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コムギにおける異型発生の泣伝機構 I 㭦㭁搭小 爻J ミクエイ が㪓 小麦や燕麦のよう必倍数性作物においては,古 くから染色体異常をも含めた広義の突然変異に よ る異型 (潈祰敳 o爠牯gu敳) の発生が知られてい る。最近では 䴠 佒䕖 (ㄹ㐹⤢〩 i䍬楮瑯n 潡ts䨠 で, V 䅌䱁䍅 ta (1㤵㔩∵) は燕麦品種 楆畬睩nJ で,また 坁呁乁 (ㄹ㔴?㘩 は 「小麦農林 号」 で, 䝏呏 ⠱㤵7 ) 引 も 小麦品種 「埼玉 号」 でこ のような例を報告している O 近年,北海道立農業試験場北 見支場で 育成 れた,短稗多収な秋播小麦 の品種 「ホクエイ 」 ⢓䎒キ内 ⠱㤵㐩 ㄳ⤩ にも異型 の発生が認められ, その代表的なも のは長稗型異型で第 1 図にみられ るような ものである 。 このような異型は,すでに 初期の系統育成試験中から出現しており,毎代か 1 「ホクエイ」の代表的異型 l に出 現する異河ↂフ 楩A 行動 降す後 藤寛治 て, ㄹ51 年以来系統育成試験を中心に異型。 遺伝 行動を調査した。 このシリ ーズの研究には, 国立遺伝学研究所❬⤀ "攡檈 一博士ならびに岡彦一博士に懇篤 な指導をう け, J 斗ヒ i 業試験場盛岡試験地の渡辺好郎技官には細胞学的 t わずらわし,貴重な所見を賜一わった。また北見支場の伊 藤平一技師,小川 武技師には ,研究遂行上種々 内協力 表する。 r ホクエイ」の来歴 「ホクエイ Jは「赤銃不知 1 を母とし, 東北(小麦農林 号⦂ と Lて, ㄹ㐲 年北 組合せ リ兄市⦂얌ð 配ざ れた L 海道農業試験場 親をさかのぼる と第 2 図のとおり である 。 ㄹ㔰 以降北見支場( 北見市⦂얌溎蚈 優 良品種に決定した。 F 1㤵4 試験をつゥけ, 現在北海道一円に普及栽培されている。引き続き 北見支場で系統育成をつづけ ,系統の維持を図っ ている 。 以上 の経過 を示したの が第ょ 表である。 この表から「ホ クエイ」の基本集団は, 䄮䈠 ,食 v 䌮 3 つの家系よりなっているが,選抜過程を追 跡するといずれも九の 1 系統より, 特に A.䈮 家 系は 1 個体より派生したものである O 䙌O 以前の系統ないし個体選抜け耐倒伏性を目 標にして ,短秤化が窓図されてき件。 ま T 斗ト 降は基本集団の系統育成を秩序だてるため の選抜を行なわず正常型の稗長を 目標に比 43 意、な選抜とし, A.B⹃⸠ 3 家系を同一規模の集 団として維持した。 さらに自然交雑のおそれを除 くため 䙉3 から 䙉6 までの 3 世 代にわたって自殖 なり強力な淘汰を行なって きたが, f ℱ在に至る で典型の完全除去は不可能であった。本報で㪎ア を行ない 䘱4 から F までの 各世 付 キハずれも自 のような異型発生の原因機構を解明する指針をう 殖種子を用いて系統育成を行なつ九 るため,また異型発生の実態を把握しようと し 基本集団の特性 北見安場 十勝支場 (ㄠ⤠ 集団の比較

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コムギにおける異型発生の泣伝機構

第� I峨 ;f;A搭小麦� r;Jミク エイ�

が:内俊� .t tl~

小麦や燕麦のよう必倍数性作物においては,古

くから染色体異常をも含めた広義の突然変異に よ

る異型� (oH-typesor rogues)の発生が知られてい

る。最近では� M OREV (1949)"0)が� iClintonoatsJ

で,� VI/ALLACE 巴tal.(1955)"5)は燕麦品種� iFulwinJ

で,また� WATANABE (1954?6)は 「小麦農林� 10号」

で,� GOTOH (1957)引も小麦品種 「埼玉� 27号」 でこ

のような例を報告している� O

近年,北海道立農業試験場北見支場で育成 さ

れた,短稗多収な秋播小麦 の品種 「ホクエイ 」

(楠,長内� (1954)13)) にも異型 の発生が認められ,

その代表的なも のは長稗型異型で第� 1図にみられ

るような ものである。 このような異型は,すでに

初期の系統育成試験中から出現しており,毎代か

第� 1図 「ホク エイ」の代表的異型�

l に出現する異河!のiiA伝行動

降す後 藤寛治

て,� 1951年以来系統育成試験を中心に異型。 遺伝

行動を調査 した。

このシリ ーズの研究には, 国立遺伝学研究所'l)� "e!j井克

一博士ならびに岡彦一博士に懇篤な指導をうけ,� J斗ヒi足業試験場盛岡試験地の渡辺好郎技官には細胞学的� t二 を

わずらわし,貴重な所見を賜一わった。また北見支場の伊

藤平一技師, 小川 武技師には,研究遂行上種々内協力

をえた。稿を始めるに当って,これ ら各f立に深謝1~tを

表する。�

1 rホクエイ」の来歴

「ホクエイ� Jは 「赤銃不知� 1号 を母とし,� r 東北67号J (小麦農林� 58号)を父 と� Lて,� 1942年北

組合せリ兄市)で交配ざれた(キ海道農業試験場

親をさかのぼる と第� 2図のとおり である。�

1950年� Fa以降北見支場(北見市)で系紙育成

優良品種に決定した。て、lIF年1954試験をつゥけ,

現在北海道一円に普及栽培されている。引き続き

北見支場で系統育成をつづけ,系統の維持を図っ

ている。以上の経過を示したのが第ょ 表である。

この表から「ホ クエイ」の基本集団は,� A.B ,食

, s

、、�

vg C. 3つの家系よりなっているが,選抜過程を追

r

跡するといずれも九の� 1系統より, 特に� A.B.

i

家系は� Fwの� 1個体より派生したものである O こ

の FLO以前の系統ないし個体選抜け耐倒伏性を目

標にして ,短秤化が窓図されてき件。 ま� T斗ト 以

,ー降は基本集団の系統育成を秩序だてるため

の選抜を行なわず正常型の稗長を 目標に比� 43司

意、な選抜とし,� A.B.C. 3家系を同一規模の集

団として維持した。さらに自然交雑のおそれを除

くため� FI3から� FI6までの 3世 代にわたって自殖なり強力な淘汰を行なって きたが,� f!1在に至る ま

で典型の完全除去は不可能であった。本報で:主こを行ない� F14から� F16 までの各世付 キハずれも自

のような異型発生の原因機構を解明する指針をう殖種子を用いて系統育成を行なつ九�

るため,また異型発生の実態を把握しようと し� 11 基本集団の特性�

T 北見安場� tt 十勝支場 (1 ) 集団の比較

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