中期経営計画の策定に関するお知らせ ·...

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2012 12 3 会社名 株式会社アコーディア・ゴルフ 代表者名 代表取締役社長 鎌 田 隆 (コード番号:2131 東証 1 ) 問合せ先 常務執行役員 道 田 基 電話 (03) 6688-1500 (代表) 中期経営計画の策定に関するお知らせ 当社は、本日開催の取締役会において、下記のとおり、2014 3 月期から 2017 3 月期を期間とする 4 カ年の「中期経営計画 Accordia Vision 2016」の策定について決議いたしましたのでお知らせいたします。 1.中期経営計画策定の背景と基本戦略 前中期経営計画においては、ゴルフ事業革命による収益強化、M&A による利益拡大、ゴルフ総合サ ービスの展開を掲げ、ゴルフ業界のリーダーとして変革の遂行と収益性の向上を追求してまいりました。 結果、前中期経営計画の期間中にリーマンショックや東日本大震災などのゴルフ場運営に悪影響をもた らす事象が発生しつつも、前中期経営計画を公表した 2008 年3月期と比較し、2013 3 月期は大幅な 増収増益となる見込みです。 しかしながら、当社を取り巻く事業環境は依然として厳しく、ゴルファー一人当たりのプレー回数は増加 傾向にあるものの、ゴルフ人口の逓減およびプレー単価の下落などにより、ゴルフ市場規模としては緩や かな縮小を続けています。このような環境下において、今後とも収益を向上させていくためには、ゴルフ場 の競争力の強化、ブランド力向上によるゴルファーの囲い込みや消費ニーズの取り込みが課題となって おります。 また、国内ゴルフ場数が概ね横ばいで推移する中、大規模な法的整理も概ね終了しており、ゴルフ場 売買市場も縮小傾向にあります。 当社は、これまでゴルフ場の買収による利益拡大を基本的な戦略として捉えてまいりましたが、以上の ような事業環境を踏まえて、今後は、これまで取得した「質の高いゴルフ場資産」の収益力の再強化を戦 略の柱に据え、さらに、ゴルフ練習場事業およびリテール事業の積極的展開を図ることが当社の競争優 位性の確保および顧客の囲い込みによる収益の拡大に資すると考えるに至りました。そして、当社の「質 の高いゴルフ場資産」から生み出される安定的なキャッシュフローは、これまで、新規ゴルフ場の買収に積 極的に投下してまいりましたが、今後は、積極的かつ継続的に株主の皆様に対する還元に充当していく ことが当社の株主の皆様の最善の利益に資する施策と考え、このような戦略を基に新たな中期経営計画

Transcript of 中期経営計画の策定に関するお知らせ ·...

  • 2012年 12月 3日

    各 位

    会社名 株式会社アコーディア・ゴルフ

    代表者名 代表取締役社長 鎌 田 隆 介 (コード番号:2131 東証 1部)

    問合せ先 常務執行役員 道 田 基 生 電話 (03) 6688-1500 (代表)

    中期経営計画の策定に関するお知らせ

    当社は、本日開催の取締役会において、下記のとおり、2014年 3月期から 2017年 3月期を期間とする 4

    カ年の「中期経営計画 Accordia Vision 2016」の策定について決議いたしましたのでお知らせいたします。

    1.中期経営計画策定の背景と基本戦略

    前中期経営計画においては、ゴルフ事業革命による収益強化、M&A による利益拡大、ゴルフ総合サ

    ービスの展開を掲げ、ゴルフ業界のリーダーとして変革の遂行と収益性の向上を追求してまいりました。

    結果、前中期経営計画の期間中にリーマンショックや東日本大震災などのゴルフ場運営に悪影響をもた

    らす事象が発生しつつも、前中期経営計画を公表した 2008年3月期と比較し、2013年 3月期は大幅な

    増収増益となる見込みです。

    しかしながら、当社を取り巻く事業環境は依然として厳しく、ゴルファー一人当たりのプレー回数は増加

    傾向にあるものの、ゴルフ人口の逓減およびプレー単価の下落などにより、ゴルフ市場規模としては緩や

    かな縮小を続けています。このような環境下において、今後とも収益を向上させていくためには、ゴルフ場

    の競争力の強化、ブランド力向上によるゴルファーの囲い込みや消費ニーズの取り込みが課題となって

    おります。

    また、国内ゴルフ場数が概ね横ばいで推移する中、大規模な法的整理も概ね終了しており、ゴルフ場

    売買市場も縮小傾向にあります。

    当社は、これまでゴルフ場の買収による利益拡大を基本的な戦略として捉えてまいりましたが、以上の

    ような事業環境を踏まえて、今後は、これまで取得した「質の高いゴルフ場資産」の収益力の再強化を戦

    略の柱に据え、さらに、ゴルフ練習場事業およびリテール事業の積極的展開を図ることが当社の競争優

    位性の確保および顧客の囲い込みによる収益の拡大に資すると考えるに至りました。そして、当社の「質

    の高いゴルフ場資産」から生み出される安定的なキャッシュフローは、これまで、新規ゴルフ場の買収に積

    極的に投下してまいりましたが、今後は、積極的かつ継続的に株主の皆様に対する還元に充当していく

    ことが当社の株主の皆様の最善の利益に資する施策と考え、このような戦略を基に新たな中期経営計画

  • を策定するものであります。

    <基本戦略>

    ~収益力の再強化策~

    ❶ ゴルフ場のマルチブランド化により、プレミアム市場やローエンド市場でのポジションを確立するこ

    ~プレミアムブランド、LCCブランドの立ち上げ(「マルチブランド戦略」)

    ❷ ゴルフ場運営におけるブランドに応じた最適なコストを実現すること

    ~セルフ化、レストランコックレス化、集中購買、事務合理化の推進

    (「最適コストの実現」)

    ❸ ノンアセット型運営ビジネスの推進によりゴルフ練習場事業を拡大すること

    ~運営受託、フランチャイズの展開(「ゴルフ練習場事業の拡大」)

    ❹ リテール事業(ゴルフ用品販売)における販売・仕入れを強化するとともに、用品販売のためのチ

    ャネルを拡大すること

    ~既存ショップの梃入れ、販売チャネルの拡大(「リテール事業の強化」)

    ~M&A方針~

    ❺ 戦略的意義のある投資に厳選、ノンアセット型ビジネス展開に向けたアセットライト手法模索

    ~株主還元策~ ❻ 連結配当性向 90%を目処 REIT並みの株主還元を実施

    <2017年 3月期目標数値>

    ・ 売上高については、今期取得ゴルフ場、ゴルフ練習場の売上寄与、およびリテール事業拡大によ

    り 2013年 3月期対比で 75億円の増加を見込んでおります。

    ・ EBITDA については、今期取得ゴルフ場および既存ゴルフ場におけるコストダウン、ゴルフ練習

    場の寄与、ならびにリテール事業拡大により、2013年 3月期対比で 44億円の増加を見込んでおります。

  • 2013年3月期(予想) 2017年3月期 備考

    売上高 908億円 983億円 年平均1.5%成長レベル既存・新規による成長

    EBITDA 225億円 269億円 年平均5%成長レベル既存・新規による成長売上比 24.8% 27.4%

    営業利益 145億円 184億円 -

    売上比 16.0% 18.7%

    経常利益 112億円 175億円 -

    当期純利益 54億円 96億円 -

    EPS 5,263円 9,325円 -

    レバレッジ・レシオ 4.27 2.92

    安全性を増しながらの成長D/Eレシオ 1.09 0.84

    ROE 5.9% 9.6%

    連結配当性向 104.5% 90.0% 連結配当性向90%目処

    ※レバレッジ・レシオ = 純有利子負債 ÷ EBITDA

    2013年3月期

    225

    2017年3月期

    2699

    8(単位:億円)

    マルチブランド戦略①

    最適コストの実現②

    ゴルフ練習場事業の拡大③

    リテール事業の強化④

    ゴルフ練習場事業

    リテール事業

    本社効率化等

    4つの収益力の再強化策

    新中期経営計画EBITDA増加要因

    20

    +44億円

    7ゴルフ場事業

    2.基本戦略

    ~収益力の再強化策~

    ❶ ゴルフ場のマルチブランド化により、プレミアム市場やローエンド市場でのポジションを確立

    これまで当社は「カジュアルで、楽しいゴルフ」を掲げ、ゴルファーの裾野を広げてまいりましたが、さらに低

    料金で純粋にプレーのみを楽しみたい顧客ニーズが存在する一方、プレミアムサービスを求める顧客層も

    存在し、統一ブランドでは多様な顧客ニーズに対応することが難しいことから、次なるステージとして、ゴルフ

    場のマルチブランド化を推進し、プレミアム市場、およびローエンド市場におけるポジションを確立いたしま

    す。

    当社ゴルフ場の中でも特にポテンシャルが高いコースについては、「本物志向」「ステータス」をコンセプト

    に、トーナメントクオリティのコースセッティングや上質感のあるクラブハウス、ゴルフライフを充実させる付加

    サービスを提供するプレミアムブランドを設立し、単価の維持向上、会員関連収入による収益モデルを追求

    します。

    また、「シンプル」をコンセプトに、良質なコースコンディションを提供しつつ、付加サービスは省力化する

    LCC(LowCostCourse)運営を行う LCCブランドを設立し、EBITDAマージンの改善を図ります。

  • プレミアム

    ブランド

    AC

    CO

    RD

    IAG

    OLF

    LCC

    ゴルフに対する志向

    プレミアム層

    マス層

    価格コンシャス層

    グレード

    ハイエンド層

    ブランドポジショニング(イメージ)

    「シンプル」をコンセプトに、良好なコースクオリティの提供をしつつ、必要最低限のサービス提供し、ローコストオペレーションを実現

    「カジュアル」をコンセプトに、 基本的なフルサービスを提供し、 高稼働、高収益を狙う

    「本物志向」「ステータス」をコンセプトにブランド価値を高め、 単価の維持向上、会員関連収入向上を狙う

    「プレミアム層」

    ボリュームゾーン「マス層」

    「価格コンシャス層」

    ターゲット ブランド戦略

    ローエンド

    ハイエンド

    プレミアム

    ミドル

    ❷ ゴルフ場におけるブランドに応じた最適なコストを実現

    ブランドごとにコスト最適化を推進し、快適なセルフプレーを提供することによるセルフ化・無人化、ゴルフ

    場におけるフロント業務とレストラン業務、又はフロント業務とマスター室業務といった複数の業務間における

    人材共有、ならびにレストランにおける調理業務の省力化などの業務改革を通じたコスト削減を行い、利益

    改善を実現するとことで、圧倒的な競争優位性を築いてまいります。

    事務合理化

    売上に応じた最適コストの実現

    セルフ化・無人化の推進

    集中購買の更なる推進と購買価格の低減

    事務センターにおける更なる合理化の追求

    労務費の変動費化(外注/パート化)

    事業所部門間における人材共有

    レストランの調理業務効率化、コックレスの実施

    オペレーションコスト

    売上

    売上げとオペレーションコストの関係(イメージ図)

    ①ばらつきの標準化と②全体コストの低減にてオペレーションコストの最適化を図る

    ばらつきが存在

    ❸ ノンアセット型運営ビジネスの推進によりゴルフ練習場事業を拡大

    当社のゴルフ練習場事業は、高い収益力を実現しており、かつ、当社ゴルフ場への送客チャネル機能と

    してのシナジーが確立しております。今後も、顧客囲い込みの観点から、当社ブランドによるゴルフ練習場

    施設増加のスピードを拡大するため、運営受託方式、フランチャイズ方式などノンアセット型運営事業を推

    進し、40 施設(保有 60%、受託・FC40%)、売上高 50 億円以上、EBITDA マージン 41%を目標といたし

    ます。

  • ❹ リテール事業(ゴルフ用品販売)における販売・仕入強化と販売チャネルの拡大

    当社のリテール事業は、設立以来売上を拡大し、2011 年度における売上高は約 35 億円となっておりま

    す。

    ゴルフ用品の市場規模は約 3,500 億円であり、当社シェアはまだ約1%に過ぎませんが、ポイントカード

    の分野では全ゴルファーの約 30%が当社ポイントカードホルダーであり、この基盤を活用することにより、ゴ

    ルフ用品市場における当社のシェア拡大余地は十分にあると考えております。

    当社シェア拡大のための施策としては、まず、本社主導によるビジュアル・マーチャンダイジングの導入に

    より来店率を向上させ、次に、来店したお客様に対するマーチャンダイジングの強化を行い、より顧客ニー

    ズに応えた商品仕入や販売手法を確立するとともに、仕入れを強化することで、価格競争力を強化させ、購

    買率、客単価の向上を目指します。さらに、ゴルフダイジェストオンライン社との提携による自社予約サイトと

    連動した E コマースサイトを通じ、販売チャネルの多角化による収益拡大を目指します。

    これらの実行により、リテール事業においては、売上高90億円以上、EBITDAマージン10%以上を目指

    してまいります。

  • ~M&A方針~

    ❺ 戦略的意義のある投資に厳選、ノンアセット型ビジネス展開に向けたアセットライト手法模索

    当社は既存の「質の高いゴルフ場」の収益力の再強化を戦略の柱と捉えるものの、戦略的意義のある投

    資案件については、今後も積極的に投資してまいります。

    また、収益が安定しているゴルフ場などについては、将来的なファンドの立ち上げなど、アセットライト手法

    を模索し、当社の財務体質を抜本的に改善しつつ、強みであるオペレーション運営およびバリューアップ投

    資を行うビジネスモデルへの変革も視野に入れて模索してまいります。

    ~株主還元策~

    ❻ 連結配当性向 90%を目処、REIT並みの株主還元を実施

    当社は、これまでゴルフ場買収による拡大成長を図ることにより質の高いポートフォリオを構築できたものと

    考えております。しかしながら、今後は、ゴルフ場売買市場が縮小傾向にあるため、従前のゴルフ場買収に

    よる拡大成長ではなく、既存の「質の高いゴルフ場資産」の収益力の再強化を戦略の柱に据え、さらに、ゴ

    ルフ練習場事業およびリテール事業の積極的展開を図る所存です。そして、これまで積極的なゴルフ場の

    買収に投下してきた余剰キャッシュフローを、積極的かつ継続的に株主の皆様に対して還元いたします。こ

    の観点から、連結配当性向 90%を目処とすることを今後の経営における基本方針に据えるとともに、新たな

    中期経営計画に基づき利益成長とともに更なる株主還元の充実を図り、継続的に配当の増額を果たすよう

    努めてまいります。

  • 新たな中期経営計画の内容につきましては、別添にて、本日発表いたします「中期経営計画 Accordia

    Vision 2016」の資料をご覧ください。

    以 上

    【本件に関するお問合せ先】(平日 9:00~17:00) 株式会社アコーディア・ゴルフ IR部 野瀬 電話 :03-6688-1500(音声ガイダンス) E-mail:[email protected]

    本プレスリリースは、当社や他社に対する投資その他の取引の勧誘または斡旋を目的としたものではありませ

    ん。 本プレスリリースに記載されております戦略・計画・方針・予想等の将来に関する記述は、本日現在において

    当社が入手している情報に基づく一定の前提(仮定)および将来の予測等を基礎として当社が判断したもので

    あり、これらには様々なリスクおよび不確実性が内在しております。そのため、当社の支配権の変動その他の

    要因により、実際の結果等は本プレスリリースに記述された内容から大きく乖離しうることをご承知おきくださ

    い。

  • アコーディア・ゴルフ中期経営計画 ~2017年3月期

    Accordia Vision 2016~世界最高のゴルフ場運営会社を目指して~

    2012年12月3日

  • 本資料に関する注意事項本資料に関する注意事項

    本資料は、株式会社アコーディア・ゴルフ(以下「当社」または「AG」といいます。)および当社グループに関する情報提供を目的としたものであり、当社や他社に対する投資その他の取引の勧誘または斡旋を目的と

    したものではありません。

    本資料に記載されております戦略・計画・方針・予想等の将来に関する記述は、本資料の作成時点において

    当社が入手している情報に基づく一定の前提(仮定)および将来の予測等を基礎として当社が判断したもの

    であり、これらには様々なリスクおよび不確実性が内在しております。そのため、当社の支配権の変動その

    他の要因により、実際の結果等は本資料に記述された内容から大きく乖離しうることをご承知おきください。

    また、当社は、本資料の日付以降において、本資料に記述された内容を随時更新する義務を負うものでは

    なく、かかる方針も有していません。

    本資料に記載された内容については合理的な注意を払うよう努めておりますが、掲載された情報の内容の

    正確性、適切性、網羅性等について、当社は何ら保証するものではありません。

    本資料に記載されている当社および当社グループ以外の企業・団体等に係る情報は、公開情報等を用いて

    作成ないし記載したものであり、かかる情報の正確性、適切性、網羅性等について当社は独自の検証も行っ

    ておらず、また、これを何ら保証するものではありません。

    本資料の掲載数値は、一部を除き連結数値であり、また単位未満は切り捨て算出しているため、各欄の合

    計値と合致しない場合があります。

    本資料に関するお問い合わせは、下記までお願い致します。

    株式会社アコーディア・ゴルフ IR部〒107-0062 東京都港区南青山3-3-3 リビエラ南青山ビルA館

    TEL: 03-6688-1500 (音声ガイダンス)mail: [email protected]サイト: www.accordiagolf.co.jp

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  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    目次

    2012/12/3 - 2 -

    新中期経営計画の概要 ・・・・・・・・・・・ P3

    株主還元の大幅強化 ・・・・・・・・・・・P13

    M&Aにおける今後の方針 ・・・・・・・・・・・ P18

    新中期経営計画における事業戦略 ・・・・・・・・・・・ P22

    Appendix ・・・・・・・・・・・P36

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 3 -

    新中期経営計画の概要

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    ACCORDIA GOLF Visionロードマップ

    2004 2009 2013 2017

    「質」を高め、競争優位性を確固たるものとする「面」を広げ、顧客を囲い込む

    第3次ゴルフ事業革命

    前中期経営計画期間

    ノンアセット型運営ビジネスの展開

    ブランドの確立

    ~ゴルフ場運営=サービス業~

    カジュアルゴルフの提唱

    サービス4原則の徹底ポイントカード導入

    第1次ゴルフ事業革命

    選択されるブランドへ

    ~何度でも行きたくなる~

    マーケットシェア拡大

    積極的M&A半日のスポーツへ

    ゴルフの日常化

    ゴルフ総合サービス

    ゴルフ練習場、スクール

    第2次ゴルフ事業革命

    新中期経営計画期間

    2012/12/3 - 4 -

    収益力の再強化

    ~質を高める~

    マルチブランド戦略

    最適コストの実現

    ~面を広げる~

    ゴルフ練習場事業の拡大

    リテール事業の強化

    戦略的意義のある投資に厳選

    株主還元の大幅強化

    配当による株主還元(連結配当性向90%目処)

    規模の拡大から、質の向上へそれに伴い株主還元を大幅に強化

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    ACCORDIA GOLF Vision前中期経営計画の振り返り

    908775

    2008/03期 2013/03期

    225173

    2008/03期 2013/03期

    売上高(億円)

    EBITDA(億円)

    運営(保有数)

    125

    2008/03期 2013/03期

    1 13423

    ゴルフ場

    練習場

    ゴルフ事業革命による収益強化

    グループネットワークを生かしたコスト構造改革ゴルファー満足度=ブランド力の強化収益最大化オペレーションの実現

    ゴルフ総合サービスの展開

    M&Aによる利益拡大

    積極的なM&A及びポートフォリオの入れ替え

    「ラウンド」、「練習」、「レッスン」、「ショップ」の連携強化ゴルフ練習場事業の収益化

    2012/12/3 - 5 -※2013/03期は予想

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    11,14511,074

    10,93710,516

    10,0369,873

    9,666

    0

    2,000

    4,000

    6,000

    8,000

    10,000

    12,000

    14,000

    客単価

    8,5318,605 8,823

    8,9029,0709,164

    8,8068,432

    8.3

    8.0

    9.9 10.7

    9.5 9.5

    10.9

    10.5

    0

    2

    4

    6

    8

    10

    12

    6,000

    7,000

    8,000

    9,000

    10,000

    延べ入場者数(左軸) プレー回数(右軸)

    ゴルフ人口は逓減

    2012/12/3

    市場環境認識ゴルフ市場動向

    ゴルフ人口の逓減、ゴルファー1人あたりのプレー回数の増加、プレー単価の下落により、ゴルフ市場規模としては緩やかな縮小を続けている

    ゴルフ人口

    出所:レジャー白書

    ゴルフプレー単価は下落傾向

    である。

    ※当社平均顧客単価

    (円)

    ゴルフプレー単価

    2012/12/3 - 6 -

    (千人) (万人) (回)

    ゴルフプレー回数

    ゴルファー1人あたりのプレー回数は増加している

    出所:延べ入場者数 社団法人日本ゴルフ場事業協会プレー回数=延べ入場者数/ゴルフ人口

    10,30010,800

    8,9008,300

    9,500 9,600

    8,100 8,000

    0

    2,000

    4,000

    6,000

    8,000

    10,000

    12,000

    ゴルフ人口

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    市場環境認識ゴルフ場売買市場動向

    ゴルフ場売買市場は縮小しており、今後は厳選投資が課題

    2012/12/3 - 7 -

    国内ゴルフ場数の推移

    国内ゴルフ場数は概ね横ばい

    ゴルフ場売買動向

    ゴルフ場売買市場は縮小傾向

    出所:社団法人日本ゴルフ場事業協会出所:一季出版ゴルフ特信

    2,442 2,442 2,442 2,445 2,432 2,413

    103 125 126 129 133 132

    4.2%

    5.1% 5.2% 5.3%5.5% 5.5%

    0.0%

    1.0%

    2.0%

    3.0%

    4.0%

    5.0%

    6.0%

    7.0%

    8.0%

    9.0%

    10.0%

    0件

    500件

    1,000件

    1,500件

    2,000件

    2,500件

    3,000件

    2007/03期 2008/03期 2009/03期 2010/03期 2011/03期 2012/03期

    国内ゴルフ場数 当社保有コース数 当社シェア

    ※法的整理件数及び経営交代コース数については暦年でのコース数表示※2012年/03期の経営交代コース数についてはPGMの121コースを除く数値を記載

    5948

    32 29 27 27

    127131

    8981

    52 54

    1122

    6 7 4 4

    0コース

    20コース

    40コース

    60コース

    80コース

    100コース

    120コース

    140コース

    160コース

    2007/03期 2008/03期 2009/03期 2010/03期 2011/03期 2012/03期

    法的整理コース数 経営交代コース数 当社ゴルフ場取得コース数

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    新中期経営計画策定の背景

    2012/12/3 - 8 -

    当社を取り巻く環境

    収益力向上策

    今後の課題

    キャッシュフローの配分

    ゴルフ市場規模は緩やかな縮小を継続ゴルフ人口の逓減ゴルファー 1人あたりのプレー回数の増

    加プレー単価の下落

    収益力向上のための施策が必要ゴルフ場の競争力の強化ブランド力向上によるゴルファーの囲い込み、消費ニーズの取り込み

    これまではゴルフ場の買収による利益拡大

    これまで取得した「質の高いゴルフ場資産」の収益力の再強化ゴルフ練習場事業及びリテール事業を積極的に展開

    ゴルフ場の買収に積極的に投下積極的かつ継続的に株主のみなさまに還元

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    新中期経営計画における基本戦略のポイント

    2012/12/3 - 9 -

    面を広げる

    質を高める

    ゴルフ場のマルチブランド化によるプレミアム市場やローエンド市場でのポジション確立~プレミアムブランド、LCCブランドの立ち上げ~

    ノンアセット型運営ビジネスの推進によるゴルフ練習場事業の拡大~運営受託、フランチャイズの展開~③

    リテール事業(ゴルフ用品販売)における販売・仕入れの強化、用品販売のためのチャネル拡大

    ~既存ショップの梃入れ、販売チャネルの拡大~④

    ゴルフ場運営におけるブランドに応じた最適コストの実現~セルフ化、レストランコックレス化、集中購買、事務合理化の推進~

    M&A方針

    戦略的意義のある投資に厳選ノンアセット型ビジネス展開に向けたアセットライト手法の模索

    株主還元大幅強化

    連結配当性向90%を目処REIT並みの株主還元を実施

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    中期目標数値

    2012/12/3 - 10 -

    2013年3月期(予想) 2017年3月期 備考

    売上高 908億円 983億円年平均1.5%成長レベル既存・新規による成長

    EBITDA 225億円 269億円 年平均5%成長レベル既存・新規による成長売上比 24.8% 27.4%

    営業利益 145億円 184億円 -

    売上比 16.0% 18.7%

    経常利益 112億円 175億円 -

    当期純利益 54億円 96億円 -

    EPS 5,263円 9,325円 -

    レバレッジ・レシオ 4.27 2.92

    安全性を増しながらの成長D/Eレシオ 1.09 0.84

    ROE 5.9% 9.6%

    連結配当性向 104.5% 90.0% 連結配当性向90%目処

    ※レバレッジ・レシオ = 純有利子負債 ÷ EBITDA

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    新中期経営計画の要点

    2013年3月期

    225

    2017年3月期

    2699

    8(単位:億円)

    マルチブランド戦略①

    最適コストの実現②

    ゴルフ練習場事業の拡大③

    リテール事業の強化④

    ゴルフ練習場事業

    リテール事業

    本社効率化等

    4つの収益力の再強化策

    新中期経営計画EBITDA増加要因

    当社独自の4つの収益力の再強化策を遂行することにより、2017年3月期にEBITDA269億円の達成を目指す

    20

    +44億円

    7

    ゴルフ場事業

    - 11 -

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    中期目標数値財務安全性

    2012/12/3 - 12 -

    2013年3月期から2017年3月期にかけての有利子負債、レバレッジレシオ、DEレシオ共に改善を見込む

    (億円)

    1,021 962

    903 870

    836

    4.3

    3.8 3.4

    3.1 2.9

    1.1 1.0 0.9 0.9 0.8

    -1.0

    0.0

    1.0

    2.0

    3.0

    4.0

    5.0

    0

    200

    400

    600

    800

    1,000

    1,200

    2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期

    借入金残高 レバレッジレシオ DEレシオ

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 13 -

    株主還元の大幅強化

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 14 -

    株主還元の大幅強化配当重視の政策

    配当重視の政策へ転換

    株主還元の大幅強化

    ゴルフ場取得機会の減少

    財務体質の維持と資本効率の両立

    余剰キャッシュフローの活用

    今後は株主還元策を拡大し、持続的かつ安定的な配当を実施する方針。具体的には、「連結配当性向90%を目処とした株主還元」の実施を予定。株主還元策を拡大することが、株主の最善の利益に資する施策と認識。

    基本戦略を、従来の「ゴルフ場取得による規模の拡大」から「ゴルフ場の質の向上による収益の増大」に転換。

    財務体質は継続的に有利子負債を返済したことにより年々向上。2012年9月末現在でネットD/Eレシオは1.1倍、レバレッジレシオは4.5倍。(シンジケートローン契約上の上限は6.5倍)目標であるD/Eレシオ0.9倍は射程圏内。今後は資本効率性を重視する局面へ。

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    5474 83

    89 96

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    140

    160

    180

    200

    2013/03期 2014/03期 2015/03期 2016/03期 2017/03期

    2012/12/32012/12/3 - 15 -

    株主還元の大幅強化配当政策

    REIT並みの株主還元を実施当期純利益の90%を目処に配当に充当するが、償却費(減価償却費及びのれん償却

    費)から設備投資を差し引いた資金余剰は相応に存在

    内部成長による

    EPS向上

    2014年3月期以降 連結配当性向90%目処

    (億円)

    世界最高水準の配当性向

    投資と借入返済の余力

    当期純利益+償却

    当期純利益

    設備投資

    預託金償還

    1株あたり純利益目標 5,263円 7,238円 8,084円 8,693円 9,325円

    5,500円2013年3月期配当予想

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2.0%

    2.5%

    3.0%

    3.5%

    4.0%

    4.5%

    5.0%

    5.5%

    6.0%

    6.5%

    7.0%

    7.5%

    8.0%

    8.5%

    9.0%

    9.5%

    10.0%

    50,000円 60,000円 70,000円 80,000円 90,000円 100,000円 110,000円 120,000円 130,000円 140,000円 150,000円

    2013/03期(1株あたり配当予想:5500円)

    2012/12/32012/12/3 - 16 -

    株主還元の大幅強化ご参考:株価別配当利回りのイメージ

    株価別配当利回りのイメージ

    株価

    利回り

    現状の株価:76,700円(11/30)

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    161(1)

    48

    141

    239

    294

    266

    223

    136(2)

    86(1)68(3)

    32(9)16(9) 8(5) (3) (1) (1)

    0社

    50社

    100社

    150社

    200社

    250社

    300社

    350社

    400社

    0%-0.5%

    0.5%-1%

    1%-1.5%

    1.5%-2%

    2%-2.5%

    2.5%-3%

    3%-3.5%

    3.5%-4%

    4%-4.5%

    4.5%-5%

    5%-5.5%

    5.5%-6%

    6%-6.5%

    6.5%-7%

    7%-7.5%

    7.5%-

    2012/12/32012/12/3 - 17 -

    株主還元の大幅強化ご参考:東証銘柄の予想配当利回り別社数

    出所:Quick

    東証(1部+REIT)銘柄の2012年9月末時点予想配当利回り別社数

    注:(括弧)内数はREIT社数

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 18 -

    M&Aにおける今後の方針

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    38.5%

    40.6%

    27.8%

    39.7%

    5.0%

    9.8%

    9.5%

    9.0%

    13.9%

    18.8%

    14.3%

    14.4%

    5.0%

    8.3%

    12.7%

    8.8%

    14.8%

    4.5%

    9.9%

    7.9%

    11.5%

    11.3%

    11.2%

    10.8%

    11.5%

    6.8%

    14.6%

    9.4%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    PGMゴルフ場

    AGゴルフ場

    ゴルフ場分布

    ゴルファー

    人口分布

    2012/12/3

    ポートフォリオ入れ替え当社のこれまでの取り組み(1/2)

    2012/12/3 - 19 -

    当社ゴルフ場は、ゴルファー人口の多い大都市圏に多く分布している

    特に首都圏・中部・近畿地方を中心に展開している

    首都圏 中部圏 近畿圏東海・北陸・

    上信越中国・四国

    九州・沖縄

    北海道・東北

    三大都市圏に全体の69.2%が集中する質の高いポートフォリオ

    全体の57.4%

    全体の51.6%

    全体の63.1%

    ※ ゴルファー人口およびゴルフ場は、総務省、日本ゴルフ場事業協会、レジャー白書のデータ等をもとに当社推計

    ※ 都道府県の地方エリア区分は以下のとおり首都圏:茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川中部圏:愛知、岐阜、三重近畿圏:滋賀、京都、奈良、大阪、和歌山、兵庫

    ※ PGMゴルフ場の割合は、会社開示資料より算出。当社およびPGMのゴルフ場数は、本日現在の公表ベース

    東海・北陸・上信越:新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、静岡中国・四国:岡山、広島、山口、鳥取、島根、徳島、高知、愛媛、香川九州・沖縄:福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄北海道・東北:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2010/03期 栗駒ゴルフクラブ 岩手県胆振郡 2902010/03期 金沢ゴルフクラブ 石川県金沢市 2532010/03期 播洲カントリークラブ 兵庫県赤穂郡 2672010/03期 川西ゴルフクラブ 兵庫県川西市 2152012/03期 日光ゴルフパーク:ハレル 栃木県日光市 1962012/03期 東那須カントリークラブ 栃木県大田原市 1622012/03期 ヴィレッジ那須ゴルフクラブ 栃木県那須郡 2362012/03期 男鹿ゴルフクラブ 秋田県男鹿市 1992012/03期 グリーンアカデミーカントリークラブ 福島県石川郡 2172013/03期 嬉野カントリークラブ 三重県松坂市 2402013/03期 北陸グリーンヒルゴルフ 石川県かほく市 1632013/03期 福島カントリークラブ 福島県福島市 154

    2010/03期 日光ゴルフパーク:ハレル 栃木県日光市 1792010/03期 四日市の里ゴルフクラブ 三重県四日市市 6912010/03期 フォレスト芸濃ゴルフクラブ 三重県津市 5312010/03期 霞ゴルフクラブ 三重県津市 5702010/03期 つくでゴルフクラブ 愛知県新庄市 4422010/03期 キャッスルヒル カントリークラブ 愛知県豊川市 5702010/03期 成田ゴルフ倶楽部 千葉県成田市 7282011/03期 藤代ゴルフクラブ 茨城県取手市 6082011/03期 ニュー南総ゴルフ倶楽部 千葉県市原市 7392011/03期 広島中央ゴルフクラブ 広島県広島市 4252011/03期 天ヶ代ゴルフ倶楽部 千葉県市原市 6552012/03期 グリーンエースカントリークラブ 兵庫県加東市 5072012/03期 ラ・ヴィスタ ゴルフリゾート 千葉県長生郡 6052012/03期 埼玉ゴルフクラブ 埼玉県入間郡 5582012/03期 嘉穂カントリー倶楽部 福岡県飯塚市 3792013/03期 タイガースゴルフクラブ 兵庫県加東市 5342013/03期 相武カントリー倶楽部 東京都八王子市 7692013/03期 おおむらさきゴルフ倶楽部 埼玉県比企郡 9942013/03期 かずさカントリークラブ 千葉県市原市 551

    2012/12/3

    ポートフォリオ入れ替え当社のこれまでの取り組み(2/2)

    2012/12/3 - 20 -

    当社は三大都市圏を中心に優良コースを厳選し取得する一方で、

    低採算のゴルフ場の売却を進めた結果、筋肉質なポートフォリオの構築を実現

    *営業収益は百万円単位。*取得コースの営業収益は取得の前期実績。*取得コースのゴルフ場名は取得時の名称。*クロージング日を取得時期とする。

    平均営業収益6 億円程度20092009年度以降当社取得ゴルフコース:年度以降当社取得ゴルフコース:1919コースコース 20092009年度以降当社売却ゴルフコース:年度以降当社売却ゴルフコース:1212コースコース

    平均営業収益2億円程度

    取得時期 ゴルフ場名 所在地 営業収益取得時期 ゴルフ場名 所在地 営業収益

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    M&Aにおける今後の方針

    2012/12/3 - 21 -

    将来2017年4月以降

    戦略的意義のある投資に厳選して積極的に実施

    あわせてアセットライト手法を模索していく

    株主還元 戦略投資の実施

    戦略的意義のある投資案件に厳選して積極的に実施

    ノンアセット型運営

    運営受託ビジネス等のノンアセット型運営ビジネスを拡大・強化

    新中期経営計画期間2013年4月~2017年3月

    バランス

    アセットライト手法の模索

    将来的なファンドの立上げ等、アセットライト手法を模索していく

    質の向上により収益を拡大配当による還元を重視

    ※アセットライト:資産を自社で保有せず、運営に特化する手法

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 22 -

    新中期経営計画における事業戦略

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    スポーツ本来の楽しさの提供を重視

    » 安く、楽しいゴルフを追求し、個人やファミリー向けのゴルフ場として幅広い年齢層に顧客を拡大

    ①マルチブランド戦略~現状と今後の方向性

    次なるステージに向けた現状

    顧客ニーズに応じたブランドを複数配置するマルチブランド化

    統一ブランドでは、様々な顧客ニーズへの適応は困難

    アコーディア・ゴルフの中にも、平均プレー単価が4,000円から13,000円という幅広いゴルフ場が存在し、特にプレミアム志向の顧客ニーズには十分に対応できていない

    更に低料金でプレーを楽しむニーズが存在

    ゴルフコースの利用単価が下落傾向という厳しい市場環境の中、セルフ化等の更なる低コストオペレーションに対するニーズが存在する

    ブランドでの訴求による差別化が必須

    各コースや他社とのサービス競争により、コース選定における顧客の目は厳しくなってきており、よりブランディングの観点での訴求が重要となってきている

    アコーディア・ゴルフのこれまで

    0.0

    5.0

    10.0

    15.0

    20.0

    25.0

    30.0

    35.0

    40.0

    カジ

    ュアルな

    親しみのある

    明る

    開放的

    好感がも

    てる

    楽しい

    センスが

    いい

    元気な

    若々しい

    洗練された

    さわやかな

    っこいい

    フォー

    マルな

    ゴージ

    ャスな

    暖かい

    わくわくする

    チャレンジングな

    夢のある

    感動

    できる

    特別な感じがする

    熱狂

    ・興奮できる

    てはまるものはな

    アコーディア・ゴルフ A B C D E F(%)

    - 23 -2012/12/3

    ※当社によるインターネットアンケート調査結果

    ゴルフ場のマルチブランド化により、プレミアム市場やローエンド市場でのポジションを確立する

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    ①マルチブランド戦略~新ブランド戦略方針

    プレミアム

    ブランド

    AC

    CO

    RD

    IAG

    OLF

    LCC

    ゴルフに対する志向

    プレミアム層プレミアム層

    マス層マス層

    価格コンシャス層

    価格コンシャス層

    グレード

    ハイエンド層ハイエンド層

    ブランドポジショニング(イメージ)

    「シンプル」をコンセプトに、良好なコースクオリティの提供をしつつ、必要最低限のサービス提供し、ローコストオペレーションを実現

    「カジュアル」をコンセプトに、 基本的なフルサービスを提供し、高稼働、高収

    益を狙う

    「本物志向」「ステータス」をコンセプトにブランド価値を高め、 単価の維持向上、会員関連収入向上を狙う

    「プレミアム層」

    ボリュームゾーン「マス層」

    「価格コンシャス層」

    ターゲット ブランド戦略

    - 24 -2012/12/3

    ローエンド

    ハイエンド

    プレミアム

    ミドル

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    ①マルチブランド戦略~プレミアムブランド

    2012/12/3 - 25 -

    「本物志向」、「ステータス」をコンセプトにプレミアムブランドを設立

    オペレーション戦略

    対象:10~20コース

    石岡ゴルフ倶楽部

    オーク・ヒルズカントリークラブ等

    ゴルフフリーク層に支持されるトーナメントクオリティのコースセッティング

    コースに応じた上質感のあるクラブハウスとゴルフライフを充実させる付加サービスの提供

    ⇒単価の維持向上、会員関連収入による収益モデルを追求

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    ①マルチブランド戦略~LCCブランド

    「シンプル」をコンセプトに

    コースコンディションは良質なものを提供し、付加サービスは省力化する

    LCC( Low Cost Course )ブランドを設立

    オペレーション戦略

    対象:都市外縁部10~20コース

    ターゲット:「価格コンシャス」なゴルファー層

    良質なコースコンディションを提供する一方、ゴルフプレー以外の付加サービスは省力化し、コストの最適化を図る

    収益改善イメージ

    【コスト最適化施策】

    フロント/マスター室の統合・省力化

    ポーターサービスのセルフ化

    レストランの調理レス

    お風呂はシャワーのみにシンプル化

    ショップは消耗品中心の品揃え

    - 26 -

    売上 コスト EBITDA

    コスト売上 EBITDA

    EBITDAマージン

    24%

    EBITDAマージン

    38%

    ※ LCC化ゴルフ場の収益改善イメージ

    (億円)

    5

    3

    1

    5

    3

    1

    (億円)

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    ①マルチブランド戦略~コースコンディションの向上

    コースコンディション

    コースは最大の商品である

    アグロノミー関連のノウハウ・知識が蓄積された

    今後更に、適切な投資・管理により、コースコンディションに磨きをかけていく

    - 27 -

    ※アグロノミー:栽培学・農耕学

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 28 -

    ②最適コストの実現~セルフ化、レストランコックレス化、集中購買、事務合理化の推進

    オペレーションコストの適正化や事務合理化も並行して進める

    事務合理化

    売上に応じた最適コストの実現

    セルフ化・無人化の推進

    集中購買の更なる推進と購買価格の低減

    事務センターにおける更なる合理化の追求

    労務費の変動費化(外注/パート化)

    事業所部門間における人材共有

    レストランの調理業務効率化、コックレスの実施

    オペレーションコスト

    売上

    売上げとオペレーションコストの関係(イメージ図)

    ①ばらつきの標準化と②全体コストの低減にてオペレーションコストの最適化を図る

    ばらつきが存在

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3

    ③ゴルフ練習場事業の拡大~運営受託、フランチャイズの展開

    ゴルフ練習場中期数値目標

    運営ゴルフ場数値目標

    40施設(保有60%、受託・FC40%)売上高50億円以上

    EBITDAマージン41%

    今後のゴルフ練習場展開方針

    - 29 -

    ノンアセット型の推進

    買収・建設は優良案件に限定し、ノンアセット型の運営受託、フランチャイズスキームを積極的に推進していく。

    買収・建設は優良案件限定

    都市部で、投資効率が高い案件に限定する。

    ゴルフ練習場事業は、売上高50億円以上、EBITDAマージン41%を目指す

    (億円)

    (億円)

    ゴルフ練習場中期数値目標(売上高)

    ゴルフ練習場中期数値目標(EBITDA)

    38

    53

    0

    30

    60

    2013/03期 2017/03期

    12

    22

    32.9%

    41.5%

    30.0%

    35.0%

    40.0%

    45.0%

    50.0%

    0

    10

    20

    30

    2013/03期 2017/03期

    EBITDA(左軸)

    EBITDAマージン(右軸)

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    5,399 5,359 5,309 5,233 5,131 5,037 4,918 4,7854,611 4,486 4,372

    4,236

    3,987 3,818 3,715 3,641 3,602 3,546

    26,32224,680

    24,007 24,117 24,377 23,840

    23,373 23,020 22,991 22,785 22,887 23,409

    24,40025,517

    26,79728,070

    28,88327,901

    0

    5,000

    10,000

    15,000

    20,000

    25,000

    30,000

    35,000

    0

    1,000

    2,000

    3,000

    4,000

    5,000

    6,000

    施設数(左軸) 1施設あたりの入場者数

    2012/12/3

    ③ゴルフ練習場事業の拡大~市場環境

    2010年度は震災の影響があるものの、一施設あたりの入場者は好転しつつある

    出所:㈱ゴルフ経営研究所(ゴルフ特信より)

    (千人)

    2012/12/3 - 30 -

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 31 -

    ③ゴルフ練習場事業の拡大~これまでの取組み

    ゴルフ練習場事業は、収益の柱として成長し、ゴルフ場とのシナジーも顕在化している

    練習場からゴルフ場への送客は約47万人となり、ゴルフ総合サービス事業の成果のひとつとなっている

    ゴルフ場とのシナジー効果

    ゴルフ練習場事業は当社の収益の柱として成長してきた

    (億円)

    4 5

    19

    26

    34

    1 26

    1013

    0

    10

    20

    30

    40

    2008/03期 2009/03期 2010/03期 2011/03期 2012/03期

    売上高 EBITDA

    当社ゴルフ練習場全体の売上高・EBITDAの推移

    ゴルフ場への送客数(万人)

    0

    10

    20

    30

    40

    50

    2010/03期 2011/03期 2012/03期

    24

    39

    47

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    ③ゴルフ練習場事業の拡大~取得スキームの多様化

    当社(フランチャイザー)

    練習場(フランチャイジー)

    運営の主体ブランド・運営ノウハウ・顧客の提供

    ロイヤリティ

    改修資金等のサポート

    ショップ運営サポートラインナップの拡充、仕入れ値の低減が可能に

    売れ筋情報の共有、陳列・レイアウト等のアドバイスも実施

    アカデミーサポート(スクール運営)

    アコーディア・ゴルフ・アカデミー(AGA)の開校はもとより、プロの派遣や、練習場インストラクターへの研修などもサポート

    【 その他、当社のスケールメリットを活かした各種サポートも実施 】

    2012/12/3 - 32 -

    設備を改修し、収益向上ニーズはあるが、運営は手放したくないオーナー系練習場にフランチャイズモデルを提供する

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3

    ④リテール事業の強化~既存ショップの梃入れ、販売チャネルの拡大

    リテール事業中期数値目標

    リテール事業数値目標

    売上高90億円以上EBITDAマージン10%以上

    今後のリテール事業展開方針

    - 33 -

    既存ショップの改革・強化

    ビジュアル・マーチャンダイジングの導入

    マーチャンダイジングの改善

    価格競争力/販売力の強化

    販売チャネルの多角化

    リテール事業は、売上高90億円以上、EBITDAマージン10%以上を目指す

    GDO社との提携による、予約サイトと連携した自社Eコマースサイトの立ち上げ路面店の出店検討

    リテール事業中期数値目標(売上高)(億円)

    リテール事業中期数値目標(EBITDAマージン)

    2017年3月期目標

    10%以上

    40

    90

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    2013/03期 2017/03期※リテール事業の売上高はゴルフ場事業、ゴルフ練習場事業、その他に含まれるリテール事業を合算した数値

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/3

    ④リテール事業の強化~事業環境

    当社リテール売上はゴルフ用品市場の1%にすぎず、全ゴルファーの30%を占める当社カードホルダーをベースとした拡大余地は大きい

    2012/12/3 - 34 -

    当社ショップ売上とゴルフ用品市場

    350

    200

    400

    600

    800

    1,000

    1,200

    1,400

    1,600

    1,800

    2,000

    2012/03期 ゴルフ用品小売市場規模

    :当社リテール売上実績

    (億円)

    当社のリテール売上高は、ゴルフ用品小売市場全体の約1%

    約3,500億円

    ゴルフ用品チャネル別売上比率

    ゴルフ場・Eコマースは、ゴルフ用品販売チャネルの約20%

    量販店, 40%

    専門店, 19%

    ゴルフ場 , 10%

    通販・EC, 9%

    中古, 8%

    GMS, 6%

    百貨店, 2%

    練習場, 2%

    その他, 4%

    出所:矢野経済研究に基づく当社予想

    8,000

    2,640

    548

    0

    2,000

    4,000

    6,000

    8,000

    10,000

    2011

    ゴルフ人口と当社ポイントカードホルダー数

    (千人)

    全ゴルファーの約30%が当社ポイントカードホルダー

    当社ポイントカードホルダー数

    当社WEB会員数

    出所:レジャー白書

    :ゴルフ人口

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    ④リテール事業の強化~既存ショップの改革強化

    来店率の向上

    購買率の向上

    購買客数を増やすため、来店率を向上させる

    ビジュアル・マーチャンダイジングの導入

    来店したお客様の購買率を向上させる

    マーチャンダイジングの改善

    価格競争力の向上

    販売力の強化

    ×

    1ゴルフ場あたり商品売上 2,500万円 =

    客単価 4,000円

    購買人数 6,200人 = 購買率 11%×

    現状(概算)

    改革テーマ

    - 35 -

    <これまでのリテール事業>

    現場主導による販売で、ゴルフ用品を販売するための体制や環境が整っていなかった。

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 36 -

    Appendix

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    売上高 908 941 953 968 983

    売上高成長率 4.6% 1.4% 1.2% 1.6% 1.5%

    営業費用 763 785 784 790 799

    営業利益 145 157 169 177 184

    営業利益成長率 15.1% 11.0% 7.6% 5.3% 3.7%

    EBITDA 225 240 251 262 269

    EBITDAマージン 24.8% 25.5% 26.4% 27.1% 27.4%

    当期純利益 54 74 83 89 96

    EPS 5,263 7,238 8,084 8,693 9,325

    2015年3月期 2016年3月期2013年3月期 2014年3月期

    目標

    2017年3月期

    908

    941953

    968983

    860

    880

    900

    920

    940

    960

    980

    1,000

    2013/03期 2014/03期 2015/03期 2016/03期 2017/03期

    2012/12/3

    Appendix新中期経営計画数値目標詳細

    2012/12/3 - 37 -

    事業計画

    (億円/EPSは円)

    営業利益目標数値売上高目標数値 (億円)(億円)

    145157

    169 177184

    0255075

    100125150175200

    2013/03期 2014/03期 2015/03期 2016/03期 2017/03期

    ※EPSの算出においては、2012年9月末の発行済株数1,026,077株(自己株除く)を前提としています。

  • アコーディアグループ中期経営計画Accordia Vision 2016

    2012/12/32012/12/3 - 38 -

    当社は株式価値向上のため、新中期経営計画(Accordia Vision 2016)の達成を目指します。