Oracle SOA Suite - 日本オラクル | Integrated Cloud ... 存のシステ ムを 有効活用...

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ORACLE FUSION MIDDLEWARE 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-1 代理店名 TEL URL 0120-155-096 http://www.oracle.co.jp/contact/ お問合わせ窓口 本カタログの情報は、2006年11月現在のものです。実際の製品とは内容が異なる場合があります。 *Oracle、PeopleSoft、JD Edwards及び Siebelは米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の登録商標です。他社名又は製品名は、それぞれ各社の商標である場合があります。 Copyright © 2006, Oracle. All rights reserved. OSE00601-SE Oracle SOA Suite

Transcript of Oracle SOA Suite - 日本オラクル | Integrated Cloud ... 存のシステ ムを 有効活用...

ORACLE FUSION MIDDLEWARE

〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-1

代理店名

TEL

URL

0120-155-096http://www.oracle.co.jp/contact/

お問合わせ窓口

本カタログの情報は、2006年11月現在のものです。実際の製品とは内容が異なる場合があります。 *Oracle、PeopleSoft、JD Edwards及びSiebelは米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の登録商標です。他社名又は製品名は、それぞれ各社の商標である場合があります。 Copyright © 2006, Oracle. All rights reserved.

OSE00601-SE

Oracle SOA Suite

SOA

SOA

SOA

従来のシステムの課題

複雑なコード 異機種システムが混在し、それぞれのコードが複雑に絡み合っている。

ハードコード 特定の動作環境での処理やデータをソースコードの中に書き込んでしまっているため、システム変革に素早く対応できない。

エラー処理が困難 複数ベンダーの製品を併用していると、トラブルが起きた際に原因を特定するのが困難。

ベンダー依存 独自のテクノロジーを利用する特定ベンダー製品では、他社製品との連携が上手くいかない。

柔軟性に欠ける 従来のシステムは機能指向で開発されてきたため、サービスと情報が分断されていることが多く、ビジネスニーズに柔軟に対応できない。

さまざまな機種、アプリケーションが混在する既存システム

複雑に絡み合った既存システムは、 作り直すしかないのでしょうか・・・

市場やニーズの変化、競争の激化、事業の再編・・・。

企業のシステムはこれまで以上に、スピードと柔軟性が求められています。 しかし現実には、企業内に異機種システムが混在し、同じような処理、同じようなデータを、

まったく個別に管理している複雑な環境になっていることが多いようです。 また、旧来のミドルウェアはベンダーごとに独自のテクノロジーを採用しているため、

他社製品と連携するにはシステム全てを調整する必要があります。 これでは、ビジネスの変化に素早く対応することはできません。いったい、どうしたらよいのでしょうか?

SOAで実現すること

実務にあったビジネスプロセス

分断されたシステムに制約されることなく、実際の業務フローに則したビジネスプロセスを構築できます。 既存のシステムを有効活用

既存のレガシー・システムやアプリケーションを、サービスとして有効活用します。

変化への俊敏な対応

さまざまな要因から生じるビジネスの変化に俊敏に対応します。

ビジネスの可視化

ビジネスイベントを可視化し、ビジネスプロセスを最適化します。 開発・保守コストの削減

既存サービスを再利用することで、開発にかかるコストと時間を削減します。 一貫したセキュリティの適用

統一されたセキュリティ・ポリシーをすべてのサービスに適用できます。

SOA

②プロセス、オーケストレーションを上位階層に配置

①アプリケーションの機能を  サービスとして再定義

③データを統合して  情報基盤を構築

SOA(Service Oriented Architecture)なら、 既存システムの有効活用が可能です。

SOA(Service Oriented Architecture)は、ITを機能単位ではなく、

汎用的な「サービス」という単位で構築する考え方です。 例えば「在庫を確認する」「商品を注文する」といった一連の処理をサービスとして定義し、

共通のルールに基づいて組み合わせていくことでシステムを構築。 このサービス化を業界標準の方法で行なうことにより、汎用性・柔軟性の高いシステムが実現します。 従来は別々だった処理も、同じサービスを利用することで、ITリソースを効率化することが可能になります。

これにより統合と再利用が容易なモジュール型のシステムとなり、 既存のシステムを無駄にすることなく、その複雑さを解消するのです。

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既存のシステムを 有効活用

SOAを導入することによって、 分断化されている既存システムや

アプリケーションをシームレスに、容易に統合。 再コーディングの必要もなく、

サービスとして機能させることが可能です。

一貫したセキュリティの 適用

SOAにおいてもセキュリティは重要な課題です。 サービスに対する適切なアクセス制御、 なりすましの防止、暗号化などの セキュリティ・ポリシーを

一貫してすべてのサービスに適用し、 セキュリティ・ホールを防止します。

開発・保守コストの削減 既存サービスを再利用して

ビジネスプロセスを構成することで、 開発にかかるコストと時間を削減。 サービスの一元化・共有化によって、 メンテナンスコストも抑制します。

サービスの開発、ビジネスプロセス設計などを フルにカバーする1つの統合された

開発環境を提供します。

ビジネスの可視化 内部統制、日本版SOX法など ビジネスにおける可視化の 要件は増しています。

SOAは、システムをまたがって連続的に 実行されるビジネスプロセスから、 適切な情報を的確に統計し リアルタイムに監視することで、

実業務における問題点を把握できます。

変化への俊敏な対応 SOAは、ビジネスプロセスと

システムとのギャップを軽減します。 すでに実装されているビジネスプロセスや

ルールに変更があった場合、 素早くその変更をシステムに 実装することが可能です。

実務にあった ビジネスプロセス SOAでは、ビジネスプロセスが

機能(サービス)から独立して定義可能。 実際の業務フローに則した ビジネスプロセスを、 システムをまたがって 設計・実行できます。

Oracle SOA Suiteだから、 できることがあります。 SOAに対応したシステムは、システムをまたがった処理機能や、 統合したシステム全体の管理機能といった広範囲での視点が欠かせません。

Oracle SOA Suiteは、グリッド技術による柔軟で拡張性の高い

情報インフラを基盤とし、この上にSOA製品を搭載することで、

高いスケーラビリティや可用性、セキュリティなど、

SOA実現に求められるすべての機能を提供します。

ビジネスプロセスのモデリング

業務プロセスを定義・可視化して共有する。

サービスの設計・開発 入出力データやメッセージの送受信方法など、各サービスの詳細を設計し開

発する。

サービスの配布・実装

作成したロジックをビジネスロジックとして関連付け、サーバーへ実装する。

メッセージ変換・マスタ統合

多様なシステム間のメッセージを変換。データを統合し、情報を共有する。

ビジネスプロセスへのマッピング BPEL等の標準技術に従い、各サービスをビジネスプロセスへマッピングし、

実行する。

実行状況の確認

ビジネスプロセスの稼働状況の監視、サービスレベルの管理などを行なう。

既存のシステムを 有効活用

一貫したセキュリティの 適用

開発・保守コストの削減

ビジネスの可視化

変化への俊敏な対応

実務にあった ビジネスプロセス

■SOAのライフサイクル

BREBRE

WSMWSM

ADFADF

ESBESBBPELBPEL

BPELBPEL

サービスの開発と ライフサイクル管理

SOAによる開発を円滑にし、 その品質を一定にするためには、 サービスの情報管理が重要です。 サービスの再利用性を高めるために

分類と検索を効率化させ、 一定のサービス品質を保証する

システム化されたライフサイクル管理を提供します。

サービスの開発と ライフサイクル管理

BPELBPEL

BAMBAM

BPELBPEL JDeveloperJDeveloper

Registry Registry JDeveloperJDeveloper

Oracle

SOASuiteOracle SOA Suiteのメリット

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BPEL Editorを用いることで、直感的にプロセスの構築を行なうことが可能

です。各種アダプタや、Human Taskの設定も、コードを書くことなくウイザード

形式で簡単に設定できます。

構築したプロセスも、BPEL Editorでグラフィカルに確認できるため、あとから

変更を加えることも容易です。

Webサービスのインタフェースをもたない既存システムをプロセスに組み込

むため、Oracle BPEL Process Managerは、多様なシステムと連携するた

めのアダプタを提供しています。JMSやFTP、電子メール、JDBCといった標

準的なプロトコルに対応しているのをはじめSAPやSiebelといったビジネス・

アプリケーションやメインフレームなど、数百種類のシステムに接続するため

のアダプタが利用可能です。

ビジネス・プロセスの中には、承認などの人の判断や作業が介在するものが

多くあります。Oracle BPEL Process Managerでは、こういった人手の処

理を簡単にプロセスの中に組み込むことが可能です。ユーザーが利用するた

めの画面も提供しており、短期間で、システムの処理と人手の処理が組み合

わさったビジネス・プロセスを構築することが可能です。

プロセスの管理・監視用にWebブラウザからアクセス可能なBPEL Control

を提供しています。BPEL Controlを利用することで、プロセスの進捗状況を

GUIでの表示や、プロセスのボトルネックを特定するためのレポートの表示な

ど、プロセスの総合的な管理、監視が可能です。

Oracle BPEL Process Managerは、サーバー上でプロセスのバージョニング

が可能です。すでに実行中のものに関しては、既存のバージョンで引き続き実行

し、新規に実行されるものから、変更後の新規のバージョンを適用することが

可能です。

ビジネス・プロセスを実行する基盤には、高い信頼性が求められます。Oracle

BPEL Process Managerは、プロセスの実行状態を自動的にデータベース

に保存するため、実行中のOracle BPEL Process Managerに障害が発生し

た場合にも、このデータベース内の情報をもとにクラスタ設定している他の

Oracle BPEL Process Managerにフェールオーバーさせ、ビジネス・プロセス

を継続実行させることが可能です。

直感的なプロセス設計 - BPEL Editor -

既存システムの活用 -アダプタの利用-

人手の処理(Human Task)のプロセスへの組込み

プロセスの管理、監視 - BPEL Control -

プロセスのバージョニング

信頼性・高可用性

サービス連携の設計ツールであるESB Designerを用いることで、アダプタ

の設定から、ルーティング、メッセージ変換の設定、サーバーへの登録まで、サー

ビス連携の設定の一覧の流れをGUIで、直感的に行なうことが可能です。

Oracle Enterprise Service Busを用いることで、Webサービスのインタ

フェースをもたない既存システムをSOA環境に組み込むことが可能です。

JMSやFTP、電子メール、JDBCといった標準的なプロトコルに対応してい

るのはもちろん、SAPやSiebelといったビジネス・アプリケーション、メイン

フレームなど、数百種類のシステムに接続するためのアダプタが利用可能

です。

Oracle Enterprise Service Busは、メッセージの内容によって、サービスを

呼び分けるコンテンツ・ベース・ルーティングの機能を提供します。ルーティング

のルールは、運用時にWebブラウザから宣言的に変更することも可能です。

Oracle Enterprise Service Busを通じてやり取りされるデータの変換を、

GUIによるドラッグ&ドロップで直感的に定義することが可能です。単純なデー

タのマッピングだけではなく、各種関数を使用した変換、システムごとに異なる

コード値の変換など、複雑な変換も提供しています。

Oracle Enterprise Service Busの管理・監視のためにWebブラウザか

らアクセス可能なESBを提供しています。サービスの定義情報の確認・変

更はもちろんのこと、Oracle Enterprise Service Busを流れたメッセージ

の履歴の確認、エラー発生時の再実行など幅広い管理、監視機能を提供

します。

接続先のサービスが一時的に利用できないなどの理由で、メッセージが配送

できない場合の再送機能、管理者への通知機能など障害発生時のための機

能も充実しています。

また、Oracle Enterprise Service Busをクラスタリング構成で運用すること

で、SOA基盤として不可欠な高信頼性・高可用性を実現することが可能です。

さらに、Oracle Enterprise Service Busでは、内部的にメッセージをJMSを

利用して格納し、耐障害性を確保しています。JMSの設定により、データベー

スにメッセージを格納させることも可能なため、信頼性に定評のあるOracle

Databaseを利用して、Oracle Enterprise Service Busの信頼性をより一

層、高めることができます。

サービス連携の設計 - ESB Designer -

既存システムの活用 - アダプタの利用 -

コンテンツ・ベース・ルーティング

データの変換

管理・監視 - ESB Control -

信頼性の確保

Oracle BPEL Process Manager

CRM(SFA)

Webサービス

■Oracle BPEL Process Managerでのビジネス・プロセス構築

■Oracle Enterprise Service Busによる異種環境の統合

与信チェック

EJB

承認処理

BPEL Editor

Human Task用UI BPEL Control

Human Task

Webサービス

会計(売掛管理)

SAP

受注/出荷管理 SAP

BPEL PM

Webサービス

J2EE

レガシーシステム

BPEL Controlを使って、 Oracle BPEL Process Managerを 管理・監視

プロセス中の人手による処理は、 標準で用意されたUIを 使用して処理

Oracle BPEL Process Manager

Oracle Enterprise Service Bus

Core BPEL Engine

BPEL Editorで作成したプロセスは、 ワンクリックでサーバーにデプロイ可能

ESB Designerで設定した内容を ワンクリックでサーバーに反映

ESB Controlで Oracle Enterprise Service Busを 管理・監視

ESB Control

ESB Designer

Microsoft .NETOracle Enterprise Service Bus

ルーティング

データの 変換

例外管理

プロトコル 変換

サービス 管理

メッセージ 永続化

Oracle BPEL Process Manager

変化対応力のある俊敏なシステムの実現 Oracle BPEL Process Managerは、ビジネス・プロセス記述言語としての業界標準仕様であるBPELに完全準拠した、 ビジネス・プロセスを設計、実行、監視するための統合的プラットフォームです。 激変するビジネス環境に対応するためには、企業システムにも変化に迅速に対応する柔軟性が求められていますが、 Oracle BPEL Process Managerを使用してシステムを構築することで、ビジネスの変化にあわせた俊敏なシステム最適化が可能になります。 また、Webサービスはもちろん、既存システムや、承認行為といった人手の処理(Human Task)を組み合わせて、 ビジネス・プロセスを構築することができます。

Oracle Enterprise Service Bus

サービス連携基盤 多種多様なシステムが混在するシステム資産をサービスとして有効に利用するためには、 システムごとに異なるプロトコルや、データ型の違いを吸収する仕組みが必要です。 Oracle Enterprise Service Busは、サービスの再利用性の向上、既存システムのサービス化を実現するために、 プロトコルの変換やデータ型の変換、メッセージ内容によるルーティングなどの機能を提供します。 Oracle Enterprise Service Busを利用することで、サービスを利用する側は、プロトコルやデータ型の違い、 サービスの実装などを意識する必要がなくなり、SOAの実現に不可欠なサービス間の疎結合を実現します。

BPELBPEL ESBESB

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Oracle Business Activity Monitoring

従来型のモニタリングは、システム単位で行なう形が多く見られました。この方法

では、関連する複数のシステムにまたがる一連のビジネス・プロセスの状態を知

ることは容易ではありませんでした。

Oracle Business Activity Monitoringは、これら複数のシステムから構成

されるビジネス・プロセスを一元化してモニタリングすることを可能にし、SOA

や内部統制といった分野でも注目の「ビジネスの可視化」を、より高いレベル

で提供します。

監視対象のシステム・プロセスからのイベント単位でのデータ取得は、Oracle

Business Activity Monitoringの大きな特徴の1つです。取得したデータは

非常に高速なイン・メモリ・キャッシング技術によって処理し、ユーザーへ提供

するため、高いリアルタイム性を実現します。

Oracle Business Activity Monitoringは、JMSベースのメッセージング・

システム/データベース/フラットファイル等をデータソースとすることができる

ため、既存のシステムの監視も容易に設定可能です。また、Webブラウザベース

で作成する「レポート」には約40種類もの多彩なグラフ・表が用意されており、

取得したデータの集約・分析する機能にも優れています。しきい値を設定し、

それを超えた場合の通知などのアラートの設定も可能です。

セキュリティにおいてはユーザー・ベース/ロール・ベースのアクセス管理を

提供しています。このアクセス管理にはOracleのID管理製品との連携はもち

ろんのこと、標準的なID管理製品との連携が可能です。

また、リポジトリとしてOracle Databaseの利用や、コンポーネント単位で

可能な高可用構成などにより、システム全体の信頼性を高めることが可能

です。

Oracle Business Activity Monitoringの利用はWebブラウザベースの

ツールを通じて行ないます。どのツールも統一的な直感的に操作可能なイン

タフェースになっており、面倒なコーディングを必要としません。また、利用ユー

ザー単位でのパーソナライズにも対応しています。

Oracle BPEL Process Managerの設計ツールで提供されている「BAM

センサー・アクション」という機能を利用することにより、設計したビジネス・プロ

セスを容易にOracle Business Activity Monitoringでモニタリングする

ことが可能です。

ビジネスの可視化

リアルタイム・モニタリング

多様なデータソース・分析・通知

セキュリティ・信頼性

Webブラウザベースのリッチなインタフェース

Oracle BPEL Process Managerとの親和性

Webサービスのみならず、Oracle BPEL Process ManagerやOracle

Enterprise Service Busに対してもセキュリティ設定やモニタリングを行な

うことができ、これらを一元管理することが可能です。これによりSOA化された

企業システムの管理性の向上が図れます。

WS-Security 1.0に基づく認証/認可処理や署名、暗号化などの処理を、Web

サービス呼び出しの直前や直後に実施するようポリシーを定義できます。また

これらはすべてWebブラウザ上から設定することが可能です。Oracle Web

Services ManagerがサポートするWS-Security 1.0の諸要素は以下とな

ります。 ●認証/認可(Authentication)

 - UsernameToken Profile

 - BinarySecurityToken Profile (X509, Custom)

 - SAML Token Profile ●(メッセージの)完全性(Integrity)

 - W3C XML Signature Standard

 - Signing by Parts (Element level) ●(メッセージの)機密性(Confidentiality)

 - W3C XML Encryption Standard

 - Encryption by Parts (Element level)

認証/認可処理において、以下の認証基盤と連携することが可能です。 ●Oracle Access Manager Authorize/Authenticate ●LDAP Authorize/Authenticate ●SiteMinder Authorize/Authenticate ●Active Directory Authorize/Authenticate

Webサービスの監査に有用な多種のモニタリング画面を提供しています。 ●全体統計 ●SLA準拠 ●メッセージログ ●アクセス制御 ●待機時間分散 ●トラフィック分析

また、Webサービスの利用者、認証/認可状況、サービスの処理時間などを条

件に、メール、SNMPイベント、またはWebサービス実行にてアラートを通知で

きます。これによりWebサービス自体に別途手を加えることなく、きめ細かい監

査を実現します。

SOA環境の管理性の向上

WS-Security 1.0 をサポート

認証基盤との連携機能

Webサービスの監査に有用なモニタリング/アラート機能

■Oracle Business Activity Monitoring概観

■Oracle Web Services Manager概観

■リッチなWebベースのインタフェース/多彩な分析・グラフ

■Webベースのインタフェース(モニタリング画面)

エンドユーザー

サービスコンシューマ

サービスコンシューマ

Gateway

Policy Manager

Agent

Monitor

Webサービス

複数のシステムに またがるプロセス

● Policy Manager: 認証/認可/暗号化などのポリシーを定義、実行 ● Monitor: SLA、セキュリティなどのモニタリング ● Gateway/Agent: Webサービスへのアクセスを検知しPolicy Managerに通知

Oracle Business Activity Monitoring

リアルタイム・モニタリング 競合企業との競争の激化するなか、例外等に起因する業務上の遅延を減少させることは、 企業が生き残る上で今まで以上に重要な課題となっています。Oracle Business Activity Monitoringは企業内の複雑な プロセスの可視化・監視を行なう環境を提供し、競合企業との競争に対抗できる強力な企業システム・プロセスの実現に貢献します。 Oracle Business Activity Monitoringはビジネス・プロセスへのイベント単位でのモニタリング・リアルタイムな可視化を実現。 ビジネス・プロセスのボトルネックを発見し、素早く改善することを可能にします。

Oracle Web Services Manager

SOAセキュリティ Oracle Web Services Managerは、セキュアかつ管理性にすぐれたSOA環境を実現するためのモジュールです。 Oracle Web Services Managerを用いることで、Webサービス自体に手を加えることなく、 Webサービスに対するセキュリティ設定(認証、認可、暗号化、ロギングなど)及び、アクセス状況や実行状況の監視が行なえます。 また、Oracle Web Services Managerを用いることで、複数のサービスに対するセキュリティ設定及び監視を一元管理することが可能です。 これにより、企業内のSOA環境に対する管理性の向上と可視化が可能となります。

BAMBAM WSMWSM

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Oracle Application Server Service Registry

SOA環境内の情報一括管理 広範に発展したSOA環境では、その中で利用されるサービスも多種・多岐に渡るため、サービスを集中管理する必要があります。 SOAに関する情報を一元管理し、公開するUDDIレジストリとして機能する製品がOracle Application Server Service Registry (OracleAS Service Registry)です。OracleAS Service Registryは、企業間(グローバル)/企業内(ローカル)のWebサービスや 関連するXMLスキーマ/XSLTを登録・公開検索するための標準的なメカニズムを提供します。

OracleAS Service Registryは、OASIS UDDI V3に完全に準拠し、SOAの

キーとなるコンポーネントであり、標準ベースの登録・公開・検索のためのメカ

ニズムを提供します。その他にもOASIS UDDI V3仕様を補完するさまざまな

拡張機能も提供します。

コンポーネント登録のための宣言的なアクセス・コントロールをサポートします。

公開者は、すべてのコンポーネントに対し、検索・取得・変更・削除に対して

アクセス・パーミッションを設定することが可能です。

登録ユーザーが関連したコンポーネントを変更した時に、自動的に通知を行な

うことが可能です。

コンポーネント登録を正確にかつ最新の状態を保つように行なうことが可能

です。OracleAS Service Registryでは、各登録されたコンポーネントのため

に明確な責任を定義する事が可能です。これにより、開発/テスト/本番環境内

でコンポーネントを本番サービスへ承認/昇格させるメカニズムを提供します。

OracleAS Service Registryの管理ツールであるBusiness Service Controlは、

UDDIのデータ構造に慣れていないユーザーに対し、公開されたモデル(WSDL /XML

スキーマ/XSLTなど)を登録/公開/検索する管理インタフェースを提供します。

Registry Registry Oracle JDeveloper

SOAにおける統合開発環境 Oracle JDeveloperは、Java/XML/Webサービス/BPEL/ESB/Rules /SQLの最新業界標準を使用して、 サービス指向型アプリケーションを構築するための統合開発環境です。 サービス指向型アプリケーションのモデリング、コーディング、デバッグ、テスト、プロファイリング、チューニング、 配布を含む開発ライフサイクルの全段階をサポートします。これらのタスクは、すべて真に単一のIDEから実行されます。

Oracle Business Rules

ビジネス・ルールエンジン システム稼働後に可変である事が望まれるビジネス・ポリシーは、Javaで記述されたビジネス・ロジックと分離された ビジネス・ルールとして管理される必要があります。ビジネス・ルールとしてロジックから分離されることにより、 システム稼働後のビジネス・ルール変更が容易になり、ビジネス・ポリシー変更に対するアプリケーションのアジリティ(俊敏性)が高まります。 競争力を保つため、または頻繁に変更される規制・法令等に準拠するために ビジネス・ポリシーを頻繁に変更する必要がある業種は、アジリティは特に重要です。

完全なるUDDI V3レジストリ

拡張セキュリティ

サブスクライブ&通知

サービスの正確性と品質

ルールとは、条件付きのアクションです。例えば“年間獲得マイル数が50,000

以上ならゴールド会員にする”“年収が300万円以下ならローンを拒否する“と

いったものです。Oracle Business Rulesは、これらのルールをWeb管理

ツールであるRule Author上で定義し、J2EEエンジン上で動作するルール・

エンジンで実行することにより、ビジネス・ロジックのビジネス・ポリシー部分を

分離し、アジリティを高めます。

ビジネス・ルールの利用によって次のようなメリットがもたらされます。

(1)アジリティ: 日々変化するビジネス要件への簡単で迅速なレスポンス

(2)コスト削減: ビジネス・ポリシーを実装するアプリケーションの作成・更新す

るコストを削減

(3)透過性: ルールにより、経営者はソフトウェア・サービスによる、対応する

ビジネス・ポリシーの実装を簡単に監査可能。

BPELプロセスから容易にOracle Business Rules上で定義されたルール

を呼び出すことが可能です。BPEL Editorから、ルール・エンジン上のルール

をブラウズし、呼び出すルールを選択します。

Oracle Business Rules

UDDIデータ構造管理ツール

ビジネス・ルール利用の利点

BPEL PMとの連携

BREBRE

最新のJDK 5.0標準ならびにJ2EE 1.4標準を使用し、J2EE準拠のアプリ

ケーション・サーバーで稼働できるアプリケーションの開発が可能です。また、

ポピュラーなオープン・ソース・フレームワークおよびツールが取り込まれ、Ant、

JUnit、XDoclets、CVSなどの組込み機能を提供します。

J2EE 1.4準拠のJAX-RPC Webサービスとして公開するために必要なファイル

を生成し、ボトムアップ・アプローチ/トップダウン・アプローチどちらもサポート

します。また、WSDL作成を容易にする視覚的なWSDLなエディタを提供します。

WS-Security、WS-Reliability、WS-Managementの定義を支援する機能

により、高度なWebサービス基盤サポートを提供します。UDDIリポジトリへの

Webサービスのデプロイ、UDDIブラウザ、Webサービスを呼び出すコード・

スタブを生成する機能も含まれています。SOAPモニターでは、SOAP メッセージ

の監視も可能です。

XMLスキーマ・モデラー、XMLコード入力支援、XSLTデバッギングなどの

機能により、XMLアプリケーションの開発にも対応しています。また、データ

ベースにおいてはスキーマのモデリングと作成、データのブラウズ、SQL文

の実行チューニングなど、データベース開発者のための機能を予め提供し

ます。PL/SQL開発もJavaでの開発と同様機能を持つコード・エディタを提

供し、Javaと同様にデバック作業までも実施可能です。

BPEL Editorでは、BPELを用いたビジネス・プロセスをデザイン可能です。

ネイティブBPELを用いグラフィカルかつ容易にビジネス・プロセスを構成でき

ます。ESB Designerでは、Oracle ESBのアダプターをデザイン可能です。

インバウンド/アウトバウンド・アダプター作成、アタプタのルーティング構成、

トランスフォーメーション・ファイル構成を視覚的に行なうことができます。Rules

Toolsは、Oracle Business Rulesのルール言語による開発をサポートする機

能を提供します。ルール言語のシンタックスのハイライト、ルール言語を記述す

るRulesファイルの作成・実行等が可能です。これら開発ツールは、すべてOracle

JDeveloperに統合され、SOAに関する開発行程全てを単一のインタフェース

を持った統合開発環境内で完結します。

標準とオープンをベース

豊富なWebサービスの開発機能

XML /データベースにおける開発機能

Oracle ADF は、Model-View-Controller(MVC)デザインパターンに基づ

いています。各レイヤーは他のレイヤーから独立しているため、結果として疎結

合アーキテクチャになっています。開発者は各レイヤーの実装に使用するテク

ノロジを選択できます。Oracle ADF は使用するテクノロジ・スタックにかかわ

らず、同一の視覚的かつ宣言的開発技術を提供します。

Oracle ADFは、ビジネス・サービスの上位にModelレイヤー実装を提供し、

あらゆるタイプのビジネス・サービスへのアクセスに使用できる単一のインタ

フェースを提供します。ビュー・レイヤーとコントローラ・レイヤーにどのような

タイプのビジネス・サービス・レイヤーの実装をバインドしても、開発者には同じ

開発手法が提供されます。

Oracle ADFでは、JSF(JavaServer Faces)をベースにした、再利用・カスタマ

イズ可能なリッチなUIコンポーネントのセット(Oracle ADF Faces)も提供します。

選択の自由による開発生産性向上

SOAにおける真の統合開発機能

単一のバインディング手法

リッチなUIコンポーネント群

JDeveloperJDeveloper

Oracle Application Development Framework

アプリケーション・フレームワーク J2EE/SOAでの開発はその複雑性により、数多くのベスト・プラクティスやデザイン・パターンが考案されていますが、 これらのベスト・プラクティスの実装には、多数の基盤コードの記述が必要です。 特に、POJO/EJB/Webサービスなどで実装されたビジネス・サービスや、 BPELでオーケストレーションされたビジネス・サービスを UI(画面)としてユーザーに提供する場合には、各テクノロジのインタフェースが異なるため、多くの開発コストを支払う必要があります。 Oracle Application Development Framework(Oracle ADF)はこれらの問題を解決し、ビジネス・サービスをユーザーに提供するUIに結びつける 単一の開発手法を提供するアプリケーション・フレームワークであり、ランタイム・サービスと開発機能の両方を備えています。

ADFADF

Rich Client Web/Wireless

View

■サービスの登録・公開・検索

サービス開発者

サービス利用者

登録・修正

登録・修正

サービス管理者

OracleAS Service Registry

新規サービス の登録

サービスを検索 サービスの 公開を承認 再利用

Rules Repository

開発環境

Rule Author

Rules SDK

Rules Engine

独自Rule管理 アプリケーション

Rule Language の生成

rule approvePO{ if fact PO && PO.amt assert(new Approval}

Oracle Application Server 10g

アプリケーション

ファクト 結果

Java Application

BPELADF Swing JSP JSF ADF Faces

ControllerStruts JSF

Model (JSR 227)

Business Service

Portlet BindingsMobile Bindings

ADF Data Control

ADF Bindings

EJB

Relational Data XML Data Legacy Data Packaged Apps

Java Classes ADFBusiness Components

PortletsJSR-168 WSRP

Web ServicesTopLink

JDBC JCA JDBC WS XML