JIS Z 7253 (2012) LaserForm® Maraging Steel...
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1. 化学品及び会社情報
化学品の名称 : LaserForm® Maraging steel
化学品の詳細 : マルエージング鋼粉末
供給者情報
会社名 : 3Dシステムズ・ジャパン株式会社
住所 : 〒150-6027 東京都渋谷区恵比寿4-20-3
恵比寿ガーデンプレイスタワー27階
電話番号 : 03-5798-2500
メールアドレス : [email protected]
緊急連絡電話番号 : 03-4520-9637 – Chemtrec
製造者情報
会社名(アメリカ合衆国) : 3D Systems, Inc.
住所 : 333 Three D Systems Circle
Rock Hill, South Carolina アメリカ合衆国
電話番号 : 803.326.3900
800.793.3669 (アメリカ合衆国内無料通話)
メールアドレス : [email protected]
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緊急連絡電話番号 : 800.424.9300 – Chemtrec
会社名(英国) : 3D Systems Europe Ltd.
住所 : Mark House, Mark Road Hemel Hempstead
Herts HP2 7 英国
電話番号 : +44 144-2282600
メールアドレス : [email protected]
緊急連絡電話番号 : +1 703.527.3887 – Chemtrec
会社名(オーストラリア) : 3D Systems / Australia
住所 : 5 Lynch Street Hawthorn, VIC 3122
電話番号 : +1 03 9819-4422
メールアドレス : [email protected]
緊急連絡電話番号 : +(61) 29037.2994 – Aus Chemtrec
推奨用途及び使用上の制限
推奨用途 : 3D Systems DMP(Direct Metal Printing)用
使用上の制限 : 推奨用途以外の使用不可
2. 危険有害性の要約
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GHS分類
物理化学的危険性
可燃性固体 : 分類できない
自然発火性固体 : 分類できない
自己発熱性化学品 : 分類できない
水反応可燃性化学品 : 分類できない
健康に対する有害性
急性毒性(経口) : 区分外
呼吸器感作性 : 区分1
皮膚感作性 : 区分1
発がん性 : 区分2
特定標的臓器毒性-単回ばく露 : 区分 1(呼吸器、腎臓)
区分 3(気道刺激性)
特定標的臓器毒性-反復ばく露 : 区分 1(呼吸器、心血管系、甲状
腺、血液系)
環境に対する有害性
水生環境有害性(長期間) : 区分2
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オゾン層への有害性 : 分類対象外
上記で記載がない危険有害性は、「分類対象外」または「分類できない」。
GHSラベル要素
絵表示又はシンボル :
注意喚起語 : 危険
危険有害性情報 : H334: 吸入するとアレルギー、喘息又は呼吸困難を起こす
おそれ
H317: アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ
H351: 発がん性のおそれの疑い
H370: 呼吸器、腎臓の障害
H335: 呼吸器への刺激のおそれ(粉体を取り扱う場
合)
H372: 長期にわたる、又は反復ばく露による呼吸器、心
血管系、甲状腺、血液系の障害
H411: 長期継続的影響により水生生物に毒性
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注意書き
安全対策 : P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。
P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わない
こと。
P260: 粉じん/煙(ヒューム)を吸入しないこと。
P264: 取扱後は手をよく洗うこと。
P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしない
こと。
P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。
P272: 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
P273: 環境への放出を避けること。
P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用
すること。
P284: 【換気が不十分な場合】呼吸用保護具を着用する
こと。
応急措置 : P302+P352: 皮膚に付着した場合: 多量の水と石けん
で洗うこと。
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P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移
し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
P308+P311+P313: ばく露又はばく露の懸念がある場
合:医師に連絡して、医師の診断/手当てを受けること。
P312+P314: 気分が悪いときは、医師に連絡して、医師
の診断/手当てを受けること。
P333+P313: 皮膚刺激又は発しんが生じた場合: 医
師の診断/手当てを受けること。
P342+P311: 呼吸に関する症状が出た場合:医師に連
絡すること。
P362+P364: 汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合に
は洗濯をすること。
P391: 漏出物を回収すること。
保管 : P405: 施錠して保管すること。
廃棄 : P501: 内容物/容器を国際/国/都道府県/市町村の規則
に従って廃棄すること。
他の危険有害性 : 粉じん爆発の危険性がある。
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取扱い時や加工時に粉体が発生した場合、その物理的作
用から眼、皮膚、鼻、喉に対して刺激性がある。
その他の情報 : 特定化学物質 第2類物質 コバルト
危険物 第2類 可燃性固体 金属粉
3. 組成及び成分情報
単一物質・混合物の区別 : 混合物(合金)
化学名又は一般名 : マルエージ鋼粉末
成分 CAS番号 濃度又は濃度範囲 (%)
官報公示整理番号
鉄 7439-89-6 48.5 – 79.5 該当せず ニッケル 7440-02-0 10 – 30 該当せず コバルト 7440-48-4 7 – 13 (中央値10%) 該当せず モリブデン 7439-98-7 3 – 7 該当せず チタン 7440-32-6 0.5 – 1.5 該当せず
濃度範囲で記載されている場合は、秘密保持の目的又はロット間の濃度変動のためである。
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4. 応急措置
吸入した場合 : 被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、休息させるこ
と。呼吸停止や呼吸が不規則の場合、訓練を受けた者に
よる人口呼吸や酸素吸入を行う。マウス-トゥ-マウス蘇生法
は、救助者に危険が及ぶことがある。
必要であれば、医師に連絡して診断を受ける。
意識がない場合、昏睡位にして直ちに医師の診断を受けさ
せる。気道を確保し、襟、ネクタイ、ベルト、ウエストバンドな
どのきつい衣類を緩める。
苦情や症状がある場合は、さらなる曝露は避ける。
皮膚に付着した場合 : 石鹸と水で完全に洗い流すこと。付着箇所を少なくとも10
分間洗浄し続ける。汚染された衣類および靴を脱がせる。
汚染された衣類及び靴を再使用する場合には、水でよく洗
濯すること。
必要であれば、医師の診断を受ける。
苦情や症状がある場合は、さらなる曝露は避ける。
眼に入った場合 : すぐに多量の水で、時々上下の眼瞼を上げながら眼を洗
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う。コンタクトレンズの有無を確認し、着用している場合は外
す。少なくとも10分間洗浄し続ける。刺激が続く場合は、
医師の診断を受けること。
飲み込んだ場合 : 水で完全に口内を洗い流す。義歯があれば取り除く。被災
者を新鮮な空気のある場所に移動し、休息させること。
物質を飲み込んだ人に意識があれば、少量の水を飲ませ
る。ただし、吐き気を催している場合は、嘔吐すると危険な
ため水を与えないこと。
医師の指示がない限り、吐かせてはならない。
嘔吐が起こった場合は、吐物が肺に入らないように頭部を
低く保つ。
必要であれば、医師の診断を受ける。意識がない場合、決
して口からものを与えてはならず、昏睡位にして直ちに医師
の診断を受けさせる。
気道を確保し、襟、ネクタイ、ベルト、ウエストバンドなどのき
つい衣類を緩める。
予想できる急性症状及び遅発性症 : 吸入した場合:
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状の最も重要な徴候 高濃度ばく露の場合、体の不調を訴える可能性がある。呼
吸器系を刺激して、呼吸抑制、咳、悪心、咽頭痛、呼吸
困難および喘息を引き起こすことがある。大量に長期間また
は反復暴露すると、肺に損傷 (肺水腫)が生じることがあ
る。吸入により感作 (発熱、疼痛)を起こすことがある。過敏
症では、ごく少量でもアレルギー反応を起こす。
過剰にばく露すると、胎児重量の減少、胎児死亡の増加、
骨格奇形を引き起こす。
皮膚に付着した場合:
高濃度ばく露の場合、体の不調を訴える可能性がある。長
期または反復ばく露で刺激性 (発赤、疼痛)を引き起こすこ
とがある。皮膚への接触により感作 (発汗、発熱、疼痛)を
引き起こすことがある。過敏症では、ごく少量でもアレルギー
反応を起こす。過剰にばく露すると、胎児重量の減少、胎
児死亡の増加、骨格奇形を引き起こす。
眼に入った場合:
中程度の眼刺激、高濃度のばく露で、痛み、刺激、流涙、
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発赤が発生する。
飲み込んだ場合:
長期または反復ばく露は、口腔、咽頭および食道 (咽頭
痛、悪心)を刺激することがある。過剰にばく露すると、胎児
重量の減少、胎児死亡の増加、骨格奇形を引き起こす。
応急措置をする者の保護 : 適切な訓練を受けた者が応急処置を行う。
ヒュームが気中に存在している場合、第8項「ばく露防止及
び保護措置」を参照して適切な呼吸器保護具を着用する
こと。マウス-トゥ-マウス蘇生法は、救助者に危険が及ぶこと
がある。
医師に対する特別な注意事項 : 症状に応じて対処すること。大量に飲み込んだ場合または
吸入した場合は、直ちに中毒の専門家に連絡すること。
5. 火災時の措置
適切な消火剤 : 金属用粉末消火器(消防法で規定する炭酸水素塩類
等を使用するもの)、乾燥砂、膨張ひる石又は膨張真珠
岩
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当製品は消防法の可燃性固体(金属粉)に該当する。
使ってはならない消火剤 : 水や高圧注水を使用してはならない。
二酸化炭素消火器、ハロン消火器
特有の危険有害性 : 微粉じん雲が空気と爆発性の混合物を形成することがあ
る。熱分解して有害な金属酸化物が生成する。
特有の消火方法 : 火災が発生したら、無理せずに初期消火に努め、すみやか
に火災現場から人員を退避させ、現場を隔離する。
人的リスクを伴うような行動や適切な訓練を受けていない
行動は行ってはならない。
消火作業は風上から行うこと。
危険なしに行える場合は、火災区域から容器を移動する。
火災にさらされた容器を冷やすために、水を噴霧する。
消火を行なう者の保護 : 大火災の場合:消防士は、正圧モードで作動するフルフェ
イスピースを備えた適切な保護具および自給式呼吸器具
(SCBA)を着用しなければならない。消防士の耐火服
などの防火装備は、規格を満たしたものを使用すること。
その他 : 本製品に含まれる金属は、水生生物に毒性を示すことが
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疑われており、金属で汚染された消火水等の河川、湖、下
水、排水溝、土壌への排出を避けるため、封じ込めなけれ
ばならない。
6. 漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及
び緊急時措置
: ニッケル及びその化合物、モリブデン及びその化合物、鉄及
びその化合物は、水質汚濁防止法の事故時措置の指定
物質のため、漏出して公共用水域や地下に排出されること
により人の健康や生活環境に被害を生ずるおそれがある時
には、当該法令に従って応急措置を行い、状況により都道
府県知事等に届け出る。
漏出を発見した場合、緊急対応の責任者に連絡する。関
係者以外の立入を禁止する。着火源を遠ざける。適切な
保護具及び保護衣を着用する。粉じんの飛散を防止す
る。こぼれた物質に触れたり、上を歩いたりしないこと。
緊急時対応者:個人保護具に関する第8項の情報に留
意すること。
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環境に対する注意事項 : 本製品に含有される金属は環境汚染物質であり、水質汚
濁防止法の事故時措置の指定物質である。
製品で土壌を汚染したり、下水や排水系に入らないように
措置を講じる。漏出物を回収する。
封じ込め及び浄化の方法及び機材 : 適切な保護具と帯電防止衣類を着用して作業を行う。
封じ込め:帯電防止型の用具及び容器を使用する。圧
縮空気は使用しない。粉じんの発生は避ける。
少量を浄化する場合:漏出区域から容器を移動する。帯
電及び防爆防止型の用具を使用する。粉じんの発生を避
ける。乾燥した状態で掃き掃除は行わないこと。HEPAフィ
ルターを装着した掃除機で集め、ラベルが貼付けられた密閉
式の廃棄物容器に入れる。こぼれた材料は、ラベルが貼付
けられた指定の廃棄物容器に入れる。許可を受けた廃棄
物処理業者に依頼して処分する。
大量を浄化する場合:漏出区域から容器を移動する。帯
電及び防爆防止型の用具を使用する。風上から作業を行
う。下水溝、水路、地下室または密閉された場所への侵入
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を防止する。粉じんの発生を避ける。乾燥した状態で掃き
掃除は行わないこと。HEPAフィルターを装着した掃除機で
集め、ラベルが貼付けられた密閉式の廃棄物容器に入れ
る。
粉じんが発散するのを避け、風による飛散を防止する。許
可を受けた廃棄物処理業者に依頼して処分する。
二次災害の防止策 : (1) 1項の緊急連絡電話番号を確認する。
(2) 8項の個人保護具を参照して、必要に応じて使用す
る。
(3) 本製品は環境汚染物質のため、環境汚染を避ける。
(4) 粉じん爆発の可能性があるため、雲状粉じんが形成さ
れないように注意すること。
7. 取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術対策 : 本製品は特定化学物質障害予防規則の第 2 類物質
(コバルト)(第 15項参照)に該当するため、当該規則
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に従って、粉じん発散源を密閉する設備、局所排気装置
又はプッシュプル型換気装置を設置しなければならない。
労働安全衛生法のアセスメント対象物質に該当するため、
作業場のリスクアセスメントを実施して必要な技術対策を
行う。
雲状粉じんを形成しないように注意する。粉じんが堆積しな
いようにする。高温の物体、火気、スパークなどの全ての着
火源を遠ざける。静電気静電気対策を講じる。例えば、移
し替え時に発生する静電気を逃がすためアースをとる。
作業場の床等は、水洗等によって容易に掃除できる構造の
ものとし、粉じんが飛散しない方法で毎日1回以上掃除す
る(特化則 38条の 12 コバルト等に係る措置)。
環境汚染を引き起こさないように除外装置を設置するなど
適切に取り扱う。
接触回避(混触禁止物質) : 可燃性物、酸、酸化剤、ハロゲン化炭化水素
衛生対策 : 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
皮膚感作性障害、喘息、アレルギー、慢性呼吸器疾患、
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再発性呼吸器疾患の既往歴のある人、および妊娠中は、
本製品を使用するいかなる工程においても使用してはなら
ない。
皮膚、眼及び衣類との接触を避け、粉じんを吸い込まない
ようにする。
換気が不十分のために管理濃度や許容濃度を超える有
害物質にばく露される場合や、臨時作業等で高濃度暴露
する場合は、呼吸用保護具を着用する(8項参照)。
必要に応じて保護手袋、保護眼鏡、保護衣を着用する
(8項参照)。
作業場所で飲食又は喫煙を行わないこと。その旨を表示す
ること。
製品取扱い後、飲食前、喫煙前、洗面所使用の前及び
仕事終了時には手、腕、顔を良く洗う。
汚染された衣類は脱ぎ、再使用の前に洗濯すること。
洗眼、洗身又はうがいの設備、更衣室及び洗たくのための
設備を設置すること。
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圧縮空気で衣服や皮膚の粉じんを吹き飛ばさないこと。
掃除を行い、良好な衛生状態に保つこと。
保管
安全な保管条件 : 一定の場所を定めて保管すること。
直射日光を避け、換気が良く冷涼な乾燥した環境で保管
する。混触禁止物質(10 項参照)や飲食物から離して
保管する。火気厳禁。
施錠して保管すること。
使用前は容器を密閉した状態で保管する。開封後は丁寧
に密封して、漏出を防ぐため直立させて保管する。
当製品は、消防法の第 2類 可燃性固体 金属粉に該当
するため、消防法に従って保管すること。
安全な容器包装材料 : 本製品の危険物の性質に適応し、かつ、破損、腐食、さけ
め等がないものであること。
オリジナル容器のまま保管するのが良い。
容器にはGHSラベルを貼付しておくこと。
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8. ばく露防止及び保護措置
ばく露限界値:
化学名 労働安全衛生法
(管理濃度)
日本産業衛生学会
(許容濃度)
OSHA/PEL
(米国)
ACHIG/TLV
(米国)
鉄 なし* 第 3種粉じん** なし なし
ニッケル なし* 1 mg/m3 1 mg/m3 1.5 mg/m3
(インハラブル粒子)
コバルト 0.02 mg/m3
コバルトとして 0.05 mg/m3
コバルトとして 0.1 mg/m3
コバルトとして 0.02 mg/m3 コバルトとして
モリブデン なし* 第 3種粉じん** 不溶性化合物
15 mg/m3 (総粉じん)
なし
チタン なし* 第 3種粉じん** なし なし
* 特定粉じん作業に該当する場合:
E=3.0/(1.19Q+1)
E: 管理濃度(mg/m3), Q: 当該粉じんの遊離けい酸含有率(%)
** 第3種粉じん:2 mg/m3(吸入性粉じん)、10 mg/m3(総粉じん)
(1)本製品は特定第2類 コバルト(コバルト及びその無機化合物を1%より多く含有する)に該当
するため、本製品を取り扱う作業場においてコバルトの作業環境測定を行うこと。
(2)本製品を取り扱う作業が特定粉じん作業に該当する場合は、作業場において粉じんの作業環
境測定を行うこと。
設備対策 : 下記の設備対策を行い、空気中のコバルトの作業環境測
定を行い、測定結果の評価に応じて衛生管理すること。
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本製品は特定化学物質障害予防規則の第2類物質(コ
バルト)(第15項参照)に該当するため、当該規則に従
って、粉じん発散源を密閉する設備、局所排気装置又は
プッシュプル型換気装置を設置しなければならない。
労働安全衛生法の粉じん障害防止規則に定める粉じん
作業に該当する場合は、当該規則に定めるばく露対策を
行うこと。
労働安全衛生法のアセスメント対象物質に該当するため、
リスクアセスメントを実施して労働者の健康障害を防止する
ため必要な措置を講ずること。
洗眼、洗身又はうがいの設備、更衣室及び洗たくのための
設備を設置すること。
保護具
呼吸用保護具 : 設備対策を行っても空気中の粉じん濃度(コバルト濃
度)を管理濃度値以下に保てない場合は、認可された適
切な呼吸器用保護具を使用しなければならない。国家検
定付きの防じんマスクで性能区分RL2, RS2, DL2, DS2
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のマスク又はフィルタを使用すること。
手の保護具 : リスクアセスメントの結果、手の保護が必要な場合は、耐
薬品性で不浸透性の手袋を着用すること。手袋メーカーが
公表している破過時間等の製品仕様を確認して、使用中
は手袋の状態を調べ、破れなど損傷があれば取り替える。
ゴム手袋は衛生上の観点から2時間を超えて着用しないこ
と。
眼の保護具 : 安全眼鏡又はゴーグルを着用することが望ましい。
皮膚及び身体の保護具 : 作業内容やリスクに応じて長袖の帯電防止衣服及び密閉
型の帯電防止安全靴を使用する。
環境への放出について : 換気装置および作業工程から外気に排出される有害物質
の濃度は、環境法規の要件に適合していなければならな
い。場合によって排出される有害物の濃度を許容レベル以
下に下げるために、スクラバーや集じん機、又は作業工程の
技術的改良が必要になることもある。
9. 物理的及び化学的性質
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外観
物理的状態、形状 : 固体、金属粉末
色 : 灰色
臭い : 無臭
臭いのしきい値 : 該当せず
pH(20℃) : 該当せず
融点・凝固点(℃) : データなし
沸点、初留点および沸騰範囲
(℃)
: データなし
引火点(℃) : データなし
蒸発速度 : データなし
燃焼性(固体、気体) : データなし
継続的に燃焼しない。
当製品は、消防法の第2類 可燃性固体 金属粉に該当
する。
燃焼又は爆発範囲の上限・下限 : データなし
微細粉じん雲と空気との混合物は、粉じん爆発の危険性
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がある。
蒸気圧 : データなし
蒸気密度 : データなし
密度 (g/cm3) : データなし
かさ密度 (kg/m3)
データなし
溶解度 : データなし
n-オクタノール/水分配係数 : 該当せず
自然発火温度(℃) : データなし
分解温度 : データなし
粘度(粘性率) : 該当せず
酸化性 : 酸化性なし
粒子サイズ : データなし
参照文献:EU向けSDS *1
10. 安定性及び反応性
化学的安定性 : 通常取扱条件下及び推奨保管条件下において安定であ
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る。
反応性 : 本製品及び含有成分の反応性に関する特記すべき試験
データなし。
危険有害反応可能性 : 通常の保管及び使用条件下において危険有害反応は起
こらない。
避けるべき条件 : 保管時及び使用時、熱、スパーク、裸火、その他の発火源
から遠ざける。
混触危険物質 : 可燃性物、酸、酸化剤、ハロゲン化炭化水素
危険有害な分解生成物 : 特になし
11. 有害性情報
急性毒性(経口) : 【製品】区分外
合金中の最大8.5%は当該毒性が未知の成分からなる。
【成分情報】
ニッケル 区分外 ( LD50 (ラット)) = 9000 mg/kg以上, お
よび5000 mg/kg以上) *2
コバルト 区分外 ( LD50 (ラット) )= 6171 mg/kg以上, お
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よび5000 mg/kg以上) *3
急性毒性(経皮) : 【製品】データ不足により分類できない。
急性毒性(吸入) : 【製品】データ不足により分類できない。
出荷状態の製品は吸入の危険性がないが、作業時に粉じ
ん又はフュームが発生し吸入する可能性がある。
【製品】
モリブデン 区分外(粉じん)、ラットに6.25~7.50mg/L
(4時間換算値)で吸入させた結果、変化はみられなかった
(ACGIH)*4
皮膚腐食性/刺激性 : 【製品】データ不足により分類できない。
粉体はその物理的作用から皮膚刺激性の可能性がある。
【成分情報】
モリブデン 区分2 (HSDB) *4
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激
性
: 【製品】:データ不足により分類できない。
粉じんやヒュームは、その物理的作用から眼刺激性の可能
性がある。
【成分情報】
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モリブデン 区分2 (HSDB) *4
呼吸器感作性 : 【製品】区分1
合金中に区分1の成分が1%以上含有されることから区分1
に分類される。
【成分情報】
ニッケル 区分1 (日本産業衛生学会 気道感作性第2群)
*2
コバルト 区分1 (日本産業衛生学会 気道感作性第1群)
*3
皮膚感作性 : 【製品】区分1
合金中に区分1の成分が1%以上含有されることから区分1
に分類される。
【成分情報】
ニッケル 区分1 (日本産業衛生学会 皮膚感作性第1群)
*2
コバルト 区分1 (日本産業衛生学会 皮膚感作性第1群)
*3
生殖細胞変異原性 : 【製品】データ不足により分類できない。
発がん性 : 【製品】区分2
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合金中に区分2の成分が1%以上含有されることから区分2
に分類される。
【成分情報】
ニッケル 区分2(NTP, IARC) *2
コバルト 区分2(IARC, ACGIH, 日本産業衛生学会)
*3
生殖毒性 : 【製品】データ不足により分類できない。
特定標的臓器毒性、単回ばく露 : 【製品】区分1
区分1 (呼吸器、腎臓)、区分3 (気道刺激性)
区分1 (呼吸器、腎臓)のニッケルを10-30%含むことから区
分1(呼吸器、腎臓)に分類した。
区分3 (気道刺激性)の成分を最大合計で20%含むことか
ら区分3 (気道刺激性) に分類した(ただし、吸入の可能
性のある粉体を取り扱う場合)。
粉じんやヒュームは、その物理的作用から気道への刺激性
の可能性がある。
【成分情報】
ニッケル 区分1(呼吸器、腎臓)*2
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コバルト 区分3(気道刺激性)*3
モリブデン 区分3(気道刺激性)*4
特定標的臓器毒性、反復ばく露 : 【製品】区分1
区分1(呼吸器、心血管系、甲状腺、血液系)
区分1 (呼吸器)のニッケルを10-30%及び区分1(呼吸
器、心血管系、甲状腺、血液系)のコバルトを最大13%
含有することから区分1(呼吸器、心血管系、甲状腺、血
液系)に分類した(ただし、呼吸器への影響は吸入の可
能性がある粉体を取り扱う場合)。
【成分情報】
ニッケル 区分1(呼吸器)*2
コバルト 区分1(呼吸器、心血管系、甲状腺、血液系)
*3
吸引性呼吸器有害性 : 対象外
12. 環境影響情報
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生態毒性
水生環境有害性(急性)
:
【成分情報】
コバルト 区分2、LC50 (オオミジンコ, 48h) = 4.4mg/l、
LC50 (ファットヘッドミノー, 96h) = 3.4mg/l *1
水生環境有害性(長期間) : 【製品】:区分2 *1
残留性・分解性 : データなし
生体蓄積性 : コバルト:BCF=15600 *1
土壌中の移動性 : データなし
オゾン層への有害性 : 対象外。モントリオール議定書附属書に本物質の名称は
記載されていない。
追加情報 : 本製品を下水道、排水溝、河川、湖、海等や、土壌に放
出してはならない。
13. 廃棄上の注意
残余廃棄物 : 本製品で下水道、排水溝、土壌又は河川、湖、海等を汚
染してはならない。
製品を完全に使い切るようにして廃棄物を減少させるよう
努めること。
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内容物/容器は廃棄物処理法および市町村/都道府県の
規制に従って廃棄すること。
汚染容器及び包装 : 空容器から粉じんが発散するおそれのあるものについて、発
散することを防止するための措置を講じ、一定の場所を定
めて集めて保管すること。
空容器は他の用途に用いないこと。
空容器の廃棄については、廃棄物処理法および市町村/都
道府県の規制に従って廃棄すること。
追加情報 : 適法に廃棄物処理を行うために、市町村の担当者又は認
可された廃棄物処理業者に相談することを推奨する。
14. 輸送上の注意
国際規制
国連番号 : UN3077 *1
品名(国連輸送名) : 環境有害物質、固体、他に品名が明示されていないもの
(コバルト含有)
国連分類 : クラス9
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容器等級 : III
海洋汚染物質 : 該当
MARPOL 73/78付属書II及び
IBCコードによるばら積み輸送され
る液体物質
: 非該当
国内規制
陸上規制情報 : 当製品は、消防法の第2類 可燃性固体 金属粉に該当
するため、消防法に従って輸送すること。
海上規制情報 : UN3077、環境有害物質(固体)に該当するため、船舶
安全法に従って輸送すること。
航空規制情報 : UN3077、環境有害物質(固体)に該当するため、航空
法に従って輸送すること。
応急時措置指針番号 : 171
特別の安全対策 : 必ず密閉容器に入れ、直立状態で輸送を行い、転倒、落
下、破損、荷崩れがないように対策を講じる。
15. 適用法令
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労働安全衛生法
表示物質及び通知物質(法
57条及び法57条の2)並び
にリスクアセスメント対象
物質(法57条の3)
:
ニッケル及びその化合物: (ラベル対象(ニッケルは粉状
のものに限る)≧1wt%、SDS対象 ≧0.1wt%)
コバルト及びその化合物: (ラベル対象(コバルトは粉状
のものに限る)≧0.1wt%、SDS対象 ≧0.1wt%)
モリブデン及びその化合物: (ラベル対象(モリブデンは
粉状のものに限る)≧1wt%、SDS対象 ≧0.1wt%)
危険物 (施行令 別表第一) : マグネシウム粉及びアルミニウム粉以外の金属粉 (二 発火
性の物 12号)
有機溶剤中毒予防規則 : 非該当
特定化学物質障害予防規則 : 第2類物質:コバルト及びその無機化合物
コバルト等を1%以下含有する場合及びコバルト等を触媒と
して取り扱う業務は除く
鉛中毒予防規則 : 非該当
粉じん障害防止規則 : 当該規則に定める粉じん作業(別表1)及び特定粉じん
作業(別表2)に該当する場合は、当該規則に従って取
り扱うこと。
特定粉じん作業(別表2)に該当する場合、作業環境測
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定を行うこと。
じん肺法 : 当該法に定める粉じん作業に該当する場合は、当該規則
に従うこと。
毒物及び劇物取締法 : 非該当
化学物質排出把握管理促進法 : 第1種指定化学物質:ニッケル、コバルト及びその化合
物、モリブデン及びその化合物
化学物質審査規制法 : 非該当(本製品は第1種特定化学物質、第2種特定
化学物質、監視化学物質、優先評価化学物質を含有し
ない)
消防法 : 第2類 可燃性固体 金属粉
火薬類取締法 : 非該当
高圧ガス保安法 : 非該当
船舶安全法 : UN3077、環境有害物質(固体)
航空法 : UN3077、環境有害物質(固体)
環境基本法
水質要監視項目:モリブデン
水質要調査項目:コバルト及びその化合物
水質汚濁防止法 : 排出基準:溶解性鉄
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事故時措置の指定物質:ニッケル及びその化合物、モリブ
デン及びその化合物、鉄及びその化合物
下水道法 : 特定事業場からの下水排除制限:鉄及びその化合物
(溶解性)
大気汚染防止法 : 有害大気汚染物質:ニッケル及びその化合物、コバルト及
びその化合物、モリブデン及びその化合物
土壌汚染対策法 : 非該当
16. その他の情報
参照資料:
1) LaserForm® Maraging Steel (A)のEU版SDS(2017年20月12日改訂版、SDS改定番
号:00-A)
2) NITE分類(ニッケル)化学物質総合情報提供システム(CHRIP)
3) NITE 分類(コバルト)化学物質総合情報提供システム(CHRIP)
4) NITE 分類(モリブデン)化学物質総合情報提供システム(CHRIP)
分類はJIS Z7252:2014に従い、記載はJIS Z7253:2012に従いました。
免責事項:下記は、貴社の慣行、3D Systemsとの覚書および契約における関連条項より優先されま
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す。
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来における関連特許の侵害を誘引するものではありません。本製品の使用または取り扱いから生じる、過
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