GCPでいい感じにしてたら請求が跳ね上がっちゃった

西原 慎也2019/07/10

自己紹介

株式会社ピアラに2016年新卒入社 新卒4年目

映画部 部長 おすすめは「ミュウツーの逆襲」

担当業務 Google Cloud Platform(GCP)を活用した開発・運用 レガシーシステムのコンテナ化(Docker/Kubernetes)によるリアーキテクト

取り組みの状況

半年間でGCPのコストを約60%削減😊

半年間のGCP料金グラフ

Kubernetesを用いてリアーキテクト

本日話すこと話さないこと レガシーシステムのリアーキテクト CI/CD環境の再構築

話すこと 失敗したこと 失敗の原因 どのように改善したか 改善した結果

詳細は懇親会 or

資料公開予定

料金

時間

あるプロジェクトのコスト

1ヶ月の料金グラフ

うまくいっていたはずだった

とある金曜日

モニタリング環境を構築した

GCPのドキュメントを見ながら進めて簡単に導入 モニタリングデータの取得 → Prometheusのnode-exporter入れれば簡単! GCPとの連携 → Stackdriver Monitoringに送ればOK!

連携できてる! おつかれさまでした!😊

週明け

週明けのGCPコスト

料金

時間

約10倍に😨

なんで?

原因の調査

課金の内訳からStackdriver Monitoringが原因と判明

Stackdriver Monitoringのドキュメントを読んだ データ量で課金が発生する

データ取得の設定 ドキュメント通り進めていたため、デフォルトの設定

改善した点

取得するデータ量の削減 データ項目数: 200k → 6k (97%削減) データ取得頻度: 15s → 5m (20分の1) デフォルトからデータ量を1/700に減らした

データ量に対してアラートを設定 同じことをしないように仕組み化

🙅デフォルトダメゼッタイ$

改善した結果週明けすぐに気づけたことが不幸中の幸い

気づかずに進めていたらモニタリングだけで月120万円請求されていた

なぜ防げなかったか

GCPのドキュメント通り進めていた 課金に関する記述がなかった

リソースやコストに対する意識 いい感じにできたように見えて、満足してしまった プロジェクトの規模は小さく、料金の心配はないだろうという先入観

さいごに

会社紹介

株式会社ピアラ マーケティングコミットカンパニー ビューティ&ヘルス領域に特化 従業員数 約115名 2018/12/11 東証マザーズ上場

ピアラでできること

大規模なデータがある B&H領域に特化したマーケティングデータ

システムを新しい技術に置き換えることができる インフラでもアプリ面でも負はいくつもある

今がいいタイミング! 会社が受け入れてくれる状況になっている

一緒に会社を変えましょう!😄