Oracle WebLogic Server アーキテクチャ

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<Insert Picture Here> Oracle WebLogic アーキテクチャ 日本オラクル株式会社 Fusion Middleware事業統括本部 ソリューション本部 Application Gridソリューション部

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■主な内容: ドメイン/コンフィグレーションリポジトリ/管理サーバ/ノードマネージャ/JRF クラスタ/インメモリレプリケーション/フェイルオーバ/JDBC/RAC連携など。

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Oracle WebLogic アーキテクチャ

日本オラクル株式会社Fusion Middleware事業統括本部 ソリューション本部Application Gridソリューション部

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以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

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Oracle WebLogic Serverアーキテクチャ

• Oracle WebLogic Server 11gの基本的なアーキテクチャは、以前までのバージョンと同様です

3

管理対象サーバ#2

管理対象サーバ#3

管理サーバ

WebLogicドメイン

WebLogicクラスタ

管理対象サーバ#1

ノードマネージャ

ノードマネージャ

マシンA

マシンB

管理サーバ

管理ツール•Admin Console

•FMW Control

•WLST

ドメインログ

コンフィグレーションリポジトリ

JMX

JMX

JMX

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WebLogic Server ドメイン

• ドメインとは• WebLogic Serverの論理的な管理スコープ

• マシン、サーバ、及びクラスタ要素から構成

• 1つのコンフィグレーション情報をもつ

• 1つの管理サーバによって一元管理される

• ドメインの特徴• 複数サーバ、複数クラスタ構成が可能

• 複数のハードウェアをまたがっての構成が可能

• コンフィグレーションウィザードで作成• <WL_HOME>¥common¥bin¥config.cmd

• コンソールモードで実行可能(-mode=console)

• ドメインコンフィグレーションファイル• <ドメインディレクトリ>¥config¥config.xml

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ドメインディレクトリの構造

ディレクトリ 説明

domain このディレクトリ名がドメイン名をあらわす

autodeploy ドメインを開発モードで起動すると、このディレクトリに配置したアプリケーションやモジュールが自動的にデプロイされる

bin ドメイン内の管理サーバと管理対象サーバを起動および停止するスクリプトが含まれる

config ドメインの現在のコンフィグレーションとデプロイメント状態。ドメインコンフィグレーションファイル config.xml が配置される

init-info ドメインの初期化情報

lib 各サーバ起動時にシステムクラスパスに追加されるJARファイル

pending 要求されているがまだアクティブ化されていないコンフィグレーションの変更をあらわすドメインコンフィグレーション

security ドメイン全体のセキュリティに関連するファイル

server ドメイン内の各サーバ用のサブディレクトリ

servername ディレクトリ名と同じ名前のWebLogic Serverインスタンス用のサーバディレクトリ

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コンフィグレーションディレクトリの構造

ディレクトリ 説明

config 現在のドメイン コンフィグレーションとデプロイメント状態

configCache キャッシュされたコンフィグレーション情報

deployments ステージング対象アプリケーション用のステージング領域

diagnostics WebLogic診断サービスのインスツルメンテーション用のシステムモジュール

jdbc JDBC用のシステムモジュール

jms JMS用のシステムモジュール

lib サーバのシステムクラスパスに追加されたJARファイル

nodemanager ノード マネージャのコンフィグレーション情報

security セキュリティ フレームワーク用のシステムモジュール

startup 起動プランに含まれるシステムモジュール。起動プランは、サーバ起動処理の一部として使用可能なシェルスクリプトを生成する場合に使用される

config.xml ドメインコンフィグレーションの中心的なファイル。

ドメイン名と、ドメイン内の各サーバ、クラスタ、リソース、およびサービスのコンフィグレーションパラメータ設定が含まれる

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ドメインとコンフィグレーションリポジトリ

ドメイン

コンフィグレーションリポジトリ

cocnfig.xml

JARWAREARJARWAREAR

アプリケーション

• WLSの管理の単位

• ドメインで1つのコンフィグレーションリポジトリ(config.xml)を持つ

• ドメインは必ず1つの管理サーバと1つ以上の管理対象サーバを持• WLSのインスタンスが1つしかない場合は両方兼ねる

• コンフィグレーションリポジトリとは、ドメインに所属するWLSインスタンスのそれぞれの構成情報(アプリケーションの配布やJDBC、JMSの設定など)を一元的に管理する場所のこと

• ドメインに所属するWLSインスタンスはメジャーバージョンとマイナーバージョンが一致している必要がある• パッチレベルが異なっても動作する

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管理サーバ

ドメイン

コンフィグレーションリポジトリ

config.xml

管理サーバ

JARWAREARJARWAREAR

アプリケーション

• コンフィグレーションリポジトリにアクセスする単一のポイントで、1ドメインに必ず1つ存在する(管理者がアクセスする場所)

• 単一のJavaプロセス

• アプリケーションは基本的に管理サーバに一旦配布し、管理サーバから管理対象サーバに展開を行う

• 管理コンソール等を利用して様々な設定を行う

• 管理対象サーバをJMX(Java Management eXtension)を使って管理を行う

• 重要な情報をドメインログとして取得

管理コンソール

WLSTなど

or

管理者

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管理対象サーバ

ドメイン

コンフィグレーションリポジトリ

config.xml

管理サーバ

管理対象サーバ

管理対象サーバ

管理対象サーバ

ユーザ

管理コンソール

WLSTなど

or

管理者

JMX

JARWAREARJARWAREAR

アプリケーション

JARWAREAR

JARWAREAR

JARWAREAR

JARWAREAR

JARWAREAR

JARWAREAR

• アプリケーションが動作する場所• アプリケーションは均一に配布する必要は無く、必要なサーバにのみ配布することが出来る

• ドメイン内に1つ以上存在する単一のJavaプロセス

• 起動時に管理サーバを指定する• 指定しない場合は管理サーバとして起動

• 独立モードでの起動が可能

• 管理サーバによってJMX経由で管理される• 管理対象サーバの設定は同じでなくてよい

• それぞれがログを出力し、重要な情報を管理サーバに通知

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起動時の動作

ドメイン

管理サーバ

管理対象サーバ3

起動

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

Config.xml

管理対象サーバ1

管理対象サーバ2

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

起動

起動

起動

コンフィグレーションリポジトリ

JMX

JMX

JMX

JAR WAR EAR

JAR WAREAR

アプリケーション

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運用時の動作

ドメイン

管理サーバ

管理対象サーバ3

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

管理対象サーバ1

管理対象サーバ2

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

コンフィグレーションリポジトリ

JMX

JMX

JMX

変更

SET GET

参照

SET

SET

GET

GET

ドメイン ログ

Log Critical

Notification

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ノードマネージャ

• マシン単位でWebLogicインスタンスを管理するエージェント

• 管理サーバと連動し、サーバライフサイクル管理、WLSインスタンスの状態監視を行う

管理対象サーバ3

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

管理対象サーバ1

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

管理対象サーバ2

JAR WAR EAR

JAR WAR EAR

ドメイン

Node

Manager

Node

Manager

管理サーバ

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Lightweight Server

• ダウンロード / インストール

• ネットインストーラ、インストールオプションによるインストール時間の短縮、ディスク容量の節約

• 必要なソフトウェアコンポーネントのみをインストール可能

• インストール後のコンポーネント追加が可能

• ランタイム起動時間

• オプションのサービス起動による起動時間の短縮、メモリフットプリントの削減

• 運用管理• 管理コンソールのパフォーマンス向上

• 開発• Fast-swap機能によるテスト時間の短縮

13

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インストールオプション

• 選択可能なコンポーネント• WebLogic Server

• Core Application Server

• Administration Console

• Configuration Wizard and Upgrade Framework

• Web 2.0 HTTP Pub-Sub Server

• WebLogic SCA

• WebLogic JDBC Drivers

• Third Party JDBC Drivers

• WebLogic Server Clients

• WebLogic Web Server Plugins

• UDDI and Xquery Support

• Server Examples

• Evaluation Database

• Oracle Coherence• Coherence Product Files

• Coherence Examples

• Oracle Enterprise Pack For Eclipse• Common Files

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Oracle WebTier製品との連携

•Oracle HTTP Server 11g

•Apache 2.2.10ベースのフロントHTTPサーバ

•WebLogicサーバプラグインを提供

•Oracle Web Cache 11g

•リクエスト・フィルタリング

•動的コンテンツキャッシュ・キャッシュ無効化

15

管理対象サーバ

管理対象サーバ

管理サーバ

OPMN

Oracle

HTTP

Server 11g

mod_wl_ohsOracle

Web Cache

11g

Oracle WebLogic Server 11g

WebLogicクラスタ

•Apache標準モジュール+

•mod_plsql

•mod_ossl

•mod_osso

•mod_dms

etc

ラウンドロビンによるロードバランス

OPMNによるプロセス管理/監視

OPMN: Oracle Process Management and Notification Server

クラスタは必須ではない

WebLogicドメインに含めることで、管理コンソール(FMW Control)からの管理が可能

HTTP(s) HTTP(s)HTTP(s)

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OHSとWebCacheのインストール/構成方法• Oracle HTTP Server 11g 、Oracle WebCache 11gは、「Oracle Web Tier

Utilities」というバイナリで提供される

• ORACLEホームを指定し、インストールを実行(同時にOPMNもインストールされる)

• OHS, WebCacheを、WebLogicドメインと関連付けることで、Fusion Middleware

ControlによるGUIでの構成管理が行える

• WebLogicドメインにJRF、Enterprise Managerが構成されている必要がある

• 「Application Developer」というバイナリにて上記2コンポーネントが提供される

• opmnctlコマンドライン・ユーティリティによるCUIベースの管理も可能

• FMW Controlからルーティングなどの構成が可能

WebLogic ドメイン

管理サーバ管理対象サーバ Admin Console

FMW Control

Oracleインスタンス

Oracle HTTP

Server

Oracle WebCache

OPMNノードマネージャ

関連付け

管理可能

Middleware Home($MW_HOME)

User ProjectsWebLogic Server

Home

Oracle Home

(WebTier)

Domains

Domain Home

Oracle Home

(AppDEV)

管理・監視

Oracleインスタンス

Oracle HTTP

Server

WebCache

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OHSとWebCacheのインストール/構成手順

① WebLogic Serverのインストール

② Application Developer(EM, JRF) のインストール

③ WebLogicドメインの作成

④ Web Tierのインストールと構成

⑤ Oracle HTTP Serverの構成

Oracle WebLogic Server 11g

メディア名:Oracle WebLogic Server 11g

Java Required Files(JRF)

MDSADF TopLink …

Enterprise ManagerFMW Control

メディア名:Oracle Application Developer 11g

HTTP(s)

WebLogicドメイン

管理対象サーバ

管理対象サーバ

管理サーバ

WebLogicクラスタ

JRF

FMW Control

※Oracle Web Tierを別ノードに配置することも可能

Oracle

HTTP

Server 11g

mod_wl_ohs

メディア名:Oracle Web Tier 11g

Oracle

Web Cache

11g

OPMN

管理操作

関連付け

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参考:Java Required Files(JRF)

• Oracle SOA Suite/WebCenter SuiteなどをWebLogic Server以外のJava EEコンテナで稼動させるために必要なライブラリ群• Hot Pluggableのための抽象化レイヤー

• Oracle WebLogic Serverには含まれず、SOA Suite、WebCenter Suite、もしくは「Oracle Application Developer」というメディア内に含まれる。

• JRFに含まれるコンポーネント

• Oracle ADF

• Oracle TopLink

• MDS - Metadata Services

• JMX Framework

• XDK - XML Development Kit

• DMS - Dynamic Monitoring Service

• Oracle Web Services

• OWSM - Oracle Web Services Manager

18

Java Required Files(JRF)

XDK DMS MDSADF TopLink… OWSM

WebLogic Server

SOA SuiteWebCenter

Suite

FMW

Controlなど

他社APサーバ(※将来のバージョンで対応予定)

FMW 11g R1 PS2

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WebLogic Serverのクラスタ

• WebLogic Serverのクラスタとは

• WebLogic Serverインスタンス(基本的に管理対象サーバ)が複数動作し

、これらが互いに連携して負荷分散機能と組合せることによる拡張性の向上と、フェイルオーバ機能(セッション・フェイルオーバ)機能による信頼性の向上を提供

• 負荷分散機能としてWebサーバ(プロキシ)を利用する場合のクラスタ・プラグイン

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WebLogic クラスタの特徴

• クラスタ内の通信• IPマルチキャスト通信

• クラスタのハートビート

• クラスタに参加している各サーバ(管理対象サーバ)が相互に使用可能であることを通知するために、定期的に「ハートビート」メッセージをブロードキャストする。

• クラスタワイドのJNDI更新

• クラスタに参加している各サーバが持つJNDIツリー(WebLogicServerが提供するネーミングサービス)を、ローカルだけでなく、クラスタ内のほかのサーバのJNDIツリーも利用できるように、更新のための通信が定期的に行われる。

• IPソケット(ユニキャスト)通信

• セッションステートのレプリケーション(インメモリレプリケーション利用時)

• HTTP セッションステートとステートフルセッション EJB のステートの、プライマリ サーバとセカンダリ サーバ間でのレプリケーション

20

•同一のネットワークセグメントの中でクラスタを構成するようにしてください。セグメントをまたいでしまうとネットワークトラフィックが増えて、性能劣化につながる可能性があります。もし、セグメントをまたぐ構成にする場合は、クラスタの設定に注意してください。

•ファイヤウォールをトンネリングするクラスタ構成は避けてください。トンネリングすることは可能ですが、セキュリティ、性能面に悪影響が生じます。

•WebLogic Serverのクラスタ専用のマルチキャストアドレス/ポートを使うようにしてください。ほかのWebLogic Serverのクラスタやその他のアプリケーションで使用するマルチキャストアドレスが重なると、IPマルチキャストによって行われる処理が正常に行われない可能性があります。

ポイント

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クラスタ化可能なオブジェクト

• 「クラスタ化可能なオブジェクト」とは、クラスタ内の複数のサーバで利用できるアプリケーションコンポーネントである• ServletとJSP

• EJBとRMIオブジェクト

• JDBC接続

• JMS接続ファクトリ

• クラスタ化されたオブジェクトでは、負荷分散とフェイルオーバが有効になる

21

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アプリケーションの「層」

• アプリケーションは、個々の機能をあらわす(論理的な)層に分けることができる• Web 層

• プレゼンテーション層

• ビジネス層

• WebLogic Serverは、すべての層に対してクラスタリングをサポートしている

22

Web層 プレゼンテーション層 ビジネス層

WWWサーバ

Plug-in

Webコンテナ

Servlet JSP

EJBコンテナ

EJB

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基本クラスタ アーキテクチャ

• 全ての層が同じWebLogic Server クラスタにデプロイされる

23

ドメイン

ファイアウォール

クラスタ

ロードバランサ

サーバ 1

Webコンテナ

EJBコンテナ

サーバ 2

Web コンテナ

EJBコンテナ

DB

DB

•メリット

• 管理の容易さ

• 柔軟性の高いロードバランシング

• 堅牢なセキュリティ

• 最適なパフォーマンス

•デメリット

•ロードバランシングはクライアントとクラスタとの間でのみ行われる

• EJBメソッド呼び出しをロードバランスすることができない

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多層クラスタ アーキテクチャ

• Web 層、プレゼンテーション層とビジネス層が複数の異なるWebLogic Server クラスタにデプロイされる

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ドメイン

ファイアウォール クラスタ A

ロードバランサ

DB

DB

サーバ 1

Webコンテナ

サーバ 2

Webコンテナ

クラスタ B

サーバ 3

EJBコンテナ

サーバ 4

EJBコンテナ

•メリット

• EJBメソッドのロードバランシング

• 可用性の向上

• より柔軟なセキュリティ

•デメリット

•ビジネス層への呼び出しは常にネットワークが使用される

•ライセンス費用が増加する

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Webアプリケーションのクラスタ化

• WebLogic Serverでは、HTTPセッションを永続化することでWebアプリケーションのクラスタリングを実現する

• HTTPセッションの永続化方式• インメモリレプリケーション

• Cookieレプリケーション

• JDBCレプリケーション

• ファイルレプリケーション

25

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インメモリレプリケーション

• インメモリレプリケーションはクラスタ内の2つ

のサーバ間で次のオブジェクトを永続化する• HttpSessionオブジェクト

• ステートフルセッションBean

• バックアップの作成先の決定• バックアップサーバは、マシンやレプリケーション・

グループの設定によって決まる

• バックアップオブジェクトは、プライマリオブジェクト

が作成されると直ちに作成される

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クラスタ

サーバ1

サーバ3

プライマリ

バックアップ

サーバ2

バックアップ

プライマリ

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インメモリレプリケーション

• プライマリオブジェクトがフェイルするとバックアップオブジェクトがプライマリオブジェクトに昇格する

27

クラスタ

サーバ1

サーバ3

プライマリ

サーバ2

バックアップ

クラスタ

サーバ1

サーバ3

バックアップ

サーバ2

プライマリ

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ロードバランサを使ったフェイルオーバ

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ドメイン

クラスタA

マシン1

ロード

バランサ

Web

クライアント

サーバA

サーブレット

プライマリ状態

マシン2

サーバB

サーブレット

プライマリ状態

サーバC

サーブレット

バックアップ状態クッキー

プライマリ:サーバA

セカンダリ:サーバB

クッキー

プライマリ:サーバA

セカンダリ:サーバB

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レプリケーショングループ

• 「レプリケーショングループ」とは、クラスタ内で関係付けられた複数のサーバで構成される論理的なグループのことである

• レプリケーショングループを使うことにより、バックアップオブジェクトの配置場所を制御できる

• バックアップ作成先に対する条件1. バックアップオブジェクトを「セカンダリプリファレンスグループ」中のサーバに対して作成する(設定されている場合)

2. バックアップオブジェクトを別の「マシン」上のサーバに作成する

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サーバの順位付け

• バックアップオブジェクトは、クラスタ内のサーバの順位付けをもとに作成される

30

サーバがセカンダリ プリファレンスグループのメンバーであるか?

サーバが別のマシン上に存在するか?

サーバの順位

はい はい 1

はい いいえ 2

いいえ はい 3

いいえ いいえ 4

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WebLogic JDBC概要

データソースアーキテクチャ概要

3131

WebLogic Server

データソース

コネクションプール

Connection

Connection

Connection

データソース2

コネクションプール

Connection

Connection

Connection

データソース1

コネクションプール

Connection

Connection

Connection

マルチデータソース

データソース1

データソース2

JNDI Tree

Lookup

DataSource

RAC

外部

Java Client

Lookup

DataSource

クラスタ化されたスタブ

非RAC

Servlet

EJB

アプリケーション

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WebLogic JDBC概要

マルチデータソースのフェイルオーバー アプリケーションからの接続要求

順序付けされたデータソースリストからデータソースを選択

接続テスト(例:dual表へのselect発行)

失敗した場合は②のデータソースリストの次のデータソースを選択

失敗したデータソースを無効化し、定期的に接続テスト(フェイルバック用)

SQL実行(接続取得後のRACインスタンス障害はフェイルオーバーしない。)

3232

データソース1

コネクションプール

RAC1接続

RAC1接続

RAC1接続マルチデータソース

データソース1

データソース2

RAC2

RAC1

データソース2

コネクションプール

RAC2接続

RAC2接続

RAC2接続

①接続要求

障害

③接続テスト

失敗②リストからデータソース選択

(データソース1を選択)

④データソース2で再トライ

×

WebLogic Server

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WebLogic JDBC概要

マルチデータソースのメリット RACインスタンス追加時に追加インスタンス用データソースを作成し、マルチデータソースに動的に組み込むことで効率よくDBへのリクエストが負荷分散される

シングルデータソース・シングルコネクションプールの構成ではコネクションプールの最大数を使い切っている時にRACインスタンスを追加しても追加

インスタンスへの接続は作成されない。バランス良く負荷分散するためには一旦コネクションプールをクリーンアップする等の運用手順が必要。

3333

シングルデータソース

コネクションプール

RAC1接続

RAC1接続

RAC1接続

RAC1

RAC2接続

RAC2接続

RAC2接続

設定:Max=6

飽和状態

シングルデータソース

コネクションプール

RAC1接続

RAC1接続

RAC3接続

RAC2接続

RAC2接続

RAC3接続

•コネクションプールのクリーンアップ

•サービス停止

•アプリケーションサーバー再起動

RAC2

RAC3

追加インスタンス

RAC1

RAC2

RAC3

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参考:RACサービス連携構成

RAC Service-Instance connectionsを利用した構成

3434

FIN用マルチデータソース

データソース(FIN-RAC1)

RAC2

RAC1

RAC3

FIN

HR

WebLogic Serverデータソース(FIN-RAC1)

コネクションプール

RAC1接続

データソース(FIN-RAC2)

データソース(FIN-RAC3)

HR用マルチデータソース

データソース(HR-RAC1)

データソース(HR-RAC2)

データソース(HR-RAC3)

データソース(FIN-RAC2)

コネクションプール

RAC2接続

データソース(FIN-RAC3)

コネクションプール

データソース(HR-RAC1)

コネクションプール

データソース(HR-RAC2)

コネクションプール

データソース(HR-RAC3)

コネクションプール

RAC3接続

RAC1とRAC2でFINサービスを設定

HRサービスはRAC3のみ

ACTIVE

ACTIVE

ACTIVE

有効な物理接続が無い

RACサービス数=マルチデータソース数

マルチデータソースに含まれるデータソースの数=RACインスタンス数

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オラクルのミドルウェア関連情報

35

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※サービスご提供には事前予約が必要です

• サービスご提供までの流れ

1. お問合せフォームより「製品評価サービス希望」と必要事項を明記し送信下さい

2. 弊社より接続方法手順書およびハンズオン手順書を送付致します

3. 当日は、弊社サーバー環境でインターネット越しに製品を体感頂けます

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