地域高規格道路「中九州横断道路」

　　○一般的に高速道路と一　　　般国道には走行速度に　　　大きな格差が生じてい　　　ます。地域高規格道路は、　　　高速道路を補完し、路線　　　全体として概ね60km/h　　　以上の速度サービスを　　　提供する事ができる規　　　格の高い道路です。

※

地域高規格道路（※）

備され

もに、

道と連絡

2018 佐伯河川国道事務所 -15

産業振興

　『大野竹田道路』は、中九州横断道路の一部として、豊後大野市から竹田市間延長約12.3kmの自動

車専用道路で、平成18年度に開通した「犬飼千歳道路」や平成19年度に開通した「千歳大野道路」に続いて整備をおこなっています。平成27年2月に大野IC～朝地IC間6.3km間が開通しています。平成30年度は、残る朝地IC～竹田IC間6.0 km間について、開通を目指します。大野竹田道路の整備に伴い、

大分市～竹田市間は約8分短縮されます。

道 　 路R O A D

大野竹田道路

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朝地IC

大野IC

大野東IC千歳IC

犬飼IC

大野竹田道路Ｌ=１２．３ｋｍ

千歳大野道路Ｌ=８．７ｋｍ

(Ｈ20.3.22開通)

犬飼千歳道路Ｌ=４．３ｋｍ

(Ｈ19.3.18開通)

(Ｈ27.2.15開通)開通予定H30年度

大野IC 犬飼IC

竹田IC 犬飼IC

中九州横断道路 約67分

約59分大野IC竹

中九州横断道路

約8分短縮

)(

)

約60分 約24分

約135分（約2時間15分）

約51分

約83分短縮

約100分 約39分 約79分

約218分（約3時間38分）

●中九州横断道路の全線整備に伴い、大分市～熊本市間が約８３分短縮されます。

●大野竹田道路の整備に伴い、 竹田市～大分 市間は開通前後で約８分短縮されます。

Ｌ=６．３ｋｍＬ=６．０ｋｍ

大分市

臼杵市

竹田市

豊後大野市

竹田市役所豊肥本線

移動にかかる所要時間が短縮し,地域間移動の利便性が向上します。

※整備効果は平成28年度事業再評価資料より

［平成３０年度 開通予定］

竹田IC

▲中九州横断道路全線整備による所要時間の変化▲中九州横断道路全線整備による所要時間の変化 ▲大野竹田道路全線整備による所要時間の変化▲大野竹田道路全線整備による所要時間の変化

(

2

1

3

①平井川橋より終点を望む ③竹田ＩＣランプ橋（終点）②国道57号から笹無田橋を望む

道 　 路R O A D

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整備効果１

整備効果２ 交通安全性の向上

救急医療活動の支援

○国道57号には線形不良箇所が多く点在しており、これが起因とされる正面衝突事故が多く発生。○大野竹田道路の整備により､線形不良箇所の回避が可能となり､交通安全性の向上が期待されます。

○竹田市消防本部管内の救急搬送人数は年々増加しており、管外搬送の約７割が大分市への搬送。○大野竹田道路の整備により、大分市内の第三次救急医療施設からの60分圏域が拡大し、救命率向上など住民の安全・安心の確保が期待されます。

線形不良箇所 (平面 )：曲線半径150m 未満 ( 縦断 )：勾配 5％以上(平面・縦断ともに設計速度 60km/h基準 )

▲大野竹田道路並行区間の線形不良箇所

▲ 事故発生状況(H21)【写真①】 ▲ 線形不良箇所(曲線半径 60m)【写真②】

至大分市

至熊本市

至熊本市

至大分市

救命率約４％増

▲ 竹田市における救急搬送人数の推移

資料：竹田市消防本部資料（H21～H27）

▲ H27年管内・管外救急搬送実績

▲ カーラー救命曲線（多量出血）

（竹田市消防本部～アルメイダ病院）

※Ｈ22道路交通センサス混雑時旅行速度により算出。整備前（Ｈ22）：犬飼千歳道路・千歳大野道路を利用する経路で算出整備後（Ｈ42）：犬飼千歳道路・千歳大野道路・大野竹田道路を利用する経路で算出

▲ 第三次救急医療施設からの搬送時間60分圏域とカバー人口

578人人

879人人(60%)

(40%)

（H28.6 竹田市消防本部ヒアリング）

管管外搬送

管内搬送管外搬送は全体の約４割にのぼり、そのうち⼤分市⽅⾯への救急搬送が約７割を占めます。

※国道57号：朝地IC～竹田IC間の並行区間における事故件数を集計

▲ 事業中の事故類型

資料：交通事故統合データベース(H19～H26対象）

12

5

0

5

10

15

死傷

事故

件数

（件）

減少

【開通前】H18年～H19年

【開通後】H21年～H22年

H19開通(2/4)

減少

※【開通後】は千歳大野道路の並行区間における事故件数を集計

資料：交通事故統合データベース(H18～H22）

▲ 国道57号の死傷事故件数の削減効果(千歳大野道路開通前後の並行区間の実績）

※朝地～大野間は、現在県道５７号線

道 　 路R O A D

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整備効果３ 地域産業の支援

○竹田市は、大分県が掲げる「The・おおいた」ブランドの確立に向け、戦略品目であるトマトの生産が盛んであり、国道57号を利用して関東・関西・九州各地へ出荷されています。○大野竹田道路の整備により、輸送時間の短縮が図られ、価格の高い関東方面への出荷量の増加や出荷先の拡大などが期待され、地域産業を支援します。

300402

0200400600800

九州 関東

1

20

87

103117

0

50

100

150

H18 H20 H22 H24 H26

（ ｔ ）

▲ トマトの輸送ルート

▲ 竹田市の特産品『赤採りトマト』

資料:青果物卸売市場調査（H18～H26）

▲ 大分県産夏秋トマトの

市町村別出荷割合

⽝飼〜千歳、千歳〜⼤野、⼤野〜朝地と、移動時間が段階的に短縮されており、⽵⽥ＩＣまで開通すれば、さらに利便性の向上が期待されます。

（H28.6 JAおおいたヒアリング）

▲ 大分県産トマトの関東地方卸売数量の推移

千歳大野道路開通

犬飼千歳道路開通

大野竹田道路（大野IC～朝地IC間）

開通

20

87開通

歳道路通

竹田市

約７６％

由布市

約３％

九重町

約１８％

玖珠町

約３％

資料:H26野菜生産出荷統計

▲ 大分県産トマトの卸売価格

約約１．３倍（ 円/kg ）

至

熊本方面

資料:H26青果物卸売市場調査（H28.6 JAおおいたヒアリング）

整備効果４ 地域創生(定住促進)

○大野竹田道路沿道地域では、竹田IC開通を見据えた造成分譲や、新規就農者の育成教育（とまと学校、インキュベーションファーム）等による移住対策を実施しています。○大野竹田道路の整備により、人口減少への歯止めや生活利便性の向上が期待されます。

【地元自治体の声】・竹田市地方創生TOP総合戦略では

、農村回帰の取組みの一つとして竹田ICまでの開通を見据えて、農村回帰ﾆｭｰﾀｳﾝの造成分譲を進めています。

・移住定住･既住定住の促進には、道路をはじめとしたインフラの整備が不可欠です。

旧竹田中グランド 整備イメージ

▲ 移住者数（累積）の推移資料：竹田市

▲ インキュベーションファーム（ピーマンを主とした新規就農者の育成）▲ 位置図

▲ とまと学校（トマトを主とした新規就農者の育成）

▲ 中九州横断道路の開通に伴う竹田市～大分市間の所要時間の変化※所要時間は、H22道路交通センサス非混雑時旅行速度より算出