Japanese Corporate Governance- The Hidden Problems of Corporate L
Japanese Corporate Governance Value Management
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ジェイ・フェニックス・リサーチ株式会社
2016年11⽉29⽇
3つのつながりの体系化と「⾃ら律する経営」
〜応⽤例としてのコーポレートガバナンスコード対応〜
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宮下 修 CFA
n 野村総合研究所 財務アドバイス
n スターンスチュワート EVA経営システム
n ジェイ・フェニックス・リサーチ IRコンサルティング
n メリルリンチ⽇本証券 投資銀⾏&IR⽀援
n AIG リスクマネジメント
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本プレゼンテーションのゴール「他律」の体系化と「⾃ら律する経営」の理解
①企業経営 ⇔ 会計数値②会計数値 ⇔ 企業価値③企業価値 ⇔ 投資⾏動持続的企業価値向上の体系化法
「3つのつながり」の理解
A
B
C
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上場企業に今求められていること
最終的ゴール:持続的な企業価値向上
株主との対話による「他律」「⾃ら律する経営」
幅広いIR・開⽰
伊藤レポート、スチュワードシップコードコーポレート・ガバナンスコード
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何をすべきか?
3つの「つながり」の体系化・ストーリー化
①企業経営⇔会計数値
②会計数値⇔企業価値
③企業価値⇔投資⾏動
「⾃から律する経営」 株主との
対話による「他律」
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伝わる⼒の重要性
横並び開⽰の時代
から
創意⼯夫・⾃律的開⽰の時代へ
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伝わる⼒の基盤
情報 ☓ストーリー
情報のつながり = ストーリー
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①企業経営⇔会計数値のつながり
⼈間中⼼
プロセス・⾏動
未来&⻑期
企業経営
数字中⼼
結果
過去&⼀年ごと
会計数値
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①企業経営⇔会計数値のつながり
数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
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①企業経営⇔会計数値のつながり
ミッション
戦略
顧客価値
KPI・会計 数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
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①企業経営⇔会計数値のつながり
数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
FY2013
数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
FY2014
数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
FY2015 数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
FY2016
過去 未来⻑期
数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
FY2017
数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
FY2018
数字
プロセス・⾏動
⼈間
結果
FY2019
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①企業経営⇔会計数値のつながり企業経営 会計数値
ミッション提供価値ビジョン
コア戦略投資
組織
顧客価値 シェア
利益率
資本効率
リスク財務戦略 BS実績&予測
PL・CF実績・予測
数字プロセス・⾏動⼈間 結果
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②会計数値⇔企業価値のつながり
会計数値
⻑期・未来・本源的
企業価値
過去&⼀年&⼀時的
資本コスト ○資本コスト △(株主資本コスト ✕)
キャッシュ・フロー主義発⽣主義
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企業価値における資本コストの重要性
① 「資本コスト」を算出・認識しているか
⽇本取引所グループ: 企業価値 向上 表彰基準
②資本コストを意識した経営上の枠組みが導⼊・整備され、組織に浸透しているかどうか増⼤がはかられているか
③資本コストを意識した経営上の枠組みが実際に運営されているかどうか、その結果として企業価値の増⼤がはかられているか
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本源的問題上場企業
他⼈が幅広く売り買いする株式を発⾏上場企業社⻑が株式資本コストを把握していないということは、、、
野菜の仕⼊れ値を把握しないで⼋百屋を経営
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絶対企業価値の構成要素
資産バリュー
超過利潤バリュー
成⻑バリュー
絶対企業価値
有利⼦負債
絶対株主価値
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絶対企業価値の構成要素
超過利潤バリュー
資本コストを上回るリターンかどうか?
超過利潤の有無
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リターン<資本コスト
資産バリュー
超過利潤バリュー
絶対企業価値
超過利潤マイナス
改善することなしに成⻑→企業価値破壊加速
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リターン>資本コスト
資産バリュー
超過利潤バリュー
絶対企業価値
超過利潤プラス 成⻑バリュー
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②会計数値⇔企業価値のつながり企業価値
資産バリュー
超過利潤バリュー
成⻑バリュー
絶対企業価値
有利⼦負債
絶対株主価値
BS実績&予測
PL・CF実績・予測
会計数値
資本コスト分析
現⾦主義へ調整
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③企業価値⇔投資⾏動のつながり企業価値 投資⾏動
資産バリュー
超過利潤バリュー
成⻑バリュー
絶対企業価値
有利⼦負債
絶対株主価値
A時価総額
B時価総額
Sell
Buy
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③企業価値⇔投資⾏動のつながり企業価値 投資⾏動
資産バリュー
超過利潤バリュー
成⻑バリュー
絶対企業価値
有利⼦負債
絶対株主価値
A時価総額 B
時価総額
Hold
放置
対話が必要
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3つのつながりと⾃律・他律の関係
最終的ゴール:持続的な企業価値向上
「⾃ら律する経営」 株主との対話による「他律」
シェア
利益率
資本効率
リスクBS
PL・CF 資産バリュー
超過利潤バリュー
成⻑バリュー
絶対企業価値
有利⼦負債
絶対株主価値
A時価総額 B
時価総額
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まず着⼿すべきこと
シェア
利益率
資本効率
リスクBS
PL・CF 資産バリュー
超過利潤バリュー
成⻑バリュー
絶対企業価値
有利⼦負債
絶対株主価値
ミッション提供価値ビジョン
コア戦略
現状把握し体系化・ストーリー化
資本コスト分析
現⾦主義調整
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3つのつながりで対応可能なCG原則基本原則1:株主の平等1-3:資本政策の基本的な⽅針1-6:株主の利益を害する可能性のある資本政策
基本原則2:株主以外のステークホルダーとの適切な協働2-1:企業価値向上の基礎となる経営理念の策定2-2:会社の⾏動準則の策定・実践
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3つのつながりで対応可能なCG原則
基本原則4:取締役会等の責務
基本原則3:適切な情報開⽰3-1(i)経営戦略、経営計画
4-1②:中期経営計画の未達の分析4-2①:経営者の報酬設定4-7(i):社外取締役の企業価値向上への助⾔
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3つのつながりで対応可能なCG原則
基本原則5:株主との対話の責務
5-1:株主との建設的な対話5-1①:株主の関⼼事項5-1②:IR体制5-2:経営戦略や経営計画の策定・公表