Insider’s Guide to SXSW Interactive 2015: Following the SXSW TraX
本誌“初”SXSWレポート1987年生まれ インディーズのイベントだった...
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1987年生まれインディーズのイベントだった
SXSWは1987年、インディーズの音楽祭として始まったと伝えられている。1994年に映画祭を始め、1998年からインタラクティブフェスティバルを同時開催(当時は「SXSWマルチメディア」)し、2007年にツイッターがブログ関連の賞を受けたことで世界的に注目を集めるきっかけとなった。現在は〔表〕イベントスケジュールにあるように、テーマがいくつものトラックとなって同時に多発している。参加者は20万人以上で、街中でSXSWの看板があふれる。 SXSWの源流は一説によると、たっ
た3人のインディーズ音楽関係者が集まった勉強会だったという。そこにはメジャーを否定せず、また拒まずの精神が流れており、30年を経てSXSWというビッグなイベントになっている。インディーズ精神が底流にあるから、多くの人を引きつけるのだろう。 オースティンにはテキサス州立大学の広いキャンパスがあり、SXSWのメイン会場であるコンベンションセンター(OCC)の近くにはオシャレなホテルが並んでいる。その一方で、1857年から続く古い2階建ての中央消防署などがあって、南部の歴史を感じさせてくれる。 「empathy」2018年のキーワード
SXSWが終わって早々の3月23日、都内で元WIRED編集長の若林恵氏が「『本当に欲しい未来』とは ?」をテーマに、三者対話「trialog」を聞く集まりを渋谷で開催。150人ほどが参加した。trialogでは若林氏のほかに、フリーラ
イターの佐久間裕美子氏、ソニーのSXSWプロジェクトリーダーの森繁樹氏が登壇した。 若林氏や佐久間氏は対談で、今年のSXSWのキーワードは「empathy」にあったと印象をまとめた。empathyについて、「日本語でどう表現するのか難しいよね」と言いながら、「共感というのでは的確ではないし……」と考え込んだ。筆者は最近よく使われる表現の「寄り添う」はどうか、と思いながら聞いた。 なぜ、empathyがキーワードなのか。
来年は本誌“発”SXSW本格ツアー決行を目指すゾ !本誌“初”SXSWレポート
SXSWが熱い! SXSWとは、イベント「South by Southwest(サウス・バイ・サウスウエスト)」の略称で、アメリカ・テキサス州オースティン市で、今年は3月9日から18日まで開催。日本のメディア関係者から「行ってみたい」という羨望の声が大きいイベントであり、本誌でツアーを企画したが参加希望者は1人。それでも決行。来年に期するために、ツアー事前調査を兼ねてオースティンに乗り込んだ。
(レポート・写真:吉井 勇・本誌編集部)
元WIRED編集長の若林恵氏がSXSWを振り返るために呼びかけた三者対話「trialog」(渋谷で開催)
キーワード「empathy」
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