「彩る16人の画家展」を振り返って平成30年3月26日 あ か し や 通 信...
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平成３０年３月２６日 あ か し や 通 信 第４１９号 [email protected] 「彩る１６人の画家展」を振り返って スタッフ 槌田多栄子 11 月に天満屋岡山店アートスペースにて「彩る 16 人の画家展」が開催されました。16 名の画 家達が６年間描き続けた作品の中から代表作を一点と、大切な仲間、故服部甲介氏を偲びながら 皆で描いた大きな作品を展示しました。会場には多くの方々に足を運んでいただき、感想ノート に「素晴らしい‼」「色彩がきれい‼」等の温かいお言葉をいただき、カメラにおさめて下さる方も いて、大変嬉しく思いました。画家達も自分の作品に見入ったり、次の作品の意欲を口にしたり、 誇らしい様子でした。私達職員一同も、このような絵画展が開催できたことの大きな喜びと感動 は忘れることができません。 16 名の画家達に感謝と心からの拍手を贈ります。今後も感性豊かに 絵画を通じて日々の自分と向き合えるよう、そして、なにより「絵を描くって楽しいよ。」と思っ てもらえるよう、描きたい気持ちを応援してゆきたいと思っています。 渡辺充雄 伊藤 宏 二宮未央子 青木孝雄 岩田 清 河本欣阜 服部甲介 尾中秀子 橘 邦彦 川上翔平 磯野雄志 相馬宏範 武鑓雅弘 大岡 新 加藤龍彦 河本弘子 「 当 事 業 所 に お け る さ ら な る 糧 」 支 援 課 長 寺 町 清 二 今 回 、 当 事 業 所 の 絵 画 活 動 の こ と を 少 し 述 べ さ せ て い た だ き ま す 。 最 近 で は 、 天 満 屋 地 下 で の 画 家 展 ・ 東 京 都 美 術 館 ・ 山 陽 新 聞 社 ・ み ず ほ 証 券 ・ テ レ ビ せ と う ち ・ ゆ め ト ピ ア 長 船 ・ 加 計 美 術 館 他 へ 出 展 さ せ て い た だ き ま し た 。 本 当 に 多 く の 方 の ご 協 力 ご 支 援 に よ り 実 現 で き た と 思 い 感 謝 し き れ ま せ ん 。 こ の 場 を お 借 り し 心 よ り 御 礼 申 し 上 げ ま す 。 絵 画 活 動 は 、 始 動 し て 約 六 年 を 経 ま す が 、 当 初 は 、 ス タ ッ フ に て ど の よ う に 活 動 を 進 め て よ い の か 悩 む こ と も 多 か っ た と 伺 っ て お り ま す 。 好 き な 色 は 、 描 き た い も の は 、 そ も そ も 利 用 者 本 人 に 描 き た い 気 持 ち が あ る の か な ど 、 試 行 錯 誤 し な が ら の 取 組 み で あ っ た よ う で す 。 ス タ ッ フ は 、 日 々 の 他 の 活 動 よ り 本 人 の 好 き な 食 べ 物 、 行 き た い 場 所 、 好 き な 歌 な ど を 頼 り に 色 を 選 び 出 し た と の こ と 。 パ レ ッ ト に は 十 種 類 ほ ど の 色 が 並 べ ら れ 、 利 用 者 が 色 を 吟 味 し ま す 。 望 み の 色 が な い と 手 は 動 か な い 様 子 。 望 み の 色 に 筆 先 を つ け 、 真 っ 白 い 紙 に 色 が お と さ れ る 瞬 間 、 利 用 者 と 気 持 ち が 通 じ た 感 覚 に 触 れ た と 話 す 職 員 が い ま す 。 ま た 、 三 十 分 経 て も 書 き 始 め ら れ な い 利 用 者 に 対 し 、 本 人 の 視 線 よ り タ イ ミ ン グ を 読 み 取 り つ つ 声 を 掛 け る と 筆 が 進 む こ と も あ っ た と の こ と 。 日 頃 の 本 人 を 知 ら な け れ ば 出 来 な い 対 応 で し ょ う 。 そ の 積 み 重 ね が 、 本 人 の 内 な る 思 い を 開 放 す る 手 立 て と な り 、 一 枚 の 絵 へ と 結 実 さ れ て い く よ う に 思 え ま す 。 目 の 前 に お ら れ る 人 を よ く 見 、 日 頃 か ら 知 る こ と 。 相 手 の 思 い を 想 像 す る こ と 。 云 わ ば 、 一 緒 に 取 り 組 み 、 思 い を 共 有 す る こ と で 、 相 手 の 存 在 を よ り 強 く 感 じ ま す し 、 そ の こ と を 、 ス タ ッ フ 間 で 共 有 し 、 わ か ち 合 う こ と で さ ら な る 次 へ の 糧 と な っ て い る よ う で す 。 近 年 、 色 々 な 研 修 に 参 加 し 、 障 害 者 権 利 条 約 で 唱 え ら れ た 合 理 的 配 慮 や 成 年 後 見 制 度 等 に お け る 意 思 決 定 支 援 の 在 り 様 等 を 学 び ま し た が 、 言 葉 の 上 滑 り に 終 わ ら せ る こ と な く 、 ス タ ッ フ 間 に て 話 し 合 っ て い き た い と 改 め て 思 う 次 第 で す 。
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平成３０年３月２６日 あ か し や 通 信 第４１９号
「彩る１６人の画家展」を振り返って
スタッフ 槌田多栄子
11 月に天満屋岡山店アートスペースにて「彩る 16 人の画家展」が開催されました。16 名の画
家達が６年間描き続けた作品の中から代表作を一点と、大切な仲間、故服部甲介氏を偲びながら
皆で描いた大きな作品を展示しました。会場には多くの方々に足を運んでいただき、感想ノート
に「素晴らしい‼」「色彩がきれい‼」等の温かいお言葉をいただき、カメラにおさめて下さる方も
いて、大変嬉しく思いました。画家達も自分の作品に見入ったり、次の作品の意欲を口にしたり、
誇らしい様子でした。私達職員一同も、このような絵画展が開催できたことの大きな喜びと感動
は忘れることができません。16 名の画家達に感謝と心からの拍手を贈ります。今後も感性豊かに
絵画を通じて日々の自分と向き合えるよう、そして、なにより「絵を描くって楽しいよ。」と思っ
てもらえるよう、描きたい気持ちを応援してゆきたいと思っています。
渡辺充雄
伊藤 宏
二宮未央子 青木孝雄
岩田 清
河本欣阜 服部甲介
尾中秀子 橘 邦彦 川上翔平
磯野雄志
相馬宏範
武鑓雅弘
大岡 新 加藤龍彦
河本弘子
「当事業所におけるさらなる糧」
支援課長
寺町清二
今回、当事業所の絵画活動のことを少
し述べさせていただきます。最近では、天
満屋地下での画家展・東京都美術館・山陽
新聞社・みずほ証券・テレビせとうち・ゆ
めトピア長船・加計美術館他へ出展させ
ていただきました。本当に多くの方のご
協力ご支援により実現できたと思い感謝
しきれません。この場をお借りし心より
御礼申し上げます。
絵画活動は、始動して約六年を経ます
が、当初は、スタッフにてどのように活動
を進めてよいのか悩むことも多かったと
伺っております。好きな色は、描きたいも
のは、そもそも利用者本人に描きたい気
持ちがあるのかなど、試行錯誤しながら
の取組みであったようです。
スタッフは、日々の他の活動より本人
の好きな食べ物、行きたい場所、好きな歌
などを頼りに色を選び出したとのこと。
パレットには十種類ほどの色が並べら
れ、利用者が色を吟味します。望みの色が
ないと手は動かない様子。望みの色に筆
先をつけ、真っ白い紙に色がおとされる
瞬間、利用者と気持ちが通じた感覚に触
れたと話す職員がいます。また、三十分経
ても書き始められない利用者に対し、本
人の視線よりタイミングを読み取りつつ
声を掛けると筆が進むこともあったとの
こと。日頃の本人を知らなければ出来な
い対応でしょう。その積み重ねが、本人の
内なる思いを開放する手立てとなり、一
枚の絵へと結実されていくように思えま
す。目の前におられる人をよく見、日頃か
ら知ること。相手の思いを想像すること。
云わば、一緒に取り組み、思いを共有する
ことで、相手の存在をより強く感じます
し、そのことを、スタッフ間で共有し、わ
かち合うことでさらなる次への糧となっ
ているようです。
近年、色々な研修に参加し、障害者権利
条約で唱えられた合理的配慮や成年後見
制度等における意思決定支援の在り様等
を学びましたが、言葉の上滑りに終わら
せることなく、スタッフ間にて話し合っ
ていきたいと改めて思う次第です。
平成３０年３月２６日 あ か し や 通 信 第４１９号
「乾杯‼」の掛け声（河本欣阜さん）と共
に楽しい会食がスタートしました。今年
やってきたサンタは長―いおひげにめが
ねのサンタ☆でしたよ。マジックショー
や合奏にハンドベル♪最後は毎年恒例の
クリスマスケーキを作りました。お味も
最高！皆さんの素敵な笑顔が沢山見られ
た一日でした。（妹尾）
十一月四日（土）愛育寮主催の
百合樹祭にあかしや園とデイあ
かしや合同でアトラクションに
参加しました。ビニール袋に各々
好きな絵を描き、デイあかしやな
らではの衣装を作り、「もみじ」と
「３６５歩のマーチ」を唄いまし
た。会場からも口ずさむ声がして
盛り上がりました。日頃行事に不
参加の方も参加できうれしくお
もいました。
（西井）
百合樹祭へ参加
♬
クリスマス会 サンタがやってくる！
あかしや園
平成29年12月13日（水）忘年会を
行いました。例年通り、デイセンター
あかしやとあかしや園の合同での実
施です。場所は昨年実施してご利用者
さまにも好評だった、岡山県総合グラ
ウンドそばのリーセントカルチャー
ホテルの会場を貸し切りました。ファ
ジアーノ岡山ＦＣのホームスタジア
ムとしても有名なシティライトスタ
ジアムを眼下にしてコース料理に舌
鼓を打ちました。あかしや園ご利用者
さまはデイセンターあかしや、愛育寮
との合同行事である外出、旅行、百合
樹祭など一年の楽しい出来事を振り
返りました。
会の最後にはあかしやグループ定
番のカラオケです。いつものあの
曲、あのひとといえばあの唄！イン
トロが流れるだけで誰の十八番かす
ぐにわかります。満足な表情で会を
終えることができました。ご利用者
の皆さんはもう来年の忘年会を楽し
みにされていました。
（浅倉）
旭川荘ｱｰﾄｷﾞｬﾗﾘｰ展表彰 活 動 作 品 ☋ 収 穫 祭 ☊ コンサート鑑賞∮
正 月 行 事
シーガルズとの交流
節分
グラチア音楽賞 受賞式・記
念コンサートに参加しまし
た。フルート．チェロ．ピア
ノの奏でる音に癒され、ひと
ときを堪能しました。（石井）
2／7（水）旭川荘とシーガルズとの交
流会（赤磐市の体育館）では、河本欣
阜さんの機敏な動きに負けじと河本
弘子さん、橘邦彦さんも必死にボール
を追いかけ楽しいひと時を過ごしま
した。（西井）
デイあかしやでも年神様を迎え入れてお祝いし
新しい 1 年の健康と幸福を願いました。 （河嶋）
デイあかしやの畑で採れたミニトマトと
玉ねぎをた～くさん使って、今年度もハヤ
シライスを作りました。皆さん必死に皮を
剥いてくださり、大好評でした。（片山）
粘土や石を使い、季節にあった作品や、
利用者さんの自由な発想力で活動を楽
しまれています。旭川荘アートギャラ
リーにも展示されています。（二神）
江草安彦賞に武鑓雅弘さんの「メロディ
に乗せて」、岡山県食品卸同業会会長賞に
磯野雄志さんの「チューリップ」が選ばれ
ました。おめでとうございます。
平成 29 年度の一年間、本当に多くの方々にご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
