Oracle Zero Downtime Migration...Oracle Zero Downtime Migration 19.7 の新機能 Zero Downtime...
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Oracle Zero Downtime Migration 21c
技術概要
2021年3月 | バージョン1.0 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
1 技術概要 | Oracle Zero Downtime Migration| バージョン1.0 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates | 公開
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目次 免責事項 1
はじめに 3
停止時間ゼロの移行 4 アーキテクチャ 4
データベースのサポートとサポートされている構成 4
移行パス 4
利点 5
Oracle Zero Downtime Migration 21cの新機能 5 論理的移行 6
非CDBからCDBへの移行 6
ターゲットとしてのOracle Exadata On-Premises 6
Oracle Autonomous Databaseのサポート 6
移行前アドバイザ 7
軽量化されたOracle ZDMホーム 7
データベース・リンク上での移行 7
移行ワークフロー 8 物理的移行 8
論理的移行 9
論理的オフライン移行 9
論理的オンライン移行 10
まとめ 11
3 技術概要 | Oracle Zero Downtime Migration| バージョン1.0 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates | 公開
はじめに
オラクルのお客様がOracleのワークロードをOracle Cloud内またはエンジニアド・システム上に移動する動きは益々加速しています。しかし、長年に渡ってワークロードの移行作業は難題となっていました。特に、あるシステムから別のシステムまたはOracle Cloud内へのデータベース・ワークロードの移行は、言うは易し行うは難しです。
オラクルは、Oracleのワークロードの移行における長年に及ぶ経験に基づいて、Oracle Downtime Migration(Oracle ZDM)を開発しました。Oracle ZDMは、簡素化および自動化された移行エクスペリエンスを提供するオラクルが誇るソリューションで、移行シナリオに応じて本番システムの停止時間ゼロからほとんどゼロを実現します。Oracle ZDMにより、オンプレミスのOracle Databaseを、Oracle Exadata Database Machine On-Premises、Oracle Exadata Cloud at Customer(ExaCC)、Oracle Cloud Infrastructureなどの任意のOracle所有インフラストラクチャに、およびそれらのインフラストラクチャとの間で、直接かつシームレスに移行することができます。Oracle ZDMは広範なOracle Databaseバージョンをサポートし、その名称が意味するように、移行時の本番データベースへの影響を最小限からゼロに抑えています。
Oracle ZDMは、Oracle Maximum Availability Architecture1(Oracle MAA)の原則に従い、Oracle GoldenGateやOracle Data Guardなどの製品を組み込むことによって、高可用性や、Oracle Recovery Manager、Oracle Data Pump、データベース・リンクなどのテクノロジーを利用するオンライン移行ワークフローを実現しています。
Oracle Zero Downtime Migration 21cには、広範な特徴や機能、新しい移行方法が組み込まれており、クラウドおよびオンプレミスにおけるより多くのターゲットをサポートし、ニーズに応じてデータベースを移行しようとするユーザーにより柔軟な選択肢を提供します。Oracle CloudまたはOracle Exadata内のマルチテナントベースのデータベースに移行するオラクル・ユーザーは、Oracle ZDMの機能を利用して非CDBデータベースをプラガブル・データベースに変換できるようになりました。
さらに、Oracle ZDMはクラウド・ターゲットとしてOracle Autonomous Databaseをサポートするようになっており、お客様は、既存のワークロードをオラクルが誇るデータベース・クラウド・サービスに移動し、その自己稼働、自己保護、自己修復機能を利用することができます。Oracle ZDMは、共有と専用の両タイプにおいて、オンプレミスのデータベースをOracle Autonomous Transaction ProcessingとOracle Autonomous Warehouseに移行します。
この技術概要では、最新バージョンであるOracle Zero Downtime Migration 21cの概要を述べ、基本的なワークフローと、この製品を使用してOracle Databaseを効率的かつシームレスに移行する方法を説明します。
Oracle Zero Downtime Migrationについて詳しくは、Oracle ZDMの製品Webサイト2をご覧ください。
1 https://www.oracle.com/jp/database/technologies/high-availability/maa.html 2 https://www.oracle.com/jp/database/technologies/rac/zdm.html
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停止時間ゼロの移行
アーキテクチャ Oracle Zero Downtime Migration(Oracle ZDM)は、Oracle DatabaseをOracle Cloudに移行するためのOracle Maximum Availability Architecture(Oracle MAA)推奨ソリューションです。Oracle ZDMの設計目標は、移行プロセスを可能な限りシンプルに保ち、本番環境のワークロードへの影響を確実に最小限に抑えることです。移行するソース・データベースは、オンプレミスの、またはOracle Public Cloud Gen 1やOracle Cloud Infrastructure上にデプロイされているデータベースです。ターゲット・データベースは、Oracle Cloud Infrastructure(Oracle CI)仮想マシンのOracle Database Cloud Service、Oracle Exadata Cloud Service、Exadata Cloud at Customer、またはOracle Autonomous Databaseにデプロイ可能です。Oracle ZDMでは、移行プロセス全体を自動化することによって人為的エラーの入り込む余地を減らしています。Oracle ZDMでは、Oracle Data GuardやOracle GoldenGateなどのOracle Databaseに統合された高可用性(HA)テクノロジーを利用し、本番環境の停止時間ゼロを確実に実現するOracle MAAのすべてのベスト・プラクティスに従っています。
そのデータベース移行ワークフローをサポートするため、Oracle ZDMでは、Oracle Fleet Patching and Provisioning(Oracle FPP)のジョブ・スケジューラ機能といったオラクルのFPPフレームワーク3の特徴と機能を利用しており、これによりユーザーは、あらゆるデータベース移行タスクのスケジュール、一時停止、再開を完全に制御することができます。またOracle ZDMでは、FPPの評価モードを使用して、移行が開始する前に移行プロセスを検証し、可能性のある障害条件を検出します。Oracle ZDMには移行中と移行後の監査機能が組み込まれているほか、移行プロセスを明確にフェーズ分けすることにより、ユーザーが任意のステップでユーザー・アクション・スクリプトを追加してワークフローをカスタマイズできるようにしています。
データベースのサポートとサポートされている構成 Oracle ZDMでは、バージョン11.2.0.4、12.1.0.2、12.2.0.1、18c、19c、21cのOracle Databaseがサポートされています。Oracle ZDMの物理的移行ワークフローでは、ソースとターゲットのデータベースが同じデータベース・リリースである必要があります。Oracle ZDM 21c以降、論理的移行ワークフローではクロスバージョン移行がサポートされているため、Oracle Cloudに移行する間に処理中のアップグレードを実行できます。
Oracle ZDMは、Linuxオペレーティング・システムでホストされるOracle Databaseをサポートしています。ソース・データベースは、シングル・インスタンス・データベースまたはOracle RACデータベースに移行するシングル・インスタンス・データベース、またはOracle RACデータベースに移行するOracle RAC One NodeまたはOracle RACデータベースです。Oracle ZDMは、ソース・データベースとして、EnterpriseおよびStandard EditionのOracle Databaseをサポートしています。
Oracle ZDMでは、非コンテナ・データベース(非CDB)または1つ以上のプラガブル・データベース(PDB)を含むCDBをソース・データベースとして選択できます。Release 21c以降、Oracle ZDMでは非CDBデータベースをその処理中にプラガブル・データベースに移行できるため、完全変換が可能となり、移行ワークローの多用途性が増します。
移行パス Oracle ZDMでは、さまざまなOracle Cloud Database ServicesとOracle Exadata Database Machine On-Premisesに移行される以下のようなオンプレミス・データベースをサポートしています。
• Oracle Database Cloud Service o ベア・メタル o 仮想マシン
• Oracle Exadata Cloud Service
• Oracle Exadata Cloud at Customer
• Oracle Autonomous Database
o Oracle Autonomous Transaction Processing(DedicatedおよびShared) o Autonomous Data Warehouse(DedicatedおよびShared)
3 https://www.oracle.com/jp/database/technologies/rac/fpp.html
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利点
• シンプルで効率的 o Oracle ZDMによって自動化されるワークフローにより、オンプレミスのOracleデータベースをシームレスにOracle
Cloudに移行できます。手動による構成と操作を不要にすることにより、Oracle ZDMでは、エラーなしで効率よく、Oracle Cloudまたは一般にオンプレミスのOracleエンジニアド・システムに確実に移行できるようにしています。
• 高可用性
o Oracle ZDMはOracle Maximum Availability Architecture互換で、Oracle Data GuardやOracle GoldenGateなどのOracle Databaseテクノロジーとの緊密な統合により、移行が停止時間ゼロで完了し、本番環境に影響を与えることのないようにしています。
• 柔軟性 o Oracle Databaseは、要件とビジネス・ニーズに応じて、さまざまなソース・データベースからOracle Cloud、Oracle
Exadata Database Machine On-Premisesに直接移行できます。
• 検証 o Oracle ZDMでは、移行の前後に広範なチェック機能が実行され、必要に応じて移行タスクを一時停止および再開でき
るようになっており、データベース移行中のすべての問題を未然に防ぐための評価モードが組み込まれています。
• 高い費用対効果 o Oracle ZDMエンジンは追加コストなしで入手できます。
Oracle Zero Downtime Migration 21Cの新機能
図1 - Oracle Zero Downtime Migration 21cの機能とサポートされるソースおよびターゲット
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論理的移行
Oracle ZDM 21cには、Oracle Data Pump、データベース・リンク、Oracle GoldenGateを利用する論理的移行ワークフローが導入されています。さまざまなアーキテクチャ上の組み合わせが用意されており、それぞれが異なるお客様のニーズや特定のユースケース向けにカスタマイズされています。
• 論理的オフライン移行 o Oracle Data Pumpとデータベース・リンクを使用 o Oracle Data Pumpとバックアップ先を使用
• 論理的オンライン移行 o Oracle GoldenGate、Oracle Data Pump、データベース・リンクを使用 o Oracle GoldenGate、Oracle Data Pump、バックアップ先を使用
非CDBからCDBへの移行
非CDBからCDBへの移行は、Oracle ZDMの物理的移行と論理的移行の両方のワークフローでサポートされるようになりました。
非コンテナ・ベースのデータベースは移行時にプラガブル・データベースに自動的に変換されるため、マルチテナント・データベースがデフォルトになっているOracle Cloud Infrastructureサービスにお客様が直接移行できるようになります。さらに、同じワークフローの進行中に移行と変換を実行することによって時間が節約されます。
ターゲットとしてのOracle Exadata On-Premises
Oracle ZDM 21c以降、お客様は、Oracle ZDMの物理的移行ワークフローを使用して、任意のLinuxプラットフォームで実行されている既存のデータベースをOracle Exadataに移行できます。
既存のデータベースは、オンライン(Oracle RMANまたはOracle Data Guardを使用)またはオフライン(Oracle RMANのみを使用)のいずれかの移行方法を使用して移行可能です。
Oracle Autonomous Databaseのサポート
お客様は、お客様のオンプレミス・データベースをOracle Autonomous Database(Oracle ATPまたはOracle ADW)にOracle ZDM 21c内のターゲットとして容易に移動できるようになりました。
Oracle ZDMは、それ自体の論理的移行ワークフローによって、Oracle Autonomous Database(DedicatedおよびShared)への移行をサポートします。
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移行前アドバイザ
Oracle ZDM 21cには、ソースとターゲットのデータベース間の機能の互換性に関してソース・データベースを分析する、移行前アドバイザが導入されています。このアドバイザは、論理的移行ワークフローの一部を担うOracle Data Pumpの操作に関して必要な変更を提案します。
論理的移行ワークフローでは移行前アドバイザがデフォルトで実行されますが、お客様が望む場合はスキップ可能です。
軽量化されたOracle ZDMホーム
Oracle ZDMソフトウェアのホームは、軽量化されてよりコンパクトになりました。ユーザーは、バイナリをダウンロードする時点ですでに違いに気付くことになります。そのサイズは、前バージョンの1/5です。Oracle ZDMのインストールとデプロイメントも最適化およびスリム化されており、最初の移行のインスタンス化さえ高速で行われます。
データベース・リンク上での移行 論理的移行のデータベース・リンクのサポートがOracle Zero Downtime Migrationの一部となりました。この方法では、バックアップ先の要件が解消され、オンラインとオフライン両方の移行ワークフローが提供されます。
Oracle ZDMでは、データベース・リンクを利用して、対象のターゲット・システム(Oracle CloudまたはOracle Exadata)上のソース・データベースとターゲット・データベースの間で直接接続を確立します。Oracle Autonomous Transaction ProcessingのDedicatedでは、この方法での移行をサポートしていません。
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移行ワークフロー
物理的移行 • オフライン移行
o Oracle ZDMの物理的オフライン移行では、Oracle Recovery Managerを利用し、バックアップとリストアの方法を使用してデータベースを移行します。お客様がこの方法を使用できるのは、Oracle Database Cloud Services Virtual Machines、Oracle Exadata Cloud Service、Oracle Exadata Cloud at Customer、Oracle Exadata Database Machine On-Premisesに移行する場合です。
図2 - ステップ・バイ・ステップの物理的オフライン移行
• オンライン移行
o Oracle ZDMの物理的オンライン移行では、Oracle Recovery ManagerとOracle Data Guardを利用します。お客様がこの方法を使用する必要があるのは、高可用性移行の場合と、考えられる影響を最小限に抑えることが優先される場合です。お客様はこの方法を使用して、Oracle Database Cloud Services Virtual Machines、Oracle Exadata Cloud Service、Oracle Exadata Cloud at Customer、Oracle Exadata Database Machine On-Premisesに移行できます。
図3 - ステップ・バイ・ステップの物理的オンライン移行
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論理的移行 Oracle ZDM 21cには、その移行方法の一部として論理的移行が導入されています。論理的移行ワークフローでは、Oracle Data Pump、データベース・リンク、Oracle GoldenGateを利用し、お客様は4つのワークフロー候補によってシナリオとニーズに合わせて調整できます。
論理的オフライン移行 • Oracle Data Pumpとバックアップ先によるオフライン移行
o Oracle Data Pumpとバックアップ先によるOracle ZDMの論理的オフライン移行によりお客様は、シンプルかつ効率的な方法を使用してデータベースをOracle Cloudに移行できます。バックアップ先は、Oracle CIの移行の場合にはObject Storageに、Oracle Exadata Cloud at CustomerとOracle Exadata On-Premisesの場合にはNFSまたはOracle Recovery Allianceにすることができます。
図4 - Oracle Data Pumpとバックアップ先によるステップ・バイ・ステップの論理的オフライン移行
• Oracle Data Pumpとデータベース・リンクによるオフライン移行
o Oracle ZDMのオフライン論理的移行では、データベース・リンクを利用してOracle Cloudのソース・データベースとターゲット・データベースの間で直接接続を確立することもできるため、バックアップ先の必要がなくなります。
図5 - Oracle Data Pumpとデータベース・リンクによるステップ・バイ・ステップの論理的オフライン移行
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論理的オンライン移行 • Oracle Data Pump、Oracle GoldenGate、データベース・リンクによるオンライン移行
o Oracle ZDMでは、高可用性移行を実現しつつソースとターゲット両方のデータベースを同期することができるOracle GoldenGateハブを利用します。データベース・リンクがソースとターゲットのデータベース間の直接接続で使用されるのに対し、ターゲット・データベースのインスタンス化はOracle Data Pumpを介して実行されます。
図6 - Oracle Data Pump、Oracle GoldenGate、データベース・リンクによるステップ・バイ・ステップの論理的オンライン移行
• Oracle Data Pump、Oracle GoldenGate、データベース・リンクによるオンライン移行 o お客様は、ソースとターゲットのデータベース間で直接データベース・リンクを使用する代わりに、指定されたバックアッ
プ先を利用することもできます。OCIベースのデータベースへの移行ではOracle Object Storeが使用されるのに対して、Oracle Exadata Cloud at Customerへの移行では、バックアップ先として外部のNFSファイラーとOracle Recovery Applianceのどちらかを選択できます。
図7 - Oracle Data Pump、Oracle GoldenGate、バックアップ先によるステップ・バイ・ステップの論理的オンライン移行
11 技術概要 | Oracle Zero Downtime Migration| バージョン1.0 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates | 公開
まとめ
Oracle Zero Downtime Migrationは、データベースのクラウド移行を実現するためのオラクルが誇る自動化ソリューションです。Oracle ZDMによりお客様は、オンプレミスのOracle DatabaseをOracle CloudやOracle Exadata Database Machineに直接的かつシームレスに移行することができ、Oracle Databaseの広範なバージョンをソースとして、またOracle Database Cloud Servicesをターゲットとしてサポートできます。
Oracle ZDMはStandard EditionとEnterprise EditionのOracle Databaseをサポートしており、Oracle Data Pumpおよびデータベース・リンクベースの移行でのオフライン・バックアップとリストアから、物理的および論理的移行ワークフローにおけるOracle Data GuardとOracle GoldenGateの使用に至るまで、さまざまな移行方法を選択できます。
Oracle Cloudへの移行は、オフライン移行の場合にはわずか6つのシンプルな手順で、オンライン・ベースの移行では8つの手順で達成可能です。いずれのシナリオにおいても、Oracle ZDMではMaximum Availability Architecture準拠の移行を実現でき、Oracle Cloudへの移行作業における高可用性、データ保護機能、ディザスタ・リカバリ機能を確保しています。
Oracle ZDMではフリート・レベルの移行を使用することができ、すべてのシングル・インスタンスのOracle RACおよびOracle RAC One Nodeデータベースの移行シナリオに対応しており、データベースをOracle CloudおよびOracle Exadataに移動する場合のクラス最高のソリューションとなっています。Oracle ZDMには以下の機能があります。
• 広範な移行ターゲット • 複数の移行ワークフロー • 完全に自動化された移行 • 優れたコスト効率の移行サポート
図8 - Oracle Zero Downtime Migration - データベース移行のためのクラス最高のソリューション
詳細、ステップ・バイ・ステップ・ガイド、製品ドキュメントについては、Oracle Zero Downtime MigrationのWebサイト(https://www.oracle.com/jp/database/technologies/rac/zdm.html)を参照してください。
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Oracle Zero Downtime Migrationの技術概要 2021年3月 著者:Ricardo Gonzalez 共著者:Oracle RACPackチーム、Oracle MAAチーム、Oracle Databaseのアップグレード、パッチ適用、移行、ユーティリティ・チーム、Oracle ZDM開発チーム