマイズされた画面、ビュー、およびアプレットが正しく

設定され、UI からアクセスできることを確認します。

� マルチバリューグループ(MVG)アプレットを修正してシャトル化します。

� レポジトリマージ中にカスタムレイアウトの組み込み(ICL)を選択した場合、ユーティリティでは影響を受け

る UI オブジェクトを表示します。

� 未入力の必須フィールドがある UI オブジェクトを表示します。

必要に応じて、マージ後ユーティリティを再実行できます。マージ後ユーティリティで問題が発生し、ユーティリ

ティが完了前に終了した場合は、マージされたレポジトリで問題を解決してから、ユーティリティを再実行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1278

Page 279: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel マージ後ユーティリティの実行

マージ後ユーティリティを実行するにはマージ後ユーティリティを実行するにはマージ後ユーティリティを実行するにはマージ後ユーティリティを実行するには

1 マージ後ユーティリティの再実行で既存のログを保存する場合は、ログの名前を変更します。ログのパスは次の

ようになります。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

ログの名前を変更しない場合、ログは上書きされます。

2 Siebel Tools で、[Screens]メニューから[Application Upgrader]、[Application Upgrade Object List]の順に選択します。

3 [Application Upgrades]リストで、マージのレコードを選択します。

4 [Application Upgrades]リストで、右クリックしてポップアップメニューから[Launch Post Merge Utility]を選択します。

ダイアログボックスが表示され、マージ後ユーティリティのログが表示されます。ユーティリティが終了する

と、完了を表すメッセージがログに表示されます。

マージ後ユーティリティのインスタンスは複数起動しないでください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 279

Page 280: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Repository のマージの実行のマージの実行のマージの実行のマージの実行 � Siebel マージ後ユーティリティの実行

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1280

Page 281: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

16 マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の Siebel 開発タスク開発タスク開発タスク開発タスク

この章では、開発者を対象に Siebel Repository を正常にマージした後のガイドラインを示します。 次のトピック

が含まれています。

� 282 ページの「アップグレードフロー」

� 283 ページの「Siebel Repository から削除されたオブジェクトの確認」

� 284 ページの「Siebel Repository で廃止されたオブジェクトの確認」

� 285 ページの「Siebel シンボリック文字列モデルへのアップグレード」

� 286 ページの「Siebel マージ後の IBM DB2 8KB テーブルスペースおよびバッファの削除」

� 286 ページの「Siebel Enterprise Application Integration(EAI)の更新」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 281

Page 282: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の Siebel 開発タスク開発タスク開発タスク開発タスク � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 14 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 5 段階に属しま

す。 この段階では、Siebel Repository のマージ(Siebel Repository のマージと関連するすべてのタスク)を正

常に完了した後の各タスクを実行します。

図 14 アップグレードフローの第 5 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1282

Page 283: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の Siebel 開発タスク開発タスク開発タスク開発タスク � Siebel Repository から削除されたオブジェクトの確認

Siebel Repository から削除されたオブジェクトから削除されたオブジェクトから削除されたオブジェクトから削除されたオブジェクトの確認の確認の確認の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Prior Customer Repository から削除したオブジェクトがから削除したオブジェクトがから削除したオブジェクトがから削除したオブジェクトが New Customer Repository 内に存在してい内に存在してい内に存在してい内に存在してい

る場合、る場合、る場合、る場合、レポジトリをマージしても、オブジェクトは New Customer Repository からは削除されません。マージ

後に、これらのオブジェクトがアプリケーションの操作に悪影響を及ぼしていないことを確認する必要があります。

前提条件前提条件前提条件前提条件: レポジトリマージに成功している必要があります。 263 ページの「Siebel Repository マージログファイ

ルの確認」を参照してください。

削除されたオブジェクトのリストを生成するには削除されたオブジェクトのリストを生成するには削除されたオブジェクトのリストを生成するには削除されたオブジェクトのリストを生成するには

1 Siebel Tools で、[Screens]メニューから[Application Upgrader]、[Application Upgrade Object List]の順に選択します。

2 [Application Upgrades]リストで、成功したマージのレコードを選択します。

3 [Query]をクリックします。

4 [Object Differences]リストに検索条件を入力します。

� [In Prior Standard]フィールドをクリックして、チェックマークを表示します。

� [Added to New Customized]フィールドをクリックして、チェックマークを表示します。

� [In Prior Customized]フィールドをクリックして、チェックマークを表示します。もう一度このフィー

ルドをクリックし、チェックマークをオフにします。

5 Enter キーを押してクエリーを実行します。

削除されたオブジェクトが、[Object Differences]リストに表示されます。[Top Parent Type]および

[Object Type]フィールドを使用して、表示されたオブジェクトにフィルターを適用します。

6 リストを注意深く調べて、マージレポジトリに復元した削除されたオブジェクトが、アップグレードしたアプリ

ケーションに影響しないかどうか判断します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 283

Page 284: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の Siebel 開発タスク開発タスク開発タスク開発タスク � Siebel Repository で廃止されたオブジェクトの確認

Siebel Repository で廃止されたオブジェクトので廃止されたオブジェクトので廃止されたオブジェクトので廃止されたオブジェクトの確認確認確認確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Prior Siebel Repository では利用可能であっても New Siebel Repository では利用できないオブジェクトは廃

止されています。レポジトリのマージを実行した後、Siebel Tools を使用して廃止されたオブジェクトのリストを

生成できます。Prior Siebel Repository で利用可能だったオブジェクトは、New Siebel Repository で利用でき

るオブジェクトと比較されます。

前提条件前提条件前提条件前提条件: レポジトリマージに成功している必要があります。 263 ページの「Siebel Repository マージログファイ

ルの確認」を参照してください。

廃止されたオブジェクトのリストを生成するには廃止されたオブジェクトのリストを生成するには廃止されたオブジェクトのリストを生成するには廃止されたオブジェクトのリストを生成するには

1 Siebel Tools で、[Screens]メニューから[Application Upgrader]、[Application Upgrade Object List]の順に選択します。

2 [Application Upgrades]リストで、成功したマージのレコードを選択します。

3 [Query]をクリックします。

4 [Object Differences]リストに検索条件を入力します。

a [In Prior Standard]フィールドをクリックして、チェックマークを表示します。

b [In New Standard]フィールドをクリックして、チェックマークを表示します。もう一度このフィールド

をクリックし、チェックマークをオフにします。

c [In Prior Customized]フィールドをクリックして、チェックマークを表示します。

d [Attribute]フィールドをクリックして、チェックマークを表示します。もう一度このフィールドをクリッ

クし、チェックマークをオフにします。

5 Enter キーを押してクエリーを実行します。

廃止されたすべてのオブジェクトが[Object Differences]リストに表示されます。[Top Parent Type]お

よび[Object Type]フィールドを使用して、表示されたオブジェクトにフィルターを適用します。

6 リストを注意深く調べて、削除されたオブジェクトがアップグレードしたアプリケーションに影響しないかどう

か判断します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1284

Page 285: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の Siebel 開発タスク開発タスク開発タスク開発タスク � Siebel シンボリック文字列モデルへのアップグレード

Siebel シンボリック文字列モデルへのアップグシンボリック文字列モデルへのアップグシンボリック文字列モデルへのアップグシンボリック文字列モデルへのアップグレードレードレードレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.5.3、7.7.x、7.8.x、および 8.x。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、シンボリック文字列モデルが導入されています。これは、ロケールベースの文字列モデルに代わ

るものです。ロケールベースの文字列モデルでは、Tools レポジトリ内の各 UI テキスト文字列は、アプレットなど

の UI オブジェクト定義の一部です。テキスト文字列の翻訳は、各 UI オブジェクトの子ロケールレコード内の子オ

ブジェクトとして管理されます。したがって、一般的に使用される文字列の場合、UI オブジェクト間に多くの冗長

性があります。

新しいシンボリック文字列モデルは、オブジェクト指向です。1 つのシンボリック文字列が、テキスト文字列の翻訳

の代わりに使用されます。各言語に対して、1 つのテキスト文字列が定義され、シンボリック文字列に属性として割

り当てられます。これにより、UI 全体で複数言語のテキスト文字列の管理が簡素化されます。

一部の文字列は、アップグレード時にシンボリック文字列モデルに変換されません。シードデータ、エラーメッセー

ジ、変数リスト(LOV)、および翻訳不可能な属性(コントロールのテキストアライメントプロパティなど)では、

ロケールベースの文字列が引き続き使用されます。

カスタムのロケールベースの文字列を新しいモデルに変換して統合するには、変換ユーティリティ(consoleapp)を実行する必要があります。言語パックをインストールする予定の場合は、文字列の変換または統合プロセスを実行

する前にインストールすることをお勧めします。

シンボリック文字列モデルへの変換または統合については、『Using Siebel Tools』を参照してください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

160 ページの「Siebel 文字列翻訳のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 285

Page 286: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の Siebel 開発タスク開発タスク開発タスク開発タスク � Siebel マージ後の IBM DB2 8KB テーブルスペースおよびバッファの

削除

Siebel マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の IBM DB2 8KB テーブルステーブルステーブルステーブルスペースおよびバッファの削除ペースおよびバッファの削除ペースおよびバッファの削除ペースおよびバッファの削除アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

データベース:データベース:データベース:データベース: IBM DB2 のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

8KB テーブルスペース、8KB 一時テーブルスペース、および 8KB バッファプールを削除します。8KB テーブルス

ペースを削除する前に、次の SQL 文を実行して、内部にテーブルが存在していないかを確認します。

select name from sysibm.systables where TBSPACE='TBS_8K'

Siebel Enterprise Application Integration((((EAI)の更新)の更新)の更新)の更新アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Enterprise Application Integration(EAI)を使用する場合は、次の処理を実行してビジネスオブジェクトの定

義を更新することによって、データのタイプ、長さ、編集形式、またはその他のプロパティに対する変更を取り込み

ます。

統合オブジェクトをアップグレードするには統合オブジェクトをアップグレードするには統合オブジェクトをアップグレードするには統合オブジェクトをアップグレードするには

1 統合オブジェクトを同期する必要があるかどうかを判断し、必要な場合は同期します。

統合オブジェクトを同期する必要があるかどうかを判断する際は、『Integration Platform Technologies: Siebel Enterprise Application Integration』の同期に関する注意事項を確認してください。

2 統合オブジェクトを検証(Validate)します。

3 検証エラーが発生した場合は、エラーの原因となったユーザーキーまたはフィールドを非アクティブ化します。

4 XML の親要素で「List Of」エラーが発生した場合は、XML の親要素から値「List Of」を手動で削除します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1286

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17 Siebel データベースおよびファイルデータベースおよびファイルデータベースおよびファイルデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクシステムのアップグレード後のタスクシステムのアップグレード後のタスクシステムのアップグレード後のタスク

この章では、アップグレードおよびレポジトリマージを正常に完了した後に、Siebel データベースおよび Siebelファイルシステム内で完了する必要のあるタスクについて説明します。 次のトピックが含まれています。

� 288 ページの「アップグレードフロー」

� 289 ページの「Siebel データベースにおけるスキーマのカスタマイズの再適用」

� 290 ページの「Siebel データベースにおける無効な EIM テーブルカラムの確認」

� 290 ページの「Siebel データベースにおけるドックオブジェクトおよびルール定義の確認」

� 292 ページの「Siebel アップグレード後のアップグレードした Oracle RDBMS の確認」

� 293 ページの「Siebel アップグレード後の Oracle データベースパラメータの設定」

� 293 ページの「Siebel ファイルシステムの添付ファイルの更新」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 287

Page 288: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 15 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 6 段階に属しま

す。 この段階では、レポジトリマージ前に変更を加えたカスタムのスキーマを再適用し、レポジトリマージ後の他の

問題を確認します。

図 15 アップグレードフローの第 6 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1288

Page 289: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � Siebel データベースにおけ

るスキーマのカスタマイズの再適用

Siebel データベースにおけるスキーマのカスタマデータベースにおけるスキーマのカスタマデータベースにおけるスキーマのカスタマデータベースにおけるスキーマのカスタマイズの再適用イズの再適用イズの再適用イズの再適用アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

現在のリリースでは、テーブルは廃止されたか、あるいは新しいテーブルに置き換えられています。現在のリリース

で廃止されているテーブルに拡張カラムまたは外部キー(FK)カラムを追加していた場合は、新しいテーブルにこ

れらの変更を再度適用する必要があります。

廃止されたテーブルの確認廃止されたテーブルの確認廃止されたテーブルの確認廃止されたテーブルの確認アップグレードプロセスでは、廃止されたテーブルに関する情報を確認できるレポートが生成されます。このレポー

ト xtndobstbl.txtの内容は、次のとおりです。

� 廃止されたテーブル内のカスタムカラム

� 廃止されたテーブルを参照するカスタム外部キーカラム

� アクセス制御関連の廃止されたテーブルへのカスタム外部キーカラムの EIM マッピング

� 廃止されたテーブルに対するカスタム外部キー別ワークフローカラム

� 廃止されたテーブル内の正規化されていないカスタムカラム

� 現在のリリースで廃止されたテーブル

廃止された各テーブルは、次の 3 つのコードのいずれかを設定してリストされます。

� Not Used: これらのテーブルは現在のリリースでは使用されませんが、引き続き使用可能です。これらの

テーブルは、ドッキングまたは EIM などで、現状のままでサポートされます。

� EOL(サポート終了)(サポート終了)(サポート終了)(サポート終了): これらのテーブルは現在のリリースでは使用されず、今後のリリースでもサポートされ

ません。

� Inactive: これらのテーブルはサポートが中止されており、現在のリリースではサポートされません。この無

効テーブル内にある拡張カラムおよび外部キーカラムは、代替テーブルに移動する必要があります。

xtndobstbl.txtに記載されたテーブルがない場合、アクションは必要ありません。

このファイルにテーブルが記載されている場合は、そのカスタム拡張カラムおよび外部キーカラムを、Siebel Tools を使用して現在のリリースのテーブルに適用し直します。 『Configuring Siebel Business Applications』を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 289

Page 290: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � Siebel データベースにおけ

る無効な EIM テーブルカラムの確認

Siebel データベースにおける無効なデータベースにおける無効なデータベースにおける無効なデータベースにおける無効な EIM テーブルテーブルテーブルテーブルカラムの確認カラムの確認カラムの確認カラムの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、EIM テーブルのいくつかのカラムは非アクティブになっています(有効 = FALSE)。これは、

テーブルが 32KB のテーブルサイズ制限を超えないようにするためです。Siebel Tools では、このようなテーブル

の無効なカラムについてクエリーを実行し、これがアプリケーションの操作に影響を与えないことを確認します。

Siebel データベースにおけるドックオブジェクトデータベースにおけるドックオブジェクトデータベースにおけるドックオブジェクトデータベースにおけるドックオブジェクトおよびルール定義の確認およびルール定義の確認およびルール定義の確認およびルール定義の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

可視性ルールとドックオブジェクトを変更するには、Oracle アドバンストカスタマサービスのサポートが必要で

す。

ローカルデータベースを使用するモバイルユーザーに Siebel Business Applications を配布する場合は、

DICTUTLユーティリティを実行して、すべてのドックオブジェクトおよびルール定義が正しいことを確認できます。

ドックオブジェクトを使用すると、モバイルユーザーはローカルデータベースと Siebel Server との同期をとるこ

とができます。ルールによって、ユーザーが同期をとるデータが決まります。ドックオブジェクトおよびルールにつ

いては、『Siebel Tools Online Help』および『Siebel Remote and Replication Manager 管理ガイド』を参照

してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1290

Page 291: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � Siebel データベースにおけ

るドックオブジェクトおよびルール定義の確認

すべてのドックオブジェクトおよびルール定義が適切であることを確認するにはすべてのドックオブジェクトおよびルール定義が適切であることを確認するにはすべてのドックオブジェクトおよびルール定義が適切であることを確認するにはすべてのドックオブジェクトおよびルール定義が適切であることを確認するには

1 次のディレクトリに移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin

2 表 34 に示すパラメータを使用して、次のコマンドを入力します。

dictutl /C ODBC_DATASOURCE /U USERNAME /P PASSWORD /D TABLEOWNER /N "REPOSITORY_NAME" /A y 2> logfile.log

3 LOGFILE.logファイルを確認します。

a Microsoft Excel でファイルを開きます。ファイルが大きすぎて Excel でファイル全体を表示できない場合

は、ファイルを 2 つに分割し、それぞれを調べます。

b 「error」という単語を検索します。

c エラーを見つけたら、そのエラーテキストを正確に書き留めます。

d 「syntax」という単語を検索します。

e 構文エラーを見つけたら、そのエラーテキストを正確に書き留めます。

f エラーを解決する必要があるかどうかを判断するために、?Oracle アドバンストカスタマサービスの営業

員に問い合わせて、?Oracle のアプリケーションエキスパートサービスのサポートを受けてください。

エラーがなかった場合は、次のようなエントリが含まれます。

❏ Errors: 0

❏ Syntax OK

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

170 ページの「Siebel ドックオブジェクトと可視性ルールの保持」

表 34 DICTUTL のコマンドラインフラグ

フラグフラグフラグフラグ パラメータパラメータパラメータパラメータ 説明説明説明説明 必須必須必須必須

/C ODBC_DATASOURCE ODBC データソース名 Yes

/U USERNAME データベースにログインするためのユーザー名 Yes

/P PASSWORD データベースにログインするためのユーザーパスワード Yes

/D TABLEOWNER テーブルオーナーのユーザー名 Yes

/N "REPOSITORY_NAME" 辞書用のレポジトリ名(パラメータは必ず二重引用符で

囲む)

Yes

/A yまたは n y パラメータを入力すると、辞書キャッシュが無視され

ます。辞書キャッシュを無視しない場合は「n」と入力

します。

Yes

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 291

Page 292: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � Siebel アップグレード後の

アップグレードした Oracle RDBMS の確認

Siebel アップグレード後のアップグレードしたアップグレード後のアップグレードしたアップグレード後のアップグレードしたアップグレード後のアップグレードしたOracle RDBMS の確認の確認の確認の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: Oracle のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

現在の Siebel リリースへのアップグレードの前後に、RDBMS をアップグレードできます。

現在の Siebel リリースにアップグレードした後で Oracle RDBMS をアップグレードする場合は、Siebel ddlimpユーティリティを実行して、アップグレードしたデータベースのスキーマレイアウトを確認する必要があります。

これにより、Siebel データベースのデータ長が char データおよび varchar データ用の文字ベースの長さに変換さ

れます。 次の手順に関する追加情報については、My Oracle Support の「477966.1」(ドキュメント ID)を参照

してください。

アップグレードしたアップグレードしたアップグレードしたアップグレードした Oracle RDBMS を確認するにはを確認するにはを確認するにはを確認するには

1 Siebel データベースサーバーファイルがインストールされている Siebel Server で、次の場所に移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL ROOT/bin

2 次のコマンドを実行します。

ddlimp /u TableOwner /p TablePassword /c "ODBCDataSource" /f DBSRVR_ROOT/DatabasePlatform/schema.ddl /t y /i n /e n /B TableSpace /X IndexSpace /G SSE_ROLE/R Y /l SiebelLogDir/ddlctl_verify_RDBMS.log

ここで、各項目は次のようになります。

� TableOwner は、Siebel テーブルオーナー名で、スキーマ修飾子名とも呼ばれます。

� TablePassword は、Siebel テーブルオーナーパスワードです。

� ODBCDataSource は、データベースに接続するための ODBC 名です。名前は引用符で囲んでください。

� DBSRVR_ROOT は、Siebel データベースサーバーのインストールディレクトリの絶対パスです。

� DatabasePlatform は、Oracle データベースの Siebel データベースサーバーディレクトリです。

� Tablespace は、Siebel データベースの Oracle テーブルスペース名です。

� IndexSpace は、Siebel データベースの Oracle インデックススペース名です。

� SiebelLogdir は、出力ログを配置するディレクトリ(ログ出力ディレクトリ)へのパスです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1292

Page 293: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � Siebel アップグレード後の

Oracle データベースパラメータの設定

3 コマンドが終了した後、出力ログファイルにエラーがないか確認します。 ログにエラーが示されている場合は、

My Oracle Support でサービスリクエスト(SR)を作成してください。 または、グローバルカスタマサポー

トに直接電話をかけて、サービスリクエストを作成したり、現在の SR の状況を更新できます。グローバルカス

タマサポートの電話番号は以前と同じで、My Oracle Support に記載されています。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

127 ページの「Siebel 環境における RDBMS のアップグレードについて」

Siebel アップグレード後のアップグレード後のアップグレード後のアップグレード後の Oracle データベースデータベースデータベースデータベースパラメータの設定パラメータの設定パラメータの設定パラメータの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: Oracle のみ。

Siebel データベースのアップグレード完了後は、init.ora の次のパラメータを設定してください。

� optimizer_index_cost_adj: このパラメータを 1 に設定します。

� 統計の収集統計の収集統計の収集統計の収集: SQL パフォーマンスを 適化するには、PL/SQL パッケージ dbms_stats を使用して、統計情

報の収集を管理します。 オプティマイザー設定に関する追加情報については、My Oracle Support の「Bulletin 478028.1」(ドキュメント ID)を参照してください。 このドキュメントは、以前は「Siebel Technical Note 582」として発行されていました。

� アップグレード後の本番環境の推奨設定の詳細なリストは、使用しているオペレーティングシステム用の

『Siebel インストールガイド』の RDBMS の設定に関する章を参照してください。

Siebel ファイルシステムの添付ファイルの更新ファイルシステムの添付ファイルの更新ファイルシステムの添付ファイルの更新ファイルシステムの添付ファイルの更新アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 6.x、7.0.x、7.5.x、7.7.x、および 7.8.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 6.x 以降では、Siebel ファイルシステムの構造が次のように変更されています。

Siebel 7.5 では、添付ファイル名に添付ファイルテーブル名が含まれています。アップグレードによって添付ファ

イルテーブル内のレコードが新しい添付ファイルテーブルに移行された場合、ユーティリティを実行して、ファイル

システムの添付ファイル名を更新する必要があります。

次のトピックのタスクを実行して、Siebel ファイルシステムの添付ファイルを更新します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 293

Page 294: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � Siebel ファイルシステムの

添付ファイルの更新

添付ファイル名の更新添付ファイル名の更新添付ファイル名の更新添付ファイル名の更新このトピックのタスクは、すべてのアップグレードに適用されます。Oracle は、Siebel ファイルシステムで添付

ファイル名を更新するユーティリティを提供しています。表 35 に、ユーティリティを実行するときに入力するテー

ブル名を示します。このユーティリティによって、指定したテーブル名を含むすべてのファイルが更新されます。た

とえば、「S_OLDTABLE_ATT」および「S_NEWTABLE_ATT」というテーブルを指定した場合、ユーティリティ

は文字列「S_OLDTABLE_ATT」を含むすべての添付ファイルを文字列「S_NEWTABLE_ATT」を含む添付ファイ

ルにコピーすることで、ファイルシステムの添付ファイルを更新します。

ファイルシステムの添付ファイルを更新するにはファイルシステムの添付ファイルを更新するにはファイルシステムの添付ファイルを更新するにはファイルシステムの添付ファイルを更新するには

1 次のディレクトリに移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin

2 次のユーティリティを実行します。

Windows: chng_file_sys.bat OLD_TABLE NEW_TABLE "FILE_SYSTEM"

UNIX: chng_file_sys.ksh -s OLD_TABLE -t NEW_TABLE -f "FILE_SYSTEM"

ここで、各項目は次のようになります。

� OLD_TABLE = アップグレード元のリリースの添付ファイルテーブル名。新しいリリースでは、このテーブ

ルは廃止されています。

� NEW_TABLE = OLD_TABLE の添付ファイルレコードは、新しいリリースの NEW_TABLE に移行されま

す。このユーティリティによって、ファイルシステムで OLD_TABLE に指定した文字列を含む添付ファイ

ルは、NEW_TABLE に指定した文字列を含む添付ファイルにコピーされます。

� "FILE_SYSTEM" = Siebel ファイルシステム添付ファイルが置かれているディレクトリの名前(二重引用

符で囲む)

表 35 更新ユーティリティの入力引数

アップグレードパスアップグレードパスアップグレードパスアップグレードパス 古いテーブル古いテーブル古いテーブル古いテーブル 新しいテーブル新しいテーブル新しいテーブル新しいテーブル

アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 6.x。 � S_EMPLOYEE_ATT � S_CONTACT_ATT

アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 6.x。 � S_ORG_INT_ATT � S_ACCNT_ATT

� アップグレード元アップグレード元アップグレード元アップグレード元: z/OS を含む

すべてのプラットフォームの

Siebel 6.2.1 FINS。

� アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、7.7.x、および

7.8.x。Siebel Insurance のみ。

� S_INSCLM_BL_ATT � S_INVOICE_ATT

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1294

Page 295: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � Siebel ファイルシステムの

添付ファイルの更新

Windows の例:

chng_file_sys.bat S_EMPLOYEE_ATT S_CONTACT_ATT"C:¥siebfile¥att"

UNIX の例:

chng_file_sys.ksh -s S_EMPLOYEE_ATT -t S_CONTACT_ATT-f "/usr/siebel/siebfile/att"

3 名前が変更されたファイルをよく確認し、Siebel Business Applications からアクセスできることを検証します。

たとえば、S_EMPLOYEE_ATTは S_CONTACT_ATTに移行されるため、名前が S_EMPLOYEE_12-1ABC.SAFの

ファイルは、S_CONTACT_12-1ABC.SAFという名前に変更されていることを確認します。

S_LIT の添付ファイルの更新の添付ファイルの更新の添付ファイルの更新の添付ファイルの更新Siebel 7.0.x からアップグレードする場合は、このトピックのタスクを実行します。Siebel 7.5 では、S_LIT の

レコードは S_CB_ASSET_VER に移行されます。関連する添付ファイル名を、S_LIT*SAF から

S_CB_ASSET_VER*.SAF に更新する必要があります。

S_LIT の添付ファイルを更新するにはの添付ファイルを更新するにはの添付ファイルを更新するにはの添付ファイルを更新するには

1 次のディレクトリに移動します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin

2 次のコマンドを入力します。

Windows: file_upg_mm.bat ODBC_SOURCE USER_NAME PASSWORD TABLE_OWNER "FILE_SYSTEM_LOCATION" "SIEBEL_ROOT" "DBSRVR_ROOT"

UNIX: file_upg_mm.ksh ODBC_SOURCE USER_NAME PASSWORD TABLE_OWNER FILE_SYSTEM_LOCATION $SIEBEL_ROOT DBSRVR_ROOT

ここで、各項目は次のようになります。

� ODBC_SOURCE = データベースの ODBC ソース

� USER_NAME = データベースユーザー名

� PASSWORD = このデータベースユーザー名のパスワード

� TABLE_OWNER = データベーステーブルオーナー(iSeries に実装している場合は User_Nameに入力した

値を使用可能)

� FILE_SYSTEM_LOCATION = ファイルシステムが置かれているディレクトリ

� SIEBEL_ROOT = Siebel Server がインストールされるディレクトリ

� DBSRVR_ROOT = Siebel データベースサーバーファイルがインストールされるディレクトリ

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 295

Page 296: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel データベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスクデータベースおよびファイルシステムのアップグレード後のタスク � Siebel ファイルシステムの

添付ファイルの更新

Windows の例:

file_upg_mm.bat SEBL sadmin sadminpw SIEBEL "C:¥siebfile" "C:¥sea7xx¥siebsrvr" "C:¥sea7xx¥dbsrvr"

UNIX の例:

file_upg_mm.ksh SEBL sadmin sadminpw SIEBEL /usr/siebel/siebfile $SIEBEL_ROOT/usr/siebel/sea7xx/dbsrvr

UNIX 構文では、FILE_SYSTEM_LOCATION および DBSRVR_ROOT を引用符で囲まないことに注意して

ください。

3 名前が変更されたファイルをよく確認し、Siebel Business Applications からアクセスできることを検証します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1296

Page 297: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

18 Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認

この章では、レポジトリマージ後の Siebel UI の確認について説明します。 次のトピックが含まれています。

� 298 ページの「アップグレードフロー」

� 299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

� 300 ページの「Siebel Business Address アプレットの設定の確認」

� 301 ページの「Siebel グリッドベースアプレットの確認」

� 303 ページの「Siebel UI ナビゲーションの確認」

� 304 ページの「Siebel マルチバリューグループシャトルアプレットの確認」

� 307 ページの「Siebel UI リッチテキストコントロールの修正」

� 308 ページの「新しい Siebel UI 集合カテゴリーの確認」

� 309 ページの「正しく表示するための可視性フィルターの変更」

� 310 ページの「カテゴリーとタイプの Siebel チャートビューへの割り当て」

� 311 ページの「カテゴリーとタイプの Siebel エクスプローラビューへの割り当て」

� 312 ページの「アクセスできない Siebel 詳細ビューへのナビゲーションの設定」

� 314 ページの「廃止された Siebel UI フィールドの削除」

� 315 ページの「カスタムレイアウト組み込みにより影響を受けた Siebel UI オブジェクトの確認」

� 316 ページの「Siebel UI の必須フィールドの確認」

� 316 ページの「Siebel Web テンプレート項目への項目識別子の割り当て」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 297

Page 298: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 16 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 6 段階に属しま

す。 この段階では、アップグレードプロセスの実行時にユーザーインターフェイスで発生した可能性のある問題を確

認および解決します。

図 16 アップグレードフローの第 6 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1298

Page 299: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング

マージ後のマージ後のマージ後のマージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング問題のトラブルシューティング問題のトラブルシューティング問題のトラブルシューティングアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

基本的なトラブルシューティングのガイドライン基本的なトラブルシューティングのガイドライン基本的なトラブルシューティングのガイドライン基本的なトラブルシューティングのガイドラインビューまたは画面が表示されない場合は、次のようにします。

� Developer Web Client を使用して、ユーザーに正しい権限が割り当てられていることを確認します。

� [管理-パーソナライゼーション]画面のビューまたはアプレットについてクエリーを実行します。条件式が正

しいことを確認します。Siebel 7.7 のユーザーのプライマリ役割はプライマリ権限に置き換えられました。 161 ページの「Siebel Personalization のアップグレード計画」を参照してください。

� Siebel Tools で、画面ビューとその親に Display In Site Mapプロパティがあり、Display In Pageプ

ロパティが TRUE に設定されていることを確認します。

� 画面ビューとその親に、未入力でない[Viewbar Text]プロパティと[Menu Text]プロパティがあることを

確認します。

� アップグレード後に、アプレットにすべてのフィールドまたはコントロールが表示されない場合は、Siebel Tools で、同じ名前の Web テンプレートで -Expandedが追加されているテンプレートを確認し、アプレット

用にこの Web テンプレートを指定します。これらのテンプレートにより、マッピングフィールドとコントロー

ル用の追加のプレースホルダが提供されます。

� Siebel 7.5 では、Business Addressビジネスコンポーネントが CUT Addressビジネスコンポーネントに

置き換えられました。7.5 以前のリリースからアップグレードする場合は、Business Addressアプレットへ

のすべてのリンクを変更して、これらのリンクが CUT Addressを参照するようにする必要があります。

マージ後ユーティリティのログについてマージ後ユーティリティのログについてマージ後ユーティリティのログについてマージ後ユーティリティのログについてレポジトリマージ後に、マージ後ユーティリティを実行する必要があります。これらのユーティリティでは、次を実

行します。

� UI コンポーネントを検証して、これらのコンポーネントが新しいレポジトリに正しく移行されたことを確認し

ます。

� UI オブジェクトを変更して、新しい UI 機能を実装します。たとえば、Siebel 7.7 で導入された UI 標準に準

拠するように、フォームアプレットとマルチバリューグループのアプレットを変更します。

� カスタマイズされた UI オブジェクトが正しく設定されていることを確認します。

マージ後ユーティリティのログには、マージ後ユーティリティで実行されたアクションが表示されます。ログには、

次のタイプのメッセージが含まれています。

� 状況状況状況状況: このメッセージには、マージ後ユーティリティで実行された特定の事柄に関する情報があります。アク

ションは必要ないため、このメッセージは無視しても構いません。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 299

Page 300: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel Business Address アプレットの設定の確認

� 情報情報情報情報: このメッセージには、マージ後ユーティリティで実行された特定の事柄に関する情報があります。アク

ションは必要ないため、このメッセージは無視しても構いません。

� 警告警告警告警告: これらメッセージは、正しく設定されていない可能性のある UI オブジェクトに関する情報を提供するた

め、確認する必要があります。

� エラーエラーエラーエラー: このメッセージは、解決する必要がある問題が見つかったことを示します。

マージ後ユーティリティのログは、次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

My Oracle Support の「477269.1」(ドキュメント ID)。 このドキュメントは、以前は「Siebel Troubleshooting Steps 19」として発行されていました。

Siebel Business Address アプレットの設定のアプレットの設定のアプレットの設定のアプレットの設定の確認確認確認確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、Siebel Industry Application(SIA)アップグレードにのみ適用されます。Siebel Enterprise Application(HOR)アップグレードには適用されません。

リリース 7.5 では、Business Address ビジネスコンポーネントが CUT Address ビジネスコンポーネントに置き

換えられました。Business Address アプレットへのすべてのリンクを変更して、リンクが CUT Address を参照

するようにする必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1300

Page 301: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel グリッドベースアプレットの確認

Siebel グリッドベースアプレットの確認グリッドベースアプレットの確認グリッドベースアプレットの確認グリッドベースアプレットの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 無効な Web テンプレート項目のマッピングのクリーンアップ

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 以降では、マージ後ユーティリティを使用して、多くのフォームアプレットをグリッドベースのレイア

ウトに変換できます。

グリッドベースレイアウトに変換される Prior Customer Repository のアプレットが、新しいフィールドまたは

コントロールの追加によってカスタマイズされている場合、それらのフィールドとコントロールは New Customer Repository 内にあるそのアプレットの 下部に配置されます。レポジトリのマージ後に、それらのフィールドとコ

ントロールを再配置する必要があります。

ICL アップグレードのみ:アップグレードのみ:アップグレードのみ:アップグレードのみ: レポジトリのマージ時にカスタムレイアウトの組み込み(ICL)を選択した場合は、ICLによって多くのフォームアプレットがグリッドベースレイアウトに変換されます。続いて、マージ後ユーティリティ

によってグリッドベースレイアウトが非アクティブ化され、Prior Customer Repository の、アプレットのフロー

ベースフォームがアクティブ化されます。

reputility.log ファイルには、マージ後ユーティリティで変換されたアプレットが表示されます。前に参照したログ

のセクションに表示されているアプレットを確認し、必要に応じてレイアウトを変更します。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

表 36 に、グリッドベースアプレットの一般的な問題と、それを解決するためのアクションのリストを示します。

表 36 グリッドベースアプレットの一般的な問題

ログの例ログの例ログの例ログの例 必要な処置必要な処置必要な処置必要な処置

STATUS:: Succeed

Update AWTI List Mgmt Lists Entry Applet Base Status

ユーティリティは、コントロールを別の場所にマップしました。

アクションアクションアクションアクション: 変更されたアプレットを確認します。コント

ロールの新しい場所が正しく機能していることを確認します。

STATUS:: Succeed

Delete AWTI List Mgmt Lists Entry Applet Base Status ESN

重複を避けるため、ユーティリティによりアプレット Webテンプレート項目のロケールレコードが削除されました。

アクションアクションアクションアクション: 変更されたアプレット Web テンプレートを確

認し、ロケールレコードを再作成します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 301

Page 302: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel グリッドベースアプレットの確認

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

WARNING:: Grid -> Grid merge/upgrade, Skip

フローベースのフォームアプレットのみが、グリッドベース

の Web テンプレートに変換されます。

アクションアクションアクションアクション: なし。

WARNING:: Upgrade Ancestor "Account Form Applet" Not Found in New Siebel Repository, Skip

ユーティリティでは、New Siebel Repository でアップグ

レード参照先のアプレット Web テンプレートが見つかりま

せんでした。

アクションアクションアクションアクション: アプレットに無効な Web テンプレート項目が

ないかどうかを確認します。

WARNING:: Applet Web Template Not Found in New Siebel Repository, Skip

ユーティリティは、New Siebel Repository でアプレット

Web テンプレートを探していますが、見つかりません。

アクションアクションアクションアクション: アプレットに無効な Web テンプレート項目が

ないかどうかを確認します。

WARNING:: No List Column Found, Applet "Program Expenditure List Applet", AWT "Edit", AWTI "Type", Control "Type", Skip

アプレット Web テンプレート項目のリストカラムが見つか

りません。

アクションアクションアクションアクション: アプレット Web テンプレート項目を削除します。

WARNING:: No Control Found, Applet "Expense Item Entry Applet", AWT "Edit", AWTI "Site", Control "Site", Skip

アプレット Web テンプレート項目のコントロールが見つか

りません。

アクションアクションアクションアクション: アプレット Web テンプレートを削除します。

WARNING:: Button Control, Applet "Expense Item Entry Applet", AWT "Edit", AWTI "NewQuery", Control "NewQuery", Invoke Method "NewQuery", Skip

コントロールに Invoke Method アクションが定義されて

いる場合、ユーティリティはそのコントロールをボタンとし

て扱い、再マップしません。

アクションアクションアクションアクション: アプレットを確認し、ボタンコントロールが正

しく表示されていることを確認します。

表 36 グリッドベースアプレットの一般的な問題

ログの例ログの例ログの例ログの例 必要な処置必要な処置必要な処置必要な処置

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1302

Page 303: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel UI ナビゲーションの確認

Siebel UI ナビゲーションの確認ナビゲーションの確認ナビゲーションの確認ナビゲーションの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: ユーザーインターフェイスナビゲーションのアップグレード

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

マージ後ユーティリティは、レポジトリを分析し、画面、ビュー、およびアプレットで参照されているオブジェクト

が正しく定義されていることを確認します。reputility.log には、変更が必要なオブジェクトが表示されます。前に

参照したログのセクションを確認し、必要な変更を行います。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

表 37 に、一般的な問題とそれを解決するためのアクションの例を示します。

表 37 一般的な UI ナビゲーションの問題

ログの例ログの例ログの例ログの例 必要な処置必要な処置必要な処置必要な処置

WARNING:: Project projname is not found in this Repository

マージ後ユーティリティは、UI ナビゲーションクリーンアップ

から特定の Tools プロジェクトを除外します。除外されたプロ

ジェクトの 1 つがレポジトリに見つかりませんでした。

アクションアクションアクションアクション: なし。

WARNING:: Ignoring Screen View Record. View Definition Not Found [View: Account Briefing View]

ユーティリティは、ビューの表示場所を決定するためのビュー

定義を読み取れません。

アクションアクションアクションアクション: 無効なビューを参照する無効な画面ビューレコー

ドを削除します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 303

Page 304: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel マルチバリューグループシャトルアプレットの確認

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

Siebel マルチバリューグループシャトルアプレットマルチバリューグループシャトルアプレットマルチバリューグループシャトルアプレットマルチバリューグループシャトルアプレットの確認の確認の確認の確認 アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: マルチバリューグループシャトルアプレットのアップグレード

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、MVG アプレットがデフォルトでシャトル化されています。マージ後ユーティリティは、New Customer Repository の MVG アプレットをシャトル化します。これには、作成またはカスタマイズした Prior Customer Repository からの MVG アプレットが含まれています。

MVG アプレットを MVG シャトルアプレットとして有効にするために、MVG アプレットを特殊な設定にする必要

があります。MVG シャトルアプレットの作成および管理方法については、『Configuring Siebel Business Applications』を参照してください。

reputility.log には、ユーティリティによって変換された MVG アプレットが表示されます。前に参照したログのセ

クションを確認し、変換中に発生した問題を解決します。

WARNING:: Error Writing Category Record, Ignoring Changes [Name: catname]

ユーティリティでは、Siebel データベースのレコードを更新ま

たは挿入できませんでした。レコードがすでに存在するか、

データベースの接続に問題がある可能性があります。

アクションアクションアクションアクション: 重複する catname レコードが存在しないことを

確認してから、データベースの接続を確認してください。

WARNING:: Error Writing Screen View Record, Ignoring Changes [View: viewname]

このユーティリティは、画面ビューレコードを作成できません。

カテゴリーが存在しない可能性があります。このようなエラー

は、カテゴリーレコードの更新または挿入時のエラーが原因で

発生する場合があります。

アクションアクションアクションアクション: 画面ビューカテゴリーが存在することを確認して

から、データベースの接続を確認してください。

表 37 一般的な UI ナビゲーションの問題

ログの例ログの例ログの例ログの例 必要な処置必要な処置必要な処置必要な処置

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1304

Page 305: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel マルチバリューグループシャトルアプレットの確認

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

表 38 に、MVG アプレットの一般的な問題と、それを解決するためのアクションのリストを示します。

表 38 MVG アプレットの一般的な問題

ログエントリの例ログエントリの例ログエントリの例ログエントリの例 必要な処置必要な処置必要な処置必要な処置

WARNING:: [APPLET: Account Address Mvg Applet (NB)] MVG

Applet is Inactive.Ignoring Applet.

このアプレットは無効です。

アクションアクションアクションアクション: アクションは不要です。

WARNING:: [APPLET: Primary Employee Mvg Applet] [Applet Web Template: Base]

Applet Web Template is Inactive.Ignoring Applet Web Template.

アプレット Web テンプレートが無効です。

アクションアクションアクションアクション: アクションは不要です。

WARNING:: [APPLET: FINS Application Contact Mvg Applet - ACAPS]

[CONTROL METHOD INVOKED: ExecuteQuery] Has a Non Standard Control Type.

ユーティリティは、ポップアップインラインクエリーを有効にする

ために、既存の[ジャンプ](ExecuteQuery)ボタンを[Edit List]モードにマップしようとしています。しかし、[ジャンプ]ボ

タンの属性が正しく設定されていません。

アクションアクションアクションアクション: コントロールの定義を修正し、[Edit List]モードに

マップします。

WARNING:: [APPLET: State Model - State Mvg Applet]

[CONTROL METHOD INVOKED: UndoQuery] Has a Non Standard Control Type.

ユーティリティは、ポップアップインラインクエリーを有効にする

ために、既存の[取消](UndoQuery)ボタンを[Edit List]モー

ドにマップしようとしています。しかし、定義された[取消]ボタ

ンの属性が正しく設定されていません。

アクションアクションアクションアクション: コントロールの定義を修正し、[Edit List]モードに

マップします。

WARNING:: [APPLET: LOY Account Address Assoc Applet]

[CONTROL: CancelQuery] Control is Inactive. Please inspect and Reactivate.

ユーティリティは、ポップアップインラインクエリーを有効にする

ために、既存の[取消](UndoQuery)ボタンを[Edit List]モー

ドにマップしようとしています。しかし、定義された[取消]ボタ

ンは無効です。

アクションアクションアクションアクション: [取消]ボタンを再定義し、[Edit List]モードに

マップします。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 305

Page 306: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel マルチバリューグループシャトルアプレットの確認

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

WARNING:: [APPLET: LOY Account Address Assoc Applet]

[CONTROL: ExecuteQuery] Control is Inactive. Please inspect and Reactivate.

ユーティリティは、ポップアップインラインクエリーを有効にする

ために、既存の[ジャンプ](ExecuteQuery)ボタンを[Edit List]モードにマップしようとしています。しかし、定義された

[ジャンプ]ボタンは無効です。

アクションアクションアクションアクション: [ジャンプ]ボタンを再定義し、[Edit List]モード

にマップします。

WARNING:: [APPLET: Account Address Mvg Applet] [Applet Web Template: Edit List]

[Applet Web Template Item: ExecuteQuery] Applet Web Template Item is Inactive. Please inspect and Reactivate.

ユーティリティは、ポップアップインラインクエリーを有効にする

ために、既存の[ジャンプ]または[取消]ボタンを[Edit List]モードにマップしようとしています。しかし、マッピングはすでに

存在しますが、無効とマークされています。

アクションアクションアクションアクション: マッピング(アプレット Web テンプレート項目)を

[Edit List]モードで有効化し、テストします。

WARNING:: [APPLET: Account Address Mvg Applet]

[CONTROL: UndoQuery] Applet Web Template Item occupying Item Id 108. Cannot Map Control UndoQuery

ユーティリティは、[Edit List]モードで[取消]ボタンをデフォ

ルトの場所 108 にマップしようとしましたが、 すでに別のコント

ロールがこの場所にマップされています。

アクションアクションアクションアクション: 108 にあるコントロールを別の場所へ移動し、[ジャ

ンプ]ボタンを場所 108 にマップします。

WARNING:: [APPLET: Assoc Data Type Applet] Association List

Applet contains both Base and Edit List.Manual review needed.

MVG アプレット定義は、基本モードとリストの編集モードの両方で

Web テンプレートを指定します。Siebel 7.7 では、MVG で 初に

表示される UI 標準が編集可能になりました。

アクションアクションアクションアクション: ユーザーが編集可能な MVG では、基本モードおよびリ

ストの編集モードで指定した Web テンプレートが同じであることを

確認します。同じでない場合は、基本モードの Web テンプレートを

変更して、リストの編集モードのテンプレートと同じにします。

WARNING:: [APPLET: Activity Order Mvg Applet] [CONTROL: ExecuteQuery]

Control is at an unexpected location.Expected Location is 107

ユーティリティは、[Edit List]モードで[ジャンプ]ボタンをデ

フォルトの場所 107 にマップしようとしました。これは、ポップ

アップインラインクエリー有効化の一部です。 ただし、すでに別の

コントロールがこの場所にマップされています。

アクションアクションアクションアクション: 107 にあるコントロールを別の場所へ移動し、[ジャ

ンプ]ボタンを場所 107 にマップします。

表 38 MVG アプレットの一般的な問題

ログエントリの例ログエントリの例ログエントリの例ログエントリの例 必要な処置必要な処置必要な処置必要な処置

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1306

Page 307: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel UI リッチテキストコントロールの修正

Siebel UI リッチテキストコントロールの修正リッチテキストコントロールの修正リッチテキストコントロールの修正リッチテキストコントロールの修正アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 問題 1: プロパティの再設定が必要なリッチテキストコントロール(RTC)

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、リッチテキストコントロール(RTC)の設定が変更されています。[RTC Graphic Field]およ

び[RTC Link Field]ユーザープロパティは、[Applet]ユーザープロパティから、[Body]フィールドの

[Control]ユーザープロパティに移動されました。

マージ後ユーティリティはレポジトリを確認し、リッチテキストコントロールが正しく定義されていることを検証し

ます。reputility ログには、変更が必要なコントロールが表示されます。前に参照したログのセクションを確認し、

必要な変更を行います。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

RTC 定義を修正するには定義を修正するには定義を修正するには定義を修正するには

1 Siebel Tools を起動します。[Object Explorer]を[Flat]に設定します。

2 [Views]メニューから、[Options]、[Object Explorer]メニュー項目の順に選択します。

[Applet]の[Applet User Prop]と[Control User Prop]のチェックマークがオンになっていることを確

認します。

3 reputility.log を参照して、表示されているいずれかのアプレットのクエリーを実行します。

4 [Object Explorer]で、[Applet User Prop]を選択します。

NAME が[RTC Graphic Field]または[RTC Link Field]ユーザープロパティが[Inactive]とマークされ

ている場合は、作業は必要ありません。

5 [RTC Graphic Field]と[RTC Link Field]が[Active]の場合、[Value]を書き留めます。

� RTC Graphic Field: RTC Graphic Field の値は、通常、Body Field Graphic です。

� RTC Link Field: RTC Link Field の値は、通常、Body Field Link です。

� RTC Body Field: 値はコントロール名です。

6 アプレットの場合、[Control]、[Control User Prop]の順に選択します。

7 [Controls]リストで、RTC Body Field 用に書き留めた値のクエリーを実行します。これはコントロールの名

前です。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 307

Page 308: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � 新しい Siebel UI 集合カテゴリーの確認

8 コントロールの場合、[Control]ユーザープロパティを選択します。

9 コントロールの次のコントロールユーザープロパティを定義します。アプレットユーザープロパティ用に書き留

めた値を割り当てます。

� RTC Graphic Field

� RTC Link Field

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

新しい新しい新しい新しい Siebel UI 集合カテゴリーの確認集合カテゴリーの確認集合カテゴリーの確認集合カテゴリーの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 問題 2: 名前の変更が必要な新しい集計カテゴリーレコード

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 で導入された新しい UI ナビゲーションをサポートするために、次の新しいプロパティが Siebel Toolsの Screen View オブジェクトに追加されました。

� Type(Aggregate Category、Aggregate View、Detail Category、Detail View)

� Parent Category

� Category Name

� Category Default View

� Display in Page

� Display in Site Map

これらのプロパティの説明については、『Configuring Siebel Business Applications』を参照してください。

新しいビューの作成や既存のビューの変更を行った場合、マージ後ユーティリティでは新しい集合カテゴリーレコー

ドが作成され新しいプロパティをサポートします。 ユーティリティにより、新しい集合カテゴリーレコードの名前が

「busobj_name List」に変更されます。たとえば、[eEvents]画面の新しい集合カテゴリーレコードの名前は

「eEvents List」となります。

reputility ログには、マージ後ユーティリティによって作成されたカテゴリーレコードが表示されます。前に参照し

たログのセクションを確認し、必要に応じて表示されているオブジェクトに次のような変更を行います。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1308

Page 309: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � 正しく表示するための可視性フィルターの変更

� 必要に応じて、インストールしたすべての言語で[Viewbar Text]および[Menu Text]プロパティを変更し

ます。

� 順番を含むナビゲーション階層が正しいことを確認してください。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

正しく表示するための可視性フィルターの変更正しく表示するための可視性フィルターの変更正しく表示するための可視性フィルターの変更正しく表示するための可視性フィルターの変更アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 問題 3: ビュー Web テンプレート項目 ID 1 内のアプレットが必要なビュー

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、[表示]メニューが可視性フィルターに置き換えられました。このドロップダウンメニューには、

レコード表示のための代替ビューがリスト表示されます。

マージ後ユーティリティはレポジトリを確認し、フィルターが正しく定義されていることを検証します。reputilityログには、正しく定義されていないフィルターのある画面が一覧表示されます。 も一般的な問題は、項目識別子 1を持つビュー Web テンプレート項目がないことです。これによりフィルターを表示できません。前に参照したログ

のセクションを確認し、必要な変更を行います。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 309

Page 310: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � カテゴリーとタイプの Siebel チャートビューへの割り当て

正しく表示するために可視性フィルターを変更するには正しく表示するために可視性フィルターを変更するには正しく表示するために可視性フィルターを変更するには正しく表示するために可視性フィルターを変更するには

1 reputility.log に表示されているいずれかのビューのクエリーを実行します。

2 ビューの場合、[Base]、[View Web Template Item]の順に選択します。

3 リストの 初のアプレットの[Item Identifier]を「1」に設定します。

4 クエリーを修正して、ログに表示されている[Parent Category]を表示します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

カテゴリーとタイプのカテゴリーとタイプのカテゴリーとタイプのカテゴリーとタイプの Siebel チャートビューへのチャートビューへのチャートビューへのチャートビューへの割り当て割り当て割り当て割り当てアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。例外: このトピックは、カスタムレイアウト組み込み(ICL)機

能を使用した 7.x からのアップグレードには適用されません。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 問題 4: 集合タイプへの移行が必要なチャートビュー

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

[チャート]メニュー項目は Siebel 7.7 で配置変更され、タブの下に集合カテゴリーの 1 つとして表示されるよう

になりました。[チャート]メニュー項目が正しく配置されていることを確認するには、1 つのビューに関連するす

べてのチャートを同じ集合カテゴリーに割り当てる必要があります。また、各チャートビューは[集合ビュー]タイ

プである必要があります。チャートビューのタイプが[集合ビュー]ではない場合、チャートメニュー項目はタブと

して表示されます。

マージ後ユーティリティはレポジトリを確認し、[チャート]ビューが正しく定義されていることを検証します。

reputility ログには、変更が必要な画面ビューが一覧表示されます。前に参照したログのセクションを確認し、必要

な変更を行います。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1310

Page 311: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � カテゴリーとタイプの Siebel エクスプローラビューへの割り当て

カテゴリーとタイプをチャートビューに割り当てるにはカテゴリーとタイプをチャートビューに割り当てるにはカテゴリーとタイプをチャートビューに割り当てるにはカテゴリーとタイプをチャートビューに割り当てるには

1 Siebel Tools の[Object Explorer]を[Types]に設定します。

2 Screen を検索します。

3 Object Explorer で、[Screen View]を選択します。

4 ログに表示されている画面ビューを検索します。

5 すべてのビューが同じカテゴリー(Category Name)に割り当てられていることを確認します。

[Category Name]には Null を使用できます。

6 すべてのビューが[Aggregate View]タイプであることを確認します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

カテゴリーとタイプのカテゴリーとタイプのカテゴリーとタイプのカテゴリーとタイプの Siebel エクスプローラエクスプローラエクスプローラエクスプローラビューへの割り当てビューへの割り当てビューへの割り当てビューへの割り当てアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。例外: このトピックは、カスタムレイアウト組み込み(ICL)機

能を使用した 7.x からのアップグレードには適用されません。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 問題 5: 集合タイプへの移行が必要なエクスプローラビュー

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、エクスプローラビューは[集合ビュー]として定義されます。また、エクスプローラビューには

「Tree 2」という新しい Web テンプレートを使用します。

マージ後ユーティリティはレポジトリを確認し、エクスプローラビューが正しく定義されていることを検証します。

reputility.log には、変更が必要なエクスプローラビューが一覧表示されます。前に参照したログのセクションを確

認し、必要な変更を行います。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 311

Page 312: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � アクセスできない Siebel 詳細ビューへのナビゲーションの設定

新しい新しい新しい新しい Web テンプレートをビューに割り当てるにはテンプレートをビューに割り当てるにはテンプレートをビューに割り当てるにはテンプレートをビューに割り当てるには

1 Siebel Tools で、ログに表示されているビュー名のクエリーを実行します。

2 Object Explorer で、[View Web Template]を選択します。

3 [View Web Template List]で、[Web Template]の値を「Tree 2」に変更します。

4 ログセクションに表示されているすべてのビューに対して繰り返します。

新しいタイプを画面ビューに割り当てるには新しいタイプを画面ビューに割り当てるには新しいタイプを画面ビューに割り当てるには新しいタイプを画面ビューに割り当てるには

1 Siebel Tools で、画面に対してクエリーを実行します。

2 Object Explorer で、[Screen View]を選択します。

3 ログに表示されている画面ビューごとに、[Type]を[Aggregate View]に変更します。

4 ログセクションに表示されている各画面に対して繰り返します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

アクセスできないアクセスできないアクセスできないアクセスできない Siebel 詳細ビューへのナビゲー詳細ビューへのナビゲー詳細ビューへのナビゲー詳細ビューへのナビゲーションの設定ションの設定ションの設定ションの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。例外: このトピックは、カスタムレイアウト組み込

み(ICL)機能を使用した 7.x からのアップグレードには適用されません。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 問題 6: 詳細ビューへのドリルダウンがない親アプレットのカテゴリー

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

マージ後ユーティリティは、画面から画面の親カテゴリーに一覧表示されているすべての画面詳細ビューに移動でき

ることを確認します。 通常のナビゲーション方式で詳細ビューにアクセスできない画面がある場合は、ユーティリ

ティによって画面の名前、親カテゴリー、および集合ビューがログに表示されます。

多くの場合、ログに表示されているビューのリストアプレットでドリルダウンがないか正しく定義されていない場合

に問題が発生します。ドリルダウンがないことによって、ユーザーはすべての詳細ビューへのアクセスを提供する第

3 レベルのタブを含むビューへの移動ができなくなります。

前に参照したログのセクションを確認し、必要な変更を行います。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1312

Page 313: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � アクセスできない Siebel 詳細ビューへのナビゲーションの設定

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

アクセスできない詳細ビューへのナビゲーションを設定するにはアクセスできない詳細ビューへのナビゲーションを設定するにはアクセスできない詳細ビューへのナビゲーションを設定するにはアクセスできない詳細ビューへのナビゲーションを設定するには

1 Siebel Tools で、ログに表示されている画面に移動します。Object Explorer で、[Screen View]を選択し

ます。

2 [Screen Views List]で、次のクエリーを実行します。

� タイプ = 詳細ビュー

� 親カテゴリー = ログに表示されている親カテゴリー

3 アプリケーションを起動し、画面に移動します。

4 クエリーで表示された詳細ビューへ移動します。

ヒント:ヒント:ヒント:ヒント: Tools の Web Layout Editor を使用して、すべての詳細ビューへのナビゲーションを提供する第 3 レ

ベルのタブを含む詳細ビューを識別します。画面のドリルダウンからこのビューへ移動できることを確認します。

5 第 3 レベルのタブを含む、アクセスできない詳細ビューを識別した場合は、Siebel Tools のドリルダウン定義か

ら画面のリストアプレットを確認します。定義が存在しない場合は、詳細ビューへのドリルダウンを定義します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 313

Page 314: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � 廃止された Siebel UI フィールドの削除

廃止された廃止された廃止された廃止された Siebel UI フィールドの削除フィールドの削除フィールドの削除フィールドの削除アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.5.3、7.7.x、7.8.x、および 8.x。このトピックは、カスタムレイアウト組み込み

(ICL)機能を使用したアップグレードにのみ適用されます。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 問題 7: ビジネスコンポーネントで推奨されなくなったフィールド

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

インストールしたリリースのいくつかのビジネスコンポーネントフィールドは、新しいリリースで廃止されることが

あります。既存アプレットのカスタマイズや新しいアプレットの作成をしていて、マージ中に ICL を選択した場合、

UI には廃止されたフィールドまたはコントロールが含まれている場合があります。マージ後にアプレットフィール

ドまたはコントロールにビジネスコンポーネントフィールドが使用できない場合、これらのフィールドまたはコント

ロールは表示されません。

reputility ログには、廃止されたビジネスコンポーネントフィールドを含むアプレットが表示されます。前に参照し

たログのセクションを確認し、必要に応じてアプレット定義とレイアウトを変更します。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1314

Page 315: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � カスタムレイアウト組み込みにより影響を受けた Siebel UI オブ

ジェクトの確認

カスタムレイアウト組み込みにより影響を受けたカスタムレイアウト組み込みにより影響を受けたカスタムレイアウト組み込みにより影響を受けたカスタムレイアウト組み込みにより影響を受けたSiebel UI オブジェクトの確認オブジェクトの確認オブジェクトの確認オブジェクトの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.5.3、7.7.x、7.8.x、および 8.x。このトピックは、カスタムレイアウト組み込み

(ICL)機能を使用したアップグレードにのみ適用されます。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility ログセクション:ログセクション:ログセクション:ログセクション: 問題 8: PCL により影響を受けた項目のリスト

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

マージにカスタムレイアウトの組み込み(ICL)を選択した場合、マージ後ユーティリティでは ICL 機能により影響

を受けたすべての UI オブジェクトを reputility ログに表示します。このリストを使用して、UI のテスト時に確認

する画面、ビュー、およびアプレットを識別します。

このリストは、2 つの部分で構成されています。

� 前の前の前の前の Siebel リリースと現在のリリースと現在のリリースと現在のリリースと現在の Siebel リリースの間で変更されたリリースの間で変更されたリリースの間で変更されたリリースの間で変更された UI 要素:要素:要素:要素: この部分では、新しいリリース

で UI が変更された画面、ビュー、およびアプレットが一覧表示されます。マージ中に ICL を選択した場合、こ

れらの変更は UI に反映されません。代わりに、アップグレード元のリリースの UI が保持されています。

� 前の前の前の前の Siebel リリースから前の顧客の実装の間で変更されたリリースから前の顧客の実装の間で変更されたリリースから前の顧客の実装の間で変更されたリリースから前の顧客の実装の間で変更された UI 要素:要素:要素:要素: この部分では、行ったカスタマイズが

一覧表示されます。このリストには、作成および変更した画面、ビュー、およびアプレットが含まれます。これ

らのカスタマイズは、マージ後のレポジトリに含まれます。マージに ICL を選択した場合、カスタマイズの UIはアップグレード元のリリースと同じになります。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 315

Page 316: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel UI の必須フィールドの確認

Siebel UI の必須フィールドの確認の必須フィールドの確認の必須フィールドの確認の必須フィールドの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.5.3、7.7.x、7.8.x、および 8.x。このトピックは、カスタムレイアウト組み込み

(ICL)機能を使用したアップグレードにのみ適用されます。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Reputility.log セクション:セクション:セクション:セクション: 問題 9: UI にない必須フィールドのリスト

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

レポジトリマージ中にカスタムレイアウトの組み込み(ICL)を選択した場合、マージ後は、アップグレード元の UIの Web テンプレートが UI を表示するために使用されます。新しいリリースの Web テンプレートは使用されません。

使用される Web テンプレートには、新しいリリースに必要なすべてのフィールドは含まれていない場合がありま

す。たとえば、Contacts アプレットの表示に使用される Web テンプレートにはいずれかの必須フィールドがない

こともあります。新しいレコードを作成する場合、レコードにすべての必須フィールドが含まれていないため、デー

タベースにより拒否されます。

reputility ログのこのセクションには、必須フィールドのないすべてのアプレットが一覧表示されます。Siebel Tools の Web Layout Editor を使用して、必須フィールドを追加します。

ログは次の場所に置かれます。

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR¥reppatch¥log¥reputility.log

ここで、

SIEBEL_TOOLS_INSTALL_DIR は、Siebel Tools がインストールされているディレクトリです。

Siebel Web テンプレート項目への項目識別子のテンプレート項目への項目識別子のテンプレート項目への項目識別子のテンプレート項目への項目識別子の割り当て割り当て割り当て割り当てアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

すべてのビュー Web テンプレート項目で、固有の項目識別子が設定されている必要があります。設定を確実にする

ためには、次の手順に従ってください。

� My Oracle Support の「Bulletin 476806.1」(ドキュメント ID)を参照し、重複した項目識別子を解決し

てください。 このドキュメントは、以前は「Siebel Technical Note 400」として発行されていました。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1316

Page 317: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel Web テンプレート項目への項目識別子の割り当て

� Siebel Tools で、ビュー Web テンプレートの Null の項目識別子についてクエリーを実行します。Null の項

目識別子があった場合は、一意の番号に置き換えます。項目が同じ祖父(GParent)を持つ項目グループの一

部である場合、番号はグループ内で一意である必要があります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

299 ページの「マージ後の Siebel UI 問題のトラブルシューティング」

128 ページの「Siebel ユーザーインターフェイスの変更について」

98 ページの「Siebel マージ後ユーティリティについて」

90 ページの「Siebel Repository のマージについて」

102 ページの「Siebel のカスタムレイアウトの組み込みアップグレードオプションについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 317

Page 318: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認ユーザーインターフェイスの確認 � Siebel Web テンプレート項目への項目識別子の割り当て

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1318

Page 319: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

19 Siebel Business Applications ののののアップグレード後のタスクアップグレード後のタスクアップグレード後のタスクアップグレード後のタスク

この章では、アップグレードおよびレポジトリマージを正常に完了した後に、Siebel Business Applications で実

行するタスクについて説明します。 次のトピックが含まれています。

� 321 ページの「アップグレードフロー」

� 322 ページの「Siebel での組織上の上下関係図の作成」

� 323 ページの「Siebel グローバルタイムゾーンサポートのセットアップ」

Siebel ERM� 323 ページの「Siebel ERM 承認ビジネスプロセスのワークフローのアップグレード」

� 325 ページの「Siebel ERM のカスタマイズされたマイクロサイトページとグループニュースページのアップグ

レード」

� 326 ページの「Siebel Training のコース期間情報の移行」

� 327 ページの「Siebel Training LOV の開始フィールドのアップグレード」

� 328 ページの「Siebel Training のテスト状況の更新」

� 329 ページの「Siebel Training のクラスとセッション時間の確認」

Siebel Marketing� 330 ページの「Siebel Marketing での権限のアップグレード」

� 331 ページの「Siebel Marketing のキャンペーンデータの確認」

� 332 ページの「名前が変更された Siebel Marketing のフィールドの確認」

� 332 ページの「Siebel Marketing での地域の表示」

� 333 ページの「Siebel Marketing でのプログラムフローチャートアイコンの変更」

� 334 ページの「Siebel Marketing でのデフォルトのキャンペーン実行オプションの設定」

� 334 ページの「Siebel Marketing でのプログラムとキャンペーンの活動プランのアップグレード」

� 335 ページの「Siebel Marketing でのニュースレターオファータイプのアップグレード」

� 335 ページの「Siebel Marketing での Universal Inbox の設定」

� 336 ページの「Siebel マーケティング購入オーダーの表示設定」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 319

Page 320: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク �

見積りおよびオーダー管理見積りおよびオーダー管理見積りおよびオーダー管理見積りおよびオーダー管理備考:備考:備考:備考: 見積りやオーダーのコピーおよび改訂機能に対する変更については、「Alert 473867.1」(ドキュメント ID)

を参照してください。 このアラートは、以前は「Siebel Alert 1218」として発行されていました。

� 337 ページの「Siebel Purchase Orders のアップグレード」

� 338 ページの「Siebel 資産ベースのオーダーの設定」

� 340 ページの「Siebel アドレスデータの確認」

� 341 ページの「Siebel 属性価格設定のアップグレード」

� 342 ページの「Siebel Pricer での総割引の確認」

ワークフローワークフローワークフローワークフロー343 ページの「Siebel 着信ワークフローのアップグレード」

Siebel Financial Services343 ページの「Siebel Financial Services での破産状況フィールドへのデータの移行」

Siebel Universal Customer Master344 ページの「レポジトリマージ後の Universal Customer Master(UCM)のアップグレード手順」

その他その他その他その他347 ページの「Siebel Pharma での臨床試験出張レポートデータの移行」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1320

Page 321: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 17 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 6 段階に属しま

す。 この段階では、特定の Siebel アプリケーションを確認してアップグレードします(特定のアップグレードタス

クが必要な場合)。

図 17 アップグレードフローの第 6 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 321

Page 322: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel での組織上の上下関係図の作成

Siebel での組織上の上下関係図の作成での組織上の上下関係図の作成での組織上の上下関係図の作成での組織上の上下関係図の作成アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

組織上の上下関係図の作成プロセスは、アップグレードプロセスの実行後に、および非正規化階層構造

(S_PARTY_RPT_REL)と正規化テーブル(S_PARTY)内のデータとの同期がとれなくなるたびに実行する必要

があります。テーブルは、次の場合に同期がとれなくなる可能性があります。

� アップグレードした後、前述のビューで適切な表示を維持するために、組織階層を(組織が 1 つしかない場合

でも)確立する必要がある場合。

� 任意の階層(役割、組織、またはアクセスグループ)のインポートまたは更新に EIM が使用される場合。

可視性階層には、役割、組織、アクセスグループの 3 つがあります。これらの階層は、正規化されず、テーブル

S_PARTY_RPT_REL に保持されます。これらの非正規化階層は、階層を上下する可視性モードの実行に必要です。 次に例を示します。

� マネージャビューモードマネージャビューモードマネージャビューモードマネージャビューモード: [取引先(チーム)]ビューには、そのマネージャと部下が担当しているすべての取

引先が表示されます。

� 下位組織ビューモード下位組織ビューモード下位組織ビューモード下位組織ビューモード: [全担当者 ( 組織 )]ビューには、組織または組織の任意の下位組織に関連付けられて

いるすべての担当者が表示されます。

組織上の上下関係図の作成プロセスでは、階層形式のビューモードに適切な情報が表示されるように、

S_PARTY_RPT_REL テーブルの非正規化関係が再構築されます。この機能は、基本的に、まず

S_PARTY_RPT_REL テーブルを空にし、次に、各 S_PARTY レコードをたどってそのテーブル内の非正規化階層

構造を再作成する処理を行います。このプロセスでは、Siebel Remote ユーザーおよびエリアノードに関する多数

のトランザクションが生成されます。

この処理は時間がかかリ、CPU およびメモリを集中的に使用します。組織構造の大きさと複雑さによっては、処理

に数分かかる場合もあります。他にメモリを集中的に使用するプロセスを実行しているときは、このプロセスを実行

しないでください。

組織上の上下関係図を作成するには組織上の上下関係図を作成するには組織上の上下関係図を作成するには組織上の上下関係図を作成するには

1 有効な Siebel Remote 環境がある場合は、Oracle 管理者と相談してください。この処理を実行する前に、管

理者はトランザクションプロセッサを一時停止するように調整する必要があります。

2 Siebel Web クライアントアプリケーションの[サイトマップ]で[管理 - グループ]を選択し、[役割]

ビューに移動します。[Position List Applet NB]の[組織上の上下関係図を作成]ボタンをクリックします。

組織上の上下関係図を作成することによって、多数の Siebel Remote トランザクションが生成される場合があ

ります。

3 処理が終わった後、トランザクションプロセッサを再起動します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1322

Page 323: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel グローバルタイムゾーンサポー

トのセットアップ

Siebel グローバルタイムゾーンサポートのセットグローバルタイムゾーンサポートのセットグローバルタイムゾーンサポートのセットグローバルタイムゾーンサポートのセットアップアップアップアップアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

以前 Siebel 7.x にアップグレードし、グローバルタイムゾーンを有効にしていた場合は、この処理を繰り返す必要

はありません。 代わりに、Siebel 7.x で UTC に非対応で、現在のリリースで UTC 対応になったカラムのデータを

アップグレードする必要があります。

一般的に、グローバル展開は複数のタイムゾーンにまたがります。グローバルタイムゾーン機能は、協定世界時

(UTC)標準を使用して、日付と時刻のデータを変換および格納します。この機能を使用すると、複数のタイムゾー

ンを越えて共通のフォーマットで日付と時刻を追跡できます。

Siebel 7.x ではグローバルタイムゾーンの設定は任意ですが、本番環境はグローバルタイムゾーンを有効にして運

用することを強くお勧めします。

UTC のセットアップおよび管理については、『Siebel Global Deployment Guide』を参照してください。

Siebel ERM 承認ビジネスプロセスのワークフロー承認ビジネスプロセスのワークフロー承認ビジネスプロセスのワークフロー承認ビジネスプロセスのワークフローのアップグレードのアップグレードのアップグレードのアップグレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.5.3 では、サンプルデータベースに多数の承認ビジネスプロセスが含まれていました。これらのビジネス

プロセスは、Employee Self Service での使用を目的としていました。承認ビジネスプロセスのワークフローを有

効化していた場合、それらのワークフローに含まれる承認ステップを手動でアップグレードする必要があります。

また、承認ビジネスプロセスを Employee Self Service で使用するように設計していた場合は、承認ステップを手

動でアップグレードして、ビジネスサービスオペレーションに変換する必要があります。

この手動アップグレードでは、承認ステップが標準ワークフローオペレーションからビジネスプロセスオペレーショ

ンに変換されます。それにより、ワークフローで新しい Universal Inbox ビジネスサービス機能を利用できるよう

になります。

Siebel Marketing と Siebel ERM の両方で Universal Inbox を使用します。アプリケーション管理者は、すべて

のアプリケーションのすべての承認タスクを参照できます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 323

Page 324: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel ERM 承認ビジネスプロセスの

ワークフローのアップグレード

承認ビジネスプロセスのワークフローを手動でアップグレードするには承認ビジネスプロセスのワークフローを手動でアップグレードするには承認ビジネスプロセスのワークフローを手動でアップグレードするには承認ビジネスプロセスのワークフローを手動でアップグレードするには

1 Siebel Tools の Business Process Designer で、目的のワークフローを探します。

2 ワークフローの[Business Object]を[UInbox Item Task]に変更します。

3 ワークフローの「Extract Events Fields」ステップから Priority を取得し、プロセスプロパティに保存しま

す。

この優先順位が、[受信箱所有者の優先順位]の設定に使用されます。

4 Priority を RouteInboxItem 関数に渡します。

� 入力引数: Task.OwnerInfoTaskPriority

� タイプ: Process Property

� プロパティ名: Item Priority

5 ワークフロー図内で、承認者のステータスをチェックするすべてのステップを探します。

6 ステップを Siebel Operation から Business Service に変更します。

� タイプ: Business Service

� ビジネスサービス名: Universal Inbox

� ビジネスサービスメソッド: GetInboxOwnerInfoEx

� [ビジネスコンポーネント]フィールドは空白のままにします。

7 ワークフローの「Deactivate Inbox Owner」ステップを探します。

8 ステップを Siebel Operation から Business Service に変更します。

� タイプ: Business Service

� ビジネスサービスメソッド: Universal Inbox

� ビジネスサービスメソッド: DeactivateInboxOwner

� メソッドに InboxItemId、InboxTypeName、および OwnerPartyId を渡します。

9 修正したワークフローを展開してアクティブ化します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

335 ページの「Siebel Marketing での Universal Inbox の設定」

155 ページの「Siebel ワークフローデザイナーのアップグレード計画」

148 ページの「Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1324

Page 325: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel ERM のカスタマイズされたマ

イクロサイトページとグループニュースページのアップグレード

Siebel ERM のカスタマイズされたマイクロサイトのカスタマイズされたマイクロサイトのカスタマイズされたマイクロサイトのカスタマイズされたマイクロサイトページとグループニュースページのアップグレードページとグループニュースページのアップグレードページとグループニュースページのアップグレードページとグループニュースページのアップグレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、マイクロサイトページとグループニュースページ用に仮想ビジネスコンポーネントが提供されて

います。これらの新しいビジネスコンポーネントには、重要なレンダリング 適化も含まれています。カスタマイズ

したページセクションを作成している場合は、基盤となるビジネスコンポーネントを変更する必要があります。

次の古いビジネスコンポーネントは、サポートされなくなりました。

� ePortal MM Page Item 1

� ePortal MM Page Item 2

� ePortal MM Page Item 3

� ePortal MM Page Item 7

� ePortal MM Page Item 8

これらのビジネスコンポーネントは、次の仮想ビジネスコンポーネントに置き換えられています。

� ERM Microsite Section Body VBC

� ERM Microsite Section Navigation Bar VBC

� ERM Section Page Footer VBC

� ERM Section Page Title VBC

� ERM Microsite Section Quick Picks VBC

新しい仮想ビジネスコンポーネント新しい仮想ビジネスコンポーネント新しい仮想ビジネスコンポーネント新しい仮想ビジネスコンポーネント

さらに、新しいページセクションの作成のために、次の 2 つの仮想ビジネスコンポーネントも提供されています。

� マイクロサイトページの場合: ERM Microsite Section VBC(新しいセクションを作成するためのコピー)

� グループニュースページの場合: ERM Group NewsVBC(新しいセクションを作成するためのコピー)

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 325

Page 326: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Training のコース期間情報の

移行

カスタマイズされたマイクロサイトページまたはグループニュースページをアップグレードするにはカスタマイズされたマイクロサイトページまたはグループニュースページをアップグレードするにはカスタマイズされたマイクロサイトページまたはグループニュースページをアップグレードするにはカスタマイズされたマイクロサイトページまたはグループニュースページをアップグレードするには

1 Siebel Tools で、アップグレードするマイクロサイトページまたは[グループニュース]ページのアプレット

を探します。 アプレットの検索条件から、セクションコードを書き留めます。

2 該当する仮想ビジネスコンポーネントを検索します。

� マイクロサイトページの場合: ERM Microsite Section VBC(新しいセクションを作成するためのコピー)

� グループニュースページの場合: ERM Group NewsVBC(新しいセクションを作成するためのコピー)

3 この仮想ビジネスコンポーネントをコピーして、コピーに新しい名前を付けます。

4 新しい仮想ビジネスコンポーネントを有効化します。

5 新しい仮想ビジネスコンポーネントのユーザープロパティのうち、MicrositeSection を有効化します。この

ユーザープロパティを、アプレットのセクションコードと同じ値に設定します。

6 再度アプレットを探し、アプレットのビジネスコンポーネントを新しい仮想ビジネスコンポーネントに変更します。

7 アプレットの検索条件を削除します。

8 アプレットのクラスを CSSSWEFrameListERMPageRender に変更します。

9 新しい仮想ビジネスコンポーネントを、アプレットが属するビューに追加します。

10 再コンパイルして展開します。

マイクロサイトページとグループニュースページのアップグレードに関する追加情報は、My Oracle Support の「Bulletins」で参照できます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

148 ページの「Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画」

Siebel Training のコース期間情報の移行のコース期間情報の移行のコース期間情報の移行のコース期間情報の移行アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 より前のリースからアップグレードする場合、Siebel Training のコース期間情報は移行されません。

コース期間情報を表示するには、コース期間を拡張カラムに移動する必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1326

Page 327: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Training LOV の開始フィール

ドのアップグレード

コース期間情報を移行するにはコース期間情報を移行するにはコース期間情報を移行するにはコース期間情報を移行するには

1 Siebel Tools で、S_PROD_INT_CRSE に拡張カラムを追加します。追加したカラムに、

S_SRC_EVT.DURATION_DESC と同じ長さとデータタイプを割り当てます。

2 SQL コマンドを使用して、既存のコース期間データを拡張カラムに転送します。

SQL コマンドは、次の形式にする必要があります。

update S_PROD_INT_CRSE a

set a.<name of new extension column> = (select b.DURATION_DESC from S_SRC_EVT b)

where a.par_row = b.row_ID)

3 ユーザーインターフェイス内で拡張カラムを表示します。

4 (オプション)対応する情報を、S_PROD_INT_CRSE.CRSE_HOUR_NUM フィールド内で作成します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

148 ページの「Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画」

Siebel Training LOV の開始フィールドのアップの開始フィールドのアップの開始フィールドのアップの開始フィールドのアップグレードグレードグレードグレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel Training では、[配布方法]フィールドの名前が[開始]に変更されています。 このフィールドは、[管理 - トレーニング]画面の[トレーニングライブラリ]ビューにあります。

このフィールドの値のリストは、Siebel 7.7 で変更されました。新しい値には、[ダウンロード]、[新規のブラウザ

の起動]、および[インライン起動]が含まれます。

以前のリリースには、この LOV に他の値が含まれていました。既存のレコードにそのような他の値が含まれる場合

は、それらの値を LOV に追加します。追加しない場合、レコードは表示されません。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

148 ページの「Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 327

Page 328: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Training のテスト状況の更新

Siebel Training のテスト状況の更新のテスト状況の更新のテスト状況の更新のテスト状況の更新アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、完了したテストの状況は、次の 2 つのいずれかになります。

� 完了-合格

� 完了-不合格

以前のリリースでは、完了したテストの状況は[完了]のみでした。

既存のデータに新しい完了の状況が反映されるように変更するには、スクリプトを作成してレコードを変更します。

このスクリプトでは、次のロジックを使用する必要があります。

� 少なくとも 1 つのテストが 大試行回数に達しても不合格だった場合には、状況を[完了-不合格]とマーク

します。

� すべてのテストに少なくとも 1 回合格した場合は、状況を[完了-合格]とマークします。テストのすべての

試行に合格する必要はありません。たとえば、3 回の試行が許可されていて、 初の 2 回に不合格だった後に 3回目に合格したとしても、問題はありません。

� 少なくとも 1 つのテストが試行されなかった場合は、登録の状況を変更しません。たとえば、コース調査が

コースに関連付けられていて、ユーザーがまだコース調査を試行していない場合、コース調査の状況を[完了-

合格]に変更することはできません。

� それ以外の場合には、[完了-不合格]が[完了-合格]よりも優先されます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

148 ページの「Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1328

Page 329: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Training のクラスとセッショ

ン時間の確認

Siebel Training のクラスとセッション時間の確認のクラスとセッション時間の確認のクラスとセッション時間の確認のクラスとセッション時間の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、および 7.7.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.8 では、クラスとセッションの開始時刻と終了時刻の表示方法が変更されました。既存のクラスとセッ

ションについては、次のことを実行してください。

� クラスの場合は、[開始日]と[終了日]フィールドに表示される時間が正しいことを確認してください。

� セッションの場合は、[開始]と[終了]フィールドに表示される時間が正しいことを確認してください。

クラスの時間が正しいことを確認するにはクラスの時間が正しいことを確認するにはクラスの時間が正しいことを確認するにはクラスの時間が正しいことを確認するには

1 [管理 - トレーニング]画面、[クラス詳細]ビューの順に移動します。

2 クラスアプレットで、次の非表示フィールドを表示します。

� 開始時刻

� 終了時刻

または、これらのフィールドはフォームアプレットで表示されます。

3 各クラスレコードに対して、[開始日]フィールドの時間と[開始時刻]フィールドの時間を比較します。

4 [開始日]フィールドを右クリックし、必要に応じて、[開始時刻]フィールドの時間に一致するように調整します。

5 [終了日]フィールドの時間と[終了時刻]フィールドの時間を比較します。

6 [終了日]フィールドを右クリックし、必要に応じて、[終了時刻]フィールドの時間に一致するように調整します。

7 表示されているすべてのクラスに対してこの手順を繰り返します。

8 [開始時刻]と[終了時刻]フィールドを非表示にします。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 329

Page 330: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Marketing での権限のアップ

グレード

セッション時間を確認するにはセッション時間を確認するにはセッション時間を確認するにはセッション時間を確認するには

1 セッションアプレットで、次の非表示フィールドを表示します。

� 開始時刻

� 終了時刻

2 クラスアプレットのクラスを選択します。

3 各セッションアプレットの各セッションに対して、[開始時刻]フィールドの時間と[開始]フィールドの時間

を比較します。

4 [開始]フィールドを右クリックし、必要に応じて、[開始時刻]フィールドの時間と一致するように調整します。

5 [終了時刻]フィールドの時間と[終了]フィールドの時間を比較します。

6 [終了]フィールドを右クリックし、必要に応じて、[終了時刻]フィールドの時間に一致するように調整します。

7 クラスアプレットの次のクラスを選択して、この手順を繰り返します。

8 すべてのクラスのすべてのセッションを調べた後は、[開始時刻]および[終了時刻]フィールドを非表示にします。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

148 ページの「Siebel Employee Relationship Management のアップグレード計画」

Siebel Marketing での権限のアップグレードでの権限のアップグレードでの権限のアップグレードでの権限のアップグレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 には、多くの新しいビューが追加されました。また、以前のリリースの多くのビューが廃止されていま

す。以前のリリースで作成した権限がある場合、それらを置き換える必要があります。新しい権限のセットは、

Siebel Marketing のすべてのアクティブなビュー用に、シードデータで提供されています。

新しい権限を実装するには、次のいずれかの方法を使用します。

� 作成するカスタムビューを、Siebel Marketing 用のシードデータ権限に追加する。

� 作成するカスタムビューに対して個別の権限セットを作成する。シードデータ権限とカスタム権限をユーザーに

提供します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1330

Page 331: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Marketing のキャンペーン

データの確認

Siebel Marketing のキャンペーンデータの確認のキャンペーンデータの確認のキャンペーンデータの確認のキャンペーンデータの確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、マーケティングデータの格納方法が変わりました。Siebel Marketing の一部のデータは、自動

的にはアップグレードされません。

� 廃止された(S_SRC の)[キャンペーンオカレンス]ヘッダーレコードのフィールド値は、残存する親キャン

ペーンにマージされません。各キャンペーンオカレンスに保存されている重要な履歴データがある場合は、廃止

されたキャンペーンオカレンスレコードのリストをデータベースからエクスポートし、どのフィールド値を親

キャンペーンに適用する必要があるかを決定します。

� エクスポートされたキャンペーンオカレンスのリストの親は、キャンペーン計画に変更されません。エクスポー

トされたリストは、廃止されたテーブル S_DD_LST_DISTR 内に残ります。

� キャンペーンオカレンスのキャンペーン経費レコード(S_SRC_COST)は移行されません。これは、キャン

ペーン計画とキャンペーン(オカレンス)のマージ後にキャンペーン経費がダブルカウントされるのを避けるた

めです。

アップグレード時には、キャンペーン計画とキャンペーンがマージされます。このマージで、類似したオブジェクト

の親が同じキャンペーンに変更され、一部のデータがダブルカウントされて表示される場合があります。

� プログラムおよびキャンペーン活動プログラムおよびキャンペーン活動プログラムおよびキャンペーン活動プログラムおよびキャンペーン活動: 活動がキャンペーン(オカレンス)だけでなくキャンペーン計画にも関連

付けられている場合、類似した活動がアップグレードされたキャンペーン内で 2 回表示されることがあります。

� キャンペーン担当者キャンペーン担当者キャンペーン担当者キャンペーン担当者: キャンペーンメンバーが同じキャンペーン計画の複数のオカレンスの対象となっている

場合、担当者(または見込み顧客)が同じキャンペーン内に 2 回以上表示されることがあります。アップグ

レード後に、このキャンペーンメンバーは同じキャンペーンの複数のキャンペーンロードに表示されます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 331

Page 332: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � 名前が変更された Siebel Marketingのフィールドの確認

名前が変更された名前が変更された名前が変更された名前が変更された Siebel Marketing のフィールドのフィールドのフィールドのフィールドの確認の確認の確認の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、Marketing の一部のアプレットフィールドの名前が変更されています。カスタマイズされたユー

ザーマニュアルを作成している場合は、それらのフィールドへの参照を更新する必要があります。名前が変更された

フィールドを 332 ページの表 39 に示します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel Marketing での地域の表示での地域の表示での地域の表示での地域の表示アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、地域は[地域 LOV]フィールドではなく[地域]階層に関連付けられています。そのため、アッ

プグレード後は、[マーケティングプラン]、[プログラム]、および[キャンペーン]の[地域]フィールドが表示さ

れません。

表 39 名前が変更された Siebel Marketing のフィールド

ビジネスコンポーネントビジネスコンポーネントビジネスコンポーネントビジネスコンポーネント

フィールド名フィールド名フィールド名フィールド名 ビジネスコンポーネントビジネスコンポーネントビジネスコンポーネントビジネスコンポーネント

変更前の変更前の変更前の変更前の

キャプションキャプションキャプションキャプション 新しいキャプション新しいキャプション新しいキャプション新しいキャプション

予算 Program Container 予算 割当予算

期間 Campaign 期間 実行期間

反応タイプ Campaign 反応タイプ 応答タイプ

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1332

Page 333: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Marketing でのプログラムフ

ローチャートアイコンの変更

マーケティング地域を表示するにはマーケティング地域を表示するにはマーケティング地域を表示するにはマーケティング地域を表示するには

1 [管理 - 場所]で、[地域]フィールドの以前の LOV 値に関連付ける新しい[マーケティング地域]を作成します。

詳しくは、『Siebel Marketing Installation and Administration Guide』を参照してください。

2 [地域 LOV]フィールドの名前を変更し、ユーザーインターフェイス内のアプレットに追加します。

これにより、下位互換性が提供されます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel Marketing でのプログラムフローチャートでのプログラムフローチャートでのプログラムフローチャートでのプログラムフローチャートアイコンの変更アイコンの変更アイコンの変更アイコンの変更アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 より前のリリースからのアップグレード後は、[マーケティングプログラムフローチャート]ビューのア

イコンが通常よりも大きく表示されます。

プログラムフローチャートアイコンのサイズを変更するにはプログラムフローチャートアイコンのサイズを変更するにはプログラムフローチャートアイコンのサイズを変更するにはプログラムフローチャートアイコンのサイズを変更するには

1 [Program Flowchart]アプレットで右クリックし、[グリッドにスナップ]の選択を解除します。

2 目的のアイコンを選択し、サイズを小さくします。

[プログラムフローチャート]のセットアップについては、『Siebel Marketing Installation and Administration Guide』を参照してください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 333

Page 334: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Marketing でのデフォルトの

キャンペーン実行オプションの設定

Siebel Marketing でのデフォルトのキャンペーンでのデフォルトのキャンペーンでのデフォルトのキャンペーンでのデフォルトのキャンペーン実行オプションの設定実行オプションの設定実行オプションの設定実行オプションの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。この設定は、Siebel 7.7 より前のリリースからアップグレードする場合に行います。このタ

スクは必須ではありませんが、ローカルビジネスプロセスで必要になる場合があります。

キャンペーン実行オプションは、キャンペーンのロード動作、起動動作、割り当て動作、およびコラボレーションオ

プションの制御のために重要です。それぞれのキャンペーン実行オプションには、デフォルト値が割り当てられてい

ます。マーケティングビジネスプロセスをレビューして、各キャンペーン実行オプションが正しく設定されているこ

とを確認してください。

デフォルトのキャンペーン実行オプションの設定方法については、『Siebel Marketing Installation and Administration Guide』を参照してください。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel Marketing でのプログラムとキャンペーンでのプログラムとキャンペーンでのプログラムとキャンペーンでのプログラムとキャンペーンの活動プランのアップグレードの活動プランのアップグレードの活動プランのアップグレードの活動プランのアップグレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このアップグレード後のタスクは必須ではありませんが、ローカルビジネスプロセスで必要になる場合があります。

Siebel 7.7 では、タイプが[DBM キャンペーン]の活動テンプレートが廃止され、使用されなくなりました。テ

ンプレートタイプを[キャンペーン]に変更します。

活動プランをアップグレードするには活動プランをアップグレードするには活動プランをアップグレードするには活動プランをアップグレードするには

1 [管理 - データ]画面、[活動テンプレート]ビューの順に移動します。

2 タイプが[DBM Campaign]のテンプレートを検索します。

3 各テンプレートのタイプを[Campaign]に更新します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1334

Page 335: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Marketing でのニュースレ

ターオファータイプのアップグレード

Siebel Marketing でのニュースレターオファーでのニュースレターオファーでのニュースレターオファーでのニュースレターオファータイプのアップグレードタイプのアップグレードタイプのアップグレードタイプのアップグレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このアップグレード後のタスクは必須ではありませんが、ローカルビジネスプロセスで必要になる場合があります。

Siebel 7.7 では、オファータイプ「E ニュースレター」は廃止されました。タイプが「E ニュースレター」の既存

のオファーがある場合は、タイプを「電子メール」に変更します。

オファータイプをアップグレードするにはオファータイプをアップグレードするにはオファータイプをアップグレードするにはオファータイプをアップグレードするには

1 [オファー]画面、[オファー ( 全件 )]ビューの順に移動します。

2 Channel = eNewsletter と指定してクエリーを実行します。

3 各オファーのオファータイプを「電子メール」に変更します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel Marketing でのでのでのでの Universal Inbox のののの設定設定設定設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、ビジネスサービスとして Universal Inbox が実装されています。Universal Inbox は、Siebel Marketing と Siebel ERM の両方で、承認キューの集中管理を提供します。アプリケーション管理者は、すべての

アプリケーションの、キューに入れられたすべてのタスクを Universal Inbox で参照できます。

つまり、Siebel ERM の管理者は Siebel Marketing の処理待ちタスクを参照でき、また逆に、Siebel Marketingの管理者は Siebel ERM の処理待ちタスクを参照できます。このようなアプリケーション間の可視性がサイトの

データ可視性ポリシーに違反する場合は、Universal Inbox のコピーを作成します。続いて、そのコピーをどちら

か一方のアプリケーションのワークフローに割り当てます。もう一方のアプリケーションでは、設定済みの

Universal Inbox のバージョンを使用します。これにより、物理的に別個の承認キューが作成されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 335

Page 336: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel マーケティング購入オーダーの

表示設定

Siebel Marketing のののの Universal InboxSiebel 7.7 では、Siebel Marketing で Universal Inbox という新しいビジネスサービスが使用されます。

Universal Inbox は承認キューの集中管理を提供し、Siebel Marketing と Siebel ERM の両方で使用されます。

アプリケーション管理者は、すべてのアプリケーションのすべての承認タスクを参照できます。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel マーケティング購入オーダーの表示設定マーケティング購入オーダーの表示設定マーケティング購入オーダーの表示設定マーケティング購入オーダーの表示設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、7.7.x、および 7.8.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel CRM 8.0 では、キャンペーンとオーダーの関係は、多対 1 から多対多に変更されており、[マーケティング

購入オーダー]という新しいビューに表示されます。

アップグレードプロセスでは、以前のリリースで作成されたキャンペーン関連の購入オーダーを設定しないため、購

入オーダーは新しいビューに表示されます。

以前のリリースの購入オーダーを表示する場合は、アップグレード後にスクリプトを実行する必要があります。スク

リプトを実行すると、キャンペーン関連の購入オーダーのオーダータイプが「購入オーダー」から「マーケティング

購入オーダー」に変更されます。また、スクリプトを使用して、キャンペーン関連のセールスオーダーのオーダータ

イプをマーケティング購入オーダーに変更することもできます。これにより、これらの購入オーダーが新しいビュー

に表示されるようになります。

マーケティング購入オーダーを設定するにはマーケティング購入オーダーを設定するにはマーケティング購入オーダーを設定するにはマーケティング購入オーダーを設定するには

1 Siebel データベースに対して、次のスクリプトを実行します。

Windows: DBSRVR_ROOT¥common¥MktgPurchaseOrder.sql

UNIX: DBSRVR_ROOT/common/MktgPurchaseOrder.sql

このスクリプトを実行すると、キャンペーン関連の購入オーダーのオーダータイプがマーケティング購入オー

ダーに設定されます。これにより、これらの購入オーダーが[マーケティング購入オーダー]ビューに表示され

るようになります。

2 キャンペーン関連のセールスオーダーが新しいビューに表示されるように設定するには、テキストエディタを使

用してスクリプトを開き、次のセクションを検索します。

where ORDER_TYPE_ID =(select ROW_ID from S_ORDER_TYPEwhere NAME = 'Purchase Order'

このセクションを次のように変更します。

where ORDER_TYPE_ID =(select ROW_ID from S_ORDER_TYPEwhere NAME = 'Sales Order'

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1336

Page 337: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Purchase Orders のアップグ

レード

3 変更後、スクリプトを再度実行します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

149 ページの「Siebel Marketing のアップグレード計画」

Siebel Purchase Orders のアップグレードのアップグレードのアップグレードのアップグレードアップグレード:アップグレード:アップグレード:アップグレード: Siebel 7.0x から 7.5x へのみ

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.0 から 7.5 にアップグレードする場合、ユーティリティを実行して、支払方法として[購入オーダー]を

設定している[支払品目]の[取引金額]フィールドを更新する必要があります。このユーティリティは、開発環境

をアップグレードした後にコンパイルされた .srf を必要とします。

このユーティリティは、次のステップを実行します。

1 新しい Order Entry ビジネスオブジェクトを作成します。

2 Order Entry ビジネスコンポーネント、および Payments ビジネスコンポーネントを作成します。

3 すべてのオーダーレコードをチェックし、対応する[支払い品目]の[支払い方法]を調べます。

4 [支払い品目]の[支払方法]が[購入オーダー]である場合、[取引金額]フィールドが[オーダー合計]に更

新されます。

支払い品目の取引金額フィールドを更新するには支払い品目の取引金額フィールドを更新するには支払い品目の取引金額フィールドを更新するには支払い品目の取引金額フィールドを更新するには

� 次のコマンドを入力します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥bin¥pmntupgd /u USERNAME /p PASSWORD /l LANG /c CFG_FILE /d DATA_SOURCE

UNIX: $SIEBEL_ROOT/bin/pmntupgd /u USERNAME /p PASSWORD /l LANG /c CFG_FILE /d DATA_SOURCE

ここで、各項目は次のようになります。

� USERNAME : Siebel のユーザーログイン名です。

� PASSWORD : Siebel ログインパスワードです。

� LANG: 使用される言語です。

� CFG_FILE: アプリケーションの起動に使用される設定ファイルです。

� DATA_SOURCE: .cfg ファイルから使用されるデータソースです。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 337

Page 338: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel 資産ベースのオーダーの設定

Siebel 資産ベースのオーダーの設定資産ベースのオーダーの設定資産ベースのオーダーの設定資産ベースのオーダーの設定アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.7 では、資産ベースのオーダーのワークフローおよびビューに、いくつかのアーキテクチャ上の変更が加

えられています。

� 資産ベースのオーダーのワークフロー:資産ベースのオーダーのワークフロー:資産ベースのオーダーのワークフロー:資産ベースのオーダーのワークフロー: 資産ベースのオーダーのワークフローは変更されました。Siebel 7.0.4 または Siebel 7.5 からのアップグレードで、資産ベースのオーダーのワークフローを変更している場合

は、アップグレード後にそれらのワークフローに変更を再適用する必要があります。

� [見積り]画面の[オーダー]ビュー:[見積り]画面の[オーダー]ビュー:[見積り]画面の[オーダー]ビュー:[見積り]画面の[オーダー]ビュー: [セールスオーダー]ボタンで、SIS OM Quote To Order Workflow--PMT Version の起動に名前付きメソッドが使用されるようになりました。また、ワークフローに

引数を渡せるようになりました。Siebel 7.5 では、このボタンはハードコード化されていました。[セールス

オーダー]ボタンに関してスクリプトを作成したりその他の変更を加えたりしている場合は、名前付きメソッド

を活用できるようにそれらを修正することを検討してください。

� [オーダーヘッダー]アプレット[オーダーヘッダー]アプレット[オーダーヘッダー]アプレット[オーダーヘッダー]アプレット: [送信]ボタンで、SIS OM Submit Order Process の起動に名前付きメ

ソッドが使用されるようになりました。また、ワークフローに引数を渡せるようになりました。Siebel 7.5 で

は、このボタンはハードコード化されていました。[送信]ボタンに関してスクリプトを作成したりその他の変更

を加えたりしている場合は、名前付きメソッドを活用できるようにそれらを修正することを検討してください。

� Disconnect ワークフローおよびワークフローおよびワークフローおよびワークフローおよび Modify ワークフローワークフローワークフローワークフロー: Disconnect ワークフローおよび Modify ワーク

フローの起動に使用される名前付きメソッドで、表 40 に示す追加のプロパティが渡されるようになりました。

これらのボタンまたは名前付きメソッドに関して、スクリプトを作成したりその他の変更を加えたりしている場

合は、アップグレード後にこれらのプロパティを手動で追加する必要があります。

表 40 名前付きメソッドによって渡される追加のプロパティ

プロパティプロパティプロパティプロパティ 説明説明説明説明

"'Due Date'", "Today() + 1" すべての明細項目に Due Date を設定します。

"'BC Context'", "'Asset'" ワークフローにプロパティとして渡されます。

"'Compound Product Number'", "[Compound Product Number]"

Compound Product Number は Network Order Entry に使用されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1338

Page 339: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel 資産ベースのオーダーの設定

� Delta-In-Place 機能機能機能機能: Delta-In-Place 機能により、明細項目の特定のフィールド値が更新されたときに、

明細項目のアクションコードが更新されます。たとえば、ユーザーが[オーダー明細項目]アプレット内で製品

の[サービス ID]の値を更新すると、アクションコードが「-」(ダッシュ)から「更新」に変更されます。

Siebel 7.5 では、Delta-In-Place 機能は Quote Item および Order Entry - Line Items ビジネスコンポー

ネントのユーザープロパティを介して実装されていました。

次に例を示します。

SIS OM On Field Update Set 6

"Service Id", "Action Code", "If([Action Code] = LookupValue('DELTA_ACTION_CODE', 'Existing'), LookupValue('DELTA_ACTION_CODE', 'Modified'), [Action Code])"

Siebel 7.7 では、Delta-In-Place 機能は SIS OM PMT Service ワークフローに移動されています。

Configurator セッション内での製品への変更に使用される SIS OM PMT Delta メソッドは、明細項目レベル

のフィールドへの変更に対するアクションコードの生成に使用されるようになりました。

Order Management プロセス(見積り、オーダー、資産)に新しいフィールドを追加していて、SIS OM Field Update Set ユーザープロパティを使用していた場合は、このプロパティの代わりとなる新しいユーザー

プロパティを SIS OM PMT Service 内に作成する必要があります。

たとえば、Point of Presence という名前の新しいカスタムフィールドを作成した場合、古い SIS OM On Field Update Set ユーザープロパティを削除し、次のような新しいユーザープロパティを作成することができ

ます。

� 名前名前名前名前: Delta Line Item Compare Field 26

� 値値値値: [Point Of Presence]:[Point of Presence]

� Siebel Configurator 実行時の[完了]ボタン実行時の[完了]ボタン実行時の[完了]ボタン実行時の[完了]ボタン: Siebel 7.0.4 および 7.5 では、Siebel Configuratorセッションでユーザーが[完了]をクリックすると、Siebel EAI によってユーザーの選択が[見積り]明細項

目および[オーダー]明細項目に転送されます。このプロセスには、見積り、オーダー、および資産関連のビジ

ネスコンポーネントが使用されていました。

Siebel 7.7 では、このプロセスに新しい小さなビジネスコンポーネントが使用されます。これによりパフォー

マンスが向上します。 新しいビジネスコンポーネントは、名前が「MACD」で始まります。オリジナルのビジネ

スコンポーネントを変更している場合は、「MACD」のビジネスコンポーネントにそれらの変更を適用する必要

があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 339

Page 340: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel アドレスデータの確認

Siebel アドレスデータの確認アドレスデータの確認アドレスデータの確認アドレスデータの確認アップグレード:アップグレード:アップグレード:アップグレード:

� Siebel Business Applications 8.1.x から Siebel SIA 8.1.x へ

� Siebel Financial Services 7.0.x から Siebel Industry Applications(SIA)8.0.x へ

� Siebel Business Applications 8.0.x から Siebel SIA 8.0.x へ

� Siebel Financial Services 6.2.1(IBM z/OS プラットフォーム上)から Siebel SIA 8.0.x(IBM z/OS プ

ラットフォーム上)へ

備考:備考:備考:備考: このトピックは、Siebel Business Applications(HOR)をより新しいリリースにアップグレードする場

合には適用されません。

環境:環境:環境:環境: テスト、本番。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

アドレスデータの格納方法は Siebel 7.7 で変更されました。アップグレードによって、テーブル S_ADDR_ORGから S_ADDR_PER にデータが移行されました。アップグレードはアドレスデータを保持するために次の方法を使

用します。

� 複数のレコードが S_ADDR_ORG および S_ADDR_PER 内の ADDR_NAME と同じ値を持つ場合、アップグ

レードプロセスによりレコードのいずれかの ADDR_NAME が保持され、ROW_ID をその他の ADDR_NAMEに追加します。

� アップグレードプロセスでは、カラムのサイズに適合するように ADDR_NAME の値を切り捨てます。

� アップグレードにより、S_ADDR_ORG および S_ADDR_PER 内の重複 ADDR_NAME でレコードをリスト

するレポートが生成されます。

アップグレードが完了した後は、このレポートを確認して、必要に応じて S_ADDR_PER からレコードを削除します。

備考:備考:備考:備考: このレポートは Siebel 7.7 Siebel Industry Applications への Siebel 7.0.x Siebel Industry Solutions のアップグレードでも生成されます。これらのアップグレードでのこのレポートは無視します。

アドレスレコードをアップグレード後に確認するにはアドレスレコードをアップグレード後に確認するにはアドレスレコードをアップグレード後に確認するにはアドレスレコードをアップグレード後に確認するには

1 アップグレードで生成されたレポートを確認します。

Windows: SIEBEL_ROOT¥log¥rpt_dup_addr_names.txt

UNIX: $SIEBEL_ROOT/log/rpt_dup_addr_names.txt

2 レポートを使用して、重複しているレコードを識別します。

3 アプリケーションまたは EIM を使用し、必要に応じてレコードを削除または変更します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

146 ページの「Siebel アドレスデータ移行のためのアップグレード計画」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1340

Page 341: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel 属性価格設定のアップグレード

Siebel 属性価格設定のアップグレード属性価格設定のアップグレード属性価格設定のアップグレード属性価格設定のアップグレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、および 7.7.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.8 では、属性調整機能が Siebel Pricer の属性価格設定に置き換わりました。

ビジネスサービスメソッドを使用して、属性価格設定データを属性調整に手動でアップグレードする必要があります。

ビジネスサービスメソッドでは、次のことを行います。

� 属性価格設定ヘッダを属性調整ヘッダにアップグレードします。

� 属性価格設定を属性調整ディメンションにアップグレードします。

� 属性価格設定の値を属性調整ディメンションドメインにアップグレードします。

� 属性価格設定調整項目を属性調整ルールにアップグレードします。

属性価格設定を属性調整にアップグレードするには属性価格設定を属性調整にアップグレードするには属性価格設定を属性調整にアップグレードするには属性価格設定を属性調整にアップグレードするには

1 Siebel Sales を起動します。

2 すべての属性クラスが製品クラスにアップグレードされていることを確認します。

3 [管理 - ビジネスサービス]画面、[シュミレーター]ビューの順に移動します。

4 新しいレコードを次のように作成します。

5 ビジネスメソッドを開始するには、[実行]をクリックします。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

162 ページの「Siebel Pricer およびオーダー管理のアップグレード計画」

フィールドフィールドフィールドフィールド 値値値値

サービス名 PSP Pricer Upgrade

メソッド名 UpgradeDynamicMatrix

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 341

Page 342: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Pricer での総割引の確認

Siebel Pricer での総割引の確認での総割引の確認での総割引の確認での総割引の確認アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、および 7.7.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.8 では、総割引機能が Siebel Pricer のバンドル係数に置き換わります。バンドル係数定義は総割引に

アップグレードされ、バンドル係数の順序は総割引順序にアップグレードされます。

Pricer の総割引の名前はバンドル係数名 + レコードの行 ID に設定されます。これは、Pricer では総割引名を一意

にする必要があるためです。

価格設定モデル内のバンドル係数の順序は総割引順序にアップグレードされます。総割引順序の名前は、バンドル係

数を含む価格設定モデル名に設定されます。

価格リストおよび価格リスト項目は、適切な総割引順序名で記載されます。以前のリリースでは、価格設定モデルは

価格リストで指定され、カスタマイズ製品の場合は、価格リスト明細項目レベルで指定されていました。これにより、

実行時にバンドル係数の実行が可能です。

Siebel 7.8 では、総割引の実行時には、価格リストまたは価格リスト明細項目レベルでの総割引順序の関連付けが

必要です。

アップグレードプロセスは、Siebel 7.8 より前の Pricer の実装に関する次の前提に従います。

� フローチャートは価格設定モデルのバンドル係数を連鎖するために使用された。

� も低い順番のバンドル係数は[集合スタート]ステップに接続される。

� 各[集合スタート]の順序にはバンドル係数のみが含まれ、集合係数は含まれない。

� フローチャートの次の要素(True または False の場合)は常により大きな順番を持つ。

実装が前述のすべての基準に一致しない場合、アップグレードプロセスは定義を適切な Pricer エンティティ(総割

引など)に移しますが、正しい順序でない場合があります。

このような場合、意図するとおりに総割引順序が総割引を連鎖することを手動で確認する必要があります。アップグ

レードを行う前に存在していた実行順序を使用します。

総割引へのアップグレードを確認するには総割引へのアップグレードを確認するには総割引へのアップグレードを確認するには総割引へのアップグレードを確認するには

1 Siebel Sales を起動します。

2 [管理 - 価格設定]、[総割引順序]の順に移動します。

3 総割引順序ごとに、詳細ビューにドリルダウンします。

4 初のアップグレード前のバンドル係数に対応する総割引を探します。 も低い順番が設定されていることを確

認します。 も低い順番が設定されていない場合は、[順番]、[使用される場合次の割引]、および[使用されな

い場合次の割引]カラムの番号を変更します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1342

Page 343: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel 着信ワークフローのアップグ

レード

5 [使用される場合次の割引]および[使用されない場合次の割引]カラムの番号が[順番]の番号より大きいこ

とを確認します。また、これらの番号が予想される総割引を指定することも確認してください。そうでない場合

は、必要に応じて、3 つのカラムすべての番号を変更します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

162 ページの「Siebel Pricer およびオーダー管理のアップグレード計画」

Siebel 着信ワークフローのアップグレード着信ワークフローのアップグレード着信ワークフローのアップグレード着信ワークフローのアップグレードアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

「String」タイプのプロセスプロパティを含む着信ワークフローを変更して、タイプ Binaryに値を渡します。これ

を行わない場合、ワークフローで次のエラーメッセージが表示されます。

ステップ 'Read from File'の出力引数 '<Value>'に、文字列タイププロパティ 'InputXML'に渡せないデータ

が含まれています。 データタイプ: 'MEMBLOCK'、データ本体の文字列表現: '<?xml version="1.0"

encoding="UTF-8"?><?'

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

155 ページの「Siebel ワークフローデザイナーのアップグレード計画」

Siebel Financial Services での破産状況での破産状況での破産状況での破産状況フィールドへのデータの移行フィールドへのデータの移行フィールドへのデータの移行フィールドへのデータの移行アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、および 7.7.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.8 では、BK_STATUS_CD カラムが S_BANKRUPTCY テーブルで提供されています。このカラムには、

Siebel Financial Services アプリケーションによって使用される破産状況情報が格納されます。

アップグレードする予定のリリースで破産状況フィールドを実装している場合は、SQL コマンドを使用してカスタ

ム拡張カラムから BK_STATUS_CD にデータを移行します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 343

Page 344: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � レポジトリマージ後の Universal Customer Master(UCM)のアップグレード手順

レポジトリマージ後のレポジトリマージ後のレポジトリマージ後のレポジトリマージ後の Universal Customer Master((((UCM)のアップグレード手順)のアップグレード手順)のアップグレード手順)のアップグレード手順アップグレード:アップグレード:アップグレード:アップグレード: UCM 7.8.2 から 8.0 へ

環境:環境:環境:環境: 開発環境のみ。

Siebel UCM 7.8.2 には、7.8.2 の標準レポジトリの他に .sif ファイルが付属しています。Siebel 7.8.2 から 8.0へのアップグレードプロセスでは、Prior Standard Repository が Siebel 7.8.2 の標準レポジトリですが、この

レポジトリには UCM の .sif ファイルを適用することで取得できる UCM 7.8.2 の追加は含まれていません。この不

整合が原因で偽の競合が発生し、8.0 の変更内容がレポジトリマージの競合解決プロセスで上書きされる場合があり

ます。また、値を間違って選択すると、UI、ソースデータ、履歴、バッチマネージャなどのさまざまな UCM エリ

アの機能に影響を及ぼす場合があります。UCM 8.0 の出荷時の 8.0 機能を保持するには、次の手順を実行する必要

があります。

アプリケーションアップグレード属性リストの[解決策]フィールドを変更するにはアプリケーションアップグレード属性リストの[解決策]フィールドを変更するにはアプリケーションアップグレード属性リストの[解決策]フィールドを変更するにはアプリケーションアップグレード属性リストの[解決策]フィールドを変更するには

1 レポジトリマージ後に Siebel Tools にログインします。

2 [Screens]メニューから[Application Upgrader]、[Application Upgrade Attribute List]の順に選択

します。

3 [Attribute Differences]リストで、表 41 に記載されているオブジェクトを検索して、[解決策]フィールド

の値を[カスタム値を使用]から[標準値を使用]に変更します。

表 41 [解決策]フィールドの UCM オブジェクトの変更前の値

オブジェクト名オブジェクト名オブジェクト名オブジェクト名 上位の親名上位の親名上位の親名上位の親名

上位の上位の上位の上位の

親タイプ親タイプ親タイプ親タイプ オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト 属性属性属性属性

カスタマイズ前のカスタマイズ前のカスタマイズ前のカスタマイズ前の

値値値値

UCM Account Address Source Data and History

UCM Account Address Source Data and History

Business Component

Business Component

「UCM Account Address Source Data and History」

検索条件 [ オブジェクト名 ] = "CUT Address"

UCM Contact Address Source Data and History

UCM Contact Address Source Data and History

Business Component

Business Component

「UCM Contact Address Source Data and History」

検索条件 [ オブジェクト名 ] = "Personal Address"

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1344

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Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � レポジトリマージ後の UniversalCustomer Master(UCM)のアップグレード手順

UCM Account History Flat List View

CIF Administration Screen

Screen Screen「CIF Administration Screen」の

Screen View「UCM Account History Flat List View」

メニューテキ

スト - 文字列

参照

SBL_ACCOUNT_SOURCE_DATA_UCM

UCM Account History Flat List View

CIF Administration Screen

Screen Screen「CIF Administration Screen」の

Screen View「UCM Account History Flat List View」

ビューバーテ

キスト - 文字

列参照

SBL_ACCOUNT_SOURCE_DATA_UCM

UCM Contact History Flat List View

CIF Administration Screen

Screen Screen「CIF Administration Screen」の

Screen View「UCM Contact History Flat List View」

メニューテキ

スト - 文字列

参照

SBL_CONTACT_SOURCE_DATA_UCM

UCM Contact History Flat List View

CIF Administration Screen

Screen Screen「CIF Administration Screen」の

Screen View「UCM Contact History Flat List View」

ビューバーテ

キスト - 文字

列参照

SBL_CONTACT_SOURCE_DATA_UCM

Yes UCM Batch Process: 3

Workflow Process

Workflow Process「UCM Batch Process: 3」の WF Step

「Last Page?」の WF Step Branch「Yes」

式 (LastPage All Must Match (Ignore Case)('true'))

表 41 [解決策]フィールドの UCM オブジェクトの変更前の値

オブジェクト名オブジェクト名オブジェクト名オブジェクト名 上位の親名上位の親名上位の親名上位の親名

上位の上位の上位の上位の

親タイプ親タイプ親タイプ親タイプ オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト 属性属性属性属性

カスタマイズ前のカスタマイズ前のカスタマイズ前のカスタマイズ前の

値値値値

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 345

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Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � レポジトリマージ後の Universal Customer Master(UCM)のアップグレード手順

4 [解決策]フィールドの値を[カスタム値を使用]から[標準値を使用]に変更すると、オブジェクトの値は表

42 に示す値になります。

表 42 [解決策]フィールドの UCM オブジェクトの変更後の値

オブジェクト名オブジェクト名オブジェクト名オブジェクト名 上位の親名上位の親名上位の親名上位の親名

上位の上位の上位の上位の

親タイプ親タイプ親タイプ親タイプ オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト 属性属性属性属性 新しい標準値新しい標準値新しい標準値新しい標準値

UCM Account Address Source Data and History

UCM Account Address Source Data and History

Business Component

Business Component

「UCM Account Address Source Data and History」

検索条件 [ 親タイプ ] = 'Account'

UCM Contact Address Source Data and History

UCM Contact Address Source Data and History

Business Component

Business Component

「UCM Contact Address Source Data and History」

検索条件 [ 親タイプ ] = 'Contact'

UCM Account History Flat List View

CIF Administration Screen

Screen Screen「CIF Administration Screen」の

Screen View「UCM Account History Flat List View」

メニューテキ

スト - 文字列

参照

SBL_ACCOUNTS-1004224419-01T

UCM Account History Flat List View

CIF Administration Screen

Screen Screen「CIF Administration Screen」の

Screen View「UCM Account History Flat List View」

ビューバーテ

キスト - 文字

列参照

SBL_ACCOUNTS-1004224419-01T

UCM Contact History Flat List View

CIF Administration Screen

Screen Screen「CIF Administration Screen」の

Screen View「UCM Contact History Flat List View」

メニューテキ

スト - 文字列

参照

SBL_CONTACTS-1004224924-40K

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1346

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Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Pharma での臨床試験出張レ

ポートデータの移行

Siebel Pharma での臨床試験出張レポートデータでの臨床試験出張レポートデータでの臨床試験出張レポートデータでの臨床試験出張レポートデータの移行の移行の移行の移行アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、7.7.x、および 7.8.x。

環境:環境:環境:環境: 開発、テスト、本番。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Siebel 7.8.x 以前のリリースでは、臨床試験出張レポートデータは、それぞれアカウント名、担当者名を格納する

S_ORG_EXT、S_CONTACT などの他のテーブルと結合されて S_EVT_ACT に格納されています。出張データは

動的であり、これらの結合されたフィールドの値は変更することができます。これは、レポートレコードがロックさ

れている場合は臨床出張レポートのすべてのデータが静的であることを要求する政府の規制に準拠していません。

Siebel CRM 8.0 では、S_EVT_ACT の新しい拡張テーブルである S_CL_TRP_RPT_LS に静的データが格納され

ます。次のスクリプトを実行して、S_EVT_ACT の既存の出張レポートレコードを S_CL_TRP_RPT_LS に取り込

みます。

Windows: DBSRVR_ROOT¥common¥ClinicalUpgrade.sql

UNIX: DBSRVR_ROOT/common/ClinicalUpgrade.sql

すでにカスタム拡張テーブルまたは拡張カラムを実装して静的データを格納している場合、スクリプトを変更して、

データを S_CL_TRP_RPT_LS に移動します。

UCM Contact History Flat List View

CIF Administration Screen

Screen Screen「CIF Administration Screen」の

Screen View「UCM Contact History Flat List View」

ビューバーテ

キスト - 文字

列参照

SBL_CONTACTS-1004224924-40K

Yes UCM Batch Process: 3

Workflow Process

Workflow Process「UCM Batch Process: 3」の WF Step

「Last Page?」の WF Step Branch「Yes」

表 42 [解決策]フィールドの UCM オブジェクトの変更後の値

オブジェクト名オブジェクト名オブジェクト名オブジェクト名 上位の親名上位の親名上位の親名上位の親名

上位の上位の上位の上位の

親タイプ親タイプ親タイプ親タイプ オブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト 属性属性属性属性 新しい標準値新しい標準値新しい標準値新しい標準値

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 347

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Siebel Business Applications のアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスクのアップグレード後のタスク � Siebel Pharma での臨床試験出張レ

ポートデータの移行

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1348

Page 349: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

20 Siebel アップグレードファイルのアップグレードファイルのアップグレードファイルのアップグレードファイルのチューニングチューニングチューニングチューニング

この章では、Siebel データベースアップグレードのための Siebel アプリケーションデータの準備に関するガイド

ラインを示します。 次のトピックが含まれています。

� 350 ページの「アップグレードフロー」

� 351 ページの「Siebel Upgrade Tuner の起動および停止」

� 353 ページの「Siebel Upgrade Tuner を使用した並行スレッドの管理」

� 356 ページの「Siebel Upgrade Tuner を使用した影響のない SQL コマンドの管理」

� 359 ページの「Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送」

� 362 ページの「Siebel Upgrade Tuner の変更のロールバック」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 5 章「Siebel データベースアップグレードの動作」

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 349

Page 350: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � アップグレードフロー

アップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローアップグレードフローこの章で説明するタスクは、図 18 に示すように、Siebel データベースアップグレードフローの第 6 段階に属しま

す。 この段階では、Siebel Upgrade Tuner を実行します。

図 18 アップグレードフローの第 6 段階

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1350

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Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner の起動および停止

Siebel Upgrade Tuner の起動および停止の起動および停止の起動および停止の起動および停止アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

このトピックでは、Windows ホスト上の Siebel Server インストールディレクトリから、Upgrade Tuner(upgtuner)を起動する方法を説明します。また、Upgrade Tuner の終了時に変更を保存または破棄する方法も

説明します。

Upgrade Tuner を使用すると、テスト環境における本番環境の upgrep 手順の実行時に、テーブル作成、イン

デックス作成、および SQL 実行のパフォーマンスが向上します。

前提条件前提条件前提条件前提条件

� テスト環境で、本番環境の upgrep 手順を完了している必要があります。

� 本番環境の upgrep ログファイルに対してログ解析ユーティリティを実行済みである必要があります。 247ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」を参照してください。

� UNIX プラットフォームの場合は、Siebel Server がインストールされている Windows ホストにファイルを

転送しておく必要があります。 359 ページの「Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送」を参照して

ください。

Upgrade Tuner の起動の起動の起動の起動次の手順に従って、Upgrade Tuner を起動します。

Upgrade Tuner を起動するにはを起動するにはを起動するにはを起動するには

� 次のコマンドを入力します。

SIEBEL_ROOT¥bin¥upgtuner /c LOGPARSE_SUMMARY_LOCATION

ここで、

LOGPARSE_SUMMARY_LOCATIONは、本番環境の upgrep でログ解析ユーティリティによって生成された

summary.xmlの場所です。

次に例を示します。

upgtuner /c SIEBEL_ROOT¥log¥upgrep_prod_77¥summary.xml

[Upgrade Tuner プロセス情報]ページが表示されます。

別の方法:::: /c オプションを指定せずに Upgrade Tuner を起動します。エラーポップアップで[OK]をクリッ

クします。Upgrade Tuner が表示されたら、[参照]をクリックして summary.xmlファイルを選択します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 351

Page 352: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner の起動および停止

変更の保存および変更の保存および変更の保存および変更の保存および Upgrade Tuner の終了の終了の終了の終了次の手順に従って、変更を保存して Upgrade Tuner を終了します。

変更を保存して変更を保存して変更を保存して変更を保存して Upgrade Tuner を終了するにはを終了するにはを終了するにはを終了するには

1 変更内容を評価し、必要に応じて修正します。

Upgrade Tuner を終了するまでアップグレードファイルは修正されません。

2 [Save+Exit]をクリックします。

3 保存および終了を確認するポップアップウィンドウで[はい]をクリックします。

アップグレードファイルに変更が適用され、Upgrade Tuner が終了します。

セッション変更の破棄およびセッション変更の破棄およびセッション変更の破棄およびセッション変更の破棄および Upgrade Tuner の終了の終了の終了の終了次の手順に従って、現在のセッションで行った変更を破棄して Upgrade Tuner を終了します。アップグレード

ファイルに対して変更は行われません。

テーブル作成の並行処理(テーブル作成の並行処理(テーブル作成の並行処理(テーブル作成の並行処理(Parallelize Table Creation)またはインデックス作成の並行処理()またはインデックス作成の並行処理()またはインデックス作成の並行処理()またはインデックス作成の並行処理(Index Creation))))

ページページページページ

次の場合は変更が破棄され、次回の Upgrade Tuner の起動時には表示されません。

� テーブルまたはインデックスをスレッド間で移動した場合、これらの変更は破棄されます。

� 新しいスレッドを作成した場合、そのスレッドは破棄されます。

影響のない影響のない影響のない影響のない SQL の非アクティブ化の非アクティブ化の非アクティブ化の非アクティブ化

次の場合は変更が破棄され、次回の Upgrade Tuner の起動時には表示されません。

� コマンドを非アクティブ化した場合、この変更は破棄されます。次回の Upgrade Tuner の起動時、[無効]カ

ラムにチェックマークは表示されません。コマンドは SQL ファイルでアクティブなままです。

� コマンドをアクティブ化した場合、この変更は破棄されます。次回の Upgrade Tuner の起動時に、[無効]カ

ラムにチェックマークが表示され、コマンドは SQL ファイルで非アクティブなままです。

変更を破棄して変更を破棄して変更を破棄して変更を破棄して Upgrade Tuner を終了するにはを終了するにはを終了するにはを終了するには

1 [取消]をクリックします。

2 変更の破棄および終了を確認するポップアップウィンドウで[はい]をクリックします。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

112 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1352

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Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner を使用した並行スレッドの管理

Siebel Upgrade Tuner を使用した並行スレッドを使用した並行スレッドを使用した並行スレッドを使用した並行スレッドの管理の管理の管理の管理アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。

データベース:データベース:データベース:データベース: Oracle のみ。

Upgrade Tuner を使用すると、テーブルおよびインデックスの作成のための並行スレッドを作成、編集、および削

除できます。これにより、テーブルおよびインデックスの作成に必要な時間が短縮されるため、アップグレードのパ

フォーマンスが向上します。

スレッドの作成、編集、および削除は、[テーブル作成の並行処理(Parallelize Table Creation)]ページおよび

[インデックス作成の並行処理(Parallelize Index Creation)]ページで行います。この 2 つのページのレイアウ

トは同じです。

前提条件前提条件前提条件前提条件

� テスト環境で、本番環境の upgrep 手順を完了している必要があります。

� 本番環境の upgrep ログファイルに対してログ解析ユーティリティを実行済みである必要があります。 247ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」を参照してください。

� UNIX プラットフォームの場合は、Siebel Server がインストールされている Windows ホストにファイルを

転送しておく必要があります。 359 ページの「Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送」を参照して

ください。

� Upgrade Tuner を起動します。 351 ページの「Siebel Upgrade Tuner の起動および停止」を参照してください。

スレッドの表示スレッドの表示スレッドの表示スレッドの表示スレッドの内容を表示およびソートしたり、複数のスレッドでソートした項目を表示することができます。

� デフォルトのソートデフォルトのソートデフォルトのソートデフォルトのソート:::: デフォルトのソートでは、[Siebel スレッド]のすべての項目がコストの降順にソートさ

れます。デフォルトのソートは、Upgrade Tuner の起動時、スレッドの追加時、またはスレッドの削除時に表

示されます。ソート順を逆にするには、[Siebel スレッド]カラムヘッダーをクリックします。

� スレッドの内容のソートスレッドの内容のソートスレッドの内容のソートスレッドの内容のソート:::: スレッドのカラムヘッダーをクリックします。ソート順を逆にするには、カラム

ヘッダーをもう一度クリックします。

� すべてのスレッド内のすべての項目のコストを基準にしたソートすべてのスレッド内のすべての項目のコストを基準にしたソートすべてのスレッド内のすべての項目のコストを基準にしたソートすべてのスレッド内のすべての項目のコストを基準にしたソート:::: [テーブルあたりのコスト]カラムヘッ

ダーをクリックします。ソート順を逆にするには、カラムヘッダーをもう一度クリックします。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 353

Page 354: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner を使用した並行スレッドの管理

並行スレッドの作成並行スレッドの作成並行スレッドの作成並行スレッドの作成次の手順に従って、テーブルまたはインデックスの作成のための並行スレッドを作成します。Upgrade Tuner によって、スレッドに並行スレッド 1、並行スレッド 2 などの名前が自動的に指定されます。スレッド名を編集する

ことはできません。

並行スレッドの作成では、まず、並行スレッド 1 と並行スレッド 2 を同時に作成します。これらの各スレッドには、

テーブルまたはインデックスを少なくとも 1 つ割り当てる必要があります。

作成するすべてのスレッドに、テーブルまたはインデックスが少なくとも 1 つ含まれるようにします。

並行スレッド並行スレッド並行スレッド並行スレッド 1 と並行スレッドと並行スレッドと並行スレッドと並行スレッド 2 を作成するにはを作成するにはを作成するにはを作成するには

1 [Siebelスレッド]でテーブルまたはインデックスを選択し、キーボードの矢印キーを使用して右側に移動します。

Upgrade Tuner によって並行スレッド 1 と並行スレッド 2 が作成されます。その後、並行スレッド 1 にテー

ブルまたはインデックスが割り当てられます。

2 並行スレッド 2 にテーブルまたはインデックスを少なくとも 1 つ移動し、両方のスレッドに設定します。

追加の並行スレッドを作成するには追加の並行スレッドを作成するには追加の並行スレッドを作成するには追加の並行スレッドを作成するには

� テーブルまたはインデックスを選択し、キーボードの矢印キーを使用して右側に移動します。

テーブルまたはインデックスを番号が も大きいスレッドに移動して矢印キーを再度押すと、Upgrade Tunerによって新しいスレッドが作成され、テーブルまたはインデックスが新しいスレッドに配置されます。

ヒント:ヒント:ヒント:ヒント: 新しいスレッドを作成するもう 1 つの方法は、行を右クリックすることです。ドロップダウンメニュー

で、 後にリストされているスレッドを選択してください。

スレッド間での項目の移動スレッド間での項目の移動スレッド間での項目の移動スレッド間での項目の移動[Siebel スレッド]を含むスレッド間でテーブルまたはインデックスを移動するには、左向き矢印キーと右向き矢印

キーを使用します。

備考:備考:備考:備考: いずれかのスレッドが空の場合、保存して終了することはできません。

スレッドの削除スレッドの削除スレッドの削除スレッドの削除次の手順に従って、既存のスレッドを削除します。[Siebel スレッド]は削除できません。

並行スレッド 1 と並行スレッド 2 は同時に削除する必要があります。並行スレッド 1 と並行スレッド 2 を削除する

前に、他のすべてのスレッドを削除する必要があります。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1354

Page 355: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner を使用した並行スレッドの管理

並行スレッド並行スレッド並行スレッド並行スレッド 1 または並行スレッドまたは並行スレッドまたは並行スレッドまたは並行スレッド 2 以外のスレッドを削除するには以外のスレッドを削除するには以外のスレッドを削除するには以外のスレッドを削除するには

1 目的のスレッドのカラムヘッダーをクリックします。

この操作によって、そのスレッド内のすべての項目が一番上に表示されるようにリストがソートされます。

2 カラムヘッダーを右クリックし、ポップアップメニューからすべての項目を Siebel スレッドに移動することを

選択します。

3 カラムヘッダーを右クリックし、ポップアップメニューからスレッドの削除を選択します。

Upgrade Tuner によってスレッドが削除され、そのスレッドより番号が大きいすべてのスレッドの名前が変更

されます。

並行スレッド並行スレッド並行スレッド並行スレッド 1 と並行スレッドと並行スレッドと並行スレッドと並行スレッド 2 を削除するにはを削除するにはを削除するにはを削除するには

1 並行スレッド 2 のカラムヘッダーを右クリックし、ポップアップメニューからすべての項目を Siebel スレッド

に移動することを選択します。

2 並行スレッド 1 のカラムヘッダーを右クリックし、ポップアップメニューからすべての項目を Siebel スレッド

に移動することを選択します。

3 並行スレッド 2 のカラムヘッダーを右クリックし、ポップアップメニューからスレッドの削除を選択します。

Upgrade Tuner によって並行スレッド 1 と並行スレッド 2 が削除されます。

アップグレードパフォーマンスの向上の評価アップグレードパフォーマンスの向上の評価アップグレードパフォーマンスの向上の評価アップグレードパフォーマンスの向上の評価本番環境の upgrep パフォーマンスの向上を評価するには、ページの上部にある 2 つのフィールドを使用します。

� 順次処理によるテーブル(またはインデックス)作成の総コスト順次処理によるテーブル(またはインデックス)作成の総コスト順次処理によるテーブル(またはインデックス)作成の総コスト順次処理によるテーブル(またはインデックス)作成の総コスト:::: 並行スレッドを使用しない場合にテーブル

またはインデックスの作成にかかる時間を表示します。

� 並行処理によるテーブル(またはインデックス)作成の総コスト並行処理によるテーブル(またはインデックス)作成の総コスト並行処理によるテーブル(またはインデックス)作成の総コスト並行処理によるテーブル(またはインデックス)作成の総コスト:::: 作成した並行スレッドを使用したアップグ

レードの完了にかかる時間を表示します。この時間は、[Siebel スレッド]の時間と並行スレッドの 長実行時

間を合計して計算されます。

順次処理による作成時間と並行処理による作成時間の差が、並行スレッドの使用によるアップグレード時間の短縮の

推定値になります。

次の操作を実行することで、アップグレード時間をさらに短縮できます。

� [Siebel スレッド]から並行スレッドへの追加項目の移動

� 実行時間が も長い並行スレッドからその他のスレッドまたは新しいスレッドへの項目の移動

目的は、[Siebel スレッド]の時間と並行スレッドの 長実行時間の両方を 小限に抑えることです。新しい並行ス

レッドごとに追加のメモリおよび CPU サイクルが必要になるため、並行スレッド数を調整してアップグレードパ

フォーマンスを 適化することが必要になる場合があります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

112 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 355

Page 356: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner を使用した影響のない SQL コ

マンドの管理

Siebel Upgrade Tuner を使用した影響のないを使用した影響のないを使用した影響のないを使用した影響のないSQL コマンドの管理コマンドの管理コマンドの管理コマンドの管理アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

アップグレードスクリプトでは、Siebel データモデルのすべてのテーブルがサポートされます。 これらのテーブル

には、Siebel データベースに含まれていないテーブル、空のテーブル、または特定の SQL コマンドに適用される

データを持たないテーブルに対して実行される SQL コマンドが含まれている場合があります。このような SQL コ

マンドを非アクティブにすると、本番環境の upgrep の実行時間を削減できます。

影響のない SQL の非アクティブ化ページには、0 行を返したコマンドを含む SQL ファイルのリストが表示されま

す。これは、そのコマンドがどのデータにも影響せず、データベーススキーマを変更しないことを意味します。この

画面には、RDBMS によってネイティブに実行されるアップグレードコマンドのみが表示されます。odbcsql を使

用して実行される SQL コマンドは表示されません。

SQL ファイルは、DBSRVR_ROOT¥DBPLATFORM¥upgrade¥VERSION¥にあります。たとえば、

db2udb¥upgrade¥V7_7¥です。

ファイルを選択すると、0 行を返したコマンドが画面の下側に表示されます。その後、コマンドを非アクティブまた

はアクティブにすることができます。表示されたコマンドを編集することはできません。

コマンドを非アクティブにして変更を保存すると、そのコマンドが格納されている SQL ファイルが Upgrade Tuner で開かれ、コマンドに (Execute=No)が挿入されます。コマンドをアクティブにすると、コマンドから

(Execute=No)が削除されます。

前提条件前提条件前提条件前提条件

� テスト環境で、本番環境の upgrep 手順を完了している必要があります。

� 本番環境の upgrep ログファイルに対してログ解析ユーティリティを実行済みである必要があります。 247ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」を参照してください。

� UNIX プラットフォームの場合は、Siebel Server がインストールされている Windows ホストにファイルを

転送しておく必要があります。 359 ページの「Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送」を参照して

ください。

� カスタマイズとアプリケーションデータの性質を分析します。追加した新しいテーブルの役割を把握しておきます。

� Upgrade Tuner を起動します。 351 ページの「Siebel Upgrade Tuner の起動および停止」を参照してください。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1356

Page 357: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner を使用した影響のない SQL コ

マンドの管理

影響のない影響のない影響のない影響のない SQL の表示の表示の表示の表示影響のない SQL の表示およびソートには、次のような方法があります。

� デフォルトのソートデフォルトのソートデフォルトのソートデフォルトのソート:::: デフォルトのソート順は、影響のないコマンドがドライバファイルに表示される順序で

す。非アクティブ化された SQL コマンド(以前のセッションで非アクティブ化されたコマンドを含む)がリス

トの 後に表示されます。デフォルトのソート順は、Upgrade Tuner の起動時に表示されます。

� コストを基準にソートした項目の表示コストを基準にソートした項目の表示コストを基準にソートした項目の表示コストを基準にソートした項目の表示: 実行時間の長さの降順にコマンドをソートするには、[純費用]カラム

ヘッダーをクリックします。ソート順を逆にするには、[純費用]をもう一度クリックします。このセッション

の前に非アクティブ化されたコマンドがリストの 後に表示されます。

� 現在のセッションでアクティブ化または非アクティブ化されたコマンドの表示現在のセッションでアクティブ化または非アクティブ化されたコマンドの表示現在のセッションでアクティブ化または非アクティブ化されたコマンドの表示現在のセッションでアクティブ化または非アクティブ化されたコマンドの表示:::: [無効]カラムヘッダーをク

リックします。項目がリストの先頭に表示されます。これらの項目の[無効]カラムには[変更済み]という語

が表示されます。非アクティブになっている項目にはチェックマークが表示されます。アクティブになっている

項目には表示されません。

� 以前のセッションで非アクティブ化されたコマンドの表示以前のセッションで非アクティブ化されたコマンドの表示以前のセッションで非アクティブ化されたコマンドの表示以前のセッションで非アクティブ化されたコマンドの表示:::: [純費用]カラムヘッダーをクリックして、リス

トの 後までスクロールします。非アクティブになっているコマンドの[無効]カラムにチェックマークは表示

されず、[変更済み]という語も表示されません。

� 以前のセッションでアクティブ化されたコマンドの表示以前のセッションでアクティブ化されたコマンドの表示以前のセッションでアクティブ化されたコマンドの表示以前のセッションでアクティブ化されたコマンドの表示:::: SQL コマンドの表示では、以前の Upgrade Tunerセッションでアクティブにしたコマンドを特定する方法はありません。コマンドをアクティブにするときに、今

後のセッションでそのコマンドを特定できるように、その SQL ファイル名および SQL タグ番号を書き留めて

おきます。

� ファイル内のすべての影響のないファイル内のすべての影響のないファイル内のすべての影響のないファイル内のすべての影響のない SQL コマンドの表示コマンドの表示コマンドの表示コマンドの表示:::: [SQL ファイル]カラムヘッダーをクリックします。

この操作によって、ファイル名がアルファベット順にソートされます。ソート順を逆にするには、カラムヘッ

ダーをもう一度クリックします。

影響のない影響のない影響のない影響のない SQL の非アクティブ化の非アクティブ化の非アクティブ化の非アクティブ化次の手順に従って、どのデータにも影響しない SQL コマンドを非アクティブ化します。

影響のない影響のない影響のない影響のない SQL コマンドを非アクティブ化するにはコマンドを非アクティブ化するにはコマンドを非アクティブ化するにはコマンドを非アクティブ化するには

1 Upgrade Tuner で、影響のない SQL の非アクティブ化タブをクリックします。

影響のない SQL の非アクティブ化画面が表示されます。

2 [純費用]カラムヘッダーをクリックします。

これによって、実行時間が も長い SQL コマンドが 初に表示されるようにエントリがソートされます。この

ようにソートされない場合は、カラムヘッダーをもう一度クリックします。以前の Upgrade Tuner セッショ

ンで非アクティブ化されたコマンドがリストの 後に表示されます。

3 行をクリックして、0 行を返したコマンドを表示します。

4 このコマンドがアップグレードに必要かどうかを慎重に評価します。

5 コマンドの純費用を書き留めます。

必要に応じて、スプレッドシートを使用して純費用の変更を追跡できます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 357

Page 358: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner を使用した影響のない SQL コ

マンドの管理

6 コマンドを非アクティブにするには、[無効]カラムのチェックボックスをクリックします。

次のようになります。

� チェックマークが表示され、コマンドが非アクティブであることが示されます。

� チェックマークの横に、このセッションで変更が行われたことを示す[変更済み]という語が表示されます。

� [純費用]カラムに表示される時間が[該当なし]に変更されます。

� 保存して終了すると、Upgrade Tuner によって SQL ファイルのコマンドが非アクティブ化されます。

� 次回の Upgrade Tuner の起動時、そのコマンドの[無効]カラムにチェックマークは表示されますが、

[変更済み]という語は表示されません。

影響のない影響のない影響のない影響のない SQL コマンドのアクティブ化コマンドのアクティブ化コマンドのアクティブ化コマンドのアクティブ化次の手順に従って、どのデータにも影響しない SQL 文をアクティブ化します。

影響のない影響のない影響のない影響のない SQL コマンドをアクティブ化するにはコマンドをアクティブ化するにはコマンドをアクティブ化するにはコマンドをアクティブ化するには

1 [純費用]カラムヘッダーをクリックして、リストの 後までスクロールします。

これによって、コマンドが実行時間を基準にソートされます。 非アクティブなコマンドは常にリストの 後に表

示され、その実行時間は[該当なし]になっています。

2 行をクリックして、0 行を返したコマンドを表示します。

3 このコマンドがアップグレードに必要かどうかを慎重に評価します。

4 コマンドをアクティブにするには、[無効]カラムのチェックボックスをクリックします。

次のようになります。

� チェックマークがチェックボックスから消えて、コマンドがアクティブであることが示されます。

� チェックボックスの横に、このセッションで変更が行われたことを示す[変更済み]という語が表示されます。

� [純費用]カラムに表示される時間は[該当なし]のままです。

� 保存して終了すると、Upgrade Tuner によって SQL ファイルのコマンドがアクティブ化されます。

� 次回の Upgrade Tuner の起動時に、[該当なし]がそのコマンドの実行時間に置き換えられ、[変更済み]

という語は表示されません。

5 コマンドの SQL ファイル名および SQL タグ番号を書き留めます。

6 次回の Upgrade Tuner の実行時に、コマンドを検索してその純費用を書き留めます。

必要に応じて、スプレッドシートを使用して純費用の変更を追跡できます。

アップグレードパフォーマンスの向上の評価アップグレードパフォーマンスの向上の評価アップグレードパフォーマンスの向上の評価アップグレードパフォーマンスの向上の評価本番環境の upgrep パフォーマンスの向上を評価するには、非アクティブ化したすべての影響のない SQL の純費用

を合計します。次に、アクティブ化した影響のない SQL の純費用を減算します。

終的な合計が、次の本番環境の upgrep に必要な時間の推定短縮時間です。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

112 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1358

Page 359: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送

Siebel Upgrade Tuner 用の用の用の用の UNIX ファイルのファイルのファイルのファイルの転送転送転送転送アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: UNIX のみ。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

Upgrade Tuner は Siebel Server の一部で、Windows 上でのみ実行されます。UNIX マシンで本番環境のアッ

プグレードファイルをチューニングするには、次の手順を実行する必要があります。

� UNIX ホストから Siebel Server がインストールされている Windows ホストに、Upgrade Tuner で必要な

アップグレードファイルを転送します。

� UNIX ファイルを入力として使用し、Windows ホスト上で Upgrade Tuner を実行します。

� 変更したアップグレードファイルを Windows ホストから UNIX ホストに再転送します。

UNIX ホストでの本番環境の upgrep 実行時にログ解析ユーティリティによって生成されるスクリプトが、ファイ

ル転送プロセスを簡略化します。

� upgtuner_ftp_get.txt: このスクリプトにより、アップグレードファイルが UNIX ホストから Windowsホストのターゲットディレクトリに転送されます。

� upgtuner_ftp_put.txt: このスクリプトにより、アップグレードファイルが Windows ホストから UNIXホストのターゲットディレクトリに再転送されます。

UNIX ホストの前提条件ホストの前提条件ホストの前提条件ホストの前提条件

� テスト環境で、本番環境の upgrep 手順を完了している必要があります。

� 本番環境の upgrep ログファイルに対してログ解析ユーティリティを実行済みである必要があります。 247ページの「ログ解析ユーティリティを使用した Siebel ログファイルの概要」を参照してください。

Windows ホストの前提条件ホストの前提条件ホストの前提条件ホストの前提条件

� Siebel Server をインストールしておく必要があります。Siebel データベースサーバーをインストールする必

要はありません。

� Windows ホストは、アップグレードを実行済みの Siebel Server でもかまいません。UNIX ホストのアップ

グレードファイルのチューニングは、Windows ベースの Siebel Server にすでに存在するアップグレード

ファイルには影響しません。

� upgtuner_ftp_put.txtスクリプトを実行するには、Windows ホストから UNIX ホストに FTP 転送を実行

できる必要があります。

次の手順では、FTP を使用してファイルを転送します。FTP を使用できない場合は、他の方法を使用してファイル

を転送できます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 359

Page 360: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送

UNIX ホストからホストからホストからホストから Windows ホストへのファイルの転送ホストへのファイルの転送ホストへのファイルの転送ホストへのファイルの転送UNIX アップグレードファイルに対して Upgrade Tuner を実行するには、まず Windows ホストにファイルを転

送する必要があります。

UNIX ホストからホストからホストからホストから Windows ホストにファイルを転送するにはホストにファイルを転送するにはホストにファイルを転送するにはホストにファイルを転送するには

1 Windows ホストホストホストホスト:::: UNIX アップグレードファイルのターゲットディレクトリを作成し、ディレクトリを共有

します。

2 UNIX ホストホストホストホスト:::: FTP で次のスクリプトを Windows マシンのターゲットディレクトリに転送します。

� upgtuner_ftp_get.txt

� upgtuner_ftp_put.txt

これらのファイルは $SIEBEL_ROOT/binにあります。

3 Windows ホストホストホストホスト:::: 両方のスクリプトで、次の表の説明に従ってプレースホルダパラメータを実際の値で置き

換えます。

4 Windows ホストホストホストホスト:::: FTP および upgtuner_ftp_get.txt を使用して、次の表に示すファイルを UNIX ホ

ストから Windows ホストのターゲットディレクトリに転送します。

プレースホルダプレースホルダプレースホルダプレースホルダ 値値値値

&HostIP この値は、UNIX マシンの IP アドレスです。

&Username この値は、UNIX マシンで FTP セッションを開くために使用されるユーザー名

(たとえば、sadmin など)です。

&WindowsTempDir この値は、Windows マシンのターゲットディレクトリのフルパスです。ター

ゲットディレクトリは、Siebel Server のインストールディレクトリ内に存在し

ている必要はありません。アップグレードファイルがすでに格納されているター

ゲットディレクトリは使用しないでください。

ファイルファイルファイルファイル UNIX ホスト上の場所ホスト上の場所ホスト上の場所ホスト上の場所

summary.xml $SIEBEL_ROOT/log/upgrep_prod_VERSION/

例: $SIEBEL_ROOT/log/upgrep_prod_77/summary.xml

master_upgrep_prod

_VERSION.ucf

$SIEBEL_ROOT/bin/

例: $SIEBEL_ROOT/bin/master_upgrep_prod_77.ucf

schema*.ddl DBSRVR_ROOT/DBPLATFORM/

例: DBSRVR_ROOT/Oracle/schema.ddl、schema_t1.ddl、

schema_t2.ddl

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1360

Page 361: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner 用の UNIX ファイルの転送

5 Windows ホストホストホストホスト:::: UNIX アップグレードファイルが格納されているターゲットディレクトリに移動し、テキ

ストエディタで summary.xmlファイルを開きます。

6 Windows ホストホストホストホスト:::: ファイルの先頭近くで要素 <SIEBEL_ROOT> を検索し、Windows ホストにコピーし

た UNIX ファイルが格納されているターゲットディレクトリへの絶対パスになるように値を編集します。

7 Windows ホストホストホストホスト:::: ファイルを保存して終了します。

8 Windows ホストホストホストホスト:::: Upgrade Tuner を起動し、UNIX アップグレードファイルをチューニングします。

UNIX アップグレードファイルが格納されているターゲットディレクトリを指定します。summary.xmlファイ

ルに、ターゲットディレクトリ内のすべてのアップグレードファイルを検出するように Upgrade Tuner に指

示するフラグが含まれています。ファイルを移動する必要はありません。

Windows ホストからホストからホストからホストから UNIX ホストへのファイルの転送ホストへのファイルの転送ホストへのファイルの転送ホストへのファイルの転送チューニングした UNIX アップグレードファイルを UNIX ホストに再転送します。

Windows ホストからホストからホストからホストから UNIX ホストにファイルを転送するにはホストにファイルを転送するにはホストにファイルを転送するにはホストにファイルを転送するには

1 UNIX ホストホストホストホスト:::: Windows ホストから転送する UNIX アップグレードファイルのターゲットディレクトリを作

成します。

別の方法: UNIX ホストの FTP アップロードディレクトリを使用します。

2 Windows ホストホストホストホスト:::: FTP で UNIX アップグレードファイルをターゲットディレクトリから UNIX ホストに転

送します。

3 UNIX ホストホストホストホスト:::: アップグレードファイルを適切な場所に移動します。

summary.xmlファイルの <SIEBEL_ROOT>のパスは Windows ホストで使用されているため、UNIX ホスト

では正しくありません。次回のログ解析の実行時に summary.xmlが上書きされ、UNIX ホスト上の

SIEBEL_ROOT のパスが含まれるようになります。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

112 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングについて」

driver_upgrep_prod

_VERSION.ucf

DBSRVR_ROOT/DBPLATFORM/upgrade/VERSION/

例: DBSRVR_ROOT/Oracle/upgrade/V7_7/driver_upgrep_prod_77.ucf

*.sql DBSRVR_ROOT/DBPLATFORM/upgrade/VERSION/

例: DBSRVR_ROOT/Oracle/upgrade/V7_7/pret.sql、preschm.sql

ファイルファイルファイルファイル UNIX ホスト上の場所ホスト上の場所ホスト上の場所ホスト上の場所

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 361

Page 362: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner の変更のロールバック

Siebel Upgrade Tuner の変更のロールバックの変更のロールバックの変更のロールバックの変更のロールバックアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: サポートされるすべての Siebel リリース。

環境:環境:環境:環境: テスト環境のみ。本番環境には適用されません。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows および UNIX のみ。

データベース:データベース:データベース:データベース: すべてのデータベース。

このトピックは、アップグレードプロセスの一部です。第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

を参照してください。

次の手順に従って、保存した変更を 新の Upgrade Tuner セッションから破棄します。破棄するには、アップグ

レードファイルを前回の Upgrade Tuner セッションにロールバックします。

このロールバックプロセスは、UNIX ユーザーにとって特に便利です。アップグレードファイルを UNIX ホスト上

で前のバージョンにロールバックできます。ファイルを Windows ホストに転送して Upgrade Tuner を再実行す

る必要はありません。

アップグレードファイルのバージョンアップグレードファイルのバージョンアップグレードファイルのバージョンアップグレードファイルのバージョンアップグレードファイルに変更を保存する前に、Upgrade Tuner で次の処理が実行されます。

� 初の Upgrade Tuner セッションの場合、Upgrade Tuner によって現在のドライバファイルと SQL ファイ

ルが .orig(driver_upgrep_prod_77.ucf.origなど)に保存されます。

� 2 番目以降のセッションの場合、Upgrade Tuner によって現在のドライバファイルと SQL ファイルが .old(driver_upgrep_prod_77.ucf.oldなど)に保存されます。

ロールバックするには、アップグレードファイルを .old または .orig バージョンに置き換えます。

ロールバックのガイドラインロールバックのガイドラインロールバックのガイドラインロールバックのガイドラインアップグレードファイルをロールバックする場合は、次のガイドラインに従います。

� 前回の Upgrade Tuner セッションにロールバックするには、ドライバファイルまたは SQL ファイルを .oldバージョンに置き換えます。

� 元のバージョンのファイルにロールバックするには、Upgrade Tuner での変更前に、ドライバファイルまたは

SQL ファイルを .orig バージョンに置き換えます。

� ドライバファイルと SQL ファイルは個別にロールバックできます。たとえば、SQL ファイルに対する 新の

変更を保持しながら元のドライバファイルにロールバックできます。

� すべての SQL ファイルを一度にロールバックする必要はありません。たとえば、現在のバージョンの SQLファイルをいくつか保持しながら、その他の SQL ファイルをロールバックできます。

� SQL ファイル内のすべてのコマンドをロールバックする必要はありません。ファイルを編集して、必要な数の

コマンドをアクティブまたは非アクティブにすることができます。

� driver_upgrep_prod_VERSION.ucfファイルは手動で編集しないことをお勧めします。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1362

Page 363: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner の変更のロールバック

� スレッド数が少ないセッションにロールバックする場合、schema_t#.ddlまたは schema_i#.ddlスレッド

ファイルを削除する必要はありません。削除されたスレッドを実行する手順が Upgrade Tuner によってドラ

イバファイルから削除されるため、スレッドファイルの削除は不要です。

次の手順では、例として driver_upgrep_prod_77.ucfおよび pret.sqlを使用します。

前回のセッションへのロールバック前回のセッションへのロールバック前回のセッションへのロールバック前回のセッションへのロールバック次の手順に従って、 新のセッションを破棄して前回のセッションにロールバックします。

前回のセッションにロールバックするには前回のセッションにロールバックするには前回のセッションにロールバックするには前回のセッションにロールバックするには

1 driver_upgrep_prod_77および pret.sqlのコピーに名前を付けて保存します。

2 driver_upgrep_prod_77.oldを driver_upgrep_prod_77にコピーします。

3 pret.sql.oldを pret.sqlにコピーします。

4 Upgrade Tuner を再起動します。

元のアップグレードファイルへのロールバック元のアップグレードファイルへのロールバック元のアップグレードファイルへのロールバック元のアップグレードファイルへのロールバック次の手順に従って、Upgrade Tuner でのすべての変更を破棄して元のアップグレードファイルにロールバックします。

元のアップグレードファイルにロールバックするには元のアップグレードファイルにロールバックするには元のアップグレードファイルにロールバックするには元のアップグレードファイルにロールバックするには

1 driver_upgrep_prod_77および pret.sqlのコピーを保存します。

2 driver_upgrep_prod_77.origを driver_upgrep_prod_77にコピーします。

3 pret.sql.orgを pret.sqlにコピーします。

手動による手動による手動による手動による SQL コマンドのアクティブ化または非アクティブ化コマンドのアクティブ化または非アクティブ化コマンドのアクティブ化または非アクティブ化コマンドのアクティブ化または非アクティブ化次の手順に従って、SQL ファイルを編集して、影響のない SQL コマンドを個別にアクティブまたは非アクティブに

します。

SQL ファイルを編集してコマンドをアクティブまたは非アクティブにするにはファイルを編集してコマンドをアクティブまたは非アクティブにするにはファイルを編集してコマンドをアクティブまたは非アクティブにするにはファイルを編集してコマンドをアクティブまたは非アクティブにするには

1 SQL ファイルのコピーに名前を付けて保存します。

2 .sql ファイル(コピーではなく)を開いて、目的の SQL コマンドを検索します。

コマンドは、Run_SQL_#で始まります(Run_SQL_100など)。

3 次のようにコマンドを編集します。

� コマンドをアクティブにするには、要素 (Execute=N) を削除します。

� コマンドを非アクティブにするには、要素 (Execute=N) を追加します。

"Run_SQL_# =" の後の行に要素を単独で挿入します。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 363

Page 364: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニングアップグレードファイルのチューニング � Siebel Upgrade Tuner の変更のロールバック

4 ファイルを保存します。

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

112 ページの「Siebel 本番環境のアップグレードファイルのチューニングについて」

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1364

Page 365: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

A Siebel Marketing アップグレードアップグレードアップグレードアップグレードリファレンスリファレンスリファレンスリファレンス

この付録では、Siebel Marketing のアプリケーション開発者のためのリファレンス情報を示します。 次のトピック

が含まれています。

� 365 ページの「廃止された Siebel Marketing のデータ」

� 372 ページの「廃止された Siebel Marketing のビジネスオブジェクト」

� 373 ページの「廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

廃止された廃止された廃止された廃止された Siebel Marketing のデータのデータのデータのデータアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

365 ページの表 43 に、Siebel 7.7 で廃止されたマーケティングデータのリストを示します。表の[コメント]

フィールドは、そのデータの処理方法を示します。

表 43 Siebel 7.7 で廃止された Siebel Marketing のデータ

データデータデータデータ

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

による影響による影響による影響による影響 廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル

廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント コメントコメントコメントコメント

プログラム

(プログラムのオ

カレンス)

廃止 なし なし 活動は親プログラ

ムに移行されまし

た。

ステージ(ステー

ジのオカレンス)

廃止 なし なし 該当なし

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 365

Page 366: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止された Siebel Marketing のデータ

キャンペーン

(キャンペーンの

オカレンス)

廃止 なし DBM Campaign

Campaign Occurrences

Campaign Occurrences Delete

Campaign Results

Campaign Segment Allocation

Campaign Template Related Event Templates

Campaign Wave List Distribution

DBM Campaign Cost

DBM Campaign Cost (Fixed)

DBM Campaign Cost (Inbound)

DBM Campaign Cost (Outbound)

DBM Campaign Occurrence Cost

DBM Campaign Occurrence Lists

Campaign Occurrence Offer

DBM Preview List

各オカレンスに対

して、キャンペー

ンロードレコード

が作成されます。

表 43 Siebel 7.7 で廃止された Siebel Marketing のデータ

データデータデータデータ

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

による影響による影響による影響による影響 廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル

廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1366

Page 367: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止された Siebel Marketing のデータ

eNewsletterオファー

廃止 なし Enewsletter Offer

Enewsletter Offer Attachments

Enewsletter Offer Attachments.Sequence Number (Sequence)

Enewsletter Offer Comm Profile Parameter

Enewsletter Offer Related URLs

Enewsletter Offer Template

Related Web Offers f/ Enewsletter Offer

Related Web Surveys f/ Enewsletter Offer

ニュースレター機

能は、電子メール

オファーの条件付

きコンテンツ書式

設定でサポートさ

れます。

セグメント プログラム内の

使用履歴は保持

セグメント基準

は廃止されまし

た。

S_CALL_LST_CRIT

S_CALL_LST_DTL

S_CALL_LST_QRY

Segment Detail-DD

Segment Expression

Campaign Segment Allocation

Segment Campaign Allocation

セグメントは、セ

グメントデザイ

ナーで再構築する

必要があります。

フィルター 廃止 S_DD_FILTER

S_DD_FILTER_DTL

Filters

Filters Detail

Filters Expression Save

Attribute Level Look Up

フィルターは、セ

グメントデザイ

ナーかセグメント

ツリーデザイナー

の基準、または

Oracle Business Intelligence レポ

ジトリのメタデー

タ制約を使用して

適用する必要があ

ります。

表 43 Siebel 7.7 で廃止された Siebel Marketing のデータ

データデータデータデータ

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

による影響による影響による影響による影響 廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル

廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 367

Page 368: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止された Siebel Marketing のデータ

リストフォーマット 廃止 S_DD_LST_FMT

S_DD_LST_FMTDTL

S_DD_PROGLSTFMT

List Columns

List Columns.Sequence (Sequence)

List Formats

Program List Formats

Dependent List Format

リストフォーマッ

トデザイナーを使

用してリスト

フォーマットを作

成してください。

ソースコード

フォーマット

廃止 なし なし 古いソースコード

フォーマットは廃

止されました。

アップグレード後

は、新しい要素を

使用してソース

コードフォーマッ

トを再作成する必

要があります。

テーブル結合 廃止 S_DD_DATA_OBJ

S_DD_UNION_MBR

S_DD_JOIN

S_DD_JOIN_SPEC

DD Field

DD Join

DD Table

Fields One Level

Join Fields

Join Fields.Sequence (Sequence)

Union Tables

データソースメタ

データはすべて、

Oracle Business Intelligence レポ

ジトリで管理され

ます。

表 43 Siebel 7.7 で廃止された Siebel Marketing のデータ

データデータデータデータ

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

による影響による影響による影響による影響 廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル

廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1368

Page 369: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止された Siebel Marketing のデータ

リスト尺度 バウンドメジャー カスタムメジャー

廃止 S_DD_MEAS

S_DD_MEASRSTRCT

S_DD_SUBMEAS

Aggregation Function

Available Measures

Base Measure

Bound Measures

Custom Measures

Dependent List Format

Functions (Logical)

Functions (Mathematical)

List Measures

Measures

Parent Measures

RowNum Measure

SubMeasures

Measure Aggregation (Tree)

Members.Sequence (Sequence)

Measure Restrict

Measure Restrict (Tree)

Oracle Business Intelligence レポ

ジトリの式に置き

換えられます。

バケット(尺度に

基づく属性)

廃止 S_DD_MEASATRPAR

S_DD_MEAS_ATTR

Measure Attribute Members

Measure Attribute Members (Tree)

Measure Attribute

Measure Attributes

Measure Attributes (Tree)

Oracle Business Intelligence レポ

ジトリの式に置き

換えられます。

表 43 Siebel 7.7 で廃止された Siebel Marketing のデータ

データデータデータデータ

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

による影響による影響による影響による影響 廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル

廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 369

Page 370: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止された Siebel Marketing のデータ

属性と

属性ファミリー

廃止 S_DD_ATRFAMLVMB

S_DD_ATTRFAM

S_DD_ATTRFAMLVL

S_DD_ATTRFAMVAL

S_DD_FIELD

S_DD_HIERATR

S_DD_HIERATRKEY

S_DD_HIERATRLVL

S_DD_HIERATRVAL

Attribute Families

Attribute Family Resync VBC

Attribute Family Value

Attribute Filters Detail

Attribute Levels

Attribute Levels.Sequence (Sequence)

Hierarchical Attribute Value

Hierarchical Attributes

Hierarchy (Fields)

Hierarchy (Tree)

Hierarchy Levels (Tree)

Hierarchy Levels Search (Tree)

Hierarchy Search (Fields)

Hierarchy Search (Tree)

Hierarchy Values (Fields)

Hierarchy Values (Tree)

Hierarchy.Sequence (Sequence)

セグメント基準は、

セグメントデザイ

ナーのプレゼン

テーションカラム

(「fields」)を使用

して作成されます。

表 43 Siebel 7.7 で廃止された Siebel Marketing のデータ

データデータデータデータ

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

による影響による影響による影響による影響 廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル

廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1370

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Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止された Siebel Marketing のデータ

顧客階層 廃止 S_DD_STRFAM

S_DD_SRTFAM_LVL

S_DD_SRTFAM_MAP

Hierarchy

Hierarchy Levels Hierarchy Levels (Fields)

User Defined Levels

User Defined Levels.Sequence (Sequence)

不要になりました。 顧客レベルのター

ゲットは、Oracle Business Intelligence レポ

ジトリの[目標レ

ベル]でサポート

されます。

キャンペーン

ロードマッピング

(担当者主要

フォーマット)

廃止 該当なし 該当なし 該当なし

Server のテーブル

(内部使用)

廃止 S_DD_CUBE S_DD_DIM

S_DD_DIM_DTL

S_DD_EXTRACT

S_DD_EXTRACT_CL

S_DD_PROGEXPORT

S_DD_SNPSHT_FMT

S_DD_PRPERFMEAS

Snapshot Elements これらのテーブル

は、廃止された

Siebel Server コ

ンポーネント

(Data Dictionary Manager および

Marketing Server)で使用さ

れていたものです。

表 43 Siebel 7.7 で廃止された Siebel Marketing のデータ

データデータデータデータ

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード

による影響による影響による影響による影響 廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル

廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス廃止されたビジネス

コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント コメントコメントコメントコメント

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 371

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Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止された Siebel Marketing のビジネスオブジェ

クト

廃止された廃止された廃止された廃止された Siebel Marketing のビジネスオブのビジネスオブのビジネスオブのビジネスオブジェクトジェクトジェクトジェクトアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

372 ページの表 44 に、Siebel 7.7 で廃止された Siebel Repository のビジネスオブジェクトのリストを示します。

表 44 Siebel 7.7 で廃止された Siebel Marketing のビジネスオブジェクト

ビジネスオブジェクト名ビジネスオブジェクト名ビジネスオブジェクト名ビジネスオブジェクト名 Tools プロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクト

Customer Hierarchies Server (DD)

DBM Campaign eMarketing - Campaign Views

DBM Campaign Btn eMarketing - Campaign Views

DBM Financial Modeler Mktg Financial Rollup

Data Dictionary Data Dictionary (DBM)

External Contacts Mapping Server (DD)

Filters Filters (DBM)

Hierarchical Attributes Attributes (DBM)

Measure Attributes Attributes (DBM)

Measures Measures (DBM)

Segment Segment (DBM)

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1372

Page 373: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止または置き換えられた Siebel Marketing の

ビュー

廃止または置き換えられた廃止または置き換えられた廃止または置き換えられた廃止または置き換えられた Siebel Marketing ののののビュービュービュービューアップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x および 7.5.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

373 ページの表 45 に、Siebel 7.7 で廃止または置き換えられた Siebel 7.x Siebel Repository のビューのリス

トを示します。

表 45 Siebel 7.x: 廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー

廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名 Siebel 7.x の画面の画面の画面の画面

Siebel 7.x のののの

ビューの見出しビューの見出しビューの見出しビューの見出し 結果結果結果結果 置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー

All Campaigns (DBM) View

キャンペーン管理 キャンペーン(全件) 置き換え Campaign Administration List

All Decisions List View

決定管理 決定(全件) 廃止 該当なし

All Measures View マーケティング管理 尺度(全件) 廃止 該当なし

All Segments across My Organizations

セグメント セグメント(全件) 置き換え All Marketing Segments View

All Tables View マーケティング管理 テーブル 廃止 該当なし

Attribute Families View

マーケティング管理 属性ファミリー 廃止 該当なし

Bound Measures View

マーケティング管理 バウンドメジャー 廃止 該当なし

Campaign (DBM) Activities View

キャンペーンオカレ

ンス

活動 置き換え Campaign Activity View Admin

Campaign (DBM) Offers View

キャンペーン管理 オファー 置き換え Campaign Literature View Admin

Campaign (DBM) Team View

キャンペーン管理 チーム 無効 該当なし

Campaign (DBM) Template Activities View

キャンペーン管理 活動プラン 置き換え Campaign Activity Plans View

Campaign Admin Lists (SCW)

キャンペーン(SCW) リスト 置き換え Campaign Admin Lists

Campaign Admin Objectives (SCW)

キャンペーン(SCW) 目標 置き換え Campaign Admin Objectives

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 373

Page 374: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止または置き換えられた Siebel Marketing の

ビュー

Campaign Administration Detail (SCW)

キャンペーン(SCW) 担当者/見込み顧客 置き換え Campaign Contacts Admin View - Org

Campaign Administration Detail - Owner Audit Trail View (SCW)

キャンペーン(SCW) 所有者監査証跡 置き換え Campaign Administration Detail - Owner Audit Trail View

Campaign Administration Explorer View (SCW)

キャンペーン(SCW) キャンペーンエクス

プローラ

置き換え Campaign Administration Explorer View

Campaign Administration List (SCW)

キャンペーン(SCW) キャンペーン 置き換え My Campaigns View

Campaign Administration List-More Info (SCW)

キャンペーン(SCW) 追加情報 置き換え Campaign Administration List-More Info

Campaign Forecast (DBM) View-Cost Allocation Inputs

キャンペーン管理 コスト割り当て入力 置き換え Campaign Expenses View

Campaign Generated Lists View

キャンペーンオカレ

ンス

エクスポート済みリ

スト

置き換え Campaign List Distribution View

Campaign Groups View - Admin (SCW)

キャンペーン(SCW) グループ 無効 該当なし

Campaign List キャンペーン(SCW) キャンペーンリスト 置き換え My Campaigns View

Campaign Literature View Admin (SCW)

キャンペーン(SCW) オファー 置き換え Campaign Literature View Admin

Campaign Occurrence Contacts/Prospects

キャンペーンオカレ

ンス

[キャンペーン]画面

の[担当者 / 見込み顧

客]ビュー

置き換え Campaign Contacts Admin View - All

Campaign Occurrence Contacts/Prospects - Organization

キャンペーンオカレ

ンス

[キャンペーン]画面

の[担当者 / 見込み顧

客 ( 全件 )]ビュー

置き換え Campaign Contacts Admin View - Org

Campaign Occurrence Contacts/Prospects - Position

キャンペーンオカレ

ンス

[キャンペーン]画面

の[担当者 / 見込み顧

客 ( 個人 )]ビュー

廃止 該当なし

表 45 Siebel 7.x: 廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー

廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名 Siebel 7.x の画面の画面の画面の画面

Siebel 7.x のののの

ビューの見出しビューの見出しビューの見出しビューの見出し 結果結果結果結果 置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1374

Page 375: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止または置き換えられた Siebel Marketing の

ビュー

Campaign Occurrence Contacts/Prospects Owner Audit View

キャンペーンオカレ

ンス

[キャンペーン]画面

の[所有者監査証跡]

ビュー

置き換え Campaign Administration Detail - Owner Audit Trail View

Campaign Occurrence Email Status

キャンペーンオカレ

ンス

[キャンペーン]画面

の電子メール状況

ビュー

置き換え Campaign System Task View

Campaign Occurrence Offers View

キャンペーンオカレ

ンス

オファー 置き換え Campaign Execution History View

Campaign Occurrence Timeline Gantt Chart View

キャンペーン管理 スケジュール 置き換え Marketing Calendar - Campaigns Ax Gantt Chart View - My

Campaign Occurrences Responses View

キャンペーンオカレ

ンス

[キャンペーン]画面

の[応答]ビュー

置き換え Campaign Responses View

Campaign Occurrences View

キャンペーン管理 状況 置き換え Campaign Execution History View

Campaign Plan Activities View

キャンペーン管理 活動 置き換え Campaign Activity View Admin

Campaign Responses View (SCW)

キャンペーン(SCW) 応答 置き換え Campaign Responses View

Campaign Results (DBM) Input Summary View

キャンペーン管理 [結果]画面の[結果

要約]ビュー

廃止 該当なし

Campaign Results (DBM) View- Cost Inputs

キャンペーン管理 [結果]画面の費用結

果ビュー

置き換え Campaign Expenses View

Campaign Results (DBM) View-Cost Allocation Results

キャンペーン管理 [結果]画面の費用の

割り当て結果ビュー

置き換え Campaign Expenses View

Campaign Results (DBM) View-List Results

キャンペーン管理 [結果]画面のリスト

結果ビュー

置き換え Campaign Segment/List Assumptions View

Campaign Results (DBM) View-Revenue Results

キャンペーン管理 [結果]画面の売上結

果ビュー

廃止 該当なし

表 45 Siebel 7.x: 廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー

廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名 Siebel 7.x の画面の画面の画面の画面

Siebel 7.x のののの

ビューの見出しビューの見出しビューの見出しビューの見出し 結果結果結果結果 置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 375

Page 376: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止または置き換えられた Siebel Marketing の

ビュー

Campaign Results (DBM) View-Segment Results

キャンペーン管理 [結果]画面のセグメ

ント入力ビュー

置き換え Campaign Segment/List Assumptions View

Campaign Skill View (SCW)

キャンペーン(SCW) 割り当てスキル 置き換え Campaign Skill View

Campaign Team View - Admin (SCW)

キャンペーン(SCW) チーム 無効 該当なし

Campaign Waves View

キャンペーン管理 キャンペーンの段階

(複数)

置き換え Program Schedule Detail View

Columns View マーケティング管理 フィールド 廃止 該当なし

Custom Measure Aggregation View

マーケティング管理 慣行評価画面の[総

括]ビュー

廃止 該当なし

Custom Measure Details View

マーケティング管理 慣行評価画面の[詳

細]ビュー

廃止 該当なし

Custom Measure Restriction View

マーケティング管理 慣行評価画面の[制

限]ビュー

廃止 該当なし

Customer Hierarchies View

マーケティング管理 顧客階層 廃止 該当なし

DBM Campaign Timeline Gantt Chart View

キャンペーン管理 スケジュール 置き換え Marketing Calendar - Campaigns Ax Gantt Chart View - My

DD All Segments View

セグメント セグメント(全件) 置き換え Marketing Segments Across All Organizations View

DD Segment Detail View

セグメント セグメントを編集 置き換え SSO Mktg Segments Entry View

Database Synchronization

マーケティング管理 データの取得 廃止 該当なし

Decision Wizard Player View

決定管理 該当なし 廃止 該当なし

Decisions Detail Input Parameters View

決定管理 識別子 廃止 該当なし

Decisions Detail Output Parameters View

決定管理 出力 廃止 該当なし

表 45 Siebel 7.x: 廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー

廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名 Siebel 7.x の画面の画面の画面の画面

Siebel 7.x のののの

ビューの見出しビューの見出しビューの見出しビューの見出し 結果結果結果結果 置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1376

Page 377: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止または置き換えられた Siebel Marketing の

ビュー

Decisions Detail Session Parameters View

決定管理 リアルタイム入力値 廃止 該当なし

Decisions Detail View 決定管理 追加情報 廃止 該当なし

Enewsletter Attachments View

オファー [E ニュースレター]

画面の[添付]

ビュー

廃止 該当なし

Enewsletter Email Profile View

オファー [E ニュースレター]

画面の[プロファイ

ル]ビュー

廃止 該当なし

Enewsletter Offer Detail View

オファー [E ニュースレター]

画面の[追加情報]

ビュー

廃止 該当なし

Enewsletter Offer Related URLs View

オファー [E ニュースレター]

画面の関連 URLビュー

廃止 該当なし

Enewsletter Offer Sections List View

オファー [E ニュースレター]

画面の[セクション]

ビュー

廃止 該当なし

Enewsletter Offer View

オファー eNewsletter オファー

廃止 該当なし

Enewsletter Rules View

オファー eNewsletter ルール 廃止 該当なし

External Contacts Mapping

マーケティング管理 キャンペーンロード

マッピング

廃止 該当なし

Filters Detail View マーケティング管理 フィルター 廃止 該当なし

Filters View マーケティング管理 フィルター 廃止 該当なし

Financial Modeler (DBM) View

キャンペーン管理 [予想]画面の入力概

要ビュー

廃止 該当なし

Financial Modeler (DBM) View-Fixed Costs

なし 財務モデラー 廃止 該当なし

Financial Modeler (DBM) View-Inbound Costs

なし 財務モデラー 廃止 該当なし

表 45 Siebel 7.x: 廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー

廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名 Siebel 7.x の画面の画面の画面の画面

Siebel 7.x のののの

ビューの見出しビューの見出しビューの見出しビューの見出し 結果結果結果結果 置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 377

Page 378: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止または置き換えられた Siebel Marketing の

ビュー

Financial Modeler (DBM) View-Input Costs

キャンペーン管理 [予想]画面の費用の

入力ビュー

置き換え Campaign Expenses View

Financial Modeler (DBM) View-List Inputs

キャンペーン管理 [予想]画面のリスト

入力ビュー

置き換え Campaign Segment/List Assumptions View

Financial Modeler (DBM) View-Outbound Costs

なし 財務モデラー 廃止 該当なし

Financial Modeler (DBM) View-Revenue Inputs

なし 財務モデラー 廃止 該当なし

Financial Modeler (DBM) View-Segment Inputs

キャンペーン管理 [予想]画面のセグメ

ント入力ビュー

置き換え Campaign Segment/List Assumptions View

Hierarchical Attribute List View

マーケティング管理 階層属性 廃止 該当なし

Joins View マーケティング管理 結合 廃止 該当なし

List Formats View マーケティング管理 出力リストレイアウ

廃止 該当なし

List Measures View マーケティング管理 リスト尺度 廃止 該当なし

Marketing Plans Funds

マーケティングプラン 資本 無効 該当なし

Measure Based Attributes View

マーケティング管理 バケット 廃止 該当なし

My Campaigns (DBM) View

キャンペーン管理 キャンペーン計画

(個人)

置き換え My Campaigns View

My Campaigns (DBM) View - More Info

キャンペーン管理 キャンペーン計画

(個人)

置き換え Campaign Administration List-More Info

My Decisions List View

決定管理 決定(個人) 廃止 該当なし

My Segments View セグメント セグメント(個人) 置き換え My Marketing Segments View

My Team's Decisions List View

決定管理 決定(チーム) 廃止 該当なし

表 45 Siebel 7.x: 廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー

廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名 Siebel 7.x の画面の画面の画面の画面

Siebel 7.x のののの

ビューの見出しビューの見出しビューの見出しビューの見出し 結果結果結果結果 置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1378

Page 379: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止または置き換えられた Siebel Marketing の

ビュー

Program (DBM) Activities View

プログラムの発生 活動 置き換え Program Plan Activities View

Program Container Timeline Gantt Chart View

プログラム スケジュール 置き換え Program Schedule Timeline View

Program Lists View プログラムステージ プレビューリスト 置き換え Campaign List Distribution View

Program Occurrence Timeline Gantt Chart View

プログラム スケジュール 置き換え Marketing Calendar - Programs Ax Gantt Chart View - My

Program Occurrences View

プログラム 状況 廃止 該当なし

Program Responses View

プログラムの発生 応答 廃止 該当なし

Program Snapshots View

プログラムステージ スナップショット要

廃止 該当なし

Program Stages View プログラム ステージ 無効 該当なし

Related Events View for eNewsletter Offers

オファー 関連イベント 廃止 該当なし

Related Web Offers View f/ Enewsletter

オファー 関連 Web オファー 廃止 該当なし

Related Web Surveys View f/ Enewsletter

オファー 関連 Web 調査 廃止 該当なし

Response Detail View (SME) - More Info

応答 追加情報 置き換え Response Detail View (Detail)

Segment Criteria View

セグメント 追加情報 廃止 該当なし

Segment Program Stages View

セグメント プログラムプラン 廃止 該当なし

eChannel All Programs View (DBM)

eChannel プログラム

-旧

プログラム(全件) 置き換え All Programs View (DBM)

eChannel All Programs across My Organizations

eChannel プログラム プログラム(全件) 置き換え All Programs across My Organizations

表 45 Siebel 7.x: 廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー

廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名 Siebel 7.x の画面の画面の画面の画面

Siebel 7.x のののの

ビューの見出しビューの見出しビューの見出しビューの見出し 結果結果結果結果 置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 379

Page 380: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel Marketing アップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンスアップグレードリファレンス � 廃止または置き換えられた Siebel Marketing の

ビュー

eChannel Campaign Administration Detail

eChannel キャン

ペーン管理-旧

担当者/見込み顧客 置き換え Campaign Contacts Admin View - Org

eChannel My Programs View (DBM)

eChannel プログラム

-旧

プログラム(個人) 置き換え My Programs View (DBM)

eChannel Program Container Timeline Gantt Chart View

eChannel プログラム

-旧

スケジュール 置き換え Marketing Calendar - Programs Ax Gantt Chart View - My

eChannel Programs Detail View (DBM)

eChannel プログラム

-旧

追加情報 置き換え Programs Detail View (DBM)

eChannel Segment Program Stages View

eChannel セグメント プログラムプラン 廃止 該当なし

表 45 Siebel 7.x: 廃止または置き換えられた Siebel Marketing のビュー

廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名廃止されたビュー名 Siebel 7.x の画面の画面の画面の画面

Siebel 7.x のののの

ビューの見出しビューの見出しビューの見出しビューの見出し 結果結果結果結果 置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー置き換え後のビュー

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1380

Page 381: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

B Siebel アップグレードで変更またはアップグレードで変更またはアップグレードで変更またはアップグレードで変更または導入されるテーブル導入されるテーブル導入されるテーブル導入されるテーブル

この付録では、アップグレードプロセス後のスキーマ変更に関する情報を示します。 次のトピックが含まれていま

す。

� 381 ページの「Siebel 7.8 での重要なスキーマの変更」

関連トピック関連トピック関連トピック関連トピック

第 4 章「Siebel データベースのアップグレードの実行方法」

Siebel 7.8 での重要なスキーマの変更での重要なスキーマの変更での重要なスキーマの変更での重要なスキーマの変更アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元:アップグレード元: Siebel 7.0.x、7.5.x、および 7.7.x。

プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム:プラットフォーム: Windows、UNIX、IBM z/OS。

Siebel 7.8.x のアップグレードには、次のような重要なスキーマの変更が含まれています。

顧客およびオーダー管理アプリケーション顧客およびオーダー管理アプリケーション顧客およびオーダー管理アプリケーション顧客およびオーダー管理アプリケーション次のスキーマ変更は、顧客およびオーダー管理アプリケーションに影響します。これには、製品管理、オーダー管

理、見積り、Pricer、および Siebel Configurator が含まれます。

新しい[所属支払いプロファイル]テーブル新しい[所属支払いプロファイル]テーブル新しい[所属支払いプロファイル]テーブル新しい[所属支払いプロファイル]テーブル

新しい[所属支払いプロファイル]テーブルは、旧来の[担当者支払いプロファイル]テーブルに代わるものです。

新しいスキーマは、取引先と担当者の支払いプロファイルをサポートします。アップグレードによって、旧来の[担

当者支払いプロファイル]テーブルのデータが新しいテーブルに移行されます。

見積チーム見積チーム見積チーム見積チーム

Quotes では、単一の見積りに関連する複数の営業員または他の役割の従業員をサポートできるようになりました。見

積りに対する営業員の既存の関連付けは新しい共通テーブルに移行され、プライマリ子カラムとして再使用されます。

複数価格タイプ複数価格タイプ複数価格タイプ複数価格タイプ

製品に複数の価格タイプがサポートされるようになりました(Siebel Business Applications のみ)。既存の製品

に対する新しい[価格タイプコード]カラムは、「一括」に設定されます。[見積り]、[オーダー]、および[契約明

細項目]の新しい[一括請求の小計]カラムが計算されて格納されます。[見積り]、[オーダー]、および[契約明細

項目]の新しい[再請求の小計]カラムは、0 に設定されます。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 381

Page 382: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

Siebel アップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブル � Siebel 7.8 での重要なスキーマの変更

[明細項目割引額]フィールドの改訂[明細項目割引額]フィールドの改訂[明細項目割引額]フィールドの改訂[明細項目割引額]フィールドの改訂

アップグレードによって、明細項目割引の格納方法が変更されました。割引額のデータソースが[価格設定]の場

合、アップグレードによって、[割引額]フィールドに格納された値が[価格調整]フィールドに移動されます。

[割引の継続]フラグのチェックがオンの場合、この変更は行われません。その場合、このフラグのチェックがオン

となっているすべての項目は、手作業による割引で処理されます。

次の両方が真の場合、アップグレードによって正しい[ヘッダー割引額]が決定されます。

� アップグレードの前に、明細項目に[手作業による割引額]、[手作業による割引率]、または[手作業による価

格上書き]が指定されていない。

� 明細項目に[ヘッダー割引率]が指定されている。

Pricer の属性価格設定マトリックスの属性価格設定マトリックスの属性価格設定マトリックスの属性価格設定マトリックス

Siebel Pricer の属性価格設定マトリックスは、属性調整に置き換えられます。データベースのアップグレードが完

了した後は、ビジネスサービスメソッドを実行して属性価格設定データを属性調整に変換する必要があります。表

46 に、廃止されたテーブルとそれに対応する新しいテーブルを示します。

正価、通貨コード、為替日正価、通貨コード、為替日正価、通貨コード、為替日正価、通貨コード、為替日

[見積り]、[オーダー]、および[契約明細項目]が計算された[正価]フィールドは、新しいカラムに置き換わりま

す。アップグレードでは、従来のリリースの基本設定に基づいて、値が計算されます。[見積り]、[オーダー]、およ

び[契約明細項目]は、通貨コードと為替日をサポートします。関連データは、関連付けられたヘッダーレコードか

ら移行されます。

価格リスト明細項目と価格リスト明細項目と価格リスト明細項目と価格リスト明細項目と CP 調整の有効日調整の有効日調整の有効日調整の有効日

[価格リスト明細項目]と[価格リスト CP 調整]は、ユーザーキーで有効日をサポートします。発効日と失効日は、

関連付けられたヘッダーレコードから適切にコピーされます。このデータを使用できない場合、発効日には 1980-01-01 が設定され、失効日は NULL のままになります。

販売量割引販売量割引販売量割引販売量割引

販売量割引は、既存の割引率による方式の他に割引額もサポートします。新しい[価格調整タイプコード]カラム

は、このタイプを指定するために使用されます。既存の[割引額]カラムには、関連する値が格納されます。両方の

カラムが更新され、既存のデータをサポートします。

表 46 属性調整テーブル

廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル 新しいテーブル新しいテーブル新しいテーブル新しいテーブル

S_PRI_MTRX S_DYN_MTRX

S_PRI_MTRX_ATTR S_DYN_MTRX_DIM

S_PRI_MTRX_ITEM S_DYN_MTRX_RL

S_PRI_MTRX_VAL S_DYN_MTRX_DOM

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1382

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Siebel アップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブル � Siebel 7.8 での重要なスキーマの変更

バンドル割引バンドル割引バンドル割引バンドル割引

価格設定モデルの[バンドル係数]は、Siebel 7.8 では[バンドルシーケンス]と[バンドル割引]に変換されま

す。表 47 に、廃止されたテーブルとそれに対応する新しいテーブルを示します。

価格リストおよび価格リスト項目から価格設定モデルへの参照は、バンドルシーケンスへの参照に変換されます。他

のすべての価格設定モデルは、データベースのアップグレード後に PPS プロシージャとして手動で再実装する必要

があります。

Siebel ConfiguratorSiebel 7.8 では、Siebel Configurator の新しいインフラストラクチャが導入されました。Configurator の主要

な新しいテーブルは S_VOD です。このテーブルには、製品、クラス、および属性のヘッダー情報が格納されます。

その他の重要な変更は、次のとおりです。

� S_VOD_VER は、S_PROD_CFGVER から置き換わり、製品、クラス、および属性オブジェクトのバージョ

ン情報を格納します。

� S_ISS_OBJ_DEF には、製品とクラスの定義が格納されます。

� S_ISS_ATTR_DEF には、グローバル(概要)属性の定義が格納されます。

� S_ISS_ATTR_VAL は、S_XA_ATTR.VLDTN_LOV_TYPE_CD の概念から置き換わり、グローバル属性の列

挙値を格納します。

� S_ISS_OBJ_ATTR には、ローカル属性とクラスおよび製品の関係が格納されます。これは、従来

S_XA_ATTR.CLASS_ID および S_PROD_INT_XA に格納されていた関係に置き換わります。

表 47 バンドル割引テーブル

廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル 新しいテーブル新しいテーブル新しいテーブル新しいテーブル

S_PRIMDL S_BUNDLE_SEQ

S_PRIMDL_FCTR � S_BDL_SEQ_ITEM

� S_BUNDLE_DISCNT

S_PRIFCTR_ITM S_BDL_DISC_ITEM

S_PRIMDLFCTRVAL なし

S_PRIMDL_OBJ なし

S_PRIMDL_OBJCRT なし

S_PRIFCTITM_ATR なし

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 383

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Siebel アップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブル � Siebel 7.8 での重要なスキーマの変更

表 48 に、廃止されたテーブルとそれに対応する新しいテーブルを示します。

廃止されたテーブルと同様に、新しいテーブルにもバージョンがあります。アップグレードによって、廃止された

テーブルから新しいテーブルにデータが移行され、これまでバージョン化されていなかったオブジェクト(特定のク

ラス、属性、および製品)に対する新しいレコードが作成されます。

アップグレード中に、次のようなレコードも追加で移行されます。

� S_PROD_INT から S_VOD および S_ISS_OBJ_DEF へ

� S_PROD_INT_LANG から S_VOD_LANG へ

表 48 Siebel Configurator テーブル

廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル廃止されたテーブル 新しいテーブル新しいテーブル新しいテーブル新しいテーブル

S_XA_ATTR � S_VOD

� S_ISS_ATTR_DEF

� S_ISS_ATTR_VAL

� S_ISS_OBJ_ATTR

S_XA_ATTR_LANG S_ISS_OBAT_LANG

S_XA_CLASS S_VOD, S_ISS_OBJ_DEF

S_XA_CLASS_LANG S_VOD_LANG

S_PROD_CFGVER � S_VOD_VER

� S_ISS_UI_OPTION

S_PROD_INT_XA S_ISS_OBJ_ATTR

S_PROD_ITEM S_ISS_SUB_OBJ

S_PROD_ITEM_LANG S_ISS_SOBJ_LANG

S_CFG_VAR_DEF S_ISS_OBJ_LITEM

S_CFG_PROP_DEF S_ISS_OBJ_RSRC

S_CFG_SCRPT_DEF S_ISS_OBJ_SCRIPT

S_CFG_RULE_DEF S_ISS_OBJ_CFGRL

S_CFGRLDEF_LANG S_ISS_CFRL_LANG

S_CFG_RULENODE S_ISS_CFRL_NODE

S_CFG_UIGROUP S_ISS_UIOPT_GRP

S_CFGUIGRP_LANG S_ISS_UIGR_LANG

S_CFG_UIGRP_IT S_ISS_UIGR_ITEM

S_PROD_CFG_PROP S_ISS_OBUI_PROP

S_PRDCFGPR_LANG S_ISS_UIPR_LANG

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1384

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Siebel アップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブル � Siebel 7.8 での重要なスキーマの変更

S_PROD_INT および S_PROD_INT_LANG は、Siebel 7.8 でも継続して使用されます。製品への外部キー参照

は、従来どおり S_PROD_INT を指します。S_PROD_INT.CFG_MODEL_ID カラムは、Siebel Configuratorインフラストラクチャの中で、関連付けられた S_VOD レコードを参照するために再使用されます。

すべての S_*_XA テーブル(たとえば、S_QUOTE_ITEM_XA など)は、ATTR_NAME カラムを使用して、[見

積り項目]などのオブジェクトに関連付けられた属性を参照します。

ATTR_ID は、使用されなくなりました。これまでのリリースでは、S_XA_ATTR を参照するために使用されてい

ましたが、これは 7.8 では使用されません。

Captive FinanceSiebel 7.8 以前では、1 人の担当者は 1 つの破産とのみ関連付けられました。Siebel 7.8 では、担当者と破産の関

係は、M:M に変わりました。このモデルでは、会社の破産も追跡も可能です。アップグレードでは、2 段階でデー

タを移行します。

� 破産情報を S_CONTACT_FNX から S_BANKRUPTCY および S_BK_PARTY へ移行します。

� 破産に関連付けられた代理人情報を S_PARTY_REL から S_BK_PARTY へ移行します。S_BK_PARTY では、

代理人のタイプは[銀行代理人]、[受託代理人]、[債務者代理人]、または[他方代理人]です。

テーブル S_CONTACT_FNX および S_PARTY_REL は、従来どおり他の目的でも使用されます。

Siebel Field Service[見積り]、[オーダー]、および[契約明細項目]は、単一の明細項目と複数の対象資産の関連付けをサポートしま

す。明細項目と対象資産の既存の関連付けは共通テーブルに移行され、プライマリ子カラムとして再使用されます。

アップグレードによって、次のような新しい共通テーブルが作成されます。

� S_AGREE_ITM_REL から S_AGREE_ITEM へ

� S_ORDER_ITM_REL から S_ORDER_ITEM へ

� S_QUOTE_ITM_REL から S_QUOTE_ITEM へ

S_AGREE_ITEM、S_ORDER_ITEM、および S_QUOTE_ITEM の各テーブルは、従来どおり使用されます。

Consumer Goods の詳細計画の詳細計画の詳細計画の詳細計画Oracle の Siebel 7.8 Siebel アプリケーションでは、プロモーション計画に取引先プロモーションカテゴリーが導

入されました。新しい取引先プロモーション階層は、次のようになります。

� 取引先計画

� 取引先プロモーション

� 取引先プロモーションカテゴリー

� 取引先プロモーション製品

� 取引先プロモーション製品ベースライン / 出荷

これをサポートするために、アップグレードによって S_SRC に[取引先プロモーション]レコードが挿入されま

す。各レコードの識別子は、SUB_TYPE = PLAN_ACCT_PROMOTION_CATEGORY です。

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 385

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Siebel アップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブルアップグレードで変更または導入されるテーブル � Siebel 7.8 での重要なスキーマの変更

アップグレードによって、次のように変更されます。

� S_SRC の各[取引先プロモーション]レコードに対して、アップグレードは[取引先プロモーションカテゴ

リー]のレコードを挿入します。新しいレコードの親は、[取引先プロモーション]レコードです。

� [取引先プロモーションカテゴリー]に対して、S_SRC の拡張テーブルである S_SRC_CHNL を生成します。

S_SRC_CHNL.PAR_ROW_ID は、S_SRC に新しく作成されたレコードを指します。S_SRC_CHNL には

[プロモーション]、[プロモーション製品]などの特定の属性が格納されます。

� S_SRC.PAR_SRC_ID が[取引先プロモーションカテゴリー]を指すことで、[取引先プロモーション製品]

レコードの親を変更します。

� S_MDF_ALLOC に格納された、S_SRC の[取引先プロモーション]レコードを指す[取引]レコードを改訂

して、[取引先プロモーションカテゴリー]レコードも指すようにします。

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索引索引索引索引

AAIX メモリ割り当てセグメントスペースメモリ割り当てセグメントスペースメモリ割り当てセグメントスペースメモリ割り当てセグメントスペース

Siebel データベースの保護 170AIX メモリ割り当てセグメントスペース、保護メモリ割り当てセグメントスペース、保護メモリ割り当てセグメントスペース、保護メモリ割り当てセグメントスペース、保護 170

CCustomer Repository、マージの準備、マージの準備、マージの準備、マージの準備

New Customer Repository、インポートの

準備 234, 268アップグレード継承、設定手順 257アップグレード動作の継承、説明 95

IIBM DB2、データベースのアップグレードの準備、データベースのアップグレードの準備、データベースのアップグレードの準備、データベースのアップグレードの準備

16KB 一時テーブルスペース、作成 17732KB 一時テーブルスペース、作成 177DB2 アプリケーション開発クライアント、インス

トールの確認 180DB2 許可、AIX および Solaris での確認 176identity ソート順、データベースが作成されている

ことの確認 174RDBMS ソフトウェア、アップグレード 127Siebel アップグレードのためのクライアントの

確認 173インスタンスオーナー許可、AIX および Solaris で

の確認 177ソート順、確認 174データベース設定パラメータ、説明と表 176

ICL影響を受けた UI オブジェクトの確認 315説明 102

identity ソート順、データベースが作成されているこソート順、データベースが作成されているこソート順、データベースが作成されているこソート順、データベースが作成されているこ

との確認との確認との確認との確認 174

MMicrosoft SQL Server

Siebel ソフトウェア設定ユーティリティ、実行言語

ユーティリティの変更 218一時データベーススペース、説明 190インデックスのクラスタ化、再構築 192設定パラメータ、説明と表 191データベースソート順、確認 189

OOracle データベースデータベースデータベースデータベース

アップグレード、アップグレード前の手順 184サーバー設定、アップグレード前のタスク 184ソート順、確認 183

RRC2 暗号化、アップグレード暗号化、アップグレード暗号化、アップグレード暗号化、アップグレード

説明 138RDBMS ソフトウェア、アップグレードの準備ソフトウェア、アップグレードの準備ソフトウェア、アップグレードの準備ソフトウェア、アップグレードの準備 127RTC、修正、修正、修正、修正 307

SS_CONTACT、複数の組織の表示、複数の組織の表示、複数の組織の表示、複数の組織の表示 140S_LIT ファイル、ファイル、ファイル、ファイル、S_CB_ASSET_VER ファイルへのファイルへのファイルへのファイルへの

アップグレードアップグレードアップグレードアップグレード 293S_ORG_GROUP、複数の組織の表示、複数の組織の表示、複数の組織の表示、複数の組織の表示 140S_SRC_PAYMENT テーブル、追加されるカラムのテーブル、追加されるカラムのテーブル、追加されるカラムのテーブル、追加されるカラムの

説明説明説明説明 204Siebel Application Integration((((EAI)、)、)、)、SAP のののの

使用とアップグレードの説明使用とアップグレードの説明使用とアップグレードの説明使用とアップグレードの説明 53Siebel Business アプリケーション、アップグレードアプリケーション、アップグレードアプリケーション、アップグレードアプリケーション、アップグレード

複数言語環境、追加言語のインストール 134Siebel Financial Services

世帯データの整合性、確認 198Siebel HTML 添付ファイル添付ファイル添付ファイル添付ファイル

ベーステーブルへの移行 134Siebel Marketing

アップグレード計画 149アップグレード、セグメントの説明の保持 202廃止された 7.x のデータ 365廃止された 7.x のビュー 373廃止された 7.x ビジネスオブジェクト 372

Siebel Personalizationアップグレード計画 161

Siebel Purchase Orders、取引金額フィールドの、取引金額フィールドの、取引金額フィールドの、取引金額フィールドの

更新更新更新更新 337Siebel Repository

開発環境レポジトリ、準備、名前の変更 217ドックオブジェクトと可視性ルール、記録 170名前の変更 217不要なレポジトリのアーカイブ 169マージ、Siebel Tools の設定 258マージ、実行 260マージ、失敗からの回復 257

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 387

Page 388: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

索引索引索引索引 � T

マージ、準備 257マージ、説明 90

Siebel UI必須フィールドの確認 316

Siebel アップグレードウィザード、説明アップグレードウィザード、説明アップグレードウィザード、説明アップグレードウィザード、説明 65Siebel アップグレード環境アップグレード環境アップグレード環境アップグレード環境

開発環境のアップグレードフローの例 84説明 54

Siebel インターフェイステーブルデータインターフェイステーブルデータインターフェイステーブルデータインターフェイステーブルデータ

エクスポート 169Siebel 大文字小文字同一視ウィザード大文字小文字同一視ウィザード大文字小文字同一視ウィザード大文字小文字同一視ウィザード

機能の概要 236実行 235説明 74

Siebel カスタムインデックスカスタムインデックスカスタムインデックスカスタムインデックス

アップグレードの準備 168Siebel ソフトウェア設定ユーティリティソフトウェア設定ユーティリティソフトウェア設定ユーティリティソフトウェア設定ユーティリティ

言語、変更 218Siebel 追加のスキーマ変更の適用モード、説明追加のスキーマ変更の適用モード、説明追加のスキーマ変更の適用モード、説明追加のスキーマ変更の適用モード、説明 68Siebel データベースデータベースデータベースデータベース

接続の確認 167Siebel データベースサーバーソフトウェアデータベースサーバーソフトウェアデータベースサーバーソフトウェアデータベースサーバーソフトウェア

複数言語環境、追加言語のインストール 134Siebel データベーススキーマ、アップグレードデータベーススキーマ、アップグレードデータベーススキーマ、アップグレードデータベーススキーマ、アップグレード

アップグレードの再開 231Siebel データベース設定ウィザードデータベース設定ウィザードデータベース設定ウィザードデータベース設定ウィザード

UNIX での実行 227UNIX での停止 234Windows での実行 223Windows での停止 233起動 231実行準備 219

Siebel データベース設定ユーティリティ、説明データベース設定ユーティリティ、説明データベース設定ユーティリティ、説明データベース設定ユーティリティ、説明 60Siebel データベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレードデータベースのアップグレード

6.x 用のロードマップ 24IBM DB2 用のロードマップ 24開発環境がない場合のロードマップ 25開発環境用のロードマップ 24計画 25パフォーマンスチューニング 39プロセスの説明 56ロードマップ 23

Siebel データモデルデータモデルデータモデルデータモデル

S_SRC_PAYMENT テーブル、追加されるカ

ラム 204アクセス制御、説明 140パーティテーブル、7.x で廃止されたテーブル 131パーティテーブル、説明 130パーティモデル、サポートするデータ移行 132パーティモデル、データモデルへの変更(図) 131パーティモデル、ビジネスコンポーネント定義 132

Siebel テーブルとビューテーブルとビューテーブルとビューテーブルとビュー

アップグレードの準備 167

Siebel ワークフローワークフローワークフローワークフロー

着信ワークフロー、更新 343SiebSrvr ログファイル、保存の説明ログファイル、保存の説明ログファイル、保存の説明ログファイル、保存の説明 243

TTools レポジトリ、名前の変更レポジトリ、名前の変更レポジトリ、名前の変更レポジトリ、名前の変更 217

UUI ナビゲーション、確認ナビゲーション、確認ナビゲーション、確認ナビゲーション、確認 303Unicode

移行、計画の注意事項 136移行、説明と手順 136

WWeb テンプレートの項目識別子テンプレートの項目識別子テンプレートの項目識別子テンプレートの項目識別子 316

ああああアクセス制御アクセス制御アクセス制御アクセス制御

S_CONTACT および S_ORG-GROUP、複数の組

織の表示について 140説明 140

アップグレード、概要アップグレード、概要アップグレード、概要アップグレード、概要 19アップグレード、計画アップグレード、計画アップグレード、計画アップグレード、計画

リソース 121アップグレード継承アップグレード継承アップグレード継承アップグレード継承

設定手順 257説明 95

アップグレード後のタスクアップグレード後のタスクアップグレード後のタスクアップグレード後のタスク

7.x で使用されないテーブル、例 289Purchase Orders 337Universal Inbox 335以前使用されていなかったが 7.x で使用されるよう

になったテーブル、例 289資産ベースのオーダー 338支払い品目の取引金額フィールド、更新 337シンボリック文字列モデル、アップグレード 285組織上の上下関係、図の作成、説明 322組織上の上下関係、図の作成(手順) 322組織上の上下関係図を作成ボタン、表示 322着信ワークフロー、更新 343ドックオブジェクトおよびルール定義、正しさの

確認 290ファイルシステムの添付ファイル、更新 293ログファイル、手動アーカイブ 253

アップグレード参照先、選択アップグレード参照先、選択アップグレード参照先、選択アップグレード参照先、選択 96アップグレード動作の継承、説明アップグレード動作の継承、説明アップグレード動作の継承、説明アップグレード動作の継承、説明 95アップグレードのログファイル、説明アップグレードのログファイル、説明アップグレードのログファイル、説明アップグレードのログファイル、説明 71アップグレードプロセスアップグレードプロセスアップグレードプロセスアップグレードプロセス

Siebel 開発環境 26Siebel テスト環境 34Siebel 本番環境 43

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1388

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索引索引索引索引 � い

アップグレード前のタスクアップグレード前のタスクアップグレード前のタスクアップグレード前のタスク

AIX メモリ割り当てセグメントスペース、保護 170Microsoft SQL Server、ソート順の確認 189New Customer Repository、インポートの

準備 234, 268RDBMS ソフトウェア、アップグレード 127データベースソート順、確認 129バイナリソート順、データベースが作成されている

ことの確認 189モバイルユーザーと専用ユーザー、アップグレード

の準備 203アドレスデータアドレスデータアドレスデータアドレスデータ

アップグレード計画 146アプレットの機能、確認アプレットの機能、確認アプレットの機能、確認アプレットの機能、確認 299暗号化アップグレードユーティリティ暗号化アップグレードユーティリティ暗号化アップグレードユーティリティ暗号化アップグレードユーティリティ

RC2 暗号化、アップグレードの説明 138

いいいいインデックスインデックスインデックスインデックス

インデックスのクラスタ化、再構築 192インデックスのクラスタ化インデックスのクラスタ化インデックスのクラスタ化インデックスのクラスタ化

再構築 192

ええええエクスプローラビュー、カテゴリとタイプの割りエクスプローラビュー、カテゴリとタイプの割りエクスプローラビュー、カテゴリとタイプの割りエクスプローラビュー、カテゴリとタイプの割り

当て当て当て当て 311

おおおおオブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクト

子孫またはコピー、表示 257

かかかか可視性フィルター、確認可視性フィルター、確認可視性フィルター、確認可視性フィルター、確認 309カスタムデータベーススキーマカスタムデータベーススキーマカスタムデータベーススキーマカスタムデータベーススキーマ

ライセンスキー、新規追加 244カスタムレイアウトの組み込み、説明カスタムレイアウトの組み込み、説明カスタムレイアウトの組み込み、説明カスタムレイアウトの組み込み、説明 102

くくくくグリッドベースアプレット、確認グリッドベースアプレット、確認グリッドベースアプレット、確認グリッドベースアプレット、確認 301グローバル展開、アップグレード後のタスクグローバル展開、アップグレード後のタスクグローバル展開、アップグレード後のタスクグローバル展開、アップグレード後のタスク

Unicode、移行 136グローバルタイムゾーン、アップグレード後の有

効化 323グローバルタイムゾーン、サポートする環境のセッ

トアップの説明 323

けけけけ計画計画計画計画

Configurator 161, 162

Employee Relationship Management(ERM)、

説明 148Resonate Central Dispatch 160ガイドライン 123ハンドヘルドデバイス 159リソース 121ワークフローデザイナー 155

継承のアップグレード継承のアップグレード継承のアップグレード継承のアップグレード

オブジェクトの子孫またはコピー、表示 257親から子孫へ、変更の反映 97

ここここ項目識別子、項目識別子、項目識別子、項目識別子、Web テンプレートテンプレートテンプレートテンプレート 316コピーされたオブジェクト、自動アップグレードコピーされたオブジェクト、自動アップグレードコピーされたオブジェクト、自動アップグレードコピーされたオブジェクト、自動アップグレード

アップグレード参照先、選択 96

ささささサポートされるアップグレードパス、説明サポートされるアップグレードパス、説明サポートされるアップグレードパス、説明サポートされるアップグレードパス、説明 53

ししししシードデータシードデータシードデータシードデータ

カスタマイズされたシードデータのアップグレード

の準備 196複数言語シードデータのインストール 134

支払い品目の取引金額フィールド、更新支払い品目の取引金額フィールド、更新支払い品目の取引金額フィールド、更新支払い品目の取引金額フィールド、更新 337シャトルアプレット、確認シャトルアプレット、確認シャトルアプレット、確認シャトルアプレット、確認 304集合カテゴリー(新機能)、確認集合カテゴリー(新機能)、確認集合カテゴリー(新機能)、確認集合カテゴリー(新機能)、確認 308新機能および要件新機能および要件新機能および要件新機能および要件

Siebel アップグレード 126

せせせせ設定パラメータ、説明と表設定パラメータ、説明と表設定パラメータ、説明と表設定パラメータ、説明と表 191専用ユーザー、アップグレードの準備専用ユーザー、アップグレードの準備専用ユーザー、アップグレードの準備専用ユーザー、アップグレードの準備 203

そそそそソート順ソート順ソート順ソート順

Microsoft SQL Server、確認 189バイナリソート順、データベースが作成されている

ことの確認 189組織上の上下関係組織上の上下関係組織上の上下関係組織上の上下関係

図の作成(手順) 322図の作成の説明 322組織上の上下関係図を作成ボタン、表示 322

組織上の上下関係図を作成ボタン、表示組織上の上下関係図を作成ボタン、表示組織上の上下関係図を作成ボタン、表示組織上の上下関係図を作成ボタン、表示 322

たたたたタブ、表示の確認タブ、表示の確認タブ、表示の確認タブ、表示の確認 312

ちちちちチャートビュー、カテゴリとタイプの割り当てチャートビュー、カテゴリとタイプの割り当てチャートビュー、カテゴリとタイプの割り当てチャートビュー、カテゴリとタイプの割り当て 310

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 389

Page 390: Siebel データベース アップグレードガイド ータベースアップグレードガイド バージョン8.1 3 目次目次目次目次 Siebel データベースアップグレードガイド

索引索引索引索引 � て

ててててデータ移行データ移行データ移行データ移行

パーティモデル、サポート 132データベース、アップグレードの準備データベース、アップグレードの準備データベース、アップグレードの準備データベース、アップグレードの準備

AIX メモリ割り当てセグメントスペース、保護 170Microsoft SQL Server、ソート順の確認 189New Customer Repository、インポートの

準備 234, 268RDBMS ソフトウェア、アップグレード 127データベースソート順、確認 129バイナリソート順、データベースが作成されている

ことの確認 189モバイルユーザーと専用ユーザー、アップグレード

の準備 203データベース環境についてデータベース環境についてデータベース環境についてデータベース環境について 19データベースサーバー設定、確認データベースサーバー設定、確認データベースサーバー設定、確認データベースサーバー設定、確認

Oracle データベースサーバー設定 184データベースソート順、確認データベースソート順、確認データベースソート順、確認データベースソート順、確認

IBM DB2、identity ソートでデータベースが作成

されていることの確認 174Microsoft SQL Server、ソート順の確認 189説明 129

テーブル、アップグレードの準備テーブル、アップグレードの準備テーブル、アップグレードの準備テーブル、アップグレードの準備

DB2 LONG カラム、切り捨ての識別 127, 129, 168, 169, 181, 184, 203, 234, 268

添付ファイル添付ファイル添付ファイル添付ファイル

ファイルシステムの添付ファイル、更新 293

ととととドックオブジェクトと可視性ルールドックオブジェクトと可視性ルールドックオブジェクトと可視性ルールドックオブジェクトと可視性ルール

保持 170

ははははパーティモデルパーティモデルパーティモデルパーティモデル

7.x で廃止されたテーブル 131説明 130データ移行、サポート 132データモデル、変更(図) 131ビジネスコンポーネント定義 132

廃止された廃止された廃止された廃止された Siebel UI フィールド、削除フィールド、削除フィールド、削除フィールド、削除 314バイナリソート順バイナリソート順バイナリソート順バイナリソート順

Microsoft SQL Server、データベースが作成され

ていることの確認 189

ひひひひビジネスコンポーネント定義、パーティモデルへのビジネスコンポーネント定義、パーティモデルへのビジネスコンポーネント定義、パーティモデルへのビジネスコンポーネント定義、パーティモデルへの

変更変更変更変更 132表記規則表記規則表記規則表記規則 15

ふふふふファイルシステムファイルシステムファイルシステムファイルシステム

添付ファイル、更新 293複数言語アップグレード、準備複数言語アップグレード、準備複数言語アップグレード、準備複数言語アップグレード、準備 171複数言語環境、追加言語のインストール複数言語環境、追加言語のインストール複数言語環境、追加言語のインストール複数言語環境、追加言語のインストール 134複数言語シードデータ複数言語シードデータ複数言語シードデータ複数言語シードデータ

Siebel Database Server for DB2、インス

トール 134

へへへへベストプラクティスベストプラクティスベストプラクティスベストプラクティス

Siebel データベースのアップグレード 123

ほほほほ本番環境のアップグレード本番環境のアップグレード本番環境のアップグレード本番環境のアップグレード

New Customer Repository、インポートの

準備 234, 268UNIX 上での本番環境のアップグレードの準備 227開発環境、ない場合のアップグレード 243グローバルタイムゾーン、運用の説明 323支払い品目の取引金額フィールド、更新 337

ままままマージ後ユーティリティマージ後ユーティリティマージ後ユーティリティマージ後ユーティリティ

説明 98マニュアルマニュアルマニュアルマニュアル

種類 123命名規則と表記規則 15

マニュアルの種類マニュアルの種類マニュアルの種類マニュアルの種類 123マルチバリューグループシャトルアプレット、確認マルチバリューグループシャトルアプレット、確認マルチバリューグループシャトルアプレット、確認マルチバリューグループシャトルアプレット、確認 304

めめめめ命名規則命名規則命名規則命名規則 15

もももも文字列翻訳文字列翻訳文字列翻訳文字列翻訳

アップグレード計画 160モバイルユーザー、アップグレードの準備モバイルユーザー、アップグレードの準備モバイルユーザー、アップグレードの準備モバイルユーザー、アップグレードの準備 203

ららららライセンスキーライセンスキーライセンスキーライセンスキー

カスタムデータベーススキーマ、新しいキーの

追加 244

りりりりリッチテキストコントロール、修正リッチテキストコントロール、修正リッチテキストコントロール、修正リッチテキストコントロール、修正 307

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1390

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索引索引索引索引 � れ

れれれれレポジトリ、アップグレードレポジトリ、アップグレードレポジトリ、アップグレードレポジトリ、アップグレード

EIM の一時的なカラム、生成 265アップグレード動作、継承 95カスタムレイアウトの組み込み(ICL) 102説明 90名前の変更 217マージ後ユーティリティ、説明 98

レポジトリマージの結果レポジトリマージの結果レポジトリマージの結果レポジトリマージの結果

競合の確認 266削除されたオブジェクトの確認 283成功の判断 263廃止されたオブジェクトの確認 284

ろろろろログファイルログファイルログファイルログファイル

SiebSrvr ログファイル、保存の説明 243アップグレードログファイルの確認 249手動アーカイブ 253手動でのアーカイブ 253ログ解析ユーティリティの使用 247

わわわわワークフローワークフローワークフローワークフロー

Siebel 7.7 より前のリリースからのプロセスのアッ

プグレードの準備 195着信、更新 343プロセスのアップグレードの準備 195

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1 391

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索引索引索引索引 � わ

Siebel データベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイドデータベースアップグレードガイド バージョン 8.1392