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ProRAE Studio II バージョン 1.8 ユーザーガイド パーツ番号 000-4009-000 G版 2013 年 11 月

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ProRAE Studio II バージョン 1.8

ユーザーガイド

パーツ番号 000-4009-000 第

G 版 2013 年 11 月

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© Copyright 2013 RAE Systems, Inc.

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ProRAE Studio II バージョン 1.8 ユーザーズガイド

1 ページ

目次 操作前にお読みください ............................................................................................ 2 

1. 一般的な情報............................................................................................................ 3 2. ハードウェアとソフトウェアの要件.................................................................... 4 

2.1.  ハードウェア................................................................................................. 4 2.2.  ソフトウェア................................................................................................. 4 

3. ProRAE Studio II のインストール .......................................................................... 5 4. 機器をコンピューターに接続する...................................................................... 10 

4.1.  USB アダプターを使用して RAE Systems 機器を接続する .................. 10 4.2.  放射線関連製品(GammaRAE II R と NeutronRAE II) ........................ 10 4.3.  AutoRAE 2 Controller .................................................................................. 10 4.4.  SD カード(AutoRAE 2 Controller) ........................................................ 10 

5. ポートの設定.......................................................................................................... 11 6. ProRAE Studio II の起動 ........................................................................................ 13 

6.1.  ProRAE Studio II の「ダンプ」機能 ......................................................... 13 7. デスクトップから ProRAE Studio II を起動する ............................................... 14 

7.1.  ProRAE アップデートによる自動更新 .................................................... 15 8. メインツールバー.................................................................................................. 16 

8.1.  パスワードを変更する............................................................................... 19 8.2.  自動検出....................................................................................................... 20 8.3.  手動検出....................................................................................................... 22 

9. モジュールの設定(設定).................................................................................. 24 9.1.  設定ツールバー........................................................................................... 28 9.1.1. 設定ツールバーのボタン機能の概要 .................................................. 28 

10. データログモジュール........................................................................................ 29 10.1.  [データログ(Datalog)]ボタンの機能の概要 .................................. 30 

11. AutoRAE 2 Controller データをコンピューターに転送する .......................... 39 11.1.  レポートのエクスポート........................................................................... 46 11.2.  終了時に設定を保存する........................................................................... 46 

12. データログの転送、モニターの設定、ファームウェアのアップグレードに

スタンドアロンの AutoRAE 2 Cradle を使用する ................................................. 48 13. レポートモジュール............................................................................................ 49 14. Firmware Module................................................................................................... 52 

14.1.  AutoRAE 2 Cradle のファームウェアを更新する ................................... 53 14.2.  AutoRAE 2 Controller のファームウェアを更新する ............................. 57 

15. User Configuration Tool ........................................................................................ 61 16. ProRAE Studio II の終了 ...................................................................................... 63 17. テクニカルサポート............................................................................................ 64 18. RAE Systems のお問い合わせ先 ........................................................................ 64 

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警告

操作前にお読みください

このマニュアルはこの製品の使用、保守、修理を担当する全ての方を対象に

しています。よく注意してお読みください。この製品は、製造元の指示に従

って使用、保守、修理を行った場合にのみ動作するように設計されています。

ProRAE アップデートによる自動更新

ProRAE StudioII を起動しログインする際に ProRAE アップデートが自動的に

ProRAE Studio の更新を確認します(インターネットへの接続が必要)。利用

可能な更新があった場合、新機能、バージョンナンバー、公開日が表示され

ます。すぐに更新をダウンロードするか、更新せず次回に更新することがで

きます。

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1. 一般的な情報 ProRAE Studio IIを使用すると、RAE Systems機器のデータログと構成設定をコン

ピューターにダウンロードしたり、コンピューターから設定をアップロードした

りすることができます。

ProRAE Studio IIは6種類のRAE Systems機器をサポートしています。これらの機

器には、次のバージョン以上のファームウェアがインストールされている必要が

あります。

機器名 ファームウェアの 低バージョン ppbRAE 3000 1.03B MiniRAE 3000 1.05A MiniRAE Lite 1.05A MiniRAE Lite (ATEX) 1.05A UltraRAE 3000 1.05 QRAE II 2.00 ToxiRAE Pro PID 1.01 ToxiRAE Pro LEL 1.01 ToxiRAE Pro 1.01 MiniRAE Lite(Fumigation) 1.07 GammaRAE II R 3.60 GammaRAE II R Rechargeable V1.01 NeutronRAE II(PRM-3020) V2.00 NeutronRAE II(PRM-3021) V3.01 MultiRAE Lite(PGM-6208) V1.00 MultiRAE Lite(PGM-6208D) V1.00 MultiRAE(PGM-6220) V1.00 MultiRAE(PGM-6226) V1.00 MultiRAE(PGM-6228) V1.00 MultiRAE Pro(PGM-6248) V1.00 AutoRAE 2 Controller(DKS-6000) V1.00 MultiRAE(Pumped)Cradle(DKS-6001) V1.00 ToxiRAE Pro Cradle(DKS-6002) V1.00

ProRAE Studio IIは、設定時やデータログの取得時に、(機器の接続先に応じ

て)シリアルポート、SDカード、AutoRAE 2 Controllerを介してこれらの機器と

通信します。コンピューターとの接続や安全に関する要件の詳細については、お

使いの製品のマニュアルを参照してください。

このバージョンのソフトウェアには次の機能があります。

データログをダウンロードする 構成設定をダウンロードする 構成設定を変更してアップロードする ファームウェアをアップロードする レポートをダウンロードする

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2. ハードウェアとソフトウェアの要件

2.1. ハードウェア

CPU: 1GHz プロセッサー リーダー: CD-ROM ドライブ モニター: 解像度 1024×768 以上の VGA モニター メモリー(RAM): 256MB ディスク容量: 10MB の空き容量

2.2. ソフトウェア

オペレーティングシステム: Windows XP 、 Windows Vista 、 ま た は Windows 7、Windows8 (注:AutoRAE2 コントローラーは Windows8 では動作しません)

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3. ProRAE Studio II のインストール 1. CD から ProRAE Studio II ソフトウェアを読み込むか、ソフトウェアをイ

ンターネットからダウンロードした場合はアイコンをダブルクリックしま

す(インストールウィンドウが自動的に表示されます。フォルダーを開き、

「Autorun.exe」をダブルクリックします)。

注意:一部のモニターでは、接続のために USB ドライバーが必要な場合があ

ります。この場合は[アダプター ドライバー(Adapter Drivers)]をクリッ

クし、インストールの指示に従います。

注意:GammaRAE II R 及び NeutronRAE II の場合、Bluetooth アダプターが必

要です。また、アダプターの正しいドライバーをインストールする必要があ

ります。IOGEAR のアダプターを使用することをお勧めします。

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2. 推奨事項を読んでから次に進みます。インストールが確実に成功するよう

に、実行されているその他のプログラムを全て終了することをお勧めしま

す。[次へ(Next)]をクリックします。

3. プログラムの実行時に使用する言語を選択します。[次へ(Next)]をク

リックします。

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4. ソフトウェアのインストール先フォルダーを選択します。既定のフォル

ダーをそのまま使用する場合は[次へ(Next)]をクリックします。新し

いフォルダーを選択するには[変更...(Change…)]ボタンをクリックし、

新しいフォルダーを参照します。完了したら、[次へ(Next)]ボタンを

クリックします。

5. ショートカットのインストール先フォルダーを選択します。[次へ

(Next)]をクリックします。

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6. ソフトウェアをインストールする準備が整いました。[次へ(Next)]を

クリックするとインストールが開始されます。

7. 進行状況バーにソフトウェアのインストール状況が表示されます。

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8. ProRAE Studio II ソフトウェアのインストールが完了すると、次のウィン

ドウが表示されます。

注意:正しいドライバーがインストールされていない場合、またはコンピ

ューターのドライバーが古い場合は、ポップアップボックスが開き、適切

なドライバーをインストールするようにメッセージが表示されます。

9. [完了(Finish)]をクリックします。ウィンドウが閉じます。以上でソ

フトウェアを使用する準備が整いました。

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4. 機器をコンピューターに接続する ProRAE Studio II を介してデータの送受信を行うには、お使いの機器をコンピ

ューターに接続し、電源を入れて通信モードにする必要があります。 注意:QRAE II の場合、電源を入れる必要はありません。QRAE II はクレー

ドルに設置し、クレードルをコンピューターに接続します。また、充電器を

接続します。 機器によってコンピューターへの接続方法が異なります。お使いの機器に付

属するユーザーズガイドの指示に従って、正しいケーブルと通信方法を使用

してください。また、機器の電池残量が十分にあることを確認してください。

4.1. USB アダプターを使用して RAE Systems 機器を接続する MiniRAE 3000、ppbRAE 3000、MiniRAE Lite、UltraRAE 3000、ToxiRAE Pro ファミリ

ーまたは新しい MultiRAE ファミリー、AutoRAE 2 Controller、または AutoRAE 2 Cradle の場合 CP210x Virtual COM Port ドライバーを適切にインストールします(インスト

ール CD のドライバーを利用できます)。クレードルに機器を設置し、クレ

ードルをコンピューターの USB ポートに接続します。[デバイス マネージ

ャ]で、対応する仮想 COM ポートを探します。機器の電源を入れ、[PC 通信モード(PC Communication Mode)]で動作するようにします(詳細につい

てはユーザーズガイドを参照してください)。AutoRAE 2 Controller を使用し

ている場合、この処理は自動的に実行されます。

4.2. 放射線関連製品(GammaRAE II R と NeutronRAE II) Bluetooth アダプタードライバーが適切にインストールされ、通信用の仮想

COM ポートが作成されていることを確認します。

4.3. AutoRAE 2 Controller USB を介して AutoRAE 2 Controller との接続を確立し、データを転送する詳

細な方法については、38 ページを参照してください。

4.4. SD カード(AutoRAE 2 Controller) SD カードを介して AutoRAE 2 Controller との接続を確立し、データを転送す

る詳細な方法については、39 ページを参照してください。AutoRAE 2

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Controller から SD カードを取り外し、コンピューターに接続してから、

ProRAE Studio II で開く必要があります。

5. ポートの設定 機器とコンピューターを接続するだけでなく、場合によってはポートを設定

する必要があります。次に、正しいポート番号を取得する手順について説明

します。 1. USB ケーブルを使用して機器をコンピューターに接続します(アダプタ

ーが必要な場合もあります)。 2. コンピューターのポートを設定します。次の順に選択します。

[スタート]>>[設定]>>[コントロール パネル]>>[システム]

3. [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。[ハード

ウェア]をクリックします。

4. [デバイス マネージャ]をクリックします。コンピューター内のデバイ

スとコンピューターに接続されているデバイスの一覧が表示されます。

[ポート]が表示されるまで、一覧を下にスクロールします。

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5. [ポート]の左側にある[+]をクリックして開きます。ドライバー名と

そのポート番号(COM6 など)が表示されます。このポート番号を書き留

めます。この番号は、ProRAE Studio II の起動時に必要になります。

注意:リストの[ポート(COM と LPT)]の下方にある[ユニバーサル シリアル バス コントローラ]に USB ポート接続が表示されます。設定は

必要ありませんが、接続が適切に機能しているかどうかを確認します。

6. [デバイス マネージャ]と[システムのプロパティ]を閉じます。

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6. ProRAE Studio II の起動

6.1. ProRAE Studio II の「ダンプ」機能

重要! 既定で、ProRAE Studio II には「ダンプ」機能があります。ダンプ機能によっ

て「dump.txt」というテキストファイルが生成され、コンピューターの

Program Files フォルダー(C:\Program Files\RAE Systems Inc\ProRAE Studio II)の ProRAE Studio II フォルダーに保存されます。ダンプファイルは、プログ

ラムに問題が発生し、テクニカルサポートが必要な場合に役立ちます。ダン

プファイルを送信する場合、ダンプファイルのコピーを作成するまで ProRAE Studio を再起動しないでください。ProRAE Studio II の起動時にダン

プファイルの内容は削除されます。 ダンプファイルにアクセスするには、ProRAE Studio II のショートカットを右

クリックします。次のウィンドウが表示されます。

「ダンプ」機能を使用しない場合、プログラムのショートカットの後に「-nodump」というオプションを追加して無効にすることができます。 注意:インストール先によって、実際のパスはこの例と異なる場合がありま

す。

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7. デスクトップから ProRAE Studio II を起動する コンピューターとモニターをケーブルで接続して、通信を開始できるように

します。 1. お使いのモニターのユーザーズマニュアルの指示に従って操作してくださ

い。例えば、モニターの電源を入れる、ケーブルで直接接続する、クレー

ドルに設置してケーブルでコンピューターと接続するなどの操作です。モ

ニターによっては、コンピューターとソフトウェアが自動的に認識され、

通信モードに移行します。その他の機器(ppbRAE 3000 など)は、手動で

コンピューター通信モードにする必要があります。 2. デスクトップの[ProRAE Studio II]アイコンをダブルクリックしてプロ

グラムを起動します。

3. プログラムが起動し、[ログイン(Login)]ダイアログボックスが表示

されます。

注意:3 つのアクセスレベルがあります。[管理者(Administrator)]レ

ベルが も多くの機能を使用できるので、以降の項では[管理者

(Administrator)]レベルについて説明します。[基本(Basic)]レベル

は表示のみが許可されています。[データ マネージャー(Data Manager)]レベルではデータログと設定を読み取ることもできますが、

変更は許可されていません。基本(Basic)ユーザーはパスワードが不要

です。 パスワードを入力して[OK]をクリックします。 注意:既定のパスワードは「rae」です。このパスワードを入力すると、

フルアクセス権が付与されます。このパスワードは後で変更できます(19ページを参照してください)。

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7.1. ProRAE アップデートによる自動更新 ProRAE StudioII を起動しログインする際に ProRAE アップデートが自動的に

ProRAE Studio の更新を確認します(インターネットへの接続が必要)。利用

可能な更新があった場合、新機能、バージョンナンバー、公開日が表示され

ます。すぐに更新をダウンロードするか、更新せず次回に更新することがで

きます。

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8. メインツールバー ProRAE Studio II のメインウィンドウには 5 つのボタンがあります。

ボタン 機能

ProRAE Studio ファイルを開きます

現在のデータをファイルに保存します

機器を自動的に検出します

機器を手動で検出します

オプションを設定します(設定)

これらのボタンは、上の[ファイル(File)]と[操作(Operation)]のテキ

ストオプションと同じですが、メニュー設定は異なり、いくつかの違いがあ

ります。[ファイル(File)]には 2 つの保存オプションがあります。単純に

保存する[保存(Save)]と新しい名前を付けてファイルを保存する[名前

を付けて保存...(Save As...)]です。また、[パスワードの変更...(Change Password…)]オプションと[終了(Exit)]コマンドがあります。[ヘルプ

(Help)]オプションもあります。 [ファイル(File)]

[開く...(Open…)] [閉じる(Close)] [保存(Save)] [名前を付けて保存...(Save As…)]

[印刷...(Print…)] [印刷プレビュー...(Print Preview…)] [印刷設定...(Print Setup…)] [パスワードの変更...(Change Password…)] [Exit(終了)]: [操作(Operation)]

[自動検出(Auto Detect)] [手動検出(Manual Detect)] [設定...(Setup…)]

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[言語(Language)] [ヘルプ(Help)]

[取扱説明書...(User’s Guide…)] [ProRAE StudioII の登録...(ProRAE StudioII Registration…)] [機器の登録...(Batch Instruments Registration…)] [更新の確認...(Check for Updates…)] [バージョン情報...(About…)] ヘルプの便利な機能: 取扱説明書:PDF 形式の取扱説明書を閲覧できます。(英文) ProRAE StudioII の登録:ProRAE StudioII のユーザー登録および変更ができ

ます。

登録内容を変更する場合は”更新(Update)”をクリックしてください。(イ

ンターネットの接続が必要。)データは RAE Systems とこのコンピューター

に記録されます。

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18 ページ

機器の登録:ProRAE StudioII が動作しているコンピューターに機器を接続す

ると、RAE Systems に機器の登録をすることができます。接続された機器の

うち登録されていないものがリストに表示されます。登録する場合は「登録

(Register)」をクリックしてください。別の機会に登録する場合は「後で通

知する(Remind Me Later)」をクリックしてください。新しい機器を自動的

に登録することを許可し、このプロセスをバイパスする場合は「自動で新し

い機器を登録する(Register new instruments automatically)」にチェックを入

れてください。

注:コンピューターをインターネットに接続してください。 更新の確認:利用できる更新が無いか確認します。利用可能な更新があった

場合、新機能、バージョンナンバー、公開日が表示されます。それぞれの利

用可能なアップデータは「ダウンロード(Download)」をクリックして更新

できます。 注:コンピューターをインターネットに接続してください。

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19 ページ

バージョン情報:使われている ProRAE StudioII がサポートしている機器を確

認できます。2つ目のタブ(Module Info)ではバックグラウンドで稼働して

いるアプリケーションのバージョンを確認できます。

8.1. パスワードを変更する ProRAE Studio II には、データマネージャー(Data Manager)と管理者

(Administrator)用に 2 種類のパスワードが用意されています(基本

(Basic)ユーザーの場合、パスワードは不要です)。

1. 変更するパスワードを選択します。 2. 新しいパスワードを入力します。 3. 新しいパスワードをもう一度入力します。 4. [OK]をクリックします。

注意:パスワードは大文字と小文字が区別されます。

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入力する 2 つの新しいパスワードは一致する必要があります。一致する場合、

次のメッセージが表示されます。

[OK]をクリックしてメイン画面に戻ります。 入力した 2 つの新しいパスワードが一致しない場合、次のメッセージが表示

されます。

[OK]をクリックしてメッセージを閉じ、パスワードをもう一度入力します。 注意:パスワードを忘れた場合、リソース CD を使用してプログラムを再イ

ンストールします。既定のパスワードが復元されます。

8.2. 自動検出 AutoRAE 2 Cradle を使用している場合:ProRAE Studio II で検出を実行するに

は、AutoRAE 2 Cradle を[PC 通信モード(PC Communications Mode)]に設

定しておく必要があります。画面に「PC」と表示されるまで、[バンプ

(Bump)]ボタンを押したままにします。 他の操作を実行する前に、機器を検出するように ProRAE Studio II に指定す

る必要があります。[自動検出(Automatic Detect)]はボタンを 1 つクリッ

クするだけなので便利です。 機器を自動的に検出するには、[自動検出(Automatic Detect)]ボタンをク

リックします。

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[自動検出(Automatic Detect)]ダイアログウィンドウが表示され、検出プ

ロセスが開始されます。機器が検出されると、次のように表示されます。

表示される機器は、お使いのコンピューターに接続されている機器によって

異なります。続行するには、機器を選択します。[キャンセル(Cancel)]

をクリックすると、機器は選択されず、ダイアログボックスが閉じます。 注意:コンピューターと機器の接続に問題がある場合は、[更新

(Refresh)]をクリックします。機器が表示されない場合は、ケーブル、機

器、ポート番号を確認してください。既に機器を選択している場合は、[自

動検出(Automatic Detect)]をもう一度開き、[選択(Select)]をクリック

します。次のダイアログボックスが表示されます。

[はい(Yes)]をクリックすると、選択した機器からデータが取得され、

ProRAE Studio II のデータが上書きされます。[いいえ(No)]をクリックす

ると、データは上書きされず、ダイアログボックスが閉じます。

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8.3. 手動検出 [自動検出(Automatic Detect)]をクリックしても一覧に機器が表示されな

い場合は、機器の手動検出を使用できます。また、既存の COM ポート全て

をチェックしないので、自動検出よりも高速です。

[手動検出(Manual Detection)]ボタンをクリックする前に、[オプション

の設定(Setup Options)]ボタンをクリックして[COM ポート(COM Port)]を設定します。

[設定(Setup)]ダイアログボックスが表示されます。

[更新(Refresh)]をクリックして COM ポートの選択肢を更新します。プ

ルダウンメニューから、ご使用の機器の場所に一致する適切な COM ポート

を選択します。通信の[ボー レート(Baud Rate)](データ転送速度)を選

択するか、[自動(Auto)]をクリックして 適な転送速度を自動的に設定

できます。

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[OK]をクリックします。設定が完了します。 [手動検出(Manual Detection)]ボタンをクリックすとる、次のダイアログ

ボックスが開き、選択した機器に関する情報が表示されます。

[OK]をクリックして、機器のデータを ProRAE Studio II に読み込みます。

次の警告ダイアログボックスが表示されます。

[はい(Yes)]をクリックすると、選択した機器からデータが取得され、

ProRAE Studio II のデータが上書きされます。[いいえ(No)]をクリックす

ると、データは上書きされず、ダイアログボックスが閉じます。

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9. モジュールの設定(設定) [手動検出(Manual Detection)]または[自動検出(Automatic Detect)]を

選択すると、次のボタンの一部または全てが画面の左側に表示されます。

注意:使用できるアイコンとオプションは、操作モードと機器によって異な

ります。 データマネージャー(Data Manager)モードの場合、[設定(Setup)]、

[データログ(Datalog)]、[ガス(Gas)]ボタンが表示されます。基本

(Basic)ユーザーモードの場合、[設定(Setup)]と[ガス(Gas)]のみ

が表示されます。 [設定(Setup)]をクリックして ProRAE Studio II を設定し、機器からデー

タをダウンロードします。

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進行状況バーに、データの転送状況が表示されます。このプロセスには数秒

かかります(経過時間が表示されます)。

設定が完了すると、機器から取得されたデータが画面に表示されます。

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AutoRAE 2 Controller または Cradle:AutoRAE 2 Cradle または AutoRAE 2 Controller をお使いの場合、次のような設定画面が表示されます。

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上部に、機器名、モデル、シリアル番号が表示されます。ウィンドウの左側

のペインは、コントロールの「ツリー」です。読み取りと調整を行うことが

できる全てのパラメーターが表示されます。「ツリー」のいずれかの項目を

クリックすると、新しいパラメーターが選択され、その情報が右側のペイン

に表示されます。 右側ペインには 2 つの選択肢があります。左側のペインの選択を変更すると、

右側のペインのデータも変わります。

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9.1. 設定ツールバー 右側ペインの上部にもツールバーが表示され、機器との設定データ移動に使

用できます。

9.1.1. 設定ツールバーのボタン機能の概要 ボタン 機能

同じ機器の現在の項目設定を更新します

同じ機器の現在の項目設定を指定します

同じ機器から全ての項目設定をダウンロードします

全ての項目設定を同じ機器にアップロードします

全ての項目設定をシリアル番号のチェックなしで同じ機器にアップロー

ドします

ツリーのルートを選択すると、このボタンが(灰色から)青色に変わ

り、設定データをテキストファイルにエクスポートできます

注意:このツールバーの横にあるアンテナアイコンは、機器にワイヤレス機

能があることを示しています。

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10. データログモジュール [データログ(Datalog)]というボタンをクリックし、機器からデータログ

のデータにアクセスします。

重要! AutoRAE 2 Controller:ProRAE Studio II を実行しているコンピューターと

AutoRAE 2 Controller を使用する場合、データのダウンロードの詳細について

は、「AutoRAE 2 Controller データをコンピューターに転送する」(44 ペー

ジ)を参照してください。

[データログ(Datalog)]ウィンドウが右側のペインに表示され、[データ

ログ(Datalog)]ボタンが強調表示されます。

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10.1. [データログ(Datalog)]ボタンの機能の概要 ボタン 機能

昇順に並べ替えます

降順に並べ替えます

レコード番号を表示します

展開表示または折りたたみ表示します

イベント情報を更新します

全てのデータをダウンロードします

選択したイベントをダウンロードします

現在のイベントをダウンロードします

(現在のイベントの)概要

シート(現在のイベントデータ全てのシート表示)

グラフ(現在のイベントデータの傾向ライン)

TWA/STEL

選択したイベントをエクスポートします

オプションをエクスポートします

フィルター

データログを消去します

昇順または降順の並べ替え。この 2 つのボタンは、イベントの表示を

昇順または降順で並べ替えるときに使用します。

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レコード番号の表示。このボタンをクリックすると、左側のリストにイ

ベント名またはイベントレコード番号のいずれを表示するかを選択できます。

展開/折りたたみ。列のデータを展開表示または折りたたみ表示しま

す。

イベント情報の更新。このボタンをクリックすると、イベントがダウン

ロードされます。注意:このボタンを使用できない機器もあります。

右には 5 つのボタンが表示され、次の機能を使用できます。

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ボタン 機能

[自動

(Automatic)] まだダウンロードされていないイベントをダウンロードしま

[チェック済みの

み(Checked Only)]

チェック済みイベントのみをダウンロードします

[全てダウンロー

ド(Download All)]

全てのイベントをダウンロードします。[データのダウンロ

ード(Download Data)]( )ボタンと同様に動作します。

[更新のみ(Just Update)]

リストコントロールに合わせて項目リストの更新のみを行い

ます

[キャンセル

(Cancel)] キャンセルします(何も実行せず、メインのプログラムウィ

ンドウに戻ります)

全てのデータのダウンロード。データログの全てのデータをダウンロー

ドします。

選択したイベントのダウンロード。リストから選択した項目のみをダウン

ロードします。データログの画面からイベントを直接ダウンロードする場合、

複数のイベントを選択するには、Shift キーを押しながらクリックします(ま

たは、Ctrl キーを押しながら個々のイベントをクリックします)。次に右ク

リックして、次の図のようにポップアップメニューから[選択したイベント

のダウンロード(Download Selected Event(s))]を選択します。

また、他のオプションを使用して、選択したイベントのエクスポート、並び

順の変更、イベント名の変更を行うことができます。

現在のイベントのダウンロード。同時に多数のイベントを選択できますが、

フォーカスがあるイベントは 1 つのみです。フォーカスがあるイベントは現

在のイベントです。イベントの内容がデータログウィンドウに表示されます。

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概要。現在のイベントの概要情報が表示されます。

シート。シートには、現在のイベントの全データが表示されます。

注意:このグリッドのコンテンツをレポートに貼り付けたい場合は、コピー

できます。Shift キーを押しながらクリックして選択し、Control キーを押しな

がら C キーを押してコピーします(ほとんどのプログラムでは、Control キー

を押しながら V キーを押して貼り付けることができますが、念のためにお使

いのプログラムのユーザーズガイドを参照してください)。

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グラフ。グラフには、現在のイベントデータの傾向ラインが表示されます。

このグラフ表示を選択すると、追加のツールバーが開き、表示のオプション

が表示されます。

ボタン 機能

ズームイン

ズームアウト

幅のフィット

高さのフィット

ページのフィット

点及び線グラフ

点のみのグラフ

線のみのグラフ

X 及び Y 情報の表示または非表示を切り替えます

軸(グラフの線)の表示/非表示を切り替えます

備考の表示/非表示を切り替えます

次に、2 種類のグラフ表示の例を示します。

注意:ウィンドウ内のグラフを移動するには、グラフをクリックしてドラッ

グします。

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[ズーム イン(Zoom In)]と[ズーム アウト(Zoom Out)]を使用する

と、グラフを様々な倍率で表示できるので、詳細なデータを確認するときに

役立ちます。 [幅のフィット(Fit Width)]、[高さのフィット(Fit Height)]、[ペ

ージのフィット(Fit Page)]には様々な表示が用意されています。必要に応

じて、グラフ領域の縮小または拡張してください。 [点と線(Points-and-lines)]、[点のみ(Points-only)]、[線のみ

(Lines-only)]のグラフスタイルによって参照を変更し、参照情報を増減し

て、異なる方法でデータを表示できます。これらのいずれかを選択できます。 [X 及び Y 情報の表示/非表示(Show/Hide X and Y information)]を使用す

ると、マウスを動かすとカーソル位置に合わせて表示されるツールヒントを

有効または無効にすることができます。ツールヒントウィンドウには、グリ

ッドのカーソルの X 及び Y の位置が表示されます。これは、位置と傾向につ

いて話すときに役立ちます。

[グラフの線の表示/非表示(Show/Hide graph lines)]は名前が示すとおり、

グラフの背景に表示される縦及び横のグリッド線を表示または非表示にしま

す。 [備考の表示/非表示(Show/Hide notes)]を使用すると、グラフの部分に線

について説明する凡例を表示できます。小さいダイアログボックスに線の色

が表示され、チェックボックスをクリックして線の表示と非表示を切り替え、

ダイアログボックスの不透明度(50%~100%)を設定できます。不透明度を

低くすると、ボックスはより透明に表示されます。

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[TWA/STEL]。時間加重平均(TWA)値と短時間暴露限界(STEL)値を指します。画面に表示される値は機器から取得した値ではありませんが、

ProRAE Studio II で機能します。通常、[TWA/STEL]値を正確にするには、

機器の測定の種類を設定します。TWA 値と STEL 値の計算については、

「RAE Systems Technical Note TN-119」を参照してください。

[選択したイベントのエクスポート(Export Selected Events)]。選択

したイベントをテキスト(.txt)形式でエクスポートします。複数のイベント

を選択して、同時に 1 つのファイルにエクスポートできます。Control キーを

押しながら個々の項目をクリックすることで、イベントリストから選択しま

す。イベントを選択したら、[オプションのエクスポート(Export Options)]ボタンをクリックします。ダイアログボックスが表示され、ファ

イルのエクスポート先を選択し、名前を付けることができます(既定の名前

には、「PRS_EXPORT」と日付が含まれます。例えば、

PRS_EXPORT_20100407.txt という名前です)。

[オプションのエクスポート(Export Options)]。このボタンをクリッ

クすると、次のダイアログボックスが開き、2 つのオプションが表示されま

す。

. TWA/STEL データをエクスポートし、各行の項目をコンマではなくタブで区

切ってデータを保存できます(ファイルを Microsoft Excel などのスプレッド

シートにインポートする場合に役立ちます)。

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ポップアップメニュー(右クリック)

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[フィルター(Filter)]。イベントを選択した後は、時間や値の範囲を

指定してフィルターできます。特定の日付の範囲、または TWA 値または

STEL 値の特定の範囲のデータのみを表示するときに役立ちます。[フィルタ

ー(Filter)]ボタンをクリックすると、次のウィンドウが表示されます。

[時間フィルター(Time Filter)]。変更する部分をクリックして日時を選

択し、値を上書きするか、各フィールドの右にある上矢印または下矢印を使

用して、値を増減します。

いつでも[開始時間(Begin)]または[終了時間(End)]をクリックして、

イベントに記録されている 初の時間または 後の時間にそれぞれ戻すこと

ができます。 [値フィルター(Value Filter)]。複数の値がある場合、プルダウンメニュ

ーを使用していずれかを選択できます。次に、[開始値(From)]フィール

ドと[終了値(To)]フィールドの値を設定します。完了したら、[OK]を

クリックします。フィルターを削除するには、[フィルターの削除(Remove Filter)]をクリックします。 いつでも[ 小(Minimum)]または[ 大(Maximum)]をクリックして、

イベントに記録されている 小値または 大値にそれぞれ戻すことができま

す。 注意:イベントを変更した場合、フィルターは自動的に無効になります。

[データログの消去(Erase Datalog)]。このボタンをクリックすると、

機器のデータログは消去されます。 注意!消去したデータログは復元できません。全てのデータが削除されます。

そのため、データログの情報を残すには、まず保存してください。

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11. AutoRAE 2 Controller データをコンピューターに転送す

る バンプと校正のデータは、機器でバンプテストまたは校正を実行するたびに

収集されます。AutoRAE 2 Controller では、収集されたデータが SD カードに

保存されます。そのため、保存しやすく、データの転送も簡単です。 AutoRAE 2 Controller から校正データとバンプテストデータを読み取るには、

次の手順で操作します。

1. AutoRAE 2 Controller と、ProRAE Studio II ソフトウェアを実行するコ

ンピューターに USB ケーブルを接続します。 2. AutoRAE 2 Controller の電源が入っていることを確認します。 3. コンピューターで ProRAE Studio II ソフトウェアを起動します。

注意:どのレベルのアクセス特権でもレポートを表示できます。 4. [機器の自動検出(Detect the instruments automatically)](「A」とい

う文字が表示された拡大鏡アイコン)をクリックします。数秒後に

AutoRAE 2 Controller が検出され、機器名、ファームウェアのバージョ

ン、シリアル番号、COM ポートが表示されます。 5. [選択(Select)]をクリックします。

次の画面が表示されます。

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6. [オンライン(Online)]または[オフライン(Offline)]を展開して

[機器(Instruments)]を表示します。 7. [機器(Instruments)]をクリックします。

この AutoRAE 2 Controller を搭載したシステムでバンプテストと校正が行われ

た機器が表示されます。

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8. レポートを表示する機器をダブルクリックします。

その機器の[レポート(Reports)]ウィンドウが開きます。

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9. [レポート(Report)]をクリックします。ウィンドウが次のように

変わります。

10. [全てのレポートのダウンロード(Download All Reports)]ボタンを

クリックします。

レポートがない場合、アラートが表示されます。

レポートがある場合はダウンロードされ、左側の列のリストに表示されます。

リストが長い場合、リストが逆順になるように並び順を変更できます(001、002、003 などから 003、002、001 など)。次の 2 つのボタンのいずれかを押

して並び順を変更します。

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11. レポートの日付と番号をクリックしてレポートを選択します。

注意:レポートの名前を変更するには、名前をダブルクリックし、ポップア

ップ表示されるダイアログボックスで名前を変更します。

12. 完了したら、[OK]をクリックします。 警告!レポートの名前を変更したら、[OK]をクリックします。この変更を

元に戻すことはできません。レポートを元の名前に変更するには、元の名前

を入力する必要があります。

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レコードセットを選択した状態で、次に示す 3 種類のレポートのいずれかを

クリックします。

校正レポート(Calibration report)

バンプテストレポート(Bump Test report)

ポリシー違反レポート(Policy Violation report)

一般的なバンプレポートまたは校正レポートは右側のウィンドウに表示され

ます。

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次に、校正レポートの例を示します(バンプレポートも同様の内容です)。

RAE Systems Inc. CALIBRATION CERTIFICATE

No.:____________________

CALIBRATION SUMMARY FreshAir Calibration Pass Zero Calibration N/A Span Calibration Pass Span 2 Calibration N/A Recommended Action ______________________________ Calibration performed on 2012/05/14 17:17:45 Instrument Tested Product Name MultiRAE Lite Model Name PGM-6200 FirmWare V1.10 Serial Number MAB10101N4 AutoRAE 2 Automatic Test and Calibration System Controller Cradle Product Name AutoRAE 2 Controller MultiRAE Pumped Model Name DKS-6000 DKS-6001 FirmWare V1.00 V1.00 Serial Number F0xx000001 F011DEMO11 CALIBRATION DETAILED RESULTS Audible Alarm Pass Visual Alarm Pass Fresh Air Calibration Results Sensors Enabled Gas Conc. Reading Result LEL(%LEL) Fresh Air 0 0 Pass H2S(ppm) Fresh Air 0.0 0.0 Pass CO(ppm) Fresh Air 0 0 Pass VOC(ppm) Fresh Air 0 0 Pass Zero Calibration Results Sensors Enabled Gas Conc. Reading Result LEL(%LEL) N/A N/A N/A N/A H2S(ppm) N/A N/A N/A N/A CO(ppm) N/A N/A N/A N/A VOC(ppm) N/A N/A N/A N/A Span Calibration Results Sensors Enabled Gas Conc. Reading Result LEL(%LEL) LEL 50 50 Pass H2S(ppm) H2S 10.0 10.2 Pass CO(ppm) CO 50 50 Pass VOC(ppm) Isobutylene 100 100 Pass Span 2 Calibration Results

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Sensors Enabled Gas Conc. Reading Result LEL(%LEL) N/A N/A N/A N/A H2S(ppm) N/A N/A N/A N/A CO(ppm) N/A N/A N/A N/A VOC(ppm) N/A N/A N/A N/A SENSOR INFORMATION Sensors Installed Serial Number Status LEL(%LEL) 03115172N3 Enable OXY(%) 03420034MC Disable H2S(ppm) 03070137MC Enable CO(ppm) 03060034N1 Enable VOC(ppm) 03A30024N3 Enable Alarm Settings Low High STEL TWA LEL(%LEL) 10 20 N/A N/A OXY(%) 19.5 23.5 N/A N/A H2S(ppm) 10.0 20.0 15.0 10.0 CO(ppm) 35 200 100 35 VOC(ppm) 50 100 25 10 Next Calib.Due On In LEL(%LEL) 2012/06/13 30 Days OXY(%) 2011/07/31 0 Days H2S(ppm) 2012/06/13 30 Days CO(ppm) 2012/06/13 30 Days VOC(ppm) 2012/06/13 30 Days Warranty Expires: On In LEL(%LEL) 2013/05/23 374 Days OXY(%) 2013/03/03 293 Days H2S(ppm) 2013/05/10 361 Days CO(ppm) 2013/05/10 361 Days VOC(ppm) 2012/06/21 38 Days

11.1. レポートのエクスポート レポートをエクスポートして、アーカイブしたり、送信したりすることがで

きます。Rich Text Format(.rtf)ファイル形式で保存すると、Microsoft Wordなどの多くのワードプロセスプログラムに簡単にインポートできます。また、

テキストファイル(.txt)形式で保存することもできます。このボタンをクリ

ックし、ファイルの保存先を選択し、ファイルの種類(RTFまたはTXT)を

選択し、必要に応じて名前を変更して、[保存(Save)]をクリックします。

11.2. 終了時に設定を保存する レポートをダウンロードした後または変更した後にProRAE Studio IIを閉じる

と、次のメッセージが表示されます。

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設定の変更を保存しない場合は[いいえ(No)]をクリックします。変更を

保存するには[はい(Yes)]をクリックします。ファイルの名前を選択しま

す。このファイルは、ProRAE Studioの設定ファイルとして「.prs」という拡

張子で保存されます。また、ファイルを保存する場所を選択します。[Save(保存)]をクリックします。

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48 ページ

12. データログの転送、モニターの設定、ファームウェア

のアップグレードにスタンドアロンの AutoRAE 2 Cradle を使用する

スタンドアロンの AutoRAE 2 Cradle の USB ポートを介して、データログを

MultiRAE からコンピューターにダウンロードし、ファームウェアの更新デー

タと設定データを MultiRAE にアップロードできます。付属する USB ケーブ

ルを使用して、ProRAE Studio II(バージョン 1.5 以降)を実行するコンピュ

ーターに AutoRAE 2 Cradle を接続します。 MultiRAE ファミリーの機器でデータログにアクセスする方法の詳細や他の手

順については、MultiRAE ユーザーズガイドの第 10 項の指示に従って操作し

てください。 注:AutoRAE2 クレードルは Windows8 にインストールされた ProRAE StudioII では動作しません。

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49 ページ

13. レポートモジュール [レポート モジュール(Report Module)]にアクセスするには、[レポート

(Report)]というボタンをクリックします。このモジュールには機器の校

正とバンプテストのレポート、および機器の設定を閲覧できます。レポート

は印刷できます。

機器か AutoRAE2 クレードルがコンピューターに接続されていることを確認

し、[全てのレポートをダウンロードする(Download All Reports)]をクリ

ックします。

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機器からコンピューターにレポートが転送されている間、以下のプログレス

バーが表示されます。

レポートのダウンロードが完了するとリストが表示されます。

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レポートの閲覧はリストの「名前 / 日付 / 時刻」をクリックします。レポート

は右側のパネルに表示されます。

印刷したい場合はプリンターのアイコンをクリックします。

通常の印刷ダイアログボックスが表示されますので、印刷範囲、部数等を選

択します。また、File から Print で同じプリントダイアログを表示できます。 File から Print の場合、[プレビュー(Preview)]を選択するとどのように印

刷されるか確認できます。

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14. Firmware Module (新しいファームウェアを入手できる場合)ファームウェアを更新するには、

Firmware Module から選択した機器に対応するプログラマーを呼び出します。

機器に関する情報は右側にペインに表示されます。ボタンを使用すると、機

器のプログラマーを呼び出すことができます。選択した機器とそのファーム

ウェアバージョンに関する情報が表示され、プログラマーを呼び出すボタン

が表示されます。

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53 ページ

注意:正しいプログラマーが機能するには、正しいフォルダーにプログラマ

ーを配置する必要があります。通常は、ソフトウェアのインストール時に適

切に設定されます。それでも、必要に応じて正しい COM ポート番号が使用

されていることを確認します。

14.1. AutoRAE 2 Cradle のファームウェアを更新する AutoRAE 2 Cradle のファームウェアは更新されることがあります。新しいフ

ァームウェアは、コンピューターで実行されている ProRAE Studio II ソフト

ウェアを使用して、AutoRAE 2 Cradle に読み込むことができます。 1. RAE Systems Web サイトからダウンロードするか、CD-ROM を使用しま

す。 2. ProRAE Studio II が実行されているコンピューターを、USB ケーブルで

AutoRAE 2 Cradle に接続します。 3. 画面に「PC」と表示されるまで、[バンプ(Bump)]キーを押したまま

にします。 4. ProRAE Studio II を起動します。

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5. [管理者(Administrator)]をクリックします。

6. パスワードを入力します(既定値は「rae」です)。

7. [OK]をクリックします。 8. [機器の自動検出(Detect the instruments automatically)]をクリックしま

す。

9. AutoRAE 2 Cradle を選択します。

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55 ページ

10. [選択(Select)]をクリックします。

11. 左の 2 つのオプションは[設定(Setup)]と[ファームウェア

(Firmware)]です。[ファームウェア(Firmware)]をクリックしま

す。

12. [プログラマーの実行(Run Programmer)]をクリックします。

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[RAE Programmer 4000]ウィンドウが開きます。

13. [開く...(Open…)]というボタンをクリックします。

14. 「.rfp」という拡張子のファームウェアファイルを検索して選択します。

15. [開く(Open)]をクリックします。

16. [開始]をクリックします

17. ファームウェアは AutoRAE 2 Cradle にアップロードされます。 18. [バンプ(Bump)]押したままにして AutoRAE 2 Cradle の[PC 通信

(PC Communications)]モードを終了します。画面には「G8」と表示さ

れます。

19. コンピューターで ProRAE Studio II を終了します。 20. USB ケーブルを取り外します。

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57 ページ

14.2. AutoRAE 2 Controller のファームウェアを更新する AutoRAE 2 Controller のファームウェアは更新されることがあります。新しい

ファームウェアは、コンピューターで実行されている ProRAE Studio II ソフ

トウェアを使用して、AutoRAE 2 Controller に読み込むことができます。 1. RAE Systems Web サイトからダウンロードするか、CD-ROM を使用しま

す。 2. ProRAE Studio II が実行されているコンピューターを、USB ケーブルで

AutoRAE 2 Controller に接続します。 3. ProRAE Studio II を起動します。

4. [管理者(Administrator)]をクリックします。

5. パスワードを入力します(既定値は「rae」です)。

6. [OK]をクリックします。 7. [機器の自動検出(Detect the instruments automatically)]をクリックしま

す。

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58 ページ

8. AutoRAE 2 Controller を選択します。

9. [選択(Select)]をクリックします。

10. AutoRAE 2 Controller とそのシリアル番号が表示されます。

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59 ページ

11. AutoRAE 2 Controller のアイコンをダブルクリックします。次の画面が表

示されます。

12. [ファームウェア(Firmware)]ボタンをクリックします。次のウィン

ドウが表示されます。

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13. [特定の SN のアップグレード(Upgrade for specific SN)]というボック

スをクリックし、プルダウンメニューを開き、ウィンドウの右上に表示

されている番号と同じシリアル番号を選択します。

14. [ファームウェアのアップロード(Upload Firmware)]をクリックしま

す。 15. 「.rfp」という拡張子のファームウェアファイルを検索して選択します。

16. [開く(Open)]をクリックします。

17. ファームウェアファイルは AutoRAE 2 Controller の SD カードにアップロ

ードされ、AutoRAE 2 Controller から AutoRAE 2 Controller または

MultiRAE(Pumped)Cradle にそれぞれアップロードされます。 18. コンピューターで ProRAE Studio II を終了します。 19. USB ケーブルを取り外します。

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61 ページ

15. User Configuration Tool このツールを使用して機器を設定することもできます。使い方は簡単です。

また、「.ezcfg」ファイルに格納されているコマンドを使用します。このファ

イルは、RAE Systems から提供されています。 注意:このツールは、AutoRAE 2 Controller または AutoRAE 2 Cradle では使用

できません。

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62 ページ

[ツール(Tool)]というボタンをクリックします。右側のペインに表示さ

れます。

[フォルダーの選択(Select Folder)]ボタンをクリックします。[フォルダ

ーの参照(Browse For Folder)]ダイアログボックスが表示されます。必要

な.ezcfg を探し、ダブルクリックします。 .ezcfg ファイルが読み込まれたら、画面にデータが表示され、[実行

(Go)]というボタンをクリックできるようになります。 .ezcfgファイルには、その機器用の幾つかのコマンドが含まれます。[実行

(Go)]をクリックすると、ProRAE Studio IIからそれらのコマンドが機器に

送信されます。機器からの応答には「****」と表示されます。ProRAE Studio IIでは、機器とやり取りするコマンドがチェックされません。 新しいコマンドが機器でサポートされており、実行中のProRAE Studio IIでは

サポートされていない場合、ProRAE Studio IIのこの機能を使用すると、.ezcfgファイルに事前に定義されている新しいコマンドを使用して機器を設定でき

ます。 注意:更新が必要な場合、.ezcfg ファイルは RAE Systems から提供されます。

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16. ProRAE Studio II の終了 ProRAE Studio II を使い終わったら、プログラムを終了する前に、転送または

維持する必要があるデータを保存しておきます。保存が完了したら、メニュ

ーの[ファイル(File)]をクリックし、[終了(Exit)]を選択します。

ProRAE Studio II が終了します。機器の接続を外して、操作できるようになり

ます。

重要! 機器を使用する前に、ProRAE Studio II を使用していたときの不適切なデータ

が転送されないように、パラメーターと設定を確認してください。

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17. テクニカルサポート RAE Systems のテクニカルサポートチームのお問い合わせ先は次のとおりで

す。 月~金曜日、午前 7:00~午後 5:00(米国太平洋時間) 電話(米国内通話無料): +1 888-723-4800 電話: +1 408-952-8461 電子メール:[email protected] 営業時間外の緊急時サポート: +1 408-952-8200(オプション 9 を選択してください)

18. RAE Systems のお問い合わせ先 RAE Systems World Headquarters 3775 N. First St. San Jose, CA 95134-1708 USA 電話:+1 408.952.8200 Fax: +1 408.952.8480 電子メール:[email protected] Web サイト:www.raesystems.com RAE Systems Technical Support 月~金曜日、午前 7:00~午後 5:00(太平洋時間) 電話: +1.408.952.8461 電子メール:[email protected] 営業時間外の緊急時サポート +1.408.952.8200(オプション 9を選択してください)

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RAE Systems Europe ApS Kirstinehøj 23 A DK-2770 Kastrup Denmark 電話:+45 86 52 51 55 Fax: +45 86 52 51 77 [email protected] [email protected] [email protected] Web:www.raesystems.eu RAE Systems UK Ltd D5 Culham Innovation Centre Culham Science Centre Abingdon, Oxon OX14 3DB United Kingdom 電話: +44 1865408368 Fax: +44 1235531119 携帯電話:+44 7841362693 電子メール:[email protected] RAE Systems France 336, rue de la fée des eaux 69390 Vernaison France 電話: +33 4 78 46 16 65 Fax: +33 4 78 46 25 98 電子メール:[email protected] Web:www.raesystems.fr

RAE BeNeLux BV Rijndal 20 2904 DC Capelle a/d IJssel 電話: +31 10 4426149 Fax: +31 10 4426148 電子メール:[email protected] Web:www.rae.nl

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RAE Systems Spain, s.l. Av. Remolar, 31 08820 El Prat de Llobregat Spain 電話: +34 933 788 352 Fax: +34 933 788 353 携帯電話:+34 687 491 106

電子メール:[email protected]

Web:www.raespain.com

RAE Systems Middle East LOB 7, Ground Floor, Office 19 Jebel Ali Free Zone Dubai, United Arab Emirates 電話: +971.4.887.5562 Fax: +971.4.887.5563

RAE Systems (Hong Kong) Ltd. Units 1516-18, 15/F Delta House 3 On Yiu Street, Shatin, N.T. Hong Kong 電話:+852.2669.0828 Fax: +852.2669.0803 電子メール:[email protected]

ハネウェルジャパン株式会社 東京都港区海岸1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー20F 電話:03-6730-7321 Fax:03-6730-7224 電子メール:[email protected]

RAE Systems Korea #1010, DaeMyungAnsVill First, Sang-Dong 412-2, Wonmi-Gu, Bucheon, Kyungki-Do, Korea 電話: 82-32-328-7123 Fax: 82-32-328-7127 電子メール:[email protected]

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RAE Systems by Honeywell World Headquarters

3775 N. First St. San Jose, CA 95134-1708 USA

電話:408.952.8200 Fax: 408.952.8480

電子メール:[email protected]

Web サイト:www.raesystems.com

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