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特集 かがわ発 元気創出企業 山一木材 株式会社 かがわ中小企業応援ファンド/かがわ農商工連携ファンド 平成29年度事業募集中!! かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェアを開催しました 6次産業化ステップアップ塾を開催しました 「平成28年度 モノづくり受発注広域商談会」を開催しました 四国ビジネスマッチング2016(合同広域商談会)を開催! 「香川県 新技術・新工法展示商談会inクボタ」を開催しました 「第19回関西機械要素技術展」に香川のものづくり企業8社が出展! ~ 新製品・新技術を県外の製造業者にアピールしました ~ 平成28年度 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)に 2事業が採択 木と暮らす。そのために―。 ホンモノの良さを伝えるためのさまざまな取組み。 TOP NEWS 成功への道筋が見えて来る 香川の産業界の今をお届けする KAGAWA INDUSTRY INFORMATION 21 2016 vol.62 12 [年4回発行]

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印刷:香川印刷株式会社この印刷製品はグリーン基準に適合した印刷資材を使用し、グリーンプリンティング認定工場が印刷した環境配慮製品です。

県道三木国分寺線

国道11号バイパス

高松西I.C

高松檀紙I.C

四国横断自動車道

琴電高松築港駅

国道11号

四国横断自動車道

琴電志度線

県道太田上町志度線

琴電長尾線長尾街道

香川インテリジェントパーク

国道32号

国道193号太田駅

瓦町駅国道11号

JR高徳線

JR高松駅

高松中央  I.C

琴電琴平線

レインボーロード

サンメッセ香川

県立図書館・文書館

香川大学工学部

高松桜井高校高松土木事務所 サンシャイン通り

技術振興部 総務部 企業振興部 知的財産支援部

バス停サンメッセ香川

香川産業頭脳化センタービルネクスト香川FROM香川

RISTかがわ 地域共同研究部至レインボーロード▲ 

<香川インテリジェントパーク 拡大図>

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地15香川産業頭脳化センタービル1F・2F総務課TEL(087)840-0348 FAX(087)869-3710企画情報課TEL(087)868-9901 FAX(087)869-3710ファンド事業推進課TEL(087)868-9903 FAX(087)869-3710施設管理課TEL(087)869-3700 FAX(087)869-3703

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地15香川産業頭脳化センタービル2F企業支援課TEL(087)840-0391 FAX(087)869-3710取引支援課・海外展開支援室TEL(087)868-9904 FAX(087)869-3710

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地16FROM香川1階産学官連携推進課・健康産業プロジェクトチームTEL(087)840-0338 FAX(087)864-6303

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地43RISTかがわ1階研究管理課・研究開発課TEL(087)869-3440 FAX(087)869-3441

JR高松駅より、車で約25分(約9km)、定期路線バスで約30分[サンメッセ・川島・西植田線 サンメッセ香川下車]高松中央インターチェンジより、車で約5分(約1km)高松空港より、車で約25分(約12km)

総務部

企業振興部

技術振興部

地域共同研究部

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地15香川産業頭脳化センタービル2F知的財産支援課TEL(087)867-9577 FAX(087)867-9365知的財産普及課TEL(087)869-9004 FAX(087)867-9365

知的財産支援部交通アクセス

ACCESS MAP

年前、私は大阪から三豊市にUターンしてきました。私は今、いくつかのIT関連のコミュニティに参加しているの

ですが、そこでエンジニアの方 と々モノづくりをする機会があります。しかし大阪で働いていた頃は社内勉強会や書籍から知識を得るくらいで、業務以外に誰かと一緒に何かを創る機会など全くありませんでした。コミュニティ活動は香川に帰ってきてから出会ったものです。IT関連コミュニティは世界中にたくさんありますが特にオープン

ソースの世界は活気があり、香川県内にも幾つかの団体があります。オープンソースとはプログラムソースが公開されているソフトウェア等の事で、従来のクローズドソースとは違いたくさんの人と共有することで様々な問題をスピーディーに解決したりアイデアを自由に表現出来ることなどのメリットがあります(もちろん良いことばかりではありませんが)。その中でも一番の良いところはエンジニアが集まりやすいという点

にあると思っています。対象物が同じでも角度が違えばアイデアも違います。そういった個々の好奇心がつながり、一人では思いつかないようなことが生まれ、それがビジネスにつながったケースもあります。例えばアイデアソンやハッカソンと呼ばれるものがあります。最近は一般層でも開催されるようになり耳にした事がある方も多いのではないかと思いますが、もともとはITコミュニティでよく行われていたものでした。エンジニア、デザイナー、プランナー、マーケッターなどがチーム

を作り、与えられたテーマに対し様々なアイデアを出し(アイデアソン)、そのアイデアを実際にプロトタイプまで開発しその成果を競う(ハッカソン)といった共創型のイベントのことです。

私が初めて参加したアイデアハッカソンはとある家電メーカーが主催する1泊2日の招待イベントでした。当時何も分からず参加していましたが、有名書籍の執筆者、有名情報サイトの寄稿者、有名アプリの開発者・デザイナーなど錚々たるメンバーが集まっていました。たった2日でアイデアから開発まで凄まじいスピードで形になっていく様子を間近で見てとても刺激になったのを覚えています。また東日本大震災が起こった後、たくさんのエンジニアが被災地の為になるものが創れないかと考えていました。その情報はコミュニティの連絡網でアイデアが飛び交い、バグがあれば解決のために誰かがアドバイスをしていました。私も微力ながらデザイナーとして協力させていただきました。よろず支援拠点には経営に関わるたくさんの情報が集まります。セミナーや補助金・ファンドなどに挑戦することによって広がる人脈や知識、よろずをきっかけにコラボし新たなイノベーションが起こるなど知識の枠にとどまらない事が生まれています。そんなきっかけが増えビジネスチャンスになっていけば良いなと思っています。

『モノづくりとコミュニティ』7

(ITコーディネータ)県内システム会社に在籍。Web・システム・スマートフォン等のデザイン分野における相談に対応。ITCかがわ、四国ITC協議会、日本Androidの会所属

香川県よろず支援拠点 コーディネーター

岩倉 望

財団コーディネーターR e l a y E s s a y

特集

かがわ発!元気創出企業

山一木材 株式会社

かがわ中小企業応援ファンド/かがわ農商工連携ファンド平成29年度事業募集中!!

かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェアを開催しました

6次産業化ステップアップ塾を開催しました

「平成28年度 モノづくり受発注広域商談会」を開催しました

四国ビジネスマッチング2016(合同広域商談会)を開催!

「香川県 新技術・新工法展示商談会inクボタ」を開催しました

「第19回関西機械要素技術展」に香川のものづくり企業8社が出展!~ 新製品・新技術を県外の製造業者にアピールしました ~

平成28年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)に2事業が採択

木と暮らす。そのために―。ホンモノの良さを伝えるためのさまざまな取組み。

TOP NEWS

成功への道筋が見えて来る! 香川の産業界の今をお届けする

KAGAWA INDUSTRY INFORMAT ION 2 1

2016vol.6212 [年4回発行]

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Kagawa Industrial Information 21 2

トップニュース TOP NEWS

申請までの手順

提案後~交付決定までの流れ

平成28年度事業に採択!

私の会社マテリアルは、1992年に妻と2人で10畳分くらいの板金屋さんの片隅を借りてスタートしました。18歳の時から材料販売の卸問屋に勤め、加工会社に材料を納めに行っていました。ある時、加工屋から1つ100円の材料が、加工すると10万円で売れると聞き、付加価値だと思いました。材料業界の付加価値は非常に薄い。これからネット販売等になり、人が介在せず、誰でも簡単に物が買えてしまう時代が来る。自分たちは、なにか持ってないといけないと思いました。しかし、技を持っているからといって仕事に繋がることは難し

く、より多くの人に自分たちの技術を知ってもらわないといけない。自分たちをどうアピールするかということが、非常に大事だと気付きました。大田区という地域は羽田空港に隣接していて、工場から約15分圏内にあり、例えばロサンジェルスだと11時間半で着きます。昔、大田区は図面を投げると、翌日、形になって出てくるという神話がある地域ですから、世界中からの情報を集めれば、何でもできる地域になると思いました。また、東京都はすごく景気の格差があり、町工場の8割は債務超過に陥っています。独立する人も出て来なくなってきています。ものづくりの根を生やすということが、非常に難しくなってきています。そのような中、近隣とのコミュニケーションは非常に大事だと思います。下町ボブスレープロジェクトを始める前、近隣どうし顔は知っていても、なにをしているのか知りませんでした。地域社会でお互いにコミュニケーションは絶対必要であると思い、どうすれば深い関係ができるのだろうと、それが下町ボブスレープロジェクトでした。やはり、人の繋がりが大切だと思います。今、就職活動の真っ最中ですが、内定を取り消しするのは、本人でなく、45%くらい母親からだそうです。就職会社の選び方に親の影響があることにすごく驚きました。そこで、中小企業の良さをPRしていきたい、私たち中小企業の力で物語を作っていかなければならない。大田区から世界へということで、下町ボブスレープロジェクトの発足となっていきました。1983年、バブル全盛期の頃、われわれの地域に9177社も工場がありましたが、年数が経つにつれて工場が少なくなる中で、なんとか地域を1つにして、1つの目標、志を持つことによって、楽しみながら学べて、お互いを知り合う、コミュニティーを作ることができないかと思い、ボブスレープロジェクトを始めました。なぜ、ボブスレーをやるようになったのかというと、今後の市場を考えると、航空機産業は大きくやりがいがあります。もう1つは大手企業が絡んでいないオリンピックに使われる道具、このキーワードでスタートしました。2011年、大田区振興協会の方が、東北の震災の現場に行った際、中小企業どうしの連携がなければ復興するのは難しい。ボブスレーで大田区を1つにしようと提案してくれました。当時、ボブスレーは日本のどこも作っていなかったので、作っ

た瞬間から歴史になる。これはおもしろいものづくりだということでスタートしました。大田区のみんなに集まってもらって、無償でやってもらいました。そして、1号機を作って、わずか半年足らずで全日本選手権に出ることになりましたが、オリンピックでメダルを取れる女子選手に絞りました。全日本選手権では、1秒

以上、コースレコードを上回り、世界と戦えると思いました。しかし、連盟から今回は予算が無いので、オリンピックに女子チームは出せないと言われ、今度は男子とやることになりました。期間的に1年でオリンピックのそりを作るのは大変でした。資金も無いことから、いろいろな大手企業にも直談判に行きましたが駄目でした。しかし、ネットで話題になると、スポンサーが集まり、2013年には新型2台のマシーンが完成しました。ソチオリンピックまであと半年というところで、連盟よりソチオリンピックでは下町ボブスレーは使わないと連絡がありました。そこで、平昌オリンピックに切り替えて、ドイツのメダリストを呼び、翌月には下町ボブスレーのテストを始めたところ、私たちのそりは非常に良いと評価されました。また、ボブスレーに若い人たちを集客するには、プロモートが必要だということで、オーストリアのシニア大会に参加しました。20チーム中9位に入り、自信をつけました。そこから、平昌オリンピックに向けて、4号機、5号機を作り、そりにいろいろな機能を付けると、ルーマニア、イギリス、オーストリア、ジャマイカの4か国からオファーがくるようなそりになりました。そんな中、頑張ってやってきましたが、連盟から去年11月、不採用通告がありました。もう日本では無理だと思い、外務省を通じてオファーを掛けました。次は世界の身体能力のジャマイカでやるべきだなと思いました。我々のそりの性能が良ければ、オリンピックで金メダルを取れるところまで来ています。夢物語が現実となってきました。そんな中、ジャマイカのボブスレー連盟の会長が、日本に来て仮契約して、今月7月には調印式のためにジャマイカに行って、契約をしてきました。順当にいけば、確実にオリンピックは出られると思います。ジャマイカオリンピック委員会の会長からあなたたちは製造メーカーだから、下町ボブスレーのロゴマークを付けて、オリンピックで走ることができる。みんなに自慢できると言われました。近隣の先輩たちは、子供たちに自分たちのものづくりをどう説明すればいいのか、難しくて伝わらないと言っていましたが、平昌オリンピックでは子供たちにあれは俺たちが作ったそりだと言うことができます。また、無償でやることが何の意味があるのか、金儲けになるのかと言われましたが、一番はPRができればいいのです。これは私が作ったと営業展開すればいい。そうすれば受注に繋がります。フェイスブックなどいろいろな物を活用しながら、自分たちの周知活動をしていく。技術というのは、人の繋がりというものをきちんとやっていくことが、ビジネスモデルに繋がっていくと思っています。僕はいつもこの人とこの人を繋げたらこういうビジネスモデルができると考え、人と人との出会いが自分を成長させると思っています。今回の下町ボブスレープロジェクトも私1人でやっていたら出来ませんでした。私の夢は羽田空港からチャーター機で平昌オリンピックに行

くことです。チャーター機にみんなで乗り、下町ボブスレーの映画を皆で見ながら、盛り上がることができたらいいなと思っています。人のコミュニケーションは努力次第で、輪が広がっていくことをこのプロジェクトで経験させていただきました。一つの出会いを自分はこれからも大事にしていきたいなと思っています。

 わが国製造業の国際競争力強化と新たな事業の創出を目指し、中小企業・小規模事業者によるものづくり基盤技術(12技術分野)の向上につながる研究開発、その事業化に向けた取組みを支援することを目的とし、製品化につながる可能性の高い研究開発、試作品開発等及び販路開拓への取組みを一貫して支援するものです。※ものづくり基盤技術(12技術分野):デザイン開発/情報処理/精密加工/製造環境/接合・実装/立体造形/表面処理/機械制御/複合・新機能材料/材料製造プロセス/バイオ/測定計測

 今年度は4月15日~6月9日まで公募が実施され、当財団からは一般型で提案した2件が採択されました。全国では、一般型で287件の申請があった中から113件(四国は2件)が採択されました。

~財団と㈱伏見製薬所が角質層内セラミドの増加作用を有する合成カエデタンニンの低コスト大量生産技術を共同開発~~財団と㈱メドレックスがバイオ医薬品の経皮吸収を可能にする粘着テープ化技術を共同開発~

平成28年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)に2事業が採択

角質層内セラミドの増加作用を有する合成カエデタンニンの低コスト大量生産技術の開発

国内外の化粧品・健康産業では、保湿効果や皮膚のバリア機能を向上させる素材としてセラミドが注目され、関連商品が多く流通していますが、生体適合性やコストが高いなどの課題があります。そこで、生体適合性が高く、角質層内セラミドの分解を効果的に抑制させる作用を有する合成カエデタンニンを低コストで大量生産する技術を開発します。

研究テーマ

(公財)かがわ産業支援財団株式会社伏見製薬所国立大学法人富山大学

製造プロセス

バイオ医薬品の経皮吸収を可能にする粘着テープ化技術の開発

(公財)かがわ産業支援財団株式会社メドレックス国立大学法人徳島大学

接合

内  容 基盤技術 実施体制

補 助 金 額補助事業あたり、初年度4,500万円以下(定額部分:1,500万円以下)2年度目:初年度の補助金交付決定額の2/3以内(定額部分:1,000万円以内)3年度目:初年度の補助金交付決定額の1/2以内(定額部分:750万円以内)

1 研究内容が公募内容に合致しているか相談2 研究共同体の構築3 提案書等の作成4 提案書等の内容精査5 提案書提出(6月ごろ)必要期間:2ヶ月~4ヶ月(長くとった方が良い)

1 全国採択委員会による書面審査2 各地方経済産業局によるヒアリング審査3 審査結果の通知(プレス発表)4 交付申請書の作成5 交付決定→研究スタート(9月ごろ)必要期間:3ヶ月~4ヶ月程度

補助事業期間 2年度又は3年度

補 助 率 大学・公設試等の補助対象経費:定額上記以外の補助対象経費:2/3以内

提 案 要 件 「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」の認定を受けたものづくり中小企業・小規模事業者を含む共同体であること。

PL:総括研究代表者SL:副総括研究代表者

事業管理法人((公財)かがわ産業支援財団)

アドバイザー 川下企業・大学等

補助事業の各種手続き

追跡調査事業化報告中間評価 最終評価

採択通知提  案公  募

研究実施機関

中小企業

大学 公設試験研究機関

PL SL経済産業局等

研究共同体

採 択 案 件

申込・お問い合わせ先 公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.087-840-0338 FAX.087-864-6303

戦略的基盤技術高度化支援事業(サポーティングインダストリー)

同補助事業は、通常毎年4月頃に公募が行われます。高度な技術開発を前提とし、新規性や具体的な効果等が厳密に審査されるため、採択されるには提案書の作成等に十分な準備を必要とします。当財団では常時相談に応じています。本事業への提案を検討されている企業・大学・公設試験研究機関の方は、お早めにご連絡ください。本事業の平成28年度公募要領では次のとおりでした。

次年度以降の提案の相談について

注射でしか投与できないバイオ医薬品は、患者の苦痛や負担が大きいという問題があります。このため、バイオ医薬品のような高分子化合物であっても経皮吸収を可能とし、粘着テープによる投与を実現するため、バイオ医薬品の粘着テープ化技術を開発します。

事業スキーム図

Kagawa Industrial Information 211

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Kagawa Industrial Information 21 2

トップニュース TOP NEWS

申請までの手順

提案後~交付決定までの流れ

平成28年度事業に採択!

私の会社マテリアルは、1992年に妻と2人で10畳分くらいの板金屋さんの片隅を借りてスタートしました。18歳の時から材料販売の卸問屋に勤め、加工会社に材料を納めに行っていました。ある時、加工屋から1つ100円の材料が、加工すると10万円で売れると聞き、付加価値だと思いました。材料業界の付加価値は非常に薄い。これからネット販売等になり、人が介在せず、誰でも簡単に物が買えてしまう時代が来る。自分たちは、なにか持ってないといけないと思いました。しかし、技を持っているからといって仕事に繋がることは難し

く、より多くの人に自分たちの技術を知ってもらわないといけない。自分たちをどうアピールするかということが、非常に大事だと気付きました。大田区という地域は羽田空港に隣接していて、工場から約15分圏内にあり、例えばロサンジェルスだと11時間半で着きます。昔、大田区は図面を投げると、翌日、形になって出てくるという神話がある地域ですから、世界中からの情報を集めれば、何でもできる地域になると思いました。また、東京都はすごく景気の格差があり、町工場の8割は債務超過に陥っています。独立する人も出て来なくなってきています。ものづくりの根を生やすということが、非常に難しくなってきています。そのような中、近隣とのコミュニケーションは非常に大事だと思います。下町ボブスレープロジェクトを始める前、近隣どうし顔は知っていても、なにをしているのか知りませんでした。地域社会でお互いにコミュニケーションは絶対必要であると思い、どうすれば深い関係ができるのだろうと、それが下町ボブスレープロジェクトでした。やはり、人の繋がりが大切だと思います。今、就職活動の真っ最中ですが、内定を取り消しするのは、本人でなく、45%くらい母親からだそうです。就職会社の選び方に親の影響があることにすごく驚きました。そこで、中小企業の良さをPRしていきたい、私たち中小企業の力で物語を作っていかなければならない。大田区から世界へということで、下町ボブスレープロジェクトの発足となっていきました。1983年、バブル全盛期の頃、われわれの地域に9177社も工場がありましたが、年数が経つにつれて工場が少なくなる中で、なんとか地域を1つにして、1つの目標、志を持つことによって、楽しみながら学べて、お互いを知り合う、コミュニティーを作ることができないかと思い、ボブスレープロジェクトを始めました。なぜ、ボブスレーをやるようになったのかというと、今後の市場を考えると、航空機産業は大きくやりがいがあります。もう1つは大手企業が絡んでいないオリンピックに使われる道具、このキーワードでスタートしました。2011年、大田区振興協会の方が、東北の震災の現場に行った際、中小企業どうしの連携がなければ復興するのは難しい。ボブスレーで大田区を1つにしようと提案してくれました。当時、ボブスレーは日本のどこも作っていなかったので、作っ

た瞬間から歴史になる。これはおもしろいものづくりだということでスタートしました。大田区のみんなに集まってもらって、無償でやってもらいました。そして、1号機を作って、わずか半年足らずで全日本選手権に出ることになりましたが、オリンピックでメダルを取れる女子選手に絞りました。全日本選手権では、1秒

以上、コースレコードを上回り、世界と戦えると思いました。しかし、連盟から今回は予算が無いので、オリンピックに女子チームは出せないと言われ、今度は男子とやることになりました。期間的に1年でオリンピックのそりを作るのは大変でした。資金も無いことから、いろいろな大手企業にも直談判に行きましたが駄目でした。しかし、ネットで話題になると、スポンサーが集まり、2013年には新型2台のマシーンが完成しました。ソチオリンピックまであと半年というところで、連盟よりソチオリンピックでは下町ボブスレーは使わないと連絡がありました。そこで、平昌オリンピックに切り替えて、ドイツのメダリストを呼び、翌月には下町ボブスレーのテストを始めたところ、私たちのそりは非常に良いと評価されました。また、ボブスレーに若い人たちを集客するには、プロモートが必要だということで、オーストリアのシニア大会に参加しました。20チーム中9位に入り、自信をつけました。そこから、平昌オリンピックに向けて、4号機、5号機を作り、そりにいろいろな機能を付けると、ルーマニア、イギリス、オーストリア、ジャマイカの4か国からオファーがくるようなそりになりました。そんな中、頑張ってやってきましたが、連盟から去年11月、不採用通告がありました。もう日本では無理だと思い、外務省を通じてオファーを掛けました。次は世界の身体能力のジャマイカでやるべきだなと思いました。我々のそりの性能が良ければ、オリンピックで金メダルを取れるところまで来ています。夢物語が現実となってきました。そんな中、ジャマイカのボブスレー連盟の会長が、日本に来て仮契約して、今月7月には調印式のためにジャマイカに行って、契約をしてきました。順当にいけば、確実にオリンピックは出られると思います。ジャマイカオリンピック委員会の会長からあなたたちは製造メーカーだから、下町ボブスレーのロゴマークを付けて、オリンピックで走ることができる。みんなに自慢できると言われました。近隣の先輩たちは、子供たちに自分たちのものづくりをどう説明すればいいのか、難しくて伝わらないと言っていましたが、平昌オリンピックでは子供たちにあれは俺たちが作ったそりだと言うことができます。また、無償でやることが何の意味があるのか、金儲けになるのかと言われましたが、一番はPRができればいいのです。これは私が作ったと営業展開すればいい。そうすれば受注に繋がります。フェイスブックなどいろいろな物を活用しながら、自分たちの周知活動をしていく。技術というのは、人の繋がりというものをきちんとやっていくことが、ビジネスモデルに繋がっていくと思っています。僕はいつもこの人とこの人を繋げたらこういうビジネスモデルができると考え、人と人との出会いが自分を成長させると思っています。今回の下町ボブスレープロジェクトも私1人でやっていたら出来ませんでした。私の夢は羽田空港からチャーター機で平昌オリンピックに行

くことです。チャーター機にみんなで乗り、下町ボブスレーの映画を皆で見ながら、盛り上がることができたらいいなと思っています。人のコミュニケーションは努力次第で、輪が広がっていくことをこのプロジェクトで経験させていただきました。一つの出会いを自分はこれからも大事にしていきたいなと思っています。

 わが国製造業の国際競争力強化と新たな事業の創出を目指し、中小企業・小規模事業者によるものづくり基盤技術(12技術分野)の向上につながる研究開発、その事業化に向けた取組みを支援することを目的とし、製品化につながる可能性の高い研究開発、試作品開発等及び販路開拓への取組みを一貫して支援するものです。※ものづくり基盤技術(12技術分野):デザイン開発/情報処理/精密加工/製造環境/接合・実装/立体造形/表面処理/機械制御/複合・新機能材料/材料製造プロセス/バイオ/測定計測

 今年度は4月15日~6月9日まで公募が実施され、当財団からは一般型で提案した2件が採択されました。全国では、一般型で287件の申請があった中から113件(四国は2件)が採択されました。

~財団と㈱伏見製薬所が角質層内セラミドの増加作用を有する合成カエデタンニンの低コスト大量生産技術を共同開発~~財団と㈱メドレックスがバイオ医薬品の経皮吸収を可能にする粘着テープ化技術を共同開発~

平成28年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)に2事業が採択

角質層内セラミドの増加作用を有する合成カエデタンニンの低コスト大量生産技術の開発

国内外の化粧品・健康産業では、保湿効果や皮膚のバリア機能を向上させる素材としてセラミドが注目され、関連商品が多く流通していますが、生体適合性やコストが高いなどの課題があります。そこで、生体適合性が高く、角質層内セラミドの分解を効果的に抑制させる作用を有する合成カエデタンニンを低コストで大量生産する技術を開発します。

研究テーマ

(公財)かがわ産業支援財団株式会社伏見製薬所国立大学法人富山大学

製造プロセス

バイオ医薬品の経皮吸収を可能にする粘着テープ化技術の開発

(公財)かがわ産業支援財団株式会社メドレックス国立大学法人徳島大学

接合

内  容 基盤技術 実施体制

補 助 金 額補助事業あたり、初年度4,500万円以下(定額部分:1,500万円以下)2年度目:初年度の補助金交付決定額の2/3以内(定額部分:1,000万円以内)3年度目:初年度の補助金交付決定額の1/2以内(定額部分:750万円以内)

1 研究内容が公募内容に合致しているか相談2 研究共同体の構築3 提案書等の作成4 提案書等の内容精査5 提案書提出(6月ごろ)必要期間:2ヶ月~4ヶ月(長くとった方が良い)

1 全国採択委員会による書面審査2 各地方経済産業局によるヒアリング審査3 審査結果の通知(プレス発表)4 交付申請書の作成5 交付決定→研究スタート(9月ごろ)必要期間:3ヶ月~4ヶ月程度

補助事業期間 2年度又は3年度

補 助 率 大学・公設試等の補助対象経費:定額上記以外の補助対象経費:2/3以内

提 案 要 件 「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」の認定を受けたものづくり中小企業・小規模事業者を含む共同体であること。

PL:総括研究代表者SL:副総括研究代表者

事業管理法人((公財)かがわ産業支援財団)

アドバイザー 川下企業・大学等

補助事業の各種手続き

追跡調査事業化報告中間評価 最終評価

採択通知提  案公  募

研究実施機関

中小企業

大学 公設試験研究機関

PL SL経済産業局等

研究共同体

採 択 案 件

申込・お問い合わせ先 公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.087-840-0338 FAX.087-864-6303

戦略的基盤技術高度化支援事業(サポーティングインダストリー)

同補助事業は、通常毎年4月頃に公募が行われます。高度な技術開発を前提とし、新規性や具体的な効果等が厳密に審査されるため、採択されるには提案書の作成等に十分な準備を必要とします。当財団では常時相談に応じています。本事業への提案を検討されている企業・大学・公設試験研究機関の方は、お早めにご連絡ください。本事業の平成28年度公募要領では次のとおりでした。

次年度以降の提案の相談について

注射でしか投与できないバイオ医薬品は、患者の苦痛や負担が大きいという問題があります。このため、バイオ医薬品のような高分子化合物であっても経皮吸収を可能とし、粘着テープによる投与を実現するため、バイオ医薬品の粘着テープ化技術を開発します。

事業スキーム図

Kagawa Industrial Information 211 Kagawa Industrial Information 21 2

特集1

Kagawa Industrial Information 211

かがわ中小企業応援ファンド/かがわ農商工連携ファンド平成29年度事業募集中!!

県内中小企業が取り組む研究開発や販路開拓を支援する「かがわ中小企業応援ファンド」及び県内中小企業者と農林漁業者が連携して取り組む商品開発等を支援する「かがわ農商工連携ファンド」の平成29年度助成事業を次のとおり募集します。新たな事業展開を検討されている皆様の積極的なご応募をお待ちしております。

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 ファンド事業推進課高松市林町2217-15 香川産業頭脳化センタービル2F TEL.087-868-9903 FAX.087-869-3710

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Contents 2016年12月 vol.62 発行(年4回発行)

トップニュース平成28年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)に2事業が採択 ・・・ 1特 集かがわ中小企業応援ファンド/かがわ農商工連携ファンド平成29年度事業募集中!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェアを開催しました ・・・ 36次産業化ステップアップ塾を開催しました ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3「平成28年度 モノづくり受発注広域商談会」を開催しました・・・ 4四国ビジネスマッチング2016(合同広域商談会)を開催! ・・・・・・・ 4「香川県 新技術・新工法展示商談会inクボタ」を開催しました ・・・ 5「第19回関西機械要素技術展」に香川のものづくり企業8社が出展!~ 新製品・新技術を県外の製造業者にアピールしました ~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5財団の活動平成28年度「かがわ知財経営塾」を開催しました!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6平成28年度「知財セミナー」を開催しました!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6かがわ機能性食品等開発研究会 第4回シンポジウムを開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7かがわ冷凍食品研究フォーラム 第4回シンポジウムを開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7香川県「食品商談会」を開催しました! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

よろずサテライトをご利用ください! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8平成28年度第3回プロフェッショナル人材戦略セミナーを開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8香川高等専門学校サイエンスフェスタ2016に出展しました ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9県外企業等見学会を実施しました ~かがわ産業振興クラブ~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9平成28年度香川らしい国際協力プロジェクト「ラオスうちわ産業振興支援プログラム(フェーズ2)」日本研修を実施しました! ・・・・・・ 9支援事例紹介• 西野金陵㈱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10• さんわ農夢㈱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10財団からのお知らせかがわ糖質バイオフォーラムからのお知らせ• 第9回シンポジウムの開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11• 複合糖質・糖鎖研究会の開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11希少糖製造技術者養成支援事業の取組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11平成28年度「知財セミナー」を開催します!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11平成28年度「知財総合支援窓口」知財セミナーを開催します!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12起業等を目指す入居者を募集しています ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12かがわ発!元気創出企業木と暮らす。そのために―。ホンモノの良さを伝えるためのさまざまな取組み。山一木材 株式会社 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

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事業メニュー 対 象 事 業 助成率・限度額①新分野等チャレンジ支援事業②成長のエンジンとなる分野支援事業

新分野進出のための商品・技術の開発、試作品作成、実証試験、可能性評価等「香川県産業成長戦略」に定められた「成長のエンジンとなる分野」における製品・技術開発

4/5以内 100万円2/3以内 1,000万円

③地域企業研究開発小規模  助成事業

独創的な研究開発や、特許権等を活用した付加価値の高い新製品開発(独創的・産業財産権活用型研究枠) 2/3以内 500万円

県が指定した地域資源を活用した新製品づくり (地域資源活用枠) 2/3以内 300万円

④県外見本市出展支援 大都市圏進出や全国展開を目指しての見本市等への出展 基本小間料(1小間分 50万円以内)

⑤海外見本市出展支援 海外で開催される国際見本市・展示会への出展 100万円⑥ものづくり産業スキルアップ助成事業 製造技術・技能の向上に資する研修会の開催等 2/3以内 100万円⑦ものづくり産業生産性向上 支援事業

コストの削減やISO9001などの認証取得を目的に、コンサルタントを活用して製造現場の改善を行う事業 2/3以内 200万円

⑧特定地場産業活性化ブランド 確立支援事業

地場産品等のブランドを確立するための商品開発や情報発信等 2/3以内 300万円

⑨経営革新支援事業 経営革新計画に従って行う創意工夫ある新事業展開 2/3以内 300万円⑩創業ベンチャー・地域密着型 ビジネス支援事業

創業しようとする者または創業後間もない者が行う、新規性・独創性のある事業や、地域資源やニーズを掘り起こしてビジネス化する事業 2/3以内 300万円

事業メニュー 対 象 事 業 助成率・限度額①新商品等開発支援事業②販売力強化・ブランド化支援事業

県内の中小企業者と農林漁業者の連携体による新商品開発と販路開拓農商工連携事業で開発した商品等の販路開拓

2/3以内 400万円2/3以内 100万円

●中小企業応援ファンドの①新分野等チャレンジ支援事業、④県外見本市出展支援事業は平成29年2月10日(金)〆切●応募にあたっては、所定の申請書様式(http://www.kagawa-isf.jp/からダウンロード可)と添付書類に必要事項を記載のうえ、当財団に提出してください。

募集期間:平成28年11月21日(月)~平成29年1月20日(金)必着

かがわ中小企業応援ファンド

かがわ農商工連携ファンド

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特集2

Kagawa Industrial Information 21 4

特集3

Kagawa Industrial Information 213

平成28年10月27日(木)13:00~16:30綾歌総合文化会館アイレックス

開催日時

開催場所

「事業パートナービジネスマッチング・異業種交流」「農商工連携・6次産業化等相談窓口」「商品サンプル撮影会」「中讃地域特産食品並びに新商品発表・交流会」「農商工連携や6次産業化にむけた素材、試作品、PR資料の展示」

開催内容

|かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェアを開催しました |「平成28年度 モノづくり受発注広域商談会」を開催!当該交流フェアは、地域資源を使った新商品の開発や販路開拓に取り組む中小企業者と、県内で6次産業化や農商工連携を志向する農林漁業者の連携のきっかけづくりとして、25年度から開催しています。4回目となる今回は、香川県中讃農業改良普及センターの協力のもと、初めて中讃地域で開催しました。当日は、72社88名の方にご参加いただき、中小企業者と農林漁業者のマッチングや異業種交流のほか、業務上抱えている課題を専門家に相談できる各種相談会、商品サンプルの撮影会などを実施しました。また、新たに福祉施設との連携の場を設けたほか、中讃地域の6地区生活研究グループによる新商品発表・交流会を行いました。参加いただいた皆様の中から、6次産業化や農商工連携の事業化に向け、連携した取組みに発展していくことを期待しています。

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 ファンド事業推進課高松市林町2217-15 香川産業頭脳化センタービル2F TEL.087-868-9903 FAX.087-869-3710

お問い合わせ先

平成28年9月29日(木)10:00~17:00

販路開拓

平成28年9月29日(木)マイドーム大阪において、「平成28年度 モノづくり受発注広域商談会」を開催しました。

|四国ビジネスマッチング2016(合同広域商談会)を開催!松山市のアイテムえひめにおいて、四国ビジネスマッチング2016(合同広域商談会)を開催しました。商談会場は、新たなビジネスパートナーを求める発注企業・受注企業間での商談が活発に行われ、熱気に包まれました。

公益財団法人かがわ産業支援財団 企業振興部 取引支援課高松市林町2217-15 TEL.087-868-9904 FAX.087-869-3710

お問い合わせ先

開催日時マイドームおおさか 2階 展示ホール(大阪市中央区本町橋2-5)

開催場所

94社発注企業香川県 13社(全体 386社)香川県 50社(全体 996社)

受注企業面談件数

アイテムえひめ 小展示場開催場所(公財)とくしま産業振興機構(公財)かがわ産業支援財団(公財)えひめ産業振興財団(公財)高知県産業振興センター(公財)全国中小企業取引振興協会

主  催

機械・金属加工、樹脂加工、木工加工、システム開発等受注・発注双方からの希望による「事前予約面談」

業  種

(発注企業)●新しい技術の開拓、今後の情報収集に役立った。●継続的に取引先を拡大していきたい。(受注企業)●様々な業種と繋がりができた。●効率よく営業のきっかけができた。●双方のニーズの一致点が見つかった。●想定していない発展的な話になった。●幅広い情報交換ができた。

平成28年11月16日(水) 11:00~17:00

香川県 40社(全体 157社)69社

開催日時【開催概要】

面談方式

近畿(奈良除く6県)、四国(愛媛除く3県)、鳥取の10府県の支援財団及び(公財)全国中小企業取引振興協会

主  催

機械・金属加工、樹脂加工、システム開発等受注・発注双方からの希望による「事前予約面談」

業  種面談方式

受注企業香川県 153社(全体 632社)面談件数

発注企業【商談実績】

【商談実績】

【参加企業からの意見等】

●「予約面談で一度に多くの新規見込先企業と面談できて良かった」●「事前に細かい資料付きの企業から選べるので、ミスマッチが少なく無駄がない」

●「受注企業が機械金属加工の業種に偏りがちであり、木工関係の受注企業の参加に期待したい」

【参加発注企業の声】【開催概要】

●「普段は会うことができない大企業と面談できるので、中小企業としては有り難い」

●「発注企業側で事前に受注企業側の情報を確認済であり、短い面談時間でも密度の濃い商談ができた」

●「もっと年内で実施回数や開催日数を増やしてほしい」

【参加受注企業の声】

商談結果

主な実績見積依頼 図面検討依頼 後日訪問試作依頼成約面談数

香川県全 体

153632

00

07

35150

1250

2492

|6次産業化ステップアップ塾を開催しました当財団では、6次産業化及び農商工連携に取り組む農林漁業者等の皆様を支援するため「香川県6次産業化推進センター相談窓口」を設置しています。寄せられる相談の中から、6次産業化等に取り組むにあたり重要な事柄を抽出し、基礎知識として学んでいただくため「6次産業化ステップアップ塾」を開講しました。3日間の基礎講座には、土曜日開催にも関わらず、延べ59名の方にご出席いただきました。また、事業展開のためのネットワークづくりに「かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェア」、6次化に取り組む先輩方に学ぶ「かがわ6次産業化推進大会」、さらに希望者には県内の高速道路サービスエリア等で延4日間実施したテストマーケティングに参加していただきました。

テストマーケティング(津田SA)

基礎講座

日 時 講 師テ ー マ●6次産業化概論●事業コンセプトづくり① ~ストーリーをつくる~●地域内外でのチームづくり

6次産業化中央プランナー㈲高巳投資高野 克三 氏

9/10㈯

●事業コンセプトづくり② ~会計の視点から~ 中小企業診断士梅澤 秀樹 氏

●安全な商品づくり ~食品衛生の視点から~ モーションマインド安並 信治 氏

10/1㈯

10/15㈯

10/27㈭

11/16㈬

●流通のしくみ ~価格形成の視点から~6次産業化中央プランナー和(なごみ)島本 一仁 氏

●売れる商品づくり ~バイヤーの視点から~ ●個別相談

㈲良品工房白田 さやか 氏

●かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェア  ~ネットワークづくり~ ―

●かがわ6次産業化推進大会 ~取組み事業者に学ぶ~

県内外6次産業化取組み事業者の講演

農商工連携・6次産業化

商談結果

主な実績見積依頼 図面検討依頼 後日訪問試作依頼成約

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特集2

Kagawa Industrial Information 21 4

特集3

Kagawa Industrial Information 213

平成28年10月27日(木)13:00~16:30綾歌総合文化会館アイレックス

開催日時

開催場所

「事業パートナービジネスマッチング・異業種交流」「農商工連携・6次産業化等相談窓口」「商品サンプル撮影会」「中讃地域特産食品並びに新商品発表・交流会」「農商工連携や6次産業化にむけた素材、試作品、PR資料の展示」

開催内容

|かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェアを開催しました |「平成28年度 モノづくり受発注広域商談会」を開催!当該交流フェアは、地域資源を使った新商品の開発や販路開拓に取り組む中小企業者と、県内で6次産業化や農商工連携を志向する農林漁業者の連携のきっかけづくりとして、25年度から開催しています。4回目となる今回は、香川県中讃農業改良普及センターの協力のもと、初めて中讃地域で開催しました。当日は、72社88名の方にご参加いただき、中小企業者と農林漁業者のマッチングや異業種交流のほか、業務上抱えている課題を専門家に相談できる各種相談会、商品サンプルの撮影会などを実施しました。また、新たに福祉施設との連携の場を設けたほか、中讃地域の6地区生活研究グループによる新商品発表・交流会を行いました。参加いただいた皆様の中から、6次産業化や農商工連携の事業化に向け、連携した取組みに発展していくことを期待しています。

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 ファンド事業推進課高松市林町2217-15 香川産業頭脳化センタービル2F TEL.087-868-9903 FAX.087-869-3710

お問い合わせ先

平成28年9月29日(木)10:00~17:00

販路開拓

平成28年9月29日(木)マイドーム大阪において、「平成28年度 モノづくり受発注広域商談会」を開催しました。

|四国ビジネスマッチング2016(合同広域商談会)を開催!松山市のアイテムえひめにおいて、四国ビジネスマッチング2016(合同広域商談会)を開催しました。商談会場は、新たなビジネスパートナーを求める発注企業・受注企業間での商談が活発に行われ、熱気に包まれました。

公益財団法人かがわ産業支援財団 企業振興部 取引支援課高松市林町2217-15 TEL.087-868-9904 FAX.087-869-3710

お問い合わせ先

開催日時マイドームおおさか 2階 展示ホール(大阪市中央区本町橋2-5)

開催場所

94社発注企業香川県 13社(全体 386社)香川県 50社(全体 996社)

受注企業面談件数

アイテムえひめ 小展示場開催場所(公財)とくしま産業振興機構(公財)かがわ産業支援財団(公財)えひめ産業振興財団(公財)高知県産業振興センター(公財)全国中小企業取引振興協会

主  催

機械・金属加工、樹脂加工、木工加工、システム開発等受注・発注双方からの希望による「事前予約面談」

業  種

(発注企業)●新しい技術の開拓、今後の情報収集に役立った。●継続的に取引先を拡大していきたい。(受注企業)●様々な業種と繋がりができた。●効率よく営業のきっかけができた。●双方のニーズの一致点が見つかった。●想定していない発展的な話になった。●幅広い情報交換ができた。

平成28年11月16日(水) 11:00~17:00

香川県 40社(全体 157社)69社

開催日時【開催概要】

面談方式

近畿(奈良除く6県)、四国(愛媛除く3県)、鳥取の10府県の支援財団及び(公財)全国中小企業取引振興協会

主  催

機械・金属加工、樹脂加工、システム開発等受注・発注双方からの希望による「事前予約面談」

業  種面談方式

受注企業香川県 153社(全体 632社)面談件数

発注企業【商談実績】

【商談実績】

【参加企業からの意見等】

●「予約面談で一度に多くの新規見込先企業と面談できて良かった」●「事前に細かい資料付きの企業から選べるので、ミスマッチが少なく無駄がない」

●「受注企業が機械金属加工の業種に偏りがちであり、木工関係の受注企業の参加に期待したい」

【参加発注企業の声】【開催概要】

●「普段は会うことができない大企業と面談できるので、中小企業としては有り難い」

●「発注企業側で事前に受注企業側の情報を確認済であり、短い面談時間でも密度の濃い商談ができた」

●「もっと年内で実施回数や開催日数を増やしてほしい」

【参加受注企業の声】

商談結果

主な実績見積依頼 図面検討依頼 後日訪問試作依頼成約面談数

香川県全 体

153632

00

07

35150

1250

2492

|6次産業化ステップアップ塾を開催しました当財団では、6次産業化及び農商工連携に取り組む農林漁業者等の皆様を支援するため「香川県6次産業化推進センター相談窓口」を設置しています。寄せられる相談の中から、6次産業化等に取り組むにあたり重要な事柄を抽出し、基礎知識として学んでいただくため「6次産業化ステップアップ塾」を開講しました。3日間の基礎講座には、土曜日開催にも関わらず、延べ59名の方にご出席いただきました。また、事業展開のためのネットワークづくりに「かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェア」、6次化に取り組む先輩方に学ぶ「かがわ6次産業化推進大会」、さらに希望者には県内の高速道路サービスエリア等で延4日間実施したテストマーケティングに参加していただきました。

テストマーケティング(津田SA)

基礎講座

日 時 講 師テ ー マ●6次産業化概論●事業コンセプトづくり① ~ストーリーをつくる~●地域内外でのチームづくり

6次産業化中央プランナー㈲高巳投資高野 克三 氏

9/10㈯

●事業コンセプトづくり② ~会計の視点から~ 中小企業診断士梅澤 秀樹 氏

●安全な商品づくり ~食品衛生の視点から~ モーションマインド安並 信治 氏

10/1㈯

10/15㈯

10/27㈭

11/16㈬

●流通のしくみ ~価格形成の視点から~6次産業化中央プランナー和(なごみ)島本 一仁 氏

●売れる商品づくり ~バイヤーの視点から~ ●個別相談

㈲良品工房白田 さやか 氏

●かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェア  ~ネットワークづくり~ ―

●かがわ6次産業化推進大会 ~取組み事業者に学ぶ~

県内外6次産業化取組み事業者の講演

農商工連携・6次産業化

商談結果

主な実績見積依頼 図面検討依頼 後日訪問試作依頼成約

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Kagawa Industrial Information 21 6

財団の活動

Kagawa Industrial Information 215

香川県の主要な産業であるものづくり基盤技術関連企業の成長分野等への進出を支援する取組みとして、機械要素・加工技術を一堂に集めた西日本最大級の専門技術展「第19回関西機械要素技術展」に香川県ブースを出展しました。今回の出展は、四国の産業競争力の強化に向け策定された「四国産業競争力強化戦略」のうち、「四国企業販路開拓マッチングプロジェクト」の取組みとして、昨年度に引き続き四国4県が連携して実施したもので、出展企業8社にとっては、設計・製造・開発部門を中心とした来場者に対して、自社技術を直接提案するとともに、企業のニーズを把握する絶好の機会となりました。

|「第19回関西機械要素技術展」に香川のものづくり企業8社が出展! ~ 新製品・新技術を県外の製造業者にアピールしました ~

公益財団法人かがわ産業支援財団 知的財産支援部高松市林町2217-15 TEL.087-867-9332 FAX.087-867-9365お問い合わせ先

平成28年10月5日(水)~7日(金)

1,180社、48,169人(同時開催展を含む)インテックス大阪(大阪市住之江区南港)

出展企業:8社 来場者数:1,331人商談件数:121件 継続案件数:53件・様々な市場情報や、隠れたニーズを得ることができた。・普段会えない業種、業界の方 と々会話ができ、新たな知見や発見があった。・今後に繋がりそうな案件もいくつかあった。・最新技術を展示した結果、来場者からの問い合わせも多数寄せられ、十分な出展効果が得られた。・今後もこのような展示会への参加を希望する。

香川県ブース

展示会の様子

商談の様子

平成28年11月18日(金)11:00~16:00

開催日時

県内企業28社出展企業

株式会社クボタの社員及び取引先の方々来 場 者

香川県、公益財団法人かがわ産業支援財団

主  催

出展企業のコメント

香川県ブース実績

出展者数及び来場者数

開催場所

開催期間

株式会社クボタの御協力をいただき、県内企業28社が、自社の新技術・新工法を展示・提案する展示商談会を開催しました。

【開催概要】

【 ㈱クボタ 来場者の声 】

株式会社クボタ 堺製造所サービスセンター3階 第2・第3ホール(大阪府堺市堺区緑ヶ丘北町1-1-36)

開催場所

●展示が見やすく工夫されていた。パンフレットの配布で後から見直す事ができるので良い。●想像していた以上に様々な技術を見ることができた。専門外の技術は大変参考、刺激になる。●現状の課題解決や今後の製品開発の参考になった。このような展示を定期的に開催して頂けると技術開発の参考になる。

【 出展企業の声 】

●株式会社クボタからは関連企業を含めた406名が来場され、各ブースで出展企業との活発な商談が行われました。出展企業にとっては、自社の技術等を直接提案するとともに、大手企業のニーズを把握できる絶好の機会となりました。●県からは浜田知事も来場され、木股社長をはじめ役員の方 と々の意見交換、またトップセールスを行うとともに各ブースを回り出展企業の激励を行いました。

●調達だけでなく、研究開発等幅広い分野から多くの意見を聞くことができた。●予想以上に名刺交換が出来、当社製品の反応の良さに驚いている。後日訪問し成約につなげたい。●自社製品のPRを十分に行うことができた。●「部署に戻り検討します」と今後に期待がもてる内容の話が聞けた。

平成28年度「かがわ知財経営塾」を開催しました!!知的財産を出願したことのある中小企業等の経営者(陣)や知的財産の活用に関心のある経営者(陣)等を対象に、企業経営に知財活動を定着していただくため、知的財産を活用してニッチトップになった事例の紹介などをまじえて、企業競争力の強化への取組み方法等について、「かがわ知財経営塾」を5回連続で開催しました。講師は、「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデルとして著名な鮫島正洋氏のほか、知財戦略等の専門家2名が務めました。

平成28年度「知財セミナー」を開催しました!!県内企業等の知的財産の活用や知財戦略を活かした経営等を支援し、地域産業の活性化を図るため、特許や商標などの知的財産にかかる身近な事例を紹介するなど、知的財産の活用について分かりやすく解説するセミナーを2回開催しました。このセミナーは、日本弁理士会と香川県が締結した「知的財産の活用による地域の活性化と産業の振興のための協力に関する協定」に基づき、日本弁理士会の協力を得て開催しました。

日 程 講 師 受講者テ ー マ

「下町ロケット」に学ぶ中小企業の知財・経営戦略 鮫島 正洋 弁護士・弁理士(内田・鮫島法律事務所)第1回 H28.10.25㈫

中小企業の経営に役立つ知財経営概論~経営と直結した知財活動のあり方~

塚越 雅信 氏(インクタンク・ジャパン㈱代表取締役社長)第2回 H28.11.7㈪

商標とブランド戦略 吉栖 康浩 氏((一財)知的資産活用センター理事・事務局長)第3回 H28.11.21㈪

中小企業における知財戦略入門 吉栖 康浩 氏((一財)知的資産活用センター理事・事務局長)第4回 H28.12.2㈮

知恵を換価するメカニズム~儲けるための知財経営~

塚越 雅信 氏(インクタンク・ジャパン㈱代表取締役社長)吉栖 康浩 氏((一財)知的資産活用センター理事・事務局長)

第5回

76名

17名

15名

14名

12名H28.12.12㈪

日 程 講 師 受講者テ ー マ

知らなかった!事業を勝たせるこんなやり方(特許) 山内 康伸 弁理士(山内特許事務所 所長)第1回 H28.11.9㈬

知らなかった!事業と信用を守るこんなやり方(商標) 山内 康伸 弁理士(山内特許事務所 所長)第2回 H28.12.7㈬

26名

24名

公益財団法人かがわ産業支援財団 企業振興部 取引支援課高松市林町2217-15 TEL.087-868-9904 FAX.087-869-3710

お問い合わせ先

公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.087-840-0338 FAX.087-869-6303

お問い合わせ先

|「香川県 新技術・新工法展示商談会inクボタ」を開催しました

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Kagawa Industrial Information 21 6

財団の活動

Kagawa Industrial Information 215

香川県の主要な産業であるものづくり基盤技術関連企業の成長分野等への進出を支援する取組みとして、機械要素・加工技術を一堂に集めた西日本最大級の専門技術展「第19回関西機械要素技術展」に香川県ブースを出展しました。今回の出展は、四国の産業競争力の強化に向け策定された「四国産業競争力強化戦略」のうち、「四国企業販路開拓マッチングプロジェクト」の取組みとして、昨年度に引き続き四国4県が連携して実施したもので、出展企業8社にとっては、設計・製造・開発部門を中心とした来場者に対して、自社技術を直接提案するとともに、企業のニーズを把握する絶好の機会となりました。

|「第19回関西機械要素技術展」に香川のものづくり企業8社が出展! ~ 新製品・新技術を県外の製造業者にアピールしました ~

公益財団法人かがわ産業支援財団 知的財産支援部高松市林町2217-15 TEL.087-867-9332 FAX.087-867-9365お問い合わせ先

平成28年10月5日(水)~7日(金)

1,180社、48,169人(同時開催展を含む)インテックス大阪(大阪市住之江区南港)

出展企業:8社 来場者数:1,331人商談件数:121件 継続案件数:53件・様々な市場情報や、隠れたニーズを得ることができた。・普段会えない業種、業界の方 と々会話ができ、新たな知見や発見があった。・今後に繋がりそうな案件もいくつかあった。・最新技術を展示した結果、来場者からの問い合わせも多数寄せられ、十分な出展効果が得られた。・今後もこのような展示会への参加を希望する。

香川県ブース

展示会の様子

商談の様子

平成28年11月18日(金)11:00~16:00

開催日時

県内企業28社出展企業

株式会社クボタの社員及び取引先の方々来 場 者

香川県、公益財団法人かがわ産業支援財団

主  催

出展企業のコメント

香川県ブース実績

出展者数及び来場者数

開催場所

開催期間

株式会社クボタの御協力をいただき、県内企業28社が、自社の新技術・新工法を展示・提案する展示商談会を開催しました。

【開催概要】

【 ㈱クボタ 来場者の声 】

株式会社クボタ 堺製造所サービスセンター3階 第2・第3ホール(大阪府堺市堺区緑ヶ丘北町1-1-36)

開催場所

●展示が見やすく工夫されていた。パンフレットの配布で後から見直す事ができるので良い。●想像していた以上に様々な技術を見ることができた。専門外の技術は大変参考、刺激になる。●現状の課題解決や今後の製品開発の参考になった。このような展示を定期的に開催して頂けると技術開発の参考になる。

【 出展企業の声 】

●株式会社クボタからは関連企業を含めた406名が来場され、各ブースで出展企業との活発な商談が行われました。出展企業にとっては、自社の技術等を直接提案するとともに、大手企業のニーズを把握できる絶好の機会となりました。●県からは浜田知事も来場され、木股社長をはじめ役員の方 と々の意見交換、またトップセールスを行うとともに各ブースを回り出展企業の激励を行いました。

●調達だけでなく、研究開発等幅広い分野から多くの意見を聞くことができた。●予想以上に名刺交換が出来、当社製品の反応の良さに驚いている。後日訪問し成約につなげたい。●自社製品のPRを十分に行うことができた。●「部署に戻り検討します」と今後に期待がもてる内容の話が聞けた。

平成28年度「かがわ知財経営塾」を開催しました!!知的財産を出願したことのある中小企業等の経営者(陣)や知的財産の活用に関心のある経営者(陣)等を対象に、企業経営に知財活動を定着していただくため、知的財産を活用してニッチトップになった事例の紹介などをまじえて、企業競争力の強化への取組み方法等について、「かがわ知財経営塾」を5回連続で開催しました。講師は、「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデルとして著名な鮫島正洋氏のほか、知財戦略等の専門家2名が務めました。

平成28年度「知財セミナー」を開催しました!!県内企業等の知的財産の活用や知財戦略を活かした経営等を支援し、地域産業の活性化を図るため、特許や商標などの知的財産にかかる身近な事例を紹介するなど、知的財産の活用について分かりやすく解説するセミナーを2回開催しました。このセミナーは、日本弁理士会と香川県が締結した「知的財産の活用による地域の活性化と産業の振興のための協力に関する協定」に基づき、日本弁理士会の協力を得て開催しました。

日 程 講 師 受講者テ ー マ

「下町ロケット」に学ぶ中小企業の知財・経営戦略 鮫島 正洋 弁護士・弁理士(内田・鮫島法律事務所)第1回 H28.10.25㈫

中小企業の経営に役立つ知財経営概論~経営と直結した知財活動のあり方~

塚越 雅信 氏(インクタンク・ジャパン㈱代表取締役社長)第2回 H28.11.7㈪

商標とブランド戦略 吉栖 康浩 氏((一財)知的資産活用センター理事・事務局長)第3回 H28.11.21㈪

中小企業における知財戦略入門 吉栖 康浩 氏((一財)知的資産活用センター理事・事務局長)第4回 H28.12.2㈮

知恵を換価するメカニズム~儲けるための知財経営~

塚越 雅信 氏(インクタンク・ジャパン㈱代表取締役社長)吉栖 康浩 氏((一財)知的資産活用センター理事・事務局長)

第5回

76名

17名

15名

14名

12名H28.12.12㈪

日 程 講 師 受講者テ ー マ

知らなかった!事業を勝たせるこんなやり方(特許) 山内 康伸 弁理士(山内特許事務所 所長)第1回 H28.11.9㈬

知らなかった!事業と信用を守るこんなやり方(商標) 山内 康伸 弁理士(山内特許事務所 所長)第2回 H28.12.7㈬

26名

24名

公益財団法人かがわ産業支援財団 企業振興部 取引支援課高松市林町2217-15 TEL.087-868-9904 FAX.087-869-3710

お問い合わせ先

公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.087-840-0338 FAX.087-869-6303

お問い合わせ先

|「香川県 新技術・新工法展示商談会inクボタ」を開催しました

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財団の活動 財団の活動

県内食品関連事業者様、並びに農林水産事業者様の販路開拓を支援するため、大都市圏等のバイヤーを招へいし、「食品商談会」を開催しました。当日は、県内セラー(食品関連事業者、農林水産事業者)89社と、県内外のバイヤー60社が参加し、同商談会としては過去最大の規模となるとともに、参加費無料・事前マッチング制の食品商談会としては、中四国最大級の規模となりました。会場には香川県よろず支援拠点販路開拓専門家による『商品・商談会相談コーナー』、(公財)かがわ産業支援財団知的財産支援部による『知的財産相談コーナー』、香川県産業技術センター(食品研究所、発酵食品研究所)による『新商品開発等相談コーナー』を設置し、セラーの様々な相談に対応致しました。

香川県「食品商談会」を開催しました!

89社(内新規参加30社)(※昨年度85社参加、内新規34社)参加セラー

商談件数:658件、商談成約見込:135件、商談継続:374件※商談件数は前年と比較し137件の増加、成約見込件数は前年と比較し12件の増加

60社(内新規参加16社)(※昨年度47社参加、内新規16社)参加バイヤー当日実績

【速報値】

平成28年9月13日(火)10:00~17:00開催日時

香川県、(公財)かがわ産業支援財団㈱百十四銀行、㈱香川銀行、高松信用金庫、観音寺信用金庫

JRホテルクレメント高松開催場所主  催

㈱日本政策金融公庫高松支店、㈱商工組合中央金庫高松支店、     農林中央金庫高松支店

共  催

【開催概要】

よろずサテライトをご利用ください!かがわ産業支援財団では、中小企業・小規模事業者への経営支援体制の一層の強化のため、平成26年6月に「香川県よろず支援拠点」

を開設し、売上拡大、販路開拓、経営改善など経営上の相談にチーフコーディネーター、コーディネーターが無料で、相談に応じています。当財団内の拠点のほか、下記のとおり、県内5か所にサテライトを設けており、各サテライトではスタッフが、月1~2回程度出向き、無料で相談に応じております。経営上のお困りごとがありましたら、お近くのサテライトをお気軽にご利用ください。

平成28年度第3回プロフェッショナル人材戦略セミナーを開催香川県プロフェッショナル人材戦略拠点では、平成28年度第3回プロフェッショナル人材戦略セミナーを11月11日に高松国際ホテル瀬戸の間において開催しました。百十四銀行顧問の村山昇作氏を講師に、「地方に人を呼び戻せ」と題してご講演をいただきました。金融機関のご経験からのマクロの人口動向や経済のお話、また一般社団法人天体望遠鏡博物館の代表理事もつとめられており、天体望遠鏡博物館の立ち上げ、そこに全国から集まる仲間たちの話など、地方に人を呼び戻すヒントとなる大変興味深いお話がありました。参加された中堅・中小企業の経営者や人事担当者様も熱心に聴講されていました。このほか、香川県政策部地域活力推進課大熊課長及びプロフェッショナル人材戦略拠点 梅澤マネージャーからプロフェッショナル人材事業について概要と活動状況などの説明も行われました。

公益財団法人かがわ産業支援財団 企業振興部 企業支援課高松市林町2217-15 TEL.087-840-0391 FAX.087-869-3710お問い合わせ先

丸亀サテライト場所:TEL:担当:開設:

丸亀市保健福祉センター(ひまわりセンター)4階0877-24-8844丸亀市役所 産業振興課月1回【第4木曜】

まんのうサテライト場所:担当:

開設:

まんのう町商工会館 1階相談室まんのう町企画観光課 0877-73-0106まんのう町商工会   0877-73-3711月1回【第3木曜】

三豊サテライト場所:TEL:担当:開設:

三豊市高瀬町農村環境改善センター0875-73-3013三豊市役所 産業政策課月2回【第1、第3水曜】

小豆島サテライト場所:TEL:担当:開設:

小豆島町役場内海庁舎1階相談室0879-82-7007小豆島町役場 商工観光課月1回【第3火曜】

東かがわサテライト場所:TEL:担当:開設:

東かがわ市役所3階 第7相談室0879-26-1350東かがわ市 商工観光課月1回【第2火曜】

公益財団法人かがわ産業支援財団 地域共同研究部高松市林町2217-43 RISTかがわ1F TEL.087-869-3440 FAX.087-869-3441お問い合わせ先

平成25年7月に設置した「かがわ機能性食品等開発研究会」(会長:香川大学田村啓敏教授)の第4回シンポジウムを9月27日(金)に、66名の参加者により、サンポートホール高松で開催しました。この中で、農業・食品産業技術総合研究機構の山本万里食品健康機能研究領域長から平成27年4月から始まった機能性表示制度を紹介いただくとともに、農研機構での機能性農産物の開発研究や農産物の機能性表示での問題点と対応策や機能性農産物を用いた機能性表示食品(ウンシュウミカン、べにふうき緑茶)の開発事例について発表しました。四国産業・技術振興センターの森久世司部長から「健康支援食品普及促進協議会」を設立し、食品の機能性について「科学的根拠の存在」などを低コストで表示できる「健康支援食品制度」の創設に向けた取組みについて発表しました。更にビタミンや食物繊維、ポリフェノールなどを豊富に含むとされる多年草「長命草」について、小豆島での栽培に成功しこの度、小豆島産長命草を使った新製品(4製品)が商品化されたので発表しました。

~かがわ機能性食品等開発研究会 第4回シンポジウムを開催~

「機能性農産物の開発と機能性表示制度の活用」演題

講師 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門食品健康機能研究領域長 山本 万里 氏

「健康支援食品制度の創設に向けて」演題

講師 (一財)四国産業・技術振興センター産業振興部部長 森久 世司 氏

「小豆島で栽培した長命草を使った新製品開発」演題

講師 小豆島食材開発会議会長 片山 俊朗 氏

平成25年4月に設置した「かがわ冷凍食品研究フォーラム」(会長:香川短期大学 竹安宏匡教授)の第4回シンポジウムを11月7日(月)に、50名の参加者により、サンメッセ香川で開催しました。この中で、㈱細川食品の大広開発部長からは、当財団の中小企業応援ファンド事業の助成を受け、香川短期大学との産学共同研究に取組みをされて、栄養バランスが良く、生活習慣病予防に配慮した「健康志向の冷凍かき揚げ(健康かき揚げ)」を開発した内容について発表しました。更に、日本食研㈱技術開発部鈴木部長からは、日本食研におけるブレンド調味料の各種機能性について、お客様の真のニーズにお応えする商品開発の発表をしました。

~かがわ冷凍食品研究フォーラム 第4回シンポジウムを開催~

「デジカメで麺のおいしさを探る」演題

講師 京都大学大学院農学研究科 教授 安達 修二 氏

「健康志向の冷凍かき揚げの開発」演題

講師 株式会社細川食品 開発部長 大広 精一 氏香川短期大学 准教授 松永 美恵子 氏

「ブレンド調味料の各種機能性事例紹介」演題

講師 日本食研ホールディングス㈱ 技術開発部長 鈴木 邦弘 氏

食産業プロジェクトリーダー森久世司氏の講演

食品健康機能研究領域長山本万里氏の特別講演

㈱細川食品大広精一開発部長

香川短期大学松永美恵子准教授

京都大学大学院農学研究科安達修二教授

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財団の活動 財団の活動

県内食品関連事業者様、並びに農林水産事業者様の販路開拓を支援するため、大都市圏等のバイヤーを招へいし、「食品商談会」を開催しました。当日は、県内セラー(食品関連事業者、農林水産事業者)89社と、県内外のバイヤー60社が参加し、同商談会としては過去最大の規模となるとともに、参加費無料・事前マッチング制の食品商談会としては、中四国最大級の規模となりました。会場には香川県よろず支援拠点販路開拓専門家による『商品・商談会相談コーナー』、(公財)かがわ産業支援財団知的財産支援部による『知的財産相談コーナー』、香川県産業技術センター(食品研究所、発酵食品研究所)による『新商品開発等相談コーナー』を設置し、セラーの様々な相談に対応致しました。

香川県「食品商談会」を開催しました!

89社(内新規参加30社)(※昨年度85社参加、内新規34社)参加セラー

商談件数:658件、商談成約見込:135件、商談継続:374件※商談件数は前年と比較し137件の増加、成約見込件数は前年と比較し12件の増加

60社(内新規参加16社)(※昨年度47社参加、内新規16社)参加バイヤー当日実績

【速報値】

平成28年9月13日(火)10:00~17:00開催日時

香川県、(公財)かがわ産業支援財団㈱百十四銀行、㈱香川銀行、高松信用金庫、観音寺信用金庫

JRホテルクレメント高松開催場所主  催

㈱日本政策金融公庫高松支店、㈱商工組合中央金庫高松支店、     農林中央金庫高松支店

共  催

【開催概要】

よろずサテライトをご利用ください!かがわ産業支援財団では、中小企業・小規模事業者への経営支援体制の一層の強化のため、平成26年6月に「香川県よろず支援拠点」

を開設し、売上拡大、販路開拓、経営改善など経営上の相談にチーフコーディネーター、コーディネーターが無料で、相談に応じています。当財団内の拠点のほか、下記のとおり、県内5か所にサテライトを設けており、各サテライトではスタッフが、月1~2回程度出向き、無料で相談に応じております。経営上のお困りごとがありましたら、お近くのサテライトをお気軽にご利用ください。

平成28年度第3回プロフェッショナル人材戦略セミナーを開催香川県プロフェッショナル人材戦略拠点では、平成28年度第3回プロフェッショナル人材戦略セミナーを11月11日に高松国際ホテル瀬戸の間において開催しました。百十四銀行顧問の村山昇作氏を講師に、「地方に人を呼び戻せ」と題してご講演をいただきました。金融機関のご経験からのマクロの人口動向や経済のお話、また一般社団法人天体望遠鏡博物館の代表理事もつとめられており、天体望遠鏡博物館の立ち上げ、そこに全国から集まる仲間たちの話など、地方に人を呼び戻すヒントとなる大変興味深いお話がありました。参加された中堅・中小企業の経営者や人事担当者様も熱心に聴講されていました。このほか、香川県政策部地域活力推進課大熊課長及びプロフェッショナル人材戦略拠点 梅澤マネージャーからプロフェッショナル人材事業について概要と活動状況などの説明も行われました。

公益財団法人かがわ産業支援財団 企業振興部 企業支援課高松市林町2217-15 TEL.087-840-0391 FAX.087-869-3710お問い合わせ先

丸亀サテライト場所:TEL:担当:開設:

丸亀市保健福祉センター(ひまわりセンター)4階0877-24-8844丸亀市役所 産業振興課月1回【第4木曜】

まんのうサテライト場所:担当:

開設:

まんのう町商工会館 1階相談室まんのう町企画観光課 0877-73-0106まんのう町商工会   0877-73-3711月1回【第3木曜】

三豊サテライト場所:TEL:担当:開設:

三豊市高瀬町農村環境改善センター0875-73-3013三豊市役所 産業政策課月2回【第1、第3水曜】

小豆島サテライト場所:TEL:担当:開設:

小豆島町役場内海庁舎1階相談室0879-82-7007小豆島町役場 商工観光課月1回【第3火曜】

東かがわサテライト場所:TEL:担当:開設:

東かがわ市役所3階 第7相談室0879-26-1350東かがわ市 商工観光課月1回【第2火曜】

公益財団法人かがわ産業支援財団 地域共同研究部高松市林町2217-43 RISTかがわ1F TEL.087-869-3440 FAX.087-869-3441お問い合わせ先

平成25年7月に設置した「かがわ機能性食品等開発研究会」(会長:香川大学田村啓敏教授)の第4回シンポジウムを9月27日(金)に、66名の参加者により、サンポートホール高松で開催しました。この中で、農業・食品産業技術総合研究機構の山本万里食品健康機能研究領域長から平成27年4月から始まった機能性表示制度を紹介いただくとともに、農研機構での機能性農産物の開発研究や農産物の機能性表示での問題点と対応策や機能性農産物を用いた機能性表示食品(ウンシュウミカン、べにふうき緑茶)の開発事例について発表しました。四国産業・技術振興センターの森久世司部長から「健康支援食品普及促進協議会」を設立し、食品の機能性について「科学的根拠の存在」などを低コストで表示できる「健康支援食品制度」の創設に向けた取組みについて発表しました。更にビタミンや食物繊維、ポリフェノールなどを豊富に含むとされる多年草「長命草」について、小豆島での栽培に成功しこの度、小豆島産長命草を使った新製品(4製品)が商品化されたので発表しました。

~かがわ機能性食品等開発研究会 第4回シンポジウムを開催~

「機能性農産物の開発と機能性表示制度の活用」演題

講師 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門食品健康機能研究領域長 山本 万里 氏

「健康支援食品制度の創設に向けて」演題

講師 (一財)四国産業・技術振興センター産業振興部部長 森久 世司 氏

「小豆島で栽培した長命草を使った新製品開発」演題

講師 小豆島食材開発会議会長 片山 俊朗 氏

平成25年4月に設置した「かがわ冷凍食品研究フォーラム」(会長:香川短期大学 竹安宏匡教授)の第4回シンポジウムを11月7日(月)に、50名の参加者により、サンメッセ香川で開催しました。この中で、㈱細川食品の大広開発部長からは、当財団の中小企業応援ファンド事業の助成を受け、香川短期大学との産学共同研究に取組みをされて、栄養バランスが良く、生活習慣病予防に配慮した「健康志向の冷凍かき揚げ(健康かき揚げ)」を開発した内容について発表しました。更に、日本食研㈱技術開発部鈴木部長からは、日本食研におけるブレンド調味料の各種機能性について、お客様の真のニーズにお応えする商品開発の発表をしました。

~かがわ冷凍食品研究フォーラム 第4回シンポジウムを開催~

「デジカメで麺のおいしさを探る」演題

講師 京都大学大学院農学研究科 教授 安達 修二 氏

「健康志向の冷凍かき揚げの開発」演題

講師 株式会社細川食品 開発部長 大広 精一 氏香川短期大学 准教授 松永 美恵子 氏

「ブレンド調味料の各種機能性事例紹介」演題

講師 日本食研ホールディングス㈱ 技術開発部長 鈴木 邦弘 氏

食産業プロジェクトリーダー森久世司氏の講演

食品健康機能研究領域長山本万里氏の特別講演

㈱細川食品大広精一開発部長

香川短期大学松永美恵子准教授

京都大学大学院農学研究科安達修二教授

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財団の活動 財団の活動

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 企画情報課 高松市林町2217-15 TEL.087-868-9901 FAX.087-869-3710お問い合わせ先

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 総務課高松市林町2217-15 TEL.087-840-0348 FAX.087-869-3710お問い合わせ先

県外企業等見学会を実施しました ~かがわ産業振興クラブ~財団では、県内企業による異業種交流活動の支援を行う「かがわ産業振興クラブ」の事業として、11月28日(月)に県外企業等見学会を実施しました。企業経営者等28名が参加し、徳島県内の日本フネン株式会社(玄関ドアを中心とした建築部材の製造・販売)及び株式会社ヨコタコーポレーション(Factory Automation機械の設計製造販売、ベアリング等自動車関連部品の精密加工)を視察しました。 日本フネン㈱ 説明風景

丸亀うちわ港のミュージアム研修 修了証授与 企業訪問・デザイン研修

㈱ヨコタコーポレーション 説明風景

当財団等で構成するFUNFAN実行委員会では、丸亀うちわの製作技術をラオス国へ移転することで、現地住民のうちわ生産技術の習得と生計向上を図る国際協力事業を平成24年度から実施しています。本事業は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業として、香川県から委託を受けたもので、専門家の現地派遣やラオス研修員の受入等を行っております。この度、本事業の一環として、9月18日(日)から10月3日(月)まで、ラオス国から、うちわの製作技術やデザインを学ぶために研修員4名が来県し、うちわの港ミュージアム(丸亀市)等で研修を受けました。

※FUNFAN実行委員会香川県、丸亀市、香川県うちわ協同組合連合会、香川県デザイン協会、社団法人日本グラフィックデザイナー協会(香川地区)、公益財団法人かがわ産業支援財団で構成。

平成28年度香川らしい国際協力プロジェクト「ラオスうちわ産業振興支援プログラム(フェーズ2)」日本研修を実施しました!

香川高等専門学校サイエンスフェスタ2016に出展しました当財団は、香川高等専門学校と相互の連携・協力を強化し、地域産業の発展に資するため、本年3月25日に締結した産業振興に関する連携・協力協定に基づく、連携の取組みとして、平成28年11月5日(土)、6日(日)の2日間、香川高等専門学校高松キャンパス第二体育館で開催された「サイエンスフェスタ2016」に財団ブースを出展しました。会場には2日間で延べ3,290名の来場があり、来場者に対して財団のPRを行うとともに、RISTかがわの研究技術を活かして、電子レンジを使用してのポップコーンづくりなどを通じて、マイクロ波の原理等の説明を行いました。

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財団の活動 財団の活動

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 企画情報課 高松市林町2217-15 TEL.087-868-9901 FAX.087-869-3710お問い合わせ先

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 総務課高松市林町2217-15 TEL.087-840-0348 FAX.087-869-3710お問い合わせ先

県外企業等見学会を実施しました ~かがわ産業振興クラブ~財団では、県内企業による異業種交流活動の支援を行う「かがわ産業振興クラブ」の事業として、11月28日(月)に県外企業等見学会を実施しました。企業経営者等28名が参加し、徳島県内の日本フネン株式会社(玄関ドアを中心とした建築部材の製造・販売)及び株式会社ヨコタコーポレーション(Factory Automation機械の設計製造販売、ベアリング等自動車関連部品の精密加工)を視察しました。 日本フネン㈱ 説明風景

丸亀うちわ港のミュージアム研修 修了証授与 企業訪問・デザイン研修

㈱ヨコタコーポレーション 説明風景

当財団等で構成するFUNFAN実行委員会では、丸亀うちわの製作技術をラオス国へ移転することで、現地住民のうちわ生産技術の習得と生計向上を図る国際協力事業を平成24年度から実施しています。本事業は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業として、香川県から委託を受けたもので、専門家の現地派遣やラオス研修員の受入等を行っております。この度、本事業の一環として、9月18日(日)から10月3日(月)まで、ラオス国から、うちわの製作技術やデザインを学ぶために研修員4名が来県し、うちわの港ミュージアム(丸亀市)等で研修を受けました。

※FUNFAN実行委員会香川県、丸亀市、香川県うちわ協同組合連合会、香川県デザイン協会、社団法人日本グラフィックデザイナー協会(香川地区)、公益財団法人かがわ産業支援財団で構成。

平成28年度香川らしい国際協力プロジェクト「ラオスうちわ産業振興支援プログラム(フェーズ2)」日本研修を実施しました!

香川高等専門学校サイエンスフェスタ2016に出展しました当財団は、香川高等専門学校と相互の連携・協力を強化し、地域産業の発展に資するため、本年3月25日に締結した産業振興に関する連携・協力協定に基づく、連携の取組みとして、平成28年11月5日(土)、6日(日)の2日間、香川高等専門学校高松キャンパス第二体育館で開催された「サイエンスフェスタ2016」に財団ブースを出展しました。会場には2日間で延べ3,290名の来場があり、来場者に対して財団のPRを行うとともに、RISTかがわの研究技術を活かして、電子レンジを使用してのポップコーンづくりなどを通じて、マイクロ波の原理等の説明を行いました。

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支援事例紹介 支援事例紹介

かがわ中小企業応援ファンド事業(新分野等チャレンジ支援事業)

よろず支援事例

西野金陵㈱(琴平町) 香川県産の桃を使った新食感リキュールの開発テーマ

チーム型による販路開拓の連携支援で売上約125%増テーマ

背景・目的清酒の国内消費は、年々減少傾向であるため、

同社では、打開策の一つとして、リキュールの製造販売による新規顧客の獲得と間口拡大に努め、着実に販売数量を伸ばしてきた。さらなる取組みとして、本事業では、他社との差別化を図り、独自性と付加価値を高めるため、本県の「さぬき讃フルーツ」の桃を原料として、粘性(とろみ感)の高い、新食感のリキュールの開発に取り組んだ。

1,463円(税別)金陵の郷(直営のアンテナショップ)や同社オンラインショップ(http://www.nishino-kinryo.co.jp/store/)などで販売中

事業内容と成果桃は酸化しやすく加工が難しい果物であったが、桃をまるごとすり潰して、

ピューレ状にしたものを使用することで、とろみが高く、原材料特有の皮の渋さやフレッシュさを出すことに成功した。さらに、原材料の品質管理方法やろ過工程の調合条件の検討および、充填時の撹拌工程追加による均一状態での充填方法の検討も行った。このような取組みを通じて、果肉が底に沈むほど桃をふんだんに使用したジューシーで濃厚なリキュール『金陵 さぬきのももも』が完成した。本商品は『平成28年かがわ県産品コンクール』の食品部門において、最優秀

賞である『知事賞』に輝いたことから、今後のさらなる販路拡大が期待される。

支援のポイントを3つに整理し、各支援機関との連携支援を行う事の提案を実施した。①営業ツールの開発②展示会出展や販路開拓方法③商談のノウハウ構築を主とした社内の整備

平成26年度からの売上(平成28年度見込み)は約125パーセント向上している。・営業ツールの開発:地域内の情報誌、地元TV局やラジオ局、新聞にも多く掲載されるようになった。また、パンフレットやポスター等も整備し、営業活用が効率的に行えている。・展示会や商談会への出展:計画的に実施中。スーパーマーケットトレードショー出展時には、首都圏大手百貨店、菓子製造業や専門店からの取引要望が発生し、マーケットの基盤つくりもできている。・商談ノウハウの構築:「商談のコツ」を把握し、発注・受注・発送という商流対応に活かされている。営業ツールやPRの方法、展示会・販路開拓、商談のノウハウ等のハード・ソフト面が当拠点を軸とした他支援拠点との連携により、体制整備がなされている。

背景・相談のきっかけ 支援ポイント

成果

課題整理・分析

さんわ農夢㈱は、ブロッコリーを主とした野菜で、主にJAに販売を行ってきた。仕切り価格の不安定さや利益率の低さにより、安定雇用の確保が困難であった。そのため、高付加価値の農作物の栽培の検討・開発に着手を行い、安納芋・紅はるか種のサツマイモの栽培を開始したが、下記問題点があった。・販路開拓や営業についてはノウハウを有していない・営業ツール(商品パンフレット等)の体制整備が整っていない・展示会や商談会に出展したことがない売上拡大の為に、自社内での検討を行ったが自社内にノウ

ハウを有していないことから、地域内の商工会(三豊市商工会)に相談を行った所、当拠点の事を紹介され相談対応を行った。

青果及び加工品(ペースト)の差別化のポイント等を事業者との協議をしながら整理していき、事業の強み・弱み、販路の可能性について事業者の想いをふまえた事業の方向性についてアドバイスを実施した。・商品PRの体制作りが必要。・社内にノウハウが充分構築されていないことから、事業者の現状に合致した併走型支援が適切。・多面的な支援を行うために、三豊市商工会、かがわ産業支援財団、香川県6次産業窓口との連携を行い、事業者の状況に対応した多面的な支援計画を作成し、事業者のフェーズに合致した支援を開始。

さんわ農夢㈱(三豊市)

大橋専務

弘法の恵贈答用パッケージ

ポスター

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Kagawa Industrial Information 21 12Kagawa Industrial Information 2111

財団からのお知らせ財団からのお知らせ

平成28年度「知財総合支援窓口」知財セミナーを開催します!!「知財総合支援窓口」では、県内の創業者や中小企業等の方々が、知的財産の重要性や活用についての関心・意識を高め、知的財産を活用することにより、企業競争力の強化につなげていくため、身近な事例などを交えながら、地域に密着した知的財産に関する「知財セミナー」を、よろず支援拠点のサテライトを設置している県内4か所で6回開催します。(無料)また、知財セミナー当日には、同会場において、「知財総合支援窓口」の臨時相談窓口を併設し、地域の中小企業等が抱える知的財産に関する悩みや課題について、ワンストップで無料相談・解決支援をします。

JETRO(日本貿易振興機構)と連携し、知的財産の活用に関心のある中小企業経営者等を対象に、知的財産の活用による企業競争力の強化や海外への事業展開への取組み等について、「知財セミナー」を開催します。(無料)

平成28年度「知財セミナー」を開催します!!

公益財団法人かがわ産業支援財団 知的財産支援部高松市林町2217-15 TEL.087-867-9332 FAX.087-867-9365お問い合わせ先

公益財団法人かがわ産業支援財団 知的財産支援部高松市林町2217-15 TEL.087-867-9332 FAX.087-867-9365お問い合わせ先

中国・ASEANにおける模倣事情と効果的な知財対策テーマJETRO知的財産・イノベーション部 知的財産課高村 大輔 氏

講 師平成29年1月26日(木)14:00~16:00日 時

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 施設管理課高松市林町2217-15 TEL.087-869-3700 URL.http://www.kagawa-isf.jpお問い合わせ先

起業等を目指す入居者を募集しています(高松中央ICから車で約2分)

施設概要

施設概要

入居のメリット

入居のメリット

工房概要所 在 地

そ の 他

香川県高松市林町2217-44(高松中央ICから車で約2分)来客駐車場、大小会議室完備

所 在 地

そ の 他

香川県高松市林町2217-15(高松中央ICから車で約2分)来客駐車場、各種会議室等完備

●賃料は月額2,570円/㎡(減額規定利用時月額1,540円/㎡)●敷金不要●香大工学部をはじめ研究所等が集積した香川インテリジェントパーク内●(公財)かがわ産業支援財団の各種の相談支援等がすぐそばで受けられます。

64.65㎡~137.13㎡までの全11室●24時間365日施設利用可能●冷暖房完備、機械警備システム●1室あたり駐車場2~4台分無料

貸室概要24.18㎡~324㎡までの全36室●全室 OAフロア●24時間365日施設利用可能●冷暖房完備、機械警備システム●貸室25㎡あたり駐車場1台分無料

創業後5年以内の方や新たな事業分野へ進出する方に研究開発、製造スペースを提供します。ネクスト香川 インキュベート工房への入居者募集

香川産業頭脳化センタービル(オフィスビル)への入居者募集創業や新たな事業化を目指す方等を対象とした「貸オフィス」です。ビル内には創業・事業化支援の公的機関がありますので是非御活用ください。

区 分 インキュベータルーム※ リサーチルーム賃 料 月額 1,500円/㎡ 月額 2,400円/㎡共益費 月額 1,000円/㎡敷 金 なし 賃料の3か月分

金額は消費税別※は創業期の方対象

●公的支援機関や郵便局、銀行が入居しており、利便性が高い。●入居者は、ビル内の会議室、研修室を2割引きでご利用できます。

サンポートホール高松54会議室場 所50名定 員

13:30~15:30時 間 各セミナー開催日の1週間前まで

セミナー申込み 各臨時窓口開設日の前日まで

相談申込み

日 程 講 師 定 員テ ー マ開催場所

三豊市役所危機管理センター 中小企業の知的財産戦略(知的財産の重要性)

塚越 雅信 氏(インクタンク・ジャパン㈱) 30名H29.1.25㈬

東かがわ市役所 海外進出と模倣品対策 黒瀬 雅志 弁理士(黒瀬IPマネジメント) 30名H29.2.9㈭

小豆島町内海庁舎 地域ブランドの発掘・認知度向上 田中 章雄 氏(㈱ブランド総合研究所) 30名H29.2.21㈫

丸亀市保健福祉センター 営業秘密管理・技術流出リスクのマネジメント

古田 恵夫 氏(INPIT営業秘密110番) 30名H29.2.23㈭

三豊市役所危機管理センター 地理的表示法と地域団体商標 大久保 秀人 弁理士(えるだ法律特許事務所) 30名H29.3.8㈬

小豆島町内海庁舎 ビジネスでの知的財産の活用(企業価値向上に向けて、知財金融)

吉栖 康浩 氏((一社)知的資産活用センター) 30名H29.3.21㈫

来年1月11日(水)「かがわ糖質バイオフォーラム複合糖質・糖鎖研究会」が情報通信交流館e-とぴあ・かがわで開催されます。基調講演として、鹿児島大学 理工学域工学系理工学研究科 教授 橋本 雅仁氏、北海道薬科大学 薬学科 准教授 若命 浩二氏及び香川大学 農学部応用生物科学科 准教授 田淵 光昭氏をお招きして、ご講演をいただきます。さらに、複合糖質、機能糖鎖に関する2題の研究発表があります。本研究会では、多様な糖脂質及び機能糖鎖が示す免疫調節作用に注目し、構造と特異的な機能の相関を研究するとともに、これらの製品群を上市するためのネットワーク形成を目指しています。複合糖質や機能糖鎖にご興味のある方のご参加をお待ちしております。

来年2月1日(水)に「かがわ糖質バイオフォーラム第9回シンポジウム」が、かがわ国際会議場で開催されます。生活習慣病予防効果等が期待される機能性食料の開発を研究されている信州大学 理事・副学長 中村 宗一郎氏並びに、食品への糖質利用のアプリケーション開発に取り組まれている株式会社林原 研究開発本部分析部 國武 博文氏をお招きして、ご講演をいただきます。さらに、「サイエンスカフェ」と題して、研究者や企業関係者によるポスター発表のコーナーを設け、出席者が自由に討議、交流できる、産学官の情報交換の場をつくります。食品関連企業の方は勿論のこと、希少糖、糖鎖・複合糖質等の糖質バイオ分野にご興味のある方のご参加をお待ちしております。

希少糖製造技術者養成支援事業の取組み

かがわ糖質バイオフォーラムからのお知らせ

公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.087-840-0338 FAX.087-869-6303お問い合わせ先

第9回シンポジウムの開催

複合糖質・糖鎖研究会の開催

香川県では、希少糖を核とした新たな産業の創出と県内企業の人的基盤形成を図ることを目的とし、県内の製造業(醸造業又は化学工業企業)の技術者を対象に、希少糖製造の一連の工程が習得できる技術者養成支援を香川大学と連携して行っています。希少糖の概要から、有用性や用途、分析方法や大量生産方法等を習得することにより、希少糖に対する理解を深め、希少糖分野への企業の進出を促進します。

平成29年2月1日(水)13:00~日 時かがわ国際会議場(高松市サンポート2-1 高松シンボルタワー タワー棟6階)

かがわ糖質バイオフォーラム第9回シンポジウム

場 所

無料参加費

平成29年1月11日(水)13:00~日 時情報通信交流館e-とぴあ・かがわ(高松市サンポート2-1 高松シンボルタワー タワー棟4・5階)

かがわ糖質バイオフォーラム複合糖質・糖鎖研究会

場 所

無料参加費

第8回シンポジウムの様子

昨年度の複合糖質・糖鎖研究会

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Kagawa Industrial Information 21 12Kagawa Industrial Information 2111

財団からのお知らせ財団からのお知らせ

平成28年度「知財総合支援窓口」知財セミナーを開催します!!「知財総合支援窓口」では、県内の創業者や中小企業等の方々が、知的財産の重要性や活用についての関心・意識を高め、知的財産を活用することにより、企業競争力の強化につなげていくため、身近な事例などを交えながら、地域に密着した知的財産に関する「知財セミナー」を、よろず支援拠点のサテライトを設置している県内4か所で6回開催します。(無料)また、知財セミナー当日には、同会場において、「知財総合支援窓口」の臨時相談窓口を併設し、地域の中小企業等が抱える知的財産に関する悩みや課題について、ワンストップで無料相談・解決支援をします。

JETRO(日本貿易振興機構)と連携し、知的財産の活用に関心のある中小企業経営者等を対象に、知的財産の活用による企業競争力の強化や海外への事業展開への取組み等について、「知財セミナー」を開催します。(無料)

平成28年度「知財セミナー」を開催します!!

公益財団法人かがわ産業支援財団 知的財産支援部高松市林町2217-15 TEL.087-867-9332 FAX.087-867-9365お問い合わせ先

公益財団法人かがわ産業支援財団 知的財産支援部高松市林町2217-15 TEL.087-867-9332 FAX.087-867-9365お問い合わせ先

中国・ASEANにおける模倣事情と効果的な知財対策テーマJETRO知的財産・イノベーション部 知的財産課高村 大輔 氏

講 師平成29年1月26日(木)14:00~16:00日 時

公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 施設管理課高松市林町2217-15 TEL.087-869-3700 URL.http://www.kagawa-isf.jpお問い合わせ先

起業等を目指す入居者を募集しています(高松中央ICから車で約2分)

施設概要

施設概要

入居のメリット

入居のメリット

工房概要所 在 地

そ の 他

香川県高松市林町2217-44(高松中央ICから車で約2分)来客駐車場、大小会議室完備

所 在 地

そ の 他

香川県高松市林町2217-15(高松中央ICから車で約2分)来客駐車場、各種会議室等完備

●賃料は月額2,570円/㎡(減額規定利用時月額1,540円/㎡)●敷金不要●香大工学部をはじめ研究所等が集積した香川インテリジェントパーク内●(公財)かがわ産業支援財団の各種の相談支援等がすぐそばで受けられます。

64.65㎡~137.13㎡までの全11室●24時間365日施設利用可能●冷暖房完備、機械警備システム●1室あたり駐車場2~4台分無料

貸室概要24.18㎡~324㎡までの全36室●全室 OAフロア●24時間365日施設利用可能●冷暖房完備、機械警備システム●貸室25㎡あたり駐車場1台分無料

創業後5年以内の方や新たな事業分野へ進出する方に研究開発、製造スペースを提供します。ネクスト香川 インキュベート工房への入居者募集

香川産業頭脳化センタービル(オフィスビル)への入居者募集創業や新たな事業化を目指す方等を対象とした「貸オフィス」です。ビル内には創業・事業化支援の公的機関がありますので是非御活用ください。

区 分 インキュベータルーム※ リサーチルーム賃 料 月額 1,500円/㎡ 月額 2,400円/㎡共益費 月額 1,000円/㎡敷 金 なし 賃料の3か月分

金額は消費税別※は創業期の方対象

●公的支援機関や郵便局、銀行が入居しており、利便性が高い。●入居者は、ビル内の会議室、研修室を2割引きでご利用できます。

サンポートホール高松54会議室場 所50名定 員

13:30~15:30時 間 各セミナー開催日の1週間前まで

セミナー申込み 各臨時窓口開設日の前日まで

相談申込み

日 程 講 師 定 員テ ー マ開催場所

三豊市役所危機管理センター 中小企業の知的財産戦略(知的財産の重要性)

塚越 雅信 氏(インクタンク・ジャパン㈱) 30名H29.1.25㈬

東かがわ市役所 海外進出と模倣品対策 黒瀬 雅志 弁理士(黒瀬IPマネジメント) 30名H29.2.9㈭

小豆島町内海庁舎 地域ブランドの発掘・認知度向上 田中 章雄 氏(㈱ブランド総合研究所) 30名H29.2.21㈫

丸亀市保健福祉センター 営業秘密管理・技術流出リスクのマネジメント

古田 恵夫 氏(INPIT営業秘密110番) 30名H29.2.23㈭

三豊市役所危機管理センター 地理的表示法と地域団体商標 大久保 秀人 弁理士(えるだ法律特許事務所) 30名H29.3.8㈬

小豆島町内海庁舎 ビジネスでの知的財産の活用(企業価値向上に向けて、知財金融)

吉栖 康浩 氏((一社)知的資産活用センター) 30名H29.3.21㈫

来年1月11日(水)「かがわ糖質バイオフォーラム複合糖質・糖鎖研究会」が情報通信交流館e-とぴあ・かがわで開催されます。基調講演として、鹿児島大学 理工学域工学系理工学研究科 教授 橋本 雅仁氏、北海道薬科大学 薬学科 准教授 若命 浩二氏及び香川大学 農学部応用生物科学科 准教授 田淵 光昭氏をお招きして、ご講演をいただきます。さらに、複合糖質、機能糖鎖に関する2題の研究発表があります。本研究会では、多様な糖脂質及び機能糖鎖が示す免疫調節作用に注目し、構造と特異的な機能の相関を研究するとともに、これらの製品群を上市するためのネットワーク形成を目指しています。複合糖質や機能糖鎖にご興味のある方のご参加をお待ちしております。

来年2月1日(水)に「かがわ糖質バイオフォーラム第9回シンポジウム」が、かがわ国際会議場で開催されます。生活習慣病予防効果等が期待される機能性食料の開発を研究されている信州大学 理事・副学長 中村 宗一郎氏並びに、食品への糖質利用のアプリケーション開発に取り組まれている株式会社林原 研究開発本部分析部 國武 博文氏をお招きして、ご講演をいただきます。さらに、「サイエンスカフェ」と題して、研究者や企業関係者によるポスター発表のコーナーを設け、出席者が自由に討議、交流できる、産学官の情報交換の場をつくります。食品関連企業の方は勿論のこと、希少糖、糖鎖・複合糖質等の糖質バイオ分野にご興味のある方のご参加をお待ちしております。

希少糖製造技術者養成支援事業の取組み

かがわ糖質バイオフォーラムからのお知らせ

公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.087-840-0338 FAX.087-869-6303お問い合わせ先

第9回シンポジウムの開催

複合糖質・糖鎖研究会の開催

香川県では、希少糖を核とした新たな産業の創出と県内企業の人的基盤形成を図ることを目的とし、県内の製造業(醸造業又は化学工業企業)の技術者を対象に、希少糖製造の一連の工程が習得できる技術者養成支援を香川大学と連携して行っています。希少糖の概要から、有用性や用途、分析方法や大量生産方法等を習得することにより、希少糖に対する理解を深め、希少糖分野への企業の進出を促進します。

平成29年2月1日(水)13:00~日 時かがわ国際会議場(高松市サンポート2-1 高松シンボルタワー タワー棟6階)

かがわ糖質バイオフォーラム第9回シンポジウム

場 所

無料参加費

平成29年1月11日(水)13:00~日 時情報通信交流館e-とぴあ・かがわ(高松市サンポート2-1 高松シンボルタワー タワー棟4・5階)

かがわ糖質バイオフォーラム複合糖質・糖鎖研究会

場 所

無料参加費

第8回シンポジウムの様子

昨年度の複合糖質・糖鎖研究会

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香川県内の元気な企業を訪問し、その企業が発展してきた過程と躍進し続ける今、そして未来への指針についてお聞きする「かがわ発!元気創出企業」。今回、お伺いしたのは長年にわたって木を取り扱う「材木屋」として地域に根ざしてきた山一木材株式会社。素材の良さ、本物の良さを伝えるための斬新な取組みで注目を集める企業を取材しました。

森のなかのカフェ。という言葉がぴったりの空間に一歩、足を踏み入れると、そこには広い庭を取り囲むようにして立つ平屋造りの木造店舗。入口から見て、一番近いところに日用品店。向かい側には本がずらりと並んだブックギャラリー。日用品店の奥に、カフェがあります。庭に点在する遊具もすべて木・木・木。そしてカフェに入ると、

目の前に広がるのは美しい桧の木立。訪れたのは、秋の深まりを感じる11月下旬とあって、広葉樹は色づきながら葉を落としていました。その様子も木造の店舗とあいまって、素敵な雰囲気。いつの間にか小さな森に遊びに来たような気分になります。ここ「KITOKURAS」ができたのは2010年4月のこと。現在6年目を迎えます。お話を伺ったのは、代表取締役社長である熊谷國次さんと、KITOKURASの運営を主として行っている娘の有記さん。この場所ができた経緯についてお聞きすると「ここはもともと木材置き場だったんです。ですが木材について伝える場所がなかなかないため、実際に木を知って見て触れられるような場所ができないかと思い、10年ほど前に無垢の板を並べた展示場をつくったんです」と教えてくださいました。そこからカフェ建設につながっていったといいます。

「昔は、家を建てるというと地元の大工さんに頼んで、地元の木を使ってというのが当たり前でした。ですが全国規模のハウスメーカーやビルダーが生まれ、家の建て方が変わってきたころから、地元の工務店の元気がなくなってきた。それに伴って、地場で材木を販売する我々のような材木業も元気がなくなってきたんです」。現在、木造住宅に使われる木材の多くは集成材や合板。コスト面を考えてのことであっても、それほど価格は変わりません。であれば健康面を考えて本物の木を使った家を建ててほしい。根底にあるのは、だからこそ木の良さを知ってほしいという思いです。「しかし展示場だけでは人は呼べません。ではどうしよう。そこで考えたのが、誰もがなじみやすいカフェだったんです」。カフェ自体も木をたっぷりと使い、木材の良さ、その空間の心地よさを知ってもらおうと工夫。定期的に開催するマルシェの人気とも相まって多くのお客様が訪れるようになりました。「とはいえ、材木屋がなぜカフェをという方も多くいらっしゃいました。父や母が商売をしている横にカフェをつくってコーヒーを淹れて。当時はお気楽な娘だと思われていたと思いますよ」と有記さん。しかし、その奥には父から受け継いだ、木の良さを伝えたいという強い思いがあったのです。

有記さんは、「木を知ることで、木という素材の長所と短所、短所を補う知恵や工夫を知らないまま、簡単に施工できる均一な工業製品化されたものを選択していることに気づくことにつながります。木のことを知ってもらえばきっと意識が変わるはずと信じ地元に帰ってきました」と話します。それからは、親子二人三脚で “木と暮らす。”ことで生まれる豊かさや美しさ、楽しさを共有したいと、新しい取組みを増やしていきました。大きな空間には実際に触れられるように家具用や住宅部材用

の木材がたくさん並んでいます。ここから世界で一枚の自分のお気に入りを見つけてほしい、と話します。家を建てたいと相談にくるお客様には、地元の大工さんや工務店を紹介し、一緒にプランを考えます。地元の小学校の新入生に学校で使うための木でできた机と椅子を贈るプロジェクトも始めました。一見すれば、スタイルが変わったように見えますが、その根底に

ある思いは同じ。「自然乾燥した無垢の木は、長く使えば使うほど美しくなり、味が出ます。同じ木材でも大きく異なるんです。完成した時が一番美しいのではなく、住むほどに美しくなる家を提供するお手伝いがしたい」。一番いい形で、一番心地よく住める場所をつくる。そのために正しい情報を提供したい。その思いは少しずつ、でも確実に実を結んでいます。

のどかな田園風景を抜け、木々に囲まれた道を走るとそこに現れる、一軒のカフェ&日用品店。ここがナチュラルでお洒落な雰囲気に惹かれて訪れる人も多いという「KITOKURAS」です。店舗の向かい側には、大きな材木が立ち並ぶ会社が。この場所こそ、KITOKURASの運営を行う山一木材株式会社。長く材木業を営んできた熊谷さん親子が近年携わってきた、業界問わず注目を集める取組みの意図とは―。

Kagawa Industrial Information 21 14Kagawa Industrial Information 2113

代 表 者所 在 地電話番号U R L

熊谷 國次氏香川県丸亀市綾歌町栗熊東3600-5(0877)86-2007 http://www.yamaichi-mokuzai.com/

代表取締役社長熊谷 國次氏

木と暮らす。そのために―。ホンモノの良さを伝えるためのさまざまな取組み。

誰もが気軽に訪れられる小さな森。「木と暮らす」良さを伝える場所。

木の良さを伝えるためのカフェ。その空間を楽しんでくれるだけでいい。

木造家屋は、「住むほどに美しくなる家」。心地よく住むための“ホンモノ”を提供

10年ほど前の展示場の様子。ここがKITOKURASの原点に

さまざまな丸木をこのあと独自の乾燥方法で低温乾燥させる

ダイニングテーブルやカウンター、扉など、好みの木を自由に選べる

心地よいカフェのテラス。気候のいい時期には窓をすべて開け放ち開放した空間に

さまざまな苦労も笑顔で話してくださる國次さんと有記さん。代表取締役社長も娘の前では相好を崩すのです

木をふんだんに使った子ども用の学習机と椅子

山一木材 株式会社

季節ごとに装いを変えるKITOKURASの雰囲気。ここが木を知る第一歩に

桧や杉、桑など、それぞれの木によって異なる表情を知ることのできるコーナーも

全景

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香川県内の元気な企業を訪問し、その企業が発展してきた過程と躍進し続ける今、そして未来への指針についてお聞きする「かがわ発!元気創出企業」。今回、お伺いしたのは長年にわたって木を取り扱う「材木屋」として地域に根ざしてきた山一木材株式会社。素材の良さ、本物の良さを伝えるための斬新な取組みで注目を集める企業を取材しました。

森のなかのカフェ。という言葉がぴったりの空間に一歩、足を踏み入れると、そこには広い庭を取り囲むようにして立つ平屋造りの木造店舗。入口から見て、一番近いところに日用品店。向かい側には本がずらりと並んだブックギャラリー。日用品店の奥に、カフェがあります。庭に点在する遊具もすべて木・木・木。そしてカフェに入ると、

目の前に広がるのは美しい桧の木立。訪れたのは、秋の深まりを感じる11月下旬とあって、広葉樹は色づきながら葉を落としていました。その様子も木造の店舗とあいまって、素敵な雰囲気。いつの間にか小さな森に遊びに来たような気分になります。ここ「KITOKURAS」ができたのは2010年4月のこと。現在6年目を迎えます。お話を伺ったのは、代表取締役社長である熊谷國次さんと、KITOKURASの運営を主として行っている娘の有記さん。この場所ができた経緯についてお聞きすると「ここはもともと木材置き場だったんです。ですが木材について伝える場所がなかなかないため、実際に木を知って見て触れられるような場所ができないかと思い、10年ほど前に無垢の板を並べた展示場をつくったんです」と教えてくださいました。そこからカフェ建設につながっていったといいます。

「昔は、家を建てるというと地元の大工さんに頼んで、地元の木を使ってというのが当たり前でした。ですが全国規模のハウスメーカーやビルダーが生まれ、家の建て方が変わってきたころから、地元の工務店の元気がなくなってきた。それに伴って、地場で材木を販売する我々のような材木業も元気がなくなってきたんです」。現在、木造住宅に使われる木材の多くは集成材や合板。コスト面を考えてのことであっても、それほど価格は変わりません。であれば健康面を考えて本物の木を使った家を建ててほしい。根底にあるのは、だからこそ木の良さを知ってほしいという思いです。「しかし展示場だけでは人は呼べません。ではどうしよう。そこで考えたのが、誰もがなじみやすいカフェだったんです」。カフェ自体も木をたっぷりと使い、木材の良さ、その空間の心地よさを知ってもらおうと工夫。定期的に開催するマルシェの人気とも相まって多くのお客様が訪れるようになりました。「とはいえ、材木屋がなぜカフェをという方も多くいらっしゃいました。父や母が商売をしている横にカフェをつくってコーヒーを淹れて。当時はお気楽な娘だと思われていたと思いますよ」と有記さん。しかし、その奥には父から受け継いだ、木の良さを伝えたいという強い思いがあったのです。

有記さんは、「木を知ることで、木という素材の長所と短所、短所を補う知恵や工夫を知らないまま、簡単に施工できる均一な工業製品化されたものを選択していることに気づくことにつながります。木のことを知ってもらえばきっと意識が変わるはずと信じ地元に帰ってきました」と話します。それからは、親子二人三脚で “木と暮らす。”ことで生まれる豊かさや美しさ、楽しさを共有したいと、新しい取組みを増やしていきました。大きな空間には実際に触れられるように家具用や住宅部材用

の木材がたくさん並んでいます。ここから世界で一枚の自分のお気に入りを見つけてほしい、と話します。家を建てたいと相談にくるお客様には、地元の大工さんや工務店を紹介し、一緒にプランを考えます。地元の小学校の新入生に学校で使うための木でできた机と椅子を贈るプロジェクトも始めました。一見すれば、スタイルが変わったように見えますが、その根底に

ある思いは同じ。「自然乾燥した無垢の木は、長く使えば使うほど美しくなり、味が出ます。同じ木材でも大きく異なるんです。完成した時が一番美しいのではなく、住むほどに美しくなる家を提供するお手伝いがしたい」。一番いい形で、一番心地よく住める場所をつくる。そのために正しい情報を提供したい。その思いは少しずつ、でも確実に実を結んでいます。

のどかな田園風景を抜け、木々に囲まれた道を走るとそこに現れる、一軒のカフェ&日用品店。ここがナチュラルでお洒落な雰囲気に惹かれて訪れる人も多いという「KITOKURAS」です。店舗の向かい側には、大きな材木が立ち並ぶ会社が。この場所こそ、KITOKURASの運営を行う山一木材株式会社。長く材木業を営んできた熊谷さん親子が近年携わってきた、業界問わず注目を集める取組みの意図とは―。

Kagawa Industrial Information 21 14Kagawa Industrial Information 2113

代 表 者所 在 地電話番号U R L

熊谷 國次氏香川県丸亀市綾歌町栗熊東3600-5(0877)86-2007 http://www.yamaichi-mokuzai.com/

代表取締役社長熊谷 國次氏

木と暮らす。そのために―。ホンモノの良さを伝えるためのさまざまな取組み。

誰もが気軽に訪れられる小さな森。「木と暮らす」良さを伝える場所。

木の良さを伝えるためのカフェ。その空間を楽しんでくれるだけでいい。

木造家屋は、「住むほどに美しくなる家」。心地よく住むための“ホンモノ”を提供

10年ほど前の展示場の様子。ここがKITOKURASの原点に

さまざまな丸木をこのあと独自の乾燥方法で低温乾燥させる

ダイニングテーブルやカウンター、扉など、好みの木を自由に選べる

心地よいカフェのテラス。気候のいい時期には窓をすべて開け放ち開放した空間に

さまざまな苦労も笑顔で話してくださる國次さんと有記さん。代表取締役社長も娘の前では相好を崩すのです

木をふんだんに使った子ども用の学習机と椅子

山一木材 株式会社

季節ごとに装いを変えるKITOKURASの雰囲気。ここが木を知る第一歩に

桧や杉、桑など、それぞれの木によって異なる表情を知ることのできるコーナーも

全景

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印刷:香川印刷株式会社この印刷製品はグリーン基準に適合した印刷資材を使用し、グリーンプリンティング認定工場が印刷した環境配慮製品です。

県道三木国分寺線

国道11号バイパス

高松西I.C

高松檀紙I.C

四国横断自動車道

琴電高松築港駅

国道11号

四国横断自動車道

琴電志度線

県道太田上町志度線

琴電長尾線長尾街道

香川インテリジェントパーク

国道32号

国道193号太田駅

瓦町駅国道11号

JR高徳線

JR高松駅

高松中央  I.C

琴電琴平線

レインボーロード

サンメッセ香川

県立図書館・文書館

香川大学工学部

高松桜井高校高松土木事務所 サンシャイン通り

技術振興部 総務部 企業振興部 知的財産支援部

バス停サンメッセ香川

香川産業頭脳化センタービルネクスト香川FROM香川

RISTかがわ 地域共同研究部至レインボーロード▲ 

<香川インテリジェントパーク 拡大図>

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地15香川産業頭脳化センタービル1F・2F総務課TEL(087)840-0348 FAX(087)869-3710企画情報課TEL(087)868-9901 FAX(087)869-3710ファンド事業推進課TEL(087)868-9903 FAX(087)869-3710施設管理課TEL(087)869-3700 FAX(087)869-3703

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地15香川産業頭脳化センタービル2F企業支援課TEL(087)840-0391 FAX(087)869-3710取引支援課・海外展開支援室TEL(087)868-9904 FAX(087)869-3710

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地16FROM香川1階産学官連携推進課・健康産業プロジェクトチームTEL(087)840-0338 FAX(087)864-6303

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地43RISTかがわ1階研究管理課・研究開発課TEL(087)869-3440 FAX(087)869-3441

JR高松駅より、車で約25分(約9km)、定期路線バスで約30分[サンメッセ・川島・西植田線 サンメッセ香川下車]高松中央インターチェンジより、車で約5分(約1km)高松空港より、車で約25分(約12km)

総務部

企業振興部

技術振興部

地域共同研究部

〒761-0301 香川県高松市林町2217番地15香川産業頭脳化センタービル2F知的財産支援課TEL(087)867-9577 FAX(087)867-9365知的財産普及課TEL(087)869-9004 FAX(087)867-9365

知的財産支援部交通アクセス

ACCESS MAP

年前、私は大阪から三豊市にUターンしてきました。私は今、いくつかのIT関連のコミュニティに参加しているの

ですが、そこでエンジニアの方 と々モノづくりをする機会があります。しかし大阪で働いていた頃は社内勉強会や書籍から知識を得るくらいで、業務以外に誰かと一緒に何かを創る機会など全くありませんでした。コミュニティ活動は香川に帰ってきてから出会ったものです。IT関連コミュニティは世界中にたくさんありますが特にオープン

ソースの世界は活気があり、香川県内にも幾つかの団体があります。オープンソースとはプログラムソースが公開されているソフトウェア等の事で、従来のクローズドソースとは違いたくさんの人と共有することで様々な問題をスピーディーに解決したりアイデアを自由に表現出来ることなどのメリットがあります(もちろん良いことばかりではありませんが)。その中でも一番の良いところはエンジニアが集まりやすいという点

にあると思っています。対象物が同じでも角度が違えばアイデアも違います。そういった個々の好奇心がつながり、一人では思いつかないようなことが生まれ、それがビジネスにつながったケースもあります。例えばアイデアソンやハッカソンと呼ばれるものがあります。最近は一般層でも開催されるようになり耳にした事がある方も多いのではないかと思いますが、もともとはITコミュニティでよく行われていたものでした。エンジニア、デザイナー、プランナー、マーケッターなどがチーム

を作り、与えられたテーマに対し様々なアイデアを出し(アイデアソン)、そのアイデアを実際にプロトタイプまで開発しその成果を競う(ハッカソン)といった共創型のイベントのことです。

私が初めて参加したアイデアハッカソンはとある家電メーカーが主催する1泊2日の招待イベントでした。当時何も分からず参加していましたが、有名書籍の執筆者、有名情報サイトの寄稿者、有名アプリの開発者・デザイナーなど錚々たるメンバーが集まっていました。たった2日でアイデアから開発まで凄まじいスピードで形になっていく様子を間近で見てとても刺激になったのを覚えています。また東日本大震災が起こった後、たくさんのエンジニアが被災地の為になるものが創れないかと考えていました。その情報はコミュニティの連絡網でアイデアが飛び交い、バグがあれば解決のために誰かがアドバイスをしていました。私も微力ながらデザイナーとして協力させていただきました。よろず支援拠点には経営に関わるたくさんの情報が集まります。セミナーや補助金・ファンドなどに挑戦することによって広がる人脈や知識、よろずをきっかけにコラボし新たなイノベーションが起こるなど知識の枠にとどまらない事が生まれています。そんなきっかけが増えビジネスチャンスになっていけば良いなと思っています。

『モノづくりとコミュニティ』7

(ITコーディネータ)県内システム会社に在籍。Web・システム・スマートフォン等のデザイン分野における相談に対応。ITCかがわ、四国ITC協議会、日本Androidの会所属

香川県よろず支援拠点 コーディネーター

岩倉 望

財団コーディネーターR e l a y E s s a y

特集

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山一木材 株式会社

かがわ中小企業応援ファンド/かがわ農商工連携ファンド平成29年度事業募集中!!

かがわ農商工連携・6次産業化ビジネス交流フェアを開催しました

6次産業化ステップアップ塾を開催しました

「平成28年度 モノづくり受発注広域商談会」を開催しました

四国ビジネスマッチング2016(合同広域商談会)を開催!

「香川県 新技術・新工法展示商談会inクボタ」を開催しました

「第19回関西機械要素技術展」に香川のものづくり企業8社が出展!~ 新製品・新技術を県外の製造業者にアピールしました ~

平成28年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)に2事業が採択

木と暮らす。そのために―。ホンモノの良さを伝えるためのさまざまな取組み。

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KAGAWA INDUSTRY INFORMAT ION 2 1

2016vol.6212 [年4回発行]