１.思春期と健康

教科書 Ｐ64～65

ノート Ｐ56～57

保健編２単元 生涯を通じる健康

○授業内容について

２単元 生涯を通じる健康 教科書ｐ64～88

３単元 社会生活と健康 教科書ｐ90～109

○授業の進め方について

・教科書、ノート、ワークシートを使用する。

・授業は、パワーポイントで進める。

・発言は積極的にすること。

※「分かりません」は×です。何か必ず発言すること。

○評価について

・出席点、定期テスト、授業態度、提出物で判断する。

・10分以上の遅刻は欠席とする。

※提出物や課題は期限までに必ず提出すること。

≪本時のテーマ≫

思春期における心身の発達と

健康課題について理解する。

Q，あなたは現在、子ども？大人？

その理由も一緒に考えてみよう！

Ａ，１０歳から１８歳 ⇒ 思春期

思春期とは・・・

心と体が子どもから大人に移行する時期

○思春期について

Ｑ，男子はどこが変化する？

Ａ，声変わり、体毛の発生、筋骨隆々になる など

Q，女子はどこが変化する？

Ａ，乳房がふくらむ、おしりが大きくなる、皮下脂肪の増大 など

男子と女子の性差が拡大する

○思春期の特徴

・高校生は思春期の後期に当てはまる

＜特徴＞

①身体的発達

②精神的発達

○思春期の身体的発達・生殖機能の発達

→生殖器系が発達し、活発になる時期

～子どもをつくれる体になる～

生殖型は思春期から

急速に発達する

○生殖器の発達（男性）

●ホルモンの分泌

・・・性腺刺激ホルモンと男性ホルモンが分泌される

●射精

・・・性的興奮によって精液を放出すること

●マスターベーション

・・・自ら生殖器に刺激を加えて性的快感を得ようとすること

○男性の生殖器 教科書P.64 図1

精巣（精子をつくる）

前立腺

陰茎

精管

精巣上体

精嚢（分泌液をつくる）

尿道射精管

○生殖器の発達（女性）●ホルモンの分泌

性腺刺激ホルモンと女性ホルモンが分泌される

●排卵と月経

排卵・・・卵巣から卵子が腹腔へ出されること

月経・・・周期的に起こる生理的出血

●性周期の安定

基礎体温の変化で知ることができる

卵管采（卵子を取り込む）

卵巣（卵子をつくる）

卵管（卵子を子宮に運ぶ）

子宮（受精卵を養育する）

膣（分娩時には産道になる）

○女性の生殖器 教科書P.64 図1

教科書P.65 図2

２．卵胞刺激ホルモンにより卵胞の形成と発育がおこり、

卵胞ホルモンの分泌

１．下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌

①卵胞刺激ホルモン②黄体形成ホルモン

４．卵胞が成熟すると黄体形成ホルモンにより排卵

５・排卵後、黄体形成ホルモンにより、黄体ホルモンを分泌

３．卵胞ホルモンにより子宮に作用。

妊娠・出産の準備子宮内膜が厚くなる

○思春期の精神的発達

・性への関心

→自分の性や異性を意識する

・自立への意識

→親や周りの人々の依存から抜け出す

○性への関心

●男女共通

→自分の容姿を気にしたり、おしゃれをするようになる

●男女の違い

→「異性と親しくしたい」という交友欲は男女で違い

はないが、「異性の体に触りたい」という接触欲は

男性の方が高い傾向がある

○自立への意識

●大人になろうとする

→いろいろ試行錯誤するが、思い通りいかなくて

欲求不満や葛藤におちいったりする

※高校生は体力的には大人、精神的、責任能力から見ると子ども

○例えば、、、・「子どもじゃないんだから」は体力的に可能だから自分でやりなさい・「子どもなんだから」は、責任は自分でとれないのなら勝手に判断するな

Q，１５～２４歳の若者における死亡の原因第１位は？

Ａ，自殺 教科書 P.48 図１ 参照

○思春期の健康課題

その他にも、たばこや酒、薬物に手を出してしまったり、

バイクで暴走したり、人に暴力をふるってしまうことがある。

不安な心理状態について尋ねた結果

よくある ときどきある たまにある まったくない わからない・無回答

9.2 15.6 29.5 44.7 0.9

8.0 15.6 33.7 42.0 0.6

11.8 16.1 31.6 39.8 0.7

7.5 15.9 38.9 36.7 1.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

何もやる気がしない

すぐ不安になる

何でもないのに

イライラする

何となく大声をだしたい

「急激な変化についていけない」

「自分だけでどうにかしようとする」

→ 心が不安定になる

思春期ならではの変化を理解して、

自らの行動をコントロールしていく！

○思春期の健康課題

子どもから大人へと移行する時期の特徴を

理解し、自分の行動をコントロールできる

ようにしていこう！