MWS150-A安全運転のために 1-1 1 JAU27281...

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MWS150-A BB8-F8199-J1 TRICITY 155

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DIC183

MWS150-ABB8-F8199-J1

TRICITY 155

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はじめにJAU68650

ヤマハ車をお買いあげいただきありがとうございます。この取扱説明書には、お買いあげいただいた車の正しい取り扱い方法や安全な運転のしかた、日常点検、簡単な定期点検整備などについて説明してあります。

車は万一取り扱いを誤ると、重大な事故やケガ、トラブルの原因となります。車の正しい取り扱いをご理解いただくため、運転される前に必ず本書をお読みください。また、メンテナンスノート、セーフティガイド(車をより安全にお乗りいただくためのアドバ

イス)もあわせてお読みください。本書では、正しい取り扱いおよび点検整備に関する重要な事項を下記のシンボルマークで表示

しています。

車の受け取りの際には、お買いあげいただいた販売店から「取扱説明書」「メンテナンスノート」「セーフティガイド」「車両受け渡し確認書」を受け取り、以下の説明を必ずお受けください。車の正しい取り扱い方法

日常点検、定期点検整備保証内容および保証期間

※ 車をゆずるときには、次の持ち主のために本書もお渡しください。※ 仕様の変更などにより、本書の図や内容が一部実車と異なることがありますのでご了承くだ

さい。

安全にかかわる注意情報を示してあります。

取り扱いを誤った場合、死亡、重傷・傷害に至る可能性が想定される場合を示してあります。

取り扱いを誤った場合、物的損害の発生が想定される場合を示してあります。

正しい操作のしかたや点検整備上のポイントを示してあります。

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もくじ

安全運転のために ....................... 1-1あなた自身と同乗者のために .............1-1歩行者と他の車のために ....................1-5環境・住民の方との調和のために......1-6

各部の名称 .................................. 2-1左側面 .................................................2-1右側面 .................................................2-2運転装置と計器類 ...............................2-3

各部の取り扱いと操作 ................ 3-1キーの取り扱い...................................3-1メインスイッチ...................................3-1キーシャッター...................................3-3警告灯と表示灯...................................3-3マルチファンクションメーター .........3-5ハンドルスイッチ ...............................3-8フロントブレーキレバー ....................3-9リヤブレーキレバー .........................3-10パーキングブレーキレバー...............3-10ABS...................................................3-11フューエルタンクキャップ...............3-12燃料...................................................3-13シート ...............................................3-13書類入れ ...........................................3-14コンビニフック.................................3-14トランク ...........................................3-15アクセサリーボックス......................3-15スタンディングハンドル ..................3-16サイドスタンド.................................3-16イグニッションサーキットカットオフシステム......................3-17

DC ジャック ..................................3-19DC コネクター..................................3-20

日常点検 ...................................... 4-1日常点検の実施...................................4-1日常点検箇所/点検内容 ....................4-1

運転操作 ...................................... 5-1エンジン始動 ......................................5-1発進.....................................................5-2加速と減速..........................................5-2ブレーキ .............................................5-3ならし運転..........................................5-4駐車.....................................................5-4

点検整備 ...................................... 6-1点検整備の実施 .................................. 6-1サービスツール .................................. 6-2カバーの取り外し、取り付け ............ 6-2エンジンオイル .................................. 6-3ファイナルギヤオイルの交換時期 ..... 6-4エンジンのかかり具合、

異音の点検...................................... 6-4低速、加速の状態の点検.................... 6-5冷却水 ................................................ 6-5エアクリーナーエレメント、

V ベルトフィルターエレメント...... 6-7タイヤ ................................................ 6-9ブレーキレバーの遊び、

きき具合の点検 ............................ 6-10パーキングブレーキのきき具合 ....... 6-11ブレーキパッドの点検 ..................... 6-12ブレーキ液量の点検 ......................... 6-12ブレーキ液の補給 ............................ 6-13バックミラー.................................... 6-14車体各部の給油脂状態の点検 .......... 6-14バッテリー ....................................... 6-15ヒューズ交換.................................... 6-16灯火装置および方向指示灯の点検 ... 6-18運行において異常が認められた

箇所の点検.................................... 6-18こんなときは.................................... 6-19

お車の手入れ............................... 7-1洗車 .................................................... 7-1キャストホイールの取り扱い ............ 7-2ウインドシールドの取り扱い ............ 7-3保管のしかた...................................... 7-3アフターケア用品について ................ 7-4

製品仕様 ...................................... 8-1

ユーザー情報............................... 9-1二輪車を廃棄する場合は? ................ 9-1サービスマニュアル(別売)の

紹介 ................................................ 9-2車両情報 ............................................. 9-2

索引 ........................................... 10-1

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安全運転のために

1-1

1

JAU27281

この章には、特に知っておいていただきたいこと、守っていただきたいことなどの基本的

なアドバイスを述べてあります。運転するときには、次のことを守って安全運転および上

手な操作を心がけてください。安全運転とは、交通ルールを守ることだけでなく、ほかの人々が安全に通行できるように

配慮することです。

JAU74830

あなた自身と同乗者のために

安全項目ラベルについて運転に慣れてきますと、いろいろな注意を忘

れがちになり、事故を起こすことがあります。

車に乗るときには、安全項目ラベルの注意事項をいつも守り、安全運転に心がけてくださ

い。

安全運転は正しい服装からヘルメットは必ず着用してください。ヘル

メットは PSC または SG、JIS マークのあ

る二輪車用を必ず着用してください。ヘルメットは正しくかぶり、必ずあごひもをし

めます。頭にしっくり合って、圧迫感のないものが最適です。

グローブを必ず着用してください。グロー

ブは、摩擦に強い皮製のものが適しています。

ヘルメットにシールドを着用してください。着用できないときは、ゴーグルを使用

してください。

1. 安全項目ラベル

1

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安全運転のために

1-2

1

運転する服装は以下のことを確認して選

び、着用してください。疲労を少なくし、万一の転倒時には身体を保護します。

• 保護性の高い服で明るく目立つ色のもの

• 動きやすく、体の露出が少ない長袖・長ズボン

以下のような服装は運転操作のじゃまに

なります。また、回転部分に巻き込まれたり高熱になる部分に接触したりして、思わ

ぬ事故の原因にもなりますので、着用しないでください。

• ズボンのすそや袖口の広い服• 衣服の飾り物や紐など、長すぎる装飾が

ある服• ロングスカートやロングマフラーなど

の体に密着しない服

靴はかかとが低く、運転操作がしやすいも

のを着用してください。また、くるぶしまで覆われていて足にピッタリしたものを

選んでください。同乗者にも上記の注意を守らせてくださ

い。JWA11601

ヘルメットを正しくかぶっていないと、万一

の事故の際、死亡または重傷に至る可能性が高くなります。 運転者と同乗者は、必ずヘルメットをかぶり、正しい服装で乗車してくだ

さい。

日常点検、定期点検整備を必ず行う事故や故障を防ぐため、法令に準じた日常点検を行ってください。また、法令に準じた 1年、2 年ごとに行う定期点検も必ず実施してください。

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安全運転のために

1-3

1

車の異状次のような場合は、車が故障しているおそれがあります。そのままにしておくと、走行に

悪影響をおよぼしたり、事故につながるおそれがあり危険です。販売店で点検・整備を受

けてください。異音がしたり、異臭や異常な振動があると

き。地面にオイルなどが漏れた跡があるとき。

燃料、冷却水のにじみまたは漏れた跡があるとき。

給油時は火気厳禁ガソリンは揮発性が高く、引火しやすい燃料

です。給油時は必ずエンジンを止め、火気を近づけないでください。

風通しの悪い場所でエンジンを始動しない排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が含まれています。

風通しの悪い場所や屋内でエンジンをかけると、ガス中毒を起こす危険があります。エ

ンジンの始動は風通しのよい屋外で行ってください。

荷物を積むときは

上記以外の場所には荷物を積まないでください。

荷物を積むと、積まないときにくらべて操縦安定性が変わります。荷物を積みすぎる

と、ハンドルが振られたりして危険ですので、積みすぎないように注意してくださ

い。ハンドルの近くには、荷物など、物を置か

ないでください。ハンドルの近くに物を置くと、ハンドル操作を妨げる場合がありま

す。ヘッドライトの前を荷物などでさえぎら

ないようにしてください。ライトの熱によりヘッドライトのレンズが変色、溶損したり、荷物にまでその不具合がおよぶことも

あります。マフラー、エンジンなどの熱くなるところ

へ荷物などの物が触れないようにしてください。

両手はハンドル、両足はフットレストボード運転するときは、両手でハンドルを握り、

両足をフットレストボードにのせます。同乗者には、両手で体をしっかり固定さ

せ、両足を必ずフットレストにのせさせま

す。

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安全運転のために

1-4

1

押して移動するときはエンジンを止める車から降りて押して移動するときはエンジンを止めてください。

やむをえずエンジンをかけたまま移動するときはスロットルグリップを不用意に回さ

ないようにするため、必ず右手でスタンディングハンドルを持って行ってください。

スロットルグリップを持って行うと思わぬ事故の原因となります。

乗車定員は 2 名ただし、免許取得後 1 年未満の運転者は、法

令により 2 人乗りはできません。タンデムシート以外の場所には人を乗せな

いでください。また、高速道路(2 人乗りが許可されている

高速道路)においては、20 才以上で、免許取得後 3 年を経過した運転者でなければ 2 人乗

りはできません。

急激なハンドル操作や片手運転はしない急激なハンドル操作や片手運転は、横すべりや転倒の原因となります。絶対にしないでく

ださい。

誤った方法でエンジンを停止しない誤った取り扱いをすると、マフラーの中の触

媒装置が異常に高温になり、損傷するおそれがあります。次のような操作はしないでください。

走行中にエンジンを停止する。空ぶかし直後にエンジンを停止する。

自己流のエンジン調整、部品の取り外しはしないエンジン調整はヤマハ販売店におまかせく

ださい。JCA15221

部品交換が必要な場合は正規の規格のもの

を使用するよう、販売店へ依頼してください。規格が異なった部品を使用すると、故障

などの原因となります。

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安全運転のために

1-5

1

自賠責保険に必ず加入自賠責保険(共済)に加入することは法令で定められています。万一の事態に備えて必ず

加入してください。また、保険の期限切れにも注意してくださ

い。

JAUT3072

歩行者と他の車のために

他の人への思いやり交通ルールを守り、まわりの歩行者や車の

動きに注意し、相手の立場について思いやりの気持ちをもって通行しましょう。

周囲の状況に注意して、安全なスピードで走行してください。歩行者や自転車のそば

を通るときは、安全な距離を保つか徐行してください。

駐車

盗難予防のため、車から離れるときは必ず

ハンドルロックをかけ、キーシャッターを閉めて、キーをお持ちください。また、

チェーンロックなどのサイクルロックも同時に使用することをおすすめします。

交通のじゃまにならない場所に駐車してください。

平坦な場所に駐車してください。やむをえ

ず、傾斜地や柔らかい地面などの不安定な場所に駐車するときは、転倒や動き出しの

ないようにしてください。

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安全運転のために

1-6

1

サイドスタンドを使用して駐車するとき

は、車が停止してからハンドルを左に切ってください。

JWA12241

エンジン回転中および停止後、しばらくの間はマフラーやエンジンなどが熱くなっ

ています。触れるとヤケドをすることがありますので、注意してください。 また、物

などが直接触れないようにしてください。駐車は、通行する人がマフラーやエンジン

などに触れない場所にしてください。

マフラーの中の触媒装置は高温になります。枯れ草や紙、オイル、木材など、燃え

やすいものがある場所には駐車しないでください。

昼間はヘッドライトを下向きにこの車両は自動昼間点灯仕様です。エンジン

がかかっている間は点灯しつづけます。他の車や歩行者へ注意をうながし、自分の存在を

知らせるためです。対向車がまぶしくないように、ライトは下向きを使ってください。

JAU27671

環境・住民の方との調和のために

住民の方への思いやり自分の都合だけを考えて、沿道の方に不愉快

な騒音などの迷惑をかけないでください。

特に深夜の住宅街や人通りの多い道路など

で長時間のアイドリングや急発進などを行うと、迷惑になりますのでしないでくださ

い。

違法改造はしない違法改造は法律により禁止されています。

改造は操縦安定性を悪くしたり、排気音を

大きくして車の寿命を縮めたり、重大な事故や故障の原因となります。また、改造す

ると車の保証が受けられません。この車は、排出ガス規制適合車です。マフ

ラーには排出ガスを浄化する触媒装置が

内蔵されています。他のマフラーをこの車に取り付けると、排出ガス規制に適合しな

くなる可能性があります。マフラーを交換する場合は、お買いあげのヤマハ販売店に

ご相談ください。なお、ヤマハ純正部品のマフラーには “YAMAHA” マークが刻印さ

れています。

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安全運転のために

1-7

1

環境への配慮廃車をするときや、バッテリー、廃油などの廃棄処理をするときは、環境保護のためお買

いあげのヤマハ販売店にご相談ください。

1. “YAMAHA” マーク

1

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各部の名称

2-1

2

JAU63371

左側面

1 2 3 4

6 51. コンビニフック(P3-14)2. トランク(P3-15)3. スタンディングハンドル(P3-16)4. エアクリーナーエレメント(P 6-7)5. V ベルトフィルターエレメント (P6-7)6. サイドスタンド(P3-16)

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各部の名称

2-2

2

JAU63391

右側面

21 3

6

4,5

8 71. フューエルタンクキャップ(P3-12)2. サービスツール(P6-2)3. ヒューズ(P6-16)4. アクセサリーボックス(P3-15)5. DC ジャック (P 3-19)6. バッテリー(P6-15)7. リカバリータンク(P 6-5)8. オイル注入口(P6-3)

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各部の名称

2-3

2

JAU63401

運転装置と計器類

21 1

11

3 4 9 10765 8

1. バックミラー (P6-14)2. リヤブレーキレバー(P3-10)3. ハンドルスイッチ(左)(P3-8)4. リヤブレーキリザーバータンク(P6-12)5. パーキングブレーキレバー(P3-10)6. マルチファンクションメーター(P3-5)7. フロントブレーキリザーバータンク(P6-12)8. ハンドルスイッチ(右)(P3-8)9. フロントブレーキレバー(P3-9)10.スロットルグリップ(P5-2)11.メインスイッチ / ハンドルロック(P3-1)

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各部の取り扱いと操作

3-1

3

JAU50221

キーの取り扱いキーは車の操作や保管をするときなどに

使用する大切なものです。キーを紛失しな

いように、充分に注意してください。キーは2本付属しています。1本は予備とし

て大切に保管してください。

キーを紛失または破損したときのため、キーリングに掛かっているタグに打刻さ

れたキー番号を 9-3 ページのキー番号記入欄に記入しておいてください。詳しくは販

売店にご相談ください。

JCA12502

金属製のキーホルダーは使用しないでくだ

さい。また、リングなどに複数のキーをつないで使用しないでください。走行中にキーホ

ルダーや他のキーがカバーなどの部品に当たり、傷付きの原因となる場合があります。

キーホルダーは、布製または皮製のものをおすすめします。

JAUN0264

メインスイッチ

メインスイッチはエンジンの始動と停止、ブレーキランプや方向指示灯などの電源の「入 /切」、ハンドルロック、シートのロック解除を行います。

JWA11621

走行中にメインスイッチを OFF や LOCK の

位置にすると、電気系統の作動が停止し、事故につながるおそれがあります。メインス

イッチは必ず停車中に操作してください。

JCA11972

エンジンをかけないでメインスイッチを ONのままにしたり、エンジン始動後アイドリング状態を長時間続けると、バッテリーあがり

の原因となります。

要 点盗難予防のため、車から離れるときは必ずハンドルロックをかけてキーシャッターを閉

じ、キーをお持ちください。(キーシャッターについては 3-3 ページを参照してください。)

JAU65610

ON全ての電気回路に電源が供給され、メーター灯、テールランプ、マーカーランプとナンバー灯が点灯し、エンジンを始動させること

ができます。キーを抜き取ることはできません。

1. タグ

1

LOCK

OFF

ON

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各部の取り扱いと操作

3-2

3

要 点エンジンが始動すると、ヘッドライトが自動

的に点灯します。メインスイッチを OFF にするかサイドスタンドを使用するまで点灯し

続けます。

JAU46011

OFF全ての電気回路がオフになり、エンジンが停

止します。キーを抜くことができます。JAU73800

LOCKハンドルがロックされ、全ての電気回路がオフになります。キーを抜くことができます。

ハンドルロックのしかた

1. ハンドルを左へいっぱいに切ります。

2. OFF の位置でキーを押し込み、そのまま LOCK まで回します。

3. キーを抜きます。

要 点ロックしにくいときは、ハンドルを少し右に

動かしながらキーを回します。

ハンドルロックの解除のしかた

キーを押し込み、そのままOFFまで回します。

1. 押す

2. 回す

1 2

1. 押す

2. 回す

1 2

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各部の取り扱いと操作

3-3

3

JAUN0353

キーシャッターメインスイッチのキー孔をガードします。キーシャッターの開閉は、キーとキーシャッ

ターボタンを使って行います。

キーシャッターを開けるときキーのマスコット部にある突起部分をメインスイッチにあるくぼみに差し込み、右に回

すとキーシャッターが開きます。

キーシャッターを閉じるときキーシャッターボタンを押すと、キーシャッターが閉まります。

JAU49399

警告灯と表示灯

JAU11032

方向指示器表示灯 “ / ”方向指示器に合わせて点滅します。

JAU11081

ヘッドライト上向き表示灯 “ ”ヘッドライトを上向きにすると点灯します。

JAUN0711

エコ表示灯 “ECO”この表示は、環境にやさしい低燃費な方法で

車両を運転している場合に点灯します。表示は車両が停止すると消灯します。

要 点燃費を抑えるには、次のような乗り方を心がけてください。

加速中にエンジン回転数を高くしない。一定の速度で走行する。

JAU11447

水温警告灯 “ ”エンジン冷却水が規定温度以上になったと

き、警告灯が点灯するか、点滅します。このときは、エンジンを止めて冷やしてくださ

い。JCA11851

エンジンがオーバーヒートしたときは、走行

しないでください。

1. キーシャッターボタン

2. キーシャッター

12

1. 方向指示器表示灯(左)“ ”2. ABS 警告灯 “ ”3. 水温警告灯 “ ”4. ヘッドライト上向き表示灯 “ ”5. エコ表示灯 “ECO”6. エンジン警告灯 “ ”7. 方向指示器表示灯(右)“ ”

1 2 3 4 5 6 7

ABS

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各部の取り扱いと操作

3-4

3

要 点メインスイッチを ON にしたとき、警告灯が

約2秒間点灯し、その後消灯します。警告灯が点灯しないときや、点灯したままになって

いるときは、ヤマハ販売店で電気回路の点検を受けてください。

JAU73171

エンジン警告灯 “ ” エンジンや車両制御の電気回路に異常が発

生したとき、警告灯が点灯します。警告灯が点灯したときは、ヤマハ販売店で車載故障診

断装置の点検を受けてください。メインスイッチを “ON” にしたとき、警告灯

の電気回路の診断が行われ、警告灯が約 2 秒間点灯し、その後消灯します。

点灯しないときや消灯しないときは、ヤマハ販売店で点検を受けてください。

JAUU1810

ABS 警告灯 “ ”走行中にABS警告灯が点灯または点滅したと

きは、ABS が正しく作動していないおそれがあります。このような場合、直ちにヤマハ販

売店でシステムの点検を受けてください。(3-11 ページ参照)

警告灯の電気回路は、以下の手順に従って点検することができます。

1. メインスイッチを ON にします。2. 警告灯が点灯し、10 km/h 以上の速度で

走行したあと消灯することを点検しま

す。3. 警告灯が点灯しないか、点灯したまま消

灯しない場合、ヤマハ販売店で電気回路の点検を受けてください。

JWA16041

10 km/h 以上の速度で走行しても ABS 警告灯が消灯しない、または走行中に ABS 警告

灯が点灯または点滅したときは、ブレーキシステムは通常のブレーキの状態になってい

ます。上記のどちらかが起こった場合、または ABS 警告灯が全く点灯しない場合は、急

ブレーキなどでホイールがロックしないよう、慎重にブレーキをかけてください。直ちにヤマハ販売店でブレーキシステムの点検

を受けてください。

要 点メインスタンドを立てた状態でエンジンを

かけたときにABS警告灯が点灯することがありますが、これは異常ではありません。

ABS

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各部の取り扱いと操作

3-5

3

JAU74444

マルチファンクションメーター

JWA12423

マルチファンクションメーターの設定変更

をする前に、必ず車両を停止してください。走行中に設定の変更を行うと、操作に気をと

られて事故を起こすおそれがあります。

マルチファンクションメーターには以下の機能があります。

スピードメーター燃料計

時計外気温度表示

マルチファンクションディスプレイエンジンオイル交換表示

V ベルト交換表示

要 点“SELECT”ボタンや “RESET”ボタンを使用す

るときは、メインスイッチを ON にしてください。

スピードメーター

車の速度を示します。

燃料計

メインスイッチを ON にするとフューエルタ

ンクのガソリンの残量を表示します。ガソリンの残量が減ると燃料計のセグメントの数

が減ります。ガソリンの残量が少なくなると、残りの 1 セグメントと燃料残量警告表示

“ ” が点滅して知らせます。ガソリンの残量が少なくなったら、早めに補給してくださ

い。

要 点燃料計の電気回路に異常が検出された場合、

燃料計のセグメントと燃料残量警告表示“ ”が点滅します。このような表示になったとき

は、ヤマハ販売店に車の点検を依頼してください。

1. 時計

2. “SELECT” ボタン

3. 燃料残量警告表示 “ ”4. 燃料計

5. スピードメーター

6. “RESET” ボタン

7. 外気温度表示

8. マルチファンクションディスプレイ

9. エンジンオイル交換表示 “OIL CHANGE”10.Vベルト交換表示 “V-BELT”

1 23 4 5 6

910

7

81. スピードメーター

1. 燃料残量警告表示 “ ”2. 燃料計

1

12

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各部の取り扱いと操作

3-6

3

時計 “CLOCK”

この時計は 12 時間表示です。メインスイッチを ON にすると時計が表示されます。

時刻調整のしかた1. メインスイッチを ON にします。

2. “SELECT” ボタンと “RESET” ボタンを同時に 2 秒押します。

3. <時>の表示が点滅したら、“RESET”ボタンを押して<時>を合わせます。

4. “SELECT” ボタンを押すと、<分>の表示が点滅します。

5. “RESET” ボタンを押して<分>を合わせます。

6. “SELECT” ボタンを押すと、時刻調整が完了し、時計表示に戻ります。

外気温度表示 “OUT TEMP”

外気温度を表示します。(表示範囲は –10°C ~

40 °C、1 °C 刻み)

要 点外気温度が–11°C以下のとき、–11°C以下の

温度は表示されません。外気温度が41°C以上のとき、41°C以上の温

度は表示されません。停車中や低速走行中(約 20km/h 以下)は、

外気温度が正しく表示されない場合があります。

マルチファンクションディスプレイ

通常時、マルチファンクションディスプレイ

には以下の表示機能があります。

オドメータートリップメーター

エンジンオイルトリップメーター V ベルトトリップメーター

“SELECT” ボタンを押すごとに、オドメー

ターモード “ODO”、トリップメーターモード“TRIP”、エンジンオイルトリップメーター

モード “OIL TRIP” と V ベルトトリップメーターモード “BELT TRIP”が下記の順で切り替

わります。

ODO → TRIP 1 → TRIP 2 → OIL TRIP → BELTTRIP → ODO

TRIP 1 と TRIP 2 のリセットは、“SELECT” ボタンを押してリセットしたいトリップメー

ターを表示させてから “RESET”ボタンを1秒押します。

1. 時計

1. 外気温度表示

1

1

1. マルチファンクションディスプレイ

1

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各部の取り扱いと操作

3-7

3

要 点オドメーターは、最大値(999999 km)を

超えると最大値で固定されます。トリップメーターは、最大値(9999.9 km)

を超えるとリセットされます。

フューエルタンクのガソリンの残量が約 1.6L 以下になると燃料計の第 1 セグメントと燃料残量警告表示 “ ” が点滅し、表示は自動的

にフューエルトリップメーターモード “F” に切り替わり、その時点からの走行距離を表示

します。このとき “SELECT” ボタンを押すと、オドメーターモードと各トリップメーター

モードは下記の順に切り替わります。

F → TRIP 1 → TRIP 2 → OIL TRIP → BELTTRIP → ODO → F

一時的にフューエルトリップメーターモー

ドをオフにしたい場合は、“SELECT” ボタンを押してフューエルトリップメーターを表

示させてから “RESET” ボタンを 1 秒押します。この後、いったんメインスイッチを OFFにして再度 ON にすると、約 1 分後にフュー

エルトリップメーターモードに戻ります。フューエルトリップメーターモードは、ガソ

リンを給油後約 5 km 走行すると自動的に通常のトリップメーター表示になります。

エンジンオイル交換表示 “OIL CHANGE”

エンジンオイルの交換時期を知らせます。初

回は 1000 km 走行時、2 回目はリセット後3000 km 走行時、以降はリセット後 4000 km走行すると表示します。エンジンオイル交換表示 “OIL CHANGE” が表示されたら、早めに

ヤマハ販売店でエンジンオイルを交換してください。

オイル交換後はエンジンオイルトリップメーターとエンジンオイル交換表示 “OILCHANGE” をリセットしてください。リセッ

トはエンジンオイルトリップメーターを表示させてから “RESET” ボタンを 1 秒押して

“OIL CHANGE” を点滅させ、さらに “RESET”ボタンを 3 ~ 4 秒押します。エンジンオイル

トリップメーターとエンジンオイル交換表示 “OIL CHANGE” がリセットされます。

要 点エンジンオイル交換表示が表示される前にオイル交換したときも、リセットしてくださ

い。リセットせずにそのまま走行しますと、交換時期がずれてしまいます。

1. フューエルトリップメーター

1

1. エンジンオイル交換表示 “OIL CHANGE”2. エンジンオイルトリップメーター

1 2

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各部の取り扱いと操作

3-8

3

V ベルト交換表示 “V-BELT”

V ベルトの交換時期を知らせます。走行距離

が 20000 km になると V ベルト交換表示 “V-BELT” を表示します。V ベルト交換表示 “V-BELT” が表示されたら、早めにヤマハ販売店で V ベルトを交換してください。

V ベルト交換後は V ベルトトリップメーターと V ベルト交換表示 “V-BELT” をリセットし

てください。リセットは V ベルトトリップメーターを表示させてから“RESET”ボタンを1 秒押して “V-BELT” を点滅させ、さらに

“RESET” ボタンを 3 ~ 4 秒押します。V ベルトトリップメーターと V ベルト交換表示 “V-BELT” がリセットされます。

要 点V ベルト交換表示が表示される前に V ベルト

を交換したときも、リセットしてください。リセットせずにそのまま走行しますと、交換

時期がずれてしまいます。

JAU1234K

ハンドルスイッチ

<左>

<右>

JAU12401

ヘッドライト上下切り替えスイッチ“ / ”ヘッドライトの配光を上向き、下向きに切り

替えるスイッチです。(上向き):遠くを照らします。

(下向き):近くを照らします。

要 点先行車や対向車があるときは、ヘッドライト

を下向きにしてください。

JAU12461

方向指示器スイッチ “ / ”進路変更の合図に使用します。

操作は、進路変更する側にスイッチをスライドさせます。

消灯するときは、スイッチを押します。:右側の方向指示灯が点滅します。:左側の方向指示灯が点滅します。

1. V ベルト交換表示 “V-BELT”2. V ベルトトリップメーター

1 2

1. ヘッドライト上下切り替えスイッチ “ / ”2. 方向指示器スイッチ “ / ”3. ホーンスイッチ “ ”

1. スタータースイッチ “ ”

1

2

3

1

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各部の取り扱いと操作

3-9

3

JWA11641

方向指示灯は自動的に消灯しません。使用後

は、必ず消灯してください。点滅したままにしておくと、他のかたの迷惑になります。

JCA11983

電球を交換するときは、正規のワット数のものを使用してください。正規のワット数以外のものを使用すると、正常に作動しません。

JAU12501

ホーンスイッチ “ ”スイッチを押すとホーンが鳴ります。

要 点必要なときにのみ使用してください。

JAU12722

スタータースイッチ “ ”サイドスタンドを上げた状態で、リヤブレー

キレバーを握りながらこのスイッチを押すと、スターターモーターが回転しエンジンが始動します。

JCA11882

スターターモーターを連続して回転させ

ないでください。消費電力が多いためバッテリーあがりの原因となります。

エンジンを始動させる前に、5-1 ページの

始動手順を参照してください。

JAU12902

フロントブレーキレバー

フロントブレーキレバーは、ハンドルの右側に取り付けられています。フロントブレーキ

をかけるには、このレバーをスロットルグリップに向けて握ります。

1. フロントブレーキレバー

1

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各部の取り扱いと操作

3-10

3

JAUS1964

リヤブレーキレバー

リヤブレーキレバーは、ハンドルの左側に取り付けられています。リヤブレーキをかける

には、このレバーをハンドルのグリップに向けて握ります。この車は、ユニファイドブレーキシステムを

装備しています。リヤブレーキレバーを握ると、リヤブレーキ

が作動すると共にフロントブレーキが作動します。効果的な制動力を得るためには、フ

ロントブレーキレバーとリヤブレーキレバーの両方を同時に操作してください。

JAU74610

パーキングブレーキレバーエンジンを始動するとき、料金所などでの一時停車のとき、両手を離した状態で車両を停

車するときなどに使用します。パーキングブレーキレバーを左方向へ倒すと後輪がロックされます。

パーキングブレーキの解除は、パーキングブレーキレバーを右方向へ戻します。

JWA18540

パーキングブレーキレバーは走行中絶対に使用しないでください。走行中に作動させる

と安定性を損なう場合があります。

JCA23670

確実にリヤホイールの回転が止まった状態

で、パーキングブレーキレバーを使用してください。

1. リヤブレーキレバー

1

1. パーキングブレーキレバー

1

UBB8J0J0.book Page 10 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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各部の取り扱いと操作

3-11

3

JAUU1840

ABSこの車の ABS(アンチロックブレーキシステム)は、フロントブレーキとリヤブレーキに

独立して働くエレクトロニックコントロールシステムを特徴としています。ABS は ECU(エレクトロニックコントロールユニット)によってモニターされており、ECU が故障を検知した場合には通常のブレーキの状態に

なります。JWA15363

ABS は制動距離を短くする装置ではあり

ません。未舗装路や砂利道など路面の状況により、

ABS のない車に比べて制動距離が長くなることがあります。 速度はひかえめにし、

車間距離を充分にとってください。

要 点 ABS が作動していても、ブレーキは通常の

方法で使用できます。ブレーキレバーに振

動が感じられるかもしれませんが、故障ではありません。

メインスイッチを ON にして 10 km/h 以上の速度で走行するまで ABS は自己診断を

行っています。この間、車の前方から “ カチカチ ” 音がすることがありますが、故障

ではありません。このABSには、ABSが作動している状態(ブ

レーキレバーに振動を感じる)を体感できるテストモードがあります。ただし、特殊

工具が必要となりますので、ヤマハ販売店にご相談ください。

JCA20100

ホイールセンサーやホイールセンサーローターを傷つけないでください。ABS の性能が

低下するおそれがあります。

1. フロントホイールセンサー

2. フロントホイールセンサーローター

1. リヤホイールセンサー

2. リヤホイールセンサーローター

1 2

12

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各部の取り扱いと操作

3-12

3

JAU37473

フューエルタンクキャップJWA12172

給油時およびガソリンを取り扱う場合は、次のことを必ず守ってください。給油時は必ずエンジンを止め、火気を近づ

けないでください。ガソリンは揮発性が高く、引火しやすい燃料です。

フューエルタンクキャップを開ける前に、車体などの金属部分に触れて静電気の除

去を行ってください。身体に静電気を帯びた状態で給油すると、放電による火花で引

火する場合があり、ヤケドするおそれがあります。

給油操作は、必ず一人で行ってください。複数で行うと静電気が除去できない場合

があります。給油は、必ず屋外で行ってください。

セルフサービスのガソリンスタンドで給油するときは、ガソリンの吹きこぼれがないよう、慎重に給油してください。

給油限度(フィラーチューブ下端まで)を超えてガソリンを入れないでください。走

行中にガソリンがにじみ出ることがあり危険です。

給油後、フューエルタンクキャップを確実に閉めてください。

フューエルタンクキャップの取り外しかた

1. シートを開けます。(3-13 ページ参照)2. フューエルタンクキャップを反時計方

向に回して取り外します。

フューエルタンクキャップの取り付けかた

1. フューエルタンクキャップを給油口に挿入し、時計方向に回して取り付けま

す。

要 点キャップ側と車体側の “ ” マークが合う位

置まで回してください。

2. シートを閉めます。

1. フィラーチューブ

2. 給油限度

1 2

1. フューエルタンクキャップ

2. “ ” マーク

1

2

2

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各部の取り扱いと操作

3-13

3

JAU31461

燃料JAU28313

指定燃料

JCA12512

必ず指定燃料を使用してください。高濃度

アルコール含有燃料や軽油、粗悪ガソリンなど、指定以外の燃料を使用するとエンジ

ンの始動性が悪くなったり、出力低下などのエンジン不調の原因となる場合があります。また、エンジンや燃料系の部品を損

傷するおそれがあります。こぼれたガソリンは、布切れなどできれい

にふき取ってください。タンクにゴミやチリなどの不純物が入ら

ないように注意してください。

JAU39182

シート

シートの開けかた1. メインスタンドを立てます。

2. キーをメインスイッチに差し込み、反時計方向に回します。

要 点キーは押しこまないで回してください。

3. シートを持ち上げて開きます。

シートの閉めかたシートを降ろし、シート後部を押さえてロッ

クします。

要 点シートを降ろしたら確実にロックされているか確認してください。

指定燃料:

無鉛レギュラーガソリンタンク容量:

約 7.2 L

1. 開く

1

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各部の取り扱いと操作

3-14

3

JAU28521

書類入れメンテナンスノート、自賠責保険証はビニール袋に入れて、トランク内に保管してくださ

い。

JAUT3901

コンビニフックコンビニフックを引き出し、手さげ袋などを掛けます。

要 点コンビニフックは、自動的に元の位置には戻りません。

JWA11681

コンビニフックに掛けられる荷物は、1 kg までです。

1. コンビニフック

1

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各部の取り扱いと操作

3-15

3

JAU74710

トランクシートの下にトランクがあります。(3-13ページ参照)

JWA12192

トランク内に積める荷物は、5 kg までです。

JCA12423

洗車をすると中に水が入ることがあります。大切な物は、ビニール袋などに入れて

収納してください。濡れた物は、ビニール袋に入れてから収納

してください。濡れたまま収納すると、トランク内にカビなどが発生することがあ

ります。貴重品やこわれやすい物は入れないでく

ださい。トランク内は直射日光、エンジンの熱など

で温度が高くなります。熱の影響を受けや

すい用品、食料品または可燃性のものは入れないでください。

要 点ヘルメットのサイズや形状によっては、収

納できないものもあります。

シートを開けたまま、車から離れないでください。

JAU74411

アクセサリーボックスアクセサリーボックスは図で示す場所にあります。

アクセサリーボックスの開けかたアクセサリーボックスボタンを押し、アクセ

サリーボックスリッドを開けます。

アクセサリーボックスの閉めかたアクセサリーボックスリッドを閉めます。

JCA23690

熱に弱い物をアクセサリーボックスに収納しないでください。アクセサリーボックス内

は、直射日光などによって高温になります。

JWA18570

アクセサリーボックスに積む荷物は、荷重制限 0.15 kg を越えないでください。

1. トランク

1

1. アクセサリーボックス

1. アクセサリーボックスボタン

2. アクセサリーボックス

3. アクセサリーボックスリッド

1

12

3

UBB8J0J0.book Page 15 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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各部の取り扱いと操作

3-16

3

JAU29911

スタンディングハンドルメインスタンドを立てたり戻したりするときに、右手で持ちます。

JAU15306

サイドスタンドサイドスタンドはフレームの左側にあります。車を直立にした状態で、足でサイドスタ

ンドを上げ下げします。

要 点この車にはサイドスタンドスイッチが装備

されています。(サイドスタンドスイッチについては次の項目を参照してください。)

JWA10242

サイドスタンドを下ろした状態で、またはサイドスタンドが正しく上がらない(上がった状態にならない)場合、車を運転しないでく

ださい。サイドスタンドが地面に接し、操縦安定性を損なうことがあります。ヤマハのイ

グニッションサーキットカットオフシステムは、発進前にサイドスタンドの上げ忘れを

防止するよう設計されています。従って、定期的にこのシステムを点検してください。正

しく機能しない場合にはヤマハ販売店に修理を依頼してください。

1. スタンディングハンドル

1

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各部の取り扱いと操作

3-17

3

JAU69041

イグニッションサーキットカットオフシステムイグニッションサーキットカットオフシステム(サイドスタンドスイッチおよびブレー

キランプスイッチを含む)には次の機能があります。

サイドスタンドが上がっているが、どちらかのブレーキレバーを握っていないとき、

エンジンは始動できません。どちらかのブレーキレバーを握っている

が、サイドスタンドが下がっているとき、エンジンは始動できません。

サイドスタンドを下げると、エンジンは停止します。

イグニッションサーキットカットオフシス

テムの作動を、以下の手順に従って定期的に点検してください。

JWA11551

点検中はメインスタンドを立ててください。

点検の結果異常があった場合は、走行前にヤマハ販売店でシステムの点検を受けて

ください。

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各部の取り扱いと操作

3-18

3

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各部の取り扱いと操作

3-19

3

JAU39657

DC ジャック JWA14361

感電または短絡を防止するため、DC ジャックを使用しない場合は、必ずキャップを取り付けてください。

JCA15432

DC ジャックに接続するアクセサリーは、エンジンが停止している場合には使用しない

でください。また、接続負荷が 12 W (1 A) を決して超えないようにしてください。ヒュー

ズ切れや、バッテリーあがりを起こす可能性があります。

この車には、アクセサリーボックスに DCジャックが搭載されています。DC ジャックに接続した 12 V のアクセサリー

は、メインスイッチが ON 位置にある場合に使用できます。ただし、エンジン回転中にの

み使用してください。

DC ジャックの使いかた1. アクセサリーボックスリッドを開きま

す。(3-15 ページ参照)

2. メインスイッチを OFF にします。3. DC ジャックキャップを取り外します。

4. アクセサリーをオフにします。5. アクセサリーのプラグをDC ジャックに

差し込みます。

6. メインスイッチを ON にし、エンジンを

始動します。(5-1 ページ参照)7. アクセサリーをオンにします。

1. DC ジャックキャップ

1

1. DC ジャック

1

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各部の取り扱いと操作

3-20

3

JAU70641

DC コネクターこの車には DC コネクターが搭載されています。ご使用については、お買いあげのヤマハ

販売店にご相談ください。

UBB8J0J0.book Page 20 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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日常点検

4-1

4

JAU15599

日常点検の実施車を安全で快適に使用いただくため、法または法に準じ、日常の車の使用状況に応じて、

使用する人の判断で適時行う点検です。JWA12032

日常点検を怠ると重大な事故やケガ、トラブルの原因となります。必ず実施してくだ

さい。異常が認められたときは、乗車前にご使用

のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず整備を行ってください。

要 点点検整備に使用する工具は、必要に応じてお買い求めください。(モデルにより、サービ

スツールの有無や内容が異なります。)

JAU30173

日常点検箇所/点検内容詳しい点検の方法は、6-1 ページ以降の点検整備の方法および別冊「メンテナンスノー

ト」を参照してください。

(注)

※ 印の点検は車の走行距離、運行時の状態などから判断した適切な時期(長距離走行時や

洗車、給油後など)に実施をしてください。JWA11733

安全のため、ご自身の知識、技量にあわせた範囲内で点検・整備を行ってください。難し

いと思われる内容はヤマハ販売店にご依頼ください。点検整備するときは安全に充分注

意し、下記の内容を守ってください。点検は平坦で足場のしっかりした場所を

選び、スタンドを立てて行ってください。エンジン停止直後は、エンジン本体やマフ

ラー、エキゾーストパイプなどが熱くなっています。直接触れたりしないでくださ

い。ヤケドに注意してください。

点検箇所 点検内容

ブレーキ

ブレーキレバーの握りしろ

が適切で、ブレーキのききが充分であること。

ブレーキ液の量が適当であ

ること。

タイヤ

タイヤの空気圧が適当であ

ること。 亀裂、損傷がないこと。

異常な摩耗がないこと。

溝の深さが充分あること。

(※)

エンジン

冷却水の量が適当であるこ

と。(※) エンジンオイルの量が適当

であること。(※) かかり具合が良好で、か

つ、異音がないこと。(※) 低速、加速の状態が適当で

あること。(※)

灯火装置および方向指示灯

点灯または点滅具合が良好

で、かつ、汚れや損傷がないこと。

運行において異常が認められた箇所

当該箇所に異常がないこ

と。

UBB8J0J0.book Page 1 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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日常点検

4-2

4

排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成

分が含まれています。風通しの悪い場所や屋内でエンジンをかけると、ガス中毒を起

こす危険があります。走行して点検するときは、交通状況に注意

してください。異常が認められたときは、乗車前にご使用

のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず整備を行ってください。

UBB8J0J0.book Page 2 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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運転操作

5-1

5

JAU62320

エンジン始動JWA11562

エンジンを始動するときには、3-17 ページに記述された手順で、イグニッションサーキットカットオフシステムの機能を点検

してください。サイドスタンドを下ろした状態で走行し

ないでください。

JCA11921

初めて車両を運転する前に、5-4 ページのな

らし運転のしかたを参照してください。

要 点サイドスタンドを下ろした状態では、エンジンは始動できません。また、エンジン始動後、

サイドスタンドを出すとエンジンは停止します。

1. メインスタンドを立てます。2. メインスイッチを ON にします。

3. スロットルを完全に閉じます。4. リヤブレーキレバーをしっかり握り、ス

タータースイッチを押して、エンジンを始動させます。

要 点スタータースイッチで 5 秒以内にエンジンが始動しないときは、バッテリー電圧を回復さ

せるため、10 秒位休ませてからスタータースイッチを押してください。

JCA16661

エンジンを長持ちさせるため、エンジンが冷えている間の急加速や、無用な空ぶかし

は避けてください。長時間のアイドリングはガソリンのムダ

使いになるだけでなく、環境への悪影響にもなりますので、やめてください。

通常のアイドリング回転数を必要以上に

高くした状態(スロットルグリップを開けて固定した状態など)で、長時間放置しな

いでください。温度上昇により、エンジンまたは車両が損傷する場合があります。

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運転操作

5-2

5

JAU74640

発進JWA12261

飛び出し防止のため、走り出すまではエンジンの回転をむやみに上げないでください。

1. 左手でリヤブレーキレバーを握り、右手

でスタンディングハンドルを持ちながら、車を前に押し出してメインスタンド

を戻します。

JWA12271

メインスタンドを立てたり戻したりするときは、スロットルグリップを握らないでくだ

さい。スロットルグリップが回り、車が走り出すことがあります。

2. シートにまたがり、バックミラーを調整します。

3. パーキングブレーキが解除されていることを確認します。(3-10 ページ参照)

4. 方向指示器スイッチを右側に入れ、発進

の合図をします。5. 周りの安全を確認し、スロットルグリッ

プをゆっくりと回して発進します。JWA12281

スロットルグリップを急激に手前に回すと、

急発進して危険です。

6. 方向指示器を消灯します。

JAU16782

加速と減速速度の調節は、スロットルを開けたり、閉じたりして行います。速度を上げるには、ス

ロットルグリップを (a) 方向に回します。速度を落とすには、スロットルグリップを (b) 方向に回します。

JCA12681

上り坂で停止するときは、ブレーキを使用し

てください。スロットルグリップの操作で車を保持すると、クラッチなどが発熱して故障の原因となります。

1. スタンディングハンドル

1

(b)

(a)

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運転操作

5-3

5

JAU16794

ブレーキ1. スロットルを完全に閉じます。2. フロントブレーキとリヤブレーキを同

時に、徐々にしぼりこむように握ります。

<フロントブレーキ>

<リヤブレーキ>

JWA11573

急なブレーキ操作は避けてください(特にどちらか一方に傾いているとき)。横すべ

りや転倒の原因となります。踏切、路面電車のレール、道路建設現場の

鉄製のプレート、マンホールのフタなどは、濡れているときは極端に滑りやすくな

ります。そのようなところでは減速し、注意して走行してください。

濡れた路面では、ブレーキがききにくいこ

とを留意してください。下り坂でのブレーキ操作は非常に困難で

す。下り坂に差しかかる前までに充分減速してください。

連続したブレーキ操作は避けてください。

ブレーキ部の温度が上昇し、ブレーキのききが悪くなるおそれがあります。

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運転操作

5-4

5

JAU31471

ならし運転JAU27742

ならし運転のしかた車を長持ちさせるために、ならし運転を行っ

てください。乗りはじめてから約 1 か月間(または 1000km 走行まで)は、不要な空ぶかしや急加速、急減速はしないでください。

JAU74630

駐車駐車するときは、エンジンを止めてからパーキングブレーキをかけ、キーをメインスイッ

チから抜きます。JWA11582

エンジンやマフラーは高温になります。通行する人などが触れない場所に駐車して

ください。草や可燃物などの火災の危険がある場所

には、決して駐車しないでください。傾斜地や地面が柔らかいところには駐車

しないでください。車が転倒することがあります。

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点検整備

6-1

6

JAU29839

点検整備の実施

日常点検4-1 ページ「日常点検箇所/点検内容」の表

にしたがって、適時実施してください。点検の方法については、本書の以降のページや、

別冊「メンテナンスノート」の点検整備のしかた以降のページを参照してください。

定期点検整備定期点検整備は車を使用する人が自己管理

責任で定期的に行う点検整備で、法または法に準じて行うことが義務づけられています。

二輪自動車または原動機付自転車については、1 年点検と 2 年点検の 2 種類があります。

定期点検項目と基本的な点検内容は別冊の「メンテナンスノート」に記載してあります。ここでは、この車独自の内容を補足説明して

います。実際の点検作業にあたっては、別冊「メンテナンスノート」とあわせてご使用く

ださい。JWA12055

点検整備を怠ると重大な事故、ケガ、トラ

ブルの原因となります。必ず実施してください。

安全のため、ご自身の知識、技量にあわせた範囲内で点検・整備を行ってください。

難しいと思われる内容はヤマハ販売店にご依頼ください。

点検するときは安全に充分注意し、以下の

内容を守ってください。• 点検は平坦で足場のしっかりした場所

を選び、スタンドを立てて行ってください。

• エンジン停止直後の点検は、エンジン本体やマフラー、エキゾーストパイプなど

が熱くなっています。ヤケドに注意してください。

• 排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が含まれています。風通しの悪い場

所や屋内でエンジンをかけると、ガス中毒を起こす危険があります。エンジンの

始動は風通しのよい屋外で行ってください。

• 走行して点検するときは、周囲の交通事

情に充分注意してください。

• 異常が認められたときは、乗車前にご使

用のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず整備を行ってください。

JWA15461

走行直後はブレーキ関係の部品に直接触れ

ないでください。ブレーキディスク、キャリパー、ドラム、ライニングなどは使用すると

高温になり、ヤケドするおそれがあります。点検整備はブレーキ関係の部品が充分に冷

えてから行ってください。

要 点点検整備に使用する工具は、必要に応じて

お買い求めください。(モデルにより、サービスツールの有無や内容が異なります。)

点検結果は、別冊「メンテナンスノート」

の定期点検整備記録簿に記入してください。ご自身でできない項目については、ヤ

マハ販売店で点検を受け、記録してください。

点検の記録は廃車されるまで保存してください。

メーカー指定項目の点検結果は、定期点検整備記録簿の「その他」の欄に記録してく

ださい。

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点検整備

6-2

6

JAU39692

サービスツール

サービスツールはシートの裏側にあります。(3-13 ページ参照)

JAU18752

カバーの取り外し、取り付け図のカバーは、点検整備などで取り外す必要があります。カバーを取り外すときや、取り

付けるときは、この項目を参照してください。

JAU56942

カバー A

カバーの取り外しかた

1. シートを開けます。(3-13 ページ参照)2. スクリューを外し、シートを少し閉じな

がら図のようにカバーを取り外します。

カバーの取り付けかた

取り付けは、取り外しと逆の手順で行います。

1. サービスツール

1

1. カバー A

1. カバー A2. スクリュー

1

1

2

2

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点検整備

6-3

6

JAU30305

エンジンオイル

エンジンオイル量の点検1. 平坦な場所でエンジンを2~3分間アイ

ドリング運転します。

要 点走行直後でエンジンが充分に暖まっていれ

ば、アイドリング運転は不要です。

2. エンジンを止めてメインスタンドを立

てます。(車を垂直にする)2 ~ 3 分後、オイルが安定してからオイルレベル

ゲージを外します。レベルゲージ部をきれいにふいてオイル注入口に(ねじ込ま

ないで)差し込み、もう一度取り出してオイル量を点検します。

要 点オイル量がフルレベルとロアレベルの間にあれば適切です。

3. オイル量がロアレベル以下のときは、オイル注入口から補給します。(推奨エン

ジンオイルについては、7-4ページ参照)4. オイルレベルゲージをオイル注入口に

差し込み、確実に締めます。

JAU62351

エンジンオイルの交換時期

定期交換時期の前でも、エンジンオイルの汚れが著しいときやエンジンオイルが薄茶色

に濁っているときは、早めにエンジンオイルを交換してください。汚れや濁りの程度につ

いては、ヤマハ販売店にご相談ください。JWA11861

走行後など、しばらくの間はマフラーやエ

ンジンなどが熱くなっています。 ヤケドに注意してください。

油脂類の廃液は、法令(公害防止条例)で適切な処理を行うことが義務づけられて

います。ヤマハ販売店にご相談ください。

JCA12261

化学添加剤は一切加えないでください。補給時に、オイル注入口からゴミなどが入

らないように注意してください。オイルをこぼしたときは、布などでよくふ

きとってください。

要 点エンジンオイル交換表示“OIL CHANGE”は

回路の確認のため、走行距離に関係なくメインスイッチを ON にすると一旦表示されます。

エンジンオイル交換表示“OIL CHANGE”が表示されたら、早めにヤマハ販売店でオイ

ル交換を受け、エンジンオイルトリップメーターとエンジンオイル交換表示をリ

セットしてください。リセットせずにそのまま走行しますと、交換時期がずれてしま

います。(3-5 ページ参照)

1. オイル注入口

2. オイルレベルゲージ

3. フルレベル

4. ロアレベル

1

23

4

初回:

1 か月点検時または 1000 km 時

2 回目:

4000 km 時

3 回目以降:

4000 km 走行ごと、または 1 年ご

エンジンオイル量:0.90 L

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点検整備

6-4

6

JAU30664

ファイナルギヤオイルの交換時期

ファイナルギヤオイルの交換は、ヤマハ販売

店で行ってください。

JAU30691

エンジンのかかり具合、異音の点検エンジンがすみやかに始動し、スムーズに回転するかを点検します。

エンジンから異音がしないかを点検します。

初回:1 か月点検時または 1000 km 走行

2 回目以降:

10000 km 走行ごと

定期交換時オイル量:0.15 L

推奨オイル:

ヤマルーブ ギヤオイル

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点検整備

6-5

6

JAU44194

低速、加速の状態の点検低速、加速の状態の点検前に以下の点検を行ってください。

エンジンを停止した状態でスロットルグリップをゆっくり回し、引っ掛かりがなくスムーズに作動することと、手を離したと

きにスロットルグリップがスムーズに戻ることを点検してください。また、ハンド

ルを左右にいっぱいに切った状態でも同じ点検を行ってください。

スロットルケーブルに劣化や損傷などがないか点検してください。また、取り付け

の状態も点検してください。スロットルケーブルには、ゴムカバーが取

り付けられているものがあります。ゴムカバーが確実に取り付けられていることを

確認し、洗車時にはゴムカバーに直接水をかけないようにしてください。ゴムカバー

の汚れがひどい場合には、水で濡らして固くしぼった布などでふき取ってください。

JWA15531

ケーブル、ワイヤー類に異常があるときは、

早めにヤマハ販売店にご相談ください。異常がある状態で使用を続けると、重大な事故や

ケガ、トラブルの原因となります。

アイドリングがスムーズに続くかを点検します。

スロットルグリップを徐々に回してエンジンを加速したとき、スロットルグリップもエ

ンジンもスムーズに回るかを走行などして点検します。このとき、エンジンストール

(エンスト)やノッキングなどが起きたら、ヤマハ販売店で点検・整備を受けてください。

JAU20071

冷却水JAU30723

冷却水量の点検

要 点冷却水量の点検は、エンジンが冷えた状態

で、車を平坦なところで垂直にして行ってください。

リカバリータンク内の冷却水量が、フルレベルとロアレベルの範囲内にあるかを点検し

ます。

冷却水がロアレベル以下のときは、以下を参

照して補充してください。JAU30805

冷却水のつくりかたヤマルーブロングライフクーラントと水道水を 1 対 1 で混ぜ合わせます。

JWA11882

クーラントには毒性がありますので、取り扱いには充分注意してください。

1. リカバリータンクキャップ

2. リカバリータンク

3. フルレベル

4. ロアレベル

3 4

2

1

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点検整備

6-6

6

目に入ったとき

水で充分に洗い流してから、医師の治療を受けてください。

皮膚や衣類についたときすみやかに水洗いした後、セッケン水で

洗ってください。飲んだとき

すぐにおう吐させ、医師の治療を受けてください。

JCA12112

混ぜ合わせに使用する水は水道水を使用し、

井戸水や塩分の含まれた天然水は使用しないでください。

JAU74870

冷却水の補充リカバリータンク内の冷却水量を点検し、液

面がロアレベルより下にあるときは、冷却水をフルレベルとロアレベルの中間まで補充

します。1. カバー A を取り外します。(6-2 ページ

参照)

2. リカバリータンクキャップを外し、冷却水をフルレベルとロアレベルの中間ま

で補充します。

3. リカバリータンクキャップ、カバーA を

取り付けます。

要 点冷却水の補充は、エンジンが冷えた状態で

行ってください。

JCA12121

フルレベル以上は入れないでください。

冷却水の交換は、ヤマハ販売店で行ってください。

1. リカバリータンクキャップ

2. リカバリータンク

3. フルレベル

4. ロアレベル

3 4

2

1

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点検整備

6-7

6

JAU67174

エアクリーナーエレメント、V ベルトフィルターエレメントエアクリーナーエレメントは 20000 km 走行ごとに交換してください。V ベルトフィル

ターエレメントは10000 km走行ごとに点検、清掃してください。ただし、ほこりの多い場

所や湿気の多い場所を走行する機会が多い場合は、上記よりも短い距離で交換または点

検、清掃を行ってください。

エアクリーナーエレメントの交換1. メインスタンドを立てます。2. スクリューを外し、エアクリーナーケー

スカバーを取り外します。

3. エアクリーナーエレメントを取り外し

ます。

4. 新しいエアクリーナーエレメントをエ

アクリーナーケースに取り付けます。5. エアクリーナーケースカバーを取り付

け、スクリューを締め付けます。

JCA11951

エアクリーナーエレメントがエアクリー

ナーケースに正しく装着されていることを確認してください。

エアクリーナーエレメントを取り付けないままエンジンを始動しないでください。

エンジンの故障の原因となります。

ブローバイガス還元装置のブリーザードレンホースの清掃

1. ブリーザードレンホースを点検し、汚れや水がたまっていないか確認します。

2. 汚れや水があった場合は、ブリーザードレンホースを取り外して清掃し、元に戻

します。

V ベルトフィルターエレメントの清掃1. メインスタンドを立てます。2. スクリューを外し、V ベルトフィルター

ケースカバーを取り外します。

1. エアクリーナーケースカバー

2. スクリュー

1. エアクリーナーエレメント

2

21

1

1. ブローバイガス還元装置のブリーザードレンホース

1. V ベルトフィルターケースカバー

2. スクリュー

1

2

2

1

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点検整備

6-8

6

3. Vベルトフィルターエレメントを取り外

します。

4. Vベルトフィルターエレメントをきれい

な灯油で洗浄し、軽くしぼります。JWA12251

ガソリンや引火性の高い洗浄剤は引火のお

それがありますので、使用しないでください。

5. 布切れなどでVベルトフィルターエレメ

ントを包み、乾かします。6. Vベルトフィルターエレメントの損傷を

点検します。損傷している場合は交換します。

7. ヤマルーブフィルターオイルをVベルトフィルターエレメントの表面全体に塗

布してから、布切れなどで包み、しぼります。

8. VベルトフィルターエレメントをVベル

トフィルターケースに取り付けます。JCA13031

V ベルトフィルターエレメントは確実に装着

してください。

9. Vベルトフィルターケースカバーを取り

付け、スクリューを締め付けます。

V ベルトケースチェックホースの清掃

1. V ベルトケースチェックホースを点検し、汚れや水がたまっていないか確認し

ます。2. 汚れや水があった場合は、V ベルトケー

スチェックホースを取り外して清掃し、元に戻します。

1. V ベルトフィルターエレメント

1

1. V ベルトケースチェックホース

1

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点検整備

6-9

6

JAU65360

タイヤ

空気圧

タイヤ接地部のたわみ状態により空気圧が不足していないかを点検します。たわみ状態

が異常なときは、タイヤゲージで点検し、正規の空気圧にしてください。

空気圧はタイヤが冷えているときに測定してください。

この車はチューブレスタイヤを装着しています。

要 点タイヤの空気圧は徐々に低下します。見た

目には不足していることが判りにくいタイヤもあり、少なくとも 1 か月に一度はタ

イヤゲージを使用して空気圧の点検を行ってください。

空気圧の確認は、タイヤが冷えているときに行ってください。走行後はタイヤが暖

まっており、空気圧が高くなります。

JAU28642

タイヤの亀裂、損傷の点検タイヤの接地面や側面に著しい亀裂や損傷がないかを点検します。

この車はチューブレスタイヤを装着しています。タイヤの接地面や側面に釘、石、その

他の異物が刺さったり、かみ込んだりしていないかを点検し、異常があったときはヤマハ

販売店で点検・整備を受けてください。

要 点道路の縁石などにタイヤ側面を接触させたり、大きなくぼみや突起物を乗り越したとき

は、必ず点検してください。

JAU28701

タイヤの異常な摩耗タイヤの接地面が異常に摩耗していないかを点検します。

JAU28775

タイヤの溝の深さタイヤの溝の深さをウェアインジケーター

で点検します。ウェアインジケーターがあらわれたら、タイヤを交換してください。

要 点ウェアインジケーターはタイヤの溝が

0.8mm になるとあらわれます。

安定したコーナリングや操縦性などを確保して安全な走行を行うため、タイヤの溝

には充分注意してください。一般的に二輪車のタイヤは溝の深さが前輪 1.6mm、後輪

2.0mm 以下になりましたら交換をおすすめします。

タイヤ空気圧(冷間時):1 名乗車:

前輪:200 kPa (2.00 kgf/cm²)

後輪:225 kPa (2.25 kgf/cm²)

2 名乗車:

前輪:200 kPa (2.00 kgf/cm²)

後輪:225 kPa (2.25 kgf/cm²)

1. 異物(釘、石など)

2. ウェアインジケーター(摩耗限度表示)

3. 亀裂、損傷

1

2

3

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点検整備

6-10

6

JWA11914

タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤ

を使用し、前後とも同じ銘柄のものを使用してください。指定タイヤ以外のタイヤや

前後で異なった銘柄のタイヤを使用すると、操縦安定性に影響をおよぼすおそれが

ありますので使用しないでください。過度にすり減ったタイヤの使用や不適正

な空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原因となることがあります。取扱説明書に記載された空気圧を守り、過度にすり

減ったタイヤは交換してください。タイヤに異常があると、操縦安定性に影響

をおよぼしたりパンクの原因になります。異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・

整備を受けてください。

JAU62331

ブレーキレバーの遊び、きき具合の点検

ブレーキの遊びの点検<フロントブレーキ>フロントブレーキレバーの遊びは、無調整式です。

<リヤブレーキ>

ブレーキレバーを軽く握り、抵抗を感じるまでのレバー先端部の遊びが規定の範囲にあ

るかを点検します。遊びが 20 mm を超えている場合は、ヤマハ販売店で点検・整備を受

けてください。

JWA14212

ブレーキレバーの引き具合がやわらかく感じられるときは、ブレーキ油圧システムの中

に空気が混入しているおそれがあります。ブレーキ油圧システムの中に空気が混入した場合は、ヤマハ販売店でエア抜きを行ってく

ださい。ブレーキ油圧システムの中に空気が混入すると、ブレーキの性能を低下させ事故

の原因となります。

ブレーキのきき具合の点検乾いた路面を走行し、フロントブレーキ、リヤブレーキを別々に作動させたときのきき

具合を点検します。

タイヤサイズ:

前輪:90/80-14M/C 43P

後輪:130/70-13M/C 57P

指定タイヤ:前輪:

IRC/SCT-003後輪:

IRC/SCT-003

1. 遊び

リヤブレーキレバーの遊び:10.0–15.0 mm

1

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点検整備

6-11

6

ブレーキのきき具合が悪いときは、ヤマハ販

売店で点検・整備を受けてください。JWA11761

走行して点検するときは、交通状況に注意

し、低速で走行しながら行ってください。

JAU74820

パーキングブレーキのきき具合パーキングブレーキをかけ、車を押してパーキングブレーキのききが充分であるか点検

します。パーキングブレーキのききが不充分なときは、ヤマハ販売店で点検・整備を受けてください。

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点検整備

6-12

6

JAU29601

ブレーキパッドの点検ブレーキパッドの摩耗の状態を点検します。摩耗したブレーキパッドは、ヤマハ販売店で

交換してください。<フロントブレーキ>

ブレーキパッドのインジケーター溝がなく

なったら交換してください。<リヤブレーキ>

ブレーキパッドのインジケーターとブレー

キディスクのすき間がなくなったら交換してください。

JAU44232

ブレーキ液量の点検

<フロントブレーキ>

<リヤブレーキ>

ブレーキリザーバータンクキャップ上面を水平にして、リザーバータンク内の液量がロ

アレベル以上にあるかを点検します。JWA12151

ブレーキ液の減りが著しいときは、ブレーキ

系統の液漏れが考えられます。 販売店で点検・整備を受けてください。

1. インジケーター溝

1. インジケーター

11

1

1. ブレーキリザーバータンクキャップ

2. リザーバータンク

3. ロアレベル

1. ブレーキリザーバータンクキャップ

2. リザーバータンク

3. ロアレベル

3

1

2

3

21

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点検整備

6-13

6

JAU31197

ブレーキ液の補給1. マスターシリンダーのまわりをきれい

にし、異物がタンク内に入らないように

します。2. スクリューを外し、キャップとダイヤフ

ラムブッシュ、ダイヤフラムを取り外し

ます。3. ブレーキ液をロアレベル以上補給しま

す。

4. ダイヤフラムのかみ込みに注意してキャップを取り付け、スクリューを締め

付けます。

JWA12072

ブレーキ液は、銘柄や性能が異なるものを混入しないでください。銘柄や性能が異な

るブレーキ液を混入すると、ブレーキのきき具合やブレーキ系統の部品に悪影響を

与えるおそれがあります。ブレーキ液を補給するときは、リザーバー

タンク内にゴミや水が混入しないようにしてください。

液面はブレーキパッドの摩耗と共に下

がってきます。 液が早く減少するようでしたら、ヤマハ販売店で点検・整備を受けて

ください。ブレーキ液は安全のために 2 年ごとに交換

してください。

JCA12331

ブレーキ液の補給は、入れすぎに注意してください。入れすぎると、ダイヤフラムな

どを取り付けたときに、あふれます。ブレーキ液が塗装面やプラスチック、ゴム

類に付着すると部品が腐食することがあります。付着したら、すぐにふき取ってく

ださい。

1. リザーバータンク

2. スクリュー

3. キャップ

4. ダイヤフラムブッシュ

5. ダイヤフラム

6. ブレーキ液

指定ブレーキ液:ヤマルーブ ブレーキフルード BF-4 (DOT-4)

2 3 45

16

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点検整備

6-14

6

JAU43562

バックミラー

バックミラーの脱着のしかた右バックミラーは左ネジです。右バックミ

ラーを取り外すときは、右バックミラー取り付けナットを時計回り(a)方向に回し

てゆるめ、ミラーを同方向に回して取り外します。

左バックミラーは右ネジです。左バックミラーを取り外すときは、左バックミラー取り付けナットを反時計回り(b)方向に回

してゆるめ、ミラーを同方向に回して取り外します。

バックミラーの取り付けは、取り外しと逆の手順で行います。

JAU28621

車体各部の給油脂状態の点検車体各部の給油脂状態が充分であるかを点検します。

異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・整備を受けてください。

1. 左バックミラー

2. 右バックミラー

3. 左バックミラー取り付けナット

4. 右バックミラー取り付けナット

1

(b) (a)

2

3 4

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点検整備

6-15

6

JAU28762

バッテリー

バッテリーの点検この車のバッテリーは密閉式です。

バッテリー液の補充、点検は不要です。バッテリーに異常があるときは、ヤマハ販売

店で点検・整備を受けてください。バッテリーターミナル部に汚れや腐食があ

るときは、バッテリーを取り外して清掃します。

JWA11811

バッテリーは引火性ガス(水素ガス)を発生

しますので、取り扱いを誤ると爆発し、ケガをすることがあります。次の点を必ず守って

ください。火気厳禁です。ショートやスパークさせた

り、タバコなどの火気を近づけないでください。 爆発のおそれがあります。

補充電は風通しのよいところで行ってください。

ガソリン、油、有機溶剤などを付着させないでください。電そう割れの原因となるこ

とがあります。落下などの強い衝撃を加えないでくださ

い。

バッテリー液は希硫酸です。皮膚、目、衣服などに付着すると、重大な傷害を受ける

ことがあります。子供の手の届くところに置かないでくだ

さい。応急手当

万一、バッテリー液が皮膚、衣服などについたときはすぐに多量の水で洗い流して

ください。目に入ったときは、すぐに多量の水で洗い

流し、医師の治療を受けてください。

JCA12142

このバッテリーは密閉式の 12V です。このバッテリーは液入り充電済です。液量

点検および補水は必要ありません。補充電には、密閉式バッテリー専用充電器

を使用してください。くわしくはヤマハ販売店にご相談ください。

長期間ご使用にならないときは、3 か月ご

とに補充電してください。バッテリーを交換するときは、必ず同型式

のバッテリーを使用してください。

JAU74810

バッテリーの取り外し1. メインスイッチを OFF にします。2. シートを開けます。(3-13 ページ参照)3. カバー A を取り外します。(カバーの取

り外しは 6-2 ページ参照)4. バッテリーバンドを取り外します。

5. -(マイナス)側リード線を外し、次に+(プラス)側リード線を外します。

6. バッテリーを取り外します。

バッテリーの取り付け取り付けは、取り外しと逆の手順で行います。

JAU29411

ターミナル部の清掃バッテリーターミナル部に汚れや腐食があ

るときは、やわらかいブラシなどで清掃します。また、白い粉がついているときは、ぬる

ま湯を注いでよくふき取ります。

1. -リード線

2. +リード線

3. バッテリーバンド

4. バッテリー

1

4

2

3

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点検整備

6-16

6

JAU74670

ヒューズ交換ヒューズボックスは、シートの下にあります。(3-13 ページ参照)

ヒューズが切れた場合は、以下のように交換します。

1. メインスイッチを OFF にします。2. シートを開けます。(3-13 ページ参照)

3. 図のようにヒューズボックスカバーを取り外します。

1. ターミナル

1

1. ヒューズボックス

2. ABS モーターヒューズ

1. メインヒューズ 22. ABS ソレノイドヒューズ

3. メインヒューズ

4. ABS コントロールユニットヒューズ

5. シグナルヒューズ

6. DC ターミナルヒューズ 1 (DC ジャック)

7. スペアヒューズ

2

1

7

1 2 3 4 5 6

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点検整備

6-17

6

4. 切れたヒューズを外し、規定アンペア数

の新しいヒューズを取り付けます。

5. メインスイッチを ON にし、装置が正し

く作動することを点検します。6. ヒューズを交換してもすぐに切れると

きは、ヤマハ販売店で電気系統の点検を受けてください。

7. ヒューズボックスカバーを取り付け、シートを閉めます。

JCA12862

交換するヒューズは、指定されている容量のヒューズを使用してください。指定容量

を超えるヒューズを使用すると、配線の過熱や焼損の原因になります。

電装品類(ライト、計器など)を取り付け

るときは、車種ごとに決められている「ヤマハ純正部品」を使用してください。それ

以外のものを使用すると、ヒューズが切れたり、バッテリーあがりを起こすことがあ

ります。洗車時ヒューズボックスのまわりに水を

強く吹き付けないでください。漏電や短絡(ショート)の原因になります。

1. ヒューズボックスカバー

1

規定ヒューズ:

DC ターミナル 1:2.0 A

メイン :15.0 A

メイン 2:7.5 A

シグナル :7.5 A

ABS モーター :30.0 A

ABS ソレノイド :30.0 A

ABS コントロールユニット :7.5 A

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点検整備

6-18

6

JAU29444

灯火装置および方向指示灯の点検1. メインスイッチを ON にします。2. テールランプ、ブレーキランプなどの灯

火装置や方向指示灯の点灯・点滅具合が良好かを点検します。

3. エンジンを始動し、ヘッドライトの点灯

状態が良好かを点検します。4. レンズなどに汚れや損傷がないかを点

検します。点灯しないときはヒューズを点検(6-16 ペー

ジを参照)し、異常がないときは電球を交換してください。

JCA12063

電球は、指定されているワット数・規格のもの(8-1 ページ「製品仕様」を参照)を使用

してください。指定以外のものを使用すると、球切れ、作動不良などの原因となります。

JAU29571

運行において異常が認められた箇所の点検運行中に異常を認めた箇所について、運行に支障がないかを点検します。

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点検整備

6-19

6

JAU62361

こんなときはこんなときは、ヤマハ販売店にご相談される前に次のことを調べてください。

エンジンが始動しないときは?次の項目を確認してください。

1. メインスイッチは ON になっていますか?

2. ガソリンはありますか?燃料計にてガソリン量を確認してください。

燃料計の1セグメントと燃料残量警告表示が点滅しているときはフューエルタ

ンクのガソリン残量が少なくなっています。最寄りのガソリンスタンドで給油

してください。3. リヤブレーキレバーを握ってスター

タースイッチを押しましたか?4. スロットルグリップを回さずにスター

タースイッチを押しましたか?5. サイドスタンドを使用していません

か?以上のことを確認してから、5-1 ページの方

法でエンジンをかけなおしてください。

スターターモーターが回らないときは?スタータースイッチを押してもスターターモーターが回らないときは、次の項目を確認

してください。1. メインスイッチは ON になっています

か?

2. リヤブレーキレバーを握ってスタータースイッチを押しましたか?

3. サイドスタンドを使用していませんか?

以上のことを確認してもスターターモーターが回らないときは、・・・・

ヒューズ切れが考えられます。6-16 ページを参照してヒューズを点検してください。

ヒューズに異常がないときは、早めにヤマハ販売店で点検・整備を受けてください。

ランプ類が点灯しないときは?次の順序で確認してください。

1. メインスイッチが ON になっていますか?

2. 各スイッチを作動させていますか?

3. エンジンは始動できますか?

以上のことを確認してもランプ類が点灯しないときは、・・・・

ヒューズ切れが考えられます。6-16 ページを参照してヒューズを点検してください。

ヒューズに異常がないときは、ランプ自体の球切れが考えられます。「製品仕様」の

ページの規格に合わせて、同じものと交換してください。

JCA12063

電球は、指定されているワット数・規格のもの(8-1 ページ「製品仕様」を参照)を使用

してください。指定以外のものを使用すると、球切れ、作動不良などの原因となります。

走行中にエンジンが止まったときは?ガソリンはありますか?燃料計でガソリン量を確認してください。燃

料計の 1 セグメントと燃料残量警告表示が点滅しているときはフューエルタンクのガソ

リン残量が少なくなっています。最寄りのガソリンスタンドで給油してください。

上記のことを確認してから、5-1 ページの方法でエンジンをかけなおしてください。

走行中、V ベルト交換表示 “V-BELT” が表示されたときは?早めに、ヤマハ販売店で V ベルトを交換してください。

交換後、リセット操作を行って V ベルト交換表示を消灯させます。(3-5 ページ参照)

JCA12531

V ベルトを交換しないまま走行すると、走行不能となるなど、故障の原因となります。

走行中、エンジンオイル交換表示 “OILCHANGE” が表示されたときは?早めに、ヤマハ販売店でエンジンオイルを交換してください。(推奨エンジンオイルにつ

いては、7-4 ページ参照)交換後、リセット操作を行ってエンジンオイ

ル交換表示を消灯させます。(3-5ページ参照)

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点検整備

6-20

6

JCA12311

オイル交換をしないまま走行すると、エンジ

ンが故障する原因となります。

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お車の手入れ

7-1

7

JAU35124

いつまでも車を長持ちさせるために、お手入れをしてください。

すみずみまで掃除すれば、普段気付かない異常箇所や摩耗が発見でき、故障の予防にもな

ります。

マット塗装(ツヤ消し塗装)のお手入れお車によってはマット塗装が施されています。マット塗装部分のお手入れをするとき

は、以下の点に注意してください。JCA13084

洗車などでブラシは使用しないでくださ

い。塗装を傷つけることがあります。ワックスがけはしないでください。外観が

変化することがあります。

コンパウンドは使用しないでください。マット塗装の表面が研磨されて、光沢がで

ることがあります。

JAU27976

洗車雨天走行後など、車が汚れたときは早めに洗車してください。車をサビやキズから守りま

す。中性洗剤を使用して洗車した後、充分に水

洗いします。洗車後は柔らかい布で水分を

よくふきとります。洗車後、必要に応じて各部にグリースなど

を注油してください。車の塗装面保護のため、ワックスがけをし

てください。(マット塗装部分を除く)

JWA11931

洗車はエンジンが冷えているときにしてください。

洗車後、ブレーキのききが悪くなることがあります。ききが悪いときは、前後の車に

充分注意しながら低速で走行し、ききが回復するまで数回ブレーキを軽く作動させて、ブレーキの湿りをかわかしてくださ

い。ブレーキディスクやパッドにワックスや

グリースなどの油脂類をつけないでください。ブレーキがきかなくなり、事故の原

因になることがあります。

JCA12214

エアクリーナーや電装品などに水が入ら

ないように注意してください。故障の原因になります。

ワックス:

ユニコンカークリーム

UBB8J0J0.book Page 1 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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お車の手入れ

7-2

7

マフラー内部に水がたまると、始動不良や

サビの原因になることがあります。洗車時はビニール袋をかけるなどして、内部に水

が入らないようにしてください。ヘッドライト、メーターパネル、カバーな

どのプラスチック部品にガソリンやブレーキ液、アルカリ性および強酸性のク

リーナー、その他の溶剤などがかかると、ヒビ割れなどの原因になりますので注意してください。また、コンパウンドの入っ

たワックスは、表面を傷つけますので使用しないでください。

ウインドシールド、ヘッドライトレンズ、メーターレンズ、カウル、パネルなどのプ

ラスチック部品やマフラーは、清掃のしかたを誤ると外観を損ねたり損傷したりし

ます。まず、柔らかくて清潔な布やスポンジを使用し、水洗いしてください。もし、

汚れが充分に落ちないときは、少量の中性洗剤を水で薄めて清掃してください。中性

洗剤を使用して清掃した後は、大量の水で洗剤を完全に洗い落としてください。洗剤

の成分が残っていると、プラスチック部品が損傷するおそれがあります。

高圧洗車機やスチーム洗浄機は使用しな

いでください。水が侵入し、故障の原因となることがあります。

要 点洗車後、雨天走行後、または湿度が高い天候のときなど、ヘッドライトのレンズが曇るこ

とがあります。このような曇りは、ヘッドライトを短時間点灯することで自然に取れま

す。

JAU27991

キャストホイールの取り扱い

日常のお手入れ清掃は中性洗剤を使用し、スポンジで水洗い

します。(工業用洗剤、みがき粉、クレンザー、金属

タワシなどは、傷がつくので使用しないでください。)

洗車後は、乾いた布などで水分をよくふきとってください。長期間お手入れをしませんと、表面だけでな

く内部まで腐食します。手遅れにならないように、お手入れをしてください。

JWA11951

変形したり、損傷したキャストホイールは、修正して使用しないでください。変形した

り、損傷したときは、ヤマハ販売店にご相談ください。

JCA12221

縁石などに乗り上げるときは、キャストホイールのリムが傷つきやすいので注意してください。

アルミは塩分に弱く腐食しやすいので、海岸付近や凍結防止剤をまいた道路などを

走った後は、すぐに水洗いをしてください。

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お車の手入れ

7-3

7

JAU28051

ウインドシールドの取り扱い

使用上の注意走行前、各部が確実に取り付けてあるか、

取り付けにガタがないかなどを点検してください。

ウインドシールドの清掃は、キズをつけないように中性洗剤を使い、柔らかい布かス

ポンジで水洗いします。洗車後は、柔らかい布などで水分をよくふきとってください。

JWA11981

ウインドシールドとメーターフードの間に物を置くと、視界を妨げたり、運転操作に影

響を与えることがあります。 物を置かないでください。

JCA12231

ウインドシールドにガソリンやブレーキ液、アルカリ性および強酸性のクリー

ナー、その他の溶剤などがかかると、ヒビ割れなどの原因になりますので注意してください。

ヒビ割れのあるウインドシールドは使用しないでください。

JAU35912

保管のしかた車はできるだけ敷地内に保管し、屋外に駐車するときはボディーカバーをかけてくださ

い。なお、ボディーカバーはエンジンやマフラーが冷えてからかけてください。

JCA13111

長期間お乗りにならないときは、以下のこと

を守ってください。保管する前にワックスがけをしてくださ

い。(マット塗装部分を除く)サビを防ぐ効果があります。

バッテリーを取り外し、充電器で満充電に

した後、湿気のない涼しい場所に保管してください。また、バッテリーの劣化を抑え

るため、3 か月ごとに補充電を行ってください。

長期保管後の走行前には、バッテリーの充電、および各部の点検をしてください。

※ 補充電については、ヤマハ販売店にご相談ください。

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お車の手入れ

7-4

7

JAU28085

アフターケア用品についてヤマハ車には、ヤマハ純正用品をご使用ください。大切なお車の寿命は、使用するオイル

の品質により大きく左右されます。また、お車の手入れにも、ヤマハ純正用品をご使用いただくことをおすすめします。

JAU28114

ヤマルーブプレミアムシンセティック長期間安定した粘度特性を保ち、高い潤滑性能を発揮させるため、優れたせん断安定性能を実現。また、高温となるエンジン内でのオ

イルの酸化をハイレベルに抑制。高回転、高負荷下でも高い油膜保持性能を発揮するオ

イルです。

ヤマルーブスポーツ高せん断安定性と同時に、高い低蒸発性を実現。オイル消費を抑え、高速走行、ロング

ツーリングなど過酷な条件下でも優れた性能を発揮するオイルです。

ヤマルーブスタンダードプラス清浄性、高温酸化安定性を実現。温度に左右

されない粘度特性を持ち、過酷な条件にも適しています。カジュアルなタウン走行から、

タフな業務使用まで対応するオイルです。

エンジンオイル以外のオイルや、その他の油脂液類については、下の URL を入力してホー

ムページを参照するか、「ヤマハ バイク オイル」というキーワー

ドで検索してください。

UBB8J0J0.book Page 4 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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製品仕様

8-1

8

寸法 :全長 :

1980 mm全幅 :

750 mm全高 :

1210 mmシート高 :

765 mm軸間距離 :

1350 mm最低地上高 :

165 mm重量 :

車両重量 :165 kg

分布荷重(前):82 kg

分布荷重(後):83 kg

車両総重量 :275 kg

分布荷重(前):109 kg

分布荷重(後):166 kg

乗車定員 :2 名

性能 :定地燃費(国土交通省届出値):

43.4 km/L/60 km/h最小回転半径 :

2.5 m最高出力 :

11 kW (15 PS)/8000 r/min最大トルク :

14 Nm (1.4 kgf-m)/6000 r/minエンジン :

行程 :4 ストローク

冷却方式 :水冷

動弁機構 :SOHC

気筒数 :単気筒

総排気量 :155 cm³

内径 x行程 :58.0 × 58.7 mm

圧縮比 :10.5 : 1

エアフィルターエレメント :湿式ろ紙

クラッチ形式 :乾式 , 遠心 , シュー

変速機形式 :V ベルト式無段変速

始動方式 :セルフ式

車体 :フレーム形式 :

アンダーボーンキャスター :

20.0 度トレール :

67 mmトレッド :

385 mmステアリングシステム :

ハンドル切れ角(左):39.0 度

ハンドル切れ角(右):39.0 度

燃料 :種類 :

無鉛レギュラーガソリンフューエルタンク容量 :

7.2 Lユニファイドブレーキ :

作動方式 :リヤブレーキ連動式

フロントブレーキ :ブレーキ形式 :

油圧式ディスクブレーキパッド厚さ :

5.8 mm使用限度 :

1.0 mm指定ブレーキフルード :

BF-4 (DOT-4)リヤブレーキ :

ブレーキ形式 :油圧式ディスクブレーキ

UBB8J1J0.book Page 1 Tuesday, November 6, 2018 6:39 PM

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製品仕様

8-2

8

パッド厚さ :5.3 mm

使用限度 :0.8 mm

指定ブレーキフルード :BF-4 (DOT-4)

フロントサスペンション :種類(前):

テレスコピックスプリング :

コイルスプリングショックアブソーバー :

オイルダンパーホイールトラベル(前):

90 mmリヤサスペンション :

種類(後):ユニットスイング

スプリング :コイルスプリング

ショックアブソーバー :オイルダンパー

ホイールトラベル(後):90 mm

フロントタイヤ :種類 :

チューブレスサイズ :

90/80-14M/C 43Pメーカー / 銘柄 :

IRC/SCT-003リヤタイヤ :

種類 :チューブレス

サイズ :130/70-13M/C 57P

メーカー / 銘柄 :IRC/SCT-003

動力伝達機構 :1 次減速比 :

1.0002 次減速比 :

10.208 (56/16 x 35/12)変速比 :

2.306–0.725 :1エレクトリカル :

電圧 :12V

点火方式 :TCI

バルブワット数x 個数 :ヘッドライト :

LEDブレーキ / テールランプ :

LED方向指示灯(前):

10.0 W × 2方向指示灯(後):

10.0 W × 2番号灯 :

5.0 W × 1メーター灯 :

LEDマーカーランプ :

LED方向指示器表示灯 :

LEDヘッドライト上向き表示灯 :

LED冷却水温警告灯 :

LEDABS 警告灯 :

LEDエンジン警告灯 :

LEDエコ表示灯 :

LEDエンジンオイル :

推奨オイル :ヤマルーブ プレミアムシンセティッ

ク、スポーツ、スタンダードプラスエンジンオイル量 :

オイル交換時 :0.90 L

ファイナルギヤオイル :推奨オイル :

ヤマルーブギヤオイルオイル量 :

0.15 L冷却水容量 :

リザーブタンク(FULL レベルまで):0.25 L

ラジエターと全ての経路 :0.46 L

UBB8J0J0.book Page 2 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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製品仕様

8-3

8

ケーブルとレバーの遊び :リヤブレーキレバー遊び :

10.0–15.0 mmスロットルグリップ遊び :

3.0–7.0 mmタイヤ空気圧(冷間時):

1 名乗車 :前輪 :

200 kPa (2.00 kgf/cm²)後輪 :

225 kPa (2.25 kgf/cm²)2 名乗車 :

前輪 :200 kPa (2.00 kgf/cm²)

後輪 :225 kPa (2.25 kgf/cm²)

バッテリー :バッテリー型式 :

YTZ7Vバッテリー容量 :

12 V, 6.0 Ah (10 HR)スパークプラグ :

メーカー / 型式 :NGK/CPR8EA-9

プラグギャップ :0.8–0.9 mm

ヒューズ容量 :メイン :

15.0 Aメイン 2:

7.5 ADC ターミナル 1:

2.0 Aシグナル :

7.5 AABS モーター :

30.0 AABS ソレノイド :

30.0 AABS コントロールユニット :

7.5 A

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ユーザー情報

9-1

9

JAU36642

二輪車を廃棄する場合は?

廃棄を希望する場合は?廃棄を希望される二輪車がある場合は、お近

くの「廃棄二輪車取扱店」にご相談ください。

廃棄二輪車取扱店とは?一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の登録販売店で、広域廃棄物処理指定業指定店

として登録されているお店が「廃棄二輪車取扱店」です。廃棄二輪車を適正処理するため

の窓口として、店頭に「廃棄二輪車取扱店の証」が表示されています。

リサイクル費用とは?廃棄二輪車を適正に処理し、再資源化する費

用です。二輪車リサイクルマークが車体に貼付されている二輪車は、リサイクル費用を

メーカー希望小売価格に含んでいますので、リサイクル料金はいただきません。

ただし、リサイクル費用には運搬および収集料金は含まれていませんので、廃棄二輪車取

扱店または指定引取場所までの運搬・収集料金は、お客様の負担になります。運搬・収集

料金につきましては、廃棄二輪車取扱店にご相談ください。

二輪車リサイクルマークの取り扱いこの車には、下図の位置に二輪車リサイクル

マークが貼付されています。

廃棄時に二輪車リサイクルマークの有無を

確認しますので、絶対に剥がさないでください。二輪車リサイクルマークは、剥がれや破

損による再発行、部品販売の取り扱いはございません。

剥がれや破損でリサイクルマーク付き対象車かどうかが不明の場合は、下記へお問い合

わせください。

廃棄二輪車に関するお問い合わせについて廃棄二輪車に関するお問い合わせは、最寄り

の「廃棄二輪車取扱店」、または下記のホームページへお願いします。

ヤマハ発動機(株) 二輪車リサイクルシステムhttp://www.yamaha-motor.co.jp/mc/recycle/公益財団法人 自動車リサイクル促進セン

ターホームページhttp://www.jarc.or.jp/motorcycle/

1. 廃棄二輪車取扱店の証

1

1. 二輪車リサイクルマーク

1

UBB8J0J0.book Page 1 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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ユーザー情報

9-2

9

JAU28392

サービスマニュアル(別売)の紹介サービスマニュアルには、点検・調整や分解・組立の方法を写真やイラストを用いて説明

してあります。車の概要や構造を理解するためにご利用ください。

サービスマニュアルのご注文は、ヤマハ販売店で受けております。部品番号をお知らせく

ださい。

JAU50235

車両情報

モデルラベルパーツオーダー、アフターサービスなどに使

用します。モデルラベルは、あなたの車を正確に特定す

るための情報をコード化したものです。ご相談の際には、車名およびモデルラベルの内容

を正確にご連絡ください。モデルラベルは、トランク内に貼り付けてあります。

JAU50501

車台番号

MWS150-A サービスマニュアル 部品

番号:

QQS-CLT-000-BB8

1. モデルラベル

あなたの車の情報を記入し、控えにして

ください。車名は

TRICITY MW150Aモデルラベル

製品仕様を示しています。

○カラーリングを示しています。

1. 車台番号

1

1

UBB8J0J0.book Page 2 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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ユーザー情報

9-3

9

ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用

します。詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ

さい。JAU50511

原動機番号

ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用します。

詳しくは、お買い求めの販売店にご相談ください。

JAU50521

型式認定番号

ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用

します。詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ

さい。JAU51111

キー番号キーを紛失または破損して、補修用のキーを注文するときに使用します。

詳しくは、お買い求めの販売店にご相談ください。

JAU73861

故障診断コネクター

この車には故障診断コネクターが搭載されています。

JAU74841

車両情報の記録に関してこの車両に搭載されているコンピューター

は、故障診断や調査、開発を目的として、車両情報を記録しています。

記録された情報は、車両の点検や修理の際にヤマハ車専用の故障診断ツールを接続した

場合に限り、ヤマハに送信されます。

モデルによって異なりますが、記録される主な情報は次のとおりになります。

車両の状態やエンジンの使用状況排気ガスに関する情報

記録された情報は、次の場合を除き第三者へ

開示されることはありません。

1. 原動機番号

1. 型式認定番号

1

1

1. キー番号

キー番号記入欄:

1. 故障診断コネクター

1

1

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ユーザー情報

9-4

9

お客様の同意をいただいた場合

法的に求められた場合ヤマハが裁判で使用する場合

車両や個人を特定することなく、ヤマハが統計調査などに使用する場合

UBB8J0J0.book Page 4 Friday, April 22, 2016 9:51 AM

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10-1

10

索引

あアクセサリーボックス....................... 3-15あなた自身と同乗者のために ............. 1-1アフターケア用品について ................. 7-4

いイグニッションサーキットカットオフシステム ........................ 3-17

うウインドシールドの取り扱い ............. 7-3運行において異常が認められた箇所の点検........................................ 6-18

えエアクリーナーエレメント、

V ベルトフィルターエレメント........ 6-7ABS ..................................................... 3-11エンジンオイル .................................... 6-3エンジン始動 ........................................ 5-1エンジンのかかり具合、

異音の点検.......................................... 6-4か加速と減速 ............................................ 5-2型式認定番号 ........................................ 9-3カバーの取り外し、取り付け ............. 6-2環境・住民の方との調和のために...... 1-6

きキーシャッター .................................... 3-3キーの取り扱い .................................... 3-1キー番号................................................ 9-3キャストホイールの取り扱い ............. 7-2

け警告灯と表示灯 .................................... 3-3原動機番号 ............................................ 9-3

こ故障診断コネクター............................. 9-3こんなときは ...................................... 6-19コンビニフック .................................. 3-14

さサービスツール .................................... 6-2サービスマニュアル(別売)の

紹介 ..................................................... 9-2サイドスタンド .................................. 3-16

しシート ................................................. 3-13車体各部の給油脂状態の点検 ........... 6-14車台番号................................................ 9-2車両情報................................................ 9-2車両情報の記録に関して ..................... 9-3

書類入れ ..............................................3-14すスタータースイッチ .............................3-9スタンディングハンドル ...................3-16

せ洗車 ........................................................7-1

たタイヤ ....................................................6-9

ち駐車 ........................................................5-4

てDC コネクター ....................................3-20DC ジャック  ....................................3-19低速、加速の状態の点検 .....................6-5点検整備の実施.....................................6-1

と灯火装置および方向指示灯の点検 ....6-18トランク ..............................................3-15

なならし運転 ............................................5-4

に日常点検箇所/点検内容 .....................4-1日常点検の実施.....................................4-1二輪車を廃棄する場合は?..................9-1

ね燃料 ......................................................3-13

はパーキングブレーキのきき具合 ........6-11パーキングブレーキレバー................3-10バックミラー.......................................6-14発進 ........................................................5-2バッテリー ..........................................6-15ハンドルスイッチ .................................3-8

ひヒューズ交換.......................................6-16

ふファイナルギヤオイルの交換時期 ......6-4フューエルタンクキャップ................3-12ブレーキ ................................................5-3ブレーキ液の補給 ...............................6-13ブレーキ液量の点検 ...........................6-12ブレーキパッドの点検 .......................6-12ブレーキレバーの遊び、きき具合の点検 ................................6-10

フロントブレーキレバー .....................3-9

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索引

10-2

10

へヘッドライト上下切り替え

スイッチ .............................................. 3-8ほホーンスイッチ..................................... 3-9方向指示器スイッチ ............................. 3-8保管のしかた ........................................ 7-3歩行者と他の車のために ..................... 1-5

まマルチファンクションメーター .......... 3-5

めメインスイッチ..................................... 3-1

もモデルラベル ........................................ 9-2

りリヤブレーキレバー ...........................3-10

れ冷却水 .................................................... 6-5

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DIC183

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