mRNAの5’ および3’ 末端を 標的とした翻訳抑制技術 …...AAAAAAAAAA I—NA Wada...
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mRNAの5’および3’末端を 標的とした翻訳抑制技術の開発
大阪大学大学院
工学研究科 生命先端工学専攻
核酸制御(陽進堂)共同研究講座
特任教授 和田 忠士
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従来技術とその問題点
従来技術で効果的なアンチセンス核酸をスクリーニングすると
数多くの候補分子を対象にした実験を実施する 必要があり、煩雑で高コストの作業を伴う。
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新技術の特徴・従来技術との比較 • 従来のアンチセンス法では網羅的試験で有効な配列を探す
必要がある。本技術では、mRNAの5’端と3’端に対する二つ、
またはそれらを連結したアンチセンス核酸を用いることで、あらゆる遺伝子を効率的に抑制できる。
• 本技術は、疾患に関連するあらゆるmRNAに適応できる。従
来の低分子医薬品・タンパク質製剤では治療不可能であった疾病の原因遺伝子のmRNAも標的として含まれ、成長性が見込まれる。
• アンチセンス核酸の分子設計を簡略化できる。スクリーニングに要する多大な労力を削減でき、コストダウンにつながる。
• 本技術の適用により、設計箇所を限定できる。開発速度が飛躍的に上昇する。
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想定される用途
• 種々の疾患関連mRNAへの適応
• 新規メカニズムによる遺伝子発現抑制法の開発
• リンカー部分とアンチセンス核酸の組み合わせによる多様なニーズへの対応
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実用化に向けた課題
• 種々のmRNAで検証する必要がある。
• モデル動物を用いた検証実験が必要である。
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企業への期待
• モデルマウス作製・評価の技術を有する、企業との共同研究を希望する。
• 核酸医薬品を開発中の企業、あるいはDDS開発中の企業の方と共同し、本技術の普及速度を上げたい。
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本技術に関する知的財産権
• 発明の名称 :翻訳抑制方法および翻訳抑制剤出願番号 :特願2015-078049
• 出願人 :国立大学法人大阪大学および 株式会社陽進堂 • 発明者 :和田忠士、渡邉肇、高田遼平 真門剛毅、北村彩佳
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お問い合わせ先
大阪大学産学連携本部 総合企画推進部
コーディネータ 西嶋 政樹
TEL 06-6879-4206
FAX 06-6879-4208
e-mail contact@uic.osaka-u.ac.jp