j-atlas d 2j 02 5 - GSI HOME PAGE - 国土地理院œ° 形 分 類 2.1 2.1 地 形 分 類...
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2 2自 然
第四紀隆起沈降量図
隆起
沈降
火 山
日本の地形区分
大地形区界
大陸斜面外縁
海溝・トラフ(舟 状海盆)
大陸棚外縁
山地
低地
火山地域
5
1. 地 形 分 類
2. 自然地域の名称
1.地形分類
2.自然地域の名称
〔凡例と作図の要点〕
〔主な資料〕
〔凡例と作図の要点〕
日本列島の地形は起伏に富み、火山地・丘陵を含む山地の面積は国土の
約75%を占める。山地は谷によって細かく刻まれ、斜面は一般に急傾斜で、
大部分は森林に覆われている。山地の高度は中部地方で3000mを越える。
氷河時代に氷河の侵食・堆積作用によって形成された小規模な氷河地形が
日高山脈や飛 山脈に断片的に分布する。
台地・段丘は各地に分布し、主に畑として利用される。火山灰砂台地は
北海道、九州地方に多く分布し、南九州ではシラス台地と呼ばれる。
平野、盆地の多くは小規模で山地の間に点在する。これらは主として地
殻変動と河川の堆積作用によって形成されたものである。河川は山地を離
れて低地に向かう谷口のところに砂礫を堆積させて、円錐形の扇状地を形成
する。この地形は東北地方や中部地方にかなり広く分布する。河川の下流
部では洪水時に河川からあふれた砂質の堆積物が、周囲よりわずかに高い
自然堤防と呼ばれる微高地を形成し、この上には集落や道路などが立地す
る。これらの低地は生産活動を展開する上で最も重要な土地であり、河川
改修、耕地整理、宅地造成、埋立、干拓などの人工改変を受けることが多
い。
日本列島は、太平洋の北西縁にそびえる大山脈で、太平洋側に凸のいく
つかの弧からなり、それらに平行する海溝と対にして島弧-海溝系と呼ば
れる。日本列島の陸域の地形は、その特徴から東北日本と西南日本に大き
く分けることができる。東北日本では山脈や盆地列は南北方向に伸び、太
平洋側から西に向かって、北上や阿武隈の高地、北上川・阿武隈川などの
河谷、奥羽山脈、横手・新庄・米沢などの盆地列、出羽山地の順に分布す
る。また東北日本の火山はすべて奥羽山脈以西にある。
西南日本では諏訪盆地の南から九州の八代付近に至る中央構造線を境に、
瀬戸内から日本海沿岸までは中起伏ないし小起伏の山地からなり、太平洋
側は険しい大起伏山地からなっている。
伊豆諸島の島々は南北に連なり、東北日本の延長とみることもできる。
中部日本のフォッサマグナ地域は複数の島弧が重なり合うところで、他の
地域と比べて特異で複雑な構造をもっている。
山地・丘陵
大起伏山地:起伏量600m以上の部分が卓越する山地。
中起伏山地:起伏量200~600mの部分が卓越する山地。
小起伏山地・丘陵:起伏量200m以下の部分が卓越する山地と丘陵。
なお、ここでいう起伏量は南北方向 1′、東西方向1.5′間隔の区域内の最
高点と最低点の高度差で、経済企画庁の起伏量図を資料として用いた。
火山地
火山急斜地:第四紀火山の急な原面と開析谷。
火山緩斜地:いわゆる火山の裾野を代表する緩やかな火山斜面。泥流地
形、溶岩流地形、火山麓扇状地を含む。
台地・段丘
溶岩台地:溶岩からなる台地状地形。第四紀以前に噴出したものを含む。
火山灰砂台地:火砕流堆積物からなる台地。
カルスト台地:石灰岩地域における溶食地形。隆起さんご礁を含む。
河成および海成の台地・段丘(高位):開析扇状地、隆起海岸平野、河岸
段丘の高位のもの。
河成および海成の台地・段丘(低位):開析扇状地、隆起海岸平野、河岸
段丘の低位のもの。
低地
扇状地:沖積扇状地。傾斜の緩い扇状地を含む。
氾濫原:沖積平野のうちやや高燥な部分。
三角州・後背湿地:沖積平野のうち低湿な部分。
砂丘・砂州:沿岸部の堆積地形で、砂または砂礫よりなる。
1.経済企画庁,1:500,000土地分類図(地形分類図),1967
2.国土地理院,1:800,000土地分類図,1958
3.経済企画庁,1:1,160,000起伏量図,1969
4.国土庁,1:200,000土地分類図(地形分類図),1970~1977
南北方向15″、東西方向22.5″間隔のメッシュの交点の高度
を主として、25,000分の1地形図で読み取り、緯度による面積補
正を行なって面積に変換し、高度100m毎に集計した。
メッシュの交点は約59万点である。
0m未満の土地および湖沼は除いた。
日本の高度別面積
5.第四紀地殼変動研究グループ,1:2,000,000第四紀地殼変動図,1969
6.貝塚爽平,日本の地形区分,東京天文台編,理科年表(昭和63年版),
丸善
この図は、山地、平地、半島、諸島など、ひとつの地域的単元として考
えられる広がりをもった場所のうち、主なものの名称を表示したものであ
る。長年にわたり広く慣習的に使用されているものを名称として採用した。
これらの名称は、国土地理院発行の20万分の1地勢図、またはそれより小
さい縮尺の地図に注記するために定められた。しかし、一般にはこれらと
違った名称が用いられることもある。
この自然地域の種類と定義は次の通りである。
山地:地殻の突起部の集合体をいう。
山脈:特に著しい脈状の山地をいう。
地 形 断 面 図
高地:起状がそれほど大きくなく、谷がよく発達した、全体として表面
の平坦な山地をいう。
高原:起伏が小さく、谷が発達しない、表面の平坦な山地をいう。
丘陵:谷がよく発達し、頂部が丸みをおび、原則として稜線が定高性を
示す山地で、低地との比高は約300m以下である。
平野:起伏がほとんどなく、平坦な低地の広がる土地をいう。
盆地:周囲を山地または丘陵によって囲まれた平坦な土地をいう。
台地:平野と盆地のうち、一段と高い台状の土地をいう。
半島:三方を海で囲まれ、一方が陸続きの土地をいう。
諸島:二つ以上の島の集団をいう。そのうち列状をなすものを特に列島
という。
なお、野、台、原などの自然地域の種類を意味する語で終る名称は、台
地、高原などの呼称をつけない。
〔主な資料〕
1.国土地理院,主要自然地域名称図,1954
2.国土地理院,標準地名集(自然地名),1981
(高さは水平距離の5倍)
大地形区
北海道主部内帯(千島弧内弧)
北海道主部外帯(千島弧外弧)
東北日本弧内弧
東北日本弧外弧
伊豆小笠原弧内弧(内帯)
伊豆小笠原弧外弧(外帯)
西南日本弧内帯
西南日本弧外帯
中央日本西帯(中部山地)
中央日本東帯(関東)
琉球弧内弧(内帯)
琉球弧外弧(外帯)
(理科年表から作成)
1:30,000,000
(第四紀地殻変動研究グループ、1969による)
1:13,000,000
面 積
高
度
1,500m1,000m750m500m250m0m
250m500m
1,000m
地 形 分 類
2.1 2.1
地 形 分 類
山地・丘陵地
火 山 地
台地 段丘
大 起 伏 山 地
中 起 伏 山 地
小起伏山地・丘陵地
火 山 急 傾 斜 地
火 山 緩 傾 斜 地
低 地
扇 状 地
氾 濫 原
三角州・後背湿地
砂 丘 ・ 砂 州
山 頂
溶 岩 台 地
火 山 灰 砂 台 地
カ ル ス ト 台 地
河成および海成の
台地・段丘(高位)
河成および海成の
台地・段丘(低位)
1:2,500,000
6 7
・ (火 山)山 頂