One page memo v3

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提案の相手: 提案の日付 相手の課題、リテラシー、重視点(新規性、抜け目なさ、信頼性、実証性、確実性)を理解し、 論理的にも、感覚的にも受け入れやすい提案を作成する。 提案のタイトル(重視点を含め、提案内容を伝え、好奇心を刺激する) 提案の目的:施策の目的ではなく、提案自体の目的(提案相手に行って欲しいこと)。例:「売 上目標の達成」ではなく「プロジェクト予算の承認」。提案書には、この目的を達成するために 必要な情報を含める。 問題の提起:解決すべき問題と、その解決法を理解してもらうために、既存の問題、解決しな かった場合に待ち受ける結果、そして解決の糸口となる機会について伝えます。 1. 問題:既存の問題が、その文脈から理解できる客観的な事実を伝える。 2. 結果:問題の解決に取り組まなければ、相手を待ち受ける結果を客観的な事実として伝え る。 3. 機会:新しい技術や、市況、競合動向、法律の変化などの外的要因から生まれ、問題解決 の糸口となる機会。 解決法の定義:行うことと、得られる結果の順に、解決法をワンフレーズで「◯◯を行い、◯ ◯を達成する」というように表記する。 不安要素の払拭: 提案の承認に必要な情報を全て記載。企画内容や見積もり、スケジュール、 体勢などをただ記載するのではなく、相手がコスト、デメリット、リスクなどの不安要素が許 容範囲内であると認識するよう表現を工夫する。 1. コスト:得られるリターン、又は期待できるコスト削減が。 2. デメリット:メリットが、デメリットよりも多い。複数の選択肢の中でも最善のものであ る。 3. リスク:問題が起きる確率が低く、十分な回避策が設けられている。 拒否の不合理化: 提案の拒否を不合理なものとし、断りにくくする。相手の重視点に合わせて、 強調するポイントを選ぶ。 1. 戦略との合致:提案内容に沿った相手の発言や指示を復唱し、提案の拒否を自己否定にす る。 1. 成功事例:同様のスキームの成功事例を挙げ、提案の拒否を不合理にする。 2. 経済的利益:提案の実施がもたらす経済的利益を挙げ、提案の拒否を不合理にする。 同意の獲得:提案に対する同意をその場で得ることで、プロジェクトに勢いをつけ、実施の確 率を高める。 1. 簡単な同意: 相手がその場でできる簡単なタスクをお願いし、相手からボールを取り戻す。 また、全て同意につながる選択肢の中から、相手に選択をしてもらう(例:①打ち合わせ に同席する、②ビデオチャットなどで参加する、③同席せず、後ほど議事録の共有を受け る) 客観的な同意:こちら側にない情報を分岐点に、施策内調を分け、相手に客観的な判断を 求める。 同意の条件:小さな規模で試験的な実施を行い、ある条件を満たした場合に全体を実施す ることを提案する。 ※提案資料を作る前に、テキストで上記の内容を1ページにまとめ、説得に適した情報の流れ を作る。パワーポイントなどで資料を作成する際は、ページ毎に相手に理解してもらいたいこ と、感じてもらいたいことを定義し、内容とデザインを合わせる。

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Page 1: One page memo v3

提案の相手: 提案の日付

相手の課題、リテラシー、重視点(新規性、抜け目なさ、信頼性、実証性、確実性)を理解し、

論理的にも、感覚的にも受け入れやすい提案を作成する。

提案のタイトル(重視点を含め、提案内容を伝え、好奇心を刺激する)

提案の目的:施策の目的ではなく、提案自体の目的(提案相手に行って欲しいこと)。例:「売

上目標の達成」ではなく「プロジェクト予算の承認」。提案書には、この目的を達成するために

必要な情報を含める。

問題の提起:解決すべき問題と、その解決法を理解してもらうために、既存の問題、解決しな

かった場合に待ち受ける結果、そして解決の糸口となる機会について伝えます。

1. 問題:既存の問題が、その文脈から理解できる客観的な事実を伝える。

2. 結果:問題の解決に取り組まなければ、相手を待ち受ける結果を客観的な事実として伝え

る。

3. 機会:新しい技術や、市況、競合動向、法律の変化などの外的要因から生まれ、問題解決

の糸口となる機会。

解決法の定義:行うことと、得られる結果の順に、解決法をワンフレーズで「◯◯を行い、◯

◯を達成する」というように表記する。

不安要素の払拭:提案の承認に必要な情報を全て記載。企画内容や見積もり、スケジュール、

体勢などをただ記載するのではなく、相手がコスト、デメリット、リスクなどの不安要素が許

容範囲内であると認識するよう表現を工夫する。

1. コスト:得られるリターン、又は期待できるコスト削減が。

2. デメリット:メリットが、デメリットよりも多い。複数の選択肢の中でも最善のものであ

る。

3. リスク:問題が起きる確率が低く、十分な回避策が設けられている。

拒否の不合理化:提案の拒否を不合理なものとし、断りにくくする。相手の重視点に合わせて、

強調するポイントを選ぶ。

1. 戦略との合致:提案内容に沿った相手の発言や指示を復唱し、提案の拒否を自己否定にす

る。

1. 成功事例:同様のスキームの成功事例を挙げ、提案の拒否を不合理にする。

2. 経済的利益:提案の実施がもたらす経済的利益を挙げ、提案の拒否を不合理にする。

同意の獲得:提案に対する同意をその場で得ることで、プロジェクトに勢いをつけ、実施の確

率を高める。

1. 簡単な同意:相手がその場でできる簡単なタスクをお願いし、相手からボールを取り戻す。

また、全て同意につながる選択肢の中から、相手に選択をしてもらう(例:①打ち合わせ

に同席する、②ビデオチャットなどで参加する、③同席せず、後ほど議事録の共有を受け

る)

客観的な同意:こちら側にない情報を分岐点に、施策内調を分け、相手に客観的な判断を

求める。

同意の条件:小さな規模で試験的な実施を行い、ある条件を満たした場合に全体を実施す

ることを提案する。

※提案資料を作る前に、テキストで上記の内容を1ページにまとめ、説得に適した情報の流れ

を作る。パワーポイントなどで資料を作成する際は、ページ毎に相手に理解してもらいたいこ

と、感じてもらいたいことを定義し、内容とデザインを合わせる。