2012 ANSYS Summary Report - CAE / ITソリューショ … Word -...
-
Upload
vuongthien -
Category
Documents
-
view
238 -
download
9
Transcript of 2012 ANSYS Summary Report - CAE / ITソリューショ … Word -...
2012 ANSYS Summary Report
大学名: 名古屋大学
チーム名: フォーミュラチーム FEM
チームの概要と,ANSYS を使った解析についての説明
(1) チームの概要
私たち名古屋大学フォーミュラチーム FEM は,全日本学生フォーミュラ大会に参戦し,優勝するため
に名古屋大学の学生が主体となりフォーミュラカーを製作している学生団体です.2003 年 11 月に有
志を募って発足し,第 2 回大会から参戦しています.今期で 10 期目を迎え,2012 年 10 月現在 33 名
のメンバーで構成されています.
(2) 解析事例
2.1 インテーク
昨々年度より取り入れた非定常 CFD によるインテーク解析を生かし,可視化した流れからサージタ
ンク内流れの最適化を再度行いました.今年度も,昨年度も行ったサージタンク内の循環流の抑制及
び質量流量増加を目的とした開発を行いました.リストリクターからのディフューザの全長を長くし流入
面積をより大きくすることで流入速度を落とし,それに伴いサージタンクの形状も変更しました.これに
より,流量は約 102.5%増加し,出力向上へ結びつきました.
2.2 ウィング
昨年度よりリヤウィングを搭載しましたが,今年度はそれに加えてフロントウィングも搭載しました.
これらのウィングの設計に当たって,定常 CFD を活用して翼形状や,翼端板,搭載位置の検討を行い
ました.また,フロントウィングはタイヤや地面の影響を大きく受けるため,それらも考慮した解析を行
いました.最終的にフロントで Cl=4.09,Cd=0.94 リアで Cl=3.79,Cd=0.82 のウィングを開発することが
できました.これにより,日本大会初のフルエアロマシンを実現し,ダウンフォース量が大幅に増加,そ
の結果マシンの旋回,加速性能が向上しました.
2.3 その他
今年度は新たにスロットルでの流体解析を取り入れました.また昨年度同様,燃料タンクのスロッシ
ング解析や,ラジエーター内の冷却水流れ解析,ラジエーターフィンやディフューザでの流体解析,フレ
ームやアップライト,ブラケット,アーム等の部品で構造解析等を行っています.
解析画像
fig.1 インテーク解析
fig.2 スロットルバルブ解析
fig.3 ラジエーター内の冷却水流れ解析
fig4. 燃料タンク解析
fig5. フロントウィング解析
fig6. ウィング解析
Fig 7 マシン画像 その1
Fig 8 マシン画像その2