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936 2011 年2月1日 国際会計基準、労働契約法等について研鑽 ........................... 厚生連監査セミナーを開催 特定健康診査の実施率、40.5..................................... 厚生労働省、「平成 21 年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況 (速報値 )について」 インフルエンザ患者が急増 ......................................... 厚生労働省、全ての年齢層に注意を呼びかけ 通信員だより 各病院にてクリスマス(JA茨城県厚生連) 取手協同病院にて増改築工事地鎮祭を開催(取手協同病院) 久喜総合病院で植樹祭開催(JA埼玉県厚生連) 久喜総合病院定礎式(JA埼玉県厚生連) 老人保健施設もえぎで正月準備(北信総合病院老人保健施設もえぎ) お知らせ ◇会議日程 10 全国厚生農業協同組合連合会 100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル TEL(033212-8000 FAX(033212-8008 -Mail: [email protected](監理室) http://www.ja-zenkouren.or.jp 編集責任者 幹男 JA全厚連情報 (毎月 1日・11 日・21 発行) JA全厚連

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  • №936 2011年2月1日

    目 次

    □ 国際会計基準、労働契約法等について研鑽 ...........................

    厚生連監査セミナーを開催

    □ 特定健康診査の実施率、40.5% .....................................

    厚生労働省、「平成21年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況(速報値)について」

    □ インフルエンザ患者が急増 .........................................

    厚生労働省、全ての年齢層に注意を呼びかけ

    通信員だより 各病院にてクリスマス(JA茨城県厚生連) 5

    取手協同病院にて増改築工事地鎮祭を開催(取手協同病院) 6

    久喜総合病院で植樹祭開催(JA埼玉県厚生連) 7

    久喜総合病院定礎式(JA埼玉県厚生連) 8

    老人保健施設もえぎで正月準備(北信総合病院老人保健施設もえぎ) 9

    お知らせ ◇会議日程 10

    全国厚生農業協同組合連合会

    〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル

    TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008

    E-Mail: [email protected](監理室) http://www.ja-zenkouren.or.jp

    編集責任者 瀧 幹男

    JA全厚連情報

    (毎月 1日・11日・21日 発行)

    JA全厚連

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    国際会計基準、労働契約法等について研鑽

    厚生連監査セミナーを開催

    本会は1月 20日、東京・四ツ谷の弘済会館において厚生連監査セミナーを開

    催、21会員から 32 名が出席した。

    はじめに瀧・理事兼参事から挨拶を行い、続いて「厚生連監査における留意

    事項」について、JA全中JA全国監査機構全国監査部より説明を行った。こ

    の中で、今年度より全国監査部に厚生連専門チームが発足し、一元的に県厚生

    連の監査を実施することとなったことや、退職給付引当金、固定資産、コンプ

    ライアンスなどについて、内部統制の観点から指導していることを説明した。

    引き続き講演に移り、はじめに「国際会計基準の改正に係る今後の動向」に

    ついて、新日本監査法人公会計部の伊澤賢司公認会計士が講演した。伊澤氏は、

    我が国での上場企業等が採用する国際財務報告基準の導入が、尐なくとも3年

    の準備期間が必要になるとして、2015 年または 2016 年に適用開始となると述

    べた。

    国際会計基準は、民間部門でかつ営利目的の組織が採用すべき基準(国際財

    務報告基準・IFRS)と、公的部門で非営利目的の組織が採用すべき国際公

    会計基準(IPSAS)の二つの基準が定められている。伊澤氏によると、協

    同組合のような民間部門で非営利目的の組織が採用すべき国際基準は定められ

    ていないとし、IFRSの簡便版を作成している事例が多いとのことであった。

    これらの動向を踏まえ、IFRSの財務諸表は、損益計算書にオフバランス

    としている将来費用等を併せて表示する「包括利益計算書」、「財務状態計算書

    (貸借対照表)」などで構成され、収益・費用の計上基準としては、期末時点で

    の有給休暇未消化分の費用化や退職給付会計における簡便法の不採用などを内

    容とする「従業員給付」や、車体やエンジンなどの耐用年数が異なる構成とな

    っている固定資産は構成毎に区分して償却費を計上するほか、財務諸表の誤り

    については、従来の前期損益修正損益の計上から、過去に遡及して修正する方

    法に改まるなどの説明が行われた。

    国際財務報告基準(IFRS)は、従来、日本が採用している、数値基準や

    実務指針などの判断基準を定めた細則主義から、細則を定めない原則主義を採

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    用することとなることから、伊澤氏は、「会計に対する意識改革が必要であり、

    様々な事例を、原理原則に基づき妥当な結論を導き出せる社内専門職の育成が

    急務である」と述べた。

    続いて、弁護士の小松初男氏が「労働契約法の施行に伴う労務管理の留意点」

    について講演した。小松氏は、平成 20年3月に施行した労働契約法について、

    「労働者及び使用者の自主的交渉の下、合理的な労働条件の決定又は変更が円

    滑に行われるようにすることを通じて労働者の保護を図る」ことを目的とした

    法律であることを述べたうえで、人事異動、懲戒処分をめぐる労務管理の留意

    点として、対等な合意義務、均衡処遇義務、仕事と生活の調和義務、権利濫用

    の禁止、使用者の安全配慮義務、解雇権の制限、短期雇用の繰り返しの制限な

    どについて説明を行った。

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    特定健康診査の実施率、40.5%

    厚生労働省、「平成21年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況(速報値)について」

    厚生労働省は1月 21日、「平成 21年度特定健康診査・特定保健指導の実施状

    況(速報値)について」を公表した。

    これによると、平成 21 年度の特定健康診査の対象者数は約 5,220 万人、受

    診者数は約 2,115 万人で、特定健康診査の実施率は 40.5%であった。

    保険者の種類別の実施率は、最も高かったのが共済組合で 65.4%(前年度比

    5.5ポイント増)、次いで組合健保の 63.3%(同 3.8ポイント増)が高く、市町

    村国保、国保組合、全国健康保険協会、船員保険においては 30%台で低くなっ

    ている。

    特定保健指導の対象者になった者は 399万 8,172人で受診者数全体の 18.5%、

    そのうち、特定保健指導を終了した者(特定保健指導実施率)は 51 万 8,198

    人で同 13.0%となった。

    保険者の種類別の実施率は、最も高かったのが市町村国保で 21.5%、次に組

    合健保 12.4%、船員保険 9.8%、共済組合 9.4%、全国健康保険協会 7.2%、国

    保組合 6.9%の順でとなった。

    特定保健指導の対象者の基準の元となる内臓脂肪症候群(メタボリックシン

    ドローム)該当者は 311 万 3,354 人で受診者数全体の 14.4%、内臓脂肪症候群

    予備群は 265万 1,613 人で同 12.3%であった。

    【特定健康診査の保険者種類別の実施率】

    全体 市町村

    国保 国保組合

    全国健康

    保険協会 組合健保 船員保険 共済組合

    平成 20 年度 38.9% 30.9% 31.8% 30.1% 59.5% 22.8% 59.9%

    (確定値)

    平成 21 年度 40.5% 31.4% 36.0% 30.3% 63.3% 32.1% 65.4%

    (速報値)

    【特定保健指導の保険者の種類別の実施率】

    全体 市町村

    国保 国保組合

    全国健康

    保険協会 組合健保 船員保険 共済組合

    平成 20 年度 7.7% 14.1% 2.4% 3.1% 6.8% 6.6% 4.2%

    (確定値)

    平成 21 年度 13.0% 21.5% 6.9% 7.2% 12.4% 9.8% 9.4%

    (速報値)

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    インフルエンザ患者が急増

    厚生労働省、全ての年齢層に注意を呼びかけ

    厚生労働省は1月 25日、「インフルエンザの流行が拡大中」として、「予防の

    徹底」を呼びかけるメッセージをホームページに掲載した。

    定点医療機関からの患者報告数は、今年第3週(1月 17 日~23 日)時点で

    は定点当たり 26.41 で、前週の 12.09の2倍以上となった。推定外来受診者数

    は 149万人で、前週の 78万人に対しほぼ倍増した。

    厚生労働省は、今年は季節性インフルエンザも新型インフルエンザのいずれ

    も流行する可能性があるとし、季節性では高齢者が重症化しやすいこと、新型

    では子どもや成人を含めた幅広い年齢層で重症化する場合があることをあげ、

    季節性も新型も流行の可能性のある今年は、すべての年齢でインフルエンザへ

    の注意が必要と訴えている。

    「インフルエンザ総合対策について」(厚生労働省)ホームページ

    http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html

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    各病院にてクリスマス

    (JA茨城県厚生連)

    茨城県内にて6施設の総合病院を運営するJA茨城県厚生連(市野沢弘・代

    表理事会長)では、多くの病院でクリスマスに際したイベントが行われ、患者

    らを元気づけています。

    水戸協同病院(平野篤院長)

    では 22日、同院で実習を行って

    いる大成女子高等学校看護科の

    生徒3年生 41 名による聖歌隊

    が、同病院の職員らと共に正面

    ホールにてクリスマスソングを

    披露し、患者らを元気づけまし

    た。参加した看護学生の皆川愛

    李さんは「街はクリスマスムー

    ドで楽しげな雰囲気になってきていますが、残念ながら病院で過ごさざるを得

    ない人も多くいます。早く元気になってほしいです」と語りました。また、同

    病院の柏富代看護部長は「患者様への励ましは、何よりのクリスマスプレゼン

    トだと思います」と語りました。

    また、土浦協同病院(藤原秀臣院長)では 24日、サンタクロースに扮した小

    児科医師が入院中の小児患者らにプレゼントを配り歩き、小児患者らは歓声を

    あげていました。

    茨城県厚生連では、上記病院以外でもイベントが実施されており、患者らを

    元気づけています。

    (赤津俊光通信員)

    聖歌隊によるクリスマスコンサート(水戸協同病院)

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    取手協同病院にて増改築工事地鎮祭を開催

    (取手協同病院)

    JA茨城県厚生連・取手協同病院(新谷周三院長)にて 12 月 24日、耐震補

    強及び増築・改修工事、保育所建替工事の地鎮祭が執り行われました。

    取手協同病院は年間 4,500 台超の救急車を受け入れる茨城県屈指の医療機関

    であります。また、災害医療拠点病院の指定も受けており、そのため病院の耐

    震化工事は兼ねてよりの課題でありました。今回、耐震化工事と併せて各種の

    機能強化も行われ、病院全体の体制向上が図られます。

    工事内容としては8項目に分けられ①病院全体の耐震補強、②ICU 整備など

    の救急部門の充実、③手術室不足の解消、④人工透析ベッド不足の解消、⑤全

    病棟の療養環境の改善、⑥回復期リハビリテーション病棟の開設、⑦独立型の

    健康管理センターの建築、⑧保育所の建て替え―が行われます。特に耐震補強

    と救急医療の充実に関しては、地元からの期待も大きいです。

    市野沢弘・JA茨城県厚生連代表理事会長は「今回の工事を契機に、高い技

    術・質の高い医療を提供できる病院を実現し、地域医療に貢献を果たして参り

    たいと思います」と語りました。

    全体の竣工は平成 25年 11月末の予定です。

    (赤津俊光通信員)

    鍬入れを行う市野沢会長

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    久喜総合病院で植樹祭開催

    (JA埼玉県厚生連)

    JA埼玉県厚生連(澤田誠一・代表理事理事長)は 11月 23 日、久喜総合病

    院で久喜森づくりの会主催の植樹祭を開きました。地元の小中学生など約 50

    人が参加し、ヤマツバキやモミジなど 236

    本を植樹しました。

    久喜森づくりの会の斉藤仁さんは「地球

    温暖化を止めるために一人一人ができるこ

    とからやらなければいけない。植樹祭を契

    機に市民の緑化に対する意識を高め、潤い

    ある町づくりに取り組んでいきたい」と挨

    拶をしました。

    参加者は約 38,000 ㎡の病院敷地内にグ

    ループごとに分散。時折小雨の降るあいに

    くの天候ながら、森づくりプロジェクト委

    員会の指導のもと、スコップで等間隔に土

    を掘り起こしては丈 50cmほどの苗木を

    丁寧に植え込みました。さらに、植え込ん

    だ苗木に、プレートを付けて「大きくなっ

    てほしい」「しっかり大地に根を張ってほし

    い」などの願いを書き入れました。

    関係者から、「厚生連職員一同、この木に

    負けないよう、久喜市に根をおろして地域

    医療に取り組んでいきたい」との声が聞か

    れました。

    (高橋正樹通信員)

    植樹祭の様子

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    久喜総合病院定礎式

    (JA埼玉県厚生連)

    JA埼玉県厚生連(澤田誠一・代表理事理事長)は 11月 29 日、久喜総合病

    院で定礎式を行いました。江原会長をはじめ工事関係者ら 27 名が参加し、これ

    までの工事の無事を祝うと共に、同

    病院の興隆発展を祈願しました。

    今年4月1日に開院する同病院で

    は、3年前から建設工事が始まり、

    諸検査を受けて 11 月 30日に厚生連

    へ引渡しの予定となっています。

    定礎式では、関係者らが図面・施

    工関係者名簿・紙幣・当日の新聞な

    どを定礎箱に収めました。次に石職

    人による定礎石の据付けと水平、垂

    直を確認し、最後に、槌で礎石の四

    隅を叩いて、しっかりと納める「斎

    槌(いみつち)の儀」を江原会長が

    行うと、会場から盛大な拍手が送ら

    れました。

    式典にあたり、江原会長は「患者

    本位の保健・医療サービス提供に努

    めると共に、地域の中核を担う病院になってもらいたい」と挨拶しました。

    (高橋正樹通信員)

    挨拶をする江原会長

    斎槌風景

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    老人保健施設もえぎで正月準備

    (北信総合病院老人保健施設もえぎ)

    JA長野厚生連・北信総合病院老人保健施設もえぎ(下山丈人施設長)は 12

    月 22日、同施設でしめ縄作りと餅つきを実施し、正月へ向けた準備を行いまし

    た。

    エントランスホールには約 50 人

    の利用者さんが集まり、デイケアの

    送迎を担当している千葉純平さんに

    教えてもらいながら、しめ縄を作り

    ました。初めてしめ縄を作るという

    若い職員もおり、利用者さんに「ど

    うやってやるだい?」と声を掛け、

    作り方を教わったり一緒に作ったり

    していました。完成したしめ縄は、

    自宅に持って帰ったり、施設内に飾

    ったりなどして楽しみます。

    餅つきは 30kgのもち米を5回

    に分け、1時間ほどかけて行いまし

    た。男性職員が重いきねを高々と持

    ち上げると、利用者さんからは「よ

    いしょ~!」と大きな掛け声が響き

    ました。また職員だけでなく、利用者さんも職員に支えられながら餅をつきま

    した。つきたての餅はあんこ、ごま、大根おろしの3種類の味で楽しみ、一足

    早い正月気分を味わいました。

    (西澤早織通信員)

    利用者さんと職員が一緒になってしめ縄を作りました

    利用者さんも餅つきに挑戦しました

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    □会議日程

    2月 3日(木) 会長会議 13時から(東京・大手町・KKRホテル東京10階「瑞宝」)

    2月 9日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

    2月10日(木) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

    2月26日(土) 薬剤長会議研修会 12時55分から(東京・平河町・都市センターホテル6階「601会議室」)

    3月 3日(木) 臨時総会 11時から(東京・大手町・経団連会館4階「ダイヤモンドルーム北」)

    3月16日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)