MISUMI-VONA -...
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本日のセミナーの内容
1.オイルフリースクロールコンプレッサとは
2.御提案事例①~⑤
3.最後に
オイルフリースクロールコンプレッサとは
オイルフリースクロールコンプレッサとは
スクロールコンプレッサは旋回スクロールが旋回する事で空気を圧縮します。エアコンや冷蔵庫などにも使用され、低騒音、低振動という特徴を持っています。
オイルフリースクロールコンプレッサは1991年に世界で初めてアネスト岩田が発売して以降、世界中のお客様にご使用いただいております。
実際の御提案事例から、スクロールコンプレッサの特徴をご紹介させていただきます。
御提案事例①
ゴム製造業A社様
お客様の現状(電力測定による調査)
A社様ではオイル式スクリューコンプレッサ15kW×2台を、購入した当時の設定のまま並列設置で使い続けていました。
このコンプレッサの制御は吸込み絞り弁式なので、エアー消費量が現象しても消費電力が下がりません。更に工場エアーの使用量が少ない時間帯でも2台が同じような稼働率で動いていました。
A社様の現状
エア消費量100%の時
消費電力100%
エア消費量60%の時
消費電力88%
吸込み絞り弁式制御とは
吸込み絞り弁方式は一般的なスクリューコンプレッサに使用される方式で、吸込み口の弁を絞る事で、圧縮する空気の量をコントロールする方式です。吸込み口を絞ったときでもモーターは回りっぱなしなので、空気を吐出しなくても70%程度の電力を消費します。
アネスト岩田の御提案
オイルフリースクロールコンプレッサSLP-220E+空気タンク+減圧弁(0.6MPaに調圧)を導入。
エア消費量100%の時
消費電力100%
エア消費量60%の時
消費電力100%消費電力12.8%
A社様御提案後の状況
○試算詳細
<試算条件>年間運転時間:4,000h/年電力単価:15円/kWh平均空気消費量:2.76m3/min(max16m3/minに対して60%)
1.従来のスクリューコンプレッサ15kW×2台の年間電気代消費電力:17kW×2台×88%=29.9kWスクリューの年間電気代:29.9kW×4000h/年×15円/kWh=1,794,000円/年
2.スクロールコンプレッサ導入後の年間電気代①スクリューの消費電力:17kW×1台×100%=17kW②スクロールの消費電力:27.4kW×1台×17.0%=4.67kW(※17%=460÷2700L/min)
導入システムの電気代:(17+4.67kW)×4000h/年×15円/kWh≒1,300,000円/年
3.コストダウン金額
1,794,000 - 1,300,000 =494,000円/年
SLP-220Eはスクロール3.7kW×6台の組み合わせなので、モーターの発停が可能!
システム導入イニシャルコスト:2,550,000円
スクリュー導入コスト(計画):1,100,000円
イニシャルアップ額:2,550,000-1,100,000=1,450,000円
コストダウン金額:494,000円/年
メンテナンスコスト削減:93,000円/年
イニシャルアップ額償却年数:1,450,000÷(494,000+93,000)≒2.5年
御提案事例②
自動車部品製造業 B社様
台数制御版
運転
運転
運転
運転停止緊急事態
バックアップ
御提案事例③
金属加工業 C製作所様
スクリューコンプレッサの構成
レシプロコンプレッサの構成
圧縮機本体
吐出し口 タンク
アフタークーラー
スクロールコンプレッサ内部構成スクリューコンプレッサ内部構成
スクリューコンプレッサとスクロールコンプレッサの電気代試算
スクリューコンプレッサの電気代=消費電力×消費動力率×電力単価×年間稼働時間
スクロールコンプレッサの電気代=消費電力×電力単価×年間稼働時間
1000 L/min 855 L/min
400 L/min 400 L/min
9.1 kW 7.4 kW
15 円/kWh 15 円/kWh
4000 h 4000 h
447,720 円/年 207,719 円/年
37,310 円/月 17,310 円/月
-82.0%
40%
年間稼働時間
年間電気代
月刊電気代
47%
スクリューコンプレッサスクロールコンプレッサ
電力単価
平均消費空気量
消費電力
コンプレッサ吐出空気量
平均空気消費率
消費動力率
御提案事例4
プラスチック製造業 D社様
御提案事例5
板金加工業 E社様
ブースターコンプレッサとは
スクロールコンプレッサ ブースターコンプレッサ
Air0.7MPa
Air1.4MPa
最後に
スクロールコンプレッサはその特徴から、お客様の改善活動にお役に立てます。
ですが、まだまだスクロールコンプレッサのメリットを御存じないお客様は多いのが実態です。
ぜひ、今回の提案事例を元にお客様に御提案を行ってみてください。