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1 CONTENTS

NOPにより完全国産化された小型、低速、高トルク

●オーブマークモータは、米国ORBMARKCOMPANYが全く新しい原理に基いて、圧力油流を自然にコントロールするオービテーションバルブ機構(米国始め世界各国PAT)を設計に取り入れ、製造された小型・強力・シンプルな構造で、基礎作動部品は循環する油圧作動油中に完全に浸されて作動する完全潤滑設計になっておりますので、長寿命が保証される大変経済的なモータです。

CONTENTS

●日本に於いては、NOPがORBMARKCOMPANYとの間に製造・販売契約を結び、日本及びアジア地区全域をテリトリーとして販売致しております。なお、“ORBMARK”および“オーブマーク”は米国オーブマーク社の登録商標であり、オーブマーク社の許可によりNOPのみが使用することが出来る商標名です。

オーブマークモータ、減速機の安全上のご注意

ORB-Mシリーズ

ORB-S シリーズ

オイルモータに関する計算式

メカニカルブレーキ付モータ

パワーモータ

モータに取付けられる油圧制御弁

遊星歯車減速機GRSシリーズ

3〜4

5〜 6

7〜13

14

15〜 18

19〜 20

21〜 23

24〜 25

オーブマークモータは新設計ジーローラーにより従来品より1ランク上の高圧領域まで近づけ、さらに低速から高速までの幅広い回転域において卓越した性能を可能にしました。また従来より受け継がれたテーパーローラーベアリングの採用によりラジアル荷重はもとより、スラスト荷重にも強い構造です。

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CONTENTS  2Page24〜25

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ORB-Mシリーズ

ORB-S シリーズ

メカニカルブレーキ付モータ

パワーモータ

モータに取り付けられる油圧制御弁

遊星歯車減速機GRS

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3 オーブマークモータ、減速機の安全上のご注意

オーブマークモータ、減速機の安全上のご注意

安全対策をよく把握し、指示された予防事項や安全操作に必ず従って下さい。下記のシンボルと見出しがあるときは、人的損傷や物的損傷の可能性があるので特に注意して下さい。

火傷の恐れがあります。

6. モータを踏み台にしないでください。

7. モータを持ち運ぶ際は、落とさないように注意してください。

8. 床が濡れている場合は、きれいに拭き取ってください。

滑って、ケガをする恐れがあります。

9. モータに、衝撃などを与えないでください。

部品の破損の原因となるため、落としたり、ハンマーでたたいたりしないでください。

10.モータのシャフトに、許容ラジアル荷重及び許容スラスト荷重を越える荷重をかけないでください。

機種及び使用条件により許容値が異なりますので御相談下さい。

特にモータのシャフトは、ハンマーなどでたたかないでください。

軸シールより、油漏れ及び他部品破損の原因となります。

11. モータへの配管の締め付けトルクは、規定以上のトルクで締め付けないでください。

本体ポート部の割れの原因となります。

12. 錆などの発生しやすい雰囲気の中での使用は、防錆対策を行ってください。

13. モータの使用は、カタログなどに記載されている規格の範囲内で使用してください。

14.配管作業時は、配管内及びモータ内部に、ゴミ、切り粉などが入らないように注意してください。

配管は、セット前にフラッシングをしてください。

15.作動油は、清浄な油を使用してください。 (推奨:ISOVG32相当)

16.モータのシャフトキーはガタがなく完全に固定するようにセットしてください。

危 険

1. ガソリン、灯油など揮発性のある液体や、危険性の高い液体を使用しないでください。

このモータは、設計上可燃性のある液体や、危険性のある液体には対応していません。この様な液体を使用しますと、その液体が漏れ、火災、疾病、環境汚染などの恐れがあります。

2. 油温が、高い状態で使用し続けると火災の原因となりますので、規定の温度範囲内で使用してください。

 使用温度範囲 −30℃〜80℃

3. モータ運転中は、危険ですので回転部に手を触れないでください。

4. モータの使用最高圧力を越えるような異常圧がかかる場合は、安全弁などを併用し圧力を逃がしてください。

5. ウィンチなどの外部負荷によりモータが回される場合は、ブレーキ弁などを併用してください。

6. モータを交換する時は、必ず油圧を切ってください。

7. 傷が付いている物や古いホースは配管に使用しないでください。また、ホースは充分に耐圧のあるものを使用してください。

注 意

1. 液漏しているモータは使用しないでください。

モータに液漏れが発生したら、すぐに運転を中止し、交換か、修理を行ってください。

2. モータの液漏れや破損を防ぐため、モータの使用最高圧力以下で使用してください。

Oリング及び他部品の破損の原因となります。

3. モータ取付の際は、フランジなどにしっかりと固定してください。

4. キーをつけたままでの空運転は、キーが飛んだりシャフトに巻き込まれ危険な為、行わないで下さい。

5. モータの表面温度が高い場合は、手など触れないでください。

◆オーブマークモータ

危 険

警 告

注 意

指示に従わないと、死亡または重傷者が出ます。

指示に従わないと、死傷者が出たりする可能性があります。

指示に従わないと、負傷者が出たり、ポンプ、装置が破損する可能性があります。

Rc3/8 Rc1/2 締め付けトルク 30 〜 60N・m 60 〜 100N・m

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オーブマークモータ、減速機の安全上のご注意 4

キーとキー溝のサイド隙間は、0.03以内としキー上部は、ネジなどにて完全に固定してください。

17.背圧は7MPa以上かけないでください。

軸シールより油漏れの原因となるため、背圧7MPa以上で使用する場合はドレン配管を行ってください。

18.配管の際Oリングシールタイプの場合は、Oリングをかみこまないように注意してください。

19.モータを負荷に直結する場合は、芯だしを充分に行ってください。

20.お客様による製品の改造は、当社の保証範囲外ですので、責任は負いかねます。

◆減速機危 険

1. ガソリン、灯油など揮発性のある液体や、危険性の高い液体または、指定粘度以外の油は使用しないでください。

減速機は、設計上可燃性のある液体や、危険性のある液体には対応していません。このような液体を減速機で使用し、その液体が漏れると、火災、疾病、環境汚染等各種の危険性があります。

2. 運転中は、危険ですので減速機に手を触れないでください。

3. 減速機の運転中に、分解をしないでください。

注 意

1. 液漏れしている減速機を使用しないでください。

減速機に液漏れが発生したら、すぐに運転を中止し交換か、修理を行ってください。

2. 減速機取付の際は、フランジなどにしっかりと固定してください。

3. キーをつけたままでの空運転は、キーが飛んだりシャフトに巻き込まれ危険な為、行わないで下さい。

4. 減速機の表面温度が高い場合は、手などが触れないようにしてください。火傷の恐れがあります。

5. 減速機を踏み台にしないでください。

6. 減速機を持ち運ぶ際は、落とさないように注意してください。

7. 床が濡れている場合は、きれいに拭き取ってください。

滑って、怪我をする恐れがあります。

8. 減速機に、衝撃を与えないでください。

部品の破損の原因となるため、落としたり、ハンマーでたたいたりしないでください。

9. 減速機のシャフトに、許容ラジアル荷重及び許容スラスト荷重を超える荷重をかけないでください。(下表参照)

特に減速機のシャフトは、ハンマーなどでたたかないでください。軸シールよりの油漏れ及び他部品破損の原因となります。

10.錆などの発生しやすい雰囲気の中での使用は、防錆対策を行ってください。

11.減速機の使用は、カタログなどに記載されている規格の範囲内で使用してください。

12.減速機のシャフトキーはガタなく完全に固定するようにセットしてください。

キーとキー溝のサイド隙間は、0.03以内としキー上部は、ネジなどにて完全に固定してください。

13.減速機を負荷に直結する場合は、芯だしを充分に行ってください。

14.減速機内部の潤滑油は、工業用2種 ISOVG150の油を給油してから運転してください。

※給油量は右表を参照してください。

15.減速機に油圧モータを取り付ける際には、“O”リングを忘れずに入れてください。取付時にキーがかたい時は無理に打ち込んだりしないで必ずキー合わせを行ってください。また、“O”リングをかみ込まないように注意してください。

16.オイルキャップには穴アキキャップ(ベント)があります。取り付けの際、穴アキキャップがオイルレベルより上部にくるように付けてください。

17.新しい機械を運転する際は、無負荷に近い状態より徐々に負荷を高めていくようにしてください。

18.減速機内部の潤滑油の交換は運転開始後100時間で行い、以後1,000時間ごとに交換してください。油交換時に減速機内部を洗浄しますと、より効果的です。

19.お客様による製品の分解及び改造は、当社の保証範囲外ですので、責任は負いかねます。

許容ラジアル荷重(N)

GRS-1 8,000 4,000GRS-6 15,000 4,000

許容スラスト荷重(N)

形式

給油量(cm3)

GRS-1

GRS-6

200

350

形式

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5 ORB-Mシリーズ

■ORB-Mシリーズ 外形図2ボルトフランジオーブマークモータ(標準) (単位:mm)

ORB-Mシリーズ

第5文字

第4文字

第3文字

第2文字

第1文字

■モータ仕様 形    式 ORB-M-18 ORB-M-26 ORB-M-35 ORB-M-44 理論押しのけ量 cm3/rev 17.9 26.6 35.6 44.5 最大流量    ℓ/min 20 30 30 30 最高回転数 min − 1 1,099 1,104 823 655 定格出力トルク N・m 22.7 34.1 45.2 56.5 定格圧力 ⊿P MPa 10.5 10.5 10.5 10.5 最高圧力 ⊿P MPa 14.0 14.0 14.0 14.0 許容背圧 MPa 7.0 7.0 7.0 7.0 概略質量 ㎏ 3.3 3.4 3.5 3.6

接続ポート形状P:Rc3/8(標準)F:Oリングポート

取付形状2:2ボルトフランジ(標準)4:4ボルトフランジ

モータ容量(cm3/rev)(仕様欄参照)

シリーズ記号

オーブマークモータ

■形式表示方法

ORB-M-18-2 P

1:最高圧力及び最高出力トルクでの運転は、6秒以内でご使用ください。2:推奨作動油は、ISOVG32相当の清浄な油を使用してください。3:入力の最高圧力は、15MPa以下にしてください。4:許容背圧は7.0MPaですが、1.8MPa以上になる場合シールの寿命を長持ちさせる為、ドレン配管が必要です。

形   式 ORB-M-18 ORB-M-26 ORB-M-35 ORB-M-44 L ロータ巾 8.5 12.6 16.9 21.1 L1 寸 法 120.0 124.1 128.4 132.6 L2 寸 法 155.0 159.1 163.4 167.6

5 0-0.018

357044

21 0 -0.2

4182100

35618.5

12

24

1428

2-Rc3/8 Rc1/8(ドレンポート)

φ19 0 -0.

018

φ50 0 -0.025

420

C1

281435

LL1

L2

M6 P1.0 深サ16

2-φ9

21

(R51)

R9(68.3°)

(23.4) R9

35

5 0-0.018

21 0 -0.2

37.575

45°

44

37.575

M6 P1.0 深サ15

(JASO6605 #2067 W2.4 d66.6)Oリング溝 外径φ71 幅3.2 深サ1.8

4-M8 P1.25取付ピッチ82

35 18.5

17.5

1428 45

°

45°

35

17.5

45°

45°

φ16+0.05

 0

φ9

1.8±0.05

  Oリング溝  (OリングP12)

6-M6 P1.0ネジ深サ11

形式ORB-M-※※-※F

標準:ORB-M-※※-2P

取り付け形状形式ORB-M-※※-4※

接続ポート形状

形式表示5番目の文字がFの時の接続Oリングポートの図面

φ68

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ORB-Mシリーズ 6

ORB-Mシリーズ性能データ

ORB-M-26

グラフ中の  の範囲でご使用の際はご相談下さい。

40

30

20

10

0

トルク(N・m)

回転数(min-1)0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,0001,100

10.5MPa

10.0MPa

9.0MPa

8.0MPa

7.0MPa

6.0MPa

5.0MPa

4.0MPa

2.5MPa0.7MPa 1.5MPa 2.0MPa4.

0 /min

7.0 /min

10.0 /min

15.0 /min

20.0 /min

25.0 /min

30.0 /min

■ORB-Mシリーズ性能データ

ORB-M-18

グラフ中の  の範囲でご使用の際はご相談下さい。

25

20

15

10

5

0

トルク(N・m)

回転数(min-1)0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,0001,100

10.5MPa

10.0MPa

9.0MPa

8.0MPa

7.0MPa

6.0MPa

5.0MPa

4.0MPa

3.0MPa

2.0MPa

1.5MPa0.7MPa

4.0 /min

7.0 /min

10.0 /min

15.0 /min

20.0 /min

ORB-M-35

グラフ中の  の範囲でご使用の際はご相談下さい。

40

50

30

20

10

0

トルク(N・m)

回転数(min-1)0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000

10.5MPa10.0MPa

9.0MPa

8.0MPa

7.0MPa

6.0MPa

5.0MPa

4.0MPa

3.0MPa0.7MPa 1.5MPa 2.0MPa4.

0 /min

7.0 /min

30.0 /min

10.0 /min

15.0 /min

20.0 /min

25.0 /min

ORB-M-44

グラフ中の  の範囲でご使用の際はご相談下さい。

40

50

60

30

20

10

0

トルク(N・m)

回転数(min-1)0 100 200 300 400 500 600 700

10.5MPa10.0MPa

9.0MPa

8.0MPa

7.0MPa

6.0MPa

5.0MPa

4.0MPa

3.0MPa0.7MPa 1.5MPa 2.0MPa4.

0 /min

7.0 /min

30.0 /min

10.0 /min

15.0 /min

20.0 /min

25.0 /min

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7 ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ

ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ

特殊記号

シャフト形状

ポート形状P ;Rc1/2F ;φ12.7 OリングポートA ;G1/2 Oリングシール

フランジ形状2;2ボルトSAE“A”フランジ4;4ボルトSAE“A”フランジ

モータ容量(㎤/rev)シリーズ記号

オーブマークモータ

第7文字

第6文字

第5文字

第4文字

第3文字

第2文字

■フランジ形状

記号2(標準) 記号4

■モータ仕様

ラジアル方向荷重 Nスラスト方向荷重 N

S-05051.599011013415.519.0

7.0(注:6)65005000

6.9

S-07071.493015518315.519.0

7.1

S-10098.573021025615.519.0

7.4

S-120118.459025030015.518.5

7.5

S-160163.444033037514.017.0

8.0

S-190188.538036543314.017.0

8.1

S-240235.530039549312.015.5

8.5

S-280282.525041048310.512.5

8.9

S-310306.92304004989.512.0

9.1

S-380376.42004655409.010.5

9.7

S-410409.91804705548.510.0

10.0

理論押しのけ量  cm3/rev最高回転数    min-1

定格出力トルク  N・m

定格圧力      P MPa最高出力トルク  N・m

最高圧力      P MPa許容背圧        MPa

形式

    概略質量 ㎏

第1文字

4 ボルト取付 SAE“A”フランジ2 ボルト取付 SAE“A”フランジ

1:最高圧力及び最高出力トルクでの運転は、6秒以内でご使用ください。2:推奨作動油は、ISOVG32相当の清浄な油を使用してください。3:出力トルクが、280N・mを越える場合は、スプラインシャフトの使用を推奨します。4:回転数が、500min-1以上でご使用の場合は、高速タイプを使用してください。5:入力の最高圧力は、21MPa以下にしてください。6:許容背圧は7.0MPaですが、1.8MPa以上になる場合シールの寿命を長持ちさせる為、ドレン配管が必要です。

-

ORB-S-100-2 P C-***■形式表示方法

C;φ25.4□6.35 平行キーM;φ25.0□7.00 平行キーD;φ25.0□8.00 平行キーE;φ25.0□8.00 平行キーA;φ32.0□10.00 平行キーS;SAE6BスプラインシャフトJ;自動車用インポリュートシャフト

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ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ 8

■ORB-Sシリーズ 外形図

2ボルトSAE“A”フランジオーブマークモータ(標準)

(単位:mm)

(4ボルトSAE“A”フランジ)

Lロータ巾L1L2

8.0135.4180.6

11.1138.5183.7

15.3142.7187.9

18.4145.8191.0

25.4152.8198.0

29.3156.7201.9

36.6164.0209.2

43.9171.3216.5

47.7175.1220.3

58.5185.9231.1

63.7191.1236.3

形式 S-070S-050 S-100 S-120 S-310S-240S-160 S-190 S-280 S-410S-380

■シャフト形状

39.72.845.2 φ

25.4

0 -0.025

32 3 6.35 0-0.025

28.2

0 -0.2

M6 P1.0深サ16

記号C(標準) 記号M

記号S

記号D

32 4.5

43

853.7

φ25

0-0.013

0-0.0368

28.1

0 -0.3

M8 P1.25深サ20

31.5 5

43.12.849.6

φ25

0-0.013

0-0.0367

28.1

0 -0.3

M6 P1.0深サ16

25.4

39.7

2.845.2 φ

25.35

φ21.54

0 -0.12

0-0.05

0-0.33

6.27

M6 P1.0深サ16

特注品(SAE 6Bスプライン) 

記号J

※四穴フランジインロー部は、 2.8m/mとなります。

記号E

記号A インボリュ-トスプライン軸25×18×1.25(2-a級)

-0.189-0.113

転位係数歯形モジュール圧力角

歯数基準ピツチ円直径大径小径歯元ノ丸ミ精級オーバーピン径ピン径

+0.800低歯1.2520゜1822.5024.7522最大 R0.38a級27.183φ2.25

57.56.449.5

-0.2

 0

35.6

-0.036 010

-0.016

 0

φ32

43 3

 M10 P1.5 深サ20

■ポート形状

記号 P…Rc1/2(標準) 記号F…Oリングポート

28.44

44

14.22

8563.5

45.8

4-M8 P1.25深さ17

8545.8

44 φ34φ22.6

2.52.5

18.5

15°+0.10

44

8545.8 15° 2.3+0.2

 0

φ17.40~17.55

φ12.45~12.95

適用OリングAS568♯112

-0.036 084.5

-0.3

28.149.62.8

43.1

-0.013

 0

32

φ25

M6 P1.0 深サ16

2.8 45.2

30(有効長)

M6 P1.0 深サ16

インボリュートスプライン軸

φ24.75 0 -0.1

39.7

6.35 0-0.025

53.2106.4130

9547.5

52.5

M6 P1.0 深サ16

φ25.4 

0 -0.025

φ82.55 0 -0.05332

2.810L

φ27

30°R0.5

45.885φ100

2-Rc1/2Rc1/8ドレンポート

L245.2L139.770.544

18

2-φ13.5

6028.2 0 -0.2

M6 P1.0 深サ16

φ25.4 0 -0.025332

2.810

6028.2 0 -0.2

52.5

47.5

95

φ44.45 0 -0.05

4-M10 P1.5 深サ18PCD82.55

6.35 0-0.025

A部詳細

NP

記号A…G1/2

※1 Rc1/2ポートの締付トルクは最高60N・mです。これ以上で締付けますとハウジングを破損するおそれがあります。

※1

※2ボルトSAE“A”フランジのみの対応となります。

ORB-S-100-2 P C-***

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9 ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ

■モータ接続について ■標準回転方向について

オーブマークモータの回転は正逆可能です。標準回転方向は、シャフトを手前に向けて右側を圧力ポートにして配管の場合は右回転します。左側を圧力ポートにした場合は左回転します。

●直列、並列接続オーブマークモータは、下図のように直列もしくは並列接続で運転することができます。その時に供給される最大圧力は、モータ仕様の最高圧力までセットできます。但し、連続運転する場合は、定格圧力を越えない圧力で使用してください。また、戻り側圧力は、7MPa以下にしてください。

並列接続

OUTOUT ININ

■ケースドレンが必要な場合

必要に応じ外部ドレンを接続することが出来ます。本体上部にある外部ドレン接続口止めネジを取りはずしドレンラインを接続して下さい。このドレン口は連続して接続される使用例(直列接続)のようにモータが高い背圧をうける場合、シャフトシールの寿命を長持ちさせるために用いられるべきものです。

直列接続

ドレン

ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ■ラジアル荷重特性

ラジアル荷重容量は、モータをその定格トルク内で使用する限りでは、ベルト、チェーンなどのように外部からかかるいかなる荷重を処理するにも充分です。

●これらの表は図の位置でかかる荷重に基づいたものです。図よりも離れた距離に荷重がかかればラジアル荷重は低下します。

下の線図は、ラジアル荷重の位置によるSシリーズ標準モータのラジアル荷重容量を示しています。線図は100min−1で、2000時間のB-10軸受寿命に基づいたものです。100min−1以外の回転数における許容ラジアル荷重を求めるには、線図の荷重に、右表に示された速度係数を乗じて下さい。

min-1 速度係数 50 1.23 100 1.00 200 0.81 300 0.72 400 0.66 500 0.62 600 0.58 700 0.56 800 0.54

回転数(min-1 )

ラジアル荷重(N)

スラスト荷重0N

スラスト荷重

ラジアル荷重の位置

スラスト荷重4,900N

4,000 6,000 8,000

27

10,000 12,000 14,0002,0000

200

400

600

800

1,000

スラスト荷重0N

スラスト荷重4,900N

軸端より距離(mm)10 20 30 5040

ラジアル荷重(N)

7,000

6,5005,000

3,0000

9,000

スラスト荷重

フランジ面

〈使用例〉

ケースドレン接続口(Rc1/8)

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ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ 10

■構成部品立体分解図

取付形状:4

715

33

ポート形状:A ポート形状:F

取付形状:2

15

3218

16

128

30

34

19

ポート形状:P

278

2123

724

513

252

20

261429

223

631

422

922

1012

11

(使用Oリング:P18)

1 本体 1 2 シャフト 1 3 アウターロータ 1 4 インナーロータ 1 5 スプライン継手軸 1 6 ローラ 7 7 フランジ 1 8 シールカラー 1 9 バルブプレート 1 10 ロータリーバルブ 1 11 エンドカバー 1 12 固定プレート 1 13 ナット 1 14 スプリング 1 15 プラグ 1 R1/8 16 六角穴付ボルト 8 M6 18 六角穴付ボルト 7 M8

符合 部 品 名 称 個数 備考 符合 部 品 名 称 個数 備考

シールキットの詳細は※となります。注)シールキット以外の部品は供給できません。

19 ネームプレート 1 20 シャフトキー 1 21 X リング 1 22 O リング 3 S91.5 23 バックアップリング 1 24 ダストシール 1 VC28353.2 25 テーパーローラベアリング 1 26 O リング 1 S6 27 O リング 1 JASO #2037 28 O リング 1 S67 29 鋼球 1 30 ピン 1 31 スペーサ 1 32 シール座金 7 M8 33 O リング 2 AS568 ♯ 112 34 スプリングピン 4 φ6

※※※※

※※※

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■ ORB-S シリーズ性能データ

ORB-S-050

ORB-S-100 ORB-S-120

25.0ℓ/min

7.5ℓ/min

15.0ℓ/min

20.0ℓ/min

40.0ℓ/min

30.0ℓ/min

35.0ℓ/min

45.0ℓ/min

50.0ℓ/min

30

10

20

40

50

70

60

80

90

100

110

120

0

9.0MPa

7.0MPa

6.0MPa

5.0MPa

4.0MPa

3.0MPa

2.0MPa

8.0MPa

15.5MPa15.0MPa

14.0MPa

13.0MPa

12.0MPa

11.0MPa

10.0MPa

2000 100 300 400 1000600500 700 900800

トルク(N・m)

回転数(min-1)

0

10

30

20

50

40

70

60

90

80

100

110

120

130

140

150

160

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000

20.0ℓ/min

15.0ℓ/min

30.0ℓ/min

25.0ℓ/min

40.0ℓ/min

35.0ℓ/min

45.0ℓ/min

50.0ℓ/min

55.0ℓ/min

60.0ℓ/min

65.0ℓ/min

70.0ℓ/min

7.5ℓ/min

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

6.0MPa

7.0MPa

8.0MPa

9.0MPa

13.0MPa

11.0MPa

10.0MPa

12.0MPa

15.0MPa

14.0MPa

15.5MPa

トルク(N・m)

回転数(min-1)

ORB-S-070

80

30

01020

40506070

180

130

10090

110120

140150160170

190200210220

2000 100 300 400 500 600 700

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

6.0MPa

7.0MPa

15.5MPa

8.0MPa

9.0MPa

10.0MPa

11.0MPa

12.0MPa13.0MPa

14.0MPa

15.0MPa

20.0ℓ/min

15.0ℓ/min

55.0ℓ/min

40.0ℓ/min

35.0ℓ/min

30.0ℓ/min

25.0ℓ/min

50.0ℓ/min

45.0ℓ/min

70.0ℓ/min

65.0ℓ/min

60.0ℓ/min

7.5ℓ/min

トルク(N・m)

回転数(min-1)

7.5ℓ/min

15.0ℓ/min

20.0ℓ/min

25.0ℓ/min

30.0ℓ/min

35.0ℓ/min

45.0ℓ/min

50.0ℓ/min

55.0ℓ/min

60.0ℓ/min

65.0ℓ/min

70.0ℓ/min

40.0ℓ/min

9.0MPa

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

7.0MPa

6.0MPa

8.0MPa

10.0MPa

11.0MPa

12.0MPa

15.0MPa

13.0MPa

14.0MPa

15.5MPa

0 100 200 300 400 500 600

120

0

60

20

40

80

100

140

160

180

200

220

240

260

トルク(N・m)

回転数(min-1)

11 ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ性能データ

ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ性能データ

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ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ性能データ 12

ORB-S-240 ORB-S-280

ORB-S-160 ORB-S-190

ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ性能データ

300

320

340

0 100 200 300 400

15.0ℓ/min

20.0ℓ/min

25.0ℓ/min

30.0ℓ/min

35.0ℓ/min

40.0ℓ/min

45.0ℓ/min

50.0ℓ/min

55.0ℓ/min

60.0ℓ/min

65.0ℓ/min

70.0ℓ/min

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

7.0MPa

8.0MPa

9.0MPa

10.0MPa

11.0MPa

12.0MPa

13.0MPa

14.0MPa

7.5ℓ/min

0

80

40

20

60

100

120

140

160

180

200

220

240

260

280

150 250 35050 450

6.0MP

トルク(N・m)

回転数(min-1)

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

220

240

260

280

300

320

340

360

380

0 50 100 150 200 250 300 350 400

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

6.0MPa

7.0MPa

8.0MPa

9.0MPa

10.0MPa

11.0MPa

12.0MPa

13.0MPa

14.0MPa

トルク(N・m)

回転数(min-1)

2.0MPa

3.0MPa

5.0MPa

4.0MPa

6.0MPa

7.0MPa

8.0MPa

9.0MPa

10.0MPa

11.0MPa

12.0MPa

160

0

20

40

60

120

100

80

140

340

180

200

220

240

300

280

260

320

360

380

400

500 300250200150100

トルク(N・m)

回転数(min-1)

160

20406080100120140

180200220240

300280260

320340360380

420400

00

50 200100 150 250

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

8.0MPa

6.0MPa

7.0MPa

9.0MPa

10.0MPa

10.5MPa

20.0ℓ/min

15.0ℓ/min

7.5ℓ/min

25.0ℓ/min

30.0ℓ/min

35.0ℓ/min

40.0ℓ/min

45.0ℓ/min

50.0ℓ/min

55.0ℓ/min

60.0ℓ/min

65.0ℓ/min

70.0ℓ/min

トルク(N・m)

回転数(min-1)

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13 ハイパフォーマンスモータORB-Sシリーズ性能データ

ORB-S-310 ORB-S-380

020406080100120140160180200220240260280300320340360380400420

0 50 100 150 200 250

7.5ℓ/min

15.0ℓ/min

20.0ℓ/min

25.0ℓ/min

30.0ℓ/min

40.0ℓ/min

45.0ℓ/min

50.0ℓ/min

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

6.0MPa

7.0MPa

8.0MPa

9.0MPa

9.5MPa65.0ℓ/min

70.0ℓ/min

35.0ℓ/min

55.0ℓ/min

60.0ℓ/min

トルク(N・m)

回転数(min-1)

ORB-S-410

020406080100120140160180200220240260280300320340360380400420440460480

0 50 100 150 200

7.5ℓ/min

15.0ℓ/min

20.0ℓ/min

25.0ℓ/min

30.0ℓ/min

35.0ℓ/min

40.0ℓ/min

45.0ℓ/min

50.0ℓ/min

55.0ℓ/min

60.0ℓ/min

65.0ℓ/min

70.0ℓ/min

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

6.0MPa

7.0MPa

8.0MPa

9.0MPa

トルク(N・m)

回転数(min-1)

020406080

120100

140160180

400

300

220200

240260280

320340360380

420440460480

0 50 150100

2.0MPa

3.0MPa

4.0MPa

5.0MPa

6.0MPa

7.0MPa

8.0MPa

8.5MPa

25.0ℓ/min

15.0ℓ/min

20.0ℓ/min

30.0ℓ/min

35.0ℓ/min

40.0ℓ/min

45.0ℓ/min

50.0ℓ/min

55.0ℓ/min

60.0ℓ/min

70.0ℓ/min

65.0ℓ/min

トルク(N・m)

回転数(min-1)

7.5ℓ/min

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オイルモータに関する計算式 14

オイルモータに関する計算式

ここに掲げた選定表は、各種オーブマークモータの作動特性を示します。油圧装置で流量[ℓ/min]と圧力[MPa]が分かっていれば、この表から所要のトルク[N・m]と回転速度 [min− 1]が得られ、正しいオーブマークモータを選定出来ます。また必要トルク[N・m]と回転速度[min− 1]が分かれば、使用する油圧装置の選定が簡単に出来ます。

6.5MPa

Q=30ℓ/min

M

0.5MPa

N : モータの回転数(min−1) Q : モータを通過する油量(ℓ/min) qm : モータの理論押しのけ容積(cm3/rev) T : モータの出力トルク(N・m) P : モータの入口と出口の圧力差(MPa)

L : モータ出力(kW) ηv : モータの容積効率 ηm : モータの機械効率 η : モータの全効率

計 算 例

●モータの回転数 [min− 1] N= ———— ×ηv

●モータの出力トルク [N・m] T= ———— × ηm

●モータの出力 [kW] L= ——— ×η= ————

Q×103

qm

P・qm2π

P・Q60

2πNT6×104

例)ORB-S-070 型の場合(下図回路条件にて)

●回 転 数 N= ———— ×0.94≒395(min−1)

●ト ル ク T= ———————— ×0.85≒58(N・m)

●出 力 L= ——————— ×0.94×0.85≒2.4(kW)

30×103

71.4

(6.5−0.5)×71.42π

(6.5−0.5)×3060

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15 メカニカルブレーキ付モータ

メカニカルブレーキ付モータ■形式表示方法

ORB-S-100-7 P C- B20-***

ポート形状

取付フランジ形状

モータ容量(cm3/rev)

メカニカルブレーキ仕様欄の形式

シャフト形状

■ブレーキ部の構造及び作動について

マサツ板はモータの駆動軸にスプラインで結合されています。 ディスク板は、モータ本体に固定されたシリンダーに結合されています。マサツ板とディスク板は交互に重ねられていて、これらをスプリングが押すことによってブレーキトルクが発生します。油圧によりシリンダーが押されプレスプレートをスプリング方向に押しつけます。パイロット圧力がスプリング力より大きくなると、スプリングはプレスプレートで縮められるので、マサツ板とディスク板の摩擦がなくなり、ブレーキトルクが解除されます。

■確実な保持・作業性を高めるメカブレーキ付

■ブレーキ部の特長

● モータの出力軸に直接ブレーキをかけるので安全性が高い。● 湿式多板ブレーキを使用しているので寿命が長い。● 出力軸には高荷重用ベアリングを使用しているのでラジアル

荷重に強い。● ブレーキ機構は加圧解放型なので、確実、安全である。● 湿式ブレーキ機構のため錆に対する心配はない。

● メカニカルブレーキ付モータは、加圧解放型のメカニカルブレーキを内蔵した小型、低速、高トルクモータです。回路中のパイロット圧を抜くと機械的にブレーキがかかる機構になっているため、確実な保持ができますので、作業の安全を高めることができます。

勿論、油圧モータが停止している時には常時ブレーキがかかっている状態を保っているなど、安全に対する配慮がなされております。また、モータに直結できる油圧制御弁(カウンタバランス弁、カウンタバランスブレーキ弁、クロスオーバーリリーフ弁等)を併用いたしますと、より早く、確実な停止を行うことができます。

メカニカルブレーキの説明メカニカルブレーキの説明

C: φ25.4□6.35 平行キーM: φ25□7 平行キー 上記寸法については、 P.8をご参照下さい。

P: Rc1/2F: φ12.7 Oリングポート

7: 4ボルトフランジ(標準)

ベアリング シリンダ スプリング

マサツ板 ディスク板 プレスプレート

※制御弁は、P21を参照してください。

特殊記号

1:最高圧力及び最高出力トルクでの運転は、6秒以内でご使用ください。2:推奨作動油は、ISOVG32相当の清浄な油を使用してください。3:入力の最高圧力は、21MPa以下にしてください。4:許容背圧は7.0MPaですが、1.8MPa以上になる場合シールの寿命を長持ちさせる為、ドレン配管が必要です。5:ブレーキを確実に解除する為、運転時は必ずブレーキ解放圧力以上の圧力を確保してください。6:パイロットポートに圧力が残っているとブレーキが正常に作動しません。7:出力トルクが280N・mを超える場合または、回転数が500min-1以上でご使用の場合は御相談下さい。

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メカニカルブレーキ付モータ 16

■外形寸法図

■メカブレーキ仕様

形    式 ブレーキトルク ブレーキ開放圧力

B10 100 N・m 1.0 MPa

B20 200 N・m 2.0 MPa

B30 300 N・m 2.0 MPa

形式Lロータ巾

L1

L2

L3

L4

L5

B10,20B30B10,20B30B10,20B30B10,20B30B10,20B30

S-0508.0

168.9188.7199.0218.8

226.1245.9271.3291.1

126.4146.2

S-07011.1

229.2249.0274.4294.2

S-10015.3

233.4253.2278.6298.4

S-12018.4

236.5256.3281.7301.5

S-16025.4

243.5263.3288.7308.5

S-19029.3

247.4267.2292.6312.4

S-24036.6

254.7274.5299.9319.7

S-28043.9

262.0281.8307.2327.0

S-31047.7

265.8285.6311.0330.8

S-38058.5

276.6296.4321.8341.6

S-41063.7

281.8301.6327.0346.8

Rc1/8ドレンポート

L5

A部M6 P1.0 深サ16

φ25.4 

0 -0.025

39.7

89.2Rc1/4パイロットポート 44

45.2

L1L2 L

332

2.8 18

6.35 0-0.025

28.2 0 -0.2φ130

□110

4-φ13.5PCD106.35

φ27

φ28

R0.5 30°

2-Rc1/2

45.882 φ100

L3L4

φ82.55 0 -0.05

88.9±0.2

2±0.05

65

BA ドレンパイロット

A部詳細

NP

(単位:mm)

取付形状表示第4文字 “7”4ボルト SAE “A” (標準)

回路図

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17 メカニカルブレーキ付モータ(ディスクブレーキ式)

◆メカニカルブレーキ付モータ(ディスクブレーキ式)■形式表示方法

■外形寸法図

(単位:mm)

●回路図

形式 SK-050

8.0222.3234.5267.5279.7

51.5SK-070

11.1225.4237.6270.6282.8

71.4SK-10098.5

229.6241.8274.8287.0

15.3

SK-120

18.4232.7244.9277.9290.1

118.4SK-160

25.4239.7251.9284.9297.1

163.4SK-190

29.3243.6255.8288.8301.0

188.5SK-240

36.6250.9263.1296.1308.3

235.5SK-280

43.9258.2270.4303.4315.6

282.5SK-310

47.7262.0274.2307.2319.4

306.9SK-380

58.5272.8285.0318.0330.2

376.4SK-410

63.7409.9

278.0290.2323.2335.4

L1寸法

L2寸法 300160・200300

Lローター巾理論油量(cm3/rev)

160・200

※モータ仕様の詳細につきましては、P.7〜8をご参照下さい。

ORB-SK-100-2 P C-20-***

モータ容量(cm3/rev)

軸端形状C: φ25.4□6.35 平行キーM: φ25.0□7.00 平行キーD: φ25.0□8.00 平行キーS: SAE6Bスプライン

接続ポート形状P: Rc1/2F: φ12.7 OリングポートA: G1/2 OリングシールR: Rc3/8

制動トルク16: 160 N・m20: 200 N・m30: 300 N・m

特殊記号

取付フランジ形状2: 2ボルト取付SAE“A”フランジ(標準)4: 4ボルト取付SAE“A”フランジ

45.8

φ115

10

442-Rc1/2

ブレーキストッパーB A6.35 0-0.025

ドレン

332

70.5

10 2.8

φ25.4 0 -0.025

φ82.55 0 -0.05

9547.5

130106.4

53.2L1

52.5

6028.2 0 -0.2

2-φ13.5

85

Rc1/8ドレンポート

φ27

30° R0.5

45.2L2

39.7

18

φ125

※ブレーキ手動開放方法ブレーキストッパーを7mm以上緩めることによりブレーキを開放することが出来ます。

P T※制御バルブはABTオープンを御使用下さい。※カンバラ弁を取付けての御利用は出来ません。※内部パイロット方式を採用している為、1次側圧力がブレーキ解放圧力を超えるとブレーキが完全に解放されます。

A部詳細

M6 P1.0 深サ15

1:最高圧力及び最高出力トルクでの運転は、6秒以内でご使用ください。2:推奨作動油は、ISOVG32相当の清浄な油を使用してください。3:入力の最高圧力は、21MPa以下にしてください。4:許容背圧は7.0MPaですが、1.8MPa以上になる場合、シールの寿命を長持ちさせる為、ドレン配管が必要です。5:ブレーキを確実に解除する為、運転時は必ずブレーキ解放圧力以上の圧力を確保してください。6:ブレーキを確実に作動する為、停止時の回路はABTオープンとしてください。7:出力トルクが280N・mを超える場合または、回転数が500min-1以上でご使用の場合は御相談下さい。 *カウンターバランス弁・カウンターバランスブレーキ弁・クロスオーバーリリーフ弁との併用はできません。

形式 ブレーキトルク ブレーキ解放圧力 16 160 N・m 1.6 MPa 20 200 N・m 2.0 MPa 30 300 N・m 2.0 MPa

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メカニカルブレーキ付モータ制御弁 18

◆メカニカルブレーキ付モータ制御弁

ブレーキ付きモータパイロット回路用シャトル弁

プライオリティバルブ PVT-02

■外形寸法図 ■回路図

■仕様

■外形寸法図

■回路図

■仕様

7672φ26

84

28 Rc1/4

3090

38

A・Bポート形状G1/2

アンカーボルトG1/2

9.8

9.8

3816

44

C

A B

A B

C

6

6

53 49

C

64

6

2-φ76

18 30 30 24

146

8.5 102 16.5

40

A Dr B

C

A BDr

C

AB

Dr

E

プライオリティバルブドレン

(単位:mm)

(単位:mm)

口 径 Rc1/4

流 量 10ℓ/min

圧 力 14 MPa

耐 圧 21 MPa

パイロット圧力 0.8 MPa

重 量 2.2kg

仕様形式O-SV-PT

O-CV-F

(ℓ/min)

58

(MPa)

21

耐圧(MPa)

31.6

質量(㎏)

2.4Rc1/2

G1/2

Rc1/2

G1/2

●O-SV-PTのABポート間のピッチは45.8となります。

アンカー A・Bポート形状ボルト

(カウンターバルブ用)

(オーブマークモータ用)

定格圧力定格流量

1:ブレーキを確実に解除する為、運転時は必ずブレーキ解放圧力以上の有効差圧を確保してください。2:ABポートに圧力が残っているとブレーキが正常に作動しません。3:オイルモータが外力により回される場合、ブレーキ解放圧力(有効差圧)が低下しハンチングを起こすことがあります。

O-CV-F図

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19 パワーモータ

パワーモータ

■4ボルト角フランジ・スプラインシャフト外形寸法図

■形式表示方法

PM-100-8 P K-B***

ブレーキの有無

モータ容量(cm3/rev)

取付方法

接続ポート

シャフト形状

シリーズ記号

B: ブレーキ付きO: ブレーキなし

K: シャフト φ42S: スプライン DP.10/20 Z: 16

P: Rc1/2

8: 8ボルトフランジ4: 4孔角フランジ

パワーモータシリーズ記号

■特 長 ハイテク時代の今日、油圧業界にもユーザーからのご要望が数多く出されておりますが、特に高性能、コンパクト化が上位にランクされておりNOPグループでも従来[減速機]に[油圧モータ]を取り付け、さらに[メカニカルブレーキ]を取り付けるなど手数をかけてセッティングしていたものを一体化し、小型、低速、高トルク、高性能、省力型パワーモータを開発いたしました。

*注) 1. 4ボルト角フランジ付きはP.20の表に記載の概算質量に3kg加算してください。 2. 出荷時に減速機内部にギヤオイルは注入してあります。

形式

最高回転数 min定格トルク N・m最高トルク N・m定格圧力     P MPa最高圧力     P MPa

理論押しのけ量 cm3-1

/revPM-05051.524544053615.519.0

PM-07071.423062073215.519.0

PM-10098.5180840102415.519.0

PM-120118.41451000120015.518.5

PM-160163.41101000130010.514.7

PM-190188.595100013009.512.7

PM-240235.575100013007.59.8

PM-280282.560100013006.58.2

PM-310306.955100013006.07.5

PM-380376.450100013004.86.3

PM-410409.945100013004.55.7

特殊記号

1:最高圧力及び最高出力トルクでの運転は、6秒以内でご使用ください。2:推奨作動油は、ISOVG32相当の清浄な油を使用してください。3:入力の最高圧力は、21MPa以下にしてください。4:許容背圧は7.0MPaですが、1.8MPa以上になる場合、シールの寿命を長持ちさせる為、ドレン配管が必要です。ブレーキの場合5:ブレーキを確実に解除する為、運転時は必ずブレーキ解放圧力以上の圧力を確保してください。6:パイロットポートに圧力が残っているとブレーキが正常に作動しません。7:シャフト一回転の理論押しのけ量は上記理論押しのけ量を4倍にして下さい。

■仕 様

スプライン諸元

歯形形式

歯数 16D・P 10/20圧力角 30°基準ピッチ円径 φ40.64基礎円径 φ35.194歯幅 4.44O・P・D 46.4ピン径 φ4歯底径 φ37.068

フィレットルートサイドフィット

+0.02 0+0.03 0

40525692

2529

□120

M8 P1.25 深サ15

φ43.1 0 -0.07

φ120

 0 -0.025

□144

□144

4-φ13キリ穴

60

C7

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パワーモータ 20

■外形寸法図

回路図

回路図

PM-***-8PK-O(パワーモータ、メカブレーキなし、8ボルト取付、Rc1/2ポート、キーシャフト)

PM-***-8PK-B(パワーモータ、メカブレーキ付、8ボルト取付、Rc1/2ポート、キーシャフト)

(単位:mm)

(単位:mm)

形式L(mm)L1(mm)L2(mm)概略質量(㎏)

PM-0508.0232.7328.722.6

PM-07011.1235.8331.822.8

PM-10015.3240.0336.023.1

PM-12018.4243.1339.123.2

PM-16025.4250.1346.123.7

PM-19029.3254.0350.023.8

PM-24036.6261.3357.324.2

PM-28043.9268.6364.624.6

PM-31047.7272.4368.424.8

PM-38058.5283.2379.225.4

PM-41063.7288.4384.425.7

形式L(mm)L1(mm)L2(mm)概略質量(㎏)

PM-0508.0295.7391.728.6

PM-07011.1298.8394.828.8

PM-10015.3303.0399.029.1

PM-12018.4306.1402.129.2

PM-16025.4313.1409.129.7

PM-19029.3317.0413.029.8

PM-24036.6324.3420.330.2

PM-28043.9331.6427.630.6

PM-31047.7335.4431.430.8

PM-38058.5346.2442.231.4

PM-41063.7351.4447.431.7

(パイロット)

φ100

φ112

 0 -0.025

φ45

φ42 0 -0.025

14 0 -0.043

ギアオイル交換ポート上下ドレンポート

パイロットポート

M8 P1.25 深サ15

i=1/4

ドレンB

B3 50

φ45.5 0 -0.3

6056

9.596

45125159

240L1

L2

L

2-Rc1/2

φ144

60

8-M8 P1.25 深サ20

45.8

P.C.D 128

2-Rc1/4Rc1/4

Rc1/4

φ100

45.8

φ112 0 -0.025

φ45

φ42 0 -0.025

14 0 -0.043

ギアオイル交換ポート上下 ドレンポート

L2

125

M8 P1.25 深サ158-M8 P1.25深サ20

i=1/4

AドレンB

A B3 50

φ45.5 

0 -0.3

6056

9.596

P.C.D 128

45

159177

L1

L 2-Rc1/2

Rc1/42-Rc1/4

φ144

60

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21 モータに取付けられる油圧制御弁

モータに取付けられる油圧制御弁■形式表示方法

O-CBB-04-14

O-CBV-04 カウンタバランス弁

46

2-G1/2P1・P2ポート 44

30.5

φ22.6

15゜

45゜φ34

G1/2 Oリングポート詳細

M1 M2

P1 P2

84

8840

2820

45.8127150

2-R1/2又ハ2-G1/2

φ32

46 8 1365

△PMPa1.0

0.8

0.6

0.4

0.2

10 20 30 40 50Q /min

(流量-圧力損失特性)

使用油  ISO VG 32

回路図

(単位:mm)

※パワーモータ取付の場合は、アンカーボルトとカラーがそれぞれ7mm長くなります。

※CBB、CORのみ右の  記号をご指示ください。※CBVは対象外です。

※図面は全てSシリーズ取付のものです。

仕様 定格圧力MPa

切換圧力MPa

概算質量㎏

定格流量ℓ/min

使用油 使用温度範囲℃形式

O-CBV-04 10〜80ISO VG32相当油

2.80.3421.058

ポート形状

弁種類

対応機種

記 号 圧  力 05 5.0 MPa 09 9.0 MPa 11 11.0 MPa 14 14.0 MPa 17 17.5 MPa 21 21.0 MPa

記 号 ポ ー ト 04 G1/2

記 号 名  称 CBV カウンタバランス弁 CBB カウンタバランスブレーキ弁 COR クロスオーバーリリーフ弁

記 号 名  称 O Sシリーズ、パワーモータ

セット圧力

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モータに取付けられる油圧制御弁 22

O-COR-04 クロスオーバーリリーフ弁

(単位:mm)

O-CBB-04 カウンタバランス ブレーキ弁

回路図

(単位:mm)

2-G1/2

0.5 2.5G1/2

φ34

φ22.6

15゜P1,P2ポート部詳細(使用OリングP18)

M1 M2

P1 P2

15044

125 40

2520

45.8

733637

2-R1/2

56 8 13

M1 M2

P1 P2

45.8

7020

2228

127136

1001336 56 8

2-G1/2Oリングポート(P1,P2)

2-R1/2又ハ2-G1/2

△PMPa1.0

0.8

0.6

0.4

0.2

10 20 30 40 50Q /min

(流量ー圧力損失特性)

使用油  ISO VG 32

MPa

40

/min

リリーフオーバーライド特性

圧力

流量

30

20

10

05.0 10.0 15.0 20.0

MPa

40

/min

リリーフオーバーライド特性

圧力

流量

30

20

10

05.0 10.0 15.0 20.0

** P21セット圧力表を参照下さい。※パワーモータ取付の場合は、アンカーボルトとカラーがそれぞれ7mm長くなります。

** P21セット圧力表を参照下さい。※パワーモータ取付の場合は、アンカーボルトとカラーがそれぞれ7mm長くなります。

仕様 定格圧力MPa

切換圧力MPa

概算質量㎏

定格流量ℓ/min

使用油 使用温度範囲℃形式

O-CBB-04-** 10〜80ISO VG32相当油

4.00.3421.058

仕様 定格圧力MPa

概算質量㎏

定格流量ℓ/min

使用油 使用温度範囲℃形式

O-COR-04-** 10〜80ISO VG32相当油

2.521.058

回路図

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23 モータに取付けられる油圧制御弁

モータに取付けられる油圧制御弁カウンターバランス・ブレーキ弁 O-CBB-04

バルブの働き油圧モーターを使用して、負荷(荷物)を上げたり、下ろしたりする場合、特に下降時、下降速度に加えて、負荷による自然落下の力が加わります。この為、ポンプからの供給油量以上の速度になり、下降速度を制御する事ができなくなります。従って、油圧モーターの戻り側の回路に背圧をかけて速度制御を行なう働きをするバルブです。……(カウンターバランス弁)さらに、急停止などを行なう際、負荷による慣性力が働き、すぐには止まりません。この為、回路内の圧力が異常高圧になり油圧機器の破損の原因となります。これを防止する働きをします。……(ブレーキ弁)すなわち、カウンターバランス弁とブレーキ弁の働きを兼ね備えているバルブです。又、本バルブはオーブマークモータSシリーズモータに直接取り付けられる構造となっています。

構造および作動構造を左図に示します。

作動説明カウンターバランス弁の作動上図より、ポンプから送られてきた圧油は、P1より入り、スプール内に組込まれているチェック弁を押し開き、M1よりモーターに流れます。戻り油はM2より、スプールⓑ部を通りP2よりタンクに戻ります。この時、スプールのⓐ部にも圧油が入る為、スプールは矢印方向に動かされ、ⓑ部が開きます。

落下力や慣性力が働かない通常の場合、スプールはP2側に寄せられ、ⓑ部面積が最大となり、抵抗なく供給流量に見合った回転速度でモーターは回ります。

落下力や慣性力が働く場合、モーターは供給流量より早い速度にて回ろうとする為、P1側の圧力が下がり(ⓐ部の圧力も下がります)。スプールがP1側に押し戻されて、ⓑ部の面積が小さくなる為、抵抗が発生し、ⓒ部に圧力が発生します。この為、回転速度が押さえられて、供給流量に見合った速度に戻ります。すなわち、スプールの作動にて、自動的に速度が制御されます。

本バルブの場合、P1、P2どちら側にも、同じ作動能力を備えています。

ブレーキ弁の作動Pl側より圧油を供給している状態でモーターを停止させた時、供給流量が止まり、スプール内のチェック弁が閉じ、スプールはスプリング力により中立位置に戻り、回路は上図のように完全に遮断されます。

モーターには慣性力が働き、回り続けようとする為、戻り側(M2)のⓓ部に高圧が発生し、ⓕ部は油がなくなり真空状態となります。この時、予めP.C.スプールの内に組込まれている安全弁(針弁、スプリング)により、設定圧力(ⓓ部とⓔ部は同圧)以上になりますと、針弁が開き、オリフィス効果によりP.C.スプールが矢印方向に開き、ⓓ部の圧油が真空状態のⓕ部に流れますので、異常高圧になるのを防ぐことができます。又、この時、戻り側(M2)に発生する圧力により、丁度、ブレーキをかけた状態となり、モーターは止まります。この他、初速時等に発生する異常高圧も同様な原理で防止することができます。

P1、P2のどちら側にも、同じ作動能力を備えています。

油圧モータ

P.C.スプール

バルブボディ

針弁

スプールチェック弁タンクへ ポンプより

M2

ブレーキ弁の機能

の機能

カウンターバランス弁

P2

M1

P1

スプールチェック弁

タンクへ

M2

P2

M1

ポンプより

P1

油圧モータ

スプールスプール

M2

P1

M1

P2

針弁 P.C.

油圧モータ

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遊星歯車減速機GRSシリーズ 24

遊星歯車減速機GRSシリーズ■減速機GRSシリーズ 特長

弊社油圧モータとGRS型減速機を組合せる事によりご要望に適合した回転数・トルクがえられます。減速機内部は、効率の良い遊星歯車減速機機構となっております。

■仕 様

■形式表示GRS -

嵌合部寸法記号

減速比表示

シリーズ記号1・6

フランジ形状

フランジ形状

※GRS単品でご注文の際は弊社取付油圧モータ形式をお知らせください。※使用するモータにより付属部品が異なりますので必ず事前にモータ形式及び嵌合部寸法をご確認下さい。※オイルキャップは一部穴アキキャップが有ります。 取付に際しましては、穴アキキャップがオイルレベルより上部にくるように取付けてください。※入力と出力の回転方向は同じです。

嵌 合 部 寸 法

減速比 A 寸法 B 寸法 C 寸法

1/4.28 6.35 25.4 28.7+0.07+0.03

+0.0210

+0.30

形 式

GRS-641

定格伝達トルク

1,500 N・m

連続

1,500 N・m

出力トルク 出力軸許容荷重

瞬間

1,800 N・m

GRS-6シリーズ減速機最大入力回転数

900min-1

ラジアル

15,000N

スラスト

4,000N

概算重量

32.0kg

出力軸許容荷重はそれぞれ下記位置で荷重をかけての許容値です。●ラジアル荷重は出力軸キーの中心位置●スラスト荷重は出力軸径の中心位置

GRS-1シリーズ 嵌 合 部 寸 法

減速比 A 寸法 B 寸法 C 寸法

1/3.37 6.35 25.4 28.7

1/4.39 6.35 25.4 28.7

1/6.00 6.35 25.4 28.7

1/6.00 7.00 25.0 28.5

+0.07+0.03

+0.0210

+0.30

形 式

GRS-131

GRS-141

GRS-161

GRS-163

+0.07+0.03

+0.0210

+0.30

+0.07+0.03

+0.0210

+0.30

+0.07+0.03

+0.028+0.007

+0.30

連続

1,000 N・m

定格伝達トルク

1,000 N・m

出力トルク 出力軸許容荷重

瞬間

1,300 N・m

減速機最大入力回転数

900min-1

ラジアル

8,000N

スラスト

4,000N

概算重量

19.3kg

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25 遊星歯車減速機GRSシリーズ

嵌 合 部 寸 法

番 号 A寸法 B寸法 C寸法

1 6.35 25.4 28.7

■GRS-6シリーズ減速機 外形寸法図

※ご使用前に必ず、工業用2種ISO VG150に定められた油350cm3を給油してから運転して下さい。

(単位:mm)

■GRS-1シリーズ減速機 外形寸法図

(単位:mm)

※ご使用前に必ず、工業用2種ISO VG150に定められた油200cm3を給油してから運転して下さい。

550

2-M6P1深サ20

25

150-0.0438-φ8.5

P.C.D165

-0.35

φ65   0

12

15

267.6

3 0

3 65

φ50

11870 3

146

φ180

φ130

45

P.C.D165

-0.043

-0.083

-0.009

-0.025

2.2±0.05

5.2

+0.15

φ56.5 +0.1

φ82.55+0.047

+0.012

φB

φ130

C

A

8-M12P1.75深サ20

オイルキャップ

22.3゜

22.3゜

φ106.35

6-M12P1.75深サ22

φ155

φ240

φ96

オイルキャップ±0.05

6-φ18

M6P1深サ20

200

φ130

25

60

8

0

114

3 6570 41 20

φ50

6.78.9

2.2

282.5168.5

22.5°22.5°

φ106.35

A

P.C.D210

P.C.D210

+0.08

φB

C

+0.1

φ56   

0+0.1

φ70

0 +0.047

φ82.55 +0.012

φ190-0.043

-0.083

-0.009

-0.025

15 -0.0430

3

遊星歯車減速機GRSシリーズ

+0.07+0.03

+0.0210

+0.30

番 号 A寸法 B寸法 C寸法

1 6.35 25.4 28.7

3 7.00 25.0 28.0

+0.07+0.03

+0.07+0.03

+0.0210

+0.30

+0.028+0.007

+0.30

嵌 合 部 寸 法

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37042010081 4

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