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西A R C O C A S E C A S E C A S E A N D M O R E 70 第二回彩りの京都「かみぎょう」フォトコンテスト最優秀賞 立本寺の桜 ( 撮影 水田 正治郎 ) 上京区のお宝を発掘するフリーペーパー 平成27年度にホームページ「上京ふれあいネット『カミング』」で取材した内容から抜粋してお届けします

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目次

都ライト実行委員会

特集

地域と学生たち

同志社大学ボランティア支援室

学生スタッフ

234556677

河和田アートキャンプ

京都Xキャンプ

与謝野・美山

留学生と地域

イベントレポート

学区の役員さんにお話を聞こう

新春特別歴史シンポジウム

応仁の乱〜今輝け東陣を訪ねて〜

ホームページ

「上京ふれあいネット『カミング』」

上京区民まちづくり活動支援事業

戦後 

西陣空襲を聞く

ARCO

CASE

CASE

CASE

Aお知らせ

NDMORE

70

地域と学生たち

特集

第二回彩りの京都「かみぎょう」フォトコンテスト最優秀賞 立本寺の桜 ( 撮影 水田 正治郎 )

上京区のお宝を発掘するフリーペーパー平成27年度にホームページ「上京ふれあいネット『カミング』」で取材した内容から抜粋してお届けします

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1

地域と学生たちきっかけは様々、だけどハマる、だから成長できる

 

京都は大学が多いまちである。学生の多く

は大学、サークルや部活、アルバイトといっ

たいわゆる一般的な学生生活を楽しんでいる

のかもしれない。しかし、一般的な学生生活

では飽き足らず、自身が輝ける活動を求めさ

まよう学生たちもいる。上京区内には、そん

な学生たちが生き生きと活躍できる団体が複

数ある。団体は地域に入り、地域の住民と関

係性をもって地域の力となる。

 

ありきたりな学生生活では到底経験できな

いこと、社会に出る前に学ぶからこそ実感す

る自身の成長、授業じゃない、単位もでない、

だからこそ学生自身の熱量、本気度が自らを

変え、地域を変える。

 

大学や専門の枠を飛び越えた活動に、学生

たちはどうやって出会い、参加するきっかけ

を見つけたのか。実際に参加したことが彼ら

にどういう影響をもたらしたのか。そして、

参加した彼らだからこそ、彼らの活動にいま

だ出会えていない学生たちに伝えたいこと、

実際に団体に所属する学生たちに取材し、彼

らの思いを聞いた。紙面上の限りがあるため、

インタビューの詳細はホームページ『カミン

グ』をご覧ください。

ホームページ『カミング』 記事

○「都ライト実行委員会:町家を照らして地域とともに文化を伝える」

○「同志社大学ボランティア支援室学生スタッフARCO~大学と地域の架け橋となる学生たちが思うこと」

○「河和田アートキャンプ /京都 Xキャンプ与謝野・美山~農村のありのままを受け入れ時間・関係・場所をデザインする活動」

地域と学生たち

河和田アートキャンプ facebook のページより

特集

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2

嶋本 

別の学生イベントで先輩から

紹介された。熱い口調で楽しそうに

話す先輩を見て、絶対に楽しいに違

いないと思った。町家というのも自

身の専攻と関係があるのでちょうど

良いかとも。

吉原 

嶋本さんと同じインターン先

で、嶋本さんから紹介された。町家

を使ったイベントとライトアップと

いうのが楽しそうだと感じて参加し

た。

嶋本 

役割を担い活動したことが自

身の強みを引き出してくれた。ぶつ

かっていく勇気が自身の強みと自覚

したことが大きな成長だと思う。2

年間突っ走ってきた活動が生活その

ものになったし人生で一番大きい。

やらなければいけないことを見つ

け、やりたいことを形にする、とい

うことを出来るようになったのは都

ライトのおかげ。

吉原 

劣等感があったが、スキルが

生かせて自信がついた。ちょっとで

も楽しそうと思ったり、興味がある

ことは取りあえずやってみれば新し

い世界が見える、という勇気が持て

た。仕事でも初めてのことでも想像

がつかなくてもやってみることが重

要であると。

嶋本 

最初は会議で飛び交う言葉の

意味が分からず戸惑った。進捗って

なに?と。先輩から少しずつ教わっ

たからやってこられた。ところが、

代表になるとそれまでの景色と違

い、全体を見る必要が出てきた。文

字通り死ぬ気で頑張ったおかげで当

日を迎え、やっとメンバーの一体感

を得た。地域の人同士、お客さんと

地域の人、学生と地域の人がつな

がっていくのが感じられ、笑顔がた

くさん見られたことが本当にうれし

かった。

吉原 

協賛を得るため地域に説明を

したり電話でアポイントをとったり

と、学生がする活動を大きく超えて

いた。広報担当としては授業で学ん

だイラストレーションやフォト

ショップのスキルが多いに生き、チ

ラシやポスター作りに貢献できた。

都ライト実行委員会

 「都ライト」は上京区で開催する町家のライトアップイベントであり、実行委員会は京都市内を中心とする有志の学生約 30 名で構成する。上京区内の西陣付近深くに入り込むイベントは地域の方々の認知度も高い。代表の嶋本愛弓さん(京都府立大学生命環境学部環境デザイン学科)と広報担当の吉原美都さん(京都女子大学家政学部生活造形学科)に聞いた。

参加したきっかけは

参加してみて

成長したと思うこと

嶋本 

言葉に言い表すのは難しい

が、なにか気になることがあるなら

とにかく来てほしい。真剣に取り組

んで充実している学生たちの熱量を

感じてもらえる。そこで何か感じる

ものがあれば参加してほしい。

吉原 

せっかく京都にいるならば、

京都らしい文化や地域の思いに触れ

てほしい。それらを仲介して良さを

発信するのが都ライトだと思う。

少しでも興味を持ってくれた方へ

お問合せ

都ライト実行委員会http://miyako-light.anewal.net/

〒602-0059京都市上京区実相院町156 ANEWAL Gallery 内TEL/075-431-6469 FAX/075-950-3240 MAIL/[email protected] TW/@miyako_light

2016年度実行委員募集中!詳しくはホームページへ!

告知!

Case1

地域と学生たち

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少しでも興味を持ってくれた方へ

〒602-0023京都市上京区烏丸通上立売下ル御所八幡町103TEL/075-251-3236 FAX/075-251-3099 MAIL/[email protected]://volunteer.doshisha.ac.jp/(2016年 4月 1日公開)

参加してみて

北浦 

専攻とも関係するため、地域

にかかわる活動がしたいと入学当初

から思っていたが見つけられないで

いた。2年次生になる直前に学生支

援課へ相談に行きA

RCO

の存在を

知った。説明会で話を聞いて参加を

決めた。

山口 

世界を旅した友人から、現地

でボランティア活動する日本人に出

会ったという話を聞いて、自身もボ

ランティア活動に興味を持った。自

分でもできることはないかと思って

いた時に、ARCO

のチラシを見つけ、

説明会に参加した。

北浦 

大学組織に属するので、大学

の予算、立場上の制限等はあるが、

大学組織の一員という経験は普通の

学生団体ではできるものではない。

地域の方や区役所とのやり取りを通

して顔が見える関係性を築いてきて

おり、普通の学生生活では出会えな

い人たちに出会えた。

山口 

現在の姿になるまで紆余曲折

を経ているがA

RCO

は組織として

まだ新しく、発展途上の団体である

という点で、まだまだ団体内の決め

事など組織の文化を作っている途中

である。難しさはあるが、作り上げ

るやりがいがある。地域の方とのか

かわりの中で、歴史ある地域のこと

をより深く知ることができた。どう

いう思いを持った人たちが住んでい

るのかわかり、ますます地域に興味

が出た。

山口 

団体の知名度が地域の中で上

がるにつれ、自分が組織の一員であ

ること、また個人と団体の立ち位置

の切り分けを学ぶ経験ができた。

北浦 

地域の方から見られていると

いうこともあり、自分が同志社大学

生であるという自覚が非常に大きく

なった。代表として人前で話すこと

も多く、徐々に経験を積んでいる。

ARCO同志社大学ボランティア支援室学生スタッフ

 同志社大学の学生の力を活かしたボランティア活動を通じて、地域と大学をつなぐことを目的に、学生のボランティア活動の普及推進や活動支援、企画運営を行っている。学部を横断した約 15 名がメンバーとして現在活動中。代表の北浦真成さん(社会学部社会学科)と副代表の山口祐貴さん(法学部法律学科)に話を聞いた。

参加したきっかけは

成長したと思うこと

北浦 

学生、大学職員、地域の方、

区役所、まちづくりにかかわる人と

あらゆる人とのつながりが持て、自

身のコミュニティが広がる。学生の

うちに多様な人とかかわることは、

社会の見方・価値観に大きな影響を

与えてくれる。

山口 

大学組織の一員として活動す

ることは他の学生団体では経験でき

ない。考える視点・幅が広がり組織

感覚が身につく。身につくスキルを

考えると、社会に出た時のアドバン

テージは非常に大きいと思う。

お問合せ同志社大学ボランティア支援室 (今出川 )

2016年4月開室同志社大学 ボランティア支援室!~さぁ、でかけよう。 新しいジブンと世界に出会う旅へ~

ボランティア支援室は、あなたの「チャレンジ」を応援します!

告知!

アルコ

Case2

地域と学生たち

寒梅館 夏まつりで上京クイズを企画したARCOメンバーと子どもたち

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4

少しでも興味を持ってくれた方へ

 

知るきっかけは人によってまちま

ちだが、先輩、兄弟姉妹の口コミ、

4月の大学内や新入生歓迎会をきっ

かけとする人は多いようだ。大学の

カラーに合わせたPRであったり、

普通の学生団体と違ってプロジェク

トの専門性が高いため、自身の学科

だけでは学べないような変わったこ

とをしているところに興味を持った

人もいる。5月に実施の活動各地を

巡る「満喫ツアー」に参加し、楽し

くて気づいたらメンバーになってい

ることも。

 

学内だけの活動だと、価値観が近

い人としか付き合いができない。し

かしアートキャンプ/

Xキャンプは

芸大生や自分とは思考回路の違う

人、地域の人、 

〜 

代の人など、

普通の学生生活だと話す機会も持て

ない人たちの熱い思いを感じながら

人間関係や人生経験について学べ

る。単位の出る授業でなく有志の集

まりだからこそ、自分の将来に真剣

に向き合いながら活動している。ま

た、プロジェクトを形にする過程で

自身の専門性がフィールドで生か

せ、人に伝わるにはどうしたらよい

のかなど、大いに考えることがあっ

た。三団体の横のつながりもあり、

お互いの近況報告、アイデアなどの

情報交換などでより多くの学生同士

が密に知り合うようになった。

 

団体をまとめる代表をすることで、

複数あるプロジェクト全体を俯瞰し

てみる視点が備わった。様々な価値

観を持つ人と知り合うことで、多様

な考え方を受け入れ、自身のアイデ

アの引き出しも増えたし、伝えたい

人(地域、行政等)に伝わる方法を

考える力、プレゼン力がついた。

 

一人ひとりこの活動で得られるこ

とは違うだろうが、経験値があがり

レベルアップすることは間違いな

い。思い描いたことを実現させる経

験は単なる思い出ではなく、人生経

験、社会経験となる。ともに過ごす

仲間や地域の人たちとは家族に近い

感覚になり、自身にとっての帰る場

所が増える。大学を卒業しても楽し

さは継続するし、思いもよらない経

験、出会いは何よりも刺激的でもあ

る。やらされるんじゃない、自分で

何をやるかを考える。そんな経験が

できるところである。

参加したきっかけは

参加してみて

成長したと思うこと

お問合せ

株式会社応用芸術研究所〒602-0824 京都市上京区一真町67TEL/050-1276-1376(担当:片木) MAIL/[email protected]

左から、京都Xキャンプ与謝野

前列(2015年度代表)川上典子さん

後列(2016年度代表)山根圭太さん

中央、河和田アートキャンプ

前列(2015年度代表)大村つづみさん

後列(2016年度代表)田中健太さん

右、京都Xキャンプ美山

後列(2015年度代表)赤木和輝さん

前列(2016年度代表)大畑真依子さん

河和田アートキャンプ /京都Xキャンプ与謝野・美山

 理系・文系・芸術系等、大学や学部を越えた学生が共同する地域プロジェクト型の団体。彼らは各々が学ぶ専門性を活かしながら、地域社会に向けた活動を行っている。福井県鯖江市河和田地区/京都府与謝郡与謝野町/京都府南丹市美山町。そして、京都市上京区をフィールドに、農村での生活や年間を通した地域住民との交流を基に持続性と、関係性を考えた約20プロジェクトを展開。現在 23 大学、180名を束ねる3地区新旧学生代表6名に話を聞いた。

30

50

2016年度活動メンバー募集中!家族みたいな一生の仲間ができる場です。

告知!

かわだ

エックスCase3

地域と学生たち

京都Xキャンプの facebook ページから

ふかん

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5

ユニークな競技がいっぱい

 

樽ころがしリレー、ムカデ競争

大人も本気でおもしろい!

漫画で読んだラジオ体操を、

 

実際に見られて楽しい!

 

温かく留学生を迎え入れる地域

のやさしさに感動しました。これ

からからの多文化共生社会づくり

について、この事例から学べるこ

とがたくさんあると感じました。

 

上京区民ふれあいまつり201

5では、区内在住の外国人にもっ

と地域を身近に感じてもらいたい

と「上京区の国際化を考える会」

が外国人もまつりを楽しめる餅つ

き等のブース体験やステージ企画

をしました。

 

少子化が進む中、留学生の参加

がたくさんあって、運動会がすご

く盛り上がって楽しい。

 

よく遊ぶ留学生のお兄ちゃん

が、いつも日本語で話してくれる。

さつき寮が好き!

  

月の秋空のもと、 

回目

を迎える滋野体育祭が開かれ

ました。勘兵衛町からは留学

宿舎「きょうと留学生オリエ

ンテーションセンター」さつ

き寮の留学生総勢  名が参

加し、祖国にはない「地域の

体育祭」を満喫しました。

 

子ども・孫世代に地域活動を伝え、地元への愛着をもっ

てもらえるよう地域活動の運営に携わっていらっしゃる「学

区の役員さんにお話を聞こう」というテーマで、地域の中

学生がまちレポさんと一緒に取材した記事を紹介します。

 

西陣学区住民福祉協議会の会長・藤林

宏さんと副会長の奥野くに子さんに、奥

野早紀さん(中学生)がお話を聞きまし

た。親子三世代での暮らし等で培われて

きた地域のつながりは西陣ならではの特

色です。今後も西陣の良さが引き継がれ

ていくために、学生さんと協力して地域

の行事を進めようという熱い呼びかけも

ありました。

 

堀川中立売の西側エリア(聚楽学区)

で活動されている聚楽市政協力委員連絡

協議会会長の木村匡さんに、櫻井嘉騎く

ん(中学生)がお話を聞きました。木村

さんが小さかった頃の話を交えて、聚楽

学区がどんな地域か、地域活動の取組・

課題等を聞くうちに、櫻井君自身地域活

動に参加するお父さんへの視点も変わった

そうです。

留学生と地域

留学生が見た

住民と楽しむ

留学生のいいね!

大学生:取材を終えて

留学生・外国人と

地域のふれあいは・・他にも

地域のひとのいいね!

子どもたちのこえ

滋野区民体育祭

大学生 奥野早紀さん

大学生 櫻井嘉騎くん

10

6040

学区の役員さんに

お話を聞こう

 

家族が地域役員とし

て活動する姿をずっと

見てきました。私も時

期がきたら地域に関わ

れたらと思いました。

 

西陣学区を良くした

いという熱い思いに、

心打たれました。

 

地域役員さんの活動を

知る良い機会になりまし

た。僕自身もっと積極的

に地域に関わっていきたい

と思います!

 

聚楽学区の活動を知

り、地域交流への若者

世代の巻込みが大切だ

と感じました。

第1弾

西陣学区・藤林さんと奥野さん

第2弾 

聚楽学区・木村さん

カミング 滋野体育祭 で検索詳しくは

カミング 学区役員 で検索詳しくは

AND MORE

「カミング」には他にも留学生や中学生、大学生と

地域との関わりをとりあげた記事がいっぱいあります。

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6

 

オープニングに、京都市考古資料館の山本雅和

さんから応仁の乱の勃発、戦場の推移等詳細なご

説明がありました。市街地戦だったので、戦場は

広くはなかったものの、橋など激戦地があり多く

の方が亡くなったようです。また、相国寺境内が

広く、かえって激戦を繰り広げられて焼失した話

など、興味深いエピソードに定員を遥かに超える

来場者が耳を傾けました。

 

国際文化政策研究教育学会員の古武博司さん、

上京シナリオ探訪研究会会長の豊田博一さんから

は、東陣の認識、洛中洛外図屏風からみる東陣の

位置等の詳しいお話がありました。

 

西陣は織物産業の産地、ブランド化したことで

名前が定着し有名になりましたが、当時は東陣こ

そ政治文化の中心地でした。時の権力者が集まる

場所であり、あえて東陣という名称をPRする必

要もなかったという見解で、大変興味深いシンポ

ジウムでした。

 

第二次世界大戦が終わって 

年。

京都の空襲はあまり聞かれませんが、

本当はあった空襲の一つ「西陣空襲」

について、京都市立二条中学校1年

の生徒たちが、語り部の磯崎幸典さ

んに聞きました。普段暮らす地域で

当時起きた事実に衝撃を受けながら、

磯崎さんの思いを感じとっていました。

 

西陣空襲の記憶をとどめ、地域

の方や体験者の方々に

犠牲者へ

の慰霊を捧げていただこうと有志

の方の発案で式典が開かれまし

た。上京区の辰巳公園には、西陣

で空襲があったことを示す碑があ

ります。

 

当日は、あいにくの雨の中、た

くさんの方の参列がありました。

戦争体験を後世の人へ正確に伝え

ていくための大切な時間・場所の

共有になりました。

戦後70年西陣空襲を聞く

新春特別歴史シンポジウム 応仁の乱~今輝け東陣を訪ねて

西陣空襲の語り部

 

当時  

歳。勤務地の京都

大学内から空襲を見て、家

に帰るもその惨状

に言葉を

失った。「本当にあったこと

を伝えたい」という思いで

西陣空襲の語り部を始めた。

二条中学校 1年生

二条中学校 1年生

西陣空襲犠牲者

慰霊献花祭

2015・6・ 

辰巳公園

70

17

磯崎 幸典さん

 空襲のほかにも、戦時中の話を色々と聞きました。戦争はもう二度としてはいけないと思います。磯崎さんの話を友達に伝えていきたいと思った。

 私が住んでいるこんな近くで空襲があったなんて、びっくりした。爆弾の破片を見て、その重さ大きさに落ちてきた時を想像してとても怖かった。

26

右 ) 上京探訪MAP下 ) シンポジウムの様子

カミング 西陣空襲 で検索詳しくは

カミング 東陣 で検索詳しくは

AND MORE

《イベントレポート》 2016.2.13 @ 上京区総合庁舎

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7

ホームページ「上京ふれあいネット『カミング』」のご紹介 http://www.kamigyo.net/

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上京区のまちの「宝物」を一緒に探しにいきませんか?

 上京ふれあいネット「カミング」は、上京区に暮らすひと、通うひと、このまちを好きなひとが、情報を共有して交流を深めるために立ち上げられた、上京区のまちの「宝物」を紹介するホームページです。 区内で開催されるイベント情報はもちろん、注目スポット紹介や、職人さんや活動団体の方へのインタビュー記事等、上京区の魅力あふれる情報が満載です。

 「カミング」では、区民レポーター「まちレポ」の方が中心に記事を作成しています。インタビューアー、カメラマン、レポーター、オブザーバーなど関わり方は様々です。取材を通じて知り合ったまちレポや学生等がつながり「能舞台フェスタ in 今宮御旅所」など新しい取組も生まれています。 現在掲載中の 150以上の記事は、地域にお住まいの方や大学生をはじめ、小・中学生、外国人留学生等、様々な方によって書かれたものです。ご興味のある方はぜひお問合せください。

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 上京の魅力をPRするためにがんばってるMOW!

お問合せ先:上京区役所地域力推進室 総務・防災担当 (Tel:075-441-5029 Mail:[email protected])

上京区民まちづくり活動支援事業 上京区役所では、平成 24年度から区内で行われる区民やNPO、事業者等の方々の自発的、主体的なまちづくり活動に対して、活動初動期に必要な経費の一部を補助するなどの支援を行う「上京区民まちづくり活動支援事業」を実施しています。

 上京区総合庁舎1階ロビーで、平成 27年度まちづくり活動支援事業に採択された16団体の活動報告ポスターの展示を行います。ぜひ、ご覧ください。

 住みよいまちを目指して、地域課題の解決やまちの魅力の向上、地域コミュニティの活性化等に向けた取組を始めてみませんか?4月 1日 ( 金 ) から5月 16日 ( 月 ) まで、平成 28年度の対象事業を募集中です。

詳しくは上京区役所地域力推進室総務・防災担当(℡075-441-5029)へお問合せください。

日時:4月 15日 ( 金 ) ~ 28 日 ( 木 ) 午前9時~午後9時 ( 土、日、祝日及び最終日は午後5時まで )場所:上京区総合庁舎1階ロビー

※4月28日 (木 )午後6時30分からは、ポスターセッション(団体による取組発表等)があります。

カミング で検索

デザイン:重本晋平 編集:上京ふれあいネット「カミング」企画会議 発行:京都市 上京区役所、上京ふれあいネット運営協議会 印刷物番号 273258 号平成 28年 3月発行

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