被災地の中・長期的な課題と機会について(南相馬ITコンソーシアム 但野...
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被災地の中・長期的な課題と機会について
南相馬 IT コンソーシアム但野 謙介
死亡・行方不明者549 人
市外避難者
5,302 人
現在の人口
11,312 人
転出者981 人
市内避難者
6,010 人
4%
8%
88%
53%
47%
12/4/2013 「東日本大震災 福島県南相馬市の状況」南相馬市復興企画部 より作成
※ 仮設住宅や借り上げ住宅に居住
南相馬市から多くの人が避難している
南相馬市から子どもがいなくなっている
避難した若者の多くも「戻りたい」とは思えていない
「家族が一番大切」8割も「地元戻りたい」は3分の1 故郷へ思いと現実 <http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140112/dst14011222190009-n1.htm>
「戻りたい」
36%
H23.6 H24.6 H25.8
戻りたい戻らない・戻りたくない
26
43
2129
26
65
「市民意識調査及び市民意向調査」 , 南相馬市 ,2011 ~ 2013※ 調査方法を変更しているため、必要に応じて項目を合算
南相馬に戻っても将来がみえない
南相馬に戻っても将来がみえない
20 ~ 40 代は、約半数が市外に避難を継続
放射能のリスク衰退する産業
ここで安全、安心に生きていけるの?という不安がある。箱をつくっても解決しない気持ちの問題がここにはある。
2005 人口 73000 高齢化率 24 %
MINAMI-SOMA
2035 人口 53000 高齢化率 38 %
MINAMI-SOMA
市町村内産業別総生産額( 2008年)
(出典:内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部「国民経済計算年報」、東京大学松村・藤田研作図)
就業人口( 2005年)
(出典:地域別統計、統計局、 2005 年 、東京大学 松村・藤田研作図)
2013 人口 48000 高齢化率 30 %超
MINAMI-SOMA
0
10000
20000
30000
40000
50000
60000
70000
80000
市内居住者市外居住者
2011.3.11 2011.6 2011.9 2011.12
2035 年の未来を、いま生きている。
これから日本が立ち向かう課題に、いま取り組む必要に迫られている
なぜ、地方の人口は減少するのだろうか?
2011 年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの 65 %は、
大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう
New York Times,08,2011, デューク大学 キャシー・デビッドソン
大正9年
昭和5年
昭和15年
昭和25年
昭和30年
昭和35年
昭和40年
昭和45年
昭和50年
昭和55年
昭和60年
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
平成22年
0
5,000,000
10,000,000
15,000,000
20,000,000
25,000,000
30,000,000
35,000,000
第一次産業
第二次産業
第三次産業
総務省統計局『国勢調査』より作成
どのような仕事を生み出せばいいのだろうか?
これからの 20 年で、現在のアメリカの雇用の半分は、 コンピューターに取って変わられる可能性が高い
“THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?” ,08.2013,Oxford University marketing school
どのようにして、その仕事を生み出すのか?
復旧産業と復興産業の需給ギャップ
一時的に、建設等の復旧産業の需要が拡大復興に必要な産業の一時的な需要が不足
→1 年~数年後に、 地域の復興産業を担う人材の育成が急務
復旧産業
復興産業
震災発生
地域に産業を生み出すということ
先行事例と研究により、 IT 産業創出に必要な要素は明らかになりつつある。
新たなを創造するための必要条件チャレンジする第一世代→Uターンし、リスクを取る人材が必要→ 成功した第一世代が第二世代に投資することで生態系が形成される
ワンストップの専門サービス→ アクセスが容易で高品質な法務・会計・ PR など
IT 産業の成長を促進する要因
地域や企業を越えた「ヒト」の自由な移動→流入する「カネ」と「情報」が増加→ 多地域との連携、人材の輩出・供給と受け入れ、双方向の支援体制
浪江のチャレンジの先に描く未来
多様な人が集まる 新たな産業をつくる
原発避難者 13万人
避難者全体の高齢化率は低く、若者がたくさん避難している