北 海 道 観 光 の 現 況 - Hokkaido北海道経済部観光局 平成26年9月 北 海 道...

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北海道経済部観光局 平成26年9月

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北海道経済部観光局

平成26年9月

北 海 道

観 光 の

現 況

目 次

1 北海道観光の現状と課題

(1)観光入込客数の推移 ・・・1

(2)観光客の動態 ・・・4

(3)観光産業の状況 ・・・10

2 北海道の観光振興施策

H26年度経済部観光局施策体系 ・・・15

【参考資料】

・観光入込客数(延べ人数)の推移

・その他の観光統計指標(前年同月比)

・主な観光資源(自然公園、ラムサール条約登録湿地、世界遺産、北海道遺産等)

・観光圏の状況

・外国人観光客の受入体制(ビジットジャパン案内所)

・航空路線網図

・航空路線別輸送実績

・平成26年度地域政策推進事業一覧(観光関連分)

・北海道観光のくにづくり条例

・北海道観光のくにづくり行動計画(概要)

・北海道観光審議会

- 1 -

1 北海道観光の現状と課題

(1)観光入込客数の推移

観光入込客数、外国人来道者数ともに過去最高

北海道の観光入込客数(実人数)は、平成23年度は東日本大震災の影響など

により落ち込んだが、平成24年度は観光需要が回復基調に転じ、さらに平成

25年度は景気の緩やかな回復に伴い国内外の観光需要が引き続き回復傾向に

あったほか、集客力のある大規模なイベントの開催などから、5,310万

人(前年度比4.2%増)となり、算定方式の変更はあるものの、平成11年度

の5,149万人を超えて過去最高となった。

増加傾向にある訪日外国人来道者数は、平成23年度は落ち込んだが、平成

24年度は国際定期便の新規就航や、円安が進んだことなどから回復し、さら

に平成25年度は東南アジア諸国に対する査証要件の緩和や国際定期便の増便

などから115万3,100人(前年度比45.9%増)と、年度としてはじめて

100万人を超え過去最高となり、日本全体の訪日外客数1,098万人の約

1割を占めている。

圏域別では十勝圏が増加

圏域別にみると、6圏域とも平成23年度以降は増加傾向にあるものの、

平成11年度の入込客数を100とすると、十勝圏の107.3以外は5圏域とも減

少している。十勝圏の伸びは、道東道の開通による交通アクセス向上の効果

などが大きいと考えられる。

12

1720 21

2428 29

43

51

59

71 6968

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

110

120

130

140

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21

(万人)

(年度)

道外客

道内客

外国人

道内客、道外客 (万人)

【北海道観光入込客数調査】

注) 平成22年度から新方式により調査

観光入込客数(実人数)の推移

5,149

5,149

5,149

5,149

5,149

74

57

79

115

0

20

40

60

80

100

120

140

H22 H23 H24 H25(年度)

外国人

外国人(万人)

道内客4,629

道外客680

5,310

- 2 -

著しい伸びのアジア地域

外国人観光客の内訳を国・地域別にみると、台湾が最も多く、次いで、中

国、韓国、香港、タイとなっている。地方空港への国際定期便やチャーター

便が数多く運行された台湾は平成25年度に過去最高となり、また査証要件が

緩和され直行便が増便されたタイは前年度比167%増となっている。

0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000

H25

H24

H23

H22

H21

台湾 415,600

台湾 280,800

台湾 191,200

台湾 183,700

台湾 180,850

中国 158,300

中国

102,200

中国

101,400

中国 135,500

中国

92,700

韓国 141,600

韓国

123,600

韓国

89,700

韓国 148,900

韓国 135,300

香港

107,300

香港 72,600

香港 56,200

香港

87,100

香港

127,550

タイ

98,800

タイ 37,000

タイ 9,700

タイ 18,400

タイ 6,300

シンガポール 35,600

シンガポール 23,500

シンガポール 17,700

シンガポール 28,800

シンガポール 40,450

豪州 29,400

豪州 29,400

豪州 20,500

豪州 25,600

豪州 32,100

その他 166,500

その他 121,300

その他 83,300

その他 113,700

その他 60,100

【北海道観光入込客数調査】

訪日外国人来道者数(国・地域別内訳)

台湾

中国

韓国

香港

タイ

シンガポール

豪州

その他

(単位:人)

注) 平成22年度から新方式により調査

60

70

80

90

100

110

120

H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (年度)

【北海道観光入込客数調査】

観光入込客数(延べ人数)の推移(圏域別)

道央

道南

道北

オホーツク

十勝

釧路・根室

十勝圏 107.3

道北圏 96.5

道央圏 89.9

釧路・根室圏 77.1

オホーツク圏 70.7

※H11年度の観光入込客数を100として、その増減を示したもの

道南圏 76.8

- 3 -

夏季に集中する観光客

延べ人数(1億3,179万人)を季節別にみると、年間入込客数の約半分が

夏季(6~9月)に集中し、冬季(12~3月)の入込客数は2割程度にとどま

っている。一方、外国人は、夏と冬の2つのピークがある。

修学旅行の受入

北海道への修学旅行は、平成23年度は震災後の旅行先の道内への振替など

から増加したが、平成24年度以降は減少傾向にある。旅行業者等によると、

北海道への修学旅行は平成11~12年頃までは全国トップクラスであったも

のの、平成15年度以降は沖縄県へのシフトが進み、現在では沖縄県の半数以

下に減少している。

0

10

20

30

40

50

60

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

万人泊(外国人)万人(全体) 季節別観光入込客数(延べ人数)等

全体

外国人

6~9月6,710万人

6~9月118万人泊

12~3月166万人泊

12~3月2,792万人

【北海道観光入込客数調査(平成25年度)】

1,115 1,250

1,116 1,171 1,155 1,161 1,270

1,099 1,011

2,484 2,615 2,603

2,492 2,458 2,562

2,686

2,484 2,496

192,945

223,679

190,963 200,587 200,232 195,815 209,837

177,364

163,600

426,536 439,823

430,878 427,248

412,182

438,194 451,550

431,407

436,334

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

450,000

500,000

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25

(人)(校)

(年度)

修学旅行の入込状況

学校数

(北海道)

学校数

(沖縄県)

人数

(北海道)

人数

(沖縄県)

【(社)北海道観光振興機構、沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課】

- 4 -

(2)観光客の動態

来道観光客の属性

北海道を訪れる観光客の属性をみると、性別では、男性が47.5%、女性が

52.5%で、女性の割合が5%大きくなっている。年齢別では、50代以上が

45.4%と半数近くを占め、居住地別では、関東が46.8%と群を抜いて多く

なっている。

【平成 23年度観光客動態・満足度調査】

性別

47.5% 52.5%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

男性

女性

年齢

5.6% 15.1% 16.4% 17.3% 20.6% 7.5%17.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

10代

20代

30代

40代

50代

60代

70代

居住地

8.9% 13.5% 5.9% 13.0% 5.7% 6.3%46.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

東北

関東

東海

北陸・甲信越

近畿

中国・四国

九州・沖縄

高等学校における修学旅行先の推移

1位 2位 3位 4位 5位

平成11年度 北海道 京都 沖縄 奈良

平成13年度 大阪 京都 北海道 東京

平成15年度 沖縄 北海道 京都 大阪

平成16年度 沖縄 北海道 京都 東京 長野

平成18年度 沖縄 北海道 京都 東京 大阪

平成20年度 沖縄 北海道 京都 東京 大阪

平成22年度 沖縄 北海道 東京 京都 長崎

平成24年度 沖縄 京都 東京 大阪 北海道

【公益財団法人日本修学旅行協会 教育旅行白書、教育旅行年報】

※H22年度までは、滞在時間を反映したカウント方法であったが、H24年度は訪問回数のみでカウントしているため、比較的長く滞在する北海道は前回よりも相対的順位が低くなっている。

- 5 -

家族旅行が大半

来道観光客の旅行形態をみると、家族旅行が56.8%で大半を占めており、

団体・グループ旅行は27.2%と減少傾向にある。一人旅は13.5%で若干増加

している。

長期滞在客が増加

来道観光客の旅行日程をみると、平成19年度は短縮化の傾向にあったが、

平成23年度は、3泊4日が27.0%、4泊5日が12.0%、5泊以上も16.7%と

長期滞在客が増加している。

56.8%

54.5%

30.1%

27.1%

35.8%

60.0%

13.5%

8.4%

10.0%

2.5%

1.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

平成23年度

平成19年度

平成14年度

【観光客動態・満足度調査】

旅行形態の推移(来道観光客)

家族旅行(H14・H19新婚旅行を含む) 団体・グループ旅行 一人旅 その他

※23年度の調査では、有効回答のみで集計しているため、比較に用いている14・19年度調査データは、「不明」を除く有効回答のみで再集計している。

25.1%夫婦

18.6%子供連れ

13.1%親戚などその他家族

(友人・仲間・仕事関係等)

0.8

9.6

34.0

27.0

12.0

16.7

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0

日帰り

1泊2日

2泊3日

3泊4日

4泊5日

5泊以上

【観光客動態・満足度調査】

(%)旅行の日程(来道観光客)

平成14年度

平成19年度

平成23年度

※23年度の調査では、有効回答のみで集計しているため、比較に用いている14・19年度調査データは、「不明」を除く有効回答のみで再集計している。

- 6 -

8割がリピーター

来道観光客のうち、80%以上が過去に北海道を訪れた経験があるリピータ

ーで、5回以上の来道経験を持つ「北海道ファン」も40%を超えている。

多様化する旅行目的

北海道を訪れた観光客の旅行目的をみると、年度によって増減はあるもの

の、「自然観賞」、「温泉・保養」、「買い物・飲食」、「テーマパーク・遊園地」

など旅行目的は多様化している。

また、公益財団法人日本交通公社がまとめた「旅行者動向2013」による

と、自然や景勝地を見て回る「自然観光」、おいしいものを食べる「グルメ旅

行」では、行ってみたい旅行先として北海道が他を大きく引き離して一位と

なっており、「自然」や「食」は今後も北海道観光の大きな魅力となり続ける

と考えられる。

旅行目的の推移(来道観光客)

0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 45.0% 50.0%

その他

アウトドア・工芸・農作業

などの体験観光

ドライブ

スポーツ・文化活動の

参加・見学

イベント

への参加・見学

テーマ・パーク・

遊園地

特産品の

買物・飲食

温泉・保養

自然観賞

【観光客動態・満足度調査】

平成14年度

平成19年度

平成23年度

42.5

39.4

18.1

0 10 20 30 40 50

5回以上

2~4回

初めて

【観光客動態・満足度調査】

(%)

北海道への旅行回数

平成14年度

平成19年度

平成23年度

※23年度の調査では、有効回答のみで集計しているため、比較に用いている14・19年度調査データは、

「不明」を除く有効回答のみで再集計している。

- 7 -

パッケージツアーの利用者は減少

パッケージツアーの利用状況をみると、ルートの決まったパッケージツア

ーを利用した来道観光客の割合は、平成14年度の39.4%から平成23年度で

は19.8%と半減している。

一方、パッケージツアーを利用しない観光客は、平成23年度には45.3%と

増加している。

パッケージツアーの利用状況(来道観光客)

19.8%

22.5%

39.4%

34.9%

39.0%

29.6%

45.3%

38.4%

31.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

平成23年度

平成19年度

平成14年度パッケージツアー(ルートの決まった旅行)

パッケージツアー(フリープラン等)

パッケージツアーでない

※23年度の調査では、有効回答のみで集計しているため、比較に用いている14・19年度調査データは、

 「不明」を除く有効回答のみで再集計している。

【観光客動態・満足度調査】

旅行タイプ別の行ってみたい旅行先

○総合 ○自然観光 ○温泉旅行 ○動物園・水族館北 海 道 20.9% 北 海 道 20.4% 大 分 県 15.8% 沖 縄 県 22.7%沖 縄 県 17.4% 沖 縄 県 6.0% 神 奈 川県 11.5% 北 海 道 18.7%京 都 府 7.2% 京 都 府 4.1% 群 馬 県 9.3% 大 阪 府 8.2%東 京 都 5.1% 熊 本 県 4.1% 静 岡 県 6.6% 東 京 都 6.9%鹿 児 島県 4.4% 鹿 児 島県 3.9% 北 海 道 6.1% 和 歌 山県 5.0%

○グルメ ○スキー ○花の名所巡り ○自然現象鑑賞北 海 道 26.6% 北 海 道 36.4% 京 都 府 20.0% カ ナ ダ 17.6%静 岡 県 5.5% 長 野 県 22.9% 奈 良 県 9.6% 米国(本土) 11.2%東 京 都 4.0% 新 潟 県 13.7% 秋 田 県 9.3% オ ース ト ラ リア 8.3%兵 庫 県 3.3% カ ナ ダ 5.7% 北 海 道 8.8% 鹿 児 島 県 8.1%神 奈 川県 3.0% ス イ ス 2.6% 熊 本 県 7.5% 北 海 道 7.2%

○秘境ツアー ○世界遺産巡り・国内 ○ロングステイ中 南 米 10.2% 鹿 児 島県 15.7% 米国(本土) 18.1%ペ ル ー 8.8% 京 都 府 10.9% 沖 縄 県 11.9%北 海 道 8.8% 和 歌 山県 10.7% イ ギ リス 7.1%富 山 県 6.6% 北 海 道 10.0% 北 海 道 5.4%徳 島 県 5.2% 岩 手 県 7.1% 長 野 県 5.0%

【公益財団法人日本交通公社:旅行者動向2013】

- 8 -

変化する移動手段

北海道内における主な移動手段をみると、「観光(貸切)バス」の割合が、平

成14年度の41.5%から平成23年度では21.0%と、ほぼ半減している。一方、

平成23年度は「鉄道」の割合が29.3%と最多となっており、少人数旅行の増

加が移動手段の変化にも現れていると考えられる。

ネット化が進む手配方法

宿泊先の手配方法をみると、インターネットを利用した割合が、若年層

(10代~20代)及び中間層(30代~50代)で50%を超え、また、高齢層(60代

以上)でも40%を超えており、ネット利用の割合が大きくなっている。

宿泊先の手配方法(来道観光客)

17.5%

33.5%

33.3%

15.5%

15.8%

9.1%

8.5%

6.5%

7.7%

26.3%

15.8%

11.1%

23.2%

20.8%

23.6%

9.0%

7.6%

15.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

高齢層(60代以上)

中間層(30代~50代)

若年層(10代~20代)

旅行予約サイト

宿泊施設のサイト

旅行会社のサイト

直接電話

その他の方法

事前手配なし

【平成23年度観光客動態・満足度調査】

29.3

24.3

18.0

21.0

31.9

41.5

6.8

3.3

5.5

19.4

26.0

19.7

3.4

5.8

6.5

12.2

4.5

4.7

7.9

4.2

4.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

23年度

19年度

14年度

主な移動手段(来道観光客)

鉄道

観光バス

路線バス

レンタカー

タクシー

自家用車

オートバイ等そ

の他

※23年度の調査では、有効回答のみで集計しているため、比較に用いている14・19年度調査データは、「不明」を除く有効回答のみで再集計している。

【観光客動態・満足度調査】

- 9 -

旅行情報の入手先もインターネットが急増

旅行情報の入手先をみると、「インターネット」が平成14年度の10.1%か

ら平成23年度は27.2%と大幅に上昇し、逆に「旅行会社」が、32.4%から

13.5%と減少している。

観光消費額単価

観光客が1回の観光行動で消費する金額をみると、道内客は13,271円、道

外客は69,670円、訪日外国人来道者は122,128円となった。

注)第1回~第4回調査の道内客は、1世帯当たりの消費額

第5回調査は、第4回までと推計手法を変更

観光消費額

68,35862,005 61,007 60,677

69,670

122,128

13,2718,8499,60810,76111,621

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

第1回調査 第2回調査 第3回調査 第4回調査 第5回調査

(円)道内客1人当たり

道外客1人当たり

外国人1人当たり

調査期間

第1回調査:

S63.10~H1.9

第2回調査:

H5.10~H6.9

第3回調査:

H11.1~H11.12

第4回調査:

H16.7~H17.6

第5回調査:

  H21.7~H22.6

【北海道観光産業経済効果調査】

旅行情報の入手先(来道観光客)

27.2%

23.7%

18.8%

13.5%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35%

インターネット(携帯)

ガイドブック(パンフレット)

旅行雑誌

旅行会社

【観光客動態・満足度調査】

平成14年度

平成19年度

平成23年度

※23年度の調査では、3つまでの選択、14・19年度調査では、2つまでの選択だったので、比較するため

 回答総数を母数として割合を再集計している。

- 10 -

(3)観光産業の状況

観光消費額は横ばい傾向

北海道の観光総消費額は1兆2,992億円で、第1回調査以来増加を続けていたものの第5回調査ではやや横ばいとなった。このうち道民による消費額は7,240億円、来道者による消費額は4,898億円、訪日外国人来道者による消費額は855億円となっている。

注)第5回調査は、第4回までと推計手法を変更

生産波及効果は1兆8,237億円と推計され、このうち観光消費によって道

内での原材料やサービスの生産に波及する生産誘発効果が1兆4,965億円、

観光消費がもたらす雇用者の所得の増加が道内での新たな消費を生み出し、

生産に波及する家計迂回効果が3,272億円と推計された。

観光消費がもたらす生産波及効果はサービス業、運輸・通信業、製造業を

はじめとする様々な産業に波及している。

注)第5回調査は、第4回までと推計手法を変更

生産波及効果額の推移

8,90411,958

14,441 14,944 14,965

3,353

4,182

4,3324,825

3,272

12,258

16,140

18,77319,770

18,237

0

5000

10000

15000

20000

25000

第1回調査 第2回調査 第3回調査 第4回調査 今回調査

家計迂回効果

生産誘発効果

(単位:億円)

 第5回調査

観光消費額の推移

5,3546,108 6,583

7,666 7,240

3,254

4,356

5,580

5,2804,898

855

8,608

10,464

12,946 12,99212,163

0

2500

5000

7500

10000

12500

15000

第1回調査 第2回調査 第3回調査 第4回調査 今回調査

訪日外国人来道者

来道者

道民

(単位:億円)

 第5回調査

- 11 -

注)第5回調査は、第4回までと推計手法を変更

雇用効果は16万4千人

観光消費による1兆8,237億円の生産波及効果は、164,431人の雇用効果

を生み出すと推計された。これは平成22年国勢調査における道内就業者数

250万9千人の6.6%に相当する。

注)第5回調査は、第4回までと推計手法を変更

観光消費による雇用効果

119,615127,077

158,812164,431

139,265

0

50,000

100,000

150,000

200,000

第1回調査 第2回調査 第3回調査 第4回調査 第5回調査

(人)

【北海道観光産業経済効果調査】

生産波及効果の構成比

その他1.0%

農林水産業4.4%

電気・ガス・水道業 3.5%

金融・保険業3.6%

不動産業4.2%

商業9.5%

製造業13.1%

運輸・通信業20.0%

サービス業40.7%

【第5回北海道観光産業経済効果調査】

- 12 -

宿泊業

平成26年3月末現在、北海道で旅館業法の許可を受けているホテル、旅館、

簡易宿所は4,808施設となっている。観光庁の宿泊旅行統計調査によると、従

業者10人以上の宿泊施設は652施設(H26.1現在)であることから、道内の宿泊

施設の8割以上が従業者9人以下の小規模な施設であるといえる。

平成20年度と比較すると、ホテルは施設数で3.2%、定員数で7.0%増加して

いるが、旅館はそれぞれ12.7%、11.5%減少している。全体では、施設数で

2.2%、定員数で3.5%減少している。

宿泊施設数と定員数の推移 (単位:軒、人、人泊)

※1 都市部:札幌市、小樽市、函館市、旭川市、網走市、帯広市、釧路市の7市※2 各年度 3月末現在 【北海道保健福祉部健康安全局食品衛生課】

旅行業者

道内に主たる営業所がある旅行業者の登録数は、平成26年3月末現在304

となっており、前年度より微増している。

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 H25/H20

施設数 660 668 677 679 684 681 103.2%

定 員 116,432 119,114 120,916 120,834 122,861 124,559 107.0%

施設数 370 373 352 385 384 384 103.8%

定 員 69,366 71,506 67,100 74,456 75,905 77,045 111.1%

施設数 2,844 2,788 2,715 2,622 2,551 2,482 87.3%

定 員 178,464 176,512 170,568 166,348 162,511 157,970 88.5%

施設数 629 606 495 542 520 519 82.5%

定 員 47,523 46,559 37,810 41,678 41,249 41,213 86.7%

施設数 1,411 1,496 1,567 1,600 1,603 1,645 116.6%

定 員 31,981 31,845 32,319 32,007 32,094 32,857 102.7%

施設数 157 191 176 205 201 209 133.1%

定 員 5,825 5,479 5,298 5,764 5,558 6,006 103.1%

施設数 4,915 4,952 4,959 4,901 4,838 4,808 97.8%

定 員 326,877 327,471 323,803 319,189 317,466 315,386 96.5%

施設数 1,156 1,170 1,023 1,132 1,105 1,112 96.2%

定 員 122,714 123,544 110,208 121,898 122,712 124,264 101.3%

区  分

 ホ テ ル

うち都市部

 旅   館

うち都市部

うち都市部

 簡易宿所

うち都市部

 合   計

 道内に主たる営業所のある旅行業者

登録区分 登録行政庁 業務の範囲 H23年度 H24年度 H25年度

第1種 観光庁長官

・海外・国内の募集型企画旅行・海外・国内の受注型企画旅行・手配旅行・受託契約に基づく代理販売

20 19 21

第2種 北海道知事

・国内の募集型企画旅行・海外・国内の受注型企画旅行・手配旅行・受託契約に基づく代理販売

120 110 111

第3種 北海道知事

・国内(区域限定)の募集型企画旅行・海外・国内の受注型企画旅行・手配旅行・受託契約に基づく代理販売

124 125 133

地域限定 北海道知事

・国内(区域限定)の募集型企画旅行・国内(区域限定)の受注型企画旅行・国内(区域限定)の手配旅行・受託契約に基づく代理販売

- - 2

代理業 北海道知事 ・受託契約に基づく代理販売 38 38 37

302 292 304

 ※ 各年度、3月末現在      【国土交通省北海道運輸局・北海道経済部観光局】

 ※ 地域限定旅行業は、平成25年度から施行。

- 13 -

旅客輸送業

平成24年度の旅客輸送人員を平成19年度と比較すると、道内においては、

JRが微増したほかは減少した。道内-道外間においては、JR、船舶、航

空とも減少となった。

道内主要空港の航空機輸送実績についてみると、東京・関西方面とも輸送

人員はここ数年減少傾向にあったが、平成24年度から増加傾向にある。

機関別輸送人員の推移(道内) (千人)

機関別輸送人員の推移(道内-道外) (千人)

【数字でみる北海道の運輸(北海道運輸局)】

平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 H24/H19

JR 125,797 126,303 124,747 125,497 127,600 129,668 103.1%

鉄道・軌道 220,887 220,044 215,441 215,573 214,629 219,897 99.6%

自動車 359,637 341,639 329,708 322,304 317,708 317,271 88.2%

船舶 1,894 1,706 1,572 1,573 1,422 1,471 77.7%

航空 700 645 613 638 621 591 84.4%

合計 708,915 690,337 672,081 665,585 661,980 668,898 94.4%

平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 H24/H19

JR 1,695 1,607 1,600 1,480 1,321 1,458 86.0%

船舶 1,997 1,950 1,732 1,695 1,723 1,729 86.6%

航空 21,083 19,974 18,679 18,064 17,350 19,112 90.7%

合計 24,775 23,531 22,011 21,239 20,394 22,299 90.0%

55.0%

60.0%

65.0%

70.0%

75.0%

0

5,000,000

10,000,000

15,000,000

20,000,000

25,000,000

H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25

(人)

(年度)

航空機輸送実績の推移(道内主要空港-東京)

輸送人員 提供座席数 座席利用率

【国土交通省 航空輸送統計年報】※道内主要空港:新千歳、釧路、函館、旭川、女満別、帯広

- 14 -

【貸切バスの状況】

平成24年度の貸切バス(観光バス)の事業実績を平成19年度と比較すると、

業者数はほぼ横ばい(0.8%増)だが、車両数は6.2%、走行キロは20.0%、

輸送人員は8.3%減少している。

貸切バスの事業実績 (台・千キロ・千人)

【数字でみる北海道の運輸(北海道運輸局)】

平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 H24/H19

業 者 数 261 268 269 267 268 263 100.8%

車 両 数 2,938 2,945 2,913 2,838 2,767 2,757 93.8%

走 行 キ ロ 129,417 118,649 106,374 102,789 92,707 103,515 80.0%

輸 送 人 員 17,635 16,650 15,868 14,880 14,950 16,169 91.7%

55.0%

60.0%

65.0%

70.0%

75.0%

80.0%

0

1,000,000

2,000,000

3,000,000

4,000,000

5,000,000

6,000,000

H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25

(人)

(年度)

航空機輸送実績の推移(道内主要空港-関西方面)

輸送人員 提供座席数 座席利用率

【国土交通省 航空輸送統計年報】※道内主要空港:新千歳、釧路、函館、旭川、女満別、帯広

- 15 -

2 北海道の観光振興施策(平成26年度 経済部観光局施策体系)◎=新規、○=継続、☆雇用交付金、※=非予算(単位:千円)

○着地型観光魅力づくり推進事業 76,176<現状> ○北海道体験型観光活性化事業 19,323○人口減少社会の到来

地域の資源を生かし◎北海道新幹線開業対策観光地づくり緊急支援事業 18,140

○観光入込客数の減少、震災の影た魅力ある観光地づ

○北海道教育旅行活性化事業費 17,314響

くり◎北海道観光通年化対策事業 12,350

○家族旅行など個人型旅行の増加 ○災害等への安全対策 ○北海道さっぽろ「食と観光」情報館運営費 37,536○期待度を下回る満足度 ○交通利便性の向上 ◎北海道型IR検討調査費 20,000

○環境の保全と活用 ○アウトドア活動振興環境整備事業費 639<課題> ○地域への愛着と歴史○滞在型観光による交流人口の増 や文化の継承 ○北海道国際観光地づくり推進事業費 10,514加、観光消費の拡大 ○食の魅力の向上と食 ◎災害に強い観光地づくり事業 2,600

○安全な受入環境づくり、旅行形 文化の育成 ◎交流参加型国際観光地づくりモデル促進事業費 20,000態の変化に対応した情報発信・ ○地域資源の発掘と観 ○アウトドア活動リスク対応啓発事業☆ 13,943旅行商品づくり 光の価値の向上

満足度の高いサービ◎宿泊業若年者職場定着支援事業☆ 66,442

○質の高いサービスの提供によるスの提供

◎地域観光人材育成事業☆ 29,303満足度の向上 ◎外国人観光客向け多言語情報発信人材育成事業☆ 26,980

◎北海道インバウンドおもてなし人材育成事業☆◎観光戦略人材育成モデル事業☆ 25,093

<目標> ◎ユニバーサルツーリズムサポーター育成モデル事業☆ 16,724■自然環境など地域の資源を生か ○ホスピタリティの向 ○アウトドア活動振興環境整備事業費(再掲) 25,148した滞在型の観光地づくり 上 ○北の観光まちづくりリーダー養成セミナー事業※

■国内外への効果的な誘客活動に ○ふれあい・交流の推 ◎観光バス乗務員育成確保モデル事業☆ 35,385よる旅行市場の拡大 進

■観光振興による地域と経済の活 ○受入環境の整備性化 ○サービスの質の向上 ○北海道観光誘致推進事業費(国内分) 137,683

道外からの誘客促○道内旅行意欲向上キャンペーン事業 27,403

進、道民の道内旅行○北海道新幹線開業等の効果を活かした誘客促進事業 24,300

<行動計画のポイント>の活性化

◎「もうひと旅北海道」PR事業 10,544・震災を踏まえた、誰もが安全に安 ○北海道ロケーション誘致推進費 545心して快適に旅行できる受入体制 ○北海道教育旅行活性化事業費(再掲)づくり ○道民一人ひとりが観・何度でも、1日でも長く繰り返し 光の担い手 ○北海道観光成長市場開拓促進事業費 75,987滞在いただける観光地づくり ○戦略的な情報発信と ターゲットを定めた ◎北海道観光成熟市場誘客確保促進対策事業費 43,463・国際競争力を有する質の高い観光 プロモーション 戦略的な海外からの ○北海道観光誘致推進事業費(国際分) 34,557地づくり ○東北との連携 誘客促進 ○コンベンション誘致促進事業費 10,576・LCC就航や新幹線開業効果を最 ○観光案内機能の充実 ○北海道ロケーション誘致推進費(再掲)大限に活用 ○多様な旅行メニュー・道民のさらなる道内旅行の促進 の提供・誘致対象国・市場の特色に対応し ○観光統計調査事業費 3,666たきめ細かいプロモーションの推 ○観光振興諸費 1,000進

マーケットデータの○北海道国際観光地づくり推進事業費(再掲)

収集や普及啓発○道内旅行意欲向上キャンペーン事業(再掲)○アウトドア活動リスク対応啓発事業☆(再掲)◎地域観光人材育成事業☆(再掲)◎外国人観光客向け多言語情報発信人材育成事業☆(再掲)

H26年度観光局予算 計:843,334 (うち雇用交付金 239,019)〔H25年度 〃 :643,420 ( 〃 36,066)〕

現状・課題 行動指針 施策の展開方向 主な事業

自然環境など

地域の資源を

生かした滞在

型の観光地づ

くり

地域にこだわり連携し

て地域の魅力を高める

おもてなしの心で交流

する

地域の魅力を戦略的

に発信する 国内外への効

果的な誘客活

動による旅行

市場の拡大

観光振興の基

盤強化

- 16 -

参 考 資 料

- 17 -

0

20,000,000

40,000,000

60,000,000

80,000,000

100,000,000

120,000,000

140,000,000

160,000,000

S3

S3

S3

S3

S3

S4

S4

S4

S4

S4

S4

S4

S4

S4

S4

S5

S5

S5

S5

S5

S5

S5

S5

S5

S5

S6

S6

S6

S6

H1

H2

H3

H4

H5

H6

H7

H8

H9

H1

H1

H1

H1

H1

H1

H1

H1

H1

H1

H2

H2

H2

H2

H2

H2

(人)

(年度)

観光入込客数(延べ人数)の推移

第1次オイルショック

札幌オリンピック

沖縄返還

青函トンネル開通

新千歳空港開港

スカイマーク

就航

エアドゥ就航

羽田発着枠拡張

小樽に大型複合商業施設開設

バブル崩壊

北海道博覧会開催

有珠山噴火

沖縄海洋博

EXPO75

有珠山噴火

9.11テロ

北海道南西沖地震

冷夏・農作物不作

拓銀破綻

よさこいソーラン

まつり開始

コンサドーレ

札幌誕生

知床世界遺産登録

北海道日本ハム

ファイターズ誕生

はまなす

国体開催

北海道百年記念

式典開催

バブル景気

~H3

オリンピック

景気~S39

いざなぎ景気

~S45

【北海道観光入込客数調査】

洞爺湖サミット

リーマン・ショック

ガソリン高騰

APEC貿易担当大臣会合

東北新幹線新青森駅開業

東日本大震災第2次オイルショック

世界的不況

新型インフルエンザ

観光需要の回復

LCCや国際定期便(タイ・台北等)の

新規就航

景気の緩やかな回復、大規模イベ

ント開催、JR特急列車一部運休

- 18 -

●その他の観光統計指標(前年同月比)

3月4月5月6月7月8月9月

10月 11月 12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月

10月 11月 12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月 11月 12月1月2月3月4月5月6月7月

   5 ※印は、現時点での速報値

注) 1 「主要観光施設等入込客数」は、主要観光施設や温泉地22地点のサンプリング調査

   2 「主要宿泊施設宿泊者数」は、日本旅館協会北海道支部による会員ホテル約80施設    の調査

   3 「新千歳空港外国人入国者数」は、札幌入国管理局千歳苫小牧出張所による新千歳空港    国際線の外国人入国者調査

   4 「航空機等による来道者数」は、航空機、JR津軽海峡線、フェリーの下り便輸送実績の調査

101.8% 128.2%※ 99.8%

103.2%※ 98.6% 140.1% 100.1%88.4%※ 94.9% 108.0% 97.7%

102.7% 122.9% 106.8%107.4%※ 95.5% 130.4% 100.2%

H26 110.1% 107.4% 147.0% 108.6%103.8% 103.1% 127.6% 100.4%108.0%

108.8% 107.5% 149.3% 104.8%116.8% 112.7% 129.2% 103.6%

100.4% 101.8% 140.8% 104.2%93.6% 100.1% 139.8% 103.8%

101.3% 104.2% 145.4% 105.1%99.3% 102.0% 124.0% 102.9%

105.7% 104.0% 130.0% 107.6%105.9% 106.2% 141.3% 106.1%

104.1% 139.1% 101.9%97.1% 101.5% 140.8% 104.0%

H25 88.5% 92.0% 81.0% 101.6%102.2% 102.2% 132.7% 104.1%97.7%

99.7% 101.4% 111.9% 108.6%97.2% 97.1% 110.5% 105.8%

99.1% 99.8% 131.9% 102.9%104.3% 105.1% 124.2% 105.4%

108.4% 115.4% 146.7% 105.0%102.5% 103.2% 132.2% 106.8%

100.6% 107.9% 281.6% 122.6%111.5% 117.9% 176.0% 119.3%

109.7% 194.0% 134.9%133.6% 130.8% 454.9% 133.1%

H24 109.4% 105.7% 129.4% 97.6%89.2% 93.4% 80.3% 97.1%122.6%

90.7% 96.5% 109.0% 98.0%95.6% 97.9% 95.8% 103.5%

90.5% 98.6% 75.2% 98.1%96.6% 99.2% 99.4% 100.4%

85.6% 86.7% 66.8% 93.6%93.8% 98.0% 82.9% 98.0%

79.8% 37.3% 80.6%81.6% 86.9% 63.0% 83.8%

H23 66.8% 6.5% 60.2% 72.4%75.5% 74.1% 22.2% 74.8%77.6%

主要観光施設等入込客数

主要宿泊施設宿泊者数

新千歳空港外国人入国者数

航空機等による来道者数

- 19 -

●主な観光資源(自然公園)

区分 概  要

昭和9年指定。屈斜路湖・阿寒湖・摩周湖などの雄大なカルデラ湖を中心に、雄阿寒岳・雌阿寒岳などがそびえ、森と湖と火山のおりなす北方的な原始景観を誇る。世界一といわれるほどの透明度を誇る摩周湖は神秘の湖といわれ、また、ラムサール条約に登録されている阿寒湖のマリモは国内で唯一の生育地として特別天然記念物に指定されている。昭和9年指定。北海道の最高峰・旭岳(2,290m)を主峰とする大雪連峰及び十勝連峰・石狩山群などを含む北海道の屋根ともいわれる山岳公園で、わが国最大の面積を誇る。柱状節理の断崖がそそり立つ層雲峡や天然湖である然別湖などすぐれた景勝地が多く、温泉も各地に点在している。昭和24年指定。支笏湖・洞爺湖の2大カルデラをはじめ、現在も活動中である有珠山・樽前山、美しい円錐形の山容で蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山、登別地獄谷をはじめ各所で湧出する温泉など、火山によって生じる様々な地形や現象に身近にふれることができる。新千歳空港や札幌、苫小牧、室蘭などの都市からも近いことから、道内で一番利用者が多い。昭和39年指定。北海道の東北端、オホーツク海に向かって細長く伸びる知床半島は、日本に残された最後の原生地域ともいわれ、険しい連峰と奥深い原生林、海蝕崖による豪壮な海岸風景などの景観と、海岸・草原・森林・河川・湖沼・高山などのさまざまな環境の中に原生的で多様な生態系が一地域にまとまっているのが特徴。昭和49年指定。日本最北に位置する自然公園で、利尻富士と呼ばれる美しい利尻山を擁する利尻島、高山植物の宝庫・礼文島、砂丘列の発達した抜海・稚咲内海岸、サロベツ川流域に形成されラムサール条約に登録されている広大なサロベツ原野など変化に富む景観を誇り、また、国内有数の渡り鳥の中継地としても知られている。昭和62年指定。市街地に接して広がる湿原を主体とした世界でもまれな公園。その大部分はヨシ草原とハンノキ林などからなる低層湿原で、蛇行する原始河川などとあいまって広大な水平的景観を呈している。特別天然記念物のタンチョウなど貴重な動植物の生息・生育地でもあり、湿原の主要部は「ラムサール条約」の登録湿地に指定され、国際的にも高く評価されている。昭和33年指定。網走を中心とするオホーツク海岸とサロマ湖・能取湖・網走湖・濤沸湖・藻琴湖などの7つの海跡湖からなっており、起伏の少ない平地風景が特色。海岸線の砂丘に広がる原生花園や冬のオホーツク海の流氷、春秋の渡り鳥など季節ごとに特徴的な景観を呈している。なお、濤沸湖はラムサール条約の登録湿地になっている。昭和33年指定。北海道の玄関・函館市の北方に位置し、駒ヶ岳を中心にして大沼などの湖沼を含み、北海道には珍しい繊細な箱庭的風景が特色。大沼・小沼・蓴菜沼の3湖は駒ヶ岳の噴火によって生まれた湖で、大沼は駒ヶ岳を背景として大小百数十の小島を浮かべ、「湖の松島」ともいわれる美しい風景を展開している。昭和38年指定。1,000m級の山々がそびえるニセコ連峰と雷電海岸、積丹半島から小樽に至る海岸を含む海陸にわたる公園で、ニセコアンヌプリ・チセヌプリ・目国内岳などのすぐれた山岳景観と、海蝕崖の連続する豪壮な海岸風景が特色。また、道内の公園で唯一、海中公園地区が指定されている。昭和56年指定。北海道中央南部を南北約150kmにわたって走る峻険かつ自然性の高い日高山脈を中心に、その山系が南に伸びて太平洋に没する襟裳岬の海岸景観などからなる、わが国最大の国定公園。アポイ岳は特異な地質による固有植物が多く、標高が低いにもかかわらず高山植物の宝庫といわれている。平成2年指定。暑寒別岳を主峰とする山岳・渓谷・山地型湿原と雄冬岬・送毛・濃昼の海蝕海岸の地域及び日本海に浮かぶ天売・焼尻両島の地域からなる、自然性の高い変化に富んだ景観が特色。なお、暑寒別岳の東側斜面に広がる雨竜沼湿原は、「ラムサール条約」の登録湿地に指定されている。昭和30年指定。尻羽岬から霧多布にかけて広がる海蝕海岸や厚岸湖・火散布沼・藻散布沼などの海跡湖沼群、タンチョウも生息する霧多布湿原などからなる公園で、変化に富んだ景観が特徴。霧多布湿原は泥炭形成植物群落として国の天然記念物に指定されており、厚岸湖とともに「ラムサール条約」の登録湿地にも指定されている。昭和30年指定。北海道中央部の夕張山系を中心に、周辺に点在する桂沢湖・シューパロ湖・野花南湖などの湖沼を主な区域とし、秀麗な山岳と森閑とした湖沼を特徴とする北国らしい景観を誇る。ユウバリソウやユウバリコザクラなどの固有種をはじめとする夕張岳の高山植物群落は、特異な地質構造とともに国の天然記念物に指定されている。昭和35年指定。渡島半島西海岸沿いに点在する地域と奥尻島全域からなる公園で、日本海の強風と波浪などによって形成された海蝕崖と海岸段丘が連続し、勇壮な岩石海岸地形となっている。また、夷王山や鴎島地区に代表されるように、北海道の文化の黎明期に造られた社寺・城跡・墳墓などが点在し、自然と文化が共存する北海道ではまれな景観を有している。昭和36年指定。渡島半島の東南海岸部に位置する公園で、雄大な鐘状火山である恵山と亀田半島の最高峰である横津岳を中心に高山植物群落、太平洋と津軽海峡の波浪を受けて形成された海蝕崖や奇岩など、変化に富んだ景観を観賞できるのが特徴。また、火山・海岸・渓谷と異なった地形にそれぞれ利用拠点となる温泉地を有し、保養・自然探勝・登山など多目的な公園利用がなされている。昭和37年指定。雄大な根釧台地の水平景観を背景とし、ラムサール条約に登録されている野付半島・風蓮湖を中心に、海跡湖・砂丘やそれをとりまく森林・湿原などからなる道東らしい風景が特色。海岸湿原・湖沼群には湿生植物・野鳥が多数生育・生息しており、植生・野鳥観察のために訪れる人も多数見られる。昭和45年指定。渡島半島西南部の海岸地域と渡島大島・小島の二つの離島からなる公園で、切り立った海蝕崖と岩礁・奇岩・海蝕洞などからなる荒々しい海岸風景は、崖上に生育するツツジ・シャクナゲなどの植物に彩られ、すぐれた景観を誇っている。また、大島・小島は海鳥の繁殖地で、国の天然記念物に指定されている。昭和43年指定。北海道北部のオホーツク海に沿った公園で、クッチャロ湖・モケウニ沼などの天然湖沼が点在し、その周辺の湿原や海岸砂丘に広がるベニヤ原生花園など、広々とした北方的景観が特徴。また、コハクチョウなどの水鳥類の大規模な飛来地となっているクッチャロ湖は、「ラムサール条約」の登録湿地として指定されている。昭和43年指定。大都市近郊としてはまれな大面積の平地林からなる。比較的よく残された天然林や草地・小川・池など多様な環境がそろっているため、様々な野鳥・動物・昆虫・草花など四季折々の変化に富んだ自然を楽しむことができる。また、公園の一部は北海道開拓の歴史を記念する地区として指定され、百年記念塔・開拓記念館・開拓の村などの施設が設置されている。昭和47年指定。道南の最高峰・狩場山を中心とする山岳地域と日本海沿岸の海蝕海岸からなる公園で、山間部には滝・渓流・瀬などが点在し、山麓部に広がる原野と周辺の森林が調和した神秘的で美しい景観をつくりあげている。また、海岸部は、激しい波浪により形成された急峻な海蝕崖・岩礁などにより、変化に富んだ景観となっている。昭和49年指定。道北内陸部に位置する日本最大の人造湖・朱鞠内湖を中心とした公園で、日本最寒の地としても知られている。針広混交林からなる鬱蒼とした森林に囲まれた朱鞠内湖と宇津内湖は、複雑な入江と大小の島々を有し、もやにけむる湖面や湖岸に点在する立ち枯れた古木などが幽玄な雰囲気を漂わせ、天然の湖をしのぐほどの原始的で神秘的な景観が特徴。昭和53年指定。標高1,558mの天塩岳を中心とする公園です。天塩岳・渚滑岳・ウエンシリ岳の山頂から山腹にかけて広がる区域一帯は人為的な影響が少なく、山稜地帯の高山植物群落や狭隘な渓谷などは、特に原始性に富んだ地域となっている。また、野生動物も数多く生息しており、登山や自然探勝の場として利用されている。昭和55年指定。円錐状の美しい火山である斜里岳の山頂部から山腹にかけての一帯を区域とする。斜里岳は地域を代表するすぐれた山岳景観を有し、豊富な高山植物群落やユキウサギ・エゾリス・エゾモモンガなどの小型の哺乳類のほかに、ヒグマやエゾシカなども多く生息するなど、動植物の宝庫ともいえる原始性豊かな自然を誇っている。

【北海道環境生活部環境局生物多様性保全課】

公園名

国立公園阿寒国立公園

大雪山国立公園

支笏洞爺国立公園

知床国立公園

利尻礼文サロベツ国立公園

釧路湿原国立公園

北オホーツク道立自然公園

道立自然公園野幌森林公園

狩場茂津多道立自然公園

国定公園網走国定公園

大沼国定公園

ニセコ積丹小樽海岸国定公園

日高山脈襟裳国定公園

暑寒別天売焼尻国定公園

朱鞠内道立自然公園

天塩岳道立自然公園

斜里岳道立自然公園

道立自然公園 厚岸道立自然公園

富良野芦別道立自然公園

檜山道立自然公園

恵山道立自然公園

野付風蓮道立自然公園

松前矢越道立自然公園

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●主な観光資源(ラムサール条約登録湿地)

●主な観光資源(世界遺産、世界ジオパーク)

【公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、日本ジオパーク委員会】

名称 登録時期 概要

知床世界自然遺産 平成17年7月

海と川と森が一体となった生態系の宝庫。知床半島は北海道の北東部に位置している。半島の中央から先端の知床岬、周囲の海域を含むこの地域は、流氷が漂流する北半球の最も緯度の低い場所で、海と陸が影響しあう自然環境の仕組みが形成されている。シレトコスミレなどの絶滅危惧種を含む植物のほか、希少な海鳥やトドなどの海洋哺乳類が生息してる。

洞爺湖有珠山ジオパーク 平成21年8月

糸魚川ジオパーク、島原半島ジオパークとともに、日本で初めて「世界ジオパーク」として登録された。洞爺湖・有珠山周辺は、活火山による大地の移り変わりがふんだんに見られる貴重な場所であり、洞爺カルデラや有珠山などに代表される地質遺産や、雄大で美しい自然遺産、さらに縄文遺跡などの歴史遺産など、多くの見どころがある。

所在地 概  要

釧路市、釧路町、

標茶 町、鶴居村

昭和55年登録。面積7,863ha。高層湿原などの複合型の湿地、河川、湖沼。ヨシ・スゲ湿原、ミズゴケ湿原が発達する。タンチョウをはじめ、シマフクロウ、オジロワシ、オオワシ等の大型鳥類、ハクチョウ、ガンカモ類、その他の野鳥などが生息する。

浜頓別町

平成元年登録。面積1,607ha。低層湿原、潟湖干潟のある汽水湖沼。周囲27km、海岸砂丘地で海と隔てられたオホーツク海岸線最大の海跡湖。冬季、シベリアから南下するハクチョウ類、ガンカモ類の最初の渡来地。

苫小牧市

平成3年登録。面積510ha。低層湿原、湖沼、河川。太平洋に面する勇払原野に位置し、周囲17kmの淡水・海跡湖。湖岸枠にヨシ・スゲ・マコモ・フトイ等の挺水植物群が分布し、湖岸を落葉広葉樹が占める。渡り鳥のわが国有数の中継地で、ハクチョウ類、ガンカモ類が数千羽飛来し、確認されている鳥類は250種以上。

浜中町平成5年登録。面積2,504ha。高層湿原などの複合型の湿地、河川、湖沼、藻場、汽水湖沼。ミズゴケ泥炭地を基盤とする高層湿原と沼。オオハクチョウ、ヒシクイ等が渡来し、タンチョウの繁殖地も分布。

厚岸町平成5年登録。面積5,277ha。汽水湖沼、藻場、高層湿原などの複合型湿地、河川。厚岸湖とそれに流入する別寒辺川周辺のヨシ・スゲを中心とする低層湿原。ガンカモ、ハクチョウ類が渡来し、タンチョウの繁殖地も分布。

美唄市

平成14年登録。面積41ha。湖沼。石狩川の河跡湖沼群の一部で、見通しの良い浅い淡水湖沼の周辺には水田地帯が広がる。シベリア等北半球の繁殖地と日本国内の越冬地を往復するガンカモ類、ハクチョウ類の中継地として国際的に重要。特にマガンの渡来数は5万羽を超え、我が国で越冬するマガンのほとんどが宮島沼を中継地として利用。

雨竜町

平成17年登録。面積624ha。高層湿原。山間部に位置する山地型湿原であり、冬期に長期間堆積する積雪の融雪水や降水が池塘に貯留され、この水が湿原を涵養し、特異な湿原環境を維持している。我が国でも有数の面積規模を誇り、水生、湿原性、高山性の植物群が混交するなど自然性の高い優れた景観を呈している。

豊富町、幌延町

平成17年登録。面積2,560ha。高層湿原などの複合型の湿地、湖沼、河川。平地の湿原としてはきわめて発達した高層湿原であり、我が国で最大規模の面積を持つ。湖沼には多種の水生植物群落が分布する。また、ペンケ沼及びパンケ沼は水鳥の繁殖地、特に春秋のオオヒシクイやコハクチョウの東アジア地域個体群にとって重要な中継地となっている。

網走市、小清水町

平成17年登録。面積900ha。低層湿原及び潟湖干潟のある汽水湖沼、藻場。砂嘴の発達で形成された海跡湖であり、一部海ともつながっている。そのため、藻場や塩性湿地も発達している。北海道では最大級の渡り鳥の中継地であり、ガンカモ類は毎年約6万羽以上の渡来が確認されているほか、オジロワシ・オオワシの越冬も確認されている。

釧路市

平成17年登録。面積1,318ha。湖沼、河川。火山活動によってできたカルデラ湖。特別天然記念物に指定されているマリモが生育するほか、魚類ではイトウやヤチウグイ、貝類ではカワシンジュガイが生息する。

根室市、別海町平成17年登録。面積6,139ha。低層湿原などの複合型の湿地、河川、湖沼、藻場。風蓮湖とオホーツク海に面した砂嘴の発達した海岸砂丘。シギ・チドリ類、オオハクチョウ、ヒシクイ等の渡り鳥の渡来地、中継地として利用され、約280種の鳥類の生息が確認されている。

別海町、標津町

平成17年登録。面積6,053ha。低層湿原、塩性湿地、藻場。日本最大の約28kmの砂嘴及び砂嘴に寄って形成された湾部を有する。湾内は、広大な干潟とアマモ場が形成され、甲殻類、貝類、魚類、ゴカイ類等が多く生息している。渡り鳥の中継地として、春秋には毎年2万羽以上が渡来する。

七飯町

平成24年登録。面積1,236ha。淡水湖、堰止湖群。北海道の南西部にある渡島半島のほぼ中央部に位置している。大沼、小沼、蓴菜沼等の湖で構成され、12月から3月まで全面結氷する。活火山の駒ヶ岳、砂原岳等の山々に囲まれ、多くの溶岩小丘が湖内にある変化に富んだ景観等から、1958年に北海道で最初の国定公園に指定された。

【北海道環境生活部環境局生物多様性保全課】

野付半島・野付湾

大沼

宮島沼

雨竜沼湿原

サロベツ原野

濤沸湖

阿寒湖

風蓮湖・春国岱

名称

釧路湿原

クッチャロ湖

ウトナイ湖

霧多布湿原

厚岸湖・別寒辺牛湿原

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●主な観光資源(北海道遺産)

【北海道総合政策部地域づくり支援局地域政策課】

名        称 所 在 地 名       称 所 在 地

稚内港北防波堤ドーム 稚内市 福山(松前)城と寺町 松前町

宗谷丘陵の周氷河地形 稚内市 五稜郭と箱館戦争の遺構 函館市など

天塩川 流域市町村 函館山と砲台跡 函館市

留萌のニシン街道(佐賀番屋、旧花田家 番屋、 岡田家と生活文化)

留萌地域 函館西部地区の街並み 函館市

増毛の歴史的建物群(駅前の歴史的 建物群と増毛小学校)

増毛町 路面電車 函館市、札幌市

旭橋 旭川市 静内二十間道路の桜並木 新ひだか町

土の博物館「土の館」 上富良野町 モール温泉 音更町など

雨竜沼湿原 雨竜町 螺湾(らわん)ブキ 足寄町

北海幹線用水路 空知地域 旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群 上士幌町

空知の炭鉱関連施設と生活文化 空知地域 霧多布湿原 浜中町

石狩川 流域48市町村 摩周湖 弟子屈町

江別のれんが 江別市 根釧台地の格子状防風林 中標津町など

北海道大学 札幌農学校第2農場 札幌市 野付半島と打瀬舟 別海町、標津町

開拓使時代の洋風建築(時計台、豊平館、 清華亭など)

札幌市 ワッカ/小清水原生花園 北見市、小清水町

札幌苗穂地区の工場・記念館群 札幌市 ピアソン記念館 北見市

小樽みなとと防波堤 小樽市 森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」 遠軽町

ニッカウヰスキー余市蒸留所 余市町 オホーツク沿岸の古代遺跡群 網走地域

積丹半島と神威岬 積丹半島 流氷とガリンコ号 紋別市など

京極のふきだし湧水 京極町 屯田兵村と兵屋 北海道各地

スキーとニセコ連峰 ニセコ地域 北海道の馬文化(ばん馬、日高のサラブ レッ ドなど)

北海道各地

北限のブナ林 黒松内町 アイヌ語地名 北海道各地

昭和新山国際雪合戦大会 壮瞥町 アイヌ文様 北海道各地

登別温泉地獄谷 登別市 アイヌ口承文芸 北海道各地

内浦湾沿岸の縄文文化遺跡群 函館市、伊達市など サケの文化 北海道各地

姥神大神宮渡御祭と江差追分 江差町 北海道のラーメン 北海道各地

上ノ国の中世の館(たて) 上ノ国町 ジンギスカン 北海道各地

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●観光圏の状況

【国土交通省観光庁】

(参考)

観光圏とは

観光圏とは、自然・歴史・文化等において密接な関係のある観光地を一体とした区域であって、

区域内の関係者が連携し、地域の幅広い観光資源を活用して、観光客が滞在・周遊できる魅力あ

る観光地域づくりを促進するものです。

観光圏整備実施計画が認定されると、以下のメニューにより総合的な支援を受けられます。

・旅行業法の特例 ・農産漁村活性化プロジェクト支援交付金 ・共通乗車券

・認定観光圏案内所 ・国際観光ホテル整備法の特例 ・道路運送法の特例

・海上運送法の特例

また、観光圏整備実施計画に記載されている「観光地域づくりプラットホーム」には、地域独

自の「ブランド」の確立のため、補助金が受けられます。

釧路湿原・阿寒・摩周観光圏 [H22認定]「自然と共生し、世界と交流する観光のくにづくり」

(釧路市、弟子屈町)

北海道登別洞爺広域観光圏[H23認定]「地球とのコミニュケーション火山文化とアイヌ文化を世界に」(室蘭市、登別市、伊達市、豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町、白老町)

ニセコ観光圏[H26認定]

「世界が選ぶニセコ

NISEKO,My Extreme」(蘭越町、ニセコ町、倶知安町)

富良野・美瑛観光圏[H25認定]

「富良野・美瑛田園休暇~アジアで最も豊かで美しい四季彩の大地へ~」

(富良野市、美瑛町、上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村)

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●外国人観光客の受入体制(ビジットジャパン案内所)

案内所名 住   所 電話番号カテゴリー

1 七飯町大沼国際交流プラザ〒041-1354北海道亀田郡七飯町字大沼町85-15

0138-67-3020 1

2 登別観光案内所〒059-0551北海道登別市登別温泉町60

0143-84-3311 2

3 千歳駅観光案内所〒066-0062北海道千歳市千代田町7丁目1789-3ぺウレ千歳2階

0123-24-8818 2

4 富良野・美瑛広域観光センター〒076-0025北海道富良野市日の出町1-30

0167-23-3388 2

5ふらの観光協会(旧:富良野・美瑛広域観光国際センター)

〒076-0034北海道富良野市北の峰町18-1北の峰ターミナル内

0167-22-5777 2

6NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構

〒085-0467北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉2-6-20

0154-67-3200 2

7 美幌観光案内所〒092-0015北海道網走郡美幌町字新町3丁目

0152-73-2211 1

8 (公財)札幌国際プラザ〒060-0001北海道札幌市中央区北1条西3丁目札幌MNビル3階

011-211-2105 1

9支笏湖観光案内所(支笏湖ビジターセンター)

〒066-0281北海道千歳市支笏湖温泉

0123-25-2404 1

10 函館市観光案内所〒040-0063北海道函館市若松町12-13 JR函館駅内

0138-23-5440 1

11 北海道さっぽろ観光案内所〒060-0806北海道札幌市北区北6条西4丁目JR札幌駅西コンコース北口

011-213-5088 2

12 一般社団法人洞爺湖温泉観光協会〒049-5721北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉142

0142-75-2446 1

13 エクスプロアー ニセコ〒044-0081北海道虻田郡倶知安町字山田191-13

0136-55-8848 1

14 旭川観光物産情報センター〒078-8328北海道旭川市宮下通西JR旭川駅東コンコース

0166-26-6665 2

15道の駅「流氷街道網走」観光案内所

〒093-0003北海道網走市南3条東4丁目5

0152-44-5849 1

16 網走駅観光案内所〒093-0046北海道網走市新町2-2

- 1

17 RUSUTSU外国人観光案内所〒048-1711北海道虻田郡留寿都村泉川13

0136-46-3111 2

18小樽国際インフォメーションセンター(運河プラザ観光案内所)

〒047-0031北海道小樽市色内2丁目1-20運河プラザ内

0134-33-1661 2

※カテゴリー1:スタッフが常駐でなくとも何らかの方法で英語対応可能。地域の案内を提供。

 カテゴリー2:少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐。広域の案内を提供。

【日本政府観光局(JNTO)】 

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●航空路線網図(平成26年9月現在)

 

【北海道総合政策部交通政策局交通企画課 北海道の交通の状況】 

【各空港、各航空会社 時刻表】 

とかち帯広空港(1路線 7往復/日)

オホーツク紋別空港(1路線 1往復/日)

旭川空港(3路線 9往復/日)

稚内空港(2路線 4往復/日)

女満別空港(4路線 13往復/日)

奥尻空港(1路線 1往復/日)

礼文空港

新千歳 ANA②

丘 珠 HAC⑥(土日祝⑤)奥 尻 HAC①

羽 田 ANA③/ADO②/JAL③

中部国際 ANA②

伊 丹 JAL①

関 西 ANA②三 沢 HAC(土日祝運行①)

新千歳 ANA②

羽 田 ANA②

稚 内 ANA②

釧 路 ANA③

函 館 ANA②根室中標津 ANA③

オホーツク紋別 ANA①

女満別 ANA③/JAL④利 尻 ANA①

羽 田 ANA⑱/JAL⑯/ADO⑪/SKY⑧

成 田 ANA②/JAL①/SKY②/JET⑥/VA⑤

中部国際 ANA⑦/JAL⑤/SKY②/JET②

神 戸 ANA①/ADO②/SKY②

伊 丹 ANA④/JAL③/IA②

関 西 ANA③/JAL④/P⑤/JET③

青 森 JAL③/ANA②

いわて花巻 JAL⑤

秋 田 JAL③/ANA②茨 城 SKY②

信州まつもと FDA①仙 台 JAL⑤/ANA④/ADO⑤/SKY③/IA①

福 島 ADO②

新 潟 JAL②/ANA②/ADO②富 山 ADO①

小 松 ADO②

静 岡 ANA①/FDA①岡 山 ADO①

広 島 JAL①/ANA①

福 岡 ANA①/JAL②/SKY①米 子 SKY①

那 覇 ANA①

新千歳 ANA③

丘 珠 HAC④(土日祝③)

羽 田 ANA①/JAL③/ADO②

新千歳 ANA③

羽 田 ANA①

羽 田 ADO③/JAL④

関 西 ANA①

中部国際 ANA①

釧路空港(3路線 13往復/日)

根室中標津空港(2路線 4往復/日)

利尻空港

(1路線 1往復/日)

函館空港(8路線 22往復/日)

丘珠空港(4路線 12往復/日)

新千歳空港(29路線 191往復/日)

羽 田 ADO③/JAL④

丘 珠 HAC①

羽 田 ANA①新千歳 ANA③/JAL③

羽 田 ADO②/JAL③

関 西 ANA①

中部国際 ANA①

利 尻 HAC①

釧 路 HAC④(土日祝③)函 館 HAC⑥(土日祝⑤)

三 沢 HAC①

函 館 HAC①

北海道の国内・国際航空路線状況(平成26年9月現在)

国管理空港

特定地方管理空港

地方管理空港

共用空港

台北(台湾) トランスアジア航空 週3便

台北(台湾) エバー航空 週4便

台北(台湾) トランスアジア航空 週2便

台北(台湾) エバー航空 週3便

仁川(韓国) アシアナ航空 週2便

上海(中国) 中国東方航空 週2便

上海(中国) 中国東方航空 週5便

台北(台湾) チャイナエアライン 毎日

台北(台湾) エバー航空 毎日

台北(台湾) トランスアジア航空 週2便

仁川(韓国) 大韓航空② 毎日(火金日①)

仁川(韓国) ティーウェイ航空 毎日

仁川(韓国) ジンエアー 週5便

釜山(韓国) 大韓航空 週3便

北京(中国) 中国国際航空 週2便

上海(中国) 中国東方航空 週5便(土日②)

香港(香港) キャセイパシフィック航空 週4便

バンコク(タイ) タイ国際航空 毎日

グアム(アメリカ) ユナイテッド航空 週2便

ホノルル(アメリカ) ハワイアン航空 週3便

ユジノサハリンスク(ロシア) オーロラ航空 週2便

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●航空路線別輸送実績

(道内主要空港-東京、成田) (人・席)

輸送人員 提供座席数 座席利用率 輸送人員 提供座席数 座席利用率 輸送人員 提供座席数 座席利用率

平成12年度 8,982,063 13,797,692 65.1% 530,830 923,922 57.5% 1,398,429 2,282,289 61.3%

平成13年度 9,367,334 13,843,828 67.7% 552,078 899,046 61.4% 1,496,330 2,310,009 64.8%

平成14年度 9,610,996 14,478,653 66.4% 583,626 934,697 62.4% 1,597,008 2,590,489 61.6%

平成15年度 9,254,968 14,400,944 64.3% 558,281 889,647 62.8% 1,493,042 2,507,370 59.5%

平成16年度 9,110,058 13,788,037 66.1% 561,653 940,418 59.7% 1,365,129 2,044,501 66.8%

平成17年度 9,116,492 13,869,602 65.7% 577,102 945,328 61.0% 1,289,554 1,930,505 66.8%

平成18年度 9,804,267 14,756,435 66.4% 570,886 924,825 61.7% 1,248,703 1,768,172 70.6%

平成19年度 9,721,714 14,404,657 67.5% 541,975 850,557 63.7% 1,182,096 1,741,606 67.9%

平成20年度 9,458,392 14,116,933 67.0% 502,597 842,211 59.7% 1,115,631 1,645,133 67.8%

平成21年度 9,037,102 13,930,650 64.9% 483,155 798,454 60.5% 1,051,949 1,528,747 68.8%

平成22年度 8,826,293 13,197,618 66.9% 474,199 712,567 66.5% 1,047,659 1,525,772 68.7%

平成23年度 8,848,038 12,949,838 68.3% 414,233 600,460 69.0% 966,958 1,429,628 67.6%

平成24年度 9,531,395 14,124,781 67.5% 449,776 705,972 63.7% 1,034,678 1,574,393 65.7%

平成25年度 10,130,714 14,605,690 69.4% 474,719 757,419 62.7% 1,095,814 1,605,744 68.2%

輸送人員 提供座席数 座席利用率 輸送人員 提供座席数 座席利用率 輸送人員 提供座席数 座席利用率

平成12年度 735,004 1,286,226 57.1% 498,760 875,741 57.0% 525,311 853,287 61.6%

平成13年度 769,605 1,236,837 62.2% 512,488 802,649 63.8% 558,245 842,582 66.3%

平成14年度 804,622 1,253,901 64.2% 528,089 844,228 62.6% 554,744 845,219 65.6%

平成15年度 817,050 1,325,623 61.6% 503,609 852,870 59.0% 517,457 843,812 61.3%

平成16年度 845,268 1,291,603 65.4% 501,286 820,964 61.1% 503,029 842,134 59.7%

平成17年度 888,488 1,345,060 66.1% 505,234 801,783 63.0% 520,026 841,376 61.8%

平成18年度 940,445 1,304,274 72.1% 577,287 1,003,309 57.5% 527,648 823,514 64.1%

平成19年度 908,920 1,284,480 70.8% 501,671 812,841 61.7% 524,672 808,764 64.9%

平成20年度 1,017,974 1,597,611 63.7% 481,551 772,986 62.3% 501,957 819,973 61.2%

平成21年度 935,963 1,431,169 65.4% 460,833 720,736 63.9% 492,872 826,218 59.7%

平成22年度 878,093 1,316,247 66.7% 419,249 589,504 71.1% 470,005 745,172 63.1%

平成23年度 736,905 1,033,640 71.3% 390,512 557,010 70.1% 493,254 782,917 63.0%

平成24年度 849,535 1,316,223 64.5% 417,032 622,026 67.0% 504,467 814,173 62.0%

平成25年度 863,140 1,287,821 67.0% 428,066 617,654 69.3% 525,600 771,836 68.1%

(道内主要空港-大阪・関西・神戸) (人・席)

輸送人員 提供座席数 座席利用率 輸送人員 提供座席数 座席利用率 輸送人員 提供座席数 座席利用率

平成12年度 2,687,461 4,148,974 64.8% 56,546 107,619 52.5% 307,008 537,748 57.1%

平成13年度 2,802,456 3,930,647 71.3% 72,391 105,893 68.4% 361,742 564,696 64.1%

平成14年度 2,877,920 4,216,637 68.3% 67,874 106,572 63.7% 304,096 482,081 63.1%

平成15年度 2,566,375 3,895,492 65.9% 68,177 124,805 54.6% 273,995 429,100 63.9%

平成16年度 2,378,093 3,586,992 66.3% 71,219 124,874 57.0% 249,314 350,628 71.1%

平成17年度 2,323,207 3,256,704 71.3% 40,627 61,697 65.8% 221,886 313,556 70.8%

平成18年度 2,371,382 3,249,216 73.0% 33,846 50,582 66.9% 234,563 347,738 67.5%

平成19年度 2,426,408 3,660,385 66.3% 37,183 55,877 66.5% 215,736 317,454 68.0%

平成20年度 2,260,435 3,256,251 69.4% 34,518 54,706 63.1% 140,039 180,748 77.5%

平成21年度 2,096,531 2,933,602 71.5% 14,379 28,740 50.0% 72,124 87,980 82.0%

平成22年度 2,039,559 3,012,439 67.7% 10,665 15,017 71.0% 87,381 124,098 70.4%

平成23年度 2,017,693 3,051,279 66.1% 11,251 15,918 70.7% 84,993 133,474 63.7%

平成24年度 2,438,550 3,793,564 64.3% 10,337 16,570 62.4% 91,730 174,803 52.5%

平成25年度 2,364,857 3,067,190 77.1% 10,028 16,932 59.2% 114,115 186,415 61.2%

輸送人員 提供座席数 座席利用率 輸送人員 提供座席数 座席利用率 輸送人員 提供座席数 座席利用率

平成12年度 79,979 138,974 57.5% 95,632 169,641 56.4% 64,002 120,178 53.3%

平成13年度 92,374 135,384 68.2% 118,095 166,861 70.8% 76,402 120,848 63.2%

平成14年度 93,613 143,942 65.0% 107,248 157,973 67.9% 70,417 120,848 58.3%

平成15年度 93,766 145,802 64.3% 163,648 268,505 60.9% 63,647 118,916 53.5%

平成16年度 94,077 137,944 68.2% 124,241 183,741 67.6% 71,378 119,195 59.9%

平成17年度 92,803 136,084 68.2% 137,224 221,259 62.0% 29,010 41,426 70.0%

平成18年度 101,115 135,406 74.7% 141,382 213,830 66.1% 22,414 31,626 70.9%

平成19年度 99,081 138,916 71.3% 127,346 212,017 60.1% 25,258 39,446 64.0%

平成20年度 88,027 130,656 67.4% 108,883 170,178 64.0% 25,602 39,283 65.2%

平成21年度 53,604 78,226 68.5% 22,199 29,461 75.4% 8,124 13,800 58.9%

平成22年度 28,668 42,871 66.9% 19,977 29,280 68.2% 0 0 -

平成23年度 32,251 54,200 59.5% 24,596 37,980 64.8% 0 0 -

平成24年度 50,225 122,856 40.9% 34,074 64,188 53.1% 0 0 -

平成25年度 25,531 48,542 52.6% 27,244 38,535 70.7% 0 0 -

【国土交通省 航空輸送統計年報】 

大阪・関西・神戸-札幌 大阪・関西-釧路 大阪・関西-函館

大阪・関西-旭川 大阪・関西-女満別 大阪・関西-帯広

東京、成田-札幌 東京-釧路 東京-函館

東京、成田-旭川 東京-女満別 東京-帯広

- 26 -

●平成26年度地域政策推進事業一覧(観光関連分)

振興局 事 業 名区

分事業期間 事 業 概 要

空 知

そらいちのファンづくり推進事業(北海

道新幹線延伸開業対策)25 ~ 26

 北海道新幹線の延伸開業に伴い、岩見沢駅が空知の玄関口となることを視野に入れ、岩見沢駅に

おける対面とネット環境による情報発信と物産品の販売を促進することで、観光客と地域住民との双

方向のコミュニケーションを促進するとともに、ワイン、日本酒とのマリアージュという切り口で食資源

の魅力を掘り起こし発信することで、空知のファンやリピーターの確保、育成を図る。

『炭鉱(やま)の記憶』等地域資源でオ

ンリーワン事業25 ~ 26

 空知産炭地域におけるこれまでの『炭鉱(やま)の記憶』を活かした取組みを踏まえ、依然として続く

厳しい現状を打破するために、民間・地域住民主導による「地域マネジメント機能」を強化し、『炭鉱

(やま)の記憶』マネジメントセンターとも連携して、産炭地域コミュニティの生き残りをかけた取り組みを

展開し、産炭地域の活性化を図る。

「そらち産ワイン」ブランディング事業新

規26 ~ 28

 空知管内のワイナリー・ヴィンヤードに対する総合的支援と「そらち産ワイン」のPRを推進しブランド

化を図るとともに、ワインを切り口とした食と観光による地域の活性化を促進する。

空知自慢観光素材PR事業新

規26 ~ 28

 空知地域を舞台にした映画の公開を機に、映画等のロケ地の情報を一元化して発信し、観光客を誘

客するとともに、新たな地域資源として空知地域の景観を発掘し発信することにより更なる誘客に結

びつくよう取組を進める。

石 狩

いしかりの魅力発見・観光情報発信事

業新

規26

 石狩管内の観光資源の認知度を高め、管内への観光客入込数を増加させるため、学生等と共同で

多角的な視点による食や自然体験等いしかりの魅力の発見及び観光情報の発信を行う。

北海道新幹線利用促進プロモーション

事業新

規26 ~ 28

 北海道新幹線新函館駅(仮称)開業に対する道民の関心を高め、札幌延伸の早期実現を図るため、

開業効果や東北地域の魅力を紹介するプロモーション活動を実施する。

後志広域景観づくり推進事業

25 ~ 26

 国際的観光地である後志地域にふさわしい、より高質な景観形成を図るため、従来の羊蹄山麓地域

を中心とした広域景観形成に向けた取組を後志全域に展開するとともに、景観の阻害要因である廃屋

や空家を解消するためのルールづくりや空き家活用の促進を進める。

後 志

北海道新幹線開業等“しりべし”パワー

アップ推進事業 新

規26 ~ 28

 北海道新幹線新函館駅(仮称)の開業などの効果を最大限波及・拡大させるため、優れた地域資源

である「食」やスポーツツーリズムなどを最大限活用して国際リゾートエリアの魅力アップを図るととも

に、道南圏との交通アクセス網の充実・強化により、東北・北関東圏等との交流人口を拡大し、個性と

魅力あふれる地域づくりを推進する。

しりべしフードサポート事業

規26 ~ 27

 後志の特産品のブランド力向上・販路拡大に向け、バイヤー・専門家を招いて食関連事業者に対す

る相談会(商談会)やセミナーを実施し、特産品の磨き上げ・道内外の販路拡大を図るとともに、海外

市場への販路開拓を目指す。さらに、管内の食関連事業者による交流会を実施し、事業者間取引や

ビジネスパートナーの拡大による販路拡大と管内のホテル、レストランなどに対する特産品の消費の

拡大に繋げる。

胆 振美味しい ヘルシーいぶり ドットコム事

業25 ~ 27

 胆振の旬な食材を使い、誰もが安心して食べられる美味しい健康食を開発し、胆振の食と観光の一

層の魅力・ブランド力の向上を図る。

「新幹線がやってくる!」キャンペーン

事業

規26 ~ 27

 平成27年度末の北海道新幹線・新函館(仮称)開業を控え、気運醸成に向けたカウントダウンボード

の設置やパネル展の開催のほか、農家民泊等受け入れ側の理解促進のための講座の開催、東北・

北関東への修学旅行誘致プロモーションなど、観光客誘致に向けた取組を行う

日高の観光力アップ推進事業24 ~ 26

 日高の観光地としてのブランド力を高めるため、管内各地域が強力に連携し、日高地域が一体と

なった観光レベルの底上げや情報発信、観光人材の育成に向けた取組等を進めていく。

日 高台湾観光市場”創客”加速推進特別対

策事業

規26

 多様化する台湾からの観光客の旅行ニーズに対応するため、日高地域ならではのコンテンツを活

用したプロモーションやホスピタリティの一層の向上を図ることなどにより、台湾観光市場における需

要を喚起し、創客及び誘客の加速を図る。

地域特産品販路開拓事業新

規26 ~ 28

 日高振興局管内が有する多様な資源や食、特産品を道内外の流通業者に広く紹介し、地域産品の

売込みを行う。また、とんがりロードを中心に地域イベントでの交流実績のある十勝地域において日高

特産品の販売や観光PRを行い、日高食材の消費拡大や地域経済の活性化を図る。

ひだか戦略的総合情報発信推進事業

規26 ~ 27

 北海道新幹線開業、東京オリンピック開催決定など、今後、来道者の増加が予想される。また、東ア

ジア諸国、とりわけ中国・台湾・韓国などからの北海道人気は依然高い。こうした需要を効果的に活用

し大規模なビジネスチャンスを日高として享受するため、他の地域に比べ全国的に低い「ひだか」の

知名度向上・イメーアップを行う。

檜 山

北海道新幹線開業を見据えた「檜山づ

くし弁当」創作事業25 ~ 27

 平成27年度北海道新幹線開業は、道南圏への観光客の増加が大いに期待され、檜山の歴史・文化

等を全国に発信する絶好のチャンスであることから、道内では檜山のみに自生するヒバの葉を使用

し、管内7町の食材を活かした「檜山づくし弁当」を開発し、檜山の知名度の向上と地場産品の販路拡

大をめざすとともに、観光客の増加を図る取組を展開する。

檜山地域における新幹線観光対策事

業 新

規26 ~ 28

 北海道新幹線開業に向け、檜山地域への観光客の流入促進及び経済波及効果を最大限享受する

ことができるよう、檜山地域の魅力ある食・観光資源の取組を推進する。

上 川

「食」や「食文化」を観光資源とする

フードツーリズム推進事業 25 ~ 27

 上川地域の強みである食・観光の裾野を広げ誘客促進を図るため、多彩な食の魅力を紹介する

「食の街道」づくりを進めるとともに、「フードツーリズム」の概念を取り入れた観光モデルコースや観

光素材のプロモーションを実施する。

国際航空路線台湾向けアウトバウンド

対策事業新

規26

 旭川空港から台湾への海外渡航を促進するため、ビジネス交流セミナーを含む台湾PRイベントや

教職員を対象とした海外教育旅行セミナーを実施する。

留 萌

~ヨース来い!るもい~オロロンライン

「食と観光」魅力再発見事業25 ~ 27

 留萌地域の「食」と「観光」は、優れた素材を持ちながら大規模な集客施設がないこともあり、知名度

不足となっているが、旭川・札幌という大都市から近いことに着目し、これらの地域をターゲットに、るも

いの「食」+「観光」の魅力を重点的にPRし、留萌地域への誘客を促進、身近なるもいを感じてもらう

ことで知名度向上を図り、地域経済を活性化させる。

- 27 -

振興局 事 業 名区

分事業期間 事 業 概 要

宗 谷

宗谷地域魅力UP事業

24 ~ 26

 宗谷管内は雄大な自然、離島、温泉、豊富な水産物など様々な資源に恵まれていることから、地域

との連携・協働により、これらの地域資源をより一層活用した多面的取組を進めることにより、魅力あ

る地域づくりを進める。

サハリン交流推進事業 新

規26

 宗谷地域とロシア連邦サハリン州の経済及び観光交流を、より一層推進し、宗谷地域の発展を図

る。

オホーツク地域来訪促進事業

25 ~ 27

 オホーツク地域への観光客の更なる来訪を促進するため、地域一丸となって、オホーツク地域が有

する食や景観などの豊かな地域資源を磨き上げるとともに、管内の地域キャラクターで結成された

「オホ☆キャラ隊」を活用しながら国内外の観光客に情報発信する。

オホーツク

オホーツクAI定着化促進事業

24 ~ 26

 オホーツク地域は、道内トップクラスの地域資源を有しながらも、知名度やイメージ形成に結びつい

ていないことから、地域の一体感と統一イメージを形成、発信する「オホーツクAI」事業をこれまで推

進してきた。今後は、地域からの意見を踏まえ、オホーツクAIを定着させるためにも、地域の連携を進

め、それをさらに発展させていくことで、オホーツク地域のイメージ向上・発信を加速させ、地域内外に

おいて「オホーツク」地域の知名度アップや観光客等の交流人口の増加を目指す。

オホーツク食の地域ブランド形成事業

25 ~ 27

 オホーツク地域のブランド力を向上させ、「オホーツク」の知名度を一層高めていくため、地域資源を

活かした多様な産品を管内外に発信するとともに、地域の産学官金の連携により、商品開発等を分野

横断的に推進し、「食」関連産業の総合的な振興を図る。

十 勝

とかちの「食」ブランド力強化事業

25 ~ 26

 十勝産小麦を核とするフードチェーンの構築や安定的な輪作体系の維持確保、新たな和牛ブランド

の確立、グリーンツーリズム受け入れ体制の充実等により十勝の「食」の魅力を発信し、「十勝産農畜

産物」のブランド力強化を図る。

道外観光客誘致促進事業新

規26 ~ 27

 平成23年秋の道東道開通により、多くの利用者がある新千歳空港から十勝までの移動時間が大き

く短縮されたため、新千歳空港を利用する道外観光客を十勝への誘客に繋げる観光プロモーションを

実施し、管内への観光客の増加及び長期滞在化を推進する。

釧 路

ウェルカム道東道!! オールくしろ魅力発

信事業新

規26 ~ 28

 道東自動車道の釧路延伸(H26浦幌~白糠間・H27白糠~阿寒間 開通予定)を契機に、釧路管外

の地域との交流人口を拡大し地域の活性化につなげるため、地域の魅力の情報発信主体となる市町

村や団体等と連携しながら、本事業の推進組織である「ウェルカム道東道!! オールくしろ魅力発信協

議会」の運営を行うとともに、道央圏や釧路管内において道東自動車道延伸に向けたプロモーション

等を実施する。

「ロングステイくしろ」推進事業新

規26 ~ 28

 釧路地域に来訪する観光客等の観光消費額を増加させ、地域の活性化につなげるため、優れた自

然環境を有する道東圏域の地域財産を活かし、体験観光やおすすめ観光ルートなどの情報発信を積

極的に行いながら、来訪者が釧路地域の魅力を堪能し、長期滞在できる環境を整備する。

根 室

ねむろの魅力発信事業~旬のねむろ、

お届けします~ 25 ~ 26

 「ねむろ地域の魅力」をより効果的にPRするため、ブログポータルサイトによる情報発信のほか、地

域理解の促進に配慮した新たな事業を実施するとともに、「E北海道ねむろのくにネットワーク」会員を

中心とした域内連携を強化する。

胆 振

日 高

渡 島

空 知

オホーツク

十 勝

釧 路

「地域文化の学校~学ぶ・繋がる・発

信する~」広域展開事業

25 ~ 27

 世界的に価値のあるジオパークや縄文遺跡、アイヌ文化を地域に定着させ、地域固有文化の継承

や広域観光の推進につなげるため、地域住民の理解促進など関係団体等と連携した取組を実施す

る。

渡 島

檜 山

道南ブランドステップアップ事業

24 ~ 26

 北海道新幹線開業を2年後に控え、道南地域の食資源のさらなる発掘・磨き上げや、一次産業や観

光との連携により、地域ブランドとしての「道南ブランド」を確立する。さらに、新幹線で結ばれる青森

県をはじめとする東北地域と連携し、食の販路拡大やブランド化に向けた取組を加速させる。

渡 島

胆 振

渡島胆振連携「北の縄文」魅力発信・

ファン拡大推進事業25 ~ 27

 世界文化遺産登録に向けた機運を高め、地域の財産である縄文の価値を未来に継承するため、道

内の構成資産を抱える渡島・胆振の両地域が連携し、それぞれの地域がもつ特色・長所を最大限に

活かしながら、コンクール応募作品の活用等を通じて、「北の縄文」が持つ価値・魅力の発信力の向

上を図るとともに、多様な層への訴求により、新たな「縄文ファン」層の開拓を図る。

渡 島

檜 山

北海道新幹線開業を活かした地域づく

り推進事業 新

規26 ~ 28

 平成27年度末の北海道新幹線開業を道南地域全体のチャンスと捉え、観光等をはじめとした地域産

業の振興や魅力ある地域づくりに向けた気運の醸成を図るための取組を効果的に展開するとともに、

自治体や経済団体等が一体となって新幹線開業効果を広く道南地域全体に波及させるため、平成24

年度に策定した「道南地域アクションプラン」に基づく取組を加速させる。

渡 島

檜 山

後 志

北海道新幹線開業に向けた観光地域

づくり推進強化事業 新

規26 ~ 28

 平成27年度の北海道新幹線開業効果を地域において享受できるようにするため、開業までの間の

観光商品づくりや人材育成を強力に進めるとともに、開業後においても観光地としての魅力を発揮・持

続できる仕組みを構築する。同時に共に新幹線開業を迎える青森県との連携による青函広域観光を

推進する。

上 川

留 萌

宗 谷

天塩川(テッシ・オ・ペッ)賑わい創出事

業 25 ~ 27

 天塩川周辺地域の交流人口拡大のため、周辺市町村で構成する推進会議に参画するとともに、近

年急増している台湾人観光客に向けた周辺地域への誘客や首都圏での移住相談等を実施する。

留 萌

檜 山

宗 谷

道内離島の新たな魅力発見・発信事業新

規26 ~ 27

 奥尻・利尻・礼文・天売・焼尻の5つの離島が保有している豊富な地域資源を掘り起こして磨き上げ

て、5つの離島が一体となって新たな魅力として発信することで低迷している離島観光の活性化を図

るとともに道内離島のブランド力向上を図る。

根 室

オホーツク

釧 路

ねむろ観光交流推進事業新

規26 ~ 28

 根室地域の特性・資源を活かした戦略的な個人旅行・団体旅行の誘致、管内1市4町、観光協会等

が連携したモデル事業等の取組により、豊かな自然環境、地域の産業・文化などと調和した観光の確

立及び地域の優位性を生かした観光地づくりを推進する。

【北海道総合政策部地域づくり支援局地域政策課】

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●北海道観光のくにづくり条例(平成13年10月19日 条例第56号)

今、私たちは、自然との共生という考え方、心のゆとりや潤いを求める意識の変化や生活様式の多様性を背景に、互いに支え合い、尊重し合いながら、精神的な豊かさを大切に生きていく時代を迎えている。

観光は、日常生活を離れ、異なる文化や価値観の交流を通して、人々が相互の理解を深め、訪れる人は安らぎや明日への活力を得、迎える人は地域のすばらしさに目覚め、新たな魅力づくりに努める営みであり、心豊かなゆとりある生活を求める私たちにとって、生活の大切な一部となっているとともに、地域にとっても、地域を訪れる人々との交流を通じて経済の活性化につながっているものである。

四季を彩る雄大な自然、新鮮な山海の恵み、人々の暮らしとともに形成された景観やおおらかな気風が漂う、恵み豊かな北の大地は、人々の心を潤し、活力や感動を与えてくれる憧(あこが)れの地として、国内外から高い評価を得るようになった。

こうした優位性や地域の個性を生かしつつ、北海道を誰もが安心して快適に滞在することができる国際的にも通用する観光地とするよう取り組み、観光にかかわる産業を北海道経済のリーディング産業とすることは、自主的かつ自律的な北海道の形成につながるものである。

先人から受け継いだ北海道の豊かで優れた環境を大切に守りながら、道民のみならず、北海道を訪れるすべての人がその豊かさを享受できるように観光の振興に努めることは、私たちの重要な役割であり、それぞれの地域が観光の意義と可能性を認識し、地域を愛するすべての者が協働し、知恵を出し合いながら観光のくにづくりを進めていくことが必要である。

このような考え方に立って、道民の総意として観光の振興に取り組むため、この条例を制定する。

第1章 総則

(目的)第1条 この条例は、観光の振興に関し、基本理念を定め、並びに道の責務並びに道民、観

光事 業者及び観光関係団体の役割を明らかにするとともに、道の施策の基本となる事項を定めることにより、観光の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって豊かで活力ある地域社会の実現及び北海道経済の発展に資することを目的とする。

(基本理念)第2条 観光の振興は、道民、観光事業者、観光関係団体及び行政機関が協働し、次に掲げ

る事項を基本として、道民及び観光客が共に楽しめる地域の特性を生かした個性豊かな観光地を形成するとともに、観光にかかわる産業を地域経済を牽引する産業とすることを旨として、推進 されなければならない。

(1) 自然、景観等の環境の保全に配慮しながら、それらの魅力を十分に活用すること。(2) 豊かな自然にはぐくまれた食材及び食文化の魅力(以下「食の魅力」という。)を生

かすこと。(3) 高齢者、障害者、外国人等すべての人々が安心して快適に観光ができるよう配慮する

こと。(道の責務)第3条 道は、前条に定める基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、観光の振

興に関する総合的かつ計画的な施策を策定し、及び実施する責務を有する。2 道は、観光の振興を図る上で市町村が果たす役割の重要性にかんがみ、市町村が参画す

る広域的な観光振興に関し総合調整を行うとともに、市町村相互の連携が図られるよう努めるものとする。

(道民の役割)第4条 道民は、基本理念にのっとり、観光客を温かく迎えるよう努めるとともに、地域の

観光 資源を活用した観光地づくりに参画するよう努めるものとする。(観光事業者の役割)第5条 観光事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うよう努めるものとする。2 観光事業者は、その事業活動を行うに当たっては、地域の他産業との連携に配慮するも

のとする。

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(観光関係団体の役割)第6条 観光関係団体は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うよう努めるものとする。2 観光関係団体は、ホスピタリティ(観光客を温かく迎える接遇をいう。)の向上、観光

客の誘致等に積極的に取り組む等観光の振興に貢献するよう努めるものとする。

第2章 観光の振興に関する基本的施策

(施策の基本方針)第7条 道は、次に掲げる基本方針に基づき、観光の振興に関する施策を総合的かつ計画的

に推進するものとする。(1) 道民、観光事業者、観光関係団体及び行政機関が協働して行う取組を促進すること。(2) 環境を保全し活用する取組を促進すること。(3) 食の魅力を生かした取組を促進すること。(4) 観光客が安心して快適に観光を行うことができる環境づくりを促進すること。(5) 観光にかかわる産業の発展のための取組を促進すること。(6) 国内及び海外からの観光客の誘致を促進すること。(7) 観光に関する普及啓発及び学習機会の確保を図ること。(8) 観光に関する基礎的データの収集及び調査を実施すること。(観光の振興に関する基本的な計画)第8条 知事は、観光の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、観光の振

興に関する基本的な計画(以下「計画」という。)を定めなければならない。2 計画は、観光の振興に関する道の施策並びに道民、観光事業者及び観光関係団体の行動

の指針について定めるものとする。3 計画は、観光の振興に関する適切な目標について定めるものとする。4 知事は、計画を定めるに当たっては、あらかじめ、道民の意見を反映することができる

よう必要な措置を講じなければならない。5 知事は、計画を定めるに当たっては、あらかじめ、北海道観光審議会の意見を聴かなけ

ればならない。6 知事は、計画を定めたときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。7 前3項の規定は、計画の変更について準用する。(財政上の措置)第9条 道は、観光の振興に関する施策を推進するため、必要な財政上の措置を講ずるよう

努めるものとする。

第3章 北海道観光審議会

(設置)第10条 北海道における観光の振興を図るため、知事の附属機関として、北海道観光審議会

(以下「審議会」という。)を置く。(所掌事項)第11条 審議会の所掌事項は、次のとおりとする。(1) 知事の諮問に応じ、観光の振興に関する重要事項を調査審議すること。(2) 前号に掲げるもののほか、この条例の規定によりその権限に属させられた事務2 審議会は、観光の振興に関し必要と認める事項を知事に建議することができる。(組織)第12条 審議会は、委員15人以内で組織する。2 審議会に、特別の事項を調査審議させるため必要があるときは、特別委員を置くことが

できる。(委員及び特別委員)第13条 委員及び特別委員は、学識経験を有する者及び関係行政機関の職員のうちから、知

事が任命する。

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2 委員の任期は、2年とする。ただし、委員が欠けた場合における補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。

3 委員は、再任されることができる。4 特別委員は、当該特別の事項に関する調査審議が終了したときは、解任されるものとす

る。(会長及び副会長)第14条 審議会に会長及び副会長を置く。2 会長及び副会長は、委員が互選する。3 会長は、審議会を代表し、会務を総理する。4 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代理する。(会議)第15条 審議会の会議は、会長が招集する。2 審議会は、委員の2分の1以上が出席しなければ、会議を開くことができない。3 会議の議事は、出席した委員の過半数で決し、可否同数のときは、会長の決するところ

による。(部会)第16条 審議会は、必要に応じ、部会を置くことができる。2 部会は、審議会から付託された事項について調査審議するものとする。3 部会に部会長を置き、会長が指名する委員がこれに当たる。4 部会に属すべき委員及び特別委員は、会長が指名する。(会長への委任)第17条 この章に定めるもののほか、審議会の運営に関し必要な事項は、会長が審議会に諮

って定める。

附 則1 この条例は、公布の日から施行する。2 北海道観光審議会条例(昭和36年北海道条例第42号)は、廃止する。3 この条例の施行の際現に前項の規定による廃止前の北海道観光審議会条例第3条第2項

の規定により北海道観光審議会の委員又は特別委員に任命されている者は、第13条第1項の規定により委員又は特別委員に任命された者とみなし、その任期は、委員にあっては同条第2項の規定にかかわらず平成14年12月14日までとし、特別委員にあっては同条第4項の規定にかかわらず同年3月31日までとする。

4 知事は、平成21年4月1日から起算して5年を経過するごとに、社会経済情勢の変化等を勘案し、この条例の施行の状況等について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。

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●北海道観光のくにづくり行動計画 (平成25年度~29年度)

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北海道観光審議会

氏 名 所属及び職名 備考

飯塚 弘衛 札幌エアラインズ・アソシエーション 会長 全日本空輸(株)執行役員札幌支店長

市岡 浩子 札幌国際大学観光学部 教授

岡西 昭子(株)グランビスタ ホテル&リゾート札幌グランドホテル 宿泊副支配人(チーフコンシェルジュ)

小栗 美恵 (有)ファーム花茶 代表取締役

今  武 (社)北海道バス協会 常務理事

坂本 昌彦(社)北海道体験観光推進協議会 代表理事(株)北海道ネイチャーセンター代表取締役

張  相律 (株)北海道チャイナワーク 代表取締役

中川 有子 (株)電通北海道 マーケティング部 主管

石見 誠嗣北海道旅客鉄道(株)鉄道事業本部取締役 鉄道事業本部副本部長 兼 営業部長

野口 秀夫(公社)北海道観光振興機構 副会長 野口観光(株)代表取締役社長

花岡 俊吾企画・編集工房はなまるメッセージ(自営) 代表

公募委員

林  文昭(社)日本ホテル協会 北海道支部長(株)北海道ホテル 代表取締役社長

古田 和吉(社)日本旅行業協会 北海道支部長(株)JTB北海道 代表取締役社長

町野 和夫北海道大学公共政策大学院教授地域経済経営ネットワーク研究センター長

八木 由起子 (株)コスモメディア 編集局長

北海道観光審議会委員名簿

平成25年12月11日現在  五十音順